JP3034966U - コ−ドレス音声受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声出力端子にジャック受け口を有するＡＶ
機器から簡単操作により、コ−ドレス型のヘッドホンに
送信出来る音声受信装置を提供する。 【解決手段】 ラジオ、テレビ放送受信機、あるいはＣ
Ｄプレ−ヤ−等の音響機器の音声出力端子に接続するジ
ャックに送信機を装着すると共に、該送信機の出力を受
ける受信機を、音声を聴取するコ−ドレス型のヘッドホ
ン近くに設けるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ラジオ、テレビ放送受信機、あるいはＣＤプレ−ヤ−等の音響機器 の音声出力側端子に装着するコ−ドレス型の音声受信装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、ラジオ、テレビ放送受信機、あるいはＣＤプレ−ヤ−等の音響機器、 即ち、Ａｕｄｉｏ−Ｖｉｓｕａｌ機器（以下、単にＡＶ機器という）から音声を 取り出す場合、本体機器の前面に音声出力端子となるジャック受けが設けられ、 そこにジャックを装着し、その頭部から配線するコ−ドを介してイヤホンやヘッ ドホンから音声を聴取している。

【０００３】 しかし近年、コ−ドレスヘッドホンを用いて音声を聞くことが出来るようにな った。即ち、送信機を内蔵するＡＶ機器が市販され、その本体機器後部外側に設 けたアンテナを介して送った送信機の出力をコ−ドレスのヘッドホン付設の受信 機で受信出来るようになっている。また、送信機を内蔵しないＴＶにあっても、 後付けで送信機を装着することによって、前記同様にコ−ドレスヘッドホンを用 いて音声を聞くことが出来る。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、前記コ−ドレス型の送信機内蔵型ＡＶ機器は、充分に普及するには まだ高価であり、送信機後付けの場合にあっても、送信機費用の他にケ−シング の外側に設ける送信機の取付スペ−ス空間が必要である。すなわち、どちらの送 信機利用のＡＶ機器も、機器本体側に送信機付帯設備を設けることになる。

【０００５】 本考案は、最近の製造技術による小型化効果によって、送信機が２０ｍｍ以下 の大きさになった成果を取り入れて考案したもので、単にＡＶ機器に通常付設す る音声出力端子のジャック受け側に、ジャックを装着するだけで、コ−ドレス型 のヘッドホンに簡便に送信出来るようにしたコ−ドレス音声受信装置を提供する ことを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案に係るコ−ドレス音声受信装置は、ラジオ、テレビ放送受信機、あるい はＣＤプレ−ヤ−等の音響機器の音声出力端子に接続するジャックに送信機を装 着すると共に、該送信機の出力を受ける受信機を、音声を聴取するコ−ドレス型 のヘッドホン近くに設けて成るように構成したものである。

【０００７】 以上のように構成することによって、本考案装置の送信機付きジャックをＡＶ 機器の前面外側に設ける音声出力側端子に装着するだけで、音声をヘッドホンに 設ける受信機に送信し、かつ送信機はジャック頭部に設けてヘッドホン側へ向け られるので、送信伝搬は良好に作用して音声聴取状態は良い。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案に係るコ−ドレス音声受信装置を図１により説明する。ここに図 １（Ａ）はその構成を示すブロック図、同図（Ｂ）はヘッドホンへの送信状態を 示す模式図、同図（Ｃ）は送信機付きジャックの側面図である。

【０００９】 図１（Ａ）において、１は、送信機１ｂを一体に構成した送信機付きジャック であり、その開放側先端をＡＶ機器４の音声受信回路に接続する音声出力端子４ ａ（以下、ジャック受け側という）に装着出来るようになっている。５は、受信 機２を近接して設けたヘッドホンであって、受信機２にコ−ドレスで音声または 楽音（以下、音声等という）を送信する送信機付きジャック１と一対になってコ −ドレス音声受信装置を構成している。ここに、図示の実線は有線、二点鎖線は 無線による接続を示す。 なお、送信機１ｂ及び受信機２にはアンテナを付設し、ジャック受け側４ａに ジャック１を装着したときには、送信機１ｂは本体機器４の外側に配置される。

【実施例】

【００１０】 同図（Ｃ）に示すように、送信機付きジャック１は、その先端をＡＶ機器４の ジャック受け側４ａに接続することにより、本体機器から音声出力の取り出しが 可能な接点を構成するもので、その先端は従来技術に基づく通常のジャック端部 の形状を有している。ジャック１の接続側端部の反対側の頭部には、前記ＡＶ機 器からの音声出力を無線で送信出来る、直径約２０ｍｍ以内の大きさの送信機１ ｂを装着している。 なお同図（Ｃ）には、ヘッドホンジャックの場合を示したが、ミニヘッドホン ジャックの場合でも、同様に送信機を装着した構成とする。 さらに、イヤホンによる場合においても前記同様の構成とすることができる。

【００１１】 このように構成した本考案のコ−ドレス音声受信装置３は、下記のように動作 する。すなわち、図１（Ｂ）に示すように、ＡＶ機器４の音声回路に接続するジ ャック受け側４ａに送信機付きジャック１を接続すると、ＡＶ機器４が外部から 受信、または該ＡＶ機器自身が出力する音声信号を、ジャック１の頭部に装着し た送信機１ｂより送信する。その送信は、送信機付きジャック１と一対を成すヘ ッドホン５の近くに設けた受信機２に受信され、その受信内容が受話機５ａから 聴取可能の音声等として出力する。

【００１２】

【考案の効果】

本考案のコ−ドレス音声受信装置によれば、送信機付きジャックとヘッドホン 近くに受信機を設けて対にしてコ−ドレス型装置を構成することにより、コンパ クトな機構にしたもので、かつ本考案装置の送信機付きジャックを、音声出力端 子を設ける汎用形のラジオ、テレビ放送受信機あるいはＣＤプレ−ヤ−等の音響 機器に装着する簡便な取付操作で、どのＡＶ機器でも無線により音声等を聴取で きる効果が生じるものであり、本考案装置は一般及び個人用のＡＶ機器に限らず 、二画面テレビやテレビ多重放送あるいはパソコンの音声の聴取等、音声出力端 子用ジャック受けを備えた全ての機器に適用することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のコ−ドレス音声受信装置を説明するも
ので、（Ａ）はその構成を示すブロック図、（Ｂ）はヘ
ッドホンへの送信状態を示す模式図、（Ｃ）は送信機付
きジャックの側面図である。

【符号の説明】

１ 送信機付きジャック １ｂ 送信機 ２ 受信機 ３ コ−ドレス音声受信装置 ４ ＡＶ機器 ４ａ 音声出力端子 ５ コ−ドレスヘッドホン ５ａ 受話機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ラジオ、テレビ放送受信機、あるいはＣ
   Ｄプレ−ヤ−等の音響機器（４）の音声出力端子（４
   ａ）に接続するジャック（１）に送信機（１ｂ）を装着
   すると共に、該送信機の出力を受ける受信機（２）を、
   音声を聴取するコ−ドレス型のヘッドホン（５）近くに
   設けて成るコ−ドレス音声受信装置。