JP2009522995A - 高速組立アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

装置及び関連システム若しくは方法は、細長い軸方向に摺動可能なコア部材(すなわち、シャフト)を備えた直線型機械を含む。一実施形態では、シャフトは、1以上の固定巻線を収容する巻線管の内部容積から、シャフトの長さにわたって軸方向に延びるルーメンを通じて、シャフトのいずれかの端部までの流体(例えば、空気)連通をもたらすために、少なくとも1つの径方向開口を含む。固定巻線は、流体が巻線管の複数の径方向開口を通って流れることができるように相隔たる。具体的には、巻線を横切る流体循環は、機械の最大定格電流を増大させるために十分な冷却をもたらすことができる。流体循環は、また、空気圧式処理能力(例えば、真空保持、吹き飛ばし)を提供することができる。代表的な一実施形態では、装置を使用して、高速でチューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータをバッテリケーシングに挿入することができる。

Description

実施形態は、概して製造機器に関し、特定の実施形態は、高速運転用のアクチュエータに関する。
一部の製品は、コンベヤシステムを使用して2つ以上の処理ステーション間で物品を輸送できる組立ライン上で製造される。一部の組立ラインでは、物品は、実質的に停止することなく連続フローで移動する場合がある。他の一部の組立ラインでは、物品の移動は、例えば、特定の処理ステーションで減速又は停止することによって、区分又はインデックス付けされる場合がある。
一部の組立ラインでは、製品を組み立てるために物体に動きが付与されることがある。動きは、様々な目的を果たすように様々な製造プロセスで物体に付与されることができる。動きには、ある処理ステーションから別の処理ステーションなど、ある場所から別の場所へと物体を輸送できるものもある。攪拌(stirring)又はスタンピング(stamping)などの他の動きが、物品を直接処理するために付与される場合もある。
様々な機械、空気圧、及び電気機械デバイスが、望ましくかつ有用な動きを付与するために製造プロセスで使用されてきた。機械デバイスは、カム、ギア、ピニオン、リンク機構、又はプーリなどの要素を使用することによって、力を所望の動きに変換することができる。空気圧デバイスは、弁、ピストン、及び油圧油を使用して、動きを付与することができる。電気機械デバイス(すなわち、モータ)は、一般に、電磁エネルギーを力に変換することによって、動きを付与する。
物体に動きを付与するために、電動モータは、トルク又はスラストを発生させることができる。回転モータは、電気的入力エネルギーをシャフト上の回転トルクに変換することができる。リニアモータは、電気的入力エネルギーを直線力(すなわち、スラスト)に変換することができる。一般に、トルク又はスラストは、モータ電流の関数である。
場合によっては、特定の運転条件下でのモータについて最大定格電流を規定することができる。最大定格電流は、それらの運転条件下でモータによって発生できる最大モータトルク又はスラストを決定することができる。最大定格電流は、例えば、モータの熱的特性に一部基づくことがある。例えば、モータにおける最高安全温度を使用して、モータを過熱することなくモータ巻線に連続的に適用できる最大平均又はr.m.s.(2乗平均平方根:root-mean-square)電流などの最大定格電流を決定することができ、最大定格電流を使用して、最大定格トルク又はスラストを決定することができる。
装置及び関連システム又は方法は、細長い軸方向に摺動可能なコア部材(すなわち、シャフト)を備えた直線型機械を含む。一実施形態では、シャフトは、1以上の固定巻線を収容する巻線管の内部容積から、シャフトの長さにわたって軸方向に延びるルーメンを通じて、シャフトのいずれかの端部までの流体(例えば、空気)連通をもたらすために、少なくとも1つの径方向開口を含む。固定巻線は、流体が巻線管の複数の径方向開口を通って流れることができるように相隔たる。具体的には、巻線間を流れるように導かれる流体は、機械の最大定格電流を増大させるために、巻線及び他の構成要素を十分に冷却することができる。流体流れは、また、空気圧式処理能力(例えば、真空保持、吹き飛ばし)を提供することができる。代表的な一実施形態では、装置を使用して、例えば、最高で毎分500挿入の速度で、チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータをバッテリケーシングに挿入することができる。
システム、及び関連装置、方法、又はコンピュータプログラム製品は、最高で毎分少なくとも500セットの操作など、高いスループット率で1以上の組立操作セットを実施する能力を提供することができる。具体的には、各組立操作は、組み立てられている物体にサブ操作の複雑な組み合わせを実施することを伴うことがある。一実施形態では、システムは、コアを通って軸方向に延びるルーメンを備えるリニアモータと、操作を実施するためにコアに連結されたエンドエフェクタと、コアを通って流体を循環させる流体流れシステムとを含むことができる。一部の実施形態は、材料をエンドエフェクタに分配するサブシステムを含むことがある。
そのようなシステムは、加工物を操作するためにマンドレルを軸方向に加速させること、加工物を追跡し、加工物を操作するためにマンドレルを位置決めすること、操作されるべき少なくとも1つの物体を保持するためにマンドレルの開口に真空圧力を加えること、及び運動プロフィールの所定の地点で少なくとも1つの物体を解放するために真空を迅速に正圧へと反転させることなど、様々なサブ操作を実施することができる。システムは、例えば、他の操作と協働して材料を分配、形成、及び/又は切断するための、他のサブ操作をさらに実施することができる。
説明に役立つ一実施例では、2つの紙状セパレータを連続フロー製造ライン上でバッテリセルケーシングに迅速に挿入するためのシステムを使用して、バッテリセルを製造することができる。システムの実施形態は、ロボット又はピックアンドプレイス(pick-and-place)のような機器など、他の用途に組み込むことができる。
幾つかの諸実施形態は、1以上の利点を提供することができる。例えば、システムは、1以上のプロセスを実施するように新規又は既存の製造ライン上に容易に適合させて設置することができる。したがって、製造資産をフレキシブルに構成して、コストを節約し、休止時間を短縮することができる。モータの諸実施形態は、インデックス付けされた又は連続フロープロセスで高い生産スループット(例えば、毎分約400を超える部品、最大で毎分少なくとも約500の部品)を維持できる運転を提供することができる。諸実施形態は、システムコストを下げることができ、比較的単純なメンテナンスを必要とし、設置コストが低い。諸実施形態は、さらに、ほとんど又は全く製造休止時間なしに設置されることができる。特定の複雑な作業を、高いスループット率で実施することができる。エンドエフェクタは、容易に置き換えられることができ、様々な用途を実行するように構成することができる。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を添付図面及び以下の説明に記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面、並びに、請求項から明白になるであろう。
説明に役立つ実施形態の詳細な説明
本文書は、持続的な高速運転が可能なリニアアクチュエータを伴うシステム及び方法について記載する。リニアアクチュエータ(以下、「リニアモータ」)の様々な実施形態は、巻線周り及び/又は巻線間の径方向の流体流れを提供する。通電されると、巻線は、軸方向に摺動可能なシャフト上にスラストを発生させることができる。シャフトは、当該シャフトの長さにわたって長手方向に延びるルーメンと、適切に構成された開口とを含む。空気などの伝熱流体は、巻線間を径方向に流れ、シャフトの開口を通り、次いでルーメンを通って軸方向に流れることができる。この流体流れは、モータの内部からかなりの熱を除去することができる。この冷却は、より高い電流を印加できるようにすることができ、次にはそれが、毎分約500操作など、高いスループット率での運転を実施するために必要なより高い力及び加速を可能にし得る。
本明細書に記載の諸実施形態で例示される構造及び技術を使用して加圧流体流れ源と組み合わされると、冷却を高めることができる。さらに、物体の操作など、高速空気圧操作を、高速直線運動と統合することができる。ゆえに、様々な実施形態は、高速空気圧操作と高速直線作動とを組み合わせることができる。
諸実施形態では、リニアモータ及び関連サブシステムは、最高で毎分少なくとも500の操作セットなど、高いスループット率で1以上の組立操作セットを実施する能力を提供することができる。具体的には、そのようなモータは、サブ操作の複雑な組み合わせを実施することを伴う組立操作に使用され得る。サブ操作の組み合わせには、例えば、3次元運動プロフィール、及びコアのルーメン内の流体の圧力に応答する空気圧操作を含めることができる。一部の用途では、空気圧機構を使用して、多数の物体を拾い上げて解放するなど、1つを超える物体を操作することができる。
様々な実施形態、態様、特徴、及び実施の理解を助けるために、説明の大部分は、代表的な複雑な製造作業、すなわち、チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ラインにおいてバッテリケーシングに挿入することを対象とする。後述するように、セパレータをバッテリケーシングに挿入する1サイクルは、約11の別個の一連のサブ操作を伴い得る。
代表的な用途を取り入れる目的で、紙状のセパレータは、通常、アノード(ケーシングの内壁に沿って形成される)をカソード(セパレータによって形成された「ボウル」に注入されるスラリー)から分離させるために、バッテリケーシングに挿入される。ある種類のセパレータシステムは、チューブアンドスクエア(tube-and-square)として知られる。この方法を使用してセパレータをバッテリケーシングに挿入する前に、長方形セパレータが、セパレータボウルの縦の側壁を形成するように略円筒形に丸められ、正方形セパレータが円筒の底部開口部を覆うように置かれる。チューブアンドスクエア(tube-and-square)の正方形セパレータ端部は、「AA」バッテリセル用のケーシングなどのバッテリケーシング内に挿入される。底部正方形セパレータは、管セパレータの最下端に重なり、それによってカソードとアノードとの間に隙間のない障壁を形成する。他の種類のセパレータシステムは、十字置き(cross-placed)として知られる。十字置き(cross-placed)セパレータは、通常、ボウルの側壁を形成するようにいずれも折られた、直交して置かれた類似サイズの2つの長方形を使用する。
これら2つの方法は、異なる製造及び電気的特徴を有し得る。チューブアンドスクエア(tube-and-square)セパレータシステムは、通常、必要とするセパレータ材料が少ない。セパレータ材料の量の削減は、内部抵抗を低減することができ、また、さらなる活性材料をバッテリに入れられるようにすることができ、それらのことは、より長いバッテリ耐用期間に貢献することができる。ただし、高速製造環境で小さな正方形の紙状セパレータを確実に処理し加工することは、本明細書に記載の諸実施形態によって克服できるいくつかの困難な問題を提起する。
チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ラインでバッテリケーシングに挿入するという代表的な用途の状況で記載するが、この実施例は、理解するのを助けることを意図したものであって、制限を意図したものではない。他の諸実施形態は、例えば、ピックアンドプレイス(pick-and-place)型操作などの異なる操作を実施するように構成されてよい。他の諸実施形態は、バッテリケーシング用の紙セパレータ以外の物品に操作を行うように適合されてよい。例えば、異なるエンドエフェクタが、例えば紙状セパレータ以外のペイロードを操作するために、適用されてよい。そのような代替ペイロードとしては、例えば、RFID(無線識別)タグ、電子構成要素(例えば、集積回路、表面実装パッケージにおける能動又は受動素子)、小さい物体(例えば、玉軸受)が挙げられる。さらに、諸実施形態は、本明細書で描かれる代表的な諸実施形態で示されるもの以外のコンベヤシステムを使用し得る他の製造用途で実施されてもよい。例えば、諸実施形態は、他のモーションシステムを使用して、処理されるべき物品の動きを誘導又は案内することができる。そのようなモーションシステムは、高速組立システムの諸実施形態によって処理されるべき物体を運ぶために、強制空気、ベルト、重力、手作業による設置、ロボットマニピュレータ、進路、ガイドなどを組み込むことができる。
様々な実施形態の理解を促進するために、以下の説明は、連続フロー組立ラインにおいてチューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータをバッテリケーシングに挿入するためのシステムの代表的な用途の様々な態様を紹介する。代表的なシステムのためのいくつかの主要サブシステムと制御システムとを紹介した後、高速挿入動作をもたらす代表的なリニアアクチュエータサブシステムの設計及び構築について説明する。次に、高速挿入操作の態様を促進する代表的な慣性弁の詳細を提示する。それに続いて、(1)紙セパレータを送り込み、巻き付け、切断するサブシステム、及び(2)リニアアクチュエータを精確に位置決めするサブシステムについて論じる。次に、組立ライン上のフレキシブルな設置について説明し、その後、代表的な1運転サイクルにおける一連のイベントの説明を含め、高速組立システムを操作するための方法について論じる。次いで、高速組立システムに機能性向上をもたらすことのできる追加機構について論じる。
高速組立システム
図1は、正方形及び円筒状(すなわち、管)形状の紙セパレータを上部が開いたバッテリケーシング(図示せず)に挿入するように構成された代表的な高速組立システム100を示す。システム100は、バッテリケーシングを挿入アセンブリ102の下に位置決めするコンベヤアセンブリ101を含む。この実施例では、コンベヤアセンブリ101がバッテリケーシングを前進させるときに、挿入アセンブリ102は、正方形状の紙セパレータ及び円筒形状の紙セパレータを各バッテリケーシングに挿入する作業を行うことができる。
この実施例のコンベヤアセンブリ101は、各リンク104の両端にあるリンクピン106によって1つに連結されたリンク104の鎖を含む。各リンク104の中央は、バッテリケーシングなどの物体を受け取るように適合された保持具108を含む。リンク104は、スプロケット110の周りで転回する。スプロケット110は、例えば、独立して駆動されても、同期されても、受動的に回転可能であってもよいが、リンクピン106に係合するための歯を有する。システム100は、コンベヤ位置センサ112から保持具108内のバッテリケーシングの位置に関する情報を受け取ることができ、そのコンベヤ位置センサ112は、スプロケット110の位置を監視する、エンコーダ、レゾルバ、ホール効果センサ、又は他の位置検出デバイスであってよい。一実施形態では、コンベヤアセンブリ101がセパレータ紙挿入のためにバッテリケーシングを前進させる速度は、様々であってよい。その場合、コンベヤ位置センサ112は、バッテリケーシングの前進速度に対応するように調整されたサイクル時間を有することのできる、挿入アセンブリ102用の制御装置(図示せず)にタイミング及び/又はバッテリケーシング位置情報を提供することができる。この実施例のコンベヤアセンブリ101は、スプロケット110の周りを回転する鎖を有するが、他の実施は、他の種類のコンベヤシステムを使用してよい。一部の実施は、ケーシングを直線で運んでもよく、又は図1に示されるものとは異なる回転角度を提供してもよい。様々な実施形態では、挿入アセンブリ102は、本明細書で別記するように他の種類のコンベヤシステムとともに使用されてよい。
挿入アセンブリ102は、次の構成要素サブアセンブリ、すなわち、リニアアクチュエータサブアセンブリ130、送り切り(FC:feed-cut)サブアセンブリ150、及びアクチュエータ位置決めサブアセンブリ170、を支持する基部プレート120を含む。この実施例では、基部プレート120は、スプロケットカラム122上で支持される。基部プレート120は、基部据付け締結具124によってスプロケットカラム122に取り外し可能に取り付けられる。基部据付け締結具124は、例えば、挿入アセンブリ102の迅速な設置又はスプロケットカラム122からの挿入アセンブリ102の迅速な除去を容易にする、ショルダボルトであってよい。様々な実施形態では、挿入アセンブリ102は、必ずしもスプロケット上ではなく、コンベヤアセンブリ101に隣接して又はコンベヤアセンブリ101の上方に据え付けられてよい。
リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、バッテリケーシングがコンベヤアセンブリ101によって前進されるときに、セパレータ紙を当該バッテリケーシングに挿入する。紙挿入プロセスの1運転サイクルの間、リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、1)垂直方向に向けられた1つのセパレータ紙と、水平方向に向けられた1つのセパレータ紙とを受け取る操作、2)略垂直方向に向けられたセパレータ紙を円筒状マンドレルの周りで円筒形状にする操作、3)セパレータ紙をマンドレルに対して真空保持する操作、4)セパレータ紙をバッテリケーシング上方の位置へと運ぶ操作、5)セパレータ紙をバッテリケーシングに挿入する操作、及び6)セパレータ紙をマンドレルから解放する作業を含めた多数の操作を行う。一部の実施例では、これらの操作は、最高で毎分少なくとも約500サイクルまで繰り返され得る。
リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、チムニー132と、シャフト位置センサ134と、圧力管136と、排出ポート138と、ピンラップモータ140と、ラップピン142と、シャフト144(マンドレルが分解された状態で示される)と、ギアセクタ146と、空気軸受148とを含む。リニアアクチュエータアセンブリは、シャフト144を垂直(すなわち、z軸方向)に加速するためのリニアモータを含む。シャフト位置センサ134は、モータ、及び/又はシャフト144の動きを制御するための位置フィードバック情報を提供することができる。マンドレルがシャフト144に連結されると、リニアモータは、マンドレルに取り付けられた物体を上部が開いたバッテリケーシングに挿入するために、マンドレルを上下に加速することができる。一実施形態では、物体は、加圧流体を処理するように設計されたリニアアクチュエータアセンブリ130の操作及び構造によって、取り付けられ、解放され得る。
概要では、リニアアクチュエータアセンブリ130の一実施形態は、以下のように加圧流体を処理する。加圧空気などの加圧流体が、圧力管136の周りにギアセクタ146及び空気軸受148によって形成された圧力キャビティに注入される。加圧流体は、圧力管136及びシャフト144の開口(図1には図示せず)を通って流れ、チムニー132を経て排出ポート138を通って排出される。シャフト144は、最上端から最下端まで軸方向に延びるルーメンを有する、中空の中央部分を有する。シャフト144の開口は、流体がシャフト内を流れるときに回転を誘発するために、当該流体に軸方向、接線方向、及び/又は径方向成分を付与することができる。シャフト144の最上端を通ってチムニー132へと流れる流体流れが遮られないときには、シャフト144の最下端に負(真空)の圧力が生じ得る。この真空圧力を使用して、例えば、マンドレルに対してセパレータ紙を操作する(例えば、拾い上げる又は保持する)ことができる。シャフト144の最上端を通ってチムニー132へと流れる流体流れが急速に遮断される場合、シャフト144の最下端の負圧は、急速に正圧へと変化し得る。この急速な圧力反転を使用して、例えば、セパレータ紙をマンドレルから急速に解放する(すなわち、吹き飛ばす)ことができる。
リニアアクチュエータアセンブリ130の他の機構は、紙の処理など、他の機能に貢献する。例えば、垂直方向に向けられた適切な長さのセパレータ紙がラップピン142とシャフト144に取り付けられたマンドレル(図示せず)との間の隙間に分配された後、ピンラップモータ140は、ラップピン142をマンドレルの周りで移動させて、垂直なセパレータ紙をマンドレルの周りに「巻き付かせ」、それによってバッテリケーシングに挿入するのに好適な円筒形状の管を形成することができる。これらの操作は、FCサブアセンブリ150と協働して行われる。
リニアアクチュエータサブアセンブリ130の諸実施形態については、図3〜6に即してさらに詳細に説明する。リニアアクチュエータサブアセンブリ130の動作は、電気的、機械的、及び空気圧式入力(図示せず)によって、また、送り切り(FC:feed-cut)サブアセンブリ150及びアクチュエータ位置決めサブアセンブリ170と協働して、達成されることができる。
FCサブアセンブリ150は、ロールストックからセパレータ紙の2つのリボンを送り込むことができ、それらのリボンは、互いに対して略直交する向きにある。例えば、一方のリボンは、略垂直な向きで分配されてよく、他方のリボンは、略水平な向きで分配されてよい。FCサブアセンブリ150は、適切な長さの各リボンを分配する機構と、リボンの端部を切断するナイフ機構とを含む。切断片は、バッテリケーシングへの挿入のためにリニアアクチュエータサブアセンブリ130によって操作されてよい。FCサブアセンブリ150の諸実施形態については、図7A〜7Bに即してさらに詳細に説明する。
アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を位置決めするよう機能する。サイクルの一部分では、アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、バッテリケーシングに挿入されるべきセパレータ紙を受け取るために、リニアアクチュエータサブアセンブリ130をFCサブアセンブリ150の近くに位置決めする。サイクルの別の部分では、アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130が挿入、解放、及び引き抜き操作を実施できるように、当該リニアアクチュエータサブアセンブリをバッテリケーシングの上方に位置決めする。この実施例のシステム100では、リニアアクチュエータサブアセンブリ170は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を、略一定運動型のコンベヤシステム、インデックス前進システム、又は他のコンベヤシステムと動的に整列する能力を提供する。このことは、高いスループット、及び様々なコンベヤシステムとともに動作するフレキシビリティを促進することができる。
アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、アセンブリ位置決めモータ172と、モータ駆動シャフト174と、ベルト176と、スピンドル178と、ベルトテンショナ180とを含む。これらの構成要素は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を位置決めするための駆動部及びトランスミッションを提供する。トランスミッションは、例えば、スピンドル178に連結された平歯車(図示せず)を使用して、リニアアクチュエータサブアセンブリ130上のギアセクタ146に係合することができる。アセンブリ位置決めモータ172は、例えば、位置決め及び/又は速度制御が可能な、ステッピングモータなどのモータであってよい。一部の実施形態では、アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、1以上のギアを含んでよい。アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170の諸実施形態については、図8に即してさらに詳細に説明する。
図2は、高速組立システム100の様々なサブ構成要素を操作するための、パワー系統及び制御論理を含めた代表的な制御システム200を示す。制御システム200は、例えば、加圧空気源及び/又は他のガス状流体の源を提供できる、流体圧力源202と協働する。制御システム200は、また、バッテリケーシングを前進させるために使用できる、コンベヤアセンブリ101などの連続フローコンベヤシステム204と協働する。
この実施例では、制御システム200は、プログラマブル論理制御装置(PLC:Programmable Logic Controller)であっても、又は単一サイクル及び/若しくはプロダクションラン全体にわたって操作を統合し、監督し、かつ/若しくは監視するための他のプロセッサベースのシステムであってもよい、主制御装置206を含む。主制御装置206は、その一例がセンサ112である1以上のコンベヤ位置センサ208からコンベヤ位置に関する情報を受け取るように連結される。この情報は、例えば、主制御装置206に次のバッテリケーシングの位置を指示することができる。次のバッテリケーシングがコンベヤ204上の所定の位置に到達すると、例えば、主制御装置206は、セパレータ紙をそのバッテリケーシングに挿入する操作を開始することができる。
この実施例では、主制御装置206は、モータ制御装置210、220、230、240、250の分散ネットワークと通信することによって操作を開始することができ、当該モータ制御装置は、それぞれ、主制御装置206と協働して、並びに/又は主制御装置206の制御及び/若しくは監督下で、特定の機能を制御し監視することができる。主制御装置206からのコマンド及び/又は状況情報に応答して、個々のモータ制御装置は、サブアセンブリ130、150、170の働きを制御するための命令を実行することができる。主制御装置は、2地点間(例えば、バックプレーン、デイジーチェーン)、RS−232、CANバス、オプティカル(例えば、光ファイバー及び/若しくは赤外線)、トークンリング、イーサネット、無線、又はこれら若しくは他の通信インターフェース、方法、及び/若しくはプロトコルの他の好適な組み合わせを使用して、制御装置210、220、230、240、250それぞれと通信してよい。
モータ制御装置210は、トランスミッションシステム214を通じて水平(すなわち、x−y)平面でのリニアアクチュエータサブアセンブリ130の位置及び/又は速度を制御する、アクチュエータ位置決めモータ172の制御を担う。図1の実施形態では、トランスミッションシステム214は、モータ駆動シャフト174と、ベルト176と、スピンドル178と、ベルトテンショナ180とを含むことになる。他の実施形態では、アセンブリ位置決めモータは、例えば、ギアセクタ146に係合する平歯車を直接的に駆動してもよい。位置情報は、例えば、スピンドル178に連結されてよい、アセンブリ位置フィードバックセンサ216から受け取られることができる。一つの実施においては、制御装置210がリニアアクチュエータサブアセンブリ130をバッテリケーシングと整列して位置決めしようとしているサイクルの少なくとも一部分の間、制御装置210は、バッテリケーシングの位置(コンベヤ位置センサ208から主制御装置206を通じて受け取られる情報に基づく)と、リニアアクチュエータアセンブリ130の位置(センサ134から受け取られる情報に基づく)とを比較して、エラー信号を決定することができる。
モータ制御装置220は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130上のリニアモータシャフト144のz軸位置の制御を担う。リニアアクチュエータモータ222は、セパレータ紙をバッテリケーシングに迅速に挿入するために、略垂直な(すなわち、z軸の)動きで伸展及び格納することができる。例えば、シャフト位置センサ134は、シャフト位置情報をリニアアクチュエータモータ制御装置220に提供する。制御装置210は、位相巻線がどのように駆動(すなわち、通電)されるべきかを決定するためにシャフト位置情報を使用することができ、またさらに、シャフト144を制御するための、スラスト、速度、位置、及び/又は他の制御ループで使用されてよい。
モータ制御装置230は、好適な長さのセパレータ紙を分配する紙送りモータ232の制御を担う。一実施形態では、モータ232は、ギアを通じて、かつ/又は直接駆動によって、FCサブアセンブリ150内で各紙の表面に係合する1以上のゴム被覆ホイールに連結される。一実施形態では、ギアは、それぞれ略固定された比率の垂直及び水平セパレータ紙を送り込むために使用される。他の実施形態では、モータ制御装置230は、適切な長さの垂直及び水平セパレータ紙を送り込むために2つの紙送りモータを別々に駆動する。
モータ制御装置240は、円筒管を形成するようにシャフト上のマンドレルの周りに垂直方向を向いた紙を巻き付ける、ピンラップモータ140の制御を担う。紙が紙送りモータによって分配される間に、又はそのわずかに後で、制御装置240は、例えば約270度〜約345度など、約180度〜最大約360度の回転角度にわたって、又はピン142が垂直方向を向いた紙の端部の近くで又は当該端部を少し越えて回転するのに十分に、ピン142を回転させ始めることができる。一部の実施形態では、マンドレルが紙に真空力を及ぼしている間に紙の端部まで完全に回転する必要がない場合がある。一部の実施形態では、紙が切断されている間に、又はそのわずかに後で、制御装置240は、ラップピン142がマンドレルの周りに管セパレータ紙の新たに切断された端部を形成するように、ピンラップモータ140の回転を逆転させることができる。逆回転は、管類の多数の巻付け層を達成するために、例えば、1.1回転から少なくとも4回転以上までなど、360度超過を含め、いかなる実用的な回転角度にわたってピン142を回転させてもよい。多数の巻付け層は、ピン142の有無に関わらずマンドレル自体が回転して管を形成する他の諸実施形態で達成され得る。
モータ制御装置250は、紙送りモータ232によって分配されたセパレータ紙の端部を切断するように少なくとも1つのナイフを駆動する、ナイフモータ252の制御を担う。一実施形態では、2つのナイフは、例えば、リニア駆動ギア又はベルトであってよい、リニアトランスミッションに取り付けられる。2つのナイフの一方は、水平方向を向いた紙を切断するための円形ナイフであってよく、一方は、垂直方向を向いた紙を切断するための垂直ブレードであってよい。他の実施では、例えば、1つのナイフが両方の紙を切断してよい。ナイフモータ252は、紙が分配された後で、かつ/又はピン142が紙の十分な部分をマンドレルに固定した後で、切断を開始するように起動されてよい。
位置及び速度誤差を補正する際には、例えば、制御装置210、220、230、240、250のいずれかが、ゼロ位置誤差(挿入操作を実施できる受容可能な許容誤差範囲(tolerance window)内)を達成するのに必要な時間を最小限に抑えるために、制御された補正応答を適用することができる。制御応答は、例えば、最適な解決法に応じて、過減衰(over-damped)、不足減衰(under-damped)、又は臨界減衰(critically-damped)として特徴付けることができる。各制御装置は、最適な制御応答を生み出す際に、例えば、時間の関数としてのバッテリケーシングの推定される速度プロフィール、並びに、対応するモータからの利用可能な電力を考慮に入れてよい。制御装置は、情報がサンプリングされるか、遅延しているか、又は連続的な時間領域にあるかに応じて、デジタル及び/又はアナログ制御技術を適用してよい。
シャフト位置センサ134は、例えば、シャフト144の軸方向寸法に沿ってリニアエンコードスケールを設けることによって、組み入れることができる。チムニー132の外部に据え付けられた光学式エンコーダは、チムニー132の壁の開口を通じて反射光を監視することによってシャフトの動きを検出することができる。他の実施例では、1以上のコイル及び/又はアナログホールセンサが、シャフト144内の磁場発生装置(すなわち、永久磁石)の行程の長さに沿った位置に配置される。そのようなコイルは、シャフトの動きを示す誘導電圧について監視されることができる。これらの技術及び/又はリミットスイッチ若しくは端子電圧感知などの他の技術は、シャフト144の位置及び/又は速度を感知するために、単独で又は組み合わせて使用されてよい。
様々な実施では、モータ172、232、140、及び252のいずれも、DC、AC、永久磁石、ブラシレスDC(BLDC)、ステッパ、同期、又は誘導など、任意の好適なモータの種類から選択されてよい。各モータは、直接駆動連結を通じて、又は、ギア、ベルト、カム、及び/若しくは他のトランスミッション機構を通じて間接的に、その対応する負荷を駆動してよい。一部の実施形態は、オープンループ、パラメトリック検出、若しくは他の(例えば、フィードフォワード)技術のいずれかを使用して、センサフィードバックなしに、モータ172、232、140、及び252の1つ以上を操作してよく、一部は、リミットスイッチ、ホール効果センサ、レゾルバ、エンコーダ、タコメータ、光学センサ(例えば、バーコード、ビーム遮断)、若しくは他の好適なセンサデバイスを含めた、1以上のフィードバックセンサを組み込んでよい。
主制御装置206は、また、加圧流体媒質の使用に関係する制御機能を組み入れてもよい。リニアアクチュエータサブアセンブリ130の中空コア内の媒質の流れ制御及び圧力調節が、セパレータ紙及び挿入プロセスの正確かつ/又はより効率的な処理を提供するために必要な場合がある。さらに、フィードバックセンサが、例えば、リニアアクチュエータサブアセンブリ130の適当な冷却が起こっているかどうかを判定するために、チムニー132のところで流体媒質排出物の温度を監視してもよい。次いで、それに応じて流体媒質の流量、スループット率、及び/又は圧力を調節してよい。
図3A〜3Bは、代表的な一実施形態における、リニアアクチュエータサブアセンブリ130の構造詳細を示す。図3Aは、チムニー132、圧力チャンバ136、排出ポート138、ピンラップモータ140、ピン142、ギアセクタ146、及び図1の磁気空気軸受148を示し、圧力入力ポート302を紹介する。図3Bは、圧力キャビティ304、圧力管入力ポート306、及び磁石310をさらに紹介する。したがって、図3A〜3Bは、リニアアクチュエータサブアセンブリ130が、少なくとも3つの機能、すなわち、1)加圧流体を処理する機能、2)セパレータ紙を形成する機能、及び3)リニアアクチュエータサブアセンブリ130を位置決めする機能にどのように貢献するかを説明するために使用される。
加圧流体媒質処理機能に関して、空気軸受148は、流体圧力源202などの圧力源から加圧流体を導入できる圧力入力ポート302を含む。加圧流体は、圧力入力ポート302から圧力管136内へと流れ、チムニー132を経て排出ポート138を通って出ることができる。この実施例では、加圧流体のこの流れは、リニアモータを冷却し、かつ、非常に高いスループットの組立操作を生み出すようにセパレータ紙を操作するような方法で、リニアアクチュエータアセンブリ130によって処理される。
紙形成機能に関して、リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、ピンラップモータ140とラップピン142とを含む。ピンラップモータ140は、作動すると、ラップピン142の周方向運動をもたらすことができる。周方向運動は、セパレータ紙の1つを円筒形のマンドレル(図4A、品目番号414参照)の周りに巻き付けることができる。この円筒(すなわち、管)形状では、セパレータ紙は、アノードとカソードとの間にセパレータ障壁の側壁を形成するようにバッテリケーシングに挿入されることができる。一実施形態では、セパレータ紙は、ピンラップモータ140によってマンドレルの周りに巻き付けられ、加圧流体媒質の作用によってマンドレルのコア内で誘発される低い圧力(すなわち、真空)によって適所で保持されることができる。
リニアアクチュエータ位置決め機能に関して、ギアセクタ146及び空気軸受148は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を位置決め、かつ、支持する代表的な機構を形成するように、リニアアクチュエータサブアセンブリ130の周りで連結される。位置決めは、ギアセクタ146がアクチュエータ位置決めサブアセンブリ170に係合することによって達成され得る。例えば、ギアセクタ146は、トランスミッションシステム214内の対応するギアと係合してよい。支持は、基部プレート120の底面に対する磁気空気軸受148の磁力によって達成されてよい。基部プレート120は、磁石を含んでよく、磁気空気軸受148は、鋼などの高透磁率材料を含んでよく、逆もまた同様である。
図3Bは、紙挿入プロセスを実行するように、かつ、x−y平面の運動に関して非常に低い摩擦でリニアアクチュエータアセンブリ130を基部プレート120に対して支持するように、加圧流体を処理するための、代表的なリニアアクチュエータアセンブリ130を分解図で示す。
図3Bは、圧力管136の一部分の周りに圧力キャビティ304を形成するために、どのように磁気空気軸受148とギアセクタ146とが封止可能に連結され得るかを示す。圧力管に封止可能に連結されると、圧力キャビティ304内の環状容積は、圧力入力ポート302を通して導入された加圧流体を受けることができる。この加圧流体は、圧力管入力ポート306を通って、かつ/又は磁気空気軸受148に設けられた漏れ経路を通って、圧力キャビティ304から出ることができる。圧力管入力ポート306を通る流体経路については、図4A〜4Cに即して詳細に説明する。
圧力キャビティ304から磁気空気軸受148を通る漏れ経路は、一実施形態では、磁気空気軸受148の噛み合う表面と基部プレート120との間に流体の薄い層を提供することができる。大きな表面領域接触を低減する又は実質的になくすことによって、磁気空気軸受148と基部プレート120との間の滑り摩擦を低減することができる。これによって、アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、x−y平面でのリニアアクチュエータサブアセンブリ130のより高い加速及び速度を達成できるようになり、それは、表面材料に関連したメンテナンス及び/又は材料コストを削減し得る。また、低摩擦の特徴によって、システム100は、より高いスループット率を達成できるようになり得る。
一部の実施形態では、磁気空気軸受148は、基部プレート120の底面に面する上面上に1以上の磁石310を含んでよい。一部の実施形態は、また、基部プレート120の対応する湾曲した垂直壁に対する引力を提供するために周方向表面(図示せず)内に1以上の磁石を有してよい。キャビティ304からの漏れ経路は、磁石310が中に設置されるウエルの1以上まで延びてよい。一実施形態によれば、磁石310の少なくともいくつかの近く又は周りに小さな漏れ経路が設けられてよい。一部の実施形態では、漏れ経路は、磁気空気軸受148の最上部及び/又は周方向側部に沿ったいくつもの場所に配置されてよい。
説明に役立つ一実施例では、空気軸受148は、湾曲した外表面を有してよい。永久磁石310は、空気軸受148内に一体的に据え付けられ、空気軸受148のテフロンコーティングされた外部表面下に埋め込まれてよい。磁石310は、空気軸受148の湾曲表面に略垂直、かつ/又は空気軸受148の上面に略垂直であり得る磁力を提供するように向けられてよい。
一実施形態では、リニアアクチュエータアセンブリ130は、永久磁石310によって基部プレート120に対して磁気的に支持されてよい。この実施例では、リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、空気軸受148の湾曲表面及び上面が基部プレート120上の対応する表面と噛み合うように据え付けられる。磁石310は、基部プレート120に対する空気軸受148の磁気連結をもたらし、それによってx−y平面、並びに、z軸で、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を支持する。空気軸受148の圧力キャビティ304は、圧力キャビティ304の直径方向表面を貫いて空気軸受148の円筒状表面及び上面へと貫通する、いくつもの開口を含んでよい。空気などの加圧流体媒質が圧力入力ポート302に適用される場合、加圧流体は、圧力キャビティ304に流れ込み、圧力キャビティ304の開口を通って、空気軸受148の外部表面へと流れる。流体媒質の圧力は、磁石310からの磁力を打ち消す、空気軸受148と基部プレート120との間の斥力をもたらす。相反する力は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130が支持されるが、漏れている加圧流体の層によって隔てられるように、釣り合わせることができる。その結果、空気軸受148と基部プレート120との間に低摩擦境界面が得られる。一実施形態では、空気軸受148及び/又は基部プレート120の諸部分が、低摩擦境界面を作り出すのにさらに役立つように、テフロンなどの低摩擦材料の層でコーティングされてよい。
他の実施形態では、磁気空気軸受148内の高透磁率材料を引き付けるために、基部プレート120内に磁場が生み出されてよい。そのような実施形態では、磁場は、永久磁石、及び/又は、例えば最小の滑り摩擦をもたらすように制御できる、巻線電流によって生み出されてよい。
次に、圧力管入力ポート306を通り抜ける加圧流体の経路について、図4A〜4Cに即して詳細に説明する。これらの図は、加圧流体が、排出ポート138からシャフト144の最下端を貫いて延びる中央のルーメンを通って、リニアアクチュエータサブアセンブリ130内を流れることができることを示す。したがって、リニアモータ222及びピンラップモータ140は、「中空コア」モータと呼ばれることがある。
代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリ130(ギアセクタ146及び磁気空気軸受148なし)が、図4Aに分解断面組立図でより詳細に示されている。リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、シャフト144と、チムニー132と、圧力管136と、ピンラップモータ140とを含む。図4Aは、慣性弁アセンブリ401と、マンドレル414と、巻線管422と、それらの関連構成要素とを紹介する。
慣性弁アセンブリ401は、ブレット402と、ブレット止め具404と、リテーナケージ406と、ブレット座部408とを含む。リテーナケージ406は、ブレット402がブレット止め具404とブレット座部408との間で移動できるようにする。慣性弁アセンブリ401については、図6に即してさらに詳細に説明する。
慣性弁アセンブリ401は、例えばプレス嵌め又はねじ付き連結具であってよい連結具410によって、シャフト144に連結される。この実施形態では、シャフト144は、中空の中心コアを有するいくつものトロイダル永久磁場発生装置(例えば、永久磁石)を収容する。したがって、シャフト144(磁石を含む)は、実質的に中空の中心コアを有し、加圧流体が中空コア内に流れ込めるようにする、中空コア内へと延びる1以上の開口412を含む。
シャフト144の最下端には、マンドレル414が据え付けられる。マンドレル414は、シャフト144の中空コアと流体連通している中空コアを有する。マンドレル414は、加圧流体が中を流れることのできるいくつもの開口を有する。ポートは、マンドレル414の先端部で、マンドレル側壁の周りに配置される。一部の実施形態では、マンドレルは、シャフト144と単一構造に一体化されてよい。他の実施形態では、マンドレルは、例えばねじ付き連結具などによって、シャフトに取外し可能に取り付けられてよい。一部の用途では、高速で動くマンドレルは、故障して壊れるおそれがある。マンドレルは、加工される材料及び実行される操作の種類に応じて、比較的安価なプラスチック、ステンレス鋼、アルミニウム、又は新材料(exotic materials)から作製されることができる。
シャフト144は、チムニークランプ416の中央開口部、チムニー132、上部ブッシング420、下部ブッシング421、巻線管422、圧力管136、及びピンラップモータ140に挿通されてよい。チムニー132は、ブレット座部408を通り抜けた後の加圧流体を排出できるように配置された開口の配列を備える管形要素であってよい。チムニークランプ416は、チムニー132を圧力管136内に維持する。
圧力管136は、オープンコアを備えた円筒形の物体であってよい。圧力管136の一部分は、図3Bに見られるように、圧力管136の周りでギアセクタ146と磁気空気軸受148との封止可能な連結の形成を容易にできる縮小された外径を有する。圧力管136の外径縮小部分の圧力管入力ポート306は、加圧流体が圧力キャビティ304から圧力管136内に流れ込むための通路を提供する。
ブッシング420、421は、巻線管422を圧力管136内に維持し、シャフト144のための、軸方向に摺動可能な低摩擦の軸受表面を提供することができる。
巻線管422の外表面と圧力管136の内壁との間に径方向に画定でき、またブッシング420と421との間に軸方向に画定できる加圧された環状容積は、圧力管入力ポート306を通じて進入する流体によって加圧することができる。通常の運転条件下では、開口412すべてがブッシング420と421との間のこの加圧された環状容積内で維持される。開口412をこの加圧された環状容積内で維持すると、開口412を通る流体流れ経路が塞がれない状態で維持することができる。
巻線管422は、リニアモータの固定子を形成する一連の巻線を収容する薄い金属(例えば、鋼)管から形成されてよい(図5A参照)。巻線は、シャフト144に直線力を付与するためにシャフト144内の磁石の磁場と相互作用するように、モータ制御装置220によって制御された方式で通電されることができる。巻線は、巻線間に隙間を提供するスペーサによって隔てられて、巻線管422全体に配置されてよい。巻線管422は、巻線管422の周りの加圧された環状容積内の流体が巻線間の隙間を通じて巻線管422の内部容積内に流れ込めるようにする、開口の配列を含む。巻線管422については、図5Aに即してさらに詳細に説明する。
この実施形態のピンラップモータ140は、ピンラップモータハウジングリテーナ424と、回転子428と、固定子430と、ピンラップモータハウジング432とをさらに含む。ラップピン142は、回転子428に据え付けられる。固定子430は、ラップモータハウジング432内に据え付けられる。シャフト144の最下端は、回転子428の中空コアを通って延びており、当該回転子428のところでマンドレル414に取外し可能に連結されてよい。
連続ルーメンが、シャフト144の中空コアを通ってブレット座部408からマンドレル414まで延びる。一実施形態では、ブレット402がブレット座部408上にあるときには、ルーメンの上端が塞がれる。シャフト144が固定されているときには、加圧流体流れは、ブレット402がブレット座部408に接触せず、その結果ルーメンの上端を塞がれないままにするように、ブレット402の重量を支持するのに十分である可能性がある。しかし、シャフトが上方に加速すると、ブレット402の慣性は、ブレット402にルーメンの上端を塞がせるのに十分である可能性がある。
それ故に、加圧流体が圧力管入力ポート136を通って圧力管136に進入する経路は、巻線間のスペーサによって形成された隙間の間で巻線管422の穴の配列を通って延び、(1つ又は複数の)開口412を通り、シャフト144の中央のルーメンに達する。ブレット座部408がブレット402によって塞がれていない場合、加圧流体は、ブレット座部408を通って流れ、チムニー132を通って排出されることができる。ただし、ブレット座部408がブレット402によって塞がれている場合は、加圧流体は、マンドレル414の開口を通って流れ出ることがある。
部分的に組み立てられた(ギアセクタ146及び磁気空気軸受148なしの)リニアアクチュエータサブアセンブリ130の断面が、図4Bでは格納された状態で、図4Cでは伸展された状態で示されている。
図4Bでは、慣性弁アセンブリ401と、シャフト144と、マンドレル414とは、以下のように1つに組み立てられて設置されてよい。初めに、それぞれが巻線管422の端部を受けるためのリング溝を有するブッシング420、421が、圧力管136内に設置される。次に、慣性弁アセンブリ401がチムニー132内に入れられる。これらの要素は、次いで圧力管136に挿入され、チムニークランプ416が、チムニー132に被せて置かれ、圧力管136に連結される。次いで、回転子428が、マンドレル414及びシャフト144に被せて置かれる。固定子430が、ピンラップモータハウジング432の内側に置かれ、当該ピンラップモータハウジング432は、シャフト144上に挿入され、その場所でピンラップモータハウジングリテーナ424によってアセンブリの残りの部分に固定されることができる。
組み立てられた後は、ブッシング420、421は、シャフト144との滑り嵌めをもたらして、シャフト144が巻線管422に対して往復軸方向(例えば、z軸)運動で移動できるようにすることができる。シャフト144と巻線管422は、巻線管422内のコイルに適切に通電することによって作動できるリニアモータを形成することができる。
図4Bは、マンドレル414が完全に格納された代表的な位置でのリニアアクチュエータサブアセンブリ130を示す。図4Bは、また、圧力管136のコア内に存在する加圧流体媒質がどのように巻線管422の開口を通って流れることができるかを示す。この流れは、例えば、巻線電流によって生み出される熱を除去することができる。この冷却は、冷却されていないモータの定格電流を超えてリニアモータを運転できるようにすることができ、そのことは特に、それらの定格が少なくとも1つには熱的特性及び/又は最大許容温度上昇に基づく場合に言える。
一実施形態では、リニアモータは、圧力キャビティ304からの加圧流体が圧力管入力ポート306を通ってブッシング420と421との間の環状容積に流れ込むときに、運転中に効果的に冷却することができる。加圧流体は、巻線管422の開口を通り、相隔たる巻線間を流れる。そこから、加圧流体は、この実施例では上部ブッシング420の近くとすることのできる1以上の開口412を通って流れ、シャフト144の中央のルーメン内に到達する。
この格納位置では、加圧流体は上方に流れて、ブレット402がブレット座部408と接触しないように当該ブレット402を持ち上げることができる。一実施形態では、上向きの流れは、少なくとも部分的には、1以上の開口412の軸方向、径方向、及び接線成分の組み合わせの結果として旋回流となることがある。一部の実施形態では、さらなる結果として、上向きの流れは、また、マンドレル414のところに負(すなわち、真空)の圧力を付与することができる。この負圧は、少なくとも、実質的にマンドレル414の周りに形成され得るセパレータ紙を円筒状に捕らえておくのに十分であり得る。
図4Cは、リニアアクチュエータサブアセンブリ130を代表的な伸展状態で示す。リニアアクチュエータサブアセンブリ130は、例えば、セパレータ紙挿入運動の最下部の近くで伸展状態であってよい。
この伸展状態では、圧力キャビティ304からの加圧流体は、圧力管入力ポート306を通ってブッシング420と421との間の環状容積内に流れ込むことができる。加圧流体は、次いで、巻線管422の開口を通って流れ、この実施例では下部ブッシング421の近くとすることのできる、1以上の開口412を通り、シャフト144の中央のルーメンに到達することができる。
この伸展状態が挿入運動の最下部の近くで起こると、ブレット402がブレット座部408の中央開口を塞いでいるので、加圧流体は、マンドレル414に向かって流れる。一実施形態では、シャフト144が減速しており(すなわち、上向きの加速を有しており)、その結果ブレット402がシャフト144よりも速い下向きの速度を有することになるので、ブレット402の下向きの慣性は、ブレット座部408を通って排出される加圧流体の上向きの力に打ち勝つことができる。これが起こるときには、ブレット402は、上向きの空気の流れを一時的に遮断することができる。
この一時的な遮断は、セパレータ紙をバッテリケーシングに挿入する代表的な用途で有利となり得る。ブレット402がブレット座部408に接触するときには、加圧流体は、上向きの流れから下向きの流れへと急速に逆転し得る。これは、マンドレル414のところでの急速な圧力反転を効果的に引き起こして、真空圧力によって保持されていた紙を正圧の突発によって吹き飛ばすことができる。この「吹き飛ばし」効果は、マンドレルからの紙の迅速な分離を容易にして、バッテリケーシングからセパレータ紙を引き出すことなくマンドレルが迅速に引き抜かれるようにすることができる。
ゆえに、慣性弁アセンブリ401は、引き抜き時間を短縮し、不適切な引き抜き動作に起因する可能性のある品質の問題を低減することができる。それ故に、高い生産収率及び高いスループットが、慣性弁と組み合わせることなく一定の圧力源によって達成することができる。
巻線管422の代表的な一実施形態が、図5Aに示されている。巻線管422は、ニッケル、鉄、コバルト、鋼、又はそれらの合金などの高透磁率材料から形成されてよい、スリーブ502を含む。スリーブ502は、非導電性スペーサ506によって軸方向に隔てられたいくつもの巻線504を収容する。スペーサは、各巻線504間に隙間510を形成する。
この実施形態では、スリーブ502は、例えばモータ制御装置220に含まれるパワーエレクトロニクス回路であってよい外部駆動回路に巻線のリードを接続するのを容易にするために、スロットを備えて製作される。
スロットに加えて、スリーブ502のいくつかの開口は、運転中に加圧流体が巻線間を流れるための経路を提供するために隙間510と一致する。
図5Bは、代表的な一実施形態によるシャフト144の特徴を示す。シャフト144の少なくとも一部分は、巻線504内の電流と相互作用して、シャフト144を加速できる軸方向力(すなわち、軸スラスト)を発生させることができる、磁気構造を収容する管512を含む。
管512は、例えば、プラスチック、チタン、アルミニウム、又はステンレス鋼など、薄い軽量の非強磁性材料で構築されてよい。管512は、軸方向に分極したいくつものトロイダル永久磁石514を収容することができる。隣接した永久磁石514は、トロイダルスペーサ516によって隔てられる。一実施形態では、スペーサ516の内径は、磁石514とスペーサ516が管512に組み立てられるときに略均一な内径が結果として得られるように、磁石514の内径に略等しいものであってよい。
この実施形態では、隣接した永久磁石514の同種の磁極(すなわち、北−北、南−南)が互いに面する。スペーサ516は、隣接した永久磁石514を引き離し、それによって磁場を形作る。この実施形態では、隣接した同種の極からの磁束線が組み合わされて、各スペーサ516から略径方向を向いた磁束成分を生み出すことができる。シャフト144が巻線管422に挿入されると、これら径方向を向いた磁束線の一部が、巻線管422内の巻線504のいくつかを通り抜けることがある。巻線管のスリーブ502の高い透磁率は、磁石514によって生み出される磁束の径方向成分を増進させて形作ることのできる比較的低い磁気抵抗経路を提供することができる。
シャフト144にリニアモータとしてスラストを発生させる磁気構造に加えて、シャフト144は、また、加圧流体のための流れ経路を提供する。この実施形態では、トロイダルスペーサ516の1つは、開口412とシャフト144の中心コアルーメンとの間の流体連通をもたらす2つのルーメンを含む。一部の実施形態では、スペーサ516内のルーメンは、加圧流体がシャフト144のコアルーメン内を流れるときに当該加圧流体に回転を付与する傾向にある可能性がある、径方向、接線方向、及び軸方向成分を含んでよい。他の実施形態は、ルーメンを有する1つを超えるスペーサ516を含んでよく、並びに/又は各スペーサ516が、開口412の数に対応するためのいくつものルーメンを含んでもよい。スペーサ516の少なくともいくつかにあるルーメンは、加圧流体がシャフト144のコアルーメン内を流れるときに当該加圧流体に所望の流れパターンを付与するように設計されてよい。
一実施形態では、磁石514及びスペーサ516は、それらを管512に挿入し、次いで接着剤及び/又はエポキシを使用してそれらを適所に結合させることによって、シャフト144へと組み立てられてよい。他の実施形態では、磁石514及びスペーサ516は、管512にプレス嵌めされてよい。一部の実施形態では、スペーサ516は、例えば、エポキシを保持するために、外径内に溝を含んでよい。磁石514は、隣接した磁石514の同種の極が互いに面するような方式で管512内に配置されてよい。磁石514及びスペーサ516が管512に挿入された後、一部の実施形態では、管512の真直度を高めるために管の外径が旋盤にかけられてよい。
図6は、その一実施形態を図4Aに即して説明した、慣性弁アセンブリ401の斜視図を示す。慣性弁アセンブリ401は、ブレット402と、ブレット止め具404と、リテーナケージ406と、ブレット座部408とを含む。この実施形態では、ブレット406は、テーパ端を備えた円筒形を有し、慣性弁アセンブリ401の内側でブレット402を維持するリテーナケージ406のより明確な説明を提供する。
ブレット座部408は、円筒状の開口として配置された中央開口ポートを提供することができる。ブレット座部408は、ブレット402がブレット座部408と接触するときに当該ブレット座部408の開口を実質的に塞ぐように、ブレット402の形状と共形になる面取り面を含む。
ブレット402は、例えば、ブレット座部408及び/又はブレット止め具404への衝撃に対して減衰応答を起こす材料で構築されてよい。他の実施形態では、ブレット402は、衝撃吸収設計を組み入れてよい。
この実施例では、ブレット402は、様々な材料で構成される複合構造を有する。ブレット402の中央領域は、例えば、ブレット402の慣性のかなりの部分に貢献し得る、比較的高い密度を有する材料から構成されてよく、一方、ブレット402の端部は、ブレット座部408及び/又はブレット止め具404の表面に衝突するときの跳ね返りを実質的に低減する又はなくすために、高減衰特性をもつ材料から構成されてよい。
一実施形態では、ブレットは、何らかの材料で部分的に満たされた実質的に中空のウレタン球を有するビーンバッグに似たものであってよい。材料には、例えば、プラスチックや金属の小球を含めることができるが、また、砂、水、油、若しくは他の材料も含めることができる。ウレタン球は、例えば、満杯の約5%〜約30%、満杯の約25%〜約50%、満杯の約50%〜約75%、又は満杯の約2/3など、満杯の約5%〜90%満たされてよい。
図7A、7Bは、送り切り(FC:feed-cut)サブアセンブリ150の図を示す。図7Aは、図4Bの線7Aから、マンドレル414を通って得られる断面図である。図7Bは、図7Aの線7Bのところで得られる送り切りアセンブリ150の正面図である。
図7Aは、FCサブアセンブリ150によって分配された、ある長さの正方形セパレータ紙702及びある長さの管セパレータ紙704、並びに、ラップピン142及びマンドレル414を示す。
適切な長さの管セパレータ紙が分配された後、リニアアクチュエータアセンブリ130のピンラップモータ140が回転して、ラップピン142をマンドレル414の周囲の経路で前進させることができる。この動きは、管セパレータ紙704をマンドレル414の周りに巻き付ける。このとき、正方形セパレータ紙702及び管セパレータ紙704の両方を、前述のように加圧流体の流れの操作によってマンドレル414のコア内で誘発される真空力により、マンドレル414に対して保持することができる。この段階で、セパレータ紙702、704が所定の長さに切断されてよい。
FCサブアセンブリ150がどのようにセパレート紙を切断できるかを説明するために、図7Bは、正方形セパレータ紙702と、管セパレータ紙704と、プラットフォーム706と、正方形セパレータ紙用ナイフ710と、管セパレータ紙用ナイフ712と、メインブロック714と、エンドブロック716とを示す。一実施例では、ナイフ710、712は、メインブロック714内に位置するウォームギアを備えるステッピングモータ(図示せず)などのリニアアクチュエータに連結されてよい。ナイフ710、712は、正方形セパレータ紙702及び管セパレータ紙704が分配されてマンドレル414によって少なくとも部分的に捕らわれた後、セパレータ紙702、704に向かって前進させることができる。一部の実施形態では、正方形セパレータ用ナイフ710は、プラットフォーム706の表面に接して切断してよい。この実施例の管セパレータ用ナイフ712は、ブロック716との単一の干渉点のところで切断する先導底縁部を有する。ナイフ712が前進するにつれて、干渉点は、上方に動く。
この実施例では、エンドブロック716は、セパレータ紙704をブロック714と716との間の隙間に通過させるためのスペーサ(図示せず)によってメインブロック714から相隔たってよい。一実施例では、エンドブロック716は、ブロック714、716のいずれか又は両方で生み出される磁力(例えば、永久磁石又は電磁石)によってメインブロック714に対して適所に保持される。一部の実施形態では、エンドブロック716は、道具を使用することなく、磁力に打ち勝つための手による少量の圧力によって除去することができる。エンドブロック716の除去は、例えば、紙702、704を送り切りサブアセンブリ150に装填するのに、又はナイフモータ252を整備する(例えば、清浄化又は潤滑化する)ためのアクセスを提供するのに望ましい場合がある。
一部の実施では、正方形セパレータ紙702の分配端を支持するために水平表面が提供される。これは、例えば、真空力によるマンドレルへの迅速かつ繰返し可能な紙702の捕捉を有利に促進し得る。図7Aの実施形態では、紙702の捕捉が少なくとも部分的に紙の剛性に頼ることができるように、マンドレルの先端のすぐ下には支持表面が設けられない。この実施形態では、正方形セパレータ紙702の縁部は、管セパレータ紙704の端部がケーシングに挿入されるときに当該管セパレータ紙704の端部の周りに形成されてよい。
正方形セパレータ紙702の分配端を支持できる代表的な2つの実施形態が、図7C〜7Dに示されている。
図7Cは、スプロケット122に据え付けられた代表的なディスク740を示す。ディスク740は、一部の実施形態ではマンドレルが挿入操作を実施するために下方に伸展するときに正方形セパレータ紙702の縁部を形成するようにサイズ設定されてよい、複数の開口745を有する。スプロケット122の周りでの移動の少なくとも一部分にわたって、チューブアンドスクエア(tube and square)セパレータを受け取るためのセルが、開口745の1つと垂直方向に整列して見当合わせされる。一実施形態では、ディスク740は、スプロケット122とともに回転する。
図7Dは、リニアアクチュエータアセンブリ130に取り付けられ、リニアアクチュエータアセンブリ130とともに往復運動する、代表的なトレイ750を示す。トレイ750は、一部の実施形態では、マンドレルが挿入操作を実施するために下方に伸展するときに正方形セパレータ紙702の縁部を形成するようにサイズ設定されてよい、開口755を有する。トレイ750は、この実施例ではモータハウジング432に堅く取り付けられた、部材760によって支持される。
図8は、基部プレート120上に据え付けられたアクチュエータ位置決めサブアセンブリ170の一実施形態を示す。アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、アセンブリ位置決めモータ172と、モータ駆動シャフト174と、ベルト176と、スピンドル178と、ベルトテンショナ180とを含む。スピンドル178は、ギアセクタ146と噛み合う、例えば平歯車又はピニオンギアなどのギア(図示せず)に連結されてよい。この実施例では、ベルト176は、モータ駆動シャフト174の機械的回転をスピンドル178に連結させてトランスミッションシステムを形成しており、その一例がトランスミッションシステム214である。他のシステムでは、例えば、直接駆動用途など、代替的なトランスミッションシステムが使用されてよい。
この実施例では、図8は、また、スプロケット110の周りを回転方向804でコンベヤアセンブリ101に沿って移動するバッテリケーシング保持具108及びバッテリケーシング802を示す。この実施例の実施形態では、ベルト176の張力の変動を低減するためにテンショナ180が設けられる。この特定の実施例では、モータ172、スピンドル178、平歯車(図示せず)、及びギアセクタ146は、モータ172によって、x−y(すなわち、略水平)平面でリニアアクチュエータサブアセンブリ130を動かす往復運動をもたらすように駆動されてよい。例えば、サブアセンブリ170は、x−y平面内のアーチ形経路に沿ってリニアアクチュエータサブアセンブリ130を往復運動させてよい。経路は、バッテリケーシングがコンベヤアセンブリ101に沿って前進する平行平面内の進路に実質的に重なってよい。それ故に、前進するバッテリケーシングと連携してリニアアクチュエータアセンブリ130をこの経路に沿って動かすことによって、アクチュエータ位置決めサブアセンブリ170は、紙セパレータ挿入操作を実施する挿入組立システム102を、例えば、連続運動型のコンベヤシステムを含む様々な種類のコンベヤシステムと整列させることができる。
挿入アセンブリ102は、フレキシブルな製造に適合されており、様々な用途に様々な構成で適用又は適合されてよい。図9は、挿入組立システム102の諸実施形態を上に設置できる、代表的なコンベヤシステム101の一部分を示す。コンベヤシステム101は、以上で例を論じた、スプロケット122とコンベヤ位置センサ112とを含む。代表的な挿入組立システム102は、既存のラインをほとんど又は全く妨害せずに既存のコンベヤシステム上に設置されるフレキシビリティを有する。一実施例では、挿入組立システム102は、プロセスフローラインのいずれの利用可能かつ好適な(すなわち、例えば適切な半径を有する)スプロケット上に設置されてもよいが、テーブルトップ、スタンド、プラットフォーム上に設置されてもよいし、又は天井若しくは支柱などの水平及び/若しくは垂直支持構造から懸吊されてもよい。諸実施形態は、例えば、適切にサイズ設定及び成形された空気軸受セクタ148と、基部プレート120の下の対応する垂直の噛み合う表面とを設けることによって、広範なスプロケットサイズに対応することができる。挿入組立システム102は、独立して、又はバッテリケーシングを前進させるために使用されているコンベヤシステム101と実質的に連携して、操作及び/又は制御されてよい。一実施形態では、コンベヤシステム101と高速組立システム100との間の唯一の直接接触面が、コンベヤ位置センサ112であってよい。
一部の用途では、1つを超える挿入組立システム102が単一のコンベヤアセンブリ101上に適用されてよい。これは、例えば、冗長性(redundancy)(すなわち、メンテナンスなどの間のバックアップ)又は平行性(parallelism)をもたらして、スループット率を高めることができる。例えば、2つの挿入組立システム102が単一のコンベヤ組立ライン上に設置される場合、挿入操作に関するスループット能力を高めることができる。他の実施例では、同一のコンベヤ組立ライン上の2つの挿入組立機械が、異なる操作を実施するように構成されてよく、操作及び関連する構成は、異なるプロダクションラン、製品、及び技術に適合されてよい。
図10は、前述のようにセパレータ紙を挿入するように挿入アセンブリ102を操作するための代表的な方法1000を表す。方法1000は、挿入アセンブリ102によって通常実施できる操作を含む。操作は、主制御装置206及び/又は制御装置210、220、230、240、250又はその組み合わせの制御、監督、及び/又は監視下で実施されてよい。操作は、また、アセンブリ102によって組み込むことのできる他の処理及び/又は制御要素によって補足又は増強されてよい。操作の一部又はすべては、信号で明白に具体化される命令を実行する1以上のプロセッサによって実施されてよい。処理は、アナログ及び/又はデジタルハードウェア又は技術を、単独で、又は命令を実行する1以上のプロセッサと協働で使用して、実施されてよい。
当該方法は、工程1005で始まり、このときシステム102は、例えば、起動中若しくはリセット中、及び/又は別の方法で挿入操作の準備中であってよい。流体圧力源202は、工程1010で、例えば、流体圧力源から圧力入力ポート302への流体連通をもたらすように制御可能な弁を開放するための操作を実施することによって、起動することができる。マンドレル414は、工程1015で、図4Bに関して記載した格納位置などの位置に格納されることができる。工程1020で、アクチュエータ位置決めモータ172は、リニアアクチュエータサブアセンブリ130をFCサブアセンブリ150のところに位置決めすることができる。紙送りモータ232は、例えば、工程1025で、適切な長さの略垂直なセパレータ紙及び略水平なセパレータ紙を分配することができる。ピンラップモータ140は、工程1030で、ラップピン142を回転させて、垂直方向を向いたセパレータ紙をマンドレル414の周りに巻き付けることができる。工程1035で、ナイフモータ252は、セパレータ紙の分配端を切断するようにナイフ710、712を駆動することができる。この実施例では、ピンラップモータ140は、工程1040でラップピン142をその初期位置に戻し、一部の実施形態では、マンドレル414に対して管セパレータ紙の新たに切断された端部を形成するために逆巻き運動を伴ってよい。
この時点で、管セパレータが形成されており、管及び正方形紙セパレータの両方が、ロールストックから切断され、真空圧力によってマンドレルに対して保持されている。管セパレータの重なり合った自由端は、ラップピン142によってマンドレル414に近接して維持される。このペイロードとともに、マンドレル414を、コンベヤアセンブリ101上のバッテリケーシングに当該ペイロードを挿入するための位置に置くことができる。
工程1045で、制御装置206は、セパレータ紙を受け取る次のバッテリケーシングが、追跡を開始するための範囲内にあるかどうかを判定するために、コンベヤ位置センサ208を確認することができる。一部の実施例では、制御装置206は、リニアアクチュエータ130を加速するまで待機することができ、他の実施例では、制御装置206は、例えば次のバッテリケーシングを追跡するために必要なエネルギー及び/又は時間を例えば最小限に抑えるために、最適な軌道を決定し、コマンドを送信することができる。
制御装置206が、次のバッテリケーシングがその追跡を始めるための範囲内にあると判定すると、工程1050でアクチュエータ位置決めサブアセンブリ170によってリニアアクチュエータ130をx−y平面で加速することができる。制御装置206は、工程1055で、アクチュエータアセンブリ130、具体的にはマンドレル414が適切にバッテリケーシングと整列しているかどうかを繰り返し確認することができる。十分な整列が達成されると、マンドレル414は、図4Cに関して記載したように、工程1060でリニアモータの作用によって伸展される。工程1065で、バッテリケーシング内のマンドレルの位置を、例えばシャフト位置センサ134によって監視することができ、マンドレルは、所望の位置に達するまで伸展され続けてよい。
マンドレル414がバッテリケーシング内に適正に位置決めされた後、セパレータ紙は、マンドレル414から外される。前述した一部の実施形態では、これは、慣性弁401内のブレット402がブレット座部408を塞ぐときに生み出される「吹き飛ばし」効果によって達成され得る。閉塞は、加圧流体の上向きの流れを、マンドレル414を通る下向きへと向け直す。これは、マンドレルのところで真空から正圧への急速な圧力変化をもたらす。正圧は、マンドレル414からセパレータ紙を解放し、したがって、工程1075で、バッテリケーシング内に管及び正方形セパレータ紙を残してマンドレル414を格納することができる。マンドレル414が格納されているとき、制御装置206は、いつマンドレル414がバッテリケーシングから離れるほど十分遠くに引き抜かれたかを判定するために、シャフト位置センサ134を監視することができる。それが起こるときには、工程1020が繰り返され、それには、次の操作を準備するためにマンドレル414を送り切りアセンブリ150へと戻す必要がある。
ケーシングを伴わない場合など、他の実施形態では、物体が、吹き飛ばされる代わりにマンドレルから落下することがある。落下は、例えば、物体に加わる真空力が実質的に低減されるようにモータを操作することによって、実現し得る。一実施形態では、真空力は、ジェットホール412が加圧流体源から実質的に切り離されるときに低減され得る。これは、例えば、ジェットホール412が、伸展位置で軸受421によって、又は格納位置で軸受420によって実質的に覆われるときに、達成され得る。他の実施形態では、シャフトは、ジェットホール412が軸受420と421との間にこないように、当該ジェットホール412を動かすように操作される。
図11A〜11Gは、紙挿入シーケンスで実施され得る一連の操作を含む代表的なサイクルを示す。一実施形態におけるサイクルのタイミングを説明する目的で、これらの各図は、グラフ式時間表示を含む。表示は、およその代表的な時間であり、毎分約500サイクルの高速組立システム100についての代表的なスループット率に相当し得る。
図のシーケンスは、マンドレル414を使用してバッテリケーシング1105内にセパレータをうまく設置した後の代表的な状態を描くことによって、図11Aで始まる。シーケンスのこの工程の時間は、t=0で定義される。マンドレル414は、挿入プロセスが完了した直後のバッテリケーシング1105から引き出されている状態で示される。マンドレル414が格納された直後であるので、当該マンドレル414は、バッテリケーシング1105と同じ速度で代表的な連続運動コンベヤシステムに沿って進んでいる。次のバッテリケーシング1110は、バッテリケーシング1105によって取られるのと同一の進路に沿って前進している。正方形セパレータ紙リボン702及び管セパレータ紙リボン704は、FCサブアセンブリ150(図示せず)によって分配されていない。
図11Bは、x−y平面で減速しているマンドレル414を示す。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=6ミリ秒で起こり得る。
図11Cは、FCサブアセンブリ150(図示せず)に向かって加速しているマンドレル414を示す。バッテリケーシング1110は、コンベヤ経路に沿って前進し続けている。この状態は、紙挿入シーケンスのt=約22ミリ秒で起こり得る。
図11Dは、マンドレル414がFCサブアセンブリ150に接近するにつれて減速している様子を示す。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=38ミリ秒で起こり得る。
図11Eは、セパレータ紙を受け取る準備をしている、FCサブアセンブリ150のところの適切な位置のマンドレル414を示す。正方形セパレータ紙リボン702及び管セパレータ紙リボン704は、それぞれの適切な長さに分配されてしまっている。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=50ミリ秒で起こり得る。
図11Fは、ラップピン142(図示せず)によってマンドレル414の周りに巻き付けられている管セパレータ紙704を示す。マンドレル414のコアは、セパレータ紙702、704の分配端を引き付けて保持できる真空に引いている可能性がある。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=62ミリ秒で起こり得る。
図11Gでは、セパレータ紙702、704の端部が切断されており、ラップピン142(図示せず)は、「逆巻き」を実施するのに十分な追加の回転角度だけその元の位置を過ぎたところまで逆回転されている。逆巻き操作は、マンドレルに対して管セパレータ704の切断端を形成する。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=74ミリ秒で起こり得る。
図11Hは、次のバッテリケーシング1110を追跡するために加速しているマンドレル414を示す。マンドレル414は、当該マンドレル414の端部に正方形セパレータ1115を、及び当該マンドレル414の周りに周囲方向に形成された管セパレータ1120を持つ。正方形1115及び管1120は、マンドレル414のコア内の真空力によってマンドレル414に対して保持される。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=80ミリ秒で起こり得る。
図11Iは、バッテリケーシング1110の上方で実質的に垂直に整列するように位置決めされたマンドレル414を示す。この時点で、リニアモータは、マンドレル414をバッテリケーシング内に加速させる。マンドレル414は、ダウンストロークの最下部に接近するにつれて減速し、それが慣性弁にブレット座部408の開口を塞がせ、それが前述のようにマンドレル414内の急速な圧力反転を引き起こす。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=100ミリ秒で起こり得る。
図11Jは、リニアモータの上向きの加速によってバッテリケーシング1110から引き抜かれているマンドレル414を示す。この状態は、紙挿入シーケンスのおよそt=120ミリ秒で起こり得る。一実施例では、加速プロフィールは、シャフトがその最大伸展に達する十分前後に、ブレットが座部408に接して維持されるようなものであってよい。したがって、運動プロフィールは、伸展運動の最下部の近くで座部からのブレットの跳ね返りを実質的に低減する又はなくす方法で制御されてよい。紙挿入用途では、例えば、ブレットの跳ね返りを最小限に抑えると、セパレータ紙の不慮の再捕捉を有利に低減する又はなくすことができる。
いくつかの実施形態を記載してきたが、他の実施形態も可能である。例えば、リニアアクチュエータは、モータ(すなわち、電気的エネルギーを機械的エネルギーに変換する)として機能してもよいし、発電機(すなわち、機械的エネルギーを電気的エネルギーに変換する)として機能してもよい。リニアアクチュエータは、重なり合う及び/又は重なり合わない巻線、極の様々な数及び空隙部を含め、様々な巻線構成を使用してよく、巻線は、様々な位相接続を有してよい。巻線位相は、例えば、WYE又はDELTA構成で接続されてよく、また、ニュートラル接続を使用しても使用しなくてもよい。
リニアモータは、シャフト変位、速度、又は加速に影響を与えることのできるシャフトの機械的出力(例えば、スラスト)を生み出すために、固定子に電気波形を印加する様々な駆動装置を使用して制御されてよい。例えば、N相を有する固定子を備えたリニアモータの場合、当該リニアモータは、少なくとも2Nのスイッチング素子(例えば、トランジスタ及び/又はダイオードの何らかの組み合わせ)を有するN相インバータによって駆動されてよい。一部の実施形態は、固定子を励磁させるために協働する多数の駆動装置を使用することができる。駆動装置は、様々な回路トポロジー(例えば、ハーフブリッジ、フルブリッジ、共振又は擬似共振、変圧器結合)、スイッチ遷移技術(例えば、ゼロ電圧スイッチング、ゼロ電流スイッチング、共振又は擬似共振スイッチング)、及びスイッチング変調法(例えば、パルス幅変調、パルス周波数変調、コンスタントオンタイム、位相制御など...)を使用することができる。
制御装置のそれぞれは、開ループであっても閉ループであってもよい。閉ループ制御装置は、バングバング(bang-bang)又は他の応答特性を使用して、1以上の電気的パラメータを調節するように構成されてよい。制御装置によって調節できるパラメータとしては、例えば、瞬間ピーク電流、平均電流、出力電圧、平均電圧、出力電力のうちの1つ以上が挙げられる。一部の実施では、駆動装置は、DC(例えば、DCリンク電圧源、若しくは整流(rectified)及び濾波(filtered)AC)、又はAC(例えば、50若しくは60Hzの略正弦波)波形として特徴付けることのできる様々な入力から操作してよい。駆動装置の一部の実施形態は、力率改善(PFC:power factor correction)回路によって発生される実質的にDCの入力電圧を受け取ってよい。駆動装置は、例えば、略方形波の波形(実質的に滑らかな出力を生み出すように濾波されてよい)又は略正弦波の電圧など、様々な出力波形を出力してよい。
一部の実施では、駆動装置は、直線状、台形、又は正弦波速度軌道など、予め定められた軌道に従うようにシャフトを動かすように操作されてよい。他の実施形態では、例えば、駆動装置は、予め定められた又は最大の力若しくは加速をシャフトに適用するように操作されてよい。
高速組立システム100内のアクチュエータによって実施される操作を制御するために、様々な制御アーキテクチャ又は実施が使用されてよい。例えば、モータ制御装置には、シリアル(例えば、RS−232、RS−485、USB、I2C)、パラレル、又は他のプロトコルドライバを通じて、パーソナルコンピュータ制御アプリケーションによって直接コマンドが送られてよい。モータは、また、別個のアナログ及び/又はデジタル出力カード、並びに、関連増幅器及び/又はパワーエレクトロニクスドライブサブシステムを使用して、PLC(プログラマブル論理制御装置:programmable logic controller)によって個々に制御されてよい。タイミングシーケンスは、好適な手続き型(例えば、Fortran)又はオブジェクト指向型(例えば、C++、Java)言語を使用して、ラダー論理型プログラム、又は他のアセンブル済み・コンパイル済み実行可能命令若しくはモジュールライブラリ内のモジュールとすることのできる、PLC制御プログラムによって実施されてよい。さらに、イーサネットなどのマルチドロップネットワーク、又はPLC製造業者から利用可能な他の独自制御ネットワーク(例えば、デバイスネット(Device Net))を通じた制御が使用されてよい。制御システム200内の制御装置のうちの1つ以上は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)などの1以上のプロセッサを、実行可能命令源(例えば、記憶素子)、並びに、好適なアナログ、デジタル、及び/又はハイブリッド回路と併せて使用してよい。
一部の実施は、流体圧力源202を通る流体流れを誘発するための1以上の供給源及び/又はシンク(sinks)を使用してよい。例えば、真空源は、単独で、又は圧力キャビティ304と連通する圧力源202などの加圧流体源と併せて、リニアアクチュエータサブアセンブリ130の排出ポート134に適用されてよい。フィルタ、加熱器、弁、流れ制限デバイス、マニホールド、及び/又は他の制御、分配、若しくは供給要素が、いくつかの実施形態と併せて使用されてよい。
一部の実施形態では、加圧流体は、1以上の流体、すなわち、1以上の温度、分圧、及び/又は化学的濃度(例えば、イオン濃度)の流体の混合物であってよい。加圧流体の流れにおいて使用できる流体の組み合わせの説明に役立つ例としては、周囲及び冷却空気、不活性ガス(例えば、アルゴン、窒素)を含む空気、並びに、清浄化又は潤滑作用のある化学添加剤を含む空気が挙げられる。一実施例では、チムニー132を通って排出される流体の温度を測定することができ、例えば、排出温度が予め定められた値から外れる場合、制御システム200は、排出温度を調節するために予冷された空気(又は他の流体)を混合するように弁を作動させてよい。他の実施例では、必要とされるメンテナンス間の時間を延長するために、又は平均故障間隔を短縮するために、少量の清浄化又は潤滑物質が、低濃度で連続的に、規則的に、又は定期的に添加されてよい。
一部の実施形態では、制御された物質の混合物が、改善された動作をもたらすために、連続的に、又は運転サイクル中の選択された時点で導入されてよい。例えば、マンドレルからのセパレータ紙の解放を容易にするために、又は加工物の内表面をコーティングするために、例えば、添加剤が圧力キャビティ304内に注入されてよい。一部の実施形態では、加圧流体の流れの中の有効濃度の添加剤(例えば、触媒及び/又は(1つ又は複数の)反応物質)が、例えば酸化反応などの1以上の化学反応を促進、抑制、又は引き起こしてよい。添加剤は、また、硬化時間(例えば、エポキシの)、静電気の蓄積、表面接着特性、乾燥時間などを制御するために添加されてもよい。
図4Aの代表的な実施形態に代わる代替形態では、回転子428は、シャフト144との軸方向に摺動可能な回転自在に連結された(すなわち、スプライン)関係を形成するための機構を組み込んでよい。一部の実施形態では、回転子428の回転は、シャフト144に対して制御された回転をもたらすことができ、それがラップピン142を元の位置に戻して、垂直セパレータ紙をマンドレル414の周りの管へと形成することができる。他の用途では、シャフト144の軸方向回転をもたらすためのスプライン連結具を使用して、例えば高い速度で、物体を操作し、その向きを定めることができる。このことは、ピックアンドプレイス操作、ロボットマニピュレーション、又は、例えば3次元表面の印刷、塗装、コーティング、若しくはスプレー噴霧を伴うことのあるノズル用途に有益な場合がある。回転は、また、例えば、ねじの取付け、又はポテンショメータ若しくは可変キャパシタンスの設定など、直線的な力を必要とする回転操作を提供することができる。
他の実施形態では、1つを超える加圧環状容積が、シャフト144の外表面と圧力管136の内壁との間に径方向に画定されてよい。例えば、第2の加圧環状容積が、ブッシング420又は421の一方と第3のブッシングとの間に軸方向に画定されてよい。この第2の環状容積は、第2の圧力管入力ポートを通じて進入する加圧流体によって加圧されてよい。一部の実施形態では、開口412のいくつかは、この第2の加圧環状容積に進入してよい。一部の実施形態では、シャフト144内の1以上の開口の第2の組が、第2の加圧環状容積内で維持されてよい。一部の実施では、第2の環状容積は、同一の流体で加圧されてもよいし、異なる温度、圧力(例えば、正圧若しくは負圧)、及び/又は化学的濃度にあってよい異なる流体で加圧されてもよい。他の実施例では、さらなる冷却をもたらすために低温流体が第2の環状チャンバ内に循環されてよく、シャフト144への開口は、設けられても設けられなくてもよい。一部の実施形態は、1以上の流体によって加圧されてよい2以上の環状容積を含んでよい。
システム100は、少なくとも一部は、本発明の諸実施形態と共に使用できるコンピュータシステムとして実装されてよい。
本発明の様々な実施形態は、デジタル電子回路において実施されてもよいし、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせにおいて実施されてもよい。装置は、プログラマブルプロセッサによって実行するための、情報キャリア内、例えば機械可読ストレージデバイス内又は伝搬信号内で明確に具体化される、コンピュータプログラム製品に組み入れることができ、方法は、入力データを操作し出力を生成することによって本発明の機能を果たすために命令のプログラムを実行するプログラマブルプロセッサによって実施することができる。本発明は、データ及び命令をデータストレージシステムから受信するため、またデータ及び命令をデータストレージシステムに送信するために連結された少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサ、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置を含むプログラム可能なシステム上で実行できる1以上のコンピュータプログラムにおいて、有利に実施することができる。コンピュータプログラムは、特定の活動を行なう又は特定の結果をもたらすために、コンピュータの中で、直接又は間接に用い得る一組の命令である。コンピュータプログラムは、コンパイラ型又はインタープリタ型言語を含むプログラミング言語のいかなる形態で書かれることもでき、またそれは、スタンドアロンプログラムとして、又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン、若しくはコンピューティング環境において用いるのに好適な他のユニットとしてを含む、いずれの形態にも展開することができる。
命令プログラムの実行のために好適なプロセッサには、一例として、汎用及び特殊用途の両方のマイクロプロセッサ、及び単独プロセッサ又は任意の種類のコンピュータのマルチプロセッサの1つが挙げられる。一般に、プロセッサは、命令及びデータを、読み取り専用メモリ又はランダムアクセスメモリ又は両方から受け取る。コンピュータの必須要素は、命令を実行するためのプロセッサ、並びに、命令及びデータを記憶するための1以上のメモリである。一般に、コンピュータはまた、データファイルを記憶するために1以上のマスストレージデバイスを含むか、又はそれと通信するために動作可能に連結され、こうしたデバイスには、磁気ディスク、例えば内部ハードディスク及びリムーバブルディスク、光磁気ディスク、並びに、光ディスクが挙げられる。コンピュータプログラムの命令及びデータを明白に具体化するために好適なストレージデバイスには、非揮発性メモリのすべての形態が挙げられ、一例として、半導体メモリ装置、例えばEPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリ装置;磁気ディスク、例えば内部ハードディスク、及びリムーバブルディスク;光磁気ディスク;並びに、CD−ROM及びDVD−ROMディスクが挙げられる。プロセッサ及びメモリは、ASIC(特定用途向け集積回路)によって補足されるか、又はその中に組み込まれることができる。
ユーザーとの対話を提供するために、本発明は、情報をユーザーに表示するためのディスプレイ装置、例えばCRT(ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニター、並びに、キーボード及びポインティングデバイス、例えばユーザーが入力をコンピュータに提供できるマウス又はトラックボールを有するコンピュータ上で実施することができる。
本発明は、バックエンドコンポーネント、例えばデータサーバーを含むコンピュータシステム、又はミドルウェアコンポーネント、例えばアプリケーションサーバー若しくはインターネットサーバーを含むコンピュータシステム、又はフロントエンドコンポーネント、例えばグラフィカルユーザーインターフェース若しくはインターネットブラウザを有するクライアントコンピュータを含むコンピュータシステム、又はそれらのいずれかの組み合わせにおいて実施することができる。システムの諸構成要素は、通信ネットワーク上で、パケットベースのメッセージを含む、アナログ又はデジタルデータ通信のいずれかの形態又は媒体によって接続することができる。通信ネットワークの例としては、例えば、LAN、WAN、無線及び/又は光ネットワーク、並びに、インターネットを形成するコンピュータ及びネットワークが挙げられる。
コンピュータシステムは、分散コンピューティングシステムとして実装されてよく、クライアント及びサーバーを含むことができる。クライアント及びサーバーは、一般に、互いから遠隔にあり、通常はネットワークを通じて対話する。クライアントとサーバーの関係は、それぞれのコンピュータ上で稼動し、かつ、クライアント−サーバー関係を互いに有するコンピュータプログラムに基づいて生じる。
本発明のいくつもの実施形態を記載してきた。しかし、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、様々な変更を行ってもよいことが理解されるであろう。例えば、開示された技術の工程が異なる順序で行なわれる場合、開示されたシステム内の構成要素が異なる手段で組み合わされる場合、又は構成要素が他の構成要素により交換される若しくは補足される場合に、有利な結果が実現され得る。機能及び処理(アルゴリズムを含む)は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせにおいて実施されてよく、一部の実施形態は、記載されたものと同一ではないモジュール又はハードウェア上で実施されてよい。したがって、その他の実施形態は請求項の範囲内にある。
様々な図面で、類似の参照記号は、類似の要素を示す。
バッテリを製造するために使用できる代表的な組立ライン上のスプロケットのところに設置された代表的な高速組立システムの斜視図。 図1の高速組立システムのための代表的な制御システムのブロック図。 図1の代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリの組立図。 図1の代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリの分解図。 図3A及び3Bの代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリの断面図。 図3A及び3Bの代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリの断面図。 図3A及び3Bの代表的なリニアアクチュエータサブアセンブリの断面図。 図4A〜4Cのリニアアクチュエータの巻線管の斜視図。 図4A〜4Cのリニアアクチュエータ内の磁場発生装置を含むシャフトの一部分の略図。 図4A〜4Cのリニアアクチュエータのための代表的な慣性弁の斜視図。 図4Bに示されるように得られる断面から見た、代表的なマンドレル上に巻き付けられる管紙セパレータを示す、代表的な送りサブアセンブリの上面図。 図7Aに示されるように得られる断面から見た、代表的な紙送り切りサブアセンブリの正面図。 セパレータ紙を支持及び/又は形成するための代表的なトレイ実施形態の斜視図。 セパレータ紙を支持及び/又は形成するための代表的なトレイ実施形態の斜視図。 図1の高速組立システムの代表的な位置決めサブアセンブリを示す平面図。 図1の高速組立システムをそこで代表的な組立ライン上に設置できる、スプロケットの斜視図。 管及び正方形セパレータ紙をバッテリケーシングに挿入するための図1のシステムの操作方法のフローチャートである。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。 チューブアンドスクエア(tube-and-square)紙セパレータを連続フロー組立ライン上でバッテリケーシングに挿入する代表的なサイクル中に図1の高速組立システムによって実施される一連の操作の略図。

Claims (10)

  1. シャフト上に軸スラストを発生させるように適合されたリニアモータであって、
    流体圧力源との流体連通をもたらすための開口を備えた圧力管と、
    複数の固定子巻線と、
    圧力管の径方向開口から圧力管外部の外部開口まで中を貫いて延びるルーメンを有するシャフトであって、固定子巻線の励磁に応答して軸スラストを提供するための磁場発生装置を有するシャフトと
    を備え、
    外部開口及び圧力管の開口は、シャフト内のルーメン及び径方向開口を通じて流体連通している
    ことを特徴とするリニアモータ。
  2. 固定子巻線は、径方向開口と圧力管の開口との間の流体連通をもたらす、1つ以上の軸方向に分配された空隙部を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 径方向開口は、シャフトに対して接線成分を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  4. 径方向開口は、シャフトに対して軸方向成分をさらに含んでいる
    ことを特徴とする請求項3に記載のモータ。
  5. ルーメンは、径方向開口から別の外部開口へとさらに延びており、
    2つの外部開口は、シャフトの両端に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  6. 径方向の流体流れを可能にするように適合されたリニアモータであって、
    中央のルーメンがその長さに沿って延びる巻線管であって、その長さに沿った少なくとも1つの開口を有する巻線管と、
    巻線管ルーメン内で支持される多数の固定巻線であって、それらの間に少なくとも1つの開いた空隙部を備えて配置される固定巻線と、
    中央のルーメンがその長さに沿って延びるシャフト管であって、その長さに沿って少なくとも1つの径方向開口を有し、かつ、巻線管ルーメン内で軸方向に摺動可能であるシャフト管と、
    シャフト管ルーメン内に軸方向に配置された多数の永久磁石及びスペーサであって、当該永久磁石はセパレータによって相隔たり、当該永久磁石及び当該スペーサは、軸方向に延びる中心コアルーメンを形成し、当該中心コアルーメンとシャフト管の前記少なくとも1つの径方向開口との間の流体連通をもたらす流体流れ経路を含む、という永久磁石及びスペーサと
    を備え、
    巻線管の前記少なくとも1つの開口、固定巻線間の開いた空隙部、シャフト管の前記少なくとも1つの径方向開口、並びに、永久磁石及びスペーサによって形成される流体経路は、巻線管の外側の領域からシャフトルーメンへの流体連通をもたらす
    ことを特徴とするリニアモータ。
  7. 巻線管の両端でシャフト管の周りに配置された1対のラジアル軸受をさらに含んでいる
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 永久磁石及びセパレータは、固定巻線をつなぐ略径方向を向いた磁束を提供するように配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. 永久磁石の1つ以上は、巻線の励磁に応答してシャフト管上に軸スラストを発生させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
  10. 固定巻線は、対応する複数の電気的位相によって通電されるべき複数の位相巻線を含んでいる
    ことを特徴とする請求項6に記載の装置。
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