JP2009527637A - 優れた高温変形特性、展性及び腐食性能の組み合わせを有する鋳造部品を形成する鋳造方法及び合金組成物 - Google Patents

優れた高温変形特性、展性及び腐食性能の組み合わせを有する鋳造部品を形成する鋳造方法及び合金組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】改良された高温性能と改良された鋳造性を持つ比較的低コストのマグネシウムを基礎とする合金を提供すること。
【解決手段】上記課題は、2.0〜6.00質量%のアルミニウム、3.00〜8.00質量%の希土類金属、ここで、質量%で表したアルミニウムの量に対するRE金属の量の比は0.8よりも大きく、RE金属の少なくとも40質量%はセリウムであり、及び0.5質量%未満のマンガン、1.00質量%未満の亜鉛、0.01質量%未満のカルシウム、0.01質量%未満のストロンチウム、並びに、マグネシウム及び不可避的不純物である残余からなり、全不純物レベルが0.1質量%未満であるものからなるマグネシウム合金の鋳造方法により解決する。
【選択図】図5

Description

本発明は、2.0〜6.00質量%のアルミニウム、3.00〜8.00質量%の希土類金属(RE金属)、ここで、質量%で表したアルミニウムの量に対するRE金属の量の比は0.8よりも大きく、RE金属の少なくとも40質量%はセリウムであり、及び0.5質量%未満のマンガン、1.00質量%未満の亜鉛、0.01質量%未満のカルシウム、0.01質量%未満のストロンチウム、並びに、マグネシウム及び不可避的不純物である残余からなり、全不純物レベルが0.1質量%未満であるマグネシウム合金を鋳造する方法に関する。
マグネシウムを基礎とする合金は、航空宇宙や自動車産業の鋳造部品として広く使用されている。マグネシウムを基礎とする合金の鋳造部品は、ダイカスト、砂型鋳造、永久・半永久鋳型鋳造、石膏型鋳造、及びインベストメント鋳造などの従来の鋳造方法によって製造することができる。Mgを基礎とする合金は、自動車産業におけるマグネシウムを基礎とする合金の鋳造部品についての増大する要求を促進している多くの特に有益な特性を実証している。これらの特性には、低密度、高い強度/重量の比、良好な鋳造性、容易な機械加工性、及び良好な減衰特性が挙げられる。Mg−Al合金やMg−Al−Zn合金のような最も一般的なマグネシウムのダイカスト合金は、120℃より高い温度で耐クリープ性を失うことが知られている。Mg−Al−Si合金は、より高温での用途に開発され、耐クリープ(変形)性においては、限られた改良のみを提示する。Mg−Al−Ca系とMg−Al−Sr系の合金は、耐クリープ性においてさらなる改良を提示するが、これらの合金の大きな欠点は、鋳造性の問題である。これは、いわゆるウォーターハンマー効果といわれ、金型表面に直接衝突する高い金属速度で特に問題である。
合金AE48(4%のAP、2〜3%のRE)は、高温特性と腐食にかなりの改良を提示することが知られている。
SrやCaのような元素を含むMg−Al合金は、クリープ特性においてさらなる改良を提示するが、しかしながら、鋳造性の低下を犠牲にする。Mg−Al−Ca系とMg−Al−Sr系の合金は、耐クリープ性にさらなる改良を提示するが、これらの合金の大きな欠点は、鋳造性の問題である。これは、いわゆるウォーターハンマー効果といわれ、金型表面に直接衝突する高い金属速度で特に問題である。
添付の図1Aと図1Bに、コールドチャンバーとホットチャンバーのダイカスト機がそれぞれ概略で示されており、各機器は、それぞれ水圧減衰システム11、21を備えた金型10、20を有する。溶融金属が、それぞれピストン13、23を備えたショットシリンダー12、22によって金型に導入される。コールドチャンバーシステムにおいては、水平ショットシリンダーへの金属を計量するための補助システムが必要である。ホットチャンバー機(図1B)は、溶融合金において、垂直ピストンシステム(12、23)を直接使用する。
Mg−Al−Re合金の優れた性能を得るためには、非常な急冷条件下で合金を鋳造することが必須である。このことは、高圧ダイカストプロセスについての場合である。スチール金型10、20は、金型の温度を200〜300℃の範囲に制御するオイル(又は水)冷却システムを備える。良好な品質のための必要条件は、充填中の金属の凝固を避けるための短い金型充填時間である。10−2秒×平均部品肉厚(mm)のオーダーの金型充填時間が推奨される。これは、典型的に、30〜300m/秒の範囲の高速で合金を強制的にゲートを通すことによって得られる。必要とされる短い充填時間のための、ショットシリンダーにおける望まれる体積流量を得るために、十分に大きい直径を有する10m/秒以下のプランジャー速度が使用されている。20〜70MPaの静的金属圧力と150MPa以下までのその後の圧力増加を用いることが一般的である。このキャスティング法を用いると、構成要素の結果的な冷却速度は、鋳造される構成要素の厚さにもよるが、典型的に、10〜1000℃/秒の範囲である。AE合金について、このことは、部品の一般的な大きい冷却速度と、特に表面層の極めて大きい冷却速度の両方の理由により、特性を決める上で重要な要素である。添付の図2に、凝固範囲と微細構造との関係が示されている。横軸上に、℃/秒で表した凝固速度が示され、左手の縦軸上に、μmで表した二次的樹枝状結晶のアームの間隔が示され、一方で、右手の縦軸に、μmで表した粒の直径が示されている。ライン30は、得られる粒度を示し、一方で、ライン31は、二次的樹枝状結晶のアームの間隔について得られた値である。ダイカストを用いると、冷却速度により、粒の微細化が得られる。上述のように、通常は、10〜1000℃/秒の範囲の冷却速度が得られる。これは、典型的に、5〜100μmの範囲の粒度をもたらす。
合金の延性にとって微細な粒度が有益であることがよく知られている。この関係を、添付の図3に例証しており、粒度と相対的伸びとの関係が示されている。横軸に調整粒度がμmで表されて示され、一方で、縦軸は、%で表した相対的伸びを与える。グラフには2つの異なる組成が示され、第1の純Mgのライン35と、AZ91と表示したMg合金のライン36である。
また、微細な粒度は、合金の引張降伏強度にとって有益であることがよく知られている。この関係は、添付の図4に示されている(Hall−Petch)。横軸に、μmで表され、d(−0.5)として表された粒の直径が示され、縦軸に、MPaで表された引張降伏強度が示されている。
したがって、ダイカスト法によって促進された非常に大きい冷却速度によって与えられる微細な粒度が、引張強度と延性を得るために必要であることが明らかである。
鋳造性の用語は、必要とされる機能性と特性を持つ最終製品に合金を鋳造する能力を記載する。一般に3つのカテゴリーを含む。
(1)全ての望まれる幾何的特徴と寸法を持つ部品を形成する能力
(2)望まれる特性を持つ緻密な部品を製造する能力、及び
(3)ダイカスト工具、鋳造装置、及びダイカスト法の効率に及ぼす効果
ドイツ特許出願2122148は、Mg−Al−RE類の合金、主として、RE含有率が3質量%未満のMg−Al−RE合金を記載しており、ただし、より高いRE含有率を持つ合金もまた述べられている。合金AE42(4%のAl、2〜3%のRE)は、高温特性と腐食特性にかなりの改良を提示することが知られている。Mg−Al合金への僅かなREの添加は、腐食特性のかなりの改良をもたらすが、金型付着の問題がより頻繁に生じて鋳造性が低下することが経験されている。添付の図5に、Mg−Al−Re系における優れた、乏しい、及び非常に乏しい鋳造性の領域が示されている。横軸に、質量%で表したAlの量が示され、一方で、縦軸に、質量%で表したREの量が示されている。ライン40は、680℃でのREの溶解性を表示するラインであり、一方で、ライン41は、640℃でのREの溶解性を表示する。領域(暗)42は、非常に乏しい鋳造性を持つ組成を表す。領域(中間)43は、乏しい鋳造性を持つ組成を表し、領域(明)44は、優れた鋳造性を持つ組成を表す。図5に例証するように、鋳造性は、合金のRE含有率が増加すると悪化する。しかしながら、図5が表示するように、高圧の金型鋳造性が優れた、3.5質量%を上回るRE(上限はREの溶解性によって制約)、2.5%〜5.0%の範囲のAl、なおかつ0.8を上回るRE%/Al%の比で表される領域が存在する。
したがって、本発明の目的は、改良された高温性能と改良された鋳造性を持つ比較的低コストのマグネシウムを基礎とする合金を提供することである。
AlxREy分散質相の生成により、本発明の組成物は、脆いMg17Al12相の体積割合を最小限にする(分散質相のRE/Alの比は合金中のRE%/Al%含有率が増加するにつれて増加する)。共晶のMg17Al12相が420℃付近で溶融することから、AM50、AM60、及びAZ91のような従来のMg−Al合金は、添付の図6に示すように、ほぼ200℃の凝固範囲を有する。図6は、いくつかの合金について、横軸の固相率(質量%で表示)とそれに対する縦軸の温度(℃)を示す。本発明において特定されるRE%/Al%の比を持つMg−Al−RE合金は、570℃付近で完全に凝固し、このため、凝固範囲はわずかに約50℃である。
一般に、Mg−Alダイカスト合金のアルミニウム含有率の増加は、金型の鋳造性を改良する。これは、Mg−Al合金が広い凝固範囲を有することによるものであり、このことは、凝固の最後に十分な多量の共晶が存在しなければ、鋳造を本質的に困難にする。これは、図6に示す冷却曲線と一貫性のあるAZ91Dの良好な鋳造性を説明することができる。AM60、AM50、及びAM20において、それぞれAl含有率が6%、5%、及び2%まで減少すると、凝固の最終段階に供給が困難になるレベルまで、残存する共晶が減少し、このことは、肉厚の部品については、微細孔、及びより大きい空隙さえもが存在し得ることを意味する。薄肉の部品については、体積収縮が金型壁からの収縮による厚さの減少によって部分的に吸収されるため、最終段階の際の供給能力は、それ程重要ではない(合金の流動性が重要な因子になるが)。AE44合金とAE35合金は、Mg−Al合金とは非常に異なる冷却特性を示す。凝固の間隔はかなり小さめであり、凝固の際に、集中した収縮孔を低下させ得ることを示唆する。これらの合金は、金型充填の際に良好な流動性を有し、このため、鋳物欠陥を少なくして最終製品まで容易に鋳造することができる。AE44とAE35の鋳造性は、AZ91Dのそれと比較的に同等である。
狭い凝固間隔に関するさらなる問題は、AZ91DのみならずAM合金においても生じる一般に観察される逆偏析が生じないことである。これは、高いRE含有率を持つAE合金が、Mg−Al共晶相の分離のない光沢表面を有することによって例証される。表面層は、金型充填の途中と直後に凝固し、温度は、固相温度より下に迅速に低下し、それにより、収縮が開始したときに、溶融金属が金型表面の方に強制されるのを防止する。このことは、金型付着に帰着することがある金型壁と溶融金属との反応を防止するのに有益である。
AE44において異なる微細構造を持ち、3層を示す約3mmの肉厚を持つ例を添付の図7に示す。表面層は、約50μmの厚さを有し、約10μmの大きさの等軸粒からなる。これは、かなり小さい粒度であり、金型壁上の急冷条件によって説明することができる。中間層は、約100μmの厚さであり、極めて微細な粒状である。この形態は、前者とは異なり、2〜4μmの範囲のDASが観察される。圧力による平衡融点の変化により、この観察を説明してもよい。金属が加圧されると、平衡融点が上昇し、即ち、金属が突然に過冷却になる。理論上は、このことは、全てのMg合金について同じであるが、合金の中で、凝固特性には依然としてかなりの相違が存在したままである。コアは、約20μmの等軸粒からなる。コアの凝固は、コアから金型に流出する熱によって制約される。既に凝固した層を通る熱輸送と鋳物/金型の界面を越える熱輸送は、双方とも、表皮よりも遅い冷却速度を与えるため、より粗い微細構造が生成する。
RE含有率が低い、又はAE42もしくはAE63のようにRE%/Al%の比が低い場合、表面に分別して付着をもたらし得る共晶Mg−Alが存在する可能性がある。このことは、AE42が、より乏しい鋳造性を現す理由を説明することができる。
図8において、図の(上側)部分に、ボックス金型が示されている。下記に示すような合金AM60、AM40、AE63、AE44、及びAE35についてのノード3(ゲートの近く)からの例の顕微鏡写真。高温割れがAM40とAE63に観察される。
図8は、AE44とAE35が、AM合金よりも熱間割れの影響を受けないことを実証する。このことは、上記のような相対的に微細な粒状構造に帰結する表面層のかなり急速な凝固から説明される。
一部には微細な粒構造により、また一部には脆いMg17Al12相が存在しないことにより、この層は、非常に延性になり、したがって、凝固の際に熱ひずみが発生すると変形することができる。より大きい凝固間隔を持つ合金で典型的に現れるような、より粗い粒を持つ表面層、及び/又はMg17Al12に富む層は、ずっと低い延性を有し、変形するよりも割れて熱間亀裂を生じ易いであろう。
大きい(約1.5m)薄肉部品(厚さ約3mm)の試験は、AE44とAE35の金型充填特性が優れていることを示しており、上述のように、薄肉の部品には長距離の供給が必要でないため、この合金は、金型充填が最も重要なこれらの種類の構成部品について、実行可能な代替であると期待される。
種々のAE合金の特性は、Al単独では固溶体の強化を提供し、その一方で、REはAlと結合して、粒界領域に分散質相を形成するといった観察から説明される。合金AE44とAE35において、分散質相(主としてAlRE)は、連続した三次元網状構造を構成し、熱活性化と粒界滑りから生じるクリープを効果的に防止する。このことは、AE44、AE35、及びAE63のダイカスト微細構造を示す(左から右)SEM−BEC(後方散乱電子組成)の像である図9に示される。Al単独では固溶体の強化を提供するが、その一方で、REはAlと結合して、粒界領域に分散質相を形成する。
AE44についてのSEM−BEC像のさらなる拡大が図10に示されており、AE44のAlxREy相のラメラ構造もまた示している。図10から分かるように、AE合金の分散質AlxREy相は、非常に微細なラメラ構造からなる。このサブミクロンのラメラ構造は、粒界を強化し、それによってクリープを防止する。他方で、ダイカストAE44合金が、AE42と同じような延性を呈するように、これらのラメラは脆くはない(又は共晶Mg−Alと同じように脆くはない)。AE63において、網状構造(主としてAl11RE)は寸断され、粒界領域は、恐らく、相当な量の共晶Mg−Alによって影響され、延性とクリープ特性を低下する。また、AE42において、恐らく、クリープ特性を制限するかなりの量の共晶Mg−Alが存在する。合金AE35は、AE44よりも若干低いが、それでもAE63より高い延性を有する。
AE合金の延性、引張強度、耐クリープ性、腐食特性などの機械的特性の多数の例を以降に示す。既存の合金に比較した耐クリープ性と延性のユニークな組み合わせを、図11に例証する。図11において、公知のいくつかのMg合金についての耐クリープ性と対比して、延性(横軸)を示す。ゾーン50は、AM合金を含み、ゾーン51はAE合金、ゾーン52はAZ91合金、ゾーン53は他の高温合金を含む。本発明のAE合金は、この仕方で延性と高温特性を組み合わせた唯一のダイカスト合金であり、したがって、特に自動車産業において、コンストラクターとデザイナーに多くの新規で未踏査の機会を提示する。
より特有の目的は、優れた鋳造性、特に少なくとも150℃の高温での、良好な耐クリープ性、引張降伏強度、及びボルト荷重保持を持つ比較的低コストのダイカストのマグネシウム−アルミニウム−希土類合金を提供することである。
したがって、本発明は、以下のものを提供し、即ち、合金が、温度が180〜340℃の範囲で制御される金型で鋳造され、前記金型は、ミリ秒で表した時間が、5〜500の間の数値とミリメートルで表した平均部品厚さとの掛算の積に等しい時間で充填され、静的金属圧力が、鋳造の間に20〜70MPaに維持され、次いで180MPa以下まで増加される。
特定のMg−Al−RE合金と特殊な鋳造法との組み合わせを用いることにより、高温での優れた耐クリープ性、高い延性、及び概して良好な機械的特性のみならず腐食特性もまた有する製品を得ることができる。
一般に、例えば、Ce、La、Nd、及び/又はPr、及びこれらの混合物のような多くのRE金属を使用することができる。しかしながら、セリウムを十分な量で使用することが好ましく、この金属が、最も良好な機械的特性を与えるためである。Mnは、耐腐食性を改良するために添加されるが、その添加は、限られた溶解性のため制限される。
好ましくは、アルミニウム含有率は、2.0〜600質量%、より好ましくは、2.60〜4.50質量%である。
より多量のアルミニウムが存在するならば、これは容易にMg17Al12相の生成をもたらすことができ、クリープ特性にとって有害である。少なすぎるAlは、鋳造性にとって否定的である。RE金属に関し、RE含有率は、3.50〜7.00質量%であることが好ましく、上限は、図1に示したように、Mg−Al−RE系におけるREの溶解性によって制約される。
3.50質量%を上回るREが存在するならば、これは、クリープ特性のかなりの改良を与える。7.00質量%を上回ることは、液体のマグネシウム−アルミニウム合金中のRE金属の限られた溶解性のため、実用的でない。
さらに、RE/Alの比は0.9より大きいことが好ましい。
特定の用途について、合金の組成は、アルミニウム含有率が3.6〜4.5質量%であり、かつRE含有率が3.6〜4.5質量%であるように選択され、さらにRE/Alの比が0.9より大きいといった付加的な制約がある。
この種類の合金は、175℃以下であって、依然として優れたクリープ特性と引張強度を示す用途に使用することができる。しかも、この合金は、経時によるその特性の劣化を全く示さず、かつ良好な鋳造性を有する。
175℃を上回る用途については、合金の組成は、アルミニウム含有率が2.6〜3.5質量%であり、かつRE含有率が4.6質量%より多い。
優れたクリープ特性と引張強度は別として、この合金は、経時による特性の劣化を全く示さない。
好ましくは、RE金属は、セリウム、ランタン、ネオジム、及びプラセオジムの群から選択される。
RE金属は、合金化の容易さに寄与しているが、耐腐食性と耐クリープ性もまた高め、かつ機械的特性を改良する。
好ましくは、ランタンの量は、RE金属の全含有率の少なくとも15質量%、より好ましくは、少なくとも20質量%である。好ましくは、ランタンの量は、RE金属の全含有率の35質量%未満である。
好ましくは、ネオジムの量は、RE金属の全含有率の少なくとも7質量%、より好ましくは、少なくとも10質量%である。好ましくは、ネオジムの量は、RE金属の全含有率の20質量%未満である。
好ましくは、プラセオジムの量は、RE金属の全含有率の少なくとも2質量%、より好ましくは、少なくとも4質量%である。好ましくは、プラセオジムの量は、RE金属の全含有率の10質量%未満である。
好ましくは、セリウムの量は、RE金属の全含有率の50質量%より多く、好ましくは、50〜55質量%である。
カルシウムとストロンチウムは、耐クリープ性の向上を与えることが知られており、少なくとも0.5質量%のカルシウムの添加は、引張強度を改良する。
しかしながら、CaとSrは、非常に少ない濃度であっても、これらの元素がかなりの付着問題をもたらし、それにより合金の鋳造性に影響するため、避けるべきである。
本発明を、以下の実施例に関してより詳細に説明するが、例証の目的に過ぎなく、本願に記載の本発明に、何らかの制限を示唆する又は暗示するものと理解するべきでない。
合金化元素の影響を構成するため、表1に示す組成で、多くのMg合金を調製した。
各々の合金の目的で、多くの試験片を作成し、以下の実施例に記載の試験を行った。行った試験は以下の通りである。引張強度と延性ASTMにしたがって6mmの試験片を作成し、以下のようにした。
使用した試験条件
・10kNのインストロン機
・室温から210℃まで
・各温度で少なくとも5つを平行
・ひずみ速度
0.5%以下のひずみ 1.5mm/分
0.5%超のひずみ 10mm/分
・ISO6892に従った試験
引張クリープ試験
このテキストについて、以下の試験材料を使用する。
・直径 6mm
・ゲージ長 32.8mm
・曲率半径 9mm
・グリップヘッド直径 12mm
・全長 125mm試験は、ASTM E139に従って行う。
応力緩和試験
・試験材料
12mmの直径
6mmの長さクリープ片の自由端から切断
・ASTM E328−86に従った試験
腐食特性腐食をASTM117に従って試験する。
多くの組成について、温度の関数として強度を測定した。結果を図12、図13、及び図14に示す。これらの図において、Y軸は、MPaで表した引張強度を示し、一方で、X軸は℃で表した温度を示す。
多くの組成について、時間の関数としてクリープひずみを測定した。結果を図15と図16に示す。図15において、測定は、40MPaの力で175℃において行い、図16において、測定は、90MPaの力で150℃において行った。これらの図において、Y軸は、百分率で表したクリープひずみを示し、一方でX軸は時間で表した期間を示す。
表1による多くの組成について、応力緩和を明確にし、時間に対する残存荷重として表した。結果を図17、図18、及び図19に示す。これらの図において、Y軸は、初期荷重の百分率で表した残存荷重を示し、一方でX軸は時間で表した期間を示す。
多くの組成について、ASTM B117にしたがって腐食特性を明確にした。この試験において、Al含有量に対するRE含有量の影響を明確にする目的で、大量のデータを取り込んだ。結果を図20に示す。この図において、Y軸は、質量%で表したRE含有率を示し、X軸は、やはり質量%で表したAl含有率を示す。異なる陰影を持つゾーン間の境界線は、同等の耐腐食性のラインを示す。
これらの試験結果から、高温クリープ特性、延性、及び腐食性能の優れた組み合わせを持った製品が得られるマグネシウム合金の鋳造法が提供されることが明らかである。
Figure 2009527637
本発明のダイカスト機を示す図である。 凝固範囲と微細構造との関係を示す図である。 粒度と相対的伸びとの関係を示す図である。 引張降伏強度を示す図である。 Mg−Al−Re系の鋳造性の領域を示す図である。 固相率と温度との関係を示す図である。 AE44において異なる微細構造を持ち、3層を示す約3mmの肉厚を持つ例を示す図である。 いくつかの合金の状態を示す顕微鏡写真である。 ダイカスト微細構造を示すSEM−BEC像である。 AE44の拡大部分を示すSEM−BEC像である。 Mg合金についての耐クリープ性と延性を示す図である。 強度測定を示す図である。 強度測定を示す図である。 強度測定を示す図である。 クリープひずみ測定を示す図である。 クリープひずみ測定を示す図である。 残存荷重を示す図である。 残存荷重を示す図である。 残存荷重を示す図である。 耐腐食性を示す図である。
符号の説明
10 金型
11 水圧減衰システム
12 ショットシリンダー
13 ピストン
20 金型
21 水圧減衰システム
22 ショットシリンダー
23 ピストン
35 純Mgのライン
36 Mg合金のライン
40 680℃でのREの溶解性
41 640℃でのREの溶解性
42 領域(暗)
43 領域(中間)
44 領域(明)

Claims (18)

  1. 2.0〜6.00質量%のアルミニウム、
    3.00〜8.00質量%の希土類金属(RE金属)、ここで、質量%で表したアルミニウムの量に対するRE金属の量の比は0.8よりも大きく、RE金属の少なくとも40質量%はセリウムであり、及び
    0.5質量%未満のマンガン、
    1.00質量%未満の亜鉛、
    0.01質量%未満のカルシウム、
    0.01質量%未満のストロンチウム、並びに、
    マグネシウム及び不可避的不純物である残余からなり、
    全不純物レベルが0.1質量%未満であるものからなるマグネシウム合金の鋳造方法であって、前記合金が、温度が180〜340℃の範囲で制御される金型で鋳造され、前記金型は、ミリ秒で表した時間が5〜500の間の数値とミリメートルで表した平均部品厚さとの掛算の積に等しい時間で充填され、静的金属圧力が鋳造の間に20〜70MPaに維持され、次いで180MPa以下まで増加される、方法。
  2. 前記金型の温度が170〜390℃、好ましくは200〜270℃に制御される、請求項1に記載の方法。
  3. ミリ秒で表される前記金型への充填時間が8〜200、好ましくは5〜50、更に好ましくは5〜20の間の数値とミリメートルで表した平均部品厚さとの掛算の積に等しい時間である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記静的金属圧力が鋳造の間中30〜70MPaに維持される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 鋳造後の冷却速度が10〜1000℃/秒である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. アルミニウム含有率が2.50〜5.50質量%、好ましくは2.60〜6.50質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. RE含有率が3.50〜7.00質量%である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. アルミニウム含有率が3.6〜4.5質量%であり、RE含有率が3.6〜4.5質量%であり、RE/Alの比が0.9より大きい、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. アルミニウム含有率が2.6〜3.5質量%であり、RE含有率が4.6質量%より大きい、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記RE金属が、セリウム、ランタン、ネオジム及びプラセオジムの群からから選ばれる、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. ランタンの量は、RE金属の全含有率の少なくとも15質量%、好ましくは、少なくとも20質量%である、請求項10に記載の方法。
  12. ランタンの量は、RE金属の全含有率の35質量%未満である、請求項10又は11に記載の方法。
  13. ネオジムの量は、RE金属の全含有率の少なくとも7質量%、好ましくは、少なくとも10質量%である、請求項10〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. ネオジムの量は、RE金属の全含有率の20質量%未満である、請求項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. プラセオジムの量は、RE金属の全含有率の少なくとも2質量%、好ましくは、少なくとも4質量%である、請求項10〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. プラセオジムの量は、RE金属の全含有率の10質量%未満である、請求項10〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. セリウムの量は、RE金属の全含有率の50質量%より多く、好ましくは、50〜55質量%である、請求項10〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. カルシウム及び/又はストロンチウムの量は0.01質量%以下である、請求項10〜17のいずれか1項に記載の方法。
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