JP2009508065A - ラジアルシールおよび製作方法 - Google Patents
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Abstract
Description
1.技術分野
この発明は、概してラジアルシールに関する。より特定的には、この発明は、ラジアルシャフトシールなどの、エラストマケーシング層に直接接着される、向上したフッ素共重合体のラジアルシールに関する。
車両エアコン用コンプレッサ、過給機、パワーステアリングポンプおよびエンジンクランクシャフトの主回転軸を封止する際に用いられるよう設計されるラジアルシャフトシールは、封止すべき流体または気体に面する第1の封止要素が天然または合成のゴムなどのエラストマであるよう設計された、複数の封止要素を利用することができる。エラストマは、一般に、シャフトに対するシールを与えるのに十分な可撓性および弾性を有する。一般に、より堅く、摩擦がより小さく、かつ化学的耐性のある第2の封止要素がエラストマシールの後ろかつエラストマシールと並行して位置決めされ、より堅い耐摩耗性シールの封止縁部と後ろのより弾性のエラストマ封止要素の封止縁部との間に軸方向のギャップが与えられる。第2の封止要素は、一般には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素共重合体、または、PTFEの機械特性、摩擦特性もしくは他の特性を制御するための1つ以上の公知の充填材を組込んだ充填PTFE材料から作られる。
では、PTFE封止要素を主要な封止要素として組込んだいくつかのシール設計が開示される。
この発明は、ラジアルシャフトシールなどのラジアルシールであって、フッ素共重合体封止要素を有し、フッ素共重合体封止要素はエラストマケーシングに接着され、それが次に剛性の金属ケーシングなどの剛性ケーシングに接着されている。この発明のラジアルシールはさらに、シールの設置、試験(すなわち空気漏れ試験)または動作をさらに増強し得る、汚れ排除リップおよび静的な空気シールなどエラストマケーシングに成型された付加的な機構を組込んでいてもよい。
来の設置構成シールと逆レイダウン設置構成シールとの相違を減じる。この発明のラジアルシールの構成はむしろ双方向レイダウン構成を示す。さらに、この特徴は、シールの設置端部に近い方であっても遠い方であっても、最高レベルの予圧と、したがって最大封止力とが封止すべき表面に加えられるように、フッ素共重合体要素において予圧レベルを配向する能力と組合わせることができる。たとえば、フッ素共重合体要素は、シールの設置を促進するために、封止表面に加えられる封止力が設置端部に近付くとより小さくなるように予圧レベルのプロファイルが配向されて、シールに位置してもよい。
この発明は、回転するラジアルシールシャフトについて流体の通過を封止するためのラジアルシャフトシールである。このラジアルシャフトシールは、主要な封止部材として、エラストマケーシングに接着され、それが次に剛性ケーシングに接着される、予圧されたフッ素共重合体シールを有する。使用において、予圧されたフッ素共重合体シールは、ラジアルシールシャフトの封止表面と流体気密で封止接触する。ラジアルシャフトシールは、流体の通過を封止するための多くのラジアル回転シャフトのシール用途、特にクランクシャフトシールを含むいくつかの自動車用途に適する。示されないが、この発明は、ユニット化する摩耗スリーブ要素が環状シャフトに配置される、摩耗スリーブ要素を備えたシールにも等しく適用されることも理解される。
剛性ケーシング12を含む。シール10はまた、好ましくは少なくとも部分的に内表面16内で剛性ケーシングに位置決めされ、好ましくは少なくとも部分的に内表面16で剛性ケーシング12に接着される、エラストマケーシング18を含む。エラストマケーシング18はまた、外表面14上に部分的に配置され、外表面14に接着されてもよい。エラストマケーシング18はさらに、本願明細書にさらに記載されるように、フッ素共重合体シール要素が動的な封止要素として働くシャフトを収容する装置に対し、封止すべき流体に静的シールを与えるために利用されてもよい。エラストマケーシング18は、ばね部材20を有する。ばね部材20は剛性ケーシング12からから軸方向に延在しており、そして内径方向に延在している。ばね部材20は、概して、剛性ケーシング12の内表面16に沿って軸方向に延在しており、そして内表面16から離れるように内径方向に延在している。しかしながら、剛性ケーシング12の形状および軸方向のばね部材20の配向および形状に依存して、たとえば、剛性ケーシング12が内径方向に湾曲するJ形状を有する場合などは、軸方向のばね部材20は、外表面14から外径方向に延在し、かつ軸方向に沿って延在してもよい。軸方向のばね部材20は、一方端24および対向端26においてエラストマケーシング18から接着表面30を有するシール取付部分28まで延在するネック部分22を有する。シール取付部分28は、概して軸方向のばね部材20のネック部分22以外の残部を含む。シール10はさらに、外部すなわち接着表面34および内部すなわち封止表面36を有する、予圧された、滑らかで摩擦係数が低いフッ素共重合体シール32をも含む。軸方向のばね部材20は、ラジアルシール10の長手軸40に沿って軸方向に延在し、封止される表面に対してばね部材20およびフッ素共重合体シールを付勢しようとするばね力を概して及ぼす。径方向のネック部分22は、いくつかのネック部形状および断面プロファイル、たとえば円錐台形の径方向要素を形成する概して線形または曲線から成るプロファイル(図1および図2)、回旋状の円錐台形の径方向要素を形成する回旋状のプロファイル(図3および図4)、収束するベローズ形状の径方向要素を形成する起伏のあるまたは波状のプロファイル(図4および図5)など、ならびに他の多くのネック部形状および断面プロファイルのいずれを有していてもよい。ネック部分22により、ラジアルシール10が、シールの長手軸およびシャフトの長手軸に対する、またはシャフトの回転時のシャフトの動的な偏心もしくは振れについての、僅かな誤整列に対応することが可能になる。これは、先行技術のシール設計に対してこの発明の著しい利点である。軸方向のばね部材20には、ネック部分22の対向端26において、軸方向に延在する取付部分28が取付けられる。取付部分28は、フッ素共重合体シール32の全長に沿って延在する。図3および図4において、取付部分28の断面厚さ(t)は、ネック部に接合するところ以外は、その長さに沿って概して一定として示される。これは、ラジアルシールがシャフトに設置されるとき、取付部分28がフッ素共重合体シール32に概して一定の封止圧力を与えることを可能にする。シール取付部分28の厚さが、予圧されたフッ素共重合体シール32の厚さの2分の1を越えることが好ましい。ラジアルシール10の多くの用途について、約0.010−0.060インチの範囲の厚さが取付部分28に好適であると考えられる。しかしながら、図2、図5および図6に示されるように、取付部分28の厚さはその長さに沿って変動してもよく、その結果、ばね部材20の一部として取付部分28が与える封止圧力は、プロファイル厚さに従ってその長さに沿って同様に変動する。厚さはいかなる好適なプロファイルに従って変動してもよい。図2、図5および図6では、プロファイル厚さは、最大厚さt2から最小厚さtlまで直線的に変動する。厚さプロファイルは、示されるように直線的に変動してもよく、またはインボリュート状でも、回旋状でも、他の曲線から成るプロファイルであってもよい。断面厚さプロファイルは、当然、ばね部材20のばね特性を変え、シール10および予圧されたフッ素共重合体シール32となるばね圧縮力が、本願明細書にさらに記載されるように、干渉状態でシャフト38にわたって設置される。
用いられるPTFEなどのフッ素共重合体は、フッ素共重合体の機械特性、摩擦特性または他の特性を修正するため用いられるさらにいくつかの充填材または他の材料のうちいずれかを組込んでいてもよい。フッ素共重合体シール32の予圧された状態は、好ましくはPTFE座金または中空円板であるフッ素共重合体プリフォーム72を塑性変形し、その結果の残余の内部応力レベルをフッ素共重合体シール32における予圧として生成するのに十分に、プリフォーム72を引伸ばすことによって生成される(図8を参照)。シールの長さに沿った予圧および予圧プロファイルの大きさは、本願明細書にさらに記載されるように影響を受けて変動してもよい。シール10はさらに、予圧された、摩擦係数の低いフッ素共重合体シール32の外部表面すなわち接着表面34をシール取付部分28の接着表面30に接合する接着インターフェース33を含む。シール取付部分28は、対になるシャフト38または他のシールがもたらされる表面で係合されると、予圧されたポリテトラフルオロエチレンシールなどの、予圧された、滑らかで、摩擦係数が低いフッ素共重合体シール32の封止表面36の全体に沿って封止接触を与えるように動作可能である。フッ素共重合体シール32は、連続的なスパイラル、螺旋形、またはねじ切られた溝などの溝60を封止表面36に組込んでもよく、溝はシールの流体または油側に向って傾いているのが好ましい。このような溝または溝パターンは周知であり、ラジアルシール10および封止表面の相対的な回転に応じて流体力学的なポンプ作用をもたらす。溝60(または複数の溝60)の深さはその長さに沿って一定でも、またはフッ素共重合体シールの一方端から他方端に向かって深さが変動してもよい。連続的な溝60はさらに、封止すべき流体を止めるか蓄積するためにラジアルシール10の動作中に用いられる、周知の1つ以上の不連続な外周溝またはチャネル(示されない)を単独で、または連続的な溝とともに含んでもよい。溝60は、連続的でも不連続でもその組合せでも、コイニングまたは機械加工などの周知の成形加工方法を用いて形成され得る。溝60は、封止表面36上に形成される突起したリブを交互に構成してもよい。フッ素共重合体シール32は、予圧されたフッ素共重合体シール32の外表面上にエラストマの射出成形によってもたらされる接着などの従来の手段によって、接着インターフェース33において、エラストマケーシング18の取付部分28の接着表面30に化学的に直接に接着されるのが好ましい。エラストマケーシングを成型し、フッ素共重合体シール32と取付部分28との化学的接着をもたらすために用いられる方法は周知である。
全体が封止表面46と封止接触するようにシャフト38に設置される。フッ素共重合体封止要素32の封止表面36全体がシャフト38の封止表面46に沿って全面接触していることはこの発明の重要な特徴であり、関連技術のシール設計に対する著しく有利な向上を表す。図1に示されたこの発明の実施例は従来のラジアルシール10の配向を表し、シールの自由端および設置端部44は、シールの大気側から反対向きであって、シールの油側、またはより一般的には流体側200に最も接近して配向される。ラジアルシール10がシャフト38に組立てられると、200として示される領域は、囲まれた領域または封止された領域であって油側と呼ばれる一方、100として示される領域は、封止された領域の外部にあって空気側と呼ばれる。
を排除するよう動作可能であるような形状で位置決めされる。図2および図13に示されるように、付加的な排除リップが組込まれてもよい。予圧されたフッ素共重合体シール32の動的な封止特性に有害な影響を及ぼすことなくシールリップ56および排除リップ58を組込む能力は、この発明の別の重要な利点である。
付部分28は、シャフト38の対になる表面46で係合されると、封止表面36の全体に沿って、予圧されたフッ素共重合体シール32の封止接触を与えるよう動作可能である。この方法300は、2003年2月13日付けの同時係属する米国特許出願連続番号第10/366,253号(事件整理番号71024−211)に記載されるような予圧されたフッ素共重合体シール32の形成方法と同様の方法を用い、引用によってその全体が本願明細書に援用される。この係属中の出願のシールは、これらのシールのエラストマ要素が動的ラジアルシールの一部を含むことと、フッ素共重合体封止要素はフッ素共重合体要素の全長に沿っては封止しないこととにおいてこの発明のシールとは異なるが、フッ素共重合体要素を引伸ばし、予圧する方法は、方法300の局面との類似点を有する。
る工程も受けない。
Claims (50)
- 剛性ケーシングと、
前記剛性ケーシング内部に位置決めされて前記剛性ケーシングに接着されたエラストマケーシングとを含み、前記エラストマケーシングは、前記剛性ケーシングから内径方向に延在し、かつ前記剛性ケーシングに沿って軸方向に延在する軸方向のばね部材を有し、前記軸方向のばね部材は、前記エラストマケーシングから延在するネック部分および前記ネック部分に取付けられて接着表面を有するシール取付部分を含み、さらに
接着表面および封止表面を有する予圧されたフッ素共重合体シールと、
予圧されたフッ素共重合体シールの前記接着表面を前記シール取付部分の前記接着表面に接合する接着剤とを含み、前記シール取付部分は、シャフトの対になる表面で係合されると前記封止表面全体に沿ってフッ素共重合体シールの封止接触を与えるよう動作可能である、ラジアルシール。 - 前記剛性ケーシングは金属を含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記金属は鋼を含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記剛性ケーシングは剛性プラスチックまたは剛性プラスチック複合物を含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記剛性ケーシングは径方向の部分および軸方向の部分を含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記剛性ケーシングは、前記径方向の部分の少なくとも内部表面に沿って前記エラストマケーシングに接着される、請求項5に記載のラジアルシール。
- 前記エラストマケーシングは前記径方向の部分の少なくとも外部表面に沿って前記剛性ケーシングに接着される、請求項5に記載のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールはポリテトラフルオロエチレンを含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは前記封止表面に形成された封止溝を有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記封止溝は、前記封止表面の径方向のまわりに延在し、前記封止表面の軸方向に沿って延在する連続的な溝であり、連続的な溝および/または外周溝の少なくとも1つである、請求項9に記載のラジアルシール。
- 前記封止溝は前記封止表面に沿って軸方向に異なる深さを有する、請求項10に記載のラジアルシール。
- 前記封止溝は外周溝である、請求項8に記載のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは前記封止表面に形成された複数の封止溝を含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記ネック部分は実質的に線形のプロファイルを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記ネック部分は実質的に曲線から成るプロファイルを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記ネック部分は実質的に回旋状のプロファイルを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記ネック部分は実質的にベローズ形状のプロファイルを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは、内径を有するフッ素共重合体座金を前記内径の約5%−180%の範囲で径方向に引伸ばすことにより予圧される、請求項1のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは前記封止表面に沿って軸方向に異なる内部応力を有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記シール取付部分および前記予圧されたフッ素共重合体シールは、対になるシャフト上の前記封止表面に締りばめを与えるよう動作可能であり、前記シール取付部分は、シャフトに径方向の圧縮力を加えることによって対になるシャフトで係合されると前記封止表面の全体に沿ってフッ素共重合体シールの封止接触を与えるよう動作可能である、請求項1のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは厚さを有し、前記シール取付部分は厚さを有し、前記シール取付部分の前記厚さは前記予圧されたフッ素共重合体シールの前記厚さの4分の1を越える、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記予圧されたフッ素共重合体シールは約0.010−0.060インチの範囲の厚さを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記シール取付部分は、前記予圧されたフッ素共重合体シールの前記接着表面にわたって実質的に同じ厚さを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記シール取付部分は、前記予圧されたフッ素共重合体シールの前記接着表面にわたって軸方向に異なる厚さを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記シール取付部分は、前記予圧されたフッ素共重合体シールの前記接着表面のまわりで径方向に異なる厚さを有する、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記エラストマケーシングは、前記シールリップに適用される軸方向力に応答してシャフトの対になる表面との静的な封止接触を与えるよう動作可能なシールリップをさらに含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- 前記エラストマケーシングは、前記予圧されたフッ素共重合体シールの前記封止表面および前記シャフトからの異物の排除をもたらすよう動作可能な、内径方向および軸方向に延在する排除部をさらに含む、請求項1に記載のラジアルシール。
- エラストマケーシングは、鋳型のばりの除去のための引裂き線を与えるよう動作可能な、少なくとも1つの薄くなった部分を含む、請求項1に記載のラジアル。
- ラジアルシャフトシールを製作する方法であって、
内径および外径を有する予圧されたフッ素共重合体シールを形成するために、心棒装置を利用して、少なくとも内径について、内径および外径を有するフッ素共重合体シールプリフォームを引伸ばすステップと、
接着表面および封止表面を有する予圧されたフッ素共重合体シールを鋳型キャビティを有する鋳型に配置するステップとを含み、接着表面は鋳型キャビティに露出され、
剛性ケーシングを予圧されたフッ素共重合体シールに近接して鋳型キャビティ内に配置するステップと、
前記剛性ケーシングの内部に位置決めされて前記剛性ケーシングに接着され、剛性ケーシングから内径方向に延在しかつ剛性ケーシングに沿って軸方向に延在する軸方向のばね部材を有する、エラストマケーシングを成型するために、エラストマ材料を鋳型キャビティに導入するステップとを含み、軸方向のばね部材は、エラストマケーシングから延在するネック部分と、ネック部分に取付けられて接着表面を有するシール取付部分とを含み、ネック部分は予圧されたフッ素共重合体シールの接着表面をシール取付部分の接着表面に接合する接着剤を有し、シール取付部分は、シャフトの対になる表面で係合されると封止表面全体に沿ってフッ素共重合体シールの封止接触を与えるよう動作可能である、方法。 - フッ素共重合体シールプリフォームを少なくとも内径について引伸ばす前記ステップは、内径の約5%−180%の範囲でプリフォームを引伸ばすステップを含む、請求項29に記載の方法。
- フッ素共重合体シールプリフォームを引伸ばす前記ステップは外径についてプリフォームを引伸ばすステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
- フッ素共重合体シールプリフォームを少なくとも内径について引伸ばす前記ステップは、心棒装置のテーパ状の外表面に沿ってフッ素共重合体シールプリフォームを滑らせるステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
- テーパ状の外表面に沿ってフッ素共重合体シールプリフォームを滑らせる前記ステップは、テーパ状の表面に沿って拡張し、かつフッ素共重合体シールプリフォームの接着表面および封止表面のうち1つとの接触を維持するよう適合された、拡張可能なプッシャ工具を用いて実行される、請求項29に記載の方法。
- 心棒装置が鋳型に分離可能に取付けられる、請求項29に記載の方法。
- 鋳型は一体型心棒装置を含む、請求項29に記載の方法。
- 接着表面および封止表面を有する予圧されたフッ素共重合体シールを鋳型に配置する前記ステップは、予圧されたフッ素共重合体シールを鋳型のポスト表面に配置するステップを含む、請求項29に記載の方法。
- ポスト表面は、第1の端部直径および対向する第2の端部直径を有するテーパ状の円筒状表面であり、第2の端部直径は第1の端部直径よりも大きい、請求項36に記載の方法。
- 配置する前記ステップは、予圧されたフッ素共重合体シールを、内径は第1の端部直径に近接して、外径は第2の端部直径に近接してポスト表面に配置する、請求項36に記載の方法。
- 第2の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの外径よりも大きい、請求項40
に記載の方法。 - 第1の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの内径よりも大きい、請求項40に記載の方法。
- 第2の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの外径よりも大きく、第1の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの内径よりも大きい、請求項40に記載の方法。
- 第2の端部直径および第1の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの外径よりも各々大きい、請求項40に記載の方法。
- 配置する前記ステップは、予圧されたフッ素共重合体シールを、内径は第2の端部直径に近接して、外径は第1の端部直径に近接してポスト表面に配置する、請求項37に記載の方法。
- 第2の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの外径よりも大きい、請求項43に記載の方法。
- 第1の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの内径よりも大きい、請求項43に記載の方法。
- 第2の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの外径よりも大きく、第1の端部直径はフッ素共重合体シールプリフォームの内径よりも大きい、請求項43に記載の方法。
- 第2の端部直径および第1の端部直径はそれぞれフッ素共重合体シールプリフォームの外径より大きい、請求項43に記載の方法。
- 鋳型キャビティにエラストマ材料を導入する前記ステップは射出成形を含む、請求項29に記載の方法。
- エラストマの射出成形は周囲気温および圧力よりも高い圧力および圧力で実行される、請求項48に記載の方法。
- 周囲気温および温度圧力よりも大きい温度および圧力の少なくとも1つにおいて硬化するステップをさらに含む、請求項49に記載の方法。
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