JP2009506379A - マルチ標準垂直走査crt及びその作動方法 - Google Patents

マルチ標準垂直走査crt及びその作動方法 Download PDF

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Abstract

種々の映像信号送信標準に従って作動できるように複数の種々の入力映像信号と互換性のあるトランスポーズされた又は垂直走査CRTである。フレーム速度コンバータ(602)が任意の発信源からの着信HDTV信号を受け入れるよう配置されている。着信信号は、例えば、24Hz,25Hz,50Hz,60Hz,72Hz及び75Hzの任意のフレーム速度でよい。フレーム速度コンバータ(602)の追加により全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平ディスプレイ走査速度の組み合わせが与えられる。

Description

本発明は、マルチ標準垂直走査CRT及びその作動方法に関し、より詳細には、垂直走査モードで作動する、例えば、高精細度テレビ(HDTV)などのディスプレイ用の陰極線管(CRT)及びその作動方法に関する。特に、全ての入力信号走査速度に対して単一の出力走査速度を保つことが出来る垂直走査CRT及びその作動方法に関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、2005年8月31日に出願された米国特許仮出願第60/713105号の出願日の利益を主張する。
テレビ技術が益々発展するにつれ、高精細度テレビ(HDTV)とその人気及びHDTVの送信量は増え続ける。そのため、HDTV画像を受信し表示できるディスプレイの需要は増大し続けている。こうした展開と同時に、偏向角度が高められ視覚分解能特性が改善された、より大きな縦横比の真性なフラットスクリーンの需要はますます増えている。そのために、HDTV画像の表示が可能な大きな縦横比の画面で視覚分解能が改善された大きな偏向角度のCRTディスプレイを提供する必要がある。
視覚分解能が改善されるように、輝点のサイズ及び形状が画面全体でより均一性を持つよう輝点性能を改良する。この目的のために今や殆どのディスプレイはダイナミックフォーカスを使用する。偏向角度の拡大も画面中央部での輝点性能の改良をもたらし、その理由は偏向角度の拡大によって電子銃と画面との距離(以下、「投影距離」という)が短くなるためである。
図1は、典型的なCRTにおける投影距離と偏向角度の間の基本的な幾何学的関係を示す概略図である。偏向角度(A)を拡大すると、投影距離が短縮するため、奥行きの浅いCRTの作製が可能になり、最終的にはより薄いテレビが作製できる。一般的なディスプレイ市場の動向は奥行きが浅いよりフラットなディスプレイに向かっているため、CRTの設計者はより浅いCRTを開発する課題に直面している。このことは、電子銃組立体を1つだけ備えるCRTでは、奥行きを浅くするために偏向角度を拡大しなければならないことを意味する。
偏向角度が拡大するにつれて、非線形の関係において投影距離が短くなり輝点サイズが縮小化される。以下の公式は輝点サイズと投影距離の関係を数学的に近似的に示す。
輝点サイズ≒B*投影距離(Throw)1.4 ・・・(式1)
ここで、指数1.4は、電子線電流の実効範囲に対する拡大効果及び空間電荷効果を考慮した概数である。Bは、システムに関する比例定数である。この関係を考えると、対角線寸法が760mmの陰極線管では、隅から隅までの偏向角度を100度から120度に拡大し、中央投影距離を、例えば、413mmから313mm、すなわち、24%短縮すると、画面中央の輝点のサイズには32%の縮小がもたらされる。
これらのディスプレイの偏向角度を広げると傾斜(obliquity)の拡大が起こる(これは電子線がある傾斜角度で画面をさえぎることにより輝点の伸長が起こる効果として定義される)。この傾斜の問題は、標準の水平な銃方向を有するCRT、すなわち、銃が画面の主軸に沿って水平に配置されたCRTにおいて特に顕著になる。傾斜が拡大するにつれ、画面中央で概ね円形形状である輝点は、輝点が画面端部に移動するにつれて楕円形となり、すなわち、伸長する。この構造的な関係に基づいて、16×9の画面などの大きな縦横比の画面では、輝点は主軸の端部及び画面の四隅で最も伸長して現れる。そのため傾斜効果によって輝点サイズが大きくなるのは明らかである。以下の公式は、輝点サイズの径SSradialを定義する。
SSradial=SSnormal/cos(A) ・・・(式2)
ここで、Aは、図1に示すDcからDeまでの計測された偏向角度であり、公称の輝点サイズSSnormalは傾斜のない輝点サイズである。
傾斜効果に加えて、水平な銃方向を有する自己集束型CRTのヨーク偏向効果も輝点形状の均一性を損ない得る。自己集束を行うために、CRTは典型的に針山形状の場を生成する水平のヨークと樽形状の場を生成する垂直のヨークを備える。これらのヨークの場は輝点形状が伸長する原因となる。この伸長が傾斜効果に加わって、3時及び9時位置(「3/9」位置という)と画面の隅の位置の輝点の歪みをさらに広げる。
輝点の歪みと傾斜に対処するために種々の試みがされてきた。例えば、ディスプレイ画面の短軸に平行して偏向のない電子線が現われる垂直な電子銃方向を有するCRTが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載される偏向システムは、ディスプレイ画面をラスター走査方式で走査させるための信号ジェネレータを含み、それによってディスプレイ画面の短軸に沿う方向の複数の線を生じさせる。偏向システムは、電子線をディスプレイ画面の短軸方向に偏向させるための実質的に針山形状の偏向場を生成するための第1のコイル一組も備えている。第2のコイル一組が電子線をディスプレイ画面の長軸方向に偏向させるための実質的に樽形状の偏向場を生成する。偏向システムのコイルは、概して輝点を垂直に伸ばして歪める。この垂直の伸長は傾斜効果を補正し、それによって画面の3/9及び隅位置の輝点の歪みを削減する。3/9の画面位置で自己集束を行うために必要となる樽形状の場は、上述した特許文献1の図10に示されるように傾斜を過剰補正し、輝点を3/9及び隅位置で垂直に引き伸ばす。(実際は、樽形状の場は過剰補正し、3/9位置及び画面隅位置の輝点形状を垂直方向の長円にする。)電子銃を垂直軸、すなわち短軸に沿った方向にすることにより自己集束システムは改良されるが、輝点の歪みは3/9位置及び画面隅位置で問題として残る。
上記にもかかわらず垂直方向のインライン銃を備えトランスポーズされた走査をCRTが行うことには著しい利点があるにせよ、例えば、50Hz,60Hz及び75Hzなどの複数の種々の入力映像信号に対して互換性をもつトランスポーズされたスキャンを行う手段には必要性がある。
米国特許第5170102号明細書
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、現行の任意の着信フレーム速度に対して一定の出力走査速度を保ち得るトランスポーズされたマルチ標準垂直走査CRT及びその作動方法を提供することにある。
これら及び他の実施態様は本発明の実施により果たされる。本発明では、マルチ標準垂直走査CRT(multi−standard vertical scan CRT)は、電子線を生成する電子銃を有する陰極線管を備えている。CRT近傍の偏向ヨークは、ある垂直走査周波数で電子線を垂直に走査する磁場を生成する。シャーシ(chassis)は、2つ以上の着信映像信号速度の受信が可能な少なくとも1つの集積回路と、2つ以上の着信映像信号速度を選択された速度に変換するための少なくとも1つのフレーム速度コンバータとを備えている。集積回路及びシャーシは、選択された出力映像信号速度で電子線を走査するように偏向ヨーク及び電子銃を駆動する回路に信号を送ることが可能である。フレーム速度コンバータは、全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平の組み合わせを与える。
本発明の他の実施態様によると、着信信号速度は、24Hz〜100Hzの範囲であってよく、選択された速度は、50Hz,60Hz及び75Hzからなる群から選択された速度であってよい。この範囲内の着信信号速度の例には、24Hz,25Hz,50Hz,60Hz,72Hz及び75Hzがある。
本発明の他の実施態様によると、少なくとも1つのフレーム速度コンバータは、順次走査(progressive)による着信映像信号と飛越し走査(interlaced)による着信映像信号の両方を受け入れることが可能である。
マルチ標準垂直走査CRTの作動方法は、様々な水平及び垂直の走査速度の入力信号を受信するステップと、全ての着信フレーム速度から選択された走査速度に変換するステップと、全ての画像を同じ選択された垂直及び水平の走査速度で表示するステップとを含んでいる。
着信フレーム速度の範囲は、24Hz〜100Hzであってよく、選択された走査速度は、50Hz,60Hz又は75Hzであってよい。選択された走査速度は、これらの作動周波数の1つを有する垂直走査速度である。全ての着信フレーム速度の変換により、全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平組み合わせの走査速度が与えられる。
これより、本発明を添付された図面を参照にして以下に説明する。図面を通して、同じ参照記号は同じ要素を示している。
垂直方向のインライン銃と、偏向ヨークと、50Hzの信号及び60Hzの映像信号、並びに24Hz(米国内)及び25Hz(欧州内)のフィルムフレーム速度に互換性を有する垂直の高周波走査システムを実装する手段とを備える陰極線管ディスプレイを開示する。また、高周波数の走査速度は、およそ24Hzと25Hzの入力及び72Hzから75Hz出力のシネマモードを含む24Hzから100Hzまでなどの複数の信号の発信源に対応するように意図されている。システムは、着信映像信号速度を感知するようにさらに拡張され、次いで着信信号をその信号に対する可能性の一つとして表示するよう自動的に適合されてよい。この選択工程は完全に自動化してよく、あるいは2つ以上のディスプレイの選択肢が可能なときは消費者に選択させてよい。
例えば、51.56kHz近辺の高い周波数の走査速度で作動することにより高周波の走査線の数、したがって、アクティブな水平ピクセルのカウント値は、種々の入力信号を受け入れるために変更できる。具体的には、下の表1は、典型的な高周波走査周波数51.56kHzに対するいくつかの特定の低い周波数の走査速度の実施態様を示している。
Figure 2009506379
垂直走査のCRTの典型的な出力フォーマットは、60Hzで1280i×720である。表1に示すように本発明は、60Hzでのピクセルカウント値を引き上げ、1280での高い周波数の走査速度41.25kHzから1600での51.56kHzとする。他の妥当な高周波垂直走査速度は、40kHzから60kHzの範囲の出力速度で考え得る。
Figure 2009506379
表2の見出し「タイミング及び回路の考慮事項」の下方にある走査線数とピクセルのデータは、それぞれ視認可能な走査線とピクセルのデータを超えており、オーバースキャン及び帰線を考慮している。表2の垂直の銃配置のCRTでは、視認可能な画像フィールドは1280本の垂直走査線を含み、各走査線上には720のアドレス付け可能なポイント(すなわち720ピクセル/線)がある。
表2の3つの異なる走査システムはすぐれた視覚分解能をもたらす。走査線やピクセルの個数による視覚的な違いは、1m未満の対角線寸法の画面サイズにおいて1mより大きく離れた通常の鑑賞距離では認識されない。しかし、垂直走査システムは、輝点サイズ/電子線の分解能が優れているために格段に良い画像を与える。高速走査周波数は全てのシステムでほぼ同じだが、16×9の縦横比システムでは垂直方向の偏向角度は水平方向よりずっと小さいために、垂直走査システムは走査にかなり少ない必要な電力しか必要としない。さらに、垂直走査システムのピクセルクロック速度は、他のシステムよりずっと少ない。特に有利な構成では、1280の飛越し走査による視覚走査線を用いるが、これは、HDTV画像の表示で不利な効果をもたらすことなしに偏向に必要な電力を大幅に低減する。
本発明のCRTディスプレイシステムは、表2に挙げる以外の走査速度で作動してよい。約20cmから1mの範囲の対角線寸法の16:9フォーマットの陰極線管で、約700本から3000本の範囲の垂直走査線を生成する走査速度により、通常の家庭での鑑賞条件(約2メートルの鑑賞距離)下で優れたHDTV表示が与えられる。
本発明は、また、種々の他の信号のフォーマットに対処する。本発明の実施態様では、表1に示す入力ピクセルカウント値を選択された出力フォーマットに調整するために、図2に示すプリスケーラ及びポストスケーラを使用する。
図2は、本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの第一実施形態を説明するためのブロック図である。
図3は、本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの関連する信号処理及び電子ドライブシステムの詳細な例示的実施形態のブロック図で、着信信号のフロントエンドプロセッサ500への供給を示す本発明の実施態様のより詳細なブロック図である。フロントエンドプロセッサ500は、また、水平及び垂直の順次走査による同期を生成する。プリスケーラ510は、フロントエンドプロセッサからの出力信号を受信し、ピクセルカウント値の調整を開始する。映像画像がトランスポーズオペレータ要素520によりトランスポーズされて、順次走査による垂直に走査されたYPbPr信号又はRGB信号を生成した後、ポストスケーラ525が入力ピクセルフォーマットから選択された出力への調整を完了する。フォーマットコンバータ530は、映像修正要素540がビデオ修正を行えるようYPbPrからRGBフォーマットへの変換を行ってよく、このビデオ修正では視認可能な画面全面で最適の集束と幾何形状を確保し個々の赤、緑及び青のサブイメージの適正な位置決めを確保する。映像修正要素540は、映像修正を実行し順次走査から飛越し走査による垂直走査への変換を行う集積回路又はフィールドプログラム可能ゲートアレイを含んでよい。映像修正要素540により出力されたディジタルRGB(i)の飛越し走査による垂直走査信号は、ディジタルからアナログ(D/A)コンバータ550による変換を経てアナログRGB(i)信号となる。画像プロセッサ560が、コントラスト、輝度、AKB及びABL機能を与えることにより、飛越し走査による垂直走査信号の最後の生成を行う。映像増幅器要素570は、画像プロセッサ560からのRGB(i)信号に従ってCRT580の3個の電子銃を駆動する。同期プロセッサ590は、映像修正要素540からこの同期プロセッサが受信するH&V(i)信号に従ってダイナミックフォーカスジェネレータ600、クワッドドライブ610、及び偏向信号ジェネレータ620に同期信号を与える。
本発明の他の実施態様もまた可能である。全ての実施態様の画質は、モーション補正を行うために使用されるアルゴリズムの品質に影響される。具体的には、本発明による信号処理により生成され又は強まる可能性のある画像ジッタを減らすために、本発明の任意の実施形態では全面的モーション補正のアルゴリズム又はモーション適合アルゴリズムを使用してよい。
図4は、本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの関連する信号処理及び電子ドライブシステムの他の詳細な例示的実施形態のブロック図である。図4に示すように、さらなる処理ブロック515によって基本的な(例:フレーム挿入)品質レベルが拡張可能であろう。単一の高周波走査速度と複数の低周波数走査速度による垂直走査システムのこのような実施態様では、全ての着信信号標準(例:50Hz及び60Hz)に適合する1つの共通な基本シャーシ設計を世界中で使用することを可能にする。したがって、この種の世界的ディスプレイシステムのシャーシ設計要件を簡素化する。
例えば、これらの実施態様の画質は、モーション補正に用いられるアルゴリズムの品質に影響される。可能な品質レベルは少なくとも3つある。すなわち、1)第一の実施態様による基本の品質、2)モーション適合アルゴリズムの実施態様による追加の品質改善、及び3)フレーム速度コンバータでの全面的モーション補正アルゴリズムによる最高の品質である。基本の品質レベル(例:フレーム挿入)は、図4に示すさらなる処理ブロック515によって向上できる。第1のレベル改良は、モーション適合アルゴリズムによるもので、モーション補正アルゴリズムがさらなる品質改良をもたらす。(図4は、先端的モーション処理(advanced motion handling)なしの本発明のディスプレイシステムを示す。)
単一の高周波走査速度と複数の低周波数走査速度による垂直走査システムのこのような実施態様は、50Hz及び60Hz規格に両方適合する1つの共通な基本シャーシ設計を世界中で使用することを可能にし、したがって、この種のディスプレイシステムのシャーシ設計要件を簡素化する。
本発明の他の実施態様では、先端的フレーム速度変換アルゴリズムを使用することによりトランスポーズされた走査CRTディスプレイシステムが全ての入力信号に対して単一の出力走査速度を保つことを可能にする。HDTVは当初60Hzのフレーム速度を使って米国に導入されたが、HDTV信号が世界の他の場所で普及するにつれて今や様々な信号をDOSディスプレイシステムで処理しなければならないことに留意することが重要である。
上述した図3及び図4の例において、様々な低速の走査速度が生成され、その様々な低速の走査速度を受け入れるために、出力画像中の高速の走査線の数が変更される。しかし、これではシャーシはまだ複数の周波数で作動する必要があり、HDTV画像(例:1000ピクセル未満)ではないと論じられかねない比較的低いピクセルカウント値の画像がいくらか生成する。
本発明の他の実施態様によれば、フレーム速度変換ブロック(図5の602。飛越し走査解除機能(de-interlacing function)を追加的に実施できる。)を着信HDTV信号処理とDOS信号処理の残部との間に追加することにより、一定の出力走査速度がトランスポーズされた走査CRTディスプレイ(DOS)電子機器で保たれる。
図5は、本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTのさらに他の実施態様のブロック図である。図5に示した回路及び方法は、様々なフレーム速度の着信信号を処理する能力を与え、これらは既存のトランスポーズされた走査CRT電子機器で十分に表示することができる。示されているように、着信HDTV信号(任意のフレーム速度を持つ)は、フレーム速度コンバータ602に入力される。図1乃至図4の実施形態と異なり、フレーム速度コンバータ602は、全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平組み合わせの選択肢を与える。フレーム速度コンバータ602は、全ての着信フレーム速度を、全ての表示されるピクチャが同じ選択された垂直速度及び同じ水平速度を有するように、選択された垂直速度(例:50、60又は75Hz)に変換する。
本実施態様の概念は、既存のフレーム挿入アルゴリズムを使用する実験装置により、50Hz信号からa60Hz信号の変換を行い、50Hz及び60Hzによる画像を単一の1280(i)走査標準(scan standard)で表示することが実証された。
フレーム速度コンバータ602は、H&V(p)同期信号をブロック606に与え、ブロック606で画像がトランスポーズされ、ビデオ修正が行われ(行う場合)、順次走査から飛越し走査への変換も行われる。A/Dコンバータ604が、RGB(p)アナログ信号をコンバータ602から受信する。D/Aコンバータは、上記のさらに処理された信号をアナログRGB信号に戻し、この信号は上述した実施形態で説明したように、トランスポーズされた走査CRTの残余の回路で引き続き変換され処理される。
表示の画像の品質がフレーム速度変換ブロック602で実施される特定のアルゴリズムに強く依存する。例として、極めて基本的な技術(例:フィールド挿入/偏向)を使用してよく、又は第1のレベル改良ではモーション適合処理を用いてよく、全面的モーション適合処理アルゴリズムを実施すればさらに良質の変換となる。
図5に示した回路の他の実施形態では、フレーム速度変換機能とトランスポーズ/VC機能を全て1つの集積回路(IC)に入るように組み合わせてよい。この実施形態は、両機能で使用するDDRAMのフレーム格納の要件の最小化を可能にする。
また、さらに他の実施形態は、順次走査による映像信号と飛越し走査による映像信号を両方受け入れる能力を備えるように、フレーム速度コンバータ602の処理能力を強化する。この強化により、ディスプレイモジュールの電子機器がHDTVのフォーマットと通常の480i、60Hz(NTSC)及び576i、50Hz(PAL)の飛越し走査による信号とを受け入れることが可能になる。
本発明の根本的な新規の特性を本明細書の好ましい実施形態での適用を通じて示し説明し指摘したが、記載された方法及び図示された装置の形態及び詳細ならびに装置の作動は本発明の精神から逸脱することなく当業者によって種々の省略、代替及び変更が行われ得ることが理解されよう。例えば、実質的に同じ機能を実質的に同じ形で行って同じ結果を出すこれらの要素の全ての組み合わせ及び/又は方法ステップは、本発明の技術的範囲内であることが明示的に意図されている。さらに、本発明の任意の開示された形態又は実施形態に関連して示され及び/又は記載された構造及び/又は要素及び/又は方法ステップは、設計上選択に関する一般的事項として、任意の、他に開示され、記載され、又は示唆された実施形態又は実施形態に組み込まれ得る。したがって、本発明は、本明細書に添付された特許請求の範囲により指示されるところによってのみ限定されることが意図される。
典型的なCRTにおける投影距離と偏向角度の間の基本的な幾何学的関係を示す概略図である。 本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの第一実施形態を説明するためのブロック図である。 本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの関連する信号処理及び電子ドライブシステムの詳細な例示的実施形態のブロック図である。 本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTの関連する信号処理及び電子ドライブシステムの他の詳細な例示的実施形態のブロック図である。 本発明に係るマルチ標準垂直走査CRTのさらに他の実施態様のブロック図である。

Claims (11)

  1. 電子線を生成する電子銃を有する陰極線管(580)と、
    該陰極線管の近傍に配置され、ある垂直走査周波数で前記電子線を垂直に走査する磁場を生成する偏向ヨークと、
    2つ以上の着信映像信号速度の受信が可能な少なくとも1つの集積回路と、前記2つ以上の着信映像信号速度を選択された速度に変換するための少なくとも1つのフレーム速度コンバータ(602)とを有するシャーシとを備え、
    前記少なくとも1つの集積回路と前記シャーシは、前記選択された出力映像信号速度で前記電子線を走査するように前記偏向ヨーク及び前記電子銃を駆動する回路に信号を送ることが可能であり、
    前記フレーム速度コンバータ(602)は、全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平の組み合わせを与えることを特徴とするマルチ標準垂直走査CRT。
  2. 前記着信信号速度は、24Hz〜100Hzの範囲で、前記選択された速度は、50Hz,60Hz及び75Hzからなる群から選択された速度であることを特徴とする請求項1に記載のマルチ標準垂直走査CRT。
  3. 前記特定の入力映像信号速度は、24Hz,25Hz,50Hz,60Hz,72Hz及び75Hzからなる群から選択された速度であることを特徴とする請求項1に記載のマルチ標準垂直走査CRT。
  4. 前記着信映像信号速度は、24Hz〜100Hzであることを特徴とする請求項1に記載のマルチ標準垂直走査CRT。
  5. 電子線を生成する電子銃を有する陰極線管(580)と、
    該陰極線管の近傍に配置され、ある垂直走査周波数で前記電子線を垂直に走査する磁場を生成する偏向ヨークと、
    2つ以上の着信映像信号速度の受入が可能な少なくとも1つの集積回路と、前記2つ以上の着信映像信号速度を選択された出力速度に変換するための少なくとも1つのフレーム速度コンバータ(602)とを有するシャーシとを備え、
    前記少なくとも1つの集積回路と前記シャーシは、前記選択された出力映像信号速度で前記電子線を走査するように前記偏向ヨーク及び前記電子銃を駆動する回路に信号を送ることが可能であり、
    前記着信信号速度は、24Hz〜100Hzの範囲で、前記選択された出力速度は、50Hz,60Hz及び75Hzからなる群から選択された速度であることを特徴とするマルチ標準垂直走査CRT。
  6. 前記少なくとも1つのフレーム速度コンバータ(602)は、順次走査による着信映像信号と飛越し走査による着信映像信号とを両方受け入れることが可能なことを特徴とする請求項5に記載のマルチ標準垂直走査CRT。
  7. 様々な水平及び垂直の走査速度の入力信号を受信するステップと、
    全ての着信フレーム速度を選択された走査速度に変換するステップと、
    全ての画像を同じ選択された垂直及び水平の走査速度で表示するステップと
    を含むことを特徴とするマルチ標準垂直走査CRTの作動方法。
  8. 前記変換するステップは、24Hz〜100Hzの範囲の着信フレーム速度を受信するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載のマルチ標準垂直走査CRTの作動方法。
  9. 前記選択された走査速度は、50Hz,60Hz及び75Hzからなる群から選択された速度であることを特徴とする請求項7に記載のマルチ標準垂直走査CRTの作動方法。
  10. 前記変換するステップは、全ての着信信号速度に対して単一の垂直/水平組み合わせの走査速度を与えることを特徴とする請求項7に記載のマルチ標準垂直走査CRTの作動方法。
  11. 前記選択された走査速度は、垂直走査速度であることを特徴とする請求項7に記載のマルチ標準垂直走査CRTの作動方法。
JP2008529015A 2005-08-31 2006-06-05 マルチ標準垂直走査crt及びその作動方法 Withdrawn JP2009506379A (ja)

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