JP2009507438A - タイムスロットcdmaシステムにおいてクロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法 - Google Patents

タイムスロットcdmaシステムにおいてクロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法 Download PDF

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Abstract

タイムスロットCDMAシステムにおいて、クロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法において、基地局は、本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報とに基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、クロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得し、同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定し、マルチセルチャネル推定結果、及び、確定した、ジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行って、検出データを得る。本発明は、クロースタイムスロットにおいて下り信号を送信する基地局が、該タイムスロットにおいて上り信号を受信する基地局に与える干渉を低下させ、システム容量と安定性を向上させる。

Description

本発明は、タイムスロットCDMAシステムに係り、特に、タイムスロットCDMAシステムにおいてクロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法に関する。
時分割複信CDMA/TDMA移動通信システムは、上りデータと下りデータの伝送期間の長さの比例を柔軟に制御し変更できるため、非対称サービスのデータ伝送に広く使用されている。上り・下りサービスが同一キャリアの異なるタイムスロットにおいて伝送され、上り・下りタイムスロット数を指定することで上り・下りサービスの伝送能力を柔軟に調節することができ、伝送能力がサービスの上り・下り比例に合わせるようにし、サービスの非対称性によるシステム容量の損失を最低に抑え、システム容量を向上させ、最適な周波数利用率を取得する。
しかしながら、本セルと隣接セルが同一周波数で稼働する場合、互いに隣接するセルにおいて、サービスのトラフィックの需要に応じてそのタイムスロットの分割が一致しないと、つまり、異なる上り・下り変換点を用いると、一部のタイムスロットが、隣接セルにおいて異なる方向のサービスを伝送する可能性があり、このようなタイムスロットをクロースタイムスロットという。クロースタイムスロットによる干渉とは、一つのセルの下り又は上り信号が同一周波数を利用する隣接セルの上り又は下り信号に干渉することである。図1に示すように、点線の枠の中のタイムスロットは、セル1において上りに用いられ、セル2において下りに用いられる。セル1の基地局は、本セルからの上り信号を受信するときに、セル2の基地局の下り信号の強い干渉を受ける可能性があり、このような干渉を、基地局と基地局のクロースタイムスロットによる干渉という。二つのセルの境界に位置する端末、例えばセル2の端末Aは、セル1の端末Bの上り信号の干渉を受ける可能性があり、このような干渉を、端末と端末のクロースタイムスロットによる干渉という。基地局の送信電力が大きく、アンテナゲインが高く、且つパスロスが少ないため、基地局と基地局の干渉がより突出し、クロースタイムスロットにおいて上りサービスを伝送するセルがほとんど稼働できないようにし、通信品質をひどく影響し、システム性能を明らかに低下させる。
通常、隣接するセル間のクロースタイムスロットによる干渉を回避するために、一つの方式として、無線ネットワーク制御器(RNC)は、隣接基地局が本セルと同一のフレーム同期及び同一の上り・下りタイムスロットスイッチングポイントを用いるように制御する。図2に示すように、従来技術においてクロースタイムスロットを回避するために同一のタイムスロットスイッチングポイントを用いる配置方式の流れが示されている。しかしながら、このような方式を用いると、異なるセルの上り・下りサービスの非対称特性が完全に同一というわけではないため、同一のスイッチングポイントの配置方式は、周波数資源を効果的に利用することができない。もう一つの方式として、異なるタイムスロットスイッチングポイントを用いる配置方式の場合、クロースタイムスロットが現れると、RNCは、通常資源を割り当てるときに容量を犠牲する方式を用いる。つまり、クロースタイムスロット資源の使用をなるべく回避する。図3に示すように、従来技術においてクロースタイムスロットによる干渉を回避するために容量を犠牲する配置方式の流れが示されている。しかしながら、この二つの方式は、いずれもシステム資源を充分に利用することができない。
従来技術において、RNCは、図4に示すセル確立過程を通じて、管轄する一の基地局(Node B)にその自身の配置情報、例えば、セル番号、絶対周波数ID、最大送信電力、同期チャネルの配置、ブロードキャストが所在する共通チャネルの配置情報、及びタイムスロット配置情報などの情報を通知する。その中で、本文との関連が大きいのはタイムスロット配置情報であって、タイムスロット数、タイムスロット方向(上りに用いるかそれとも下りに用いるか)、及びタイムスロット状態(活性化されたか否か)を含む。上記セル確立過程を通じて、基地局は、本セルのフレーム構造、つまり、タイムスロットスイッチングポイントの位置を確定できる。しかし、現在のシステムにおいて、基地局は、自身の配置情報しか取得できず、その隣接セルの配置情報は得られないため、クロースタイムスロットによる干渉を相応する方法で抑止又はキャンセルすることができない。現在のタイムスロットCDMAシステムにおいては、通常ジョイント検出技術を用いて、主にシンボル間干渉と多重接続干渉とを抑止して、CDMAシステムの性能を向上させる。ジョイント検出方法は、本セルのすべてのユーザの送信信号及びそのチャネル応答情報を利用して、信号検出を一つの一括的な相互関連するジョイント検出過程として行われる。
現在の受信機アルゴリズムの多数はシングルセルジョイント検出アルゴリズムである。該アルゴリズムは、本セルのすべてのユーザの送信信号の構造情報(拡散コードとチャネル応答とを含む)のみを利用して、他のセルの干渉信号を全部時間上のガウスホワイトノイズとして処理する。よって、シングルセルジョイント検出アルゴリズムは、シンボル間干渉と本セルの多重接続干渉をより効果的に抑止することができる。
TD-SCDMAシステムのシングルセルジョイント検出の詳しい過程は以下に示すようである。
まず、タイムスロットCDMAシステムのシングルセル受信機が受信した信号モデルを取得する。該信号モデルは(1)に示すようである。
Figure 2009507438
ここで、eは、受信機が受信した信号のサンプリングデータである。dは、送信データであり、nは、受信したノイズであり、行列Aは、伝送行列である。伝送行列Aは、各コードチャネルの組み合わせチャネルインパルス応答b(k)からなり、kはコードチャネル番号であり、総計L個のコードチャネルを有すると仮定する(b(k)は行列の対角線に分布された各ブロック中の一列であり、b(k)から行列Aを算出できる。その詳しい算出方法は、専利番号が02148622.0であって、発明名称が「ジョイント検出システムにおいて長スクランブリングコード(Long scrambling code)を応用する方法」である中国特許文献を参照する)。
各ベクトルb(k)は、コードチャネル番号がkであるコードチャネルの組み合わせチャネル応答に対応している。
Figure 2009507438
ここで、C(k)は、対応するコードチャネル番号がkであるコードチャネルの拡散コードである。
Figure 2009507438
は畳み込み演算子である。h(k)は、対応するコードチャネル番号がkであるコードチャネルのチャネル応答であり、Midambleを用いてチャネル推定を行うことによって得られる。
そして、上記情報を用いてジョイント検出を行う。ジョイント検出アルゴリズムは複数あり、干渉相殺の方法であってもよいし、ブロック線形等化の方法であってもよいし、上記二種類の方法を組み合わせた方法であってもよい。ブロック線形等化の方法の場合、復調後の送信データdに対して推定を行ったソフトシンボルは、下記のように示される。
Figure 2009507438
*Tは、伝送行列Aの共役転置行列である。
Figure 2009507438
は、データシーケンスdの共分散行列である。d*Tは、行列dの共役転置シーケンスである。互いに独立するデータシーケンスに対して、Rd=Iである。
Figure 2009507438
は、ノイズシーケンスnの共分散行列である。n*Tは、行列nの共役転置シーケンスである。互いに独立し、且つ安定なノイズシーケンス(例えばホワイトノイズ)の場合、Rn=σ2Iであり、Iは単位行列を示す。
d=IとRn=σ2Iの条件の下で、式(3)、(4)は、以下のように略して示すことができる。
Figure 2009507438
式(4)、(6)のうちのMFはマッチングフィルタリングであり、対応するのはマッチングフィルタリングの方法である。ZF-BLE(Zero−Forcing Block Liner Equaliaer)の方法に対応するのは最大尤度の線形解である。MMSE−BLE(Minimum Mean Square Error Block Linear Equalization)、すなわち最小平均誤差ブロック線形等化の方法に対応するのはMMSEの線形解である。Tを求める上記三つの方法から一つの方法を採用すればよい。通常、ZF-BLE又はMMSE−BLE方法を採用する。
しかしながら、同一周波数のネットワーキングの場合、同一周波数の隣接セルの信号間には比較的に強い相互干渉が存在し、且つ、同一周波数の隣接セル間の干渉は、システムの性能に非常に重要な影響を与える。特に、同一周波数の隣接セルの境界において、同一周波数干渉は最も重要な干渉となる。このとき、シングルセルジョイント検出の方法は、同一周波数の隣接セルの干渉に対して無力であり、同一周波数の隣接セルの干渉が存在する場合、システム性能が明らかに低下することになる。
同一周波数の隣接セルの間で生じる干渉に対して、本出願人による、出願番号が200410080196.6である中国特許出願においては、「タイムスロットCDMAシステムのマルチセルジョイント検出方法」が提案されている。該方法は、本出願人による、出願番号が03100670.1であり、発明名称が「タイムスロットCDMAシステムのマルチコードセットチャネル推定方法」の中国特許出願に公開されたマルチコードセットチャネル推定方法で各隣接セルに対してチャネル推定を行い、適切なコードチャネルグループ分けを用い、チャネル推定結果及びコードチャネルグループ分けの結果に基いてジョイント検出を行う。上記マルチセルジョイント検出方法は、複数のセル信号の構造情報を充分に利用して、同一周波数の隣接セルの多重接続干渉を効果的に抑止し、同一周波数の隣接セルにおいて稼働時のシステム性能を向上させた。しかしながら、クロースタイムスロットによる干渉を考慮していないため、図1に示すような場合、該方法は、クロースタイムスロットの提供可能情報を充分に利用しておらず、効果がそれほどよくない。
本発明は、基地局間のクロースタイムスロットによる干渉を抑止できるジョイント検出方法を提供して、タイムスロットCDMAシステムがクロースタイムスロットにおいて動作する際のシステク性能を向上させることを目的としている。
上記目的を実現するために、本発明は、タイムスロットCDMAシステムにおいてクロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法であって、
基地局が、本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報とに基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、クロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得し、
基地局が、同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定し、
基地局が、マルチセルチャネル推定結果、及び、確定した、ジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行って、検出データを得る方法を提供する。
更に、基地局が本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を取得することは、
無線ネットワーク制御器が基地局自身のセルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を取得して基地局に通知することで実現する。
更に、無線ネットワーク制御器が基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、二つのメッセージによって実現する。
更に、無線ネットワーク制御器が基地局に同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングによって実現する。
更に、無線ネットワーク制御器が基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、
各セルの基地局の配置情報を拡張して、同一周波数の隣接セルの配置情報を増加し、
無線ネットワーク制御器が一つのメッセージを通じて基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することで実現する。
更に、前記無線ネットワーク制御器が一つのメッセージを通じて基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、IubインタフェースNBAPシグナリングによって実現する。
更に、前記同一周波数の隣接セルの配置情報は、
タイムスロット配置情報、同一周波数の隣接セルの基地局から本基地局までの距離或いは同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延情報、及び、同一周波数の隣接セルのパラメータ番号或いは基本Midambleコードと下りタイムスロットにおいて用いるタイムスロットタイプを含み、前記タイムスロットタイプは、拡散係数、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含む。
更に、基地局がクロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することは、更に、
基地局が、同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報に基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、そして、基本Midambleコード又は同一周波数の隣接セルのパラメータ番号で確定した基本Midambleコードに基いて、クロースタイムスロットによる干渉が存在するタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定方法を用いてマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することを含む。
更に、基地局が同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定することは、更に、
基地局が、同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延或いは隣接基地局から本基地局までの距離から求められた伝送遅延、Midamble k、拡散係数、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係、及び、チャネル推定結果に基いて、活性化検出を通じて、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネル又はコードチャネルの最大セットを確定することを含み、
前記コードチャネルの最大セットのすべてのコードチャネルを、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネルとする。
更に、前記同一周波数の隣接セルの配置情報は、
タイムスロット配置情報、隣接基地局から本基地局までの距離或いは同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延情報、同一周波数の隣接セルのパラメータ番号或いは基本Midambleコード、同一周波数の隣接セルで使用する拡散コード、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含む。
更に、基地局がクロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することは、更に、
基地局が、タイムスロット配置情報に基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、基本Midambleコード又は同一周波数の隣接セルのパラメータ番号から確定した基本Midambleコードに基いて、マルチセルチャネル推定方法を用いて、クロースタイムスロットによる干渉が存在するタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することを含む。
更に、基地局が同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定することは、更に、
基地局が、同一周波数の隣接セルで使用する拡散コード、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係に基いて、隣接セルのコードチャネル配置情報を確定して、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネルを確定することを含む。
更に、TD-SCDMAシステムにおいて、同一周波数の隣接セルの配置情報は、スクランブリングコードを更に含み、前記スクランブリングコードは、前記基本Midambleコード又は隣接セルのパラメータ番号により得られる。
更に、前記拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、3GPP25.221デフォルト方式で定義した形式を用いる。
更に、前記タイムスロット配置情報は、同一周波数の隣接セルの番号と、同一周波数の隣接セルでクロースタイムスロットが現れたタイムスロット番号とを含み、又は、同一周波数の隣接セルの番号、各タイムスロットのタイムスロット番号及びその上り・下り方向を含む。
更に、前記伝送遅延は、測定コマンドの配置を通じて、基地局が同一周波数の隣接セルのパイロット信号を測定することによって取得する。
更に、基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルが所属するセルに基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルのグループ数は同一周波数の隣接セルの個数と同じであり、各グループ内のコードチャネルは対応するセルのコードチャネルである。
更に、基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルの幅又は電力に基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルの幅又は電力の強弱に応じて、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループと干渉コードチャネルグループとに分ける。
更に、前記コードチャネルの幅又は電力の強弱に応じてグループ分けをすることは、
隣接セルのチャネル推定結果、又は隣接セルのチャネル推定結果から得た各コードチャネルの組み合わせチャネル応答によって、各コードチャネル信号の幅又は電力を推算し、
検出待ちのコードチャネル、及び幅又は電力が閾値より大きい干渉コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、検出待ちのユーザが含まれず且つ幅又は電力が閾値より小さい干渉コードチャネルを、干渉コードチャネルグループに分けることを含む。
更に、基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルの相関性に基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルの相関性の強弱に応じて、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループと干渉コードチャネルグループとに分ける。
更に、前記コードチャネルの相関性に応じてグループ分けをすることは、
隣接セルのチャネル推定結果、又は隣接セルのチャネル推定結果から得た各コードチャネルの組み合わせチャネル応答によって、マルチセル信号の各コードチャネル間の相関性を推算し、
検出待ちのすべてのコードチャネル、及び相関性が閾値より大きい干渉コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、検出待ちのユーザが含まれず且つ相関性が閾値より小さい干渉コードチャネルを、干渉コードチャネルグループに分ける。
更に、前記コードチャネル間の相関性は、平均相関性、最大相関性及び最小相関性を含み、
そのうちから一種の相関性を選択して大きさに応じてグループ分けをする。
更に、基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うとき、前記確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルは、選択されたジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルのうちマッチングフィルタリング及び活性化検出処理を経て残された活性化コードチャネルである。
更に、基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うときに使用する方法は、
基地局が、各グループ内においてはシングルセルの「ブロック線形等化」を用い、各グループ間においては「干渉相殺」の方法を用いる。
更に、各グループ内においてはシングルセルの「ブロック線形等化」を用い、各グループ間においては「干渉相殺」を用いる方法は、更に、
各グループに対してシングルセルジョイント検出を行って、各グループの結果を取得し、
干渉相殺の回数が設定された回数に達したとき、検出待ちのユーザが所在するグループの検出結果を出力し、
干渉相殺の回数が設定された回数に達していないとき、検出した各グループの結果から各グループ信号応答による干渉成分を復元し、受信信号を通じて本グループに属しない干渉成分を相殺して、各グループのネット信号を取得し、該ネット信号を次の処理のグループ結果とすることを含む。
更に、各グループに対してシングルセルジョイント検出を行って、各グループ結果を検出することは、更に、
各隣接セルのチャネル推定結果を利用して各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を算出し、
該組み合わせチャネル応答から各隣接セルの伝送行列を構築し、
受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、マッチングフィルタリング結果に対して、シングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することを含む。
更に、受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、マッチングフィルタリング結果に対して、シングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することは、更に、
マッチングフィルタリング結果に対して活性化検出を行い、活性化検出結果に基いて伝送行列を新たに構築し、そしてシングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することを含む。
更に、基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うときに使用する方法は、
ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法を用いる。
更に、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法を使用して検出することは、更に、
各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を利用して、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と干渉コードチャネルグループの伝送行列を構築し、
ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と有色ノイズ干渉の共分散行列とを、受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、
マッチングフィルタリング結果に対して、ブロック線形等化のジョイント検出アルゴリズムでジョイント検出を行い、取得した送信データを推定したソフトシンボルを検出データとして出力することを含む。
更に、前記有色ノイズ干渉の共分散行列は、前記干渉コードチャネルグループの伝送行列と前記背景ノイズとによって算出されたものである。
更に、前記有色ノイズ干渉の共分散行列は、干渉コードチャネルグループ中の同一周波数の干渉をホワイトノイズとして処理して得たものであり、
干渉コードチャネルグループ中の各コードチャネルの電力の和を算出し、
電力の和と背景ノイズ電力との和を算出することを含む。
更に、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法で検出することは、更に、
各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を利用して、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と干渉コードチャネルグループの伝送行列とを構築し、
ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と有色ノイズ干渉の共分散行列とを、受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、
基地局がマッチングフィルタリングの出力結果に対して活性化検出を行い、活性化検出結果に基いて伝送行列を新たに構築し、
前記活性化検出結果に基いて構築した伝送行列に対して、ブロック線形等化のジョイント検出アルゴリズムでジョイント検出を行い、取得した送信データを推定したソフトシンボルを検出データとして出力することを含む。
本発明では、クロースタイムスロットにより提供された情報を利用して、コードチャネルのグループ分けをより正確にし、マルチセルジョイント検出方法で基地局と基地局のクロースタイムスロットによる干渉を効果的に抑止することができるようにし、タイムスロットCDMAシステムがクロースタイムスロットにおいて動作する際のシステクキャパシティと安定性を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明を詳しく説明する。図面は、発明を説明するものであって、本発明を限定するものではない。図6に示すように、本発明において提供するクロースタイムスロットによる干渉を抑止するジョイント検出方法は、下記ステップを含む。
第一に、本セルの基地局は、自身の配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報とを取得する。
クロースタイムスロットによる干渉は、隣接セルのスイッチングポイントの柔軟な配置に影響を与える主要な制限要素である。クロースタイムスロットによる干渉を克服するためには、現在のシグナリングを修正することが要求される。例えば、メッセージを増加したり、現在のメッセージ内容を拡張することによって、基地局が自身の配置情報のみならず、隣接セルの一部の必要な配置情報も取得できるようにすることで、基地局がクロースタイムスロットによる干渉を抑止する処理を実行できるようにする。
同一周波数の隣接セルの配置情報は、需要によりその内容が異なってもよい。第一の方式において、同一周波数の隣接セルの配置情報は、基本Midambleコード或いは同一周波数の隣接セルのパラメータ番号、隣接基地局から本基地局までの距離或いは隣接基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延、同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報(例えば上り・下りスイッチングポイント)、拡散係数SF、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含む。第二の方式において、同一周波数の隣接セルの配置情報は、基本Midambleコード或いは同一周波数の隣接セルのパラメータ番号、同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報(例えば上り・下りスイッチングポイント)、隣接基地局から本基地局までの距離或いは隣接基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延、隣接セルで使用される拡散コード、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含む。
RNCは、下記方式によって配置を行うことができる。基地局が実際に利用され、RNCが管轄する基地局に対してセル確立配置を完成した後、つまり、基地局が既に自身の上り・下りスイッチングポイントを確定した後、RNCは、隣接基地局との間にクロースタイムスロットが存在するか否かを判断する。隣接セルとの間にクロースタイムスロットが存在すると判断したとき、RNCから基地局までのメッセージ送信過程を一つ増加して、基地局に必要な情報を指示し、基地局が既に取得した本基地局の情報及び指示された情報とに基き、クロースタイムスロットによる干渉を抑止する処理を実行できるようにする。増加されるメッセージについては、操作・保守シグナリングによって実現してもよいし、IubインタフェースNBAPシグナリングによって実現してもよい。本発明は、メッセージの増加の具体的な実現方式を限定しない。セルの配置情報が変化した後、RNCは、再配置過程をサポートして、基地局に情報を更新するように通知することが要求され、これによって干渉を効果的にキャンセルできるように保証する。該再配置過程において、セルサービス特性の変化に応じて上り・下りタイムスロットの再配置を行った後、基地局にその自身の配置の変更を通知し、クロースタイムスロットが存在する基地局に対してその隣接セルの再配置情報を通知する。本発明は、上述のようにメッセージを増加する方式で、クロースタイムスロットによる干渉をキャンセルするのに必要な関連情報を基地局に提供して、システムが資源割り当てを行う際に、クロースタイムスロットの使用を禁止する制限を考慮しなくてもよい。該方式の具体的な手順は、下記に示すようである。
1.RNCは、セルのサービス特性に応じて、管轄する各セルのタイムスロットの配置を確定する。例えば、上り・下りスイッチングポイントを確定する。
2.RNCは、セル確率過程を通じて、管轄する基地局に各セル自身のタイムスロット配置を通知する。
3.RNCは、管轄する各セルのタイムスロット配置に基いて、クロースタイムスロットの有無を判断する。クロースタイムスロットが存在すると判断した場合、つまり、隣接基地局からのクロースタイムスロットによる干渉が存在する場合、図7に示すように、基地局にその同一周波数の隣接セルの配置情報を通知して、その干渉が隣接基地局からの干渉かそれとも隣接セルのUEからの干渉かを判断できるようにする。クロースタイムスロットが存在しないと判断した場合、従来技術の方式で、基地局に相応するメッセージを通知し、従来技術の方法でジョイント検出を行う。この場合については、本発明において詳しく説明しない。
基地局に通知する同一周波数の隣接セルの配置情報は、以下に示すような情報aと情報bを含む。
a.同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報
同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報は、本セルの基地局がクロースタイムスロットによる干渉の有無、及びクロースタイムスロットによる干渉が存在する位置を判断するのに用いられる。タイムスロット配置情報のうち最も主要なのは、同一周波数の隣接セルの上り・下りスイッチングポイントである。同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報は、隣接セルの番号、隣接セルにおいてクロースタイムスロットが現れたタイムスロット番号を含んでもよい。このとき、本セルの基地局は、クロースタイムスロットによる干渉の有無及びその位置を判断する必要がない。同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報は、隣接セルの番号、各タイムスロットのタイムスロット番号及びその上り・下り方向を含んでもよい。このとき、本セルの基地局は、該当する隣接セルの各タイムスロットのタイムスロット番号及びその上り・下り方向に基いて、クロースタイムスロットによる干渉の有無、及びクロースタイムスロットによる干渉が存在する位置を判断する。
b.同一周波数の隣接基地局が拡張のジョイント検出技術を採用することをサポートするのに必要なほかの情報
この情報bは、主に下記の情報を含む。
I)隣接基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延
ネットワークが構築されると、基地局間の距離も確定されるので、基地局間の距離情報から該遅延を取得でき、該遅延を基地局に直接通知してもよいし、基地局とその隣接基地局との距離のみを基地局に通知して、各基地局が該距離に基いて伝送遅延を計算するようにしてもよい。もちろん、他の方法を使用してもよい。例えば、基地局が隣接セルの基地局のパイロット信号を測定することで伝送遅延を取得してもよい。しかし、この場合、隣接セルの基地局において使用されるパイロットコードSYNCを知らなければならない。該パイロットコードSYNCは、Midambleコードと同様に、セルのパラメータ番号情報により取得することができる。従って、基地局は、通知された隣接セルのパラメータ番号によって、自身で測定することで、隣接基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延を取得できる。上記伝送遅延は、チャネル推定結果の全体的なチャネル応答から各コードチャネルのチャネル応答をより正確的に抽出することによって、隣接セルにおいて使用されるコードチャネルまたはコードチャネル最大セットをより正確的に確定することに用いられる。
II)隣接セルにおいて使用されるスクランブリングコード又は基本Midambleコード
RNCは、スクランブリングコード又は基本Midambleコードを直接基地局に通知してもよいし、セルのパラメータ番号のみを基地局に通知して、各基地局がセルのパラメータ番号に基いてスクランブリングコード又は基本Midambleコードを取得するようにしてもよい。通常、セルのパラメータ番号は、スクランブリングコード、基本Midambleコードなどと一定の対応関係を有し、シグナリングの負荷を低下させる角度から、伝送しようとする情報量の少ない内容指示を選択してもよい。
III)隣接セルの下りタイムスロットにおいて使用する拡散係数、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係
クロースタイムスロットが現れた場合、隣接セルの下りタイムスロットにおいて使用する所定のタイムスロットタイプ、つまり拡散係数、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を確定して基地局に通知する必要がある。ここでの拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、デフォルトの対応関係又は所定の対応関係を含む。隣接セルの下りタイムスロットにおいて使用する拡散係数とMidamble k、及び、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、拡張のジョイント検出に用いられる。
上記第二の方式を採用して、同一周波数の隣接セルの拡散コードを直接通知する場合、上記b)において提供する情報は、IV)同一周波数の隣接セルの拡散コードを増加し、この場合、上記III)において拡散係数を提供しない。
4.RNCは、セルのサービス特性に応じて資源割り当てを行い、クロースタイムスロットによる干渉を回避することを考慮しなくてもよい。
上記手順3での情報内容が変化した場合、RNCは、上記手順1〜4を繰り返して、セルの再配置を行い、本セル及びその同一周波数の隣接セルの更新後の情報を、クロースタイムスロットが存在する基地局に通知する。TDDシステムにおいて、上り・下りサービスの変化に応じてタイムスロットのスイッチングポイントを柔軟に配置できるため、これらの情報のうち、通常隣接セルのタイムスロット配置情報及び下りタイムスロットタイプの内容が頻繁に変化する。従って、シグナリングの負荷を低下させるために、再配置過程において、タイムスロット配置情報とタイムスロットタイプ情報のみを含んでもよい。図8に示すように、再配置メッセージを増加することによって、無線ネットワーク制御器が基地局に更新したタイムスロット配置とタイムスロットタイプを通知し、隣接セルの配置情報を再配置する過程が示されている。
本発明の上記方法は、従来のタイムスロットCDMAシステムのプロトコルが基本的に変更されないように保持する下で、隣接セルのメッセージ配置過程を増加することで、本発明の方法の実施を便利にしている。
また、他の方式を用いてもよい。例えば、本発明の上記方法において、RNCは、セルのサービス特性に応じて、管轄する各セルの上り・下りタイムスロット配置を確定した後にクロースタイムスロットの判断をしてもよい。クロースタイムスロットが存在しない基地局に対して、セル確立過程を通じて、管轄するセルの基地局にその自身の配置情報を通知する。クロースタイムスロットが存在する基地局に対しては、セル確立過程を通じて管轄するセルの基地局にその自身の配置情報を通知し、セル確立に成功した後に、隣接セルの情報配置過程を通じて基地局にその隣接セルの配置情報を通知するか、或いは、セルの配置情報の内容を拡張して、隣接セルの配置情報を含ませることで、セル確立過程を通じて管轄するセルの基地局に自身及びその隣接セルの配置情報とを一緒に通知する。セルのタイムスロット配置が変化すると、RNCは、上記手順を繰り返して再配置を行う。
また、本発明の上記方法に対して、RNCは、クロースタイムスロットの判断をしなくてもよい。あるいは、セルの配置情報の内容を拡張して、隣接セルの配置情報を含ませることで、セル確立過程を通じて各セルの基地局に、管轄するセルの基地局自身及びその同一周波数の隣接セルの配置情報とを一緒に通知する。或いは、セル確立過程を通じて、管轄するセルの基地局にその自身の配置情報を通知し、隣接セルの情報配置過程を通じて、隣接セルの配置情報を通知する。しかし、このとき、本セルの配置情報及びその隣接セルの配置情報を全ての基地局に通知するため、伝送する情報量が大きくなり、シグナリングの負荷も大きくなる。このような方法において、クロースタイムスロットが存在するか及びクロースタイムスロットが存在する位置に対する判断は、各セルの基地局が、取得した自身の配置情報及びその隣接セルの配置情報に基いて行う。セルのタイムスロット配置が変化すると、RNCは、上記手順を繰り返して再配置を行う。
上記第一の方式の拡散係数SF、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、マルチセルチャネル推定結果と組み合わせて隣接セルのコードチャネル配置情報を確定するのに用いられる。上記第二の方式において、隣接セルにおいて使用する拡散コード、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を通じて、隣接セルのコードチャネル配置情報を確定する。
第二に、マルチセルチャネル推定を行う。
同一周波数の場合、複数のセルのMidambleコードが混合されているため、相互干渉を生じさせ、チャネル推定結果が悪くなる。そのため、出願番号が03100670.1の中国特許出願に開示された「マルチコードセットのチャネル推定方法」を使用して、各隣接セルのチャネル推定結果を取得してチャネル推定の正確性を高めてもよい。
マルチセルチャネル推定を行う場合、隣接セルの配置情報を必要とし、そのうち重要なのは、隣接セルにおいて使用するトレーニングシーケンス(つまりMidambleコードであり、チャネル推定コードとも言う)であって、例えば中間コードである。該トレーニングシーケンスは、以下のように生成される。同一セルの同一タイムスロットに対して基本的なMidambleコードm(k) pが与え、異なるユーザは、該同一の基本Midambleコードm(k) pの異なるサイクリックシフトバージョンをそのトレーニングシーケンスm(k) p(k=1,...,K)とする。これらのトレーニングシーケンスの異なるサイクリックシフトバージョンm(k) p(k=1,...,K)は、コードセットと呼ばれ、コードセット数はセル数と同じである。
出願番号が03100670.1の中国特許出願に開示された「マルチコードセットのチャネル推定方法」は、隣接セルにおいて使用する基本Midambleコードを取得した後に、同一周波数の複数のセルが稼働時にマルチコードセットのチャネル推定コード応答信号(Midambleコードの受信信号、「マルチコードセット信号」と略する)が存在する場合に対して、有限の時間と位置の判断フィードバック処理に基づいたマルチコードセットチャネルの繰返し推定方法を用いて、複数のMidambleコードに対してチャネル推定計算を同時に行って、各セルのチャネル推定結果を取得する。既知の各Midambleコード及び対応するチャネル推定によって、各Midambleコードの干渉を算出することができる。閾値処理及び複数回の繰返しを経て、最終的に、干渉がキャンセルされた比較的に正確な各セルのチャネル推定値を取得して、チャネル推定結果の正確性をさらに向上させる。そのうち、チャネル推定を行うマルチセルは互いに隣接するセルであり、該互いに隣接するセルは、検出待ちのユーザが所在する本セル及び本セルに最も隣接するセルを含む。
また、第一のステップにおいて取得した伝送遅延情報を用いて、上記のマルチコードセットチャネル推定を行う過程において、各コードチャネルのチャネル応答h(k)の位置決めと抽出をより正確に行うことができ、各セルのシングルコードセットチャネル推定の正確性を向上させ、さらにマルチコードセットチャネル推定結果の正確性を向上させることができる。
タイムスロットCDMAに基いてチャネル推定を行う方法、つまり、Steiner推定器の詳しい内容は、参考文献1(B.Steiner,and P.W.Baier,“Low Cost Channel Estimation in the Uplink Receiver of CDMA Mobile Radio Systems,”FREQUENZE,47(1993)11−12)を参照する。各コードチャネルのチャネル応答h(k)は、
Figure 2009507438
である。
ウィンドウの長さWはチャネル応答の時間幅を示し、Tは転置を示す。チャネル応答ベクトルは、コードチップを間隔とするW個のタップ上の値で示される。
もちろん、結果に対する要求が高くない場合、ここでのマルチセルチャネル推定は、上記文献1に記載されたシングルセルチャネル推定方法を用いて、各セルに対してシングルセルチャネル推定をそれぞれ行って、各セルのチャネル推定結果、つまり各セルのコードチャネルのチャネル応答h(k)を取得してもよい。
第三に、同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定して、下記のコードチャネルのグループ分けに参与するコードチャネルを確定する。
第一の方法においては、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングを介して、同一周波数の隣接セルの拡散コードを直接取得し、その後、該当するMidamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係に基いて、該当する隣接セルのコードチャネル配置情報を取得する。このとき、隣接セルの拡散コードに対応するコードチャネルは全部コードチャネルのグループ分けに参与する。
第二の方法においては、マルチセルチャネル推定結果を通じて判断を行って、隣接セルのコードチャネル配置情報を取得する。第二のステップにおいて取得したマルチセルチャネル推定結果、つまり隣接セルの全体的なチャネル応答ベクトル、及び第一のステップにおいて取得した伝送遅延に基いて、全体的なチャネル応答ベクトルから各コードチャネルのチャネル応答を確定する。既に拡散係数を知っている場合、基本Midambleコードのサイクリックシフトと各コードチャネルのチャネル応答との間に特定の対応関係が存在するため、各コードチャネルのチャネル応答により、隣接セルにおいて使用するコードチャネルまたはコードチャネルの最大セットを確定することができ、使用される、或いは使用される可能性があるコードチャネルの拡散コードを取得して、隣接セルのコードチャネル配置情報を取得する。各コードチャネルのチャネル応答がコードチャネルと一対一に対応する場合、隣接セルのコードチャネルの配置情報を確定することができる。各コードチャネルのチャネル応答がコードチャネルと一対一に対応しない場合、隣接セルにおいて使用されるコードチャネルの最大セットを取得する。このとき、コードチャネルの最大セットのうちの各コードチャネルを、使用されるコードチャネルの範囲に入れてもよい。
第四に、コードチャネルのグループ分けを行う。
同一周波数の複数の隣接セルには大量のコードチャネルが存在するため、より低いコストと優れた性能でジョイント検出を実現するために、上記第3のステップにおいて確定した、コードチャネルのグループ分けに参与する隣接セルのコードチャネルについてグループ分けを行う。グループ分けについては、三つの方法がある。
第一の方法は、コードチャネルが所属するセルに基いたグループ分け方法である。同一周波数のセル数と同一数のグループを設け、各グループ内のコードチャネルは該当セルのコードチャネルとなる。
同一周波数の隣接セルにおいて使用する拡散コードを、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングを介して直接取得した場合、グループ分けに参与するコードチャネルは、各隣接セルに予め割り当てたコードチャネルである。隣接セルのコードチャネル配置情報を、マルチセルチャネル推定を通じて判断を行って取得した場合、グループ分けに参与するコードチャネルは、取得した各隣接セルのコードチャネルであってもよいし、コードチャネルの最大セットであってもよい。取得したのが隣接セルのコードチャネルの最大セットであるとき、コードチャネルの最大セットのうちのすべてのコードチャネルをグループ分けに参与させてもよい。
上記方法でグループ分けして取得した各グループは、すべてが選択されてジョイント検出に参与してもよいし、一部が選択されてジョイント検出に参与してもよい。
第二の方法は、コードチャネルの電力又は幅に基いたグループ分け方法である。マルチセルチャネル推定結果から得られた全体的なチャネル応答ベクトルに基づいて取得した各コードチャネルのチャネル応答h(k)、又は、各コードチャネルのチャネル応答h(k)及び上記第3のステップにおいて取得した各コードチャネルの拡散コードから上記式(2)に基いて算出した各コードチャネルの組み合わせチャネル応答b(k)に基づいて、各コードチャネル信号の幅又は電力(幅に対して平方を求めることで電力を取得できる)を推算できる。そして、幅又は電力の強弱に応じてグループ分けをする。例えば、幅又は電力の閾値を設定して、コードチャネル信号の幅又は電力が該閾値より大きい場合強いと判断し、該閾値より低い場合弱いと判断する。そして、幅又は電力が強いコードチャネルを一組とし、幅又は電力が弱いコードチャネルを別の組とする。
第三の方法は、コードチャネルの相関性に基いたグループ分け方法である。マルチセルチャネル推定結果から得られた各コードチャネルのチャネル応答h(k)、又は、各コードチャネルのチャネル応答h(k)及び上記第3のステップにおいて取得した各コードチャネルの拡散コードから上記式(2)に基いて算出した各コードチャネルの組み合わせチャネル応答b(k)に基づいて、マルチセル信号の各コードチャネル間の相関性を推算する。そして、相関性の強弱に応じてグループ分けをする。例えば、相関性の閾値を設定して、コードチャネル間の相関性が該閾値より大きい場合強いと判断し、該閾値より低い場合弱いと判断する。相関性が強いコードチャネルを一組とし、相関性が弱いコードチャネルを別の組とする。複数のコードチャネルの相関性は、平均的な相関性であってもよいし、最大の相関性又は最小の相関性であってもよい。
また、上記方法を組み合わせた方法でグループ分けしてもよいし、他の原則に基いてグループ分けしてもよい。
第五に、ジョイント検出を行う。上記マルチセルチャネル推定結果を利用して、本セルのすべてのコードチャネル及び第四のステップにおいて確定した、ジョイント検出に参与する隣接セルのコードチャネルに対してジョイント検出を行って、ジョイント検出結果を取得する。
背景技術部分で述べたように、ジョイント検出方法は、干渉相殺方法であってもよいし、ブロック線形等化の方法であってもよいし、両者の組み合わせであってもよい。例えば、各グループ内においてはブロック線形等化のジョイント検出方法を利用し、異なるコードチャネル間においては干渉相殺のジョイント検出方法を利用する。
また、本発明のマルチセルジョイント検出方法において、コードチャネルのグループ分けを通じてジョイント検出に参与するコードチャネルに対して、ジョイント検出を行う前に、マッチングフィルタリングを行って、更に活性化検出処理を行い、活性化検出を経て残された活性化コードチャネルをジョイント検出に参与するコードチャネルとしてもよい。
以下、TD-SCDMAシステムを例として本発明の方法を詳しく説明する。
TD-SCDMAシステムは、時間分割のCDMAシステムであって、一つのサブフレーム内において、第一のタイムスロットはいつも下り方向に用いられ、ブロードキャストなどの情報を伝送するのに用いられる。第二のタイムスロットは上りに用いられ、他のタイムスロットの上り・下りスイッチングポイントは可変である。本発明は、基地局間のクロースタイムスロットによる干渉、つまり、同一周波数の隣接セルの基地局の下り信号が、本セルの基地局が受信した上り信号に与える干渉のみを考慮する。ここで、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトの間に一定の対応関係が存在し、且つ、隣接セルの拡散コードを、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングを通じて直接取得すると仮定する。
以下、図10を参照し、図9に示す三つの同一周波数の隣接セルを例として、本発明の実現方法を詳しく説明する。式(1)の原理に基いて、本セルと同一周波数の二つの隣接セルの全体的なマルチユーザ信号eは、下記のように示される。
Figure 2009507438
0とd0は、それぞれ本ユーザの本セルにおける伝送行列と送信データである。Aiとdiは、それぞれ第i(i=1,2)個の隣接セルの伝送行列と送信データである。n0は、二つの隣接セルの干渉を取り除いた後の干渉とノイズの電力(例えばホワイトノイズ)である。
ステップ31において、本セルの基地局は、本セルの配置情報及び同一周波数の隣接セルの配置情報を取得する。同一周波数の隣接セルの配置情報は、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングを通じて取得できる。上記同一周波数の隣接セルの配置情報は、基本Midambleコード、スクランブリングコード、Midamble k(一つのタイムスロット中のコードチャネルのチャネル応答数)、拡散係数SF、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係、隣接セルの基地局の信号が本セルの基地局に到達する伝送遅延及び隣接セルのタイムスロット配置を含み、隣接セルのタイムスロット配置において主なのは上り・下りスイッチングポイントである。基本Midambleコード、スクランブリングコードは、図13に示すように、セルのパラメータ番号Cell Parameter IDと一対一に対応するため、通知で取得したセルのパラメータ番号Cell Parameter IDから取得することができる。
図11に示すように、本ステップは、下記ステップによって実現することができる。
ステップS101において、無線ネットワーク制御器RNCは、各セルのサービス特性、例えば各セルのネットワーク性能指標、システム負荷状況及びサービス比例などのパラメータに応じて、管轄するセルの上り・下りスイッチングポイントなどのタイムスロット配置を配置し、つまり、フレームにおける上り・下りタイムスロットの比例を確定し、さらに各タイムスロットの方向を確定する。
ステップS102において、RNCは、図4に示すようなセル確立要求を通じて、Node Bにセルを確立させる。Node Bは、必要な資源を保留して、メッセージにおけるパラメータに基いて新たなセルに対して配置を行った後、セル確立応答メッセージをRNCに送信する。このようにして、RNCは、セル確立過程を通じて、管轄するセルを順に確立し、そのセルの番号、絶対周波数ID、最大送信電力、同期チャネルの配置、ブロードキャストが所在する共通チャネルの配置情報、及びタイムスロット配置情報などを配置する。
ステップS103において、RNCは、各セルの間にクロースタイムスロットが存在するかを判断する。
ステップS104において、クロースタイムスロットがない場合、RNCは、従来技術の方式で基地局に該当するメッセージを通知して、従来技術でジョイント検出を行う。これについて、本明細書では詳しく説明しない。一方、クロースタイムスロットが存在する場合、RNCは、隣接セルの情報配置過程を通じて、セルの基地局にその同一周波数の隣接セルの配置情報を通知する。上記隣接セルの配置情報は、以下のような情報I、II、III、IVを含む。
I)隣接基地局から本基地局までの伝送遅延
一般的に、一つの基地局の隣接セルの基地局は6個である。ネットワーク構造が確定された後、セルの基地局の位置も基本的に固定され、該距離が変化する可能性が小さい。基地局は、隣接基地局との距離から信号伝送遅延を計算できる。
II)隣接基地局において使用するスクランブリングコード又は基本Midambleコード
該情報は、セルの基地局がマルチセルチャネル推定及び拡張のジョイント検出を行うのに用いられ、該値は相対的に固定されている。
III)タイムスロット番号、タイムスロット方向、活性化されたか否かなどの、隣接基地局のセルの上り・下りタイムスロット配置情報
TDDシステムにおいて、上り・下りは、サービス比例に応じて柔軟に調整できるため、該値は一定の周波数で変化可能である。取得した隣接基地局のセルのタイムスロット配置情報を通じて、フレームにおける上り・下りスイッチングポイントを確定し、現れるクロースタイムスロットを判断する。
IV)隣接基地局のセルの下りタイムスロットのタイムスロットタイプ
該配置情報は、該タイムスロットにおいて使用する拡散係数SFとMidamble k、及び拡散コードとMidambleのサイクリックシフトとの対応関係を含み、タイムスロットにおける資源の対応関係の確定に用いられる。例えば、3GPP25.221デフォルト方式で定義した拡散コードとMidambleコードとの対応関係を採用すると、拡散係数SF=16であり、K=16である場合、該対応関係は図12に示すようである。これらのパラメータそのものは相対的に固定されているが、一つのタイムスロットの上り・下り方向配置が変化すると、例えば一つのタイムスロットが上りから下りに変化すると、これらのパラメータも再配置すべきである。
図11に示すステップS104は、本発明の方法で追加した新しいシグナリング過程であり、主にRNCが基地局にその隣接セルのタイムスロット配置情報を通知するのに用いられ、配置と再配置の二つの過程に含まれる。
ステップS105において、RNCが稼働して無線資源の割り当てを行う。
セルのタイムスロット配置情報及び下りタイムスロットのタイムスロットタイプが変化した場合、RNCは、上記ステップS101を繰り返して、セルの再配置を行い、各基地局のセル自身の更新後の情報及び隣接セルの更新後の情報を各基地局に通知する。
本発明では基地局間のクロースタイムスロットによる干渉のみを考慮しているため、上り信号を受信する基地局に対して、クロースタイムスロットによる干渉をもたらす同一周波数の隣接セルは、全部下り信号を送信するセルである。TD-SCDMAシステムの場合、下り拡散係数は1又は16であるが、ここでは、拡散係数を16とする。
本出願人による、出願番号が200410080196.6の「タイムスロットCDMAシステムのマルチセルジョイント検出方法」は、遅延情報の取得が難しいため、クロースタイムスロットに応用する場合、効果がよくない。しかしながら、本発明は、ほかの基地局が本基地局に対するクロースタイムスロット干渉を考慮し、隣接セルの基地局の遅延値が固定され、且つ数が少ないため、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングを通じて通知し、ジョイント検出を行う際に、クロースタイムスロットによる干渉をより効果的に抑止する。
ステップ32において、該マルチユーザ信号eに対してデータ分割を行い、つまり、図5に示すような通常のバースト構造を分割する。同一周波数の三つの隣接セルのMidambleコード部分に対応するのが、三つのコードセットのMidambleコード信号em1、em2、em3であるため、受信した総Midambleコード部分はem=em1+em2+em3となる。分割したMidambleコード部分em(Midambleコードの受信信号またはMidambleコードの応答信号)はマルチセルチャネル推定に送られ、分割したデータシンボル部分edはマッチングフィルタリングに送られる。
ステップ33において、ステップ31で取得したタイムスロット配置情報に基いて、クロースタイムスロットが存在するか及びクロースタイムスロットが存在する位置を判断し、本セルの基地局が、クロースタイムスロットによる干渉が存在するか及びクロースタイムスロットによる干渉が存在する位置を知るようにする。
ステップ34において、マルチセルチャネル推定を行う。ステップ33において取得したクロースタイムスロットによる干渉が存在するタイムスロットにおいて、ステップ32において取得した総Midambleコード部分emに対してマルチコードセットチャネル推定方法でチャネル推定を行うことで、それぞれ同一周波数の三つのセルのチャネル推定結果、つまり各セルの総チャネル応答ベクトルを取得できる(詳しくはCN03100670.1,2003.05.09「タイムスロットCDMAシステムのマルチコードセットチャネル推定方法」を参照)。
ステップ35において、同一周波数の隣接セルのコードチャネルまたはコードチャネルの最大セットに含まれる各コードチャネルの配置情報を確定することで、コードチャネルのグループ分けに参与するコードチャネルを確定する。
以上に説明したように、ステップ31において取得したスクランブリングコード、拡散係数、Midamble k、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係、隣接セルの基地局から本セルの基地局までの遅延情報を用いて、マルチセルチャネル推定結果を通じて判断を行って、同一周波数の隣接セルにおいて使用するコードチャネル配置情報を取得する。
ステップ34において取得したチャネル推定結果は、隣接セルのすべてのコードチャネルのチャネル応答を順に排列して得たものである。そのうちから各コードチャネルのチャネル応答を正しく抽出しようとする場合、各コードチャネルのチャネル応答の位置を知らなければならない。各コードチャネルのチャネル応答の位置は、Midamble k、他のセルのユーザが本セルまでの遅延に関係する。従って、遅延情報の取得は、マルチセルチャネル推定結果から正しいコードチャネルのチャネル応答h(k)を抽出するのに役立つ。
コードチャネルのチャネル応答h(k)を抽出した後、抽出したコードチャネルのチャネル応答h(k)を利用して、ステップ31において取得したスクランブリングコード、拡散係数、Midamble k、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係に基いて、対応する使用されるコードチャネルの拡散コードまたはコードチャネルの最大セットのうちの各コードチャネルの拡散コードを確定することができる。例えば、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、3GPP25.221デフォルト方式で定義した対応関係を用いてもよい。
ステップ36において、コードチャネルのグループ分けを行う。ステップ35において取得した同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネルまたはコードチャネルの最大セットに対してグループ分けを行い、次のマルチセルジョイント検出に参与する隣接セルのコードチャネルを確定する。
本発明の上記説明したような第一の方法であるコードチャネルが所属するセルに基いたグループ分け方法を使用する場合、コードチャネルをセル数に応じて三つのグループに分けることができる。このようにグループ分けした後、式(7)の原理に基いて、グループ分け後の総受信信号edを計算する。該edは以下のように示すことができる。
Figure 2009507438
第二の方法であるコードチャネルの幅または電力に基いたグループ分け方法を採用する場合、例えば、まずチャネル推定結果h(k)に基いて、各コードチャネルの組み合わせチャネル応答b(k)を取得し、これに基いて各コードチャネル信号の幅または電力を推算し、そして、電力の強弱に応じてすべてのコードチャネルを二つのグループに分け、検出待ち(ジョイント検出を指す)のコードチャネル及び電力がより強い干渉コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、検出待ちユーザが含まれず且つ電力がより弱い干渉コードチャネルを干渉コードチャネルグループに分ける。このようにグループ分けした後、式(7)の原理に基いて、グループ分け後の総受信信号edを計算する。該edは以下のように示すことができる。
Figure 2009507438
SとdSは、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と送信データである。AIとdIは、干渉コードチャネルグループの伝送行列と送信データである。
第三の方法であるコードチャネルの相関性に基いたグループ分け方法を使用する場合、まず、各隣接セルのチャネル推定結果h(k)から各コードチャネルの組み合わせチャネル応答b(k)を取得し、これに基づいてすべての非検出待ちユーザのコードチャネルと検出待ちユーザのすべてのコードチャネルの相関性の平均値を推算し、相関性の平均値の強弱に応じて上記すべてのコードチャネルを二つのグループに分け、検出待ちユーザのすべてのコードチャネル及びそのコードチャネルと平均して得られた相関性がより強いすべてのコードチャネルをジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、残った、検出待ちユーザが含まれず且つ平均の相関性がより弱いコードチャネルを干渉コードチャネルグループに分ける。このようにグループ分けした後、式(7)の原理に基いて、グループ分け後の総受信信号edを計算する。該edは以下のように示すことができる。
Figure 2009507438
SとdSは、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と送信データである。AIとdIは、干渉コードチャネルグループの伝送行列と送信データである(第二、第三のグループ分け方法は、グループ分け後の総受信信号edについて同一の表現式を用いる)。
拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係が一対一に対応しない場合、上記方法で取得したのは、隣接セルにおいて使用されるコードチャネルの最大セットである。このような場合、コードチャネルの最大セットに含まれたすべてのコードチャネルを、マルチセルジョイント検出に参与する隣接セルのコードチャネルとする。
ステップ37において、b(k)を用いて、式(8)〜(10)における伝送行列Aを構築する(式(2)に基づいて、h(k)からb(k)を得る)。採用するグループ分け方法に基いて、式(8)〜(10)における伝送行列Aを構築する。第一種のグループ分け方法を採用する場合、構築した伝送行列Aは、三つのセルの伝送行列A0、A1、A2である。第二、第三種のグループ分け方法を採用する場合、構築した伝送行列Aは、AS(ジョイント検出の行列演算に参与するコードチャネルグループの伝送行列)、AI(ジョイント検出の行列演算に参与しない干渉コードチャネルグループの伝送行列)である。構築した伝送行列Aについて、第一種のグループ分け方法を採用する場合、三つのセルの伝送行列A0、A1、A2はそれぞれ、ステップ38のマッチングフィルタリング及びステップ39のマルチセルジョイント検出に送られ、第二、第三種のグループ分け方法を採用する場合、ASはステップ38のマッチングフィルタリングに送られ、AS、AIはステップ39のマルチセルジョイント検出に送られる。
ステップ38において、マッチングフィルタリングを行う。送信データdを推定したソフトシンボルを求める式(3)において、
Figure 2009507438
を求める過程が本ステップのマッチングフィルタリング過程である。eはデータ分割を経た後のデータシンボル部分edであり、Aは構築した行列である。第一種のグループ分け方法の場合、マッチングフィルタリング過程におけるAはA0、A1、A2であり、第二、第三種のグループ分け方法の場合、マッチングフィルタリング過程におけるAはASである。Rnは有色ノイズシーケンスnの共分散行列である。
ステップ39において、行列処理を行い、最終的にマルチセルジョイント検出を完成する。コードチャネルの異なるグループ分け方法、構築した異なる伝送行列、及びマッチングフィルタリング結果に対してマルチセルジョイント検出を完成する。つまり、ステップ37において取得した伝送行列Aに基いて、式(4)における一種の方法で行列Tを得て、さらに、ステップ38において取得したマッチングフィルタリング
Figure 2009507438
に基いて式(3)の演算を完成する。ジョイント検出に参与するコードチャネルは、本セルのすべてのコードチャネル、及び一種のコードチャネルのグループ分け方法で確定した、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルである。
より低いコスト及び優れた性能でジョイント検出を実現するために、ジョイント検出に参与するコードチャネルに対して、ステップ38においてマッチングフィルタリングを行った後、ステップ40を増加してもよい。ステップ40において、マッチングフィルタリングした後のコードチャネルに対して活性化検出を行い、活性化検出処理を経て残された活性化コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルとし、確定された、ジョイント検出に参与する活性化コードチャネルに基いて伝送行列Aを修正する。
第一種のグループ分け方法の場合、ジョイント検出は、「ブロック線形等化+干渉相殺」の方法を用いてもよい。つまり、三つのグループ内においてはブロック線形等化のジョイント検出方法を用い、三つのグループの間においては干渉相殺のジョイント検出方法を用いる。具体的には下記ステップを含む。
1)各グループにおいて、総受信信号edに対して、ブロック線形等化のジョイント検出方法でグループごとに検出を行い、つまり、各グループに対して、シングルセルジョイント検出アルゴリズムで検出する。式(8)によれば、ed=A00+A11+A22+n0であり、干渉セル1に対してシングルセルジョイント検出を行うとき、ed=A11+(A00+A22+n0)=A11+n1となり、n1は非干渉セル1の信号の干渉である。シングルセルジョイント検出方法(式(3))でd1を取得し、同様に、d2を取得する。
2)検出した各グループの結果によって干渉復元を行い、干渉セル1、干渉セル2が本セルの本ユーザに与える干渉A11、A22をそれぞれ取得する。
3)総受信信号edから、本グループに属しない干渉A11、A22を相殺して、本グループのネット信号を取得する。つまり、A00+n0=ed-(A11+A22)である。
4)検出待ちユーザが所在するグループのネット信号に対してブロック線形等化のジョイント検出を行って検出待ちユーザの送信信号結果d0を取得する(式(3))。ステップ4)において取得したd0は、ステップ1においてシングルセルジョイント検出方法で直接求めたd0に比べて、同一周波数の隣接セルの干渉をキャンセルしたため、より正確である。
上記過程は、ただ一回の干渉相殺を使用している。実際のシステムにおいては、必要に応じて複数回の干渉相殺を使用して必要な性能を獲得してもよい。例えば、二回相殺は、d1、d2に対して、上記過程に応じて処理を行ってより正確な干渉セルデータd1、d2を取得し、edから、d1、d2から復元した干渉A11、A22を減じて、ネット信号を取得し、そして、取得したネット信号に対してブロック線形等化のジョイント検出を行って、更に正確なd0を取得する。該d0はジョイント検出の出力であり、復調した送信データである。
一回相殺又は複数回相殺が必要となる具体的な実施方法は、繰返し回数を設置して、サイクリックに「ブロック線形等化+干渉相殺」を実行することで実現できる。繰返し回数は干渉相殺の回数である。該処理は具体的に下記ステップを含む。
1)ブロック線形等化方法でグループごとにシングルセルジョイント検出を行って、各グループの結果を検出し、繰返し回数に達しているか否かを判断する。達した場合、検出待ちユーザが所在するグループの検出結果を出力する。達していない場合、ステップ2)を実行する。
2)検出した各グループの結果から、各グループ信号応答による干渉成分を復元する。
3)受信信号によって本グループに属しない干渉成分を相殺して、各グループのネット信号を取得する。
4)ネット信号を次の処理のグループ分け結果とし、ステップ1)に戻る。
第二、第三種のコードチャネルのグループ分け方法を用いた場合、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対して、ブロック線形等化のジョイント検出方法で検出を行う。伝送行列Aを構築する際に取得したAS、AIについて、ASは、本セルの本ユーザのコードチャネルに、本セル又は隣接セルの電力或いは相関性が大きいコードチャネルを加えて構築した伝送行列であり、マルチユーザジョイント検出に用いられる。AIは、本セルのほかのユーザ又は隣接セルの電力或いは相関性が小さいコードチャネルで構築した伝送行列であり、Rnの算出に用いられる。
式(3)により復調した後の送信データdSに対して推定を行って得たソフトシンボルは、下記のように示す。
Figure 2009507438
有色ノイズ干渉の共分散行列Rnは、干渉コードチャネルグループ及び背景ノイズで算出でき、下記のように示す。
Figure 2009507438
nの具体的な算出は、通常二種類の方法がある。
一つの方法は、式(13)に厳格に従い算出する。つまり、まず、干渉コードチャネルグループのコードチャネルの組み合わせチャネル応答(定義は式(2)を参照)から、干渉コードチャネルグループの伝送行列AIを構築し、そして、
Figure 2009507438
及び背景ノイズ電力σ2を計算し、最終的に
Figure 2009507438
を求める。
もう一つの方法は、干渉コードチャネルグループの同一周波数の干渉をホワイトノイズとする簡単化処理であって、式(14)に示すようである。
Figure 2009507438
図10のステップ37、38、39、40を、本発明の方法のマルチセルジョイント検出過程と総称する。つまり、図6におけるステップ5である。
本発明の方法は、タイムスロットCDMAシステム又は類似な信号構造を採用する無線通信システムに適用するほか、アンテナ数が2以上の非CDMA時分割複信通信セルラーシステムにも拡張することができる。マルチアンテナの空間分割の効果を導入しているため、ジョイント検出に参与するコードチャネル数が、拡散係数より大きく、アンテナ数と拡散係数の積以下の範囲内に属する場合、ジョイント検出を適用できる。時分割複信TDMAシステムの場合、上記記載のSF=1の特例と見なすことができるため、隣接セルの信号をジョイント検出に導入してもよい。アンテナ数が1より大きいとき、まず、第k個の受信アンテナの
Figure 2009507438
を算出して合併し、そして、式(11)に従いジョイント検出を行う。このとき、システムは、隣接セルの配置情報が簡単化されたことを基地局に通知する。隣接セルの配置情報の簡単化は、主にタイムスロットタイプ情報、つまり、拡散係数、Midamble k、及び拡散コードとチャネル推定コードの対応関係が省略できることに反映される。
もちろん、本発明は、そのほかの様々な実施形態を有することが理解すべきである。本発明の主旨及びその実質を逸脱しない前提で、本分野の技術者は、本発明に基いて多様な変更又は変形をなすことができる。しかしながら、これらの変更又は変形は本発明の保護範囲に属すべきものである。
クロースタイムスロットが存在する二つのセルのタイムスロットの配置図である。 従来技術において、クロースタイムスロットを回避するために同一のタイムスロットスイッチングポイントを用いる配置方法の流れを示す図である。 従来技術において、クロースタイムスロットによる干渉を回避するために容量を犠牲する配置方法の流れを示す図である。 従来技術においてセル確立の流れを示す図である。 TD-SCDMAサービスのバースト構造を示す。 タイムスロットCDMAシステムにおいて、クロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法の一の実施形態の流れを示す図である。 本発明の隣接セルにおける情報配置の過程を示す図である。 本発明の隣接セルにおける情報の再配置の過程を示す図である。 三つの同一周波数の隣接セルの分布構造を示す。 タイムスロットCDMAシステムにおいてクロースタイムスロットによる干渉を抑止するジョイント検出の実施形態の流れを示す図である。 本発明のRNCが基地局に対して情報を配置する一の方式の流れを示す図である。 3GPP25.221デフォルト方式において定義される拡散コードとMidambleの対応関係を示す。 3GPP25.223において、セルのパラメータ番号、上り・下りパイロットコード、スクランブリングコード、基本Midambleの対応関係を示す。

Claims (32)

  1. タイムスロットCDMAシステムにおいて、クロースタイムスロットによる干渉を抑止する方法であって、
    基地局が、本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報とに基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、クロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得し、
    基地局が、同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定し、
    基地局が、マルチセルチャネル推定結果、及び、確定した、ジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行って、検出データを得ることを特徴とする方法。
  2. 基地局が本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を取得することは、
    無線ネットワーク制御器が基地局自身のセルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を取得して基地局に通知することで実現することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 無線ネットワーク制御器が基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、二つのメッセージによって実現することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 無線ネットワーク制御器が基地局に同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、IubインタフェースNBAPシグナリング又は操作・保守シグナリングによって実現することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 無線ネットワーク制御器が基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、
    各セルの基地局の配置情報を拡張して、同一周波数の隣接セルの配置情報を増加し、
    無線ネットワーク制御器が一つのメッセージを通じて基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することで実現することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記無線ネットワーク制御器が一つのメッセージを通じて基地局に本セルの配置情報と同一周波数の隣接セルの配置情報を通知することは、IubインタフェースNBAPシグナリングによって実現することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記同一周波数の隣接セルの配置情報は、
    タイムスロット配置情報、同一周波数の隣接セルの基地局から本基地局までの距離或いは同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延情報、及び、同一周波数の隣接セルのパラメータ番号或いは基本Midambleコードと下りタイムスロットにおいて用いるタイムスロットタイプを含み、前記タイムスロットタイプは、拡散係数、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 基地局がクロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することは、更に、
    基地局が、同一周波数の隣接セルのタイムスロット配置情報に基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、そして、基本Midambleコード又は同一周波数の隣接セルのパラメータ番号で確定した基本Midambleコードに基いて、クロースタイムスロットによる干渉が存在するタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定方法を用いてマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 基地局が同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定することは、更に、
    基地局が、同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延或いは隣接基地局から本基地局までの距離から求められた伝送遅延、Midamble k、拡散係数、拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係、及び、チャネル推定結果に基いて、活性化検出を通じて、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネル又はコードチャネルの最大セットを確定することを含み、
    前記コードチャネルの最大セットのすべてのコードチャネルを、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネルとすることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  10. 前記同一周波数の隣接セルの配置情報は、
    タイムスロット配置情報、隣接基地局から本基地局までの距離或いは同一周波数の隣接セルの基地局の信号が本基地局に到達する伝送遅延情報、同一周波数の隣接セルのパラメータ番号或いは基本Midambleコード、同一周波数の隣接セルで使用する拡散コード、Midamble K、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 基地局がクロースタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することは、更に、
    基地局が、タイムスロット配置情報に基いて、クロースタイムスロットが存在する位置を確定し、基本Midambleコード又は同一周波数の隣接セルのパラメータ番号から確定した基本Midambleコードに基いて、マルチセルチャネル推定方法を用いて、クロースタイムスロットによる干渉が存在するタイムスロットに対してマルチセルチャネル推定を行って、チャネル推定結果を取得することを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  12. 基地局が同一周波数の隣接セルのコードチャネル配置情報を確定し、確定されたコードチャネルをグループ分けして、ジョイント検出に参与する同一周波数の隣接セルのコードチャネルを確定することは、更に、
    基地局が、同一周波数の隣接セルで使用する拡散コード、Midamble k、及び拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係に基いて、隣接セルのコードチャネル配置情報を確定して、同一周波数の隣接セルにおいて使用されるコードチャネルを確定することを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
  13. TD-SCDMAシステムにおいて、同一周波数の隣接セルの配置情報は、スクランブリングコードを更に含み、前記スクランブリングコードは、前記基本Midambleコード又は隣接セルのパラメータ番号により得られることを特徴とする請求項7又は10に記載の方法。
  14. 前記拡散コードと基本Midambleコードのサイクリックシフトとの対応関係は、3GPP25.221デフォルト方式で定義した形式を用いることを特徴とする請求項7又は10に記載の方法。
  15. 前記タイムスロット配置情報は、同一周波数の隣接セルの番号と、同一周波数の隣接セルでクロースタイムスロットが現れたタイムスロット番号とを含み、又は、同一周波数の隣接セルの番号、各タイムスロットのタイムスロット番号及びその上り・下り方向を含むことを特徴とする請求項7又は10に記載の方法。
  16. 前記伝送遅延は、測定コマンドの配置を通じて、基地局が同一周波数の隣接セルのパイロット信号を測定することによって取得することを特徴とする請求項7又は10に記載の方法。
  17. 基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルが所属するセルに基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルのグループ数は同一周波数の隣接セルの個数と同じであり、各グループ内のコードチャネルは対応するセルのコードチャネルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルの幅又は電力に基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルの幅又は電力の強弱に応じて、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループと干渉コードチャネルグループとに分けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  19. 前記コードチャネルの幅又は電力の強弱に応じてグループ分けをすることは、
    隣接セルのチャネル推定結果、又は隣接セルのチャネル推定結果から得た各コードチャネルの組み合わせチャネル応答によって、各コードチャネル信号の幅又は電力を推算し、
    検出待ちのコードチャネル、及び幅又は電力が閾値より大きい干渉コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、検出待ちのユーザが含まれず且つ幅又は電力が閾値より小さい干渉コードチャネルを、干渉コードチャネルグループに分けることを含むことを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 基地局が、確定した同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対してグループ分けを行うことは、コードチャネルの相関性に基いて同一周波数の隣接セルのコードチャネルに対して行われ、コードチャネルの相関性の強弱に応じて、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループと干渉コードチャネルグループとに分けることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 前記コードチャネルの相関性に応じてグループ分けをすることは、
    隣接セルのチャネル推定結果、又は隣接セルのチャネル推定結果から得た各コードチャネルの組み合わせチャネル応答によって、マルチセル信号の各コードチャネル間の相関性を推算し、
    検出待ちのすべてのコードチャネル、及び相関性が閾値より大きい干渉コードチャネルを、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに分け、検出待ちのユーザが含まれず且つ相関性が閾値より小さい干渉コードチャネルを、干渉コードチャネルグループに分けることを含むことを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 前記コードチャネル間の相関性は、平均相関性、最大相関性及び最小相関性を含み、
    そのうちから一種の相関性を選択して大きさに応じてグループ分けをすることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うとき、前記確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルは、選択されたジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルのうちマッチングフィルタリング及び活性化検出処理を経て残された活性化コードチャネルであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  24. 基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うときに使用する方法は、
    基地局が、各グループ内においてはシングルセルの「ブロック線形等化」を用い、各グループ間においては「干渉相殺」の方法を用いることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  25. 各グループ内においてはシングルセルの「ブロック線形等化」を用い、各グループ間においては「干渉相殺」を用いる方法は、更に、
    各グループに対してシングルセルジョイント検出を行って、各グループの結果を取得し、
    干渉相殺の回数が設定された回数に達したとき、検出待ちのユーザが所在するグループの検出結果を出力し、
    干渉相殺の回数が設定された回数に達していないとき、検出した各グループの結果から各グループ信号応答による干渉成分を復元し、受信信号を通じて本グループに属しない干渉成分を相殺して、各グループのネット信号を取得し、該ネット信号を次の処理のグループ結果とすることを含むことを特徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 各グループに対してシングルセルジョイント検出を行って、各グループ結果を検出することは、更に、
    各隣接セルのチャネル推定結果を利用して各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を算出し、
    該組み合わせチャネル応答から各隣接セルの伝送行列を構築し、
    受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、マッチングフィルタリング結果に対して、シングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することを含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、マッチングフィルタリング結果に対して、シングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することは、更に、
    マッチングフィルタリング結果に対して活性化検出を行い、活性化検出結果に基いて伝送行列を新たに構築し、そしてシングルセルの「ブロック線形等化」を行って各グループのジョイント検出結果を取得することを含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 基地局がマルチセルチャネル推定結果、及び確定したジョイント検出に参与する各基地局のコードチャネルに基いてジョイント検出を行うときに使用する方法は、
    ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法を用いることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  29. ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法を使用して検出することは、更に、
    各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を利用して、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と干渉コードチャネルグループの伝送行列を構築し、
    ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と有色ノイズ干渉の共分散行列とを、受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、
    マッチングフィルタリング結果に対して、ブロック線形等化のジョイント検出アルゴリズムでジョイント検出を行い、取得した送信データを推定したソフトシンボルを検出データとして出力することを含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記有色ノイズ干渉の共分散行列は、前記干渉コードチャネルグループの伝送行列と前記背景ノイズとによって算出されたものであることを特徴とする請求項29に記載の方法。
  31. 前記有色ノイズ干渉の共分散行列は、干渉コードチャネルグループ中の同一周波数の干渉をホワイトノイズとして処理して得たものであり、
    干渉コードチャネルグループ中の各コードチャネルの電力の和を算出し、
    電力の和と背景ノイズ電力との和を算出することを含むことを特徴とする請求項29に記載の方法。
  32. ジョイント検出に参与するコードチャネルグループに対してブロック線形等化のジョイント検出方法で検出することは、更に、
    各コードチャネルの組み合わせチャネル応答を利用して、ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と干渉コードチャネルグループの伝送行列とを構築し、
    ジョイント検出に参与するコードチャネルグループの伝送行列と有色ノイズ干渉の共分散行列とを、受信信号から分割したデータ部分とマッチングフィルタリングを行い、
    基地局がマッチングフィルタリングの出力結果に対して活性化検出を行い、活性化検出結果に基いて伝送行列を新たに構築し、
    前記活性化検出結果に基いて構築した伝送行列に対して、ブロック線形等化のジョイント検出アルゴリズムでジョイント検出を行い、取得した送信データを推定したソフトシンボルを検出データとして出力することを含むことを特徴とする請求項28に記載の方法。
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