JP2009505573A - マルチアンテナ無線通信システムのダウンリンクのマルチユーザ送信スケジューリング - Google Patents

マルチアンテナ無線通信システムのダウンリンクのマルチユーザ送信スケジューリング Download PDF

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Abstract

本発明は、無線通信システム内の基地局に関連する複数のアンテナから複数の移動局ユーザのうちの少なくとも1つの移動局ユーザへのダウンリンクを介した無線周波数送信を制御するための方法および装置を提供する。この方法は、移動局ユーザからのチャネルの状態を示すフィードバック情報に基づいて、複数の移動局ユーザの移動局ユーザに対応するチャネルを追跡するステップを含む。この方法はさらに、少なくとも1つの移動局ユーザについて、複数の移動局ユーザの追跡されたチャネルに基づいて指向性送信をスケジューリングするステップを含む。

Description

本発明は、一般には、通信に関し、より詳細には、無線通信に関する。
無線通信システムまたは移動通信システム一般に、無線通信装置のそれぞれ異なるユーザまたは加入者に、異なるタイプのサービスを提供する。無線通信システムは一般に、移動局(MS:mobile station)との無線通信リンクを確立することができる1つまたは複数の基地局(BS base station)を含む。基地局は、アクセスポイントと呼ばれることもある。移動局(MS)と基地局(BS)の間の無線通信リンクは、移動局から基地局へのアップリンク、およびその逆方向のダウンリンクを使用してもよい。
アップリンクおよびダウンリンクを使用して、制御情報とユーザ情報の両方がエア・インターフェースを介して移動局と基地局の間で送信されてもよく、このエア・インターフェースは、無線周波数(RF:radio frequency)信号などの適切な無線通信媒体を使用してもよい。接続またはセッションのための無線通信リンクを確立するために、基地局は一般に、無線周波数信号を送受信するための無線トランシーバを含む。アップリンク上では、シグナリング情報およびユーザ情報が、エア・インターフェースを介して基地局で受信されてもよい。ダウンリンク上では、シグナリング情報およびユーザ情報が、基地局から、指定された無線周波数チャネル上でエア・インターフェースを介して送信されてもよい。
たとえば、多数のアンテナNを有する基地局からの無線通信システムのダウンリンクは、一般に同じ無線通信リソースを求めて争う複数のユーザKにサービスしてもよい。移動局などのユーザ端末は、1つの受信アンテナ、または多数の受信アンテナを含んでもよい。ユーザ・チャネルを使用して、基地局からMSへの送信は、ダウンリンクを介して、たとえばサイズTのタイムスロットで実施されてもよい。それぞれ異なるユーザ・チャネルは、タイムスロットの間、一定のままであり得るが、タイムスロットごとに変化してもよい。ベースバンド複素表現では、第kのユーザ(k=1…K)の受信信号は、y(n)=h(n)x(n)+v(n)、(1)によって与えられ、ただし、y(n):1×Tは、受信信号であり、h(n):1×Nは、タイムスロットnの第kのユーザ・チャネルであり、x(n):N×Tは、BS上の送信信号であり、{v(n):1×T}n,kは、分布CN(0,σ)を有する複素ランダム・ベクトル系列である。送信電力は、P(E(‖x(n)‖)=TP)に固定され、信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratio)を、
Figure 2009505573
で表す。‖‖は、フロベニウス・ノルムを指す。
基地局は、所定のときに、単一のユーザにサービスしてもよい。しかし、複数のユーザにサービスするとき、基地局は、無線ネットワークのネットワーク性能を最適化するために、それぞれ異なるユーザへの送信をスケジューリングしてもよい。無線通信システム容量を最大にするために、基地局は、最良の瞬時チャネルでユーザに送信してもよい。しかし、こうした解決策は、ユーザ間のリソース割当ての公平さを保障できていないことがある。さらに、この解決策によって、遅延の増加に基づく低品質のサービス、ならびに低い移動性を有するユーザおよび/または基地局から比較的大きい距離に位置し得るユーザへの減少したスループットを提供することになり得る。
単一の送信アンテナを備えた基地局では、公平さおよび所望のサービス提供をもたらす1つの手法は、比例公平スケジューリング(PFS:Proportional Fair Scheduling)を伴う。Tタイムスロットの所与の最大遅延制約値の下でユーザ間のリソース割当ての公平さを保証するために、PFSに基づくスケジューリング・アルゴリズムは、基地局で単一の送信アンテナを使用する。このアルゴリズムでは、それぞれのユーザは、移動局から基地局へなど、ユーザ端末からのフィードバックに基づく、要求されたデータレートR(n)を有する。スケジューリング・アルゴリズムは、すべてのアクティブ・ユーザのうちで最大の
Figure 2009505573
を有するユーザkに送信することを決定し、ただし、
Figure 2009505573
であり、平均スループットであるT(n)は、以下のように更新され、
Figure 2009505573
だたし、R(n)は、基地局で受信されたチャネル・フィードバックに基づく。
基地局がすべてのユーザの瞬時チャネルについての完全な知識を取得し得ることを考慮し、またガウス入力および強力な符号について考慮すると、基地局は、R(n)=In(1+ρ|h(n)|)によって与えられたチャネル容量を達成することができ、ただし、||は複素スカラのノルムを指す。PFSに基づくスケジューリング・アルゴリズムは、元来、あるタイムスロットから次のタイムスロットまでR(n)がほぼ同じになるほどにユーザ・チャネルがゆっくり変化すると仮定しているが、PFSに基づくスケジューリング・アルゴリズムは、チャネル変動の大きさが小さい、ゆっくり変化する環境の場合には非効率的になる。
性能を向上させるために、無線通信システムは、多入力/多出力(MIMO:multiple−input/multiple−output)通信技術を使用してもよい。MIMO通信技術は一般に、複数のアンテナを使用して、無線で高速に信号を送受信し、無線ネットワークの容量を増加させる。たとえば、MIMO無線ネットワークは、移動端末および基地局で、多数のアンテナを使用してもよい。MIMO無線ネットワークが高速移動データ伝送を提供することを可能にするために、基地局は、複数のアンテナを含み、空間処理利得を得てもよい。マルチアンテナの手法では、空間処理のいくつかの特定の利点は、ビームフォーミング、空間多重化および空間ダイバーシチの利得を含む。すなわち、マルチアンテナ手法の空間処理は、アレイ利得、ダイバーシチ利得、空間多重化利得および干渉抑制利得を含めて、基本の利得を利用してもよい。
マルチアンテナ技術の使用は、基地局のトランシーバ、および複数のアンテナを有する移動局などの受信機のための無線アクセスネットワークに組み込まれてもよい。基地局で多数のアンテナを使用することはビームフォーミングを伴い得るので、単一のアンテナ用に設計されたPFSに基づくスケジューリング・アルゴリズムは、マルチアンテナ手法には不適切であり得る。ビームフォーミングの使用によって、MIMO無線ネットワーク内の指向性送信の実施が可能になる。たとえば、ビームフォーミングは、アレイおよび干渉除去利得を利用するために、複数のアンテナを使用してビームを特定の空間方向に集中させる。単一リンクの場合では、送信機および/または受信機は、そのアンテナの重みをチャネル知識の量に従って適応させ、したがって、アレイ利得を達成することができる。マルチユーザの場合では、ビームフォーミングは、それぞれ異なるユーザに異なるアンテナ重みを割り当てることによって空間の選択性を可能にし、それによって、干渉除去およびマルチユーザ・ダイバーシチ利得を達成する。
高速データ送信を提供するために、1つのビームフォーミング手法は、多数の送信アンテナを有する基地局のための機会主義的ビームフォーミング(OB:Opportunistic Beamforming)を使用する。機会主義的ビームフォーミングは、チャネル・ダイナミックスを人為的に増加させるために、ランダム・ビームフォーミング・ベクトルw(n):N×1を使用する。次いで、受信信号は、‖w(n)‖=1として、y(n)=h(n)w(n)b(n)+v(n)の形を取る。系列w(n)は、総チャネル利得|h(n)w(n)|が、あるスロットから別のスロットまで、ほぼ同じままであるほどゆっくり変化してもよい。OBベースのスケジューリング・アルゴリズムにPFSを適用して、フィードバックは、|h(n−1)w(n−1)|として定量化され、ガウス入力の要求されたデータレートは、R(n)=ln(1+ρ|h(n−1)w(n−1)|)によって与えられてもよい。
マルチユーザ・ダイバーシチ利得の使用によって、ランダムな機会主義的ビームフォーミングは一般に、性能を向上させることができる。しかし、場合によっては、こうしたOBベースのスケジューリング・アルゴリズムは、性能利得を提供できないことがあり、そうではなく、最適に満たない処理によって性能の損失がもたらされることがある。たとえば、OBベースのスケジューリング・アルゴリズムの使用が、基地局でチャネルが完全に知られており、PFSが使用される場合と比較される場合、OBベースのスケジューリング・アルゴリズムは、いずれのw(n)についても、比較的より低い性能をもたらす。すなわち、利得|h(n)w(n)|≦‖h(n)‖は、最適ビームフォーミングより低くなることが分かり、ただし、
Figure 2009505573
である。性能の差は、特にユーザの数が限られ、かつ/または最大遅延制約値Tが比較的に小さい場合には重要になる。
さらに、OBベース・スケジューリング・アルゴリズムによって、フィードバックの信頼性を低下させ、無線通信システムの性能を劣化させる、変化するビームが生じる。最適ビームフォーミングの使用は、無線通信システムが可能な最大利得を達成することを可能にすることができる。しかし、この手法によって、チャネル状態情報のフィードバック・レート要件が比較的により高くなることになる。
下記は、本発明のいくつかの態様についての基本的な理解を促すために、本発明の簡略化された要約を示している。この要約は、本発明の網羅的に概観するものでない。本発明の重要なまたは重大な要素を識別するものでも、本発明の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、以下で論じられるより詳細な説明の序文として、いくつかの概念を簡略化された形で提示することである。
本発明は、上記で述べた諸問題のうちの1つまたは複数の影響を克服し、少なくともそれを緩和することを対象とする。
本発明の例示的な一実施形態では、無線通信システム内の基地局に関連する複数のアンテナから複数の移動局ユーザのうちの少なくとも1つの移動局ユーザへのダウンリンクを介した無線周波数送信を制御するための方法が提供される。この方法は、少なくとも1つの移動局ユーザからのチャネルの状態を示すフィードバック情報に基づいて、少なくとも1つの移動局ユーザに対応するチャネルを追跡するステップを含む。この方法はさらに、少なくとも1つの移動局ユーザについて、複数の移動局ユーザの追跡されたチャネルに基づいて指向性送信をスケジューリングするステップを含む。
本発明は、以下の説明を、添付の図面と併せて参照することによって理解することができる。図面では、同じ参照番号は、同様の要素を識別する。
本発明は、様々な修正および代替の形が可能であるが、その特定の実施形態が、例示するために図面に示されており、また本明細書で詳細に述べられる。しかし、特定の実施形態について本明細書で述べることは、本発明を開示された特定の形に限定するものではなく、その反対に、添付の特許請求の範囲に定められた本発明の精神および範囲内に含まれるすべての修正物、等価物および代替物を網羅するものであることを理解されたい。
本発明の例示的な実施形態について以下に述べる。分かり易くするために、本明細書では、実際の実装形態のすべての特徴について述べるとは限らない。もちろん、こうした実際のいずれかの実施形態の開発において、実装形態によって異なるシステム関連およびビジネス関連の制約の遵守など、開発者の特定の目標を達成するために、実装形態特有の複数の決定が行われてもよいことが理解されよう。さらに、こうした開発努力は、複雑であり、多大な時間を要するものであり得るが、この開示の利益を得る当業者にとっては日常的な仕事であり得ることを理解されたい。
一般には、無線通信システム内の基地局に関連する多数のアンテナから複数のユーザへのダウンリンクを介した無線周波数送信を制御するための方法および装置が提供される。この方法は、複数のユーザの各ユーザに対応するチャネルを、ユーザからのチャネルの状態を示すフィードバック情報に基づいて追跡するステップを含む。この方法はさらに、追跡されたチャネルに基づいて、複数の移動局のうちのユーザの移動局への指向性送信のためにユーザをスケジューリングするステップを含む。このように、マルチユーザ送信は、高速無線データ通信ネットワーク内の基地局の複数のアンテナからのダウンリンクでスケジューリングされてもよい。マルチユーザ・スケジューリングは、ユーザ・チャネルを追跡するために、アクセスポイント、たとえば基地局の送信機で使用可能な量子化されたフィードバックの形のチャネル状態情報を使用し、最適なビームフォーミング重みを使用して最良のチャネル状態を有する複数のユーザへの送信(スケジューリング)を行ってもよい。チャネル・トラッキングを伴うこうしたマルチユーザ・スケジューリングは、多入力/多出力通信のシステム容量を最大にすることができる。それぞれ異なるユーザ・チャネルが、各ユーザから見られるチャネルを量子化する低レートのフィードバックに基づいて再構成されてもよい。マルチユーザ・スケジューリングのコンテキストは、基地局での小さい修正を伴って、複数の移動局の受信機アーキテクチャを比較的単純に維持しながらこの再構成を行うために使用されてもよい。
図1を参照すると、多入力/多出力(MIMO)通信可能な無線通信システム100が、本発明の例示的な一実施形態によるマルチアンテナ環境に関連するダウンリンク110のマルチユーザ送信をスケジューリングしてもよい第1および第2の基地局(BS)105(1〜k)など、第1および第2アクセスポイント(AP)を含むように示されている。無線通信システム100では、第1および第2の基地局105(1〜k)は、複数の移動局(MS)115(1〜N)への高速無線データ通信ネットワーク120など、無線ネットワークを介して無線接続性を提供してもよい。
セルラ・ネットワークなど、高速無線データ通信ネットワーク120は、望ましい無線アクセス技術またはプロトコルのうちのいずれか1つまたは複数を使用してもよい。無線アクセス技術またはプロトコルの例には、符号分割多元接続方式(CDMA:Code Division Multiple Access、cdma2000)プロトコル、広帯域CDMA(W−CDMA:wideband CDMA)プロトコル、ユニバーサル移動システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunication System)プロトコル、移動通信用グローバル・システム(GSM:Global System for Mobile communications)プロトコルなどが含まれる。無線接続性は、第3世代(3G:third generation)および第4世代(4G:fourth generation)ネットワークを含めて、望ましいネットワーク世代のいずれか1つに従って提供されてもよい。無線接続性は、高いデータレートおよびアドホック・ネットワークのために多くの搬送波にわたってデータを送信する変調技術を使用する直行周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)ネットワーク含めて、望ましい変調方式のうちのいずか1つに従って提供されてもよい。
第1の基地局105(1)は、複数のMS 115(1〜N)からMIMO通信を送受信するために多数のアンテナ125(1〜m)を含んでもよい。第1の基地局105(1)は、無線通信システム100内の複数のユーザへのダウンリンク110を介した無線周波数(RF)送信を制御してもよい。第1の基地局105(1)は、ユーザからのチャネル状態を示すフィードバック140(1〜N)情報に基づいて、複数のユーザの各ユーザに対応するチャネル、すなわちユーザ・チャネル135を追跡してもよい。第1の基地局105は、追跡されたユーザ・チャネル135に基づいて、複数の移動局115(1〜N)のうちのユーザの移動局115(1)への指向性送信のためにユーザをスケジューリングしてもよい。移動局115(1)は、第1の基地局105(1)からMIMO通信を送受信するための多数のアンテナ142(1〜N)を含んでもよい。
複数の移動局115(1〜N)へのRF送信を可能にするために、第1の基地局105(1)は、送信機145を含んでもよい。ユーザ・チャネル135の追跡のために、送信機145は、チャネル・トラッカー150を含んでもよい。送信機145は、追跡されたユーザ・チャネル135に基づく指向性送信についての複数の表示を生成するためのビームフォーマ155を含んでもよい。送信機145は、選択されたユーザの移動局115(1)への指向性送信のためにユーザをスケジューリングするためのスケジューラ160をさらに含んでもよい。
第1の基地局105(1)に関連する多数のアンテナ125(1〜m)を使用して、送信機145は、スケジューリングされたユーザの移動局115(1)に無線周波数送信を送信してもよい。第1の基地局105(1)は、追跡されたユーザ・チャネル135に関連するフィードバック140(1)情報のサンプルの使用可能性に基づいて、スケジューリングされたユーザのチャネルの推定についての表示を使用してもよい。
複数の移動局115(1〜N)の各移動局115は、対応するユーザのチャネルのチャネル利得を推定してもよい。第1の基地局105(1)は、量子化されたフィードバックとしてのフィードバック・シグナリングで、複数の移動局115(1〜N)の各移動局からチャネル利得を受信してもよい。フィードバック情報の目標レベルに基づいて移動局115(1〜N)の複数の各移動局のフィードバック・データレートを制御することによって、フィードバック・データレートは、所望フィードバック・レート制御を提供するレートに減少されてもよい。所望のレートのフィードバック制御を提供するために、無線通信システム100は、適応フィードバック・ループを使用してもよい。
図1に2つの基地局105(1〜k)が示されているが、本開示の利益を得る当業者には、任意の所望の数の基地局105を使用してもよいことを理解されたい。アクセスポイントと呼ばれることがある第1および第2の基地局105(1〜k)はそれぞれ、高速無線データ通信ネットワーク120内の関連する地理的領域への接続性を提供してもよい。図1で高速無線データ通信ネットワーク120は、第1および第2の基地局105(1〜k)を含むように示されているが、高速無線データネットワーク120の一部は、ハードウェア、ソフトウェアまたはその組合せを使用して他の構成要素を含むように任意の数のやり方で適切に実施されてもよいことを当業者には理解されたい。高速無線データ通信ネットワークは当業者には知られており、したがって、分かり易くするために、本発明に関連する高速無線データネットワーク120の態様についてだけ本明細書に述べる。
移動局115(1)は、基地局105(1〜k)のセルと呼ばれた重複するサービスエリア区域にわたって移動してもよい。しかし、移動局115(1)は、2つ以上のセルと同時に通信しても、場合によっては同じセル上の2つのセクタと同時に通信してもよく、いずれか1つのセルからの信号が呼を持続できるほど強力でない場合でも呼の継続を可能にする。移動局115(1〜N)の例には、それだけに限らないが、高速無線データネットワーク120内で動作するために無線通信システム100を使用するセルラ電話および携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)を含めて、多数の無線通信装置が含まれてもよい。移動局115の他の例には、スマートフォン、テキスト・メッセージング装置などが含まれてもよい。
無線通信システム100では、第1の基地局105(1)と移動局115(1)間でメッセージを通信する移動通信は、無線周波数(RF)によってエア・インターフェース165を介して行われてもよい。一実施形態によれば、ダウンリンク110は、複数の移動局115(1〜N)にメッセージを提供してもよい。メッセージは、トラフィック・パケットとシグナリング・メッセージとを含んでもよい。移動局115(1)は、逆方向リンク(図示せず)を介して第1の基地局105(1)にメッセージを送信してもよい。
第1の基地局105(1)のチャネル・トラッカー150は、ビームフォーマ155が最適なビームフォーミングを実施することを可能にする低いフィードバック・レートを使用してユーザ・チャネル135を追跡してもよい。このために、一実施形態では、スケジューラ160は、マルチユーザ・スケジューリングを実施するための比例公平スケジューリング(PFS)に基づくスケジューリング・アルゴリズムを使用する。
マルチユーザ・スケジューリングは、ユーザ・チャネル135を追跡するために、送信機145で使用可能な量子化されたフィードバックの形のチャネル状態情報を使用し、最適なビームフォーミング重みを使用して最良のチャネル状態を有する複数のユーザへの送信(スケジューリング)を行ってもよい。チャネル・トラッキングを伴うこうしたマルチユーザ・スケジューリングは、MIMO通信用の無線通信システム100のシステム容量を最大にすることができる。第1の基地局105(1)は、各ユーザから見られるチャネルを量子化する低レートのフィードバックに基づいて、それぞれ異なるユーザ・チャネル135を再構成してもよい。マルチユーザ・スケジューリングのコンテキストは、第1の基地局105(1)での小さい修正を伴って、複数の移動局115(1〜N)の受信機(図示せず)アーキテクチャを比較的単純に維持しながらこの再構成を行うために使用されてもよい。
このようにして、無線通信システム100は、MIMO通信用の多数のアンテナ125(1〜m)を含む第1の基地局105(1)のマルチユーザ・スケジューリングを最適化してもよい。低レート・フィードバック・シグナリングを使用することによって、(最良のチャネル状態を有するユーザの)スケジューリングと送信ビームフォーミング重みの両方が最適化されてもよい。無線通信システム100は、単一アンテナ用の比例公平スケジューリングを使用するのではなく、マルチアンテナ利得を使用してもよい。同様に、無線通信システム100は、機会主義的ビームフォーミングを使用するのではなく、最適ビームフォーミング利得を得てもよい。マルチアンテナ処理(推定/検出)が提供されない場合、受信機の修正は望まれないことがある。たとえばカルマン・フィルタリングを使用して、チャネル・トラッキングを適応時/リアルタイムに実施してもよいので、第1の基地局105(1)のBSの複雑さは、著しくは影響を受けないことがある。
ビームフォーマ155は、ビームフォーミング重み系列を使用して、時空フィルタを提供してもよい。ビームフォーミングは、追跡されたユーザ・チャネル135に基づく信号対雑音比を最大にしてもよい。
ランダム・ビームフォーマなどのビームフォーマ155を使用して、無線通信システム100は、ユーザ・チャネル135の完全な各チャネルのフィードバックを回避してもよい。その結果、特に多数のマルチアンテナを使用する場合では、オーバヘッド・シグナリングの著しい節約が行われる。この限られた量のフィードバック・シグナリングは、各ユーザによって見られるチャネル複素利得のフィードバック140(〜1m)情報に割り当てられてもよい。第1の基地局(n)105は、所望のビームフォーミングの重みw(n)系列を使用することによって、それぞれ異なるユーザのユーザ・チャネル135をトラッキングしてもよい。それぞれの移動局115は、対応するユーザ・チャネル利得を評価し、量子化されたフィードバック報告として第1の基地局105(1)にチャネル利得を送信してもよい。たとえば、量子化されたフィードバック報告は、
α(n)=h(n−1)w(n−1)+η(n)
によって示されてもよく、ただし、η(n)は、量子化されたフィードバックによって生じた誤りを示し、それは、ゼロ平均複素ガウス分布
Figure 2009505573
に基づいてもよく、複素利得h(n−1)w(n−1)の推定および量子化誤差を考慮に入れてもよい(account for)。示された実施形態では、それぞれ異なるユーザ・チャネル135は、従来の自己回帰モデルに基づいて時間的に異なってもよい。こうした自己回帰モデルでは、チャネルは、過去認識と、チャネル・ダイナミックスに関するパラメータとの1次結合であってもよい。最もアプリオリでない情報を使用する例示的な1つの自己回帰モデルはAR(1)として知られており、それによれば、チャネルの状態進化の数式は、h(n)=λ(n−1)+u(n)であり、ただし、λは、チャネル・ダイナミックス|λ|<1に関するパラメータである。u(n)は、タイムスロット「n」のユーザkのチャネルを示しており、分散
Figure 2009505573
を有するゼロ平均複素ガウス分布
Figure 2009505573
に基づく。
実際のチャネルとチャネル推定の結合ガウス性では、(α(n),α(n−1),・・・)が与えられたh(n)のアポステリオリ分布は、平均値
Figure 2009505573
および共分散
Figure 2009505573
を有するガウス型である。平均値
Figure 2009505573
は、h(n)の最小平均二乗誤差推定値に対応する。h(n)のリアルタイム推定(追跡)は、各ユーザについてカルマン・フィルタリング・アルゴリズムを使用して、計算の小さい複雑さを伴って実施されてもよい。
カルマン・フィルタは、以下の更新方程式
Figure 2009505573
を使用して、実際のフィードバック測定値α(n)および過去の推定値
Figure 2009505573
に基づいて
Figure 2009505573
を出力する(deliver)。
カルマン・フィルタリングに基づくチャネル・トラッキングは、ビームフォーミング重みw(n)の選択とは独立してもよい。各ユーザのチャネルの推定は、機会主義的ビームフォーマ(OB)ではなく、従来のビームフォーミングの使用を可能にする。したがって、ユーザk、すなわち移動局115(1)に送信するとき、第1の基地局105(1)は、推定されたチャネルを実際のチャネルとして使用してもよい。第1の基地局105は、対応するビームフォーミング・ベクトル
Figure 2009505573
を使用し、
Figure 2009505573
に基づいて、(2)の選択手順を適用する。R(n)は、
Figure 2009505573
のアポステリオリ分布を使用して、数学的に効率的なやり方で評価することができる。
しかし、本開示の利点を有する当業者には、本発明がカルマン・フィルタリングに限定されないことを理解されたい。代替の実施形態では、適切なフィルタによって、第1の基地局105(1)がダウンリンク130のマルチユーザ送信を制御するための異なる能力および/または追加の能力を提供することを可能にしてもよい。
次に図2に移ると、第1の基地局105(1)が、本発明の例示的な一実施形態に従ってMIMOチャネル200上のダウンリンク110を介した複数のユーザへの無線周波数(RF)送信を制御するためにチャネル・トラッカー150とスケジューラ160とビームフォーマ155とを含むように概略的に示されている。さらに、移動局105(1)が、チャネル推定量205と検出器210とを含む受信機202を含むように示されている。MIMOチャネル200は、マルチアンテナ/マルチユーザ信号処理を伴うマルチユーザ移動通信を可能にしてもよい。
ダウンリンク110では、第1の基地局105(1)すなわちアクセスポイント(AP)上のチャネル状態情報は、アクティブ・ユーザからの信号を処理し、性能を著しく向上させ、データレートを大幅に増大させることを可能にする。第1の基地局105(1)でチャネル状態情報がフィードバック・データ215として使用可能になるとき、送信機145は、チャネル状態情報に基づくビームフォーミングによってマルチユーザ干渉を減少させてもよい。第1の基地局105(1)は、使用可能な各アンテナを介してそれぞれ異なるデータ・ストリームを送信することによって空間多重化利得を得るために、多数のアンテナ125(1〜m)を使用する。移動局115(1)によって伝えられたチャネル品質の表示としてフィードバックされている限られたチャネル状態情報だけを使用することによって、送信機145は、スケジューリングに適したユーザを選択してもよい。
送信機145は、マルチアンテナ/マルチユーザ信号処理を使用したマルチユーザ移動通信のためのビームフォーミングを提供してもよい。ほとんどの伝搬状態において、エネルギーは、空間の立体角の小区分を通って受信端末に到着するにすぎない。他の方向で送信されたエネルギーは、受信機では一般に失われ、他の受信機への有害な干渉さえもたらす。移動局115(1)からのチャネル状態情報に基づいたビームフォーミングは、送信されたエネルギーを適切な領域に、すなわち好ましい方向からのエネルギーを受信するように集中させてもよい。したがって、エネルギーは、他の移動局115への有害な干渉を引き起こし得ない受信機202、すなわち移動局115(1)の方向に送信されてもよい。こうしたビームフォーミングに基づいて得られた関連の利得によって、ダウンリンク110の信号対雑音比(SNR)が増加することになり得る。こうしたビームフォーミングは、干渉をアクティブに制御しまたは回避し、それと共にデータ200のRF送信220の指向性を増加させ、また周波数および時間分散の対応する減少を伴うことによって干渉状態を向上させてもよい。
図3を参照すると、図1に示されたスケジューラが、本発明の例示的な一実施形態に従って時間、周波数および/または空間のスケジューリング・アルゴリズム305を使用するマルチユーザMIMOスケジューラ300を含むように概略的に示されている。一実施形態では、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、監視されたチャネル状態のうちから比較的によいチャネル状態を有する、複数のユーザからのユーザをスケジューリングしてもよい。複数のユーザから選択されたユーザをスケジューリングするために、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、所望のビームフォーミング利得と共に複数のアンテナ利得を使用してもよい。
マルチユーザMIMOスケジューラ300は、無線通信システム100の所与の最大システム容量目標を提供するために、マルチユーザ・スケジューリング・コンテキストを使用してもよい。高速無線データネットワークなどの無線データネットワーク内のマルチユーザ・スケジューリング・コンテキストに基づいて、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、ダウンリンク110のスケジューリング性能指標を最適化してもよい。高速無線データ通信ネットワーク120内でマルチユーザ・コンテキストを提供するために、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、ビームフォーミング重みベクトルの性能指標を最適化してもよい。このように、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、ユーザの移動局105への指向性送信のために選択されたユーザをスケジューリングしてもよい。
マルチユーザMIMOスケジューラ300のために複数のユーザの各ユーザに対応するチャネルを追跡するために、チャネル・トラッカー150は、適応時にカルマン・フィルタリングを使用してもよい。あるいは、チャネル・トラッカー150は、カルマン・フィルタリングを使用して、複数のユーザの各ユーザに対応するチャネルをリアルタイムに追跡してもよい。
一実施形態によれば、スケジューリング・アルゴリズム305は、従来の比例公平スケジューリング技術に基づいてもよい。スケジューリング・アルゴリズム305は、第1の基地局105(1)の多数のアンテナ125(1〜k)からの複数のユーザの指向性送信を時間、周波数および/または空間次元でスケジューリングしてもよい。ユーザの移動局115(1)への指向性送信のためにユーザをスケジューリングするために、第1の基地局105(1)は、第1の基地局105(1)上でユーザ・チャネル135の各チャネルのチャネル複素利得のフィードバック・データ215を得るためのフィードバック・シグナリングを割り当ててもよい。第1の基地局105(1)は、ダウンリンク110のスループットを最大にするために、ビームフォーミング重み系列を取得することが可能にされてもよい。時空フィルタは、一実施形態では、追跡されたユーザ・チャネル135に基づいて信号対雑音比を最大にするようにビームフォーミングを提供するために、ビームフォーミング重み系列を使用してもよい。
次に図4に移ると、本発明の一実施形態による、図1に示された無線通信システム100内の第1の基地局105(1)でビームフォーミング送信を最適化するための時空フィルタ内のビームフォーミング重み400(1〜k)の使用について定型的に表す図が示されている。ビームフォーミング重み400(1〜k)は、監視されたチャネル状態に基づいてスケジューリングされたユーザへの無線周波数送信を送信するために、多数のアンテナ125(1〜k)を使用して所望のビームフォーミングを提供してもよい。このために、ビームフォーマ155は、送信アンテナ125a(1〜k)など、多数のアンテナ125(1〜k)のアンテナ出力信号ベクトル410に、所望のビームフォーミング利得を提供するビームフォーミング重みベクトル405を掛けてもよい。複数の重み付きアンテナ・ストリーム415(1〜k)は、複数のユーザ425(1〜m)のうちの選択されたユーザ425(1)にビームフォーミング信号420を供給するために組み合わせてもよい。
図5を参照すると、本発明の例示的な一実施形態による、図2に示された無線通信システム100内の第1の基地局105(1)に関連する複数のアンテナ125(〜k)から複数のユーザ425(1〜m)へのダウンリンク110を介した無線周波数送信を制御する方法の実施について定型的に表す図が示されている。
ブロック500で、チャネル・トラッカー150は、ユーザからのチャネル状態を示すフィードバック140(1〜N)情報に基づいて複数のユーザ425(1〜m)の各ユーザに対応するチャネル、すなわちユーザ・チャネル135を追跡してもよい。ブロック505で、マルチユーザMIMOスケジューラ300は、ブロック510に示されるように、追跡されたユーザ・チャネル135に基づいて、複数の移動局115(1〜N)のうちのユーザの移動局115(1)への指向性送信のためにユーザ425(1)をスケジューリングしてもよい。ビームフォーマ155は、追跡されたユーザ・チャネル135に基づいて、指向性送信についての複数の表示、たとえばビームフォーミング重み400(1〜k)を生成してもよい。複数のアンテナ125(1〜k)についてのビームフォーミング重み400(1〜k)を使用して、送信機145は、選択されたユーザの移動局115(1)へのダウンリンク110を介した指向性送信として、スケジューリングまたは選択されたユーザ425(1)のための無線周波数(RF)送信を送信してもよい。このようにして、第1の基地局105(1)は、ブロック515に示されるように、無線通信システム100内のRF送信を制御してもよい。
図6を参照すると、単一送信アンテナ用の従来のPFSアルゴリズム、マルチ送信アンテナ用の機会主義的ビームフォーミング、および本発明の例示的な一実施形態によるチャネル・トラッキングを用いた最適化マルチユーザMIMOスケジューリングを使用した性能利得の比較が示されている。単一送信アンテナ用の従来のPFSアルゴリズムの従来手法(PFS−Nt=1−perfect−FB)、OB(Opp−BF−perfect−FB)、およびチャネル・トラッキングを用いた最適化マルチユーザMIMOスケジューリング(Track−BF−perfect−FB)の達成された性能利得が示されている。3つのすべての場合において、理想的なフィードバック(perfect−FB)は、量子化誤差を無視するように示されている。
最後に、図7は、本発明の例示的な一実施形態による、それぞれ異なるフィードバック・レートを伴うチャネル・トラッキングを用いた最適化マルチユーザMIMOスケジューリングの性能利得の比較を示している。図6と7の両方で、2048のFFTサイズを有するOFDMシステムについてシミュレーションが実施されている。チャネルは、空間チャネル・モデル(SCM:Spatial Channel Model)に従って生成される。SCMモデルは、5GHzの中心周波数および100MHzの帯域幅についての第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP:third generation of partnership project)チャネル・モデルの一般化である。チャネルの最大遅延広がりは5μsであり、それぞれのフレームは、0.1msに対応する5OFDMシンボル期間にわたる。受信機上のチャネル測定と、AP上の更新されたチャネル推定の間に2フレームの遅延があると仮定する。すべてのユーザは、10km/時の同じ速度を有する。ビームフォーミングとリソース割当ては、副搬送波ごとに独立に適用され、受信アンテナの数はN=1に固定され、遅延制約は、T=50に固定される。性能について、それぞれ異なる数のユーザのスループット(b/s/Hz)に関して述べる。
本発明および対応する詳細な説明の一部は、コンピュータ・メモリ内のデータ・ビットに対する操作のアルゴリズムまたは記号表現によって提示される。これらの説明および表現は、当業者がその仕事の内容を他の当業者に有効に伝えるためのものである。アルゴリズムは、その用語が本明細書で使用されるように、また一般に使用されるように、所望の結果をもたらす自己一貫性のある工程シーケンスと考えられる。諸工程は、物理量の数学的な操作を必要とする工程である。必ずしも必要ではないが、通常、これらの量は、格納され、転送され、組み合わされ、比較され、他のやり方で操作することができる光学的、電気的または磁気的信号の形を取る。主として共通使用のために、これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などと呼ぶことが時として便利であることが分かっている。
しかし、これらのおよび類似の用語はすべて、適切な物理量と関連付けられるものであり、これらの量に付けられた便宜的なラベルにすぎないことに留意されたい。他に特に述べられていない限り、または議論から明らかでない限り、「処理する」、「コンピュータ処理する」、「計算する」、「判断する」または「表示する」などの用語は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内の物理量、電子量として表されるデータを操作し、かつコンピュータシステムのメモリまたはレジスタ、あるいは他のこうした情報格納、伝送または表示装置内の物理量として同様に表される他のデータに変換するコンピュータシステムまたは類似の電子コンピューティング装置のアクションおよびプロセスを指す。
ソフトウェアで実施される本発明の態様は一般に、何らかの形のプログラム記憶媒体内で符号化され、または何らかのタイプの伝送媒体を介して実施されることにも留意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気的(たとえばフロッピー・ディスクまたはハード・ドライブ)であっても、光学的(たとえばコンパクト・ディスク読出し専用メモリ、すなわち「CD−ROM:compact disk read only memory」)であってもよく、また読出し専用であっても、ランダム・アクセスであってもよい。同様に、伝送媒体は、ツイストペア線、同軸ケーブル、光ファイバ、または当技術分野で知られている他の何らかの適切な伝送媒体とすることができる。本発明は、所与のいずれかの実装形態のこれらの態様によって限定されるものではない。
上記で述べた本発明について、添付の図を参照して述べる。様々な構造、システムおよび装置が、説明するためだけに、また当業者によく知られている詳細で本発明を不明瞭にしないように図面中に概略的に示されている。しかし、添付の図面は、本発明の例示的な諸実施例について述べ説明するために含まれている。本明細書で使用される単語および語句は、当業者によるこれらの単語および語句の理解に一致する意味を有するものと理解し解釈すべきである。どんな用語または語句の特別な定義、すなわち、当業者によって理解される通常の慣例的な意味とは異なる定義も、本明細書中の用語または語句の一貫した使用によって暗示されるものではない。用語または語句が特別な意味、すなわち当業者によって理解される以外の意味を有することが意図される限りでは、こうした特別な定義は、その用語または語句についての特別な定義を直接かつ明確に提供する定義のやり方で本明細書中で明示的に述べるものとする。
本明細書では、本発明についてセルラ通信ネットワーク環境で有用なものと述べたが、それは、他の無線環境内の応用例をも有する。たとえば、無線環境には、802.11(a)、802.11(b)、802.11(g)、Bluetoothなどが含まれてもよい。本発明は、2人以上のユーザが相互接続され、互いに通信することができる任意の無線環境内の応用例を有してもよい。
本明細書で様々な実施形態に示された様々なシステム層、ルーチンまたはモジュールは、実行可能な制御ユニットであってもよいことが当業者には理解されよう。制御ユニットには、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、(1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはコントローラを含む)プロセッサ・カード、あるいは他の制御またはコンピューティング装置、ならびに1つまたは複数の記憶装置内に含まれる実行可能命令を含んでもよい。記憶装置は、データおよび命令を格納するための1つまたは複数のマシン読取り可能記憶媒体を含んでもよい。記憶媒体は、動的または静的ランダム・アクセス・メモリ(DRAM:dynamic random access memoryまたはSRAM:static random access memory)、消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EPROM:erasable and programmable read−only memory)、電気的消去可能プログラマブル読出し専用メモリ(EEPROM:electrically erasable and programmable read−only memory)、およびフラッシュ・メモリなどの半導体記憶装置、固定、フロッピー、取外し可能ディスクなどの磁気ディスク、テープを含む他の磁気媒体、およびコンパクト・ディスク(CD:compact disk)やデジタル・ビデオ・ディスク(DVD:digital video disk)などの光学媒体を含めて、様々な形のメモリを含んでもよい。様々なシステム内で様々なソフトウェア層、ルーチンまたはモジュールを構成する命令は、それぞれの記憶媒体内に格納してもよい。命令は、それぞれの制御ユニットによって実行されるとき、対応するシステムに、プログラムされた行為を実施させる。
上記で開示された特定の諸実施形態は例示的なものにすぎないが、本明細書による教示の利益を得る当業者にとって明らかである、異なるが等価なやり方で本発明を変更し実施してもよい。さらに、添付の特許請求の範囲に記載されたもの以外は、本明細書に示された構成または設計の詳細に限定されるものではない。したがって、上記で開示された特定の諸実施形態は、変更または修正してもよいことが明らかであり、こうしたすべての変形形態は、本発明の範囲および精神の範囲内と見なされる。したがって、本明細書で求められる保護は、添付の特許請求の範囲に記載されている。
多入力/多出力(MTMO)通信が可能な無線通信システムを示しており、本発明の例示的な一実施形態に従って基地局のアンテナからのダウンリンクのマルチユーザ送信をスケジューリングしてもよい基地局などのアクセスポイントを含む概略図である。 本発明の例示的な一実施形態に従ってMIMOチャネル上のダウンリンクを介した複数のユーザへの無線周波数送信を制御するための、チャネル・トラッカーとスケジューラとビームフォーマとを含む基地局と、チャネル推定器と検出器とを含む移動局とを概略的に示す図である。 本発明の例示的な実施形態による、時間、周波数および/または空間のスケジューリング・アルゴリズムを使用するマルチユーザMIMOスケジューラを概略的に示す図である。 本発明の一実施形態による、図1に示された無線通信システム内の基地局でビームフォーミング送信を最適化するための時空フィルタ内のビームフォーミング重みの使用を定型的に示す図である。 本発明の例示的な一実施形態に従って、図2に示された無線通信システム内の基地局に関連する多数のアンテナから複数のユーザへのダウンリンクを介した無線周波数送信を制御する方法の実施を定型的に示す図である。 単一送信アンテナ用の従来のPFSアルゴリズム、マルチ送信アンテナ用の機会主義的ビームフォーミング、および本発明の例示的な一実施形態によるチャネル・トラッキングを用いた最適化マルチユーザMIMOスケジューリングを使用した性能利得の比較を示す図である。 本発明の例示的な一実施形態による、それぞれ異なるフィードバック・レートを伴うチャネル・トラッキングを用いた最適化マルチユーザMIMOスケジューリングの性能利得の比較を示す図である。

Claims (10)

  1. 無線通信システム内の基地局に関連する複数のアンテナから複数の移動局ユーザのうちの少なくとも1つの移動局ユーザへのダウンリンクを介した無線周波数送信を制御する方法であって、
    前記少なくとも1つの移動局ユーザからの前記チャネルの状態を示すフィードバック情報に基づいて、前記少なくとも1つの移動局ユーザに対応するチャネルを追跡するステップと、
    前記少なくとも1つの移動局ユーザについて、前記複数の移動局ユーザの前記追跡されたチャネルに基づいて指向性送信をスケジューリングするステップとを含む方法。
  2. 前記移動局ユーザへの指向性送信をスケジューリングするステップが、
    前記スケジューリングされた移動局ユーザの前記追跡されたチャネルに基づいて前記指向性送信についての複数の表示を生成するステップと、
    前記スケジューリングされた移動局ユーザに前記無線周波数送信を送信するために前記基地局に関連する前記複数のアンテナを使用するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記追跡されたチャネルに関連する前記フィードバック情報のサンプルの使用可能性に基づいて、前記スケジューリングされた移動局ユーザの前記チャネルの推定の表示を使用するステップをさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記複数の移動局ユーザの各移動局に、対応するユーザの前記チャネルのチャネル利得を推定させるステップをさらに含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記基地局で、前記複数の移動局ユーザの前記各移動局からの前記チャネル利得を、量子化されたフィードバックとしてのフィードバック・シグナリングで受信するステップと、
    前記複数の移動局ユーザの前記各移動局のフィードバック・データレートを制御するステップと、
    フィードバック情報の目標レベルに基づいて前記フィードバック・データレートを、所望のフィードバック・レート制御を提供するレートに減少させるステップとをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記複数の移動局ユーザの各移動局のチャネル状態を監視するステップと、
    前記監視されたチャネル条件について前記スケジューリングされた移動局ユーザの前記移動局で所望の性能を得るために、前記移動局からの比較的低いレートのフィードバックを使用するステップとをさらに含む請求項1に記載の方法。
  7. 前記複数の移動局ユーザの前記少なくとも1つの移動局ユーザに対応するチャネルを追跡するステップが、
    カルマン・フィルタリングを使用して前記複数の移動局ユーザの各移動局に対応する前記チャネルを適応時に追跡するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  8. 前記複数の移動局ユーザの前記少なくとも1つの移動局ユーザに対応するチャネルを追跡するステップが、
    カルマン・フィルタリングを使用して前記複数の移動局ユーザの各移動局に対応する前記チャネルをリアルタイムに追跡するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの移動局ユーザについて指向性送信をスケジューリングするステップが、
    前記複数の移動局ユーザについて前記指向性送信を時間、周波数および空間次元のうちの少なくとも1つでスケジューリングために、前記基地局で前記複数のアンテナのスケジューリング・アルゴリズムを使用するステップをさらに含む、請求項2に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの移動局ユーザについて指向性送信をスケジューリングするステップが、
    前記基地局で複数のユーザ・チャネルの各チャネルのチャネル複素利得の前記フィードバックを取得するためにフィードバック・シグナリングを割り当てるステップと、
    前記基地局がビームフォーミング重み系列を取得することを可能にするステップと、
    前記基地局に、前記ダウンリンクのスループットの最大化のため、比較的ゆっくり変化する通信環境内で所望のチャネル推定を取得させるステップとをさらに含む、請求項2に記載の方法。
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