JP2009520968A - スペクトル拡散信号の受信における相関の実行 - Google Patents
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Abstract
本発明は、受信信号のサンプルを入力する入力(30.1)と、少なくとも1つの基準符号を入力する少なくとも1つの基準符号入力(30.2)と、を少なくとも有する受信スペクトル拡散信号に伴う相関を実行する相関器(30)である。又、この相関器(30)は、前述の信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、少なくとも1つの基準信号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及びこの符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(33)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、を有する相関手段と、再構成可能な方式においてレジスタグループ(31)の要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)と、をも有している。又、本発明は、受信機、受信機を有する電子装置、受信機との関連において使用されるモジュール、及びスペクトル拡散変調信号を送信する送信機及び送信された信号を受信する受信機を有するシステムにも関係している。更には、本発明は、方法及びコンピュータソフトウェアプロダクトにも関係している。
【選択図】図5
【選択図】図5
Description
本発明は、受信信号のサンプルを入力する入力と、少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロックと、相関信号を混合する混合器ブロックと、混合信号を積算する積算器ブロックと、を少なくとも有する受信スペクトル拡散信号に伴う相関を実行する相関器に関するものである。本発明は、受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段と、受信したスペクトル拡散信号のサンプルに伴う相関を実行する相関器と、少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロックと、相関信号を混合する混合器ブロックと、混合信号を積算する積算器ブロックと、を少なくとも有するスペクトル拡散信号を受信する受信機に関するものである。又、本発明は、受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段と、受信したスペクトル拡散信号のサンプルに伴う相関を実行する相関器と、少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロックと、相関信号を混合する混合器ブロックと、混合信号を積算する積算器ブロックと、を少なくとも有するスペクトル拡散変調信号を受信する受信機を有する電子装置にも関係している。又、本発明は、スペクトル拡散変調信号を送信する送信局と、スペクトル拡散変調信号を受信する受信機と、を有するシステムにも関係しており、この受信機は、受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段と、受信したスペクトル拡散信号のサンプルに伴う相関を実行する相関器と、少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロックと、相関信号を混合する混合器ブロックと、混合信号を積算する積算器ブロックと、を少なくとも有している。更には、本発明は、受信信号のサンプルを入力する入力と、少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロックと、相関信号を混合する混合器ブロックと、混合信号を積算する積算器ブロックと、を少なくとも有する受信スペクトル拡散信号に伴う相関を実行するモジュールにも関係している。又、本発明は、受信したスペクトル拡散信号に伴う相関を相関器内において実行する方法にも関係しており、この方法は、受信信号のサンプルを入力する段階と、少なくとも1つの基準符号を生成する段階と、相関信号を混合する段階と、混合信号を積算する段階と、を少なくとも有している。更には、本発明は、受信信号のサンプルを入力し、少なくとも1つの基準符号を生成し、相関信号を混合すると共に、混合信号を積算するための命令を有するコンピュータソフトウェアプロダクトにも関係している。
スペクトル拡散変調信号(CDMA:Code Division Multiple Access)は、例えば、GPSシステムなどの全地球的航法衛星システム(Global Navigation Satellite System:GNSS)及びUMTSなどの多数の第3世代モバイル通信システムにおいて使用されている。スペクトル拡散信号を生成するべく、個別の拡散符号を使用して送信機内において変調を実行しており、この場合に、いくつかの送信機は、それぞれの送信機に一意の拡散符号が割り当てられている場合には、同一周波数において信号を同時に送信可能である。例えば、衛星位置決定システムにおいては、それぞれの衛星は、その独自の拡散符号を使用している。受信機内においては、対応する基準符号を生成するか、又は受信機のメモリから読み込んでおり、この基準符号を使用することにより、受信対象である送信機の信号について受信信号をサーチしている。正常な信号受信のためには、受信機は、通常、いくつかの相関器を使用すると共に基準符号の符号位相及び周波数を制御することにより、信号の捕捉を実行しなければならず、この場合には、相関器によって生成された信号を使用して正しい符号位相及び周波数シフトを判定している。捕捉が完了した後に、信号の受信とその内部において送信された情報の復調を実現するべく、信号の追尾を継続して実行している。この追尾段階においては、基準符号の符号位相及び周波数を、受信対象である信号の符号位相及び周波数とロックされた状態に維持する必要がある。
捕捉フェーズにおいては、可能な限り大きなサーチレンジをカバーすることが望ましく、追尾フェーズにおいては、カバレージは、一般に、問題とはならないが、追尾精度要件に起因し、通常、捕捉フェーズに必要とされるものよりも良好なタイミング分解能が必要とされている。これは、通常、到来信号のサンプリング周波数を変化させることによって実現されている。捕捉フェーズの場合には、サンプリング周波数が低いほど、所与の数のサンプルにおける時間カバレージが大きくなる。追尾フェーズの場合には、サンプリング周波数が高いほど、結果的に、時間分解能が増大し、追尾精度が改善されることになる。
信号の捕捉及び追尾は、受信対象である信号の強度が、貧弱であり、且つ、おそらくは、背景雑音よりも低くなっている屋内の場合に、特に問題となる。このような状況は、特に、衛星位置決定システムにおいて発生し、この場合には、受信対象の信号は、地球に到着した時点において非常に微弱であり、屋内においては、建物の壁により、この信号が更に減衰され得る。この問題を改善するべく、従来技術による解決策においては、多数の相関器を備えると共に長い積算時間を使用することによって受信機を実装することを目指している。現在、受信機は、約16,000個もの相関器を有することが可能である。比較のために、最初の携帯型のGPS受信機は、12個、又は、場合によっては、これよりも少ない数の相関器しか有していなかったことに言及する必要があろう。相関器の数の増大は、当然のことながら、相関器の実装に必要な回路基板の面積の大幅な増大をも意味している。更には、この結果、受信機の電力消費量も増大することになる。相対的に大きな電力消費量に起因し、装置の発熱も増大することがある。
グループ相関器は、複数の信号の同時受信に最適化された符号相関装置である。これは、時間多重化を利用することにより、いくつかの異なる処理チャネル間においてある程度の信号処理ハードウェアを共有している。オリジナルのグループ相関器構造においては、一度に単一のサンプリングレートにおいて使用されることを意図している。従って、捕捉フェーズの処理に、1つのグループ相関器が、そして、追尾フェーズの処理に、1つのグループ相関器が必要とされることになろう。
GNSS受信機は、完全に機能するには、捕捉及び追尾動作の両方を実行する必要がある。更には、通常の動作においては、受信信号の中のいくつかのものをサーチしつつ、その他の信号を追尾している。最小限のハードウェア及び制御の複雑性により、これらの両方を処理可能であることが望ましいであろう。
更には、複数のGNSSシステム及び動作モードに起因し、複数のGNSSシステムからの信号を捕捉及び追尾するべく設計されたGNSS受信機内において多数のサンプリング周波数を使用するというニーズも生じている。ソフトウェアにおけるリソース使用法の最大限の柔軟性を実現しつつ、ハードウェアを極小化する必要がある。異なる相関動作モードが、ハードウェアの残りの部分に対して最小限の影響を具備するようにして、ハードウェア設計を単純化する必要がある。グループ相関器のアーキテクチャは、サーチ及び追尾モードの両方の動作におけるその多様性に起因し、望ましいものではあるが、従来の形態においては、複数の入力サンプルレートをカバーすることはできない。
信号の捕捉及び追尾の両方を実行するには、GNSS受信機は、次のものの中の1つを実行することが必要となろう。1つの代替肢は、捕捉用に1つのグループ相関器を、そして、追尾用に1つグループ相関器を使用するという方法である。しかしながら、この結果、ハードウェアのサイズが増大することになろう。別の代替肢は、2つの異なるクロック周波数を使用して1つのグループ相関器を動作させるというものである。グループ相関器の後のすべての処理を相応して調節することが必要となるため、これは、受信機の制御が非常に複雑であるという欠点を具備している。第3の代替肢は、2つのグループ相関器を使用するが、後続の処理を時間多重化している、即ち、グループ相関器の後の段階により、捕捉及び追尾関係の動作を多重化された方式で実行するというものである。異なるサンプルレートを有するサンプルのストリームを1つのハードウェアブロックのみによって処理することが必要となるため、この方法によれば、サイズが増大すると共に、後続の処理の制御が非常に困難になる。
多くの従来技術によるGNSS受信機においては、チャネル当たりにいくつかの符号遅延のみを有する相関器ハードウェアを使用することにより、信号を捕捉及び追尾している。この種の受信機は、相関器が非常に限られたサーチレンジを具備しているため、現在の需要の観点においては、その動作が低速に過ぎる。従って、捕捉フェーズにおいては、別個の捕捉アクセラレータハードウェアを使用し、追尾フェーズは、従来の相関器ハードウェアによって実装するといういくつかの方法が開発されている。
又、1つのモードにおいては、捕捉アクセレレータとして、そして、1つのモードにおいては、追尾相関器として構成可能である相関器構造を使用するいくつかの解決策も知られている。しかしながら、これらは、捕捉及び追尾を同時に実行することはできない。
GNSSシステムの例として、本明細書においては、本発明者らは、GPS(Global Positioning System)及びGalileoについて言及している。GPSは、既に世界中で稼動中であり、Galileoシステムは、本特許出願の出願時点においては、構築中である。尚、Galileoシステムの動作パラメータについては、既に定義済みではあるが、これらのパラメータは、変化する可能性があることに留意されたい。表1には、GPS及びGalileoの両方の動作パラメータが示されており、これらの間には、いくつかの類似点が存在していることをこの表から観察可能である。又、同一の相関長を使用した場合には、GPS及びGalileoシステム信号の両方の捕捉が同様には効率的でないことも、表1から観察可能である。
PRN(Pseudo Random Number)符号パラメータは、GNSS受信機の相関部分の要件を決定している。チップレート、BOC(Binary Offset Carrier)係数、及びオーバーサンプリング比は、必要なサンプリングレートを決定している。符号長、BOC係数、及びオーバーサンプリング比は、完全な符号の不確定性をカバーするのに必要なサンプルの数を決定している。
本発明は、相関器に関するものであり、この相関器は、出力サンプルクロック周波数を維持しつつ、捕捉及び追尾フェーズの異なるモードにおいて動作可能である。この結果、制御の複雑性が低減されると共に、ハードウェアのサイズが小さく維持されている。
本発明による再構成可能なグループ相関器の基本的な特徴は、1つのハードウェアブロックを異なるモードに構成可能であるという点にある。相関長は、異なるモードにおいて変化しているが、統計相関ビンの数は、同一に留まっている。これが、入力サンプルレートが変化した際の出力サンプルレートの維持に結び付いている。又、実行される相関の数も変化している。出力が実質的に同一レートにおいて到来しているため、相関の後の処理ハードウェアを様々なモードに対して適合させる必要がない。
入力サンプルレートの変化に加えて、様々なチェーニング選択肢を実行することも可能であり、この場合には、到来基準符号をチェーニング可能であり、この結果、1つのレプリカ符号生成器によって制御される符号カバレージを拡大可能である。
本発明によれば、対象の動作モードに従ってグループ相関器の様々なレジスタの間の接続を構成することにより、スペクトル拡散変調信号をグループ相関器内において相関させる方法が考案されており、この場合には、相関器を相対的に効率的に利用可能である。正確に表現すれば、本発明による相関器は、相関器が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ及びこの符号シフトレジスタからデータを受信する符号レジスタを有するいくつかのレジスタグループと、再構成可能な方式によってレジスタグループの要素間の接続を構成する構成要素と、を有するグループ相関コアブロックをも有していることを主な特徴としている。
本発明による受信機は、受信機の相関器が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ及びこの符号シフトレジスタからデータを受信する符号レジスタを有するいくつかのレジスタグループと、再構成可能な方式によってレジスタグループの要素間の接続を構成する構成要素と、を有するグループ相関コアブロックを有していることを主な特徴としている。
本発明による電子装置は、電子装置の相関器が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ及びこの符号シフトレジスタからデータを受信する符号レジスタを有するいくつかのレジスタグループと、再構成可能な方式によってレジスタグループの要素間の接続を構成する構成要素と、を有するグループ相関コアブロックを有していることを主な特徴としている。
本発明によるシステムは、受信機の相関器が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ及びこの符号シフトレジスタからデータを受信する符号レジスタを有するいくつかのレジスタグループと、再構成可能な方式によってレジスタグループの要素間の接続を構成する構成要素と、を有するグループ相関コアブロックを有していることを主な特徴としている。
本発明によるモジュールは、相関器が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ及びこの符号シフトレジスタからデータを受信する符号レジスタを有するいくつかのレジスタグループと、再構成可能な方式によってレジスタグループの要素間の接続を構成する構成要素と、を有するグループ相関コアブロックを有していることを主な特徴としている。
本発明による方法は、本方法が、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を符号シフトレジスタに受信し、この符号シフトレジスタからデータを符号レジスタに受信し、且つ、レジスタグループの要素間の接続を構成するべく、相関器のグループ相関コアブロックを構成する段階をも有していることを主な特徴としている。
最後に、本発明によるコンピュータソフトウェアプロダクトは、コンピュータソフトウェアプロダクトが、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を符号シフトレジスタに受信し、この符号シフトレジスタからデータを符号レジスタに受信し、且つ、レジスタグループの要素間の接続を構成するべく、相関器のグループ相関コアブロックを構成するための命令をも有していることを主な特徴としている。
例えば、以下の利点が本発明によって実現されているが、その主な利点は、従来の方法と比較した場合の最小限のハードウェアの複雑性と、ソフトウェアがハードウェアモードを構成する可能性にある。
ハードウェア実装の場合には、単一の構築ブロックを使用することにより、すべての相関器を実装可能であり、この結果、ハードウェア設計が単純化され、ハードウェアの構成可能性が促進され、ハードウェアの柔軟性及び有用性が改善されると共に、必要なハードウェアリソースが低減されることになる。
同一の乗法演算、符号シフト、及び加算をいくつかの異なる符号及び符号位相において使用可能であるため、本発明による受信機の回路基板の面積は、従来技術の構成と比べて節約されている。更には、相関器の後の信号の帯域幅が相対的に広くなっており、受信機を衛星位置決定システムとの関連において適用した場合には、通常、サーチ対象であるドップラー周波数レンジの全体がカバーされている。従って、サーチ対象である周波数レンジの相対的に小さなサブ帯域への分割とこれらのサブ帯域内におけるサーチが不要となる。更には、時間多重化を使用することにより、ポートの数及び回路基板の面積を低減可能であり、この場合に、受信機のいくつかのブロックを様々な信号の捕捉のために使用可能である。このような時間多重化は、本発明による受信機内において可能であり、この理由は、例えば、グループ相関器の後において必要とされる処理レートが相対的に低いという点にある。又、本発明による相関器は、様々な部分に分割することも可能である。更には、本発明によれば、同一のブロックを捕捉及び追尾の両方に使用可能である。
以下においては、添付の図面を参照し、本発明について更に詳細に説明することとする。
本発明による相関器1.3を適用可能である受信機1の一例が図1に示されている。受信機1は、衛星局からスペクトル拡散変調信号を受信する衛星位置決定システムの受信機である。但し、本発明をスペクトル拡散変調信号を使用するその他のシステムに適用することも可能であることは明らかである。受信機1は、帯域通過フィルタリング、増幅、中間周波数への変換、及びサンプリングなどの所与の周波数帯域における信号の処理に必要な段階を実行する受信段1.1を有している。この後に、サンプルは、中間周波数除去ブロック1.2と、更には、相関器1.3に入力されている。この相関器1.3内において、信号は、本出願に後述されているように処理されることになる。
図2は、本発明による受信機1内において使用可能である1つの中間周波数除去ブロック1.2を示している。混合器1.21内において、中間周波数除去ブロック1.2に入力されたサンプルを数値制御型発振器1.22によって生成された信号と混合しているが、その前に、この数値制御型発振器1.22によって生成された信号の中の異なる位相の2つの信号を位相シフトブロック1.23内において形成している。これらの信号の間の位相シフトは、約90度であり、混合器1.21における目的は、可能な中間周波数(IF)及び衛星ドップラー周波数を受信信号から除去することにあり、この場合に、混合器1.21の出力は、ベースバンド信号である。次いで、このベースバンド信号をデシメーションブロック1.24内においてサンプリングしているが、このデシメーションブロックのサンプリング周波数は、受信段1.1内におけるサンプリングに使用されているサンプリング周波数とは異なっている。デシメーションブロック1.24内において取得されたサンプルは、1つ又は複数のグループ相関コアブロック20に入力されている。
本発明の相関器1.3を有する受信機1は、様々なシステムの送信機から信号を同時に受信可能である。相関器1.3は、そのそれぞれが1つのグループ相関器コアブロック30を有する1つ又は複数のグループ相関器ブロック20を有している。1つのグループ相関器ブロック20は、例えば、1つ又は複数のGPS衛星の信号を捕捉するべく設定可能であり、別のグループ相関器ブロック20は、別のGNSS衛星の信号を捕捉するべく設定可能である。又、1つのグループ相関器ブロック20を、信号を捕捉するべく設定し、別のグループ相関器ブロック20を、そのグループ相関器20が予め捕捉した信号を追尾するべく設定することも可能である。
例えば、衛星位置決定システム内に本発明による受信機1を適用する場合には、1つ又は複数のグループ相関器ブロック30の後の帯域幅が、衛星信号についてサーチされるドップラー周波数レンジの全体(ドップラーシフトによって発生した周波数シフト)をカバーしているため、相関器1.3の前に必要とされる中間周波数除去ブロック1.2は、1つのみである。
受信機1の各ブロックは、例えば、デジタル信号プロセッサ1.9又は対応するコントローラによって制御されている。捕捉機能の場合には、混合器ブロック40の周波数ビン生成器ブロック41内において、所与のサーチ用の固定値(周波数及び位相)を設定している。追尾機能の場合には、混合器ブロック40の周波数ビン生成器ブロック41を制御することにより、受信対象の信号にロックされた状態に受信機1を維持している。これは、必要に応じて周波数及び位相を制御することによって実現されている。追尾機能においては、デジタル信号プロセッサ1.9は、受信対象の信号が十分に強力である場合には、コヒーレント積算ブロック51によって使用されているメモリエリアからコヒーレント積算の結果を判読可能である。弱い信号を受信している場合には、捕捉及び追尾機能は、非コヒーレント積算ブロック53内における非コヒーレント積算を更に包含可能である。この状況においては、デジタル信号プロセッサ1.9は、非コヒーレント積算ブロック53によって使用されているメモリエリアから非コヒーレント積算の結果を判読し、これらの値を使用して捕捉/追尾を制御する。
尚、制御ブロック1.9は、本発明の前述の説明及び添付の図面においては、別個のブロックとして示されているが、受信機1のブロックのいくつかは、例えば、制御ブロック1.9として使用されているデジタル信号プロセッサの機能として、或いは、制御ブロック1.9とは別個のデジタル信号プロセッサの機能として実装することも可能であることは明らかである。
本発明のグループ相関器コアブロック30の例示用の実施例の基本ブロックダイアグラムが図5に示されており、この場合には、異なる矢印201、202、203により、可能なデータフローを示している。矢印201、202、203によって示されているデータフローをオン/オフすることにより、グループ相関器の動作モードを変更可能である。グループ相関器コアブロック30の様々なブロック間におけるデータフローは、例えば、マルチプレクサ、スイッチ、FETなどにより、或いは、グループ相関器が、例えば、デジタル信号プロセッサ(DSP)によって実装されている場合には、ソフトウェアにより、制御可能である。図5には、このデータフローの制御の詳細は示されていない。
グループ相関器コアブロック30は、N個のレジスタグループ31を有している。例示用の実施例においては、数値Nは、受信ブロックの数、又は1つのグループ相関器ブロック20によって一度にサーチされる衛星の数に対応しており、例えば、グループ相関器ブロック20が4つの衛星を受信している場合には、4つのレジスタグループ31が存在している。別の例示用の実施例においては、数値Nは、受信ブロックの数の半分に対応している(即ち、8つの受信ブロックが存在している場合には、数値Nは4に等しい)。但し、わかりやすくするべく、図5には、それぞれの符号1...Nについて1つずつ、3つのレジスタグループ31のみが示されている。
本アプリケーションにおいては、サブグループの数をMという記号で表している。従って、N及びMは、いずれも、1を上回る整数であると定義可能である。それぞれのレジスタグループ31は、符号シフトレジスタ33及び1つ又は複数の符号レジスタ34を有する1つ又は複数のサブグループ32を有している。符号シフトレジスタ33及び符号レジスタ34の長さ(保存位置)は、それぞれのサブグループ内において同一である。それぞれのサブグループのブロック(即ち、符号シフトレジスタ33及び符号レジスタ34)の間、同一レジスタグループ31のサブグループ32の間、及び異なるレジスタグループ31の間のデータフローを特定の方法によって変化させることにより、本発明のグループ相関器の再構成可能性を実現可能である。
以下においては、第1サブグループ32.1の符号シフトレジスタ33.1を第1符号シフトレジスタとも呼び、第2サブグループ32.2の符号シフトレジスタ33.2を第2符号シフトレジスタとも呼び、M番目のサブグループ32.mの符号シフトレジスタ33.mをM番目の符号シフトレジスタとも呼ぶこととする。
又、グループ相関器コアブロック30は、サンプルが、例えば、入力ライン30.1を介して入力されるサンプルシフトレジスタグループ35をも有している。本発明の例示用の実施例においては、サンプルシフトレジスタグループ35は、レジスタグループ31内に存在しているサブグループ32の数と同数のサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mを有している。サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mは、サンプルがグループ相関器コアブロック30に入力されるのと同一のレートにおいてチッピングされている。換言すれば、サンプルは、サンプルがグループ相関器コアブロック30に入力されるのと同一のレートにおいてシフトされている。
又、本発明の相関器コアブロック30内には、コンバイナグループ37及び出力ブロック38も存在している。コンバイナグループ37は、乗法演算及び合成演算を実行するいくつかの乗算及び合成ブロック37.1、...、37.mを含んでいる。コンバイナグループ37内の乗算及び合成ブロック37の数は、この例においては、サブグループ32の数に等しくなっている。出力ブロック38は、乗算及び合成ブロック37の出力を合計している。
グループ相関器コアブロック30内において形成された信号は、次いで、混合器ブロック40内に入力可能であり、この一例が図3に示されている。この実施例においては、混合器ブロック40は、様々なドップラー周波数ビンを生成する1つの周波数ビン生成器ブロック41を有している。周波数ビン生成器ブロック41は、DFT発振器42(DFT NCO)の信号を取得しており、このDFT発振器は、隣接する周波数ビンの間の所望の周波数間隔(Δf)を入力することによって制御されている。更には、周波数ビン生成器ブロック41は、最も外側の周波数ビンを設定するための別の入力(M)をも受信している。周波数ビンの最小数は、5であり(中心周波数、+1Δf、−1Δf、+2Δf、−2Δf)、この場合には、M=2である。キャリア発振器43は、周波数ビン生成器ブロック41の中心周波数(ドップラー)を設定している。キャリア発振器43の初期位相は、キャリア発振器43に入力されている初期キャリア位相信号47によって設定可能である。従って、周波数ビン生成器ブロック41は、ドップラー周波数及びドップラー周波数からの特定の周波数オフセットにおいて周波数ビンを生成している。これらの周波数オフセットは、例えば、ドップラー周波数を中心として周波数間隔の整数倍、即ち、+1Δf、−1Δf、+2Δf、−2Δf、...、+MΔf、−MΔfに位置している。又、この周波数ビン生成器ブロック41の例示用の実施例は、キャリアサイクルをカウントするサイクルカウンタ44をも有している。
周波数ビン生成器ブロック41のそれぞれの出力は、混合器グループ45の中の1つの混合器46に接続されている。グループ相関器コアブロック30の出力からの信号が、混合器グループ45の混合器46のもう1つの入力に接続されている。従って、混合器グループ45のそれぞれの混合器46は、グループ相関器コアブロック30の出力信号と周波数ビンの中の1つのものの信号の混合結果を形成している。これらの混合結果をコヒーレント積算器ブロック51においてコヒーレントに積算している。
本発明によるグループ相関器30内には、それぞれの周波数ビンごとに1つの積算器ブロック50が存在している。それぞれのコヒーレント積算器ブロック50は、混合器グループ45の1つの混合器46から到来する信号を積算する積算器51を有している。コヒーレントに積算される対象のデータと、コヒーレント積算の中間結果を一時的に保存する第1メモリ52も存在している。前述の各段階における信号は、2成分の形態を有しており、即ち、それらは、同相成分(I)と直交位相成分(Q)を有していることに留意されたい。変換ブロック53において、例えば、周知のように、これらの成分を二乗すると共に、二乗された値の合計の平方根(√(I2+Q2))を取得することにより、2成分信号を1成分信号に変換している。この変換を実行するその他の方法も可能である。変換の結果として得られた信号を非コヒーレント積算ブロック54において非コヒーレントに積算している。非コヒーレント積算の結果及び非コヒーレント積算の中間結果を保存する第2メモリ55も存在している。又、非コヒーレント積算器ブロック54は、例えば、最大値、最大値のインデックス、非コヒーレント積算結果の合計、非コヒーレント積算結果の二乗の合計などを判定する統計ブロック56を有することも可能である。これらの統計値を捕捉フェーズにおいて使用することにより、到来信号の正しいドップラー周波数及び符号位相を判定すると共に、追尾フェーズにおいて発振器の位相を微細チューニング可能である。
符号生成器ブロック60は、グループ相関器コアブロック30による捕捉及び追尾の対象である信号の変調符号に対応した必要な基準符号を生成している。符号生成器ブロック60の例示用の実施例が図4に示されている。符号生成器ブロック60は、符号周波数の整数倍であり、この例においては、例えば、2MHzなどのように、符号周波数の略2倍である周波数を生成するべく、数値制御型発振器61を有している。数値制御型発振器61からの信号は、チップカウンタ62に結合されており、これは、数値制御型発振器61の出力においてパルスをカウントしている。数値制御型発振器61の周波数が符号周波数を上回っている場合には、パルスは、チップ長よりも短くなる。例えば、数値制御型発振器61の周波数が符号周波数の2倍である場合には、チップカウンタ62は、チップの半分を、即ち、それぞれのチップごとに2つのパルスをカウントする。従って、チップカウンタ62は、数値制御型発振器61の周波数を数値Nによって除算している。この特定の例においては、Nの値は、1つのエポック内のチップの数の2倍である。チップカウンタ62の出力は、エポックの周波数である。チップカウンタ62の出力62.1は、エポックカウンタ63及び符号設定器66に接続されている。エポックカウンタ63は、エポックをカウントしている。又、このエポックの数に関する情報を使用することにより、符号生成器ロジック67によって生成された符号を正しい位相においてリセットしている。チップカウンタ62の出力から符号設定器66に接続されている信号は、通常、符号生成器ロジック67のリセット/リロード入力67.4に対して直接的に転送されている。又、符号設定器66を使用することにより、リセット/リロードパルスを符号生成器ロジック67のリセット/リロード入力に対して生成することも可能である。符号設定器66を使用してリセット/リロードパルスを生成する場合には、数値制御型発振器61、チップカウンタ62、及びエポックカウンタ63を実質的に同一の瞬間において初期化している。数値制御型発振器61を符号の開始位相に対して初期化すると共に、カウンタ62、63の値を0に設定している。
又、数値制御型発振器61からの信号は、ゲート64及び除算器65にも結合されている。ゲート64を符号セレクト信号によってオン/オフすることにより、この信号を数値制御型発振器61から基準符号生成器ブロック67のBOCクロック入力67.2にBOCクロック信号(この例においては、=2×基準符号レートである)として伝達している。この例示用の実施例においては、除算器65は、基準符号生成器ブロック67の符号クロック入力67.3に対する入力信号として使用されるように、数値制御型発振器61によって生成された信号を2で除算している。又、符号設定器66は、数値制御型発振器61の開始値をプログラミングすることにより、半端な符号位相を設定する能力をも具備している。符号生成器は、時間多重化された方式において動作することにより、単一ブロック内においていくつかの符号を生成している。
相関器20及び受信機1のその他の部分の動作のためのタイミングは、除算器や数値制御型発振器(NCO)などを使用することにより、基本発振器1.10(図1)から形成可能である。基本発振器1.10の最小必要周波数は、1つのグループ相関器コアブロック30によって捕捉/追尾されるチャネルと到来信号の最大サンプリング周波数の積として算出される。GPS/Galileoシステムの信号の追尾モードにおいては、データサンプリング周波数は、例えば、8.184MHzであり、捕捉モードにおいては、データサンプリング周波数は、例えば、2.046MHz(GPS)であって、これは、2サンプル/チップを意味しており、或いは、4.092MHz(Galileo)であって、これは、4サンプル/チップを意味している。従って、1つのグループ相関器コアブロック30が、捕捉/追尾のための4つのチャネルを具備している場合には、基本発振器の最小周波数は、32.736MHzである。
例えば、衛星位置決定システム内に本発明による受信機1を適用する場合には、1つ又は複数のグループ相関器コアブロック30の後の帯域幅が、衛星信号についてサーチされるドップラー周波数レンジの全体(ドップラーシフトによって発生した周波数シフト)をカバーしているため、1つ又は複数のグループ相関器コアブロック30の前に必要な中間周波数除去ブロック1.2は、1つのみである。更には、すべての符号シフトレジスタ33のコンテンツを単一のサンプルレジスタグループ35のコンテンツと乗算可能であるため、単一サンプルレジスタグループ35で十分である。
又、図5の矢印203によって示されているように、データサンプルをパラレル方式によってサンプルシフトレジスタグループ35のサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mに接続することも可能である。
図6a〜図6cは、図5の構成可能なグループ相関器を構成可能である3つの異なる動作モードを示している。図6a〜図6cの実施例においては、4つのチャネルが受信されており、且つ、2つのサブグループ32のみが存在しており、且つ、それぞれのサブグループは、4つの符号レジスタ34を有しているものと仮定されていることに留意されたい。但し、本発明は、このようなグループ相関器に限定されるものではなく、実際的な実装においては、サブグループの数及びそれぞれのサブグループ内のレジスタの数は、これらの例に提示されているものよりも格段に大きいものであってよい。
(基本周波数動作)
以下、図6aを参照し、第1動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳しく説明することとする。第1動作モード(基本周波数動作モード)においては、データサンプリング周波数は、この例示用の実施例においては、すべての選択可能なサンプリング周波数の中の最小サンプリング周波数となるように選択されている。この最小データサンプリング周波数は、異なる動作モードに関する以下の説明においては、B_CLKとも表記している。
以下、図6aを参照し、第1動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳しく説明することとする。第1動作モード(基本周波数動作モード)においては、データサンプリング周波数は、この例示用の実施例においては、すべての選択可能なサンプリング周波数の中の最小サンプリング周波数となるように選択されている。この最小データサンプリング周波数は、異なる動作モードに関する以下の説明においては、B_CLKとも表記している。
グループ相関器コアブロック30は、ナローモードにおいて動作するべく設定されており(図7のブロック701)、これは、それぞれのサブグループ32内の第1符号シフトレジスタ33.1のみが使用されることを意味している。従って、それぞれのレジスタグループ31の第1符号シフトレジスタ33.1が基準符号用の入力として接続されている。
それぞれのサブグループ32内においては、第1符号レジスタ34.1.1、34.2.1、...、34.m.1の入力は、必要に応じて第1符号シフトレジスタ33.1、33.2、33.m内に保存されているデータを同一のサブグループ32の第1符号レジスタ34.1.1に複写できるように、第1符号シフトレジスタ33.1、33.2、33.mの出力に接続されている。それぞれ、第2符号レジスタ34.1.2、34.2.2、...、34.m.2の入力は、第1符号レジスタ34.1.1、34.2.1、...、34.m.1の出力に接続されている。サブグループ32内に2つを上回る数の符号レジスタ34が存在している場合には、それらのすべてが、サブグループ32内において以前の符号レジスタ34に連続的に接続されている。換言すれば、サブグループ32の符号レジスタ34は、第1符号レジスタ34.1.1の長さよりも長い基準符号の部分を保存可能である。
又、1つのサブグループの最後の符号レジスタを同一のレジスタグループ31の別のサブグループの第1符号レジスタに接続することにより、基準符号の保存能力を長くすることも可能である。この種のチェーニングは、図5の矢印201によって示されている。このチェーニングは、短い符号レジスタ(例えば、そのそれぞれの長さが32ビットである4つの符号レジスタ)又は長い符号レジスタ(例えば、そのそれぞれの長さが64ビットである2つの符号レジスタ)のいずれかとして同一の符号レジスタを使用可能であるナローモードにおいて使用されている。基準符号の保存能力を長くするための更なる選択肢は、1つのレジスタグループ31の最後のサブグループの最後の符号レジスタを別のレジスタグループ31の第1サブグループの第1符号レジスタに接続することによって可能である。この種のチェーニングが図2の矢印202によって示されている。但し、この後者の選択肢は、処理可能な符号ビンの合計数を低減することがない場合にも、グループ相関器コアブロック30が同時に処理可能である独立したチャネルの数を低減することになる。
動作の際には、第1符号シフトレジスタ33.1には、サンプルがサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mに入力されるのと同一のレートにおいて(ブロック703)、受信対象の1つの信号の変調において使用された符号に対応した基準符号のビットが提供されており(ブロック702)、即ち、それぞれのサンプルごとに、基準符号の1ビットが入力されている。従って、第1符号シフトレジスタ33.1及び符号レジスタ34の長さは、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mの長さに等しくなっている。第1動作モードのこの例においては、データサンプリング周波数は、1×B_CLK、即ち、チッピングレートの2倍である。従って、それぞれのチップごとに、2つのサンプルが取得されている。ブロック704において、符号レジスタ34がサンプルで一杯になっているかどうかをチェックしている。符号レジスタ34がサンプルで一杯になっている場合には、乗法演算を実行している(ブロック705)。さもなければ、ブロック702及び703の動作を反復し、次のサンプル及びそれぞれの基準符号の次のビットを入力することになる。
乗法演算は、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mのサンプル及びそれぞれの符号レジスタ34のビットにより、ビット固有の乗算を多重化された方式において実行する乗算及び合成ブロック37.1、...、37.m内において実行されている(ブロック705)。ブロック706において、第1符号シフトレジスタ33.1内に保存されている符号ビットの数をチェックしている。所与の数の符号ビットの第1符号シフトレジスタ33.1内における保存が完了した後に、最後から1つ前の符号レジスタ内の符号ビットを最後の符号レジスタ内に複写し、最後から2つ前の符号レジスタ内の符号ビットを最後から1つ前の符号レジスタに複写し、...、第1符号レジスタ34.1.1内の符号ビットを第2符号レジスタ34.2.1に複写し(ブロック707)、且つ、第1符号シフトレジスタ33.1内の符号ビットを第1符号レジスタ34に複写している(ブロック708)。第1符号レジスタ34内における保存は、第1符号シフトレジスタ33.1の長さに対応した数のサンプルが保存された後に実行されている。第1符号シフトレジスタ33.1の長さをGC(GC個の保存場所)として表記した場合には、第1符号シフトレジスタ33.1のデータは、GC個のサンプルごとに、符号レジスタ34内に複写されている。符号シフトレジスタ33.1の長さは、必ずしも基準符号の長さに等しくはないが、積算をエポック全体にわたって拡張することにより、コヒーレント積算をグループ相関器ブロック30の出力に適用可能である。
それぞれの入力サンプルの後に、乗算及び合成ブロック37.1、...、37.mは、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mのサンプル及びそれぞれの符号レジスタ34のビットにより、ビット固有の乗算を多重化された方式において実行している(ブロック705)。この文脈において、多重化とは、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mのサンプルと1つの符号レジスタ34が一度に乗算され、この乗算の結果(相関部分結果)が、乗算及び合成ブロック37.1、...、37.m内において合成されることを意味している。これらの乗算及び合成は、すべての又は十分な数の符号レジスタのスキャニングが完了する時点まで反復される。この結果がN個の相関結果である。従って、それぞれの符号レジスタ34及びサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mの間の乗算は、1つの乗算器のみ及び1つのコンバイナのみを使用することにより、同一のサンプルストリングについて実行可能である。この後に、乗算は、新しいサンプルのサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mへの入力が完了した後に常に実行されている。従って、これは、一連の乗算であり、この場合に、符号レジスタ34の値は、GC個のサンプルについて同一であるが、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mは、乗算ごとに1つずつシフトされており、新しいサンプルが第1レジスタに入力されている。この結果、サンプルと符号の間において相関を実行可能である(符号レジスタ×サンプルシフトレジスタ)。従って、本発明による受信機においては、符号レジスタ34の内容は、サンプルごとには変化していないが、GC個のサンプルごとに変化している。
ブロック704は、必ずしも必要ではなく、第1符号レジスタ33.1がサンプルで一杯になる前にグループ相関器コアブロック30が出力値を算出しているが、グループ相関器コアブロック30の後のその他のブロックが、第1符号レジスタ33.1がまだサンプルで一杯になっていないことを認知し、その動作を開始しないように、即ち、第1符号レジスタ33.1がサンプルで一杯になる前に、グループ相関器コアブロック30の後のその他のブロックがグループ相関器コアブロックの出力値を使用しないように、相関器1.3の動作を実装することも可能である。
グループ相関器コアブロック30の出力は、N×MF個のサンプルを有しており、この場合に、項MFは、乗算係数である。それぞれのサンプルは、1つの相関器によるGC個のサンプルの積算に対応している。換言すれば、それぞれのサンプルごとに、相関結果がそれぞれの符号レジスタから出力されている。図6aのシステムにおいては、これは、32個の相関結果がそれぞれの入力サンプルごとに出力されることを意味している。従って、グループ相関器コアブロック30からの出力信号は、従来技術による受信機内の相関器(GC個の相関器)の出力信号に対応している。但し、1つの相違点は、例えば、本発明によるグループ相関器コアブロック30のそれぞれのサンプルは、GC個のサンプルの積算に対応しているという点にある。
以上の段階を、それぞれの受信チャネルごとに、即ち、同時に受信されるそれぞれの信号ごとに実行している。グループ相関器ブロック30内において形成された信号を混合器グループ40の混合器内において周波数ビン生成器ブロック41の信号と混合することにより、これらの信号の間の乗法演算を実行している。この混合器グループ40から、信号をコヒーレント積算ブロック51に入力している。コヒーレント積算ブロック51内においては、前述のように、例えば、捕捉及び追尾のために、信号成分I及びQを、例えば、エポック全体の長さにおいて積算している。
(2倍周波数動作)
以下、図6bを参照し、第2動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳細に説明することとする。第2動作モード(2倍周波数動作モード:2×B_CLK)においては、グループ相関器コアブロック30は、ワイドモードにおいて動作するべく設定されている。これは、それぞれのサブグループ32内の符号シフトレジスタ33の中の複数のものが連続的に動作することを意味している。従って、それぞれのレジスタグループ31の第1符号シフトレジスタ33.1が基準符号用の入力として接続されており、第1符号シフトレジスタ33.1の最後の保存位置が、次の符号シフトレジスタ33.2、即ち、第2の符号シフトレジスタの第1の保存位置用の入力を提供している。それぞれ、第2符号シフトレジスタ33.2の最後の保存位置が、次の符号シフトレジスタの第1保存位置用の入力を提供しており、最後に、(M−1)番目の符号シフトレジスタ33.2の最後の保存位置が、M番目の符号シフトレジスタ33.1の第1保存位置用の入力を提供している。但し、図6bの例においては、Mの値は2である。従って、2つのサブグループ32のみが示されている。
以下、図6bを参照し、第2動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳細に説明することとする。第2動作モード(2倍周波数動作モード:2×B_CLK)においては、グループ相関器コアブロック30は、ワイドモードにおいて動作するべく設定されている。これは、それぞれのサブグループ32内の符号シフトレジスタ33の中の複数のものが連続的に動作することを意味している。従って、それぞれのレジスタグループ31の第1符号シフトレジスタ33.1が基準符号用の入力として接続されており、第1符号シフトレジスタ33.1の最後の保存位置が、次の符号シフトレジスタ33.2、即ち、第2の符号シフトレジスタの第1の保存位置用の入力を提供している。それぞれ、第2符号シフトレジスタ33.2の最後の保存位置が、次の符号シフトレジスタの第1保存位置用の入力を提供しており、最後に、(M−1)番目の符号シフトレジスタ33.2の最後の保存位置が、M番目の符号シフトレジスタ33.1の第1保存位置用の入力を提供している。但し、図6bの例においては、Mの値は2である。従って、2つのサブグループ32のみが示されている。
又、サブグループをペアごとに1つに接続することも可能である。この選択肢においては、例えば、第1及び第2サブグループの符号シフトレジスタ及び符号レジスタをパラレルに接続することにより、符号シフトレジスタ及び符号レジスタの長さを倍増している。それぞれ、第3及び第4のサブグループ(存在する場合)の符号レジスタをパラレルに接続可能であり、第5及び第6のサブグループ(これらが存在する場合)の符号レジスタをパラレルに接続可能である(以下、同様)。
それぞれのサブグループ32内において、第1符号レジスタ34.1.1の入力は、必要に応じて符号シフトレジスタ33内に保存されているデータを同一のサブグループ32の第1符号レジスタ34.1.1に複写できるように、符号シフトレジスタ33の出力に接続されている。それぞれ、第2符号レジスタ34.2.1の入力は、第1符号レジスタ34.1.1の出力に接続されている。サブグループ32内に2つを上回る数の符号レジスタ34が存在している場合には、それらのすべてがサブグループ32内の前の符号レジスタ34に連続的に接続されている。換言すれば、サブグループ32の符号シフトレジスタ33及び符号レジスタ34は、ある種の符号レジスタマトリックスを形成しており、この場合に、符号シフトレジスタ33が、このマトリックスの第1行を形成しており、符号レジスタ34が、その他の行を形成している。
又、1つのサブグループの最後の符号レジスタを次のレジスタグループ31の同一のサブグループの第1符号レジスタに接続することにより、基準符号の保存能力を長くすることも可能である。この種のチェーニングが、図5の矢印204によって示されている。但し、この選択肢は、処理可能な符号ビンの合計数を低減しない場合にも、グループ相関器コアブロック30が同時に処理可能である独立したチャネルの数を低減することになる。
動作の際には、第1符号シフトレジスタ33.1には、サンプルがサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mに入力されるのと同一のレートにおいて、受信対象の1つの信号の変調において使用された符号に対応した基準符号のビットが供給されており、即ち、それぞれのサンプルごとに基準符号の1つのビットが入力されている。従って、第1符号シフトレジスタ33.1の長さと第2符号シフトレジスタ33.2の長さの合計は、第1サンプルシフトレジスタ35.1の長さと第2サンプルシフトレジスタ35.2の長さの合計に等しくなっている。又、符号レジスタ34の長さは、第1符号シフトレジスタ33.1の長さと第2サンプル符号レジスタ33.2の長さの合計に等しくなっている。
第2動作モードのこの例においては、データサンプリング周波数は、2×B_CLK、即ち、チッピングレートの4倍である。従って、それぞれのチップごとに、4つのサンプルが取得されている。又、第1サブグループ及び第2サブグループのレジスタは、パラレルに動作しており、即ち、第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2がパラレルに接続されており、第1サブグループ32.1の第1符号レジスタ及び第2サブグループ32.2の第1符号レジスタがパラレルに接続されている(以下、同様)。所与の数の符号ビット(=第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2の長さに対応した数のサンプル)の第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2内における保存が完了した後に、第1符号シフトレジスタ33.1内の符号ビットを第1サブグループ32.1の第1符号レジスタ34.1.1に複写し、第2符号シフトレジスタ33.2内の符号ビットを第2サブグループ32.2の第1符号レジスタ34.1.1に複写している。第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2の長さを合わせて2GC(2×GC個の保存場所)と表記した場合には、2GC個のサンプルごとに、第1符号シフトレジスタ33.1のデータが第1サブグループ32.1の第1符号レジスタ34に複写されており、且つ、それぞれ、第2符号シフトレジスタ33.2のデータが第2サブグループ32.2の第1符号レジスタ34に複写されている。又、第2動作モードにおいては、符号シフトレジスタ33の長さは、必ずしも基準符号の長さに等しくはないが、積算をエポック全体にわたって拡張することにより、コヒーレント積算をグループ相関器ブロック30の出力に適用可能である。
第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2のデータの少なくとも一回の符号レジスタ34内への複写/転送が完了した後に(即ち、第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2がサンプルで一杯になった後に)、乗算器37.1は、多重化された方式において、第1サンプルシフトレジスタ35.1のサンプル及び第1サブグループ32.1の第1符号レジスタ34.1.1のビットにより、ビット固有の乗算を、そして、多重化された方式において、第2サンプルシフトレジスタ35.2のサンプル及び第2サブグループ32.2の第1符号レジスタ34.1.1のビットにより、ビット固有の乗算を実行している。これらの乗算結果(相関部分結果)を乗算及び合成ブロック37.1、37.2内において合成している。これらの乗算及び合成は、すべての又は十分な数の符号レジスタのスキャニングが完了する時点まで反復される。この結果がN個の相関結果である。従って、それぞれの符号レジスタ34とサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mの間の乗算は、1つの乗算及びコンバインブロック37のみを使用することにより、同一のサンプルストリングについて実行可能である。この後に、乗算は、新しいサンプルの第1サンプルシフトレジスタ35.1内への入力が完了した後に常に実行される。従って、これは、一連の乗算であり、この場合に、符号レジスタ34の値は、2GC個のサンプルについて同一であるが、第1サンプルシフトレジスタ35.1及び第2サンプルシフトレジスタ35.2は、乗算ごとに1つだけシフトされており、新しいサンプルが第1符号シフトレジスタ33.1内に入力されている。
グループ相関器コアブロック30の出力は、N×MF/2個のサンプルを有しており、このそれぞれは、1つの相関器による2GC個のサンプルの積算に対応している。
グループ相関器の出力サンプルは、N×MF/2×2×MCLK=N×MF×MCLKのレートにおいて演算されており、これは、第1モードと同一のレートである。符号レジスタ34内への新しい基準符号値のそれぞれのローディングの間に、グループ相関器は、N×MF/2個の基準符号における2GC個の別個の符号位相について、即ち、GC×N×MF個の個々の符号ビンについて、相関結果を生成しており、これは、この場合にも、第1モードと同一である。符号レジスタ34内への新しい基準符号値のそれぞれのローディングの間の時間は、2×MCLKのレートにおいて2GC個の入力サンプルであり、これは、MCLKのレートにおけるGC個のサンプルと同一であり、即ち、第1モードと同一である。データレート及び符号位相の合計数が同一に留まっていることから、これらのタイミングの等価性により、グループ相関器に後続しているブロックの実装が格段に容易になっている。
以上の段階は、それぞれの受信チャネルことに、即ち、同時に受信されるそれぞれの信号ごとに実行されている。グループ相関器ブロック30内において形成された信号を混合器グループ40の混合器内において周波数ビン生成器ブロック41の信号と混合することにより、これらの信号間における乗法演算を実行している。混合器グループ40から、信号をコヒーレント積算ブロック51に入力している。コヒーレント積算ブロック51内においては、前述のように、例えば、捕捉及び追尾のために、信号成分I及びQを、例えば、エポック全体の長さにわたって積算している。
(4倍周波数動作)
以下、図6cを参照し、第3動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳しく説明することとする。第3動作モード(4倍周波数動作モード:4×B_CLK)においては、グループ相関器コアブロック30は、ワイドモードにおいて動作するべく設定されている。これは、それぞれのサブグループ32内の符号シフトレジスタ33の中の複数のものが、第2動作モードと同様に、連続的に動作することを意味している。
以下、図6cを参照し、第3動作モードにおけるグループ相関器コアブロック30のデータフローの制御について更に詳しく説明することとする。第3動作モード(4倍周波数動作モード:4×B_CLK)においては、グループ相関器コアブロック30は、ワイドモードにおいて動作するべく設定されている。これは、それぞれのサブグループ32内の符号シフトレジスタ33の中の複数のものが、第2動作モードと同様に、連続的に動作することを意味している。
それぞれのサブグループ32内において、第1符号レジスタ34.1.1の入力は、必要に応じて符号シフトレジスタ33内に保存されているデータを同一のサブグループ32の第1符号レジスタ34.1.1に複写できるように、符号シフトレジスタ33の出力に接続されている。この動作モードにおいては、第1符号レジスタ34.1.1の出力は、第2符号レジスタには接続されておらず、乗算及び合成ブロック37.1、37.2に直接接続されている。
動作の際には、第1符号シフトレジスタ33.1には、サンプルがサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mに入力されるのと同一のレートにおいて、受信対象の1つの信号の変調において使用された符号に対応した基準符号のビットが供給されており、即ち、それぞれのサンプルごとに、基準符号の1ビットが入力されている。従って、第1符号シフトレジスタ33.1の長さと第2符号シフトレジスタ33.2の長さの合計は、第1サンプルシフトレジスタ35.1の長さと第2サンプルシフトレジスタ35.2の長さの合計に等しくなっている。又、符号レジスタ34の長さは、第1符号シフトレジスタ34.1の長さと第2符号シフトレジスタ34.2の長さの合計に等しくなっている。
第3動作モードのこの例においては、データサンプリング周波数は、4×B_CLK、即ち、チッピングレートの8倍である。従って、それぞれのチップごとに、8つのサンプルが取得されている。所与の数の符号ビットの第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2内における保存が完了した後に、第1符号シフトレジスタ33.1内の符号ビットを第1サブグループ32.1の第1符号シフトレジスタ34.1.1に複写し、第2符号シフトレジスタ32.2内の符号ビットを第2サブグループ32.2の第1符号レジスタ34.1.1に複写している。符号レジスタ34内における保存は、第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2の長さに対応した数のサンプルが保存された後に実行されている。又、第3動作モードにおいては、符号シフトレジスタ33の長さは、必ずしも基準符号の長さと等しくはないが、積算をエポック全体にわたって拡張することにより、コヒーレント積算をグループ相関器ブロック30の出力に適用可能である。
第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2のデータの符号レジスタ34内への少なくとも一回の複写/転送が完了した後に(第1符号シフトレジスタ33.1及び第2符号シフトレジスタ33.2がサンプルで一杯になった後に)、乗算及び合成ブロック37は、サンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mのサンプル及びそれぞれの符号レジスタ34のビットにより、ビット固有の乗算を多重化された方式において実行している。この文脈において、多重化とは、第1サンプルシフトレジスタ35.1及び第2サンプルシフトレジスタ35.2のサンプル及び2つの符号レジスタ34を乗算及び合成ブロック37.1、...、37.mの乗算器内において一度に乗算し、この乗算結果(相関部分結果)を乗算及び合成ブロック37.1、...、37.mのコンバイナ内において合成することを意味している。これらの乗算及び合成は、すべての又は十分な数の符号レジスタのスキャニングが完了する時点まで反復されている。この結果がN個の相関結果である。従って、それぞれの符号レジスタ34とサンプルシフトレジスタ35.1、...、35.mの間の乗算は、1つの乗算器のみ及び1つのコンバイナのみを使用することにより、同一のサンプルストリングについて実行可能である。この後に、乗算は、新しいサンプルの第1サンプルシフトレジスタ35.1への入力が完了した後に常に実行される。従って、これは、一連の乗算であり、この場合に、符号レジスタ34の値は、2GC個のサンプルについて同一であるが、第1サンプルシフトレジスタ35.1及び第2サンプルシフトレジスタ35.2は、乗算ごとに1つだけシフトされており、新しいサンプルが第1サンプルシフトレジスタ35.1に入力されている。この結果、サンプルと符号の間において相関を実行可能である(符号レジスタ×サンプルシフトレジスタ)。
グループ相関器コアブロック30の出力は、N個のサンプルを有しており、このそれぞれは、1つの相関器による2GC個のサンプルの積算に対応している。
グループ相関器の出力サンプルは、N×MF/4×4×MCLK=N×MF×MCLKのレートにおいて演算されており、これは、第1モードと同一のレートである。新しい基準符号値の符号レジスタ34内へのそれぞれのローディングの間において、グループ相関器は、N×MF/4個の基準符号における2GC個の別個の符号位相について、即ち、GC×N×MF/2個の個々の符号ビンについて、相関結果を生成しており、これは、第1モードの数の半分である。新しい基準符号値の符号レジスタ34内へのそれぞれのローディングの間の時間は、4×MCLKのレートにおいて2GC個の入力サンプルであり、これは、2×MCLKのレートにおけるGC個のサンプルと同一であり、即ち、第1モードよりも2倍高速である。すべてのモード間における出力サンプルレートの等価性は、グループ相関器に後続しているブロックの実装の容易性との関連において非常に重要である。符号ビンの数及び符号レジスタのローディングレートにおける違いは、多少不便ではあるが、グループ相関器がこれらの条件においても動作可能であることを示している。4つのサブグループを実装することにより、第3モードにおいて、グループ相関器に等しいタイミングを提供させることも可能であろうが、これは、ハードウェアの追加とコストの増大をもたらすことになろう。
以上の段階は、それぞれの受信チャネルごとに、即ち、同時に受信されるそれぞれの信号ごとに実行されている。グループ相関器ブロック30内において形成された信号を混合器グループ40の混合器内において周波数ビン生成器ブロック41の信号と混合することにより、例えば、離散フーリエ変換などの時間/周波数変換を実行している。従って、時間ドメインにおける情報を、例えば、追尾機能において使用するべく、時間−周波数ドメインにおける情報に変換可能である。混合器グループ40から、時間−周波数ドメインの信号をコヒーレント積算ブロック51内に入力している。コヒーレント積算ブロック51内においては、前述のように、例えば、捕捉及び追尾のために、信号成分I及びQを、例えば、エポック全体の長さにわたって積算している。
本発明によるグループ相関器コアブロック30は、様々な目的のために広範に構成可能である構造を実現している。構成パラメータのいくつかは、符号入力の数(チャネルの数)、符号レジスタ34の数、符号シフトレジスタ33の長さ、パラレルシフトレジスタの数、及びグループ相関器コアブロック30の数である。又、いくつかのアプリケーションにおいては、基本発振器の周波数を変更することも可能である。
表2には、必要なグループ相関器コアブロック30の数が、様々な要件の関数として示されている。それぞれのグループ相関器コアブロック30は、4チャネル受信能力のための4つの独立した基準符号を生成しており、それぞれのレジスタグループ31内には、4つの符号レジスタ34が存在しており、且つ、それぞれの符号シフトレジスタ33は、64サンプルの長さを有していることが仮定されている。
GPSレンジの列は、相関器が一度に処理可能であるGPS符号の長さを示しており、Galileoレンジの列は、相関器が単一のサーチにおいて処理可能であるGalileo符号の長さを示している。表2から、グループ相関コアブロック30の数が1である場合には、受信機1は、GPS符号の半分をサーチ可能であることを観察可能である(GPSレンジ値が0.5である;表2の第1行)。グループ相関器コアブロック30の数が2以上である場合には、受信機1は、完全なGPS符号をサーチ可能である(GPSレンジ値が1以上である;表2の第2、第3、及び第4行)。グループ相関器コアブロック30の数が8〜14である(8及び14を含んでいる)場合には、受信機1は、4つのGPS衛星(GPSレンジ値が4以上である)又はGalileo符号の半分(Galileoレンジ値が0.5〜1である)のいずれかをサーチ可能である。グループ相関器コアブロック30の数が16以上である際には、受信機1は、完全なGalileo符号(Galileoレンジ値が1以上である)又は8つ以上のGPS衛星(GPSレンジ値が8以上である)をサーチ可能である。
表3には、構成パラメータのいくつかの実際的な例が示されている。
更には、本発明は、例えば、受信機に装着されるモジュールとして実装することも可能である。このようなモジュール構造の1つの代替肢は、1つ又は複数のグループ相関器ブロック20を1つ又は複数の別個のモジュールとして実装するというものである。但し、その他の種類のモジュール構造を本発明との関連において実装することも可能であることは明らかである。
図8は、GNSSシステムの概略的なモデルを示している。これは、スペクトル拡散変調信号を送信するいくつかの衛星SVを有している。これらの衛星は、地球Eの周りの特定の軌道上を移動している。受信機1は、信号を受信し、例えば、受信機1の場所を判定するべく、前述の動作を実行可能である。
更には、本発明は、前述の実施例にのみ限定されるものではなく、添付の請求項の範囲内において変更可能であることも明らかであろう。
Claims (16)
- 受信したスペクトル拡散信号に伴う相関を実行する相関器(30)であって、
受信信号のサンプルを入力する入力(30.1)と、
少なくとも1つの基準符号を入力する少なくとも1つの基準符号入力(30.2)と、
前記信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及び前記符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(34)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、を有する相関器手段と、
を少なくとも有する相関器(30)において、
前記相関器(30)は、再構成可能な方式において前記レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)をも有していることを特徴とする相関器(30)。 - 前記いくつかのレジスタグループ(31)は、少なくとも2つのサブグループ(32)を有しており、
それぞれのサブグループ(32)は、
符号シフトレジスタ(33)と、
少なくとも2つの符号レジスタ(34)と、
を有しており、
前記構成要素は、
パラレルに又は互いに独立的に動作するように、前記少なくとも2つのサブグループ(32)の前記符号シフトレジスタ(33)を構成する信号コネクタと、
パラレルに、シリアルに、又は互いに独立的に動作するように、前記サブグループ(32)の前記少なくとも2つの符号レジスタ(34)を構成する信号コネクタと、
を有することを特徴とする請求項1記載の相関器(30)。 - 第1レジスタグループ(31)及び第2レジスタグループ(31)を少なくとも有しており、
前記第1レジスタグループ(31)は、第1スペクトル拡散信号に伴う相関を実行するべく適合されており、前記第2レジスタグループ(31)は、第2スペクトル拡散信号に伴う相関を実行するべく適合されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の相関器(30)。 - 第1レジスタグループ(31)及び第2レジスタグループ(31)を少なくとも有しており、
前記第1及び第2レジスタグループ(31)は、同一のスペクトル拡散信号に伴う相関を実行するべくシリアルに接続されていることを特徴とする請求項1または2のいずれか一項に記載の相関器(30)。 - 前記符号シフトレジスタ(33)及び前記サンプルシフトレジスタ(35.1、...、35.m)のデータを転送し、新しいサンプルを前記サンプルシフトレジスタ(35.1、...、35.m)内に保存し、且つ、前記新しいサンプルの前記保存段階の後に新しい基準符号データを前記符号シフトレジスタ(33)内に読み込む手段を有しており、
前記符号シフトレジスタ(33)、符号レジスタ(34)、及びサンプルシフトレジスタ(35.1、...、35.m)は、長さが等しいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の相関器(30)。 - 前記サンプルシフトレジスタ(35.1、...、35.m)及び前記符号シフトレジスタ(33)は、既定の長さを具備しており、前記符号シフトレジスタ(33)のデータを前記符号レジスタ(34)内に転送する前記手段は、前記長さに対応した数のサンプルを形成した後に、前記符号シフトレジスタ(33)のデータを前記符号レジスタ(34)内に転送するべく適合されていることを特徴とする請求項5記載の相関器(30)。
- スペクトル拡散信号を受信する受信機(1)であって、
受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段(1.1)と、
前記受信したスペクトル拡散信号の前記サンプルに伴う相関を実行する相関器(30)と、
前記相関器(30)用の少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロック(60)と、
相関信号を混合する混合器ブロック(40)と、
前記混合信号を積算する積算器ブロック(50)と、
を少なくとも有する受信機(1)において、
前記相関器(30)は、
前記信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、
少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及び前記符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(34)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、
を有しており、
前記受信機(1)の前記相関器(30)は、
再構成可能な方式において前記レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)、
を有することを特徴とする、受信機(1)。 - 前記いくつかのレジスタグループ(31)は、少なくとも2つのサブグループ(32)を有しており、
それぞれのサブグループ(32)は、
符号シフトレジスタ(33)と、
少なくとも2つの符号レジスタ(34)と、
を有しており、
前記構成要素は、
パラレルに又は互いに独立的に動作するように、前記少なくとも2つのサブグループ(32)の前記符号シフトレジスタ(33)を構成する信号コネクタと、
パラレルに、シリアルに、又は互いに独立的に動作するように、前記サブグループ(32)の前記少なくとも2つの符号レジスタ(34)を構成する信号コネクタと、
を有することを特徴とする請求項7記載の受信機(1)。 - 前記混合器ブロック(40)は、いくつかのドップラー周波数ビンを生成する周波数ビン生成器ブロック(41)を有することを特徴とする請求項8記載の受信機(1)。
- 前記積算器ブロック(50)の数は、前記周波数ビン生成器ブロック(41)によって生成される前記ドップラー周波数ビンの数に等しい請求項9記載の受信機(1)。
- 前記符号生成器ブロック(60)は、少なくとも2つの異なる基準符号を生成する手段を有することを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の受信機(1)。
- スペクトル拡散変調信号を受信する受信機(1)を有する電子装置において、
受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段(1.1)と、
前記受信スペクトル拡散信号の前記サンプルに伴う相関を実行する相関器(30)と、
前記相関器(30)用の少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロック(60)と、
相関信号を混合する混合器ブロック(40)と、
前記混合信号を積算する積算器ブロック(50)と、
を少なくとも有する受信機(1)を有する電子装置において、
前記相関器(30)は、
前記信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、
少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及び前記符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(34)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、
を有しており、
前記電子装置(1)の前記相関器(30)は、
再構成可能な方式において前記レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)、
を有することを特徴とする、電子装置。 - スペクトル拡散変調信号を送信する送信局と、スペクトル拡散変調信号を受信する受信機(1)と、を有するシステムにおいて、
前記受信機は、
受信信号のサンプルを形成するサンプリング手段(1.1)と、
前記受信したスペクトル拡散信号の前記サンプルに伴う相関を実行する相関器(30)と、
前記相関器(30)用の少なくとも1つの基準符号を生成する符号生成器ブロック(60)と、
相関信号を混合する混合器ブロック(40)と、
前記混合信号を積算する積算器ブロック(50)と、
を少なくとも有しており、
前記相関器(30)は、
前記信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、
少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及び前記符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(34)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、
を有しており、
前記受信機(1)の前記相関器(30)は、
再構成可能な方式において前記レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)、
を有することを特徴とする、システム。 - 受信したスペクトル拡散信号に伴う相関を実行するモジュール(1.11)であって、
受信信号のサンプルを入力する入力(30.1)と、
少なくとも1つの基準符号を入力する少なくとも1つの基準符号入力(30.2)と、
前記信号サンプルを受信するデータシフトレジスタ(36)と、少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を受信する符号シフトレジスタ(33)及び前記符号シフトレジスタ(33)からデータを受信する符号レジスタ(34)を有するいくつかのレジスタグループ(31)と、を有する相関器手段と、
を少なくとも有するモジュール(1.11)において、
前記相関器(30)は、
再構成可能な方式において前記レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する構成要素(201、202、203)、
を有することを特徴とする、モジュール(1.11)。 - 受信スペクトル拡散信号に伴う相関を相関器(30)内において実行する方法であって、
受信信号のサンプルを入力する段階と、
少なくとも1つの基準符号を入力する段階と、
少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を符号シフトレジスタ(33)に受信する段階と、
前記符号シフトレジスタ(33)から符号レジスタ(34)にデータを受信する段階と、
を少なくとも有する方法において、
前記方法は、レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成するべく前記相関器(30)の相関手段を構成する段階を有していることを特徴とする方法。 - コンピュータソフトウェアプロダクトであって、
受信信号のサンプルを入力する段階と、
少なくとも1つの基準符号を入力する段階と、
少なくとも1つの基準符号の少なくとも一部を符号シフトレジスタ(33)に受信する段階と、
前記符号シフトレジスタ(33)から符号レジスタ(34)にデータを受信する段階と、
を実行する命令を有するコンピュータソフトウェアプロダクトにおいて、
前記コンピュータソフトウェアプロダクトは、レジスタグループ(31)の前記要素(33、34)間の接続を構成する命令を有していることを特徴とするコンピュータソフトウェアプロダクト。
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