JP2009300649A - フォトマスク、カラーフィルタの製造方法およびフォトマスクの設計方法 - Google Patents

フォトマスク、カラーフィルタの製造方法およびフォトマスクの設計方法 Download PDF

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Abstract

【課題】柱状スペーサーとリブなどの異なる部材を同一材料かつ同一工程で作製する。
【解決手段】基板3の上に、枕部5を形成する。枕部5の上に着色層7を形成する。着色層7の上に、透明電極層9を形成する。次に、透明電極層9の上に、ネガ型感光性樹脂組成物29を塗布し、フォトマスク17を用いて光27を照射し、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15となる箇所を硬化する。次に、光27が照射されなかった部分の未硬化の感光性樹脂組成物29を溶剤で溶解除去することによって、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を現像し、ポストベークを行う。その結果、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を形成し、カラーフィルタ1を得る。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置に適するカラーフィルタ等に関するものである。
屋外での視認性を実現するために、半透過型液晶表示装置が用いられている。半透過型液晶表示装置は、1画素中に、透過表示領域と反射表示領域を有するものである(例えば、特許文献1参照)。
また、反射表示領域に柱状スペーサーと液晶配向制御用突起を、透過表示領域に液晶配向制御用突起を設ける、つまり、透過表示領域と反射表示領域の両方に配向制御用突起(リブ)を設け、透過表示領域と反射表示領域の両方で液晶が良好に配向され、広い視野角を得る半透過型液晶表示装置用カラーフィルタを得ることが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−102243号公報 特開2007−3758号公報
しかしながら、柱状スペーサーとリブは、それぞれ別材料、別工程にて形成しているため、工程が2回になってしまうという問題点があった。また、同一工程で柱状スペーサーとリブとを形成しようとすると、柱状スペーサーとリブとが近傍にあるため、柱状スペーサーに対応する透過部と、リブに対応する半透過部とが干渉し、フォトマスクの作製ができないという問題点があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、柱状スペーサーとリブなどの異なる部材を同一材料かつ同一工程で作製することである。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、カラーフィルタの作製工程に用いられ、基板上の遮光部中に、半透過部と、第1の透過部と、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、を備え、ネガ型感光性樹脂組成物を露光し、径と高さの異なる3種類の構造物を同時に形成することを特徴とするフォトマスクである。
第2の発明は、透過表示領域と反射表示領域とを備える半透過型液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの作製工程に用いられ、基板上の遮光部中に、前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、を備え、ネガ型感光性樹脂組成物を露光し、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とするフォトマスクである。
第3の発明は、カラーフィルタに用いられる、枕部を有する基板に、ネガ型感光性樹脂組成物を塗布する工程と、基板上の遮光部中に、前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、を備えるフォトマスクを用いて、前記ネガ型感光性樹脂組成物を露光する工程と、前記ネガ型感光性樹脂組成物を現像する工程と、を備え、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法である。
第4の発明は、カラーフィルタに、径と高さの異なる3種類の構造物を形成するため、背の高い構造物に対応して、第1の透過部を設け、背の低い構造物が、前記背の高い構造物に近い場合には、前記背の低い構造物に対応して、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部を設け、背の低い構造物が、前記背の高い構造物から遠い場合には、前記背の低い構造物に対応して、半透過部を設けることを特徴とするフォトマスクの設計方法である。
第5の発明は、カラーフィルタの作製工程に用いられ、透明基板上に、半透過部と、第1の遮光部と、前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、を備え、ポジ型感光性樹脂組成物を露光し、径と高さの異なる3種類の構造物を同時に形成することを特徴とするフォトマスクである。
第6の発明は、透過表示領域と反射表示領域とを備える半透過型液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの作製工程に用いられ、透明基板上に、前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の遮光部と、前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、を備え、ポジ型感光性樹脂組成物を露光し、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とするフォトマスクである。
第7の発明は、カラーフィルタに用いられる、枕部を有する基板に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布する工程と、透明基板上に、前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の遮光部と、前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、を備えるフォトマスクを用いて、前記ポジ型感光性樹脂組成物を露光する工程と、前記ポジ型感光性樹脂組成物を現像する工程と、を備え、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法である。
第8の発明は、カラーフィルタに、径と高さの異なる3種類の構造物を形成するため、背の高い構造物に対応して、第1の遮光部を設け、背の低い構造物が、前記背の高い構造物に近い場合には、前記背の低い構造物に対応して、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の遮光部を設け、背の低い構造物が、前記背の高い構造物から遠い場合には、前記背の低い構造物に対応して、半透過部を設けることを特徴とするフォトマスクの設計方法である。
本発明により、柱状スペーサーとリブなどの異なる部材を同一材料かつ同一工程で作製できる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
第1の実施形態に係るカラーフィルタ1について説明する。
図1は、カラーフィルタ1を、図3(a)におけるA−A´で切断し、B方向から観察した図である。カラーフィルタ1は、基板3の上に、断面が台形状の枕部5を有する。基板3と枕部5の上に、所定のパターンの着色層7を有し、着色層7の上に透明電極層9を有する。枕部5のある領域が反射表示領域となり、枕部5のない領域が透過表示領域となる。透明電極層5の上には、反射表示領域では、柱状スペーサー11とリブ13があり、透過表示領域では、リブ15がある。なお、カラーフィルタ1は、開口部を有するブラックマトリクス(図示せず)を有する。また、図3(a)でのA−A´断面の切断端面には、柱状スペーサー11は現れないが、B方向から観察した際に、A−A´断面より奥にある柱状スペーサー11が観察されるため、柱状スペーサー11は図1に描かれている。
基板3は、一般にカラーフィルタに用いられる基板を使用することができる。例えば、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、合成石英ガラス、ソーダライムガラス、ホワイトサファイアなどの可撓性のない透明なリジット材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂フィルムなどの可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。前記フレキシブル材としては、ポリメチルメタクリレート等のアクリル、ポリアミド、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、トリアセチルセルロース、シンジオタクティック・ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、フッ素樹脂、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、変性ポリフェニレンエーテル、ポリシクロヘキセン、ポリノルボルネン系樹脂、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、熱可塑性ポリイミド等からなるものを挙げることができるが、一般的なプラスチックからなるものも使用可能である。特に、無アルカリガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性及び高温加熱処理における特性に優れている。
着色層7は、一般的にカラーフィルタに用いられる着色層であり、顔料を含んだ感光性樹脂組成物である。着色層7は、枕部5が形成された基板3に、顔料を含んだ感光性樹脂組成物を塗布し、この感光性樹脂組成物をパターニングすることにより形成することができる。感光性樹脂組成物としては無色透明なものを使用することが好ましい。着色層7の厚みは、透過表示領域と反射表示領域で異なり、反射表示領域での着色層7の厚みは、透過表示領域での着色層7の厚みより薄くなり、半分程度となっている。透過表示領域では光が一回透過するのみであるのに対し、反射表示領域では光が2回通過するため、透過表示領域と反射表示領域で色合いを同じにするためである。着色層7の厚みは、0.5〜3μm程度である。前記感光性樹脂組成物としては、ネガ型感光性樹脂組成物及びポジ型感光性樹脂組成物のいずれも用いることができる。第1の実施形態においては、ネガ型感光性樹脂組成物を用いたカラーフィルタの製造方法を説明し、第2の実施形態においては、ポジ型感光性樹脂組成物を用いたカラーフィルタの製造方法を説明する。
ネガ型感光性樹脂組成物としては特に限定されるものではなく、一般的に使用されるネガ型感光性樹脂組成物を用いることができる。例えば、架橋型樹脂をベースとした化学増幅型感光性樹脂、具体的にはポリビニルフェノールに架橋剤を加え、さらに酸発生剤を加えた化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。また、アクリル系ネガ型感光性樹脂として、紫外線照射によりラジカル成分を発生する光重合開始剤と、分子内にアクリル基を有し、発生したラジカルにより重合反応を起こして硬化する成分と、その後の現像により未露光部が溶解可能となる官能基(例えば、アルカリ溶液による現像の場合は酸性基をもつ成分)とを含有するものを用いることができる。上記のアクリル基を有する成分のうち、比較的低分子量の多官能アクリル分子としては、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(DPHA)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(DPPA)、テトラメチルペンタトリアクリレート(TMPTA)等が挙げられる。また、高分子量の多官能アクリル分子としては、スチレン−アクリル酸−ベンジルメタクリレート共重合体の一部のカルボン酸基部分にエポキシ基を介してアクリル基を導入したポリマーや、メタクリル酸メチル−スチレン−アクリル酸共重合体等が挙げられる。
また、ポジ型感光性樹脂組成物としては特に限定されるものではなく、一般的に使用されるものを用いることができる。具体的には、ノボラック樹脂をベース樹脂とした化学増幅型感光性樹脂等が挙げられる。
枕部5は、基板3の上に形成される断面台形状の透明な感光性樹脂組成物であり、着色層7を形成する感光性樹脂組成物と同様のものが使われる。枕部5は、光が液晶セルを通過する経路の長さを、透過表示領域と反射表示領域において等しくし、位相差値を一定にすることができる。断面は、台形状に限られず、長方形や逆台形状にしてもよい。枕部5の膜厚は、液晶セルの厚さ(セルギャップ)にもよるが、2〜5μm程度とすることができる。
透明電極層9は、酸化スズ、酸化インジウム、ITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれるこれらの複合酸化物及び酸化亜鉛が使用できる。透明電極層5の厚みは、5〜500nm程度である。
また、図1では図示していないが、カラーフィルタ1には、複数の開口部を備え、着色層7を通過しない光がカラーフィルタ1を通過しないように形成され、平均透過率が0.1%以下であるブラックマトリクスが設けられる。ブラックマトリクスは、着色層7と別の着色層との境目に設けられ、色のコントラストを向上させている。ブラックマトリクスは、例えばスパッタリング法、真空蒸着法等によりクロム等の金属薄膜を形成し、この金属薄膜をパターニングすることにより形成することができる。この場合、遮光部の厚みは、20〜500nm程度とすることができる。
また、ブラックマトリクスは、カーボン微粒子等、金属酸化物等の遮光性粒子を含有させたポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂等を用いて樹脂層を形成し、この樹脂層をパターニングすることにより形成することもできる。さらに、ブラックマトリクスは、カーボン微粒子、金属酸化物等の遮光性粒子を含有させた感光性樹脂組成物を用いて樹脂層を形成し、この樹脂層をパターニングすることにより形成することもできる。樹脂を用いる場合、ブラックマトリクスの厚さは、0.5〜2μm程度である。
前記遮光物質として、酸化チタンや四酸化鉄等の金属酸化物粉末、金属硫化物粉末、金属粉末、カーボンブラックや、赤、青、緑色等の顔料の混合物等を用いることができる。また、前記感光性樹脂組成物としては、着色層7を形成するのに用いられる感光性樹脂組成物を用いることができる。樹脂の着色は不問である。
柱状スペーサー11は、感光性樹脂組成物で形成された、反射表示領域の透明電極層9の上の突起である。柱状スペーサー11は、透明電極層9に、感光性樹脂組成物を塗布し、この感光性樹脂組成物をパターニングすることにより形成することができる。感光性樹脂組成物としては、着色層7を形成する感光性樹脂組成物と同様のものが使われる。柱状スペーサー11の高さは、1〜5μm程度であり、柱状スペーサー11は、カラーフィルタ1と対向するTFT基板との間隔を保持し、液晶分子が注入されるセルギャップを形成する。
リブ13は、感光性樹脂組成物で形成された、反射表示領域の透明電極層9の上に形成される突起である。リブ13は、透明電極層9に、感光性樹脂組成物を塗布し、この感光性樹脂組成物をパターニングすることにより形成することができる。リブ13は、配向制御用突起とも呼ばれ、近傍の液晶分子にプレチルト角を与える作用、及び電気力線を所望の方向に歪ませる作用をなすことにより、液晶層の液晶分子の配向方向を複数方向に制御することを可能とする部材である。
リブ15は、感光性樹脂組成物で形成された、透過表示領域の透明電極層9の上に形成される突起である。リブ15は、リブ13と同様の方法で形成され、果たす役割も同様である。
次に、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造方法を説明する。図2は、カラーフィルタ1の製造工程を示す図である。
まず、図2(a)に示すように、基板3の上に、枕部5を形成する。枕部5は、感光性樹脂組成物を塗布し、パターニングすることにより形成される。感光性樹脂組成物の塗布方法としては、例えばスピンコート法、キャスティング法、ディッピング法、バーコート法、ブレードコート法、ロールコート法、グラビアコート法、フレキソ印刷法、スプレーコート法、ダイコート法等を挙げられる。
次に、所定のフォトマスクを介して光を照射し、現像を行うことでパターニングを行い、枕部5を形成する。
次に、図2(b)に示すように、枕部5の上に着色層7を形成する。着色層7は、顔料を含む感光性樹脂組成物を塗布し、パターニングすることにより形成される。感光性樹脂組成物の塗布とパターニングは、枕部5と同様の方法で行われる。その後、着色層7の上に、透明電極層9を形成する。透明電極層9は、蒸着法やスパッタリング法、CVD法により形成される。
次に、透明電極層9の上に、ネガ型感光性樹脂組成物29を塗布する。感光性樹脂組成物29の塗布方法としては、枕部5の形成と同様の方法を用いることができる。
次に、フォトマスク17を用いて光27を照射し、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15となる箇所を硬化する。図2(b)では、図3(b)におけるC−C´断面で切断し、D方向から観察したフォトマスク17を示す。柱状スペーサー11に対応する透過部25aは、C−C´断面より奥にあるため、観察できない。
露光方法としては、特に限定されるものではなく、例えば感光性樹脂の表面から数十〜数百μm程度の間隙をあけてフォトマスクを配置し、露光するプロキシミティ露光を行うことができる。この露光により、露光部分で硬化反応が生じる。
次に、図2(c)に示すように、光27が照射されなかった部分の未硬化の感光性樹脂組成物29を溶剤で溶解除去することによって、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を現像する。現像は、一般的な現像方法に従って行うことができる。現像により、感光性樹脂組成物29のうち、露光により硬化した部分が残存し、その他の部分が選択的に除去される。フォトマスク17の半透過部23に対応してリブ15が形成され、透過部25bに対応してリブ13が形成され、透過部25a(図2(b)に図示せず)に対応して柱状スペーサー11が形成される。
また、現像後の柱状スペーサー11、リブ13、リブ15に対してポストベークを行う。ポストベークは、例えば温度100〜250℃、処理時間10〜60分程度で適宜設定することができる。その結果、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を形成し、カラーフィルタ1を得る。
カラーフィルタ1を液晶表示装置に用いる場合、カラーフィルタ1の着色層側にTFT(Thin Film Transistor)基板が設けられる。TFT基板は、TFTと電極を有し、柱状スペーサー11に接する。TFT基板とカラーフィルタに挟まれて形成されたギャップに液晶分子が注入され、TFTのスイッチングにより液晶分子への電圧の印加のON/OFFが行われ、液晶表示装置が駆動する。
図3(a)は、カラーフィルタ1の平面図であり、図3(b)は、フォトマスク17の平面図である。図3(a)に示すように、カラーフィルタ1は、枕部5のある反射表示領域と、枕部5のない透過表示領域に分けられる。また、反射表示領域と透過表示領域は、赤色層33、緑色層35、青色層37に分けられる。赤色層33は赤色顔料を含む着色層7であり、緑色層35は緑色顔料を含む着色層7であり、青色層37は青色顔料を含む着色層7である。なお、枕部5の上の形成された着色層7は省略した。反射表示領域には、所定の間隔で柱状スペーサー11を有し、各色ごとにリブ13を有する。透過表示領域は、各色ごとにリブ15を有する。
図3(b)に示すように、フォトマスク17は、遮光部21の中に、半透過部23と、透過部25a、透過部25aよりも径の小さい透過部25bを有する。フォトマスク17の半透過部23に対応してリブ15とリブ13が形成され、透過部25bに対応してリブ13が形成され、透過部25aに対応して柱状スペーサー11が形成される。柱状スペーサー11の近くのリブ13を形成するために、半透過部23ではなく、透過部25bを用いている。これは、反射表示領域において、柱状スペーサー11とリブ13の配置がある程度隣接(例えば、間隔6μm)しているため、透過部25bの近くに半透過部23を設けると、半透過部23の直径がリブ13の直径よりも大きいため、半透過部23と透過部25bの開口が物理的に干渉してしまうため、透過部25bによりリブ13を形成している。しかしながら、柱状スペーサー11から離れている、反射表示領域の赤色層33に対応するリブ13を形成する際には、透過部25bと半透過部23が干渉することは無いため、リブ13に対応して半透過部23を設けることができる。
なお、図1などでは、リブ13とリブ15とを、同じ高さで同じ大きさに描いたが、リブ13とリブ15の大きさと高さは同じである必要はなく、リブ13をリブ15より高くかつ大きくしてもよいし低くかつ小さくしてもよい。透過部25bと半透過部23の大きさを自由に変えることができるため、リブ13とリブ15の大きさと高さも自由に変えられるからである。
また、リブ13に対応する半透過部23の大きさや透過率と、リブ15に対応する半透過部23の大きさや透過率は、同じにしても同じにしなくてもよい。反射表示領域と透過表示領域では、枕部5の有無により、フォトマスク17からの露光距離が異なるため、所望のリブ13とリブ15を得るために、半透過部23の大きさなどを適宜調整する必要があるからである。
なお、図3(a)に示す、反射表示領域の赤色層33にあるリブ13に対応する半透過部23の代わりに、透過部25aよりも径の小さい透過部25bを設けてもよい。また、反射表示領域において、リブ13に変えて、柱状スペーサー11より背の低いサブスペーサーを設けるために、径の小さい透過部を用いてもよい。
また、カラーフィルタ1のように、半透過型液晶表示装置に用いられ、枕部5を有するカラーフィルタだけでなく、枕部を有しない通常のカラーフィルタにおいて、柱状スペーサー、サブスペーサー、リブを作製する際にも、柱状スペーサーに対応する透過部と、サブスペーサーに対応する径の小さい透過部と、リブに対応する半透過部23を有するフォトマスクを用いることができる。
図4は、フォトマスク17の、図3(b)におけるE−E´断面図である。フォトマスク17は、図4に示すように、マスク基板19に所定のパターンを有する遮光パターン39と半透明パターン41を有する。
マスク基板19に半透明パターン41のみを有する領域が半透過部23となり、マスク基板19に遮光パターン39を有する領域が遮光部21となり、マスク基板19に半透明パターン41も遮光パターン39も有しない領域が透過部25a、透過部25bとなる。
透過部25aから露光された部位では、感光性樹脂組成物の硬化反応は十分に進行し、高さの高い柱状スペーサー11を形成できる。一方、半透過部23と径の小さい透過部23bから露光された部位では硬化反応が不十分となるので、柱状スペーサー11よりも背の低いリブ13、リブ15を形成できる。また、遮光部21は光27を通さないため、遮光部21に対応する部位では硬化反応が生じず、構造物を形成しない。
マスク基板19は、基板3に用いられる基板と同様の基板を用いることができる。特に、石英ガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性及び高温加熱処理における特性、光透過性に優れている。
遮光パターン39は、実質的に露光光を透過しないものであり、露光波長における平均透過率が0.1%以下であることが好ましい。遮光パターン39としては、一般にフォトマスクに用いられる遮光膜を用いることができ、例えばクロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素などの膜が挙げられる。中でも、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム等のクロム系膜が好適に用いられる。このようなクロム系膜は、最も使用実績があり、コスト、品質の点で好ましいからである。このクロム系膜は、単層であってもよく、2層以上が積層されたものであってもよい。
遮光パターン39の膜厚としては、特に限定されるものではなく、例えばクロム膜の場合には50〜150nm程度とすることができる。
遮光パターン39の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。
成膜後、遮光パターン39のパターニングを行う。パターニング方法は特に限定されないが、通常はリソグラフィー法が用いられる。
半透明パターン41は、ハーフトーンパターンとも呼ばれ、特に限定されるものではなく、例えばクロム、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、ケイ素等の酸化物、窒化物、炭化物などの膜が挙げられる。半透明パターン41及び遮光パターン39を同一エッチング設備、工程でパターニングし得るという利点から、半透明パターン41と遮光パターン39が同系の材料からなる膜であることが好ましい。前述するように遮光パターン39がクロム系膜であることが好ましいことから、半透明パターン41も、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム、酸化窒化炭化クロムなどのクロム系膜であることが好ましい。また、これらのクロム系膜は、機械的強度に優れており、さらには安定しているため、長時間の使用に耐えうるマスクとすることができる。
特に、半透明パターン41の元素比率は、金属の含有量は97%以上であることが好ましく、中でも99%以上であることが好ましい。また、窒素の含有量は、3%以下であることが好ましく、中でも2%以下であることが好ましい。さらに、酸素の含有量は、3%以下であることが好ましく、中でも2%以下であることが好ましい。
また、半透明パターン41は、単層であってもよく、複数の層で構成されていてもよい。これにより、複数の透過率を有する多階調のマスクとすることができる。
半透明パターン41の膜厚としては、例えばクロム膜の場合は5〜50nm程度とすることができ、また酸化クロム膜の場合は5〜150nm程度とすることができる。半透明パターン41の透過率はその膜厚により変わるので、膜厚を制御することで所望の透過率とすることができる。また、半透明パターン41が酸素、窒素、炭素などを含む場合は、その透過率は組成により変わるので、膜厚と組成とを同時にコントロールすることで所望の透過率を実現できる。
半透明パターン41の成膜方法としては、例えばスパッタリング法、イオンプレーティング法、真空蒸着法などの物理蒸着法(PVD)が用いられる。例えばスパッタリング法を用いて酸化窒化炭化クロム膜を成膜する場合は、Arガス等のキャリアガス、酸素ガス、炭酸ガス、窒素ガスを反応装置内に導入し、Crターゲットを用いた反応性スパッタリング法にて酸化窒化炭化クロム膜を成膜することができる。この際、酸化窒化炭化クロム膜の組成の制御は、Arガス、酸素ガス、炭酸ガス、窒素ガスの流量の割合を制御することにより行うことができる。
成膜後、パターニングを行い、半透明パターン41を形成する。
なお、遮光パターン39より先に半透明パターン41を形成してもよく、遮光パターン39の上に半透明パターン41が形成されないように半透明パターン41をパターニングしてもよい。
図5、図6は、透過部と半透過部を介した露光量をシミュレーションした結果を示す。図5は、直径6.5μm、直径12μm、直径18μmの円形状の透過部を介して露光した際の光強度プロファイルを示す図である。透過部の中心での光強度は、透過部の直径が小さくなるにしたがって、低下する。露光した光強度に比例して、形成される感光性樹脂組成物の高さが変わるため、半径の小さい透過部を介して露光すると背の低い構造物が形成され、半径の大きい透過部を介して露光すると背の高い構造物が形成される。
図6は、柱状スペーサーとリブに対応する円状の透過部または半透過部を介して露光した際の光強度プロファイルを示す図である。光強度が0.15より低い場合は、感光性樹脂組成物が硬化しないため、光強度0.15に線を引いている。図6(a)に示すように、直径12μmの透過部を用いて露光すると、直径6.5μmの透過部を用いて露光した場合とくらべて、光強度がおよそ5倍となる。そのため、図3(b)に示す透過部25aを直径12μmの円形状にし、透過部25bを直径6.5μmの円形状にすることで、柱状スペーサー11とリブ13とを得ることができる。
また、図6(b)に示すように、直径18μmの半透過部を用いて露光すると、直径6.5μmの透過部を用いて露光した場合と、同様の光強度が得られる。なお、半透過部の透過率を15%と設定し、半透過部の光強度プロファイルは、同じ直径を有する透過部の光強度プロファイルに15%をかけたものである。なお、直径6.5μmの半透過部を用いて露光すると、光強度の最大値が0.15より低いため、感光性樹脂組成物が硬化せず、構造物を形成できない。図3(b)に示す半透過部23を直径18μmの円形状にし、透過部25bを直径6.5μmの円形状とすることで、リブ13を得ることができる。
第1の実施形態によれば、柱状スペーサー11の近傍のリブ13を、透過部25bを介して露光することで形成するため、柱状スペーサー11と、柱状スペーサー11の近傍のリブ13と、同一工程かつ同一材料で形成可能であり、カラーフィルタ1の作製工程が削減される。
また、第1の実施形態によれば、フォトマスクにおいて、径の異なる透過部と、半透過部を用いることで、高さの異なる3種類の構造物を形成することができる。
また、第1の実施形態によれば、カラーフィルタ1とTFT基板とが、絶縁体の柱状スペーサー11を介して接するため、カラーフィルタ1とTFT基板とは短絡しない。
次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態にかかる、カラーフィルタ1及びフォトマスク43を示す図である。第2の実施形態で第1の実施形態にかかるカラーフィルタ1、フォトマスク17と同一の様態を果たす要素には同一の番号を付し、重複した説明は避ける。
第2の実施形態は、第1の実施形態においてネガ型感光性樹脂組成物を用いて柱状スペーサー11などを形成しているのに対し、第2の実施形態においてはポジ型感光性樹脂組成物を用いて柱状スペーサー11などを形成する点が異なる以外は、同様である。図7(a)は、第2の実施形態に係るカラーフィルタ1を示す図であり、第2の実施形態に係るカラーフィルタ1は、第1の実施形態に係るカラーフィルタ1と同じである。図7(b)は、ポジ型感光性樹脂組成物を用いてカラーフィルタ1を作製する際のフォトマスク43を示す図である。フォトマスク43は、フォトマスク17とは、透過部と遮光部が入れ替わった構造をしている。
図7(b)に示すように、フォトマスク43は、透過部45の中に、半透過部47と、遮光部49a、遮光部49bを有する。フォトマスク43の半透過部47に対応してリブ15とリブ13が形成され、遮光部49bに対応してリブ13が形成され、透過部49aに対応して柱状スペーサー11が形成される。
次に、第2の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造方法を説明する。透明樹脂層9の形成までは、第1の実施形態と同様である。
次に、透明電極層9の上に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布する。感光性樹脂組成物の塗布方法としては、第1の実施形態と同様の方法を用いることができる。
次に、フォトマスク43を用いて光を照射し、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15となる箇所以外の感光性樹脂組成物を可溶化する。ポジ型感光性樹脂組成物は、ネガ型感光性樹脂組成物と異なり、感光した箇所が可溶化する。
次に、光が照射された部分の可溶化した感光性樹脂組成物を溶剤で溶解除去することによって、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を現像する。現像は、一般的な現像方法に従って行うことができる。現像により、感光性樹脂組成物29のうち、露光により可溶化しなかった部分が残存し、その他の部分が選択的に除去される。フォトマスク43の半透過部47に対応してリブ15、リブ13が形成され、透過部49bに対応してリブ13が形成され、透過部49aに対応して柱状スペーサー11が形成される。
また、現像後の柱状スペーサー11、リブ13、リブ15に対してポストベークを行う。ポストベークは、例えば温度100〜250℃、処理時間10〜60分程度で適宜設定することができる。その結果、柱状スペーサー11、リブ13、リブ15を形成し、カラーフィルタ1を得る。
また、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかるカラーフィルタとフォトマスクの好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しえることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
第1の実施形態に係るカラーフィルタ1を、図3(a)におけるA−A´で切断し、B方向から観察した図。 第1の実施形態に係るカラーフィルタ1の製造工程を示す図。 第1の実施形態に係るカラーフィルタ1とフォトマスク17の平面図。 第1の実施形態に係るフォトマスク17を、図3(b)におけるE−E´断面図。 直径6μmから直径20μmまでの円形状の透過部を介して露光した際の光強度プロファイルのシミュレーションを示す図。 柱状スペーサーとリブに対応する透過部または半透過部を介して露光した際の光強度プロファイルのシミュレーションを示す図。 第2の実施形態に係るカラーフィルタ1とフォトマスク43の平面図。
符号の説明
1………カラーフィルタ
3………基板
5………枕部
7………着色層
9………透明電極層
11………柱状スペーサー
13………リブ
15………リブ
17………フォトマスク
19………マスク基板
21………遮光部
23………半透過部
25………透過部
27………光
29………感光性樹脂組成物
33………赤色層
35………緑色層
37………青色層
39………遮光パターン
41………半透明パターン
43………フォトマスク
45………透過部
47………半透過部
49………遮光部

Claims (8)

  1. カラーフィルタの作製工程に用いられ、
    基板上の遮光部中に、
    半透過部と、
    第1の透過部と、
    前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、
    を備え、
    ネガ型感光性樹脂組成物を露光し、径と高さの異なる3種類の構造物を同時に形成することを特徴とするフォトマスク。
  2. 透過表示領域と反射表示領域とを備える半透過型液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの作製工程に用いられ、
    基板上の遮光部中に、
    前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、
    を備え、
    ネガ型感光性樹脂組成物を露光し、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とするフォトマスク。
  3. カラーフィルタに用いられる、枕部を有する基板に、ネガ型感光性樹脂組成物を塗布する工程と、
    基板上の遮光部中に、
    前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部と、
    を備えるフォトマスクを用いて、前記ネガ型感光性樹脂組成物を露光する工程と、
    前記ネガ型感光性樹脂組成物を現像する工程と、
    を備え、
    透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  4. カラーフィルタに、径と高さの異なる3種類の構造物を形成するため、
    背の高い構造物に対応して、第1の透過部を設け、
    背の低い構造物が、前記背の高い構造物に近い場合には、前記背の低い構造物に対応して、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の透過部を設け、
    背の低い構造物が、前記背の高い構造物から遠い場合には、前記背の低い構造物に対応して、半透過部を設けることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
  5. カラーフィルタの作製工程に用いられ、
    透明基板上に、
    半透過部と、
    第1の遮光部と、
    前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、
    を備え、
    ポジ型感光性樹脂組成物を露光し、径と高さの異なる3種類の構造物を同時に形成することを特徴とするフォトマスク。
  6. 透過表示領域と反射表示領域とを備える半透過型液晶表示装置に用いられるカラーフィルタの作製工程に用いられ、
    透明基板上に、
    前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の遮光部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、
    を備え、
    ポジ型感光性樹脂組成物を露光し、透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とするフォトマスク。
  7. カラーフィルタに用いられる、枕部を有する基板に、ポジ型感光性樹脂組成物を塗布する工程と、
    透明基板上に、
    前記カラーフィルタの透過表示領域のリブに対応する半透過部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域の柱状スペーサーに対応する第1の遮光部と、
    前記カラーフィルタの反射表示領域のリブに対応し、前記第1の遮光部よりも径の小さい第2の遮光部と、
    を備えるフォトマスクを用いて、前記ポジ型感光性樹脂組成物を露光する工程と、
    前記ポジ型感光性樹脂組成物を現像する工程と、
    を備え、
    透過表示領域のリブと、反射表示領域の柱状スペーサーと、反射表示領域のリブと、を同時に形成することを特徴とする半透過型液晶表示装置用カラーフィルタの製造方法。
  8. カラーフィルタに、径と高さの異なる3種類の構造物を形成するため、
    背の高い構造物に対応して、第1の遮光部を設け、
    背の低い構造物が、前記背の高い構造物に近い場合には、前記背の低い構造物に対応して、前記第1の透過部よりも径の小さい第2の遮光部を設け、
    背の低い構造物が、前記背の高い構造物から遠い場合には、前記背の低い構造物に対応して、半透過部を設けることを特徴とするフォトマスクの設計方法。
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