JP2009519066A - 画像要素識別器 - Google Patents

Abstract

携帯通信装置に対する画像情報の提示に関連して配置情報を提供する方法であって、提示される第１の画像情報を提供する工程（２０２）と、携帯通信装置のユーザの制御下で、携帯通信装置により第１の画像情報を取得する工程と、携帯通信装置のカメラにより第２の画像情報を登録する工程（２０６）と、提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程（２０８）とを含む。当該方法は、提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が登録された第２の画像情報に含まれているか否かを認識する工程（２１０）と、認識された少なくとも１つの画像要素に関連して、登録された第２の画像情報の所定の領域の位置を判定する工程（２１２）とを更に含む。所定の領域の判定された相対位置は、提示中の第１の画像情報を制御する目的で使用される。

Description

本発明は、一般に、画像情報提示の制御に関し、特に、画像情報の提示に関連する配置情報の提供に関するものである。

近年、携帯電子装置内の電子ゲームは高度化、複雑化し、大量のメモリ空間が必要となってきている。移動電話等の携帯通信装置には、０．５Ｇｂ以上のメモリを有するものもある。

ゲームの複雑性が増加する一方で、携帯通信装置の１つである移動電話の画面の大きさは同じように拡大しているわけではない。画面は依然として相対的に小さく、ゲーム実行時のユーザ体験を限定している。

大画面を使用するゲームは周知であり、電子ゲームの初期には、ＴＶ受信機を画面として使用するテレビゲームやコンピュータのブラウン管を画面として使用するパーソナルコンピュータゲーム等において実現されていた。

テレビ用標的照準射撃ゲームの場合、ゲームのユーザと表示されるゲーム情報との間の対話が可能であった。通常、テレビゲームでは、テレビ受信機の画面上に表示された大きく明るい標的記号を感知できる感光銃が提供される。銃に取り付けられた電気光学センサを用いて結像されると標的は画面上に別個に表示され、銃が実際に標的に対して適切に向けられることで射撃が得点に加算されたことを示す一連の出力パルスが発生される。これらはいずれも、ユーザが引き金を引いた時に照準を定めていた位置を、ユーザは、標的を外すまで知ることができず、また、より詳細には、ユーザが射撃する時に、画面上の標的の中心に対してどの程度近くに照準を定めているかをユーザは知ることができなかった。

米国特許第４，３９５，０４５号公報のテレビ用精密標的射撃装置及び方法は、引き金が引かれた時に銃が向けられていた場所を示す指標を画面上に提供する模擬銃を使用して、テレビ受信機の画面上の表示画像に対する射撃をシミュレートするものである。銃内部の光センサが水平なラスタ線の短いセグメントに応答するため、垂直及び水平な同期パルスに対する垂直線及び時間間隔をそれぞれ計数することで、銃が指していた画面上の位置が識別され、これにより引き金を引いた後に画面を白色に点滅させ、指標を画面上に提供することができる。この結果、画面上の当該位置に記号を表示することが可能となる。

しかし、個々の位置が垂直線及び時間間隔等の特有の位置記述子に関連付けられているため、光学センサを使用して点滅項目を識別するこれらの技術は、同一標的が複数ある場合には使用することができない。

また、ユーザが画像提示と直接対話することができる他の技術として、方向指示又は位置指示装置を使用することにより、そのような装置が向けられた方向を判定する技術がある。

例えば、方向指示装置に内蔵され、方向指示装置の横方向又は縦方向の動きに反応するジャイロを使用する技術が挙げられる。横方向及び縦方向の変位を引き起こす横方向及び縦方向の任意の動きは、基準位置と関連付けられており、それにより、更新位置を計算する。ゲームにおけるそのような方向指示装置のアプリケーションにより、カーソル又は記号の位置が画面上で判定され、かつ表示される。

画面上のカーソル又は記号の更新位置を判定するためにジャイロを使用する代わりに、方向指示又は位置指示装置に含まれる加速度計を使用するようにしてもよい。方向指示又は位置指示装置の任意の動きを加速度計により検出し、その後、方向指示又は位置指示装置が指示している場所の変位に変換する。そして、この技術を使用してカーソルを画面上に表示するようにしてもよい。

これら２つの方向指示技術は基準方向に対する動きに基づいている。そのため、これらの技術は、画面上の複数の標的の位置の判定には適用することができない。

そこで、従来技術の制限を克服し、より融通性があり複数の標的の配置に適用可能な技術を提供する必要がある。

本発明の面は、携帯通信装置を使用して、大画面上に表示される画像提示を対話式に制御するという問題を解決することに関する。

本発明に係る面は、携帯通信装置の光登録カメラ部（light registering camera unit）を使用して、登録された画像情報と提示中の画像情報とを比較する方法を提供する。

本発明の１つの面は、携帯通信装置に対する画像情報の提示に関連して配置情報を提供する方法であって、画像情報提示部により提示される第１の画像情報を提供する工程と、携帯通信装置のユーザの制御下で、携帯通信装置が第１の画像情報を取得する工程と、携帯通信装置のカメラが第２の画像情報を登録する工程と、提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程と、提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が登録された第２の画像情報に含まれているか否かを認識する工程と、認識された少なくとも１つの画像要素に関連して、登録された第２の画像情報の所定の領域の位置を判定する工程とを備え、所定の領域の判定された相対位置は、提示中の第１の画像情報を制御する目的で使用されることを特徴とする。

本発明の第２の面は、第１の面の特徴を含む方法に関するものであり、所定の領域の位置を画像情報提示部上に表示するために、所定の領域の位置情報を送出する工程を更に含む。

本発明の第３の面は、第１の面の特徴を含む方法に関するものであり、所定の領域の位置を判定する工程は、第２の登録された画像情報の中心領域の位置を判定する工程を含む。

本発明の第４の面は、第１の面の特徴を含む方法に関するものであり、携帯通信装置のユーザの制御下で、更新された携帯通信装置のカメラの方向を取得する工程を更に含む。

本発明の第５の面は、第１の面の特徴を含む方法に関するものであり、携帯通信装置がユーザ入力を受信する工程を更に含み、ユーザ入力は、提示中の第１の画像情報を制御するための入力データとして使用される。

本発明の第６の面は、第４の面の特徴を含む方法に関するものであり、更新され取得された方向指示又は受信されたユーザ入力のうちの少なくとも１つに基づいて、提示中の第１の画像情報を制御する工程を更に含む。

本発明に係る他の面は、携帯通信装置の光登録カメラ部を使用して、登録された画像情報と提示中の画像情報とを比較する装置を提供することにある。

本発明の第７の面は、第１の画像情報の提示に関連して配置情報を提供する携帯通信装置であって、第１の画像情報を画像情報提示部に提供する画像情報提供部と、画像提示部に向けられている場合に第２の画像情報を登録する光登録カメラ部と、光登録カメラ部に接続され、第１の画像情報及び第２の画像情報をマッピングするマッピング部と、画像情報部に対する第１の画像情報の提供を制御し、光登録カメラ部による第２の画像情報の登録を制御し、且つ第１の画像情報及び第２の画像情報のマッピングを制御するように構成され、提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が第２の画像情報に含まれていると認識し、認識された少なくとも１つの画像要素に関連して第２の登録された画像情報の所定の領域の位置を判定し、且つ提示中の第１の画像情報を制御するために所定の領域の判定された相対位置を使用する制御部とを具備することを特徴とする。

本発明の第８の面は、第７の面の特徴を含む携帯通信装置に関するものであり、制御部は、提示中の第１の画像情報を制御するために、所定の領域の判定された相対位置を使用する。

本発明の第９の面は、第７の面の特徴を含む携帯通信装置に関するものであり、携帯通信装置は移動電話を含む。

本発明の更に別の面は、携帯通信装置の光登録カメラ部を使用して、登録された画像情報と提示中の画像情報との比較を携帯通信装置又はコンピュータに実行させるコンピュータプログラムコード手段を有するコンピュータ可読媒体を具備するコンピュータプログラム製品を提供することにある。

本発明の第１０の面は、携帯通信装置又はコンピュータにより実行されコンピュータプログラムコードを有するコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムコードが携帯通信装置又はコンピュータにロードされた場合に、画像情報提示部により提示される第１の画像情報を携帯通信装置又はコンピュータから提供する工程と、携帯通信装置のカメラにより第２の画像情報を登録する工程と、提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程と、提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が第２の登録された画像情報に含まれているか否かを認識する工程と、認識された少なくとも１つの画像要素に関連して、第２の登録された画像情報の所定の領域の位置を判定する工程とを備える方法を携帯通信装置又はコンピュータに実行させることを特徴とする。

本発明の第１１の面は、第１０の面の特徴を含むコンピュータプログラム製品に関するものであり、携帯通信装置又はコンピュータにより実行される方法は、提示中の第１の画像情報を制御するために、所定の領域の判定された相対位置を使用する工程を更に含む。

本発明の面は、他の利点の中でも特に、認識された周囲の画像要素に対する画像中心を配置する処理を提供することにある。それによって、外部画像提示部と接続された移動電話を使用して、より高度なゲームを行うことが可能になる。

本発明は、カーソル移動の相対的配置に基づいてオブジェクトを制御するために同様に使用可能な融通性のある位置指示ツールを更に提供する。

用語「具備する」は、本明細書において使用される場合、記載される特徴、数字、ステップ又は構成要素の存在を特定するものであって、１つ以上の他の特徴、数字、ステップ、構成要素又はそれらの集合の存在や追加を除外するものではない。

本発明に係る面は、大画面に表示されるような画像提示を携帯通信装置を使用して対話式に制御するという問題を解決することに関する。

本発明の一実施形態に係る携帯通信装置１００を概略的に示す図１を参照して、本発明を以下により詳細に説明する。

携帯通信装置１００は、画像情報提供部１０２、光登録カメラ部１０４、マッピング部１０６、制御部１０８、記憶部１１０及びユーザ入力部１１２を具備する。図１に示すように、制御部１０８は他の全てのユニットに接続される。すなわち、制御部１０８は、画像情報提供部１０２、光登録カメラ部１０４、マッピング部１０６、記憶部１１０及びユーザ入力部１１２に接続される。更に、光登録カメラ部１０４及び記憶部１１０はマッピング部１０６に接続される。画像情報提供部１０２は、記憶部１１０に更に接続される。

本発明に係る面は、光登録カメラ部により登録された画像情報を使用し、登録された画像情報と提示中の画像情報とを比較し、認識された画像要素又は画像オブジェクトに基づいて、提示中の画像情報内にカメラ画像の所定の部分を配置する。この位置を表示することにより、通信装置１００の一例である携帯移動電話のユーザは、提示中の画像情報内の表示された画像要素に対するカメラ画像の所定の部分の位置を利用して、提示中の画像情報を制御することができる。

本発明の一実施形態に係る方法を示す図２のフローチャートを参照して、より詳細に説明する。

この方法例では、提示するためのビデオ又は画像情報を送出する工程（ステップ２０２）から開始される。この工程は、制御部１０８の制御下で、画像情報提供部１０２により実行される。本明細書において、ビデオ情報には、カメラ部により登録される画像情報が含まれるものとする。

ビデオ情報を送出する前に、携帯通信装置１００は、第１の画像情報を提示するために使用されるＴＶ画面、ＴＶ受信機、ＰＣ画面又はビデオプロジェクタ等の画像情報提示部に接続される。

本発明の一実施例によると、携帯通信装置１００の一例である移動電話と画像情報提示部との間の接続は、例えばユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）コネクタを使用して実行される。

本発明の一代替例によれば、接続は、移動電話に内蔵されるか又は関連付けられる第１のBluetoothモジュールと画像情報提示部に接続されるか又は関連付けられる第２のBluetoothモジュールとを使用するBluetooth技術を使用して確立されてもよい。

移動電話は、第１の画像情報の一例として、ビデオ情報を画像情報提示部に送出してもよい。

配置情報を提供する方法は、移動電話１００のユーザの制御下で移動電話１００の光登録カメラ部１０４を画像情報提示部に向ける工程と、ビデオ情報を取得する工程（ステップ２０４）とを更に含む。すなわち、移動電話１００のユーザは、移動電話１００のカメラ機能（すなわち、光登録カメラ部１０４）をポインタとして使用し、移動電話１００を画像情報提示部の方向に向ける。本発明の方法では、光登録カメラ部１０４が画像情報提示部からの光を登録するように構成されているため、この工程が含まれる。

本発明の別の実施形態によると、光登録カメラ部１０４は、画像情報提示部に対して、移動電話１００に含まれるカメラの方向の変化を検出してもよい。この方向の変化は、ユーザが移動電話１００を移動することで発生するように、移動電話１００のユーザにより引き起こされてもよいし、他の影響により引き起こされてもよい。

その後、カメラ画像が登録される（ステップ２０６）。すなわち、光登録カメラ部１０４は、提示中の画像情報の一例として、画像情報提示部上に提示中のビデオ情報に関連付けられる画像情報等の画像情報を登録する。その後、光登録カメラ部１０４により登録された光は第２の画像情報を形成し、これは、以下に詳細に説明するように、第１の画像情報との比較のために使用される。登録工程は、制御部１０８の制御下で、光登録カメラ部１０４により実行される。

光登録カメラ部１０４によりカメラ画像を第２の画像情報として登録した後、ビデオ情報（第１の画像情報の一例である）にアクセスすることで、提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする（ステップ２０８）。

このマッピングは、制御部１０８の制御下で、光登録カメラ部１０４から第２の画像情報が提供され且つ記憶部１１０から第１の画像情報が提供されるマッピング部１０６により実行される。

画像又はピクチャ情報のマッピングは当業者には周知であるため、本発明の説明を不必要に曖昧にしないために、このマッピング工程についての詳細な説明は省略する。しかし、マッピングが２種類の画像情報の相対サイズ調整、回転及び平行移動を含んでいてもよいことは理解されよう。

本発明の別の実施形態として、第１の画像情報と登録された第２の画像情報とをマッピングする場合、画像情報提示部を使用する第１の画像情報の提示に対して第２の画像情報が角度を成して登録されている場合がある。この場合、角度を成した第１の画像情報を投影した情報がマッピング工程で使用される。

別の実施形態によると、マッピング工程は、光登録カメラ部１０４を画像情報提示部に向ける際の不安定なユーザ動作により発生する光登録カメラ部１０４を含む移動電話１００の振動を考慮して実行される。

配置情報を提供する方法によれば、第１の画像情報及び第２の画像情報をマッピングした後は、第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が、登録された第２の画像情報に含まれているか否かを認識する（ステップ２１０）。例えば、人間の画像が第１の画像情報に含まれているとする。この場合、この工程は、第２の画像情報内において人間の画像を認識する工程が含まれる。この認識工程は、マッピング部１０６によりマッピング情報が提供される制御部１０８により実行されてもよい。

本発明の別の実施形態によれば、ステップ２１０において、完全な画像オブジェクトが第１の画像情報及び第２の画像情報の双方に存在すると制御部１０８が認識する。

その後、認識した画像要素に対する登録された第２の画像情報の所定の領域の相対位置を第１の画像情報内で判定するために、認識された人間に対するカメラ画像中心の相対位置が判定される（ステップ２１２）。本発明の一実施形態によれば、カメラ画像中心の相対位置を判定する工程は、制御部１０８により実行される。

尚、画像情報及び特に映画、すなわちビデオ情報は、種々の異なる方法でフォーマットされていてもよい。このため、提示されたビデオ情報等の第１の画像情報及び登録された第２の画像情報等の第２の画像情報をマッピングする工程、並びにこれらの画像情報の双方に存在する画像要素を認識する工程は、種々の方法で実行される。マッピングは、異なる基準に従って、種々の時間間隔で行われる。そのような変形例は当業者には周知であるため、説明は省略する。

次に、カーソル等の記号が、提示されたビデオ情報上でカメラ画像の中心位置に表示される（ステップ２１４）。一実施例において、画像情報提供部１０２は、制御部１０８の制御下で、画像提示部にカメラ画像の中心位置を提供し、これにより中心位置はビデオ情報と共に画像提示部上に表示される。

本発明の一実施形態において、カメラ画像位置をビデオ情報と共に表示した後、取得されたカメラ画像（すなわち、ステップ２０４において取得された第２の画像情報）が適切かを判定する（ステップ２１６）。例えば、一実施例において、制御部１０８はマッピング部１０６を使用して、ステップ２１０等における画像要素及びオブジェクトの認識の程度に基づいて、移動電話１００に実質的な方向の変化が発生したか否かを判定してもよい。

取得されたカメラ画像が適切か（例えば、移動電話１００の方向の実質的な変化が発生したか）を判定するための種々の他の基準が、本発明の別の実施形態において使用されてもよい。

例えば、本発明の一実施形態によると、カメラ画像位置をビデオ情報と共に表示した（すなわち、ステップ２１４）後に、制御部１０８の制御下で、方向の変化をカメラが検出したか否かを判定してもよい。

ステップ２１６において、取得されたカメラ画像が適切ではないと判定される場合、あるいは別の実施形態に従って方向の変化が検出された場合、ステップ２０４に戻る。すなわち、移動電話１００のユーザの影響下で、移動電話１００からの新しいビデオ情報（例えば、カメラ画像）が取得される。

一方、ステップ２１６において、画像が適切であると判定される場合、あるいは別の実施形態に従って方向の変化が検出されなかった場合には、次のステップに進み、ユーザ対話が発生したかを検出する（ステップ２１８）。ユーザ対話は、例えば、要素の除去、画像オブジェクトのグラフィカルな分解、又はオブジェクトの変位であってもよいが、これらはいくつかの例にすぎない。そのような対話は、移動電話１００により実行されるビデオゲーム（例えば、射撃ゲーム）等のアプリケーションプログラムを使用することで実行される。

ステップ２１８において、ユーザ対話が受信されたと判定された場合、本発明の実施形態に従ってステップ２１６に戻る。

一方、ステップ２１８において、ユーザ対話が受信されていないと判定された場合には、処理は終了する（ステップ２２０）。

本発明の別の実施形態によると、例えば、ビデオ提示のカメラ画像中心等の第１の画像情報上における第２の画像情報の所定の領域の相対位置は、航空機ゲームにおいて方向順を取得するために使用されてもよい。この場合、オブジェクトの位置に対するカメラの中心位置（例えば、カーソル）は、航空機ゲームにおけるオブジェクトの高度の変更、オブジェクトの回転、着陸の準備等のために使用されてもよいが、これらはいくつかの可能性を示すにすぎない。

本発明の更に別の実施形態によると、カメラの中心位置は、オブジェクトの速度、方向又は状態を変更するために、１つ以上の認識されたオブジェクトに関連付けられてもよい。一例は、レーシングゲーム等において、カメラ中心を車又は自分の車になる予定の車に関連付けることであり、その後、関連付けられた車に対するカメラ中心の任意の位置が、操舵及び速度調節の目的等のために使用されてもよい。同様の方法に沿った更に多くの変形例が提供されてもよい。

図３には、電子ゲームを制御する目的で本発明を使用する例が概略的に示されている。画面の一実施形態である外部画像情報提示装置３０２は、第１の画像情報を提示するために使用される。本例において、第１の画像情報は、提示内の右側の大人３０８及び大人の右側において提示の中心に近接して配置される子供３０６である。

図３においてボックス３０５で示される光登録カメラ部を含む携帯通信装置３０４は、画像情報提示部３０２の画面に向けられている。本明細書において移動電話３０４とも呼ばれる携帯通信装置３０４は、図１を参照して上述した携帯通信装置１００と同一又は同様の要素を含んでいる。入射光を登録することにより、カメラは、右側の大人３１４と大人の右側において提示の中心に近接して配置された子供３１２とを含む画像３１０で示される第２の画像情報を登録する。

第１の画像情報及び第２の画像情報を取得すると、上述したように、図１のマッピング部１０６により、第１の画像情報及び第２の画像情報をマッピングする工程が実行される。大人及び子供の双方が２つの画像（すなわち、画像情報提示部３０２により表示される画像及び画像３１０）に含まれると認識した後、カメラの中心位置が判定され、情報はカメラの中心位置を表示するために画像提示部に提供される。

その結果、画面３１６上に表示される第１の画像提示は、星印３２２により示されるカメラ中心が含まれることとなる。従って、星印３２２の位置はカメラ画像中心に対応する。画面３１６上のこの画像中心３２２は、子供３１８の左側に配置され、大人３２０からは更に離間した位置に配置される。

ステップ２１６において、カメラ画像情報が適切ではないと判定された後又はカメラが移動されたと判定された後、移動電話１００の移動に関連付けられる新しい画像が取得される（ステップ２０４）。

これは、前述のピクチャの例と比較して、画面３２４に向かう新しい方向に向けられた移動電話３０４により概略的に示される。すなわち、移動電話３０４は新しい方向に向けられている。その結果、大人３３０はカメラビューの中心に近接して位置することとなり、子供３２８はカメラビューにおいて左側に位置することとなる。

その結果、カメラにより見られる画面における第２の画像情報は３３２のようになる。つまり、大人３３６は第２の画像情報の一例であるカメラピクチャの中心に近接して示され、子供３３４はカメラピクチャにおいて左側に示される。

マッピング工程、認識工程及びカメラの中心位置を第１の画像提示上に表示する工程を実行することにより、３３８により示されるビューが第１の画像情報として提供される。予想されるように、大人３４２及び子供３４０は第１の画像情報においてそれらの位置を変更していないが、カメラ中心を示すカーソルは大人３４２の位置にある星印３４４として表示される。これは、画面３２４の第１の画像情報における大人３３０の位置にカメラを向けたためである。

画面３４６は、移動電話３０４を介したユーザ入力の受信後に大人の画像が消去されるか又は除去された画面を示している。例えば、大人は、移動電話３０４により実行されるビデオゲームを実行するユーザに関連付けられる入力を介して除去される。子供３４８は依然として存在し、カメラ中心を示す星印３５０も同様に存在している。

従って、本例において、携帯通信装置３０４は位置指示装置として使用され、本例における星印等の記号は、カメラが向けられる中心位置を示すのに使用される。このように、携帯通信装置３０４は、画面３１６、３３８及び３４６において示される表示等の外部画像提示部上の画像に関連付けられる位置指示装置として動作する。記号（例えば、星印）が所望の画像上に位置する場合、携帯通信装置３０４のユーザは、携帯通信装置３０４のユーザにより行われているビデオゲームの実行中、画像の除去等の動作を実行する。

外部画像情報提示部により提示されているビデオ情報を制御するにあたり、配置情報が単純な方法で使用される場合の一例について上述した。

別の例において、ゲーミングアプリケーション中の移動電話のユーザとゲームとの間の他の対話が、本発明により可能になる。例えば、ＴＶ受信機、モニタ等の大型ディスプレイを使用するゲーミングセッション中、移動電話はゲームのポインタとして使用されてもよい。このポインタは銃又は射撃デバイスとして表示されてもよく、これによりユーザは、仮想銃を制御して、移動電話のカメラが向けられる方向に射撃することができる。更に、ポインタは、ディスプレイ内の画像を移動するために使用されてもよい。

本発明の適用の更に別の例において、位置指示及び登録ツールとしてのカメラと他のユーザインタフェースとの組み合わせが提供される。例えば、画面上の特定の位置にカメラを向ける場合、移動電話のある特定のボタンは特定の機能に関連付けられる。ボタンは、ある特定の動作を実行するため、例えば、モニタ／ＴＶ受信機の特定の部分にカメラを向けている間に、ある特定の数字を入力しパスワードを設定するために使用してもよい。従って、移動電話をモニタ又はディスプレイの特定の部分に向ける工程と特定のキーを入力する工程とを組み合わせ、秘密鍵として使用されるか又は一般的な安全性の目的のために使用される特有のパターンを形成してもよい。

図４は、本発明の一実施形態に係る移動電話の形態の携帯通信装置４０を示す図である。携帯通信装置４０は、図１に関して上述した携帯通信装置１００と同一又は同様の要素を含んでいてもよい。

更に図５は、コンピュータプログラムコード手段を有する本発明の一実施形態に係るコンピュータプログラム製品５０を概略的に示したものである。コンピュータプログラム製品上に含まれるコンピュータプログラムコード手段がコンピュータ又は携帯通信装置にロードされると、前記コンピュータ又は携帯通信装置は、画像情報提示部により提示される第１の画像情報をコンピュータ又は携帯通信装置から提供する工程と、携帯通信装置のユーザの制御下で携帯通信装置のカメラにより第２の画像情報を登録する工程と、提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程と、提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が第２の登録された画像情報に含まれるか否かを認識する工程と、認識された少なくとも１つの画像要素に関連して第２の登録された画像情報の所定の領域の位置を判定する工程とを実行し、これにより、提示中の第１の画像情報を制御する目的で所定の領域の判定された相対位置を使用することができるようになる。

コンピュータプログラム製品は、本発明の一実施形態に係るＣＤ−ＲＯＭディスクとして提供されてもよい。しかし、コンピュータプログラム製品５０は、デジタルビデオディスク（ＤＶＤ）、ハードディスク等の別の種類のディスクとして提供されてもよく、あるいはフラッシュメモリ等のメモリ又は他の記憶容量、例えばメモリスティック又はＵＳＢ（ユニバーサルシリアルバス）メモリ、又は揮発性メモリとして提供されてもよい。

本発明は多くの方法で変更可能であり、上述の実施形態はそのうちのいくつかの例にすぎない。従って、これらの異なる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ限定される。

本発明の別の一実施形態によると、上述の方法のステップは、本発明の範囲から逸脱することなく異なる順序で実行されてもよい。更に、いくつかのステップは同時に行われてもよい。更に、本発明の更に別の実施形態によれば、方法のいくつかのステップは省略されてもよい。

更に、ステップの全体的な機能から逸脱することなく新規なステップが作成されるように、例えばいくつかのステップを他のステップに組み込むか又はあるステップの機能を他のステップに分割することにより、ステップ数が変更されてもよい。

図１に示すように、携帯通信装置に含まれるユニットは、本発明から逸脱することなく他の実行部に少なくとも部分的に含まれていてもよい。他のユニットは、本発明の他の実施形態によれば共存していてもよい。

上述のように、本発明の面は、他の利点の中でも特に、認識された周囲の画像要素に関連して画像中心を配置する処理を提供することにある。それによって、例えば、外部画像提示部と接続された移動電話を使用して、より高度なゲームを行うことが可能になる。

本発明は、カーソル移動の相対的配置に基づいてオブジェクトを制御するために同様に使用可能な融通性のある位置指示ツールを更に提供してもよい。

本発明の範囲は、請求の範囲及びその均等な範囲により定義される。

本発明に係る携帯通信装置の例を概略的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る処理を示すフローチャートである。 本発明に係る、第１の画像情報及び第２の画像情報の１つの単純な例を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態に係る、携帯電話の形態である携帯通信装置を示す図である。 本発明の一実施形態に係る方法のステップを携帯通信装置又はコンピュータに実行させるコンピュータプログラムコードが格納されたコンピュータプログラム製品を示す図である。

Claims (12)

1. 携帯通信装置に対する画像情報の提示に関連して配置情報を提供する方法であって、
   画像情報提示部により提示される第１の画像情報を提供する工程と、
   前記携帯通信装置のユーザの制御下で、前記携帯通信装置により前記第１の画像情報を取得する工程と、
   前記携帯通信装置のカメラにより第２の画像情報を登録する工程と、
   提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程と、
   前記提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が前記登録された第２の画像情報に含まれていると認識する工程と、
   前記認識された少なくとも１つの画像要素に関連して、前記登録された第２の画像情報の所定の領域の位置を判定する工程と、を備え、
   前記所定の領域の前記判定された相対位置は、提示中の前記第１の画像情報を制御する目的で使用されることを特徴とする方法。
2. 前記所定の領域の位置を前記画像情報提示部上に表示するために、所定の領域の位置情報を送出する工程を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記所定の領域の位置を判定する工程は、前記登録された第２の画像情報の中心領域の位置を判定することを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記携帯通信装置の前記ユーザの制御下で、前記携帯通信装置のカメラの更新された方向を取得する工程を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記携帯通信装置によりユーザ入力を受信する工程を更に備え、ユーザ入力は、提示中の前記第１の画像情報を制御するための入力データとして使用されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記取得され更新された方向指示又は前記受信されたユーザ入力のうちの少なくとも１つに基づいて、提示中の前記第１の画像情報を制御する工程を更に備えることを特徴とする請求項４に記載の方法。
7. 提示中の前記第１の画像情報を制御するために、前記所定の領域の前記判定された相対位置を使用する工程を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 第１の画像情報の提示に関連して配置情報を提供する携帯通信装置であって、
   第１の画像情報を画像情報提示部に提供する画像情報提供部と、
   前記画像情報提示部に向けられている場合に第２の画像情報を登録する光登録カメラ部と、
   前記光登録カメラ部に接続され、前記第１の画像情報及び前記第２の画像情報をマッピングするマッピング部と、
   画像情報部に対する前記第１の画像情報の提供を制御し、前記光登録カメラ部による第２の画像情報の登録を制御し、且つ前記第１の画像情報及び前記第２の画像情報のマッピングを制御するように構成され、前記第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が前記第２の画像情報に含まれていると認識し、前記認識された少なくとも１つの画像要素に関連して前記第２の画像情報の所定の領域の位置を判定し、且つ提示中の前記第１の画像情報を制御するために前記所定の領域の前記判定された相対位置を使用する制御部と
   を備えることを特徴とする携帯通信装置。
9. 前記制御部は、提示中の前記第１の画像情報を制御するために、前記所定の領域の前記判定された相対位置を使用することを特徴とする請求項８に記載の携帯通信装置。
10. 前記携帯通信装置は移動電話を含むことを特徴とする請求項８に記載の携帯通信装置。
11. 携帯通信装置又はコンピュータにより実行されるコンピュータプログラムコードが格納されたコンピュータ可読媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラムコードが前記携帯通信装置又は前記コンピュータにロードされた場合に、
    画像情報提示部により提示される第１の画像情報を前記携帯通信装置又は前記コンピュータから提供する工程と、
    前記携帯通信装置のカメラにより第２の画像情報を登録する工程と、
    提示された第１の画像情報及び登録された第２の画像情報をマッピングする工程と、
    前記提示された第１の画像情報の少なくとも１つの画像要素が第２の登録された画像情報に含まれていると認識する工程と、
    前記認識された少なくとも１つの画像要素に関連して、前記第２の登録された画像情報の所定の領域の位置を判定する工程と、を備える方法を前記携帯通信装置又は前記コンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
12. 前記方法は、提示中の前記第１の画像情報を制御するために、前記所定の領域の前記判定された相対位置を使用する工程を更に備えることを特徴とする請求項１１に記載のコンピュータプログラム製品。

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