JP2009524874A - キーによる手書きスタイルデータのインプット - Google Patents

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Abstract

本開示は、インプットシステムおよび方法に関する。パターンは、1つまたは複数のキーを参照して受け取ることができる。選択されたキーに部分的に基づいて、パターンを識別し、または推論することができる。したがって、ユーザは、データをインプットするために、キーパッドにより、またはそれを参照して、手振りで示すことができる。より具体的には、データは、とりわけ、キーまたは同じような機構を使用して、キャラクタを表すパターンを手書きし、または描くことによって入力することができる。

Description

本発明は、キーによる手書きスタイルデータのインプットに関する。
コンピュータおよび他のプロセッサベースのデバイスは、ユーザデータを受け取り、処理する。たとえば、ユーザは、コンピュータ上で文字またはeメールを構成し、電話で別の人を呼び出し、または自動販売機から購入する品目を選択することができる。基本的な約束事は、ユーザの意思をデバイスに伝えることであり、デバイスは続いて、その意思に基づいて動作を実施することができる。ユーザデータは、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチスクリーンならびに/あるいはスタイラスおよびマイクロホンを含む1つまたは複数のインプットデバイスを介して、コンピューティングデバイスに与えることができる。キーボードまたはキーパッドは、少なくともその使いやすさ、証明済みの信頼性、およびインプットがあいまいでないことにより、最も普及しているデバイスの1つである。
インプット方法は、キーの押下、マイクロホンに向かって話すこと、またはスタイラスを用いて書くことなど、インプットデバイスに関わるユーザ操作を解釈して、たとえばテキストインプットを生成しアプリケーションに与えるソフトウェアコンポーネントである。キーボードに関しては、キャラクタは従来、英語、スペイン語、フランス語およびドイツ語など、小さいキャラクタセットを有する言語に対しては、1対1でキーとマップされている。インプット方法はしたがって、キーの選択に基づいてキャラクタを単純に識別する。たとえば、文字「R」は、「R」キーを単に押下することによってインプットすることができる。しかし、中国語、日本語および韓国語などの言語は、1対1のキーとキャラクタとのマッピングを、従来のキーボードでは非現実的かつ不可能にさせる数百および数千のキャラクタを含む。
インプット方法は、それだけでも、又はエディタと連携しても、東アジア言語などの無数のキャラクタの標準キーボードによる受取りを円滑にすることができる。たとえば、キャラクタは、ローマ字化された形でキーボードから受け取り、続いて、意図された形に変換することができる。これには、ユーザが、どのキーがどの代替言語要素に対応するかを記憶し、リファレンスを参照し、かつ/または代替言語要素がその上に表されている、改良型標準キーボードを利用することが必要である。従来、いくつかのキャラクタは、一塊でタイプ入力され、変換されていた。さらに、可能な翻訳がいくつかあり得るので、変換を再度試みなければならない場合があった。たとえば、ユーザがタイプ入力を行うと、候補キャラクタ(群)をエディタに表示することができ、ユーザは、意図された翻訳を受諾し、かつ/または選択することができる。このプロセスは、構成(composition)として知られ、インプット方法が受け取り、作用するテキストは、構成テキストと呼ばれる。ユーザが最終変換結果を確認しテキストが引き受けられると、プロセスは終了する。
以下は、本特許請求対象のいくつかの態様の基本的な理解をもたらすために、簡略化した要約を表す。この要約は、包括的な概要ではない。主要な/重大な要素を明らかにすることも、本特許請求対象の範囲を詳述することも意図していない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の前置きとして、いくつかの概念を簡略化した形で提示することである。
手短に述べると、本イノベーションは、キーによる手書きスタイルインプット方法および機構に関する。キーパッド/キーボードキーを使用してパターンの視覚表現を描くことによって、パターンをインプットすることができる。限定ではなく例として、パターンは、言語キャラクタに対応し得る。したがって、特定のキャラクタにマップするキーの押下を記憶し試みるのではなく、こうしたキャラクタは、キーパッドで描くことによってインプットすることができる。言い換えると、キーは、いくつかの異なるやり方の1つで選択して、キャラクタのイラストを生成することができる。とりわけ、本イノベーションは、東アジアキャラクタの入力を、はるかに遂行しやすくし、このようなインプットを、携帯電話を含むが、それに限定されない、小さいキーセットを有するキーボードで可能にすることができる。
本イノベーションの態様によると、インプットコンポーネントおよびアナライザコンポーネントを含むインプット認識システムが提供される。手短に述べると、インプットコンポーネントは、入力されたパターンに対応するデータを、たとえばキーパッドから獲得することができる。アナライザコンポーネントは、インプットコンポーネントからデータを受け取り、または取得し、入力を試みられた対応するパターンを識別することができる。
アナライザコンポーネントは、とりわけ、本イノベーションの他の態様によるシーケンス検出装置コンポーネントおよびマッピングコンポーネントを含み得る。シーケンス検出装置コンポーネントは、パターン、ストロークなどの境界画定を円滑にすることができる。パターンに関連づけられたシーケンスデータは、マッピングコンポーネントに与えられ、特定されたパターンまたはインプットに基づいて特定された可能性があるいくつかのパターンを識別することができる。
本イノベーションは、デフォルトおよびカスタムパターン入力ショートカットもサポートする。こうしたショートカットは、パターンを指定するために選択されることが要求されるキーの数を制限することによって、迅速なパターン特定を円滑にすることができる。ショートカットは、マップに収容し、マッピングコンポーネントによって、インプットパターンを識別するのに使用することができる。
本イノベーションの別の態様によると、インプット認識システムは、インターフェイスコンポーネントに結合される。したがって、識別されたパターンまたはその対応する画像もしくはバージョンを、ユーザに表示することができる。さらに、入力されたパターンに関してあいまいさがある場合、ユーザには、とりわけ、コンテキスト情報に基づいて、多数の有望なマッチを提示することができる。ユーザは次いで、自分がインプットを試みたパターンを選択することができる。
本イノベーションの別の態様によると、存続(persistence)コンポーネントは、識別されたパターンが保存されるのを可能にするように、インプット認識システムに結合することができる。たとえば、インプットパターンは、署名のケースでのように、一意でよく、データストアに保存することができよう。
翻訳コンポーネントも、本イノベーションのさらに別の態様によると、インプット認識システムに結合することができる。したがって、ユーザは、第1の言語で単語を表すキャラクタまたはそのシーケンスを描くことができ、翻訳コンポーネントは、そのキャラクタまたは単語を、識別された1つまたは複数の目標言語に翻訳することができる。
上記および関連する目的の遂行のために、本特許請求対象の特定の例示的な態様を、本明細書において、以下の説明および付属の図面に関連して説明する。こうした態様は、本対象を実施することができる様々なやり方を示し、こうしたやり方はすべて、本特許請求対象の範囲内であることを意図している。他の利点および新規特徴は、以下の詳細な説明を図面と併せて検討すると明らかになるであろう。
ここで図面を参照して本イノベーションの様々な態様を説明するが、同じ参照番号は、全体を通して同じまたは対応する要素を指すのに使われる。ただし、図面および図面に関する詳細な説明は、開示する具体的な形に本特許請求対象を限定する意図はない。そうではなく、本特許請求対象の精神および範囲内であるすべての修正形態、等価物、および代替形態を包含することを意図している。
本出願において使われる「コンポーネント」および「システム」などの用語は、コンピュータ関連のエンティティ、すなわちハードウェア、ハードウェアおよびソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのいずれかを指すことを意図している。たとえば、コンポーネントは、プロセッサ上で稼動する処理、プロセッサ、オブジェクト、インスタンス、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでよいが、それに限定されない。例として、コンピュータ上で稼動するアプリケーションおよびそのコンピュータ両方がコンポーネントとなり得る。1つまたは複数のコンポーネントが実行の処理および/またはスレッド中に常駐することができ、コンポーネントは、1台のコンピュータに配置し、かつ/または2台以上のコンピュータの間に分散することができる。
「キーボード」、「キーパッド」、「キー」などの言葉は、具体的に特定されない限り、それらの具体的などの実装形態を指すことも意図していないことを理解されたい。こうした用語は、とりわけ、コンピュータ、携帯電話、自動販売機、数字ドアロックおよびデジタル無線装置を含む多様なデバイスに関して、このような要素も、その部分も指し得る。したがって、キーボードまたはキーパッドは、どの数字キーもどのタイプのキーも有し得る。さらに、キーは、物理的な押下が起きたときだけでなく、様々なやり方で選択し、またはアクティブにすることができる。たとえば、キーは、指示および注視(gazing)を含む(これらに限定されない)熱や非接触モーションなど、代替手段によってアクティブにすることができる。キーパッドまたはキーボードは、従来は具体的な1つまたは複数の値にマップされる、選択可能な全く異なる領域またはキーの集合体に広く対応し得る。
「例示的」という言葉は、本明細書において、一例、事例、または例示となることを意味するために使われる。「例示的」として本明細書に記載するどの態様も設計も、必ずしも他の態様または設計よりも好まれ、または有利であることを企図するわけではない。さらに、例は、わかりやすさおよび理解のためにのみ与えられ、本イノベーションまたは関連したその部分をどのように限定することも意図していない。無数の追加または代替例を提示することは可能であるが、簡潔にするために省略してあることを理解されたい。
人工知能ベースのシステム(たとえば、明示的かつ/または暗黙的にトレーニングされた分類装置)は、これ以降で説明する本イノベーションの1つまたは複数の態様による推論ならびに/あるいは確率的決定および/または統計に基づく決定の実施に関連して利用することができる。本明細書で使用する「推論(inference)」または「推論する(infer)」という用語は概して、イベントおよび/またはデータを介して捕捉される1組の観察結果から、システム、環境、および/またはユーザの状態を類推し、または推論するプロセスを指す。推論は、たとえば、特定のコンテキストまたはアクションを識別するのに利用することもでき、状態に関する確率分布を生成することもできる。推論は、確率的でよい。つまり、データおよびイベントの検討に基づく重要性の状態に関する確率分布の計算でよい。推論は、1組のイベントおよび/またはデータからより高レベルのイベントを構成するのに利用される技術も指し得る。このような推論は、イベントが、時間的に非常に近接して相関づけられるかどうか、ならびにイベントおよびデータが、1つのイベントおよびデータソースからのものであるか、それとも複数のソースからのものであるかに関わらず、観察された1組のイベントおよび/または格納されているイベントデータからの新しいイベントまたはアクションの構成を結果としてもたらす。様々な分類方式および/またはシステム(たとえば、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、エキスパートシステム、ベイズの確信ネットワーク、ファジー論理、データ融合エンジンなど)を、本イノベーションに関連した、自動および/または推論されるアクションの実施に関連して利用することができる。
さらに、本イノベーションの全部または部分は、開示するイノベーションを実装するようにコンピュータを制御するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそのどの組合せも製作するための標準プログラミングおよび/またはエンジニアリング技法を用いる方法、機器、または製造品として実装することができる。本明細書で使用する「製造品」という用語は、どのコンピュータ可読デバイス、搬送波、または媒体からもアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することを意図している。たとえば、コンピュータ可読媒体は、磁気記憶デバイス(たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気帯など)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)など)、スマートカード、およびフラッシュメモリデバイス(たとえば、カード、スティック、キードライブなど)を含み得るが、それに限定されない。さらに、搬送波は、電子メールを送受信する際、またはインターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)などのネットワークにアクセスする際に使われるような、コンピュータ可読な電子データを搬送するのに利用することができることを理解されたい。当然ながら、本特許請求対象の範囲からも精神からも逸脱することなく、この構成に対して多くの変更を加え得ることが当業者には理解されよう。
最初に図1に移ると、本イノベーションの態様によるインプット認識システム100が示されている。システム100は、インプットコンポーネント110を含む。インプットコンポーネント110は、キーパッドからデータを受け取り、取得し、あるいは入手しまたは獲得する。データは、たとえば、ユーザによって選択された1つまたは複数のキーパッド値のシーケンスに対応し得る。こうした値は、たとえば複数のキーを参照して描かれまたはインプットされた画像、キャラクタなど、ある特定のパターンを記述し、または取り込むことができる。本質的に、インプットは、具体的な値にマップする1つまたは複数のキーを選択するのではなく、キーパッドの1つまたは複数のキーを参照して示される。
限定ではなく例として、図2a〜dに示す標準的な3×4の携帯電話キーパッド200a〜dを検討する。図2aに示すように文字「P」をインプットするためには、キー1、2、3、4、6、7、8、9および*を選択すればよい。同様に、文字「X」をインプットするためには、図2bに示すようにキー1、5、9、3、7を識別すればよい。さらに、笑顔やしかめ面などの感情アイコンは、それぞれ図2c、2dのキーパッド200c、200dによって示されるキー1、3、7、9、0または1、3、*、8、#を選択してインプットすることができる。
図1に戻ると、システム100は、インプットコンポーネント110に通信可能に結合されたアナライザコンポーネント120も含む。アナライザコンポーネント120は、インプットコンポーネント110からデータを受け取り、取得し、あるいは獲得することができる。コンポーネント110は、データを精査し、または分析して、ユーザによってインプットされたジェスチャパターンを識別することができる。たとえば、アナライザコンポーネント110は、1、3、7、9、0のような一連の数字を受け取り、このインプットを笑顔と識別することができる。識別されたパターン値は、他のコンポーネントによって使用するためにアウトプットすることができる。ただし、インプットは、ある特定のパターンを識別する必要はない。たとえば、パターンは、人の署名を表し得る。このようなシナリオでは、アウトプットは、受け取った数字シーケンスでも、インプットを取り込む画像でもよい。
図3は、本イノベーションの態様によるアナライザコンポーネント120を示す。上で言及したように、アナライザコンポーネント120は、受け取ったデータを分析して、たとえば画像、キャラクタなどのパターンを検出し、または識別することができる。アナライザコンポーネント120は、シーケンス検出コンポーネント310を含み得る。シーケンス検出コンポーネント310は、パターン境界を識別することができる。パターン境界は、第1のパターンと第2のパターンとを分割する。たとえば、シーケンス検出コンポーネント310は、文字「C」のジェスチャパターンシーケンスインプットと、文字「D」を識別する第2のパターンシーケンスとを区別することができる。さらに、または代替的には、シーケンス検出コンポーネントは、同じまたは異なるパターンに属すインプットストロークを識別し見分けることができる。シーケンス検出コンポーネント310によって提供される機能性は、全く異なる1つまたは複数のやり方で遂行することができる。
手短に図4に注目すると、シーケンス検出コンポーネント210をさらに詳細に示してある。図に示すように、シーケンスコンポーネント210は、インプットの入力における休止を検出するタイマコンポーネント410を含み得る。たとえば、ユーザは、1組のキーを用いてパターンを描くとき、しばしば、新規パターンを開始する前に休止する。タイマコンポーネント410は、この休止を検出し、そうすることによって、シーケンスの間の境界を識別することができる。同様に、タイマコンポーネント410は、同様の手段を使って、パターンを画定(define)するストロークを識別しグループ化することができる。
さらに、または代替的には、シーケンス検出コンポーネント310は、タイマコンポーネント410とは別個の、またはそれに通信可能に結合されたホットキー検出コンポーネント410を含み得る。本イノベーションの態様によると、ユーザは、ある特定のホットキーを選択し、または活動化(activate)して、パターンがまさに入力されたところであり、かつ/または完成されたことを示すことができる。たとえば、ユーザは、「*」キーを一度選択して、パターンがこれから入力されるところであることを指定し、「*」キーを2回選択して、パターンが完全に入力されたことを示すことができる。したがって、ホットキー検出コンポーネント420は、パターンシーケンス中のホットキーまたはホットキーシーケンスの存在を検出して、パターンシーケンスの間の境界を識別することができる。タイマコンポーネント410およびホットキー検出コンポーネント420は、境界検出を可能にするために協同することができ、たとえばタイマ410は、ユーザがホットキーを入力し指定し忘れた境界を検出することができ、かつ/またはホットキー検出コンポーネント420は、ホットキーまたはそのシーケンスを検出すると、タイマコンポーネント410を初期化することができる。
シーケンス検出コンポーネント310は、予測コンポーネント430も含み得る。予測コンポーネント430は、たとえばコンテキストコンポーネント340(図3)から受け取られ、または取り出された履歴やコンテキスト情報に基づいて、シーケンスおよび/またはストローク境界を予想し、または推論する(この用語が本明細書において定義されるように)ことができる。さらに、予測コンポーネント310は、タイマコンポーネント410およびホットキー検出コンポーネント420の一方または両方と通信し、対話することができる。たとえば、予測コンポーネントは、シーケンスの識別を円滑にするために、タイマコンポーネント430と対話して、ユーザのインプット習慣を学習することができる。
図3に戻ると、シーケンス検出コンポーネント310は、マッピングコンポーネント320に、境界を定められた1つまたは複数のシーケンスを与えることができる。シーケンス検出コンポーネント310に加え、マッピングコンポーネント320が、マップコンポーネント330、コンテキストコンポーネント340および画像コンポーネント350に通信可能に結合される。マップコンポーネント330は、複数のシーケンスおよびキャラクタ、単語、アイコンなど、対応するパターンを含み得る。コンテキストコンポーネント340は、識別されたパターンを監視し、マッピングコンポーネント320に情報を与えて、パターンの識別を円滑にすることができる。たとえば、与えられるコンテキスト情報は、履歴の傾向および既知のフレーズを含み得るが、それに限定されない。画像コンポーネント340は、与えられたシーケンスに基づいて画像を生成することができる。検出コンポーネント310からシーケンスを受け取り、または取得すると、マッピングコンポーネント320は、シーケンスによって識別されたパターンの識別を試みることになる。
手短に図5に移ると、本イノベーションの態様によるマッピングコンポーネント320をさらに詳細に示してある。図に示すように、マッピングコンポーネント320は、マッチコンポーネント510およびインテリジェンスコンポーネント520を含み得る。マッチコンポーネント510は、マップを照会して、ある特定のシーケンスとマッチするパターンを識別し、返すことができる機構である。単純なケースでは、与えられるシーケンスは、図3のマップコンポーネント330などのマップ中で特定される、ある具体的なパターンと単純にマッチし得る。ただし、いくつかのケースでは、たとえば、破損したシーケンスおよび/またはユーザインプットエラーに基づき、明らかなマッチがない場合がある。インテリジェンスコンポーネント520は、この状況において役立ち得る。インテリジェンスコンポーネント520は、分析されたインプットに基づいて、意図されている可能性がある1つまたは複数のパターンの選択を助けることができる。言い換えると、インテリジェンスコンポーネント520は、パターンに正確にマッチしないシーケンスに基づいて、有望なパターンを推論し、または予想することができる。このような予想または推論は、図3のコンテキストコンポーネント340から与えられるコンテキスト情報に基づいて、インテリジェンスコンポーネント520によって行うことができる。したがって、マッピングコンポーネント320は、コンテキストコンポーネント340と連携して、マッピングコンポーネント320が時間経過とともにパターン識別を向上させ得るように、機械学習を円滑にすることができる。
図3に戻ると、マッピングコンポーネント320は、たとえば、所定の程度の信頼性の範囲内でこのようなパターンを見つけることも、推論することもできない場合、単純にコマンドに従って、かつ/または自発的に、与えられたシーケンスに基づいてパターンを生成することを単に望む場合もあることを理解されたい。このような状況において、マッピングコンポーネント320は、画像コンポーネント340にシーケンスを与えることができる。この画像またはパターンは、たとえば、マッチが見つけられない場合、シーケンスに代えて、またはそれに付け加えてアウトプットすることができる。このようなアウトプットは、キーパッドを使って署名あるいは他のタイプの一意の、および/または識別マークを受け取る場合に起こり得る。
本イノベーションの態様によると、ショートカットがサポートされる。完全なキャラクタを書くのではなく、ユーザは、たとえば、迅速なインプットを円滑にするために、より少ないキーを使用するパターンをキーで描く場合がある。この描き方は、マップコンポーネント330によりサポートすることができる。マップコンポーネント330は、1つまたは複数のショートカット用の入力を含み得る。さらに、マップコンポーネント330は、新規ショートカットを追加し、またはパターンを変えることができるような変更のためにアクセス可能であり得る。
図6は、本イノベーションの態様による拡張パターン認識システム600を示す。図1のシステム100のように、システム600は、インプットコンポーネント110およびアナライザコンポーネント120を含む。手短に述べると、インプットコンポーネント110は、キーパッドまたはキーボードデバイスからデータを獲得する。データは、キーパッドデバイス上のキーを参照して描かれたキャラクタ、アイコン、および画像を含むが、それに限定されないパターンを表し、一連のキャラクタ、数字または従来はキーに関連づけられた他の値を含み得る。アナライザコンポーネント120は、データを受け取り、または取得し、そうすることによって記述されるパターンの識別を試みる。アナライザコンポーネント120のアウトプットは、具体的な機能性を提供する1つまたは複数のコンポーネントによって与えられ、利用され得る。
図に示すように、システム600は、インターフェイスコンポーネント610も含む。インターフェイスコンポーネント610は、アナライザコンポーネント120に通信可能に結合され、アナライザコンポーネント120によってそれに与えられるパターンを表示するように動作可能である。さらに、インターフェイスコンポーネント610は、正しいパターン識別を参照して、ユーザからインプットを受け取り、このようなデータをアナライザコンポーネント120に返送することができる。たとえば、インターフェイスコンポーネント610は、表示およびそれとの対話のために、グラフィカルユーザインターフェイスを生成し、または生成させることができる。正しいパターンに関してあいまいさが存在するあるシナリオでは、密接に関連したパターンの全部または部分は、たとえば、ユーザによる選択のために、ドロップダウンメニューに表示することができる。
システム600は、アナライザコンポーネント120に通信可能に結合された存続コンポーネント620も含み得る。存続コンポーネント620は、アナライザコンポーネント120からパターンデータを受け取り、取得し、あるいは入手しまたは獲得し、このようなデータをデータストア622に存続させることができる。たとえば、署名または他の識別タイプパターンが受け取られた場合、後で使うためにデータストア622に格納することができる。
システム600は、アナライザコンポーネント120ならびにインターフェイスコンポーネント610および存続コンポーネント620に通信可能に結合された翻訳コンポーネント630も含み得る。翻訳コンポーネント630は、たとえばキャラクタ、文字などのパターンを受け取り、取得し、あるいは入手し、または獲得し、パターンを元言語(source language)から目標言語(target language)に翻訳することができる。さらに後で論じる用に、パターンは、しばしばハングルと呼ばれる韓国語キャラクタに対応し得る。翻訳コンポーネント630は、たとえば、ハングルを中国語や日本語キャラクタに翻訳することができる。翻訳は、インターフェイスコンポーネント610および/または存続コンポーネント620どちらかによって開始することができる。開始されると、キャラクタパターンは、他の手段または機構の中でもとりわけ、マップまたは辞書内のルックアップにより翻訳することができる。
図7は、本イノベーションの態様による例示的なキーパッド700を示す。データは、キーを押下すると入力することができるが、本発明はそのように限定されない。キーパッド700は、センサ712を含むいくつかのキー710を含む。センサ712は、とりわけ、近接(proximity)、モーション、および熱でよい。キー710およびセンサ712は共に、タッチスクリーン(たとえば、抵抗性、容量性、表面音響波など)および同じようなまたは関連した技術に対応し得ることも理解されたい。ユーザは、キーの上または近くでパターンを描き、または手振りで示すことによって、複数のキーを選択することができる。限定ではなく例として、キーパッド700は、ユーザがキー1、5、9、続いて3、5、7の上方またはそれにかなり接近して指を走らせることによって、3×4のキーパッド上で文字「X」を描くことを可能にし、その結果、図1のインプット認識システム100によって「X」と識別することができる一連の1、5、9、3、5、7というインプットを生じる。
上述したシステムは、いくつかのコンポーネントの間の対話に関して説明した。このようなシステムおよびコンポーネントは、その中で特定されたコンポーネントもしくは下位コンポーネント、特定されたコンポーネントもしくは下位コンポーネントの一部、および/または追加コンポーネントを含み得ることを理解されたい。たとえば、アナライザコンポーネント120は、シーケンス検出コンポーネント310、マッピングコンポーネント320、マップ330、コンテキストコンポーネント340および画像コンポーネント350またはその組合せを含み得る。下位コンポーネントは、親コンポーネントに含まれるのではなく、他のコンポーネントに通信可能に結合されたコンポーネントとして実装することもできよう。たとえば、マップコンポーネント330は、アナライザコンポーネント120の内部または外部に常駐してよい。さらに、1つまたは複数のコンポーネントおよび/または下位コンポーネントを、集約機能性を提供する単一のコンポーネントに組み合わせることができる。コンポーネントは、本明細書では簡潔にするために具体的に説明しないが他の1つまたは複数のコンポーネントと対話することもできるが、当業者には周知である。
さらに、開示する上記システムおよび下記方法の様々な部分は、人工知能、機械学習、または知識もしくは規則に基づくコンポーネント、下位コンポーネント、プロセス、手段、方法、あるいは機構(たとえば、サポートベクターマシン、ニューラルネットワーク、エキスパートシステム、ベイジアン信念ネットワーク、ファジー論理、データ融合エンジン、分類装置など)を含んでも、それらからなるものでもよいことが理解されよう。このようなコンポーネントは、とりわけ、実施される特定の機構またはプロセスを自動化することができ、そうすることによって、システムおよび方法の部分を、より適合性があり、かつ効率的で知的なものにする。限定ではなく例として、予測コンポーネント430およびインテリジェンスコンポーネント520は、このような機構を利用して、それぞれ、シーケンス境界の画定およびインプットパターンの推論を円滑にすることができる。
上で説明した例示的なシステムを念頭において、図8〜10のフローチャートを参照すると、開示する本対象によって実装することができる方法がよりよく理解されよう。説明を簡単にするために、この方法を一連のブロックとして示し説明するが、本特許請求対象はブロックの順序に限定されないことを理解されたい。それは、いくつかのブロックは、本明細書において示され説明されるのとは異なる順序で起こってもよく、かつ/または他のブロックと同時に起こってもよいからである。さらに、図示したすべてのブロックが、本明細書においてこれ以降で説明する方法の実装に必要とされるわけではない。
さらに、これ以降で、かつ本明細書を通して開示する方法は、このような方法のコンピュータへの移送および転送を円滑にするために、製造品上に格納することが可能であることをさらに理解されたい。本明細書で使用する製造品という用語は、どのコンピュータ可読デバイス、搬送波、または媒体からもアクセス可能なコンピュータプログラムを包含することを意図している。
図8に移ると、本イノベーションの態様によるパターン認識方法800のフローチャートを示してある。参照番号810で、一連のデータが、キーボード、キーパッドまたは同じような機構から受け取られ、または取り出される。たとえば、データは、とりわけ、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、自動販売機、コンピュータキーボードの全部または部分から入手することができよう。参照番号820で、シーケンスデータは、キャラクタ、数字、および画像などだが、それに限定されないシーケンスによって記述されるパターンを識別するために分析される。
図9は、本イノベーションの態様によるシーケンス分析方法900を示す。参照番号910で、パターンシーケンスが識別される。データが入力されると、シーケンス、および/またはストロークの始まりや終わりなどのパターンシーケンスを表すデータを検出することができる。この検出は、タイマおよび/またはホットキー(群)の使用を含むが、それに限定されない多数のやり方で遂行することができる。たとえば、あるシーケンスの終わりおよび別のシーケンスの始まりを示し得る休止を検出するのに、タイマを使用することができる。さらに、または代替的には、パターンシーケンスの始まりおよび/または終わりを示す1つまたは複数のホットキーを検出することができる。続いて、またはシーケンス検出と同時に、本方法は番号920に進み得る。
参照番号920で、シーケンスデータに基づいて1つまたは複数のパターンを識別するために、パターンマップまたは辞書を照会することができる。マップは、複数のシーケンスおよび関連づけられたパターンを含み得る。たとえば、マップは、キャラクタ、数字または顔文字に対応する、キーパッドにある一連の数字を含み得る。マップは、迅速なデータ入力を円滑にするために、パターンのショートカット表現を含み得ることも理解されたい。
参照番号930で、入力されたシーケンスおよびマッチの尤度に基づいて、ゼロ個以上のパターンが識別される。完全なシーケンスが明らかに受け取られ、または取り出された場合、対応するパターンを識別することができる。ただし、シーケンスの一部のみが受け取られる場合、またはシーケンスが多様なパターンに対応する場合、マッチの尤度に基づいて、1つまたは複数のパターンを識別してよい。尤度は、予め入力されたデータおよび履歴データならびに既知のフレーズ、キャラクタおよび/または画像など、他のパターン情報などのコンテキスト情報に基づいて判定することができる。したがって、受け取ったシーケンスデータならびにコンテキスト情報に基づいて、1つまたは複数のマッチを推論し、または予想することができる。
符号940で、1つまたは複数のマッチが見つかったかどうかについて判定が行われる。特定の事例では、本発明は、単に一意のパターンデータを取得するために、たとえば署名などによる個人の識別に使用することができることに留意されたい。したがって、パターンは、認識可能でない場合がある。このようなシナリオでは、マッチが見つからず、または推論されない場合、本方法は942に進んでよく、ここでパターンが取り込まれる。特に、1つまたは複数のキーで描かれまたは生成された画像は、ピクチャに取り込み、または形成することができる。続いて、本方法はアクト950に進むことができる。
符号950で、パターンデータを与えることができ、かつ/またはパターンデータを求めるリクエストに応答を行うことができる。パターンデータは、キャラクタあるいは笑顔、一連のパターンデータおよび/または取り込まれた画像などのパターンを含み得る。たとえば、識別されたパターンは、表示用インターフェイス、格納用存続コンポーネントおよび/または言語翻訳用翻訳コンポーネントに与えることができる。続いて、本方法900は完了することができる。
図10は、本イノベーションの態様によるパターンインプット方法1000のフローチャート図である。符号1010で、キーボード、キーパッドまたはその部分を参照してパターンが描かれる。パターンは、キャラクタ、数字、画像などに対応し得る。パターンは、パターンを画定する際に参照するのに適切なキーを選択し、あるいは識別することによって描くことができる。参照1020で、識別されたパターンが閲覧される。1030で、表示されたパターンが正しいかどうかについて判定が行われる。正しくない場合、本方法は1010に進んでよく、ここでパターンが再入力される。ただし、パターンが正しい場合、方法は1040で継続し、ここで入力されるべきより多くのパターンがあるかどうかに関して判定が行われる。イエスの場合、本方法は1010に進み、追加パターンが入力される。ノーの場合、本方法は終了する。1020で、パターンのあいまいさに基づく選択のために、複数のパターンを表示してよいことも理解されたい。したがって、描かれたパターンが表示された場合、そのパターンを選択してよく、本方法は符号1040に進み得る。パターンが存在しない場合、本方法は、パターンを描き直すことができる1010に戻ることによって、図示するように継続することができる。
本イノベーションは、そのように限定されないが、韓国語を含む(これに限定されない)東アジア言語に関して利用することができる。しばしばハングルと呼ばれる韓国語キャラクタは、キャラクタシステムの組合せである。ハングル音節用ユニコードテーブル1100を図11に挙げてある。各音節は、単一のキャラクタと見なされ、2つまたは3つのアルファベット、たとえば「子音+母音」や「子音+母音+子音」からなる。図12aのテーブル1200は、韓国語における全子音および母音を挙げている。
図12bに移ると、例示的な音節構造1210を示してある。図示されるように、ハングル音節1212は、成分1214、1216の組合せである。音節1212は、従来は「R」キー、次いで「K」キーを押下することによって標準コンピュータキーボードおよびインプットメソッドエディタ(IME)で入力することができた。従来のIMEによる韓国語インプット用の標準キーボード配列1300を、図13aに挙げる。キーボード配列1300は、どの韓国語キャラクタも生成するための、IME用の完全なセットを含む。ただし、図13bの携帯電話1310について検討する。電話1310の3×4キーパッド1320上には、全韓国語キャラクタの入力のための十分なキーがない。
図14aは、子音1400が強調表示された韓国語キーボード配列1300を示す。各子音のパターンまたは視覚表現をキーで描くことによって、こうした18個の異なる子音をそれぞれ入力することができる。図14b〜dは、こうした子音を、たとえば携帯電話の3×4のキーパッド上でどのようにして描くことができるかを示すテーブル1410の部分を示す。行1414は、本イノベーションの態様に従って入力することができる、韓国語キーボード配列1300上の「R」キーに対応する韓国語の子音を示す。具体的には、ユーザは、1、2、3、6、9に対応する一連のキーの押下、タッチ、指示、注視などによって選択を行うことができる。行1414、1416は、キーボード配列1300上で「E」キーに対応する韓国語の子音を描くことによって、どのようにしてインプットするかを示す。最初に、ユーザは、キー3、2、1を選択して、水平な線を描くことができる。次に、ユーザは、キー1、4、7、8、9によって表される線を描いて、「C」のような形を完成させることができる。続いて、キー2、3、続いてキー2、5、8、9を選択することによって、別の水平な線を描くことができる。残りの子音の書き順は、テーブル1410(図14b〜d)に提示してあり、上記説明を鑑みれば自明である。
図15aに移ると、14通りの韓国語の母音1500が強調表示された韓国語キーボード配列1300を示してある。図15b〜cは、3×4のキーボード上でどのようにして韓国語の母音1500を描くことができるかを示すテーブル1510を示す。本質的に、中心行のキー(4、5、6)および中心列のキー(2、5、8)は、母音の水平および垂直成分として使用される。簡潔にするために、テーブル1510中の各筆順については詳しく説明しない。ただし、例として、韓国語キーボード配列1300上で「L」キーによって表される韓国語の母音を指定するのに利用することができる書き順を記述する行1512について検討する。具体的には、第1の垂直な線は、キー2、5、8を選択することによって描くことができる。次いで、キー5、6を選択して水平な線を描くことによって、最終的な形を生成することができる。
この詳細な説明の一部分は、韓国語キャラクタの特定に関するが、本イノベーションはそのように限定されないことを理解されたい。本イノベーションは、とりわけ、書き、または描くことができる他の言語、キャラクタ、数字、画像、およびアイコンも企図している。
開示する本対象の様々な態様のための状況をさらに挙げるために、図16、17および以下の説明は、開示する本対象の様々な態様を実装することができる適切な環境の、簡潔で一般的な説明を行うことを意図している。これまで、1台のコンピュータおよび/または複数のコンピュータ上で稼動するコンピュータプログラムのコンピュータ実行可能命令という一般的な状況において本対象を説明したが、本イノベーションは他のプログラムモジュールとの組合せでも実装できることが当業者には理解されよう。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施し、かつ/または特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、コンポーネント、データ構造などを含む。さらに、本発明の方法は、他のコンピュータシステム構成とともに実施できることが当業者には理解されよう。他のコンピュータシステム構成は、シングルプロセッサコンピュータシステムまたはマルチプロセッサコンピュータシステム、ミニコンピューティングデバイス、メインフレームコンピュータ、ならびにパーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティングデバイス(たとえば、携帯情報端末(PDA)、電話、腕時計など)、マイクロプロセッサベースまたはプログラム可能な家電製品または工業用エレクトロニクスなどを含む。例示した態様は、通信ネットワークを介してリンクされるリモート処理デバイスによって特定のタスクが実施される分散型コンピューティング環境でも実施することができる。ただし、すべてではなくともいくつかの本特許請求のイノベーションの態様は、スタンドアロンコンピュータにおいても実施することができる。分散型コンピューティング環境では、プログラムモジュールは、ローカルおよびリモートメモリ記憶デバイス両方の中に配置することができる。
図16を参照すると、本特許請求対象の様々な態様を実装する例示的な環境1610が、コンピュータ1612(たとえばデスクトップ、ラップトップ、サーバ、ハンドヘルド、プログラム可能な家電製品または工業用エレクトロニクスなど)を含む。コンピュータ1612は、処理ユニット1614、システムメモリ1616、およびシステムバス1618を含む。システムバス1618は、システムメモリ1616を含むがそれに限定されないシステムコンポーネントを処理ユニット1614に結合する。処理ユニット1614は、市販されている様々なマイクロプロセッサのいずれでもよい。デュアルマイクロプロセッサおよび他のマルチプロセッサアーキテクチャも、処理ユニット1614として利用することができる。
システムバス1618は、市販されている様々などのバスアーキテクチャも用いるメモリバスもしくはメモリコントローラ、周辺バスもしくは外部バス、および/またはローカルバスを含むいくつかのタイプのバス構造(群)のどれでもよく、こうしたバス構造は、11ビットバス、業界標準アーキテクチャ(ISA)、マイクロチャネルアーキテクチャ(MSA)、拡張ISA(EISA)、インテリジェントドライブエレクトロニクス(IDE)、VESAローカルバス(VLB)、周辺装置相互接続(PCI)、ユニバーサルシリアルバス(USB)、拡張グラフィックスポート(AGP)、PCカードアダプタ(PCMCIA)、および小型コンピュータシステムインターフェイス(SCSI)を含むが、それに限定されない。
システムメモリ1616は、揮発性メモリ1620および不揮発性メモリ1622を含む。たとえば起動中に、コンピュータ1612内部の要素の間で情報を転送するための基本ルーチンを含む基本インプット/アウトプットシステム(BIOS)が、不揮発性メモリ1622に格納される。限定ではなく例として、不揮発性メモリ1622は、読出し専用メモリ(ROM)、プログラム可能ROM(PROM)、電気的プログラム可能ROM(EPROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、またはフラッシュメモリを含み得る。揮発性メモリ1620は、外部キャッシュメモリとして作用するランダムアクセスメモリ(RAM)を含む。限定ではなく例として、RAMは、シンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブルデータレート方式SDRAM(DDR SDRAM)、拡張SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクトランバスRAM(DRRAM)など、多くの形で流通している。
コンピュータ1612は、取外し可能/固定式、揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体も含む。図16は、たとえばディスク記憶装置1624を示す。ディスク記憶装置1624は、磁気ディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、テープドライブ、Jazドライブ、Zipドライブ、LS−100ドライブ、フラッシュメモリカード、またはメモリスティックなどのデバイスを含むが、それに限定されない。さらに、ディスク記憶装置1624は、記憶媒体を別個に含むことも、コンパクトディスクROMデバイス(CD−ROM)、書込み可能CDドライブ(CD−Rドライブ)、書換え可能CDドライブ(CD−RWドライブ)、またはデジタルビデオディスクROMドライブ(DVD−ROM)などの光ディスクドライブを含むがそれに限定されない他の記憶媒体と組み合わせて含むこともできる。システムバス1618へのディスク記憶装置1624の接続を円滑にするために、インターフェイス1626などの取外し可能または固定式インターフェイスが、通常は使われる。
図16は、適切な動作環境1610において記述される、ユーザと基本的なコンピュータリソースとの間の媒介として作用するソフトウェアを記載していることを理解されたい。このようなソフトウェアは、オペレーティングシステム1628を含む。オペレーティングシステム1628は、ディスク記憶装置1624に格納することができ、コンピュータシステム1612のリソースを制御し割り振るように作用する。システムアプリケーション1630は、システムメモリ1616またはディスク記憶装置1624のどちらかに格納された、プログラムモジュール1632およびプログラムデータ1634を介して、オペレーティングシステム1628によるリソース管理を活用する。本発明は、様々なオペレーティングシステム、またはオペレーティングシステムの組合せを用いて実装できることを理解されたい。
ユーザは、インプットデバイス(群)1636を介して、コマンドまたは情報をコンピュータ1612にインプットする。インプットデバイス1636は、ポインティングデバイス、たとえばマウス、トラックボール、スタイラス、タッチパッド、キーボード、マイクロホン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星パラボラアンテナ、スキャナ、TVチューナカード、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなどを含むが、それに限定されない。こうしたおよび他のインプットデバイスは、インターフェイスポート(群)1638を介して、システムバス1618によって処理ユニット1614に接続される。インターフェイスポート(群)1638は、たとえば、シリアルポート、パラレルポート、ゲームポート、およびユニバーサルシリアルバス(USB)を含む。アウトプットデバイス(群)1640は、インプットデバイス(群)1636と同じタイプのポートの一部を使う。したがって、たとえば、USBポートは、コンピュータ1612へのインプットを可能にし、コンピュータ1612からアウトプットデバイス1640に情報をアウトプットするのに用いることができる。アウトプットアダプタ1642は、他のアウトプットデバイス1640の中でもとりわけ、専用アダプタを必要とする、ディスプレイ(たとえば、フラットパネルおよびCRT)、スピーカ、およびプリンタのようないくつかのアウトプットデバイス1640があることを示すために図示してある。アウトプットアダプタ1642は、限定ではなく例として、アウトプットデバイス1640とシステムバス1618の間の接続手段を提供するビデオカードおよびサウンドカードを含む。リモートコンピュータ(群)1644など、他のデバイスおよび/またはデバイスからなるシステムは、インプットおよびアウトプット機能両方を提供することに留意されたい。
コンピュータ1612は、1つまたは複数のリモートコンピュータ、たとえばリモートコンピュータ(群)1644への論理接続を使用してネットワーク接続された環境において動作することができる。リモートコンピュータ(群)1644は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ワークステーション、マイクロプロセッサベースの機器、ピアデバイスまたは他の共通ネットワークノードなどでよく、通常、コンピュータ1612に関連して説明した要素の多くまたはすべてを含む。簡潔にするために、メモリ記憶装置1646のみをリモートコンピュータ(群)1644とともに示してある。リモートコンピュータ(群)1644は、ネットワークインターフェイス1648を介してコンピュータ1612に論理的に接続され、さらに通信接続手段1650を介して物理的に接続される。ネットワークインターフェイス1648は、ローカルエリアネットワーク(LAN)およびワイドエリアネットワーク(WAN)などの通信ネットワークを包含する。LAN技術は、光ファイバ分散データインターフェイス(FDDI)、銅線配線データインターフェイス(CDDI)、イーサネット(登録商標)/IEEE802.3、トークンリング/IEEE802.5などを含む。WAN技術は、二地点間リンク、統合サービスデジタルネットワーク(ISDN)のような回路交換ネットワークおよびその変形、パケット交換ネットワーク、ならびにデジタル加入者線(DSL)を含むが、それに限定されない。
通信接続手段(群)1650は、ネットワークインターフェイス1648をバス1618に接続するのに利用されるハードウェア/ソフトウェアを指す。通信接続手段1650は、説明をわかりやすくするためにコンピュータ1612内部に示してあるが、コンピュータ1612の外部にあってもよい。ネットワークインターフェイス1648への接続に必要なハードウェア/ソフトウェアは、単なる例として、通常の電話レベルのモデム、ケーブルモデム、電源モデムおよびDSLモデムを含むモデム、ISDNアダプタ、ならびにイーサネット(登録商標)カードまたはコンポーネントなど、内部および外部技術を含む。
図17は、本イノベーションと相互作用し得るサンプルとしてのコンピューティング環境1700の概略的なブロック図である。システム1700は、1つまたは複数のクライアント(群)1710を含む。クライアント(群)1710は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(たとえば、スレッド、プロセス、コンピューティングデバイス)でよい。システム1700は、1つまたは複数のサーバ(群)1730も含む。したがって、システム1700は、他のモデルの中でもとりわけ、2階層クライアントサーバモデルまたは多階層モデル(たとえば、クライアント、中間階層サーバ、データサーバ)に対応し得る。サーバ(群)1730は、ハードウェアおよび/またはソフトウェア(たとえば、スレッド、プロセス、コンピューティングデバイス)でもよい。サーバ1730は、たとえば、本イノベーションを利用して変換を実施するためのスレッドを収容することができる。クライアント1710とサーバ1730の間で起こり得る1つの通信内容は、2つ以上のコンピュータプロセスの間で伝送されるデータパケットの形をとり得る。
システム1700は、クライアント(群)1710とサーバ(群)1730の間の通信を円滑にするのに利用することができる通信フレームワーク1750を含む。クライアント(群)1710は、クライアント(群)1710にローカルな情報を格納するのに利用することができる、1つまたは複数のクライアントデータストア(群)1760に動作可能に接続される。同様に、サーバ(群)1730は、サーバ1730にローカルな情報を格納するのに利用することができる、1つまたは複数のサーバデータストア(群)1740に動作可能に接続される。限定ではなく例として、クライアント1710は、サーバ1730と通信してストア1740上にリモートに格納されたマップコンポーネントを取得し、あるいはそれと対話することができるアナライザコンポーネント120に対応し得る。
上記の説明内容は、本特許請求対象の態様のいくつかの例を含む。当然ながら、本特許請求対象を説明するためのコンポーネントまたは方法のあらゆる組合せを説明することはできないが、開示する本対象のさらに多くの組合せおよび入替えが可能であることを、当業者は理解できるであろう。したがって、開示する本対象は、添付の請求項の精神および範囲内であるこのようなすべての変更形態、修正形態、および変形形態を包含することを意図したものである。さらに、詳細な説明または特許請求の範囲において「含む」、「有する」または「有している」という用語あるいはその変化形が使われている限りでは、「備える」は、使用される場合、請求項においては移行用語として解釈されるが、「含む」のような用語は、「備える」という用語と同様に包括的であることを意図している。
インプット認識システムを示すブロック図である。 例示的なキーパッド入力を示す図である。 例示的なキーパッド入力を示す図である。 例示的なキーパッド入力を示す図である。 例示的なキーパッド入力を示す図である。 アナライザコンポーネントを示すブロック図である。 シーケンス検出コンポーネントを示すブロック図である。 マッピングコンポーネントを示すブロック図である。 拡張インプット認識システムを示すブロック図である。 センサを有する例示的なキーパッドを示す図である。 インプット認識方法を示すフローチャート図である。 分析方法を示すフローチャート図である。 パターンインプット方法を示すフローチャート図である。 ハングル音節のテーブルを示す図である。 韓国語用の全子音および母音のテーブルを示す図である。 例示的なハングル音節構造を示す図である。 韓国語インプット用のキーボード配列を示す図である。 標準的な携帯電話およびキーパッドを示す図である。 子音を強調表示する韓国語キーボード配列を示す図である。 韓国語の子音用の書き順を示すテーブルを示す図である。 韓国語の子音用の書き順を示すテーブルを示す図である。 韓国語の子音用の書き順を示すテーブルを示す図である。 母音を強調表示する韓国語キーボード配列を示す図である。 韓国語の母音を描く順序を示すテーブルを示す図である。 韓国語の母音を描く順序を示すテーブルを示す図である。 本イノベーションの態様向けの適切な動作環境を示す概略的なブロック図である。 サンプルとしてのコンピューティング環境を示す概略的なブロック図である。

Claims (20)

  1. コンピュータで実装されたコンポーネントを有するインプット認識システム(100)であって、前記コンポーネントは、
    選択されたキーを識別するデータを獲得するインプットコンポーネント(110)と、
    前記選択されたキーに基づいて1つまたは複数のパターンを識別する分析コンポーネント(120)と
    を有することを特徴とするインプット認識システム(100)。
  2. 前記分析コンポーネント(120)は、パターンを画定するデータのシーケンスを識別するシーケンス検出コンポーネント(310)を含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記分析コンポーネント(120)は、前記データのシーケンスをパターンにマップするマッピングコンポーネント(320)を含むことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記マッピングコンポーネント(320)は、前記シーケンスがパターンと正確にマッチしない場合、入力された可能性がある1つまたは複数のパターンを識別することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記インプットコンポーネント(110)は、数字キーパッドからデータを獲得することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 前記キーパッドは、携帯電話の一部を形成することを特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 前記パターンは文字であることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 前記パターンはキャラクタであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. 前記キャラクタはハングルであることを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記パターンは、描写、署名、および顔文字の1つであることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  11. キャラクタを識別するためのシステムであって、
    全く異なる複数の検出エリアに関連して、パターンを受け取る手段(110)と、
    前記検出エリアに関連づけられた値に基づいて前記パターンを識別する手段(120)とを備えることを特徴とするシステム。
  12. 前記全く異なる検出エリアは、キーパッド上のキーであることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 前記キーパッドは数字キーパッドであり、前記パターンはアルファベットキャラクタであることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
  14. コンピュータで実装されたアクト(act)を有する手書きデータインプット方法であって、前記アクトは、
    キーパッドからデータを受け取るステップと、
    前記データを分析して、前記キーパッドに対して描かれたパターンを識別するステップと
    を有することを特徴とする方法。
  15. 前記データを分析するステップは、データシーケンスの開始および終了を検出することを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記データを分析するステップは、受信したデータをマップにマッピングして、前記パターンを識別することを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記識別されたパターンを表示することをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 前記データが受信され、かつ/または分析されると、潜在的パターンマッチを表示することをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 潜在的パターンマッチの選択を受け取ることをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. データを受信することは、前記キーパッドで選択された数字のシーケンスを受け取ることを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
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