JP2009303050A - ワイヤレスイヤホン - Google Patents
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Abstract
【課題】人体を傷付けることなく、確実に人体をアンテナとして用いることが可能で、コストアップのないワイヤレスイヤホンを提供する。
【解決手段】ワイヤレスイヤホン10は、携帯端末1からFM送信波として空中伝播される音声信号を音声として出力する音声出力部14を備え、少なくとも利用者の耳介と接触する部分が導電性を有して形成される耳掛け部11と、音声出力部14から出力する音声をFM送信波から取り出すスーパーヘテロダイン受信部20と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】ワイヤレスイヤホン10は、携帯端末1からFM送信波として空中伝播される音声信号を音声として出力する音声出力部14を備え、少なくとも利用者の耳介と接触する部分が導電性を有して形成される耳掛け部11と、音声出力部14から出力する音声をFM送信波から取り出すスーパーヘテロダイン受信部20と、を備える。
【選択図】図2
Description
携帯端末からFM送信波として空中伝播される音声信号を音声として出力する音声出力部を備えたワイヤレスイヤホンに関する。
従来、携帯端末から送信される音声信号をイヤホンやスピーカに伝達する際、携帯端末と、イヤホン或いはスピーカとをコードで接続する方法が広く利用されてきた。しかしながら、例えば、電車等の公共交通機関で利用する場合には、周囲の人や物にコードが引掛かって携帯端末からコードが抜けるのを防止する配慮が必要となり、コードによる接続を煩わしく感じることがあった。このため、コードによる接続を採用せずに、携帯端末から音声信号をFM信号で送信するワイヤレス送信を利用している技術がある(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の技術は、無線端末用アンテナ装置の一部であるイヤホンの筐体の外部側面に導体片がリング状に配置されている。この技術では、導体片を耳内に接触させて、人体をモノポールアンテナとして利用している。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、耳内に導体片を接触させるため、利用者の耳穴の形状によっては耳内で接触不良が起こる可能性がある。このように接触不良が起きた場合には、モノポールアンテナとして利用する人体と接触させることができないため、良好に音声信号を受信することができなくなる。また、耳穴に挿入する外部側面に導体片を設けるため、耳穴を傷付けてしまう場合があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、人体を傷付けることなく、確実に人体をアンテナとして用いることが可能なワイヤレスイヤホンを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るワイヤレスイヤホンの特徴構成は、携帯端末からFM送信波として空中伝播される音声信号を音声として出力する音声出力部を備え、少なくとも利用者の耳介と接触する部分が導電性を有して形成される耳掛け部と、前記音声出力部から出力する音声を前記FM送信波から取り出すスーパーヘテロダイン受信部と、を備えた点にある。
このような特徴構成とすれば、人体の誘電体特性が、携帯端末から送信されるFM送信波の送信周波数帯に対して優れているため、利用者の人体を携帯端末から送信されたFM送信波を受信するアンテナとして利用することが可能となる。また、人体をアンテナとして利用することができることから、ワイヤレスイヤホンにFM送信波を受信する受信用アンテナを設ける必要がない。したがって、ワイヤレスイヤホンをコンパクト、且つ低コストで実現することが可能となる。また、耳掛け部で利用者の耳介と接触することにより、人体とワイヤレスイヤホンとの導電性接続を実現しているため、人体を傷付けることがない。
また、前記スーパーヘテロダイン受信部が、前記FM送信波を低雑音で増幅する低雑音高周波増幅器と、前記低雑音で増幅されたFM送信波を更に増幅する高周波増幅器と、を備えていると好適である。
このような構成とすれば、雑音を少なくしてFM送信波を増幅し、当該増幅されたFM送信波を更に増幅することにより、スーパーヘテロダイン受信部で音声を取り出しやすくすることができる。また、低雑音高周波増幅器と高周波増幅器とを用いて2段で増幅することにより、増幅率を大きくして1段の高周波増幅器で増幅する場合と比べて異常発振等が発生することを防止できる。したがって、携帯端末から送信されたFM送信波を適切に増幅することが可能となる。
また、前記スーパーヘテロダイン受信部が、前記FM送信波を受信できなくなってから所定時間後に前記音声出力部の出力を停止させると好適である。
このような構成とすれば、FM送信波を受信していない状態において音声出力部から出力される無音雑音を、利用者が長時間聴取することを防止することができる。したがって、このような無音雑音を聴取することにより、利用者が不快となることを防止することができる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るワイヤレスイヤホン10の利用形態を概略的に示した図である。本発明に係るワイヤレスイヤホン10は、携帯端末1からFM送信波として空中伝播して送信される音声信号をワイヤレス通信により受信し、音声として出力する音声出力部14を介して利用者2に良好に聴取させることが可能な機能を備えている。
本発明に係るワイヤレスイヤホン10とワイヤレス通信を行う携帯端末1は、ワンセグ放送を受信する機能を備えている。携帯端末1とは、携帯電話や携帯情報端末等のように利用者2が携帯可能な端末である。ワンセグ放送とは、主に、上述の携帯電話や携帯情報端末のような比較的小さな画面向けの地上デジタルテレビ放送の放送形態である。地上デジタルテレビ放送の放送周波数は、FM(Frequency Modulation)ラジオ放送(約75MHz〜90MHz)やAM(Amplitude Modulation)ラジオ放送(約500kHz〜1700kHz)等の放送周波数と比べて高いUHF(Ultra High Frequency)帯が割り当てられ、470MHz〜770MHzの周波数帯が使用されている。この周波数帯を、ch13〜62までの合計50チャンネルで分割して使用される。このため1チャンネル辺り、約5.572MHzの帯域幅が割り当てられる。
1チャンネルは、13に分けられたセグメントと称する区画に分けられ、その中央のセグメント(約429kHzの帯域幅)がワンセグ放送に使用される。したがって、ワンセグ放送も、上述の470MHz〜770MHzの周波数帯に近い周波数帯が使用されることとなる。なお、13のセグメントのうち、ワンセグ放送に使用されるセグメント以外の12のセグメントは通常のテレビ放送用に使用され、4セグメントで標準画質放送が送信可能であり、12セグメントでハイビジョン放送が送信可能となる。
携帯端末1は、このような周波数に割り当てられたワンセグ放送を受信し(図1中の破線で示した矢印)、当該ワンセグ放送に係るテレビ画像を携帯端末1が有する表示画面3に表示する。一方、ワンセグ放送に係る音声(以下、ワンセグ音声とする)は、本発明に係るワイヤレスイヤホン10を介して利用者2に聴取可能とされる。このワンセグ音声は、携帯端末1からワイヤレスイヤホン10にワイヤレス通信で伝達される。
携帯端末1にはFM送信機(図示せず)が内蔵される。このFM送信機は、ワンセグ音声を周波数変調方式によりFM送信波に変換し、携帯端末1からFM送信波として空中伝播により送信する(図1中の黒塗り矢印)。このFM送信波の送信周波数としては、数十MHzから数百MHzの帯域が用いられ、特に、80MHzから200MHz程度であると好適である。したがって、上記FM送信波の送信周波数は、上述のワンセグ放送に利用される放送周波数(470MHz〜770MHz)とは離れた周波数帯を利用するため、ワンセグ放送と混信することはない。なお、以下の説明では、FM送信波の送信周波数として100MHzを使用した場合の例として説明する。
送信周波数が100MHzの場合、波長は3mであり、1/2波長は1.5m、1/4波長は0.75mとなる。したがって、大人や子供の身長と略等しくなり、人体をアンテナとして利用することが可能となる。このため、本発明に係るワイヤレスイヤホン10にはアンテナは搭載されず、利用者2の人体がアンテナとして利用される。ここで、人体とは、利用者2の頭からつま先までを示す。
ワイヤレスイヤホン10は、図2に示されるように、主に耳掛け部11と、イヤホン部12と、イヤホン本体13とから構成される。耳掛け部11は、少なくとも利用者2の耳介4(図1参照)と接触する部分が導電性を有して形成される。このため、ワイヤレスイヤホン10とFM送信波を受信するアンテナとして用いられる利用者2の人体とを、接続することが可能となる。耳掛け部11は、利用者2の耳介4と接触する部分のみが導電性を有して形成しても良いし、耳掛け部11の表面全体が導電性を有して形成されても良い。また、全体或いは部分に拘らず、耳掛け部11自体を導電性を有する部材で形成しても良い。或いは、その表面のみを導電性を有する部材で形成しても良い。係る場合、導電性を有する部材として、導電性塗料や導電性樹脂や金属箔等を用いることができる。
図3にワイヤレスイヤホン10を利用者の耳介4に装着した場合の概略図を示す。図3(a)は、利用者2の側面方向(側頭部方向)からの概略図であり、図3(b)は、利用者2の正面方向(顔面方向)からの概略図である。ワイヤレスイヤホン10は、図3(a)に示されるように、イヤホン部12を耳穴に挿入した状態で、耳掛け部11が耳介4に引っ掛けるようにして装着される。このため、利用者2がワンセグ音声を聴取している際であっても、ワイヤレスイヤホン10が耳介4からずれることはない。
また、図3(b)に示されるように、利用者2の耳介4(の皮膚)と耳掛け部11とが接触することにより導電性接触を確実に行うことができる。また、耳掛け部11の耳介4と接触する部分のみを導電性を有する部材で形成するだけで良いため、ワイヤレスイヤホン10の全体的な軽量化を行うことができる。したがって、長時間、ワイヤレスイヤホン10を耳介に付けた場合であっても、利用者2が、耳介4が痛くなるといった問題を生じることがない。
また、耳掛け部11の形状は、図3(a)及び図3(b)に示されるようにイヤホン部12を耳穴に挿入した状態で耳介4に引っ掛けることが可能とする形状であると好適である。また、利用者2の耳介4の大きさや形状に合わせて、自由にその形状を変えることが可能なように形成しても良い。
イヤホン部12は、利用者2の耳穴に挿入され、その内部に携帯端末1から伝達されるワンセグ音声を音声として聴取可能なようにスピーカとして機能する音声出力部14(後述する)が備えられる。この音声出力部14には、後述するイヤホン本体13に内蔵されるスーパーヘテロダイン受信部20によりFM送信波で送信されたワンセグ音声を可聴周波数に変更されたワンセグ音声を利用者2の耳介4に入力する。
イヤホン本体13には、音声出力部14から出力する音声をFM送信波から取り出すスーパーヘテロダイン受信部20が内蔵される。上述のように、FM送信波は、携帯端末1から送信され、利用者2の人体をアンテナとして受信される。以下に、このスーパーヘテロダイン受信部20に関して説明する。
図4は、スーパーヘテロダイン受信部20の概略構成を模式的に示したブロック図である。スーパーヘテロダイン受信部20は、低雑音高周波増幅器21、高周波増幅器22、周波数混合器23、局部発振器24、マイコン25、中間周波増幅器26、復調器27、低周波増幅器28、スケルチ回路29を含んで構成される。スーパーヘテロダイン受信部20は、CPUを中核部材としてFM送信波から音声信号を取り出す種々の処理を行うための上述の機能部をハードウェア又はソフトウェア或いはその両方で構築されている。以下、スーパーヘテロダイン受信部20の各部の構成について説明する。
低雑音高周波増幅器21は、利用者2の人体をアンテナとして用いて受信されたFM送信波を低雑音で信号増幅を行う。携帯端末から送信されたFM送信波は、信号強度が微弱であるためスーパーヘテロダイン受信部20では、まず、このような微弱な信号強度を増幅する。係る場合、増幅時に雑音が混入すると、当該スーパーヘテロダイン受信部20が有する各機能部において雑音に対しても種々の処理が行われ、最終的に音声出力部14から音声出力と共に雑音も出力されてしまう。このため、スーパーヘテロダイン受信部20では、まずFM送信波を低雑音で増幅する。このような低雑音高周波増幅器21としては、信号対雑音比(以下、SN比)の優れた増幅器を用いると好適である。低雑音高周波増幅器21で増幅されたFM送信波は、第1FM波として後述の高周波増幅器22に伝達される。
ここで、スーパーヘテロダイン受信部20が有する後述の周波数混合器23や中間周波増幅器26等で行われる種々の処理において雑音が発生し、当該雑音が必要とする信号に混入される場合がある。したがって、周波数混合器23や中間周波増幅器26等で発生する雑音よりも必要とする信号を大きくしておく必要がある。このため、高周波増幅器22は、低雑音高周波増幅器21から伝達される第1FM波を、更に増幅する。この高周波増幅器22も、SN比の優れた増幅器を使用すると好適であるが、上述の低雑音高周波増幅器21よりもSN比が劣っていても良い。高周波増幅器22で増幅された第1FM波は、第2FM波として後述の周波数混合器23に伝達される。
局部発振器24は、高周波増幅器22から出力される第2FM波の周波数を別の周波数に変換する際に用いる周波数を有する信号を生成する。別の周波数とは、第2FM波よりも所定周波数だけ高い周波数の信号を局部発振周波数信号として生成する。ここで、この所定周波数は、例えばFM周波数帯で一般的に用いられる10.7MHzとすると好適である。したがって、携帯電話1のFM送信機から空中伝播されるFM送信波の周波数が100MHzの場合には、局部発振器24は110.7MHzの局部発振周波数信号を生成する。もちろん、上述の所定周波数を他の周波数とすることも当然に可能である。
周波数混合器23は、高周波増幅器22から伝達される第2FM波と、局部発振器14から伝達される局部発振周波数信号とを混合する。この混合において、第2FM波が有する周波数及び局部発振周波数信号が有する周波数の和の周波数を有する第1中間周波数信号と、第2FM波が有する周波数及び局部発振周波数信号が有する周波数の差の周波数を有する第2中間周波数信号とが生成される。このような2種類の信号のうち、第2中間周波数信号が後述する中間周波増幅器26に伝達される。即ち、周波数混合器23は、10.7MHzの周波数を有する第2中間周波数信号を中間周波増幅器26に伝達する。
中間周波増幅器26は、第2中間周波数信号を増幅する。この増幅は、第2中間周波数信号を後述する復調器27で音声信号を復調可能な信号強度に増幅することを目的として行われる。また、中間周波増幅器26は、第2中間周波数信号が有する周波数に隣接した周波数の不要信号の除去機能や、第2中間周波数信号の信号強度の強弱により増幅率を可変し、中間周波増幅器26から出力される中間周波信号の信号強度を一定に保つ自動ゲイン制御(AGC)機能等も備えている。
復調器27は、振幅制限器と周波数弁別器とを含んで構成される(共に図示せず)。振幅制限器は、中間周波信号の振幅制限を行う。ここで、FM送信波は、振幅が一定の電波として空中伝播されるが、空中伝播する過程でレベル変動や雑音や混信等により、その振幅が変動することがある。また、スーパーヘテロダイン受信部20の各機能部で行われる種々の信号処理において、振幅が変動することもある。振幅制限器は、このようなレベル変動や振幅変動を改善したり、中間周波信号にひずみが生じないようにしたりする。すなわち、振幅制限器は、ある一定以上の振幅を有する中間周波信号に対して、振幅が略一定になるように動作し、振幅の変動成分を除去する。
振幅制限器で変動成分が除去された中間周波信号は、周波数弁別器により復調される。ここで、FM送信波は、振幅が一定で、周波数変調により周波数を変更している。このため、周波数の変化を振幅の変化に変換することにより、ダイオード検波で復調することが可能となる。周波数弁別器は、このような変換を行って、中間周波信号から復調信号を取り出す。このような振幅制限器及び周波数弁別器を含んで構成される復調器27で取り出された復調信号は、後述の低周波増幅器28に伝達される。
また、復調器27は、復調信号の有無に基づいて、スーパーヘテロダイン受信部20がFM送信波を受信しているか否かを判定する。この判定は、局部発振器24により生成される周波数を検知した場合にFM送信波を受信していると判定される。即ち、上述のように局部発振器24が10.7MHzの局部発振周波数信号を生成している場合には、復調器27は10.7MHzの周波数を検知した場合にFM送信波を受信していると判定される。一方、10.7MHzの周波数を検知できない場合には、復調器27はFM送信波を受信していないと判定する。復調器27は、FM送信波を受信していると判定した場合には、判定信号として後述のマイコン25に対してHi信号を出力する。一方、FM送信波を受信していないと判定した場合には、判定信号としてマイコン25に対してLow信号を出力する。
低周波増幅器28は、伝達された復調信号を音声出力部14で出力可能な信号強度に増幅する。低周波増幅器28で増幅された復調信号は、音声信号として音声出力部14に伝達される。
マイコン25は、局部発振器24が生成する局部発振周波数信号の周波数制御を行う。また、マイコン25は、復調器27から伝達される判定信号に基づいて、後述のスケルチ回路29に対して低周波増幅器28を動作させるか否かの指令信号を出力する。この指令信号は、復調器27から伝達される判定信号に基づいて決定される。即ち、判定信号がHi信号の場合、マイコン25はスケルチ回路29に指令信号としてHi信号を出力する。一方、判定信号がLow信号の場合、マイコン25はスケルチ回路29に指令信号としてLow信号を出力する。
スーパーヘテロダイン受信部20は、FM送信波を受信できなくなってから所定時間後に低周波増幅器28の出力を停止させる。この所定時間とは、例えば1秒であると好適である。音声出力部14の出力は、マイコン25からの指令信号を受けて、スケルチ回路29により行われる。スケルチ回路29は、指令信号としてHi信号が伝達された場合には、低周波増幅器28を動作可能とするように制御する。したがって、低周波増幅器28で増幅された復調信号が、音声出力部14に伝達され、利用者2は音声を聴取することが可能となる。一方、スケルチ回路29は、指令信号としてLow信号が伝達された場合には、低周波増幅器28を動作停止とするように制御する。したがって、低周波増幅器28で雑音等が増幅されることがないため、利用者2に無音雑音を聴取させて不快にさせることを防止すると共に、消費電力を低減させることが可能となる。また、所定時間後(例えば1秒後)に、低周波増幅器28の出力を停止させることから、利用者2は、無音雑音を1秒間、聴取できるため、スーパーヘテロダイン受信部20が正常動作していることを認識することが可能となる。
ワイヤレスイヤホン10は、このようなスーパーヘテロダイン受信部20を備えることにより、利用者2の人体をアンテナとして受信したFM送信波から適切にワンセグ音声を取り出して、音声出力部14から出力することが可能となる。
〔その他の実施形態〕
上記実施形態では、スーパーヘテロダイン受信部20の構成を図示して説明した。ここで、スーパーヘテロダイン方式では、受信対象の周波数以外にイメージ周波数も受信してしまうことがある。このようなイメージ周波数を受信すると、本来の受信対象と混信してしまう。したがって、このようなイメージ周波数の信号を受信しないようにするために、高周波増幅器22と周波数混合器23との間にフィルタを設け、当該フィルタでイメージ周波数を減衰させるように構成することも可能である。或いは、このようなイメージ周波数の減衰機能を備えた周波数混合器23を用いることも可能である。
上記実施形態では、スーパーヘテロダイン受信部20の構成を図示して説明した。ここで、スーパーヘテロダイン方式では、受信対象の周波数以外にイメージ周波数も受信してしまうことがある。このようなイメージ周波数を受信すると、本来の受信対象と混信してしまう。したがって、このようなイメージ周波数の信号を受信しないようにするために、高周波増幅器22と周波数混合器23との間にフィルタを設け、当該フィルタでイメージ周波数を減衰させるように構成することも可能である。或いは、このようなイメージ周波数の減衰機能を備えた周波数混合器23を用いることも可能である。
10:ワイヤレスイヤホン
11:耳掛け部
12:イヤホン部
13:イヤホン本体
14:音声出力部
20:スーパーヘテロダイン受信部
11:耳掛け部
12:イヤホン部
13:イヤホン本体
14:音声出力部
20:スーパーヘテロダイン受信部
Claims (3)
- 携帯端末からFM送信波として空中伝播される音声信号を音声として出力する音声出力部を備え、
少なくとも利用者の耳介と接触する部分が導電性を有して形成される耳掛け部と、
前記音声出力部から出力する音声を前記FM送信波から取り出すスーパーヘテロダイン受信部と、
を備えたワイヤレスイヤホン。 - 前記スーパーヘテロダイン受信部が、前記FM送信波を低雑音で増幅する低雑音高周波増幅器と、前記低雑音で増幅されたFM送信波を更に増幅する高周波増幅器と、を備えている請求項1に記載のワイヤレスイヤホン。
- 前記スーパーヘテロダイン受信部が、前記FM送信波を受信できなくなってから所定時間後に前記音声出力部の出力を停止させる請求項1又は2に記載のワイヤレスイヤホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008156907A JP2009303050A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ワイヤレスイヤホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008156907A JP2009303050A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ワイヤレスイヤホン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009303050A true JP2009303050A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41549456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008156907A Pending JP2009303050A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | ワイヤレスイヤホン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009303050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101459783B1 (ko) | 2008-10-09 | 2014-11-12 | 엘지이노텍 주식회사 | 헤드셋 |
-
2008
- 2008-06-16 JP JP2008156907A patent/JP2009303050A/ja active Pending
Cited By (1)
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KR101459783B1 (ko) | 2008-10-09 | 2014-11-12 | 엘지이노텍 주식회사 | 헤드셋 |
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