JP2009299375A - 水抜排水受けおよびこれを備えた寒冷地用量水計ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】水抜栓から排水された水を受ける水抜排水受け、およびそれを備えた寒冷地用量水計ユニットを提供する。
【解決手段】止水栓と量水計と水抜栓とを支持するとともに水抜きによる排水を受ける水抜排水受け1aであって、略凹状に形成され、かつ排水口114が設けられた水受け部11を備え、この水受け部11には止水栓を支持する止水栓支持部12と量水計を支持する量水計支持部13と水抜栓を支持する水抜栓支持部14とが下流方向へ順に配設される。
【選択図】図1
【解決手段】止水栓と量水計と水抜栓とを支持するとともに水抜きによる排水を受ける水抜排水受け1aであって、略凹状に形成され、かつ排水口114が設けられた水受け部11を備え、この水受け部11には止水栓を支持する止水栓支持部12と量水計を支持する量水計支持部13と水抜栓を支持する水抜栓支持部14とが下流方向へ順に配設される。
【選択図】図1
Description
本発明は、止水栓と、量水計と、水抜栓とを支持するとともに水抜きによる排水を受ける水抜排水受け、およびこれを備えた寒冷地用量水計ユニットに関するものである。
従来、水道の量水計は指定された年数ごとの交換が義務付けられており、集合住宅における交換についてはその数も多いことから、作業に大変手間と労力を要している。そこで、量水計を容易に交換することができる量水計ユニットがこれまでに提案されている。
例えば、特開2005−213802号公報には、基部と、その両側に設けた一対の接続体部とからなり、各接続体部の外側に水道管を接続し、かつ各接続体部の内側に進退調整自在な量水器接続部を設け、さらに各接続体部の間に外部へ排水するための水抜栓機構を設けた量水器の接続装置が開示されている(特許文献1)。これにより独立した別個の水抜栓が不要となるため、経済的な負担が軽減され、かつ接続装置全体の小型化や取扱性、操作性が向上するとされている。
しかしながら、特許文献1に開示された発明においては、水抜きが必要とされる寒冷地の集合住宅の宙吊りされた水道配管に設置するような場合、水抜栓からの排水を処理することができず、集合住宅内に漏水するという問題や、当該接続装置が宙吊り機能を有していないために複数の当該接続装置を一室に設置することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、水抜栓から排水された水を受ける水抜排水受け、およびそれを備えた寒冷地用量水計ユニットを提供することを目的としている。
本発明に係る水抜排水受けは、止水栓と量水計と水抜栓とを支持するとともに水抜きによる排水を受ける水抜排水受けであって、略凹状に形成され、かつ排水口が設けられた水受け部を備え、この水受け部には止水栓を支持する止水栓支持部と量水計を支持する量水計支持部と水抜栓を支持する水抜栓支持部とが下流方向へ順に配設されている。
また、本発明に係る寒冷地用量水計ユニットは、水抜排水受けを備え、止水栓支持部により支持された止水栓と水抜栓支持部により支持された水抜栓とを備えている。
さらに、本発明に係る寒冷地用量水計ユニットは、水受け部に固着され下方へ延伸した支持棒係合機構と、この支持棒係合機構に係合するとともに螺進により進退調整自在に壁間で固定可能な支持棒とを備える態様であってもよい。
本発明によれば、止水栓と、量水計と、水抜栓とを支持するとともに、水抜栓からの排水された水を受けて排水管などへ排水することができる。
以下、本発明に係る水抜排水受けおよび寒冷地用量水計ユニットの実施形態について図面を用いて説明する。図1は本実施形態における水抜排水受け1aを示す斜視図である。
本実施形態における水抜排水受け1aは、図1に示すように、水受け部11と、止水栓支持部12と、量水計支持部13と、水抜栓支持部14とを備えており、壁面固定部15と、搭載固定部16とをさらに備えている。止水栓支持部12と、量水計支持部13と、水抜栓支持部14とは、図1に示すように下流方向へ順に配設されている。
本発明における水受け部は、底面と側壁とで凹状に形成されており、かつ底面には排水口が設けられているものであれば特に限定されないが、本実施形態における水受け部11の底面111は、排水口114に向かって下り勾配となるように形成されており、その排水口114には、図3に示すように、排水管に接続するための接続口115が設けられている。また、底面111には支持棒係合機構5を固着させるための固定用孔116が設けられている。
また、本発明における止水栓支持部は、止水栓を支持するためのものであり、その構造や形状などは特に限定されず、適宜選択することができるが、本実施形態においては図1に示すように、水受け部11を構成する上流側の側壁113に止水栓支持部12が形成されている。すなわち、上流側の側壁113の幅を他の側壁112より厚くして、その高さを高くすることにより止水栓支持部12が形成されており、頂部には止水栓3に係合させるための略L字状の切り欠き121が設けられている。また、切り欠き121にはボルトをねじ込んで止水栓3を固定するための側孔122が備えられている。
また、本発明における量水計支持部は、量水計を支持するためのものであり、その構造や形状などは特に限定されず、適宜選択することができるが、本実施形態における量水計支持部13は図1に示すように、止水栓支持部12より下流側の底面111から凸状に突出形成されており、かつその頂部には量水計Mの底部に形成されている凸状の係合部mと嵌合させる凹状の嵌合溝131が設けられている。
さらに、本発明における水抜栓支持部は、水抜栓を支持するためのものであり、その構造や形状などは特に限定されず、適宜選択することができるが、本実施形態における水抜栓支持部14は、水抜栓支持台141と、図3に示す水抜栓4を嵌着させる嵌着部142とからなっている。より詳細には、水抜栓支持台141は量水計支持部13より下流側の底面111から凸状に突出形成され、その頂部に水抜栓4を嵌着させる略馬蹄形の嵌着部142が設けられている。
次に、本実施形態における壁面固定部15は、水抜排水受け1aを建物の壁面などに固定するためのものであり、図1に示すように、長辺側壁112に沿って延出形成され、かつアンカーボルトなどで壁などに固定するための側孔151が備えられている。
また、本実施形態における搭載固定部16は、水抜排水受け1aを建物に設けられた台などに固定するためのものであり、例えばL字型の市販の金具を用いて建物の壁面に設けられた台に固定するためのものである。搭載固定部16は、図1に示すように、底面111に沿って水抜排水受け1aの流水方向の両端から延出され、かつボルトなどで固定するための下孔161が形成されている。
なお、本実施形態における水抜排水受け1aは鋳造により一体成形されているが、本発明に係る水抜排水受けはこれに限られるものではなく、例えば、切削加工などにより形成してもよく、図2に示すように、各種部品を組み立てることにより製造してもよい。また、原料の鋳鉄はこれに限られるものではなく、アルミニウムなどの他の金属、プラスチック樹脂およびそれらの複合材など、適宜選択することができる。
次に、本発明に係る水抜排水受けの異なる態様の実施形態について図面を用いて説明する。図2は、本実施形態における水抜排水受け1bの組立図である。なお、本実施形態のうち、前述した実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付する。本実施形態における水抜排水受け1bは、図2に示すように、組立型であって、水受け部11と、止水栓支持部12と、量水計支持部13と、水抜栓支持部14とを備えている。止水栓支持部12と、量水計支持部13と、水抜栓支持部14とは、図2に示すように下流方向へ順に配設されている。
本実施形態における水受け部11は、図2に示すように、ステンレス板を凹状に曲げられることにより、底面111と2つの側壁112とが形成されている。各側壁112の上流側の端部近傍と下流側の端部近傍とには、止水栓支持部12と水抜栓支持部14とを固定するためのボルト孔117が設けられており、所定の位置には量水計支持部13が係合する嵌合孔118が設けられている。さらに、底面111には接続口115を備える排水口114と、支持棒係合機構5を設けるための固定用孔116とが設けられている。なお、本発明において、水受け部に使用される材料はステンレス板に限られるものではなく、適宜選択することができる。
次に、本実施形態における止水栓支持部12は、水受け部11と接続するための水受け接続部123と、量水計Mを固定するためのスライド式継ぎ手35と、壁面固定部15と、搭載固定部16とを備えている。水受け接続部123は、水受け部11の上流側の端部近傍に設けられたボルト孔117とともに止水栓支持部12と水受け部11とを固定するためのものであり、下流方向に水受け部11と嵌合するように突出形成されている。また、スライド式継ぎ手35には、図9に示すように、上流側に止水栓3が接続され、下流側にはスライド部36が螺合される。なお、スライド式継ぎ手35の詳細は後述する。
また、本実施形態における水抜栓支持部14は、水抜栓4を挿通する挿通孔143を備え、かつ本実施形態における止水栓支持部12と同様に、水受け接続部123と、壁面固定部15と、搭載固定部16とを備えている。挿通孔143は、水抜栓4の流出口47の外周より若干大きい直径を有しており、水抜栓4の下流側を挿通できるようになっている。
また、本実施形態における量水計支持部13は、嵌合凸部132と嵌合溝131とを有しており、嵌合凸部132は水受け部11の側壁112に設けられた嵌合孔118に嵌合され、量水計支持部13は水受け部11の上方に橋渡すよう配設されている。
次に、本発明に係る寒冷地用量水計ユニットの一実施形態について説明する。本実施形態における寒冷地用量水計ユニット2aは、図3に示すように、水抜排水受け1aと、止水栓3と、水抜栓4と、支持棒係合機構5と、支持棒6とを備えており、さらに、止水栓3に量水計Mを接続させるスライド式継ぎ手35と、逆流を防止する逆流防止弁41と、量水計Mを接続する継ぎ手42とを備えている。
本実施形態における止水栓3は、図3に示すように、止水栓ハンドル31と、止水栓本体32と、この止水栓本体32内に配置された止水栓弁体33とを有している。止水栓弁体33は止水栓ハンドル31に連結されており、その止水栓ハンドル31の羽根が流水方向と略平行となる位置へ回転されると流路が開き、止水栓ハンドル31の羽根が流水方向と略直角となる位置へ回転されると流路が閉じるようになっている。なお、止水栓3は特に限定されるものではなく、例えば、市販されている止水栓などを適宜選択すればよく、また例えば、電磁式弁を用いて遠隔から制御可能に構成してもよい。また、止水栓弁体33と止水栓ハンドル31との連結は、固定してもよいし、取り外し可能にしてもよい。
また、本実施形態における止水栓3の下流側には、図3に示すように雌ネジ部34を有しており、スライド式継ぎ手35の上流側の外周面に設けられた雄ネジ351と螺合されている。このスライド式継ぎ手35は、さらに下流側の内周面に雌ネジ352が設けられ、外周面に雄ネジ361を有するスライド部36が螺合されており、スライド部36は螺進による進退調整が自在になっている。なお、スライド式継ぎ手35の内側には、スライド部36と接触する位置に水密を保つためのOリング37が設けられている。また、スライド部36の下流側先端には、量水計Mとの水密を保つためのパッキン38が設けられている。なお、止水栓3はスライド式継ぎ手35とともに止水栓支持部12の切り欠き121に係合し、側孔122に螺合するボルト(図示しない)により固定される。
次に、本実施形態における水抜栓4は、水道管内の水を水道管外に排出するためのものであり、図4および図5に示すように、主に、水抜栓ハンドル43と、水抜栓本体44と、水抜栓弁体45とから構成されている。水抜栓本体44は、量水計Mから水道水を受ける流入口46と、水道水の出口である流出口47と、水抜き時に水を排水するための水抜排水口48と、水抜栓弁体45を収容する円筒状の弁体収容部441とからなる。
水抜栓弁体45の上端部には水抜栓ハンドル43が取り付けられている。また、水抜栓弁体45と弁体収容部441とが進退調整自在に螺合されており、水抜栓ハンドル43を回転させることにより水抜栓弁体45が弁体収容部441内にて上下動するようになっている。なお、水抜栓ハンドル43を左回転させると水抜栓弁体45は上昇し、右回転させると、水抜栓弁体45が下降する。
さらに、水抜栓弁体45の上部外周と、中間部外周と、下部外周とには、弁体収容部441との間の水密を保持するためのOリング451と、Oリング452と、Oリング453とが各々設けられている。Oリング451が弁体収容部441の上部と当接してOリング451と弁体収容部441の上部との間の水密が保持される。また、Oリング452は、図4および図5に示すとおり、水抜栓弁体45が下降すると弁体収容部441の中間部に当接してOリング452と弁体収容部441の中間部との水密が保持され、水抜栓弁体45が上昇すると弁体収容部441の中間部に当接せず、Oリング452と弁体収容部441の中間部との水密が開放される。一方、Oリング453は、図4および図5に示すように、水抜栓弁体45が上昇すると弁体収容部441の下部に当接して、Oリング453と弁体収容部441の下部との水密が保持され、水抜栓弁体45が下降すると弁体収容部441の下部に当接せず、Oリング453と弁体収容部441の下部との水密が開放される。
また、図3に示すとおり、本実施形態における水抜栓4の流入口46には、その上流側に流水が逆流するのを防止する逆流防止弁41と、量水計Mと接続するための継ぎ手42とが設けられている。また、継ぎ手42の上流側には、量水計Mとの水密を保つためのパッキン49が設けられている。さらに、図4および図5に示すように、水抜排水口48には、水抜き時において排水の飛散を防ぎ、かつ水抜き後においてゴミや虫などの異物が水道管内へ侵入するのを防ぐためのストレーナ481が配設されている。
なお、本実施形態における水抜栓4は、図6および図7に示すような態様であってもよい。すなわち、本実施形態における異なる態様の水抜栓4は、水抜栓本体44と、水抜栓弁体45と、Oリング454と、キャップ482と、駒455と、抜け止めリング456と、パッキン457と、ストレーナ481とを有している。
その水抜栓本体44は、弁体収容部441と、流入口46と、流出口47と、貫通孔442と、水抜排水口48とからなる。貫通孔442は、水抜栓弁体45の頭部を貫通させて上下動可能とするものである。さらに、水抜排水口48はその内周面に雌ネジ485が切られ、キャップ482が螺合されている。
キャップ482は略円筒状に形成され、外周に水抜排水口48と螺合するための雄ネジ486が設けられている。頭部には、パッキン457と密着する弁座483が備えられており、下方にはストレーナ481が設けられている。なお、弁座483の内径は、弁体収容部441の内径よりも小さくなるように形成されている。また、キャップ482の外周には水抜栓本体44との水密を保持するため、Oリング484が備えられている。
水抜栓弁体45の下部には、弁座483と密着するパッキン457が駒455に装着されており、水抜栓弁体45の上部にはOリング454が装着され、弁体収容部441の内壁との間の水密を保持している。水抜栓弁体45の頭部は、貫通孔442から貫通されているとともに、抜け止めリング456が装着されている。
次に、本実施形態における支持棒係合機構5について説明する。本実施形態における支持棒係合機構5は、水抜排水受け1aを宙吊り状態で固定するためのものであり、図3および図8に示すとおり、水受け部11の下面に固定されるとともに、下方に延伸されて支持棒6と係合するための支持棒係合部51を備えている。支持棒係合機構5は、前記水受け部11から1対の板状の脚を垂下させるとともに、その中間位置を外側に湾曲させることにより、支持棒6を保持する支持棒係合部51を形成している。前記支持棒係合機構5は、図1および図2に示すように、水受け部11の底面111の固定用孔116にボルトとナットとにより固定される。なお、固定用孔116とボルトとの間には水漏れを防止するためのパッキン119が配設されている。なお、支持棒係合部51と支持棒6との間には、ゴム製樹脂などのスペーサー52が狭持されている。
また、本実施形態における支持棒6は、図3および図8に示すとおり、螺進により伸縮調整自在な機能を有し、支持棒係合機構5の支持棒係合部51に係合して、壁W,W間に固定される。本実施形態における支持棒6は、雌ネジ側固定支持パイプ61と、その雌ネジと螺合する雄ネジ側固定支持パイプ62とからなり、これらのパイプ61,62を螺合させて雄ネジ側固定支持パイプ62を螺進させることにより、伸縮自在に設けられている。また、壁W,Wと接触する両端部には壁フランジ63が設けられており、さらにこの壁フランジ63はアンカーボルトにより壁W,Wに固定される。
次に、本発明に係る寒冷地用量水計ユニットの異なる態様の実施形態について図9を用いて説明する。なお、本実施形態のうち、前述した実施形態の構成と同一若しくは相当する構成については同一の符号を付する。
本実施形態における寒冷地用量水計ユニット2bは、図9に示すように、組立型の水抜排水受け1bを備えていることからボルトなどにより組立固定され、支持棒係合機構5と支持棒6とにより、壁Wと壁Wとの間で宙吊りにされている。止水栓3の上流側には水道管が接続され、水抜栓4の下流側には建物内への水道管が接続されている。水抜栓4で排水された水は、水受け部11で受けられ、排水口114の接続口115を通って排水管へと排水される。
次に、本発明に係る寒冷地用量水計ユニットの作用を量水計Mの交換手順に沿って説明する。
まず、水抜栓4から排水させる手順について、図4および図5を用いて説明する。水抜栓4のハンドルを左回転させて水抜栓弁体45を上昇させると、図4に示すように、水抜栓4の流入口46から流入した水道水は、水抜栓弁体45と弁体収容部441の中間部との間を通って流出口47から建物内へ供給される。このとき、Oリング451が弁体収容部441の上部と当接して、Oリング451と弁体収容部441の上部との水密が保持されるとともに、Oリング453が弁体収容部441の下部と当接して、Oリング453と弁体収容部441の下部との水密が保持されるため、水道水を漏れなく流出口47方向へ供給することができる。
次に、この水抜栓4のハンドルを右回転させて水抜栓弁体45を下降させると、図5に示すように、Oリング452が弁体収容部441の中間部と当接し、Oリング452と弁体収容部441の中間部との間が水密状態となり、流出口47方向への水道水の供給が遮断されるとともに、Oリング453が弁体収容部441の下部と当接せず、水密が開放されて流出口47より下流側の水道管内の水が水抜排水口48から排水される。排水された水は、水受け部11で受けられ、排水口114から排水管へと排出される。なお、本実施形態における水抜排水受け1aの底面111は、排水口114に向けて下り勾配が付けられているため、排水がスムーズに行われる。
次に、量水計Mの交換手順について、図3を用いて説明する。まず、止水栓3の止水栓ハンドル31の羽根が流水方向と略直角となるように回転させることにより流水を遮断する。次に、スライド式継ぎ手35のスライド部36を回転させることにより、狭持させている状態を緩めて量水計Mを外す。このとき、量水計M内に余った水が溢れることがあるが、水受け部11によって受けられるため、水が床にこぼれるのを防ぐことができる。また、水抜栓4の流入口46に逆流防止弁41が設けられているため、室内に供給した水が逆流するのを防ぐことができる。なお、量水計M内に水が逆流することに備えて、あらかじめ水抜きをしておいてもよい。
本実施形態における異なる態様の水抜栓4である場合の作用について、図6および図7を用いて説明する。図6は、水道水が流入口46から流出口47へ供給されている場合の本実施形態における水抜栓4の状態を示したものである。水抜栓弁体45のパッキン457と、キャップ482の弁座483が密着しているため、水密状態が保たれている。また、図7は本実施形態における水抜栓4の水抜きを行う状態を示したものである。
本実施形態の水抜栓4により水抜きを行うには、図7に示すように、まず止水栓3により、その上流側の水道管からの水道水の供給を止めた後、水抜栓弁体45の頭部を押す。水抜栓弁体45の頭部を押すことにより、水抜栓弁体45のパッキン457とキャップ482の弁座483とが離れ、止水栓3より下流側の寒冷用量水計ユニット2b内の水と水抜栓4より下流側の水道管内の水とが水抜排水口48から排水される。
再び、水を使用する状態に戻す場合は、止水栓3を開けて流水させると、水抜栓4内に水道水が流入し、弁体収容部441と弁座483との面積差によって各々が受ける力に差が生じ、水抜栓弁体45が上方に押し上げられ、水抜栓弁体45に配設されたパッキン457と、キャップ482の弁座483とが再び密着して、排水を遮断する。すなわち、本実施形態における水抜栓4は、水抜き状態において流水をさせることによって自動的に排水を遮断する。
なお、本発明に係る水抜排水受けおよび寒冷地用量水計ユニットは、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。例えば、排水口114に配設される接続口115の代わりに、排水用のホースなどを配設してもよい。
以上のような実施形態によれば、以下の効果が得られる。
1.排水をスムーズに排水管に導くことができる。
2.排水用のホッパーなどを改めて設ける必要がないため、製造および施工コストが抑制される。
3.宙吊りにすることができるため、スペースを有効に利用することができる。
4.寒冷地用量水計ユニット2を軽量化することができる。
1.排水をスムーズに排水管に導くことができる。
2.排水用のホッパーなどを改めて設ける必要がないため、製造および施工コストが抑制される。
3.宙吊りにすることができるため、スペースを有効に利用することができる。
4.寒冷地用量水計ユニット2を軽量化することができる。
1a,1b 水抜排水水受け
2a,2b 寒冷地用量水計ユニット
3 止水栓
4 水抜栓
5 支持棒係合機構
6 支持棒
11 水受け部
12 止水栓支持部
13 量水計支持部
14 水抜栓支持部
15 壁面固定部
16 搭載固定部
31 止水栓ハンドル
32 止水栓本体
33 止水栓弁体
35 スライド式継ぎ手
41 逆流防止弁
42 継ぎ手
43 水抜栓ハンドル
44 水抜栓本体
45 水抜栓弁体
48 水抜排水口
51 支持棒係合部
61 雌ネジ側固定支持パイプ
62 雄ネジ側固定支持パイプ
114 排水口
115 接続口
M 量水計
2a,2b 寒冷地用量水計ユニット
3 止水栓
4 水抜栓
5 支持棒係合機構
6 支持棒
11 水受け部
12 止水栓支持部
13 量水計支持部
14 水抜栓支持部
15 壁面固定部
16 搭載固定部
31 止水栓ハンドル
32 止水栓本体
33 止水栓弁体
35 スライド式継ぎ手
41 逆流防止弁
42 継ぎ手
43 水抜栓ハンドル
44 水抜栓本体
45 水抜栓弁体
48 水抜排水口
51 支持棒係合部
61 雌ネジ側固定支持パイプ
62 雄ネジ側固定支持パイプ
114 排水口
115 接続口
M 量水計
Claims (3)
- 止水栓と量水計と水抜栓とを支持するとともに水抜きによる排水を受ける水抜排水受けであって、略凹状に形成され、かつ排水口が設けられた水受け部を備え、この水受け部には止水栓を支持する止水栓支持部と量水計を支持する量水計支持部と水抜栓を支持する水抜栓支持部とが下流方向へ順に配設された水抜排水受け。
- 請求項1に記載の水抜排水受けを備え、前記止水栓支持部により支持された止水栓と前記水抜栓支持部により支持された水抜栓とを備える寒冷地用量水計ユニット。
- 請求項2において、前記水受け部に固着され下方へ延伸した支持棒係合機構と、この支持棒係合機構に係合するとともに螺進により進退調整自在に壁間で固定可能な支持棒とを備える寒冷地用量水計ユニット。
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---|---|---|---|
JP2008156260A JP2009299375A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | 水抜排水受けおよびこれを備えた寒冷地用量水計ユニット |
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JP2008156260A JP2009299375A (ja) | 2008-06-16 | 2008-06-16 | 水抜排水受けおよびこれを備えた寒冷地用量水計ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015017430A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | 株式会社タブチ | 複式メータユニットのフレームと該フレームを用いた複式メータユニット |
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2008
- 2008-06-16 JP JP2008156260A patent/JP2009299375A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015017430A (ja) * | 2013-07-11 | 2015-01-29 | 株式会社タブチ | 複式メータユニットのフレームと該フレームを用いた複式メータユニット |
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