JP2009298551A - エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドッキング救出運転を行う場合に救出エレベーターのかご内から被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能なエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置を得る。
【解決手段】エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置において、エレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられた被救出エレベーターのかごと、昇降路内に昇降自在に設けられ、被救出エレベーターのかごと隣接して配設された救出エレベーターのかごと、被救出エレベーターのかご内に設けられ、被救出エレベーターのかご内を撮影する第1のカメラと、救出エレベーターのかご内に設けられ、各種情報を表示する第1のモニタと、ドッキング救出運転時に、第1のモニタに第1のカメラが撮影した映像を表示する救出時運転時モニタ切替装置本体と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置において、エレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられた被救出エレベーターのかごと、昇降路内に昇降自在に設けられ、被救出エレベーターのかごと隣接して配設された救出エレベーターのかごと、被救出エレベーターのかご内に設けられ、被救出エレベーターのかご内を撮影する第1のカメラと、救出エレベーターのかご内に設けられ、各種情報を表示する第1のモニタと、ドッキング救出運転時に、第1のモニタに第1のカメラが撮影した映像を表示する救出時運転時モニタ切替装置本体と、を備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置に関するものである。
昇降路内に複数のエレベーターかごが配置されているエレベーターにおいて、あるエレベーターに故障が発生したとき、当該故障が発生したエレベーター(被救出エレベーター)のかご内に閉じ込められた乗客を救出するために、被救出エレベーターに隣接するエレベーター(救出エレベーター)のかごに救出作業員が乗り込み、救出エレベーターのかごを高速自動走行させ、被救出エレベーターのかごの側方で停止させて横付けして、かごの側面に設けられた救出口を通じて被救出エレベーターのかご内に閉じ込められた乗客を救出する、いわゆるドッキング救出運転がある。
従来においては、このドッキング救出運転時に救出エレベーターのかご内で被救出エレベーターのかご位置を認識することができるものとして、同一昇降路内横隣りの被救出エレベーターのパルスカウント装置から入力した前記被救出エレベーターのかご位置データから階床データに変換する被救出エレベーター階床演算装置と、前記階床データを救出エレベーターのかご内に表示するインジケーター等のかご内表示装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のエレベーターにおいては、図4に示すように、エレベーターのかご1内に設けられ、このかご1内を撮影して映像データ7をモニタ表示装置本体19へと出力するカメラ2と、同じく前記かご1内に設けられ、図示しない呼び登録ボタンや戸開・戸閉ボタン等を備えたかご内操作盤3と、前記かご内操作盤3に設けられ、各種情報を表示するモニタ4と、このモニタ4の表示内容を制御するモニタ表示装置本体19と、各エレベーターの運行制御及び群管理制御を行う群管理制御盤5と、当該エレベーターが設置された建物内にて当該エレベーターの状況監視を行う監視装置11(監視室)と、を備え、前記モニタ表示装置本体19は、当該モニタ4が設置された前記かご1内の前記カメラが撮影した前記映像データ7、図示しない外部装置から前記モニタ表示装置本体19へと入力される外部データ8(ニュース情報や当該エレベーターが設置された建物に関する情報等)、及び、当該モニタ4が設置されたエレベーター自身に係るかご位置(階床)やかご速度等のエレベーターデータ9、のうちから選択し、組み合わせた表示データ10を前記モニタ4へと出力するように構成したものが知られている。
しかしながら、特許文献1に示された従来におけるエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置においては、ドッキング救出運転を行う場合に、救出エレベーターのかご内からは被救出エレベーターのかご内の状況を把握することが難しく、救出作業員は被救出エレベーターのかご内の状況を十分に把握し得ないまま、まずは救出に向かい、救出エレベーターを被救出エレベーターに横付けしなければならない。
そして、その後に被救出エレベーターのかご内の状況を把握してから救出作業に取り掛かるので、非効率的であり救出作業に長時間を要することとなる。このため、被救出エレベーターのかご内に閉じ込められた乗客に不安を与えるおそれがあるという課題のみならず、当該エレベーター利用者の信用を損ない、場合によっては社会的信用の低下につながるおそれがあるという課題がある。
そして、その後に被救出エレベーターのかご内の状況を把握してから救出作業に取り掛かるので、非効率的であり救出作業に長時間を要することとなる。このため、被救出エレベーターのかご内に閉じ込められた乗客に不安を与えるおそれがあるという課題のみならず、当該エレベーター利用者の信用を損ない、場合によっては社会的信用の低下につながるおそれがあるという課題がある。
また、上下2つのかごを備えたダブルデッキエレベーターにおいては、救出エレベーターの上下かごのうちいずれか一方のみのかごを使用してこれに救出作業員が乗り込んで救出を行う場合、救出エレベーターのかご内から被救出エレベーターのかご内の状況を把握することができないために、被救出エレベーターの上下2つのかご内にいる乗客の全てを、救出エレベーターの1つのかご内に収容することが可能であるのかを判断することができないという課題がある。これは、被救出エレベーターがダブルデッキであり救出エレベーターがシングルデッキである場合も同様である。
そして、ダブルデッキである救出エレベーターの上下2つのかごにそれぞれ救出作業員が乗り込む場合に、被救出エレベーターの上下かごのうちいずれか一方のかごにのみ乗客がおり他方のかごには乗客がいない際には、2人の救出作業員のうち1人が無駄となるため非効率的であるという課題がある。
そして、ダブルデッキである救出エレベーターの上下2つのかごにそれぞれ救出作業員が乗り込む場合に、被救出エレベーターの上下かごのうちいずれか一方のかごにのみ乗客がおり他方のかごには乗客がいない際には、2人の救出作業員のうち1人が無駄となるため非効率的であるという課題がある。
この発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、ドッキング救出運転を行う場合に救出エレベーターのかご内から被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能なエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置を得るものである。
この発明に係るエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置においては、エレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられた被救出エレベーターのかごと、前記昇降路内に昇降自在に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かごと隣接して配設された救出エレベーターのかごと、前記被救出エレベーターの前記かご内に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かご内を撮影する第1のカメラと、前記救出エレベーターの前記かご内に設けられ、各種情報を表示する第1のモニタと、ドッキング救出運転時に、前記第1のモニタに前記第1のカメラが撮影した映像を表示する救出時運転時モニタ切替装置本体と、を備えた構成とする。
この発明はエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置において、エレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられた被救出エレベーターのかごと、前記昇降路内に昇降自在に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かごと隣接して配設された救出エレベーターのかごと、前記被救出エレベーターの前記かご内に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かご内を撮影する第1のカメラと、前記救出エレベーターの前記かご内に設けられ、各種情報を表示する第1のモニタと、ドッキング救出運転時に、前記第1のモニタに前記第1のカメラが撮影した映像を表示する救出時運転時モニタ切替装置本体と、を備えた構成としたことで、ドッキング救出運転を行う場合に救出エレベーターのかご内から被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能であるという効果を奏する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1及び実施の形態2に関するもので、エレベーターの救出運転時モニタ表示切替装置の全体構成を示すブロック図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に関するもので、救出運転時モニタ表示切替装置本体の動作を示すフロー図である。
図において1は図示しないエレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられたかごである。
このかご1内には、このかご1内を撮影するカメラ2、及び、押下することによりかご呼び登録を行う呼び登録ボタン(図示せず)や押下することにより前記かご1前面に設けられた図示しないかご戸の戸開閉を行う戸開・戸閉ボタン(図示せず)等を備えたかご内操作盤3が設けられており、かご内操作盤3には各種情報を表示するモニタ4が設けられている。
前記昇降路内には複数の前記かご1が隣接して配設され、すなわち、複数台のエレベーターが設置されており、これら複数台のエレベーターは群管理制御盤5によりグループ(バンク)として利用状況に応じて効率的に運転制御(群管理)される。
図1は、この発明の実施の形態1及び実施の形態2に関するもので、エレベーターの救出運転時モニタ表示切替装置の全体構成を示すブロック図である。また、図2は、この発明の実施の形態1に関するもので、救出運転時モニタ表示切替装置本体の動作を示すフロー図である。
図において1は図示しないエレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられたかごである。
このかご1内には、このかご1内を撮影するカメラ2、及び、押下することによりかご呼び登録を行う呼び登録ボタン(図示せず)や押下することにより前記かご1前面に設けられた図示しないかご戸の戸開閉を行う戸開・戸閉ボタン(図示せず)等を備えたかご内操作盤3が設けられており、かご内操作盤3には各種情報を表示するモニタ4が設けられている。
前記昇降路内には複数の前記かご1が隣接して配設され、すなわち、複数台のエレベーターが設置されており、これら複数台のエレベーターは群管理制御盤5によりグループ(バンク)として利用状況に応じて効率的に運転制御(群管理)される。
前記カメラ2により撮影された前記かご1内の映像は、映像データ7として救出時運転時モニタ切替装置本体6へと出力される。この救出時運転時モニタ切替装置本体6には、前記映像データ7の他、図示しない外部装置から出力される外部データ8や前記群管理制御盤5から出力されるエレベーターデータ9が入力される。
前記外部データ8には当該エレベーターが設置されている建物に関する情報(入居している店舗に関する情報や当該建物がショッピングセンターである場合のショッピング情報等)やニュース情報等が含まれている。また、前記エレベーターデータ9には、自身のエレベーターにおける前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が含まれている。
そして、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記かご1の前記モニタ4へと表示データ10を出力し、この表示データ10の入力を受けた前記モニタ4は、これに基づいて各種情報を表示する。
通常時においては、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから適切なものを選択して前記表示データ10として、前記モニタ4へと出力している。例えば、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったごとくである。
また、設置されるエレベーターの台数が比較的多い建物においては、監視員がエレベーターの状況を確認するための監視室が設けられることがある。この場合、この監視室には、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から出力される前記表示データ10の入力を受けて各種情報を表示する監視装置11が設置され、監視員はこの監視装置11を用いて前記かご1内の状況等の監視を行う。
前記外部データ8には当該エレベーターが設置されている建物に関する情報(入居している店舗に関する情報や当該建物がショッピングセンターである場合のショッピング情報等)やニュース情報等が含まれている。また、前記エレベーターデータ9には、自身のエレベーターにおける前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が含まれている。
そして、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記かご1の前記モニタ4へと表示データ10を出力し、この表示データ10の入力を受けた前記モニタ4は、これに基づいて各種情報を表示する。
通常時においては、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから適切なものを選択して前記表示データ10として、前記モニタ4へと出力している。例えば、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったごとくである。
また、設置されるエレベーターの台数が比較的多い建物においては、監視員がエレベーターの状況を確認するための監視室が設けられることがある。この場合、この監視室には、前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から出力される前記表示データ10の入力を受けて各種情報を表示する監視装置11が設置され、監視員はこの監視装置11を用いて前記かご1内の状況等の監視を行う。
また、隣接するエレベーター同士の間では、それぞれの前記映像データ7及び前記エレベーターデータ9が相互に伝送可能に構成されている。
より具体的には、一方のエレベーターの前記かご1内に設けられた前記カメラ2の撮影した前記映像データ7が、一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から隣接映像データ12として他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送され、また、他方のエレベーターの前記かご1内に設けられた前記カメラ2の撮影した前記映像データ7が、他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接映像データ12として一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送される。
そして、一方のエレベーターの前記エレベーターデータ9が、一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接エレベーターデータ13として他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと直接伝送され、又は、前記群管理制御盤5を経由して伝送され、また、他方のエレベーターの前記エレベーターデータ9が、他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接エレベーターデータ13として一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと直接伝送され、又は、前記群管理制御盤5を経由して伝送される。
より具体的には、一方のエレベーターの前記かご1内に設けられた前記カメラ2の撮影した前記映像データ7が、一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から隣接映像データ12として他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送され、また、他方のエレベーターの前記かご1内に設けられた前記カメラ2の撮影した前記映像データ7が、他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接映像データ12として一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送される。
そして、一方のエレベーターの前記エレベーターデータ9が、一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接エレベーターデータ13として他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと直接伝送され、又は、前記群管理制御盤5を経由して伝送され、また、他方のエレベーターの前記エレベーターデータ9が、他方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記隣接エレベーターデータ13として一方のエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと直接伝送され、又は、前記群管理制御盤5を経由して伝送される。
前記かご1の前記かご内操作盤3には、ON/OFFを切り替えることにより前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記モニタ4へと出力される前記表示データ10の内容を切り替えることができるかご側切替スイッチ14が設けられており、このかご側切替スイッチ14のON/OFF切替を行うと前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと切替信号15が出力され、この切替信号15を受けた前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は前記モニタ4へと出力される前記表示データ10の内容が前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9から構成されるものと、これらに加えて前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13も含めて構成されるものとの間で、切り替えがなされる。
複数のエレベーターのうち、あるエレベーターに故障が発生したとき、当該故障が発生したエレベーター(被救出エレベーター16)の前記かご1内に閉じ込められた乗客を救出するために、被救出エレベーター16に隣接するエレベーター(救出エレベーター17)の前記かご1に救出作業員が乗り込みドッキング救出運転が行われる。
図2は、この実施の形態における前記救出時運転時モニタ切替装置本体6のドッキング救出運転時動作を示すフロー図である。
まず、ステップS1において前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記かご側切替スイッチ14の状態を確認する。
この確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS2へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、通常の前記表示データ10、すなわち、前記救出エレベーター17に係る前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから選択して構成した前記表示データ10、を出力する。この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば前述のように、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記救出エレベーター17自身に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。なお、その後はステップS3へと至り、一連の動作フローを終了する。
図2は、この実施の形態における前記救出時運転時モニタ切替装置本体6のドッキング救出運転時動作を示すフロー図である。
まず、ステップS1において前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記かご側切替スイッチ14の状態を確認する。
この確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS2へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、通常の前記表示データ10、すなわち、前記救出エレベーター17に係る前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから選択して構成した前記表示データ10、を出力する。この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば前述のように、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記救出エレベーター17自身に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。なお、その後はステップS3へと至り、一連の動作フローを終了する。
一方、ステップS1の確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がONであることが確認された場合には、ステップS4へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、前記被救出エレベーター16に係る前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を含む各種データのうちから選択して構成した前記表示データ10を出力する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったもの、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9、並びに、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったものや、前記モニタ4の表示領域を分割し、一方の分割表示領域において、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すとともに、他方の分割表示領域において、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前記被救出エレベーター16のかご位置と前記救出エレベーター17のかご速度とから、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出して前記救出エレベーター17の前記モニタ4に表示するようにすることも可能である。なお、その後はステップS3へと至り、一連の動作フローを終了する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったもの、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9、並びに、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったものや、前記モニタ4の表示領域を分割し、一方の分割表示領域において、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すとともに、他方の分割表示領域において、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前記被救出エレベーター16のかご位置と前記救出エレベーター17のかご速度とから、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出して前記救出エレベーター17の前記モニタ4に表示するようにすることも可能である。なお、その後はステップS3へと至り、一連の動作フローを終了する。
以上のように構成されたエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置においては、ドッキング救出運転時に、救出エレベーターのかご内に設けられたモニタに被救出エレベーターに係るかご内の映像やかごの現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報を表示することにより、ドッキング救出運転を行う場合に救出エレベーターのかご内から被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能である。
なお、ドッキング救出運転時において、救出エレベーターのモニタに被救出エレベーターの状況が表示されている場合に、被救出エレベーターのモニタには救出エレベーターの状況を表示するようにしてもよい。
こうすることにより、被救出エレベーターのかご内の乗客は救出エレベーターの状況を知ることができるため、自身の救出状況を自ら把握することが可能であり、救出を待つ間に乗客が感じる不安を払拭する効果が期待できる。
こうすることにより、被救出エレベーターのかご内の乗客は救出エレベーターの状況を知ることができるため、自身の救出状況を自ら把握することが可能であり、救出を待つ間に乗客が感じる不安を払拭する効果が期待できる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に関するもので、救出運転時モニタ表示切替装置本体の動作を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、監視室の監視装置に監視装置側切替スイッチを設け、この監視装置側切替スイッチを操作することにより監視装置の表示内容を被救出エレベーターに関する情報に切り替えることができるようにしたものである。
すなわち、前記監視室の前記監視装置11には、ON/OFFを切り替えることにより前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記監視装置11へと出力される前記表示データ10の内容を切り替えることができる監視装置側切替スイッチ18が設けられており、この監視装置側切替スイッチ18のON/OFF切替を行うと前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと切替信号15が出力される。
そして、この切替信号15を受けた前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は前記監視装置11へと出力される前記表示データ10の内容が、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9から構成されるものと、これらに加えて前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13も含めて構成されるものとの間で、切り替えがなされる。
なお、その他の構成は実施の形態1と同様である。
図3は、この発明の実施の形態2に関するもので、救出運転時モニタ表示切替装置本体の動作を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、監視室の監視装置に監視装置側切替スイッチを設け、この監視装置側切替スイッチを操作することにより監視装置の表示内容を被救出エレベーターに関する情報に切り替えることができるようにしたものである。
すなわち、前記監視室の前記監視装置11には、ON/OFFを切り替えることにより前記救出時運転時モニタ切替装置本体6から前記監視装置11へと出力される前記表示データ10の内容を切り替えることができる監視装置側切替スイッチ18が設けられており、この監視装置側切替スイッチ18のON/OFF切替を行うと前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと切替信号15が出力される。
そして、この切替信号15を受けた前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は前記監視装置11へと出力される前記表示データ10の内容が、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9から構成されるものと、これらに加えて前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13も含めて構成されるものとの間で、切り替えがなされる。
なお、その他の構成は実施の形態1と同様である。
図3は、この実施の形態における前記救出時運転時モニタ切替装置本体6のドッキング救出運転時動作を示すフロー図である。
まず、ステップS11において前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記かご側切替スイッチ14の状態を確認する。
この確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS12へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、通常の前記表示データ10、すなわち、前記救出エレベーター17に係る前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから選択して構成した前記表示データ10、を出力する。この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば前述のように、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記救出エレベーター17自身に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
まず、ステップS11において前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記かご側切替スイッチ14の状態を確認する。
この確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS12へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、通常の前記表示データ10、すなわち、前記救出エレベーター17に係る前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9のうちから選択して構成した前記表示データ10、を出力する。この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、例えば前述のように、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記救出エレベーター17自身に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
ステップS11の確認において、前記救出エレベーター17の前記かご側切替スイッチ14の状態がONであることが確認された場合には、ステップS14へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記監視室の前記監視装置11に設けられた前記監視装置側切替スイッチ18の状態を確認する。
この確認において、前記監視室の前記監視装置11に設けられた前記監視装置側切替スイッチ18の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS15へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、前記被救出エレベーター16に係る前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を含む各種データのうちから選択して構成した前記表示データ10を出力する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、実施の形態1と同様、例えば、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったもの、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9、並びに、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったものや、前記モニタ4の表示領域を分割し、一方の分割表示領域において、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すとともに、他方の分割表示領域において、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前記被救出エレベーター16のかご位置と前記救出エレベーター17のかご速度とから、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出して前記救出エレベーター17の前記モニタ4に表示するようにすることも可能である。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
この確認において、前記監視室の前記監視装置11に設けられた前記監視装置側切替スイッチ18の状態がOFFであることが確認された場合には、ステップS15へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記かご内操作盤3に設置された前記モニタ4へと、前記被救出エレベーター16に係る前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を含む各種データのうちから選択して構成した前記表示データ10を出力する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、実施の形態1と同様、例えば、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったもの、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9、並びに、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといったものや、前記モニタ4の表示領域を分割し、一方の分割表示領域において、前記映像データ7、前記外部データ8及び前記エレベーターデータ9を一定時間毎に順次切替することを繰り返すとともに、他方の分割表示領域において、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を一定時間毎に順次切替することを繰り返すといった態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前記被救出エレベーター16のかご位置と前記救出エレベーター17のかご速度とから、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出して前記救出エレベーター17の前記モニタ4に表示するようにすることも可能である。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
一方、ステップS14の確認において、前記監視室の前記監視装置11に設けられた前記監視装置側切替スイッチ18の状態がONであることが確認された場合には、ステップS16へと移行して、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6は、前記救出エレベーター17の前記モニタ4及び前記監視室の前記監視装置11の両方へと、前記被救出エレベーター16に係る前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13を含む各種データのうちから選択して構成した前記表示データ10を出力する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、前述のステップS15における場合と同様の態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4及び前記監視室の前記監視装置11の両方に、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前述のステップS15における場合と同様にして、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出してすることも可能である。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
この場合の前記表示データ10の具体的な態様としては、前述のステップS15における場合と同様の態様が考えられる。
そして、このような前記表示データ10に基づいて、前記救出エレベーター17の前記モニタ4及び前記監視室の前記監視装置11の両方に、前記被救出エレベーター16に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報が表示される。また、前述のステップS15における場合と同様にして、前記救出エレベーター17の前記かご1が前記被救出エレベーター16の前記かご1の隣接位置まで到達するのに必要な時間を算出してすることも可能である。なお、その後はステップS13へと至り、一連の動作フローを終了する。
以上のように構成されたエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置においては、実施の形態1と同様の効果を奏することができるのに加えて、ドッキング救出運転時に監視室の監視装置に設けられた監視装置側切替スイッチを操作することにより、被救出エレベーターに係るかご内の映像やかごの現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報を監視装置に表示することで、ドッキング救出運転を行う場合に監視室から被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能である。
実施の形態3.
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、当該エレベーターがダブルデッキエレベーターである場合に、被救出エレベーターの2台の上下かごと救出エレベーターの2台の上下かごとの間で相互に映像データ及びエレベーターデータを伝送し合うように構成したものである。
すなわち、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6には、ダブルデッキである前記被救出エレベーター16の上下かご両方に係る前記映像データ7及び前記エレベーターデータ9が、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13として隣接するエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送される。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、当該エレベーターがダブルデッキエレベーターである場合に、被救出エレベーターの2台の上下かごと救出エレベーターの2台の上下かごとの間で相互に映像データ及びエレベーターデータを伝送し合うように構成したものである。
すなわち、前記救出エレベーター17の前記救出時運転時モニタ切替装置本体6には、ダブルデッキである前記被救出エレベーター16の上下かご両方に係る前記映像データ7及び前記エレベーターデータ9が、前記隣接映像データ12及び前記隣接エレベーターデータ13として隣接するエレベーターの前記救出時運転時モニタ切替装置本体6へと伝送される。
そして、例えば、ダブルデッキである前記救出エレベーター17の上下かごのうちいずれか1台の前記かご1に救出作業員が乗り込んで救出に向かう場合には、この救出作業員が乗り込んだ前記かご1の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16の上下かご両方に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報を一定時間毎に順次切替しながら繰り返し表示するといったことが考えられ、また、前記救出エレベーター17の上下かご両方にそれぞれ救出作業員が乗り込んで救出に向かう場合には、上下かご両方の前記モニタ4には、前記被救出エレベーター16の上下かご両方に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報とともに、前記救出エレベーター17の上下かご同士における互いに相手方の前記かご1内の映像を一定時間毎に順次切替しながら繰り返し表示するといったことが考えられる。
また、前記監視室に設置された前記監視装置11についても同様に、ダブルデッキである前記被救出エレベーター16の上下かご両方に係る前記かご1内の映像や前記かご1の現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報を一定時間毎に順次切替しながら繰り返し表示するといったことが考えられる。
以上のように構成されたエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置においては、実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができるのに加えて、ダブルデッキエレベーターである場合に、被救出エレベーターの2台の上下かごと救出エレベーターの2台の上下かごとの間で相互に映像データ及びエレベーターデータを伝送し合うように構成し、ドッキング救出運転時に、救出作業員が乗り込んだ救出エレベーターのかご内に設けられたモニタに被救出エレベーターの上下かご両方に係るかご内の映像、かごの現在位置(階床)、運転方向、運転速度等の情報や、救出エレベーターの上下かご同士における互いに相手方のかご内の映像を表示することで、ドッキング救出運転を行う場合に被救出エレベーターのかご内の状況を容易に把握することができ、効率的に救出作業を行うことが可能である。
1 かご
2 カメラ
3 かご内操作盤
4 モニタ
5 群管理制御盤
6 救出時運転時モニタ切替装置本体
7 映像データ
8 外部データ
9 エレベーターデータ
10 表示データ
11 監視装置
12 隣接映像データ
13 隣接エレベーターデータ
14 かご側切替スイッチ
15 切替信号
16 被救出エレベーター
17 救出エレベーター
18 監視装置側切替スイッチ
19 モニタ表示装置本体
2 カメラ
3 かご内操作盤
4 モニタ
5 群管理制御盤
6 救出時運転時モニタ切替装置本体
7 映像データ
8 外部データ
9 エレベーターデータ
10 表示データ
11 監視装置
12 隣接映像データ
13 隣接エレベーターデータ
14 かご側切替スイッチ
15 切替信号
16 被救出エレベーター
17 救出エレベーター
18 監視装置側切替スイッチ
19 モニタ表示装置本体
Claims (5)
- エレベーターの昇降路内に昇降自在に設けられた被救出エレベーターのかごと、
前記昇降路内に昇降自在に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かごと隣接して配設された救出エレベーターのかごと、
前記被救出エレベーターの前記かご内に設けられ、前記被救出エレベーターの前記かご内を撮影する第1のカメラと、
前記救出エレベーターの前記かご内に設けられ、各種情報を表示する第1のモニタと、
ドッキング救出運転時に、前記第1のモニタに前記第1のカメラが撮影した映像を表示する救出時運転時モニタ切替装置本体と、を備えたことを特徴とするエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置。 - 前記救出エレベーターの前記かご内に設けられたかご側切替スイッチを備え、
前記救出時運転時モニタ切替装置本体は、前記かご側切替スイッチの操作により、前記第1のモニタに前記第1のカメラが撮影した映像を表示することを特徴とする請求項1に記載のエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置。 - エレベーターの監視室内に設けられ、前記救出時運転時モニタ切替装置本体からの出力を受けて各種情報を表示する監視装置と、
前記監視装置に設けられた前記監視装置側切替スイッチと、を備え、
前記救出時運転時モニタ切替装置本体は、前記監視装置側切替スイッチの操作により、前記監視装置に前記第1のカメラが撮影した映像を表示することを特徴とする請求項2に記載のエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置。 - 前記被救出エレベーターの前記かご内に設けられ、各種情報を表示する第2のモニタを備え、
救出時運転時モニタ切替装置本体は、ドッキング救出運転時に、前記第2のモニタに前記救出エレベーターに関する情報を表示することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置。 - 前記救出エレベーターの前記かご内に設けられ、前記救出エレベーターの前記かご内を撮影する第2のカメラを備え、
救出時運転時モニタ切替装置本体は、ドッキング救出運転時に、前記第2のモニタに前記第2のカメラが撮影した映像を表示することを特徴とする請求項4に記載のエレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155367A JP2009298551A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008155367A JP2009298551A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009298551A true JP2009298551A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41545866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008155367A Pending JP2009298551A (ja) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | エレベーターの救出運転時モニタ表示制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009298551A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS532852A (en) * | 1976-06-29 | 1978-01-12 | Mitsubishi Electric Corp | Device for indicating rescue operation of elevator |
JPH07257842A (ja) * | 1994-03-17 | 1995-10-09 | Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk | エレベータの監視装置 |
JP2007320757A (ja) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータの制御装置 |
-
2008
- 2008-06-13 JP JP2008155367A patent/JP2009298551A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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