JP2009507298A - 遠隔のネットワークノードとのデータ通信 - Google Patents

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Abstract

遠隔のロケーションとベースロケーションとの間でネットワークを介してデータが転送される。本発明の例示の実施形態によれば、データルータ(例えば、図1の112と132)が、ベースと遠隔ネットワークアプライアンス(例えば、それぞれ図1の130と120)間でのデータのルーティングを、データを記述しているメタデータと遠隔ネットワークアプライアンスの能力との関数として制御する。

Description

本発明は、一般的には遠隔地にあるデータ端末又はノード間でのデータ通信に関し、より詳しくは、インターネットなどのネットワークを介する遠隔のネットワークノードとのアプリケーション固有データの提示に関する。
インターネットや他の通信ネットワークに対するアクセスが容易になり、便利になり、そしてより便利に利用可能となるにつれて、このようなネットワークは、画像、オーディオ、ビデオならびに他のタイプのストリーミング式のデータ、テキスト及び他のコンテンツなどのデータが転送される用途のためにますます用いられるようになっている。例えば、コンピュータソフトウエア、音楽、ビデオ、ニュースサービス、ゲーム及び他のアプリケーションのためのデータが、インターネットを介して要求され伝達されている。また、多くのアプリケーション向けに、携帯電話ネットワーク用に実現されているような無線ネットワークを介して要求され伝達されている。
コンテンツ(例えばオーディオ、画像、ビデオ)はアプリケーションが展開されてきており、また、電子式に容易に格納される。例えば、音楽を書換え可能電子メディアに格納することがポピュラーな方法となっており、この方法では、音楽のコレクションを維持してこれにアクセスする。ビデオに応用する例もあり、このような例では、テレビや個人的なビデオのコレクションをデジタル式に録画して格納することがポピュラーとなっている。写真は、従来の焼き付けられた写真や物理的な写真アルバムに依存せずに、しばしば電子式に格納されてアクセスされている。
コンテンツや他のデータを電子式に格納することがポピュラーになるにつれて、データにアクセスすることが、データを便利に格納することに加えて、及びますます重要なことになっている。例えば、ダウンロード可能なオーディオフォーマットで音楽を販売することがますますポピュラーとなっている。家庭やオフィスに置かれているデジタルオーディオプレイヤや、自動車、ラップトップ型コンピュータ、個人的聞き取りデバイス、その他で用いることが可能なモバイルプレイヤが、このダウンロードされた音楽を再生するために用いられている。音楽をプレイするために、オーディオデータがモバイルプレイヤやローカルのコンピュータ上にロードされ、音楽をローカルでプレイするために用いられる。一般的には、大量のオーディオデータを格納するために必要とされる記憶用スペースのサイズは、デジタル式のオーディオプレイヤ、コンピュータ又は音楽をプレイすることが可能な他のアプライアンスのメモリ容量を超えている。この点で、オーディオデータや、画像データなどの他のデータの管理及び使用は、このデータに対する需要と使用を考慮すると、その負担がますます重くなってきている。
従来の文書や他のタイプのデータ(例えば、テキストベースの文書、スプレッドシート、プレゼンテーション)に当てはめても、このようなデータに対するフレキシブルなそして効率的なアクセスの需要も増している。例えば、ますます多くの職場が移動式になっており、従業員は、家庭や移動先などの遠隔地で働いている場合がしばしばある。遠隔地からデータにアクセスすることは、情報に対する所望のアクセスレベルを維持しながら、移動を容易なものとする目的にとっては特に有用である。しかしながら、移動を容易なものとするために、または、フレキシブルなデータアクセスを他の方法で提供するために転送することが望ましいデータファイルのサイズが増大したことによって、通信チャネルを介してこのようなデータを伝達することが課題となってきた。例えば、電子メールでは、オーディオ、ビデオ、テキスト及びプレゼンテーションのファイルなどの大容量データファイルを転送する能力は一般には限られている。
多くの通信アプリケーションの場合、データ転送の使用の増大と可用性の不足により、通信チャネルとデータの使用法に創意工夫を凝らすことが必要とされる。このような要求と他のデータ転送上の要求とを満たすため、ネットワークの、多量のデータを処理する能力とデータを高速度で処理する能力の双方が向上している。加えて、データを処理し伝送することが可能な速度を増すために、ネットワークアクセスアプライアンスが改善されてきた。しかしながら、高品質のデータ転送の需要が増加しており、これらの要望を満たすのがさらに困難となる。
インターネット上のデータ転送に対する1つの課題は、データ転送チャネルがフレキシブルでないことから発している。例えば、データのサプライヤがインターネットを介してエンドユーザにデータを売ると、このエンドユーザは一般的に、サプライヤの管理下で運営される一握りのダウンロードロケーションのうちの1つを用いてこのデータをダウンロードする。このタイプの操作は厄介で金がかかるが、これは、このデータがかなりの距離を移動しなければならず、したがって、通信ネットワーク上で多くの時間とスペースを取るからである。加えて、データ転送は、ダウンロードロケーションの所在地によって制限される。
データの効果的な転送及び管理に対するもう1つの課題は、許容可能な転送速度でのデータの提供に関連している(これは、例えば帯域幅に関連する)。ある種のネットワークアクセスアプライアンスでは、さまざまな速度でオーディオデータを処理するその能力が、その内部構造のために又はネットワークアクセスの利用可能性のために限られたものとなる。例えば、モバイル(無線)タイプのネットワークアクセスアプライアンスでは、モバイルネットワークに対する接続可能性のために制限されることがある。加えて、ある種のネットワークアプライアンスは、有線通信と無線通信に適応可能であるが、そのデータアクセス能力はそれぞれが、無線通信の場合より有線通信の場合のほうが相対的に高く(例えばより高速で)、このようなアプライアンスは、無線通信で動作中は、低速で、または低いビットレートで、データを受信することが可能である。
データの転送と管理に対するさらなる課題は、異なったタイプのデータアクセスアプライアンスに加えて、きわめて多くの異なったタイプのデータが存在することに起因する。例えば、異なったさまざまなタイプのデータタイプが、オーディオファイルを格納するために実現されている。このようなデータタイプは、再生目的で用いられている特定のタイプのデジタルオーディオデバイスとしばしば関連付けられる。加えて、同じデータタイプに対しても、データを格納する仕方が互いに異なることがしばしばあり、一般的に品質レベル(例えば、再生ビットレート)の異なりを招く。この点で、デジタルオーディオプレイヤはデータにアクセスするだけではなく、特定のフォーマットでデータにアクセスしなければならない。
ネットワークデータの転送に伴うさらに別の課題は、デジタル権利管理(DRM)と関連するメディア権利の管理である。上記したように、オーディオやビデオなどのデジタルメディアは、電子式伝達によって購入することが可能である。データをコピーしたり、配布したり、無認証で使用したりすることを抑制及び/又は防止するために、セキュリティ上の予防措置が講じられている。いくつかのアプリケーションでは、これらのセキュリティ予防措置は再生を可能とするために特定的な方式を要求し、これが、データを転送して次いでこれを用いる(例えば再生する)ことに伴う困難をさらに増幅しかねない。
通信ネットワークを介してのデータ転送を効果的にそして効率的に管理することは、ネットワークベースのデータ転送を利用している又は利用し得る技術やトレードチャネルが進歩するなかで課題であった。加えて、以前の方式は、データ端末間でそのようなデータを信頼性が高く、安全で、効率的で、そして手ごろな価格で転送したいという需要を満足させる能力を制約する。
本発明は、アプリケーションタイプコンテンツを遠隔地のデバイスで利用可能なものとするデータのルーティング及び管理の方式ならびにこれと関連するアプリケーションを提供することを目的とする。本発明は、多くの実施例と応用例に例示されるが、そのうちの一部を以下に要約する。
本発明の例示の実施形態によれば、データルーティング方式によって、ユーザのベース(例えば、家庭やオフィス)でのデータ記憶/処理装置と遠隔のパケットベースデバイスとの間で通信ルートが確立されて、遠隔のアプリケーションベースの構成機能によって各々の通信ルートを介してのデータ転送が容易となるようになっている。
本発明の別の例示の実施形態によれば、インターネットベースのルーティングサーバによって、ベースネットワークノードと遠隔パケットベースデバイスとの間でのコンテンツの伝達が容易となる。ルーティングサーバ上で動作するホストアプリケーションは、この遠隔パケットベースデバイスのベースネットワークノードにアクセスする能力を制御するために、遠隔パケットベースデバイスとの対話に認証方式を用いるように構成されている。遠隔パケットベースデバイスが特定のベースネットワークノードにアクセスすることを認証された場合、ホストアプリケーションはさらに、遠隔地のパケットベースデバイスでの能力を示すプログラム情報を確認する。この特定された能力を用いて、ホストアプリケーションについているプラグインが、ベースネットワークノードにあるコンテンツアプリケーションと、このコンテンツアプリケーションと関連するメタデータを用いて対話し、これによって、コンテンツの構成及びベースネットワークノードから遠隔パケットベースデバイスへの転送を容易なものとする。
1つの実施例では、ルーティングサーバは、ネットワークベースサーバノードと複数のベースネットワークノードに実装されるネットワーク分散型のルーティングサーバである。ベースネットワークノード(例えば、ここでベースの「ノード」は共有するロケーション又は別々のロケーションにある2つ以上のインターネットワークセスアプライアンスを含んでいる場合がある)はその各々に対して、個別のアクセス特徴が割り当てられる。このようなアクセス特徴は、遠隔パケットベースデバイスによって、典型的には、ベースネットワークノードと関連している個人のデバイスによってベースネットワークノードにあるコンテンツにアクセスするために利用される。このアクセスされるデータは、遠隔パケットベースデバイスにおける利用可能なプログラムによる使用に向けて構成されている。
本発明の別の実施形態によれば、ネットワーク通信システムによって、ベースと遠隔のネットワークアプライアンス間でのインターネットを介してのアプリケーション固有データの通信と、遠隔のネットワークアプライアンスでのアプリケーション固有データの提示とがしやすくなる。このシステムは、インターネットを介してデータ転送要求を受信して、この受信したデータ転送要求をベースネットワークアプライアンスと関連付けるネットワークサーバ装置を含んでいる。関連付けられたデータ転送要求は、ベースネットワークアプライアンスに対する認証データとこの要求内のデータとの関数として認証され、認証されたデータ転送要求はその各々が、関連付けられているベースネットワークアプライアンスに対してインターネットを介して渡される。関連付けられたベースネットワークアプライアンスは各々が、ネットワークサーバ装置からインターネットを介して受信された認証済みの要求に応答するデータルータを含んでいる。このデータルータは、ベースネットワークアプライアンスにおけるメタデータを用いて、要求に対応するアプリケーション固有データを特定する。この特定されたアプリケーション固有データは、第1のフォーマットタイプから第2のインターネット通信フォーマットタイプにトランスコーディングされるが、この第2のフォーマットタイプは遠隔のネットワークアプライアンスのうちの1つとコンパティブルとなっている。このトランスコーディングされたデータは、次に、遠隔のネットワークアプライアンスのうちの前記の1つに対して送られる。
本発明の別の例示の実施形態によれば、アプリケーション固有データは、ベースと遠隔のネットワークアプライアンス間でインターネットを介して通信されて、遠隔ネットワークアプライアンスで提示される。ネットワークサーバでは、データ転送要求がインターネットを介して受信されて、ベースネットワークアプライアンスと関連付けられる。この関連付けされたデータ転送要求は、ベースネットワークアプライアンス用の認証データとこの要求内のデータとの関数として認証され、認証されたデータ転送要求はその各々が、関連付けされたベースネットワークアプライアンスに対してインターネットを介して渡される。各々の関連付けされたベースネットワークアプライアンスでは、受信した認証済みの要求に応答して、メタデータを用いて、この要求に対応するアプリケーション固有データを特定する。この特定されたアプリケーション固有データは、第1のフォーマットタイプから第2のインターネット通信フォーマットタイプにトランスコーディングされるが、この第2のフォーマットタイプは遠隔ネットワークアプライアンスのうちの1つとコンパティブルとなっている。このトランスコーディングされたデータは、次に、遠隔のネットワークアプライアンスのうちの前記の1つに対して送られる。
本発明の別の例示の実施形態によれば、データは、ベースと遠隔地のネットワークアプライアンス同士間で次のように通信される。ベースネットワークアプライアンスに格納されているデータのアプリケーション固有の特徴を特定するメタデータが格納される。遠隔ネットワークアプライアンスにおけるユーザが認証されて、少なくとも1つのアセットスペースが、格納されているメタデータと認証されたユーザとの関数としてベースネットワークアプライアンスに格納されているデータを特定して、展開される。この少なくとも1つのアセットスペースは、格納されているデータを転送用に選択する際に用いられるように認証済みのユーザに対して提示される。このアセットスペース内で特定されたデータに対する要求を受信すると、これに応答して、データが、第1のMIMEタイプから要求内で特定されている遠隔のネットワークアプライアンスで利用可能なアプリケーションプログラムの関数である第2のMIMEタイプにトランスコーディングされ、このトランスコーディングされたデータがこの遠隔のネットワークアプライアンスに通信される。
本発明に関する上記の要約は、本発明の解説されている実施形態の各々やすべての実施例を説明することを意図するものではない。以下の図面と詳細な説明は、より特定的にこれらの実施形態を例示するものである。
本発明は、以下の添付図面に関連する本発明のさまざまな実施形態の詳細な説明を読めばより完全に理解され得るであろう。
本発明はさまざまな修正や代替例の形態を取りやすいが、その細目は図面に例として図示されており、また、詳細に説明されるであろう。しかしながら、本発明を記載する特定の実施形態に制限する意図はないことを理解すべきである。それどころか、添付のクレームに定義する本発明の精神と範囲から逸脱しないすべての修正例、同等例及び代替例をカバーすることを意図するものである。
本発明は、互いに異なったさまざまなタイプの通信に応用可能であると信じられており、また、本発明は、インターネットなどのネットワーク上でのコンテンツのルーティングに対して、このルーティングと関連している遠隔のデバイスの表示特徴及び/又は動作特徴の関数として特に適していることが分かっている。本発明は必ずしもこのような応用分野に限られるわけではないが、本発明のさまざまな態様が、この文脈を用いているさまざまな例を検討することによって理解され得る。
本発明のある例示の実施形態によれば、ピアツーピアネットワークルーティングシステムが、ベースネットワークノードと遠隔パケットベースデバイス(例えば、ネットワークアクセスアプライアンス)におけるユーザとの間でのデータの選択的通信に適合され、このデバイスを介して、ユーザはこのベースネットワークノードにアクセスすることを承認されている。
ホストサーバは、ベースネットワークノード(例えば、コンピュータなどのパケットベースのデバイス)に実装されているソフトウエアと共に、ユーザをこのベースネットワークノード上の利用可能なデータに接続する個人的ネットワークサービスを提供する。このホストサーバによって、遠隔パケットベースデバイスからアクセス可能なインテリジェントインタフェースが容易となり、さらに、データの選択と、ベースネットワークノードから遠隔パケットベースデバイスへのデータの伝達が容易となる。選択されたデータは、遠隔パケットベースデバイスのところどころで利用可能なプログラミングを特徴付ける情報を用いて遠隔パケットベースデバイスで用いられるように構成される。すなわち、アプリケーション固有データと全ての関連のメタデータ(すなわち、このアプリケーション固有データを特徴付ける情報)を用いて、このデータを固有なデータとするこのアプリケーションを必ずしも実装することなくデータに遠隔パケットベースデバイスからアクセス(例えば表示)する。この方式によって、遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザは、このようにしてベースネットワークに接続され、このユーザは、ベースネットワークノードに格納されている情報を直接に及び/又はホストサーバを介して受信することが可能なようになる。
一部の応用例では、アプリケーション固有情報を表示する又は別様に利用可能なものとするためにこのアプリケーション固有情報を必ずしも理解したり処理したりする必要がない遠隔パケットベースデバイスを介して、上記の方式を実行しやすくすることができる。この点で、ベースネットワークノードにおける特定のソフトウエアプログラムと関連して作成された及び/又は格納されたデータ(アプリケーション固有データ)を、遠隔パケットベースデバイスで特定のソフトウエアプログラムを必ずしも用いることなく、遠隔パケットベースデバイスにおいて閲覧その他のアクセスが可能である。このベースネットワークノードにおけるデータは、インターネットを介して遠隔パケットベースデバイスに送ることが可能なMIMEタイプにすること等によってトランスコーディングされる。この文脈では、「MIMEタイプ」とは、画像、グラフィックファイル又はテキストなどのデータをインターネットを介して転送しやすくするようなフォーマットのことであり、したがって、このようなファイルは、(例えば、データを作製するために用いられたソフトウエアプログラムを必ずしも実装することなく)インターネットブラウザアプリケーションを用いて閲覧することが可能である。
一般に、アプリケーション固有データは、ユーザが典型的にはアプリケーションを用いて管理するコンテンツである。このコンテンツには、例えば、特定のプログラムアプリケーションに固有のデータ又は、さまざまなプログラムアプリケーションで対応可能なタイプのデータが含まれる。例えば、電子メールメッセージはメール読み取りアプリケーションによって管理され、音楽は音楽ライブラリアプリケーションもしくはプレイヤによって管理され、画像はアルバムアプリケーションによって管理され得るが、これらのアプリケーションは各々が、そのアプリケーションに固有のデータ(アプリケーション固有データ)を伴う。場合によっては、このようなアプリケーションはコンテンツメタデータを管理し、ファイルシステム上のコンテンツに対するポインタを保有している。このようなアプリケーションが、コンテンツメタデータとコンテンツの双方を1つのデータベース中で管理している場合もある。どちらの場合も、メタデータを用いて、遠隔のユーザ、多くの例では、コンテンツを管理するアプリケーションを有しない遠隔のユーザ、に提示するコンテンツにアクセスする。
遠隔パケットベースデバイスにデータを伝達する種々の方式が、異なるアプリケーションに関して、アプリケーション周辺の条件及び他の関連状況に依存して、実装される。各々の応用例では、ホストサーバが、ベースネットワークノードから(また他のベースネットワークノードから)のデータのルーティングを制御する。1つの伝達例では、ベースネットワークノードにおけるソフトウエアは、ホストサーバに対してデータを利用可能なものとするように構成されていて、このホストサーバが、ベースネットワークノードからデータを検索して、この検索されたデータを遠隔パケットベースデバイスに渡すようになっている。別の伝達例では、ベースネットワークノードにおけるソフトウエアが、例えばホストサーバが提供するインターネットインタフェースを用いて、遠隔パケットベースデバイスに対してデータを直接に利用可能なものとする。
各々のベースネットワークノードにおけるデータに対するアクセスは、このベースネットワークノードに対するアクセスを制限する認証基準を用いてホストサーバが制御する。識別(例えばユーザ名)やセキュリティコード(例えばパスワード)などのユーザ固有の基準を用いる場合、このような情報は、遠隔パケットベースデバイスに格納しておいて自動的にホストサーバに提供されたり、ホストサーバ(もしくはネットワーク上のどこか別のところ)に格納されたり、遠隔地のパケットベースデバイスにおけるユーザによって入力されたりする。一部のアプリケーションでは、各々の遠隔パケットベースデバイスに固有の識別特徴を認証基準として用いるが、このような識別情報は遠隔パケットベースデバイスからホストサーバに対して提供される。例えば、遠隔パケットベースデバイスがモバイル電話を備えている場合、その電話番号を用いて、ベースネットワークノードにおけるデータに対するアクセスを承認することができる。モバイル電話のユーザ識別番号や別のタイプのネットワークアクセスアプライアンスの識別などの別の識別子を用いてアクセスを承認することも可能である。他の応用例では、遠隔パケットベースデバイス(例えば電話番号)に固有の識別情報とパスワード及び/又はアイデンティフィケーションなどのユーザ固有の基準の組み合わせを用いて、ベースネットワークノードにおけるデータに対するアクセスを制御する。
一部の応用例では、ベースネットワークノードで利用可能なデータの限られた部分に対する特定のアクセスを承認するために認証基準が用いられる。適切であれば、このような制限されたアクセスをしやすくするために、ベースネットワークノードで利用可能なデータと関連するメタデータを選択的に実装する。遠隔パケットベースデバイスの特徴(例えば、その利用可能な能力)を認証基準と関連させて用いて、データに対するアクセスを承認してもよい。例えば、ベースユーザは、ベースネットワークノードにおけるデータに対するアクセスの承認を遠隔のユーザに対して与える場合、データ選択のための遠隔ユーザのアクセスを制限することを希望するかもしれない。この点で、ベースネットワークノードにとって利用可能なデータの限られた部分について、遠隔のユーザに対する認証を提供(例えば、遠隔ユーザのアイデンティフィケーションとパスワードと関連させて)する。この方式は、例えば、ベースユーザが、選択されたピクチャを特定の遠隔ユーザと共有することを希望するような場合に実施可能であり、このベースユーザは、ベースノード及び/又はホストサーバにおけるソフトウエアを、これら選択されたピクチャに対するアクセスを承認するように(例えば、これらピクチャを参照したり又はこれらピクチャを特定のディレクトリ内に位置付けしたりすることによって)構成する。一部の応用例では、アクセスに承認を与えることは、データの特徴によってなされたアプリケーション固有の選択に対するアクセスの承認を含むことができる。メタデータは、この特徴と関連しているデータを特定する(例えば、「マイピクチャ」などの特定のメタデータタイプのアイデンティフィケーションがタグ付けされているピクチャだけを共有することをユーザが希望する場合)。アクセスが承認されると、遠隔のユーザは、この選択されたピクチャを遠隔パケットベースデバイスを介してアクセスし、閲覧することができる。
上記の例示実施形態及び本明細書に記載する他のさまざまな例示の実施形態や実施例に関連して記述したように、ベースネットワークノードは、ネットワーク(例えばインターネット)にアクセス可能な家庭や企業という場所にある例えば1つ以上のパソコン、セットトップボックス、ウェブカメラ、安全監視システム及び/又はコンテンツ記憶システムを含むことができる。この文脈では、遠隔パケットベースデバイスにいる「ユーザ」は、ベースネットワークノードと関連したユーザによってアクセスを認証された、家族、ビジネスエンティティの被雇用者又は単なる個人などの一人またはそれ以上の個人を含むことができる。さらに、「ユーザ」は、自動的に機能するマシン(例えば個人によってプログラムされたもの)であり得る。
別の実施形態では、ベースネットワークノードで実現されているホストサーバ及び/又はソフトウエアによって、ベースネットワークに格納されているデータに関連する権利を保護しやすくなる。しばしばデジタル権利管理(DRM)と呼ばれる権利などのこのような権利は、データの使用及び/又は配布を規定する著作権法その他の法律にしばしば関連している。一部の例では、権利は、個人情報及び/又は秘密情報を保護したいという要望と単に関連しているだけである。この点で、ホストサーバとベースネットワークノードに実装されたソフトウエアの一方又は両方が、このような権利の保護に関連する方式を実施する。
データ保護に伴う1つの例示の応用例は、音楽の配布に関連する。音楽を保護する場合、ホストサーバ及び/又はベースネットワークノードを配布制御プログラミングによってプログラムし、これで、ネットワークを介しての音楽の伝達が遠隔パケットベースデバイスによって利用可能であることを、また、場合によっては保護されることを保証するようにすることが可能である。一部のアプリケーションでは、音楽は、インターネットを介して音楽が(購入されると)伝達されるフォーマットなどのオリジナルの保護されたフォーマットで遠隔パケットベースデバイスに伝達される。遠隔パケットベースデバイスがこのオリジナルの保護フォーマットでデータを使用することが不可能なアプリケーションでは、ホストサーバ及び/又はベースネットワークノードは、オリジナルの保護を解除して、保護されていないフォーマットでデータを送ることができる。他のアプリケーションでは、オリジナルの保護を解除し、遠隔パケットベースデバイスによって利用可能な保護スキームを用いて再度データを保護する。この方式は、例えば、保護して伝達することが望ましいがオリジナルの保護フォーマットで伝達することは望ましくないような場合には便利である。この点で、自分のベースネットワークノード(例えば、パソコン)に音楽を格納しているユーザは、この音楽がメディア権利及び/又は遠隔パケットベースデバイスの特徴を考慮して適切に配布される保証を維持しつつ、この遠隔パケットベースデバイスを介してこの音楽にアクセスすることが可能である。
一部の応用例では、メディアコンテンツなどのデータを伝達する際に、遠隔パケットベースデバイスへ伝達され及び/又は利用されやすいフォーマットにコンテンツを構成する。例えば、遠隔パケットベースデバイスがピクチャを特定のフォーマットで表示することが可能である場合には、この遠隔パケットベースデバイスが要求するピクチャを適切にフォーマッティングし、これで、この遠隔パケットベースデバイスがこのピクチャを表示できるようにする。加えて、データ転送速度が利用可能な通信(帯域幅)によって制限される場合、ピクチャは、この各々のピクチャの必要とするデータ量が比較的少なくなるようにフォーマッティングされる(例えば、高解像度の画像は、転送に先立って、画像データサイズを減少させるために低解像度のものにフォーマッティングされる)。別の例として、音楽などのオーディオデータが要求されているが、遠隔パケットベースデバイスがオーディオデータを特定のデジタルオーディオフォーマット(例えば、mp3フォーマット)でプレイするように適合している場合、要求されているオーディオデータをこの特定のデジタルオーディオフォーマットでフォーマッティングする。
本発明の別の例示の実施形態では、データは、このデータを作成するアプリケーションと関連しているプラグインを用いて、遠隔パケットデバイスのアプリケーション徴及び/又は表示の特徴に適合した仕方で、ホームコンピュータ装置とこの遠隔パケットデバイスとの間で通信される。エージェント(例えば、プログラミングコード)が、ホームコンピュータ装置に実装され、ネットワーク分散型ルーティングの制御を容易にするためにネットワークベースのルーティングサーバと協調動作する。ホームコンピュータ装置におけるプログラムアプリケーション(例えば、第3者のデスクトップアプリケーション)が、エージェント固有のプログラミングによって、エージェントと共に使用されるように統合され、プラグインは、アプリケーションと関連するメタデータによって特徴付けされるデータに対するアクセスを容易にする。このようなメタデータには、例えば、アプリケーション固有データを記述するデータ、例えば、データのグループ分けに用いられるもの、データが特定のタイプのものであると特定するもの、データの属性を設定するもの、が含まれる。属性には、例えば、表示特徴、再生特徴、セキュリティ特徴、メディア権利特徴などが、それが適切である限り含まれてよい。プラグインは、例えば、追加の及び/又はオプションの機能性をもたらすコンパイル済みコードの動的ライブラリを用いて実現されるが、この機能性によって、エージェントは、アプリケーション固有データに操作を加えたり及び/又はアクセスしたりすることが可能となる。
1つの応用例では、上述のエージェントは、実行時に動的にロードされるモジュール群を実現するが、これらのモジュールには、一般的に1つ以上のアセットスペースプラグイン及びMIMEハンドラプラグインが含まれる。このアセットスペースプラグインは、エージェントとある形態の外部リソース(例えば、アセット)ストレージとの間で抽象化レイヤとして動作し、格納されているアセットに対するこれらのアセットの特徴(例えば、これらアセットを作成したプログラムアプリケーションによって割り当てられたタグなどの特定用情報)に基づくアクセスを容易にする。このようなアセットには、例えば、画像、オーディオ、ビデオ、テキスト又は他のデータなどの遠隔パケットベースデバイスで用いられるように生成された特定の表示と共に実現されるような選択されたアセット(例えば、ウェブページ)が含まれる。このようなアセットは、一般的に、アセットスペースとして参照可能なロケーションに格納されるが、この点で、本明細書に記載するアセットスペースは、ホームコンピュータ装置又はどこか別のところで、ネットワークを介してアクセス可能なさまざまなタイプのうちの1つ以上のストレージロケーションを用いて実現されてもよい。
このようなアセットスペースプラグインのうちの1つは、エージェントに対するインタフェースとなって、アセット群を照会し、検索し、個々のアセットを取得して、新しいアセットをアセットスペースに挿入する機能を提供する。すなわち、遠隔パケットベースデバイスは、遠隔パケットベースデバイスでアセット固有のプログラミングを必ずしも実装することなく、ネットワークベースのルーティングサーバによって容易化されて、アセットスペースプラグインを介して、1つまたはそれ以上のアセット(例えば、アプリケーションプログラム機能、データ又は他の情報)とインタフェースすることが可能である。例えば、アプリケーションプログラムがグルーピング、データタイプ、日付又は他の特徴などのデータの特徴を特定するタグをデータに割り当てる場合、アセットスペースプラグインは、これらのタグにアクセスし、遠隔パケットベースデバイスがこのタグ付けされたデータにアクセスその他の処理をする際に用いるためにこれらの情報を提示するように、適合される。このようなタグは、例えば、アプリケーションプログラムに対して固有のものであったり、別個のアプリケーションプログラムによって用いることが可能な特定のタイプのデータ(例えば画像データ)に対して固有のものであったりしてもよい。
この方式に関連しては、さまざまなアセットスペースプラグインのうちの1つ以上が、個別の状況に依存して実装される。本明細書に記載するさまざまな例示の実施形態と関連して実装可能なアセットスペースプラグインの例には、ネイティブのファイルシステム、オーディオシステム、ビデオシステム、電子メールシステム又はネットワーク接続デバイスと対話するように適合されているものが含まれる。
一部の応用例では、アセットスペースプラグインは、非物理的な形態で実現され、また、1つ以上の組み合わされたアセットスペースを含み得る。例えば、特定のアセットスペースが論理的に(例えば、特定の「論理アセットスペース」として)定義される場合、このアセットスペースは、互いに異なった1つ以上の物理アセットスペースと選択的に関連付けられ、各々の物理アセットスペース中の情報はこの論理アセットスペースの一部として表示される。上述したように、1つ以上のアセットスペースの物理ロケーションを1つの論理的アセットスペースでこのようにして実装することが可能である。
ある種の応用例は、選択された基準にしたがって変化する動的なアセットスペースの実装を含む。例えば、アセットスペースプラグインは、遠隔パケットベースデバイスと、例えばデスクトップ探索エンジン、他のアセットスペース中のお気に入りのアイテムに対するポインタから成るユーザ管理のメタアセットスペース、プレイリストその他のファイルに格納されている統合されたメタデータなどの論理エンティティとの間のインタフェースを提供することが可能である。論理アセットスペースがデスクトップアプリケーション探索機能の関数として定義される場合、格納されているファイルを探索して、選択された基準と合致するようなファイルを発見する。この論理的アセットスペースがアクセスされた時、さまざまなロケーションから得られた情報を含んでいるかもしれないこの探索の結果が、選択された基準を満足する特定の論理的アセットスペースに属するものとして定義される。
アセットスペースプラグインの場合と同様に、さまざまなMIMEハンドラプラグインのうちの1つ以上が、特定のMIMEタイプのアセットを遠隔パケットベースデバイスにとって適切なフォーマットにトランスコーディングするサービスを提供するために選択的に実装される。この点で、遠隔パケットベースデバイスで利用可能なアプリケーション及び/又は機能の1つ又は複数のタイプに関連する情報が確認されたら、1つ以上のMIMEハンドラプラグインを実現して、遠隔パケットベースデバイスが用いやすいフォーマットにアセットをトランスコーディングする。1つの実施例では、MIMEハンドラを画像/jpegMIMEタイプで登録して、JPEGアセットを適切にトランスコーディング(高さ、幅及び品質を調節)し、モバイル電話などの遠隔パケットベースデバイス上で正しく表示することを可能とする。別の実施例では、MIMEハンドラをアプリケーションMIMEタイプで登録して、ラスタ化されたバージョンのソースファイルを遠隔パケットベースデバイスに転送するために提供し、これを、遠隔のネットワークアクセスによってはソースファイルのタイプの文書の閲覧がサポートされない場合には、遠隔パケットベースデバイスに転送させる。
一部の応用例では、AdobeのPDFタイプ文書、MicrosoftのWord文書又は他の文書をラスタ化するために、アプリケーションMIMEタイプを実現する。この文脈では、ラスタ化とは、一般に、表示又は他の使用目的で、画像をラスタ(例えば、ビットマップ)形式に変換することである。例えば、PDFタイプの文書をラスタ化する場合、この文書をPDFフォーマットから、遠隔パケットベースデバイスにおけるインターネットウェブブラウザアプリケーション上で閲覧可能なビットマップフォーマットに変換する。この例では、遠隔パケットベースデバイスは、PDF文書を閲覧可能なプログラムアプリケーションを必ずしも実装する必要はなく、ラスタ化されたPDF文書を閲覧するために、ラスタ化された画像を閲覧可能なウェブブラウザを実装することが可能である。
アセットスペースを伴っている別の実施例では、複数のアセットスペースを同じ又は複数のマシン及び/又はデバイス上で合併して、統合された直感的ユーザインタフェースを容易化している。同じデータに関連している2つ以上のアセットスペースからの情報を統合して、この統合物に対する統一的なアクセスをしやすくする。遠隔パケットベースデバイスにアクセスを提供する状況下では、このようなデバイスにいるユーザは、この2つ以上のアセットスペースからの情報を1つのユーザインタフェースを用いてアクセスすることが可能である。例えば、遠隔パケットベースデバイスにいるユーザのために特定の表示を構成する場合、この表示は表示されるデータに関連する2つ以上のアセットスペースから情報を抽出する。このような実施例の一つでは、ホームコンピュータで利用可能でありエージェントを介して遠隔のインターネットアクセスアプライアンスでアクセス可能な画像データとオーディオデータが表示される。遠隔のインターネットアクセスアプライアンスにおけるディスプレイは、この画像データとオーディオデータの双方を示すように構成されているが、これらのデータは、互いに別個に(無関連で)格納されるかもしれないが遠隔のユーザに提示される際に1つのアセットスペースに統合される。これら画像データとオーディオデータの1つ又は両方がアクセス目的で選択されると、この画像データ及び/又はオーディオデータは、遠隔のインターネットアクセスアプライアンスで利用されるように、そしてこれに対してルーティングされるように構成される。
一部の応用例では、アセットスペースは2人以上のユーザ間で共有される。この方式は、例えば、ユーザが自分のアセットスペースを別のユーザと共有することを希望する場合に便利であり、また、電子式トークン(以下にさらに説明する)などのアクセス制御によって他のユーザに情報を提供することによる共有を容易化することが可能である。ある種の応用例では、別のユーザのアセットスペースを1つの又は複数の(たとえば論理的な)アセットスペースに統合して、各々の統合アセットスペースを介して双方のユーザのアセットスペース中のコンテンツに対するアクセスを容易化する。この統合されたアセットスペースに対するユーザによるアクセスはユーザに対して選択的に承認されるが、そのようなユーザとしては、自分のアセットスペースが統合された一人以上のユーザ及び/又は自分のコンテンツが統合されたアセットスペースを介して利用可能なユーザによって承認された他のユーザを含む。このような方式においては、ホストサーバは1つ以上のベースネットワークノードと協調動作して、さまざまなユーザとアセットスペースを共有したり及び/又はさまざまなベースネットワークノードからのアセットスペースを合成したりし、また、適切であれば、統合された1つの(論理的)アセットスペースをアクセスするユーザに対して提示する。
アセットスペースを伴う別の実施例では、ファイルやメディアを遠隔パケットベースデバイスからストレージノードに伝達する時に1つ以上のアセットスペースを展開するために、メタデータ又は他の関連の情報を用いる。例えば、カメラ付きのモバイル電話で撮られた画像は、このモバイル電話からホームコンピュータにルーティングすることが可能である。このモバイル電話は、画像の転送に関連して、アセットスペース中に入れるためのGPDデータ又は音声タグを付加することが可能である。この方式によって、データを特定のファイル又はメディアに付加(例えばタグとして付ける)ことが可能である。さらに、前の例で説明したように、ファイル/メディアとこれに付加されているデータの双方に対するアクセスを合併し、これによって、データ(例えば画像)に対するアクセスを、これと関連する音声、GPS又は他のデータに対するアクセスと調整するようにする。
ここで図面に戻ると、図1に、本発明の別の例示の実施形態による、データを構成し、また、サーバホステッドインタフェースを用いてインターネットプロトコネットワークを介してルーティングするシステム100を示す。システム100は、インタフェースをホスティングするネットワークベースサーバ110と、複数の遠隔パケットベースデバイス120−iと、複数のホームノード130−N(例えば、コンピュータや他のパケットベースデバイスなどのベースネットワークアプライアンス)を含み、これらはすべてネットワーク105を介して通信している。ネットワーク105は、インターネットなどのパケットベースネットワークと、適切な場合には、モバイル電話ネットワークやローカルエリアネットワーク(LAN)などの1つ以上の他のネットワークを含んでいる。一部の応用例では、ネットワーク105は、家庭や企業など現場用に実装されたローカルエリアネットワークである。他の実装例では、ネットワーク105は、仮想ネットワーク又は計算用アプライアンスと関連しているプロセッサ又はプロセッサのグループ内の仮想アプリケーション通信チャネルの集合である、又はこれを含む。
ネットワークベースサーバ110は、各々のホームノードでユーザアプリケーションルータと対話して、例えばインターネットウェブページとしてインタフェースをホスティングするホストアプリケーションルータ112を含んでいる。この点で、各々のホームノードはこのようなユーザアプリケーションルータを含み、図示するホームノード130はユーザアプリケーション132を含んでいる。これらのユーザアプリケーションルータとホストアプリケーションルータは協調動作してネットワーク分散型ルータを構成しており、ホストアプリケーションルータ112が各々のユーザ用の個人的ネットワーク分散型ルータを操作しており、このため、各々のユーザの個人的ルータ(例えば各々のユーザの個人的ネットワーク)が、ホストアプリケーションルータ112と協調動作しているそのユーザのホームノードにおけるユーザアプリケーションを含んでいる。一部の応用例では、ユーザアプリケーションルータ132がネットワークベースサーバ110において構成され、ソフトウエアダウンロード物としてホームノードにダウンロードされ、パソコンやネットワークルータなどのアプライアンス上に実装される。したがって、各々のユーザは自分の1つ以上のホームノードで自分のデータに対して、自分の個人的ルータ及び自分のホームノードにおけるデータを用いてアクセスすることが可能である。
上記のインタフェースを用いて、ネットワークベースサーバ110は、遠隔パケットベースデバイス120−iのうちの1つを介して、ホームノード130−Nのうちの1つ以上におけるデータに対するユーザアクセスを選択的に容易化する。ネットワークベースサーバ110は、ホームノード130−Nのうちの1つ又は遠隔パケットベースデバイス120−iのうちの1つを介してのデータアクセス要求に応答して特定のユーザを認証する認証基準114を実装する。この点で、遠隔パケットベースデバイスにいるユーザが特定のホームノードから画像、オーディオ及び/又はビデオでのメディアコンテンツなどのデータを要求すると、ネットワークベースサーバ110は、認証基準114を用いてこのユーザの要求に対する認証を処理する。この認証が成功(例えば、認証基準が満足された)であれば、ネットワークベースサーバ110は、1つ以上のホームノード130−Nから、ユーザのデータ要求先である1つの遠隔パケットベースデバイス120−iへのデータの通信を実現する。
1つの遠隔パケットベースデバイス120−iに通信されたこのデータは、この遠隔パケットベースデバイスで用いられるように、ネットワークベースサーバ110の指示に従って選択的に構成される。例えば、ホームノード130からの要求データが特定のアプリケーションプログラムを用いて実施されるアプリケーション固有のデータである場合、ネットワークベースサーバ110は、ホストアプリケーションルータ112とU.A.R.132の一方又は両方を介して、要求元である遠隔パケットベースデバイス(例えば120)によって使用可能なフォーマットへのデータの構成を制御する。すなわち、遠隔パケットベースデバイス120が要求されたデータを(例えば、データをユーザに対して表示したり別様に提示したりすることによって)処理することが可能なアプリケーションプログラムを有する場合、この要求されたデータは必ずしも異なったフォーマットに構成される必要はない。遠隔パケットベースデバイスが要求されたデータを処理する能力を持たない、又は、別のフォーマットでデータを転送することが望まれる(例えば、転送の帯域幅を減少させるために)場合、要求されたデータをこのデータが遠隔パケットベースデバイスにおいて処理可能なあるフォーマットに再構成する。例えば、要求されたデータが特定のワードプロセッサプログラムを必要とし、遠隔パケットベースデバイスがこのデータをウェブブラウザを用いて閲覧することになっている場合、ホストアプリケーションルータ112とU.A.R.132の一方又は両方が、この要求データをウェブブラウザで実現可能なフォーマットに構成するように動作する。
一部の応用例では、データの構成には、遠隔パケットベースデバイスにデータを提示するために格納されているデータにタグとして付けられた情報にアクセスするように適合されホームノードにあるプラグインが用いられる。したがって、遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザは、このタグ付けされたデータにしたがってデータ転送のための選択を(例えば、特定のカテゴリのデータを要求することによって)することが可能である。次に、プラグインがこの選択内容を利用して、要求データの転送を容易化する。適宜、要求データを作成する際に利用された遠隔パケットベースデバイスによって実現可能なMIMEタイプにこの要求データをトランスコーディングするために、MIMEハンドラプラグインを実装する。これらのプラグイン方式は、例えば、図2Aに関連して説明した方法と類似の方法や以下に示す他の方法で実施され得る。
ネットワークベースサーバ110もまた、ユーザのためのデータ転送をしやすくするためにホストアプリケーションルータ112によって用いられるさまざまな構成情報を含む構成データ116を格納し、用いる。構成データ116は一般的にユーザから提供されて、さらに、ネットワークベースサーバ110によって各々のユーザのために情報を処理する際に役に立つ情報を含むように拡張される。構成データ116はまた、本システムのユーザと関連する一以上のサービスプロバイダからの情報を含むことができ、構成データは、例えば、各々のユーザのシステム利用に関連するグローバルな及び/又は特定的なポリシーを含んでいる。さらに、構成データ116は、1つ以上のホームノードで選択的に実装され、さまざまなU.A.R.機能目的で用いることが可能である。
構成データ116は、典型的には、各々のユーザに提示されるインタフェースのタイプ、利用可能なコンテンツを提示及び/又は伝達する仕方、(例えば、関連のユーザに対する)アクセスしやすさの制限、データ転送の特徴などの、さまざまなユーザ別の機能に関連するユーザ嗜好を含んでいる。例えば、ユーザが自分の遠隔パケットベースデバイスに対して特定のフォーマットのデータを伝達することを嗜好する場合や、このデバイスの能力のため特定のフォーマットが必要とされる場合、このユーザは、ユーザ嗜好においてこのフォーマットを指定する。それに応じて、ホストアプリケーションルータ112及び/又はU.A.R.132は、データをユーザの遠隔パケットベースデバイスに送出する前にこのデータを適切にフォーマッティングするように動作する。同様に、遠隔パケットベースデバイスのアプリケーションが特定のフォーマットに限られている場合、遠隔パケットベースデバイスに送られるデータはそのような特定のフォーマットで構成される。加えて、適宜、ホストアプリケーションルータ112及び/又はU.A.R.132は、要求元である遠隔パケットベースデバイスにアクセスして、使用可能なデータフォーマットタイプを決定して、要求されているデータを適切にフォーマッティングする。ある種の応用例では、遠隔パケットベースデバイスからのデータ要求にはこのようなフォーマッティング情報が含まれており、ホストアプリケーションルータ112及び/又はU.A.R.132が、この要求内のフォーマッティング情報を処理する。これらの方式には、データをフォーマッティングするためのユーザアプリケーションルータをユーザのホームノードに実装すること及び/又はネットワークベースサーバ110で(図2に示すエージェントアプリケーション250で又は以下に示すように使用される際に)データをフォーマッティングすることが含まれ得る。
構成データ116はさらに、ネットワーク105に対するホームノードのアドレス(例えば、各々のユーザのIPアドレス及び/又は名称スペースアドレス)などの各々のユーザのホームノードと通信する及び/又はこれにアクセスするためにネットワークベースサーバ110によって用いられる情報を含んでいる。1ユーザが2つ以上のホームノードを有している場合、例えば一家の「ユーザ」が別々の家族に使用される別々のコンピュータを持っている場合、又は別の「ホーム」ノードがネットワーク上の別の場所に配置されている場合、に、構成データ116はこのような複数のホームノードを反映する。家庭内の複数のホームノードにユーザがアクセスする場合、典型的には、ネットワークベースサーバが、この家庭や企業と関連している(かつ、これに対応する認証を有している)個人にとっての複数のコンピュータに対するインタフェース及びアクセスを提供する。ネットワークにわたる複数のホームノードでユーザがアクセスする場合、例えばユーザが互いに異なるホームノードのロケーション、例えば別々の住所及び/又は企業の場所、を有する場合も、同様に、ネットワーク上のさまざまなロケーションにおける複数のコンピュータに対するアクセスを提供する。この際、ルーティングコントローラの一部が各々のロケーションに実装される。
複数の「ホーム」ノードを伴う1つの特定的なユーザアクセス方式では、ユーザのデータアクセスを認証した複数のネットワークベースのホームノードに対してユーザがアクセスする。例えば、遠隔パケットベースデバイス120にいるユーザが映画や音楽やソフトウエアなどのデータを購入する場合、データやメディアがおかれている複数のホームソースノードを有するコンテンツプロバイダは、購入したデータをダウンロードするためにこれら複数のノードに対してユーザがアクセスすることを承認することが可能である。この点で、ユーザは1回の購入で複数のソースからデータをダウンロードして、データ伝達を加速することが可能となる。この方式でもまた、特定のサービスに対して契約しているユーザが別々のホームノードを使用するが、各々のユーザは、後に遠隔パケットベースデバイスにいるエンドユーザに対して転送するために、自分のホームノードにおいてデータを利用可能にする。これらの例では、ホストアプリケーションルータ112は、関連する各々のホームノードにおけるユーザアプリケーションルータと協調動作して、データ転送を管理する。
一部のアプリケーションでは、ネットワークベースサーバ110は、特定のユーザが複数のホームノードにおける情報に対してアクセスすることを、上記の認証に基づいて承認する。例えば、ユーザは、家庭や企業のネットワーク上の2つ以上のコンピュータや別々のネットワーク上にある2つ以上のコンピュータなどの2つ以上のホームノードを有することがある。ネットワークベースサーバ110は、各々のホームノードにおけるユーザアプリケーションルータと協調動作して、ユーザが認証された場合にコンテンツをユーザに利用可能にする。上記のインタフェースは、利用可能なデータを示す目的で用いられる場合、特定のユーザがアクセスの承認を受けているすべてのホームノードからのデータを表示するように構成される。
特定のアプリケーションと転送中のデータのタイプとによっては、ネットワークベースサーバ110は、ホームノード130−Nと遠隔パケットベースデバイス120−i間でのデータの転送を追跡する。関連するメディア権利(例えば著作権)を有しているデータが転送されると、ネットワークベースサーバ110はこのデータの転送を追跡して、特定のメディア権利に関連する規制が確実に守られるようにする。例えば、購入した音楽を転送する場合、この音楽に関連する権利によっては、この音楽を購入者以外のユーザに対して配布することが制限される場合がある。この点で、ネットワークベースサーバ110は、購入された音楽のあらゆる転送を追跡して、当てはまる規制が確実に満たされるようにする。
本システム100は、異種のネットワーク、ホームノードデバイス、遠隔パケットベースデバイス、データ及びデータ特徴を伴うさまざまな環境下で動作するように適合されている。1つの特定的な使用状況のシナリオでは、遠隔でのデータアクセスが次のように進行する。ホームノード130の関係者である特定のユーザ(例えば、自分のホームコンピュータにメディアコンテンツを格納している自宅所有者)は、自身が遠隔アクセスを確立することを希望する場合、ネットワークベースサーバ110を介して提供されるサービスを契約する。ネットワークベースサーバ110は、ホストアプリケーションルータ112がこのユーザのホームノードと対話できるように、ユーザのホームノード130に対するアクセス情報を入力するようにユーザに促す。このアクセス情報には、ネットワーク105上のホームノード130を特定するに十分な情報と、ネットワークベースサーバ(及び/又は遠隔パケットベースデバイス)によってアクセス可能なホームノード130におけるデータロケーションなどの他の適当な情報が含まれる。このアクセス情報は、構成データ116と共に、ユーザにとってこの特定に実施例の場合に適切な他の情報と合わせて格納される。
ユーザアプリケーションルータ132(例えばユーザのホームコンピュータや、ルータや、他のネットワークアプライアンス上に実装されるソフトウエア)が、ユーザのホームノード130にインストールされて、ホストアプリケーションルータ112と連携して動作するように構成される。一部の例では、ホストアプリケーションルータ112によって実行されるようと上述した機能のあるもの、例えばホームノード130における特定のデータロケーションに対するアクセス制限は、ユーザアプリケーションルータ132で確立及び/又は実施される。
ユーザの口座が開設され、サービスタイプの情報(例えば、請求情報)がネットワークベースサーバ110に格納される。この口座にはユーザに対して設定された認証情報が含まれるが、この情報は、ユーザがネットワークベースサーバに、したがって自分のホームノード130に、アクセスする際に用いられるように、口座情報と共にネットワークベースサーバを介してユーザに提示される。この認証情報は認証基準114と一緒に格納される。
ユーザは遠隔パケットベースデバイス120を用いて、ユーザのためにネットワークベースサーバによって提示されるインタフェース(例えば、ウェブブラウザ)を訪問することによってホームノード130におけるデータにアクセスする。一部のアプリケーションでは、ユーザアプリケーションルータ機能もまた、遠隔パケットベースデバイス120に実装される。このようにデータアクセスする際には、例えば、遠隔パケットベースデバイス120としてインターネット通信可能モバイル電話が使用され、インタフェースがこのモバイル電話を介してウェブページとしてアクセスされる。ユーザは、認証情報をインタフェースを介してネットワークベースサーバ110に提供する。この認証情報には、ユーザが入力した認証情報(例えば、パスワードや音声認識用の音声)と遠隔パケットベースデバイス120と関連した識別情報とのうちの一方又は両方が含まれる。ネットワークベースサーバ110は、この認証情報を認証基準114と一緒に用いて、アクセスが認証されるかどうかを判定する。
一旦ユーザが遠隔パケットベースデバイス120を介して認証されると、ネットワークベースサーバは、メディアコンテンツなどの利用可能データに関する情報をウェブページとして見られるインタフェースを介してユーザに提供する。ホームノード130とネットワークベースサーバ110のうちの一方又は両方が、部分的又は全体的なインタフェースとなって、転送用に利用可能なデータをリストアップする。このデータをリストアップしたものは、特定のユーザの嗜好、デバイス能力、その他の制限によって、特定のユーザがアクセスを有するデータの制限するように調整されることが可能である。ユーザは、転送用のデータを選択し、ホストアプリケーションルータ112は、ホームアプリケーションルータ132と対話することによってこれに応答して、遠隔パケットベースデバイス120に対するデータ転送を容易化する。このデータ転送は、ユーザの選択内容と構成データ116にしたがって実行される。
上述したユーザの遠隔パケットベースデバイス120が特定のフォーマットでデータを受信することが望ましい場合のように、選択されたデータをフォーマッティングする必要がある場合、ホストとユーザのアプリケーションルータ112と132は、例えば、ホームノードに格納されている情報と遠隔パケットベースデバイスの機能性とを用いて、このデータをフォーマッティングするように動作する。例えば、データが音楽であり、遠隔パケットベースデバイス120が第1のフォーマットで音楽をプレイすることが望ましいがこの音楽はホームノード130において第2のフォーマットで格納されている場合、この音楽データは、遠隔パケットベースデバイスに転送される前に第1のフォーマットにフォーマッティングされる。このフォーマッティングは一般的に、特定のアプリケーションに依存して、ホームノード130とネットワークベースサーバ110のうちの一方又は両方において実行される。一部の応用例では、ユーザアプリケーションルータ132は、遠隔パケットベースデバイス120に転送される前にこのデータをフォーマッティングする。次に、このデータはホームノード130から遠隔パケットベースデバイス120に対してネットワークベースサーバ110を介して及び/又は直接にネットワーク105から転送される。
一部の応用例では、このようにフォーマッティングする際に、入手可能であれば、ホームノード130におけるアプリケーションと関連したメタデータが利用可能であればそれが処理されて、遠隔パケットベースデバイス120に対してデータがカテゴライズ又は別様に提示される。特定の識別タイプに該当するデータ、例えばすべての画像データ(例えば、写真アルバム)、のリストをユーザが要求する場合、データが画像データであるとして記述しているメタデータを用いてデータを識別する。この識別されたデータは、遠隔パケットベースデバイス120で表示しやすいフォーマットで提示される。一部の応用例では、この表示されるデータは識別データであって、これに基づいて、ユーザはこの識別データに対応するコンテンツ(例えば画像)を実際に転送するために、具体的なデータを選択することが可能となる。この選択内容はホームノード130に通信され、これに対応して、このノードは、遠隔パケットベースデバイス120において使用されるように選択されたデータを構成し、これで、その通信を容易化する。
データを特定の遠隔パケットベースデバイスで受信することが望ましいフォーマットのタイプの設定方法は1つ以上存在する。1つの応用例では、構成データ116は、上述したように特定の遠隔パケットベースデバイスに対するデータのフォーマットに関する情報を含んでおり、ユーザがこの特定のデバイスに対するデータを要求すると、ネットワークベースサーバ110は、ホームノードと協調動作して、このデータを構成データ中に示されているフォーマットで設定する。別の応用例では、遠隔パケットベースデバイスを介してデータを要求する際に、ユーザは手動でデータフォーマットを選択する。別の応用例では、データフォーマットは、データ転送先である遠隔パケットベースデバイスのタイプ及び/又は能力を特定する情報(例えば、このデータに関する要求通信内容に含まれるような情報)を用いて、アクセス要求先であるネットワークベースサーバ110とホームノードのうちの一方又は両方によって自動的に選択される。
再度上記のシナリオを参照すると、別のデータ転送方式では、ストリーミングデータが、ネットワークベースサーバ110を介して遠隔パケットベースデバイス120に伝達される。データのストリーミングは、例えば、データをテレビチューナや、ビデオカメラや、ラジオ受信機などのストリーミングデータアプライアンスから送付すること、インターネット無線局や他の生放送ソースなどのネットワークベースストリーミングソースから又はネットワークベースビデオソースからデータをストリーミングすることを含む。このようにデータをストリーミングする際には、データ転送に関連して実施され、例えば、ユーザ個別に適用される、契約サービスその他の他の料金ベースの使用認証の申し込みもありえる。
ホストとユーザのアプリケーションルータ112と132は、このストリーミングデータを適当なフォーマットで構成して、さらに、利用可能な帯域幅との兼ね合いで望ましい転送速度でこのデータを転送するように動作する。この転送速度は、例えば、ネットワーク105の状態と関連することが可能であり、また、さらに、ネットワーク接続の品質などの転送関連の特徴や、バッファサイズやバッファ方式などの関連機能によって特徴付けされることが可能である。さらに、フォーマットは、オプションとしては、利用可能転送速度と関連して及び/又は遠隔パケットベースデバイスでの使用に適したデータのタイプと関連して、ネットワーク105及び/又は遠隔パケットベースデバイス120に条件付けされて実行される。例えば、ユーザがホームノード130からのストリーミング音楽を要求する場合、利用可能な転送速度を用いて音楽のフォーマットを選択する。利用可能な転送速度がモバイル電話ネットワークの場合のそれなどのように低い場合、選択された音楽の転送に必要なデータ量を減らすために(したがって、比較的質の低いオーディオをもたらす)ビットレートの低いデータを用いる。利用可能な転送速度がDSLリンクなどの高速インターネットリンクの場合のように高い場合、ビットレートの高いデータを用いて、高品質の音楽の傾聴を容易化する。
一部のストリーミングの応用例では、例えば、データの伝達に関して政府機関によって規定された権利などの、データその他の関連する権利を遵守するさまざまな方式のうちの1つ以上を用いて、ストリーミングデータが保護その他の制御を受ける。例えば、ストリーミングメディアがメディア権利によって保護されている場合、アプリケーションルータは、この転送が関連するメディア権利に対して忠実であることを保証するような保護を利用する。以下に解説するようなさまざまな保護方式が、特定のアプリケーションと、データを用いる予定の特定の遠隔アクセスデバイスのデータ使用特徴とにしたがって実施される。
ストリーミングデータが、テレビやラジオの放送の再放送や規則などの政府タイプの規則の適用を受ける場合、アプリケーションルータは、データをこの規則にしたがって転送する(又はデータ転送を防止する)。例えば、テレビの放送の再放送が許可されていない場合、アプリケーションルータは、この放送を受信するエンドユーザがこの放送をオリジナルの放送として受信することの許可を得ていることを確実にすること等により、この放送を受信するあらゆるユーザが再放送に関連する問題を発生することなく受信することを保証するように、データを転送する。このような再放送は、例えば、従来からの放送データを個人自身の家庭の遠隔のテレビに転送する方式によって、容易化されることがある。
テレビデータなどのストリーミングデータの転送が含まれる一部の応用例では、アプリケーションルータが、遠隔パケットベースデバイスが存在するロケーションと関連する報道管制規則が遵守されることを保証する。例えば、特定のストリーミングテレビ信号の放送に対して、この信号をある地理的地域では放送されないこととするような報道管制規則が適用される場合、このアプリケーションルータは、ストリーミングデータの転送を容易化する以前に遠隔パケットベースデバイスのロケーションを決定する。この遠隔パケットベースデバイスのロケーションが報道管制規則に適合している場合、アプリケーションルータはストリーミングデータの転送を可能とし、このロケーションが報道管制規則に適合していない場合、アプリケーションルータはストリーミングデータの転送を不可能とする。
モバイル電話を遠隔パケットベースデバイスとして含む1つの応用例では、アプリケーションルータが、報道管制規則又は他の地域固有の情報の適用を受けるストリーミングデータなどのデータの転送を可能とする以前にこのモバイル電話のロケーションを特定する。この特定動作は、例えば、モバイル電話が通信する際の中継のためのローカル伝送ロケーションのアイデンティフィケーション(例えば、伝送タワー又はGPS)を利用すると容易なものとなる。モバイル電話のロケーションが分かったら、このロケーションを用いて、ストリーミングデータの転送が適切であるかどうか判定して、転送を適切に実行する(又は実行しない)。
別の例示の実施形態では、ネットワークベースサーバ110は、上記の方式と類似した認証方式を利用して、1つの遠隔パケットベースデバイス120−iから1つのホームノード130−Nへのデータの転送をしやすくする。例えば、遠隔パケットベースデバイス120にいるユーザが画像を自分のホームノード130に送りたい場合、このユーザは、ネットワークベースサーバ110を介して提供されたインタフェースにアクセスする。ユーザは、一旦認証されたら、この画像をホームノード130にアップロードし、このノードはこれに応答して、この画像を受け入れてローカルでこれを格納する。この方式によって、ホームノード130のデータ保存能力を利用しながらも遠隔パケットベースデバイス120によって画像の保存動作が容易なものとなる。カメラデバイスで実現された場合、遠隔パケットベースデバイス120は、例えば、記憶スペースがカメラの記憶スペースしかない従来のカメラ(及びカメラ電話)と比較してピクチャの大容量記憶スペースの恩恵を受けることになる。さらに、画像がホームノード130にアップロードされると、画像がカメラやカメラ電話に記憶される従来の方式と異なって、カメラやカメラ電話が紛失したり盗難したりなどの悪条件が発生したからといって、必ずしも、これに関連して画像データが失われることにはならない。
データが選択的に転送される一部のアプリケーションでは、トークンや他の伝達可能認証データを用いて、ユーザのアクセスを、適切な場合にはデータを用いることについて認証その他の許容を行う。このトークンは、一般に、遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザに送られる認証情報を含んでいる。例えば、電子トークンは、ネットワークベースサーバ110によってホスティングされている特定のウェブページに対するリンクを含むことができ、セキュリティタイプ情報がこのトークンに埋め込まれていて、ホームノードに格納されているデータに対するアクセスを承認する際に利用される。加えて、トークンは、また、データの記憶ロケーションの特定などの、エンドユーザをデータとリンクさせるために用いることが可能な情報を含む。さらに、トークンは、データの要求元であるノードで用いることが可能なタイプのデータを指定する情報を含むことができる。
このトークンは、ホストアプリケーションルータ112と、データの転送元であるホームノードにあるユーザアプリケーションルータ(例えば132)との一方又は両方を用いて生成される。一部の応用例では、遠隔パケットベースデバイスを介して自分のホームノードにアクセスするユーザは、このホームノード及び/又はホストアプリケーションルータ112にトークンを生成させる。次に、ホームノードのユーザが、電子メールなどでこのトークンを遠隔パケットベースデバイスにおけるエンドユーザに送る。一部の応用例では、例えば、特定のユーザが遠隔パケットベースデバイスを用いている時にホームノードにおける自分のデータにアクセスすることを希望する場合には、ホームノードとエンドユーザは同じ人物であったりする。
このようなトークンを受信する遠隔パケットベースデバイスにいるユーザは、このトークンをさまざまな方法のうちの1つ以上を用いて、ネットワークベースサーバ110と通信して、究極的には、このトークンが当てはまる特定のホームノードからのデータの転送を容易化する。一部の応用例では、エンドユーザが、電子メールやインスタントメッセージなどの電子通信で送られたトークンと関連するリンクをクリックすることによって、又は、トークンと関連する情報をネットワークベースサーバ110に対して別様に送ることによってトークンを直接的に処理する。ある種の応用例でもまた、エンドユーザが、トークンを実現する際にパスワード又は他のセキュリティ条件を供給する必要がある。
一部の状況では、トークンは伝送レポートで実現される。すなわち、遠隔パケットベースデバイスにおける特定のユーザがトークンを受信する場合、このユーザが伝送レポートを(例えば、このトークンと共に提供されるリンクをクリックすることによって)送り、次にこのレポートがネットワークルータに送り返される。すると、ネットワークルータ(ホストアプリケーションルータ112とユーザアプリケーションルータ132のうちの一方又は両方に実装される)が、認証及び/又はセキュリティ情報を遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザに対して送って、転送されたデータがそこで使用可能なものとする。この方式は、例えば、トークンがデータへのリンクを含んでいる場合、トークンがデータを含んでいる場合、又はトークンがデータと一緒に伝達される場合に実現される。
ある種の実施例では、使用されるトークンに寿命があって、2回以上使用することが可能となっている。例えば、トークンが1つ以上の特定のメディアファイルにアクセスする場合、このトークンを自分のネットワークアクセスデバイスに保持しているユーザは、このトークンの寿命にわたってこの1つ以上の特定のメディアファイルにアクセスすることが可能である。加えて、トークンが適用される1つ以上のメディアファイルが更新されると、このトークンを保持しているユーザに通知を送ることが可能である。例えば、トークンが、各々がトークンへのアクセスを持った複数の家族が共有する個人的デジタル写真アルバムを含んでいるファイルに対するアクセスを承認する場合、この写真アルバムの更新を家族に報知することが可能である。
別の例示実施形態は促進目的でトークンを用いるが、ここで、トークンに対するユーザの反応を追跡して促進目的で利用する。例えば、トークンには、ユーザがモバイル電話から短い音楽クリップである着メロにアクセスしてこれをダウンロードすることを可能とする情報が含まれている。ユーザがこの着メロが気に入って、次いで、このクリップに関連する音楽を購入する場合(又はその反対の場合)、トークン中の情報を用いてこの購入を追跡する。一部の応用例では、この追跡された購入に対してロイヤルティ(例えば、ファンド、サービスその他の価値あるもの)が与えられる。このロイヤルティは、例えば、トークンのソースを追跡して、このソースに、購入に基づくロイヤルティを与えることによって容易化される。
別の実施例では、ネットワークベースサーバ110は、データの転送要求を、このデータと関連するメディア権利にしたがって処理するように構成されている。メディア(又は他のデータ)の権利は、しばしば、規則や、規制や、契約や、他のデータと関連する権利に関連する取り決めの対象である。この点で、このような規則、規制、契約又はその他の取り決めは、このような取り決めに従うデータをあらゆる転送がこれらの取り決めに従うことを保証するために施行される。例えば、上述したように、メディアなどのある種のデータは、著作権や他のデジタル権利管理(DRM)保護によって保護されている。保護されているデータの転送が特定の規則や規制を遵守する必要がある場合、ネットワークベースサーバ110とこれに対応するホームノードとは、データの転送がこれらを遵守することを保証するような処理ステップをとるように、ホストアプリケーションルータ112とユーザアプリケーションルータを介して構成される。
例えば、遠隔パケットベースデバイス120にいるユーザが、保護されているデータの転送を要求すると、ホストアプリケーションルータ112はユーザアプリケーションルータ132と協調動作して、この要求されたデータをしかるべく転送する。一部の応用例では、このように転送する際に、保護されているデータを遠隔パケットベースデバイス120に単に渡すだけであり、すると、このデバイスはこの保護されているデータを使用目的で処理する。遠隔パケットベースデバイス120が特定の保護フォーマットのデータを処理することが不可能な場合、又は、保護されているデータを渡すことが望ましくない場合、アプリケーションルータは、このデータを、遠隔パケットベースデバイスが使用可能な保護フォーマット又は非保護フォーマットに構成する。
一部の応用例では、ネットワークベースサーバ110は、ファイルのタイプとこのファイルタイプの転送に関わる該当規制に関連してある種のファイルに対するアクセスを遮断する。例えば、ホームノード130におけるユーザが自分の個人的な遠隔パケットベースデバイス120にとって利用可能なものとする例で、保護されているメディアに対するアクセスをこの保護メディアの所有者であると検証されたユーザ以外のあらゆるユーザに対して遮断することができる。
ある実施例では、ネットワークベースサーバ110が保護されているデータの転送を追跡し、また、適切な場合には、不正行為や潜在的な悪用を報告する。例えば、保護されているメディアに対するユーザ固有のアクセスを制御するパスワードが2人以上のユーザによって同時に使用された、又は、かなり高い頻度で使用された場合、ネットワークベースサーバ110は、このような使用を検出して、関連のメディア権利の潜在的な侵害である旨のフラグをこの使用に対して設定することができる。このような方式は、ユーザが自分の潜在的に情報を不法に他者と共用しているユーザに対処するものである。上記のトークン方式と比較して、トークンが使用される頻度とタイミング及び/又はトークンを使用するデバイスのアイデンティフィケーションも同様に追跡し、いかなる不正行為をも特定するために利用する。一部の実施例では、ユーザのアカウントを自動的に凍結して、潜在的な不正行為が発生したらデータの転送を効果的に停止するようにしている。
データ(例えばメディア)の権利はさまざまな仕方で保護される。一部の実施例では、暗号化、パスワードによる保護又は再転送遮断(すなわち、受信されたデータが再送されることを防止すること)を用いて、保護されているコンテンツが該当する規則を遵守して転送されることを保証する。これらの方式は、データに適用されるオリジナルの保護又は再保護にしたがって実施されるが、後者の場合、アプリケーションルータはオリジナルの保護を解除して、データの遠隔パケットベースデバイスへの伝達のために再保護する。
関連の通信規則及び/又は法律で規定される方式などの特定の保護方式にしたがってデータが伝達されることを必要とするある種の応用例では、ホストとユーザのアプリケーションルータ112と132が、これらの方式のうちの一部又はすべてを用いて規則遵守を確保する。一部の応用例では、アプリケーションルータは、非保護伝達が容認される場合(例えば、特定のユーザの遠隔パケットベースデバイスに対する伝達が該当する規則に遵守している場合)には、データからのオリジナルの保護を解除して、このデータを非保護フォーマットで遠隔のユーザに送る。別の応用例では、アプリケーションルータは、データが遠隔のパケットベースデバイスによって処理可能となるような仕方でこのデータを再保護する。さらに別の応用例では、上述したようにトークンが用いられるが、このトークンには、例えば、特定のユーザがデータを受信して用いることに対する認証又は、遠隔パケットベースデバイスでの保護データの使用を容易化するアプリケーションソフトウエアが含まれる。
別の例示の実施形態では、ホストアプリケーションルータ112とユーザアプリケーションルータ(例えば132)と共に実装されているアプリケーションルータが、遠隔パケットベースデバイスにデータを送る際に用いられるネットワーク105上の特定の通信媒体を選択するように構成される。例えば、ある種の遠隔パケットベースデバイスは、さまざまなネットワーク(例えば、ネットワーク105で代表されるようなもの)に接続することが可能である。モバイル電話は、このような方式にしたがって用いることが可能な遠隔パケットベースデバイスのタイプの1例であり、この場合、特定の電話が、さまざまな通信リンク(例えば、GSM(モバイル通信用のグローバルシステム)リンク、CDMA(符号分割多重アクセス)リンク又はローカル無線インターネットリンク)を介してデータを受信することが可能である。この点で、複数のネットワークが利用可能であり、データ転送先の特定の遠隔パケットベースデバイスがこの複数のネットワークを介して情報を受信することが可能である場合、アプリケーションルータは、データを送る際に用いるこれらネットワークのうちの1つを選択する。
通信媒体を選択する上記の方式が用いられる1つの応用例では、モバイル電話や、GSMネットワークなどのモバイル電話ネットワークとローカル無線インターネットリンク(例えば「wi−fi」と一般的に呼ばれるもの)の双方を介して通信するように構成されている他のデバイスが用いられる。モバイル電話ネットワーク(電話通信目的で一般的に容易に利用可能である)が利用可能である場合、電話通信物及び/又はデータ通信物をモバイル電話ネットワークを介して送ることが可能である。無線インターネットネットワークリンクが利用可能である場合、データ通信物を無線インターネットネットワークリンクを介して選択的に送って、一般的には、モバイル電話リンクよりも高速データ転送速度を、多くの場合には、比較的安価なデータ転送を容易化する。無線インターネットリンクはまた、例えば、モバイル電話がインターネットプロトコル(IP)電話タイプ通信用に構成されている電話通信にも用いられる。
無線のインターネットとモバイル電話とを組み合わせた電話を、特定のアプリケーション、利用可能なネットワーク、ユーザの構成及びサービスプロバイダの条件に依存して、多くの方法で用いることが可能である。例えば、このようなモバイル電話を無線インターネットリンクのないエリアで用いる場合、又は、どの無線インターネットリンクもロバストには利用可能でない場合、モバイル電話ネットワークが、データと音声の通信に用いられる。無線インターネットの可用性に関する条件は、例えば、電話自身によって又はネットワークベースサーバ110によって、例えば、送信タワーなどの特定されたモバイル電話通信ソースと関連する情報を用いることによって、検出される。モバイル電話が無線インターネットリンクへのアクセスを持てば、このリンクは、データの通信目的で、特に、比較的サイズの大きいデータを通信する(したがって、広帯域幅通信と潜在的に低価格の通信チャネルとを享受する)目的で用いられる。このような無線リンクは典型的には、例えば、空港、喫茶店、教育機関又は、無線インターネットリンクが望まれる他のロケーションで利用可能であり、さらに、無線インターネット技術が進歩するに連れて、これらのリンクはさらに普及し、また、さまざまな地域のロケーションで公に実装されることになる。
一部の応用例では、モバイル電話の構成設定は、ネットワーク分散型アプリケーションルータ又は他の本システム100中のノードにおいて、無線ネットワークの可用性の関数としてモバイル電話に対するデータの伝達を制御するようにされている。例えば、ユーザが映画やプレゼンテーション等の比較的大きいデータファイルサイズデータを要求する場合、システム100中の1つ以上のロケーションにおける設定は、無線インターネットリンクがモバイル電話に向けて利用可能となったときにデータを転送するように構成される。この点で、ユーザ構成は、無線インターネット転送をあるサイズ以上のデータファイルに対する望ましいオプションとするように実装されることができ、更なるオプションとして、モバイル電話ネットワーク上での転送を実効化するために、この設定を無効とすることができる。この方式は、例えば、データを即刻転送する必要がない場合、又は、無線インターネットリンクが利用可能となるまで待つことを経済的又は他の理由のためにユーザが選ぶような場合には役に立つ方式である。この点で、ユーザは特定のデータのセットを要求することが可能であり、また、ネットワーク分散型アプリケーションルータ(112及び/又は132)を、無線インターネットリンクがモバイル電話に向けて利用可能となった時に要求されたデータを自動的に転送するように実装することが可能である。
無線インターネットネットワークとモバイル電話ネットワークの使用/選択に関する別の例示の実施形態では、遠隔パケットベースデバイスからデータが転送される(例えば、図1の遠隔パケットベースデバイス120からホームノード130にまで)。この方向にデータを転送する動作は、ホームノードから遠隔パケットベースデバイスへのデータ転送の管理と類似した方法で管理されることができる。例えば、ビデオ又はピクチャをモバイル電話で撮った場合、このビデオやピクチャに関わるファイルサイズが大きいことがある。この点で、この情報を、無線ネットワークの可用性との兼ね合いで選択的に、ホームノードに転送することが可能である。このようなアプリケーションの1つでは、カメラ電話が用いられるが、ユーザが何枚かのピクチャを撮ると、これらのピクチャは、無線ネットワークが利用可能であれば自分のホームノードにアップロード可能である。この応用例においては、さらにピクチャを撮るためのカメラ電話のスペースを確保すると同時に、撮った写真をホームノードに安全に格納することが可能である。他の多くの応用例(例えばビデオ)も同様に実現される。
再度図1を参照すると、データを送出する際に用いる特定のネットワークを選択する際に、転送速度、信頼性、可用性、権利保護、経費、その他(例えば、上述したようなもの)等のさまざまなネットワークの特徴のうちの1つ以上が考慮される。データ転送用にネットワークベースサーバ110を採用しているユーザもまた、利用可能な複数のネットワークタイプの範囲でのデータ転送に対する嗜好に関するユーザ固有のデータを提供することがある。この嗜好は、特定のデータ転送ネットワークや時間を選択する際にアプリケーションルータがアクセスして、使用することが可能な構成データ116という形態で提供されることがあり、また、特定のデータ転送事象に関連して遠隔パケットベースデバイスでユーザによってなされる選択内容が含まれることがある。このようなユーザの嗜好または選択は、特定のネットワークの直接の選択、または、例えば、ユーザのためにネットワークを選択する際にネットワークルータが使用する基準を含むことができる。この点で、アプリケーションルータは、データを送出する際に用いられる特定にネットワークを選択する際や、一部の応用例ではデータを送出する特定の時間を選択する際の基準を採用する。
本発明の別の例示の実施形態では、1つ以上の遠隔パケットベースデバイス120−iにネットワーク105を介して転送されるデータを格納(キャッシュ)するスマートキャッシュ140が本システム100に実装される。このスマートキャッシュ140は、データを格納するように構成されており、したがって、データベースシステムやネットワークベースサーバ110がアクセス可能な他のデータ記憶装置などのデバイスを伴う。別個の装置として図示されているが、スマートキャッシュ140は、システム100内に図示されている1つ以上のデバイス/ネットワークに、例えば、ホームノード130、ネットワーク105、ネットワークベースサーバ110(もしくは別のネットワークベースサーバ)又は遠隔パケットベースデバイス120に実装する選択が可能である。一部の応用例では、スマートキャッシュ140中のデータには、特定のアセットスペースに属すデータが含まれ、このアセットスペースが遠隔パケットベースデバイスによってアクセスされると、スマートキャッシュ中のこのデータが利用可能となる。
1つ以上のホームノード130−Nと1つ以上の遠隔パケットベースデバイス120−i間でデータを転送する場合、スマートキャッシュ140をバッファ装置及び/又は記憶装置として利用することが可能である。例えば、ホームノード130におけるユーザが、選択されたオーディオデータ(例えばある音楽)を自分のモバイル電話や他の遠隔パケットベースデバイスで利用可能とすることを希望する場合、このユーザは、ホストアプリケーションルータ112をユーザアプリケーションルータ132と一緒に用いて、スマートキャッシュ140へのデータ転送を開始することが可能である。加えて、遠隔パケットベースデバイスでの実施目的でデータを構成する場合、スマートキャッシュを、ホームノードからのデータを格納するために用いることが可能であり、ホストアプリケーションルータ112によって、この格納されたデータを遠隔パケットベースデバイスに適したフォーマットに構成すること、及びその後にこの構成されたデータを転送することが容易となる。これで、このデータは、その後にユーザの遠隔デバイスへのダウンロード及び/またはストリーミングするために利用可能となる。逆方向転送のアプリケーションでは、データの送出先である特定のホームノードの可用性とは無関係に、データを遠隔パケットベースデバイスからスマートキャッシュ140に向けて転送することが可能である。その後、ホームノードはスマートキャッシュ140にアクセスしてデータを獲得することが可能となる。これらの方式では、ホームノードも遠隔パケットベースデバイスも、データ転送を容易化するために必ずしもアクセス可能である必要はない。さらに、データを転送する際にストリーミングデータが転送される場合、スマートキャッシュ140をバッファとして利用して、ネットワーク105上の1つ以上のリンクを介しての通信に伴う潜在的問題に対処したり、又は、単にデータのストリームを一時停止する(例えば、ビデオ及び/又はオーディオの再生を一時停止する)することが可能である。
スマートキャッシュ140の別の応用例は、パソコン内のように又はホームノード130でのストレージデバイスの場合のように、ホームノードで実現されているキャッシュを伴う。一般的に、ユーザアプリケーションルータ132が起動状態にあり、また、キャッシュが起動状態(又はユーザアプリケーションルータ132によって起動可能)であれば、キャッシュに対するアクセスは、遠隔パケットベースデバイスにとって利用可能である。この点で、パソコンなどのアプライアンスにおけるユーザはデータをスマートキャッシュ140に転送することが可能である。データが一旦転送されたら、このデータがキャッシュ内でアクセス目的で利用可能であることが保証され、パソコンや他のアプライアンスをシャットダウンすることが可能である。例えば、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイスをホームノード130に実装すると、ホームノードにおけるパソコンのユーザは、NAS中の特定のファイルをデータ転送目的で利用可能なものとして指定することが可能である。NAS(又はその中のファイル)はユーザアプリケーションルータ132と一緒にスマートキャッシュ140として動作し、アクセスとデータ転送は、本明細書に記載するような仕方と類似の仕方で実効される。
一部の応用例では、ユーザアプリケーションルータ132は、スマートキャッシュ140が利用される特定のタイプのデータ転送シナリオにかかわる条件を用いてスマートキャッシュ140中のデータの記憶を管理する。スマートキャッシュ140を使用することが適切であるまたはその他有益である場合、ユーザアプリケーションルータ132は、可能性としてホストアプリケーションルータ112と協調して、スマートキャッシュとの間の転送を自動的に管理することによってこの使用を容易化する。別の応用例では、ホームノード又は遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザが、ローカル又は遠隔のデータ記憶(キャッシュ)ロケーションに情報を物理的に格納することなどによって、スマートキャッシュ140でのデータの記憶及び/又は検索を手動で指図する。ユーザの選択次第で、ある種のデータ、例えば特定のユーザが通常的にアクセスする必要があるデータや、ビデオデータなどのように転送するのに長時間を要するようなデータ、が、ユーザアプリケーションルータ132の場合に適用される規則に基づいてスマートキャッシュ140に格納される。
一部の応用例では、ネットワーク分散型アプリケーションルータは、データ取得用プロトコルベースの方式を用いて、スマートキャッシュ140にアクセスする。例えば、遠隔パケットベースデバイス120におけるユーザが、ホームノード130を介して利用可能とされたデータを要求すると、ネットワーク配布アプリケーションルータが、要求されたデータがスマートキャッシュ140中で利用可能であるかどうか確認する。データがスマートキャッシュ140で利用可能であれば、このデータが遠隔パケットベースデバイス120に転送される。データがスマートキャッシュ140で利用不可能であれば、ネットワーク分散型アプリケーションルーティングコントローラがホームノード130にアクセスしてデータを取得する。
データがスマートキャッシュ140に対して転送中であれば、ユーザアプリケーションルータ132とホストアプリケーションルータ112の一方又は両方がデータ転送を監視し、適切であれば、転送しているデバイスと通信して、この転送が適切に実効されていることを保証する。例えば、ユーザがデータを自分のパソコンからスマートキャッシュ140に転送すると決定すると、この転送が成功することを保証するために、これを監視する。例えば、ユーザが自分のパソコンをシャットダウンする、その他転送を中断しようとすると、警報通信(例えば、パソコンモニター上のポップアップメッセージ)が生成されて、転送が完了されなかったことをユーザに対して警告する。
スマートキャッシュ140を伴う別の実施形態では、スマートキャッシュをビデオの一部又はすべてを格納するバッファとして用いて、遠隔パケットベースデバイスに向けてビデオをストリーミングする。例えば、ユーザが、遠隔パケットベースデバイス120で再生する目的で映画をダウンロードすることをホームノード130を介して注文すると、この映画用の選ばれた分量のビデオデータがスマートキャッシュ140に格納されることが可能である。一旦再生が始まったら、再生用に送られたデータをキャッシュ140から削除し又は別様にアクセス不可能とし、映画用の残りのデータをキャッシュ140に送るか又は、場合によっては、遠隔パケットベースデバイス120に直接に送る。一部の応用例では、スマートキャッシュ140に格納されている映画データは、暗号化情報やビデオデータを伴っているようなそれなどのデータのイネーブルストリームが遠隔パケットベースデバイスに送られるまでは、遠隔パケットベースデバイス(またはすべてのアプライアンス)で使用不可能である。このデータのイネーブルストリームは、遠隔パケットベースデバイスで映画を利用可能とするために使用される。これらの方式では、映画データの少なくとも一部はスマートキャッシュ140中に格納されており、この映画の使用可能なコピーがどのロケーションにも必ずしも格納されなくてもよいようにして、この映画に対する関連のメディア権利を維持しつつ映画データを転送する。
他の応用例は、上記と類似したトークン方式を志向している。この場合、スマートキャッシュ140を用いて、トークンが指し示す情報を格納する。例えば、ホームノードにおけるユーザが特定のデータのセットを取得検索するための遠隔パケットベースデバイスで用いられるトークンを送出すると、この特定のデータのセットはスマートキャッシュ140に格納されることが可能である。このトークンは、例えば、データが格納されているスマートキャッシュ140中のセクションを指すことができる。遠隔パケットベースデバイスにおけるユーザがこのトークンを実施すると、スマートキャッシュにおけるこの特定のデータのセットが遠隔パケットベースデバイスに送られる。
ホームノード130とユーザアプリケーションルータ132は、応用例次第でさまざまな方法で実現される。一部の応用例では、ユーザアプリケーションルータ132が、デスクトップコンピュータやラップトップコンピュータなどの家庭のコンピューティングデバイスに置かれる。別の応用例では、ユーザアプリケーションルータ132は、ルータ、モデム、データ記憶デバイスその他の家庭、オフィスもしくは他の(通常はローカルの)ネットワークシステムで実現されている他のユーザデバイスの中にプログラムされている。さらに、ユーザアプリケーションルータ132は、ある応用例では1つの遠隔パケットベースデバイス120−iで実装可能である。この点で、図1Aは、ユーザアプリケーションルータと互いに異なった多くのデータタイプ及び/又は記憶装置とを伴うさまざまな例示の実施形態を示している。
図1Aに、本発明の別の例示の実施形態による、ユーザアプリケーションルータ132を伴うホームネットワーク構成101を示す。上述したように、この構成101は、1つ以上の図1に関連して説明したホームノード130を伴って実現され、図1Aに示すデバイスの一部又はすべてでこのようなホームノードが構築されている。ユーザアプリケーションルータ132は別個のデバイスとして図示されているが、図示のデバイスを含むさまざまなデバイスのうちの1つ以上と接続して実装してもよい。例として、パソコン150、スマートキャッシュ151、ネットワーク接続ストレージ(NAS)デバイス152、ユニバーサルプラグアンドプレイ(UPnP)デバイス153、インターネットゲートウエイ154、ローカルネットワークルータ155、電話156(例えばIP電話)及び/又はデジタルビデオレコーダ(DVR)157(又は、例えば、PVR)。これらデバイスは一部又はすべてが家庭(又は企業)のネットワーク上で接続されており、ユーザアプリケーションルータ132が、遠隔パケットベースデバイスとのファイル転送又はストリーミングデータ転送目的でのこれらデバイスのうちの1つ以上へのアクセスを制御している。さらに、これら図示するデバイスは、直接に又はルータ(例えば、ローカルネットワークルータ155)を介して、データの転送及び/又はユーザアプリケーションルータの機能の実施のために、相互に通信する。
一部の応用例では、アイテム150〜157のうちの1つ以上のアイテムから入手可能なデータを、選択的に構成して、本明細書に記載する1つ以上の方式を用いて遠隔パケットベースデバイスに提供する。例えば、DVR157が特定のDVRアプリケーションが使用するように格納されているビデオデータを含んでいる場合、DVRのプラグインを選択的に利用し、DVRにおけるコンテンツに、カテゴリや例えばメタデータで特定される他の設定でアクセスする。この特定されたカテゴリは、このカテゴリと再生用の特定のビデオ(例えばアセット)の選択物にわたってのブラウジングがしやすいフォーマットで、遠隔パケットベースデバイスに提供される。選択されたビデオコンテンツは、遠隔パケットベースデバイスにおける機能を特徴付ける情報を用いて、遠隔パケットベースデバイスでの再生用、及び遠隔パケットベースデバイスへの通信用に構成される。例えば、遠隔パケットベースデバイスが特定のブラウザベースのビデオ再生能力を持っている場合、このビデオデータは、このような能力にしたがって再生しやすいフォーマットで構成される。
1つの実施例では、ユーザアプリケーションルータ132はローカルネットワークルータ155と統合されており、ユーザアプリケーションルータの機能がローカルネットワークルータにプログラムされている。この点で、図1Aに示す個々のデバイスは、構成101に表すホームノードとのデータ転送を容易化するために起動されている必要は必ずしもない。例えば、NASデバイス152に格納されているデータを(図1の)遠隔パケットベースデバイス120にとって利用可能にすることが望ましい場合、ローカルネットワークルータ155は、PC150(又は他の制御デバイス)を必ずしも利用することなくそこへのアクセスを直接に制御することが可能である。さらに、適切であれば、ローカルネットワークルータ155は、図示するデバイスのうちの1つ以上と一緒に、デバイスを起動(例えば、デバイスを低電力スリープモードからアクティブ目覚めモードに目覚めさせる)して、これとのデータ転送を容易化することが可能である。これらの方式や他の方式は、ローカルネットワークルータ155や他のデバイスと統合されているにせよ、いないにせよ、ユーザアプリケーションルータ132上で容易に実施される。
図2Aに、本発明の別の例示の実施形態による、データのルーティングとその構成のためのシステム200を示す。本システムは、遠隔ブラウザアプリケーション210と、ネットワークベースサーバコンポーネント230と、エージェントベース装置240(例えば、上記の文脈におけるベースノード)を含む複数のエージェントベース装置とを含む複数の遠隔ブラウザアプリケーションを含んでいる。一般的に、遠隔ブラウザアプリケーション210は、モバイル電話やコンピュータなどの遠隔アクセスアプライアンス中に実装される。エージェントベース装置240は、ユーザの家庭や企業のコンピュータ、サーバ又は他のネットワークアクセス可能なアプライアンス(例えば、記憶デバイス、または、オーディオアプライアンスやビデオアプライアンスなどのメディアアプライアンス)などの家庭ノードに実装される。ネットワークベースサーバコンポーネント230は、データ通信を容易化するために遠隔ブラウザアプリケーション210とエージェントベース装置240の双方と対話するホストサーバ中に実装される。
エージェントベース装置240(例えばホームコンピュータ)は、エージェントアプリケーション250、アセットスペースプラグイン260(例えば1つ以上の特定の第3者アプリケーション用に調整されたプラグイン)及びMIMEハンドラプラグイン270を含んでいる。アセットスペースプラグイン260は、テキスト、オーディオ及び/又はビデオの処理用のプログラムアプリケーションなどの第3者アプリケーション265(又は複数のこのようなアプリケーション)によって(例えばメタデータを介して)特徴付けられたデータにアクセスするために実装される。その処理のためにアセットスペースプラグイン260を実装されたデータは、例えばデータベース280中のようにローカルに利用可能であったり、遠隔記憶ロケーションや加入ベースのコンテンツプロバイダ中などのようにインターネット220を介して遠隔で利用可能であったりする。
データベース280は、2つ以上の論理的及び/又は物理的ロケーションに実装される。例えば、データベース280は、ローカルデータベース、分散型データベース、デジタルオーディオデバイスもしくはデジタルビデオデバイスなどの記憶アプライアンス、又は、コンテンツプロバイダなどの遠隔データベースサービスにアクセスするように適合している別のローカルネットワークアクセスデバイスのうちの1つ以上を含むことができる。これらのデータベース実装は、例えばローカルネットワーク通信リンク又はインターネットを用いて、カップリングされてエージェントベース装置240と通信する。
物理的な及び/又は仮想のアセットスペースを含む多くのアセットスペース290−Nはデータベース280に実装可能であり、また、適切であれば、他の遠隔のデータ記憶ロケーションに実装可能である。これらのアセットスペース290−Nは、遠隔ブラウザ210で見て1つの仮想アセットスペースを形成するように選択的に統合され、また、さまざまなローカルの及び/又は遠隔の記憶ロケーションのうちの1つ以上に位置するデータを含んでいる。
一部の応用例では、アセットスペースプラグイン260は、さまざまな方式を用いて格納されたデータを特定してアクセスするように適合している。例えば、アセットスペースプラグイン260は、データベース280中の個々のファイルに格納されているデータにアクセスすることが可能である。加えて、アセットスペースプラグイン260は、データベース280の指定された行(単数または複数)などの特定のロケーションに格納されているデータにアクセスするように実現することが可能である。
システム200は、さまざまな方法のうちの1つ以上の方法で遠隔ブラウザ210とエージェントベース装置240間でのデータの流れを容易化するように実現されている。1つの応用例では、データの流れは次のように容易化される。ユーザが、HTMLブラウザを遠隔ブラウザアプリケーション210で実装するモバイル電話からURL(ユニフォームリソースロケータ)要求を実行する。URL要求は、エージェントベース装置240のための識別子と、この要求でアクセスされるアセットスペースとアセットの双方を特定するアセットパスとを含んでいる。
このユーザ要求はネットワークベースのサーバコンポーネント230で受信され、これらのコンポーネントはこの要求を認証し、アクセス制御規則をこの要求に適用し、この要求を適切なエージェントベース装置にルーティングする。ネットワークベースサーバコンポーネント230は、エージェントベース装置240に対するアクセスを制御するこのアクセス制御規則を適用し、アクセスは、例えば、(例えば、エージェントベース装置を実装しているホームコンピュータの)所有者又はこの所有者によってアクセスを承認されているユーザに限られる。一部の応用例では、これらアクセス制御規則は、エージェントベース装置240で利用可能な選択された情報(例えば選択されたアセットスペース)のみのアクセスを承認するように指定している。本明細書にさらに説明するように、選択されたアクセスの承認をトークンタイプの方式で実施することが可能である。この場合、エージェントベース装置240の所有者及び/又は管理者がユーザに対してトークンを発行し、このユーザは、このトークン中で指定されているアクセス制御に従ってエージェントベース装置240に対するアクセスを(このトークンを実装すると)承認される。さらに、ネットワークベースサーバコンポーネント230は、同様にアクセス制御規則を適用して、エージェントベース装置240へのデータのアップロードのためのアクセスを承認するが、これにしたがって、選択されたデータロケーション(例えば、アセットスペース)へのファイルのアップロード目的の個々のユーザへのアクセスは、特定のユーザによるデータのアップロードに対するアクセス制御規則に指定されているように管理される。
一旦要求がエージェントベース装置240によって受信されると、この要求中に定義されているアセット又はアセットスペースが取り扱い目的でアセットスペースプラグイン260にマッピングされ、このプラグインは、この要求とデータを特徴付ける情報(例えばメタデータ)との関数としてアセット(単数又は複数)にアクセスする。一部の実施例では、アセットスペースプラグイン260は、この要求を取り扱うために、必要とされる外部アプリケーション(例えば第3者アプリケーション265)すべてと対話する。すなわち、この要求の対象であるエージェントベース装置240におけるデータのタイプをサポートしている特定のアプリケーションタイプにこの要求を関連付けることによって、この要求を取り扱う。
この要求がデータを遠隔ブラウザアプリケーション210に送るものである場合、この要求に対する応答は、アセットスペースから返されたアセットのMIMEタイプと要求元の遠隔ブラウザアプリケーションの能力との関数として構成される。適切なMIMEハンドラプラグイン270が呼び出されて、この応答を、遠隔ブラウザアプリケーション210で使用しやすいようにトランスコーディングする。一旦トランスコーディングされたら、この応答は、直接に又はネットワークベースサーバコンポーネント230を介して遠隔ブラウザアプリケーション210に返される。
エージェントベース装置が受信した要求がデータのアップロード要求である場合には、このような応答は必ずしも実施されないことがある。このアップロード要求に伴うデータはエージェントベース装置240中にロードされ、そして、指定されていれば、特定のアセットスペースにもロードされる。エージェントベース装置240のユーザによって指定されている場合、データがこのデータを処理するアプリケーションに適しているフォーマットになっていなければ、アセットスペースプラグイン260はMIMEハンドラプラグイン270と対話し、データは適切なフォーマットにトランスコーディングされる。
別の応用例では、(例えば、図2Aを説明する先行パラグラフで説明したモバイル電話からの)最初のユーザ要求は、アクセス可能な利用可能アセットを特定する要求である。この要求は、アセットスペース(例えば、特定のカテゴリのデータ)を特定するか、又は、利用可能なすべてのアセットの特定を要求する一般的なものである。ネットワークベースサーバコンポーネント230は、この要求を認証し、アクセス制御規則を適用し、この要求を適切なエージェントベース装置に対してルーティングする。この装置は、利用可能なアセットを特定する情報を、もしあれば、アクセス制御規則と要求自身の関数として返送する。これ以降、モバイル電話は、利用可能アセットのリストから、返送されるべき特定のアセット又はアセットのグループを特定する2番目の要求を送ることができる。
別の例示の実施形態によれば、アセットスペースプラグイン260は第3者アプリケーション265と統合される。この実施形態では、第3者アプリケーション265は、遠隔ブラウザアプリケーション210の能力を詳述している要求の中の(又は別様に利用可能な)情報を用いて、遠隔ブラウザアプリケーション210に返送される情報を準備することによってデータ要求を取り扱う。この準備された情報はエージェントアプリケーション250に対して利用可能なものとされ、このアプリケーションはMIMEハンドラプラグイン270を実行して、この要求にさらに応える。
MIMEハンドラプラグイン270は、任意のHTTP要求に対するデータ変換を、ソースデータMIMEタイプと目的データMIMEタイプの関数として実行するために、適切なMIMEハンドラを選択する。1つの実施例では、MIMEハンドラプラグイン270は、HTTPのContent−Typeヘッダ値に基づいて及び/又はデータを直接的に精査することによってソースMIMEタイプを特定する。別の実施例では、MIMEハンドラプラグイン270は、HTTP応答として返送されるデータを変換する場合及び/又は特定のアセットスペースが受け入れるようになっているMIMEタイプもしくはタイプを用いる場合に、データの宛先のMIMEタイプをこのデータのHTTPのAcceptヘッダ値を用いて導出する。
一部の応用例では、MIMEハンドラは各々が、1つのカノニカルなMIMEタイプと出力MIMEタイプのコレクションに関連付けられている。このカノニカルなMIMEタイプは、ハンドラに対する入力として用いることが可能なデータのタイプを定めるものである。MIMEハンドラプラグイン270は、出力MIMEタイプのコレクションを用いて、ハンドラが生成可能なデータのタイプを判定する。HTTP要求を取り扱うMIMEハンドラを選択する場合、MIMEハンドラプラグイン270は、適切なハンドラが見つかるまで、利用可能なすべてのMIMEハンドラ全体にわたって順不同で処理を続ける。適当なハンドラが見つからない場合、MIMEハンドラプラグイン270は、ソースデータを無修正で返すデフォルトハンドラを用いる。
MIMEハンドラを選択する場合、MIMEハンドラプラグイン270は、特定のMIMEハンドラを、ソースデータタイプがハンドラのカノニカルなMIMEタイプと一致し、また、ハンドラの出力MIMEタイプと目的データMIMEタイプの積集合が空集合でなければ、適切なものと見なす。すなわち、出力MIMEタイプと宛先MIMEタイプが一致するMIMEタイプを含めば、MIMEハンドラプラグイン270は、適切なデータ変換をしやすくするように適合される。
1つの実施例では、MIMEハンドラプラグイン270は、text/xmlというカノニカルなタイプであるMIMEタイプを持つデータを変換するが、目的データ集合は{text/html、アプリケーション/xhtml+xml}である。MIMEハンドラプラグイン270は、変換メカニズムを用いてXMLをXHTMLに(定義から必然的にHTMLにも)変換する。例えば、HTTP要求がデータ「foo.xml」に対する要求でありそれがAcceptヘッダ「text/html」と共にMIMEハンドラプラグイン270によって受信された時、MIMEハンドラプラグインは、カノニカルなMIMEタイプと一致するtext/XMLというソースデータタイプをテストする。集合{text/html}と集合{text/html、アプリケーション/xhtml+xml}の共通部分が空集合ではないので、したがって、MIMEハンドラプラグイン270は、要求されたデータ(「foo.xml」)をtext/XMLからtext/htmlに変換する。
上述したように、アセットスペースプラグイン260とMIMEハンドラプラグイン270は、さまざまなプログラムと関連するさまざまなタイプのデータを表示して遠隔のブラウザ210に対して転送する動作をしやすくするように実装することが可能である。1つの実施形態では、エージェントベース装置240で第3者アプリケーション265として実装されている画像管理アプリケーションは、自分がデータベース280(例えば、1つ以上のアセットスペース290−Nと関連している)中で管理している画像ごとにエントリを維持している。これらエントリは画像に関連するメタデータと、ファイルシステム内の画像のロケーションを含んでいる。
画像管理アプリケーション265は、ユーザにとって、ユーザが定義したメタデータを各々のエントリに付加するためのメカニズムを提供する。このユーザ定義メタデータはエントリを論理的コレクションに編成するために選択的に用いられる。ここで、コレクションとは、メタデータの一部の値が同じであるエントリの集合であると定義される。例えば、「コレクション=人々」というメタデータ値を持つエントリは、「人々」コレクションのメンバである(すなわち、人々の画像を含んでいる)。
エージェントベース装置240は、そのプラグイン能力を介して、メタデータにアクセスしてメタデータ中に示されるように特徴付けられたデータベース280中の特定のデータを特定することによって、画像管理アプリケーション265に対してアセットスペースの概要を提供する。したがって、遠隔ブラウザ210におけるユーザは、画像の外部で維持されているメタデータに基づいて画像に遠隔からアクセスすることが可能である。例えば、遠隔ブラウザ210におけるユーザが人々の画像を指定するアセット情報のデータ要求を送ると、アセットスペースプラグイン260は、データベース280中のメタデータにアクセスして、「人々」コレクションに対応するデータを特定する。この特定されたデータは、次に、適切であれば、MIMEハンドラプラグイン270を介してトランスコーディングされて、次いで、遠隔ブラウザ210に送られる。
別の応用例では、上記のメタデータを選択的に用いて、アセットスペース内からアイテムを選択すると共に、このメタデータを用いて、これらのアイテムをユーザに対して提示することを促進する。例えば、第3者アプリケーション265として作動する地図アプリケーションは、画像データに対応するメタデータとして地理的座標を持つ画像データを格納することができる。ユーザが特定の都市などの地理的な地域の画像を要求する場合、この地域は座標のセットとして定義され、エージェントベース装置240に送られる。この要求は、画像が作成された場所の座標を用いて、ファイルシステム上の画像から適切なメタデータを抽出することが可能なアセットスペースを用いて処理される。このメタデータを用いて、アセットスペースは、ユーザ定義の地理的領域に入る画像を選択することが可能である。これらの画像は、一旦選択されたら、画像が作成されたロケーション(画像に含まれる地理的メタデータによって指定される)におけるユーザ定義の地理的地域の地図に組み込むことが可能である。
一部の応用例では、ネットワークベースサーバコンポーネント230とエージェントベース装置240の一方又は両方は、遠隔ブラウザアプリケーションで利用可能なプログラミングは、要求の対象であるデータや他の情報を処理することが不可能な場合に、遠隔ブラウザアプリケーション210からの要求を選択的に拒否する。例えば、特定の要求が遠隔ブラウザアプリケーション210で用いることが不可能なビデオデータを含んでいるリソースを指定している場合、遠隔ブラウザアプリケーションで他の様式で用いられるように適切にトランスコーディングすることが不可能である場合には、データに対する要求は拒否される。
ある種の応用例では、遠隔ブラウザアプリケーション210からの要求は、遠隔ブラウザアプリケーションで用いることが可能なある種の情報とこのアプリケーションで用いることが不可能な他の情報とを含むリソースセットを指し示していることがある。この点で、ネットワークベースサーバコンポーネント230とエージェントベース装置240の一方又は両方が、遠隔ブラウザアプリケーションで用いることが可能な情報を選択的に返送しやすくすることによって遠隔ブラウザアプリケーション210からの要求を処理する。この要求されたリソースセット中のある情報は、遠隔ブラウザアプリケーション210において直接的に使用可能であり、この場合、上述のトランスコーディング方式は必ずしも実施される必要がない。要求されたリソース集合中のある情報がトランスコーディングされた形態で遠隔ブラウザアプリケーション210において使用可能であれば、この情報は上述のようにトランスコーディングされる。したがって、要求されたリソースセット中の情報のうち遠隔ブラウザアプリケーション210で使用不可能なものはそこには送られない。この方式では、遠隔ブラウザアプリケーション210に返送される情報は、トランスコーディングが実施され、適切であれば情報は制限されるという範囲で、遠隔ブラウザアプリケーションで用いることが可能な限り多くのリソース中の情報を含んでいる。
図2Bは、本発明の別の例示の実施形態による、遠隔のユーザからエージェントアプリケーションにデータを通信する装置と方式の図である。図2Bに示すこの方式は、例えば、図2Aに示す方式に適用可能であり、データが、遠隔ブラウザアプリケーション210からエージェントベース装置240に送られる。入ってくるデータ、例えば画像データは、遠隔ブラウザアプリケーション210からインターネット220を介してネットワークベースサーバコンポーネント230に送られる。
ネットワークベースサーバコンポーネント230は、認証機能を実施して、入ってくるデータをエージェントベース装置240に転送するに適当なデータであることを認証する(例えば、遠隔ブラウザアプリケーション210におけるユーザがデータをエージェントベース装置に転送することを認証されていることを確実にする)。アクセス制御機能もまた実施して、ルーティング情報を入ってくるデータに割り当て、このデータが次いで(このルーティング情報を用いて)インターネットを介してエージェントベース装置240に送られる。
一旦データがエージェントベース装置240に受信されると、エージェントアプリケーション250はこのデータを処理して、これが、データベース280中のアセットスペース290−Nの1つで用いるのに適切なデータタイプのものであるかどうかを決定する。適切なデータ構成/タイプのものであれば、この入ってきたデータはデータベース280中の適合するアセットスペースに格納される。この文脈では、データを適合するアセットスペースに格納することは、例えば、受信したデータを一般的な意味で格納すること、この受信データを1つ以上の(仮想の)アセットスペースと関連付けるために特徴付けするメタデータをさらに格納することを含む。適切なデータ構成/タイプのものでない場合、エージェントアプリケーション250は、MIMEハンドラプラグイン/トランスコーダ270を実施するソースからアセットスペースへのMIMEトランスコーダ機能を呼び出して、このデータを適切なMIMEタイプを有するデータ(例えば、アセットスペースプラグイン260を介して第3者アプリケーション265で使用可能なデータ)にトランスコーディングする。このトランスコーディングによる方式は、例えば、MIMEハンドラプラグイン270に関連して上述したような方法で実施してもよい。
図2A及び/又は図2Bに関連して述べた上の例では、説明したさまざまなコンポーネントが、ソフトウエアベースのプログラムを実行するプログラムされた処理装置に選択的に実装される。例えば、MIMEハンドラプラグイン/トランスコーダ270は、インターネットにカップリングされネットワークベースサーバコンポーネント230と通信するように適合されているユーザのホームロケーションにおけるパソコンに選択的に実装される。同様に、アセットスペースプラグイン260とエージェントアプリケーション250と第3者アプリケーション265(例えば、データ、グラフィック、ビデオ又はワードプロセッサのアプリケーション)はすべて、例えば、適切にプログラムされたパソコン上で実行されるソフトウエアアプリケーションを用いて選択的に実装される。さらに、アセットスペース280は、ローカルに(例えばありふれたコンピュータ筐体の内部で)、又は、ネットワークリンク、インターネット220、LAN(ローカルエリアネットワーク)もしくはUSB(ユニバーサルシリアルバス)リンクなどの通信リンクを介して遠隔に、接続されて、上述したようにパソコンと結合したハードドライブ記憶装置上に実装することが可能である。
上述し図面に示したさまざまな実施形態は、解説のみを目的として提供したものであり、本発明を制限するものと理解すべきではない。上記の説明及び図に基づいて、当業者は、本明細書に図示し説明した例示の実施形態と応用例に厳密に従わず、本発明に対してさまざまな修正と変更が可能であることを認識するであろう。例えば、ホストノードとホームネットワークノードによって実行された機能は、選択的に、ホストノードからホームノードへ及び/又はホームノードからホストノードへと実施形態に依存して移される。このタイプの方式は、例えば、ホストサーバとホームノードの双方で実装されている部分を持つネットワーク配布データルータと整合している。別の例として、例えば「遠隔の」ユーザが他別のホームユーザノードにアクセスする別のホームユーザノードである(双方のノードでソフトウエアが実装されている)場合のように、遠隔のユーザに提供されるインタフェースは、ある種のクライアントベースの機能その他の実装物を遠隔ユーザのネットワークアクセスアプライアンスに含むことができる。これらの方式は、本発明のさまざまな例示の実施形態に関連して実施される。このような修正や変更は、クレームに記載されている本発明の真の精神と範囲から逸脱することはない。
本発明のある例示の実施形態による、サーバホステッドインタフェースアクセス方式を用いてパケットベースネットワークを介してデータをルーティングするシステムの図である。 本発明の別の例示の実施形態による、ユーザアプリケーションルータが実現されているホームネットワーク構成を示す図である。 本発明の別の例示の実施形態による、エージェントアプリケーションと遠隔のユーザとの間でデータを通信する装置と方式の図である。 本発明の別の例示の実施形態による、遠隔のユーザからエージェントアプリケーションにデータを通信する装置と方式の図である。

Claims (30)

  1. アプリケーション固有データをベースデバイスと遠隔パケットベースデバイス間でパケットベースネットワークを介して通信し、前記アプリケーション固有データを遠隔デバイスにおいて提示するネットワーク通信システムにおいて、前記システムは、
    データ転送要求を前記ネットワークを介して受信し、前記受信したデータ転送要求をベースデバイスと関連付け、前記関連付けされたデータ転送要求を前記ベースデバイスに対する認証データと前記要求中のデータとの関数として認証し、認証されたデータ転送要求ごとに、関連付けられたベースデバイスを前記ネットワークを介して制御して要求されたデータを転送するように適合したネットワークサーバ装置と、
    各々の関連付けられたベースデバイスにおいて、
    前記ベースデバイスにおけるメタデータを用いて、前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定し、
    前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングし、前記第2のフォーマットタイプは前記遠隔デバイスのうちの1つとコンパティブルであり、
    前記トランスコーディングされたデータを前記遠隔ネットワークデバイスのうちの前記1つに送る、ことによって、
    前記ネットワークサーバ装置からの制御に応答するように適合させたデータルータと、
    を備える、ネットワーク通信システム。
  2. 前記データルータは、前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定するために、及び、前記特定されたアプリケーション固有データを前記プログラムアプリケーションの第1のフォーマットタイプから前記第2のフォーマットタイプにトランスコーディングするために、前記ベースデバイスにおける前記プログラムアプリケーションによって作成されたメタデータにアクセスするように適合され、
    前記アプリケーション固有データは、プログラムアプリケーションによって作成されたものである、
    請求項1に記載のシステム。
  3. 前記データルータは、前記アプリケーション固有データを前記遠隔デバイスのうちの1つのウェブブラウザアプリケーションで閲覧可能なデータにラスタ化することによって、前記特定されたアプリケーション固有データを前記プログラムアプリケーションの第1のフォーマットタイプから前記第2のフォーマットタイプにトランスコーディングするように適合されている、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記データルータは、前記特定されたアプリケーション固有データを前記遠隔デバイスのうちの前記1つとコンパティブルであるMIMEタイプフォーマットにトランスコーディングすることによって、前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングするように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記データルータは、前記アプリケーション固有データが適用される各々の特定のアプリケーションに対してアセットスペースプラグインをロードするように、及び、各々のアセットスペースプラグインを実施して、前記ベースネットワークアプライアンスにおける前記メタデータにアクセスして、前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記データルータは、前記アプリケーション固有データが適用される各々の特定のアプリケーションに対して、前記特定されたアプリケーション固有データタイプのデータをトランスコーディングするためのデータフォーマッティングプラグインをロードするように適合され、前記データルータはまた、各々のデータフォーマッティングプラグインを実装して、特定されたアプリケーション固有データを、第1のフォーマットタイプから前記遠隔デバイスのうちの前記1つとコンパティブルである第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングするように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記データフォーマッティングプラグインは、前記特定されたアプリケーション固有データを、第1のMIMEタイプから前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいて表示可能である第2のMIMEタイプにトランスコーディングするように適合しているMIMEハンドラプラグインである、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記データルータは、前記トランスコーディングされたデータを、前記認証された要求の送り元である遠隔デバイスに送るように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  9. 前記データルータは、前記特定されたアプリケーション固有データを、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいて利用可能なプログラムアプリケーションの機能として前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいてユーザに提示するように構成するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記データルータは、前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいてブラウザアプリケーションで閲覧するのにコンパティブルである第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングするように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  11. 前記データルータは、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいて利用可能なプログラムアプリケーションを確認するように、また、前記特定されたアプリケーション固有データを前記確認されたプログラムアプリケーションで用いるためにトランスコーディングするように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記ベースデバイスと前記ネットワークサーバ装置のうちの少なくとも一方は、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいて利用可能なプログラムアプリケーションを特徴付けるデータを格納するように適合されており、また、前記データルータは、前記格納されたデータにアクセスすることによって、利用可能なプログラムアプリケーションを確認するように適合されている、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記データルータはさらに、ルーティングされるデータのメタデータに基づく特徴を指定する認証済みの要求に対して、前記指定されたメタデータに基づく特徴に対応するメタデータを有するアプリケーション固有データを特定することによって応答するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  14. 前記データルータはさらに、ユーザのための選択物を前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいて提示するように適合されており、前記選択物が格納されたアプリケーション固有データを前記格納されたアプリケーション固有データのメタデータの関数としてグループ分けし、前記データルータは、前記提示された選択物のうちの1つを特定する認証済みの要求に対して、前記特定された選択物に対応する格納されたアプリケーション固有データのグループによって前記アプリケーション固有データを特定することによって応答するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記データルータはさらに、前記格納されたアプリケーション固有データを特徴付けるメタデータの関数として少なくとも1つのアセットスペースを展開するように、及び、前記選択物を前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおけるユーザに対して、前記少なくとも1つのアセットスペースを選択物として含む選択物を提示するように適合されている、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記ネットワークサーバ装置は、前記関連付けられたデータ転送要求を前記要求中のトークンデータの関数として関連付け及び認証するように適合しており、前記データルータは、前記要求に対応するアプリケーション固有データを、前記トークンデータ中で特徴付けされているメタデータを用いてアプリケーション固有データを特定することによって特定するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  17. 各々の遠隔デバイスは、ベースネットワークアプライアンスユーザからのトークンデータを受け入れるように、また、前記受け入れたトークンデータを前記ネットワークサーバ装置に対してデータ転送要求の一部として渡すように適合されており、前記トークンデータは、前記遠隔デバイスに対して利用可能とされるアプリケーション固有データを指定する情報を含み、前記データルータは、前記トークンデータ中で指定されているアプリケーション固有データを特定するために前記ベースネットワークアプライアンスにおける前記メタデータを用いるように適合されている、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記データルータは、遠隔デバイスから前記ベースネットワークアプライアンスへのデータ通信を容易にするように、また、前記通信されたデータは、前記ベースデバイスにおける第3者プログラムアプリケーションのメタデータの関数として、前記ベースデバイスにおける構成及び記憶を指示するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  19. 前記データルータは、前記遠隔デバイスにおけるユーザによって前記データに対してなされるメタデータに基づく選択結果の関数として、前記通信されたデータが前記ベースデバイスにおける構成及び記憶を指示するように適合されている、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記データルータは、メタデータを前記通信済みデータに対して割り当てるように適合されており、前記割り当てられたメタデータは、前記通信済みデータが前記遠隔デバイスから通信されたことを示す、請求項18に記載のシステム。
  21. 前記データルータは、データのメタデータに基づく特徴付けを含む表示を特定の遠隔デバイスにいるユーザに対して提示するように適合されており、前記メタデータに基づく特徴付けは、前記ベースデバイスにおけるデータに対するメタデータに基づく特徴付けに対応し、
    前記データルータは、前記特定の遠隔デバイスから前記ベースデバイスに通信されたデータを、前記提示された表示に応答して前記特定の遠隔デバイスにおける前記ユーザによってなされたメタデータに基づく選択結果の関数として、構成及び記憶を指示するように適合されている、
    請求項1に記載のシステム。
  22. 前記データルータは、特定の遠隔デバイスにおけるユーザに対してインタフェースを提示するように適合されており、前記インタフェースは、
    前記ベースデバイスに格納されているデータを、前記ユーザが前記格納されているデータが適用されるアプリケーションのメタデータの機能としてナビゲートすることを可能とし、
    前記特定の遠隔デバイスにおけるユーザ入力に応答して、前記ナビゲーションを介して提示された格納されているデータに対する要求を生成するように適合されている、請求項1に記載のシステム。
  23. アプリケーション固有データをベースデバイスと遠隔パケットベースデバイス間でパケットベースネットワークを介して通信し、前記アプリケーション固有データを前記遠隔デバイスにおいて提示するシステムにおいて、前記システムは、
    前記ネットワークを介してネットワークサーバにおいてデータ転送要求を受信する手段と、
    前記受信したデータ転送要求をベースデバイスと関連付ける手段と、
    前記関連付けられたデータ転送要求を前記ベースデバイスの認証データと前記要求中のデータとの関数として認証する手段と、
    認証された各々のデータ転送要求に対して、要求されたデータを転送するように、関連付けられたベースデバイスを前記ネットワークを介して制御する手段と、
    関連付けられた各々のベースデバイスにおいて、要求されたデータを転送するために前記ネットワークサーバ装置からの前記制御に応答するデータルータ装置であり、前記データルータ装置は、
    前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定するために前記ベースデバイスにおけるメタデータを用いる手段と、
    前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングする手段であり、前記第2のフォーマットタイプは前記遠隔デバイスのうちの1つとコンパティブルである手段と、
    前記トランスコーディングされたデータを前記遠隔デバイスのうちの前記1つに送る手段と、を含むデータルータ装置と、
    を備えるシステム。
  24. アプリケーション固有データをベースデバイスと遠隔パケットベースデバイス間でパケットベースネットワークを介して通信し、前記アプリケーション固有データを前記遠隔デバイスにおいて提示する方法において、前記方法は、
    ネットワークサーバにおいて、
    前記ネットワークを介してデータ転送要求を受信し、前記受信したデータ転送要求をベースデバイスと関連付け、
    前記関連付けられたデータ転送要求を前記ベースデバイスの認証データと前記要求中のデータとの関数として認証し、
    認証された各々のデータ転送要求に対して、要求されたデータを転送するように、関連付けられたベースデバイスを前記ネットワークを介して制御し、
    関連付けられた各々のベースデバイスにおいて、前記ネットワークサーバ装置から前記ネットワークを介して受信した認証済みの要求に対して、
    前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定するために前記ベースデバイスにおけるメタデータを用い、
    前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングし、前記第2のフォーマットタイプは前記遠隔デバイスのうちの1つとコンパティブルであり、
    前記トランスコーディングされたデータを前記遠隔デバイスのうちの前記1つに送ることにより、応答する、
    方法。
  25. 前記ベースデバイスにおけるメタデータを用いることは、前記要求に対応するアプリケーション固有データを特定するために前記ベースデバイスにおいてプログラムアプリケーションによって作成されたメタデータにアクセスすることを含み、前記アプリケーション固有データは前記プログラムアプリケーションによって作成され、また、前記トランスコーディングすることは、前記特定されたアプリケーション固有データを前記プログラムアプリケーションの第1のフォーマットタイプから前記第2のフォーマットタイプにトランスコーディングすることを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記トランスコーディングすることは、前記特定されたアプリケーション固有データを、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおいてウェブブラウザアプリケーションで閲覧可能なデータにラスタ化することを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記トランスコーディングすることは、前記特定されたアプリケーション固有データを、前記遠隔デバイスのうちの前記1つとコンパティブルなMIMEタイプフォーマットにトランスコーディングすることを含む、請求項24に記載の方法。
  28. 前記トランスコーディングすることは、前記遠隔デバイスのうちの前記1つにおけるユーザに提示するための前記特定されたアプリケーション固有データを、前記遠隔デバイスのうちの前記1つで利用可能なプログラムアプリケーションの機能として構成することを含む、請求項24に記載の方法。
  29. 前記のトランスコーディングすることは、前記特定されたアプリケーション固有データを第1のフォーマットタイプから、前記遠隔デバイスのうちの前記1つでブラウザアプリケーションで閲覧することとコンパティブルな第2のパケット通信フォーマットタイプにトランスコーディングすることを含む、請求項24に記載の方法。
  30. ベースデバイスと遠隔パケットベースデバイス間でデータを通信する方法において、
    前記ベースデバイスに格納されているデータのアプリケーション固有の特徴を特定するメタデータを格納し、
    遠隔デバイスにおけるユーザを認証し、
    少なくとも1つのアセットスペースを、前記ベースデバイスに格納されたメタデータと認証されたユーザとの関数としてデータを特定して、展開し、
    前記少なくとも1つのアセットスペースを、格納されているデータから転送するデータを選択する際に用いられるように前記認証されたユーザに対して提示し、
    前記アセットスペース中で特定されているデータに対する要求を受信するとこれに応答して、前記データを第1のMIMEタイプから第2のMIMEタイプに、前記要求中で特定されている遠隔デバイスで利用可能なアプリケーションプログラムの関数としてトランスコーディングし、前記トランスコーディングされたデータを前記遠隔デバイスに対して容易に通信する、方法。
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