JP2009500140A - 多方向に向いた縁を有するタンポンアプリケータ - Google Patents

多方向に向いた縁を有するタンポンアプリケータ Download PDF

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    • A61F13/26Means for inserting tampons, i.e. applicators
    • A61F13/266Insertion devices, e.g. rods or plungers, separate from the tampon

Abstract

挿入端部及び内側部材の受入端部を有する外側部材。内側部材の受入端部は、多方向に向いた縁を有する。多方向に向いた縁は、第1領域及び第2領域を有する。第1領域は、第1方向を向いており、第2領域は、第2方向を向いている。第1方向は、第2方向と実質的に反対方向である。

Description

本発明は、挿入可能要素を入れることのできる挿入具に関する。より詳細には、本発明は、多方向に向いた縁を有する外側部材のような生理用挿入具に関する。
材料を体腔内に放つアプリケータは、典型的に、挿入端部及びその反対方向の把持具端部を有する管状挿入部材と、収容された材料を放出するために、管状挿入部材内に滑動可能に適合された細長い放出部材とを含む。把持具端部は、一般に、使用中、アプリケータを体腔内に挿入する間、アプリケータに収容された実質的に取り囲まれた材料を放出する間、及び体からアプリケータを引き抜く間、ユーザーがアプリケータをおおむねしっかり保持できる機構を組み込んでいる。
使用中にユーザーがアプリケータを操作する能力を改善するための試みがなされてきた。1つの方法は、把持具端部におけるアプリケータの直径を有意に減少させることである。別の方法は、管の指把持部に一連のスリットを設け、次いで把持部を圧縮して、直径変化の特異点に肩部を形成することである。これらアプリケータの減少された直径の把持部は、挿入工程中に指が挿入端部の方へ滑るのを防ぐのに役立つことがあるものの、放出工程中の反対方向における抵抗は殆ど又は全く提供されていない。これは、多くのユーザーが困難を感じる工程である。
先行技術の短所に鑑みて、必要とされているものは、体腔へのアプリケータ挿入中及びアプリケータに収容された材料の放出中のどちらの場合にも、指の滑りに対する実質的な抵抗を有するアプリケータである。
先行技術は、ユーザーがアプリケータを用いてプレジットを膣内へ挿入しやすくする必要性に取り組んではいるものの、アプリケータの外側部材を膣から取出す際の同等の能力も提供するように構成する必要性は殆ど重視していない。
したがって、消費者が容易なアプリケータの挿入及びプレジットの放出のためにアプリケータの多方向に向いた縁を使用し、且つ、膣からの容易な取出しのためにアプリケータの多方向に向いた縁を使用するのを可能にする、少なくとも1つの多方向に向いた構造体を有する別個の多方向に向いた縁区域を備えるタンポンアプリケータの必要性がある。
本発明は、外側部材及び内側部材を有するタンポンアプリケータを包含する。外側部材は、挿入端部及び内側の部材受入端部を有する。内側部材の受入端部は、多方向に向いた縁を有する。前記内側部材は、第1の端部及び第2の端部を有する。第2端部は、多方向に向いた縁を有する。
本発明は、一般に、その一方の端部に配置された多方向に向いた縁を有する管状部材を有するデバイスに関するものの、以下の発明を実施するための最良の形態では、具体的には、タンポンアプリケータ、特に好ましい実施形態について言及する。当業者であれば、限定されないが、収集カップ、膨張可能な栓又はカップなど他の生理用品のためのアプリケータ;失禁用具;座薬;鼻用填塞具(nasal packing)など、を包含する本発明に関するその他の用途を思い付くであろう。
図1Aは、外側部材12及び内側部材14から形成された本発明によるタンポンアプリケータ10を開示している。
外側部材12は、挿入端部16及び内側部材の受入端部18を有し、引き抜き紐22を有するタンポン20を収容するように配置及び構成されている。内側部材の受入端部18は、多方向に向いた縁28を含む。
挿入端部16は、開放端部であってもよく、又は3〜8個の別々の又は連結した花弁部32を有してもよく、これらはアプリケータ10の挿入及び取出し中のユーザーへの快適性を増す。アプリケータ10の挿入端部16が花弁部32を有するとき、花弁部32は、膣内へのアプリケータ10の挿入中にタンポン20を囲い込み、結果としてユーザーへの快適性を増す。
外側部材12の把持を強化するために、指把持区域34が外側部材12の外側表面上又は内に配置されてもよい。一実施形態では、指把持区域34は、外側部材12の周囲又は外側表面を囲んで配置される。より好ましくは、指把持区域34は、多方向に向いた縁28に隣接して配置される。
図2に関して、内側部材14は、それぞれ外側部材12(図1A)の挿入端部16(図1A)及び内側部材の受入端部18(図1A)におおむね向けられた、第1端部24及び第2端部26を有する。内側部材14の第1端部24は、外側部材12(図1A)の内側部材の受入端部18内に滑動可能に導入されるように配置及び構成されている。
内側部材12の第2端部26もまた、少なくとも1つの多方向に向いた縁40を含んでもよい。図2に例示された本発明の代替実施形態では、内側部材14は、第2端部26に関する縁部42に配置された多方向に向いた縁40を有してもよい。
図1Aに関して、本発明のタンポンアプリケータ10又は他の管状デバイスは、挿入されるべき物体を収容するのに有用な管形状又は横断面を有し得る。しばしば、収容されたタンポン20の形状は、外側部材12の形状を示唆するが、この一般規則から逸脱してもよい。したがって、外側部材12は、限定されないが、円形、楕円形、多角形(例えば、台形、方形、三角形)などを包含する多数の断面形状を取ってもよい。例えば、円筒形のタンポン20を方形の外側部材12の中に収容してもよく、また(米国特許第5,350,371号(ヴァン・イーテン(Van Iten)ら)に開示されたもののような)台形のタンポン20及び(米国特許第2,330,257号(ベイリー(Bailey))に開示されたもののような)カップ形のタンポン20をおおむね円筒形の外側部材12の中に収容することができる。加えて、外側部材12は、実質的に細長いこと、湾曲していること、若しくは可撓性であることが可能であり、又は当業者に明白な他の形状を取ることも可能である。特定の形状そのものは、本発明の実施にとって重要ではない。
A.多方向に向いた縁
外側部材12の内側部材の受入端部18は、少なくとも1つの多方向に向いた縁28を含んでもよい。その上、内側部材14の第2端部26は、少なくとも1つの多方向に向いた縁42を含んでもよい。外側部材12に関する多方向に向いた縁28のパターン及び内側部材14に関する多方向に向いた縁42のパターンは、同一であっても、実質的に同一であっても、又は異なっていてもよい。多方向に向いた縁28、42に関するパターンは、パターンが相互に酷似している場合、又は1つのパターンが他のパターンと間違えられる可能性がある場合、実質的に同一である。パターン同士が区別できないくらい密接に一致する場合、パターンは「同一」である。図1Aに関して、多方向に向いた縁28、42に関するパターンは同一である。図1Bに関して、別の実施形態では、多方向に向いた縁28、42に関するパターン/形状は、実質的に同一である。
多方向に向いた縁28、42は、外側部材12、内側部材14の外側表面より上に突き出していても、多方向に向いた縁28、42の先端が外側部材12の外側表面と位置整合するように構築されて、外側部材12、内側部材14の外側表面より下に引っ込んでいても、又はそれらのいずれかの組み合わせであってもよい。多方向に向いた縁28、42は、ユーザーの指のための把持強化区域及び/又はアプリケータ10の取出し中に役立つストッパーのためのより大きい表面積を生み出すのに適したあらゆる形体及びあらゆる数で、パターン化されるか又は配置されてもよい。
i.多方向に向いた縁領域
タンポン20、及び著しく半径方向に拡大するタンポン20は、アプリケータの外側部材12に加わる力を増大させ、タンポンのユーザーがタンポン20を膣内へ放出するのを困難にし得る。一旦、消費者が外側部材12から膣内へタンポン20を放出したら、膣壁によりアプリケータ10に加えられる取出し力を容易に克服し、膣からアプリケータ10を取出すために、消費者が好適なアプリケータ10の把持能力を有することも同様に重要である。
要するに、多方向に向いた縁28、40の結果として、女性は、アプリケータ10の挿入中、その中に入っているタンポン20の放出中、及びその後の膣からのアプリケータの取出し中に、本発明のタンポンアプリケータ10を確実且つ快適に握持し、制御し、位置決めすることができる。その上、多方向に向いた縁28、40は、タンポンアプリケータ10の取出し中にタンポンアプリケータ10のよりよい制御をもたらす、増大した表面積を提供する。加えて、多方向に向いた縁28、40構造は、ユーザーが外側部材12上の把持を変更することなく挿入及び取出し方向の両方向において軸方向に把持する能力を提供するので、ユーザーはアプリケータを容易に操作し、制御し、位置決めすることができる。
各多方向に向いた縁28、42は、第1領域36及び第2領域38を包含する。多方向に向いた縁28、42は、外側部材12の内側部材の受入端部28から軸方向に延びる縦列又は横列を実質的になして配置されている。ユーザーによる多方向に向いた接触をもたらすために、多方向に向いた縁28、42の第1領域36は、第1の挿入方向において1以上の縦列をなして配置され、また多方向に向いた縁28、42の第2領域38において、取出し方向は第1方向と実質的に反対方向であり、1以上の残りの縦列をなしている。結果として、アプリケータと同一方向、即ち、アプリケータの挿入中の挿入方向及びアプリケータ10の取出し中の取出し方向に配置された多方向に向いた縁28、42の増大した表面積により、タンポンユーザーは、多方向に向いた縁28、42と自分の(1又は複数の)指を自然に接触させる。
ユーザーの指が挿入及び取出し方向の両方向において多方向に向いた縁28、42と接触するとき、ユーザーは、アプリケータの移動方向に配置されたそれら多方向に向いた縁28、42の結果として、その同一方向に強化された把持性を経験するばかりでなく、その反対方向に配置された把持構造体も追加の摩擦を提供し、それにより同様にアプリケータ10の把持性を強化する。結果として、多方向性把持構造体は、ユーザーが、快適且つ容易にアプリケータを挿入し、アプリケータからタンポン20を放出し、アプリケータを取出すことを確実にする。
多方向に向いた縁28、42の領域36、38は、全周を包囲してもよく、又は外側部材12、内側部材14の周囲の一部を包囲してもよい。非限定的な一例では、多方向に向いた縁28、42の領域36、38は、内側部材の受入端部28、第2端部26の周囲を囲んで不連続的に離間している。
ii.多方向に向いた縁領域の数、形状、及び大きさ
多方向に向いた縁28、42の領域36、38は、多方向に向いた縁28、42の領域36、38がユーザーと接触する構造体を生み出すことができる限りにおいて、いかなる数、形状、色、又は大きさでもあり得る。いかなる数の多方向に向いた縁28、42の区域36、38が用いられてもよい。領域36、38は、領域36、38が実質的に直線に類似していない限りにおいて、あらゆる数であり得る。非限定的な一例では、多方向に向いた縁42は、約100の領域36及び約100の領域38を有し得る。領域36、38は、そのような形状がタンポンアプリケータ10の挿入中及びタンポンアプリケータ10の引き抜き中に効果的に働いてユーザーと接触する限りにおいて、いかなる形状でもあり得る。領域36、38が示されているものの、これらは、いかなる所望の形状の突き出た区域に置き換えることもできる。領域36、38は、円弧、楕円形、円形、方形、台形、三角形、円錐形、アルファベット文字、及びこれらの組み合わせを包含するいかなる既知の三次元的幾何学形状であってもよいが、これらに限定されるものではない。その上、領域36、38の機構は、隆起、角錐、環、凹部、穴などの形を取ってもよい。非限定的な一例では、領域36、38は、2列のパターンを形成してもよい。別の非限定的な実施例では、図1Cに関して、多方向に向いた縁28の別の実施形態が示される。
本発明の一実施形態では、図1Aに図示されているように、多方向に向いた縁28、42は、弓形に形成された2つ又はそれ以上の領域36、38である。この形体では、弓形の領域36は、第1の挿入方向にあり、また弓形の区域38は、隣り合った縦列をなして第2の実質的に反対方向の第2方向にあり、それにより多方向に向いた縁28、42を提供する。各々の縦列において領域36、38の方向を互い違いにすることにより、各々の縦列において反対方向に縁部又は肩部が形成され、その結果、多方向に向いた縁28、42との効果的な接触と、アプリケータ10の挿入方向及び取出し方向の両方向における把持とを提供する。
複数個の区域は、各領域36、38が実質的に反対方向である限りにおいて、一直線の領域又はスリット36、38であり得る。各々の一直線の領域36、38は、各領域36、38が実質的に一直線状に横断するように形成される。しかし、領域36、38は、実質的に反対方向である。各領域36、38は、形成時に外側部材12の外側表面に関して突き出しているか又は引っ込んでいることができる。各々の縦列において一直線の領域36、38の方向を互い違いにすることにより、領域36、38は、各々の縦列において反対方向に形成され、その結果、アプリケータ10の挿入方向及び取出し方向の両方向において効果的な把持を提供する。一直線の領域36、38は、弓形の領域36、38の実施形態に関して上述したように、把持強化区域を生み出すのに適したあらゆる形体及びあらゆる数で配置されるか又はパターン化され得ることを理解されたい。
また、一直線の領域と弓形の領域のあらゆる組合わせを有する多方向に向いた縁28、42を有する、タンポンアプリケータが形成され得ることを理解されたい。これらの区域は、把持強化区域を生み出すのに適したあらゆる形体及びあらゆる数で配置又はパターン化され得る。
図1Aは互い違いの軸方向、即ち、挿入及び取出し方向に配置された領域36、38を有する各縦列を図示しているものの、2つ又はそれ以上の隣接する縦列が、実質的に反対方向に配置された多方向に向いた縁28、42を有する2つ又はそれ以上の次の隣接する縦列と同一方向に配置された多方向に向いた縁28、42を有するように、縦列を配置してもよい。多方向に向いた縁28、42の縦列は、好適な数の多方向に向いた縁28、42を互いに反対方向に配置して、挿入及び取出し方向の両方向において適切な軸方向把持能力を確保するように、あらゆるパターンで配置され得ることを理解されたい。
多方向に向いた縁28、42は、アプリケータの外側部材及び/又は指把持区域34の周囲を仮定して、あらゆる数の実用的な縦列をなして配置されてもよいことを理解されたい。ある所与の実質的な縦列をなした各多方向に向いた縁28、42は、大きさ、寸法及び/又は形状の点で、その同一の縦列における他の把持構造体とはわずかに異なっていてもよいことも理解されたい。一実施形態では、多方向に向いた縁28、42は、約4〜約8の縦列をなして配置された2つ又はそれ以上の多方向に向いた縁28、42を有する。より小さい数、即ち、約4つの縦列が使用されるとき、縦列は、正反対に対向する縦列が、同一方向に配置された多方向に向いた縁28、42を有するように配置されてもよい。図3Aに関して、非限定的な一実施形態では、多方向に向いた縁28及び/又は多方向に向いた縁42に関する2つの縦列が示される。そのような配置は、ユーザーの指が、アプリケータの意図された方向に配置された多方向に向いた縁28、42と接触するように自然に促す。これは、アプリケータの更なる使いやすさを消費者にもたらす。
図3Bに関して、多方向に向いた縁28、42の領域36、38は、いかなる大きさであってもよい。領域36、38の大きさは、質感及び/又は材料により増大し得る。各領域36、38は、好ましくは約0.2mm〜約63mmの幅寸法Wを有する。より好ましくは、各領域36、38は、約3.81mm〜約6.35mmの幅寸法Wを有する。加えて、各領域36、38は、約0.254mm〜約1.524mm、及びより好ましくは約0.508mm〜約0.762mmの高さ寸法Hを有する突き出た縁部又は肩部を形成し得る。高さ寸法Hは、外側部材12の平面より上又はそれより下で測定される。換言すれば、高さ寸法Hは、外側部材12の外側表面から領域36、38の最高点まで測定され得る。別の実施形態では、多方向に向いた縁28、40(参照番号40について図2を参照)の高さ寸法Hは、内側/外側部材12、14(参照番号14について図2を参照)から少なくとも約0.1mmだけ、より好ましくは少なくとも約1mmだけ、及び最も好ましくは少なくとも約10mmだけ外向きに突出することができる。この外向きの突出は、タンポンアプリケータのようなアプリケータの少なくとも1つの部材に快適な仕上げ縁部を設けるのに有用である。
図1Aに関して、多方向に向いた縁28は、外側部材12の最小内径よりも大きい最大外径を有し得る。同様に、多方向に向いた縁42は、内側部材14の最小内径よりも大きい最大外径を有し得る。あるいは、外側部材12が円筒形であって、外側部材12が多角形断面を有する一対の管状部材では、外側部材12の多方向に向いた縁28は、その中心軸を通る外側部材12の最小内寸よりも大きい最大外径を有すべきである。あるいは、内側部材14が円筒形であって、内側部材14が多角形断面を有する一対の管状部材では、内側部材14の多方向に向いた縁42は、その中心軸を通る内側部材14の最小内寸よりも大きい最大外径を有すべきである。
特定の管形状は重要ではないものの、多方向に向いた縁42がストッパーを提供するためには、外側部材12の少なくとも一部で干渉を生み出さなければならない。多方向に向いた縁42及び/又は内側部材14の長さは、ユーザーがタンポンアプリケータ10の中身が完全に放出されたときを決定できるようにするためのストッパーを提供し得る。この機構はまた、内側部材14が外側部材12を通って押し出されるか又は引き出され、体腔内に置き去られることを防ぐ。この干渉は、いかなる数の方法でも達成できる。好ましくは、干渉は、多方向に向いた縁42の少なくとも一部が外側部材12の内寸により画定される区域より上に突き出なければならないように、多方向に向いた縁42を構成することによって達成される。例えば、一対の円筒形の管状部材では、内側部材14の多方向に向いた縁42は、外側部材12の最小内径よりも大きい最大外径を有すべきである。あるいは、内側部材14が円筒形であり、外側部材12が多角形断面を有する一対の管状部材では、内側部材14の多方向に向いた縁42は、その中心軸を通る外側部材12の最小内寸よりも大きい最大外径を有すべきである。内側部材14が方形断面を有して、外側部材12が円筒形である更に別の代替法では、多方向に向いた縁42の辺の最大長さは、外側部材12の内径により画定される円の対応する弦よりも長い。用語「直径」は、本明細書及び特許請求の範囲で使用するとき、図又は本体の中心を通過する弦、つまり物体の中心を通る直線の長さを意味する。
iii.多方向に向いた縁の接合
多方向に向いた縁28、40は、当該技術分野において既知のあらゆる方法で、外側部材12、内側部材14に接合されるか、又は外側部材12、内側部材14に形成され得る。多方向に向いた縁28、40はまた、例えば、多方向に向いた縁28、40と外側部材12、内側部材14をワンピースとして成形することにより、外側部材12、内側部材14と一体であり得る。非限定的な一例では、多方向に向いた縁28、40は、部品を互いにパチンと嵌める摩擦ばめ、糊付け、及び/又は溶融により、外側部材12、内側部材14に接合され得る。
B.タンポンアプリケータの材料
本発明のアプリケータデバイスは、当業者に一般に既知の材料で作製され得る。アプリケータは、射出成形可能な又は吹込み成形可能なプラスチックのようなプラスチック、米国特許第5,910,520号(ダビ(Dabi)ら)(参考として本明細書に組み込まれる)に開示されたもののような生分解性プラスチック、又は厚紙であってもよい。タンポンアプリケータに用いられる厚紙は、単層の厚紙材料であり得、又は様々な層に関する多くの利益をもたらすための複数個の積層された層であり得る。管状要素の形成に有用な厚紙紙料としては、限定されないが、板紙、厚紙、カップ紙料、紙などが挙げられる。積層された厚紙材料としては、挿入及び引き抜き中にユーザーへの快適性を増すのに有用な場合のある、プラスチック、ワックス、シリコーンなどの表面層又はコーティングを挙げてもよい。プラスチックコーティングとしては、限定されないが、ポリオレフィン、例えばポリエチレン及びポリプロピレン、ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリカプロラクトン、ポリビニルアルコール、エチレンビニルアセテートコポリマー、セロファンなどを挙げてもよい。
好ましい管状要素材料としては、積層された厚紙が挙げられる。好ましい積層された厚紙としては、プラスチック積層されるか又はプラスチックコーティングされた厚紙材料が挙げられる。これらのプラスチック積層された厚紙材料は、接着剤層、結合層(tie layers)など、追加的な層を包含する。
タンポンアプリケータに有用な管状要素の典型的な寸法としては、約5〜8cmの長さ、約8〜20mmの直径、及び約0.1〜0.6mmの厚さが挙げられる。好ましくは、内側管状要素の直径は、図1Aに示されるように外側管状要素の中の内側管状要素の入れ子式配置を可能にさせるために、外側管状要素の直径よりも小さい。アプリケータは、次の非限定的プロセス:米国特許第5,346,468号に開示されているような螺旋巻き、米国特許第4,508,531号に開示されているような回旋巻き、及び米国特許第4,755,164号に開示されているようにマンドレルの周りでシート形成した後に重なり合った継ぎ目を封止することにより作製され得る。
前述の明細書及び図面は、単に本発明の実例に過ぎず、本発明を開示した実施形態に制限することを意図するものではない。当業者に明白な変形及び変更は、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の範囲及び本質内であることを意図する。
本発明の「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の実施形態を説明し記載してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変形及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
本発明のタンポンアプリケータの斜視図。 本発明のタンポンアプリケータの代替の実施形態の斜視図。 本発明のタンポンアプリケータの代替の実施形態の斜視図。 タンポンアプリケータの内側部材の斜視図。 本発明のタンポンアプリケータの代替の実施形態の斜視図。 タンポンアプリケータの外側部材の斜視図。

Claims (10)

  1. タンポンアプリケータの外側部材であって:
    a)挿入端部を備え、前記タンポンアプリケータの外側部材は、
    b)多方向に向いた縁を有する内側部材の受入端部によって特徴付けられる、タンポンアプリケータの外側部材。
  2. 前記多方向に向いた縁が第1領域及び第2領域を含み、前記第1領域は第1方向を向いており、前記第2領域は第2方向を向いており、前記第1方向は前記第2方向と実質的に反対方向である、請求項1に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  3. 前記第1領域が第1形状を有し、前記第2領域が第2形状を有する、請求項1又は2に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  4. 前記第1領域の前記第1形状及び前記第2領域の前記第2形状が、同一の形状を有する、請求項3に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  5. 前記第1領域の前記第1形状及び前記第2領域の前記第2形状が、異なる形状を有する、請求項3に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  6. 前記第1領域の前記第1形状が、円弧、直線、楕円形、円形、方形、台形、三角形、円錐形、アルファベット文字、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されたものであり、前記第2領域の前記第2形状が、任意で、円弧、直線、楕円形、円形、方形、台形、三角形、円錐形、アルファベット文字、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されたものである、請求項3〜5に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  7. 前記第1及び第2領域が、波形、花形、楕円形、円形、方形、台形、三角形、円錐形、アルファベット文字、及びこれらの組み合わせから成る群から選択されるパターンで配置される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  8. 前記第1領域が、少なくとも約0.2mmである幅を有し、好ましくは、前記第1領域が、少なくとも約0.1mmである高さを有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  9. 前記第2領域が、少なくとも約0.2mmである幅を有し、好ましくは、前記第2領域が、少なくとも約0.1mmである高さを有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
  10. 前記タンポンアプリケータの外側部材が、プラスチック、ワックス、シリコーン、バイオポリマー、セロファン、ニトロセルロース、紙、紙積層体、ラッカー、エポキシ、及びそれらのいずれかの組み合わせから成る群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載のタンポンアプリケータの外側部材。
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