JP2009500025A - invitroタンパク質合成の精度を改善するためのLepAの使用 - Google Patents

invitroタンパク質合成の精度を改善するためのLepAの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、in vitroでタンパク質を合成するための方法、系、組成物およびキットに関し、その際、タンパク質合成の精度を改善するために、タンパク質合成をリボソーム因子LepAの存在下で実施する。

Description

本発明は、in vitroタンパク質合成のための方法、系、組成物に関し、その際、タンパク質合成は、タンパク質合成の精度を顕著に改善するために、リボソーム因子LepAの存在下で実施される。
タンパク質のin vitro合成のための系は、商業的に提供されており、かつタンパク質の構造的および機能的研究のための重要なツールである。これらの系の利用例は、in vivoでの発現が難しいであろう毒性タンパク質の合成、培養が困難であろう有機体由来の異種タンパク質を発現させて、結晶化するか、および/または、機能的研究を実施するため、重水素化されたタンパク質の合成、NMR構造決定のための溶液中への13Cおよび15Nの組み込み、人工的アミノ酸、たとえばセレノメチオニンの、結晶化または医薬適用のための特定タンパク質部位での組み込み等を含む。
タンパク質合成のための最も包括的かつ効率的なin vitro系は、バクテリア細胞サイセートを含む結合した転写/翻訳系であり、この場合、この系は、たとえば、T7ポリメラーゼおよびT7プロモーター下で遺伝子を包含するプラスミド、たとえば、Roche RTS 100 E. coli HY Kit、Roche RTS 500 E. coli HY Kit、Promega TNT Quick 結合した転写/翻訳系ならびに環状DNAのためのPromega E. Coli T7 S30エクストラクト系等である。その際、T7転写プログラム翻訳装置は、ライセート1ml当たり7mgまでの合成タンパク質収量に達する。
近年入手可能な系の主な欠点は、タンパク質の製造における低い精度であり、すなわち、特異なタンパク質の活性画分が、得られるタンパク質の全タンパク質画分の30%と低く、それ故、後の分子分析のためのこれらのタンパク質生成物の使用を危うくする。驚くべきことに、リボソーム因子LepAの添加によって、タンパク質収量に多大な影響を及ぼすことなく、約100%まで合成タンパク質の精度を改善する。
したがって、本発明の第一の態様は、翻訳系、特に細菌翻訳系によるin vitroでのタンパク質合成の方法に関し、その際、タンパク質合成が、リボソーム因子LepAの存在下で実施される。
本発明の他の態様は、リボソーム因子LepAを含むin vitro 翻訳系に関する。
さらに本発明の他の態様は、リボゾーム因子LepAを含むタンパク質のin vitro合成のための試薬組成物またはキットに関する。
さらに本発明の他の態様は、タンパク質合成の精度を高めるための、リボソーム因子LepAの使用である。
LepAは、G−タンパク質として同定され、かつ生物学上知られている最も保存的なタンパク質の一つである(Genebank Swiss-Prot:大腸菌由来のLepA: Entry name LEPA_ECO57; Primary accession number 60787; Genebank UniProt/TrEMBLヒト由来のLepAオルソロガス:Entry name Q5XKM8JHUMAN; primary accession number Q5XKM8; protein name:5 FLJ 13220)。EF−Tuに関して(古細菌および真核細菌EF1A中)、LepAは、48〜85%のアミノ酸同一性を有するよく知られた2番目に最も保存的なタンパク質である(Caldon et al., 2001)。配列の比較は、これが5個のドメインから成ることを示し、その最初の4個は、それぞれ伸長因子EF−Gのドメイン1〜3および5に相当する。さらに、LepAは、任意の公知のタンパク質との配列相同性のない高く保存的なC−末端ドメインを有する。
本発明の実施例において示されるように、LepAは、特にin vitro 翻訳系において、タンパク質合成の精度を改善することが可能なリボソーム因子である。
翻訳系は、任意の標準的な細胞不含の翻訳系、たとえば細菌系であり、この場合、これは、LepAにより補われる。系は、(a)合成されるべきタンパク質をコードする翻訳可能なRNAおよび(b)細胞翻訳装置の成分を含有する細胞不含の調製物を含む。好ましくは、系は、結合した転写/翻訳系である。転写/翻訳系は、好ましくは(a1)発現制御配列と操作的に結合する合成すべきタンパク質をコードするテンプレート核酸、(a2)核酸(a1)から翻訳可能なRNAを製造する能力を有するポリメラーゼおよび(b)を含み、これによって、翻訳可能なRNAを転写によって得ることができる。系は、原核細胞系または真核細胞系であってもよく、好ましくは原核細胞系である。
系は、合成すべきタンパク質をコードする翻訳可能なRNAおよびRNAを翻訳することが可能な細胞翻訳装置の成分を含む。好ましくは、この系はさらに、翻訳可能なRNAを、たとえば転写または複製によって得ることが可能なテンプレート核酸を含む。好ましい実施態様において、テンプレート核酸は、DNA−分子、たとえば発現制御配列に操作的に結合された合成すべきタンパク質をコードするプラスミドである。核酸は、核酸を転写する能力を有するDNA−依存型RNAポリメラーゼにより発現される。一方で、核酸は、RNA−依存型RNAポリメラーゼまたはレプリカーゼによって複製されてもよいRNAであってもよい。翻訳可能なRNAは、原核または真核細胞の翻訳シグナルを包含し、この場合、これは、系中に存在する翻訳装置の成分によって認識される。
好ましい実施態様において、翻訳制御配列は、異種プロモーター、たとえばT7または関連するプロモーター、たとえばSP6プロモーターであり、かつポリメラーゼは、異種ポリメラーゼ、たとえばT7 RNAポリメラーゼまたは関連するポリメラーゼ、たとえばSP6 RNA−ポリメラーゼである。
二者択一的に、プロモーターは、固有の細胞プロモーターであってもよく、かつポリメラーゼは、固有の細胞DNA−依存型RNAポリメラーゼであってもよい。
in vitro 系における細胞翻訳装置の成分は、好ましくは、翻訳−コンピテント細胞エクトラクトによって提供される。細胞エクストラクトは、好ましくは細胞ライセート、より好ましくは原核細胞、たとえばE.Coliまたは他の細菌性グラム陰性原核細胞またはグラム陽性原核細胞、たとえばB.subtilis細胞由来のエクストラクトまたはライセートである。
前記成分に加えて、系は、翻訳および場合によっては転写または複製のために必要とされる通常の成分を含有していてもよく、たとえばRNA合成のためのリボヌクレオチド、タンパク質合成のためのアミノ酸、適した生物学的エネルギー源、たとえばATP、アセチルホスフェート、ホスホエノルピルベートおよびピルベートキナーゼならびに同様の系である。
転写/翻訳系を補うために使用されるリボソーム因子LepAは、原核または真核細胞(たとえばミトコンドリア)LepA、好ましくは原核細胞LepAであり、たとえばE.Coli由来のLepAタンパク質であってもよい。LepAタンパク質は、好ましくは、系に対して同種成分として添加される。これは、固有の細胞または組み換えの過剰生産細胞から精製された単離されたタンパク質として添加されてもよいか、あるいは、部分的に精製された細胞画分として添加してもよい。さらに本発明は、機能的LepAフラグメントまたは変異体、たとえば、エラー防止においてなおも活性のリボソーム依存型GTPアーゼ活性を有するLepAフラグメントまたは変異体の使用を包含する。さらに本発明は、突然変異により改変された伸長因子EF−GおよびLepA活性を示すEF−Gのフラグメントを包含する。
合成中のLepAの量は広範囲で可変であってもよく、これにより、タンパク質合成の効率を顕著に減少させることなく、タンパク質合成の精度における有利な効果が得られる。たとえば、原核細胞系において、LepAは、系中に存在する70Sリボソームサブユニットの量に対して約0.05:1〜約0.6:1、好ましくは約0.1:1〜約0.5:1、最も好ましくは約0.3:1〜約0.4:1のモル比で添加する。
本発明の方法、系および試薬キットは、in vivoでの毒性タンパク質の合成、培養が困難な有機体由来のタンパク質発現、あるいは、同位元素および/または人工的アミノ酸を含有するタンパク質の発現に特に適している。
さらに、本発明は、以下の例および図面によってさらに詳細に説明することができる。
図面の説明
図1:種々の条件下でのBL21株のE.Coli細胞のための成長曲線、この場合、この条件は、右側で、曲線と同じカラーコードで示す。矢印は、誘導物質IPTGの添加を示す。
図2:EF−G(黒塗り四角で示す)およびLepA(黒塗り菱形で示す)のリボソーム依存型GTPアーゼ。それぞれの因子の濃度は一定に0.2μMに保持した。
図3:種々のリボソーム状態のピューロマイシン反応。+:P−tRNAのペプチジル残基が、ペプチジルトランスフェラーゼ中心のAサイトにおいてピューロマイシンマイシンに移行している;−:ピューロマイシンに対する移行は生じていない。
図4:LepAは逆転座を誘導する(re−TL)。青色の線は、逆DNA転写であり、この場合、これは、転座(第3スポット)前のリボソームの位置を示し、第4スポットでは、転座反応により3個のヌクレオチドの位置はより短くなる。最後のスポットは、後転座状態に対してLepA添加した後の逆転座を示す。
図5:Aは、天然ゲル中での蛍光バンドにより示された活性GFPの合成を示す。Bは、SDSゲル中のGFPバンドのスキャニングから誘導された全合成を青色の線で示す。ピンクの線は、天然ゲル(A)中のGFPの蛍光バンドから誘導された量を示し、緑色のバンドは、合成されたGFPの活性画分を示す。Bは、LepAの増加した量の存在下でのルシフェラーゼの活性画分であり、Cは、GFP(左)およびルシフェラーゼ(右)の活性画分上でのLepA効果を比較した(ピンク、LepA:70S=0.3:1)。

E.Coli染色体からLepA遺伝子を取り出し、かつプラスミドpET14b中でクローニングし、この場合、これは、T7プロモーターの制御下であって、かつHis−tagをタンパク質のN−末端に添加した。最初に、E.Coli細胞BL21(DE3)physSの成長におけるLepAの過剰発現の効果を、製造元の教示(Novagen)にしたがって測定した。図1は、LepA発現の誘発がなくても、成長は専ら延長されたlag相後に開始され、かつ、コントロール株と比較して早期に静止相に入ることを示す。これは、E.Coli発現株中において、T7ポリメラーゼが漏出性LacZプロモーターの制御下にあることにより予測され、したがって、IPTG誘発なしでプラスミドからのLepAの発現が可能である。成長抑制効果はLepA発現のIPTG誘発後にはより激しい。
成長はより低い細胞密度において停止し、この場合、これは、LepAの過剰発現が細胞に対して致命的であることを証明する。次にLepAタンパク質を、発現誘発後に単離し、かつ、溶解可能なタンパク質を、固有の条件下でNi2+カラムを介して精製し、その後に種々の機能的アッセイ中で試験した。最初の機能的分析は、{Dasmahapatra, 1981 #14727}にしたがうLepAの考えられるリボソーム依存型GTPアーゼ活性の試験であり、この場合、これは、{Dinos, 2004 #14684}中で記載されたバッファー系を含む。LepAが、EF−G遺伝子からの進化的子孫(a evolutionary offspring)であろうことから、LepAGTPアーゼ活性と最も強いリボソーム依存型GTPアーゼ活性の一つを有することが知られているEF−Gのその活性とを比較した。図2は、LepAがリボソーム依存型GTPアーゼ活性を有するのみならず、またその活性がEF−Gのものに少なくとも匹敵する強さであることを示した。リボソームと結合した場合にのみ、LepAがオキサゾリジノンと架橋する(see Colca et al., 2003)というMankinらによる間接的証拠を除き、我々のデータは、LepAが実際にリボソーム因子であることについての最初の強力な証拠を提供する。コントロール試験は、LepAが、リボソーム上でEF−GのようにtRNA・mRNA複合体を転座することができないことを示す。
次の試験は驚異的であり、かつ、LepAの機能の最初の示唆を与えるものである:ペプチジルtRNAの類似体はPサイトに存在し、かつ隣接するEおよびAサイトには存在せず(リボソーム機能的状態はPi状態と呼称され、その際、iは開始である)、LepAは、{Dinos, 2004 #14684}に記載されたバッファー系において、ピューロマイシン反応に何ら影響せず({Bommer, 1996 #11801}による)、すなわち、LepAは、PサイトtRNAのアミノアシル部分の、ペプチジルトランスフェラーゼ中心のリボソームAサイト中で結合する抗生物質ピューロマイシンへの移行を妨げるものではない。対照的に、後転座状態においては、LepAは、ピューロマイシン反応を阻害する(図3)。
より複雑なジペプチド分析(たとえば、Marquez et al., 2004参照)を用いて、これらの発見が確認される。この結果に関する専ら考えられる説明は、LepAが、いわゆる「逆転座」を誘発することであり、これによってtRNAsが、PおよびEサイトからAおよびPサイトに戻り、それによって、AサイトtRNAがピューロマイシンの結合部位を占めることから、ピューロマイシン反応が妨げられる。
この解釈の直接的な試験は、種々のリボソーム機能状態を用いての、リボソームに対するmRNAの位置におけるLepAの効果の測定である。この方法は、「フットプリンティングアッセイ(footprinting assay)」と呼称され、{Connell, 2002 #13483}に記載された逆転写を用いる。このアッセイは、リボソームのmRNA下流における固定点から、リボソームへの距離(mRNAに対して補完的なDNAプライマーにより定められる)を測定する。リボソームが転座する場合には、その距離は短くなり、それというのもmRNAがリボソーム中に動き(5’方向)、その一方でリボソームが逆転座する場合には、距離は増加する。これは、図4に例証されている。LepAを後転座状態でリボソームに添加する場合には、この距離は長くなる(E)。したがって、LepAは、すべての他の公知の転座因子と比較して明らかに独特の機能を有しており、それというのも逆転座を誘発するためである。
この驚異的な逆転座活性の機能とはなにか。図5Bには、考えられる答えが提供されている。これは、結合した転写/翻訳系中でのGFP合成におけるLepAの効果を示す。X軸の0において、100%の値(青色の線)は、SDSゲル電気泳動のGFPバンド強度から誘導された全合成を示す。また、ピンクの点は、X軸の0において、図5A中に示された固有のゲル電気泳動で測定された合成GFPの活性量を示す(活性画分は、{Dinos, 2004 #14684}により測定された)。試験において、合成GFPの活性画分は、LepA不含下で約50%である(緑の線)。70Sに対して0.2:1のモル比でのLepAの添加は、約20%の全収量のわずかな減少を示すが、活性画分の増加は〜100%までである。さらなるLepAの添加は、タンパク質合成を比例して阻害し、最終的には完全に遮断する(リボソーム当たり>1 LepA)。
このin vitroでの結果は、in vivoで観察された致死的効果に一致する(図1参照)。特に興味深く/重要であるのは、タンパク質合成の減少中におけるすべてのポイントで、合成されたGFPは100%活性であることである(図5B中、緑の線)。
要約および考察
結果は、(i)G−タンパク質LepAが、少なくともEF−Gに匹敵する強さのリボソーム依存型GTPアーゼを含むリボソーム因子であることを証明した。EF−Gに対する構造的関連性にもかかわらず、これは、tRNA・mRNA複合体を転座することはできない。実際に、LepAは逆反応、すなわち、逆転座を誘発し、この場合、これは、逆転座を防止する「ドアストップ」として作用するであろうEF−GドメインIVの欠失におそらく関連する。LepAは、近年の結合した翻訳系の最も重要な欠点、すなわち、近年の系の精度の欠点を排除する:不活性画分は、全体として合成されたタンパク質の70%の大きさであってもよい。
LepAの適した量の添加によって全合成はわずかに減少するが、しかしながら、活性画分はほぼ100%に増加する。これは、合成タンパク質の構造が、結晶化を介してか、あるいは、NMRのために同位元素、たとえば13Cまたは15Nで合成タンパク質を標識した後に測定されるべき場合には重要である。同様に、合成タンパク質の画分の分析は、観察下においてタンパク質の不活性画分の大きさによって極めて困難となる。これらの欠点は、本発明により解消された。
参考文献
Figure 2009500025
種々の条件下でのBL21株のE.Coli細胞のための成長曲線を示す図 EF−G(黒塗り四角で示す)およびLepA(黒塗り菱形で示す)のリボソーム依存型GTPアーゼを示す図 種々のリボソーム状態のピューロマイシン反応を示す図 LepAによる逆転座の誘導(re−TL)を示す図 LepAの存在下での活性GFPの合成を示す図 LepAの存在下でのルシフェラーゼの活性画分を示す図 GFP(左)およびルシフェラーゼ(右)の活性画分上でのLepA効果を比較する図

Claims (18)

  1. 翻訳系により、in vitroでタンパク質を合成するための方法において、タンパク質合成を、リボソーム因子LepAの存在下で実施することを特徴とする、翻訳系により、in vitroでタンパク質を合成するための方法。
  2. 翻訳系が、(a)タンパク質をコードする翻訳可能なRNA;および(b)細胞翻訳装置の成分を含む細胞不含の調製物を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 翻訳系が、原核細胞系である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 細胞不含の調製物が細胞エクストラクト、特に細胞ライセートである、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 細胞エクストラクトが、原核細胞、特にE.Coli細胞由来のエクストラクトである、請求項4に記載の方法。
  6. 系が、結合した転写/翻訳系である、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 転写/翻訳系が、(a1)発現制御配列に対して操作的に結合された合成すべきタンパク質をコードする核酸;(a2)核酸から翻訳可能なRNAを製造する能力を有するポリメラーゼおよび(b)細胞翻訳装置の成分を含有する細胞不含の調整物を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 発現制御配列が、異種プロモーター、たとえばT7または関連するプロモーターであり、かつ、ポリメラーゼが異種ポリメラーゼ、たとえばT7 RNAポリメラーゼまたは関連するRNAポリメラーゼであるか、あるいは、発現制御配列が、固有の細胞性プロモーターであり、かつ、ポリメラーゼが、固有の細胞DNA−依存型ポリメラーゼである、請求項7に記載の方法。
  9. 合成を、原核細胞LepAの存在下で実施する、請求項1から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. LepAが、E.Coli由来である、請求項9に記載の方法。
  11. LepAが、系中に存在する70Sリボソームサブユニットに対して、約0.05:1〜約0.6:1のモル比で存在する、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 添加されたリボソーム因子LepAを含む、in vitro翻訳系。
  13. (a)発現制御配列に対して操作的に結合した合成すべきタンパク質をコードする翻訳可能なRNA;(b)細胞翻訳装置の成分を含む細胞不含の調製物、および(c)添加されたリボソーム因子LepAを含有する、請求項12に記載の系。
  14. 結合した転写/翻訳系である、請求項12または13に記載の系。
  15. 添加されたリボソーム因子LepAを含む、タンパク質のin vitro合成のための試薬組成物またはキット。
  16. タンパク質合成の精度を高めるための、リボソーム因子LepAの使用。
  17. in vitro系における、請求項16に記載の使用。
  18. in vitroの結合した転写/翻訳系における、請求項16または17に記載の使用。
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Nöldeke Towards the structural characterisation of AHK5, an Arabidopsis RedOx sensor and structural studies on the bacterial cell wall modifying enzyme GatD/MurT

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