JP2009504120A6 - Hts電力ケーブルの故障管理 - Google Patents

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Abstract

公共電力回路網に配置された超伝導電気ケーブルに保護を提供するための方法及びシステムには、超伝導電気ケーブルの故障電流を検出する段階と、故障電流及び所定期間内における少なくとも1つ前の故障電流から超伝導電気ケーブルに散逸された全エネルギーの累積を決定する段階と、散逸された全エネルギーの累積に基づき、公共電力回路網から超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか決定する段階とが含まれる。

Description

本出願は、HTS電力ケーブルの故障管理に関する。
関連出願
35U.S.C.§119(e)(1)に基づき、本出願は、2005年7月29日に出願した先の米国仮出願第60/703,855号の恩典を主張するものである。
政府の権利
本発明は、契約第DE−FC36−03G013032号下において、米国政府の支援によりなされたものである。政府は、本発明に然るべき権利を有し得る。
公共回路網における問題、即ち、(回路網装置故障等の)“故障”は、電力が回路網全体にどのように配電されるかに影響を及ぼす。特に、故障は、電源からエネルギーを流出させ、回路網の他の領域全体への配電のための及び故障に起因する電圧“降下”からの回復のための残りのエネルギーを減少させる傾向がある。
公共回路網において故障が起こると、瞬間的な電圧低下が発生し、これによって、回路網の電圧が急激に低下したり電圧が不安定になったりすることがある。
一般的に、そのような故障は、極端に大きな負荷として出現し、公共回路網上に直ちに現れる。この負荷の出現に応じて、回路網は、負荷(即ち、故障)に大量の電流を供給しようとする。回路網の回路遮断器に関連する検出器回路は、直ちに(数ミリ秒以内に)過電流状態を検出する。検出器回路からの起動信号が、回路を開く保護継電器に送られる。一般的に、継電器の機械的な性質により、開くために3乃至6サイクル(即ち、最大100ミリ秒)必要である。遮断器が開くと、故障が解消される。
高温超伝導体(HTS)線を用いる電力ケーブルが、設置面積を相対的に小さくしたままで公共電力回路網の電力容量を大きくするために開発されつつある。利点の中でもとりわけ、HTS電力ケーブルは、密集した古い市街地の地域においても設置が簡単である。また、そのようなHTSケーブルによって、より大量の電力が、公共電力回路網の密集した領域に経済的に高い信頼度で供給され、また、輻輳を緩和する必要がある場所に正確に移送される。HTS電力ケーブルは、ケーブルの芯に銅の代わりにHTS線を用いて電気の送電及び配電を行う。HTSケーブルをこのように設計すると、従来の回線やケーブルと比較して、インピーダンスが大幅に低下する。HTS線を用いると、従来の交流(AC)ケーブルと比較して、電流搬送能力を3乃至5倍大きくすることができ、また、従来の直流(DC)ケーブルを介して流れる電力は、最大10倍に増加できる。
HTS電力ケーブルの故障電流に対する挙動は、従来の非超伝導ケーブルとは異なる。まず、低温誘電体HTS電力ケーブルは、大規模な故障又は多数の通過故障中、冷却液が過冷状態のままでなければならないことが必要である。このことは、高電圧ケーブル芯と接地電位にあるシールドとの間の絶縁耐力を維持するために必要である。誘電体内に気泡が形成されると、絶縁の誘電体特性を低下させる恐れがある。第二に、ケーブルは、大規模な故障の後、HTS導体を冷却して動作温度範囲に戻すのに充分な時間を確保するために、オフラインでなければならない。その結果、従来のケーブル故障保護方式は、HTS電力ケーブル用途には適さない。
本発明の一般的な態様において、公共電力回路網に配置された超伝導電気ケーブルに保護を提供するための方法には、以下のステップが含まれる。故障電流が、超伝導電気ケーブルにおいて検出される。超伝導電気ケーブルに散逸(又は蓄積)された全エネルギーの累積が、故障電流及び所定期間内における少なくとも1つ前の故障電流から決定される。前記散逸(又は蓄積)された全エネルギーの累積に基づき、公共電力回路網から超伝導電気ケーブルを切り離すかどうかに関する決定が行われる。
本発明のこの態様の実施形態には、1つ又は複数の以下の特徴を含む。検出するステップには、超伝導電気ケーブルにおける故障電流Iの大きさ及び故障電流の持続時間tdjを決定する段階が含まれる。本方法には、更に、故障電流Iが、所定の電流レベルしきい値を超えるかどうか決定する段階と、超える場合、故障電流Iのレベルに基づく期間中、公共電力回路網から超伝導電気ケーブルを切り離す段階が含まれる。
期間は、超伝導電気ケーブルの幾何学的形状及び関連する冷却システムに基づく。例えば、超伝導電気ケーブルの幾何学的形状には、複数の層が含まれ、期間は、層jの断面積A、層jの伝導率k、位置及び時間の関数である層jの局部的温度T、層j−1と層jとの間の熱抵抗Rj,j−1、層jとj+1との間の熱抵抗Rj,j+1、層jの密度ρ、層jの比熱C、及び冷却剤流量mに基づく。
本方法には、更に、Iが所定の電流レベルしきい値を超過しない場合、故障電流Iと前の故障電流Ij−1との間で経過した時間を決定する段階と、経過時間が、所定の期間しきい値を超えるかどうか決定する段階と、超える場合、公共電力回路網における超伝導電気ケーブルの接続を維持する段階と、が含まれる。全エネルギーの累積値を決定する段階には、所定の期間しきい値より短い期間に大規模な故障が起こるとケーブルが損傷するエネルギー量を表す臨界しきい値より全エネルギーの累積値の方が、小さいかどうか決定する段階が含まれる。本発明の他の態様において、公共電力回路網に配置された超伝導電気ケーブルに保護を提供するためのシステムには、超伝導電気ケーブルを流れる故障電流を検出するように構成されたセンサと、コントローラと、が含まれる。このコントローラは、故障電流及び所定期間内における少なくとも1つ前の故障電流から超伝導電気ケーブルに散逸された全エネルギーの累積を決定するように構成され、また、前記散逸された全エネルギーの累積に基づき、公共電力回路網から超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか判断するように構成されている。
本発明のこの態様の実施形態には、1つ又は複数の以下の特徴を含み得る。コントローラは、超伝導電気ケーブルにおける故障電流Iの大きさ及び故障電流の持続時間tdjを決定する。コントローラは、故障電流Iが、所定の電流レベルしきい値を超えるかどうか判断し、超える場合、故障電流Iのレベルに基づく期間の間、公共電力回路網から超伝導電気ケーブルを切り離す。期間は、超伝導電気ケーブルの幾何学的形状及び関連する冷却システムに基づく。コントローラは、故障電流Iと前の故障電流Ij−1との間で経過した時間を決定し、また、経過時間が、所定の期間しきい値を超えるかどうか判断し、超える場合、公共電力回路網における前記超伝導電気ケーブルの接続を維持する。
利点の中でもとりわけ、上記方法及びシステムは、電力ケーブルが接続されている電力回路網の一部を流れる電流を監視することによって、超伝導電気ケーブルの過電流保護を提供する。本方法及びシステムは、故障発生並びに、ケーブルを流れる電流を即座に遮断する(即ち、回路遮断器を起動する)必要のあるレベルにはならないが、ケーブルの超伝導体の加熱の原因になる以前の故障発生を考慮する。そうすることによって、故障が発生した際、以前の故障による蓄積加熱効果が考慮される。例えば、回路遮断器を通常作動しない電流の大きさ及び持続時間を有する故障は、現在発生している他の故障による加熱と共に超伝導体ケーブルを損傷するのに充分な熱を生成し得る。本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細については、添付図面及び以下の説明に記載する。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、その説明及び図面並びに請求項から明らかになるであろう。
様々な図面における同様な参照符号は、同様な要素を示す。
図1において、図示した高温超伝導体(HTS)ケーブル100は、公共電源回路網10の一部に接続される。ここでは、HTSケーブル100は、数百メートルの長さを有し、相対的に大きい電流及び低抵抗の電気経路を提供する一方で、同じ量の電流を搬送する従来の銅ケーブルによって要求される空間の一部分を占有する。更に詳細に記述するように、HTSケーブル100に用いられるHTS線は、同様なサイズの銅線の150倍もの電流を搬送することが可能な設計及び構造を有する。ACケーブルの芯を撚り合わせた大量の銅よりもむしろ相対的に小量のHTS線によって、3乃至5倍の電力を等価なサイズの回線で搬送し得る。
図2において、HTSケーブル100には、撚り銅芯102が含まれ、撚り銅芯102は、第1高温超伝導体層104、第2高温超伝導体層105、高電圧絶縁層106、高温超伝導体シールド層108、外側銅シールド層109、保護層110、冷却剤包被111、内側低温保持壁112、真空空間113、外側低温保持壁114、及び外側ケーブル被覆115によって半径方向に連続して囲まれる。動作時、冷却剤(例えば、液体窒素)が、外部冷却剤供給源(図示せず)から供給され、冷却剤包被111内及びその長手方向に循環する。この種のHTS電力ケーブルは、ネサンス(Nexans:フランス、パリ市)から入手可能である。日本の大阪府にある住友電気工業株式会社、ジョージア州キャロルトン(Carrollton)のサウスワイヤ(Southwire)社の合弁会社であるUltera(商標)社、及びデンマークのアスネス(Asnaes)にあるnktケーブル社等の他の会社もHTS電力ケーブルを生産している。
図1に戻ると、HTSケーブル100は、約138kVのレベルで電圧を搬送する送電網区間120内に接続されており、また、送電網区間122から、約69kVの低レベルで電圧を搬送する送電網区間124に延在する。降圧変圧器126は、138kV送電ライン電圧からそれより低い69kV送電ライン電圧に電圧を降下させる。この特定の用途では、送電網区間124は、多数の負荷128並びに変電所129に給電する。一対の回路遮断器130、132が、HTSケーブル100の各端に接続され、これによって、HTSケーブルを公共電源回路網から迅速に切り離し得る。
故障管理システム200は、HTSケーブル100が損傷を受ける可能性がある温度未満にケーブルを確実に維持することによって、HTSケーブル100に過電流保護を提供する。故障管理システム200は、HTSケーブル100が接続されている公共回路網の区間を流れる電流を監視することによって、そのような過電流保護を提供する。特に、故障管理システム200は、HTSケーブル100の一端において、一対の変流器134からの電流を検知する。故障管理システムには、回路遮断器130、132を制御するための少なくともコンピュータプログラム212を記憶するための部分を含むメモリ210と、コンピュータ判読可能命令を実行するプロセッサ214と、プロセッサにメモリを接続するバス216と、が含まれる。故障管理システムには、更に、故障持続時間及び故障間の時間双方を決定する標準GPSクロック133が含まれる。具体的には、GPSクロックは、故障持続時間及び故障間の時間を確立する際、プロセッサ214にタイムスタンプを提供する。記憶されたプログラムには、変圧器134において検出された信号及び標準GPSクロックに基づき、制御信号を回路遮断器130、132に提供して、HTSケーブルを送電ライン120から切り離すためのコンピュータ判読可能命令が含まれる。
図3を参照して、図2に示す構造を有するHTSケーブル100と共に、故障管理システム200の動作について述べる。本例において、HTSケーブル100は、持続時間200ms(12サイクル)で69kA故障電流のような大きい故障電流に耐えるように構成されており、ここで、HTSケーブルは、HTS層105の温度上昇が許容温度マージンより高くなる所定の許容通過故障限度を超える通過故障を受けないと仮定している。本発明は、HTS電力ケーブルに一般的に適用可能であり、また、本例に用いられる特定のパラメータは、この特定のケーブル設計及び特定の送電網構成に対するものであることを理解されたい。所定のケーブル設計及び送電網に対して本発明を実施するのに必要なパラメータは、当業者によって容易に決定されるであろう。
動作時、故障管理システム200には、HTSケーブルによって、その最も被害を受けやすい地点(通常、冷却剤の温度が最も高いケーブル端)において散逸されることが予想される単位長さ当りの全エネルギーの値を記憶する(ステップ302)ためのエネルギーレジスタ220が含まれる。故障管理システムは、GPSクロック信号によって提供される時間枠内で変流器134の電流レベルを連続的に監視する。この枠における電流が、通常の動作電流を超えると、電流が通常レベルを超える時、また、それが通常レベルに戻る時、タイムスタンプが発行される。これによって、故障管理システムは、特定の故障の総時間を決定する(ステップ304)。本実施形態では、故障電流が69kAより大きいと、超伝導層105の温度が、冷却剤の飽和温度を超え、これによって、高電圧絶縁層106内に気泡が形成されることによりケーブルに恒久的な損傷が発生する可能性がある。しかしながら、特定のケーブル/回路網に対して、電流レベルが、69kA未満であるが所定の電流レベルしきい値(本例では、20KA)を超える場合であっても、ケーブルによって搬送される電流のレベル及び故障の持続時間が、その温度を引き上げるのに充分なほど甚大であり、ケーブルが69kAレベルの故障電流に耐え得るレベルに冷えるのに充分な時間がない場合、HTSケーブル100は、損傷を受けることがある。従って、故障管理システム200は、監視された電流が、20kA未満であるかどうか判断する(ステップ306)。20kAより大きい場合、故障管理システム200は、ケーブルオフライン時間割224を参照して、後続の故障に関係なくHTSケーブルが冷えるのに必要な期間を確立する。そして、ケーブルは、遮断器に信号を送り、それらに開くように命令することによって、決定された期間の間、オフラインになる。
この特定の例の場合、HTSケーブルは、次のように、ケーブルオフライン時間割ルックアップ表を用いる。
Figure 2009504120
ケーブルオフライン時間割の概算時間値は、ケーブルエネルギー平衡式から生成される。
Figure 2009504120
ここで、Aは、層jの断面積、kは、層jの伝導率、Tは、位置及び時間の関数である層jの局部的温度、Rj,j−1は、層j−1と層jとの間の熱抵抗、Rj,j+1は、層jとj+1との間の熱抵抗、ρは、層jの密度、及びCは、層jの比熱である。
故障によりHTSケーブル100に蓄積されたエネルギーは、ケーブルが再通電される前に、除去しなければならない。HTSケーブル100を冷却して通常の動作モードに戻すための期間は、幾つかの要因に依存する。これらの要因には、利用可能な冷却パワー、冷却剤流量、並びに故障中ケーブル内に散逸された総エネルギーが含まれる。ケーブル内に蓄積されたエネルギーが大きいほど、ケーブルを冷却するのに必要な時間は長くなる。冷却のための期間を計算するには、過渡的な熱モデルが必要である。上記各故障の期間の計算結果は、所定の故障電流に対して、ケーブルがどれぐらいの期間オフラインでなければならないかを決定するためにケーブルオペレータによって用いられる。
監視電流が20kA未満である場合、ケーブルは、直ちにオフラインにする必要はない。従って、次に、故障管理システム200は、以前の故障との間の時間が所定の時間しきい値(ここでは20分)未満であるかどうか判断する(ステップ308)。故障間の時間が20分より大きい場合、エネルギーレジスタに記憶された単位長さ当りのエネルギー値は、冷却して戻す効果により、あたかも以前の故障がなかったかのように、ゼロの値にリセットされる。故障との間の時間が20分未満である場合、故障管理システムは、HTSケーブル100が、あるレベルの蓄積された単位長さ当りのエネルギーを持ち続けると仮定する。故障管理システム200は、その蓄積されたエネルギーのレベルを決定するアルゴリズムを用いる(ステップ310)。
Figure 2009504120
ここで、Eは、単位長さ当りの蓄積されたエネルギー(J/m)であり、Ej−1は、以前の故障からの単位長さ当りの蓄積されたエネルギー(J/m)であり、Iは、故障電流の大きさであり、Fは、電流配分率(A×sec×m/J)であり、tdjは、故障の持続時間(秒)である。
上式には、多数の要因に依存する電流配分率Fが含まれることに留意されたい。電流配分率表は、様々な故障条件をモデル化することによって、また、或るHTS層に散逸されたエネルギーと所定の故障電流及び故障持続時間との間の相関関係を求めることによって生成される。上記したように、HTSケーブル100は、幾つかの層を含む。故障状態時、電流は、ケーブル構成に基づき、超伝導体層104、105、108、構成物112、及び銅シールド114間に分散される。ケーブルの幾何学的形状及び設計により、超伝導体層105の温度は、超伝導体層104より高く、従って、任意の気泡形成に起因する損傷は、この層付近である可能性が最も高い。従って、超伝導体層105は、HTSケーブル100が損傷から保護されることを保証する際、重要な層として用いられる。図2に示す特定のHTSケーブル100の場合、故障電流レベルを電流配分率に関連付ける電流配分率表は、以下の通りである。
Figure 2009504120
単位長さ当りの蓄積エネルギーEは、上記アルゴリズムを用いて、一旦計算されると、所定の単位長さ当りのエネルギーしきい値(ここでは、74J/メートル)と比較される。単位長さ当りのエネルギーしきい値が、本例において、74J/メートル未満である場合、HTSケーブル100は、送電区間120内に接続されたままである。74J/メートルより大きい場合、HTSケーブル100は、再接続される前に、20分間、送電区間120から切り離される。20分の期間が、蓄積されたエネルギーをケーブル100から除去する最小要件であり、冷却システム設計に基づく。故障管理システム200の動作をより良く理解するために、図4A−4B及び図5A−5Bを参照する。第1の故障保護例により、図4Aは、時間の関数として3つの連続故障電流イベントの故障電流レベルを示し、図4Bは、時間の関数としてHTSケーブル100内における超伝導体層105の対応する温度を示す。時刻=0において、HTSケーブル100には、約300Aのレベルの電流が流れており(図4A)、ケーブルの最大温度は、約74Kである(図4B)。1秒後(t=1秒)から、5秒間続く3kAの故障電流が発生する。図4Bに示すように、5秒の間、HTSケーブルの温度は、安定して約74.6Kに上昇する。故障がt=6秒において解消されると、電流レベルが、直ちに通常の動作電流300Aに降下する。しかしながら、3つの故障の内の第2の故障がt=6.5秒において起こると、ケーブルの温度は、わずかに降下するだけである。図4Aに示すように、第2の故障は、5kAの故障であり、0.4秒間続き、図4Bに示すように、HTSケーブル100の温度は、相対的に急速に約75.2Kに増加する。t=7秒において、最後の故障電流イベントが起こり、通常の電流条件に戻る前に、4kAの故障が1秒間続く。再度、図4Bに示すように、ケーブルの温度が、また約75.5Kに上昇するが、これは、依然として、所定の76Kオフラインしきい値未満である。HTSケーブルの温度は、以下の式によってエネルギーと関連付けられる。
Figure 2009504120
上式において、Eは、HTS層105に散逸された単位長さ当りのエネルギーであり、Tjnitは、初期温度であり、Tは、HTS層105の最終温度であり、ρは、HTS線の密度であり、Aは、HTS線の断面積である。従って、本第1例において、故障電流イベントの特定の組合せは、故障管理システム200が、送電ライン120からHTSケーブル100を除去するほど充分ではなかった。このことは、4kAの故障の直後、たとえ大規模な69kAの故障があったとしても、ケーブルが損傷されないことを意味する。
次に、図5A及び5Bにおいて、第2の故障保護例では、時刻=0において、HTSケーブル100には、約300Aのレベルの電流が流れており(図5A)、ケーブルの温度は、約74Kである(図5B)。1秒後(t=1)、0.4秒間続く6kAの故障が発生する。図5Bに示すように、5秒の間、HTSケーブルの温度は、急速に約75.2Kに上昇する。故障がt=1.5秒において解消されると、電流レベルは、直ちに通常の動作電流300Aに降下する。しかしながら、3つの故障の内の第2の故障がt=2秒において起こると、ケーブルの温度は、ほとんど降下しない。図5Aに示すように、第2故障は、4kAの故障であり、2秒間続き、図4Bに示すように、HTSケーブル100の温度は、相対的に安定して約75.8Kに増加する。t=4.5秒において、最後の故障電流イベントが発生し、通常の電流条件に戻る前に、3kAの故障が5秒間続く。HTSケーブル100の温度は、第3の故障電流イベント時、相対的に高いままであることに留意されたい。図5Bに示すように、約t=5.5秒において、ケーブルの温度が、オフライン温度76Kを超えるのが分かる。従って、図4A及び4Bに示した例とは異なり、故障管理システム200は、回路遮断器130、132に制御信号を送り、送電ライン120からHTSケーブル100を切り離す。ケーブルがオンラインのままである場合、3kAの故障の直後の大規模な69kAの故障が、ケーブル100を損傷する可能性がある。
本発明の幾つかの実施形態について述べた。しかしながら、本発明の技術思想及び範囲から逸脱することなく、様々な変更を行い得ることを理解されるであろう。例えば、重要なことは、過電流保護レベルに対する上記値が、HTSケーブルの特定の設計及び構造に依存し、また公共電源回路網内において、それがどこに又どのように用いられるかに依存することを認識することである。従って、電流配分率表の値としてケーブルオフライン表に示した電流及び概算冷却期間の値は、HTSケーブルの設計及びその公共電力回路網における用途に基づき決定される。
HTSケーブルに過電流保護を提供するための故障管理システムを示す概略図。 HTSケーブルの等角投影図。 故障管理システムの動作を示すフロー図。 第1系列の故障イベントについて、それぞれ時間の関数として電流を示し、時間の関数としてHTS温度を示すグラフ。 第1系列の故障イベントについて、それぞれ時間の関数として電流を示し、時間の関数としてHTS温度を示すグラフ。 第2系列の故障イベントについて、それぞれ時間の関数として電流を、時間の関数としてHTS温度を示すグラフ。 第2系列の故障イベントについて、それぞれ時間の関数として電流を、時間の関数としてHTS温度を示すグラフ。
上式には、多数の要因に依存する電流配分率Fが含まれることに留意されたい。電流配分率表は、様々な故障条件をモデル化することによって、また、或るHTS層に散逸されたエネルギーと所定の故障電流及び故障持続時間との間の相関関係を求めることによって生成される。上記したように、HTSケーブル100は、幾つかの層を含む。故障状態時、電流は、ケーブル構成に基づき、超伝導体層104、105、108、構成物102、及び銅シールド114間に分散される。ケーブルの幾何学的形状及び設計により、超伝導体層105の温度は、超伝導体層104より高く、従って、任意の気泡形成に起因する損傷は、この層付近である可能性が最も高い。従って、超伝導体層105は、HTSケーブル100が損傷から保護されることを保証する際、重要な層として用いられる。図2に示す特定のHTSケーブル100の場合、故障電流レベルを電流配分率に関連付ける電流配分率表は、以下の通りである。
Figure 2009504120
単位長さ当りの蓄積エネルギーEは、上記アルゴリズムを用いて、一旦計算されると、所定の単位長さ当りのエネルギーしきい値(ここでは、74J/メートル)と比較される。単位長さ当りのエネルギーが、本例において、74J/メートルのしきい値未満である場合、HTSケーブル100は、送電区間120内に接続されたままである。74J/メートルより大きい場合、HTSケーブル100は、再接続される前に、20分間、送電区間120から切り離される。20分の期間が、蓄積されたエネルギーをケーブル100から除去する最小要件であり、冷却システム設計に基づく。故障管理システム200の動作をより良く理解するために、図4A−4B及び図5A−5Bを参照する。第1の故障保護例により、図4Aは、時間の関数として3つの連続故障電流イベントの故障電流レベルを示し、図4Bは、時間の関数としてHTSケーブル100内における超伝導体層105の対応する温度を示す。時刻=0において、HTSケーブル100には、約300Aのレベルの電流が流れており(図4A)、ケーブルの最大温度は、約74Kである(図4B)。1秒後(t=1秒)から、5秒間続く3kAの故障電流が発生する。図4Bに示すように、5秒の間、HTSケーブルの温度は、安定して約74.6Kに上昇する。故障がt=6秒において解消されると、電流レベルが、直ちに通常の動作電流300Aに降下する。しかしながら、3つの故障の内の第2の故障がt=6.5秒において起こると、ケーブルの温度は、わずかに降下するだけである。図4Aに示すように、第2の故障は、5kAの故障であり、0.4秒間続き、図4Bに示すように、HTSケーブル100の温度は、相対的に急速に約75.2Kに増加する。t=7秒において、最後の故障電流イベントが起こり、通常の電流条件に戻る前に、4kAの故障が1秒間続く。再度、図4Bに示すように、ケーブルの温度が、また約75.5Kに上昇するが、これは、依然として、所定の76Kオフラインしきい値未満である。HTSケーブルの温度は、以下の式によってエネルギーと関連付けられる。
次に、図5A及び5Bにおいて、第2の故障保護例では、時刻=0において、HTSケーブル100には、約300Aのレベルの電流が流れており(図5A)、ケーブルの温度は、約74Kである(図5B)。1秒後(t=1)、0.4秒間続く6kAの故障が発生する。図5Bに示すように、0.4秒の間、HTSケーブルの温度は、急速に約75.2Kに上昇する。故障がt=1.5秒において解消されると、電流レベルは、直ちに通常の動作電流300Aに降下する。しかしながら、3つの故障の内の第2の故障がt=2秒において起こると、ケーブルの温度は、ほとんど降下しない。図5Aに示すように、第2故障は、4kAの故障であり、2秒間続き、図Bに示すように、HTSケーブル100の温度は、相対的に安定して約75.8Kに増加する。t=4.5秒において、最後の故障電流イベントが発生し、通常の電流条件に戻る前に、3kAの故障が5秒間続く。HTSケーブル100の温度は、第3の故障電流イベント時、相対的に高いままであることに留意されたい。図5Bに示すように、約t=5.5秒において、ケーブルの温度が、オフライン温度76Kを超えるのが分かる。従って、図4A及び4Bに示した例とは異なり、故障管理システム200は、回路遮断器130、132に制御信号を送り、送電ライン120からHTSケーブル100を切り離す。ケーブルがオンラインのままである場合、3kAの故障の直後の大規模な69kAの故障が、ケーブル100を損傷する可能性がある。

Claims (18)

  1. 公共電力回路網に配置された超伝導電気ケーブルを保護するための方法であって、
    前記超伝導電気ケーブルの故障電流を検出する段階と、
    前記故障電流及び所定期間内における少なくとも1つ前の故障電流から前記超伝導電気ケーブルに散逸された全エネルギーの累積を決定する段階と、
    前記散逸された全エネルギーの累積に基づき、前記公共電力回路網から前記超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか決定する段階と
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記検出する段階には、前記超伝導電気ケーブルにおける故障電流Iの大きさ及び前記故障電流の持続時間tdjを決定する段階が含まれる、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、前記故障電流Iが、所定の電流レベルしきい値を超えるかどうか決定する段階と、前記所定の電流レベルしきい値を超える場合、前記故障電流Iのレベルに基づく期間中、前記公共電力回路網から前記超伝導電気ケーブルを切り離す段階と、を更に含む、方法。
  4. 請求項2に記載の方法であって、前記故障電流Iと前の故障電流Ij−1との間で経過した時間を決定する段階と、前記経過時間が、所定の期間しきい値を超えるかどうか決定する段階と、前記所定の期間しきい値を超える場合、前記公共電力回路網における前記超伝導電気ケーブルの接続を維持する段階と、を更に含む、方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、前記超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか決定する段階は、所定の期間しきい値より短い期間に大規模な故障が起こると前記ケーブルが損傷するエネルギー量を表す臨界しきい値より全エネルギーの累積値の方が、小さいかどうか決定する段階を含む、方法。
  6. 請求項3に記載の方法であって、前記期間は、前記超伝導電気ケーブルの幾何学的形状及び関連する冷却システムに基づく、方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、前記超伝導電気ケーブルの前記幾何学的形状は、複数の層を含み、前記期間は、層jの断面積A、層jの伝導率k、前記ケーブル内の位置及び時間の関数である層jの局部的温度T、層j−1と層j間の熱抵抗Rj,j−1、層jとj+1間の熱抵抗Rj,j+1、層jの密度ρ、及び層jの比熱Cに基づく、方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記電気ケーブルは、高温超伝導材料を含む、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記電気ケーブルは、銅芯と、電気的絶縁によって分離された複数のHTS層とを含む、方法。
  10. 公共電力回路網に配置された超伝導電気ケーブルを保護するためのシステムであって、
    前記超伝導電気ケーブルを流れる故障電流を検出するように構成されたセンサと、
    前記故障電流及び所定期間内における少なくとも1つ前の故障電流から前記超伝導電気ケーブルに散逸された全エネルギーの累積を決定し、
    前記散逸された全エネルギーの累積に基づき、前記公共電力回路網から前記超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか判断する
    ように構成された前記コントローラと、
    を備える、システム。
  11. 請求項10に記載のシステムであって、前記コントローラが、前記超伝導電気ケーブルにおける故障電流Iの大きさ及び前記故障電流の持続時間tdjを決定する、システム。
  12. 請求項11に記載のシステムであって、前記コントローラは、前記故障電流Iが、所定の電流レベルしきい値を超えるかどうか判断し、前記所定の電流レベルしきい値を超える場合、前記故障電流Iのレベルに基づく期間中、前記公共電力回路網から前記超伝導電気ケーブルを切り離す、システム。
  13. 請求項11に記載のシステムであって、前記コントローラは、前記故障電流Iと前の故障電流Ij−1との間で経過した時間を決定し、前記経過時間が、所定の期間しきい値を超えるかどうか判断し、前記所定の期間しきい値を超える場合、前記公共電力回路網における前記超伝導電気ケーブルの接続を維持する、システム。
  14. 請求項10に記載のシステムであって、前記コントローラは、前記全エネルギーの累積値が、所定の期間しきい値より短い期間に大規模な故障が起こった場合に前記ケーブルが損傷するエネルギーの量を表す臨界しきい値より小さいかどうか判断することによって、前記超伝導電気ケーブルを切り離すかどうか決定する、システム。
  15. 請求項12に記載のシステムであって、前記期間は、前記超伝導電気ケーブルの前記幾何学的形状及び関連する冷却システムに基づく、システム。
  16. 請求項15に記載のシステムであって、前記超伝導電気ケーブルの前記幾何学的形状は、複数の層を含み、前記期間は、層jの断面積A、層jの伝導率k、前記ケーブル内の位置及び時間の関数である層jの局部的温度Tj、層j−1と層j間の熱抵抗Rj,j−1、層jとj+1間の熱抵抗Rj,j+1、層jの密度、及び層jの比熱Cjに基づく、システム。
  17. 請求項10に記載のシステムであって、前記超伝導電気ケーブルは、高温超伝導材料を含む、システム。
  18. 請求項17に記載のシステムであって、前記超伝導電気ケーブルは、銅芯と、電気的絶縁によって分離された複数のHTS層とを含む、システム。
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