JP2009300577A - 光コネクタ - Google Patents

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Junichi Nakane
純一 中根
Tatsuya Ota
達也 太田
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Abstract

【課題】高温環境下で接着剤の熱膨張によるフェルールの接着剤充填窓の変形を抑制する。
【解決手段】概ね角形をなす樹脂製のフェルール2を用いた光コネクタ1であり、フェルール2に取り付けられる多心光ファイバ4はフェルール2の接着剤充填窓3bから充填した接着剤5で固定される。接着剤充填窓3bから中空部3内に接着剤5を充填した直後に、接着剤充填窓3bに蓋7を嵌合させて接着固定する。耐熱試験等において蓋7が接着剤5の熱膨張による接着剤充填窓3bの変形を抑制し、フェルール2の歪みを抑制し、ひいてはコネクタ接続時の光損失増大を防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、いわゆるMT光コネクタと称される光コネクタに関する。
いわゆるMT光コネクタと称される光コネクタは、JIS C 5981に規定されるF12形多心光ファイバコネクタに概ね相当する。図9にこの種の従来の光コネクタ10を断面図で示す。
この光コネクタ10に用いられるフェルール2は、概ね角形をなす樹脂成形品であるが、フェルール後端側の光ファイバ導入用開口3a及びフェルール上面に開口する接着剤充填窓3bに連通する中空部3を備え、その前方壁面3cからフェルール先端面2bに貫通する複数の光ファイバ穴2aを備えている。
そして、光ファイバ導入用開口3aから導入した多心光ファイバ4の各光ファイバ4aをそれぞれ光ファイバ穴2aに挿通した後、接着剤充填窓3bから中空部3内に接着剤5を充填して、光ファイバ4a及び多心光ファイバ被覆部4bを接着固定する。なお、6は保護ブーツである。
上記の光コネクタ10に対しては一般に耐熱試験が行われる。
例えば光コネクタ10にハウジングを取り付けていわゆるMPO光コネクタ(F13形多心光ファイバコネクタ(JIS C 5982))とした時、85℃環境下にて耐熱試験を行い、その形状が安定であることが望まれる。
上記従来の光コネクタ10において、この耐熱試験において接着剤5が熱膨張するが、膨張する接着剤5によりフェルール2の内部に作用する圧力は、開口部である接着剤充填窓3bの形状を変形させるように作用し易い。接着剤充填窓部3bの形状が変形することで、フェルール2の形状が歪む恐れがある。その歪みがフェルール先端面に影響して光ファイバ穴2aの位置精度が低下しコネクタ接続時の光損失が増す恐れがある。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、耐熱試験等の高温環境下において、接着剤の熱膨張によるフェルールの接着剤充填窓の変形を抑制することができ、ひいてはコネクタ接続時の光損失増大を防止できる光コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、フェルール後端側に開口する光ファイバ導入用開口及びフェルール上面に開口する接着剤充填窓に連通する中空部を備え、この中空部の前方壁面からフェルール先端面に貫通する複数の光ファイバ穴を備えた概ね角形をなす樹脂製のフェルールを用いた光コネクタであって、
前記フェルールの光ファイバ導入用開口から導入した多心光ファイバの各光ファイバを前記光ファイバ穴に挿通し、前記接着剤充填窓から中空部内に接着剤を充填した後、前記接着剤充填窓に蓋を嵌合させて接着固定したことを特徴とする。
請求項2は請求項1の光コネクタにおいて、蓋に接着剤逃がし穴を設けたことを特徴とする。
請求項3は請求項1の光コネクタにおいて、蓋が多孔板からなることを特徴とする。
請求項4は請求項1の光コネクタにおいて、蓋が、接着剤充填窓のフェルール縦方向にのみ嵌合し、接着剤充填窓のフェルール横方向壁面に対して隙間を有する形状であることを特徴とする。
請求項5は請求項1の光コネクタにおいて、蓋が十字形をなしており、十字形の縦部と横部がそれぞれ接着剤充填窓の縦方向及び横方向に嵌合することを特徴とする。
請求項6は請求項1〜5のいずれかの光コネクタにおいて、蓋が樹脂製であることを特徴とする。
請求項7は請求項1〜5の光コネクタにおいて、蓋が金属製であることを特徴とする。
請求項8は請求項1〜7の光コネクタにおいて、接着剤充填窓の輪郭が、コ字形をなす3辺の両端間に台形状をなす3辺を有する六角形であることを特徴とする。
例えば光コネクタの耐熱試験等の高温環境下では、接着剤が熱膨張するが、本発明の光コネクタによれば、フェルールの上面の接着剤充填窓に蓋が嵌合していることで、膨張する接着剤によるフェルールの接着剤充填窓部の変形を抑制することができる。
これにより、接着剤充填窓の変形でフェルールの形状が歪みその歪みがフェルール先端面に影響して光ファイバ穴の位置精度が低下しコネクタ接続時の光損失が増す、という問題は解消される。
請求項2〜5によれば、光コネクタ組立時に、内部の余分な接着剤を逃がすことができ、蓋を接着剤充填窓に円滑に嵌合できる。
すなわち、請求項2によれば蓋が接着剤逃がし穴を有することにより、請求項3によれば蓋が多孔板からなることにより、請求項4によれば蓋の左右に隙間が形成されることにより、請求項5によれば蓋が十字形で四方に隙間が形成されることにより、上記の通り内部の余分な接着剤を逃がすことができる。
以下、本発明を実施した光コネクタについて、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の光コネクタ1の平面図、図2は図1のA−A断面図である。
この光コネクタ1のフェルール2は、概ね角形をなす樹脂成形品であり、フェルール後端側(図1で上側、図2で右側)の光ファイバ導入用開口3a及びフェルール上面に開口する接着剤充填窓3bに連通する中空部3を備え、その前方壁面3cからフェルール先端面2bに貫通する横一列(図1で左右方向、図2で紙面と直交する方向の横一列)の複数の光ファイバ穴2aを備えている。また、中空部3内に各光ファイバ穴2aの入口に臨む複数の光ファイバガイド溝3dが形成されている。フェルール2の後端側に鍔部2cが形成されている。
本発明の光コネクタ1は、接着剤5を充填した後に接着剤充填窓3bに嵌合固定された蓋7を備えている。
上記の光コネクタ1を組み立てる要領を説明する。
例えば光ファイバテープ等の多心光ファイバ4を、保護ブーツ6を被せた状態でフェルール2の光ファイバ導入用開口3aから中空部3に導入し、被覆4bを除去した各光ファイバ(裸ファイバ)4aをそれぞれ光ファイバ穴2aに挿通した後、保護ブーツ6を光ファイバ導入用開口3aに図示のように嵌合させる。
次いで、接着剤充填窓3bから中空部3内に接着剤5を充填して、光ファイバ4a及び光ファイバ被覆部4bをフェルール2内に固定するが、接着剤5を充填した直後に蓋7を接着剤充填窓3bに嵌合させて、接着固定する。
実施例のフェルール2の接着剤充填窓3bの輪郭形状は、コ字形をなす3辺の両端間に台形状をなす3辺を有する六角形であり、蓋7の形状も、図3に蓋7だけを若干拡大して示すように、接着剤充填窓3bに容易に嵌合させることができる程度に隙間なく嵌合可能な同じ六角形である。
上記の光コネクタ1は製品として出荷する前に耐熱試験を行う。例えばこの光コネクタ1にハウジングを取り付けていわゆるMPO光コネクタ(F13形多心光ファイバコネクタ(JIS C 5982))とした時、85℃環境下にて耐熱試験を行う。
その耐熱試験の際、接着剤が熱膨張するが、図9の従来の光コネクタ10のように接着剤充填窓3bに蓋が嵌合していない場合、膨張する接着剤5によりフェルール2の内部に作用する圧力は、開口部である接着剤充填窓3bの形状を変形させるように作用させ易い。
しかし、本発明の光コネクタ1では、フェルール2の上面の接着剤充填窓3bに蓋7が嵌合していることで、膨張する接着剤5による接着剤充填窓3bの形状の変形を抑制することができる。
これにより、接着剤充填窓3bの変形でフェルール2の形状が歪みその歪みがフェルール先端面に影響して光ファイバ穴2aの位置精度が低下しコネクタ接続時の光損失が増す、という問題は解消される。
フェルール2の材料としては、例えばPPS(ポリフェニレンスルファイド)、エポキシ樹脂、液晶ポリマー等を用いることができる、蓋7の材料としても、それらの樹脂と同じ樹脂を用いると、熱膨張率が同じとなる点で好適である。しかし、金属やセラミックを用いることができる。
図4に蓋の他の実施例を示す。
この蓋17は、図1〜図3の蓋7に接着剤逃がし穴17aをあけたものである。
内部に接着剤5を充填した後に接着剤充填窓3bに蓋17を嵌合させた時、接着剤逃がし穴17aがあることで、内部の余分な接着剤を逃がすことができ、蓋7を接着剤充填窓3bに円滑に嵌合できる。
図5に蓋のさらに他の実施例を示す。
この蓋27はメッシュ状の多孔板を用いたものである。例えば、金属板をパンチング加工によりメッシュ状配列の多数の孔をあけて製作することができる。
このメッシュ状の金属製の蓋27によれば、接着剤充填窓3bに嵌合して接着剤充填窓3bの変形を拘束する強度を有すると同時に、接着剤を逃がすことができる隙間を充分に確保できる。
図6に蓋のさらに他の実施例を示す。
この蓋37は、接着剤充填窓3bのフェルール縦方向(図1で上下方向、図2で左右方向)にのみ嵌合し、接着剤充填窓3bのフェルール横方向壁面に対して隙間を有する形状であり、左右対称形状である。
この蓋37によれば、接着剤充填窓3bの横方向中央近傍では接着剤充填窓3bに緊密に嵌合して接着剤充填窓3bの変形を拘束できると同時に、横方向両側には充分な隙間があるので、接着剤を容易に逃がすことができる。
図7に蓋のさらに他の実施例を示す。
この蓋47は、接着剤充填窓3bの縦寸法とほぼ同じ長さの縦部と横寸法とほぼ同じ長さの横部とを有する十字形をなし、十字形の縦部と横部がそれぞれ接着剤充填窓の縦方向及び横方向に嵌合する構成である。
この蓋47によれば、十字形の縦部と横部がそれぞれ接着剤充填窓3bの縦方向両側の壁面及び横方向両側の壁面に対する拘束部となるので、接着剤充填窓3bの変形を拘束できると同時に、充分な隙間があるので、接着剤を容易に逃がすことができる。
図8に蓋のさらに他の実施例を示す。
この蓋57は、フェルールの接着剤充填窓が矩形の場合であり、その矩形の接着剤充填窓3b’に合わせた矩形状をなしている。
この矩形の接着剤充填窓3b’に対しても、あるいは他の輪郭形状を有する接着剤充填窓に対しても、図4のように接着剤逃がし穴を設けたり、図5のようにメッシュ状の金属板を用いたり、図6のように幅を狭くしたり、図7のように十字形としたりすることができる。
本発明の一実施例の光コネクタの平面図である。 図1の光コネクタのA−A断面図である。 上記光コネクタにおける接着剤充填窓に嵌合した蓋の平面図である。 他の実施例を示す蓋の平面図である。 さらに他の実施例を示す蓋の平面図である。 さらに他の実施例を示す蓋の平面図である。 さらに他の実施例を示す蓋の平面図である。 さらに他の実施例を示す蓋の平面図である。 従来の光コネクタの断面図である。
符号の説明
1 光コネクタ
2 フェルール
2a 光ファイバ穴
2b フェルール先端面
3 中空部
3a 光ファイバ導入用開口
3b 接着剤充填窓
3c (中空部3の)前方壁面
4 多心光ファイバ
4a 光ファイバ(裸ファイバ)
5 接着剤
7、17、27、37、47、57 蓋

Claims (8)

  1. フェルール後端側に開口する光ファイバ導入用開口及びフェルール上面に開口する接着剤充填窓に連通する中空部を備え、この中空部の前方壁面からフェルール先端面に貫通する複数の光ファイバ穴を備えた概ね角形をなす樹脂製のフェルールを用いた光コネクタであって、
    前記フェルールの光ファイバ導入用開口から導入した多心光ファイバの各光ファイバを前記光ファイバ穴に挿通し、前記接着剤充填窓から中空部内に接着剤を充填した後、前記接着剤充填窓に蓋を嵌合させて接着固定したことを特徴とする光コネクタ。
  2. 前記蓋に接着剤逃がし穴を設けたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  3. 前記蓋が多孔板からなることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  4. 前記蓋が、接着剤充填窓のフェルール縦方向にのみ嵌合し、接着剤充填窓のフェルール横方向壁面に対して隙間を有する形状であることを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  5. 前記蓋が十字形をなしており、十字形の縦部と横部がそれぞれ接着剤充填窓の縦方向及び横方向に嵌合することを特徴とする請求項1記載の光コネクタ。
  6. 前記蓋が樹脂製であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光コネクタ。
  7. 前記蓋が金属製であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光コネクタ。
  8. 前記接着剤充填窓の輪郭が、コ字形をなす3辺の両端間に台形状の3辺を有する六角形であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の光コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013137941A1 (en) * 2012-03-11 2013-09-19 Hoya Corporation Usa Connector assembly for optical fiber
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WO2022158018A1 (ja) * 2021-01-22 2022-07-28 株式会社フジクラ フェルール及びフェルール構造体

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