JP2009526330A - デジタル動画コンテンツをプレビューするための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
本発明の一実施形態は、デジタル動画コンテンツをプレビューするために使用可能な、参照テーブルを生成するシステムを提供する。操作中、該システムは、デジタル動画ワークフローのための分析モデル(500)を受信する。次に、該システムは、一連の入力ピクセル値を選択する。そして、該システムは、該一連の入力ピクセル値及び該分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定する。最後に、該システムは、該一連の入力ピクセル値を該一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、該参照テーブルを生成する。該分析モデルは、該デジタル動画ワークフローの多様な段階を捕捉する多くのモデルを備える。これらのモデルは、レコーダモデル(502)、ネガフィルムモデル(504)、プリンタモデル(506)、ポジフィルムモデル(508)、及びプロジェクタモデル(510)を含むことが可能である。
Description
本発明は、デジタル画像を操作するための技法に関する。より具体的には、本発明は、デジタル動画のコンテンツをプレビューするための方法及び装置に関する。
コンピュータシステムがさらに強力になるにつれて、コンピュータシステムは計算上負荷のかかる画像処理タスクにますます使用されている。特に、動画業界は、フィルムを変更したり、プレビューするためにコンピュータシステムにますます依存している。
図1は、デジタル動画ワークフローを説明するフローチャートを示す。
典型的なデジタル動画ワークフローは、場面102がカメラによってネガフィルム104上に捕捉されて開始する。次に、カメラのネガフィルム104がスキャンされて、デジタル画像ファイル106を作成する。デジタル画像ファイルは多くのファイル形式に符号化できることに注意する。たとえば、デジタル画像ファイルはDPX/Cineonファイルにすることが可能である。
その後、デジタル画像ファイルをコンピュータシステム上で編集して、ネガフィルム110に記録する。次に、ネガフィルム100を処理してポジプリントフィルム112を作成する。最終的に、ポジプリントフィルムは、劇場内で投影することによって、劇場画面114に表示される。
コンピュータシステム上でデジタル画像ファイルを編集することによって、劇場(又は映画館)の画面に投影される際、編集した場面の様子に悪影響が及ぶ可能性がある。特に、編集処理中に追加又は操作された場面又は特殊効果は、未編集の場面の外観や雰囲気に一致しない場合がある。したがって、フィルムが現像される前に、このような不一致を修正できるように、劇場画面に映し出される動画をプレビューできることは非常に重要である。
ここで留意すべきは、ファイル106のデジタル画像ファイルを、劇場画面114に映し出されるデジタル動画のプレビュー108を生成するために使用することが可能であることである。一部の先行技術の技法は、参照テーブルを使用して、デジタル画像ファイル106の入力ピクセル値を、劇場画面114に映し出される映像に対応する出力ピクセル値に変換する。
通常、先行技術の技法は、経験的技法を使用して、参照テーブルを生成する。多くのカラーパッチを含む特殊なデジタル画像ファイルが作成されて、劇場画面に投影される。次に、投影された画像のある領域の色をデジタル画像ファイルの対応する領域の色と比較して、参照テーブルの対応するエントリ値を決定する。
残念ながら、これらの先行技術の技法には多くの不利な点がある。第1に、これらの技法は、参照テーブルを決定する前に、カラーパッチ画像を作成することが必要なので、時間がかかり、手間もかかる。第2に、フィルムの現像処理によって得られる結果は変化しやすく、参照テーブルの正確性に悪影響を与える可能性がある。第3に、測定された値は、特に、色が濃いパッチでは、装置雑音の影響を受けやすく、これも、参照テーブルの正確性を損なう可能性がある。最後に、これらの先行技術の技法は、通常、柔軟性に乏しい。つまり、動画ワークフローのステップのうちの1つでも変更すると、フィルム現像処理全体を繰り返して、変更したワークフローの影響を捕捉する新しい参照テーブルを生成しなければならない。
したがって、上記の欠点がない、劇場で投影されるように映し出す、デジタル画像コンテンツをコンピュータモニタ上でプレビューする方法及び装置が必要である。
本発明の一実施態様は、デジタル画像のコンテンツをプレビューするために使用可能な参照テーブルを生成するシステムを提供する。操作中、システムは、デジタル動画のワークフローの分析モデルを受信する。次に、システムは一連の入力ピクセル値を選択する。そして、システムは、一連の入力ピクセル値と分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定する。最後に、システムは、一連の入力ピクセル値を一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、参照テーブルを生成する。
本実施態様の変形では、分析モデルは、デジタル動画のワークフローの多様な段階を捕捉する多くのモデルを備える。これらのモデルは、レコーダモデル、ネガフィルムモデル、プリンタモデル、ポジフィルムモデル、プロジェクタモデルを含むことができる。レコーダモデルは、デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作を捕捉する。ネガフィルムモデルは、レコーダによってカラーネガフィルムが露光される際の、カラーネガフィルムの動作を捕捉する。プリンタモデルは、カラーネガフィルムに含まれている視覚情報をカラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作を捕捉する。ポジフィルムモデルは、プリンタによってカラーポジフィルムが露光される際の、カラーポジフィルムの動作を捕捉する。最後に、プロジェクタモデルは、ポジフィルムに含まれる視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作を捕捉する。
本実施態様のさらなる変形では、ネガフィルムモデルは、まず、分光色素濃度曲線、標準化されたピクセル値、及び標準化された濃度値を受信することによって決定されるネガフィルムの特性曲線を使用する。次に、システムは、分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定する。そして、システムは、ピクセル値と濃度値を使用して関係を較正することによって、ネガフィルムの特性曲線を決定する。
本実施態様のさらなる変形では、ポジフィルムモデルは、まず、分光色素濃度曲線、標準化されたピクセル値、及び標準化された濃度値を受信することによって決定されるポジフィルムの特性曲線を使用する。次に、システムは、分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定する。そして、システムは、ピクセル値と濃度値を使用して関係を較正することによって、ポジフィルムの特性曲線を判断する。
本実施態様の変形では、入力ピクセル値はDPX形式であり、出力ピクセル値はCIELAB色空間である。
本発明の一実施態様は、デジタル画像のプレビューを生成するシステムを提供する。操作中、システムは、デジタル画像ワークフローのための分析モデルを使用して生成された参照テーブルを受信する。次に、システムは、デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信する。そして、システムは、入力デジタル画像ファイルのピクセル値と参照テーブルを使用して、デジタル画像コンテンツのプレビューを生成する。
本発明の一実施態様は、デジタル画像のプレビューを生成するシステムを提供する。操作中、システムは、デジタル動画のワークフローのための分析モデルを受信する。次に、システムは、デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信する。そして、システムは、入力デジタル画像ファイルのピクセル値と分析モデルを使用して、デジタル画像コンテンツのプレビューを生成する。
以下の説明は、当業者が本発明を利用できるようにするために示され、特定の用途及びその要件において提供されるものである。開示された実施形態に対する多様な変更は、当業者には容易に明らかになり、さらに、本明細書に定義される一般的な原理は、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、他の実施形態及び用途に適用することができる。従って、本発明は、示された実施形態に限定されず、本明細書に開示される原理及び特徴に準じて最大限の範囲に許容される。
本詳細な説明で説明されるデータ構造とコードは、典型的に、コンピュータ可読記憶媒体上に保管されるが、コンピュータシステムによって使用されるコード及び/又はデータを格納可能な任意のデバイス又は媒体にすることができる。これには、ディスクドライブ、磁気テープ、CD(コンパクトディスク)及びDVD(デジタル多用途ディスク又はデジタルビデオディスク)などの磁気及び光学ストレージデバイス、及び(信号が変調される搬送波有り又は無しの)伝送媒体内に包含されるコンピュータ命令信号が含まれるが、これらに限定されない。たとえば、伝送媒体は、インターネットなどの通信ネットワークを含むことができる。
特性曲線
特性曲線は、フィルムに与えられる露光量と、フィルム処理後の対応する濃度との間の関係を表示する。濃度値は、典型的に、十分に制御された条件下で、感光計内で露光され、同様に制御された条件下で処理されるフィルムのテストストリップ上で測定される。
特性曲線は、フィルムに与えられる露光量と、フィルム処理後の対応する濃度との間の関係を表示する。濃度値は、典型的に、十分に制御された条件下で、感光計内で露光され、同様に制御された条件下で処理されるフィルムのテストストリップ上で測定される。
テストストリップの濃度範囲は、通常、ほとんどの画像撮影状況をシミュレートする。テストストリップ上で各ステップによって受ける露光量(測定単位:ルクス)を、露光時間(測定単位:秒)で乗じると、ルクス・秒の単位の露光値が得られる。露光値の対数(底10)を横軸目盛上に表示すると、特性曲線が得られる。この曲線は、感度曲線、D Log H曲線、又はHD曲線(Hurter and Driffield curve)とも呼ばれる。通常、各カラーチャネルに1つなど、1つのカラーフィルムに多数の特性曲線が存在することに注意する。
図2は、本発明の実施形態によるカラーネガフィルムの特性曲線を説明する。
曲線202、204、206は、それぞれ、赤変調色素層(シアン)、緑変調色素層(マゼンタ)、及び青変調色素層(イエロー)の典型的な特性曲線である。
フィルムの種類に関係なく、全ての特性曲線は、典型的に、D−min(最小濃度)、立ち上がり部、直線部分、肩部、及びD−max(最大濃度)の5つの領域を有する。
カラーネガでは、ベース濃度(又はD−min)値は、ネガフィルムの濃度において変化を記録するために必要な最少の露光量に対応する。つまり、ベース濃度とは、定着処理済み(銀が全て取り除かれた後)の未露光で未現像のネガ又はポジフィルムの濃度である。露光及び現像によって発生す正味濃度は、通常、ベース濃度から測定される。
立ち上がり部は、露光が一定に変化すると傾斜(又は傾き)が緩やかに増加する特性曲線の部分である。直線部分は、傾斜が変化しない曲線部分である。最適な結果のためには、全ての有効な画像情報は直線部分に配置されるべきである。肩部は、傾斜が減少する、曲線部分である。最大濃度(D−max)を超える露光は、フィルムの濃度を増加させない。
状態濃度測定
上記のように露光して現像したテストフィルムの特性曲線は、特定の処理技術を使用して処理された特定のフィルムの「絶対的」又は「実」特性曲線である。
上記のように露光して現像したテストフィルムの特性曲線は、特定の処理技術を使用して処理された特定のフィルムの「絶対的」又は「実」特性曲線である。
しかしながら、1つの濃度測定によって作成される値が別の濃度測定によって測定される値と同程度であることを確立することが必要な場合がある。状態濃度測定は、この標準化を実現するために使用される。状態濃度測定とは、特定の分光反応に準じる濃度計上で行われる測定である。
ポジフィルムの濃度は、通常、入念に照合されたフィルタの標準セットを使用して、状態A濃度測定によって測定される。同様に、ネガフィルムの濃度は、通常、入念に照合されたフィルタの異なるセットを使用する状態M濃度測定によって測定される。典型的に、濃度計フィルタのセットは、濃度計の製造者によって提供される。
分光感度曲線
分光感度は、フィルムの感度範囲内のスペクトルに対する感光乳剤の相対感度を記述する。典型的に、カラーフィルムは、各カラーチャネルに対して1つの、複数の感度曲線を有する。
分光感度は、フィルムの感度範囲内のスペクトルに対する感光乳剤の相対感度を記述する。典型的に、カラーフィルムは、各カラーチャネルに対して1つの、複数の感度曲線を有する。
分光感度曲線は、特定の波長の放射(又は光)にカラーフィルムを露光して得られる感度を測定することによって、生成できる。光の波長は、典型的に、ナノメートルで表され、感度は、特定の濃度を作成するために必要な露光の逆数として表される(ergs/cm2)。光の波長は、X軸上に表示され、感度の対数はY軸上に表示される。
図3は、本発明の実施形態に従った、カラーネガフィルムの分光感度曲線を説明している。
典型的な分光感度曲線302、304、306は、それぞれ、赤の感度(シアン―色素形成)、緑の感度(マゼンタ―色素形成)、青の感度(イエロー―色素形成)の感光乳剤層に対応する。
分光色素濃度曲線
露光したカラーフィルムの処理によって、典型的に、フィルムの3つの別々の層に、シアン、マゼンタ、イエローの色素画像が作成される。分光色素濃度曲線は、異なる波長でのそれぞれの色素による光の吸収を示す。分光色素濃度曲線は、通常、特定の表示及び測定光源に対して1.0の視覚上の中性濃度を形成するように標準化された色素を表す。光の波長(たとえば、ナノメートル単位)は、通常、X軸上に表示され、スペクトル濃度はY軸上に表示される。
露光したカラーフィルムの処理によって、典型的に、フィルムの3つの別々の層に、シアン、マゼンタ、イエローの色素画像が作成される。分光色素濃度曲線は、異なる波長でのそれぞれの色素による光の吸収を示す。分光色素濃度曲線は、通常、特定の表示及び測定光源に対して1.0の視覚上の中性濃度を形成するように標準化された色素を表す。光の波長(たとえば、ナノメートル単位)は、通常、X軸上に表示され、スペクトル濃度はY軸上に表示される。
理想的には、カラー色素は、その独自のスペクトル領域でのみを吸収すべきである。しかしながら、全てのカラー色素は、スペクトルの他の領域でのいくらかの波長を吸収することに留意されたい。
図4は、本発明の実施形態に従った、カラーネガフィルムの分光色素濃度曲線を説明している。
典型的な分光色素濃度曲線402、404、406は、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエローの色素に対応する。
実験目標濃度(LAD)
実験目標濃度(LAD)印刷制御技法によって、フィルム処理機器(たとえば、プリンタやレコーダ)が画像において望ましい色を忠実に再現するように、フィルム処理機器を較正することができる。具体的には、ネガカラーフィルムでは、標準制御パッチが、通常のカメラの露光で典型的に取得される最小と最大の間の濃度を特定する。これらのカラーパッチを使用して、レコーダ又はプリンタなどのフィルム処理機器を較正することができる。
実験目標濃度(LAD)印刷制御技法によって、フィルム処理機器(たとえば、プリンタやレコーダ)が画像において望ましい色を忠実に再現するように、フィルム処理機器を較正することができる。具体的には、ネガカラーフィルムでは、標準制御パッチが、通常のカメラの露光で典型的に取得される最小と最大の間の濃度を特定する。これらのカラーパッチを使用して、レコーダ又はプリンタなどのフィルム処理機器を較正することができる。
本発明の一実施形態は、LADデータを使用して、カラーフィルムの特性曲線を較正する。
動画ワークフローのための分析モデル
図5は、本発明の一実施形態による動画ワークフローのための分析モデルを説明する模式図を示す。
図5は、本発明の一実施形態による動画ワークフローのための分析モデルを説明する模式図を示す。
動画ワークフローのための分析モデル500は、動画ワークフローの多様なステップを、それぞれモデル化する、多くの構成要素を備える。
レコーダモデル502は、デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録する際の、レコーダの動作をモデル化する。典型的に、カラーレコーダは、デジタル画像ファイルのピクセル値に基づいて、赤、緑、青のレーザーを変調することによって、光を生成する。
一実施形態では、レコーダモデル502は、入力ピクセル値に基づいて、レコーダによって生成される光の分光特性を決定する。つまり、レコーダモデル502は、デジタル画像ファイルのピクセル値を使用して、レコーダによって生成される光のパワースペクトルを決定する。
図6は、本発明の一実施形態によるレコーダモデルを説明する。
デジタル画像ファイル602の各ピクセルは、赤、緑、青のカラーチャネル値に関連付けられる。これらのカラーチャネル値を使用して、赤のレーザー606、緑のレーザー610、青のレーザー614の変調量を決定することができる。具体的には、1次元の参照テーブル604、608、612を使用して、それぞれ、赤、緑、青のレーザーの変調量を決定する。ここで留意すべきは、これらの変調量が、レーザーの強度を決定し、これが、ネガフィルムの色素濃度に影響を及ぼすことである。一実施形態では、1次元の参照テーブルは、標準ピクセル値がネガフィルムの標準色素濃度を生成するように較正される。
ここで図5をもう一度参照すると、ネガフィルムモデル504は、レコーダによって露光される際の、カラーネガフィルムの動作をモデル化する。レコーダモデル502を使用して、カラーネガフィルムの光入射のパワースペクトルを決定したことを思い起こされたい。さらに、カラーネガフィルムは、その特性曲線に応じて、分光露光量に応答することも思い起こされたい。したがって、入射光のパワースペクトル及び特性曲線を使用して、色素濃度を決定することができる。さらに、ここで留意すべきは、各色素は、分光色素濃度曲線に関連付けられることである。したがって、色素濃度及び分光色素濃度曲線を使用して、カラーネガフィルムの分光透過率を決定することができる。
つまり、ネガフィルムモデル504は、レコーダの光のパワースペクトルに基づいて、ネガフィルムの分光透過率を決定する。ここで留意すべきは、デジタル画像ファイルの各ピクセルは、カラーネガフィルムのある領域に関連付けられており、つまり、分光透過率に関連付けられていることである。
図7は、本発明の一実施形態に従い、ネガフィルムモデルを説明する。
分光露光量702は、入射光のパワースペクトルを特定する。色素は、その分光感度曲線に応じて、分光露光量に応答することを思い起こされたい。したがって、シアン、マゼンタ、イエローの色素の有効露光量は、分光露光702を用いて、及び赤の分光感度724、緑の分光感度726、青の分光感度728を用いて、決定することができる。シアン色素量710、マゼンタ色素量712、イエロー色素量714は、次に、有効分光露光量を使用して、かつ、赤704、緑706、青708のそれぞれに対するカラーネガフィルムの特性曲線を使用して決定することができる。シアン710、マゼンタ712、イエロー714の色素量が分かると、カラーネガフィルムの分光透過率722は、ベース分光濃度730を使用して、及び、シアン716、マゼンタ718、イエロー720、それぞれの色素分光濃度曲線を使用して、決定することができる。
一実施形態では、レーザー用の1次元参照テーブル、すなわち604、608、612からの出力値を、それぞれ、シアン色素量710、マゼンタ色素量712、イエロー色素量714として直接使用することができるように、レコーダとネガフィルムを較正する。
図5をもう一度参照すると、プリンタモデル506は、カラーネガフィルムに含まれている視覚情報をカラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化する。具体的には、プリンタモデル506は、ネガフィルムを印刷するために使用されるプリンタの光のパワースペクトルを決定する。ここで留意すべきは、プリンタの光のパワースペクトルと、ネガフィルムの分光透過率がわかると、プリンタの光のパワースペクトルとネガフィルムの分光透過率の積を計算することによって、カラーポジフィルム上に入射する光のパワースペクトルを決定することができる。
図8は、本発明の一実施形態に従い、プリンタモデルを説明する。
06、及び青分離器808を使用して、赤、緑、青の構成要素に分離される。ここで留意すべきは、色分離器は、二色性鏡のような、フィルタであることである。次に、これらのカラー成分は、赤のトリム810、緑のトリム812、及び青のトリム814を使用してさらに変調される。ここで留意すべきは、赤、緑、青のトリムは、プリントフィルムにLAD濃度を生成するように、較正することができる。最終的に、変調されたカラー成分が追加されて、プリンタの分光816が作成される。
ここで図5をもう一度参照すると、ポジフィルムモデル508は、プリンタの光に露光される際の、カラーポジフィルムの動作をモデル化する。プリンタモデル506とネガフィルムの分光透過率を使用して、カラーポジフィルムの光入射のパワースペクトルを決定したことを思い起こされたい。さらに、カラーポジフィルムは、その特性曲線に応じて、分光露光量に応答することを思い起こされたい。したがって、入射光のパワースペクトルと特性曲線とを使用して、色素濃度を決定することができる。ここで留意すべきは、各色素は、分光色素濃度曲線に関連付けられることである。したがって、色素濃度及び分光色素濃度曲線を使用して、カラーポジフィルムの分光透過率を決定することができる。
つまり、ポジフィルムモデル508は、入射光のパワースペクトルに基づいて、ポジフィルムの分光透過率を決定する。ここで留意すべきは、デジタル画像ファイルの各ピクセルは、カラーポジフィルムのある領域に関連付けられている、つまり、分光透過率に関連付けられていることである。
図9は、本発明の実施形態によるポジフィルムモデルを説明する。
分光露光量902は、入射光のパワースペクトルを特定する。色素は、その分光濃度曲線に応じて、分光露光量に応答することを思い起こされたい。したがって、シアン、マゼンタ、イエローの色素の有効露光量は、分光露光量902を使用して、及び赤の分光感度924、緑の分光感度926及び青の分光感度928を使用して、決定することができる。シアン色素量910、マゼンタ色素量912、イエロー色素量914は、次に、有効分光露光量と、赤904、緑906、青908それぞれのカラーポジフィルムの特性曲線を使用して、決定することができる。シアン910、マゼンタ912、イエロー914の色素量がわかると、カラーポジフィルムの分光透過率922は、ベース分光濃度930、及び、シアン916、マゼンタ918、イエロー920それぞれの色素分光濃度曲線を使用して、決定することができる。
もう一度図5を参照すると、投影モデル510は、ポジフィルムを劇場(又は映画館)画面に投影する際のフィルムプロジェクタの動作をモデル化する。具体的には、プロジェクタモデル510は、画像を劇場画面に表示するために使用されるプロジェクタの光のスペクトルパワー分布を決定する。ここで留意すべきは、プロジェクタの光のパワースペクトルと、ポジフィルムの分光透過率が分かると、劇場画面のスペクトルパワー分布を決定できることである。
つまり、プロジェクタモデル510は、カラーポジ(又はプリント)フィルムの分光透過率に基づいて、劇場画面上のスペクトルパワー分布を決定する。ここで留意すべきは、デジタル画像ファイルの各ピクセルは、劇場画面のある領域に関連付けられている、つまり、スペクトルパワー分布に関連付けられていることである。
図10は、本発明の実施形態によるプロジェクタモデルを説明する。
プロジェクタの光のパワースペクトルは、熱ガラス係数1004とレンズ係数1006によってキセノンランプ1002を変調して、フレア1008の寄与を追加することによって、決定できる。次に、劇場画面1010のスペクトルパワー分布は、ポジカラーフィルム922の分光透過率とプロジェクタの光のパワースペクトルを使用して決定できる。
ここで留意すべきは、分析モデルは、特定の色空間又はファイル形式に限定されないことである。一実施形態では、入力デジタル画像ファイルはDPX形式であり、出力プレビューはCIELAB色空間である。しかしながら、当業者には、分析モデルに他のファイル形式及び/又は色空間も使用できることが明らかである。
特性曲線を判断するための処理
色素量の特性曲線(704、706、708、904、906、908)は、図7及び図9に示された分析モデルの重要な部分である。しかしながら、通常は、製造者から入手することはできない。したがって、これらの特性曲線は、入手可能な情報に基づいて決定することが必要である。
色素量の特性曲線(704、706、708、904、906、908)は、図7及び図9に示された分析モデルの重要な部分である。しかしながら、通常は、製造者から入手することはできない。したがって、これらの特性曲線は、入手可能な情報に基づいて決定することが必要である。
ここで留意すべきは、状態M(又は状態A)特性曲線は、多くの場合製造者から入手可能であるが、特定の分光パターンを有する光源の露光レベル範囲での濃度値を特定することである。しかしながら、状態M(又は状態A)特性曲線は実際の色素量を特定しない。ここで留意すべきは、任意の分光パターンの光源を使用してフィルムを露光する際に、フィルムの分光透過率を正確に決定できるように、実際の色素量を決定する必要があることに留意されたい。
本発明の一実施形態は以下の重要な洞察を使用する。状態M(又は状態A)の特性曲線、分光色素濃度曲線、標準色素濃度を生成する標準ピクセル値を使用して、カラーチャンネルの特性曲線を決定できる。
図11は、本発明の一実施形態による任意の分光パターンを持つ光源を使用して、フィルムが露光される際に、フィルムの色素濃度を正確に決定することが可能な特性曲線を決定するための処理を説明するフローチャートを示す。
処理は、状態M(又は状態A)特性曲線、分光色素濃度曲線、標準ピクセル値、標準濃度値を受信することによって開始する(ステップ1102)。
次に、システムは、分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定する(ステップ1104)。
一実施形態において、状態濃度値と色素量との関係は、数式によって表現することができる。具体的には、一実施形態において、この関係は、色素濃度曲線を使用して、目標の状態M(又は状態A)濃度値をもたらす色素量を求めることによって決定することができる。ここで留意すべきは、この段階での形式においては、関係はまだ較正されていない場合があるため、この関係は実際の露光レベルに基づいて実際の色素量を決定できない場合があることである。
システムは、次に、標準濃度値を生成する標準ピクセル値を使用して、関係を較正する(ステップ1106)。ここで留意すべきは、較正された関係は、決定しようとしていた特性曲線であることである。ここで、さらに留意すべきは、較正された関係は、実際の露光レベルに基づいて実際の色素量を決定できることである。
一実施形態において、システムは、フィルム製造者によって指定された標準の状態M(又は状態A)LAD濃度を生成する標準DPXピクセル値を使用して、関係を較正する。
分析モデルを使用して参照テーブルを生成する処理
図12は、本発明の一実施形態による分析モデルを使用して、参照テーブルを生成するための処理を説明するフローチャートを示す。
図12は、本発明の一実施形態による分析モデルを使用して、参照テーブルを生成するための処理を説明するフローチャートを示す。
処理は、デジタル動画ワークフローの分析モデルを受信することによって開始する(ステップ1202)。
次に、システムは、一連の入力ピクセル値を選択する(ステップ1204)。一実施形態においては、システムは、32×32×32=32,768のピクセル値を選択するが、各ピクセル値は、3つのカラーチャネル値の組合せで、各カラーチャネル値は32の値の範囲から選択される。
そして、システムは、一連の入力ピクセル値と分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定する(ステップ1206)。
最後に、システムは、一連の入力ピクセル値を一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、参照テーブルを生成する(ステップ1208)。
一実施形態では、入力ピクセル値はDPX形式であり、一方、出力ピクセル値はCIELAB色空間で符号化される。さらに、参照テーブルは、多くのデータ構造及び/又は形式を使用して、表現及び/又は格納できる。具体的には、一実施形態において、参照テーブルは、ICC(International Color Consortium)プロファイルを使用して、表現及び/又は格納される。
一実施形態では、参照テーブルには、各次元に32のインデックス値を持つ3次元のデータ構造に格納される32,768要素がある。ここで留意すべきは、参照テーブルの各次元は、1つのカラーチャネルに対応できることである。
デジタル画像コンテンツをプレビューするための処理
図13は、本発明の実施形態による参照テーブルを使用して、デジタル画像コンテンツをプレビューするための処理を説明するフローチャートを示す。
図13は、本発明の実施形態による参照テーブルを使用して、デジタル画像コンテンツをプレビューするための処理を説明するフローチャートを示す。
処理は、デジタル動画ワークフローのための分析モデルを使用して生成された参照テーブルを受信することによって開始する(ステップ1302)。
次に、システムは、デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信する(ステップ1304)。
そして、システムは、入力デジタル画像ファイルのピクセル値と前記参照テーブルを使用して、デジタル画像コンテンツのプレビューを生成する(ステップ1306)。
一実施形態においては、システムは、入力デジタル画像ファイルの1つのピクセル値に関連付けられた3つのカラーチャネルを使用して、3次元参照を実施することによって、プレビューを生成する。
ここで留意すべきは、システムは、まず参照テーブルを生成してから、参照テーブルを使用してプレビューを生成するのではなく、分析モデルを直接使用することによってプレビューを生成できることである。具体的には、システムは分析モデルを受信することができる。次に、システムは、入力デジタル画像ファイルのピクセル値と分析モデルを使用して、デジタル画像コンテンツのプレビューを生成することができる。
ここで最後に留意すべきは、本発明の実施形態は、フィルムの処理や濃度の測定など、時間がかかり手間がかかる手動作業を必要としなくてよいことである。さらに、分析モデルは、通常は変化やノイズを導入する測定機器及びフィルム処理技法を使用しないので、一貫性があり正確な結果を生成できる。最後に、分析モデルは柔軟性がある。つまり、動画ワークフローのステップのうちの1つが変更されると、分析モデル全体を変更する必要があるのではなく、分析モデルの対応する構成要素を変更しさえすればよい。
本発明の実施形態の上記の説明は、解説と説明の目的のみで提示された。これらは、全てを網羅すること、及び、本発明を開示された形式に包括又は限定することを意図するものではない。従って、当業者には、多数の変更や変形が明らかである。さらに、上記の開示は本発明を限定することを意図するものではない。本発明の範囲は添付の請求項により定義される。
Claims (26)
- デジタル画像ワークフローのための分析モデルを受信するステップと、
一連の入力ピクセル値を選択するステップと、
前記一連の入力ピクセル値及び前記分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定するステップと、
前記一連の入力ピクセル値を前記一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、参照テーブルを生成するステップと、を備え、
前記参照テーブルはデジタル画像コンテンツをプレビューするために使用される、方法。 - 前記分析モデルは、
デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作をモデル化するレコーダモデルと、
前記カラーネガフィルムが前記レコーダによって露光される際の、前記カラーネガフィルムの動作をモデル化するネガフィルムモデルと、
前記カラーネガフィルムに含まれている前記視覚情報を、カラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化するプリンタモデルと、
前記カラーポジフィルムが前記プリンタによって露光される際の、前記カラーポジフィルムの動作をモデル化するポジフィルムモデルと、
前記ポジフィルムに含まれる前記視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作をモデル化するプロジェクタモデルと、を備える、請求項1に記載の方法。 - 前記ネガフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、によって決定される、前記ネガフィルムのための特性曲線を使用する、請求項2に記載の方法。 - 前記ポジフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ポジフィルムのための特性曲線を使用する、請求項2に記載の方法。 - 前記入力ピクセル値はDPX形式であり、
前記出力ピクセル値はCIELAB色空間である、請求項1に記載の方法。 - 前記参照テーブルは、ICCプロファイルを使用して表される、請求項1に記載の方法。
- デジタル画像ワークフローのための分析モデルを使用して生成された参照テーブルを受信するステップと、
デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信するステップと、
前記入力デジタル画像ファイルの前記ピクセル値と前記参照テーブルを使用して、前記デジタル画像コンテンツのプレビューを生成するステップと、
を備える、方法。 - 前記参照テーブルは、
前記デジタル画像ワークフローのための前記分析モデルを受信することと、
一連の入力ピクセル値を選択することと、
前記一連の入力ピクセル値及び前記分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定することと、
前記一連の入力ピクセル値を前記一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、前記参照テーブルを生成すること、
によって生成される、請求項7に記載の方法。 - 前記分析モデルは、
デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作をモデル化するレコーダモデルと、
前記カラーネガフィルムが前記レコーダによって露光される際の、前記カラーネガフィルムの動作をモデル化するネガフィルムモデルと、
前記カラーネガフィルムに含まれている前記視覚情報を、カラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化するプリンタモデルと、
前記カラーポジフィルムが前記プリンタによって露光される際の、前記カラーポジフィルムの動作をモデル化するポジフィルムモデルと、
前記ポジフィルムに含まれる前記視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作をモデル化するプロジェクタモデルと、
を備える、請求項7に記載の方法。 - 前記ネガフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ネガフィルムのための特性曲線を使用する、請求項9に記載の方法。 - 前記ポジフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ポジフィルムのための特性曲線を使用する、請求項9に記載の方法。 - 前記参照テーブルは、ICCプロファイルを使用して表される、請求項7に記載の方法。
- コンピュータによって実行される際に、
デジタル画像ワークフローのための分析モデルを受信するステップと、
一連の入力ピクセル値を選択するステップと、
前記一連の入力ピクセル値及び前記分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定するステップと、
前記一連の入力ピクセル値を前記一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、参照テーブルを生成するステップとを備え、
前記参照テーブルはデジタル画像コンテンツをプレビューするために使用することができる方法を前記コンピュータに実行させる命令を格納する、コンピュータ可読記憶媒体。 - 前記分析モデルは、
デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作をモデル化するレコーダモデルと、
前記カラーネガフィルムが前記レコーダによって露光される際の、前記カラーネガフィルムの動作をモデル化するネガフィルムモデルと、
前記カラーネガフィルムに含まれている前記視覚情報を、カラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化するプリンタモデルと、
前記カラーポジフィルムが前記プリンタによって露光される際の、前記カラーポジフィルムの動作をモデル化するポジフィルムモデルと、
前記ポジフィルムに含まれる前記視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作をモデル化するプロジェクタモデルと、
を備える、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記ネガフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ネガフィルムのための特性曲線を使用する、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記ポジフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ポジフィルムのための特性曲線を使用する、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記入力ピクセル値はDPX形式であり、
前記出力ピクセル値はCIELAB色空間である、
請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記参照テーブルは、ICCプロファイルを使用して表される、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- コンピュータによって実行される際に、
デジタル画像ワークフローのための分析モデルを使用して生成された参照テーブルを受信するステップと、
デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信するステップと、
前記入力デジタル画像ファイルの前記ピクセル値と前記参照テーブルを使用して、前記デジタル画像コンテンツのプレビューを生成するステップと、
を備える、方法を前記コンピュータに実行させる命令を格納する、コンピュータ可読記憶媒体。 - 前記参照テーブルは、
前記デジタル画像ワークフローのための前記分析モデルを受信することと、
一連の入力ピクセル値を選択することと、
前記一連の入力ピクセル値及び前記分析モデルを使用して、一連の出力ピクセル値を決定することと、
前記一連の入力ピクセル値を前記一連の出力ピクセル値に関連付けることによって、前記参照テーブルを生成すること、
によって生成される、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記分析モデルは、
デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作をモデル化するレコーダモデルと、
前記カラーネガフィルムが前記レコーダによって露光される際の、前記カラーネガフィルムの動作をモデル化するネガフィルムモデルと、
前記カラーネガフィルムに含まれている前記視覚情報を、カラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化するプリンタモデルと、
前記カラーポジフィルムが前記プリンタによって露光される際の、前記カラーポジフィルムの動作をモデル化するポジフィルムモデルと、
前記ポジフィルムに含まれる前記視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作をモデル化するプロジェクタモデルと、
を備える、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記ネガフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ネガフィルムのための特性曲線を使用する、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記ポジフィルムモデルは、
分光色素濃度曲線、ピクセル値及び濃度値を受信することと、
前記分光色素濃度曲線を使用して、状態濃度値と色素量との間の関係を決定することと、
前記ピクセル値と前記濃度値を使用して、前記関係を較正すること、
によって決定される、前記ポジフィルムのための特性曲線を使用する、請求項21に記載のコンピュータ可読記憶媒体。 - 前記参照テーブルは、ICCプロファイルを使用して表される、請求項19に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
- コンピュータによって実行される際に、
デジタル画像ワークフローのための分析モデルを受信するステップと、
デジタル画像コンテンツを含む入力デジタル画像ファイルを受信するステップと、
前記入力デジタル画像ファイルの前記ピクセル値と前記分析モデルを使用して、前記デジタル画像コンテンツのプレビューを生成するステップと、
を備える方法を、前記コンピュータに実行させる命令を格納する、コンピュータ可読記憶媒体。 - 前記分析モデルは、
デジタル画像ファイルに含まれる視覚情報をカラーネガフィルムに記録するレコーダの動作をモデル化するレコーダモデルと、
前記カラーネガフィルムが前記レコーダによって露光される際の、前記カラーネガフィルムの動作をモデル化するネガフィルムモデルと、
前記カラーネガフィルムに含まれている前記視覚情報を、カラーポジフィルムに印刷するプリンタの動作をモデル化するプリンタモデルと、
前記カラーポジフィルムが前記プリンタによって露光される際の、前記カラーポジフィルムの動作をモデル化するポジフィルムモデルと、
前記ポジフィルムに含まれる前記視覚情報を劇場画面に投影するフィルムプロジェクタの動作をモデル化するプロジェクタモデルと、
を備える、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
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