JP2009522999A - Hvac&r冷却機のためのライドスルー方法およびシステム - Google Patents

Hvac&r冷却機のためのライドスルー方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2009522999A
JP2009522999A JP2008548889A JP2008548889A JP2009522999A JP 2009522999 A JP2009522999 A JP 2009522999A JP 2008548889 A JP2008548889 A JP 2008548889A JP 2008548889 A JP2008548889 A JP 2008548889A JP 2009522999 A JP2009522999 A JP 2009522999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
voltage
stage
link
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008548889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4927865B2 (ja
Inventor
シュネツカ,ハロルド・アール
ジャドリック,イヴァン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johnson Controls Technology Co
Original Assignee
Johnson Controls Technology Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Johnson Controls Technology Co filed Critical Johnson Controls Technology Co
Publication of JP2009522999A publication Critical patent/JP2009522999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4927865B2 publication Critical patent/JP4927865B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J9/00Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting
    • H02J9/04Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source
    • H02J9/06Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems
    • H02J9/062Circuit arrangements for emergency or stand-by power supply, e.g. for emergency lighting in which the distribution system is disconnected from the normal source and connected to a standby source with automatic change-over, e.g. UPS systems for AC powered loads
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M5/00Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases
    • H02M5/40Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc
    • H02M5/42Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters
    • H02M5/44Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac
    • H02M5/453Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M5/458Conversion of ac power input into ac power output, e.g. for change of voltage, for change of frequency, for change of number of phases with intermediate conversion into dc by static converters using discharge tubes or semiconductor devices to convert the intermediate dc into ac using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Control Of Multiple Motors (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

冷却機/冷凍システムにライドスルー能力を提供する方法が、少なくとも1つの電動機に電力を供給するために可変周波数および可変電圧を供給する、能動コンバータ段、直流リンク段、およびインバータ段を含む可変速駆動装置を使用する。誘導電動機が、冷却機/冷凍システムの圧縮機を駆動するために、インバータ段の出力に結合される。ライドスルー方法は、能動コンバータを通過する電流が所定の電流限界に等しくなるまで、直流リンク段の直流リンク電圧を所定の電圧レベルに調整するように能動コンバータを動作するステップと、次いで、コンバータの電流限界に到達すると、直流リンクの調整をインバータに移すステップとを含む。圧縮機がアンロードされ、インバータを通過する電力の流れは、直流リンク段の電圧レベルを維持するために逆転される。圧縮機をアンロードするために、予回転羽根、すべり弁、または逆止め弁が使用される。

Description

本出願は、2005年9月2日に出願された出願番号11/218757の一部継続である。
本発明は、一般に可変速駆動装置に関し、さらに具体的には暖房、換気、空調、および冷凍(HVAC&R)機器で使用するための、電圧サグ・ライドスルー能力を有する可変速駆動装置に関する。
可変速駆動装置(VSD)は、冷凍圧縮機を駆動する電動機に、可変の大きさおよび可変の周波数の交流電圧を供給するためにHVAC&Rシステムで使用される。VSDは、典型的に入力整流器、直流リンク、およびインバータから成る。固定の大きさおよび固定の周波数で電力会社によって供給される線間交流電圧は、VSD入力整流器によって直流電圧に整流される。この直流電圧は、直流リンクで、エネルギー蓄積能力を有する受動素子(コンデンサのような)によって濾波および安定化される。次いで、直流リンク電圧は、電気負荷を給電する可変の大きさ、可変の周波数の交流電圧に逆変換される。HVAC&R機器では、この電気負荷は、通常では圧縮機に結合された電動機である。VSDは、電力供給入力側で生じる不足電圧状態(電圧サグと呼ばれる)に特に影響されやすい。このような電圧サグは、他の様態で補正または補償されない限り、直流リンク電圧および負荷にそのまま反映される。線電圧の電圧サグの大部分は、数ミリ秒から数秒台の短い持続時間の間に生じる。このような電圧サグは、直流リンク電圧を瞬時に降下させて、VSDシステムを停止させる恐れがある。VSDが、停止することなく電圧サグをライドスルーし、入力電圧が回復されると動作を再開する能力は、それがHVAC&R機器の停止時間を短縮するので、VSDでは有利であると考えられる。電圧源インバータ(VSI)技術に基づくVSDでは、ライドスルー能力が、直流リンク電圧を定格値にまたは定格値付近に維持することによって典型的に実現される。次いで、VSDは電動機を駆動するのに十分な電圧を供給することができる。別様であれば、直流リンクがその定格値より下になるほど十分に低下すると、VSDおよび冷却機制御システムは、電動機または圧縮機の不規則で潜在的に有害な動作を防止するために停止することになる。
しかし、VSDで使用される整流器の最も一般的な種類は、受動整流器である。受動整流器は、3相ダイオードブリッジを典型的に含む。受動整流器では、直流リンク電圧が入力線電圧に正比例する。したがって受動整流器は、入力線電圧の変動を補償しない。その結果として、電圧サグは直流リンク電圧を降下させ、次ぎにそれがVSDを停止させる恐れがある。
受動型整流器がVSDで使用されるとき、ライドスルー能力を向上させる1つの可能性のある様態は、参照により本明細書に組み込まれる、アネット フォン ジュアンヌ(Annette von Jouanne)らの「Assessment of Ride−Through Alternatives for Adjustable−Speed Drives(調整可能な速度駆動用のライドスルー選択の評価)」、35 IEEE Transactions on Industry Applications 908(1999年)に説明されたように、直流リンクに接続された追加的な電源を設けることである。このような追加的な電源は、追加的なコンデンサ、直流ブーストコンバータ、蓄電池、大容量コンデンサ、電動機−発電機の組、はずみ車、超伝導磁気エネルギー蓄積システム、燃料電池などによって設けられうる。これらのすべては追加的なハードウェアを必要とし、したがって、VSDの費用をかなり増加させる。受動フロントエンドを有するVSDのライドスルー能力を増大させる相対的に低費用の様態は、電圧サグ中に負荷の慣性を利用して電力を生み出すことである(上で引用したアネット フォン ジュアンヌらの論文でも説明されている)。ライドスルー能力を増大させるこの様態を実現するために、電圧サグ中のインバータ出力周波数が、電動機負荷周波数を僅かに下になる値に調節される。これは、電動機を発電機として動作させて、直流リンク電圧を望ましいレベルに維持させる。この方法は、電動機速度センサおよび電流センサを典型的に必要とし、それはVSDの費用を押し上げうる。
米国特許第6686718号は、VSDのライドスルー能力を増大させる様々な技法を説明する。例えば、VSDのライドスルー能力を増大させる別の可能性のある様態は、能動整流器を使用することである。このような整流器は、特化された制御方法と一緒に、線電流の入切を切り換えることができる電力装置の使用によって、入力線電圧の変動を補償することが可能である。したがって、直流リンク電圧は、VSDの停止を防止するのに十分に大きい値に維持されうる。この技法は、参照により本明細書に組み込まれる、アナベル ヴァン ジル(Annabelle van Zyl)らの「Voltage Sag Ride−Through for Adjustable−Speed Drives with Active Rectifiers(能動整流器をもつ調整可能な速度駆動用の電圧サグ・ライドスルー)」、34 IEEE Transactions on Industry Applications 1270(1998年)に説明されている。
1つのこのような能動整流器は、パルス幅変調(PWM)ブースト整流器を使用する。入力線電圧の低下すなわちサグに、直流リンク電圧は、公称値に厳密に調整されうる。しかし、ブースト整流器の入力交流電流は、線電圧が低下するにつれて増加する。ブースト整流器素子の実際の電流伝導および電流切換え限界により、入力交流電流が、制限無く増加することはできない。そうではなく、この入力交流電流がブースト整流器電流限界と呼ばれる所定の制限を決して超えることがないように、その電流は制御されねばならない(ブースト整流器制御アルゴリズムによって)。ブースト整流器の入力電流が、この電流限界未満にまたはこの電流限界にある限り、ブースト整流器の出力直流電圧は、公称設定点に厳密に制御できる。しかし、ブースト整流器の電流限界に到達してからも、線電圧が降下し続ける場合に、入力電流は電流限界レベルに制御された状態に留まるが、ブースト整流器は、もはや出力直流電圧を設定点値に調整することができない。VSDのインバータ部分が、電圧サグの開始前と同じ電力レベルで電動機を駆動するために電流を直流リンクコンデンサから引き出し続けるとき、直流リンクコンデンサに蓄積されたエネルギーが負荷に伝達されて、直流リンクの電圧が低下する。この状況が十分な時間の間継続すれば、直流リンク電圧が所定の故障閾値を下回り、冷却機システムは、最終的に停止することになる。
したがって、必要とされていることは、以上に説明した最新技術の汎用VSDの現在のライドスルー能力に勝る、HVAC&Rシステムに適用されたVSDのライドスルー能力を増大させる方法である。この新規の方法は、電圧サグ中にVSDおよびHVAC&Rシステム動作時間の期間を最大化するために、直流リンクの電圧を増強および制御し、エネルギーを直流リンク回路に保存するために、回転する電動機および圧縮機の慣性で蓄積されたエネルギーの最大の量を捕捉および維持し、かつ電圧サグ中にシステムのライドスルー能力を最大化するために、HVAC&Rシステムの冷媒回路および水回路に蓄積されたエネルギーを利用することに基づくものである。
本発明は、圧縮機に機械的に結合された電動機と、この電動機に電力を供給する可変速駆動装置とを備えるHVAC&Rシステム用VSDに、ライドスルー能力を提供する方法を開示する。可変速駆動装置は、直流リンク段によって電気的に結合された能動整流器段およびインバータ段を含む。線間交流電圧、入力交流電流、直流リンク電圧、および電動機交流電流は、すべてが本システムによって監視および/または感知される。直流リンク段の直流電圧は、正常動作中および電圧サグ中に、能動整流器によって設定点に調整される。直流リンク段の直流電圧の調整は、所定の電流限界値に到達する能動整流器段に流入する入力電流に応答して、能動整流器段からインバータ段にさらに移され、かつ冷凍システム中の圧縮機によって行われる仕事が中断される。次ぎに、直流リンク段の直流電圧は、電力の流れを電動機から直流リンクに逆転することによりインバータによって制御される。直流リンク段の直流電圧の制御は、所定の閾電圧値に回復する監視された交流線電圧に応答して能動整流器段に戻される。
本発明の1つの態様では、電圧サグをライドスルーするために可変速駆動装置を制御する方法が開示される。本方法は、電動機および機械的負荷に結合された圧縮機を設けるステップと、電動機に電力を供給するために、直流リンク段によって電気的に結合された能動コンバータ段およびインバータ段を含む可変速駆動装置を設けるステップと、直流リンク段の直流電圧を監視するステップと、能動コンバータ段の入力パラメータを監視するステップと、監視された直流リンク電圧の変化に応答して、直流リンク段の直流電圧を能動コンバータで調整するステップと、所定の第1の閾電圧よりも小さい直流電圧に応答して、直流リンク段の直流電圧の調整をインバータ段に移すステップと、機械的負荷を圧縮機から除去するステップと、電力の流れを電動機から直流リンク段に逆転することによって、直流リンク段の直流電圧をインバータ段で制御するステップと、を含む。
本発明の別の態様では、本発明は冷却機システムにおける電圧サグ・ライドスルー能力を増大させる方法に関し、本方法は、機械的に一体に結合された電動機および圧縮機を設けるステップと、電動機に電力を供給するために、直流リンク段によって電気的に結合された能動コンバータ段およびインバータ段を含む可変速駆動装置を設けるステップと、直流リンク段の直流電圧を監視するステップと、能動コンバータ段の入力パラメータを監視するステップと、能動コンバータ段によって直流リンク段の直流電圧を調整するステップと、インバータ段によって電動機速度を調整するステップと、所定の第1の閾電圧よりも小さい直流リンク段の直流電圧に応答して、直流リンク段の直流電圧の調整をインバータ段に移すステップと、圧縮機をアンロードするステップと、能動コンバータ段を不動作にするステップと、電力の流れを電動機から直流リンクに逆転することによって、直流リンク段の直流電圧をインバータ段で制御するステップと、を含む。
また本発明は、閉じた冷媒ループに接続された圧縮機、凝縮器、および蒸発器と、圧縮機の動作速度の低下に応答して、圧縮機をアンロードするアンローディング装置と、圧縮機に動力を供給するために圧縮機に接続された電動機と、電動機に接続され、入力交流電力を固定入力交流電圧および固定入力周波数で受け取りかつ出力電力を可変電圧および可変周波数で電動機に供給するように構成され、可変電圧は固定入力交流電圧よりも大きさが大きい最大電圧を有しかつ可変周波数は固定入力周波数よりも大きい最大周波数を有する、可変速駆動装置と、を備える冷却機システムにも関係し、この可変速駆動装置は、入力交流電圧を直流電圧に変換するように構成されている、入力交流電力を供給する交流電源に接続されたコンバータ段と、直流電圧を濾波しかつコンバータ段からのエネルギーを蓄積するように構成されている、コンバータ段に接続された直流リンクと、直流リンクからの直流電圧を、電動機のための可変電圧および可変周波数を有する出力電力に変換するように構成されている、直流リンクに接続されたインバータ段と、所定の第1の閾電圧よりも小さい直流電圧に応答し、直流リンク段の直流電圧をインバータ段で調整するように構成されている、可変速駆動装置の動作を制御する制御パネルと、を備え、この制御パネルは、圧縮機を機械的にアンロードするために、制御信号を供給することによって直流リンク段の直流電圧をインバータ段で調整し、かつ直流リンク段の直流電圧を制御するために、電力の流れを電動機から直流リンク段に逆転する。
本発明の1つの利点は、瞬時入力電圧降下中に冷却機システムの停止を防止するために、入力電圧サグ・ライドスルー能力を向上させうることである。
本発明の別の利点は、電圧サグ中に直流リンクコンデンサの放電を最小化し、冷却機システムの負荷を機械的に除去することによって電動機および圧縮機の回転する質量に蓄積されたエネルギーを維持し、HVAC&Rシステムの熱ライドスルー能力を最大化するために、冷媒および冷却された水またはブラインシステムの熱蓄積能力に依存できることである。
本発明のさらに別の利点は、エネルギーを直流リンクに供給するために、電動機および圧縮機の回転する質量と直流リンクとの間のエネルギーの流れを逆転できることである。
本発明の他の特徴および利点は、本発明の原理を例示としてのみ示す添付の図面と併せて採用された、好ましい実施形態の以下のさらに詳細な説明から明白である。
可能な場合には常に、同じ参照数字が同じかまたは同様の部分を指すために図面全体を通して使用される。
図1は、本発明のシステム構成を一般的に例示する。交流電源102が、固定電圧および固定周波数の交流電力を可変速駆動装置(VSD)104に供給し、次いでこの駆動装置が、可変の電圧および周波数の交流電力を電動機106に供給する。電動機106を使用して冷凍または冷却機システム(全体として図3を参照されたい)の対応する圧縮機を駆動することが好ましい。交流電源102は、単相または多相(例えば、3相)の固定電圧、固定周波数の交流電力を、使用現場に存在する交流電力配電網または配電システムからVSD104に供給する。交流電力配電網は、電力会社から直接供給されうるか、または電力会社と交流電力配電網との間の1つもしくは複数の下位変電所から供給される。交流電源102は、対応する交流電力配電網に応じて、50Hzまたは60Hzの線間周波数で3相交流電圧または200V、230V、380V、460V、または575Vの線電圧をVSD104に供給できることが好ましい。交流電源102は、交流電力配電網の構成に応じて、任意適切な固定線電圧または固定線周波数をVSD104に供給できることが理解されるべきである。さらに、特定の使用現場は、異なる線電圧および線周波数要件を満たできる多交流電力配電網を有することができる。例えば、ある使用現場は、ある一定の用途に対処するために230Vの交流電力配電網を有し、かつ他の用途に対処するために460Vの交流電力配電網をもっても良い。
VSD104は、特定の固定線電圧および固定線周波数を有する交流電力を交流電源102から受け取り、共に特定の要件を満たすように可変である望ましい電圧および望ましい周波数で交流電力を電動機106に供給する。好ましくは、VSD104は、交流電源102から受け取られた固定電圧および固定周波数よりも、高い電圧および周波数または低い電圧および周波数を有する交流電力を電動機106に供給することができる。図2は、VSD104の1つの実施形態における構成要素の幾つかを模式的に例示する。VSD104は、3つの段、すなわち、整流器/コンバータ段202、直流リンク段204、およびインバータ段206を有できる。整流器/コンバータ202は、交流電源102からの固定周波数、固定大きさの交流電圧を直流電圧に変換する。直流リンク204は、コンバータ202からの直流電力を濾波し、コンデンサおよび/または誘導器のようなエネルギー蓄積素子を設ける。最後に、インバータ206は、直流リンク204からの直流電圧を電動機106用の可変の周波数、可変の大きさの交流電圧に変換する。
VSD104は、可変出力電圧および可変周波数を電動機106に供給できるので、電動機は、多様な異なる条件で、例えば、電動機の特定の負荷に応じて一定の束または定ボルト/Hzモードで動作可能である。好ましくは、制御パネル、マイクロプロセッサ、または制御装置が、制御パネルによって受け取られた特定のセンサ読取り値に応じて、VSD104および電動機106に関する最適動作設定を提供するようにVSD104および電動機106の動作を制御するために、制御信号をVSD104に供給することができる。例えば、図3の冷凍システム300では、制御パネル308は、冷凍システム中の変化する条件に対応するためにVSD104の出力電圧および周波数を調節することが可能であり、すなわち、制御パネル308は、電動機106の望ましい動作速度および圧縮機302の望ましい出力負荷を獲得するために、圧縮機302に対する増大または減少する負荷条件に応答して、VSD104の出力電圧および周波数を増大または減少させることが可能である。
好ましい実施形態では、整流器/コンバータ202は、VSD104の入力電圧よりも大きい最大実効出力電圧をVSD104から獲得するために増強された直流電圧を直流リンク204に供給する、絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(IGBT)を有する3相パルス幅変調ブースト整流器である。別法の実施形態では、コンバータ202は、VSD104の入力電圧よりも大きい出力電圧をVSD104から獲得するために、増強された直流電圧を直流リンク204に供給するブースト直流/直流コンバータに結合されるダイオードまたはサイリスタ整流器でありうる。別の実施形態では、整流器/コンバータ202は、電圧ブースト能力を有さない受動ダイオードまたはサイリスタ整流器である。
本発明の好ましい実施形態では、VSD104は、VSD104に供給された固定電圧および固定周波数のそれぞれの少なくとも1.04倍および3倍である出力電圧および周波数を供給できる。さらに、VSD104が適切な出力電圧および周波数を電動機106に供給できる限り、VSD104は、図2に示された構成要素とは異なる構成要素を組み込みうることが理解されるべきである。
またVSD104は、交流電圧が最初にVSD104に印加されるとき、VSD104の構成要素に対して有害である大きな突入電流をVSD104において回避するために、直流リンク電圧が0Vから交流線電圧の最高値に近い値まで上昇するのを制御できる事前充電システム(図示せず)も具備できる。事前充電システムは、入力交流電源102と整流器/コンバータ202との間に、時には整流器/コンバータ202の出力と直流リンク204との間に事前充電抵抗器を接続するために使用される事前充電接触器を含みうる。これらの事前充電抵抗器は、突入電流を管理可能なレベルに制限する。事前充電が完了すると、事前充電抵抗器は、事前充電接触器を開くことによって回路から遮断され、入力交流電源102が、供給接触器と呼ばれる別の接触器を閉じることによってコンバータ202に直接接続される。供給接触器は、本システムの動作中、閉じられた状態に留まる。別法として、事前充電手段は、適切な事前充電制御手段と一体に結合された適切な電力半導体装置を使用することによって、整流器/コンバータ202の設計に組み込まれてもよい。
さらに、VSD104は、ほぼ力率1を有する電力をHVAC&Rシステムに供給することができる。最後に、VSD104は、電動機106によって受け取られた電圧および周波数を、VSD104によって受け取られた固定線電圧および固定線間周波数よりも高くまたは低くなるように調節できることによって、HVAC&Rシステムが、異なる電源に合わせて電動機106またはVSD104を変更する必要もなく、多様な外国および国内電力配電網で動作することを可能にする。
電動機106は、可変速度で駆動される誘導電動機であることが好ましい。誘導電動機は、2極、4極、または6極を含めて任意適切な極配置を有できる。誘導電動機は、負荷、好ましくは、図3に示された冷凍システムの圧縮機を駆動するために使用される。
図3に示されたように、HVAC、冷凍、または液体冷却機システム300は、圧縮機302、凝縮器304、蒸発器306、および制御パネル308を備える。制御パネル308は、冷凍システム300の動作を制御するために、アナログ/デジタル(A/D)コンバータ、マイクロプロセッサ、不揮発性記憶装置、およびインターフェースパネルのような多様な異なる構成要素を含む。制御パネル308は、VSD104および電動機106の動作を制御するためにも使用される。従来の冷凍システム300は、図3に示されていない多くの他の特徴構造を含む。これらの特徴構造は、例示を容易にするように図面を簡素化するために敢えて省略されている。
圧縮機302は、冷媒蒸気を圧縮し、吐出ラインを介してこの蒸気を凝縮器304に送る。圧縮機302は遠心圧縮機であることが好ましいが、任意の種類の圧縮機、例えば、スクリュー圧縮機、往復圧縮機などでもよい。圧縮機302によって凝縮器304に送達された冷媒蒸気は、流体、例えば、空気または水と熱交換関係に入り、流体との熱交換関係の結果として相変化を経て冷媒液体になる。凝縮器304からの凝縮された液体冷媒は、膨張器(図示せず)を介して蒸発器306に流れる。
圧縮機302は、圧縮機302の機械的負荷を変更するために負荷変更装置303を含む。遠心圧縮機では、負荷変更装置303は予回転羽根である。蒸発器306から圧縮機302に至る入口または吸込みライン301には、圧縮機302に対する冷媒の流量を制御する1つまたは複数の予回転羽根もしくは入口誘導羽根303が存在する。圧縮機302に対する冷媒の量を増大させ、それによって本システム300の冷却能力を増大させるために、アクチュエータを使用して予回転羽根303を開く。同様に、圧縮機302に対する冷媒の量を減少させ、それによって本システム300の冷却能力を低減させるために、アクチュエータを使用して予回転羽根303を閉じる。スクリュー圧縮機では、負荷変更装置303はすべり弁である。圧縮機の吐出ライン307は、以下にさらに詳細に説明されるように、冷媒の逆流を防止するために、このラインに接続される逆止め弁305を有できる。別法の構成では、逆止め弁305は、吸込みライン301で圧縮機302に接続されうる。
蒸発器306は、冷却負荷の供給ラインおよび戻りライン用の接続部を含みうる。二次液体、例えば、水、エチレン、塩化カルシウムブライン、または塩化ナトリウムブラインが、戻りラインを経由して蒸発器306に進入し、供給ラインを経由して蒸発器306を退出する。蒸発器306中の液体冷媒は、二次液体の温度を低下させるために、二次液体と熱交換関係に入る。蒸発器306の冷媒液体は、二次液体との熱交換関係の結果として、相変化を経て冷媒蒸気になる。蒸発器306中の蒸気冷媒は、蒸発器306を流出して、吸込みラインによって圧縮機302に戻り、循環を完了する。凝縮器304および蒸発器306における冷媒の適切な相変化が実現されれば、凝縮器304および蒸発器306の任意適切な構成が本システム300で使用可能であることが理解される。
HVAC、冷凍、または液体冷却機システム300は、図3に示されていない多くの他の特徴構造を含む。これらの特徴構造は、例示を容易にするように図面を簡素化するために敢えて省略されている。さらに、図3は、HVAC、冷凍、または液体冷却機システム300を、単一の冷媒回路の中に1つの圧縮機が接続されたように例示するが、本システム300は、1つまたは複数の冷媒回路のそれぞれに接続され、単一のVSDを動力源とする多重圧縮機を有できることが理解される。
制御パネル308は、圧縮機用の機械的負荷装置303、例えば、遠心圧縮機における予回転羽根またはスクリュー圧縮機におけるすべり弁の位置決めを決定および実施する圧縮機制御ユニット406(図4参照)を組み込む。また制御パネル308は、制御パネル308によって生成された冷却機システムに対する冷却要求信号に応答して、圧縮機302および電動機106の速度も制御する。制御パネル308は電動機速度指令をインバータ制御ユニット404(図4参照)に送り、このユニットは、望ましい圧縮機速度を生み出すべき電圧および周波数を電動機106に出力するためにインバータ206を制御する。インバータ制御ユニット404は、電動機電流のフラックス生成成分およびトルク生成成分を個別に制御することによって、直接トルク制御を介して電動機106の速度を制御するために、ベクトル制御アルゴリズムを使用することが好ましい。
以下の制御説明では、直流リンク電圧VDC、直流リンク電圧の第1の設定点VSTPT1、直流電圧の第1の閾値VTH1、直流リンク電圧の第2の設定点VSTPT2、および直流リンク電圧カットアウト閾値VUNDERは直流値であり、そこではVSTPT1>VTHI>VSTPT2>VUNDERであり、感知された入力交流線電圧VINACおよび入力交流電圧閾値VTH_INは、実効値である。一般に、本発明の好ましい方法は、VSD104への入力における電圧サグ中にライドスルーを提供するために2フーズの動作モードを含む。第1のフェーズでは、交流線電圧の大きさが減少するとき、整流器/コンバータ202(本実施形態ではブースト整流器)が、正常の完全電圧動作とあたかも同じであるように直流リンク電圧をその定格値に調整する。ブースト整流器は、直流リンク電圧をその設定点(VSTPT1)に維持するために、ブースト整流器に流入する入力交流電流を増大させることによって入力交流電圧サグを補償する。ブースト整流器は、入力電流が所定の電流限界に到達するまで、入力電流を増大させることによって電圧のサグを補償し続ける。ブースト整流器が所定の電流限界に到達するとき、線電圧が許容可能なレベルまで回復されていなければ、本方法の第2のフェーズが、実質的に同時の2つの応答として、すなわち、第1に圧縮機の負荷を除去することによって、第2に電動機および圧縮機の回転する質量に蓄積されたエネルギーから電力を直流リンクに供給することによって開始する。
図4を参照すると、圧縮機制御ユニット406は、直流リンクコンデンサと電動機回転子および圧縮機の回転する質量の慣性とから、冷凍負荷によって消費される電力を最小限にするために、圧縮機302の機械的アンローディング装置303を起動する。回転する質量に蓄積されたエネルギーを保存するために、機械的負荷が圧縮機制御ユニット406によって切り離されている間に、インバータ制御ユニット404は、電動機速度制御モードから直流リンク電圧制御モードに切り換わり、電動機速度を制御することによって直流リンク電圧の大きさをVSTPT2のレベルに制御する。電圧サグの継続時間中、制御パネル308によって受け取られた特定のセンサ読取りに応じて、VSD104および電動機106に最適操作設定を提供するために制御パネル、マイクロプロセッサ、または制御装置308から受け取られた指令は、VSD104によって無視される。これは、電動機106および圧縮機302に、それらの慣性に蓄積されたエネルギーの必要量を直流リンクコンデンサに転送させる発電機としての役割をするように強制する。ライドスルー中、電動機106の回転子速度は低下し、その間直流リンク電圧はVSTPT2に維持される。線入力電圧が正常範囲に回復する前に、回転する質量に蓄積されたエネルギーが消耗し続ければ、直流リンク電圧は、VUNDERとして表された所定の閾値より下に落ち、本システムは停止することになる。
多重インバータおよび多重圧縮機電動機が同一直流リンクに接続されるシステムでは、1または複数のインバータ制御ユニットが、単一のインバータの事例に関して上述された態様と同様の様態で動作する。主要な違いは、それぞれのインバータが、それ自体の閾値VTH1(例えば、VTH1a、VTH1b、VTH1c、ここでa、b、cは異なるインバータを指す)と、それ自体の設定点VSPT2(例えば、VSPT2a、VSPT2b、VSPT2c)とを有する点にある。異なるインバータおよび圧縮機電動機における閾値および設定値のこの分離は、複数のインバータが直流リンク電圧を同時に制御しようとするときの潜在的な不安定さを防止するために必要とされる。
VSDは、パルス幅変調ブースト整流器または他のブースト整流器の種類である能動整流器202を含む。直流リンク段204は、ノード400において、整流器制御ユニット402およびインバータ制御ユニット404に伝送される制御信号VDCを供給する。また制御ユニット402および404は、直流リンク電圧に加えて、本図では例示を容易にするために省略される他の制御信号も受け取る。制御ユニット402および404は、典型的にVSDキャビネットの内側に配置されるが、制御パネル308の内側に配置されてもよいし、またはそれぞれの機器に別々に搭載されてもよい。
本発明のライドスルー方法の一実施形態が、図5Aに示される。本発明の方法の一態様を全体的に例示する流れ図500が、システム初期設定を表すステップ502から始まる。本システムが初期設定されると、本システムは、交流電源からの線電圧が正常の線電圧の付近であれば、すなわち、電圧サグが存在しないか、または線電圧が正常の線電圧より下にサグし始めてはいるが、ブースト整流器に流入する入力電流が電流限界値未満でありかつ直流リンク電圧が設定点VSTPT1に維持されていれば、ステップ504に示された正常操作で稼働する。ステップ504aで、ブースト整流器が直流リンク電圧を調整しており、ステップ504bで、インバータが正常通りに圧縮機の速度を調整し続け、かつステップ504cで、直流リンク電圧の監視が制御ハードウェアおよびソフトウェアによって実行される(図6参照)。ステップ504a〜504cは、ステップ504で示されたように共にまたは次々と実行される。図6に示された順番は、例示目的のためにすぎない。ステップ504では、ブースト整流器の入力電流はブースト整流器の実効電流限界値以下である。
ステップ506では、VDCが所定の閾値VTH1に比較される。VTH1の大きさは、直流リンク電圧の公称設定点VSTPT1よりも小さい。1つの実施例として、公称直流リンク電圧がVSTP1=950Vであれば、VTH1は、900Vとして選択される。VDCがVTH1よりも小さければ、それはブースト整流器がその電流限界に到達しており、もはや直流リンク電圧をその設定点値に調整できないことを示し、したがって本システムは、直流リンク電圧を制御するために、圧縮機302の負荷を除去し、ブースト整流器202およびプリチャージ装置を不動作にし、かつインバータ206を遷移させるようにステップ508(図7および8)に進む。そうでなければ、本システムはステップ504に戻る。直流リンク電圧VDCの監視は、連続してまたは次々と実行可能であり、VDCの値の変化が本システムで応答を引き起こせば、ここでは別個のステップとして示される。
ステップ508a〜508cは、図7に例示されたようにステップ508で実行される。ステップ508aで、圧縮機制御ユニット406は、遠心圧縮機の羽根の駆動を通じて、スクリュー圧縮機のすべり弁の駆動を通じて、または遠心圧縮機もしくはスクリュー圧縮機の吐出ラインに逆止め弁を挿入することによって、圧縮機を機械的にアンロードする。圧縮機のアンロードすることによって、電動機に蓄積された回転エネルギーが、以下に説明されるように、ライドスルー動作のために保存され、最小限の回転エネルギーが冷却機システム300の冷媒負荷に消費される。短いライドスルー期間の間に、冷媒ループおよび二次蒸発冷却ループの中に蓄積された熱エネルギーが、HVAC&Rシステム負荷に対して必要な冷却を行うために使用される。ほぼ同時点で、ステップ508bでは、ブースト整流器中のIGBTが不動作にされ、ステップ508cでは、ブースト整流器に関連するプリチャージ装置が不動作にされる。本システムは、今やステップ510a〜510cに説明されるフェーズ2のライドスルー動作の第2のフェーズにある。ステップ508a〜508cは共にまたは順次に実行されうる。
ステップ510a〜510cもステップ508で実行される。図8を参照すると、ステップ510aでは、インバータが直流リンク電圧を公称値VSTPT2に調整しようとしている。VSTPT2に選択された値は、VTH1に選択された値よりも低い。1つの実施例として、VTH1が900Vであれば、VSTPT2は850Vである。インバータは、インバータ制御ユニット404によって整流器として動作させられる。電動機106および圧縮機302の回転する質量に蓄積されたエネルギーは、インバータ206を介して正常の電動機動作とは逆の方向へ直流リンク204に流れる。電動機106および圧縮機302は、事実上、電力を直流リンクに供給する発電機となる。このような様態で、直流リンク電圧は、電動機106および圧縮機302を備える電気機械的負荷に蓄積されたエネルギーによって支えられる。電気エネルギーを蓄積するために直流リンクに接続されるコンデンサ(図示せず)は、インバータ206を介して電動機106から流れるエネルギーによって充電状態に維持される。本発明のこの実施形態では、ステップ508bで、ブースト整流器が不動作にされて、直流リンクに供給されたエネルギーのすべてが、インバータを介して、電動機106および圧縮機302における蓄積エネルギーから供給されるようになっている。したがって、直流リンク204は入力電源から絶縁され、制御ハードウェアおよびソフトウェアが、ステップ510bで直流リンク電圧VDCを監視し、かつステップ510cで入力線電圧VINACを監視する。ステップ510a〜510cは、ステップ508で共にまたは順次に実行可能であり、図8に示された順番は例示目的のためにすぎない。ステップ508は、図5Aに示されたステップ512または516で以下の1つが行われるまで継続する。
ステップ512では、直流リンク電圧VDCが連続的に監視されており、VDCが所定の故障閾電圧VUNDER(それはVSTPT2よりも低い)を下回って減少すれば、システムの故障が示される。VSDは、ステップ514で直ちに停止される。別様であれば、本システムはステップ516に進み、そこでは入力線電圧VINACが入力電源で監視される。VINACが所定の入力線間閾電圧VTH_INよりも大きければ、それは、電圧サグ状態がもはや存在せず、本システムは、通常の動作に本システムをリセットするためにステップ518に進む。図9に示されたように、ステップ518a〜518eがステップ518で実行される。ステップ518aで、VSDのフロントエンドにおけるプリチャージ装置が、直流リンク電圧の上昇を制御するために有効にされる。ステップ518bおよび518cで、ブースト整流器スイッチが、直流リンク電圧を所定値VSTPT1までさらに上昇させるために有効にされる。ステップ518dで、インバータ制御モードは、制御パネルによって受け取られた特定のセンサ読取りに応じて、VSD104および電動機106に最適動作設定を提供するために、制御パネル、マイクロプロセッサ、または制御装置から受け取られた指令から電動機の速度を制御することに戻され、直流リンクは、再び整流器制御ユニット402によって制御される。最後にステップ518eで、圧縮機は機械的に負荷がかけられる。次いで、本システムはステップ504で正常動作を再開する。
図5Bを参照すると、ここではライドスルー手順に関する好ましい実施形態が説明される。本発明のこの態様では、ブースト整流器は、全ライドスルー期間中、有効にされた状態に留まり、電動機106からのエネルギーの回生と共に、電流を直流リンク202のコンデンサに供給する。この別法による方法の最初のステップ502から506は、上述された図5Aおよび6で例示されたものと同じである。本発明の別法による方法では、ステップ506で、VDCがVTH1よりも小さければ、本システムはステップ608に進み、さもなければ、本システムはステップ504に戻る。1つの実施例として、公称直流リンク電圧が、VSTP1=950Vであれば、VTH1は900Vとして選択されうる。ステップ508、516、および518は、以下に説明されるように、ステップ608、616、および618によって置き換えられる。
ステップ508a、510a、608a、および510cは、図10に示されたステップ608で実行される。ステップ508aで、圧縮機制御ユニット406は、上述された様態と同じ様態で圧縮機を機械的にアンロードする。ステップ510aで、インバータ制御ユニット404は、直流リンク電圧VDCを値VSTPT2に調整し始め、制御パネルによって受け取られた特定のセンサ読取りに応じて、VSD104および電動機106に最適動作設定を提供する、制御パネル、マイクロプロセッサ、または制御装置から受け取られた指令を無視することによって、圧縮機電動機106の速度調整を中断する。VSTP2に選択された値は、VTH1に選択された値よりも低い。1つの実施例として、VTH1が900Vであれば、VSTP2は850Vである。ステップ608aで、ブースト整流器は、図7に記載された方法とは異なり、電流限界内で動作して直流リンクを値VSTPT1に調整しようとし続ける。ステップ508a、510a、および510cは、ステップ608で共にまたは順次に実行可能であり、図10で示された順番は、例示目的のためにすぎない。
ステップ510aで、インバータは、直流リンク電圧を所定の値VSTPT2に調整するために整流器として動作している。直流リンク電圧は、整流器/コンバータを通じて伝達されたエネルギーと、電動機106および圧縮機302を備える電気機械的負荷に蓄積されたエネルギーとの両方によって支えられる。この好ましい実施形態では、ステップ608aで、ブースト整流器はその電流限界で能動状態に留まり、同様に直流リンク電圧を調整しようとしているが、それをVSTPT1のより高い設定点に調整しようとしている。電流限界内での動作は、ブースト整流器が、その出力でVSTPT1を実際に実現できないようにする。入力交流電圧が十分な大きさに上昇するとき、能動整流器は、VSTPT1が実現されうるのに十分なエネルギーを供給することができる。換言すれば、ブースト整流器の電圧制御ループは、電流限界内で動作しているときに飽和されるが(それは、ブースト整流器およびインバータの両方が、閉ループで動作して直流リンク電圧の制御を試みるとき、システムの不安定さを防止する)、電力は入力交流電線から直流リンクへ流れ続ける。したがって、電力は、コンバータを介して入力電圧源と、インバータを介して負荷の両方から、直流リンク段に供給され、電圧サグ中に最大エネルギーが保持されることを可能にし、よって本システムのライドスルー能力を最大化する。別法の方法は、ステップ616に到達するまで、図5Aで上に説明され、かつ図5Bでも示されたように、ステップ512に進む。ステップ616で、直流リンク電圧VDCはVTH1制限と比較され、フェーズ2の動作までループを戻り続けるか、それともステップ618でライドスルー動作を終了するか否かが決定される。VDCがVTH1よりも大きければ、能動整流器はもはや電流限界内で動作中ではなく、それは、入力線電圧が定格線電圧の所定の百分率の範囲内に回復し終えて、インバータ制御ユニットが、制御パネルによって受け取られた特定のセンサ読取りに応じて、VSD104および電動機106に最適動作設定を提供する、制御パネル、マイクロプロセッサ、または制御装置から受け取られた指令に従って、電動機106の速度を制御することに再び戻ったことを示す。ステップ618で、圧縮機302は機械的に負荷が掛けられる。次いで、本システムは、ステップ504で正常動作を再開する。
制御アルゴリズムが、1つまたは複数のコンピュータプログラムで具体化され、かつVSD104の中に配置されたマイクロプロセッサによって実行されることが推奨されるが、制御アルゴリズムは、デジタルおよび/またはアナログハードウェアを使用して、当業者によって実施および実行されることが理解されるべきである。ハードウェアを使用して制御アルゴリズムを実行する場合には、VSD104の対応する構成は、必要な構成要素を組み込むために、かつもはや不要である任意の構成要素を除去するために変更可能である。
本発明に係るさらに別の方法では、VSD104のコンバータ202は、受動整流器、すなわち、直流リンク段のために交流入力電力を直流電力に変換するダイオードまたはサイリスタ整流器でも良い。受動整流器/コンバータ202を使用する方法は、能動整流器/コンバータの方法よりも少ないライドスルー能力を提供するが、冷媒負荷の除去および電動機/圧縮機負荷から直流リンク204へのエネルギー回生の結果として、依然としてライドスルーの向上が実現される。受動整流器が使用されるとき、図5に説明された方法が実施され、ライドスルーはステップ508で効果的に始まり、そのステップでは、直流リンク電圧が閾電圧VTH1未満に減衰している。図7のステップ508bおよび図9のステップ518bで、能動整流器ではなく、受動整流器に向けて対処される。この場合には、直流リンク電圧が、入力コンバータを通じてVSTP1のような特定の設定点に制御されることは不可能であるが、直流リンク電圧の大きさは、入力交流線電圧の受動整流の関数である。この場合に、VTH1の大きさは、本システムの動作入力電圧域にわたって、入力線電圧の整流から得られる最小予測直流電圧よりも低いレベルにあるように選択される。VSTPT2はVTH1よりも小さくなるように選択され、インバータ制御ユニット404は、電圧サグ中に直流リンク電圧VDCを値VSTPT2に調整する。
再び図3を参照すると、圧縮機302の機械的にアンローディングを実現するために使用されうる様々な装置が存在する。予回転羽根303が、遠心圧縮機のみに適用されることを示すために破線によって示される。予回転羽根303は、遠心圧縮機302の中の圧縮機入口に結合される。予回転羽根303は、圧縮機302の負荷を変更するために動作可能である。高速アクチュエータ(図示せず)を使用して、電力サグに応答して予回転羽根303を急速に閉じることが好ましい。同様に、圧縮機がスクリュー圧縮機の場合では、すべり弁303を使用して、予回転羽根303が遠心圧縮機配置で行うように負荷を変更することができる。すべり弁303は、スクリュー圧縮機のみに適用されることを示すために破線によって示される。本システムが電圧サグに迅速応答することを可能にするために、すべり弁303用の高速アクチュエータも推奨される。電圧サグが生じるとき、圧縮機の機械的アンロードは予回転羽根303を閉成することによって達成される。
また図3は、圧縮機の吐出ライン307の中に挿入された逆止め弁305も例示する。別法として、逆止め弁305は、圧縮機302の吸込みライン301の中に挿入されてもよい。逆止め弁305の動作は、圧縮機を機械的にアンロードするために冷却機制御システムが動作する必要をいずれも排除し、すなわち、逆止め弁305は、高速アクチュエータ、例えば、スクリュー圧縮機におけるすべり弁303、または遠心圧縮機における予回転羽根303に対する必要を排除する。また逆止め弁305は、圧縮機302の機械的アンローディング時間を最小化する。別法の実施形態では、逆止め弁305が省略されてもよいが、予回転羽根またはすべり弁303は圧縮機302の機械的にアンローディングするために使用される。逆止め弁305は、単独で使用されてもよいし、他の種類の機械的アンローディング装置の1つと組み合わせて使用されてもよい。
圧縮機の機械的高速アンローディングは、本システムが通常では圧縮機サージすれすれで動作しているので、遠心圧縮機用途に特に有利である。圧縮機サージは、冷却機システムにおける冷媒の流れが遠心羽根車に向かって方向を逆転するときに生じる。圧縮機302がサージ点でまたはその付近で動作中である場合に、圧縮機動作速度の低下は、圧縮機302をサージ領域に入らせる。この動作速度の低下は、図5から10に関して上述されたように、ライドスルーアルゴリズムに従って実現される。圧縮機302の吐出ラインの中に挿入された逆止め弁305が、冷媒気体の逆流を防止し、したがって圧縮機302のサージ状態を防止する。吐出ラインの加圧冷媒気体が逆流によって即座に圧力を均等化し始めるので、逆止め弁305は、羽根車の回転速度が低下するときに閉じる。同時に、この弁の閉成が圧縮機システムをアンロードし、よって回転システムのエネルギーの蓄積を最大化し、本システムのライドスルー能力を拡大する。
入力交流電力102が公称電圧に回復するとき、圧縮機羽根車の毎分回転数は定格動作毎分回転数に回復する。次いで、圧縮機吐出ライン307の圧力が制御されて定格レベルに戻され、逆止め弁305を強制的に開放し、本システムの機械的負荷は、電圧サグ前の値に回復する。
本発明のシステムおよび方法は、電圧サグ状態を監視しかつそれに対応するために電動機速度を感知する必要がなく、それは本システムの費用を削減し、その信頼性を向上させる。制御は、直流リンク電圧、入力交流線電圧、入力電流、および電動機電流を感知することによって実現される。
好ましい実施形態を参照して本発明が説明されたが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更が実施可能であり、かつ均等物が本発明の要素に置換可能であることが当業者には理解されよう。さらには、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、特定の状況または材料を本発明の教示に適合させるために多くの変更が実施可能である。したがって、本発明は、本発明を実施するために考えられる最良の形態として開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は添付の特許請求の範囲内の実施形態を包含することが意図されている。
本発明の一般的なシステム構成を模式的に例示する図である。 本発明で使用された可変速駆動装置の1つの実施形態を模式的に例示する図である。 本発明に使用されうる冷凍システムを模式的に例示する図である。 本発明の簡素化されたブロック図を例示する図である。 本発明の実施形態の流れ図を例示する図である。 本発明の好ましい実施形態の流れ図を例示する図である。 図5Aに示された流れ図の一部を例示する図である。 図5Aに示された流れ図の一部を例示する図である。 図5Aに示された流れ図の一部を例示する図である。 図5Aに示された流れ図の一部を例示する図である。 図5Bの流れ図の一部を例示する図である。

Claims (20)

  1. 電動機、および機械的負荷に結合された圧縮機を設けるステップと、
    前記電動機に電力を供給するために、直流リンク段によって電気的に結合された能動コンバータ段およびインバータ段を含む可変速駆動装置を設けるステップと、
    前記直流リンク段の直流電圧を監視するステップと、
    前記能動コンバータ段の入力パラメータを監視するステップと、
    前記監視された直流リンク電圧の変化に応答して、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記能動コンバータにより調整するステップと、
    所定の第1の閾電圧よりも小さい前記直流電圧に応答して、
    前記直流リンク段の前記直流電圧の前記調整を前記インバータ段に移すステップと、
    前記機械的負荷を前記圧縮機から除去するステップと、
    電力の流れを前記電動機から前記直流リンク段に逆転することによって、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記インバータ段により制御するステップと、を実行するステップと、
    を含む、電圧サグをライドスルーするために可変速駆動装置を制御する方法。
  2. 前記機械的負荷を前記圧縮機から除去する前記ステップは、前記圧縮機の動作速度の低下に応答して、冷媒の逆流を防止するために前記圧縮機の冷媒ラインの中に挿入された逆止め弁によって自動的に実施される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吐出ラインである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吸込みラインである、請求項2に記載の方法。
  5. 前記圧縮機は遠心圧縮機であり、前記機械的負荷を前記圧縮機から除去する前記ステップは、前記圧縮機の前記機械的負荷を実質的に除去するために、複数の予回転羽根を動作させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記圧縮機はスクリュー圧縮機であり、前記機械的負荷を前記圧縮機から除去する前記ステップは、前記圧縮機の前記機械的負荷を実質的に除去するために、すべり弁を動作させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 交流入力電源の交流入力電圧を監視するステップと、
    所定の閾電圧値以上の前記監視された交流電圧に応答して、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記能動コンバータ段で制御するステップと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 機械的に一体に結合された電動機および圧縮機を設けるステップと、
    前記電動機に電力を供給するために、直流リンク段によって電気的に結合された能動コンバータ段およびインバータ段を含む可変速駆動装置を設けるステップと、
    前記直流リンク段の直流電圧を監視するステップと、
    前記能動コンバータ段の入力パラメータを監視するステップと、
    前記能動コンバータ段によって前記直流リンク段の前記直流電圧を調整するステップと、
    前記インバータ段によって電動機速度を調整するステップと、
    所定の第1の閾電圧よりも小さい前記直流電圧に応答して、
    前記直流リンク段の前記直流電圧の前記調整を前記インバータ段に移すステップと、
    前記圧縮機をアンロードするステップと、
    前記能動コンバータ段を不動作にするステップと、
    電力の流れを前記電動機から前記直流リンクに逆転することによって、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記インバータ段で制御するステップと、を実行するステップと、
    を含む、冷却機システムにおける電圧サグ・ライドスルー能力を増大させる方法。
  9. 前記圧縮機アンロードするステップは、前記圧縮機の動作速度の低下に応答して、冷媒の逆流を防止するために前記圧縮機の冷媒ラインに挿入された逆止め弁によって実施される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吐出ラインである、請求項8に記載の方法。
  11. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吸込みラインである、請求項8に記載の方法。
  12. 前記圧縮機は遠心圧縮機であり、前記圧縮機をアンロードするステップは、前記直流リンク電圧の低下に応答して、複数の予回転羽根を動作させることによって前記圧縮機の前記機械的負荷を変更するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記圧縮機はスクリュー圧縮機であり、前記圧縮機をアンロードするステップは、前記直流リンク電圧の低下に応答して、すべり弁を動作させることによって前記圧縮機の前記機械的負荷を変更するステップを含む、請求項8に記載の方法。
  14. 交流入力電源の交流入力電圧を監視するステップと、
    所定の閾電圧値以上の前記監視された交流電圧に応答して、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記能動コンバータ段で制御するステップと、
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  15. 閉冷媒ループに接続された圧縮機、凝縮器、および蒸発器と、
    前記圧縮機の動作速度の低下に応答して、前記圧縮機をアンロードするためのアンローディング装置と、
    前記圧縮機に動力を供給するために前記圧縮機に接続された電動機と、
    前記電動機に接続され、入力交流電力を固定入力交流電圧および固定入力周波数で受け取りかつ出力電力を可変電圧および可変周波数で前記電動機に供給するように構成され、前記可変電圧は前記固定入力交流電圧よりも大きさが大きい最大電圧を有しかつ前記可変周波数は前記固定入力周波数よりも大きい最大周波数を有する、可変速駆動装置と、を備え、前記可変速駆動装置は、
    前記入力交流電力を供給する交流電源に接続され、前記入力交流電圧を前記直流電圧に変換するように構成されているコンバータ段と、
    前記コンバータ段に接続され、前記直流電圧を濾波しかつ前記コンバータ段からのエネルギーを蓄積するように構成されている直流リンク段と、
    前記直流リンク段に接続され、前記直流リンク段からの前記直流電圧を、前記可変電圧および前記可変周波数を有する前記電動機のための前記出力電力に変換するように構成されているインバータ段と、
    所定の第1の閾電圧よりも小さい前記直流電圧に応答して、前記直流リンク段の前記直流電圧を前記インバータ段で調整するように構成されている、前記可変速駆動装置の動作を制御する制御パネルと、を備え、
    前記制御パネルは、前記圧縮機を機械的にアンロードするために、制御信号を供給することによって前記直流リンク段の前記直流電圧を前記インバータ段で調整し、かつ前記直流リンク段の前記直流電圧を制御するために、電力の流れを前記電動機から前記直流リンク段に逆転する、
    冷却機システム。
  16. 前記アンローディング装置は逆止め弁であり、前記逆止め弁は、前記圧縮機の前記動作速度の低下に応答して、冷媒の逆流を防止するために前記圧縮機の冷媒ラインの中に挿入される、請求項15に記載のシステム。
  17. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吐出ラインである、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記冷媒ラインは前記圧縮機の吸込みラインである、請求項16に記載のシステム。
  19. 前記圧縮機は遠心圧縮機であり、前記アンローディング装置は複数の予回転羽根であり、前記予回転羽根は、前記圧縮機の前記機械的負荷を実質的に除去するために動作可能なアクチュエータを有する、請求項14に記載のシステム。
  20. 前記圧縮機はスクリュー圧縮機であり、前記アンローディング装置はすべり弁であり、前記すべり弁は、前記圧縮機の前記機械的負荷を実質的に除去するように動作可能である、請求項14に記載のシステム。
JP2008548889A 2006-06-07 2007-06-07 Hvac&r冷却機のためのライドスルー方法およびシステム Active JP4927865B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/422,668 2006-06-07
US11/422,668 US7332885B2 (en) 2005-09-02 2006-06-07 Ride-through method and system for HVAC&R chillers
PCT/US2007/013417 WO2007143217A2 (en) 2006-06-07 2007-06-07 Ride-through method and system for hvac&r chillers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009522999A true JP2009522999A (ja) 2009-06-11
JP4927865B2 JP4927865B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=38802138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008548889A Active JP4927865B2 (ja) 2006-06-07 2007-06-07 Hvac&r冷却機のためのライドスルー方法およびシステム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US7332885B2 (ja)
EP (1) EP2030313B1 (ja)
JP (1) JP4927865B2 (ja)
KR (1) KR101003350B1 (ja)
CN (1) CN101375490B (ja)
CA (1) CA2632108A1 (ja)
TW (1) TWI330927B (ja)
WO (1) WO2007143217A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160050299A (ko) * 2014-10-29 2016-05-11 엘지전자 주식회사 모터제어장치

Families Citing this family (49)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8149579B2 (en) * 2008-03-28 2012-04-03 Johnson Controls Technology Company Cooling member
US7764041B2 (en) 2007-01-22 2010-07-27 Johnson Controls Technology Company System and method to extend synchronous operation of an active converter in a variable speed drive
US8495890B2 (en) * 2007-01-22 2013-07-30 Johnson Controls Technology Company Cooling member
WO2008137276A1 (en) 2007-05-08 2008-11-13 Johnson Controls Technology Company Variable speed drive
US7957166B2 (en) * 2007-10-30 2011-06-07 Johnson Controls Technology Company Variable speed drive
US8174853B2 (en) * 2007-10-30 2012-05-08 Johnson Controls Technology Company Variable speed drive
FI121834B (fi) * 2008-02-29 2011-04-29 Kone Corp Tehonsyöttöjärjestely
US8336323B2 (en) 2008-10-03 2012-12-25 Johnson Controls Technology Company Variable speed drive with pulse-width modulated speed control
US8302416B2 (en) * 2009-03-02 2012-11-06 Rocky Research Liquid refrigerant composite cooling system
US8193660B2 (en) * 2009-07-27 2012-06-05 Rocky Research HVAC/R system having power back-up system with a DC-DC converter
US9160258B2 (en) 2009-07-27 2015-10-13 Rocky Research Cooling system with increased efficiency
US8278778B2 (en) * 2009-07-27 2012-10-02 Rocky Research HVAC/R battery back-up power supply system having a variable frequency drive (VFD) power supply
US20110018350A1 (en) * 2009-07-27 2011-01-27 Rocky Research Power back-up system with a dc-dc converter
US8299646B2 (en) * 2009-07-27 2012-10-30 Rocky Research HVAC/R system with variable frequency drive (VFD) power supply for multiple motors
US8299653B2 (en) * 2009-07-27 2012-10-30 Rocky Research HVAC/R system with variable frequency drive power supply for three-phase and single-phase motors
US20110018474A1 (en) * 2009-07-27 2011-01-27 Rocky Research Electromechanical system having a variable frequency drive power supply for 3-phase and 1-phase motors
US20110016915A1 (en) * 2009-07-27 2011-01-27 Rocky Research High efficiency dc compressor and hvac/r system using the compressor
US8698433B2 (en) * 2009-08-10 2014-04-15 Emerson Climate Technologies, Inc. Controller and method for minimizing phase advance current
US8400090B2 (en) * 2009-08-10 2013-03-19 Emerson Electric Co. HVAC condenser assemblies having controllable input voltages
CN102884695B (zh) * 2010-05-04 2016-03-30 江森自控科技公司 变速驱动器
US9071078B2 (en) 2011-01-24 2015-06-30 Rocky Research Enclosure housing electronic components having hybrid HVAC/R system with power back-up
US9228750B2 (en) 2011-01-24 2016-01-05 Rocky Research HVAC/R system with multiple power sources and time-based selection logic
CN102728138B (zh) * 2011-04-14 2014-04-23 永济新时速电机电器有限责任公司 柜式变流柜冷却系统过滤工装及过滤系统
KR101260611B1 (ko) * 2011-07-20 2013-05-03 엘에스산전 주식회사 고압 인버터의 제어장치 및 방법
WO2013022822A2 (en) * 2011-08-10 2013-02-14 Carrier Corporation Hvac motor load balancing
EP2826095A2 (en) 2012-03-13 2015-01-21 Maxwell Technologies, Inc. Capacitor and battery combination
CN102798176B (zh) * 2012-08-09 2015-09-09 深圳市索阳新能源科技有限公司 太阳能环保智能空调
JP6058800B2 (ja) * 2012-08-30 2017-01-11 ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニーJohnson Controls Technology Company チラーのコーストスルーのための可変速駆動装置の制御
WO2014113777A1 (en) 2013-01-21 2014-07-24 Trane International Inc. Refrigerant compressor drives offering enhanced robustness, efficiency and rated voltage operability
US8981686B2 (en) * 2013-01-24 2015-03-17 Regal Beloit America, Inc. Methods and systems for controlling an electric motor
WO2014120651A1 (en) * 2013-01-30 2014-08-07 Trane International Inc. Multiple load control for variable frequency drive harmonic mitigation
US9461559B2 (en) 2013-03-15 2016-10-04 Rockwell Automation Technologies, Inc. Active front end power converter with boost mode derating to protect filter inductor
US10250168B2 (en) * 2013-08-28 2019-04-02 Lifting Solutions Inc. Pump jack controller and method for using same for electricity generation
US10533556B2 (en) 2013-10-01 2020-01-14 Trane International Inc. Rotary compressors with variable speed and volume control
JP2015084622A (ja) * 2013-10-25 2015-04-30 三菱重工オートモーティブサーマルシステムズ株式会社 スイッチング素子の駆動装置及び駆動方法並びに車両用空調装置
CN106104996B (zh) * 2014-02-03 2019-07-05 约翰逊控制技术公司 用于冷却器应用中的变速传动装置的多脉冲恒压变压器
WO2015157635A1 (en) * 2014-04-11 2015-10-15 Trane International Inc. Hvac systems and controls
JP6511224B2 (ja) * 2014-04-23 2019-05-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 電源装置
EP2940846B1 (en) 2014-04-29 2024-03-27 Kone Corporation A method of initiating a regenerative converter and a regenerative converter
EP3138182B1 (en) * 2014-05-02 2021-08-11 Schneider Electric IT Corporation Dc link voltage control
US9755568B2 (en) * 2014-07-09 2017-09-05 Nidec Motor Corporation System and method for detecting loss of input phase by sensing before power rectifier
US10063181B2 (en) * 2014-07-14 2018-08-28 Nidec Motor Corporation System and method for detecting loss of input phase by sensing after power rectifier
RU195344U1 (ru) * 2016-04-12 2020-01-23 Атлас Копко Эрпауэр, Намлозе Веннотсхап Блок управления для компрессора
CN109073305B (zh) 2016-04-15 2022-01-07 开利公司 压缩机单元、包括压缩机单元的制冷回路和操作压缩机单元的方法
CN109792214B (zh) 2016-10-05 2021-03-19 江森自控科技公司 具有次级绕组的变速驱动装置
TW201826690A (zh) 2016-10-05 2018-07-16 美商江森自控科技公司 帶電池之變速驅動器
FR3059857B1 (fr) * 2016-12-07 2019-05-10 Moteurs Leroy-Somer Procede de controle de la vitesse d'un moteur
US11397034B2 (en) 2018-06-27 2022-07-26 Carrier Corporation Unloading system for variable speed compressor
WO2020231933A1 (en) * 2019-05-14 2020-11-19 Carrier Corporation Method and system for compressor operating range extension via active valve control

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336994A (ja) * 1989-06-29 1991-02-18 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd インバータの異常処理方法
JP2000295839A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Mitsubishi Electric Corp 電源装置

Family Cites Families (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3593103A (en) * 1969-03-04 1971-07-13 Gen Electric Inverter system with automatic ridethrough
US4308491A (en) * 1980-05-05 1981-12-29 Square D Company Automatic fault protection system for power recovery control
GB8630426D0 (en) 1986-12-19 1987-01-28 Glentronic Ltd Three-phase supply system
DE3874925T2 (de) 1987-03-20 1993-04-01 Ranco Inc Kompressorantriebssystem und dieses system verwendende klimaanlage.
US5123080A (en) * 1987-03-20 1992-06-16 Ranco Incorporated Of Delaware Compressor drive system
US4761726A (en) 1987-10-23 1988-08-02 Westinghouse Electric Corp. Variable speed constant frequency power system with boost converter auxiliary output
EP0422221A4 (en) 1988-05-05 1991-09-25 Seiichi Akiba Self-active type generation system
US5081368A (en) * 1989-04-28 1992-01-14 Atlas Energy Systems, Inc. Uninterruptible power supply with a variable speed drive driving an induction motor/generator
JP2954333B2 (ja) * 1990-11-28 1999-09-27 株式会社日立製作所 交流電動機可変速システム
US5127085A (en) * 1991-04-01 1992-06-30 General Motors Corporation Ride-through protection circuit for a voltage source inverter traction motor drive
WO1993014559A1 (en) 1992-01-21 1993-07-22 Nartron Corporation Pulse width modulation power circuit
US5592058A (en) * 1992-05-27 1997-01-07 General Electric Company Control system and methods for a multiparameter electronically commutated motor
US5747955A (en) * 1995-03-31 1998-05-05 Quinton Instrument Company Current sensing module for a variable speed AC motor drive for use with a treadmill
KR100420698B1 (ko) * 1995-09-08 2004-06-12 가부시키가이샤 야스가와덴끼 전력변환장치및전력변환방법
US5796234A (en) * 1996-01-19 1998-08-18 Gas Research Institute Variable speed motor apparatus and method for forming same from a split capacitor motor
US5646458A (en) * 1996-02-22 1997-07-08 Atlas Energy Systems, Inc. Uninterruptible power system with a flywheel-driven source of standby power
JP2001519883A (ja) 1996-02-27 2001-10-23 デビッド エヌ ショウ 増圧式空気源ヒートポンプ
CA2184663A1 (en) * 1996-09-03 1998-03-04 John C. Salmon Harmonic correction of 3-phase rectifiers and converters
US5869946A (en) * 1997-02-27 1999-02-09 Stmicroelectronics, Inc. PWM control of motor driver
US6487096B1 (en) * 1997-09-08 2002-11-26 Capstone Turbine Corporation Power controller
US6005362A (en) * 1998-02-13 1999-12-21 The Texas A&M University Systems Method and system for ride-through of an adjustable speed drive for voltage sags and short-term power interruption
US6072302A (en) * 1998-08-26 2000-06-06 Northrop Grumman Corporation Integrated control system and method for controlling mode, synchronization, power factor, and utility outage ride-through for micropower generation systems
US6118676A (en) * 1998-11-06 2000-09-12 Soft Switching Technologies Corp. Dynamic voltage sag correction
US6348775B1 (en) * 1999-05-11 2002-02-19 Borealis Technical Limited Drive wave form synchronization for induction motors
US6160722A (en) * 1999-08-13 2000-12-12 Powerware Corporation Uninterruptible power supplies with dual-sourcing capability and methods of operation thereof
EP1262008B1 (en) * 2000-01-28 2009-09-09 Cummins Generator Technologies Limited Ac power generating system
US6276148B1 (en) * 2000-02-16 2001-08-21 David N. Shaw Boosted air source heat pump
US6239513B1 (en) * 2000-02-24 2001-05-29 Design Power Solutions International Emergency supplemental power supply for outage protection of critical electric loads
US6313600B1 (en) * 2000-02-29 2001-11-06 Robicon Corporation Control method and apparatus for insufficient input voltage in an AC drive
US6370888B1 (en) * 2000-08-31 2002-04-16 Carrier Corporation Method for controlling variable speed drive with chiller equipped with multiple compressors
US6787933B2 (en) * 2001-01-10 2004-09-07 Capstone Turbine Corporation Power generation system having transient ride-through/load-leveling capabilities
EP1446869A1 (en) * 2001-11-23 2004-08-18 Danfoss Drives A/S Frequency converter for different mains voltages
US6686718B2 (en) * 2001-11-27 2004-02-03 York International Corp. Control loop and method for variable speed drive ride-through capability improvement
US6559562B1 (en) * 2001-12-14 2003-05-06 Ssi Power, Llc Voltage sag and over-voltage compensation device with pulse width modulated autotransformer
US6768284B2 (en) * 2002-09-30 2004-07-27 Eaton Corporation Method and compensation modulator for dynamically controlling induction machine regenerating energy flow and direct current bus voltage for an adjustable frequency drive system

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0336994A (ja) * 1989-06-29 1991-02-18 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd インバータの異常処理方法
JP2000295839A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Mitsubishi Electric Corp 電源装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160050299A (ko) * 2014-10-29 2016-05-11 엘지전자 주식회사 모터제어장치
KR101628506B1 (ko) 2014-10-29 2016-06-08 엘지전자 주식회사 모터제어장치

Also Published As

Publication number Publication date
CN101375490A (zh) 2009-02-25
JP4927865B2 (ja) 2012-05-09
CA2632108A1 (en) 2007-12-13
EP2030313A2 (en) 2009-03-04
US7332885B2 (en) 2008-02-19
KR101003350B1 (ko) 2010-12-23
WO2007143217A3 (en) 2008-08-21
TWI330927B (en) 2010-09-21
CN101375490B (zh) 2011-03-23
KR20080089610A (ko) 2008-10-07
EP2030313B1 (en) 2012-05-23
US20070063668A1 (en) 2007-03-22
TW200816611A (en) 2008-04-01
WO2007143217A2 (en) 2007-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4927865B2 (ja) Hvac&r冷却機のためのライドスルー方法およびシステム
US7081734B1 (en) Ride-through method and system for HVACandR chillers
US7207183B2 (en) System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system
JP4482028B2 (ja) 複数圧縮機冷却システムの起動制御システムおよび方法
US7793509B2 (en) System and method for capacity control in a multiple compressor chiller system
EP1946022B1 (en) System and method for capacity control in a multiple compressor liquid chiller system
WO2007030176A1 (en) Ride-through method and system for hvac&r chillers
WO2023238229A1 (ja) 電力変換装置、モータ駆動装置及び冷凍サイクル適用機器
KR20190053024A (ko) 압축기 구동 장치 및 이를 구비하는 공기조화기
JP2009095096A (ja) アクティブコンバータ・インバータ装置及びそれを用いた冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4927865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250