JP2009506164A - 官能化されたポリマーおよびそれから得られる改良タイヤ - Google Patents

官能化されたポリマーおよびそれから得られる改良タイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2009506164A
JP2009506164A JP2008528045A JP2008528045A JP2009506164A JP 2009506164 A JP2009506164 A JP 2009506164A JP 2008528045 A JP2008528045 A JP 2008528045A JP 2008528045 A JP2008528045 A JP 2008528045A JP 2009506164 A JP2009506164 A JP 2009506164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
polymer
mixture
organic group
functionalized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008528045A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5275029B2 (ja
Inventor
イー ホーガン テレンス
エム レドゥマシェール クリスティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Publication of JP2009506164A publication Critical patent/JP2009506164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5275029B2 publication Critical patent/JP5275029B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08CTREATMENT OR CHEMICAL MODIFICATION OF RUBBERS
    • C08C19/00Chemical modification of rubber
    • C08C19/30Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule
    • C08C19/42Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups
    • C08C19/44Addition of a reagent which reacts with a hetero atom or a group containing hetero atoms of the macromolecule reacting with metals or metal-containing groups of polymers containing metal atoms exclusively at one or both ends of the skeleton
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0025Crosslinking or vulcanising agents; including accelerators
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3442Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having two nitrogen atoms in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/01Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
    • C08K3/013Fillers, pigments or reinforcing additives

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

式(I):
Figure 2009506164

[式中、πはポリマー鎖を含み、θは14族元素を含み、RおよびRはそれぞれ独立して水素、1価の有機基、またはポリマー鎖を含み、RおよびRはそれぞれ独立して2価の有機基、または共有結合を含み、R、R、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含む]で定義される官能化されたエラストマー。

Description

この出願は、2005年8月22日出願の米国仮出願(出願番号第60/710,545号)、および2005年12月20日出願の米国仮出願(出願番号第60/753,207号)の利益を得るものであり、それら米国仮出願を参照して本明細書に組み込む。
一つ以上の実施態様は、官能化されたポリマー、およびタイヤの製造における該ポリマーの使用を対象としている。
タイヤ製造の技術分野においては、低減されたヒステリシスロスを示す、即ち、力学的エネルギーの熱への損失がより少ないゴム加硫物を使用することが望ましいであろう。ヒステリシスロスは、架橋されたゴム網目中のポリマーの自由末端、および充填剤の集合体の解離に起因すると考えられる。加硫物中の充填剤の分散度も、高い分散がより良好な耐摩耗性をもたらし得るので重要である。
ヒステリシスロスを低減し、結合ゴムを増加させるのに、官能化されたポリマーが使用されている。官能化されたポリマーの官能基は、充填剤粒子との相互作用を介して自由な鎖末端の数を減少させるものと考えられている。また、この相互作用は、充填剤の凝集も減少させ、それにより充填剤の集合体の解離に起因するヒステリシスロスを低減(即ち、ペイン効果)することができる。
共役ジエンモノマーは、しばしば、開始剤としてアルキルリチウム化合物を使用してアニオン重合できる。特定のアルキルリチウム化合物の選択によって、ポリマー鎖の開始末端に官能基を有するポリマー生成物を生成させることができる。また、官能化された化合物でリビングポリマーを終結させることにより、官能基をアニオン重合されたポリマーの終結末端に結合することもできる。
例えば、塩化トリブチルスズ等の塩化トリアルキルスズを用いて、共役ジエンの重合、および共役ジエンとビニル芳香族モノマーとの共重合を停止させることで、トリアルキルスズ官能基をポリマーの終結末端に有するポリマーが生成する。これらのポリマーは、トラクションが改良され、転がり抵抗が低く、および耐摩耗性が改良されていることを特徴とするタイヤトレッドの製造において、技術的に有用なことが証明されている。
シリカ等の無機充填剤は、タイヤトレッド中で充填剤として使用された場合に、ウェットトラクション、転がり抵抗、引裂強度、スノートラクション、および他の性能パラメータの改良をもたらす。しかしながら、タイヤ原料へのシリカの混合は、シリカ粒子が広範囲にわたって凝集し、その結果として容易に分散しないので困難である。加えて、シリカ粒子は、ゴム分子との相性がカーボンブラックより低い。それに応じて、加工および分散助剤、並びにカップリング剤が配合中に使用される。
本発明の一態様は、式:
Figure 2009506164
[式中、πはポリマー鎖を含み、θは14族元素を含み、RおよびRはそれぞれ独立して水素、1価の有機基、脱離基、付加基、またはポリマー鎖を含み、RおよびRはそれぞれ独立して2価の有機基、または共有結合を含み、R、R、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含む]で定義される官能化されたエラストマーをもたらす。
また、本発明の一つ以上の態様は、官能化されたポリマーの製造方法ももたらし、該方法は、リビングポリマーを準備することと、該リビングポリマーと、式:
Figure 2009506164
[式中、RおよびRはそれぞれ独立して1価の有機基、脱離基、または付加基であり、Rは2価の有機基であり、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、θは14族元素であり、λは脱離基、または付加基を含む]で定義される官能化されたエポキシド化合物とを反応させて、エポキシ基を有する前駆体を生成させることと、該前駆体とジアミンとを反応させて、1級アミン基を有するポリマーを生成させることとを含む。
更に、本発明の一つ以上の態様は、タイヤを製造する方法をもたらし、該方法は、シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加の成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、前記第1混合物を冷却する工程と、任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、前記中間混合物に硬化剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程と、前記加硫可能な混合物を混合する工程と、前記加硫可能な混合物をタイヤ部品に成形する工程と、前記タイヤ部品を組み込んでタイヤを構築する工程と、前記タイヤを硬化する工程とを含む。
また、本発明の一つ以上の態様は、シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加の成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、前記第1混合物を冷却する工程と、任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加の成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、前記中間混合物に硬化剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程と、前記加硫可能な混合物を混合する工程と、前記加硫可能な混合物をタイヤ部品に成形する工程と、前記タイヤ部品を組み込んでタイヤを構築する工程と、前記タイヤを硬化する工程とを含む方法により製造されるタイヤももたらす。
更に、本発明の一つ以上の態様は、シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加の成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、前記第1混合物を冷却する工程と、任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加の成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、前記中間混合物に硬化剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程とを含む方法により製造される加硫可能な混合物をもたらす。
一つ以上の態様の官能化されたポリマーは、1級若しくは2級アミン基、および14族元素をポリマー鎖の少なくとも一方の端部、またはその近傍に有する。一つ以上の実態様において、官能化されたポリマーは、タイヤトレッドの製造に使用され、その結果として、転がり抵抗が低減されたタイヤを製造できる。
本発明の一つ以上の態様の官能化されたポリマーは、式:
Figure 2009506164
[式中、πはポリマー鎖を含み、θは14族元素を含み、RおよびRはそれぞれ独立して水素原子、ポリマー鎖、1価の有機基を含み、RおよびRはそれぞれ独立して2価の有機基、または共有結合を含み、R、R、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含む]で定義することができる。14族元素としては、炭素(C)、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、スズ(Sn)、および鉛(Pb)が挙げられる。
一つ以上の態様において、官能化されたポリマーのポリマー鎖(π)としては、ゴム重合体が挙げられる。一つ以上の態様において、ゴム重合体としては、加硫ができるポリマーが挙げられる。これらの、または他の態様において、ゴム重合体としては、共役ジエンモノマーと、任意に共重合可能なモノマー、例えばビニル芳香族モノマーとの重合により製造されるものが挙げられる。ポリマー鎖置換基は、0℃より低いガラス転移温度(T)を有し、そのガラス転移温度は、他の態様では−20℃より低く、そして別の態様では−30℃より低い。一態様において、ゴム状ポリマー鎖は、単一のガラス転移温度を示す。ゴム重合体の一例としては、アニオン重合ポリマーが挙げられる。これらの、または他の態様における例としては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)、ポリ(スチレン−co−ブタジエン−co−イソプレン)、ポリ(イソプレン−co−スチレン)、およびポリ(ブタジエン−co−イソプレン)が挙げられる。
一つ以上の態様において、ポリマー鎖は、約5〜約1,000kg/molの、他の態様では約50〜約500kg/molの、そして別の態様では100〜約300kg/molの数平均分子量(M)を有し、該数平均分子量は、ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)を使用して測定され、ポリスチレン標準物質で較正して、対象ポリマーに対するマーク−ハウインク定数で調整したものである。
一つ以上の態様において、1価の有機基としては、特に限定されるものではないが、アルキル、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルケニル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、アリール、アリル、置換アリール、アラルキル、アルカリル、およびアルキニル基等のヒドロカルビル基または置換ヒドロカルビル基を挙げることができ、各基は、好ましくは、1個または当該基を形成するのに適当な最小の炭素原子数から、最大20個までの炭素原子を含む。これらのヒドロカルビル基は、特に限定されるものではないが、窒素、ホウ素、酸素、ケイ素、硫黄、およびリン原子等のヘテロ原子を含んでも良い。一つ以上の態様において、1価の有機基はリビングアニオンポリマーと反応しない。
一つ以上の態様において、Rおよび/またはRは、シリカと反応または相互作用する基を含む。一つ以上の態様において、Rおよび/またはRは、アルコキシド基を含む。
一つ以上の態様において、2価の有機基としては、特に限定されるものではないが、アルキレン、シクロアルキレン、置換アルキレン、置換シクロアルキレン、アルケニレン、シクロアルケニレン、置換アルケニレン、置換シクロアルケニレン、アリーレン、および置換アリーレン基等のヒドロカルビレン基または置換ヒドロカルビレン基を挙げることができ、各基は、好ましくは、1個または当該基を形成するのに適当な最小の炭素原子数から、最大20個までの炭素原子を含む。置換ヒドロカルビレン基は、一つ以上の水素原子が置換基、例えばアルキル基により置換されたヒドロカルビレン基を包含する。また、2価の有機基は、特に限定されるものではないが、窒素、酸素、ホウ素、ケイ素、硫黄、およびリン原子等の一種以上のヘテロ原子を含んでもよい。一つ以上の態様において、2価の有機基はリビングアニオンポリマーと反応しない。
一つ以上の態様において、官能化されたポリマーは、官能基をポリマーの開始末端、換言すれば、アミンを有する末端以外の末端に有する。この官能化されたポリマーは、式(II):
Figure 2009506164
[式中、αは充填ゴム組成物若しくは加硫物に所望の影響を及ぼす官能性または官能基であり、π、θ、R、R、R、R、R、R、およびRは、上記の通りである]で定義できる。
一つ以上の態様において、充填ゴム組成物若しくは加硫物に所望の影響を及ぼす官能性または官能基としては、ゴム組成物に使用されるゴムまたは充填剤と反応若しくは相互作用する基または置換基が挙げられる。一つ以上の態様において、官能基としては、カーボンブラック充填加硫物の50℃でのヒステリシスロスを、官能基を有さない同様のカーボンブラック充填加硫物に比べて低減する置換基が挙げられる。一つ以上の態様において、このヒステリシスロスの減少は、少なくとも5%であり、他の態様では少なくとも10%であり、そして別の態様では少なくとも15%である。他の態様において、官能基としては、同様の影響をシリカ充填またはカーボンブラック/シリカ混合充填組成物に及ぼす基が挙げられる。一つ以上の態様において、官能基はヘテロ原子を含む。これらのヘテロ原子を有する置換基としては、概して電子が豊富な化学種または金属含有化学種として特徴付けられるものが挙げられる。官能基としては、ゴム若しくはゴム充填剤、またはその他と反応または相互作用する、或いは、所望の影響を充填ゴム組成物または加硫物に及ぼす置換基が挙げられる。
多数の官能基が、当該技術分野で知られている。官能基の例としては、スズ含有基、窒素含有基、ホウ素含有基、酸素含有基、リン含有基、および硫黄含有基が挙げられる。スズ含有基の例としては、トリブチルスズ、およびトリオクチルスズ基等のトリアルキルスズ基が挙げられる。窒素含有基の例としては、ヘキサメチレンイミン基、ピロリジン基、およびアジリジン基等の環状アミン基が挙げられる。硫黄含有基の例としては、硫黄含有アザヘテロ環基、およびジチアン基が挙げられる。酸素含有基の例としては、カルボニル含有基、および酸素含有アザヘテロ環が挙げられる。
リン含有官能化ポリマーの例が、米国特許第4,485,833号明細書に開示されており、酸素含有アザヘテロ環官能化ポリマーの例が、米国特許第6,596,798号明細書に開示されており、酸素含有および硫黄含有ヘテロ環官能化ポリマーの例が、国際公開第2004/020475号パンフレットに開示されており、トリアルキルスズ置換基官能化ポリマーの例が、米国特許第5,268,439号明細書に開示されており、環状アミン官能化ポリマーの例が、米国特許第6,080,853号、第5,786,448号、第6,025,450号、および第6,046,288号明細書に開示されており、アリールまたはアルキルチオアセタール(例えばジチアン)官能化ポリマーの例が、国際公開第2004/041870号パンフレットに開示されており、それらの全てを参照して本明細書に組み込む。
一つ以上の態様において、本発明の官能化されたポリマーは、リビングポリマーと官能化されたエポキシド化合物とを反応、或いはリビングポリマーを官能化されたエポキシド化合物で停止させて、前駆体化合物を生成させ、次に該前駆体化合物とジアミンとを反応させることにより合成することができる。
一つ以上の態様において、官能化されたエポキシド化合物は、式:
Figure 2009506164
[式中、RおよびRはそれぞれ独立して水素、または1価の有機基であり、Rは2価の有機基、または共有結合であり、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、θは14族元素であり、λは脱離基、または付加基を含む]で定義することができる。一つ以上の態様において、RおよびRの少なくとも一つは、シリカで終わる若しくはシリカと相互作用する基または置換基を含む。一つ以上の態様において、RまたはRの少なくとも一つはアルコキシド基である。
一つ以上の態様において、脱離基としては、求核化合物により置換できる置換基が挙げられる。一つ以上の態様において、脱離基としては、リビングポリマーの対カチオン(例えばLi)と反応または結合し、それにより安定なまたは中性の化合物を生成する置換基が挙げられる。脱離基、または脱離基を有する基の例としては、ハロゲン化物、チオアルコキシド、アルコキシド、ジアルキルアミン、およびそれらの混合物が挙げられる。アルコキシド基の例としては、メトキシおよびエトキシ基が挙げられる。脱離基としては、自己完結(換言すれば、基が開環)できる環状脱離基が挙げられる。
一つ以上の態様において、付加基としては、求核化合物との付加反応を受ける置換基が挙げられる。一つ以上の態様において、付加基は、リビングポリマーのリビングアニオン部(例えば−C)と反応または結合する。一つ以上の態様において、付加基としては、ニトリル、例えばシアノ基、アルキル若しくはアルケニルニトリル、シッフ塩基(例えばRR’C=NR’’)、ケトン基、アルデヒド基、またはエステル基が挙げられる。
官能化されたエポキシド化合物の例としては、3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、3−(グリシドキシプロピル)トリエトキシシラン、エピクロルヒドリン、エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールエタントリグリシジルエーテル、エチル2,3−エポキシブチラート、エチル2,3−エポキシ−3−メチルバレラート、およびメチル3−sec−ブチル−3−メチルグリシデート、γ−グリシドキシブチル−トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキシシラン、およびγ−グリシドキシプロピル−トリブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル−ジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル−ジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル−ジフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジエチルエトキシシラン、およびγ−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジメチルフェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルジエチルメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジイソプロペンオキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)ジメトキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)−ジエトキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)ジプロポキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)ジブトキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)−ジフェノキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)メチルメトキシシラン、およびビス(γ−グリシドキシプロピル)メチルエトキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)メチルプロポキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)メチルブトキシシラン、ビス(γ−グリシドキシプロピル)メチルフェノキシシラン、トリス(γ−グリシドキシプロピル)メトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピル−トリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリルオキシメチルトリメトキシシラン、γ−メタクリルオキシエチルトリエトキシシラン、ビス(γ−メタクリルオキシプロピル)ジメトキシシラン、トリス(γ−メタクリルオキシプロピル)メトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−トリメトキシシラン、およびβ−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−トリプロポキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−トリブトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−トリフェノキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)プロピル−トリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−メチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−エチルジメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−エチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−メチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−メチルジプロポキシシラン、およびβ−(3,4−エポキシシクロへキシル)エチル−メチルジブトキシシランが挙げられる。
一つ以上の態様において、ジアミン化合物は、式:
Figure 2009506164
[式中、R10およびR11はそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、R12は2価の有機基を含む]で定義することができる。
ジアミンの例としては、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレンジアミン、4−ジアミノブタン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、および1,3−ジアミノシクロヘキサンが挙げられる。
一つ以上の態様において、リビングポリマーとしては、アニオン重合ポリマー(換言すれば、アニオン重合技術により調製したポリマー)が挙げられる。アニオン開始剤と、特定の不飽和モノマーとを反応させて重合体構造を成長させることにより、アニオン重合リビングポリマーを生成させることができる。ポリマーの生成および成長反応の間、重合体構造は、アニオン性、且つ“リビング”でも良い。続いて反応に添加される新しいモノマーのバッチは、既存の鎖のリビング末端に付加して、重合度を増加させることができる。従って、リビングポリマーは、リビングまたは反応性の末端を有する重合体セグメントを含む。アニオン重合は、ジョージ・オディアン著、“重合の原理”、第5章(第3編、1991年)、またはパネック、94、ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ”、8768号(1972年)に更に詳しく記載されており、これらを参照してここに取り込む。
アニオン重合リビングポリマーの合成に使用できるモノマーは、アニオン重合技術により重合が可能な何れのモノマーをも包含する。これらのモノマーとしては、エラストマー状のホモポリマーまたはコポリマーを生成するものが挙げられる。適当なモノマーとしては、特に限定されるものではないが、共役C−C12ジエン、C−C18モノビニル芳香族モノマー、およびC−C20トリエンが挙げられる。共役ジエンモノマーの例としては、特に限定されるものではないが、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、および1,3−ヘキサジエンが挙げられる。トリエンの非限定的な例としては、ミルセンが挙げられる。芳香族ビニルモノマーとしては、特に限定されるものではないが、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、およびビニルナフタレンが挙げられる。共役ジエンモノマーと芳香族ビニルモノマーとを含有するもの等のエラストマー状のコポリマーの合成する場合、共役ジエンモノマーと芳香族ビニルモノマーとは、通常95:5〜50:50、好ましくは95:5〜65:35の比率で使用される。
何れのアニオン開始剤も、リビングポリマーの生成および成長反応を開始するのに使用できる。アニオン開始剤の例としては、特に限定されるものではないが、アルキルリチウム開始剤、例えばn−ブチルリチウム、アレニルリチウム開始剤、アレニルナトリウム開始剤、アミノアルキルリチウム、およびアルキルスズリチウムが挙げられる。他の有用な開始剤としては、N−リチオヘキサメチレンイミド、N−リチオピロリジニド、およびN−リチオドデカメチレンイミド、並びに有機リチウム化合物、例えば置換アルジミンおよび置換ケチミンのトリアルキルリチウム付加化合物、および置換2級アミンのN−リチオ塩が挙げられる。更に他のものとしては、アルキルチオアセタール(例えばジチアン)が挙げられる。例となる開始剤が、次の米国特許第5,332,810号、第5,329,005号、第5,578,542号、第5,393,721号、第5,698,646号、第5,491,230号、第5,521,309号、第5,496,940号、第5,574,109号、第5,786,441号明細書、並びに国際公開第2004/020475号および第2004/041870号パンフレットに記載されており、これらを参照してここに取り込む。
アニオン重合の実施に使用される開始剤の量は、所望のポリマー特性に基づき幅広く変化させることができる。一つ以上の態様においては、モノマー100gに対して約0.1〜約100、そして任意選択的に約0.33〜約10mmolのリチウムが使用される。
アニオン重合は、通常、極性溶媒、例えばテトラヒドロフラン(THF)、または無極性炭化水素、例えば種々の環式および非環式ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ペンタン、それらのアルキル化誘導体、およびそれらの混合物、並びにベンゼンの中で行われる。
共重合におけるランダム化を促進し、且つビニル含有量を制御するために、極性調整剤を重合成分中に添加してもよい。量は、リチウム1当量に対して0当量から90当量乃至それ以上の範囲に及ぶ。その量は、所望のビニルの量、使用されるスチレンの濃度、および重合の温度、並びに使用される特定の極性調整剤(重合調整剤)の種類に依存する。適当な重合調整剤としては、例えば所望のミクロ構造およびコモノマーユニットのランダム化をもたらすエーテルまたはアミンが挙げられる。
極性調整剤として有用な化合物としては、酸素または窒素のヘテロ原子、および非結合電子対を有するものが挙げられる。例としては、モノおよびオリゴアルキレングリコールのジアルキルエーテル、“クラウン”エーテル、3級アミン、例えばテトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、直鎖THFオリゴマーなどが挙げられる。極性調整剤として有用な化合物の具体例としては、テトラヒドロフラン(THF)、直鎖および環状オリゴマーオキソラニルアルカン、例えば2,2−ビス(2’−テトラヒドロフリル)プロパン、ジピペリジルエタン、ジピペリジルメタン、ヘキサメチルホスホラミド、N−N’−ジメチルピペラジン、ジアザビシクロオクタン、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、トリブチルアミンなどが挙げられる。直鎖および環状オリゴマーオキソラニルアルカンの重合調整剤が米国特許第4,429,091号明細書に記載されており、参照してここに取り込む。
アニオン重合したリビングポリマーは、回分または連続法のどちらによっても製造できる。回分操作での重合は、適当な反応槽にモノマーと通常のアルカン溶媒との混合物を加え、続いて極性調整剤(もし使用するのであれば)および開始剤化合物を添加することにより開始される。反応物質は約20〜約130℃の温度まで加熱されて、重合が約0.1〜約24時間進むようにする。この反応では、反応性またはリビング末端を有する反応性ポリマーが生成する。好ましくは、ポリマー分子の少なくとも約30%がリビング末端を含有する。より好ましくは、ポリマー分子の少なくとも約50%がリビング末端を含有する。更により好ましくは、少なくとも約80%がリビング末端を含有する。
一つ以上の態様において、官能化されたエポキシドとリビングポリマーとの間の反応は、官能化されたエポキシドとリビングポリマーとを単に混合することにより達成できる。如何なる特定の理論に束縛されることも意図するものではないが、アニオンリビングポリマーは、求核置換反応または付加反応を経て脱離基または付加基と反応するものと思われる。一つ以上の態様においては、官能化されたエポキシドとリビングポリマーとの間の反応によって、エポキシ基を有する前駆体化合物が生成する。当業者は、リビングポリマーのアニオンが同様に官能化されたエポキシドとエポキシド官能基で反応し、それによりエポキシド官能基を転位させる開環反応を引き起こすから、一部の反応生成物がエポキシ基を有していないことを理解する。これが官能化されたエポキシド化合物とリビングポリマーとの反応の副生成物となり得るが、エポキシド官能基を有する前駆体化合物の生成も同様に起こる。
一態様においては、モノマー変換が殆ど完了したことを示す重合温度のピークが観測されたら直ぐに、リビングポリマーセメント(換言すれば、ポリマーおよび溶媒)に、官能化されたエポキシドを添加しても良い。リビング末端が自己停止反応し得るので、重合温度のピークの約25〜35分以内に、官能化されたエポキシドを添加してもよい。
官能化されたポリマーの生成に使用する官能化されたエポキシドの量は、開始剤に結合したリチウムまたは金属カチオンの当量に対して表すことができ、その当量はリビングポリマー(換言すれば、ポリマーアニオン)のモル量に関連付けることができる。一つ以上の態様において、官能化されたエポキシドのリチウム(またはポリマーアニオンのモル量)に対するモル量は、約0.25:1〜約10:1、他の態様においては約1:1〜約5:1、そして別の態様においては約1.2:1〜約2:1にすることができる。一つ以上の態様においては、リチウムに対して過剰モル量の官能化されたエポキシドを使用する。
一つ以上の態様においては、単にジアミンと前駆体化合物とを混合することにより、エポキシ基または官能基を有する前駆体化合物と、ジアミンとを反応させてもよい。如何なる特定の理論に束縛されることも意図するものではないが、アミン置換基と前駆体のエポキシ基とが開環反応を経て反応するものと思われる。その結果として、1級アミンを有するポリマーが生成する。
官能化されたエポキシド化合物とリビングポリマーとの間の反応は、リビングポリマーの合成で使用した溶媒を含む溶媒中で起こり得る。同様に、エポキシド置換基を有する前駆体化合物と、ジアミンとの間の反応も、リビングポリマーの合成で使用した溶媒を含む溶媒中で起こり得る。一つ以上の態様において、前駆体とジアミンとの間の反応と同様に、官能化されたエポキシドとリビングポリマーとの間の反応も、標準状態の温度および圧力下で起こすことができる。一つ以上の態様において、反応は約0℃〜約150℃の温度で起こり、そして他の態様においては約23℃〜約80℃で起こる。また、一つ以上の態様において、これらの反応は不活性雰囲気下でも起こり得る。
一つ以上の態様において、前駆体化合物とジアミンとの間の反応は、リビングポリマーと官能化されたエポキシド化合物との間の反応の後に即座に起こすことができる。前駆体化合物でも、不活性雰囲気下では実質的に安定であるので、前駆体は貯蔵することができる。一つ以上の態様において、前駆体化合物の反応または生成と、ジアミンとの反応との間には遅れが生じてもよい。
機能性ポリマーの生成後、加工助剤、および他の選択的添加剤、例えば油をポリマーセメントに添加できる。次に、機能性ポリマーおよび他の選択的材料を溶媒から分離して、任意に乾燥してもよい。従来の脱溶媒および乾燥手段を用いることができる。一態様において、機能性ポリマーは、水蒸気脱溶媒または溶媒の熱水凝集に続いてろ過することにより、溶媒から分離される。残留溶媒は、従来の乾燥技術、例えばオーブン乾燥またはドラム乾燥を用いて除去してもよい。或いは、セメントを直接ドラム乾燥しても良い。
本発明の官能化されたポリマーは、特にタイヤ部品の製造に有用である。本発明の官能化されたポリマーを単独で、または他のゴム状ポリマーと一緒に使用して、これらのタイヤ部品を製造することができる。使用可能な他のゴム状ポリマーとしては、天然および合成エラストマーが挙げられる。合成エラストマーは、概して共役ジエンモノマーの重合に由来する。これらの共役ジエンモノマーを、他のモノマー、例えばビニル芳香族モノマーと共重合してもよい。他のゴム状エラストマーは、エチレンと、一種以上のα−オレフィンと、任意に一種以上のジエンモノマーとの重合に由来し得る。
有用なエラストマーとしては、天然ゴム、合成ポリイソプレン、ポリブタジエン、ポリイソブチレン−co−イソプレン、ネオプレン、ポリ(エチレン−co−プロピレン)、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)、ポリ(スチレン−co−イソプレン)、およびポリ(スチレン−co−イソプレン−co−ブタジエン)、ポリ(イソプレン−co−ブタジエン)、ポリ(エチレン−co−プロピレン−co−ジエン)、ポリスルフィドゴム、アクリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、エピクロルヒドリンゴム、並びにそれらの混合物が挙げられる。これらのエラストマーは、直鎖、分鎖、および星状等の無数の高分子構造を有していてもよい。ゴム配合物に通常使用される他の成分をも、添加してもよい。
ゴム組成物は、充填剤、例えば無機および有機充填剤を含んでも良い。有機充填剤としては、カーボンブラックおよびデンプンが挙げられる。無機充填剤としては、シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、クレー(ケイ酸アルミニウム水和物)、およびそれらの混合物が挙げられる。シリカ(二酸化ケイ素)としては、水中での化学反応および超微細、球状粒子としての沈殿により製造された湿式、含水シリカが挙げられる。一態様において、該シリカは、約32〜約400m/gの、別の態様において約100〜約250m/gの、そして更に別の態様において約150〜約220m/gの表面積を有する。一態様におけるシリカ充填剤のpHは、約5.5〜約7であり、そして別の態様では約5.5〜約6.8である。市販されているシリカとしては、Hi−Sil(商標)215、Hi−Sil(商標)233、Hi−Sil(商標)255LD、およびHi−Sil(商標)190(PPG工業社(PPG Industries)、ピッツバーグ、ペンシルバニア)、Zeosil(商標)1165MPおよび175GRPlus(ローディア社(Rhodia))、Vulkasil(商標)S/kg(バリーエージー社(Bary AG))、Ultrasil(商標)VN2,VN3(デグッサ社(Degussa))、並びにHuberSil(商標)8745(フーバー社(Huber))が挙げられる。
一態様においては、シリカを、ゴム100重量部に対して(phr)、約5〜約100重量部の量で、別の態様では約10〜約90重量部(phr)の、更に別の態様では約15〜約80重量部(phr)の、そしてまた別の態様では約25〜約75重量部(phr)の量で使用してもよい。
硫黄または過酸化物系の硬化剤等の多数のゴム硬化剤を使用することができる。硬化剤は、カークオスマー著、「化学技術の百科事典」、第20巻、p.365−468、(第3編、1982年)、特に「加硫剤および補助物質」、p.390−402、およびA.Y.コラン著、「加硫、高分子科学および工学の百科事典」、(第2編、1989年)に記載されており、これらを参照して本明細書に組み込む。加硫剤は、単独または組み合わせて使用できる。一つ以上の態様において、加硫可能な組成物の調製と、タイヤの構築および硬化とは、本発明の実施による影響を受けない。
使用し得る他の成分としては、硬化促進剤、油、ワックス、スコーチ防止剤、加工助剤、酸化亜鉛、粘着性付与樹脂、強化用樹脂、脂肪酸、例えばステアリン酸、素練り促進剤、および一種以上の追加のゴムが挙げられる。
これらのストックは、タイヤ部品、例えばトレッド、サブトレッド、ブラックサイドウォール、ボディプライスキン、ビードフィラーなどの形成に有用である。好ましくは、機能性ポリマーをトレッド配合物に使用する。一つ以上の態様において、これらのトレッド配合物は、配合物中のゴムの総重量に対して約10〜約100重量%、他の態様では約35〜約90重量%、そして別の態様では約50〜80重量%の機能性ポリマーを含んでも良い。
一つ以上の態様において、ゴム成分(ゴム成分は任意選択的に本発明の官能化されたポリマーを含む)と充填剤とを含む初期マスターバッチの形成により、加硫可能なゴム組成物を調製してもよい。開始温度約25℃〜約125℃、排出温度約135℃〜約180℃で、この初期マスターバッチを混合してもよい。早期加硫(スコーチとしても知られている)を避けるために、この初期マスターバッチから加硫剤を除外しても良い。初期マスターバッチを一旦加工した後、好ましくは加硫プロセスを開始させない最終混合段階において、初期マスターバッチに低温で加硫剤を導入および混合してもよい。任意選択的に、時にリミルとも称される追加の混合段階を、マスターバッチの混合段階と最終混合段階との間で採用することができる。これらリミルの間で、本発明の官能化されたポリマーを含む様々な成分を添加できる。ゴム配合技術およびそれに使用する添加剤は、「ゴムの配合および加硫」、ゴム技術(第2編、1973年)に記載されているように一般に知られている。
シリカ充填タイヤ配合物に適用可能な混合条件および手順も、米国特許第5,227,425号、第5,719,207号、第5,717,022号明細書、および欧州特許第890,606号明細書に記載されているように周知であり、それら全てを参照することにより本明細書に組み込む。一つ以上の態様において、シリカが充填剤として(単独、または他の充填剤と組み合わせて)使用された場合、混合中にゴム配合物へカップリングおよび/またはシールディング剤を添加してもよい。有用なカップリングおよびシールディング剤が、米国特許第3,842,111号、第3,873,489号、第3,978,103号、第3,997,581号、第4,002,594号、第5,580,919号、第5,583,245号、第5,663,396号、第5,674,932号、第5,684,171号、第5,684,172号、第5,696,197号、第6,608,145号、第6,667,362号、第6,579,949号、第6,590,017号、第6,525,118号、第6,342,552号、および第6,683,135号に開示されており、これらを参照してここに取り込む。一態様においては、カップリングおよびシールディング剤が実質的に無い状態で、本発明の官能化されたポリマーとシリカとを含有させて、初期マスターバッチを調製する。この手順は、官能化されたポリマーが、硬化リミルの後で添加できるカップリング若しくはシールディング剤と競合する前に、シリカと反応または相互作用する機会を増やすものと思われる。
特定の態様において、ゴム組成物を製造するためにシリカ充填剤を使用する場合、官能化されたポリマーとシリカとを窒素含有へテロ環の存在下で混合することにより、組成物を調製する。窒素含有ヘテロ環は、シリカと官能化されたポリマー、特には14族元素および/またはその隣接置換基との間の反応または相互作用を高めるものと思われる。
一つ以上の態様において、窒素含有ヘテロ環としては、置換または非置換の窒素含有ヘテロ環が挙げられる。窒素含有ヘテロ環は、芳香族でも非芳香族でも良い。窒素含有ヘテロ環としては、式:
Figure 2009506164
[式中、Aは酸素、硫黄、またはN−R13を含む、R11は2価の有機基を含み、R12およびR13は独立して水素原子若しくは一価の有機基を含み、或いは、R11、R12、およびR13の何れか二つ以上が結合して多価の有機基を形成して、多環式化合物を生じる]で定義される化合物を挙げることができる。一態様において、Aは窒素である。この、または他の態様において、窒素含有ヘテロ環としては、5〜9員環の(換言すれば、環に5〜9の原子がある)窒素含有環が挙げられる。一態様において、環は5員環である。窒素含有ヘテロ環は、更に、同時係属中の米国特許出願第11/259,485号明細書に記載されており、参照することにより本明細書に組み込む。
一つ以上の態様において、窒素含有ヘテロ環としては、イミダゾール、ピリミジン、チアゾール、チアゾリン、ヒスタジン、プリン、アデニン、およびグアニンが挙げられる。
一態様において、窒素含有ヘテロ環は、置換または非置換のイミダゾールであり、式:
Figure 2009506164
[式中、R12およびR13は上述の通りであり、R14およびR15は独立して水素原子若しくは一価の有機基を含み、或いは、R12、R13、R14、またはR15の何れか二つ以上が結合して多価の有機基を形成し、多環式化合物を生じる]で表すことができる。
イミダゾールの例としては、イミダゾール、4−エチルアミノイミダゾール、2−メルカプト−1−メチルイミダゾール、1−メチルイミダゾール、2,4,5−トリフェニルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、および2−ヘプタデシルイミダゾールが挙げられる。
使用される窒素含有ヘテロ環の量は、特に限定されるものではないが、一態様では、官能化されたポリマーの重量に対して約0.005〜約8重量%、別の態様では官能化されたポリマーの重量に対して約0.05〜約5重量%、更に別の態様では官能化されたポリマーの重量に対して約0.01〜約3重量%、そしてまた別の態様では官能化されたポリマーの重量に対して約0.1〜約2重量%である。
一つ以上の態様においては、窒素含有ヘテロ環の存在下で、シリカと相互作用する基とカーボンブラックと相互作用する基との双方を含有する官能化されたポリマーを混合することが有利な結果をもたらすことが見出された。シリカと相互作用する基とカーボンブラックと相互作用する基との双方を有するポリマーとしては、本明細書に開示された官能化されたポリマーの他に、米国特許出願公開第2006/0135701号明細書に開示されているものが挙げられ、参照することにより本明細書に組み込む。
加硫可能なゴム組成物をタイヤの製造に使用する場合、標準的なゴム成形、成型、および硬化技術を含む通常のタイヤ製造技術により、これらの組成物をタイヤ部品に加工できる。通常、加硫可能な組成物を金型中で加熱することにより加硫させることができ、例えば、約140℃〜約180℃に加熱してもよい。硬化または架橋されたゴム組成物は、加硫物とも称され、概して熱硬化性の三次元高分子網目を含む。他の成分、例えば加工助剤および充填剤を、加硫された網目の全体に均等に分散させてもよい。米国特許第5,866,171号、第5,876,527号、第5,931,211号、および第5,971,046号明細書で議論されているようにして、空気入りタイヤを製造することができ、これらを参照することにより本明細書に組み込む。
本発明の実施の仕方を説明するために、以下の例を準備し、試験した。しかしながら、例は、本発明の範囲を限定するものと見なしてはならない。特許請求の範囲が、本発明を規定する役割を果たす。
実験1
18.9L(5ガロン)の反応器に、工業用ヘキサン4.91kg、スチレン/ヘキサン混合物の32.8%溶液1.25g、および22%の1,3−ブタジエン/ヘキサン混合物7.37kgを投入して、リビングポリマーセメントを調製した。続いて、2,2−ビス(2’−テトラヒドロフリル)プロパンの極性ランダマイザー(リチウム1当量に対して約0.3当量)と、n−ブチルリチウム開始剤(11.60mLの1.6モル溶液)とを投入した。反応器を回分(バッチ)式で49℃まで加熱した。反応は30分間で65℃まで発熱し、そしてバッチを1時間後に約32度まで冷却した。次に、生成したセメントを乾燥した瓶に分配し、窒素パージし、最後に次の反応のために蓋をした。
実験2
実験1のバッチから調製した瓶を、官能化されたポリマーの生成に使用した。具体的には、リチウム1当量に対して1.0モルの3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシランを瓶に添加し、次に、該瓶を50℃で30分間撹拌した。この時点において、リチウム1当量に対して1モルのヘキサメチレンジアミンを添加した。この反応混合物を、更に50℃で30分間撹拌した。その後、官能化されたポリマーをイソプロピルアルコール中で凝固させ、ドラム乾燥した。単離されたポリマーは、以下の特性:M=191kg/mol;M/M=1.39;T=−33.2℃を有し、74%が結合していた。この官能化されたポリマーを、サンプルIIとした。
実験3
実験1のバッチから調製した第2の瓶を、官能化されたポリマーの生成に使用した。具体的には、リチウム1当量に対して1.0モルの3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシランを瓶に添加し、次に、該瓶を50℃で30分間撹拌した。この時点において、リチウム1当量に対して1モルのエチレンジアミンを添加した。この反応混合物を、更に50℃で30分間撹拌した。その後、官能化されたポリマーをイソプロピルアルコール中で凝固させ、ドラム乾燥した。単離されたポリマーは、以下の特性:M=134kg/mol;M/M=1.53;T=−33℃を有し、61%が結合していた。この官能化されたポリマーを、サンプルIIIとした。
実験4
実験1のバッチから調製した第3の瓶を、官能化されたポリマーの生成に使用した。具体的には、リチウム1当量に対して1.0モルの3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシランを瓶に添加し、次に、該瓶を50℃で30分間撹拌した。この時点において、リチウム1当量に対して1モルのジエチレントリアミンを添加した。この反応混合物を、更に50℃で30分間撹拌した。その後、官能化されたポリマーをイソプロピルアルコール中で凝固させ、ドラム乾燥した。単離されたポリマーは、以下の特性:M=193kg/mol;M/M=1.39;T=−33℃を有し、77%が結合していた。この官能化されたポリマーを、サンプルIVとした。
実験5
上記のようにして調製した官能化されたポリマーをそれぞれ用いて、カーボンブラック補強剤、またはシリカとカーボンブラックとの混合補強剤のいずれかを含んだ別々のタイヤ配合物を調製した。タイヤ配合物の配合処方を、表1に示す。
Figure 2009506164
従来の混合手段を用いて、タイヤ配合物を混合した。すなわち、カーボンブラック補強剤を含む配合物を調製する場合は、最初に約134℃で成分(硫黄および硬化促進剤を除く)を混合し、その後に硫黄および硬化促進剤を、約63℃で行う別の混合工程で添加した。カーボンブラックとシリカとの双方を含む配合物の場合は、成分(硫黄、硬化促進剤、結合剤、カップリング剤、およびワックスを除く)を約168℃で混合し、続いてカップリング剤を約137℃で添加および混合し、そして硫黄、硬化促進剤、およびワックスを次の混合工程で添加して約95℃で混合した。
その後、配合物を試験サンプルに調製し、密閉されたキャビティ金型中において、加圧下、171℃で15分間硬化させた。次に、試験サンプルに対して様々な物理試験を行い、そしてそれらの試験結果を、補強剤としてカーボンブラックのみ含む配合物に関しては表2に、カーボンブラック/シリカ混合物を含む配合物に関しては表3に報告する。表2および表3に記載されている配合物の数字は、上述の官能化されたポリマーのサンプルの数字に対応し、そしてカーボンブラック処方で使用されたものには“A”を付け、そしてカーボンブラック/シリカ処方で使用されたものには“B”を付けた。
Figure 2009506164
Figure 2009506164
130℃で大ローターを使用して、ムーニー粘度測定を実施した。ローターが4分間回転した後のトルクとして、ムーニー粘度を記録した。ローターが始動する前に130℃で1分間、サンプルを予熱した。
結合ゴム含有量試験を、タイヤトレッドストック中の充填剤粒子に結合しているポリマーの百分率を決定するのに使用した。未硬化ストックの小片を過剰量のトルエンに3日間浸漬することにより、結合ゴムを測定した。可溶性のゴムが溶媒によりサンプルから抽出された。3日後に全ての過剰なトルエンを排出し、サンプルを空気乾燥した後、約100℃のオーブンで乾燥し、一定量とした。残存片は、充填剤と元のゴムの一部とを含有する弱コヒーレントゲルを形成する。充填剤と共に残存したゴムの量が、結合ゴムの量である。次に、下記式:
Figure 2009506164
[式中、Wdは乾燥ゲルの重量であり、Fはゲルまたは溶媒不溶物中の充填剤の重量(原サンプル中の充填剤の量と同一)であり、Rは原サンプル中のポリマーの重量である]に従って、結合ゴム含有量を計算する。
ASTM−D412に記載されている標準的な手順を用いて25℃および100℃で、力学的な引張特性を測定した。引張試験サンプルは、厚さ1.9mmのダンベル形状を有していた。引張試験には、25.4mmの特定ゲージ長を使用した。加硫物を100℃で24時間加熱した後に、熱老化のデータを得た。
31.4rad/secの周波数で、温度範囲−100℃〜−10℃に対して0.5%歪みを、温度範囲−10℃〜100℃に対して2%歪みを用いて、温度掃引実験を実施した。ΔGは、14.75%でのG’からの0.25%でのG’における変化である。歪み掃引実験から、ペイン効果(ΔG’)のデータを得た。50℃で歪みを0.25%〜14.75%まで掃引して実施した歪み掃引には、3.14rad/secの周波数を使用した。
実験6
19Lの反応器に、工業用ヘキサン4.9kg、スチレン/ヘキサン混合物の32.8%溶液1.25kg、および22%の1,3−ブタジエン/ヘキサン混合物7.37kgを投入して、リビングポリマーセメントを調製した。極性のランダマイザー、即ち、2,2−ビス(2’−テトラヒドロフリル)プロパン(リチウム1当量に対して約0.3当量)、およびn−ブチルリチウム開始剤(11.6mLの1.6モル溶液)を続いて投入した。反応器を回分(バッチ)式で50℃まで加熱した。反応物は30分間で65℃まで発熱し、そしてバッチを1時間後に約32度まで冷却した。セメントの一部をイソプロピルアルコール中で凝固させ、ドラム乾燥した。このポリマーをサンプル1とし、その特性は表1に掲載されている。そして、残りのセメントを乾燥した瓶に分け、窒素パージし、そして最終的に次の反応のために蓋をした。
実験7
実験6のバッチから調製した瓶を、官能化されたポリマーの生成に使用した。具体的には、リチウム1当量に対して1.0モルの3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシランを瓶に添加し、次に、該瓶を50℃で30分間撹拌した。この時点において、リチウム1当量に対して1モルのヘキサメチレンジアミンを添加した。この反応混合物を、更に50℃で30分間撹拌した。その後、官能化されたポリマーをイソプロピルアルコール中で凝固させ、ドラム乾燥し、そして該ポリマーの特性を表4に示す。
Figure 2009506164
実験8
実験7で調製した官能化されたポリマーを、カーボンブラック/シリカタイヤ配合物に使用した。処方を、表5に示す。より詳細には、官能化されたポリマーが配合物2および3に含まれ、そしてイミダゾールが配合物3に含まれている。
Figure 2009506164
イニシャルマスターバッチ、セカンドマスターバッチ、およびファイナルと称される3つの段階で、各カーボンブラック/シリカゴム配合物を調製した。イニシャル段階において、イソプロパノール停止または二重官能化されたSBRを、表5に記載されているようなシリカ、カーボンブラック、イミダゾール、油、および老化防止剤と、60rpm、当初は約133℃で動作する65gバンバリーミキサー中で混合した。約3分後、ステアリン酸を添加した。イニシャルは、5〜6分間混合された。混合の終了時には、混合物の温度は約165℃であった。サンプルを約60℃未満まで冷却し、シート状にして室温まで冷却した。このイニシャルマスターバッチをリミルミキサーに移した。
セカンドマスターバッチ段階において、イニシャル組成物をジスルファンと約60rpmで混合した。ミキサーの開始温度は約95℃とした。約3分後、材料の温度が約145℃である時に、リミル材料をミキサーから取り除いた。セカンドマスターバッチを約60℃に冷却し、シート状にして室温まで冷却した。
セカンドマスターバッチ組成物、硬化剤、および表5に示すような他の成分をミキサーに同時に添加して、ファイナルを混合した。開始ミキサー温度は65℃で、ミキサーを60rpmで作動させた。2.5分後、材料温度が90℃〜95℃の間の時にファイナル組成物を取り除いた。
未硬化のシート(厚さ約2.5mm〜3.81mm)から所望の塊を切り取り、そして密閉されたキャビティ金型内において加圧下、171℃で15分間硬化することにより、各ゴム配合物の試験サンプルを準備した。次に、試験サンプルに対して様々な物理試験を行い、そしてそれらの試験結果を表3に報告する。力学的な引張特性を、ASTM−D412を使用して25℃で測定した。レオメトリックス動的分析機(RDA)を用いて、動力学的特性を決定した。31.4rad/secの周波数で、温度範囲−100℃〜−10℃に対して0.5%歪みを、温度範囲−10℃〜100℃に対して2%歪みを用いて、温度掃引実験によりtanδを測定した。RDAでの歪み掃引実験を、0.1Hz(6.2832rad/sec)の周波数および50℃の温度において、0.25%〜14%の歪み掃引でΔG’のデータを得るのに用いた。
グリーンストックのムーニー粘度測定を130℃で行った。サンプルを1分間予熱し、大ローターを始動させ、4分間回転した後にトルクを測定した。モンサントレオメーターMD2000を用いて、1.67Hzの周波数、160℃、および7%の歪みで、硬化特性を測定した。MHおよびMLは、それぞれ、測定された最大および最小トルクである。T50は、トルクが、硬化処理中の総トルク増加の50%に達するのに要する時間である。
本発明の範囲および精神から逸脱しない様々な改良および変更が、当業者に明らかである。本発明は、本明細書に記載された説明目的の実施態様に正規に限定されるものではない。

Claims (34)

  1. 式:
    Figure 2009506164
    [式中、πはポリマー鎖を含み、θは14族元素を含み、RおよびRはそれぞれ独立して水素、若しくは1価の有機基、またはポリマー鎖を含み、RおよびRはそれぞれ独立して2価の有機基、または共有結合を含み、R、R、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含む]で定義される、官能化されたエラストマー。
  2. πが、0℃未満のガラス転移温度を有するポリマーである、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  3. πが、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)、ポリ(スチレン−co−ブタジエン−co−イソプレン)、ポリ(イソプレン−co−スチレン)、およびポリ(ブタジエン−co−イソプレン)から選択されたポリマーである、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  4. 前記ポリマーが、約5〜1,000kg/molの数平均分子量を有する、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  5. が、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ基を含む、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  6. が、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ基を含む、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  7. が、1〜約10個の炭素原子を有するアルキレン基を含む、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  8. が、1〜約10個の炭素原子を有するアルキレン基を含む、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  9. θが、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、および鉛からなる群から選択される、請求項1に記載の官能化されたエラストマー。
  10. リビングポリマーを準備し、
    前記リビングポリマーと、式:
    Figure 2009506164
    [式中、RおよびRはそれぞれ独立して1価の有機基であり、Rは2価の有機基であり、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、θは14族元素であり、λは脱離基、または付加基である]で定義される官能化されたエポキシド化合物とを反応させて、エポキシ基を有する前駆体を生成させ、
    前記前駆体とジアミンとを反応させて、1級アミン基を有するポリマーを生成させる、
    官能化ポリマーの調製方法。
  11. 各脱離基が、それぞれ独立してハロゲン化物、チオアルコキシド、アルコキシド、ジアルキルアミン、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項10に記載の方法。
  12. 前記ジアミンが、式:
    Figure 2009506164
    [式中、R10およびR11はそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、R12は2価の有機基を含む]で定義される、請求項10に記載の方法。
  13. 前記リビングポリマーとエポキシド化合物との反応において、リビングポリマーに対して過剰モルの官能化されたエポキシド化合物を使用する、請求項10に記載の方法。
  14. 前記前駆体とジアミンとの反応において、前駆体に対して過剰モルのジアミンを使用する、請求項13に記載の方法。
  15. シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、
    前記第1混合物を冷却する工程と、
    任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、
    前記中間混合物に加硫剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程と、
    前記加硫可能な混合物を混合する工程と、
    前記加硫可能な混合物をタイヤ部品に成形する工程と、
    前記タイヤ部品を組み込んでタイヤを構築する工程と、
    前記タイヤを硬化する工程と、
    を含むタイヤの製造方法。
  16. 前記官能化されたエラストマーが、式:
    Figure 2009506164
    [式中、πはポリマー鎖であり、Rは少なくとも一つのシリカ反応基と、カーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する少なくとも一つの官能基とを含む部分である]で定義されるポリマーを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記窒素含有ヘテロ環が、式:
    Figure 2009506164
    [式中、Aは酸素、硫黄、またはN−R13を含み、R11は2価の有機基であり、R12およびR13は独立して水素原子、または1価の有機基であり、或いは、R11、R12、およびR13の何れか二つ以上は結合して多価の有機基を形成して、多環式化合物を生じる]で表される化合物を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記窒素含有ヘテロ環が、イミダゾール、ピリミジン、チアゾール、チアゾリン、ヒスタジン、プリン、アデニン、またはグアニンを含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記窒素含有ヘテロ環が、式:
    Figure 2009506164
    [式中、R12およびR13は独立して水素原子、または1価の有機基であり、R14およびR15は独立して水素原子、または1価の有機基であり、或いは、R12、R13、R14、またはR15の何れか二つ以上は結合して多価の有機基を形成して、多環式化合物を生じる]で定義される、置換または非置換イミダゾールを含む、請求項16に記載の方法。
  20. 前記官能化されたエラストマーが、式:
    Figure 2009506164
    [式中、πはポリマー鎖を含み、θは14族元素を含み、RおよびRはそれぞれ独立して水素原子、ポリマー鎖、1価の有機基、脱離基、または付加基を含み、RおよびRはそれぞれ独立して2価の有機基、または共有結合を含み、R、R、R、R、およびR10はそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含む]で定義されるポリマーを含む、請求項15に記載の方法。
  21. πが、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ(スチレン−co−ブタジエン)、ポリ(スチレン−co−ブタジエン−co−イソプレン)、ポリ(イソプレン−co−スチレン)、およびポリ(ブタジエン−co−イソプレン)から選択されたポリマーである、請求項20に記載の方法。
  22. およびRの少なくとも一つが、1〜約10個の炭素原子を有するアルキル基、または1〜約10個の炭素原子を有するアルコキシ基を含む、請求項20に記載の方法。
  23. およびRの少なくとも一つが、1〜約10個の炭素原子を有するアルキレン基を含む、請求項20に記載の方法。
  24. θが、炭素、ケイ素、ゲルマニウム、スズ、および鉛からなる群から選択される、請求項20に記載の方法。
  25. シリカと、少なくとも一種のエラストマーとを混合する前記工程の前または間に前記窒素含有ヘテロ環を添加する、請求項15に記載の方法。
  26. 前記加硫可能な混合物が、官能化されたエラストマー100重量部に対して窒素含有ヘテロ環を約0.005〜約8重量部含む、請求項15に記載の方法。
  27. 全エラストマーの約5〜約100%が、官能化されたエラストマーである、請求項15に記載の方法。
  28. リビングポリマーと第1官能化剤とを混合して、前駆体を生成させ、
    前記前駆体と第2官能化剤とを混合して、少なくとも二つの官能基を有する連続的に官能化されたポリマーを生成させる
    プロセスによって、前記官能化されたポリマーを調製する、請求項15に記載の方法。
  29. 前記第1官能化剤が、式:
    Figure 2009506164
    [式中、RおよびRはそれぞれ単独で水素、1価の有機基、脱離基、または付加基であり、Rは2価の有機基、または共有結合であり、R、R、およびRはそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子であり、θは14族元素であり、そしてλは脱離基、または付加基を含む]で定義される官能化されたエポキシド化合物を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記第1官能化剤が、3−(グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、3−(グリシドキシプロピル)トリエトキシシラン、エピクロルヒドリン、エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールエタントリグリシジルエーテル、エチル2,3−エポキシブチラート、エチル2,3−エポキシ−3−メチルバレラート、およびメチル3−sec−ブチル−3−メチルグリシデートを含む、請求項28に記載の方法。
  31. 前記第2官能化剤が、式:
    Figure 2009506164
    [式中、R16およびR17はそれぞれ独立して1価の有機基、または水素原子を含み、R18は2価の有機基、または共有結合を含む]で定義されるジアミンを含む、請求項28に記載の方法。
  32. 前記ジアミンが、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,4−ジアミノブタン、1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、1,3−ジアミノシクロヘキサン、4−ヒドラジノ安息香酸、または2−ヒドラジノ−2−イミダゾリンを含む、請求項31に記載の方法。
  33. シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加の成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、
    前記第1混合物を冷却する工程と、
    任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加の成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、
    前記中間混合物に硬化剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程と、
    前記加硫可能な混合物を混合する工程と、
    前記加硫可能な混合物をタイヤ部品に成形する工程と、
    前記タイヤ部品を組み込んでタイヤを構築する工程と、
    前記タイヤを硬化する工程と、
    を含む方法により製造される、タイヤ。
  34. シリカと相互作用する基とカーボンブラック配合物におけるヒステリシスを低減する官能基とを有する官能化されたエラストマーの少なくとも一種と、シリカと、窒素含有ヘテロ環と、任意に追加の成分とを混合して、第1混合物を形成する工程と、
    前記第1混合物を冷却する工程と、
    任意に、シリカカップリング剤およびシリカ分散剤を含む追加の成分と共に、前記第1混合物を更に混合して、中間混合物を形成する工程と、
    前記中間混合物に硬化剤を含む成分を添加して、加硫可能な混合物を形成する工程と、
    を含む方法により製造される、加硫可能な混合物。
JP2008528045A 2005-08-22 2006-08-22 官能化されたポリマーおよびそれから得られる改良タイヤ Expired - Fee Related JP5275029B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US71054505P 2005-08-22 2005-08-22
US60/710,545 2005-08-22
US75320705P 2005-12-20 2005-12-20
US60/753,207 2005-12-20
PCT/US2006/032630 WO2007024797A2 (en) 2005-08-22 2006-08-22 Functionalized polymers and improved tires therefrom

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009506164A true JP2009506164A (ja) 2009-02-12
JP5275029B2 JP5275029B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=37691752

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008528045A Expired - Fee Related JP5275029B2 (ja) 2005-08-22 2006-08-22 官能化されたポリマーおよびそれから得られる改良タイヤ

Country Status (7)

Country Link
US (2) US7683111B2 (ja)
EP (1) EP1924608B1 (ja)
JP (1) JP5275029B2 (ja)
CN (1) CN101248092B (ja)
DE (1) DE602006012066D1 (ja)
ES (1) ES2340070T3 (ja)
WO (1) WO2007024797A2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140100521A (ko) * 2011-11-18 2014-08-14 가부시키가이샤 브리지스톤 폴리디엔을 생산하는 방법 및 감소된 저온 유동을 갖는 폴리디엔 공중합체
JP2017128713A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 ハンファ トータル ペトロケミカル カンパニー リミテッド 変性共役ジエン系重合体の製造方法及びこの方法により製造された重合体を用いたゴム組成物

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5016924B2 (ja) * 2003-06-09 2012-09-05 株式会社ブリヂストン 逐次的に停止させたポリマーを含む改良されたヒステリシスを有するエラストマー組成物
NL2007340C2 (en) 2010-09-03 2012-08-14 Cabot Corp Modified fillers and elastomeric composites comprising same.
ES2805823T3 (es) 2012-03-02 2021-02-15 Cabot Corp Materiales compuestos elastoméricos que contienen cargas modificadas y elastómeros funcionalizados
US9175150B2 (en) 2012-03-02 2015-11-03 Cabot Corporation Modified carbon blacks having low PAH amounts and elastomers containing the same
SG2013072061A (en) * 2012-09-26 2014-04-28 Sumitomo Chemical Co Method for producing modified conjugated diene-based polymer, and method for producing polymer composition
SG2013071709A (en) * 2012-09-26 2014-04-28 Sumitomo Chemical Co Method for producing modified conjugated diene-basedpolymer, and method for producing polymer composition
FR3011241B1 (fr) * 2013-09-27 2015-10-23 Michelin & Cie Elastomere dienique tribloc dont le bloc central est un bloc polyether et fonctionnalise amine en extremite de chaine
US9758639B2 (en) 2014-04-30 2017-09-12 Bridgestone Corporation Rubber composition with imidazole-based silica shielding agent
US9951208B2 (en) 2014-11-06 2018-04-24 Bridgestone Corporation Silica shielding agents and related methods
US20180002456A1 (en) * 2015-01-28 2018-01-04 Sabic Global Technologies B.V. Functionalized elastomer, method of making, and uses thereof
KR20170107542A (ko) 2015-01-28 2017-09-25 사빅 글로벌 테크놀러지스 비.브이. 고무 조성물, 이를 제조하는 방법 및 이것으로 제조된 물품
DE102015210421A1 (de) 2015-06-08 2016-12-08 Continental Reifen Deutschland Gmbh Kautschukmischung und Fahrzeugreifen
DE102015210424A1 (de) 2015-06-08 2016-12-08 Continental Reifen Deutschland Gmbh Kautschukmischung und Fahrzeugreifen
CN107636022A (zh) * 2015-08-10 2018-01-26 Jsr株式会社 共轭二烯系聚合物及其制造方法、聚合物组合物、交联聚合物和轮胎
WO2017095381A1 (en) * 2015-11-30 2017-06-08 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Peroxide cured tread
CN110891989B (zh) * 2017-04-10 2023-02-24 大陆轮胎德国有限公司 具有极性连接基的官能化树脂
JP6847257B2 (ja) 2017-04-10 2021-03-24 コンチネンタル・ライフェン・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 極性のリンカーを有する官能化樹脂
US10894847B2 (en) 2017-04-10 2021-01-19 Eastman Chemical Company Functionalized resin having a polar linker
EP3431511A1 (en) * 2017-07-19 2019-01-23 ARLANXEO Deutschland GmbH Star-branched diene rubber
JP7019818B2 (ja) * 2017-12-15 2022-02-15 株式会社ブリヂストン 官能化ポリマー、官能化ポリマーの調製プロセス、及び官能化ポリマーを含有するゴム組成物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0853513A (ja) * 1994-07-15 1996-02-27 Michelin & Cie 機能性ジエンポリマー、その調製方法及びタイヤ用シリカ充填エラストマー組成物における使用
JPH08269131A (ja) * 1990-04-09 1996-10-15 Bridgestone Corp N−アルキル及びn−アリールイミンとの反応によつて末端停止されたジエンポリマー及びコポリマー
JP2003532761A (ja) * 2000-05-10 2003-11-05 株式会社ブリヂストン 高度に官能化されたポリマーとその製造方法
WO2004018286A1 (en) * 2002-08-22 2004-03-04 Rodney Craig Mackay Rotatable control surface for a ride-on device
WO2004020475A1 (en) * 2002-08-30 2004-03-11 Bridgestone Corporation Functionalized polymers and improved vulcanizates therefrom

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3970608A (en) * 1974-04-05 1976-07-20 Bridgestone Tire Company Limited Epoxidized acetylene-conjugated diene random copolymer and the curable composition comprising the same
FR2286150A1 (fr) 1974-09-27 1976-04-23 Inst Francais Du Petrole Procede d'epoxydation de polybutadienes 1-2 amorphes, nouveaux produits obtenus et leurs applications
FR2293484A1 (fr) 1974-12-03 1976-07-02 Inst Francais Du Petrole Utilisation de polybutadienes hydrogenes et epoxydes comme additifs multifonctionnels pour huiles lubrifiantes et compositions lubrifiantes obtenues
FR2722505B1 (fr) 1994-07-15 1996-09-27 Michelin & Cie Compositions elastomeres chargees a la silice utilisables pour des enveloppes de pneumatiques
CN1330678C (zh) * 2003-02-27 2007-08-08 住友化学工业株式会社 制备改性二烯聚合物橡胶的方法
JP5016924B2 (ja) 2003-06-09 2012-09-05 株式会社ブリヂストン 逐次的に停止させたポリマーを含む改良されたヒステリシスを有するエラストマー組成物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08269131A (ja) * 1990-04-09 1996-10-15 Bridgestone Corp N−アルキル及びn−アリールイミンとの反応によつて末端停止されたジエンポリマー及びコポリマー
JPH0853513A (ja) * 1994-07-15 1996-02-27 Michelin & Cie 機能性ジエンポリマー、その調製方法及びタイヤ用シリカ充填エラストマー組成物における使用
JP2003532761A (ja) * 2000-05-10 2003-11-05 株式会社ブリヂストン 高度に官能化されたポリマーとその製造方法
WO2004018286A1 (en) * 2002-08-22 2004-03-04 Rodney Craig Mackay Rotatable control surface for a ride-on device
WO2004020475A1 (en) * 2002-08-30 2004-03-11 Bridgestone Corporation Functionalized polymers and improved vulcanizates therefrom

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140100521A (ko) * 2011-11-18 2014-08-14 가부시키가이샤 브리지스톤 폴리디엔을 생산하는 방법 및 감소된 저온 유동을 갖는 폴리디엔 공중합체
KR101956957B1 (ko) * 2011-11-18 2019-03-11 가부시키가이샤 브리지스톤 폴리디엔을 생산하는 방법 및 감소된 저온 유동을 갖는 폴리디엔 공중합체
JP2017128713A (ja) * 2016-01-21 2017-07-27 ハンファ トータル ペトロケミカル カンパニー リミテッド 変性共役ジエン系重合体の製造方法及びこの方法により製造された重合体を用いたゴム組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP1924608B1 (en) 2010-01-27
WO2007024797A3 (en) 2007-05-03
WO2007024797A2 (en) 2007-03-01
CN101248092A (zh) 2008-08-20
CN101248092B (zh) 2012-12-05
DE602006012066D1 (de) 2010-03-18
JP5275029B2 (ja) 2013-08-28
US20070054995A1 (en) 2007-03-08
US7683111B2 (en) 2010-03-23
US20100216910A1 (en) 2010-08-26
ES2340070T3 (es) 2010-05-28
US7902278B2 (en) 2011-03-08
EP1924608A2 (en) 2008-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5275029B2 (ja) 官能化されたポリマーおよびそれから得られる改良タイヤ
JP5180589B2 (ja) 官能化ポリマー及びそれから得た改良タイヤ
US7868110B2 (en) Anionic polymerization initiators and polymers therefrom
JP4744144B2 (ja) 官能性ポリマー、及びそれにより改良された加硫物
JP6038266B2 (ja) アミノシラン開始剤及びそれから調製した官能化ポリマー
US7598322B1 (en) Functionalized polymers and improved tires therefrom
US8642704B2 (en) Hysteresis elastomeric compositions comprising polymers terminated with isocyanato alkoxysilanes
US7858690B2 (en) Functional coupling agents and polymers prepared therewith
EP3347381B1 (en) Methods for preparation of functionalized polymers
US20200325164A1 (en) Modifier, Method Of Preparing The Same, And Modified Conjugated Diene-Based Polymer Including The Same
JP7225418B2 (ja) 変性共役ジエン系重合体、その製造方法、およびそれを含むゴム組成物
JP6823198B2 (ja) 変性剤、その製造方法、及びそれを含む変性共役ジエン系重合体
JP2018533668A (ja) アニオン重合のための官能性開始剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20121116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130416

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5275029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees