JP2009510587A - 画像ディテール強調 - Google Patents
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Abstract
入力画像内のディテールを強調する方法である。前記入力画像は、範囲RAに限定されている入力ピクセル値IPVを有する入力ピクセルを含んでいる。当該方法は、平均ブライトネス値LVを得るための入力ピクセル値IPVの平均フィルタリング1を含んでいる。輝度マスク2が、範囲RAのサブ範囲SR内の平均ブライトネス値LVに対して、サブ範囲SRの外側のピクセルに対する場合と異なるマスクされた値MVを得るように、平均ブライトネス値LVに適用される。入力ピクセル値IPVは、ディテールの量に関して示すディテール値HVを得るためにディテールフィルタリング3される。非線形関数NLF 5が、各入力ピクセル値IPVに関して、対応する出力ピクセル値OPVを得るように、入力ピクセル値IPVに対して適用される。非線形関数NLFの利得は、特定の入力ピクセルに関して両方共決定されるマスクされた値MV及びディテール値HVの両方に依存する。利得は、サブ範囲SRの外側における入力ピクセル値IPVを有する入力ピクセルに対して、サブ範囲SRの内側における入力ピクセル値IPVに対する場合よりも高い。前記利得は、ディテール値HVが、特定の入力ピクセルの周りの画像部分における多くの高周波数のコンテンツを示している入力ピクセルに対して、ディテール値HVが少ない高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対する場合よりも、高い。
Description
本発明は、入力画像内のディテールを強調する方法、入力画像内のディテールを強調する装置、入力画像内のディテールを強調する前記のような装置を有する表示装置、プロセッサが入力画像内のディテールを強調する方法を実行するのを可能にするプロセッサ読み取り可能なコードを有するプロセッサコンピュータプログラム、入力画像内のディテールを強調する前記装置を有するカメラ及び前記のようなカメラを有する携帯型の装置に関する。
国際特許出願公開第03/094112号パンフレットは、局所的な色補正の取り組みを開示している。入力ピクセル値の集合で表現されている入力画像は、出力ピクセル値の集合を有する出力画像を得るために、ピクセル区域(neighborhoods)に従って入力ピクセルを局所的に変調することによって色補正される。出力ピクセル値の各集合は、入力ピクセル値の集合と、変調されたピクセル値の対応する集合との非線形の組み合わせに等しい。
この従来技術の一実施例において、前記入力ピクセル値は、受け取られたデジタル画像における影、ハイライト、及び中間トーンを示す数値を含む画像であるトーンマスクを得るために、ローパスフィルタリングされる。入力ピクセルの入力成分色値(通常赤、緑、及び青)の各1つに関して、対応する出力色の値は、入力色の値に対して指数関数を適用することによって得られる。入力成分色値のマスクされた値は、対応する指数関数の指数を変化させるのに使用される。従って、前記出力色値は、ピクセル的(pixel-wise)ガンマ補正を適用することによって得られ、各ピクセルは、
自身の特定のマスクされた値による自身の特定のガンマ値を有する。これらの局所的なガンマ値は、前記ピクセルと前記ピクセルの周囲のピクセルとのトーン特性によって決定される。他の非線形関数が、シグモイド又は双曲線関数のような、入力色値の関数として、出力色値を決定するのに使用されることもできることが開示されている。他の実施例において、前記シグモイド関数が、中間の灰色を表すマスクされた値に使用され、前記指数関数が、黒及び白を表すマスクされた値に使用される。
自身の特定のマスクされた値による自身の特定のガンマ値を有する。これらの局所的なガンマ値は、前記ピクセルと前記ピクセルの周囲のピクセルとのトーン特性によって決定される。他の非線形関数が、シグモイド又は双曲線関数のような、入力色値の関数として、出力色値を決定するのに使用されることもできることが開示されている。他の実施例において、前記シグモイド関数が、中間の灰色を表すマスクされた値に使用され、前記指数関数が、黒及び白を表すマスクされた値に使用される。
この取り組みは、動的範囲の極端な端部(extremeends)における画像コンテンツの視認性を向上させるが、前記画像コンテンツのこれらの部分におけるノイズも増加させ、更に、前記画像の暗い部分におけるブライトネスを増加させる及び前記画像の明るい部分におけるブライトネスを減少させることにより前記画像のコントラストを低下させる傾向がある。
本発明の目的は、入力画像のディテールを強調すると共に、コントラストをあまり低下させないことにある。
本発明の第1の見地は、添付請求項1に記載の入力画像におけるディテールを強調する方法を提供することにある。本発明の第2の見地は、添付請求項9に記載の入力画像におけるディテールを向上させる装置を提供することにある。本発明の第3の見地は、添付請求項10に記載の表示装置を提供することにある。本発明の第4の見地は、添付請求項11に記載のコンピュータプログラムを提供することにある。本発明の第5の見地は、添付請求項13に記載のカメラを提供することにある。本発明の第6の見地は、添付請求項14に記載の携帯型装置を提供することにある。有利な実施例は、添付の従属請求項に規定されている。
本発明の前記第1の見地による方法は、範囲が限定されている入力ピクセル値を有するピクセルを含んでいる入力画像におけるディテールを向上させる。従って、前記入力ピクセルの前記入力ピクセル値は、これらが表現されることができる有効な範囲を有する。例えば、8ビットのデジタルワードは、0から始まり255までの値を有し得る。この例において、前記範囲は、低い極値(ゼロ)と高い極値(255)とを有する。しかし、勿論、何らかの他の有効範囲が、所望の分解能のレベル及び/又はハードウェア又はソフトウェアの実施化に依存して規定されることもできる。
本発明による方法は、平均ブライトネス値を得るために前記入力ピクセル値を平均フィルタリングするステップと、サブ範囲(好ましくは、前記範囲の中心を含む、又は前記範囲の中心でさえある)における入力ピクセル値に対して、サブ範囲外にあるピクセルに対する場合とは異なるマスクされた値を得るために前記のような平均ブライトネス値に輝度マスクを適用するステップとを有する。従って、前記マスクされた値は、入力ピクセル値のうちの特定の1つが、前記サブ範囲内にあるか否かを示す。例えば、前記サブ範囲は、中心値のみを有し、前記マスクされた値は、ピクセルの平均ブライトネス値と前記中心値との差を計算することによって得られる。他の実施例において、サブ範囲は、値の範囲を有しても良く、前記マスクされた値は、ピクセルの平均ブライトネス値とサブ範囲の近隣の境界との差を計算することによって得られることができる。代替的には、前記マスクされた値は、例えば二次関数又は何らかの他の関数として、様々に決定されることができる。更に、本発明による方法は、ピクセルの周りの画像内のディテールの量を示すディテール値を得るために入力ピクセル値のディテールフィルタリングを付加的に有する。前記のような平均化フィルタは、ローパス周波数応答又は(非線形)メディアンフィルタを有する線形FIRフィルタであっても良い。前記のようなディテールフィルタは、好ましくは、ハイパスフィルタ又は処理されている特定のピクセルの周りのディテールの指示を与える「max−min」フィルタである。
本発明による方法は、更に、各入力ピクセル値について、対応する出力ピクセル値を得るために、前記入力ピクセル値に非線形関数を適用するステップを有する。このことは、国際特許出願公開第03/094112号パンフレットに開示されているのと同じ態様において実施されることができる。しかしながら、本発明の方法によれば、特定の入力ピクセルに対する非線形関数の利得は、この特定の入力ピクセルに関して決定された前記マスクされた値及び前記ディテール値の両方に依存する。従って、本発明において、前記のような非線形性は、サブ範囲外の入力ピクセル値を有する入力ピクセル値に対して、サブ範囲内の入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対する場合よりも高い。前記高い非線形性は、非線形関数の局所的に高い導関数を提供し、従って、局所的に高い増幅係数又は利得を提供する。高い増幅係数は、入力ピクセル値間の小さい差を増幅し、従ってこれらの差の視認性が強調される。
前記サブ範囲は、前記範囲の高い極値を含む場合、前記利得は、低い値を有する入力ピクセルに対して比較的高く、高い値を有する入力ピクセルに対して比較的低い。今、利得は、画像の暗い部分に対して増大されるので、前記関数は、低い値に対して、高い値に対する場合よりも高い導関数を有し、前記のような暗い部分におけるディテールが強調される。前記サブ範囲が低い極値を含む場合、利得は、高い値を有する入力ピクセルに対して比較的高く、低い値を有する入力ピクセルに対しては比較的低い。前記利得は、今、前記画像の明るい部分において増加されるので、前記関数は、低い値に対する場合よりも高い値に対して高い導関数を有し、高いブライトネスレベルにおける前記ディテールは、強調される。前記サブ範囲が前記範囲の中心に中心をおかれている又は前記範囲の中心に一致している場合、利得は、入力ピクセル値の実際の値に依存して、前記サブ範囲よりも低い又は高い入力ピクセル値に対して高い。再び、前記ピクセル値が前記サブ範囲よりも低い場合、前記関数は、高い値に対する場合よりも低い値に対して高い導関数を有さなければならず、前記ピクセル値が前記サブ範囲よりも高い場合、前記関数は、低い値に対する場合よりも高い値に対して高い導関数を有さなければならない。
しかしながら、国際特許出願公開第03/094112号パンフレットに開示されている取り組みは、前記特定の入力ピクセルの周りの画像内に関連する情報が無い場合でさえ、前記関数の利得を変更するという不利な点を有する。従って、前記画像の暗い部分においても、高い導関数(従って、高い増幅因子)が均等な領域において使用される。高い増幅因子によれば、これらの領域における雑音は、明らかに、より迷惑に可視的なものになり、コントラスト比も低下する。更に、他方では、可視的でなものになり得る便利な情報が存在しないので、この高い増幅を局所的に適用する必要がない。
この問題は、前記のようなハイパスフィルタリングされた値が特定の入力ピクセルの周りの画像部分における更に高い周波数のコンテンツを示している入力ピクセルに対する利得を、前記ハイパスフィルタリングされた値があまり高くない周波数のコンテンツを示している入力ピクセルに対する場合よりも増大させることによって、本発明によって解決される。従って、高周波数コンテンツが存在する場合にのみ、前記利得は、存在する前記情報を、より可視的なものにするように増大される。高周波数コンテンツが存在しない又は少量しか存在ない場合、前記利得は、全く増大されない又は少量にされる。従って、前記利得を増大させることによって可視的にされる情報が存在しない領域において、前記利得は、全く存在しないか、又は前記利得は、明らかに可視的にされるようにノイズを防止するため、黒レベルへのシフトが上方へなされ過ぎてコントラスト比を劣化させることを防止するために、少量だけ増加される。
添付の請求項2に記載の実施例において、輝度マスクは、低い入力値を高い出力値にマッピングすると共に、前記低い境界に対応する特定の入力値よりも高い入力値を最小値にマッピングする出力変換への入力を生成するように構成されている。前記のようなマッピングは、前記低い極値から開始して低い境界までの入力値を減少する値によってマッピングする。前記のような輝度マスクは、前記低い入力値に対して、比較的高いマスクされた値を提供し、従って、高い利得を生じる。前記低い境界までの高い入力値に対して、前記利得は減少し、前記低い境界値よりも高く、かつ、前記高い境界値までの入力値に対して、前記利得は、最小限のものである。
添付の請求項3に記載の実施例において、最小限の利得が、前記低い境界値よりも高い全ての入力値に対して得られる。従って、高い利得は、前記ピクチャのみの暗い部分に関して得られる。
添付の請求項4に記載の実施例において、前記利得は、前記高い境界値から前記高い極値まで増加する。従って、前記高い利得は、前記ピクチャの暗い部分及び前記ピクチャの明るい部分において生じる。勿論、前記関数の実際の利得は、ディテールの強調を可能にするように、前記暗い部分及び前記明るい部分において異なるものであらなければならない。例えば、前記関数が指数関数である場合、前記指数は、暗い又は明るい部分における拡張が、それぞれ明るい又は暗い部分における圧縮によって補償されるように、暗い部分に関して負であり明るい部分に対して正であらなければならない。
添付の請求項5に記載の実施例において、前記ディテールのフィルタリングは、比較的低いの高周波数コンテンツを有する画像部分におけるピクセルに対して、比較的低い高周波数のコンテンツを有する画像部分における場合よりも高いディテール値を供給する。前記ディテール値は、更に、フィルタリングされた値とも称される。前記マスクされた値に加えて、前記フィルタリングされた値は、関数の利得の量も決定する。前記フィルタリングされた値が高いほど、前記利得は高い。特定のピクセルに対して、前記マスクされた値及びフィルタリングされた値は、前記特定のピクセルの周りの領域内の画像コンテンツに依存し、利得は、特定のピクセルのブライトネス値の周りの値に関して局所的に適応化されていることに留意されたい。
添付の請求項6に記載の実施例において、前記マスクされた値及び前記フィルタリングされた値は、ピクセル−バイ−ピクセルベースで乗算され、特定のピクセルに対する前記利得は、このピクセルに関連する前記乗算された値に比例する。
添付の請求項7に記載の実施例において、前記入力ピクセル値は、前記ディテールフィルタに供給される前に、クリッピングされる。このことは、強調が望まれていないブライトネス領域に存在する高周波数情報が、前記非線形関数の利得に影響を及ぼさないという有利な点を有する。例えば、前記入力ピクセル値が、前記入力ピクセルのこのサブ範囲に関してクリッピングされる場合、このブライトネス範囲における何らかの高い頻繁な情報が、同じ値にクリッピングされ、従って、前記ディテールフィルタの入力におけるDC入力信号を生じる。従って、前記ディテールフィルタの出力値は、ゼロである。従って、この例において、低い及び/又は高いグレーレベルを覆う高周波数画像コンテンツのみが、前記のようなクリッパの出力における値を変化させ、従って、前記ディテールフィルタの非ゼロ出力を生じる。前記サブ範囲は、「中間グレー範囲」における値によって形成されることもできる。
添付請求項8に記載の実施例において、2つのディテールフィルタリングのステップが存在する。前記のようなディテールフィルタの一方は、しきい値よりも高い前記入力ピクセル値を最大値にクリッピングすることによって暗いシーンに対して作用する。前記のようなディテールフィルタの他方は、しきい値よりも低い前記入力ピクセル値を最小値にクリッピングすることによって明るいシーンに対して作用する。前記利得は、今や、前記入力値が暗いシーンに属するか又は明るいシーンに属するかに依存して、第1の上述されたディテールフィルタのフィルタリングされた値か又は第2の上述されたディテールフィルタのフィルタリングされた値かの何れかに依存する。
本発明のこれらの及び他の見地は、以下に記載される実施例を参照して、明らかになり、説明されるであろう。
異なる図において同一の符号を有する項目は、同じ構造上のフィーチャ及び同じ機能を有するもの、又は同じ信号であることに留意されたい。このようなものの機能及び/又は構造は、説明されているものであり、詳細な記載においてこれらの繰り返される説明は必要ない。
図1は、入力画像内のディテールを強調するための本発明による実施例のブロック図を示している。図1に示されているブロックは、ハードウェア回路、又は方法のステップとして解釈されることができる。前記方法のステップは、専用のハードウェア又は適切にプログラムされたプロセッサによって実施されることができる。
平均化フィルタ(又は平均化関数)1は、デジタルシステムにおいて入力ピクセル値IPVによって表現されている入力画像を受け取り、平均ブライトネス値LVを供給する。平均化フィルタ1は、ガウス核(Gaussian kernel)によって入力ピクセル値IPVをフィルタリングしても良い。代替的には、他の平均化フィルタリング技術が、実施化されても良い。好ましくは、平均化フィルタ1は、メディアンフィルタのような、エッジ保存フィルタである。平均化フィルタ1は、低い及び高い極値LEV及びHEVによって境界されている選択されたビデオデータのダイナミックレンジRAにおいて、入力画像と関連付けられているトーンマスクを提供する又は計算する。
マスク回路(又はマスキング関数)2は、平均ブライトネス値LVを受け取り、マスクされた値MVを供給する。マスキング関数2は、中間グレーレベル、又は中心値のみを少なくとも抑制し、この結果、強調は、低い及び及び/又は高いグレーレベルに関して得られるのみである。マスキング関数2は、図4乃至6に関連してより詳細に説明される。
ディテールフィルタ(又はディテールフィルタリング関数)3は、入力ピクセル値IPVを受け取り、入力画像のうちの、考えらえている実際の入力ピクセルの周りの関連する部分における高周波数の量を示すディテール値HVを供給する。
結合器(又は結合関数)4は、マスクされた値MVとディテール値HVとを、非線形関数5の局所的な利得(非線形性)を制御する1つの制御値MUVに結合することができる。例えば、マスクされた値MV及びディテール値HVは、ピクセル−バイ−ピクセルベース(pixel-by-pixel basis)における利得を制御するための制御値MUVを得るように、ピクセル−バイ−ピクセルベースにおいて乗算される。代替的には、マスクされた値MV及びディテール値HVは、最初に結合されることなく、非線形関数5の利得を制御することができる。
前記のような非線形回路(又は非線形関数)5は、入力ピクセル値IPVを受け取り、出力ピクセル値OPVを供給する。入力ピクセル値IPVは、非線形関数5を介して出力ピクセル値OPVに再マッピングされ、非線形関数5の利得は、対応する制御値又は制御値の集合MUVによって各ピクセルに関して局所的に制御される。非線形関数5は、例えば、指数(ガンマ)関数又はシグモイド関数のような、単調関数である。特定の入力ピクセルに関する制御値MUVは、高周波数コンテンツが前記のような特定のピクセルの周りの領域に存在する場合にのみ、低い及び/又は高い入力ピクセルレベルIPVに関して高い非線形関数5の利得を得るように、マスクされた値MV及びディテール値HVの両方に依存する、又は前記マスクされた値MV及び前記ディテール値HVの両方を含む。従って、前記利得は、高周波数コンテンツが存在しない又は少量の高周波数コンテンツしか存在しない場合に、増大されない又は僅かに増大されるのみである。NLFとも称される非線形関数5は、図3を参照してより詳細に説明される。
好ましくは、入力ピクセル値IPVは、容易な処理を促進するように線形光ドメイン(a linear light domain)において規定される。形態学的な演算子(morphologicaloperators)が、平均フィルタリング1、マスキング2及び/又はディテールフィルタリング3に利用されることができる。
図2は、入力画像内のディテールを強調するための本発明による他の実施例のブロック図を示している。信号ソース7は、画像センサ70及び信号処理回路71を有するカメラであっても良い。センサ70は、画像センサ信号ISSを信号処理回路71に供給する。信号処理回路71は、センサ信号ISSを処理して入力信号ISを得る。信号ソース7は、アナログ又はデジタルの静止画像又は動画の如何なるソースであっても良い。オプションの入力処理ブロック8は、入力信号ISがアナログ信号である場合、アナログ/デジタル変換器を有し得る。ブロック8は、前記線形光ドメインにおける入力ピクセル値IPVを得るために逆ガンマ補正を含んでいても良い。ブロック1乃至5は、図1に関して議論されたものと同じであるので、再び述べることはしない。ディテール値HVは、今や、結合器4の代わりに結合器11に供給されている。
ディテールフィルタ3には、クリッピング回路(又はクリッピング関数)6が先行しており、クリッピング回路(又はクリッピング関数)6は、入力ピクセル値IPVを受け取り、変更されたピクセル値CP1を供給する。クリッピング関数6の例は、図7に示されている。ディテールフィルタ3は、変更されたピクセル値CP1を受け取り、ディテール値HVを供給する。入力ピクセル値IPV内に高い頻繁な情報(hiegh frequent information)が存在する又は高周波数情報が高いグレーレベルのみにおいて生じる場合、全ての変更されたピクセル値CP1は、クリッピングされているので、同じ値を有する。従って、ディテール値HVは、DCレベルがディテールを表す異なる値を有していないので、全てゼロである。高い頻繁な情報が低いグレーレベルにのみ存在する場合、変化する入力ピクセル値IPVは、変化する変更されたピクセル値CP1を生じる。今、ディテールフィルタ3は、高いディテール値HVを供給し、非線形関数5の利得は、低いグレーレベルにおける前記ディテールを強調するために増大される。
ディテールフィルタ30は、ディテールフィルタ3と同一のものであっても良い。クリッピング回路(又はクリッピング関数)60は、入力ピクセル値IPVを受け取り、変更されたピクセル値CP2をディテールフィルタ30に供給する。クリッピング関数60の例が、図8に示されている。ディテールフィルタ30は、変更されたピクセル値CP2を受け取り、ディテール値FHVを供給する。入力ピクセル値IPV内に高い頻繁な情報がない、又は高周波数情報が低いグレーレベルのみにおいて生じている場合、全ての変更されたピクセル値CP2は、クリッピングされているので、同じ値を有する。ディテール値FHVは、DCレベルがディテールを表現する異なる値を有していないので、全てゼロである。高い頻繁な情報が高いグレーレベルのみに存在する場合、入力ピクセル値IPV及び変更されたピクセル値CP2の両方が、変化する。今や、ディテールフィルタ30は、より高いディテール値FHVを供給し、前記より高いディテール値FHVは、前記非線形関数の利得が、高いグレーレベルが前記高いグレーレベル内のディテールを強調するために増大されるべきであることを示している。
結合器11は、ピクセル−バイ−ピクセルベースでディテール値HV及びFHVを加算しても良い。代替的には、結合器11は、ピクセル−バイ−ピクセルベースでディテール値HV及びFHVの最大値を決定しても良い。結合器11によってこの態様で決定された結合された値CHVは、ブロック5によって生成される非線形関数NLFの利得を局所的に制御するための制御値MUVを得るために、マスクされた値MV及び結合された値CHVを結合するために結合器4に供給される。制御値MUVは、各ピクセルに対して1つの値であっても良く、又はマスクされた値MV及び結合された値CHVである若しくはマスクされた値MV及び結合された値CHVを表現している2つの値を含んでいても良い。結合された値CHVは、低いグレーレベル(ディテールフィルタ3及びクリッパ6)又は高いグレーレベル(ディテールフィルタ30及びクリッパ60)に関して、高周波数コンテンツが存在するかどうかを示す。高周波数コンテンツが存在しない場合、前記グレーレベルの対応する範囲における前記利得は、高周波数コンテンツが存在する場合よりも小さく、前記画像内に拡張された増幅によって見えるようにされることができる情報が存在しない場合の、ノイズ増幅、低いグレーレベルに対する黒レベルの増大及び高いグレーレベルに対する白レベルの増大が、防止される。従って、本発明による取り組みは、高周波数情報がピクセルの周りに存在し、入力ピクセル値IPVが低い(低いグレーレベル)又は高い(高いグレーレベル)であるという両方の場合、前記ディテールを強調するために特定のピクセルに関する前記利得のみを増大させる。この取り組みは、低いグレーレベルのみ又は高いグレーレベルのみに使用されることができる。
制御値MUVの制御の下で入力ピクセル値IPVを出力ピクセル値OPVに変換する非線形回路5が、図3に更に詳細に示されている。
処理回路9は、オプションのガンマ補正(optional gammma correction)及びドライバを有していても良い。前記のようなガンマ補正は、表示装置10によって必要とされるガンマ補正を実施し、前記ドライバは、使用されている特定の表示装置10に関する適切な駆動信号を得るために、ガンマ補正された値を処理する。表示装置10は、如何なるマトリックス表示装置であっても良い。
図3は、非線形関数の例を示している。非線形関数NLFは、4つの異なる制御値MUVに関して、縦軸に沿った出力ピクセル値OPVと、横軸に沿った入力ピクセル値IPVとの間の関係を示している。示されている非線形関数は、8ビットデジタルワードに関する指数関数であり、
によって規定されるものである。
式(1)による非線形関数NLFは、制御値MUV=0の場合の二次関数、制御値MUV=255に関する平方根、及び制御値MUV=128に関する直線である。
今、1つの制御値MUVが、マスクされた値MVとディテール値HV及び/又はFHVとに基づいて決定されなければならない。マスクされた値MVと(クリッピングされた)ディテール値HV及び/又はFHVとを結合するための幾つかの可能性が、存在する。第1の実施例において、マスクされた値MVが、入力ピクセル値IPVは低いグレーレベルを有すると示す場合、制御値MUVは、128と255との間で変化するのみであり得る。マスクされた値MVが、入力ピクセル値IPVは高いレベルであると示す場合、制御値MUVは、0と128との間で変化するのみであり得る。ディテール値HV及び/又はFHVは、今、マスクされた値MVによって、所定の範囲内の制御値MUVを決定する。高い頻繁な情報が検出されない場合、強調は望まれず、MUVの値は、低い又は高いグレーレベルの何れもの増幅を防止するために、128、又は128の付近であるべきである。ディテール値HVが、高い頻繁な情報は低いグレーレベル内に存在すると示す場合、MUVの値は、0に向かってシフトされなければならない。例えば、ディテール値HVは、0から1の範囲に規格化されることができる。ディテール値HVが0である場合、高い頻繁な情報は、低いグレーレベルに関して存在する入力ピクセルの周りに存在し、MUVの値は128である。ディテール値HVが1である場合、最大の量の高い頻繁な情報は、低いグレーレベルに関して存在する入力ピクセルの周りに存在し、MUVの値は255である。更に、ディテール値FHVが0である場合、高い頻繁な情報は、高いグレーレベルに関して存在する入力ピクセルの周りに存在せず、MUVの値は128である。ディテール値FHVが1である場合、最大の量の高い頻繁な情報は、高いグレーレベルに関して存在する入力ピクセルの周りに存在し、MUVの値は0である。
他の実施例において、示されている非線形関数は、8ビットデジタルワードに関する指数関数であり、式(2)によって規定されるものである。実際、この関数は、式(1)によって規定される関数について、正に、上述されたように振舞うが、今、非線形回路5は、マスクされた値MVと、ディテール値HV及び/又はFHVとの両方を含む制御値MUVを受け取る。マスクされた値MVは、0(最小グレーレベル)から255(最大グレーレベル)までの範囲内の8ビットデジタル信号に関して変化する。ディテール値HV及び/又はFHVは、範囲0(関連するグレーレベルに関する高周波数コンテンツが無い)から1(関連するグレーレベルに関する最大高周波数コンテンツ)内で変化するように規格化されている。
図4は、低いグレーレベルにおけるディテールを強調するためのマスクの例を示している。マスク2は、横軸に沿って8ビット平均ブライトネス値LVを、縦軸に沿ってマスクされた値MVを示している。マスクされた値MVは、低い境界LB及び高い境界HBを有するサブ範囲SR内の最小値MINを有している。高い境界HBは、範囲RAの高い極値HEV(この例においては255)と一致する。範囲RAの低い極値LEV(この例においては0)と、低い境界LBとの間において、前記のようなマスクは、単調に最大値MAXから最小値MINまで減少する。好ましくは、最大値MAXは高い極値HEVに等しく、最小値MINは、低い極値LEVに等しい。このようなマスクは、平均ブライトネス値LVが、範囲RAの低い極値LEVと、低い境界LBとの間、従って低いグレー値に関して生じる場合に、非ゼロ値を生じるのみである。
図5は、高いグレーレベルにおけるディテールを強調するためのマスクの例を示している。前記マスクは、横軸に沿って8ビット平均ブライトネス値LVを、縦軸に沿ってマスクされた値MVを示している。マスクされた値MVは、低い境界LB及び高い境界HBを有するサブ範囲SR内に最小値を有する。低い境界LBは、範囲RAの低い極値LEVと一致する。範囲RAの高い境界HBと高い極値HEVとの間で、前記マスクは、最小値MINから最大値MAXまで単調に増加する。好ましくは、最大値MAXは、高い極値HEVに等しく、最小値MINは、低い極値LEVに等しい。前記のようなマスクは、平均ブライトネス値LVが高い境界HBと高い極値HEVとの間、従って高いグレー値に関して生じる場合に、非ゼロ値を生じるのみである。
図6は、低い及び高いグレーレベルの両方におけるディテールを強調するマスクの例を示している。このマスクは、図4及び5に示されているマスクの組み合わせであり、更に説明される必要はない。このマスクは、平均ブライトネス値LVが低い又は高いグレー値に関して生じる場合、非ゼロ値を生じるのみである。
図4乃至6に関して、入力ピクセル値IPVの範囲RAは、範囲RAの中心値を少なくとも有するサブ範囲SRを有するように考えられている。従って、サブ範囲SRは、中心値のみを有することができる。
図7は、低いグレーレベルに関するクリッピング関数の例を示している。入力ピクセル値IPVは、横軸に沿って描かれており、変更されたピクセル値CP1は、縦軸に沿って描かれている。前記クリッピング関数は、範囲RAの低い極値LEVから始まってしきい値LB'における最大値MAX'まで増加し、最大値MAX'を高い極値HEVまで保持する。従って、クリッピング関数6は、変更されたピクセル値CP1を、しきいLB'よりも高い入力ピクセル値IPVに関する最大値MAX'に制限する又はクリッピングする。
入力ピクセル値IPV内に高周波数情報がない又は前記高周波数情報が高いグレーレベルのみにおいて生じる場合、全ての変更されたピクセル値CP1は最大値MAX'にクリッピングされるので、同じ値を有する。今、ディテール値HVは、ディテールフィルタ3がDCレベルを受け取るので、全てゼロである。低いグレーレベルに高周波数情報がない場合のみ、変更されたピクセル値CP1は変化し、ディテールフィルタ3は、非ゼロディテール値HVを供給する。従って、ディテールフィルタ3の出力値は、低いグレーレベルに関して、考えられているピクセルの近隣に高周波数情報が存在するかどうかを示している。
図8は、高いグレーレベルに関するクリッピング関数の例を示している。入力ピクセル値IPVは、横軸に沿って描かれており、変更されたピクセル値CP2は、縦軸に沿って描かれている。クリッピング関数は、低い極値LEVから始まって入力ピクセル値LB"までは、最小値MIN'を有している。次いで、クリッピング関数6は、高い極値HEVまで増加する。従って、クリッピング関数6は、しきい値LB"よりも低い入力ピクセル値IPVに関して、変更されたピクセル値CP1を最小値MIN'に制限する。
入力ピクセル値IPV内に高周波数情報が存在しない場合、又は前記高周波数情報が低いグレーレベルのみにおいて生じる場合、全ての変更されたピクセル値CP2は、最小値MIN'にクリッピングされるので、同じ値を有する。ディテール値FHVは、DCレベルがディテールフィルタ60によってハイパスフィルタリングされるので、全てゼロである。高いグレーレベル内に高周波数情報が存在する場合のみ、入力ピクセル値IPV及び変更されたピクセル値CP2の両方が変化する。今、ディテールフィルタ30は、高いグレーレベルに関して考えられているピクセルに関して、高周波数情報が当該ピクセルの近隣に存在することを示している非ゼロディテール値FHVを供給している。
図9は、入力画像内のディテールを強調する方法を実行するプロセッサのブロック図を示している。プロセッサ50は、入力ピクセル値IVPを受け取り、出力ピクセル値OVPを供給する。プロセッサ50は、例えば、メモリ又は光学記憶媒体である記憶媒体51内に記憶されているプログラムを実行する。実行される前記プログラムは、上述した関数を実施する。
図10は、カメラを有する携帯型の装置を示している。携帯型の装置PDは、表示スクリーンを有する表示装置10、カメラ7及びオプションでのボタン25を有している。カメラ7の画像センサ70は、入力ピクセル値IPVを供給するために画像センサ信号ISSを処理回路71に供給する(図1も参照)。携帯型の装置は、例えば、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)又は携帯電話であっても良い。カメラ7は、携帯型の装置PDの後ろ側又は何らかの他の側に位置決めされることもできる。
上述の実施例は、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、添付請求項の範囲を逸脱することなく多くの代替的な実施例を設計することができることに留意されたい。
本発明は、入力ピクセル値IPVに関して説明されている。単色の画像に関して、入力ピクセル値IPVの1つの種類のみ、即ち入力画像の入力ピクセルの輝度又はブライトネスを示しているもののみが、存在する。入力画像が多色のものである場合、前記入力画像は、ピクセルごとに、入力ピクセル値IPVの集合を有している。例えば、通常のフルカラー画像の場合、各ピクセルの色及びブライトネスは、赤成分R、緑成分G、及び青成分Bによって規定されている。ピクセルごとに、1つの非線形関数のみが決定されることができる。使用されている入力ピクセル値IPVは、これらのRGB成分のうちの1つ又は前記RGB成分の組み合わせであることもできる。前記RGB成分の組み合わせが使用される場合、好ましくはこの組み合わせは、ピクセルの輝度を表している。代替的には、ピクセルごとに、非線形関数が、非線形関数の各々に関して、関連する成分を入力ピクセル値IPVとして使用することにより、成分の各々1つに関して決定される。
上述の実施例は、本発明を限定するものではなく、当業者であれば、添付請求項の範囲を逸脱することなく多くの代替的な実施例を設計することができることに留意されたい。前記請求項において、括弧内に置かれた如何なる符号も、請求項を限定するものと解釈されるべきではない。「有する」という語は、請求項に記載されていない構成要素又はステップの存在を排除するものではない。単数形の構成要素は、複数のこのような構成要素を排除するものではない。本発明は、幾つか別個の構成要素を有するハードウェアによって、及び適当にプログラムされたコンピュータによって実施化することができる。いくつかの手段を列挙している装置請求項において、これらの手段の幾つかは1つの同じハードウェアの項目によって、実施化することができる。特定の手段が、相互に異なる従属請求項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが有利になるように使用されることができないと示すものではない。
Claims (14)
- 範囲に限定されている入力ピクセル値を持つ入力ピクセルを有する入力画像内のディテールを強調する方法であって、
− 平均ブライトネス値を得るために前記入力ピクセル値を平均フィルタリングするステップと、
− 前記入力ピクセルの特定の1つに対応するマスクされた値であって、前記範囲のサブ範囲内の平均ブライトネス値に対して、前記サブ範囲外のピクセルに対する場合とは異なるマスクされた値を得るために、前記平均ブライトネス値に輝度マスクを適用するステップと、
− 前記入力ピクセルの特定の1つに対応するディテールの量を示すディテール値を得るために、前記入力ピクセル値をディテールフィルタリングするステップと、
− 前記入力ピクセル値の少なくとも1つに対して、対応する出力ピクセル値を得るために、前記入力ピクセル値に非線形関数を適用するステップであって、前記非線形関数の利得は、前記入力ピクセルのうちの特定の1つに対して何れも決定されている前記マスクされた値及びディテール値の両方に依存しており、前記利得は、前記サブ範囲外の入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対して、前記サブ範囲外の入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対する場合よりも高く、前記利得は、前記ディテール値が、前記特定の入力ピクセルの周りの前記画像部分における多くの高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対して、前記ディテール値が少ない高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対する場合よりも高い、ステップと、
を有する方法。 - 前記範囲は、低い極値及び高い極値を有しており、輝度マスクの適用は、前記サブ範囲の低い境界における最小値に到達するために前記低い極値から減少するマスクされた値を供給し、前記サブ範囲内においてこの最小値を保持する、請求項1に記載の方法。
- 前記サブ範囲の高い境界は、前記高い極値と一致している、請求項2に記載の方法。
- 前記サブ範囲の高い境界は、前記高い極値よりも低い値を有しており、前記マスクされた値は、前記高い境界から前記高い極値まで増大する、請求項2に記載の方法。
- 前記ディテール値は、高い高周波数コンテンツを有する画像部分における入力ピクセルに対して、低い高周波数コンテンツを有する画像部分における場合よりも高い、請求項1に記載の方法。
- 前記マスクされた値及び前記ディテール値は、乗算された値を得るためにピクセル−バイ−ピクセルベースで乗算され、前記非線形関数の適用は、前記乗算された値に比例する前記非線形関数の利得を増大させる、請求項2、3又は5に記載の方法。
- 低い極値と高い極値との間のサブ範囲における入力ピクセル値に対して、クリップレベルにクリッピングされた変更された値を少なくとも得るようにディテールフィルタリングされる前における前記入力ピクセル値のクリッピングを更に有する、請求項1に記載の方法。
- しきい値よりも高い入力ピクセル値に対して、最大クリップレベルにクリッピングされた変更された値を得るためのディテールフィルタリングされる前における前記入力ピクセル値のクリッピングと、
更なるしきい値よりも低い入力ピクセル値に対して、最小値にクリッピングされた更に変更された値を得るための前記入力ピクセル値の更なるクリッピングと、
前記入力ピクセルの特定の1つに関して更なるディテール値を得るための更に変更された値のディテールフィルタリングと、
を有する方法であって、前記非線形関数の利得は、前記マスクされた値、最初に上述した前記ディテール値及び前記更なるディテール値の何れにも依存する、請求項1に記載の方法。 - 範囲に限定されている入力ピクセル値を持つ入力ピクセルを有する入力画像内のディテールを強調する装置であって、
− 平均ブライトネス値を得るために前記入力ピクセル値を平均フィルタリングする平均化フィルタと、
− 前記入力ピクセルの特定の1つに対応するマスクされた値であって、サブ範囲内の平均ブライトネス値に対して、前記サブ範囲外のピクセルに対する場合とは異なるマスクされた値を得るために、前記平均ブライトネス値に輝度マスクを適用するマスク回路と、
− 前記入力ピクセルの特定の1つに対応するディテールの量を示すディテール値を得るために前記入力ピクセル値をディテールフィルタリングするディテールフィルタと、
− 前記入力ピクセル値のうちの少なくとも1つに対して、対応する出力ピクセル値を得るために、前記入力ピクセル値に対して非線形関数を適用する非線形回路であって、前記非線形関数の利得は、前記入力ピクセルの特定の1つに対して決定されている前記マスクされた値(MV)及び前記ディテール値の両方に依存しており、前記利得は、前記サブ範囲外の入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対して、前記サブ範囲内の入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対する場合よりも高く、前記利得は、前記ディテール値が、前記特定の入力ピクセルの周りの前記画像部分における多くの高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対して、前記ディテール値が、少ない高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対する場合よりも高い、非線形回路と、
を有する装置。 - 請求項9に記載の装置と、
前記入力ピクセル値を供給する信号処理回路と、
駆動信号を得るために前記出力ピクセル値を処理するドライバと、
駆動信号を表示する表示機器と、
を有する表示装置。 - プロセッサが請求項1に記載の方法を実行するのを可能にするプロセッサ読み出し可能なコードを含むコンピュータプログラムであって、前記プロセッサ読み出し可能なコードは、
− 平均ブライトネス値を得るために前記入力ピクセル値を平均フィルタリングするためのコードと、
− 前記範囲のサブ範囲内の平均ブライトネス値に対して、前記サブ範囲外のピクセルに対する場合とは異なるマスクされた値を得るために、前記平均ブライトネス値に輝度マスクを適用するコードと、
− ディテールの量を示すディテール値を得るために、前記入力ピクセル値をディテールフィルタリングするためのコードと、
− 前記入力ピクセル値のうちの少なくとも1つに対して、対応する出力ピクセル値を得るために、前記入力ピクセル値に非線形関数を適用するコードであって、前記非線形関数の利得は、前記入力ピクセルの同じものに対して両方決定されている前記マスクされた値及びディテール値の両方に依存し、前記利得は、前記サブ範囲の外側における入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対して、前記サブ範囲の内側における入力ピクセル値を有する入力ピクセルに対する場合よりも高く、前記利得は、前記ディテール値が前記特定の入力ピクセルの周りの前記画像部分における多くの高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対して、前記ディテール値が少ない高周波数コンテンツを示している入力ピクセルに対する場合よりも高い、コードと、
を有するコンピュータプログラム。 - 前記コンピュータプログラムは、画像処理アプリケーションにおけるソフトウェアプラグインである、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
- 画像センサ信号を供給する画像センサと、前記画像センサ信号を受け取って前記入力ピクセル値を供給する処理回路とを有する、請求項9に記載の装置を有するカメラ。
- 請求項13のカメラを有する携帯型装置。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20091201 |