JP2009516590A - 自律補正システムを備えるクランプ又はグリップツール - Google Patents

自律補正システムを備えるクランプ又はグリップツール Download PDF

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Abstract

クランプ又はグリップツールは、スクリューナット型の駆動システムの作用で相対移動可能であり、前記ナットが第1の部材(18)に対して並進運動することが不可能である第1の部材(18)及び第2の部材と、第1の部材(18)の位置を第2の部材に対してリセットするために第1の部材(18)とナット(12)に固定された可動サポート(14)との間に介挿されている補正システム(46)とを備える。補正システムは、可動サポート(14)の周りでネジ締めされたハブ(50)と一体となって回転する補正ディスク(68)と、フリーホイール機構部(76)を介して可動サポート(14)に搭載されている測定ディスク(80)と、構成部品の摩耗の程度の記憶が可動サポート(14)に対する測定ディスク(80)の相対角度位置に現れるように、補正ディスク(68)と測定ディスク(80)との間に介挿されている少なくとも1個のエネルギー蓄積バネ(74)とを備える。特に溶接グリッパ及びディスクブレーキシステムに適用される。
【選択図】図3

Description

本発明は、特に、接触部品の摩耗の調節又は補正を実行するように接触部品の位置をリセットすることができる補正システムを備えるクランプツールに関する。
仏国特許第2822401号及び対応する国際特許出願PCT/FR02/00444号において、本出願人は可変機械利得を備えた作動装置で構成されたクランプツールを記載している。
このクランプツールは駆動装置の作用で相対移動可能である第1の部材及び第2の部材を備え、この駆動装置は、モータの作用で一方の向き又は反対向きに軸の周りに回転駆動することが可能である所定のピッチのネジと、ネジと協働し、ネジの軸の向きに移動駆動することが可能であり、第1の部材と一体となって並進運動するナットと、ナットの第1の移動フェーズにおいてナットの回転を阻止するようにネジの軸と平行に直線状ガイダンスを画定する第1の案内手段と、ネジの軸に沿って延在し、ナットの第2の移動フェーズにおいてネジと同じ回転方向にナットの回転を可能にさせるようにネジのピッチに対して逆のピッチを有する螺旋状ガイダンスを画定する第2の案内手段とを備える。
この駆動装置は、ナットが回転を阻止される第1の移動フェーズと、ナットがネジと同じ方向に回転駆動される第2の移動フェーズとを伴う可変運動学的比率を有し、その結果、ネジの見かけのピッチ、すなわち、ナットの移動速度がこの第2の移動フェーズにおいて低下させられることを可能にする。ネジが定角速度で回転すると仮定するならば、ナットの移動速度(直線速度)は第1の移動フェーズにおいてより大きくなり、この第2の移動フェーズでは移動速度はできる限りゼロになるまで減少する。
国際特許出願PCT/FR05/00306号において、本出願人は上記のタイプのクランプツールの改良について記載し、この改良は、第1の案内手段及び第2の案内手段によって生成された第1の移動フェーズ及び第2の移動フェーズが第1の部材の移動の最適化のため必要なフェーズと同期した状態を維持するように、第2の部材に対して第1の部材の位置をリセットするために、第1の部材と、ナットと一体化されている可動サポートとの間に配置されている補正システムを含む。
この補正システムは、したがって、ナットが螺旋状ガイダンスを画定する第2の案内手段に接近するように直線状ガイダンスを画定する第1の案内手段を離れるときに、ナットの位置に対する第1の部材の位置を、特に、第1の部材の位置を周期的にリセット又は校正することを可能にする。かくして、ナットにローラのようなトラッキング要素が設けられているならば、このことは、ローラが螺旋状ガイダンスに接近するために直線状ガイダンスを離れるときに、第1の部材の位置がリセットされることを可能にする。
上記の従来技術によるクランプツールは、特に、例えば、溶接トングのようなトングの形で、又は、ディスクブレーキシステムの形でも実現され得る。
本発明はこのような公知のクランプツールを改良することを目的とする。
本発明は、特に、(特に、第1の部材及び第2の部材が摩耗進行の影響を受ける電極であるときに)第1の部材と第2の部材との間で時間経過と共に生じる位置ずれ又はシフトを、第2の作動システムを追加することなく補正できないという不利点を有する、国際特許出願PCT/FR05/00306号に記載された補正システムを改良することを目的とする。
したがって、本発明の目的は、モータの作用で一方の向き又は反対向きに軸周りに回転駆動させられ得る所定のピッチのネジと、ネジと協働し、ネジの軸の向きに移動駆動される能力があり、第1の部材と一体となって運動するナットと、ナットの第1の移動フェーズにおいてナットの回転を阻止するためにネジの軸と平行である直線状ガイダンスを画定する第1の案内手段と、ナットの第2の移動フェーズにおいてネジと同じ向きにナットの回転を可能にさせるために、ネジの軸に沿って延在し、かつ、ネジのピッチに対して逆のピッチを有する螺旋状ガイダンスを画定する第2の案内手段を含む駆動装置の作用で、相対移動可能である第1の部材及び第2の部材と、第1の案内手段及び第2の案内手段によって生成される第1の移動フェーズ及び第2の移動フェーズが第1の部材の移動の最適化のため必要とされるフェーズと同期した状態を保つように、第2の部材に対して第1の部材の位置をリセットするために第1の部材とナットと一体化した可動サポートとの間に配置されている補正システムとを備えるクランプツールである。
本発明によれば、補正システムは、可動サポートの周りでネジ締めされたハブと一体となって回転する補正ディスクと、フリーホイール機構部を介して可動サポートに搭載されている測定ディスクと、部品の摩耗の程度の記憶が測定ディスクと可動サポートの相対角度位置によって指定されるように、補正ディスクと測定ディスクとの間に配置されている少なくとも1個のエネルギー蓄積バネとを備える。ナットの第2の移動フェーズの間に、摩耗の補正を実行する必要性は測定ディスクを可動部材と当接させることにより決定され、このときに補正ディスクはハブによって回転駆動され、それによって、可動サポートが停止するまでバネを圧縮する。
かくして、この補正システムは、いかなる種類の外部介入を用いることなく、完全に自律的に挙動する。したがって、システムは、主クランプ作動装置によって生成される2つのフェーズと同期した摩耗を受ける部品の運動を作り出すことにある補正機能を実行するために機構部の主作動装置以外のいかなる作動装置も利用しない。
本発明のその他の付加的又は代替的な特徴は以下の通りである。
−フリーホイール機構部は一方向だけで測定ディスクにおける可動サポートの回転を可能にする。
−バネは、補正動作のため必要とされるエネルギーを蓄積し、ハブと可動サポートとの間の拘束のレベルが圧縮したバネによって生成される抵抗結合力より小さい抵抗結合力を発生するときに、このエネルギーを解放するように設計され、このエネルギーの解放は、フリーホイール機構部が測定ディスクの回転を阻止するという理由で、補正ディスクの回転だけに影響を与えることが可能である。
−例外的なケースとして、補正されるべきクリアランスが非常に大きいか、又は、バネが最大限の圧縮を受ける場合、補正ディスク及び測定ディスクは回転を阻止され、それによって、リアルタイムで補正フェーズを実施するために可動サポートとハブとの間に相対移動を生じさせる。
−リアルタイム補正フェーズ後に、かつ、可動サポートとハブとの間の拘束のレベルが低減させられたとき、リアルタイム補正フェーズ前にバネに蓄積されたエネルギーは、前記補正フェーズを改善し、この動作によって運動学的に発生させられたすべての拘束を解放することが可能である。
本発明は、可変機械利得を備えた作動装置で構成されている仏国特許第2822401号及び国際特許出願PCT/FR02/00444に記載されているクランプツールを改良することをさらに目的とする。これらの2つの刊行物に記載されているクランプツールは、一方で、モータによって回転駆動されるネジと可逆的に協働し、他方で、ネジの軸と垂直な軸に緩く取り付けられている少なくとも1台のローラによって、ネジと同心状である円筒壁で構成され、可変であるが、ネジのピッチと逆のピッチの少なくとも1個の螺旋状溝が切り込まれ、溝の中でローラが回転するブッシングと協働するナットを備える。
この公知のクランプツールでは、モータによるネジの巻き込みは、ローラが回転する溝のピッチに応じた可変速度でナットの縦方向移動を生成する。
軸方向力の生成、及び、ネジ・ナットシステムが可逆的であるという事実は、ネジが受ける軸方向拘束を緩和する力の伝達をローラとブッシングとの間に引き起こす。この力の伝達は、ブッシングに切り込まれている溝のピッチがネジのピッチに比べて小さくなる程大きくなる。溝の形状はゼロというピッチ値を有し得るので、ローラとブッシングとの間の力の大きさは非常に大きくなる可能性があることがわかる。
本発明の目的は特にこの不利点を解決することである。
本発明は、特に、1台又は複数台のローラとブッシングとの間で高い力伝達を可能にするシステムであって、本システムの使用(クランプツール、電動ブレーキシステム、航空機翼などの作動装置)と両立する優れた信頼性と高性能及び高効率とを保証するシステムを提供することを目的とする。
本発明は、この目的のため、ローラが円錐台形状を有し、溝の対応する接触表面が、ネジの軸からローラと溝との間の接触点までの距離により生じた速度の増加が同じこの距離の関数としてローラの径の増加によって完全に補正されるような値によって、ローラの軸に対して傾斜することを提案する。ローラと溝の表面との間の連続的かつ均一な接触は、それによって、ブッシングの壁の厚さ、ブッシングの径、及び、ローラの径の相対的な値とは無関係に、邪魔になる滑りを生じることなく、確保される。
複数の同一平面上にあるローラを提供することは、円錐台形状によってローラの軸に生じさせられる力が相殺し、ネジを少しも拘束しないので有利である。よって、互いに180°に配置されている2台のローラ、120°に配置されている3台のローラなどが設けられてもよい。
本発明の別の特徴によれば、ローラの円錐台形状によって発生させられた軸方向力が吸収されることを可能にさせる当接部が各ローラに設けられる。
ネジを拘束する可能性がある全ての不静定現象からネジを保護するためにローラによるナットの心出しの許容範囲の値より大きいクリアランスをナットとネジとの間に設けることはさらに有利である。
単に一例として記載されている以下の説明では、添付図面について申し述べる。
最初に、従来技術、より詳細には国際特許出願PCT/F05/00306号によるクランプツールを示す図1及び2について説明する。クランプツールは、数値制御装置に連結され得る電動モータMを用いて軸XXの周りに回転駆動させられるネジ10を備えるクランプ装置が設けられている。
ネジ10は、大きいピッチP1を有し、モータMによって一方の向き又はもう一方の向きに回転駆動され得る。ネジ10は、ネジの軸XXの向きに回転駆動され得るナット12と協働する。このナットは、本例では、ネジ10を少なくとも部分的に取り囲む管状要素の形で実現されている「可動サポート」とも呼ばれるサポート14と一体化している。
サポート14は、モータMを同時に支える固定サポート22によって支えられた(「固定部材」とも呼ばれる)第2の部材20へ接近又は離反するように軸XXと平行な向きに平行移動させられる(「可動部材」とも呼ばれる)第1の部材18を支えるプレート16と接続されている。
支柱24は固定サポート22に取り付けられ、可動部材18を支える可動サポート14の並進運動ガイダンスを行うために軸XXと平行した向きに延在する。プレート16はこの目的のために、支柱24が貫通する軸方向孔26が設けられている。クランプツールが1対の溶接トングである特殊な例では、可動部材18及び固定部材20はそれぞれが電極及び対極である。
本実施形態では、ネジ10のピッチP1は右ピッチであり、ピッチの寸法は有利にはネジ自体の径の大きさのオーダである。ナット12は、トラッキング要素を形成し、ネジの軸XXと垂直な軸YYの周りに回転式に搭載されている1対のローラ28を備えている。2台のローラのうちの1台だけが図1に示されている。
固定サポート22は、2つの対向するスライドチャネル34(図1では2つのスライドチャネルのうちの一方だけが示されている)が切り込まれている円筒壁32を備える「中空ブッシング」とも呼ばれる中空円筒サポート30を支える。上記ローラ28は、案内手段を形成する2つのスライドチャネル34の中でそれぞれに回転するように配置されている。
スライドチャネル34のそれぞれは、ナット12に直線状ガイダンスを提供するようにネジの軸と平行に延在する直線状部分34Lと、螺旋状ガイダンスを提供するように直線状部分34Lに接続されている螺旋状部分34Hとを備える。この螺旋状部分はネジの軸XXに沿って延在し、ネジのピッチP1と逆であり、したがって、本例では左ピッチであるピッチP2を有する。ローラ28がスライドチャネルの部分34Lと接触する限り、スライドチャネルの部分34Lはナットが回転することを阻止し、ナットはモータの角速度及びネジのピッチP1によって課された直線速度で並進運動することが可能である。これは、ストロークとも呼ばれ、慣性フェーズと呼ばれることもある第1の移動フェーズD1を構成する。
クランプ点への接近中、すなわち、ローラ28が螺旋状部分34Hに接近しているとき、螺旋状部分はネジの回転と同じ方向にナットを回転させる。その結果、ネジの直線速度は、できる限りゼロになるまで減少する。実際には、これは見かけのピッチの変動が原因である(ナットの直線速度は実際にはピッチP2と同期させられる)。ピッチP2は一定でも可変でもよいことに注意を要する。したがって、ネジ10が一定の指定された角速度でネジ自体の軸の周りに回転駆動されるならば、ナットは最初にフェーズD1(慣性フェーズ)の一定速度で(クランプ方向に)移動し、次に第2のフェーズD2のより低い速度で移動する。
従来技術によるクランプ装置では、サポート14は、参照符号36によって全体的に示されているスラスト玉軸受構造により可動部材18のプレート16に接続され、可動サポート14はこのスラスト玉軸受構造を用いて可動部材18と一体となって常に並進運動する。このスラスト玉軸受構造36は、プレート16の両側に配置され、転がり軸受40によってプレート上にサポートされている2個の合わせフランジ38を備える。2個の合わせフランジ38は、可動サポート14の一端に設けられている鍔部42と、可動サポート14の他端の周りにネジ締めされているナット44との間で軸方向に保持されている。
図1による従来技術のクランプ装置は、特に、部材18及び部材20が摩耗進行の影響を受ける電極である場合、部材18と部材20との間で時間経過と共に生じる位置ずれ又は不均衡を補正できないという不利点がある。
図2は、第1の案内手段34L及び第2の案内手段34Hによって生成された第1の移動フェーズD1及び第2の移動フェーズD2が第1の部材18の移動の最適化のため必要なフェーズと同期した状態を保つように、第2の部材20に対して第1の部材18の位置をリセットするために、図1のスラスト玉軸受構造36を、第1の部材18と(ナット12と一体化されている)可動サポート14との間に配置された補正機構部又はシステムによって置き換えることにより、この不利点を改善することが可能である。
図2の例では、補正システム46は、ナット12と一体化された管状要素の形で実現され、雄ネジ48が設けられている可動サポート14を備え、補正システムは、可動サポート14の雄ネジ48と協働するための雌ネジ52が設けられているハブ50をさらに備える。このハブ50は、プレート16と、転がり軸受60を介してプレート上に載っている2個の合わせフランジ56及び58とを備える二重効用玉軸受構造の形で実現されたスラスト玉軸受構造54を用いて第1の部材18を支える。これらの2個の合わせフランジは、ハブ50の一端に形成された鍔部62と、ハブの他端の周りにネジ締めされたナット64との間で軸方向に保持されている。
補正システム46は、クランプツールの耐用期間に応じて決められた間隔で、可動部材18の位置が固定部材20に対してリセットされることを可能にするので、円筒サポート30(中空ブッシング)の案内手段によって発生させられた異なる移動フェーズは可動部材18の移動を最適化するため必要とされる移動フェーズと同期した状態を保つ。
本補正システムは、部材の摩耗に起因する隙間における変化を補正するように、特に、部材20に対して矢印Fの向きに部材18の相対的な縦方向移動を可能にさせる。このことは、可動部材18及び固定部材20がそれぞれに溶接トングの電極及び対極である場合に特に役立つ。ハブ50と可動サポート14との間の相対的な円運動から生じる可動部材18のこの移動は、国際特許出願PCT/FR05/00306号では、可動サポート14又は可動部材18とロック式にハブ50を交互に係合する作動装置によって始動されている。2005年10月26日出願の仏国特許出願05/10911号(未公開)では、作動装置の主モータとは独立した補助モータの付加による変形が提供されている。
この不利点を回避するために、本発明は、主ロッキング構造の動力化システム以外の作動システム又は制御部材を必要としない自律補正システムを提供する。
今度は、本発明による補正システムを説明するために図3及び図4について説明する。
図3は図2に対応するが、フィンガー66を用いてハブ50と一体となって回転する第1のディスク68(すなわち、「補正ディスク」)が追加され、このディスクは、その結果、前記ハブ上で並進運動することが可能である。ハブ50は、上述されているように、可動サポート14の周りにネジ締めされている。
第2のディスク80(すなわち、「測定ディスク」)は機構部76を介して可動サポート14に搭載されている。この公知の機構部(図示せず)は、可動サポート14が一方向Rのみにディスク80に対して回転することを可能にする「自転車フリーホイール」タイプである(図4)。少なくとも1個のエネルギー蓄積バネ74がディスク68とディスク80との間に配置されている。本例では、バネ74は、圧縮バネであり、ディスク68に設けられている凹部又は窓、及び、ディスク80に設けられている別の凹部に収容される。
2つのセミガイド70及び72が備え付けられたバネは、ディスク80に対するディスク68の縦方向位置を確保する。可動部材18は、ディスク80の所まで延在し、ある種の条件下でディスク80が回転することを阻止することができる。
図4は、図3に示されている構造の矢印IVに沿った図であり、図中、特に、ディスク80の周囲に存在するタペットによって可動部材18上に支えられているディスク80が認められる。(ローラ28が図1の溝の部分34Hにある)クランプフェーズ中に、2枚のディスク68及び80のセットは矢印Rの向きに回転する。しかし、部材18及び20(図1)の摩耗の程度がこの摩耗の補正を必要とする閾値に達するとき、可動部材14の回転角はディスク80が部材18と接触するような角度である。ここで、本クランプフェーズにおいて、可動サポート14のハブ50への接続によって伝達される力は、これらの2個の部品を分離するネジ山に生成される摩擦が2個の部品を係合させるような力であるので、ディスク80が静止し、ディスク68が回転して、ディスク68の表面82は、かくして、ディスク80の表面84に対して移動させられる。バネ74は、したがって、圧縮され、この圧縮は、可動サポート14が移動しなくなるまで継続する。
換言すると、構成部品の摩耗の程度の記憶は、可動サポート14に対する測定ディスク80の相対角度位置によって指定され、測定ディスク80は可動部材18上に確実なアバットメントによって保持され、一方、バネ74を圧縮する補正ディスク68は、ハブ50及び可動サポート14によって伝達される力のため可動サポート14と一体で回転するハブ50によって回転させられる。
このフェーズにおいて、機構部76は可動サポート14が矢印Rの向きにディスク80内で回転することを可能にさせることに注意を要する。非クランプフェーズにおいて、可動サポート14は、矢印Rと逆向きに回転し、この場合、機構部76のため、この運動にディスク80を同調させる。したがって、バネ74が可動サポート14に対してハブ50を回転させることは、これらの2個の部品の間の拘束の程度がこの移動を許容するために十分に小さくなるとき、すなわち、部材18及び20(図1)がもはや接触していないときに可能であり、したがって、この運動中に補正動作が行われる。
可動サポート14とハブ50との間に実際の拘束が生じる前に、調節が大きく失われることによって測定ディスク80が可動部材18と当接する場合、ディスク80は、バネ74を介して、ハブ50を回転させる。したがって、リアルタイム補正フェーズが存在する。この補正フェーズは、ハブ50と可動サポート14との間の拘束がこれらの2個の部品を係合し、それによって、測定ディスク80と補正ディスク68の相対移動によるスプリング74の圧縮を生じるために十分な値に到達し、その後に補正ディスクがハブ50によって回転させられると直ぐに終わる。
この延期された補正プロセスは、クランプに応じて頻繁に減少するサポート(ブッシング)30(図1)の溝のピッチがこの時点でハブ50を可動サポート14に接続するネジ山の固定ピッチより大きくなるので、より容易になる(補正が実際に行われるとき、部材18及び20はもはや接触していないことに注意を要する)。
実際上、クランプの最後に、ブッシングの溝のピッチが1mmのオーダの値を有すると考える場合、補正の効率はより高い値の採用につながる可能性があるとしても、殆どの場合に、当該ネジ山のピッチのためこのオーダの値を採用することが役に立つ。バネ74がディスク68及び80の2つの凹部に搭載されているという事実は、たとえ、バネが力の影響を受けないとしても、すなわち、ディスク68の表面82及びディスク80の表面84が同一平面上にあるとき、このバネがそのときプレストレスの状態で動作するという利点がある。その上、このバネ74に圧縮応力を加えることで長い耐用期間を保証する。
この特徴は、システムの精度に影響を与えるバネのヒステリシス現象及びハブ50とサポート14との間の残留摩擦がより良好に制御されることを可能にする。この特徴は、上記バネの特性が、サポート14上のハブ50の回転を許可するか、又は、許可しない拘束閾値に関してより良く計算されることを可能にする。最後に、この特徴がセミガイド70及び72によるバネの効果的なガイダンスを課す場合、バネ74のあらゆる調節動作、したがって、早すぎる、又は、時期尚早の調節不良を回避する。実際には、数個のスプリング74が同じ機器に設置され、変形として、螺旋バネシステムがディスク68とディスク80との間に利用され得る。
この簡単かつ完全に自律的な機能は、図1に示されている単一のモータMの機能に著しい影響は与えないが、逆に、小さい振幅だけを、したがって、頻繁な補正を可能にする。さらに、上記補正は、部材18と部材20との間の力がこの力の最大値に達するときに限り実施される。車両ブレーキの場合に、車両停止時に毎回、特に、最大力条件下のブレーキの寸前にこの動作を体系的に実行することが望ましいことは明らかである。本発明の種々の特徴は、したがって、本明細書中で、容易に認識され、すなわち、サポート14に対するディスク80の角度位置によって指定される構成部品の摩耗の程度の記憶は、機構部76によって規定される(この記憶は、当然ながら、ハブ50の縦方向位置と合成される)。摩耗の測定は、ハブ50とサポート14との間の拘束のレベルが、これらの部品の摩耗の最も正確な条件下でこれらの2個の部品の相対位置の調節を可能にさせるために、かつ、エネルギーの最小消費のために、十分に低いときにエネルギーを解放するバネ74中のエネルギーの蓄積を伴う。
しかし、本発明は、明らかに安全性の理由のため、補正されるギャップが非常に大きい場合(例えば、補正動作が長期に渡って実行されていない場合)、一方で、第1の不完全なブレーキング中にディスク80の回転によって記憶される摩耗の補正を実行し、その後に正確な動作条件を回復し、このシーケンスを繰り返すことが可能であるように、ソフトウェアによって、かつ、不完全なブレーキング後に、即時のブレーキングが後に続く「デブレーキング」(車両の運転手が現在では滑りを防止するために行っている「ポンピング」動作と類似している)を自動的に実行することが可能であり、他方で、例えば、バネ74がバネの最大圧縮の状態に到達したときに、(図示されていない)システムを用いて、ディスク80に対するディスク68の相対回転を阻止することが可能であるということも想定される。このディスク68の阻止は、ディスク80に対してオフセットさせられている部材18上の当接動作によって実行されてもよい。この場合、ディスク68、したがって、ハブ50が一体となって回転するので、サポート14の回転は補正フェーズを直接的に生じる。この動作は、拘束下で、ハブ50とサポート14との間のネジ山の重大な摩耗と、モータの過負荷とを引き起こすので、例外的な処置のままであるべきである。最終的に、このフェーズに先行する期間中にバネ74に蓄積されたエネルギーは、ハブ50とサポート14の接続がもはや拘束されていないとき、ハブ50及びサポート14の位置をさらに正確に調節する。これは、このリアルタイム補正動作によって発生させられたすべての拘束を運動学的に低減するであろう。
このリアルタイム補正動作がもはや例外的ではなく、体系的に実施され得ると仮定される場合、図3に記載されている機構部は、部材18に直接的に当接し得るのがハブ50であるため、かなり簡略化され得る。その場合、ディスク80、機構部76、バネ74、及びディスク68が削除される。この可能性は、前記部品の摩耗が高程度であることに起因してやがてシステムの信頼性を(この補正フェーズ中に相互に相対移動している全ての部品の間の拘束のため)危うくするので、実現可能ではないと思われることが強調される。この可能性は、さらに、動作の実現のため必要とされるエネルギーの量をかなり増加し、位置決め精度に影響を与え、運動学全般における残留拘束の解放を許さず、最終的に供給されるべき電力の点でモータを著しく過負荷にする。本発明のクランプツールがディスクブレーキシステムにおいて使用される場合に、機構部76及びハブ50の位置はブレーキパッドが交換される都度リセットされるべきであることに注意すべきである。この動作は、アプリケーションとは無関係に、摩耗する部品が取り替えられる場合にも実行されるべきである。
変形の目的で、フリーホイール機構部76は、ディスク80と可動サポート14を係合するか、又は、ディスク及び可動サポートが自由に回転することを可能にさせるクラッチ機構部によって置き換えられる。その上、実際のディスク80及び部品18の回転の阻止は、それ自体が過度に作動されてもよく、又は、厳密なプログラムに従わなくてもよく、かつ、確実な当接構造によって体系的に実施されなくてもよい。したがって、制御部材は、単にリセットフェーズをプログラムすることが可能であり、例えば、機械構造の過剰な加熱に起因して、ブレーキパッドの寸法の「増大」を含むことがある。
今度は、ナット12と一緒に可逆システムを形成し、モータ(図示せず)によって軸XXの周りに回転駆動され得るネジ10が示されている図5について述べる。ナット12は、ナットの軸YYに回転自在に取り付けられ、中空ブッシングとも呼ばれる中空サポート30の一部を形成する壁32に載る少なくとも1台のローラ28を支える。この壁32は、ネジ10と同心状であるように、軸XX方向に円筒型である。ローラ28は、前記壁32に切り込まれた、ネジ10のピッチの逆である可変ピッチをもつ螺旋状溝34内で運動する。この溝34は、図1に関連して上で定義されているように、スライドチャネルを形成する。ネジ10の回転は、ナット12の縦方向移動を生成し、したがって、モータの回転の向き及びネジ10のピッチに応じて、力Fを発生させる。ネジ・ナットシステム10〜12は可逆的であるので、ネジは、ローラ28を用いて、中空ブッシング30に切り込まれた溝34のピッチをたどることにより移動する。
したがって、力Fの主要部分は、ブッシング30に載っているローラ28によって発生させられる。この力の主要部分は、ブッシング30の溝34のピッチがネジ10のピッチに対して小さくなる程大きくなる。ブッシング30のピッチがゼロであるとき、ネジ10を軸方向力から解放する本質的に不可逆的なフェーズが存在する。
本発明の目的は、したがって、ローラ28とブッシング30との間でできる限り効率的な力伝達を可能にさせることである。本発明は、かくして、ローラと溝のできる限り効率的な形状を選択し、全ての望ましくない滑りを抑制し、互いに接触している部品の、すべての接点に関して速度の完全な均一性を保証することを含む。ローラ28の径は、したがって、ブッシング30上の対応する接点の軸XX周りの半径に比例して増加しなければならない。
この構造が得られるのは、ローラ28とブッシング30との間の接触表面が、軸XXと軸YYの交点Oと、ローラの平均径dにおけるブッシング30とローラ28との間の接点に対応する点Pとを連結する軸ZZとマージ(merge)されるときである。
この構造は、D(ブッシング30の径)、d(ローラ28の平均径)及びE(ブッシング30の壁32の厚さ)の値とは無関係に、ブッシングとローラという2つの部品の間で滑りを邪魔することなく、緊密な接触を効果的に確保する。
当然ながら、ローラの台数及びローラの配置(180°で2台、120°で3台など)は、ローラの円錐台形状に起因して各ローラに発生させられる軸方向力のためにネジに特別の拘束をもたらさないような台数及び配置である。
ローラ28のそれぞれの軸上の配置は、前記軸方向力を吸収するように当接部を備える。この当接部は図5に示されていない。
最後に、ナット12とネジ10との間の機械的クリアランス、すなわち、遊びは、ローラ28とブッシング30とによって生じた心出しがネジに拘束をもたらさないようにされる。実際に、このクリアランスの値は、不静定系を作り出さないように、ブッシング30とローラ28の心出しの実施の精度より実質的に大きい。
さらに、より大きな力又は負荷を伝達する能力があるこの構造は、(手動又は動力化された)圧縮力の印加の場合に特に役立つ。より一般的には、ローラと中空サポート(ブッシング)との間の伝達条件を合理化することにより、この構造は、運動学の全体の設置空間を所与の負荷に対して最小限に縮小させることを可能にする。
最後に、ナット12上でのブッシング30と円錐台状ローラ28の心出しは、ある種の構造の全般的な可動システムに役立つ直線状ガイダンスでもよいことに注意すべきである。
なお、好ましくは、車両のディスクブレーキシステムの制御に使用される電気的作動装置の形で実現されているクランプツールを表す図6について述べる。
同図には、ネジ10を少なくとも部分的に取り囲む可動サポート14と一体化したナット12と協働するネジ10が示されている。ナットは、円錐台形状の壁をもち、180°で配置され、中空サポート(中空ブッシング)30に切り込まれた螺旋形状と可変ピッチをもつ対応する溝34と協働する2台のローラ28が設けられている。ローラ28の1つずつは、ローラの円錐台形状によって発生させられた軸方向力を吸収するように、本例では玉軸受当接部である当接部88を備える。
上述されている摩耗補正システムも認識される。このシステムは、可動サポート14の雄ネジと協働する雌ネジ付きのハブ50を備える。ハブ50は、上記のプレート16及び2枚の合わせフランジ56及び58を備える二重効用当接部の形で実現されている回転当接部54を介して、第1の部材18(可動部材)をサポートする。可動部材18はブレーキディスク(図示されず)に作用する能力がある作動ピストンを形成可能である。
図6は、ハブ50と一体となって回転する第1のディスク68(補正ディスク)、及び、フリーホイール型機構部76を介して可動サポート14に取り付けられている第2のディスク80(測定ディスク)をさらに表している。上述されているタイプの少なくとも1個のバネ74(図3及び4)は、ディスク68の凹部及びディスク80の凹部に取り付けられている。本例では、ディスク80に対するディスク68の縦方向位置は(ディスク68はハブの縦方向移動に沿ってハブ50に追従すべきでない)、フリーホイール機構部76上でのディスク68の並進運動(図示せず)を維持することにより実現され、バネ74の案内によって実現されるのではない。
検討中の例では、ネジ10は、電動モータ(図示せず)によって一方の向き又はもう一方の向きに回転駆動可能であり、ナット12はネジの角度位置を検出するためにディスクの形をしたセンサ90が設けられている。ツール又は作動装置は、ブッシング30によって形成されたほぼ円筒状の本体部を備えているので、特にコンパクトな設計を有する。ブッシング30の一端は、電動モータを収容するために鍔部の形で配置され、ブッシングの他端は可動部材28、すなわち、本例では、ディスクブレーキの作動ピストンを収容する。ネジ12は、好ましくは、電動モータの出力側シャフトに直接的に形成されている。例えば、スラストが100kNである大型ブレーキの場合、ネジは20mmの径及び16mmのピッチを有することがある。センサ90は、サポート14の角度位置が測定されることを可能にし、よって、ブレーキパッドの摩耗の程度が非常に高精度で評価されることを可能にする。
このようにして、小さい空間だけを占有し、特に効率的な摩耗補正システムを組み込む電気ブレーキシステムが達成される。
従来技術によるクランプツールの部分断面正面図である。 従来技術による補正システムを組み込んだ、図1のクランプツールの一部分を示す図である。 図2に類似しているが、本発明による補正システムを組み込んだ図である。 図3の矢印IVの方向に沿った補正システムの部分図である。 本発明によるローラを示す図である。 本発明によるクランプツールの断面斜視図であり、改善された補正システム及び改善されたローラを組み込んでいる。

Claims (10)

  1. モータ(M)の作用で一方の向き又は逆の向きに軸(XX)の周りで回転駆動させられ得る所定のピッチ(P1)をもつネジ(10)と、前記ネジ(10)と協働し、前記ネジの前記軸(XX)の向きに第1の部材(18)と一体となって並進運動することが可能なナット(12)と、前記ナットの第1の移動フェーズ(D1)において前記ナット(12)の回転を阻止するために前記ネジ(10)の前記軸(XX)と平行である直線状ガイダンスを画定する第1の案内手段(34L)と、前記ネジ(10)の前記軸(XX)に沿って延在し、前記ナット(12)の第2の移動フェーズ(D2)において前記ネジ(10)と同じ回転方向に前記ナット(12)の回転を可能にするために前記ネジの前記ピッチ(P1)と逆のピッチ(P2)を有する螺旋状ガイダンスを画定する第2の案内手段(34H)とを備える駆動装置の作用で相対移動可能である第1の部材(18)及び第2の部材(20)と、
    前記第1の案内手段(34L)及び前記第2の案内手段(34H)によって引き起こされる前記第1の移動フェーズ及び前記第2の移動フェーズが前記第1の部材の移動の最適化のため必要なフェーズと同期した状態を保つように、前記第2の部材(20)に対して前記第1の部材(18)の位置をリセットするために前記第1の部材(18)と前記ナット(12)に一体化した可動サポート(14)との間に配置されている補正システム(46)とを備えるクランプツールであって、
    前記補正システムが、前記可動サポート(14)の周りにネジ締めされているハブ(50)と一体となって回転する補正ディスク(68)と、フリーホイール機構部(76)を用いて前記可動サポート(14)に取り付けられている測定ディスク(80)と、部品の摩耗の程度の記憶が前記測定ディスク(80)と前記可動サポート(14)の相対角度位置によって指定されるように前記補正ディスク(68)と前記測定ディスク(80)との間に配置される少なくとも1個のエネルギー蓄積バネ(74)とを備え、
    前記ナット(12)の前記第2の移動フェーズ(D2)の間に、摩耗補正を実行する必要性が前記可動部材(18)に対する前記測定ディスク(80)の当接によって確立され、前記ハブ(50)によって回転駆動される前記補正ディスク(68)が、その後に前記可動サポート(14)が動かなくなるまで前記バネ(74)を圧縮する、
    ことを特徴とするクランプツール。
  2. 前記フリーホイール機構部(76)が前記測定ディスク(80)内での前記可動サポート(14)の一方向(R)だけでの回転を許すことを特徴とする、請求項1に記載のクランプツール。
  3. 前記バネ(74)が、補正動作のため必要とされるエネルギーを蓄積し、前記ハブ(50)と前記可動サポート(14)との間の拘束レベルが圧縮されている前記バネによって生成される抵抗結合力より小さい抵抗結合力を発生させるときにこのエネルギーを解放するように、寸法を決められ、このエネルギーの解放は、前記フリーホイール機構部(76)が前記測定ディスク(80)の回転を阻止するという理由で、前記補正ディスク(68)の回転だけによって行うことが可能であることを特徴とする、請求項1及び2のいずれか一項に記載のクランプツール。
  4. 例外的なケースとして、補正されるべきギャップが非常に大きいか、又は、前記バネ(74)が最大圧縮の段階に到達している場合、前記補正ディスク(68)及び前記測定ディスク(80)が回転を阻止され、それによって、リアルタイムの補正フェーズを行うように前記可動サポート(14)と前記ハブ(50)との間に相対移動を生じさせることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のクランプツール。
  5. 前記リアルタイムの補正フェーズ後に、前記可動サポート(14)と前記ハブ(50)との間の前記拘束レベルが減少したとき、前記リアルタイムの補正フェーズ前に前記バネ(74)に蓄積されたエネルギーは、前記補正フェーズを改善し、この動作によって運動学的に発生させられたすべての拘束を解消することが可能であることを特徴とする、請求項4に記載のクランプツール。
  6. 前記ナット(12)が、前記ネジ(10)の前記軸(XX)と垂直である軸(YY)に緩く取り付けられている少なくとも1台のローラ(28)を用いて、前記ネジ(10)と同心状であり、前記ネジのピッチと逆向きの可変ピッチをもち、前記ローラ(28)が中で回転する少なくとも1個の螺旋状溝(34)が切り込まれている円筒壁(32)で構成されているブッシング(30)と協働し、
    前記ローラ(28)が円錐台形状を有し、前記溝(34)の対応する接触表面が、前記ローラ(28)と前記円筒壁(32)との間の接点からの前記軸(XX)の距離によって生じる速度の増加がこの同じ距離に応じて前記ローラ(28)の径の増加によって完全に補正されるような値で、前記ローラ(28)の前記軸(YY)に対して傾斜し、それによって、前記ブッシングの前記円筒壁(32)の厚さの相対値(E)、前記ブッシングの径(D)、及び、前記ローラの径の値(d)とは無関係に、前記ローラ(28)と前記溝(34)の前記平面との間に、邪魔になる滑りを生じることなく、連続的かつ一様な接触を確保することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のクランプツール。
  7. 円錐台形状によって軸に生成される力が相殺し、前記ネジに拘束を生じさせないように、複数の同一平面ローラ(28)を備えることを特徴とする、請求項6に記載のクランプツール。
  8. 180°にある2台のローラ、又は、120°にある3台のローラを備えることを特徴とする、請求項7に記載のクランプツール。
  9. ローラ(28)の1つずつに、前記ローラの前記円錐台形状によって発生させられた軸方向力が吸収されることを可能にさせる当接部(88)が設けられていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載のクランプツール。
  10. 前記ネジ(10)を拘束する可能性があるすべての不静定現象から前記ネジ(10)を保護するために、前記ネジ(10)と前記ナット(12)との間に、前記ローラ(28)による前記ナット(12)の心出しの許容範囲の値より大きい機械的クリアランスが設けられていることを特徴とする、請求項6に記載のクランプツール。
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