JP2003085105A - データ配信システム及び受信端末 - Google Patents

データ配信システム及び受信端末

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JP2003085105A
JP2003085105A JP2001270634A JP2001270634A JP2003085105A JP 2003085105 A JP2003085105 A JP 2003085105A JP 2001270634 A JP2001270634 A JP 2001270634A JP 2001270634 A JP2001270634 A JP 2001270634A JP 2003085105 A JP2003085105 A JP 2003085105A
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JP2001270634A
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Yasunari Kasuga
靖成 春日
Hironori Haniyuda
浩教 羽生田
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NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IPアドレスが不定な受信端末に対して、セ
ンタ主導でコンテンツデータを配信すること。 【解決手段】 コンテンツ生成部11により生成された
コンテンツデータがコンテンツサーバ12に格納される
と、管理部13は、各受信端末30宛の電子メールEM
を生成し、メールサーバ20に送信する。この電子メー
ルEMには、コンテンツサーバ12にアクセスしてコン
テンツデータをダウンロードするのに必要な情報(サー
バアドレス等)が記述されている。受信端末30は、電
子メールEMを受信して内容を解析し、コンテンツサー
バ12にアクセスしてコンテンツデータを取得する。こ
れにより、IPアドレスが不定な場合でも、円滑にコン
テンツデータを配信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、映像デー
タ等のコンテンツデータを受信端末に配信する配信シス
テム及び受信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク基盤及びパーソナルコンピ
ュータの普及進展に伴って、インターネットのような広
域通信網を介して各種のコンテンツデータ(例えば、映
画、ニュース、ドラマ、音楽等)を配信するサービスが
種々提案されている。
【0003】従来のコンテンツ配信サービスは、その配
信方法に着目すると、二種類に大別することができる。
一つは、ユーザ側で受信端末をサーバに接続し、コンテ
ンツデータをサーバから取得するものである。他の一つ
は、サーバ側からコンテンツデータを受信端末に送信す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ユーザ側からサーバに
アクセスしてコンテンツデータを取得する場合は、ユー
ザ数(受信端末数)が多い場合、アクセスが集中してサ
ーバ側の負荷が増大したり、通信トラフィックが増大し
たりする可能性がある。このため、複数のサーバや負荷
分散装置等を導入したりする必要を生じ、コンテンツ配
信サービスの立ち上げコスト及び運営コストが増大す
る。また、トラフィックが増大すると、複数ユーザで共
用する通信回線の速度が低下し、円滑コンテンツ配信が
阻害される可能性もある。さらに、受信端末からサーバ
にアクセスしてもコンテンツデータが用意されていない
場合は、それは無駄なアクセスとなる。
【0005】一方、サーバ側から各受信端末に向けてコ
ンテンツデータを送り込む場合は、コンテンツ配信時期
をサーバ側で調整できるため、サーバ負荷の増大等を予
め防止することも可能である。また、受信端末側での特
別な処理も必要なく、自動的にコンテンツを取得できる
ため、ユーザにとっても便利である。しかし、常時接続
環境が普及しつつあるとはいえ、ユーザの受信端末に割
り当てられるIPアドレスは常時固定されているわけで
はない。通常の場合、インターネットサービスプロバイ
ダからIPアドレスが適宜割り当てられるため、接続毎
に、あるいは時間毎に受信端末のIPアドレスは変化す
る。これに加えて、受信端末に割り当てられるIPアド
レスは、世界中で一意に定まっているグローバルアドレ
スであるとは限らず、プライベートな通信網の中で使用
されるプライベートアドレスである場合も多い。従っ
て、広範囲に散在する多数の受信端末に対して、サーバ
側からコンテンツデータを円滑に送り込むことは、実際
には難しい。受信端末を特定するのに必要なIPアドレ
スがいつ変化するかわからないため、データ量の小さい
コンテンツはともかく、映画やドラマ等の大容量のコン
テンツを安定して配信することは困難である。
【0006】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、IPアドレスが不定の受信端末
に対しても、サーバ側の主導でコンテンツデータを配信
できるようにしたデータ配信システム及び受信端末を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るデータ配信システムは、受信端末に配
信すべきコンテンツデータを記憶する第1の記憶領域
と、受信端末により確認され、該受信端末宛の所定のフ
ァイルを記憶する第2の記憶領域との2種類の記憶領域
を有している。そして、管理手段は、第1の記憶領域に
コンテンツデータが記憶された場合には、所定のファイ
ルを第2の記憶領域に記憶させるようになっている。こ
の所定のファイルには、第1の記憶領域に記憶されたコ
ンテンツデータを受信端末が取得するのに必要な情報が
含まれており、受信端末は第2の記憶領域から取得した
所定のファイルに基づいて、第1の記憶領域からコンテ
ンツデータを取得する。
【0008】コンテンツデータとしては、例えば、映
画、ニュース、音楽等の各種コンテンツを挙げることが
できる。コンテンツデータは、以下のようにして、配信
システムから各受信端末に配信される。
【0009】即ち、まず、第1の記憶領域にコンテンツ
データが記憶されて配信準備が完了すると、管理手段
は、所定のファイルを第2の記憶領域に格納する。この
第2の記憶領域は、受信端末によって定期的に又は不定
期に確認される。具体的には、例えば、第2の記憶領域
としてメールサーバを用いた場合、所定のファイルは電
子メールの形式となる。第2の記憶領域としてファイル
サーバを用いてもよい。コンテンツの種類等によって異
なるが、一例を挙げると、受信端末は、数分程度の周期
で定期的に第2の記憶領域を確認するのが望ましい。第
1の記憶領域と第2の記憶領域とは同一の記憶装置内に
形成されてもよく、それぞれ異なる記憶装置に形成され
てもよい。
【0010】受信端末は、第2の記憶領域を確認して所
定のファイルを発見すると、この所定のファイルを取得
する。所定のファイルには、第1の記憶領域に記憶され
たコンテンツデータを取得するのに必要な情報が予め含
まれている。ここで、必要な情報としては、例えば、第
1の記憶領域を特定するためのアドレス情報(サーバ
名、IPアドレス等)、コンテンツデータを特定するた
めの情報(コンテンツID(識別情報)やURL等)、
データサイズ、配信システムへのログイン情報(ユーザ
IDやパスワード等)、コンテンツ視聴の有効期間、課
金情報等を挙げることができる。但し、例示列挙した全
ての情報が所定のファイルに含まれている必要はない。
第1の記憶領域の所定箇所(ディレクトリ)にアクセス
するのに必要な情報(例えば、サーバアドレスやログイ
ン情報等)を最低限含んでいれば足りる。その他の情報
は、所定箇所に置かれた別ファイル(コンテンツデータ
に対応付けられた別ファイル)に格納するように構成し
てもよい。
【0011】受信端末は、所定のファイルの内容を解析
して第1の記憶領域にアクセスし、コンテンツデータを
取得する。取得されたコンテンツデータは、受信端末内
に記憶され、ディスプレイ装置等により再生される。こ
のように、管理手段が第2の記憶領域に記憶させた所定
のファイルに基づいて受信端末が第1の記憶領域にアク
セスするため、配信システム側の主導によってコンテン
ツデータを受信端末に配信することができる。
【0012】管理手段は、受信端末が第1の記憶領域か
らコンテンツデータを取得する時期を、第2の記憶領域
に所定のファイルが格納される時期によって調整するこ
ともできる。
【0013】上述の通り、管理手段が所定のファイルを
第2の記憶領域に記憶させた後、受信端末は第2の記憶
領域を確認して所定のファイルを取得し、これにより、
第1の記憶領域にアクセスしてコンテンツデータを取得
する。所定のファイルが記憶される前に受信端末が第2
の記憶領域を確認しても、第1の記憶領域からコンテン
ツデータを取得することはできない。従って、所定のフ
ァイルを記憶させる時期によって、受信端末によるコン
テンツデータの取得時期を調整(スケジューリング)す
ることができる。これにより、システム側の負荷が一時
期に集中しないように分散させることができる。
【0014】あるいは、管理手段は、受信端末が第1の
記憶領域からコンテンツデータを取得する時期を、所定
のファイルに記録されるコンテンツデータの取得可能時
期を示す情報により調整することもできる。
【0015】即ち、受信端末がコンテンツデータを取得
可能な時期を示す情報を予め所定のファイルの中に含め
ておくことにより、受信端末は、コンテンツ取得時期を
自ら計って第1の記憶領域にアクセスすることができ
る。
【0016】本発明に係る受信端末は、所定の時期に所
定の記憶領域にアクセスすることにより、コンテンツデ
ータを取得するために必要な情報が記録された所定のフ
ァイルを取得するファイル取得手段と、取得された所定
のファイルを解析する解析手段と、解析された情報に基
づいて他の所定の記憶領域からコンテンツデータを取得
するコンテンツ取得手段とを、備えて構成される。
【0017】ファイル取得手段は、所定の時期に所定の
記憶領域をアクセスすることにより、所定のファイルを
取得する。このファイルは解析手段により解析され、コ
ンテンツ取得手段は、ファイルに記載された情報に基づ
いて、他の所定の記憶領域からコンテンツデータを取得
する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7に基づき本発明
の実施の形態について詳述する。
【0019】図1〜図3は本発明の第1の実施の形態に
係るデータ配信システムに係り、図1は、データ配信シ
ステムの全体概要を示す機能ブロック図である。
【0020】データ配信システムのコンテンツ配信セン
タ10は、例えば、映画やドラマ、ニュース、音楽、静
止画像、プログラム等の各種コンテンツを、各ユーザの
受信端末30にそれぞれ配信するためのものである。
【0021】コンテンツ配信センタ10は、それぞれ後
述するように、コンテンツ生成部11,コンテンツサー
バ12,管理部13,コンテンツ管理データベース(図
中「DB」)14,ユーザ管理データベース15及び暗
号化メール生成部16を備えている。
【0022】コンテンツ生成部11は、映画等のコンテ
ンツデータを生成して、「第1の記憶領域」が形成され
るコンテンツサーバ12に記憶させるものである。な
お、コンテンツ生成部11は、コンテンツ配信センタ1
0の内部に存在する必要はなく、例えば、テレビジョン
放送会社や映画配給会社等のコンテンツ提供者のシステ
ムから供給されるコンテンツデータをコンテンツサーバ
12に記憶させるようにしてもよい。
【0023】「管理手段」としての管理部13は、コン
テンツサーバ12に各受信端末宛のコンテンツデータが
記憶されて配信準備が整うと、コンテンツ管理データベ
ース14及びユーザ管理データベース15を参照して、
コンテンツ配信用の電子メールEMを生成するものであ
る。電子メールEMは「所定のファイル」に該当し、暗
号化メール生成部16により暗号化され、メールサーバ
20に送信される。なお、管理部13で電子メールを生
成し、暗号化メール生成部16で電子メールを暗号化し
てもよいし、管理部13から電子メール生成に必要な情
報を暗号化メール生成部16に入力し、暗号化メール生
成部16で電子メールの生成及び暗号化の両方を行うよ
うにしてもよい。
【0024】暗号化された電子メールEMには、コンテ
ンツサーバ12から所定のコンテンツデータを取得する
のに必要な情報が含まれており(詳細は後述)、メール
サーバ20を介して受信端末30のメールクライアント
31に受信される。即ち、メールクライアント31は、
例えば数分程度の所定時間毎にメールサーバ20のメー
ルボックスを確認しており、未読メールが着信している
場合は、その電子メールを受信する。メールサーバ20
のメールボックスが「第2の記憶領域」に該当する。な
お、例えば、コンテンツ配信サービスの一部として、各
ユーザにコンテンツ配信連絡用のメールアドレスを設定
するような場合には、メールサーバ20をコンテンツ配
信センタ10の内部に設けてもよい。
【0025】各ユーザの受信端末30は、例えばインタ
ーネット等の広域通信ネットワークCNを介してコンテ
ンツ配信センタ10及びメールサーバ20と相互通信可
能に接続されている。受信端末30は、例えば、パーソ
ナルコンピュータ、データ通信機能付きテレビジョン
(データ通信機能は内蔵でも外付けでもよい)、携帯情
報端末、携帯電話等として構成することができる。な
お、図示の便宜上、図中では1台の受信端末30のみを
示す。
【0026】受信端末30のメールクライアント31が
暗号化された電子メールEMを受信すると、解析部32
は、電子メールEMを復号化して記載内容を解析する。
即ち、暗号化された電子メールEMには、受信端末30
がコンテンツサーバ12から所定のコンテンツデータを
取得するために必要な情報が含まれており、これらの情
報を解析部32は取り出して、コンテンツ取得部33に
入力する。コンテンツ取得部33は、コンテンツサーバ
33の所定ディレクトリにアクセスし、所定のコンテン
ツデータをダウンロードする。取得されたコンテンツデ
ータは、記憶装置34に保存され、再生部35により再
生される。
【0027】なお、コンテンツデータを記憶装置34に
保存する期間については、各ユーザとコンテンツ配信サ
ービスとの契約内容、著作権管理の方法、コンテンツの
種類等によってそれぞれ異なる可能性がある。
【0028】また、再生部35は、必ずしも受信端末3
0内に設けられている必要はない。再生部35と受信端
末30とを別体に構成し、両者をLAN(Local Area Netw
ork)で接続してもよい。また、受信端末30と再生部
35が一対一に対応している必要もない。即ち、受信端
末30に複数の再生部35を接続してもよい。
【0029】さらに、記憶装置34は、受信端末30に
内蔵されたメモリやハードディスクによって実現するこ
とができるほか、外部接続された他の記憶装置を用いる
こともできるし、カード状やステック状のメモリ媒体を
利用することもできる。
【0030】次に、図2に基づいて各データベース及び
電子メールの構成を説明する。まず、図2(a)はコン
テンツ管理データベース14の一例を示す。コンテンツ
管理データベース14には、例えば、コンテンツを識別
するためのコンテンツID、コンテンツの格納先アドレ
ス、コンテンツ視聴の課金情報、コンテンツの種別(映
画かニュースか等)、コンテンツ視聴の有効期間、著作
権管理情報(著作権者名や複製条件等)、受信回数(ダ
ウンロード回数)等を対応付けて記憶させることができ
る。
【0031】図2(b)はユーザ管理データベース15
の一例を示す。ユーザ管理データベース15には、例え
ば、各ユーザを識別するためのユーザID、コンテンツ
配信センタ10にログインするためのログイン情報(パ
スワード等)、ユーザの電子メールアドレス等を対応付
けて記憶させることができる。これ以外にも、例えば、
性別、住所、氏名等の個人情報や、コンテンツ視聴回
数、コンテンツ視聴に伴って加算されるポイント数等の
他の情報を加えてもよい。
【0032】図2(c)は電子メールEMの一例を示
す。コンテンツ配信センタ10から受信端末30に向け
て送信される電子メールEMには、例えば、発信者及び
受信者や送信日時等を含むヘッダ情報EM1と、コンテ
ンツサーバ12のIPアドレスEM2と、コンテンツI
DEM3と、ログイン情報EM4と、コンテンツデータ
の取得可能な期間を示す情報EM5と、課金情報EM6
と、有効期間EM7とを含めることができる。
【0033】次に、図3は、本実施の形態によるデータ
配信システムの全体動作を示すフローチャートである。
本フローチャートは主な動作の流れを示すもので、実際
のプログラムとは相違する。なお、ステップを「S」と
略記する。
【0034】まず、コンテンツ配信センタ10側では、
コンテンツデータの配信準備が完了したか否かを監視し
ている(S1)。各ユーザの受信端末30に配信すべき
コンテンツデータがコンテンツサーバ12の所定位置に
格納された場合には(S1:YES)、コンテンツ管理データ
ベース14及びユーザ管理データベース15を参照して
(S2)、コンテンツ配信連絡用の電子メールEMを生
成する(S3)。この電子メールEMは暗号化されてか
ら(S4)、メールサーバ20に送信される(S5)。
【0035】一方、各受信端末30では、メール着信を
確認すべき時期が到来したか否かを監視し(S6)、確
認時刻と判定した場合は、メールクライアント31がメ
ールサーバ20にアクセスして(S7)、メールボック
スの着信状況を確認する(S8)。なお、図3中のS8
では、図示の便宜上、電子メールが着信するまで待機す
るかのように示しているが、電子メールが着信していな
い場合は、処理を終了してもよい。
【0036】さて、電子メールEMが着信している場合
は(S8:YES)、メールクライアント31は、この暗号化
された電子メールEMを受信する(S9)。解析部32
は、電子メールEMを復号化してメール内容を解析する
(S10)。図2(c)中の符号EM5で示すように、
コンテンツサーバ12からコンテンツデータを取得する
時期について条件が設定されている場合、コンテンツ取
得部33は、その取得許可時期が到来するまで時間待ち
を行う(S11)。コンテンツの取得可能時期を電子メ
ールEM中に記述しておくことにより、各受信端末30
がコンテンツサーバ12からコンテンツデータを取得す
る時期を調整して負荷の分散等を図ることができる。な
お、コンテンツ取得許可時期は、例えば、「何年何月何
日何時何分」のように日時を指定することによってもで
きるし、あるいは、「メール受信後5分以内」、「メー
ル受信後1分間〜3分間の間」、「13:00〜15:00の間」
等のように指定してもよい。
【0037】コンテンツの取得が許可された時刻が到来
すると(S11:YES)、コンテンツ取得部33は、コンテ
ンツ配信センタ10にログインしてコンテンツサーバ1
2にアクセスする(S12)。
【0038】コンテンツ配信センタ10側では、受信端
末30からの取得要求(ログイン要求)が発生すると
(S13:YES)、ユーザIDやパスワード等の照合を行っ
て、コンテンツデータの取得権限があるか否かを判定す
る(S14)。認証された場合は(S14:YES)、受信端
末30がコンテンツサーバ12からコンテンツデータを
取得するのを許可する(S15)。なお、ここで、コン
テンツデータの取得が許可された時期に、受信端末30
からコンテンツデータの取得要求がなされているか否か
をS14で判定してもよい。
【0039】受信端末30のコンテンツ取得部33がコ
ンテンツサーバ12からコンテンツデータを取得すると
(S16)、このコンテンツデータは記憶装置34に格
納される(S17)。受信端末30にダウンロードされ
たコンテンツデータは、記憶装置34から読み出され、
再生部35により再生される。
【0040】このように構成される本実施の形態によれ
ば、データ配信システム10から送信する電子メールE
Mによって受信端末30によるコンテンツデータの取得
を制御することができるため、コンテンツ配信センタ1
0側の主導でコンテンツデータを円滑に配信することが
できる。
【0041】また、受信端末30により定期的に確認さ
れるメールサーバ20を利用し、コンテンツ取得に必要
な情報を含む電子メールEMをメールサーバ20に送信
することにより、IPアドレスが不定な受信端末30に
対してもコンテンツデータを配信することができる。
【0042】さらに、コンテンツデータの取得を許可す
る時期を電子メールEM中に明示するため、この取得許
可時期を各受信端末30毎に、あるいはコンテンツ毎に
それぞれ調整することにより、効率的にスケジューリン
グをして負荷分散等を行うことができる。
【0043】次に、図4は、本発明の第2の実施の形態
に係るデータ配信システムの全体概要を示すブロック図
である。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同
一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する
ものとする。本実施の形態の特徴は、受信端末30内に
メールサーバ41を設けた点にある。
【0044】このメールサーバ41は、上位のメールサ
ーバ20にネットワークCNを介して接続されており、
上位メールサーバ20に到達した電子メールEMは、受
信端末30内のメールサーバ41に転送されるようにな
っている。メールクライアント31は、受信端末30内
のメールサーバ41を常時監視している。これにより、
前記第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0045】次に、図5及び図6に基づいて、本発明の
第3の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、
電子メールEMに代えてFTPプロトコルにより取得さ
れるファイルを採用した点にある。
【0046】コンテンツ配信センタ10の暗号化ファイ
ル生成部51は、前記電子メールEMと同様に、受信端
末30がコンテンツサーバ12から所定のコンテンツデ
ータを取得するのに必要な情報を含んだファイルを生成
して暗号化する。この暗号化されたファイルFは、ファ
イルサーバ52の所定ディレクトリに格納される。
【0047】受信端末30のFTPクライアント53
は、例えば、所定時間毎に、ファイルサーバ52の所定
のディレクトリにアクセスし、自機宛のファイルFが格
納されたか否かを確認する。なお、常時一定の周期(例
えば5分間隔等)でファイルの存在を確認する必要はな
い。例えば、コンテンツデータの配信が予想される時間
帯が予め契約等により判明している場合は、その時間帯
だけ比較的短い周期でファイルの有無を確認し、それ以
外の時間帯では比較的長い周期でファイルの有無を確認
するようにしてもよい。
【0048】ファイルFが所定のディレクトリで発見さ
れた場合には、FTPクライアント53はファイルFを
取得する。以下、前記第1の実施の形態と同様に、取得
されたファイルFは、解析部32により復号化されて解
析され、これにより、コンテンツ取得部33はコンテン
ツサーバ12からコンテンツデータを取得する。
【0049】図6は、本実施の形態の作用を示すフロー
チャートである。受信端末30に配信すべきコンテンツ
データがコンテンツサーバ12に記憶されて配信準備が
完了すると(S31:YES)、管理部13は各データベース
14,15を参照してファイルFの生成に必要な情報を
読出す(S32)。これにより、暗号化ファイル生成部
51は、暗号化されたファイルFを生成し(S33,S
34)、ファイルサーバ52の所定のディレクトリに記
憶させる(S35)。各受信端末30のそれぞれについ
て、ファイルサーバ52に予めディレクトリが作成され
ている。
【0050】受信端末30のFTPクライアント53
は、ファイルサーバ52の所定ディレクトリを確認すべ
き時期に達すると(S36:YES)、ファイルサーバ52の
所定ディレクトリにアクセスし(S37)、ファイルF
が格納されているか否かを判定する(S38)。新たな
ファイルFが格納されている場合は、そのファイルFを
ファイルサーバ52から取得し(S39)、内容を解析
する(S40)。
【0051】そして、コンテンツデータの取得を許可さ
れた時期になると(S41:YES)、コンテンツ取得部33
はコンテンツサーバ12にアクセスする(S42)。デ
ータ配信システム側の認証等を経て、所定のコンテンツ
データが受信端末30にダウンロードされ(S43〜S
46)、記憶装置34に格納される(S47)。
【0052】そして、受信端末30によるコンテンツデ
ータの取得が完了すると、ファイルサーバ52の所定デ
ィレクトリから用済みになったファイルFが削除される
(S48)。
【0053】ここで、ファイルFの削除方法としては種
々の方法を採用することができる。例えば、一つの方法
としては、FTPクライアント53がファイルサーバ5
2からファイルFを取得した時点で、ファイルFをファ
イルサーバ52から削除する方法がある。他の一つの方
法としては、コンテンツサーバ12からコンテンツデー
タが受信端末30にダウンロードされた時点で、ファイ
ルFをファイルサーバ52から削除する方法もある。
【0054】このように構成される本実施の形態でも、
上記第1の実施の形態と同様の作用効果を得ることがで
きる。
【0055】次に、図4のフローチャートは、本発明の
第4の実施の形態に係るデータ処理システムの全体の流
れを示すものである。
【0056】本実施の形態の特徴は、コンテンツデータ
の配信準備が完了した後、コンテンツ配信用の電子メー
ルEMの送信時期を調整する点にある(S51)。即
ち、各電子メールEMの送信時期を各受信端末30毎に
それぞれスケジューリングし、負荷の分散を図るように
なっている。
【0057】また、これに加えて、電子メールEM中に
も、コンテンツデータの取得許可時期が記述されてい
る。但し、電子メールEMの送信時期の調整又は電子メ
ールEM中に記述されるコンテンツ取得許可時期の調整
のいずれか一方のみで、コンテンツ配信のスケジューリ
ングを行うようにしてもよい。
【0058】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されない。当業者であれば、前記各実施の形態に構
成要素を追加したり、削除したり、変更等したりして種
々の変形を行うことができる。
【0059】例えば、コンテンツ生成部11,コンテン
ツサーバ12,管理部13,コンテンツ管理データベー
ス14,ユーザ管理データベース15,暗号化メール生
成部16等、データ配信システムを構成する各主要機能
は、同一のコンピュータ内に実現される必要はなく、そ
れぞれ物理的に異なるコンピュータ内に構成し、互いに
連携動作させてもよい。
【0060】なお、本発明は、例えば、下記のように表
現することもできる。また、下記の表現は、システムや
装置あるいは方法としても採用することもできる。
【0061】表現1.受信端末に配信すべきコンテンツ
データを記憶する第1の記憶領域と、前記受信端末によ
り確認され、該受信端末宛の所定のファイルを記憶する
第2の記憶領域とを管理下におくコンピュータを制御す
るプログラムであって、前記第1の記憶領域に記憶され
た前記コンテンツデータを前記受信端末が取得するのに
必要な情報が含まれてなる所定のファイルを生成し、前
記第1の記憶領域に前記コンテンツデータが記憶された
場合には、前記所定のファイルを前記第2の記憶領域に
記憶させる管理機能を前記コンピュータ上に実現させる
ためのプログラム。
【0062】表現2.前記管理機能は、前記受信端末が
前記第1の記憶領域から前記コンテンツデータを取得す
る時期を、前記第2の記憶領域に前記所定のファイルが
格納される時期によって調整する表現1に記載のプログ
ラム。
【0063】表現3.前記管理機能は、前記受信端末が
前記第1の記憶領域から前記コンテンツデータを取得す
る時期を、前記所定のファイルに記録されるコンテンツ
データの取得可能時期を示す情報により調整する表現1
に記載のプログラム。
【0064】表現4.前記受信端末は、所定の時間帯に
所定の周期で前記第2の記憶領域を確認するものである
表現1に記載のプログラム。
【0065】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るデータ
配信システムによれば、IPアドレスが不定な受信端末
に対してもコンテンツデータを配信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るデータ配信シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】各データベース等の記憶内容を示し、図2
(a)はコンテンツ管理データベース、図2(b)はユ
ーザ管理データベース、図2(c)は電子メールの内容
例をそれぞれ示す。
【図3】データ配信システムの全体の流れを示すフロー
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るデータ配信シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るデータ配信シ
ステムの全体構成を示すブロック図である。
【図6】データ配信システムの全体の流れを示すフロー
チャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るデータ配信シ
ステムの全体の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コンテンツ配信センタ 11 コンテンツ生成部 12 コンテンツサーバ 13 管理部 14 コンテンツ管理データベース 15 ユーザ管理データベース 16 暗号化メール生成部 20 メールサーバ 30 受信端末 31 メールクライアント 32 解析部 33 コンテンツ取得部 34 記憶装置 35 再生部 41 メールサーバ 51 暗号化ファイル生成部 52 ファイルサーバ 53 FTPクライアント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信端末に配信すべきコンテンツデータ
    を記憶する第1の記憶領域と、 前記受信端末により確認され、該受信端末宛の所定のフ
    ァイルを記憶する第2の記憶領域と、 前記第1の記憶領域に前記コンテンツデータが記憶され
    た場合には、前記所定のファイルを前記第2の記憶領域
    に記憶させる管理手段とを備え、 前記所定のファイルには、前記第1の記憶領域に記憶さ
    れた前記コンテンツデータを前記受信端末が取得するの
    に必要な情報が含まれており、 前記受信端末は前記第2の記憶領域から取得した前記所
    定のファイルに基づいて、前記第1の記憶領域から前記
    コンテンツデータを取得することを特徴とするデータ配
    信システム。
  2. 【請求項2】 前記管理手段は、前記受信端末が前記第
    1の記憶領域から前記コンテンツデータを取得する時期
    を、前記第2の記憶領域に前記所定のファイルが格納さ
    れる時期によって調整する請求項1に記載のデータ配信
    システム。
  3. 【請求項3】 前記管理手段は、前記受信端末が前記第
    1の記憶領域から前記コンテンツデータを取得する時期
    を、前記所定のファイルに記録されるコンテンツデータ
    の取得可能時期を示す情報により調整する請求項1に記
    載のデータ配信システム。
  4. 【請求項4】 コンテンツデータを受信する受信端末に
    おいて、 所定の時期に所定の記憶領域にアクセスすることによ
    り、前記コンテンツデータを取得するために必要な情報
    が記録された所定のファイルを取得するファイル取得手
    段と、 前記取得された所定のファイルを解析する解析手段と、 前記解析された情報に基づいて他の所定の記憶領域から
    前記コンテンツデータを取得するコンテンツ取得手段と
    を、備えたことを特徴とする受信端末。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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