JP2009507549A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、X線源20、X線検出器18及び分割されたキャリアを有するX線検査装置10に関し、X線源及びX線検出器は、アイソセンタ32の周りを共に回転可能である。分割されたキャリアは、X線源及びX線検出器が実装されるメインアーム12と、メインアームが実装される少なくとも1つの予備アーム22とを含む。第1の予備アームは、アイソセンタを通じる第1の回転軸30の周りを回転可能である。本発明は、患者に対する検査角のより自由度の大きい選択を提供することを可能にする改善されたX線検査装置を提供する。

Description

本発明は、広く医療検査装置の分野に関する。より詳しくは、本発明は、X線源及びX線検出器を備えるメインアームを有するX線検査装置を指向するものである。
X線検査装置の分野においては、出来る限り広い角度の身体検査をなすよう装置を設計するためになされている継続した努力がある。これはまた、その装置を扱うスタッフのための人間工学的に良好に機能する装置と組み合わされることも必要である。これは、医療スタッフが、例えば手術を行うために患者に容易に手を掛けることができ、同時に患者の検査が様々な角度から行われようとするときに患者の位置を変える必要がないものとすべきであることを意味している。これは相当な課題である。
これを行うのに、X検査装置のために提案される多数の方策が存在している。このような方策の1つは、いわゆるCアーク法であり、C状アーム又はアークの一端にX線源を設け当該X線源に面してC状アームの他端にX線検出器を設けるものである。そしてこのC状アームは、案内システムを用いてアイソセンタの周りを回転可能である。このC状システムは、大きな回転角度を許容するが、反面、患者のカバー範囲に関して通常は制限される、すなわち患者又は当該システムを動かすことなしに患者の身体全体を検査することができないのが普通である。このような案内システムはさらに、しばしば複雑で嵩張るものであり、患者へのアクセスを制限することがある。
もう1つのシステムは、いわゆるGベースシステムであり、G状アーム又はアークが代わりに用いられるものである。このアークは、良好な患者のカバー範囲を許容するが、反面、サポートされる検査角度についてはより制限されるものである。また、この装置は、大きな案内システムを用いる。
米国特許出願に係る文献のUS2004/000820は、放射線レシーバ及び放射線源を備えたメインC状アームを有するX線検査装置の使用形態を記述しており、そこではこれらユニットが互いに向き合っている。このメインアームは、アイソセンタの周りを回転可能である。C状アームは、装置移動メカニズムに接続される。この装置移動メカニズムは、部屋の天井、壁又は床に結合され、当該装置全体の移動を可能にするために2つの回転軸を提供する。
しかしながら、患者について検査角の選択のさらにより大なる自由を可能にする別のX線検査装置を提供することは関心の高いものとなると思われる。
したがって本発明の1つの目的は、改善されたX線検査装置、特に患者に対する検査角の選択のより一層の自由、すなわち患者へのアクセス容易性を提供するものを提供することである。
本発明によれば、この目的は、
・X線源と、
・X線検出器と、
・アイソセンタの周りに共に回転可能なX線源及びX線検出器と、
・分割されたキャリアと、
を有するX線検査装置であって、前記キャリアは、
・前記X線源及びX線検出器が実装されるメインアームと、
・前記メインアームが実装される少なくとも1つの第1の予備アームと、
を含み、前記第1の予備アームは、前記アイソセンタを通じた第1の回転軸の周りを回転可能である、
X線検査装置により達成される。
本発明は沢山の利点を有する。本発明は、患者へのアクセス容易性を制限することなく、良好な患者のカバー範囲と併せた大きな回転自由を有する。本装置はさらに、特性上非常に広範なものであり、幾多の用途向けに使用可能である。したがって本発明は、広い範囲の検査タイプに対して非常に適している。本発明による装置はさらに、非常に順応性の高いものであり、幾つもの様々なタイプの医療検査用途のために用いることを可能にする。また、それは、限定された数の移動部が設けられるという点でコンパクトかつ簡素である。他の利点は、本発明が3D復元のために用いられる場合、広い角度範囲があるためにより大きなデータセットを得ることができることである。
請求項2によれば、前記メインアームは、前記メインアームがその周りに回転することのできる前記アイソセンタを通じる第2の回転軸を形成する第1の機械的結合器により前記第1の予備アームに回転可能に実装され、前記第1の予備アームは、前記第1の回転軸を規定する第2の機械的結合器に接続され、前記第1の軸及び第2の軸は、それらの間に第1の角を形成する。これにより、無用に医療スタッフ及び検査中の患者を遮らないようにメインアームの移動が可能となる。回転軸を規定する機械的結合器は回転のために設けられるので、同様の剛性及び精度を得るためにこのような機械的結合器と比べて通常は高価で複雑かつ嵩張る大きな湾曲形案内の必要性がない。このため、当該装置のためのケーブルを設けるのがさらに一層容易になる。
請求項3によれば、前記第1の回転軸を提供する前記第2の機械的結合器を介して前記第1の予備アームに接合され、他の構成部に取り付けられるための第3の機械的結合器が設けられた第2の予備アームを有し、請求項4によれば、前記第3の機械的結合器は、前記第2の予備アームがその周りで回転可能な前記アイソセンタを通じる第3の回転軸を提供し、前記第1及び第2の回転軸は、それらの間に第2の角を形成する。これにより、さらに一層、当該順応性を高め、提供可能な検査角度の数を増やすこととなる。
請求項5によれば、前記第1及び第2の角が等しい。この特徴により、当該装置がその構成においてよりコンパクトになることが可能となる。
請求項6によれば、前記第3の機械的結合器は、前記第2の予備アームに回転可能に接続されている。この特徴は、当該装置の位置決めにおける順応性を得ることができるという利点がある。
請求項7によれば、各予備アームは、少なくとも機械的結合器の間においてそれが接続される各アームの形状を補完する形状を有するものであり、請求項8によれば、前記メインアームは、前記第1の機械的結合器により規定される第1の位置と、前記第2の機械的結合器と前記アイソセンタとの間において前記第1の回転軸を横切ることの可能な第2の位置との間において少なくとも1つの湾曲した部分を含む。これらの特徴は、他のアームの回転を妨害することを避け、コンパクトなデザインを提供するという利点がある。
請求項9によれば、前記第1の角は、90度以下である。
請求項10によれば、前記第1の角は、50ないし70度の間にある。この特徴は、アイソセンタに向かう種々の角度を得るために大きな自由度をもって装置を回転させることを可能にすると同時に、患者の身体全体への容易なアクセスを可能にする。
本発明の1つの有利なバージョンによれば、第1及び第2の予備アームが等しく長いものとされる。
本発明の他の有利なバージョンによれば、第3の機械的結合器が天井、壁又は床に接続される。この特徴は、当該装置が無用に医療スタッフの邪魔をしないように配置されることを可能にする。
本発明のさらに他の有利なバージョンによれば、回転軸を提供する各機械的結合器は、軸受又は軸受様素子の形態とされる。
本発明の基本的思想は、X線源及びX線検出器がアイソセンタの周りを共に回転可能とした、X線源及びX線検出器を有するX線検査装置を提供することである。この装置はさらに、X線源及びX線検出器が実装されたメインアームと、当該メインアームが取り付けられた少なくとも1つの第1の予備アームとを含む分割されたキャリアを有する。第1の予備アームは、アイソセンタを通じて第1の回転軸の周りを回転可能である。このようにして、本発明は、改善されたX線検査装置、特に、患者に対する検査角度の選択のより大きな自由を提供することができるものを提供する。
本発明のこれらの態様及びその他の態様は、以下に説明される実施例に基づいて明らかとなる。
以下では本発明を添付図面とともに詳しく説明する。
本発明は、広く、患者の身体を検査するためのX線検査装置を指向するものである。以下では、C状メインアーム又はアークを有する装置を説明する。但し、本発明は、例えばG状アームなど、当該メインアームの他の構成とともに用いることができる。実際、本発明は、アームを形成可能なようにして大きな自由を提供するものである。
図1は、第1の例示位置における本発明によるX線検査装置10の実施例の断面図を示している。本発明による装置10は、メインアーム12とここでは2つとされている複数の予備アーム22及び34とを含む分割されたキャリアを有する。メインアーム12は、C状部又は円の半分として整形され、2つの対向端部、すなわちX線検出器18が設けられる第1の端部14と、X線源20が設けられる第2の端部16とを有する。図1において、メインアーム12は、紙面に対して斜めに延びている。X線源20及びX線検出器18は、互いに向き合い、X線源20がX線検出器18に向かって円錐状ビームによりX線放射線を発し、そのビームがX線源20とX線検出器18との間の線26を取り囲むようにしている。そしてこの放射線は、患者36の身体を透過し、X線検出器18により受け取られる。そしてX線画像は、これら検出されたX線により形成される。当該X線画像は、その後、検査室において表示され、或いは放射線専門医のワークステーションに呈示可能となり、コメント可能とされ、かつその後に医者へ転送され、当該医者は、身体の放射の結果の分析を行うことができる。
メインアーム12は、第1の軸受24又は軸受様素子の形態の第1の機械的結合器を介して第1の予備アーム22に第1の端部14において結合される。第1の予備アーム22は、さらに、第2の軸受28又は軸受様素子の形態の第2の機械的結合器を介して第2の予備アーム34に結合され、その第2の軸受28は、第1の予備アーム22がその周りを回転しうる第1の回転軸30を規定する。同様に、第1の軸受24は、第2の回転軸26を提供し、そこで第1の軸受24が、この軸をX線源20とX線検出器18との間に与える。第2の軸受28は、2つの回転軸26及び30がそれらの間に第1の角αを形成するように、第1の予備アームにおいて第1の軸受24から離されている。当該軸間のこの関係は、さらに、それらがアイソセンタ32を通じるようにし、これは、X線源とX線検出器との間における第2の回転軸26上の適切な距離につき規定される。このポイントは、さらに、医療スタッフがこの装置及び検査を受けている患者とともに作業するのに適した高さにあるものとするように選ばれるのが好ましい。第1の予備アーム22も、この実施例では湾曲したものとなっており、メインアーム12の回転自由を妨害しないようメインアーム12の形状に相補な形状を有している。軸受24及び28は、第1の予備アーム22上の任意の箇所に設けることができるが、好ましくは、出来る限りコンパクトなデザインを提供するために第1の予備アーム22の対向する2つの端部に設けるのが良い。
第2の予備アーム34は、この実施例では、部屋の壁、床又は天井に接続され、ここでは第3の軸受35又は軸受様素子の形態の第3の機械的結合器を介して部屋の天井38に接続される。この第3の軸受35は、第3の回転軸42を形成し、図1において第2の回転軸26と一致し、その周りにおいて第2の予備アーム34が回転可能である。第3の軸受35は、第1の回転軸30及び第3の回転軸42がそれらの間で第2の角βを形成するように、第2の予備アーム34において第2の軸受28から離されている。この角βは、この実施例では第1の角αと等しくされているが、本発明の他の実施例においてはそのようにする必要はないことが分かる筈である。また、第3の軸42は、アイソセンタ32を通る。第2の予備アーム34も、この実施例では湾曲させられており、第1の予備アーム22の回転自由を妨害しないように第1の予備アーム22の形状に相補な形状を有する。したがってこの形状は、ここでは円の一部の形態とされる。軸受28及び35は、第2の予備アーム34上の何処かに設けることができるが、好ましくは、出来る限りコンパクトな装置のデザインを提供するため、第2の予備アームの2つの対向端部に設けられるのが好ましい。
好適実施例において、メインアーム12全体は、2つの端部14と16との間で湾曲させられる。但し、メインアーム12が回転したとき、第1の軸受24と、第2の軸受28とアイソセンタ32との間の第1の回転軸30を横切る位置との間において少なくとも1つの湾曲部を含む場合には十分となる。
上述したように、本装置は、部屋の天井38に取り付けられ、これにより地面40の上方に懸装させられており、多種多様な角度から患者36の検査を可能にするために当該装置の位置を変える順応性の高い態様を可能にする。これによっても、医療スタッフに対しての邪魔を少なくすることができる。このようにして、第3の軸42は、本実施例においては静止したものとされるとともに、第1の軸30及び第2の軸26は、様々な検査角度を得るために移動可能である。
第1の角αは、本実施例では第2の角βと同様に概して60度である。これにより、本発明による装置を、当該アイソセンタに向かう種々の角度を得るための大きな自由度をもって回転させることが可能となる。これにより、概して240度だけアイソセンタのカバーが可能となると同時に、患者への容易なアクセス性を可能にする。
全ての回転軸は、重なりかつ固定される直交する3つの回転軸が設けられる場合、メインアームを用いる慣例のX線検査装置とは対照的に、回転させようとする対応のアームを通じかつアイソセンタを通じて延びる。
図1において、2つの予備アーム22及び34は、互いに位置合わせされて設けられ、ここで第2の予備アーム34は、第2及び第3の回転軸が一致するよう第1の予備アーム22の頂部に設けられる。これは、当該装置の公称の位置であり、患者の検査のための開始点である。予備アームがこのように設けられる場合、患者36の全ての部分は容易にアクセス可能である。放射線は、ここでは、患者の真下から上へ向かって発せられる。
図2ないし図4は、種々の軸が異なる検査角度を提供するために回転させられる説明した実施例による装置の透視図を示している。図2において、第1の回転軸30、第2の回転軸26及び第3の回転軸42は、第1及び第2の角度α及びβとともに示されている。ここで、第1の軸30は、第3の軸42に対して第2の予備アーム34を回転することにより移動させられ、第3の軸42の左側にここでは設けられるようにしている。これは、第1の回転軸30を位置決めして患者身体36に向かって上及び横から斜めにアイソセンタ32に突き当たるようにしている。第1の予備アーム22はここでは第1の軸30の左に回転させられ第2の軸26が患者36の丈に沿って上から斜めに突き当たるようにしている。これにより、患者の丈方向に沿って下から当該アイソセンタ上へ斜めの方向に放射線を発する可能性が提供される。
図3は、説明した実施例の装置の他の位置を示している。ここで第2の予備アーム34は、第3の軸42の周りを左に回転するとともに、第1の予備アーム22も、第1の回転軸30の周りを左に回転させられている。さらにメインアーム12も、当該装置が患者のウエストを取り囲む円の一部を形成するように回転されている。これにより、患者身体のウエストを通って上から斜めに放射線を発する可能性が許容される。
図4は、図3と比較して、どのように第3の軸42の周りで概して180度回転させられるかを示しており、第1の予備アーム22は、第2の回転軸26が患者と同じ平面に実質的に設けられるように第1の軸30の周りに幾分上の方に角度形成されたものとなっている。これにより、当該側部から患者へ真っ直ぐに放射線を発する可能性が許容される。
図1ないし図4に示される種々の位置は、全て、本発明による検査角を変える高い実現性を示すために例示するものである。数え切れないほど他のものが存在することが分かる筈である。
本発明は沢山の利点を有する。本発明は、患者へのアクセス容易性を制限することなく、良好な患者カバー範囲と併せた大きな回転自由を有する。本装置はさらに、実際に広範なものであり、幾多の用途のために用いることができる。したがって、広い範囲の検査タイプに非常に適している。故に、説明した実施例による装置により、検査角度について非常に様々なバリエーションを持つことができ、そこでの第1の予備アーム及び第1の回転軸の具備により良好な数の可能な角度が得られる。第3の軸及び第2の予備アームを設けることにより、検査角度の順応性をさらに一層高めることとなる。第2の回転軸を設けることにより、医療スタッフ及び検査中の患者を無用に邪魔することのないようにメインアームの移動が可能になる。60度の第1の角及び第2の角を設けることにより、さらに、患者の身体全体、そして特に図1において分かるような頭への容易なアクセスを可能とするとともに、様々な検査角をも具備することとなる。本発明による装置は、さらに、非常に順応性が高く、これにより、幾つもの種々のタイプの医療検査用途のための使用を可能にする。また、当該装置は、限られた数の移動部しか設けられないという点でコンパクトでかつ簡素である。回転のために軸受が設けられるので、同様の剛性及び精度を得るために、軸受と比べて通常は高価で複雑なしかも嵩張る大きな湾曲形案内部の必要性がない。このため、本装置のためのケーブルを提供することがさらに容易になる。
本発明に対して行われることの可能な多数の変形がある。先ず、メインアームが第1の予備アームに固定に取り付けられることが可能である。これにより、非常に沢山の数の検査角を許容することができる。さらに、第2の予備アームを省略することができる。この場合、第2の軸受を、壁に直接付けることができる。これにより、検査角の数を制限するとになるが、当該装置のより簡単な構成を提供することになる。第2の予備アームが設けられる場合、当該アームはさらに代わりの天井に固定して取り付けられることが可能であり、幾分か角度の数を制限はするがより簡単な構成を有する装置を提供することになる。さらに、分割されたキャリアにおけるさらなる他の予備アームを設け、第1及び第2の予備アームが図1において互いに上方に重なり合うのと同じようにして互いに上方において重なり合うことの可能なものとすることができる。そしてこれら付加的な予備アームは、各々、第1及び第2の予備アームと同じようにして回転軸を提供する軸受を用いて他の予備アームと接続されうる。メインアーム及び予備アームの形状は、数多くの態様に変えることができる。但し、検討されなければならないことは、X線源及びX線検出器が互いに向き合うこと、当該移動部が他の部分の回転を妨害しないこと、及び回転軸が全てアイソセンタに突き当たることだけである。第1及び第2の角は、さらに同じである必要はないが大きさを異ならせることができる。但し、これらが同じ場合には当該装置の嵩張りを少なくすることになる。これらはどちらも90度を下回り、角度を大きくするほど検査角の選択において大きな自由を提供する。例えば、第1及び第2の角の双方が90度であれば、360度をカバーする検査角を提供することができるのに対し、第1及び第2の角が小さいほど患者へのアクセスが良好となり、かつ患者の妨害を少なくする。但し、半径が過度に大きいアークを提供する必要性を伴わない最良のアクセス容易性のためには、50ないし70度の角度を与えるのが好ましい。機械的結合器は、さらに、軸受又は軸受様素子である必要はない。また、ヒンジ構成技術を用いた機械的結合器を提供することもでき、機械的結合器により接合された構成部のうちの1つには、他の構成部の対応する凹部と番うように用いられるタップ又はロッドが設けられるようにすることができる。さらに、両方の構成部にはタップ又はロッドと番いそれを取り囲むよう構成されたキャビティ又は孔が設けられることが可能である。
第2の予備アームは、ここでは、天井に接続されている。これは、部屋の床又は側壁のような他の壁にも接続可能である。さらに、X線検査装置全体が、回転軸を提供する軸受により相互接続される2つの棒状体を有する位置決め装置(例えばリニアスライド)に移動可能に接続される第2の予備アームにより移動可能なものとすることができ、ここで、当該棒状体の1つは、第2の予備アームに接続され、他の棒状体は、またさらに他の回転軸を提供する他の軸受を介して壁に接続されるようにすることができる。なお、X線源及びX線検出器の位置は図に示されるものの反対にあるものとすることができることが分かる筈である。さらに、当該アームは、湾曲される必要はないが、これは、そこで妨害のない滑らかな回転が実現するのに非常に容易なので好ましい。メインアームは、例えば、Gアークとして又は楕円の一部として形成してもよい。メインアームの下の部分は、湾曲させられる必要はないが、第1及び第2の予備アームの近くに設けられる上の部分だけはその必要がある。予備アームの長さは、変えることができる。
以上、本発明を特定の実施例に関して説明したが、ここで記載した特定の形態に限定されるものではない。むしろ、本発明の範囲は、添付の請求項によってのみ限定されるものである。これら請求項において、「有する」なる文言は他の構成要素の存在を排除しない。また、個々の特徴が異なる請求項に含まれうるものであるが、これらを効果的に組み合わせることができ、異なる請求項における包含は、特徴の組み合わせが実現可能なもの及び/又は有利なものではないことを意味するものではない。また、単数表現の言及は、複数を排除しない。したがって、「1つの」、「第1の」、「第2の」などの言及は複数を排除しない。請求項における参照符号は、明確な例としてのみ付与されているものであり、いずれにせよ請求項の範囲を限定するものと解釈してはならない。
第1の例示位置における本発明によるX線検査装置の断面図。 第2の例示位置における当該装置の透視図。 第3の例示位置における当該装置の透視図。 第4の例示位置における当該装置の透視図。

Claims (10)

  1. ・X線源と、
    ・X線検出器と、
    ・アイソセンタの周りに共に回転可能なX線源及びX線検出器と、
    ・分割されたキャリアと、
    を有するX線検査装置であって、前記キャリアは、
    ・前記X線源及びX線検出器が実装されるメインアームと、
    ・前記メインアームが実装される少なくとも1つの第1の予備アームと、
    を含み、前記第1の予備アームは、前記アイソセンタを通じた第1の回転軸の周りを回転可能である、
    X線検査装置。
  2. 請求項1に記載のX線検査装置であって、前記メインアームは、前記メインアームがその周りに回転することのできる前記アイソセンタを通じる第2の回転軸を形成する第1の機械的結合器により前記第1の予備アームに回転可能に実装され、前記第1の予備アームは、前記第1の回転軸を規定する第2の機械的結合器に接続され、前記第1の軸及び第2の軸は、それらの間に第1の角を形成する、装置。
  3. 請求項2に記載のX線検査装置であって、前記第1の回転軸を提供する前記第2の機械的結合器を介して前記第1の予備アームに接合される第2の予備アームをさらに有し、前記第2の予備アームには、他の構成部に取り付けられるための第3の機械的結合器が設けられている、装置。
  4. 請求項3に記載のX線検査装置であって、前記第3の機械的結合器は、前記第2の予備アームがその周りで回転可能な前記アイソセンタを通じる第3の回転軸を提供し、前記第1及び第3の回転軸は、それらの間に第2の角を形成する、装置。
  5. 請求項4に記載のX線検査装置であって、前記第1及び第2の角が等しい装置。
  6. 請求項3に記載のX線検査装置であって、前記第3の機械的結合器は、前記第2の予備アームに回転可能に接続されている、装置。
  7. 請求項2に記載のX線検査装置であって、各予備アームは、少なくとも機械的結合器の間においてそれが接続される各アームの形状を補完する形状を有する、装置。
  8. 請求項7に記載のX線検査装置であって、前記メインアームは、前記第1の機械的結合器により規定される第1の位置と、前記第2の機械的結合器と前記アイソセンタとの間において前記第1の回転軸を横切ることの可能な第2の位置との間において少なくとも1つの湾曲した部分を含む、装置。
  9. 請求項2に記載のX線検査装置であって、前記第1の角は、90度以下である、装置。
  10. 請求項9に記載のX線検査装置であって、前記第1の角は、50ないし70度の間にある、装置。
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