JP2009303139A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体撮像装置において画素欠陥の補正および/あるいはノイズ抑圧の動作を行う際に解像度の低下を避ける。
【解決手段】光電変換を行うm×n画素の受光領域501と、受光領域の画素毎に光電変換したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器403と、を具備し、A/D変換器の出力信号が処理されたデジタル映像信号を順次出力する固体撮像装置において、受光領域内のp×q画素の第1領域に含まれる複数の同色デジタル信号を得るとともにその中から第1領域内の中央画素の欠陥を検出して補正する、もしくは、中央画素のノイズを抑圧する画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路500と、受光領域内のr×s画素の第2領域に含まれる複数の異色デジタル信号を得るとともにその中から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出して解像感の復元を行う解像感復元回路550とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固体撮像装置に係り、特に解像感の復元システムを構成するために混載されるロジック回路に関するもので、例えばCMOSセンサなどのデジタル映像信号を出力する固体撮像装置に使用されるものである。
従来の固体撮像装置は、画素欠陥補正とノイズ抑圧を同時に行うロジック回路が混載されているものがある。このロジック回路は、例えば、5×5=25画素の領域に含まれる3×3=9個の同色画素のデジタル信号から中央画素の画素欠陥を検出補正し、併せて中央画素のノイズ抑圧を行う。しかし、上記したような画素欠陥の補正およびノイズ抑圧の動作は、結果的にデジタル映像信号の狭帯域化が施される演算処理を行うので、その分の解像度の低下は避けられないことが問題点となっている。
一方、従来の固体撮像装置は、中央画素のノイズ抑圧を行うロジック回路が混載されているものがある。このロジック回路は、例えば、5×5=25画素の領域に含まれる3×3=9個の同色画素のデジタル信号から中央画素のノイズ抑圧を行う。しかし、このようにノイズ抑圧を行う動作でも、結果的にデジタル映像信号の狭帯域化が施される演算処理を行うので、その分の解像度の低下は避けられない。
なお、特許文献1には、画素欠陥補正とノイズ抑圧を行うロジック回路を搭載した固体撮像装置が開示されている。
特開2007−335991号公報
本発明は上記従来の問題点を解決すべくなされたもので、画素欠陥の補正および/あるいはノイズ抑圧の動作を行う際に解像度の低下を避けることが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の固体撮像装置は、光電変換を行うm×n画素(m,nは任意の整数)の受光領域と、前記受光領域の画素毎に光電変換したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、を具備し、前記アナログ/デジタル変換器の出力信号が処理されたデジタル映像信号を順次出力する固体撮像装置において、前記受光領域内のp×q画素(p,qは任意の整数)の第1領域に含まれる複数の同色デジタル信号を得るとともにその中から前記第1領域内の中央画素の欠陥を検出して補正する、もしくは、前記中央画素のノイズを抑圧する第1の信号処理手段と、前記受光領域内のr×s画素(r,sは任意の整数)の第2領域に含まれる複数の異色デジタル信号を得るとともにその中から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出して解像感の復元を行う第2の信号処理手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の固体撮像装置によれば、画素欠陥の補正および/あるいはノイズ抑圧の動作を行う際に解像度の低下を避けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。この説明に際して、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の固体撮像装置の第1の実施形態に係るCMOSイメージセンサを示すブロック図である。このCMOSイメージセンサは、画素欠陥補正とノイズ抑圧を同時に行う画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路に解像感復元回路を組み合わせた構成を有する。
図1中、501は光電変換を行うm×n画素(m,nは任意の整数)の受光領域であり、画素毎に光電変換したアナログ信号502を出力する。503はアナログ信号502をaビット幅のデジタル信号504に変換するA/D変換器(ADC)であり、このデジタル信号504は画素欠陥補正とノイズ抑圧を同時に行う画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路500に入力する。
画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路500において、505はデジタル信号504が入力する4Hラインメモリであり、同時化された5ライン(0H〜4H)の信号506〜510を出力する。511は第1の非線形処理器(プリγ補正器)であり、3ラインの信号506,508,510が入力し、プリγ補正を行い、bビット幅のノンリニア信号512〜514を出力する。
515は第1のシフトレジスタであり、信号512〜514が入力し、9画素分の同色信号516〜524を出力する。525は並べ替え回路であり、同色信号516〜524が入力し、これを並べ替えてノンリニア信号526〜534を出力する。
535は画素欠陥判定回路(キズ判定回路)であり、並べ替え結果のノンリニア信号526〜534が入力し、画素欠陥の判定結果の信号536を出力する。具体的に述べると、キズ判定回路535は、同色3×3=9画素の中央が、正常であるか、白キズであるか、黒キズであるかを判定し、3通りの判定結果を出力する。
537は選択器であり、同色信号516〜524のうちの中央の信号520およびキズ判定回路535から代用信号が入力し、この中央の信号520または代用信号を判定結果の信号536に基づいて選択し、画素欠陥補正後のノンリニア信号538を出力する。具体的に述べると、選択器537は、キズ判定回路535による3通りの判定結果に基づいて、3通りの信号を出力する。すなわち、中央画素が正常である場合には中央の信号520をそのまま出力し、中央画素にキズがある場合には中央の信号520を8周辺画素のうちの1つの画素の信号で置換することにより補正する。この場合、キズが白キズであるなら白キズの代用信号と置換し、キズが黒キズであるなら黒キズの代用信号と置換する。すなわち、例えば同色9画素中の2画素のキズまで許容するシステムの場合、白キズが1個目であれば並べ替え後の信号527を白キズの代用信号として流用し、白キズが2個目であれば並べ替え後の信号528を白キズの代用信号として流用する。そして、黒キズが1個目であれば並べ替え後の信号533を黒キズの代用信号として流用し、黒キズが2個目であれば並べ替え後の信号532を黒キズの代用信号として流用する。
539は減算器であり、並べ替え結果のノンリニア信号526〜534のうちの中央の信号530および画素欠陥補正後のノンリニア信号538が入力し、その減算処理を行うことにより負のノイズ成分540を出力する。541は振幅制限回路であり、負のノイズ成分540の振幅制限処理を行う。
542は第1の乗算器であり、振幅制限回路541の出力に第1の乗算係数555を乗算する。543は第1の加算器であり、画素欠陥補正後のノンリニア信号538に第1の乗算器の出力を加算することによりノイズ抑圧されたデジタル映像信号544を出力する。
545は第2の非線形処理器(逆γ補正器)であり、ノイズ抑圧後のデジタル映像信号544に対して逆γ補正を行うことにより、ノイズ抑圧後のaビット幅のリニア信号546を出力し、第2の加算器558へ供給する。
一方、解像感復元回路550において、551は第2のシフトレジスタであり、同時化された5ラインの信号506〜510が入力する。552は空間BPF(バンドパスフィルタ)であり、第2のシフトレジスタ551から取り出された所要のデジタル信号群が入力し、高周波成分553を抽出する。554は第2の乗算器であり、空間BPF552の出力に第2の乗算係数555を乗算し、解像感復元信号556を出力し、第2の加算器558へ供給する。第2の加算器558は、ノイズ抑圧後のaビット幅のリニア信号546に解像感復元信号556を加算して出力する。
557は4入力選択器であり、4つの乗算係数(B係数、Gb係数、Gr係数、R係数)入力から垂直インデックスLIおよび水平インデックスCSに基づいて第2の乗算係数555を選択する。
図2(a)は、図1中の受光領域501の一部の領域を取り出して色フィルタ配列の一例として4色画素の格子状(原色ベイヤー)配列の一例を示す。この例では、撮像素子が2×2=4色の画素(R,Gb,Gr,B)を有し、4色の画素が格子状に繰り返し配列された一般的な構成を示した。図2(b)は、図2(a)の領域内の中央画素Rに含まれるべき高周波成分(解像感情報)553を得るための空間BPFの空間係数(固定係数)の一例を示す。
次に、図1のCMOSイメージセンサの動作を説明する。m×n画素の受光領域501で光学像が光電変換され、画素毎に異なるアナログ信号502が生成される。アナログ信号502は、ADC503でaビット幅(通常、a=10〜12)のリニア映像信号504に変換される。
デジタル信号504は、画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路500で画素欠陥補正・ノイズ抑圧のために各種の補正演算が施される。まず、デジタル信号104は、色信号の復元に必要な5画素分の信号を得るために4Hラインメモリ505に入力され、5Hの信号が同時化された5ラインのリニア映像信号506〜510が得られる。
この5ラインのデジタル信号506〜510の内、同色3ラインのリニア映像信号506,508,510は、各々別々に第1の非線形処理器511で「プリγ補正」と呼ばれる非線形処理が施されることによって、黒付近が伸張され、白付近が圧縮されたbビット幅の非線形なデジタル信号(ノンリニア映像信号)512〜514に変換される。この非線形処理は、後段の信号処理において施される「γ補正」を考慮し、予め黒付近の信号に対して画素欠陥補正とノイズ抑圧を強めに施すために実施される。
ノンリニア映像信号512〜514は、第1のシフトレジスタ515を通ることにより、3×3=9個の同色画素のノンリニア映像信号516〜524が抽出される。このノンリニア映像信号516〜524のうちの520が中央画素に対応する。ここで、図1中の同色画素のノンリニア映像信号516〜524の空間配置を図9(a)に示す。
このノンリニア映像信号516〜524は、並べ替え回路525により図9(b)に示すように信号の大小順に並べ替えが行われ、ノンリニア映像信号526〜534となる。図9(b)中、[ ]内の数字は信号値の一例を示す。
大小順に並べ替えられたノンリニア映像信号526〜534の中央の信号530は、メディアンフィルタ出力と呼ばれており、特異点(高周波ランダムノイズ)が全く含まれない狭帯域のデジタル信号となる。このノンリニア映像信号526〜534は、キズ判定回路535に入り、その判定結果536が選択器537に与えられることにより、中央に存在する欠陥信号のみが他の信号に置換されて画素欠陥の補正(デジタル信号の置換)が行われる。
図9(c)は、図1中の画素欠陥判定回路(キズ判定回路)535による画素欠陥の判定とデジタル信号の置換方法の一例を示す。中央画素が最大もしくは最小、または大小2番目(最大もしくは最小から2番目)に存在する場合には、各々大小3番目(最大もしくは最小から3番目)の信号と置換して画素欠陥を補正する。
このアルゴリズムは、3×3=9個の同色画素の内、少なくとも中央画素を含む任意の3画素が特異なレベルを有する場合、それは画素欠陥に因るものでは無く、被写体に因るものと考えた方が正しいとの理解に基づく。本アルゴリズムによれば、誤補正が目立たない画素欠陥補正を実現することができる。選択器537で信号の置換が行われることで画素欠陥が補正され、画素欠陥を含まないノンリニア映像信号538が出力される。
このノンリニア映像信号538と並べ替え結果の中央値(メディアンフィルタ出力信号)530とが減算器539に入り、メディアンフィルタ出力信号530からノンリニア映像信号538を減算する。これにより、ノンリニア映像信号538に含まれる負のノイズ成分540(=530−538)の抽出が行われる。
このノイズ成分540は、解像度(エッジ)情報も含まれているので、振幅制限器541で振幅制限される。振幅制限された負のノイズ成分540は、さらに、第1の係数乗算器542で第1の乗算係数αの乗算が施された後、第1の加算器543によりデジタル信号538と加算される。この場合、振幅制限された負のノイズ成分540は、第1の乗算係数αが“0”の時は常に“0”となるので、ノイズ抑圧は行われない。振幅制限された負のノイズ成分540がノンリニア映像信号538に加算され、正負のノイズ成分だけが相殺されることにより、正負のノイズ成分だけが相殺され、所望のノイズ抑圧が施されたノンリニア映像信号544が得られる。
このノンリニア映像信号544は、前述の「プリγ補正」が施されているので、その逆変換を行うために第2の非線形処理器545を通って「逆γ補正」が施されることにより、aビット幅のリニア映像信号(デジタル信号)546に戻る。このリニア映像信号546は、ラインメモリ505に入力するaビット幅のデジタル信号504に比べて、画素欠陥もノイズも少ない。
上記したような画素欠陥の補正およびノイズ抑圧の動作は、結果的にデジタル映像信号の狭帯域化が施される演算処理を行うので、その分の解像度の低下は避けられない。そこで、本実施形態では、解像感復元を行うために以下のような動作を行う。
前述した同時化された5ラインのリニア映像信号506〜510は、第2のシフトレジスタ551を通り、5×5=25個の画素のデジタル信号となる。このデジタル信号群から中央画素に含まれるべき高周波成分(解像感情報)を抽出するために、第2のシフトレジスタ551から必要な画素のデジタル信号を取り出し、例えば図2(b)に示すような空間係数を用いた空間BPF552を通すことにより高周波成分553を得る。高周波成分553は、第2の係数乗算器554で第2の乗算係数555の乗算が施されることにより、解像感が復元された解像感復元信号556となる。
通常、Gr,Gb画素に比べてR,B画素は感度が低く、S/N(量子化精度)も低い。G画素は、R,B画素に比べてサンプル(画素)数も多いので、後段処理の方式にもよるが、解像感復元を強く施す必要は無い。全色画素に共通の解像感復元を施し、Gr,Gb画素のS/Nを下げると、弊害が生じる場合が有る。
そこで、4つの乗算係数(B係数、Gb係数、Gr係数、R係数)入力から垂直インデックスLIおよび水平インデックスCSに基づいて第2の乗算係数555を選択する4入力選択器557を用いることにより、例えば色画素毎に異なる値を設定できる。これにより、図2(b)に示すような空間係数を用いたBPF552により、キズ補正で使用する画素以外の周辺のGr,Gb画素で中央のR,B画素を復元し、周辺のR,B画素で中央Gr,Gb画素を復元することが可能になる。
上記したような解像感復元システムを搭載したCMOSイメージセンサによれば、画素欠陥補正とノイズ抑圧による狭帯域化の補正のみならず、レンズを含む光学系によるピントのズレ、アナログ画素間での信号漏れ込みによる画像のボケ、混色補正などの狭帯域化まで含めて信号処理回路により補正して解像感を復元する(上げる)ことができる。これにより、画素数に応じた理想解像度を有するCMOSイメージセンサを実現することが可能となる。
また、既存のCMOSイメージセンサに解像感復元回路550を増設しても、既存のラインメモリ505(例えば比較的大きなサイズのSRAM)をそのまま利用することができ、サイズの増加は少なくて済む。このように複数の同色デジタル信号および複数の異色デジタル信号を得る手段において、ラインメモリ505を共通に用いているので、回路規模を削減することが可能になる。また、RAWデータ上での解像感復元も可能であり、小形、軽量、低コストながら高解像度のCMOSイメージセンサを実現できる。
また、複数の異色デジタル信号から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出する手段において、非線形処理を施す前のリニア信号から高周波成分を抽出することが望ましい。これにより、より高精度な解像感の復元(高性能の復元処理)が可能になる。
また、複数の異色デジタル信号から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出する手段において、所定の固定係数を有する空間BPFを用いることが望ましい。これにより、回路構成を簡単にでき、回路規模を削減することが可能になる。
また、解像感の復元を行う手段において、抽出した高周波成分に少なくとも任意の係数(復元係数)を乗算し、乗算後の復元信号を元信号へ加算する手段を具備することが望ましい。これにより、係数の変更により解像感復元の効果を任意に可変することができる。
また、任意の乗算係数として色画素毎に異なる値を取り得る手段を具備することが望ましい。これにより、色画素毎に解像感復元の効果を可変でき、さらに高いS/Nを達成することが可能になる。
<第1の実施形態の変形例1>
CMOSイメージセンサにおいては、アナログゲイン(以下、AG)を大きく設定した場合に信号のS/Nが悪くなる場合が多い。このような場合に解像感復元処理を施すと、さらにS/Nが悪化してしまう。これを避けるために、第2の乗算係数555を色画素とAGに連動させることが望ましい。そこで、4入力選択器557に入力する4つの乗算係数は、AG、画面内の平均輝度レベル、領域内の輝度差に連動して変更しても良い。
図3は、図1中の4入力選択器557の変形例として、中央画素に含まれるべき高周波成分(解像感情報)を抽出した後に施す乗算の係数を色画素とAGに連動させる場合の回路例である。図3中、701はAG最小時の4つの乗算係数が入力する4入力選択器、703は選択されたAG最小時の乗算係数、702はAG最大時の乗算係数が入力する4入力選択器、704は選択されたAG最大時の乗算係数である。705はAG最大時の乗算係数704からAG最小時の乗算係数703を減算する減算器である。706は減算器705の出力信号にAG情報709を乗算する乗算器である。707は乗算器706の出力信号にAG最小時の乗算係数703を加算する加算器であり、その出力信号は色画素とAGに連動する乗算係数708となる。
次に、図3の回路の動作を説明する。4入力選択器701は、AG最小時の各色画素別の乗算係数を選択して乗算係数703を出力し、4入力選択器702は、AG最大時の各色画素別の乗算係数を選択して乗算係数704を出力する。乗算係数703、704を減算器705に入力し、減算器705の出力とAG情報709とを乗算器706に入力し、乗算器706の出力と乗算係数703を加算器707に入力することにより、AGに連動した乗算係数708を得ることができる。AG情報709は、例えばAG最小時に“0”〜AG最大時に“255”なるデジタル信号を用いる。このようにして得られたAGに連動した乗算係数708を図2中の第2の乗算係数555に代えて第2の係数乗算器554へ入力する。このようにして得られた解像感復元信号556は、図1中の第2の加算器558でデジタル信号546に加算される。
上記変形例1においては、解像感の復元を行う手段において、抽出した高周波成分に少なくとも任意の係数(復元係数)を乗算する際、任意の乗算係数としてAGに応じた値を取り得る手段を具備している。これにより、アナログゲインに応じて解像感復元の効果を可変でき、低照度時のS/Nの悪化を回避することが可能になる。
また、任意の乗算係数として、画面内の平均輝度レベルに応じた値を取り得る手段を具備することが望ましい。これにより、画面の明るさに応じて解像感復元の効果を任意に可変することが可能になる。
また、任意の乗算係数を設定するために、t×u領域の輝度レベル、もしくは複数のt×u領域の最大輝度差に応じた値を取り得る手段を具備することにより、画面内の輝度分布もしくは領域内での輝度差に応じて解像感復元の効果を任意に可変することが可能になる。
<第1の実施形態の変形例2>
図1では、ビット幅aとビット幅bの関係がa<bの場合を想定しているが、a≧bの場合には、4Hラインメモリ505と第1の非線形処理器(プリγ補正器)511との処理順序を入れ換えた方が回路規模が小さくなる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態に係るCMOSイメージセンサの一部を示すブロック図である。このCMOSイメージセンサは、中央画素のノイズ抑圧を行う回路に解像感復元回路を組み合わせた構成を有する。4Hラインメモリ802は、aビット幅のデジタル映像信号801が入力し、同時化された5ライン(0H〜4H)のリニアなデジタル映像信号803〜807が取り出される。シフトレジスタ808は、信号803〜807が入力し、同色9画素の信号809〜817および異色12画素の信号851〜862が取り出される。
加算器818〜824は周辺同色8画素平均回路881を構成しており、シフトレジスタ808から取り出される信号809〜817を加算処理し、周辺同色8画素の加算平均825を出力する。第1の減算器826は、加算平均825から信号813(809〜817の中央)を減算し、負のノイズ成分827を出力する。
振幅制限回路828は、負のノイズ成分827を振幅制限する。第1の係数乗算器829は、振幅制限回路828の出力に第1の係数(抑圧係数)を乗算する。第1の加算器831は、係数乗算後の負のノイズ成分830をノイズ抑圧映像信号813に加算する。
加算器863〜865は中央異色4画素平均回路882を構成しており、シフトレジスタ808から取り出される中央異色4画素の信号851〜854を加算処理し、中央付近の異色4画素加算平均866を出力する。
加算器867〜873は、周辺異色8画素平均回路883を構成しており、シフトレジスタ808から取り出される周辺の異色8画素の信号855〜862を加算処理し、周辺の異色8画素の加算平均874を出力する。第2の減算器875は、中央付近の異色4画素加算平均866から加算平均874を減算し、高周波成分876を出力する。
第2の係数乗算器877は、第2の減算器875の出力876に復元係数を乗算する。第2の加算器879は、ノイズ抑圧後のデジタル映像信号832に解像感復元信号878を加算し、解像感復元後のデジタル映像信号880を出力する。
次に、図4の回路において中央画素のノイズ抑圧を行う動作を説明する。aビット幅のデジタル映像信号801が前段の信号処理回路(例えば図1中のADC503)より入力される。このデジタル映像信号801は、リニア映像信号でもノンリニア映像信号でも構わない。デジタル映像信号801は、先ず4Hラインメモリ802に入り、同時化された5ラインのデジタル映像信号803〜807となる。デジタル信号803〜807には、同色3ラインの信号803,805,807が含まれる。デジタル信号803〜807はシフトレジスタ808を通り、3×3=9個の同色画素のデジタル映像信号809〜817が抽出される(デジタル信号813が中央画素に対応する)。
中央画素を除く周辺同色8画素の加算平均825を求めるために、デジタル信号809〜812とデジタル信号814〜817が周辺同色8画素平均回路881に入り、順次加算される。最終段の加算器824の出力が加算平均825である。加算平均825はランダムノイズ成分が少ない映像信号であるので、減算器826により加算平均825から中央画素のデジタル信号813を減算することにより、デジタル信号813に含まれる負のノイズ成分827(=825−813)が抽出される。ノイズ成分827には解像度情報も含まれているので、振幅制限器828による振幅制限と第1の係数乗算829による係数乗算を施し、負のノイズ成分830を得る。ノイズ成分830を第1の加算器831で元のデジタル信号813に加算すれば、正負のノイズ成分だけが相殺され、ノイズ抑圧されたデジタル映像信号832となる。
シフトレジスタ808は、上記したように中央画素のノイズ抑圧を行うために同色画素のデジタル映像信号809〜817を抽出すると同時に、解像感を復元するために異色のデジタル映像信号851〜862も抽出する。
図5(a)は、第2の実施形態に係るCMOSイメージセンサにおける受光領域の一部の色フィルタ配列の一例を示す。図5(b)は、図4中の同色9画素のデジタル信号809〜817と異色12画素のデジタル信号851〜862の空間配置の一例を示す。
デジタル信号851〜854は、中央異色4画素平均回路882に入り順次加算され、中央付近の異色4画素加算平均866となる。同様に、デジタル信号855〜862は、中央異色8画素平均回路883に入り、順次加算され、周辺の異色7画素加算平均874となる。加算平均866と加算平均874とを第2の減算器875で引き算(=866−874)すれば、高周波成分876が得られる。高周波成分876は、第2の係数乗算877による係数乗算が施され、解像感復元信号878となる。ノイズ抑圧された映像信号832と解像感復元信号878は、第4の加算器879で加算される。第2の加算器879から出力されるデジタル映像信号880は、ノイズ抑圧と解像感復元とが施された最終出力になる。
上記したような解像感復元システムを搭載した固体撮像装置によれば、中央画素のノイズ抑圧を行うとともに、信号処理により解像感を復元することができる。
また、複数の同色デジタル信号および複数の異色デジタル信号を得る手段においては、シフトレジスタ808を共通に用いることにより、回路規模をさらに削減することが可能になる。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態に係るCMOSイメージセンサの一部を示すブロック図である。このCMOSイメージセンサは、ノンリニア領域(プリγ補正後)における画素欠陥補正とノイズ抑圧を同時に行う回路に、リニア領域(逆γ補正後)におけるノイズ抑圧と解像感の復元を行う回路を組み合わせた構成を有する。
図6中、1001は光電変換を行うm×n画素(m,nは任意の整数)の受光領域であり、画素毎に光電変換したアナログ信号1002を出力する。1003はアナログ信号1002をaビット幅のデジタル信号1004に変換するA/D変換器(ADC)であり、このデジタル信号1004は前処理部1005によりbビット幅のデジタル信号1006に変換され、画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路1100に入力する。
画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路1000において、1007はデジタル信号1006が入力する第1の4Hラインメモリであり、同時化された同色3ライン(0H,2H,4H)の信号1008〜1010を出力する。1011は第1の非線形処理器(プリγ補正器)であり、同色3ラインの信号1008〜1010が入力し、プリγ補正を行い、cビット幅のノンリニア映像信号1012〜1014を出力する。
1015は第1のシフトレジスタであり、信号1012〜1014が入力し、9画素分の同色信号1016〜1024を出力する。1025は並べ替え回路であり、同色信号1016〜1024が入力し、これを並べ替えてノンリニア映像信号1026〜1034を出力する。
1035は画素欠陥判定回路(キズ判定回路)であり、並べ替え結果のノンリニア信号1026〜1034が入力し、画素欠陥の判定結果の信号1036を出力する。1037は選択器であり、同色信号1016〜1024のうちの中央の信号1020およびキズ判定回路1035から代用信号が入力し、この中央の信号1020または代用信号を判定結果の信号1036に基づいて選択し、画素欠陥補正後のノンリニア信号1038を出力する。
1039は第1の減算器であり、並べ替え結果のノンリニア信号1026〜1034のうちの中央の信号1030および画素欠陥補正後のノンリニア信号1038が入力し、その減算処理を行うことにより負のノイズ成分1040を出力する。1041は第1の振幅制限回路であり、負のノイズ成分1040の振幅制限処理を行う。
1042は第1の乗算器であり、第1の振幅制限回路1041の出力に第1の抑圧係数発生回路1044から出力する第1の乗算係数を乗算する。1043は第1の加算器であり、画素欠陥補正後のノンリニア信号1038に第1の乗算器1042の出力を加算することによりノイズ抑圧されたノンリニア映像信号1045を出力する。
1046は第2の非線形処理器(逆γ補正器)であり、ノイズ抑圧後の映像信号1045に対して逆γ補正を行うことにより、ノイズ抑圧後のbビット幅のリニア映像信号1047を出力する。
一方、解像感復元回路1100において、1048はbビット幅のリニア映像信号1047が入力する第2の4Hラインメモリであり、同時化された5ライン(0H〜4H)の信号1049〜1053を出力する。1054は第2のシフトレジスタであり、同時化された5ラインの信号1049〜1053が入力し、同色9画素の信号1055〜1063、中央付近に存在する異色4画素の信号1064〜1067および外周に存在する異色8画素の信号1068〜1075を出力する。
1076は周辺同色8画素の加算平均をとる加算平均化回路、1077は周辺同色8画素の加算平均である。1078は第2の減算器であり、周辺同色8画素の加算平均1077と同色9画素の信号1055〜1063のうちの中央の信号1059が入力し、その減算処理を行うことにより負のノイズ成分1079を出力する。1080は第2の振幅制限回路であり、負のノイズ成分1079の振幅制限処理を行う。
1081は第2の乗算器であり、第2の振幅制限回路1080の出力に第2の抑圧係数発生回路1083から出力する第2の乗算係数を乗算し、その出力を第2の加算器1082へ供給する。
第2の加算器1082は、同色9画素の信号1055〜1063のうちの中央の信号1059に第2の乗算器の出力信号を加算し、ノイズ抑圧されたリニア映像信号1084を出力する。1085は混色補正回路であり、ノイズ抑圧されたリニア映像信号1084を混色補正し、リニア映像信号1086を出力する。
1087は中央異色4画素の加算平均をとる加算平均化回路、1088は中央異色4画素の加算平均である。1089は周辺異色8画素の加算平均化回路、1090は周辺異色8画素の加算平均である。1091は第3の減算器であり、中央異色4画素の加算平均1088と周辺異色8画素の加算平均1090が入力し、その減算処理を行うことにより高周波成分1092を出力する。
1093は第3の乗算器であり、第3の減算器1091の出力に復元係数発生回路1096から出力する復元係数を乗算し、解像感復元信号1094を出力する。
第3の加算器1095は、混色補正後のリニア映像信号1086と解像感復元信号1094とを加算し、解像感復元後のリニア映像信号1097を出力する。この信号1097は後処理部1098によりdビット幅のデジタル映像信号1099に変換され、最終出力となる。
図7は、図6中の5×5=25個の画素領域から得られる9画素の同色信号1055〜1063と12画素の異色信号1064〜1075との空間配置の一例を示す。
次に、図6の回路における動作を説明する。n×m画素の受光領域1001で光学像が光電変換され、画素毎に異なるアナログ信号1002となる。アナログ信号1002はADC1003においてaビット幅のリニア映像信号1004に変換され、前処理部1005に順次入力される。前処理部1005は、例えばホワイトバランス調整、シェーディング補正などの演算回路が含まれ、その処理結果がbビット幅のリニア映像信号1006として出力される。
信号1006は、第1の4Hラインメモリ1007に入り、同時化された同色3ラインのリニア映像信号1008〜1010として出力される。信号1008〜1010は、各々別々に第1の非線形処理器1011で「プリγ補正」が施され、cビット幅のノンリニア映像信号1012〜1014に変換される。信号1012〜1014は、第1のシフトレジスタ1015を通り3×3=9同色画素のノンリニア映像信号(デジタル信号)1016〜1024となる。ここでは、信号1016〜1024のうちの1020が中央画素に対応する。
信号1016〜1024は、並べ替え回路1025により大小順に並べ替えが行われ、その並べ替え結果1026〜1034が画素欠陥の判定回路1035に入る。判定回路1035の判定結果1036が選択器1037に与えられ、画素欠陥の補正(デジタル信号の置換)が行われる。画素欠陥補正後のノンリニア映像信号1038と並べ替え結果の中央値1030は減算器1039に入り、負のノイズ成分1040(=1030−1038)の抽出が行われる。ノイズ成分1040は、振幅制限器1041による振幅制限と係数乗算器1042による係数乗算が施された後、加算器1043により画素欠陥補正後の信号1038と加算され、ノイズ成分だけが相殺される。
第1の抑圧係数発生回路1044は、ノンリニア領域でのノイズ抑圧の効果を可変するためのものであり、例えばAG最大時に低S/Nの映像しか得られない場合は抑圧効果を高めてS/N改善を図り、AG最小時に高S/Nの映像が得られる場合は抑圧効果を減らして解像度を重視することも可能となる。ノイズ抑圧されたノンリニア映像信号1045は、第2の非線形処理器1046を経て「逆γ補正」が施され、再びbビット幅のリニア映像信号1047に戻る。信号1047は、第2の4Hラインメモリ1048に入り、同時化された5ラインのリニア映像信号1049〜1053として出力される。信号1049〜1053が、第2のシフトレジスタ1054を通り、5×5=25画素領域のリニア映像信号となる。
中央画素と同色の周辺8画素信号1055〜1058,1060〜1063は、周辺同色8画素平均化回路1076に入り、加算平均1077が出力される。中央画素の信号1059と加算平均1077は減算器1078に入り、負のノイズ成分1079(=1077−1059)の抽出が行われる。ノイズ成分1079は、振幅制限1080と係数乗算1081が施された後、加算器1082により中央画素の元信号1059と加算され、ノイズ成分だけが相殺される。第2の抑圧係数発生回路1083は、リニア領域でのノイズ抑圧の効果を可変するためのものである。ノイズ抑圧されたリニア映像信号1084は、色キャリア成分の増幅回路1085を経て「混色補正」が施され、狭帯域ながら高S/Nのリニア映像信号1086となる。混色補正回路1085は、色付き(色再現)を向上させる目的で挿入されるが、回路構成によっては信号の帯域が減少し、解像度も下がってしまう。中央付近に存在する異色4画素信号1064〜1067は、中央異色4画素平均化回路1087に入り、加算平均1088が出力される。外周に存在する異色8画素信号1068〜1075は、周辺異色8画素平均化回路1089に入り、加算平均1090が出力される。
加算平均1088と加算平均1090は減算器1091に入り、解像感復元用の高周波成分1092(=1088−1090)の抽出が行われる。高周波成分1092は、係数乗算器1093で係数乗算が施され、解像感復元信号1094となる。信号1086と解像感復元信号1094は加算器1095で加算され、解像感が復元される。復元係数発生回路1096は、解像感復元の効果を可変するためのものである。
加算器1095の出力である解像感復元後のリニア映像信号1097は、後処理部1098に入力される。後処理部1098には、例えば電子ズーム(画素間引き)、色分離(RGB同時化)、γ補正、YUVマトリクス、パラレル/シリアル変換などの演算回路が含まれ、その処理結果がdビット幅のデジタル映像信号1099として固体撮像装置から出力される。
上記したような解像感復元システムを搭載したCMOSイメージセンサによれば、画素欠陥補正とノイズ抑圧と中央画素のノイズ抑圧を行うとともに、信号処理回路により解像感を復元することができる。
上記各実施形態で説明したように、本発明は、特許請求の範囲に記載した発明に限らず、以下の発明も含む。解像感の復元を行う手段において、抽出した高周波成分に少なくとも任意の復元係数を乗算する際、任意の乗算係数としてAGに応じた値を取り得る手段を具備させるようにしてもよい。また、任意の乗算係数として色画素毎に異なる値を取り得る手段を具備させるようにしてもよい。また、任意の乗算係数を色画素とAGに連動させる手段を具備させるようにしてもよい。また、任意の乗算係数として、画面内の平均輝度レベルに応じた値を取り得る手段を具備させるようにしてもよい。また、任意の乗算係数を設定するために、t×u領域の輝度レベル、もしくは複数のt×u領域の最大輝度差に応じた値を取り得る手段を具備させるようにしてもよい。
<使用例>
図8は、本発明の固体撮像装置の一使用例に係る携帯電話向け小型リフローラブル・カメラモジュールの一構成例を示す断面図である。このカメラモジュールは、CMOSエリアイメージセンサを用いたチップスケール・カメラモジュール(Chip Scale camera Module;CSCM)であり、センサーチップにレンズやレンズホルダを直接に取り付ける構造を有する。図8中、11は光学レンズ、12はレンズホルダ、13はIRカットフィルタ、14はガラス板、15はCMOSイメージセンサのチップ(半導体チップ)、16はチップを貫通する電極、17はカメラモジュールを実装基板(図示せず)上に接続するための半田ボールである。
上記したようなカメラモジュールの構成上、小形、軽量化のために光学レンズのサイズが小さく制限されるが、解像感の復元処理を行うロジック回路を搭載した本発明の固体撮像装置を用いることで対処することができ、低コストながら高解像度のカメラモジュールを実現することが可能になる。
本発明の固体撮像装置の第1の実施形態に係るCMOSイメージセンサを示すブロック図。 図1中の受光領域の一部の領域を取り出して色フィルタ配列の一例および領域内の中央画素Rに含まれるべき高周波成分(解像感情報)を得るための空間BPFの固定係数の一例を示す図。 図1中の4入力選択器の変形例を示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係るCMOSイメージセンサの一部を示すブロック図。 第2の実施形態に係るCMOSイメージセンサにおける受光領域の一部の色フィルタ配列の一例および図4中の同色9画素の信号と異色12画素の信号の空間配置の一例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るCMOSイメージセンサの一部を示すブロック図。 図6中の5×5=25個の画素領域から得られる9画素の同色信号と12画素の異色信号との空間配置の一例を示す図。 本発明の固体撮像装置を用いたカメラモジュールの一構成例を示す断面図。 図1中の同色信号の空間配置およびそれを大小順に並べ替え結果、画素欠陥の判定とデジタル信号の置換方法の一例を示す図。
符号の説明
500…画素欠陥補正・ノイズ抑圧回路、501…受光領域、503…ADC、505…4Hラインメモリ、511…第1の非線形処理器(プリγ補正器)、525…並べ替え回路、535…画素欠陥判定回路、537…選択器、539…減算器、541…振幅制限回路、542…第1の乗算器、543…第1の加算器、545…第2の非線形処理器(逆γ補正器)、550…解像感復元回路、551…第2のシフトレジスタ、552…空間BPF、554…第2の乗算器、557…4入力選択器、558…第2の加算器。

Claims (5)

  1. 光電変換を行うm×n画素(m,nは任意の整数)の受光領域と、前記受光領域の画素毎に光電変換したアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換器と、を具備し、前記アナログ/デジタル変換器の出力信号が処理されたデジタル映像信号を順次出力する固体撮像装置において、
    前記受光領域内のp×q画素(p,qは任意の整数)の第1領域に含まれる複数の同色デジタル信号を得るとともにその中から前記第1領域内の中央画素の欠陥を検出して補正する、もしくは、前記中央画素のノイズを抑圧する第1の信号処理手段と、
    前記受光領域内のr×s画素(r,sは任意の整数)の第2領域に含まれる複数の異色デジタル信号を得るとともにその中から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出して解像感の復元を行う第2の信号処理手段と、
    を具備することを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1の信号処理手段および第2の信号処理手段は、前記複数の同色デジタル信号および前記複数の異色デジタル信号を得る際に、共通のラインメモリもしくは共通のシフトレジスタを用いることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2の信号処理手段は、前記複数の異色デジタル信号から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出する際に、前記非線形処理を施す前のリニア信号から高周波成分を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第2の信号処理手段は、前記複数の異色デジタル信号から中央画素に存在すべき高周波成分を抽出する際に、固定係数を有する空間バンドパスフィルタを用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2の信号処理手段は、前記解像感の復元を行う際、前記抽出した高周波成分に少なくとも任意の係数を乗算し、乗算後の復元信号を元信号へ加算する手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
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