JP2009299971A - 冷却加熱塔システム - Google Patents

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Koichi Kinoshita
浩一 木下
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Abstract

【課題】十分にブラインを加熱又は冷却できる冷却加熱塔システムを提供することを課題とする。
【解決手段】大気と熱交換させてブラインを冷却又は加熱する開放式の冷却加熱塔2と、内部にブラインを収容する蓄熱槽3と、内部を冷媒が循環しており、冷媒を圧縮、凝縮、膨張、及び蒸発させることで蓄熱槽3内のブラインを冷却又は加熱するヒートポンプユニット4と、冷却加熱塔2に供給されるブラインの一部を蓄熱槽3内に供給するとともに、蓄熱槽3内のブラインを冷却加熱塔2から排出されたブラインに混合させる接続ユニット8と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却加熱塔システムに関するものである。
従来より、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒を加熱又は冷却するためなどに冷却加熱塔が広く用いられている(例えば特許文献1参照)。この冷却加熱塔は、一般的に、上下方向に延びる充填材を複数垂設するとともに、上部にファンが設置されている。そして、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒などと熱交換をして冷却又は加熱されたブラインを上部から流して充填材を伝って下部まで流す間に、ファンの作動により側方から上方へと流れる外気と熱交換を行わせてブラインを加熱又は冷却させる。そして、このように加熱又は冷却されたブラインを再度冷凍機の熱交換器等に送る。
特開2005−207682号公報
しかしながら、外気の温度によっては、上述した冷却加熱塔だけでは十分にブラインを加熱又は冷却できないといった問題があった。そこで、本発明は、十分にブラインを加熱又は冷却できる冷却加熱塔システムを提供することを課題とする。
本発明に係る冷却加熱塔システムは、上記課題を解決するためになされたものであり、大気と熱交換させてブラインを冷却又は加熱する開放式の冷却加熱塔と、内部にブラインを収容する蓄熱槽と、内部を冷媒が循環しており、冷媒を圧縮、凝縮、膨張、及び蒸発させることで前記蓄熱槽内のブラインを冷却又は加熱するヒートポンプユニットと、前記冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を前記蓄熱槽内に供給するとともに、前記蓄熱槽内のブラインを前記冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させる接続ユニットと、を備えている。
上記構成によれば、接続ユニットによって冷却加熱塔に供給されるブラインの一部が蓄熱槽内に供給されるとともに、蓄熱槽内のブラインを冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させている。この蓄熱槽内のブラインは、ヒートポンプユニットによって冷却又は加熱されているため、冷却加熱塔によって十分に冷却又は加熱されずに排出されたブラインと混合することで、このブラインを十分に冷却又は加熱することができる。
また、上記冷却加熱塔システムは種々の構成をとることができるが、例えば上記接続ユニットは、前記冷却加熱塔と蓄熱槽との間のブラインの連通を遮断可能にする弁を有していることが好ましい。この構成によれば、例えば冷却加熱塔のみによって十分にブラインを冷却又は加熱できる場合は、弁を閉状態にすることによって蓄熱槽とのブラインの連通を遮断させることができる。また、冷却加熱塔を作動させていない夜間などに、安価な深夜電力を利用してヒートポンプユニットを作動させて、蓄熱槽内に収容されたブラインを冷却又は加熱して冷熱又は温熱を蓄熱しておくことができる。
また、冷却加熱塔がブラインを冷却する場合においては、上記接続ユニットは、冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を蓄熱槽の上部から蓄熱槽内に供給するとともに、蓄熱槽内のブラインを蓄熱槽の下部から排出して冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させることが好ましい。これは、温度の低いブラインは蓄熱槽内の下部に溜まるため、蓄熱槽内のブラインを蓄熱槽の下部から排出することで、この蓄熱槽内でより温度の低いブラインを冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させて効率的にブラインを冷却することができる。
また、冷却加熱塔がブラインを加熱する場合においては、接続ユニットは、冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を蓄熱槽の下部から蓄熱槽内に供給するとともに、蓄熱槽内のブラインを蓄熱槽の上部から排出して冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させることが好ましい。これは、温度の高いブラインは蓄熱槽内の上部に溜まるため、蓄熱槽内のブラインを蓄熱槽の上部から排出することで、この蓄熱槽内でより温度の高いブラインを冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させて効率的にブラインを加熱することができる。
本発明によれば、十分にブラインを加熱又は冷却できる冷却加熱塔システムを提供することができる。
以下、本発明に係る冷却加熱塔システムの実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係る冷却加熱塔システムの構成図である。なお、本実施形態では、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒と熱交換したブラインを加熱又は冷却する場合について説明するが、その他の熱源と熱交換したブラインを加熱又は冷却する場合であっても同様の方法をとることができる。
図1に示すように、冷却加熱塔システム1は、ブラインを外気と熱交換させる冷却加熱塔2と、ブラインを内部に収容する蓄熱槽3と、蓄熱槽3内のブラインを冷却又は加熱するためのヒートポンプユニット4とを備えている。また、冷却加熱塔2に供給されるブラインの一部を蓄熱槽3に供給するとともに、蓄熱槽3内のブラインを冷却加熱塔2から排出されたブラインへ混合させるための接続ユニット8が設置されている。
冷却加熱塔2は、上下方向に延びるように垂設された波状の充填材(図示省略)が複数枚設置されており、その上部にファン21が設置されている。このファン21を作動させることで、側方から入り込んだ外気がファン21に向かって上昇するような空気流を生成する。この冷却加熱塔2の上部には、冷凍機の熱交換器を流れる冷媒と熱交換をして冷却又は加熱されたブラインが戻ってくる戻り管P1が接続されるとともに、冷却加熱塔2の下部には、冷却加熱塔2によって外気と熱交換を行い加熱又は冷却されたブラインを再度冷凍機の熱交換器へと送る送り管P2が接続されている。
蓄熱槽3は、内部にブラインを収容するように構成されており、その上部には第1の連結管P3が接続されており、下部には第2の連結管P4が接続されている。
ヒートポンプユニット4は、圧縮機41、四方切換弁42、蓄熱槽内熱交換器43、膨張弁44、外部熱交換器45を環状に接続しており、その内部には冷媒が循環している。蓄熱槽内熱交換器43は、上記蓄熱槽3内を延びる熱交換器であって、冷媒と蓄熱槽3内のブラインとを熱交換させるように構成されている。四方切換弁42は、圧縮機41から吐出された冷媒を蓄熱槽内熱交換器43又は外部熱交換器45のどちらかに送るように冷媒の流路を切り替えることができる。
戻り管P1からは、ブラインの一部を蓄熱槽3に送るための第1の分岐管P5及び第2の分岐管P6が分岐している。第1の分岐管P5は、第1の三方弁5を介して第1の連結管P3と接続しており、第2の分岐管P6は、第2の三方弁6を介して第2の連結管P4と接続している。また、送り管P2に第3の三方弁7が設置されており、第1の三方弁5と第3の三方弁7とを第1の合流管P7によって接続しており、第2の三方弁6と第3の三方弁7とを第2の合流管P8によって接続している。なお、これら、第1の連結管P3,第2の連結管P4、第1の分岐管P5、第2の分岐管P6、第1の合流管P7、第2の合流管P8、第1の三方弁5、第2の三方弁6、第3の三方弁7を総称して接続ユニット8と呼ぶ。
次に上述した冷却加熱塔システム1の運転方法について図面を参照しつつ説明する。図2は冷却加熱塔のみでブラインを加熱する場合の冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図、図3は冷却加熱塔及び蓄熱槽でブラインを加熱する場合の冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図、図4は冷却加熱塔のみでブラインを冷却する場合の冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図、図5は冷却加熱塔及び蓄熱槽でブラインを冷却する場合の冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図である。なお、図2〜5における各三方弁5,6,7の黒く塗りつぶされている箇所は、ブラインが通らないように遮断された箇所を示している。
まずは、ブラインを加熱する場合の冷却加熱塔システムの運転方法、すなわち、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒と熱交換することで冷却されたブラインを加熱する場合の冷却加熱塔システムの運転方法について図2及び図3を参照しつつ説明する。
冷却加熱塔2のみでブラインを所望の温度まで十分に加熱できる場合は、図2に示すように、第1及び第2の三方弁5,6を全て閉じるとともに、第3の三方弁7は各合流管P7,P8と接続する箇所のみを閉じる。このように設定された冷却加熱塔システム1では、冷凍機の熱交換器を流れる冷媒に放熱して冷却されたブラインが、戻り管P1を介して冷却加熱塔2に流れてくる。そして、冷却加熱塔2に流れてきたブラインは、冷却加熱塔2の充填材を伝って上部から下部へと流れる間に、ファン21の作動により側方から入り込んで上方へと流れる外気と熱交換を行い加熱される。このようにして加熱されたブラインは、第3の三方弁7及び送り管P2を介して再度冷凍機の熱交換器へと送られ、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒を加熱する。このように冷媒を加熱することで冷却されたブラインは、戻り管P1を介して再度冷却加熱塔2へと戻ってくる。以上のサイクルを繰り返して、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒を加熱し続ける。
次に、冷却加熱塔2のみでは十分にブラインを加熱できない場合の冷却加熱塔システムの運転方法について説明する。この場合は、蓄熱槽3内の加熱されたブラインを利用するが、蓄熱槽3内のブラインは予めヒートポンプユニット4を作動させることで加熱されている。このヒートポンプユニット4によるブラインの加熱方法について説明すると、図2に示すように、ヒートポンプユニット4内を流れる冷媒を圧縮機41によって圧縮して高温ガスとし、この圧縮機41から吐出された高温ガスを四方切換弁42によって蓄熱槽内熱交換器43へと送る。蓄熱槽内熱交換器43へと送られた高温の冷媒は、蓄熱槽3内のブラインを加熱するとともに、冷媒自体は凝縮して膨張弁44へと送られる。膨張弁44へ送られた冷媒は、膨張弁44により急激に減圧されて低温低圧となり、外部熱交換器45で外気と熱交換して蒸発し、四方切換弁42を介して再度圧縮機41へと送られる。上記サイクルを繰り返すことで、蓄熱槽3内のブラインを所定温度まで加熱する。なお、このヒートポンプユニット4による蓄熱槽3内のブラインの加熱は、冷却加熱塔2が動作していないときや、冷却加熱塔2のみが作動して蓄熱槽3内のブラインが使用されていないときに行われるが、安価な深夜電力を使用できる夜間に行うことが好ましい。
以上のようにして温熱が蓄熱された蓄熱槽3内のブラインを利用する冷却加熱塔システム1の運転方法について説明をする。この場合は、図3に示すように、第1の三方弁5は第1の分岐管P5と接続する箇所を閉じるとともに、第2の三方弁6は第2の合流管P8と接続する箇所を閉じる。このように設定された冷却加熱塔システムでは、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒に放熱して冷却されたブラインが、戻り管P1を介して冷却加熱塔2に戻ってくる。このブラインの一部は、冷却加熱塔2へと送られ、冷却加熱塔2の充填材を伝って上部から下部へと流れる間に、ファン21の作動により側方から入り込んで上方へと流れる外気と熱交換を行い加熱されて冷却加熱塔2の下部から第3の三方弁7へと送られる。
一方、冷却加熱塔2に送られなかった残りのブラインは、第2の分岐管P6、第2の三方弁6、及び第2の連結管P4を介して蓄熱槽3の下部から蓄熱槽3内へ送られる。そして、ヒートポンプユニット4によって予め加熱されたブラインが、蓄熱槽3の上部から第1の連結管P3、第1の三方弁5,及び第1の合流管P7を介して第3の三方弁7へと流れ、冷却加熱塔2の下部から送られたブラインと混合することにより、冷却加熱塔2で加熱されたブラインの温度をさらに上げる。このように蓄熱槽3からのブラインと混合した冷却加熱塔2で加熱されたブラインは、送り管P2を介して再度冷凍機の熱交換器へと送られて熱交換器内を流れる冷媒を加熱する。以上のサイクルを繰り返すと、蓄熱槽3内のブラインの温度が低下するが、蓄熱槽3内のブラインの温度が所定温度を下回ると、ヒートポンプユニット4を作動させて、再度蓄熱槽3内のブラインを加熱する。
次に、ブラインを冷却する場合の冷却加熱塔システムの運転方法、すなわち、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒と熱交換することで加熱されたブラインを冷却する場合の冷却加熱塔システム1の運転方法について図4及び図5を参照しつつ説明する。
まずは、冷却加熱塔のみでブラインを十分に冷却できる場合の冷却加熱塔システムの運転方法について図4を参照しつつ説明する。この場合は、上述した冷却加熱塔のみでブラインを十分に加熱できる場合の運転方法と同じ運転方法をとることができる。すなわち、図4に示すように、第1及び第2の三方弁5,6を全て閉じるとともに、第3の三方弁7は各合流管P7,P8と接続する箇所のみを閉じる。このように設定された冷却加熱塔システム1では、冷凍機の熱交換器で加熱されて戻り管P1を介して冷却加熱塔2に送られてきたブラインは、充填材を伝って冷却加熱塔2の上部から下部へと流れる間に、側方から上方へと流れる外気と熱交換することによって冷却される。このように冷却されたブラインは、第3の三方弁7及び送り管P2を介して冷凍機の熱交換器へと送られ、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒を冷却する。冷媒を冷却することによって加熱されたブラインは、戻り管P1を介して再度冷却加熱塔2へと戻ってくる。以上のサイクルを繰り返して、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒を冷却し続ける。
次に、冷却加熱塔2のみでは十分にブラインを冷却できない場合の冷却加熱塔システムの運転方法について説明する。この場合は、蓄熱槽3内の冷却されたブラインを利用するが、この蓄熱槽3内のブラインは、ヒートポンプユニット4を作動させることで予め冷却されている。このときのヒートポンプユニット4を用いたブラインの冷却方法について説明すると、図4に示すように、ヒートポンプユニット4内を流れる冷媒を圧縮機41によって圧縮して高温ガスとし、この圧縮機41から吐出された高温の冷媒を四方切換弁42によって外部熱交換器45へと送る。外部熱交換器45へと送られた冷媒は、外気と熱交換を行い凝縮した後に膨張弁44で急激に減圧され低温低圧の冷媒となる。この低温低圧の冷媒を蓄熱槽内熱交換器43へと送り、蓄熱槽内熱交換器43で冷媒が蒸発することで蓄熱槽3内のブラインから熱を奪い、蓄熱槽3内のブラインを冷却する。蓄熱槽内熱交換器43で蒸発した冷媒は、四方切換弁42を介して再度圧縮機41へと送られる。以上のサイクルを繰り返すことで、蓄熱槽3内のブラインに冷熱を蓄熱する。なお、このヒートポンプユニット4による蓄熱槽3内のブラインの冷却は、加熱塔2が運転されていないときや、冷却加熱塔2のみが運転されて蓄熱槽3内のブラインが利用されていないときに行うが、安価な深夜電力を使用できる夜間に行うことが好ましい。
以上のようにして冷熱が蓄熱された蓄熱槽3内のブラインを利用する冷却加熱塔システム1の運転方法について説明をする。この場合は、図5に示すように、第1の三方弁5は第1の合流管P7と接続する箇所を閉じるとともに、第2の三方弁6は第2の分岐管P6と接続する箇所を閉じている。このように設定された冷却加熱塔システム1では、冷凍機の熱交換器内を流れる冷媒と熱交換をして加熱されたブラインが、戻り管P1を介して冷却加熱塔2へ流れてくる。このブラインの一部は、冷却加熱塔2の充填材を伝って上部から下部へと流れる間に、側方から上方へと流れる外気と熱交換を行うことで冷却されて、冷却加熱塔2の下部から第3の三方弁7へと送られる。
一方、冷却加熱塔2に送られなかった残りのブラインは、第1の分岐管P5、第1の三方弁5、及び第1の連結管P3を介して蓄熱槽3の上部から蓄熱槽3内へと送られる。そして、ヒートポンプユニット4によって予め冷却されたブラインが蓄熱槽3の下部から排出されて、第2の連結管P4、第2の三方弁6,及び第2の合流管P8を介して第3の三方弁7へと送られ、冷却加熱塔2の下部から排出されたブラインと混合する。このように蓄熱槽3内のブラインが混合することで温度がさらに下げられたブラインは、送り管P2を介して冷凍機の熱交換器へと送られて熱交換器内を流れる冷媒と熱交換を行い、再度加熱されて戻り管P1を介して冷却加熱塔2へと戻ってくる。以上のサイクルを繰り返すと、蓄熱槽3内のブラインの温度が上昇するが、蓄熱槽3内のブラインの温度が所定温度を上回ると、ヒートポンプユニット4を作動させて、再度蓄熱槽3内のブラインを冷却する。
以上、本実施形態によれば、予め加熱された蓄熱槽3内のブラインや冷却された蓄熱槽3内のブラインを、冷却加熱塔2から輩出されたブラインへと混合させるため、冷却加熱塔2で十分に加熱されない場合や冷却されない場合であっても、所望の温度を有するブラインを冷凍機の熱交換器などに送ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、冷却加熱塔2から排出されたブラインを加熱する場合は、冷却加熱塔2に送られなかった残りのブラインを蓄熱槽3の下部から蓄熱槽3内に供給するとともに、蓄熱槽3の上部から予め加熱されたブラインを排出して冷却加熱塔2から排出されたブラインに混合させているが、この流路を変更することができる。すなわち、残りのブラインを蓄熱槽3の上部から蓄熱槽3内に供給するとともに、蓄熱槽3の下部から予め加熱されたブラインを排出することができる。ただし、蓄熱槽3内では、温度の高いブラインほど上部に溜まり、温度の低いブラインは下部に溜まる傾向にあるため、冷却加熱塔2から排出されたブラインを加熱するには、蓄熱槽3の上部から排出されたブラインを冷却加熱塔2から排出されたブラインに混合させる方が好ましい。なお、同様に、冷却加熱塔2から排出されたブラインを冷却する場合は、上記実施形態のように冷却加熱塔2に送られなかった残りのブラインを蓄熱槽3の上部から蓄熱槽3内に供給し、蓄熱槽3の下部から予め冷却されたブラインを排出して冷却加熱塔2から排出されたブラインに混合させる方が好ましいが、この逆、すなわち、蓄熱槽3の下部から蓄熱槽3内にブラインを供給して、蓄熱槽3の上部から予め冷却されたブラインを排出することもできる。
本発明に係る冷却加熱塔システムの実施形態を示す構成図である。 冷却加熱塔のみでブラインを加熱する場合における冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図である。 冷却加熱塔及び蓄熱槽内のブラインでブラインを加熱する場合における冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図である。 冷却加熱塔のみでブラインを冷却する場合における冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図である。 冷却加熱塔及び蓄熱槽内のブラインでブラインを冷却する場合における冷却加熱塔システムの運転方法を説明する説明図である。
符号の説明
1 冷却加熱塔システム
2 冷却加熱塔
3 蓄熱槽
4 ヒートポンプユニット
8 接続ユニット

Claims (4)

  1. 大気と熱交換させてブラインを冷却又は加熱する開放式の冷却加熱塔と、
    内部にブラインを収容する蓄熱槽と、
    内部を冷媒が循環しており、冷媒を圧縮、凝縮、膨張、及び蒸発させることで前記蓄熱槽内のブラインを冷却又は加熱するヒートポンプユニットと、
    前記冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を前記蓄熱槽内に供給するとともに、前記蓄熱槽内のブラインを前記冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させる接続ユニットと、
    を備える冷却加熱塔システム。
  2. 前記接続ユニットは、前記冷却加熱塔と蓄熱槽との間のブラインの連通を遮断可能にする弁を有する、請求項1に記載の冷却加熱塔システム。
  3. 前記接続ユニットは、前記冷却加熱塔がブラインを冷却する場合において、前記冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を前記蓄熱槽の上部から前記蓄熱槽内に供給するとともに、前記蓄熱槽内のブラインを前記蓄熱槽の下部から排出して前記冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させる、請求項1又は2に記載の冷却加熱塔システム。
  4. 前記接続ユニットは、前記冷却加熱塔がブラインを加熱する場合において、前記冷却加熱塔に供給されるブラインの一部を前記蓄熱槽の下部から前記蓄熱槽内に供給するとともに、前記蓄熱槽内のブラインを前記蓄熱槽の上部から排出して前記冷却加熱塔から排出されたブラインに混合させる、請求項1又は2に記載の冷却加熱塔システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2517981C1 (ru) * 2013-05-22 2014-06-10 Александр Алексеевич Соловьев Аэродинамическая установка с тепловым насосом

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