JP2009512412A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

本発明は、シリンダ形モータケーシング(1)と前面ケーシング蓋部(2)と後方ケーシング底部(3)とロータシャフト(4)とロータ(5)と整流子(6)とステータ(7)とスリップコンタクトホルダ(8)とを有するスリップコンタクトホルダ(8)に関する。前記スリップコンタクトホルダ(8)は、それぞれ少なくとも1つのスリップコンタクト(11)を担持する少なくとも2つのホルダエレメントから成る。前記2つのホルダエレメントは、前記シリンダ形モータケーシング(1)に個別に挿入される。このような構成により、スリップコンタクトホルダ(8)は省スペースになり、モータケーシング(1)に簡単に挿入できるようになる。

Description

従来技術
本発明は、請求項1の上位概念に記載のスリップコンタクトホルダと、請求項3の上位概念に記載の該スリップコンタクトホルダを有する電動機と、請求項8の上位概念に記載の電動機を組み立てる相応の方法とに関する。
DE9013006U1に、このようなスリップコンタクトホルダ、電動機および電動機の組立方法が記載されている。この電動機は、一体形で形成されたスリップコンタクトホルダを有する。すなわち、スリップコンタクトが取り付けられたホルダエレメントは1つの部品から成る。電動機の組立時にはまず、ロータおよび整流子が取り付けられたロータシャフトが電動機のモータケーシング内に挿入される。その後、スリップコンタクトが整流子をスライドされる。良好な電気的コンタクトを保証するためには、スリップコンタクトが挿入された後に、整流子に弾性で押しつけられることが必要である。それゆえスリップコンタクトホルダの挿入前には、スリップコンタクト間の間隔は整流子の直径より小さい。したがって、スリップコンタクトホルダの挿入中にはスリップコンタクトを相互に離して押しつけなければならない。このことにより、電動機の組立が困難になる。
それに対して、DE19858233A1から公知の電動機は、簡単な組立を可能にする。この電動機のスリップコンタクトホルダも一体形で形成される。スリップコンタクトホルダに取り付けられるスリップコンタクトはハンマーブラシとして形成される。ハンマーブラシの端部には、それぞれ傾斜を成すいわゆる翼状補助部が取り付けられている。ロータおよび整流子を有するロータシャフトが挿入された後、ハンマーブラシとして形成されたスリップコンタクトも整流子をスライドされる。その際、翼状補助部は整流子に当接される。この翼状補助部は、ハンマーブラシを相互に離れて拡げるのに使用される。すなわち、ハンマーブラシを相互に離して押しつけるために付加的な外的な力作用は必要ない。このことによって電動機の組立が容易になる。しかしスリップコンタクトホルダは、ロータシャフトの方向に大きな空間を必要とする。というのも、スリップコンタクトはロータシャフトの方向に可動でなくてはならないからだ。また、翼状補助部はモータケーシング内部に大きく突き出される。さらに、スリップコンタクトホルダを挿入するためだけに特別な装置が必要とされる。
課題の提起
本発明の基礎となる課題は、モータケーシング内に容易に挿入できる省スペースのスリップコンタクトホルダと、このようなスリップコンタクトホルダを有する電動機と、電動機を組み立てる相応の方法とを提供することである。
本発明の基礎となる課題は、請求項1の特徴部分の構成を有するスリップコンタクトホルダと、請求項3の特徴部分の構成を有する電動機と、請求項8の特徴部分の構成を有する電動機の組立方法とによって解決される。
本発明によるスリップコンタクトホルダは、整流子に接触する少なくとも2つのスリップコンタクトを有する。前記スリップコンタクトホルダは、それぞれ少なくとも1つのスリップコンタクトを担持する少なくとも2つのホルダエレメントから成る。
有利には、このようなスリップコンタクトホルダは省スペースであり、モータケーシング内に簡単に挿入することができる。このようなスペース削減に伴い、相応の質量低減および材料コスト削減も実現される。質量がより小さいことによってさらに、自動車内に取り付けられた電動機に本発明のスリップコンタクトホルダが使用される場合、消費燃料が低減される。ここで、現在の自動車は、ウィンドウレギュレータ、スライドルーフ、シートアジャスタ、ウィンドウガラスワイパ等のために多数の電動機を使用することを考慮しなければならない。
有利には、スリップコンタクトホルダのホルダエレメントを半環部として形成する。
ホルダエレメントを半環部として形成することにより、スリップコンタクトホルダの簡単な固定、簡単な取り付けおよび良好な安定性を実現することができる。
さらに本発明は、シリンダ形のモータケーシングと、前面ケーシング蓋部と、後方ケーシング底部と、ロータシャフトと、ロータと、整流子と、ステータと、スリップコンタクトホルダとを有する電動機にも関する。シリンダ形のモータケーシングは前面ケーシング開口を有し、これは、中間点に前面シャフトベアリングが存在する前面ケーシング蓋部によって封止される。後方ケーシング底部の中間点に後方シャフトベアリングが設けられている。ロータおよび整流子が回動不能に装着されているロータシャフトは、前面シャフトベアリングと後方シャフトベアリングとに回転可能に支承されている。ステータは、シリンダ形のモータケーシングの内壁に沿って延在し、ロータを包囲する。スリップコンタクトホルダには、整流子に接触する少なくとも2つのスリップコンタクトが取り付けられている。前記スリップコンタクトホルダは本発明にしたがって形成されている。
有利な実施形態では、スリップコンタクトホルダが設けられる段が、シリンダ形のモータケーシングの内壁に沿って延在する。
前記有利な実施形態の発展形態では、1つの段が前面ケーシング蓋部の内壁に沿って延在し、スリップコンタクトホルダは、シリンダ形のモータケーシングの内壁に沿った段と、前面ケーシング蓋部の内壁に沿った段との間に固定される。
有利な実施形態では、ホルダエレメントのうち少なくとも1つが切欠部を有し、この切欠部はモータケーシングの内壁に向かって方向づけされており、モータケーシングの内壁は、該少なくとも1つの切欠部に係合される少なくとも1つの突起部を有する。
したがって有利には、スリップコンタクトホルダはロータシャフトを中心として回転しないように固定される。
さらに本発明は、本発明による電動機の組立方法にも関する。本発明による方法は、以下のステップを有する:
ロータシャフトを挿入するステップ。
スリップコンタクトホルダを挿入するステップ。
前面ケーシング蓋部を挿入するステップ。
ここでは、スリップコンタクトホルダを挿入するためにはまず、第1のホルダエレメントを挿入し、その後に第2のホルダエレメントを挿入する。
有利には、スリップコンタクトホルダの挿入中にスリップコンタクトを相互に離して押しつける必要はない。スリップコンタクトホルダを挿入するためだけの特別な装置は必要なくなる。
実施例
以下で本発明を、図面を参照して詳細に説明する。
図面
図1 電動機の縦断面を示している。
図2 図1のスリップコンタクトホルダを示す。
図3 ホルダエレメントの挿入過程を示す。
図1に、とりわけ自動車ガラスワイパのために使用されるような電動機の縦断面が示されている。電動機はシリンダ形のモータケーシング1と、前面ケーシング蓋部2と、後方ケーシング底部3と、ロータシャフト4と、ロータ5と、整流子6と、ステータ7と、スリップコンタクトホルダ8とを有する。
モータケーシングの前面ケーシング開口は、前面ケーシング蓋部2によって封止される。ケーシング底部3は後方ケーシング蓋部3として形成され、後方ケーシング開口を封止する。前面ケーシング蓋部および後方ケーシング蓋部3の中間点に、前面シャフトベアリング9ないしは後方シャフトベアリング10が設けられている。択一的に、後方ケーシング底部3とシリンダ形のモータケーシング1とを一体形に、磁極ポットとして形成することもできる。このような磁極ポットは、前面ケーシング蓋部3でもそうであるように、プラスチックから製造することができる。このことにより、金属から成る材料と比較して格段な質量低減が実現される。
シリンダ形のモータケーシング1の内側に沿って、磁性材料から成る磁極リング19が延在する。磁極リング19の内側には、ステータ7が直接装着されている。ステータ7は永久磁石から成り、磁極リング19の磁化を引き起こす。このような磁極リング19によって、永久磁石7の磁気作用はさらに増幅される。
ロータシャフト4は前面シャフトベアリング9および後方シャフトベアリング10に回動可能に支承されており、ロータ5の中間軸と整流子6の中間軸とを通って延在する。ロータ5および整流子6はロータシャフト4に固定されており、ロータ5および整流子6はシリンダ形のモータケーシング1内でロータシャフト4と一緒に回転する。ステータ7はロータ5を包囲する。
整流子6を包囲するスリップコンタクトホルダ8には2つのスリップコンタクト11が取り付けられており、これらのスリップコンタクト11はばねの作用で、それぞれ整流子6に弾性で押しつけられる。スリップコンタクト11としては通常、炭素ブラシが使用される。ハンマーブラシを使用することも、矢筒ブラシを使用することも可能である。ここではハンマーブラシは、ロータシャフト4に垂直に交差する平面で可動であるようにすることができる。ハンマーブラシのこのような構成では、ロータシャフト1の方向にスペースを削減することができる。
モータケーシング1の内壁に、スリップコンタクト11に対する2つの電気的端子12が取り付けられている。スリップコンタクト11に対する電気的端子12は、スリップコンタクトホルダ8の切欠部15(図2参照)に係合される。したがって、電気的端子12は給電に使用されるだけでなく、ロータシャフト4に対して垂直な平面での回転に対してスリップコンタクトホルダ8の固定にも使用される。
択一的に(図示されていない)、スリップコンタクトホルダ8はロータシャフト4に対して垂直な平面にいて回転しないことを、モータケーシングの内側の切欠部に係合される突起部によっても保証することもできる。スリップコンタクトホルダ8は、電気的端子12と同一でない突起部であって該スリップコンタクトホルダ8の切欠部に係合されている突起部によっても固定することができる。
スリップコンタクトホルダ8は、磁極リング19の前面端部によって形成された段18に設けられる。前方から、前面ケーシング蓋部2の内壁に沿って延在する段がスリップコンタクトホルダ8に押しつけられる。この段は、図1では電気的端子12に隠れている。前面ケーシング蓋部2の外縁部は、本来はスリップコンタクトホルダ8で初めて終了する。したがってスリップコンタクトホルダ8は、ロータシャフト4の方向にも該ロータシャフトに対して垂直方向にも確実に固定される。
部分的に隠れたサーモスイッチに、参照番号13が付されている。ロータ4の可動性が大きく阻止されると、ロータ4に設けられた電気的巻線は加熱される。このことにより、サーモスイッチ13はスイッチオフされ、電流の流れを遮断する。過度な加熱による電動機の引火または電動機のプラスチック部品の変形は、このようにして確実に回避される。
図2に、図1のスリップコンタクトホルダ8が示されている。これは2つのホルダエレメント14から成り、これらのホルダエレメントは別個の半環部14として形成されており、完全なリングを形成するように相互に当接されている。スリップコンタクトホルダ8を2つの別個の半環部14として形成することにより、図1を参照して説明したように、簡単な固定が可能になる。それと同時に、スリップコンタクトホルダ8の良好な安定性が保証される。2つより多くのホルダエレメント14を使用することは、スリップコンタクトホルダ8の安定性を低減するだけである。2つのホルダエレメント14を使用することは、該ホルダエレメント14の取付にも特に有利である。図3を参照して、このことを説明する。2つより多くのホルダエレメント14を使用するためには、別の固定手段が必要とされる。というのもホルダエレメントは、段18に設けられた端部に対向する端部で、モータケーシング1内部に傾く傾向にあるからだ。
スリップコンタクト11と向かい側にホルダエレメント14の外側には、切欠部15が設けられており、この切欠部15に、図1の電気的端子12が係合されている。スリップコンタクトホルダ8の下側にサーモスイッチ13が取り付けられている。スリップコンタクトホルダ8の下側には、電子的部品16および17も取り付けられている。これらは図1では、整流子に隠されている。電子的部品16および17は、たとえば抵抗またはコンデンサ等の受動部品とすることができ、また、トランジスタ等の能動部品とすることもできる。構成要素16および17は、完全な制御電子回路とすることができる。したがってこの制御電子回路は、スリップコンタクトホルダ8に収容される。ホルダエレメント14の材料として有利には、プラスチックが使用される。その際には、サーモスイッチ13も電子的部品16および17も、ホルダエレメント14に射出成形されたプラスチックポケットに収容することができる。
図3に、ロータ5および整流子6が取り付けられたロータシャフト4がモータケーシング1に挿入された後にホルダエレメント14がモータケーシング1にどのように挿入されるかが示されている。ホルダエレメント14はまず次のように方向づけされる。すなわち、2つのホルダエレメント14が取り付けられた状態で相互に当接するエッジが(図2参照)整流子6を向くように方向づけされる。その後、モータケーシング1の外側を向く側を、図3中の矢印に沿ってモータケーシング1の方向に旋回する。この旋回プロセス中に、スリップコンタクト11のコンタクト面は整流子6に当たり、これによって押し戻される。この旋回プロセス中、ホルダエレメント14がモータケーシング1内に取り付けられていない場合には、切欠部15とスリップコンタクト11の内側コンタクト面(図2参照)との間の間隔aは電気的端子12と整流子6との間の間隔bより大きいにもかかわらず、ホルダエレメント14をモータケーシング1内に挿入することができる。最後に、さらに前面ケーシング蓋部2が挿入される。
電動機の縦断面を示している。 図1のスリップコンタクトホルダを示す。 ホルダエレメントの挿入過程を示す。

Claims (8)

  1. シリンダ形のモータケーシング(1)と、前面ケーシング蓋部(2)と、後方ケーシング底部(3)と、ロータシャフト(4)と、ロータ(5)と、整流子(6)と、ステータ(7)と、スリップコンタクトホルダ(8)とを有する電動機用のスリップコンタクトホルダであって、
    前記シリンダ形のモータケーシング(1)は前面ケーシング開口を有し、該前面ケーシング開口は該前面ケーシング蓋部(2)によって封止され、該前面ケーシング蓋部(2)の中間点に、前面シャフトベアリング(9)が設けられており、
    該後方ケーシング底部(3)の中間点に後方シャフトベアリング(10)が設けられており、
    該ロータシャフト(4)に該ロータ(5)および整流子(6)が回動不能に装着されており、該ロータシャフト(4)は該前面シャフトベアリング(9)と該後方シャフトベアリング(10)とに回転可能に支承されており、
    該ステータ(7)は該シリンダ形のモータケーシング(1)の内壁に沿って延在し、該ロータ(5)を包囲し、
    該スリップコンタクトホルダ(8)に、該整流子(6)に接触する少なくとも2つのスリップコンタクト(11)が取り付けられているスリップコンタクトホルダにおいて、
    それぞれ少なくとも1つのスリップコンタクト(11)を担持する少なくとも2つのホルダエレメント(14)から成ることを特徴とする、スリップコンタクトホルダ。
  2. 前記ホルダエレメント(14)は半環部として形成されている、請求項1記載のスリップコンタクトホルダ。
  3. シリンダ形のモータケーシング(1)と、前面ケーシング蓋部(2)と、後方ケーシング底部(3)と、ロータシャフト(4)と、ロータ(5)と、整流子(6)と、ステータ(7)と、スリップコンタクトホルダ(8)とを有する電動機であって、
    前記シリンダ形のモータケーシング(1)は前面ケーシング開口を有し、該前面ケーシング開口は該前面ケーシング蓋部(2)によって封止され、該前面ケーシング蓋部(2)の中間点に、前面シャフトベアリング(9)が設けられており、
    該後方ケーシング底部(3)の中間点に後方シャフトベアリング(10)が設けられており、
    該ロータシャフト(4)に該ロータ(5)および整流子(6)が回動不能に装着されており、該ロータシャフト(4)は該前方シャフトベアリング(9)と該後方シャフトベアリング(10)とに回転可能に支承されており、
    該ステータ(7)は該シリンダ形のモータケーシング(1)の内壁に沿って延在し、該ロータ(5)を包囲し、
    該スリップコンタクトホルダ(8)に、該整流子(6)に接触する少なくとも2つのスリップコンタクト(11)が取り付けられている電動機において、
    該スリップコンタクトホルダ(8)は、それぞれ少なくとも1つのスリップコンタクト(11)を担持する少なくとも2つのホルダエレメント(14)から成ることを特徴とする、電動機。
  4. 段(18)が前記シリンダ形のモータケーシング(1)の内壁に沿って延在し、
    前記スリップコンタクトホルダ(8)は該段(18)に設けられている、請求項3記載の電動機。
  5. 1つの段が前記前面ケーシング蓋部(2)の内壁に沿って延在し、
    前記スリップコンタクトホルダ(8)は、前記シリンダ形のモータケーシング(1)の内壁に沿った段(18)と、該前面ケーシング蓋部(2)の内壁に沿った段との間に固定される、請求項4記載の電動機。
  6. 前記ホルダエレメント(14)のうち少なくとも1つは、前記モータケーシング(1)の内壁に向かって方向づけされている切欠部(14)を有し、
    該モータケーシング(1)の内壁は少なくとも1つの突起部(12)を有し、該少なくとも1つの突起部(12)は該少なくとも1つの切欠部(15)に係合される、請求項3から5までのいずれか1項記載の電動機。
  7. 前記ホルダエレメント(14)は半環部として形成されている、請求項3から6までのいずれか1項記載の電動機。
  8. シリンダ形のモータケーシング(1)と、前面ケーシング蓋部(2)と、後方ケーシング底部(3)と、ロータシャフト(4)と、ロータ(5)と、整流子(6)と、ステータ(7)と、スリップコンタクトホルダ(8)とを有する電動機の組立方法であって、
    前記シリンダ形のモータケーシング(1)は前面ケーシング開口を有し、該前面ケーシング開口は該前面ケーシング蓋部(2)によって封止され、該前面ケーシング蓋部(2)の中間点に、前面シャフトベアリング(9)が設けられており、
    該後方ケーシング底部(3)の中間点に後方シャフトベアリング(10)が設けられており、
    該ロータシャフト(4)に該ロータ(5)および整流子(6)が回動不能に装着されており、該ロータシャフト(4)は該前方シャフトベアリング(9)と該後方シャフトベアリング(10)とに回転可能に支承されており、
    該ステータ(7)は該シリンダ形のモータケーシング(1)の内壁に沿って延在し、該ロータ(5)を包囲し、
    該スリップコンタクトホルダ(8)に、該整流子(6)に接触する少なくとも2つのスリップコンタクト(11)が取り付けられており、
    該ロータシャフト(4)を挿入するステップと、
    該スリップコンタクトホルダ(8)を挿入するステップと、
    該前面ケーシング蓋部(2)を挿入するステップ
    とを有する組立方法において、
    該スリップコンタクトホルダ(8)を挿入するために、まず第1のホルダエレメント(14)を挿入し、その後に第2のホルダエレメント(14)を挿入することを特徴とする、組立方法。
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