JP2009508656A - 高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング - Google Patents

高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング Download PDF

Info

Publication number
JP2009508656A
JP2009508656A JP2008532387A JP2008532387A JP2009508656A JP 2009508656 A JP2009508656 A JP 2009508656A JP 2008532387 A JP2008532387 A JP 2008532387A JP 2008532387 A JP2008532387 A JP 2008532387A JP 2009508656 A JP2009508656 A JP 2009508656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
projection
view
reconstructed
data set
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008532387A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009508656A5 (ja
JP5123191B2 (ja
Inventor
チャールズ エイ. ミストレッタ,
アンドリュー エル. アレクサンダー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wisconsin Alumni Research Foundation
Original Assignee
Wisconsin Alumni Research Foundation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wisconsin Alumni Research Foundation filed Critical Wisconsin Alumni Research Foundation
Publication of JP2009508656A publication Critical patent/JP2009508656A/ja
Publication of JP2009508656A5 publication Critical patent/JP2009508656A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5123191B2 publication Critical patent/JP5123191B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/4818MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space
    • G01R33/4824MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space using a non-Cartesian trajectory
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/563Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution of moving material, e.g. flow contrast angiography
    • G01R33/56341Diffusion imaging
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

投影再構成パルスシーケンスを使用して、高度にアンダーサンプリングされた拡散強調画像データセットが、複数の異なる方向について取得される。取得された投影ビューをインタリーブし、組み合わせて、より高度にサンプリングされたデータセットを形成し、このデータセットが、合成画像を再構成するために使用される。DWI画像は、合成画像を用いる高度に限定された逆投影法を使用して、各方向についてアンダーサンプリングされた各データセットから再構成される。拡散テンソル値はDWI画像から算出される。
【選択図】図5

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2005年9月22日付で出願された、発明の名称が「高度に限定された画像再構成法(HIGHLY CONSTRAINED IMAGE RECONSTRUCTION METHOD)」の米国特許仮出願第60/719,445号、及び2006年2月17日付で出願された、発明の名称が「高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング(DIFFUSION TENSOR IMAGING USING HIGHLY CONSTRAINED IMAGE RECONSTRUCTION METHOD)」の米国特許仮出願第60/774,314号に基づく。
(連邦政府の支援による研究に関する記載)
本発明は、米国国立衛生研究所によって認められた認可番号第HL06488、HL072260及びMH062015に基づいて、政府の支援でなされた。米国政府は、本発明に一定の権利を有する。
(発明の背景)
本発明の分野は、磁気共鳴イメージング法(MRI)であり、特に拡散強調画像(diffusion weighted image)を取得及び再構成する方法である。
磁気共鳴イメージング法は、核磁気共鳴(NMR)現象を利用して画像を作成する。ヒト組織等の物質が均一な磁場(分極磁場B0)に晒されると、その組織内におけるスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁場によって整列しようとするが、その周囲ではそれらの固有のラーモア周波数で、でたらめな順序に歳差運動を行う。この物質すなわちこの組織が、x−y平面にあり、且つ、ラーモア周波数に近い磁場(励起磁場B1)に晒されると、ネット整列モーメントMzは、そのx−y平面に対して回転し、あるいは「傾いて」、ネット横磁気モーメントMtを作り出す。励起信号B1が終了した後で、信号がその励起されたスピンによって出力され、この信号が受信及び処理されて画像を形成することができる。
これらの信号を利用して画像を作成する際、磁場勾配(Gx、Gy、及びGz)が用いられる。典型的には、撮像すべき領域は、使用される特定の位置決定法に従ってこれらの勾配が変動する連続的な測定サイクルにより走査される。当業界では各測定を「ビュー(view)」と呼び、このビューの個数がその画像の品質を決定する。結果として生じる受信NMR信号又はビュー又はk空間サンプル数のセットはデジタル化され、処理されて、広く知られた多くの再構成技術の一つを用いて画像が再構成される。合計走査時間は、一部には、各測定サイクルの長さすなわち「パルスシーケンス」により、また一部には、一つの画像に対して取得される測定サイクル数、すなわち「ビュー」の個数により決定される。所定の解像度及びSNRのイメージに対する合計走査時間が重要である臨床用途は数多くあり、その結果、走査時間の短縮という目的で多くの改良がなされてきた。
走査時間短縮を目的とした最近の研究は、米国特許第6,487,435号明細書に開示されているような投影再構成法を用いることを含む。投影再構成法は、磁気共鳴イメージング法の開始以来知られている。投影再構成法は、フーリエ・イメージング法で為されるような図2に示されている如き直線(デカルト)走査パターンでk空間をサンプリングするのではなく、図3に示されている如く、k空間の中央から外向きに伸びる放射状(radial)の線をサンプリングする一連のビューで伴ってk空間をサンプリングする。k空間をサンプリングするのに必要なビューの個数は、その走査の長さを決定し、もし不十分な個数のビューが取得された場合には、その再構成画像にストリーク(streak)・アーチファクトが作成される。米国特許第6,487,435号明細書に開示されている技術は、連続的にアンダーサンプリングされた画像を、インタリーブビュー(interleaved view)で取得し、周縁k空間データを連続画像フレーム間で共有することによって、このようなストリーキング(streaking)を低減する1つの方法である。
例えば、米国特許第6,710,686号明細書で説明されているとおり、取得された投影ビューのセットから画像を再構成するのに用いられる2つの方法がある。MRIにおいて、最も一般的な方法は、放射状にサンプリングした軌跡上で取得されたk空間サンプルを、デカルト格子へ格子変え(regrid)するものである。その後、画像は、格子変えされたk空間サンプルを2D又は3Dフーリエ変換することによって再構成される。MR画像を再構成する第2の方法は、各投影ビューを第1フーリエ変換することによって、放射状k空間投影ビューをラドン空間へ変換することである。画像は、X線CTで通常行われているように、これらの信号投影からフィールド・オブ・ビュー(FOV)へフィルタリング及び逆投影することによって、それら信号投影から再構成される。当分野でよく知られているとおり、取得された信号投影がナイキストのサンプリング定理を満たすのに数が不足している場合、その再構成画像にはストリーク・アーチファクトが発生する。
MRIに使用される標準的な逆投影方法が図4に示される。各取得信号投影プロファイル10が、プロファイル10内で、FOV12を通って、矢印16で示された投影経路に沿って各信号サンプル14を投影することによって、FOV12上に逆投影される。FOV12内で各信号サンプル14を投影する際に、画像化される対象に関する先験的な情報を何ら有しておらず、FOV12内のNMR信号が均質であり、信号サンプル14は、投影経路が通る各画素に均等に分布していると仮定する。例えば、図3では、投影経路8がFOV12内のN個の画素を通るときの、単一の投影プロファイル10における単一の信号サンプル14についての投影経路8が示されている。この信号サンプル14の信号値(P)は、これらのN個の画素の間で均等に分割される。
Figure 2009508656
(ここで、Snは、N個の画素を有する投影経路内のn番目の画素に分配される信号値である。)
明らかに、FOV12の逆投影信号は均等であるという仮定は正しくない。しかし、当分野でよく知られているとおり、各信号プロファイル10に対してある一定の補正がなされ、十分な個数のプロファイルが、対応する個数の投影角で取得されるならば、この誤った仮定により生じる誤差が最小限になり、画像アーチファクトが抑制される。画像再構成の典型的なフィルタ補正逆投影法では、256×256画素の2D画像に対しては400個の投影が必要であり、256×256×256画素の3D画像に対しては203,000個の投影が必要となる。上記の米国特許第6,487,435号明細書で説明された方法が用いられるならば、これらの同じ画像に必要な投影ビューの数は、100(2D)及び2000(3D)へ低減され得る。
ヒト及び他の哺乳動物の神経組織は、細長い軸索部分を有するニューロンを含む。軸索部分は神経繊維又は繊維束を形成するように配列され、神経繊維又は繊維束に沿って電気機械的信号が伝送される。例えば、脳では、非常に高い神経密度によって規定された機能区域が、典型的には、軸索繊維束の構造的に複雑な神経網によって連結される。軸索繊維束及び他の繊維性物質は実質的に他の組織によって取り巻かれる。
神経疾患の診断、脳外科手術の計画、及び神経学関連臨床活動、並びに脳機能に関する研究活動は、軸索繊維及び繊維束の非侵襲イメージング及び追跡から利益を得ることができる。具体的には、例えば、米国特許第6,526,305号明細書、第6,642,7126号明細書、及び第6,806,705号明細書で開示されるような拡散テンソル磁気共鳴イメージング(DT−MRI)は、軸索繊維束に相関する画像コントラストを提供することが示されている。
DT−MRI技術において、運動感知磁場勾配が、いわゆる拡散強調イメージング(DWI)パルスシーケンスで適用され、磁気共鳴画像が、水又は他の流体分子の拡散に関連したコントラストを含むようにされる。MRI測定サイクル中に、選択された方向で拡散勾配を適用することによって、拡散強調画像が取得され、この画像から、見かけの拡散テンソル係数が、再構成された画像内の各ボクセル位置について得られる。流体分子は、繊維に対して部分的又は全面的に直角な方向よりも、軸索繊維束の方向に沿って容易に拡散する。こうして、見かけの拡散係数の方向性及び異方性は、軸索繊維及び繊維束の方向と相関する傾向がある。反復追跡法を使用すると、軸索繊維又は繊維束はDT−MRIデータを使用して追跡又は区分可能である。
しかし、見かけの拡散テンソル係数を算出するためには、6つの異なる方向に向けられた運動感知勾配を使用して、少なくとも6つのDWI画像を取得することが必要である。実際には、6つを超える方向を取得することが望ましいが、追加のDWI画像の取得は、既に長い時間である走査を超えて全走査時間を延長する。
(発明の要約)
本発明は、非常に低減された走査時間内で、多くの異なる運動感知方向における拡散強調画像データを取得し、取得されたデータから対応するDWI画像を再構成する方法である。異なる方向で運動感知されたインタリーブ投影ビューを使用して合成画像が再構成され、この合成画像が、高度に制限された逆投影再構成法で用いられて、単一方向で運動感知される投影ビューから各々のDWI画像を再構成する。こうして、アンダーサンプリングに起因する臨床的に邪魔な画像アーチファクトを生成することなく、ずっと少ないビューを用いてDWI画像が取得され得る。
本発明の発見は、FOV12内の信号輪郭の先験的な情報が再構成プロセスで用いられるならば、大幅に少ない投影信号プロファイルを用いて良質の画像を生成できることである。例えば、図5を参照すると、FOV12の信号輪郭は、構造体18及び20を含むことが分かる。実際には、逆投影経路8がこれらの構造体を貫通するとき、信号サンプル14の各画素へのより正確な分配が、その画素位置で既知の信号輪郭の関数として分配に重み付けすることによって達成される。その結果、大多数の信号サンプル14が、図5の例において、構造体18及び20と交差する画素で分配される。N個の画素を有する逆投影経路8については、この高度に限定的な逆投影は、以下のように表すことができる。
Figure 2009508656
(ここで、Pは、投影プロファイルにおける逆投影信号サンプル値であり、Cnは、逆投影経路に沿ったn番目の画素における先験的な合成画像の信号値である。)
数式(2)の分子は、合成画像において、対応する信号値を用いて各画素に重み付けし、分母は、全逆投影信号サンプルが、時間フレームに対する投影総和を反映し、合成画像の総和により乗算されないように、その値を正規化している。この正規化は、逆投影が実行された後に各画素で別個に行われることができるが、多くの臨床使用では、逆投影の前に投影Pを正規化する方がはるかに容易であることに留意すべきである。この場合、投影Pは、同じビュー角での合成画像を通した投影において、対応する値PCで割ることによって正規化される。次に、正規化された投影P/PCは逆投影され、次に、結果として得た画像は合成画像を乗算される。
3Dの実施態様が、ビュー角θとφで特徴付けられる単一の3D投影ビューに対して、図6に図示されている。この投影ビューは、軸16に沿って逆投影され、逆投影軸16に沿った距離rにおいてラドン平面21に広がる。投影信号値がフィルタ処理され、連続したラドン平面に、軸16に沿って均等に分配されるフィルタ補正逆投影の代わりに、投影信号値が、合成画像内の情報を用いて、ラドン平面21に分配される。図5Aの例における合成画像は、構造体18及び20を含む。重み付けされた信号輪郭値が、合成画像内の対応する位置x、y、zでの強度に基づいて、ラドン平面21内の画像位置x、y、zで置かれる。これは、対応する合成画像のボクセル値と信号プロファイル値との簡単な乗算である。次に、この積は、合成画像から形成された対応画像空間プロファイルからのプロファイル値でこの積を割ることによって正規化される。3D再構成に対する式は以下になる。
Figure 2009508656
(ここで、総和(Σ)は、再構成される画像フレーム内の全投影にわたり、特定のラドン平面内のx、y、z値は、その平面に対する適正なr、θ、φ値におけるプロファイル値P(r,θ,φ)を用いて算出される。Pc(r,θ,φ)は、合成画像からの対応プロファイル値であり、C(x,y,z)r,θ,φは、(r,θ,φ)での合成画像値である。)
本発明の他の発見は、拡散強調イメージング方法において先験的情報が利用可能であること、及び合成画像が再構成及び使用され得、各運動感知方向におけるアンダーサンプリング画像の再構成を限定することである。例えば、一連の運動感知画像がDWI研究で取得されるとき、取得ビューの非常に限定されたセットを使用して、各画像フレームが再構成されてもよい。しかし、インタリーブされた投影角でのビューを用いて多数の運動感知画像が取得された後、本発明によれば、使用される高品質の合成画像を再構成するために十分な数の異なるビューが利用可能となる。これは図7で例示される。図7において、点線30は一つの運動感知画像で取得された投影ビューを示し、破線32は第二の運動感知画像で取得されたインタリーブ投影ビューを示し、線34は第三の運動感知画像で取得されたインタリーブ投影ビューを示す。ナイキスト規準を満たすのに必要なサンプリング密度は、これら画像のいずれか一つについて短い半径距離(r)だけに延長され得るが、3つの全画像のインタリーブ投影プロファイルを組み合わせることによって、この距離は半径Rまで有効に延長され、結果として画像アーチファクトは低減する。
本発明における前記及び他の目的並びに利点は、以下の説明から明らかになろう。その説明では、本明細書の一部を形成し、且つ、例証として本発明の一つの好適な実施態様が示されている添付図面が参照される。しかし、そのような実施態様は必ずしも本発明の全範囲を表すものではなく、従って、本発明の範囲を解釈するためには、本明細書の特許請求の範囲を参照すべきである。
(好ましい実施態様の詳細な説明)
特に図1を参照すると、本発明の好ましい実施態様がMRIシステムに用いられる。MRIシステムは、ディスプレイ112及びキーボード114を有するワークステーション110を備える。ワークステーション110は、市販のオペレーティングシステムを走らせている市販のプログラマブルマシンであるプロセッサ116を備える。ワークステーション10は、スキャン指示をMRIシステムに入力できるようにするオペレータインタフェースを提供する。
ワークステーション110は4つのサーバ、すなわちパルスシーケンスサーバ118、データ取得サーバ120、データ処理サーバ122、及びデータ記憶サーバ23に結合される。好ましい実施態様では、データ記憶サーバ23は、ワークステーションプロセッサ116及び関連するディスクドライブインタフェース回路によって実行される。残りの3つのサーバ118、120及び122は、単一のエンクロージャに搭載され、且つ64ビットバックプレーンバスを使用して相互接続された別個のプロセッサによって実行される。パルスシーケンスサーバ118は、市販のマイクロプロセッサ及び市販の4通信コントローラを用いる。データ取得サーバ120及びデータ処理サーバ122は両方とも、同じ市販のマイクロプロセッサを用い、データ処理サーバ122は、市販のパラレルベクトルプロセッサに基づいた1つ又は複数のアレイプロセッサを更に備える。
ワークステーション10及びサーバ118、120及び122の各プロセッサは、シリアル通信ネットワークに接続される。このシリアルネットワークは、ワークステーション110からサーバ118、120及び122にダウンロードされたデータを伝達するとともに、サーバ間及びワークステーションとサーバの間で通信されるタグデータを伝達する。これに加えて、高速データリンクがデータ処理サーバ122とワークステーション110の間に設けられて、画像データをデータ記憶サーバ23に伝達する。
パルスシーケンスサーバ118は、ワークステーション110からダウンロードされたプログラム要素に応答して、勾配システム24及びRFシステム26を動作させるように機能する。指定されたスキャンを実行するために必要な勾配波形が生成されて勾配システム24に与えられ、勾配システム24はアセンブリ28内の勾配コイルを励起して、NMR信号の位置エンコーディングに使用される磁場勾配Gx、Gy、及びGzを生成する。勾配コイルアセンブリ28は、分極マグネット32及び全身RFコイル34を備えるマグネットアセンブリ30の一部を成す。
RF励起波形が、RFシステム26によりRFコイル34に与えられて、指定の磁気共鳴パルスシーケンスを実行する。RFコイル34により検出される応答性NMR信号はRFシステム26により受信され、パルスシーケンスサーバ118により生成されるコマンドの命令の下で増幅され、復調され、濾波され、デジタル化される。RFシステム26は、MRパルスシーケンスに使用される広範なRFパルスを生成するRFトランスミッタを備える。RFトランスミッタは、スキャン指示及びパルスシーケンスサーバ118からの命令に応答して、所望の周波数、位相、及びパルス振幅波形のRFパルスを生成する。生成されたRFパルスは、全身RFコイル34に与えることができ、1つ又は複数のローカルコイル又はコイルアレイに与えることができる。
RFシステム26は、1つ又は複数のRFレシーバチャネルも備える。各RFレシーバチャネルは、接続されているコイルが受け取ったNMR信号を増幅するRF増幅器、及び受信したNMR信号のI及びQ直角位相成分を検出しデジタル化する直角位相検出器を備える。受信したNMR信号の大きさはこうして、I成分及びQ成分の二乗和の平方根によりいずれのサンプリングポイントでも求めることができ、
Figure 2009508656
また、受信したNMR信号の位相も求めることができる。
Figure 2009508656
パルスシーケンスサーバ118は任意的に、生理的取得コントローラ36から患者データを受信する。コントローラ36は、電極からのECG信号又はベローズからの呼吸信号等、患者に接続されたいくつかの異なるセンサから信号を受信する。パルスシーケンスサーバ118は通常、このような信号を使用して、スキャンのパフォーマンスを患者の呼吸又は心拍に同期又は「ゲート」させる。
パルスシーケンスサーバ118は、患者及びマグネットシステムの状態に関連する各種センサから信号を受信するスキャンルームインタフェース回路38にも接続する。患者位置合わせシステム40がスキャン中に患者を所望の位置に移動させるコマンドを受信することもスキャンルームインタフェース回路38を通してである。
パルスシーケンスサーバ118が、スキャン中にMRIシステム要素のリアルタイム制御を行うことが明らかであるべきである。その結果、そのハードウェア要素がランタイムプログラムにより適時に実行されるプログラム命令で動作することが必要である。スキャン指示の指令構成要素は、ワークステーション110からオブジェクトの形でダウンロードされる。パルスシーケンスサーバ118は、これらオブジェクトを受け取るプログラムを含み、これらオブジェクトをランタイムプログラムに用いられるオブジェクトに変換する。
RFシステム26により生成される、デジタル化されたNMR信号サンプルをデータ取得サーバ120が受け取る。データ取得サーバ120は、ワークステーション110からダウンロードされる指令構成要素に応答して動作し、リアルタイムNMRデータを受け取り、データがデータオーバーランにより失われないようにバッファストレージを提供する。スキャンによっては、データ取得サーバ120は、取得されたNMRデータをデータプロセッササーバ122に渡すにすぎない。しかし、取得されたNMRデータから導出された情報をスキャンのさらなるパフォーマンスの制御に必要とするスキャンでは、データ取得サーバ120は、このような情報を生成してパルスシーケンスサーバ118に伝達するようにプログラムされる。例えば、プレスキャン中、NMRデータを取得し、これを使用してパルスシーケンスサーバ118により行われるパルスシーケンスを較正する。また、ナビゲータ信号をスキャン中に取得し、これを使用して、RFシステム又は勾配システムの動作パラメータを調整し、又はk空間がサンプリングされるビュー順序(view order)を制御することができる。また、データ取得サーバ120を用いて、MRAスキャン中に造影剤の到着を検出するために使用されるNMR信号を処理することができる。これら例のすべてにおいて、データ取得サーバ120はNMRデータを取得し、リアルタイムで処理して、スキャンの制御に使用される情報を生成する。
データ処理サーバ122は、NMRデータをデータ取得サーバ120から受け取り、ワークステーション110からダウンロードされた指令構成要素に従って処理する。このような処理には、例えば、未処理のk空間NMRデータをフーリエ変換して2次元画像又は3次元画像を生成すること、再構成された画像にフィルタを適用すること、取得されたNMRデータの逆投影画像再構成を行うこと、機能MR画像を算出すること、動き又は流れの画像を算出すること等を含むことができる。
データ処理サーバ122により再構成される画像は再びワークステーション110に伝達されて記憶される。リアルタイム画像はデータベースメモリキャッシュ(図示せず)に記憶され、ここから画像を、マグネットアセンブリ30付近に配置され担当医師により使用されるオペレータディスプレイ112又はディスプレイ42に出力することができる。バッチモード画像又は選択されたリアルタイム画像は、ディスクストレージ44上のホストデータベースに記憶される。このような画像が再構成されストレージに転送されるとき、データ処理サーバ122はワークステーション110上のデータ記憶サーバ23に通知する。オペレータがワークステーション110を使用して、画像の保存、フィルムの生成、又はネットワークを介しての他の施設への画像の送信を行うことができる。
3D投影として拡散強調データを取得するために使用されるパルスシーケンスが図8に示されている。このシーケンスは、高性能勾配サブシステム(40mT/mの最大振幅、及び、150T/m/秒の最大追従速度(slew rate))を備えた上述のMRIシステムで実行される。データ取得ウィンドウ200の間に全エコー読取りか部分エコー読取りかのいずれかを果たすことができる。部分エコーを選んだ場合には、k空間の底部側半分(kz<0)のみが部分的に取得される。すべての方向における大きなFOVのため、非選択的な無線周波数(RF)パルス202を用いて、画像FOV全体にわたる横磁化を生成することができる。
グラジエント・リコールドNMRエコー信号203は、その励起されたFOV内のスピンにより生成され、3つの読取り勾配206、208、及び210の存在下において取得される。スラブ選択勾配を必要としないため、読取り勾配波形Gx、Gy、及びGzは同様な形態を持つ。この対称性は、そのシーケンスをスポイルする必要性によってのみ妨げられ、その妨害は、1つの勾配軸に沿ったシーケンスの終わりでディフェージング勾配ローブ204を作用させる(playing)ことにより達成される。Gx及びGy読取り勾配208及び210は、定常状態を達成すべく、それぞれの勾配パルス212及び214により巻き戻される(rewound)。
読取り勾配波形Gx、Gy、及びGzは、異なる角度における半径方向軌道をサンプリングすべく走査中に変調される。角度間隔は、サンプリングされるk空間球の周縁境界(kmax)でk空間サンプルポイントの一様な分布が生じるように選ばれる。その分布を計算する幾つかの方法が知られているが、経路速度及び表面積カバー率(coverage)が一定という条件で螺旋軌道によって球面をサンプリングすることによりそれらの投影を均等に分配する方法が使用される。また、この解決法は、連続的なサンプル経路を発生させるという利点も有しており、これは、勾配切り替え及び渦電流を低減する。N個の合計投影の場合、投影番号nの関数としての勾配振幅に対する式は、
Figure 2009508656
である。
一連のN個のパルスシーケンスが実行される。ここでNは、走査中に達成されるサンプリング密度を決定する。この一連のパルスシーケンスにおけるn番目のパルスシーケンスに対する読取り勾配振幅は、式(4)、(5)及び(6)により与えられる。nは、走査中に単調な順番で1からNまでの番号を付けることができるが、他の種々の順番も可能であることが分かる。
取得されたエコー信号203を拡散強調するため、スピン磁化の励起後及び信号の取得前に、大きな運動コード化勾配GMが適用される。運動コード化勾配GMは、等しい区域の2つのローブ218及び220を有するバイポーラ勾配である。当分野でよく知られているように、ローブ218及び220の区域及び間隔は、スピン運動への勾配GMの感度を決定し、勾配GMの方向は運動感知方向を決定する。勾配GMは、所望の方向を生成する論理勾配Gx、Gy、及びGzの組み合わせによって生成される。拡散テンソル・イメージングを実行するためには、少なくとも6つの異なる方向で感知された別々の画像が取得されなければならず、好ましい実施態様では、12の異なる運動感知方向が取得される。この方法について全走査時間を増加させ、本発明における要求を生み出すのは、それほどまでに多くの別個の画像を取得する必要性である。
このパルスシーケンスは、2次元画像を取得するために容易に適応される。例えば、米国特許第6,630,824号明細書で説明されるように、読取り勾配波形の一つはスライス選択勾配波形と置換されてもよく、二つの残りの読取り勾配は走査中に作用を終わらせ、2D k空間における均一間隔の半径方向軌跡を取得する。
k空間の周辺境界上の一点から、k空間の中心を通ってk空間の周辺境界上の反対側の点まで延びる好ましい直線軌跡以外のサンプリング軌跡が用いられてもよいことが、当業者には理解されるべきである。上述のとおり、1つの変形態様は、サンプリングされたk空間容積の全範囲にわたっては延びていない軌跡に沿ってサンプリングする、部分的なNMRエコー信号203を取得することである。直線投影再構成パルスシーケンスと等価である別の変形態様は、直線ではなく曲線経路に沿ってサンプリングすることである。このようなパルスシーケンスは、例えば、F.E.Boadaらによる「高速3次元ナトリウムイメージング法(Fast Three Dimensional Sodium Imaging)」(MRM,37:706−715,1997)及び、K.V.Koladiaらによる「螺旋投影イメージング法を用いた高速3D PC−MRA(Rapid 3D PC-MRA Using Spiral Projection Imaging)」(Proc.Intl.Soc.Magn.Reson.Med.13(2005))及び、J.G.PipeとKoladiaによる「螺旋投影イメージング法:新しい高速3D軌跡(Spiral Projection Imaging:a new fast 3D trajectory)」(Proc.Intl.Soc.Mag.Reson.Med.13(2005))において述べられている。本発明は、これらのサンプリング方法の3Dバージョンだけでなく2Dバージョンで利用可能であり、用語の「画素」の使用は、2D又は3D画像のいずれかにおける位置を指すことを意図されている、ことも理解されるべきである。
図9を具体的に参照すると、拡散テンソルMRI方法は、点線301内のステップによって概略的に示されるように、必要な拡散強調画像を取得することによって始まる。前述したパルスシーケンスが図1のMRIシステムで使用され、ループに入って、一連の高度にアンダーサンプリングされたDWI画像が、それぞれの運動感知方向(方向1〜m)で取得される。プロセスブロック305で示されるように、各々のDWI画像は前記パルスシーケンスを用いて取得されるが、ナイキスト規準によって示唆されるよりも、ずっと少ないビューが取得される。好ましい実施態様では、m=12の異なる運動感知方向が取得されるべきであり、各々のアンダーサンプリングされたDWI画像はN/m個のビューを用いて取得される。ここで、Nは完全にサンプリングされたDWI画像のビューの数である。したがって、2D実施態様ではN/m=408/12=34個の投影ビューが取得され、3D実施態様ではN/m=211,000/12=17,617個のビューが取得される。高度にアンダーサンプリングされても、k空間ができるだけ均一にサンプリングされるように、各DWI画像の投影ビューが向けられる。最も重要なことは、各々のアンダーサンプリングされたDWI画像について取得された投影ビューが、他のアンダーサンプリングされたDWI画像について取得された全投影ビューとインタリーブされることである。結果として、決定ブロック307で決定されるように、最後のアンダーサンプリングされたDWI画像が取得されたとき、k空間はm=12の異なる運動感知勾配で完全にサンプリングされている。
これはプロセスのDWIデータ取得段階を完了し、画像再構成が始まる。これは、図1のMRIシステムにおけるデータ処理サーバ22で行われ得るか、k空間データセットが別個のワークステーションへオフロードされて、次の患者のためにMRIシステムが解放され得る。m=12の異なる運動感知方向が取得されても、患者の走査時間は、一つの完全にサンプリングされた画像を取得するのに必要な走査時間へ、実質的に低減されていることが明らかであろう。
次に、依然として図9を参照すると、ループへ入って、各々の取得及びアンダーサンプリングされたk空間画像データセットのためにDWI画像が再構成される。画像再構成プロセスの最初のステップは、プロセスブロック311で示されるように、合成画像k空間データセットを形成することである。これは、再構成されている方向のk空間投影データと、最も近い運動感知方向について取得されたk空間投影データとを組み合わせることによって行われる。次に、プロセスブロック313で示されるように、このデータセットを用いて合成画像が再構成される。この再構成は、通常の画像再構成法を用いて行われる。好ましい実施態様において、この再構成は、k空間サンプルをデカルト座標へ格子変えすること、及び2D又は3D逆フーリエ変換を実行することを含む。
次に、拡散強調画像(diffusion weighted image;DWI)が再構成される。これは、プロセスブロック315で示されるように、高度に限定された逆投影法を使用して行われる。図10を参照すると、高度に限定された逆投影再構成ステップは、現在の運動感知方向について取得されたk空間データセット内の各投影ビューが、逆投影されるループを含む。プロセスブロック229で示されるように、高速逆フーリエ変換を実行することによって、最初にk空間投影ビューがラドン空間へ変換される。次に、プロセスブロック231で示されるように、変換された投影が逆投影される。この逆投影は、前述したように、2Dについては式(2)、又は3Dについては式(3)で実行され、再構成された合成画像を使用して実行される。これは、図5及び図6を参照して詳細に説明された高度に限定された逆投影及び正規化ステップである。プロセスブロック233で示されるように、結果の逆投影値は、再構成されている方向画像へ加えられ、決定ブロック235でテストが行われて、全投影ビューが現在のDWI画像について逆投影されたどうかを判定する。逆投影されていなければ、プロセスブロック237で示されるように、次の投影が処理される。
図9を再び参照すると、決定ブロック321で決定されるように、規定された方向の全てのm=12についてDWI画像が生成されるまで、画像再構成プロセスは各々の取得された運動感知方向についてDWI画像を生成し続ける。規定された方向の全てのm=12についてDWI画像が生成されていなければ、プロセスブロック323で示されるように、次の方向画像が処理される。本発明のこの実施態様では、全ての取得及びインタリーブされた投影ビューよりも少ない投影ビューを使用して、合成画像が各々のDWI方向画像について形成されることに留意すべきである。
プロセスブロック326で示されるように、全てのDWI画像が再構成された後、それらの画像が処理されて、拡散テンソル算出を生成する。拡散テンソル算出において、各々の拡散強調画像画素の強度は、3×3拡散テンソル内の6つの独立変数を算出するのに適している。こうして、拡散テンソルは対角化され、3つの固有値及び3つの固有ベクトルを得る。次に、繊維の特性を表す画像が、6つの値の更なるコンピュータ処理によって決定される。
次に、プロセスブロック328で示されるように、これらの繊維特性画像がインタラクティブ繊維追跡プロセスで使用される。ユーザは、対象の解剖学的画像内の画素を選択することによって、プロセスを開始する。追跡プロセスは画素の接続を含み、繊維特性に基づいて、選択された画素を含む繊維の端部がいつ到達されるかについて最終的に決定を行うことを含む。この繊維追跡プロセス及び拡散テンソル算出は当分野でよく知られており、これらプロセスの詳細な説明については、前記米国特許第6,614,226号明細書、第6,526,305号明細書、第6,642,716号明細書、及び第6,806,705号明細書を参照されたい。
本発明を使用して拡散強調画像を生成する方法には、代替の方法が存在する。具体的には、図11を参照すると、この第二の実施態様における拡散テンソルMRI方法は、点線300で概略的に示されるように、必要な拡散強調画像を取得することによって始まる。前述したパルスシーケンスが図1のMRIシステムで使用され、プロセスブロック302で示される最初のステップは、選択された運動感知方向の一つ(方向1)で、完全にサンプリングされた「マスク」画像を取得することである。好ましい実施態様において、256×256画素2D画像では、ナイキスト規準を満足させるためN=408個のビューが取得され、3D画像ではN=100,000個のビューが取得される。
次に、ループへ入って、それぞれの残りの運動感知方向(方向2〜m)で、一連の高度にアンダーサンプリングされたDWI画像が取得される。プロセスブロック306で示されるように、各々のDWI画像は前述したパルスシーケンスを用いて取得されるが、ナイキスト規準によって示唆されるよりも、ずっと少ないビューが取得される。好ましい実施態様において、m=12の異なる運動感知方向が取得されるべきであり、各々のアンダーサンプリングされたDWI画像はN/m個のビューを用いて取得される。ここで、Nは完全にサンプリングされたDWI画像のビューの数である。したがって、2D実施態様では、各々のDWI画像についてN/m=408/12=34個の投影ビューが取得される。これらの投影ビューは、高度にアンダーサンプリングされても、できるだけ均一にk空間がサンプリングされるように向けられる。最も重要なことは、各々のアンダーサンプリングされたDWI画像について取得された投影ビューが、他のアンダーサンプリングされたDWI画像について取得された全投影ビューとインタリーブされることである。結果として、決定ブロック308で決定されるように、最後のアンダーサンプリングされたDWI画像が取得されたとき、ほとんど全てのk空間が二回目として完全にサンプリングされている。
これはプロセスのDWIデータ取得段階を完了し、画像再構成が始まる。これは、図1のMRIシステムのデータ処理サーバ22で行われ得るか、k空間データセットが別個のワークステーションへオフロードされ、次の患者のためにMRIシステムを解放してもよい。m=12の異なる運動感知方向が取得されていても、患者の走査時間は、2つの完全にサンプリングされた画像を取得するのに必要な走査時間へ実質的に低減されていることが明らかであろう。
依然として図11を参照すると、画像再構成プロセスの最初のステップは、プロセスブロック310で示されるように、方向1について完全にサンプリングされたk空間データセットを再構成することである。この方向1の画像は、通常の画像再構成法を用いて再構成される。好ましい実施態様において、この再構成は、k空間サンプルをデカルト座標へ格子変えすること、次に2D又は3D逆フーリエ変換を実行することを含む。方向1の結果の画像は、更に、下記で説明されるプロセスで使用される「マスク」画像として役立つ。
方向2〜mについて画像を再構成する前に、プロセスブロック312で示されるように、マスク方向1からのk空間データが減じられる。これは、完全にサンプリングされた方向1のk空間データセット内の投影ビューを、方向2〜mのアンダーサンプリングされたk空間データセット内の同じビュー角における対応投影ビューから減じることによって行われる。これは、高度に限定された逆投影法を用いて一層良好に働く疎k空間データセットを作り出すために行われる。結果として、運動感知方向の各々のために、アンダーサンプリングされた「差分」k空間データセット(2−1,3−1,4−1,・・・,m−1)が生成される。
次に、プロセスブロック314で示されるように、単一の完全にサンプリングされた合成画像が生成される。これは、最初に、差分k空間データセット(2−1,3−1,・・・,m−1)内の全てのk空間インタリーブ投影ビューを、方向1のk空間データセットからの投影ビューと組み合わせて、完全にサンプリングされたk空間データセットを形成することによって達成される。次に、標準の画像再構成がこの完全なデータセット上で実行され、合成画像を生成する。前述したように、好ましい実施態様では、格子変えに続く逆フーリエ変換法が使用される。
次に、ループへ入って、運動感知方向2〜mでコード化されたアンダーサンプリングDWI画像が再構成される。これは、プロセスブロック318で示されるように、本発明の高度に制限された逆投影法を使用して行われる。この逆投影再構成は、前述したように、図10で詳細に例示される。合成画像は、現在方向のアンダーサンプリングされた差分k空間データセットと共に使用される。特定の方向2〜mについて差分DWI画像が再構成された後、プロセスブロック320で示されるように、先に再構成された方向1の画像が加えられる。これは、2つの画像における量の画素対画素の加算であり、画像再構成の前に減じられた構造体を復元する。結果は、m個の規定された方向の一つにおけるスピン運動に敏感な拡散強調画像である。
決定ブロック322で決定されるように、規定された全方向のDWI画像が生成されるまで、画像再構成プロセスは継続し、プロセスブロック324で示されるように、各方向についてDWI画像を生成する。
前述したように、これらのDWI画像は326で処理されて繊維特性画像を生成する。これらの画像は繊維追跡プロセス328で使用される。
これまで説明された好ましい実施態様において、12の異なる拡散コード化方向が使用される。しかし、組織内の複雑な繊維構造又は構造体を解決する一層高い解像度の画像を生成するためには、何百という異なる方向で運動コード化された拡散強調データセットを取得することが必要である。例えば、前記の米国特許第6,614,226号明細書で示されるように、400までの異なる運動コード化方向のデータセットが取得されてもよい。そのような場合、合成画像及びマスク画像が前述した方法で形成されるやり方が修正される。
第一に、プロセスブロック310(図11)で再構成されるマスク画像は、異なるやり方で形成され、プロセスブロック312における取得アンダーサンプリングk空間データセットからの減算が修正される。100以上の運動コード化方向における全取得投影ビューを使用するのではなく、再構成されている画像フレームのすぐ周りの運動コード化勾配方向で取得された投影ビューのみが、マスクで使用される。最新技術のフィルタリング逆投影法を用いて高品質のマスク画像を再構成できる十分なビューが使用される。次に、この再構成されたマスク画像が、現在の画像フレーム内のビュー角と同じビュー角で再投影される。次に、これらの投影されたマスク投影ビューは、現在の画像フレーム内の対応する投影ビューから減じられ、後続する高度に限定された逆投影再構成のために所望の「疎」データセットを提供する。
この実施態様において、各々の拡散コード化方向について、異なるマスクが使用される。
同様に、非常に多くの異なる運動コード化勾配方向が取得されるとき、取得された全投影ビューよりも少ないビューから合成画像がプロセスブロック314で再構成される。マスクの場合と同じく、現在の画像フレームの方向を取り巻く運動コード化方向で取得された投影ビューが用いられる。例えば、100の異なる運動コード化方向が取得されるならば、最も近い周囲の10の隣接運動コード化勾配からの投影ビューが用いられる。これらは高品質合成画像の再構成を可能にするのに十分な数である。
マスクの場合と同じく、各々の異なる運動コード化画像フレーム・データセットについて、別個の合成画像が生成される。
本発明の好ましい実施態様に用いられるMRIシステムのブロック図である。 MRIシステムを用いた典型的なフーリエ又はスピンワープ画像取得において、k空間がサンプリングされる方法の図である。 MRIシステムを用いた典型的な投影再構成画像取得における、k空間がサンプリングされる方法の図である。 画像再構成プロセスにおける従来の逆投影ステップの図である。 本発明に従って実現されるステップと同じステップの図である。 3D画像の再構成における高度に限定された逆投影ステップの図である。 インタリーブ投影ビューのk空間サンプリングパターンの図である。 本発明を実施するため図1のMRIシステムで使用される好ましいパルスシーケンスである。 本発明の好ましい実施態様を実施するため図1のMRIシステムで使用されるステップのフローチャートである。 図9の方法で使用される画像再構成法のフローチャートである。 本発明の第二の実施態様を実施するために使用されるステップのフローチャートである。

Claims (12)

  1. 磁気共鳴イメージング(MRI)システムのフィールド・オブ・ビュー(FOV)に置かれた対象の拡散強調画像のセットを生成する方法であって、
    a)前記MRIシステムによって、第一の方向に沿って向けられた運動感知勾配と共にパルスシーケンスを使用して、前記FOVの中に置かれた前記対象の投影ビューのセットを取得するステップであって、前記投影ビューのセットがアンダーサンプリング画像データセットを形成するステップと、
    b)ステップa)を複数回反復するステップであって、前記運動感知勾配が毎回異なる方向に沿って向けられ、前記投影ビューが全てインタリーブされるステップと、
    c)複数の前記アンダーサンプリング画像データセットからの投影ビューを用いて合成画像を生成するステップであって、各合成画像画素の値が、前記FOVの中に置かれた前記対象に関する情報を表示するステップと、
    d)各アンダーサンプリング画像データセットから前記対象の拡散強調画像を
    d)i)前記アンダーサンプリング画像データセット内の取得投影ビューを前記FOVの中へ逆投影し、各々の画像画素の中へ逆投影された前記値を、前記合成画像内の前記対応画素の前記値で重み付けすることと、
    d)ii)各々の画像画素の逆投影された値を総計すること
    とによって、再構成するステップと、
    e)前記拡散強調画像から拡散テンソルを算出するステップと、
    を含む、MRIシステムのFOVに置かれた対象の拡散強調画像のセットを生成する方法。
  2. 各画像画素の逆投影値Snが、ステップd)i)で、
    Figure 2009508656
    (ここで、Pは逆投影されている前記投影ビューの値、Cnは前記合成画像内の対応画素の値、Snは前記逆投影経路に沿ったn番目の画素の値、Nは前記逆投影経路に沿った画素の総数)
    として算出される、請求項1記載の方法。
  3. 前記FOVが3次元であり、3次元画像が生成され、ステップd)で再構成される前記画像I(x,y,z)が、
    Figure 2009508656
    (ここで、総和(Σ)は、画像を再構成するために用いられる全投影ビューにわたり、I(x,y,z)は画素位置x、y、zでの画像値であり、P(r,θ,φ)はビュー角θ、φにおける投影ビューからの逆投影値であり、C(x,y,z)は前記画素位置x,y,zでの前記合成画像値であり、Pc(r,θ,φ)は前記ビュー角θ、φでの前記合成画像からの投影プロファイル値)
    である、請求項1記載の方法。
  4. f)前記FOVの中に置かれた前記対象のマスク画像について投影ビューを取得するステップと、
    g)ステップd)を実行する前に、ステップa)で取得された対応投影ビューからマスク画像投影ビューを減じるステップと、
    を含む、請求項1記載の方法。
  5. h)ステップf)で取得された前記投影ビューからマスク画像を再構成するステップと、
    i)ステップe)を実行する前に、ステップd)で再構成された各拡散強調画像へ前記マスク画像を加えるステップと、
    を含む、請求項4記載の方法。
  6. ステップc)で生成された前記合成画像が、ステップa)で取得された全ての前記アンダーサンプリング画像データセット内の実質的に全ての前記投影ビューから再構成される、請求項1記載の方法。
  7. 異なる合成画像が、ステップd)で再構成された各拡散強調画像についてステップc)で生成され、各々の異なる合成画像が、ステップa)で取得された前記アンダーサンプリング画像データセットの異なるものからの投影ビューを用いて生成される、請求項1記載の方法。
  8. 各々の合成画像が、再構成されている前記アンダーサンプリング画像データセットからの投影ビュー及び再構成されている前記アンダーサンプリング画像データセットの前記運動感知方向に近い方向で運動感知されるアンダーサンプリング画像データセットからの投影ビューを使用して生成される、請求項7記載の方法。
  9. ステップf)で取得された前記マスク投影ビューがインタリーブされて、ステップa)及びb)で取得された前記アンダーサンプリング画像データセットと実質的に同じ前記方向に沿って向けられた勾配を用いて運動感知されるアンダーサンプリングマスク画像データセットを形成する、請求項4記載の方法。
  10. 再構成されている前記アンダーサンプリング画像データセット内の投影ビューに対応するマスク投影ビュー及び再構成されている前記アンダーサンプリング画像データセット内の投影ビューに対応する前記マスク投影ビューの前記運動感知方向に近い方向で運動感知されるアンダーサンプリングマスク投影データセットからのマスク投影ビューを使用してマスク画像を再構成することと、
    再構成されている前記画像データセット内の前記投影ビューの前記ビュー角に対応するビュー角で前記マスク画像を再投影し、前記再投影されたマスク画像の投影ビューをステップg)で使用することと、
    を含む、請求項9記載の方法。
  11. 再構成されている各々のアンダーサンプリング画像データセットについて別個のマスク画像を生成することと、
    各々のマスク画像を再投影することと、
    前記再投影されたマスク画像の投影ビューを、再構成されている前記アンダーサンプリング画像データセット内の対応投影ビューから減じることと、
    を含む、請求項9記載の方法。
  12. ステップe)を実行する前に、各々のマスク画像を、ステップd)で再構成された対応拡散強調画像へ加えることを含む、請求項11記載の方法。
JP2008532387A 2005-09-22 2006-09-21 高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング Expired - Fee Related JP5123191B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US71944505P 2005-09-22 2005-09-22
US60/719,445 2005-09-22
US77431406P 2006-02-17 2006-02-17
US60/774,314 2006-02-17
PCT/US2006/036837 WO2007038206A1 (en) 2005-09-22 2006-09-21 Highly constrained backprojection reconstruction in diffusion weighted mri

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2009508656A true JP2009508656A (ja) 2009-03-05
JP2009508656A5 JP2009508656A5 (ja) 2011-06-16
JP5123191B2 JP5123191B2 (ja) 2013-01-16

Family

ID=37617615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008532387A Expired - Fee Related JP5123191B2 (ja) 2005-09-22 2006-09-21 高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7358730B2 (ja)
EP (1) EP1927011A1 (ja)
JP (1) JP5123191B2 (ja)
WO (1) WO2007038206A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205542A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置、処理装置、および医用画像処理方法
JP2020006163A (ja) * 2018-06-29 2020-01-16 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用情報処理装置、方法及びプログラム

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101384215B (zh) * 2005-03-11 2011-02-16 通用医疗公司 利用最大相干投影的高解析度弥散数据可视化
US7358730B2 (en) * 2005-09-22 2008-04-15 Wisconsin Alumni Research Foundation Diffusion tensor imaging using highly constrained image reconstruction method
JP5113060B2 (ja) * 2005-09-22 2013-01-09 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ ファウンデーシヨン 拍動している心臓の画像の再構成法
US7408347B2 (en) * 2005-09-22 2008-08-05 Wisconsin Alumni Research Foundation Highly constrained magnetic resonance spectroscopy image reconstruction method
US8386013B2 (en) * 2006-04-13 2013-02-26 The Regents Of The University Of California Magnetic resonance imaging (MRI) using ultra short echo times and spiral sampling in K-space
US8120358B2 (en) * 2006-04-13 2012-02-21 The Regents Of The University Of California Magnetic resonance imaging with high spatial and temporal resolution
WO2008085473A1 (en) * 2006-12-27 2008-07-17 The Johns Hopkins University Mri methods using diffusion tensor imaging techniques and mri systems embodying same
BRPI0721412A2 (pt) * 2007-01-02 2014-02-25 Wisconsin Alumni Res Found Métodos para produzir uma imagem aprimorada de contraste de um indivíduo posicionado no campo de visão de um sistema de formação de imagem por ressonância magnética, e para reconstruir uma imagem angiográfica por ressonância magnética aprimorada de contraste com um sistema de formação de imagem por ressonância magnética
US7663364B2 (en) * 2007-02-06 2010-02-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus, image processing apparatus, computer program product, and data storing method
EP1959396B1 (en) 2007-02-19 2012-01-18 Wisconsin Alumni Research Foundation Localized and highly constrained image reconstruction method
EP1959397B1 (en) * 2007-02-19 2019-08-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Iterative HYPR medical image reconstruction
US7602184B2 (en) * 2007-04-30 2009-10-13 The Regents Of The University Of California Magnetic resonance spectroscopic imaging with short echo times
US7671589B2 (en) * 2007-05-02 2010-03-02 Case Western Reserve University Calibrating pMRI with cartesian continuous sampling
US8825138B2 (en) * 2007-09-17 2014-09-02 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for reducing motion artifacts in highly constrained medical images
US8111810B2 (en) * 2007-11-13 2012-02-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for producing highly constrained ultrasound images
EP2232446B1 (en) * 2007-12-20 2013-04-17 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for prior image constrained image reconstruction
US8194937B2 (en) * 2007-12-20 2012-06-05 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for dynamic prior image constrained image reconstruction
WO2009091824A1 (en) * 2008-01-14 2009-07-23 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for prior image constrained progressive image reconstruction
WO2009117211A2 (en) * 2008-03-18 2009-09-24 University Of Washington Improved motion-sensitized driven equilibrium blood-suppression sequence for vessel wall imaging
US8326054B2 (en) * 2008-11-26 2012-12-04 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for prior image constrained image reconstruction in cardiac cone beam computed tomography
TWI383168B (zh) * 2009-04-06 2013-01-21 Univ Nat Taiwan Conversion device for nuclear magnetic resonance analysis and method thereof
US8274283B2 (en) * 2009-04-27 2012-09-25 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus for diffusion tensor magnetic resonance imaging
US8111893B2 (en) * 2009-06-09 2012-02-07 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for dynamic prior image constrained image reconstruction
US8274284B2 (en) * 2009-10-06 2012-09-25 Northshore University Healthsystem Parallel-accelerated complex subtraction MRI
US8761478B2 (en) * 2009-12-15 2014-06-24 General Electric Company System and method for tomographic data acquisition and image reconstruction
US8204172B1 (en) * 2010-03-17 2012-06-19 General Electric Company System and method of prior image constrained image reconstruction using short scan image data and objective function minimization
US8483463B2 (en) 2010-05-19 2013-07-09 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for radiation dose reduction using prior image constrained image reconstruction
CN102054281B (zh) * 2010-12-29 2012-12-26 中国科学院深圳先进技术研究院 弥散加权成像方法及系统
US8781243B2 (en) 2011-01-07 2014-07-15 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for constrained reconstruction of high signal-to-noise ratio images
DE102011006851B4 (de) * 2011-04-06 2012-12-06 Siemens Aktiengesellschaft Gruppierung von diffusionsgewichteten MR-Bildern nach den verwendeten Diffusionsgradienten zur Erstellung einer Diffusionsinformation
US8482284B2 (en) * 2011-07-01 2013-07-09 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for determining and ordering K-space views and diffusion weighting directions
KR101351583B1 (ko) 2012-10-10 2014-01-16 한국과학기술원 의료 영상 이미징 방법, 그에 따른 의료 진단 장치 및 그에 따른 기록 매체
US9234952B2 (en) 2013-03-11 2016-01-12 Wisconsin Alumni Research Foundation System and method for determining k-space views and diffusion weighting directions using centroidal voronoi tessellations
US9208588B2 (en) 2013-09-25 2015-12-08 Wisconsin Alumni Research Foundation Fast statistical imaging reconstruction via denoised ordered-subset statistically-penalized algebraic reconstruction technique
US10634753B2 (en) * 2015-07-15 2020-04-28 Koninklijke Philips N.V. MR imaging with motion detection
CN107576924B (zh) * 2017-08-07 2019-10-11 上海东软医疗科技有限公司 一种磁共振动态成像方法和装置
US10649056B2 (en) * 2017-09-08 2020-05-12 Siemens Healthcare Gmbh Free-breathing 3D body diffusion imaging using motion-compensated diffusion preparation and motion robust readout

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751250A (ja) * 1993-06-12 1995-02-28 Philips Electron Nv 一連のmr画像を形成する方法及びその方法を実施する装置
JPH10155767A (ja) * 1996-11-16 1998-06-16 Philips Electron Nv 動きアーティファクトを除去する磁気共鳴方法及び装置
JP2001526067A (ja) * 1997-12-12 2001-12-18 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン 放射状投影を使用した迅速取得磁気共鳴イメージング
JP2005509471A (ja) * 2001-11-12 2005-04-14 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング
JP2009500115A (ja) * 2005-07-08 2009-01-08 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン Ct画像の逆投影再構成法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5603322A (en) 1993-01-19 1997-02-18 Mcw Research Foundation Time course MRI imaging of brain functions
EP0627633A1 (en) 1993-05-18 1994-12-07 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for magnetic resonance imaging
DE4436688A1 (de) 1994-10-13 1996-04-25 Siemens Ag Computertomograph
US6487435B2 (en) 1998-04-10 2002-11-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Magnetic resonance angiography using undersampled 3D projection imaging
US6845342B1 (en) * 1999-05-21 2005-01-18 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Determination of an empirical statistical distribution of the diffusion tensor in MRI
US6490472B1 (en) 1999-09-03 2002-12-03 The Mcw Research Foundation, Inc. MRI system and method for producing an index indicative of alzheimer's disease
CA2410892A1 (en) 2001-02-28 2002-11-29 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Multi-radiation source x-ray ct apparatus
US6445184B1 (en) * 2001-11-20 2002-09-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Multiple gradient echo type projection reconstruction sequence for MRI especially for diffusion weighted MRI
US7034531B1 (en) * 2003-01-09 2006-04-25 The General Hospital Corporation Diffusion MRI using spherical shell sampling
GB0321895D0 (en) 2003-09-18 2003-10-22 Inst Of Cancer Res The A method and apparatus for image reconstruction
JP2007518485A (ja) 2004-01-14 2007-07-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 正規化可変密度センス
US7218110B2 (en) * 2005-09-02 2007-05-15 Toshiba America Mri, Inc. Method and apparatus for diffusion magnetic resonance imaging with the effects of eddy currents compensated
US7358730B2 (en) * 2005-09-22 2008-04-15 Wisconsin Alumni Research Foundation Diffusion tensor imaging using highly constrained image reconstruction method

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751250A (ja) * 1993-06-12 1995-02-28 Philips Electron Nv 一連のmr画像を形成する方法及びその方法を実施する装置
JPH10155767A (ja) * 1996-11-16 1998-06-16 Philips Electron Nv 動きアーティファクトを除去する磁気共鳴方法及び装置
JP2001526067A (ja) * 1997-12-12 2001-12-18 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン 放射状投影を使用した迅速取得磁気共鳴イメージング
JP2005509471A (ja) * 2001-11-12 2005-04-14 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン インターリービングされた投影−再構成データを使用する三次元位相コントラスト磁気共鳴イメージング
JP2009500115A (ja) * 2005-07-08 2009-01-08 ウイスコンシン アラムナイ リサーチ フオンデーシヨン Ct画像の逆投影再構成法

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN5008015009; MISTRETTA C A: 'Highly Constrained Backprojection for Time-Resolved MRI' MAGNETIC RESONANCE IN MEDICINE Vol.55, 20051209, pp.30-40 *
JPN5008015010; HUANG Y: 'Time-Resolved 3D MR Angiography by Interleaved Biplane Projections' ISMRM Vol.13, 20050507, p.1707 *
JPN5008015067; ALEXANDER AL: 'Diffusion Tensor Imaging with HighlY constrained backPRojection(HYPR)' ISMRM , 20060506, p.858 *
JPN6012021572; Andrew V.Barger et al.: 'Time-resolved contrast-enhanced imaging with isotropic resolution and broad coverage using an unders' Magnetic Resonance in Medicine Vol.48 No.2, 2002, pp.297-305 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019205542A (ja) * 2018-05-28 2019-12-05 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置、処理装置、および医用画像処理方法
JP7140551B2 (ja) 2018-05-28 2022-09-21 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置、処理装置、および医用画像処理方法
JP2020006163A (ja) * 2018-06-29 2020-01-16 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用情報処理装置、方法及びプログラム
JP7355532B2 (ja) 2018-06-29 2023-10-03 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用情報処理装置、方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US7358730B2 (en) 2008-04-15
US20070156045A1 (en) 2007-07-05
JP5123191B2 (ja) 2013-01-16
EP1927011A1 (en) 2008-06-04
WO2007038206A1 (en) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5123191B2 (ja) 高度に限定された画像再構成法を使用する拡散テンソル・イメージング
JP5737725B2 (ja) 局所化および高度に限定された画像再構成法
JP5113060B2 (ja) 拍動している心臓の画像の再構成法
JP5113061B2 (ja) 運動コード化mr画像の高度に限定された再構成
JP5167125B2 (ja) アンダーサンプリングされたmriの限定的な逆投影再構成法
JP5123192B2 (ja) 機能的磁気共鳴イメージング用の、画像の取得及び再構成の方法
EP2572335B1 (en) Method for radiation dose reduction using prior image constrained image reconstruction
JP5325795B2 (ja) 位相差合成画像を用いた高度に制約された逆投影再構成法を利用した造影mra
US7408347B2 (en) Highly constrained magnetic resonance spectroscopy image reconstruction method
US20080024131A1 (en) Method for Measuring the Microarchitecture of Complex Tissue with MRI
JP2009508654A (ja) 高度に限定された磁気共鳴スペクトロスコピー画像再構成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees