JP2009298330A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒケが発生すること。作業性が悪いこと。
【解決手段】この発明は、ランプユニット1と、位置決め部材14と、固定部材と、を備える。ランプユニット1は、少なくともランプハウジング6から構成されている。位置決め部材14は、ランプハウジング6と別体の部材からなり、ランプユニット1を車体20に取り付ける際にランプユニット1の車体20に対する位置を決める。固定部材は、位置決め部材14をランプハウジング6の側面壁18から離れた箇所に固定するスクリュー16と、ランプハウジング6の側面壁18に設けられている当接部15と、位置決め部材14に設けられていて当接部15に弾性当接する弾性当接部17と、から構成されている。この結果、この発明は、ヒケを防止でき、作業性が向上する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、正面から側面にかけて回り込み部を有し、車体に位置決めされた後に取り付けられる車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1参照)。以下、この従来の車両用灯具について説明する。この従来の車両用灯具は、レンズが正面から側面にかけて回り込み部を有し、そのレンズおよび反射鏡およびバルブおよび灯体から構成されている灯具と、その灯具と別体の部材からなり、灯具を車体に取り付ける際に、灯具の車体に対する位置を決める係止具と、その係止具を灯具に固定するネジと、を備えるものである。
以下、前記の従来の車両用灯具の車体への取り付け方について説明する。まず、係止具を車体に係止させて、灯具を車体に位置決めさせる。それから、灯具を係止具と反対側において車体にネジにより取り付ける。これにより、前記の従来の車両用灯具は、車体に位置決めされた後に取り付けられることとなる。
前記の従来の車両用灯具は、灯具と係止具とを別体に構成したので、灯具を成形する金型と係止具を成形する金型との構造が一体に構成した灯具と係止具とを成形する金型の構造と比較して簡単にすることができる。
ところが、前記の従来の車両用灯具は、灯具に係止具をネジで固定するものであるから、特に、灯具の回り込み部の側面壁に係止具をネジで固定する場合において、下記の問題が生じる場合がある。
すなわち、灯具の回り込み部の側面壁にボス部(ネジをねじ込むための部分)を設ける必要があるので、ボス部を設けた根元部(側面壁とボス部との付根の部分)にヒケが発生する場合がある。また、ネジをねじ込む工具の一端を保持して、その工具の他端を回り込み部の側面壁に沿ってボス部まで入れてそのボス部に位置させる必要があるので、作業性が悪い。
実開昭58−165901号公報
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、ヒケが発生すること、また、作業性が悪いことにある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、少なくともランプハウジングおよびランプレンズおよび光源から構成されているランプユニットと、そのランプユニットと別体の部材からなりランプユニットを車体に取り付ける際にランプユニットの車体に対する位置を決める位置決め部材と、その位置決め部材をランプハウジングに固定する固定部材と、を備え、その固定部材が、位置決め部材をランプハウジングの側面壁から離れた箇所に固定するスクリューと、ランプハウジングの側面壁に設けられている当接部と、位置決め部材に設けられていて当接部に弾性当接する弾性当接部と、から構成されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、ランプハウジングの側面壁から離れた箇所にはスクリューがねじ込まれる2個のボス部がそれぞれ一体に設けられていて、位置決め部材のうち2個のボス部に対応する箇所にはスクリューが通る2個の透孔がそれぞれ設けられていて、位置決め部材の2個の透孔の縁部には2個のボス部を外側から嵌合する嵌合部がそれぞれ一体に設けられていて、弾性当接部が位置決め部材に2個の透孔の軸心方向と同方向の弾性作用を有する弾性連結部を介して設けられていてスクリューのねじ込み方向と反対方向に当接部に弾性当接する、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、位置決め部材をランプハウジングの側面壁から離れた箇所にスクリューで固定し、かつ、位置決め部材をランプハウジングの側面壁に弾性当接部と当接部との弾性当接により固定することができる。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、位置決め部材をランプハウジングの側面壁にスクリューで固定する必要がないので、下記の効果を達成することができる。
すなわち、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、ランプハウジングの側面壁に当接部を設けるだけであって、ランプハウジングの側面壁にボス部を設ける必要がない。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、当接部のランプハウジングの側面壁からの突出量がボス部のランプハウジングの側面壁からの突出量と比較して少量で済むので、ランプハウジングの側面壁にヒケが発生し難くなり、その分、ヒケの発生によるランプハウジングの側面壁の意匠面の見栄えの低下を防ぐことができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具は、ランプハウジングの側面壁の当接部に位置決め部材の弾性当接部を弾性当接させるだけであって、スクリューをねじ込む工具を使用して位置決め部材をランプハウジングの側面壁にスクリューで固定する必要がないので、従来の車両用灯具と比較して、作業性が向上する。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、前記の課題を解決するための手段により、位置決め部材の嵌合部がランプハウジングのボス部に外側から嵌合するので、嵌合方向と直交する方向の位置ずれを規制することができる。しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、位置決め部材の弾性当接部がランプハウジングの当接部に弾性当接するので、弾性当接方向の位置ずれを規制することができる。すなわち、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、X、Y、Zの3方向の位置ずれを規制することができるので、位置決め部材をランプハウジングに所定の位置に高精度に固定することができる。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具は、位置決め部材を介してランプユニットを車体に高精度に位置決めして固定することができる。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
以下、この実施例にかかる車両用灯具の構成について説明する。なお、図2および図5および図6中において、矢印Xは、車両の前側であってこの実施例にかかる車両用灯具の背面側方向を示す。矢印−Xは、車両の後側であってこの実施例にかかる車両用灯具の正面側方向を示す。矢印Yは、車両の中央側(右側)であってこの実施例にかかる車両用灯具の右側面側方向を示す。矢印−Yは、車両の外側(左側)であってこの実施例にかかる車両用灯具の左側面側方向を示す。矢印Zは、車両の上側であってこの実施例にかかる車両用灯具の平面側方向を示す。矢印−Zは、車両の下側であってこの実施例にかかる車両用灯具の底面側方向を示す。
この実施例にかかる車両用灯具は、たとえば、車両(自動車)の後部の左右にそれぞれ装備されるリヤコンビネーションランプである。この実施例にかかる車両用灯具は、ランプユニット1と、位置決め部材14と、固定部材15、16、17と、を備えるものである。
前記ランプユニット1は、図3、図4に示すように、色が異なる光を照射する複数のランプを隣り合わせに組み合わせてなるリヤコンビネーションランプである。この例では、赤色光を照射するテールランプもしくはストップランプもしくはテール・ストップランプ(一方のランプ)2と、白色光(無色光)もしくは淡黄色光を照射するバックアップランプもしくはターンシグナルランプ(他方のランプ)3とを、上下に隣り合わせに組み合わせてなる車両用灯具である。
前記ランプユニット1は、灯室4、5を区画するランプハウジング6およびランプレンズ7、8を備えるものである。前記ランプハウジング6は、2個の前記ランプ2、3に対して単一のランプハウジングからなる。前記ランプレンズ7、8は、2個の前記ランプ2、3にそれぞれ対応する2個のランプレンズからなる。なお、前記ランプレンズ7、8は、多色成形で一体のレンズであっても良い。
前記ランプハウジング6には、前記灯室4、5内を2個の灯室に仕切る仕切壁9が一体に設けられている。すなわち、前記灯室4、5は、前記仕切壁9により、前記一方のランプ2の灯室4と前記他方のランプ3の灯室5とに2個に仕切られている。
2個の前記灯室4、5内には、光源10、11がそれぞれ配置されている。前記光源10、11は、ソケット12、13を介して前記ランプハウジング6にそれぞれ着脱可能に取り付けられている。前記光源10、11は、白色光を放射するものである。なお、前記他方のランプ3の前記光源11は、淡黄色光を放射するものであっても良い。
前記仕切壁9は、前記一方のランプ2の仕切壁と前記他方のランプ3の仕切壁との2重の仕切壁に構成されている。2重の前記仕切壁9の2個の前記ランプレンズ7、8と対向する先端部は、連結されている。前記仕切壁9の先端部の連結部の上下両端には、遮光リブがそれぞれ2個の前記ランプレンズ7、8側に一体に突設されている。
前記ランプハウジング6および前記仕切壁9の前記灯室4、5側の面(内面)には、光を反射させる表面処理(図示せず)、たとえば、アルミ蒸着や銀塗装などが施されている。前記表面処理は、前記光源10、11からの光を前記ランプレンズ7、8側に反射させる反射面機能と、外部から前記ランプレンズ7、8を通して前記灯室4、5内を見た際に、前記灯室4、5内の金属光沢感やキラキラ感などが得られる装飾機能とを有する。
前記仕切壁9と前記ランプレンズ7、8との間には、隙間が形成されている。前記隙間は、前記ランプレンズ7、8が何らかの外力で前記灯室4、5側に押し込まれた際に、前記仕切壁9と前記ランプレンズ7、8とが接触して前記仕切壁9の前記表面処理が剥がれたり前記表面処理に傷が付いたりするのを防止する機能を有する。
前記ランプユニット1の前記ランプハウジング6および前記ランプレンズ7、8は、図6に示すように、正面(この例では、車両の後側面)から側面(この例では、車両の左側面)かけて回り込み部を有する。前記回り込み部は、深い。すなわち、正面の横方向の長さに対して側面の横方向の長さが長い。
前記ランプハウジング6の回り込み部の側面壁18と反対側には、取付部19が一体に設けられている。前記ランプユニット1は、前記位置決め部材14により車体20に位置決めされた後に、前記取付部19を前記車体20に取付部材21(ボルト、ナット)を介して取り付けることにより、前記車体20に取り付けられるものである。なお、図6中において、符号「22」は、バックドア、もしくは、バックドアに装備されている他の車両用灯具である。
前記ランプハウジング6の前記側面壁18の表面(前記ランプレンズ7と対向する側の面)は、意匠面を形成する。前記ランプハウジング6の側面壁18の裏面のほぼ中間部には、前記固定部材15の当接部が一体に設けられている。前記当接部15は、肉厚が薄くかつ高さが低い三角形のリブ形状(ランス形状)をなす。前記当接部15の頂角は、湾曲形状をなす。
前記ランプハウジング6の前記側面壁18から離れた箇所には、2個の円柱形状(円筒形状)のボス部23がそれぞれ一体に設けられている。前記ボス部23は、前記固定部材のスクリュー16がねじ込まれる。
前記位置決め部材14は、前記ランプユニット1と別体の部材からなり、前記ランプユニット1を前記車体20に取り付ける際に、前記ランプユニット1の前記車体20に対する位置を決めるものである。前記位置決め部材14は、前記ランプハウジング6の前記側面壁18と底壁(前記灯室4、5を形成する底壁)とにそれぞれ当接する形状をなす。
前記位置決め部材14のうち前記2個のボス部23に対応する箇所(低段部、および、中間段部)には、前記スクリュー16が通る2個の透孔24がそれぞれ設けられている。前記位置決め部材14の前記2個の透孔24の縁部には、前記2個のボス部23を外側から嵌合する円筒形状の嵌合部25がそれぞれ一体に設けられている。
前記位置決め部材14のうち前記ランプハウジング6の前記当接部15に対応する箇所(上段部)には、前記固定部材の弾性当接部17が、前記2個の透孔24の軸心方向(X方向、−X方向)と同方向の弾性作用を有する弾性連結部26を介して設けられている。前記弾性当接部17は、前記スクリュー16のねじ込み方向(X方向)と反対方向(−X方向)に前記ランプハウジング6の前記当接部15に弾性当接するものである。
前記位置決め部材14のうち最上段部には、四角錐形状の位置決め部27が一体に設けられている。前記位置決め部27は、前記車体20の位置決め孔28にグロメット29を介して挿入することにより、前記ランプユニット1の前記車体20に対する位置を決めるものである。
前記固定部材15、16、17は、前記位置決め部材14を前記ランプハウジング6に固定するものである。前記固定部材15、16、17は、前記位置決め部材14を前記ランプハウジング6の前記側面壁18から離れた箇所に固定する前記スクリュー16と、前記ランプハウジング6の前記側面壁18に設けられている前記当接部15と、前記位置決め部材14に設けられていて前記当接部15に弾性当接する弾性当接部17と、から構成されている。
この実施例にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、別体の部材からなる前記位置決め部材14と前記ランプハウジング6とを前記固定部材15、16、17により固定する工程について説明する。
まず、図1に示すように、前記ランプハウジング6の2個の前記ボス部23に前記位置決め部材14の2個の嵌合部25を外側から嵌合する。つぎに、図8に示すように、前記ランプハウジング6の2個の前記ボス部23と前記位置決め部材14の2個の嵌合部25との嵌合箇所を支点として、前記位置決め部材14の前記弾性当接部17を、前記位置決め部材14の前記弾性連結部26の弾性力に抗して−X方向に押しながらかつ−Y方向に押して、矢印31に示すように、前記ランプハウジング6の前記当接部15に弾性当接させる。このとき、前記当接部15の頂角は、湾曲形状をなすので、前記弾性当接部17が矢印31方向に前記当接部15に弾性当接し易い。一方、前記弾性当接部17が前記当接部15に弾性当接すると、前記弾性連結部26の弾性作用により、前記弾性当接部17が前記当接部15にX方向に弾性当接するので、前記弾性当接部17と前記当接部15とが相互に確実に弾性当接する。前記弾性当接部17が前記当接部15から容易に外れない。
これにより、前記位置決め部材14は、前記ランプハウジング6に、X(−X)、Y(−Y)、Z(−Z)の3方向の位置ずれが規制された状態で、仮固定されることとなる。すなわち、前記ランプハウジング6の2個の前記ボス部23と前記位置決め部材14の2個の嵌合部25との嵌合により、前記ボス部23および前記嵌合部25の径方向、すなわち、Y(−Y)、Z(−Z)の2方向の位置ずれが規制される。また、前記位置決め部材14の前記弾性連結部26と前記ランプハウジング6の前記当接部15との弾性当接、および、前記ランプハウジング6の2個の前記ボス部23の端面と前記位置決め部材14の2個の嵌合部25の端面との当接により、前記ボス部23および前記嵌合部25の軸心方向(軸方向)、すなわち、X(−X)の1方向の位置ずれが規制される。
それから、図1に示すように、前記スクリュー16を前記位置決め部材14の2個の前記透孔24中を通して前記ランプハウジング6の2個の前記ボス部23に、矢印方向すなわち−X方向にねじ込む。この結果、前記位置決め部材14は、前記ランプハウジング6に、X(−X)、Y(−Y)、Z(−Z)の3方向の位置ずれが規制された状態で、本固定される。
この実施例にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、別体の部材からなる前記位置決め部材14と前記ランプハウジング6とを前記固定部材15、16、17により固定した前記ランプユニット1を前記車体20に取り付ける工程について説明する。
まず、前記ランプユニット1の前記位置決め部材14の前記位置決め部27を前記車体20の前記位置決め孔28に前記グロメット29を介して挿入する。すると、前記ランプユニット1は、前記車体20に位置決めされる。前記ランプユニット1の前記車体20への位置決めは、高精度であることが好ましい。
つぎに、前記ランプユニット1の前記取付部19を前記車体20に取付部材21により、取り付ける。これにより、前記ランプユニット1は、前記車体20に位置決めされた後に取り付けられることとなる。
この実施例にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、一方のランプ2の光源10を点灯する。すると、一方のランプ2の光源10から放射された光が直接一方のランプ2のランプレンズ7に進み、あるいは、一方のランプ2の光源10から放射された光が一方のランプ2のランプハウジング6の反射面で反射して一方のランプ2のランプレンズ7に進む。一方のランプ2の光源10からの光が一方のランプ2のランプレンズ7を透過して赤色光として外部に出射する。これにより、一方のランプ2の機能、すなわち、テールランプもしくはストップランプもしくはテール・ストップランプの機能が果たされる。
また、他方のランプ3の光源11を点灯する。すると、他方のランプ3の光源11から放射された光が直接他方のランプ3のランプレンズ8に進み、あるいは、他方のランプ3の光源11から放射された光が他方のランプ3のランプハウジング6の反射面で反射して他方のランプ3のランプレンズ8に進む。他方のランプ3の光源11からの光が他方のランプ3のランプレンズ8を透過して白色光(もしくは淡黄色光)として外部に出射する。これにより、他方のランプ3の機能、すなわち、バックアップランプもしくはターンシグナルランプの機能が果たされる。
この実施例にかかる車両用灯具は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例にかかる車両用灯具は、位置決め部材14をランプハウジング6の側面壁18から離れた2箇所にスクリュー16で固定し、かつ、位置決め部材14をランプハウジング6の側面壁18に弾性当接部17と当接部15との弾性当接により固定することができる。この結果、この実施例にかかる車両用灯具は、位置決め部材14をランプハウジング6の側面壁18にスクリュー16で固定する必要がないので、下記の効果を達成することができる。
すなわち、この実施例にかかる車両用灯具は、ランプハウジング6の側面壁18に当接部15を設けるだけであって、ランプハウジング6の側面壁18にボス部23を設ける必要がない。このために、この実施例にかかる車両用灯具は、当接部15のランプハウジング6の側面壁18からの突出量がボス部23のランプハウジング6の側面壁18からの突出量(図9参照)と比較して少量で済むので、ランプハウジング6の側面壁18のうちボス部23を設けた根元部(側面壁18とボス部23との付根の部分であって、図9中の二点鎖線円の部分を参照)にヒケが発生し難くなり、その分、ヒケの発生によるランプハウジング6の側面壁18の意匠面の見栄えの低下を防ぐことができる。
しかも、この実施例にかかる車両用灯具は、ランプハウジング6の側面壁18の当接部15に位置決め部材14の弾性当接部17を弾性当接させるだけであって、スクリュー16をねじ込む工具(図示せず)を使用して位置決め部材14をランプハウジング6の側面壁18にスクリュー16で固定する必要がないので、従来の車両用灯具と比較して、作業性が向上する。
ここで、図9に示すように、ランプハウジング6の側面壁18とボス部23との間の距離32が近く、また、回り込み部の深さ33が深い、すなわち、正面の横方向の長さに対して側面の横方向の長さが長い場合においては、工具を介してスクリュー16で固定する作業がさらに困難となる。そこで、ランプハウジング6の側面壁18とボス部23との間の距離32を長くして工具を介してスクリュー16で固定する作業を容易にすることが考えられる。ところが、ランプハウジング6の側面壁18とボス部23との間の距離32が長くなると、ランプハウジング6の側面壁18のうちボス部23を設けた根元部にヒケが発生し易くなる。
これに対して、この実施例にかかる車両用灯具は、ランプハウジング6の側面壁18の当接部15に位置決め部材14の弾性当接部17を弾性当接させるものであるから、工具を介してスクリュー16でランプハウジング6の側面壁18に位置決め部材14を固定する必要がないので、作業性が向上する。特に、車体デザイン上回り込み部が深い車両用灯具であっても、作業性が良い。
その上、この実施例にかかる車両用灯具は、ランプハウジング6と位置決め部材14とを別体に構成したので、ランプハウジング6を成形する金型(図示せず)と位置決め部材14を成形する金型(図示せず)との構造が、一体に構成したランプハウジングと位置決め部材とを成形する金型(図示せず)の構造と比較して簡単にすることができる。すなわち、ランプハウジング6と位置決め部材14とを一体にすると、ランプハウジング6の側面壁18と位置決め部材14の位置決め部27との間の空間が狭いので、その空間を成形する金型の肉厚が薄くなり、金型構造が複雑化し、また、スライド金型を使用すると同じく金型構造が複雑化する。これに対して、この実施例にかかる車両用灯具は、ランプハウジング6と位置決め部材14とを別体に構成したので、ランプハウジング6を成形する金型(図示せず)と位置決め部材14を成形する金型(図示せず)との構造が簡単である。
また、この実施例にかかる車両用灯具は、位置決め部材14の嵌合部25がランプハウジング6のボス部23に外側から嵌合するので、嵌合方向と直交する方向、すなわち、Y(−Y)、Z(−Z)の2方向の位置ずれが規制される。しかも、この実施例にかかる車両用灯具は、位置決め部材14の弾性当接部17がランプハウジング6の当接部15に弾性当接するので、弾性当接方向、すなわち、X(−X)の1方向の位置ずれが規制される。この結果、この実施例にかかる車両用灯具は、X、Y、Zの3方向の位置ずれを規制することができるので、位置決め部材14をランプハウジング6に所定の位置に高精度に固定することができる。これにより、この実施例にかかる車両用灯具は、位置決め部材14を介してランプユニット1を車体20に高精度に位置決めして固定することができる。
以下、上記の実施例以外の例について説明する。前記の実施例においては、赤色光を照射するテールランプもしくはストップランプもしくはテール・ストップランプ(一方のランプ)2と、白色光(無色光)もしくは淡黄色光を照射するバックアップランプもしくはターンシグナルランプ(他方のランプ)3とを、上下に隣り合わせに組み合わせてなるリヤコンビネーションランプの車両用灯具について説明するものである。ところが、この発明においては、赤色光を照射するテールランプもしくはストップランプもしくはテール・ストップランプ、白色光(無色光)もしくは淡黄色光を照射するバックアップランプもしくはターンシグナルランプ以外のランプであっても良い。また、リヤコンビネーションランプ以外のその他の車両用灯具であっても良い。さらに、3個以上のランプが上下左右斜めに隣りあわせに組み合わせた車両用灯具であっても良い。
この発明にかかる車両用灯具の実施例を示すランプハウジングの一部と位置決め部材との分解斜視図である。 同じく、ランプハウジングに位置決め部材を固定した状態を示す一部斜視図である。 同じく、ランプユニットを示す正面図である。 同じく、図3におけるIV−IV線断面図である。 同じく、図3におけるV矢視図である。 同じく、図5におけるVI−VI線断面図である。 同じく、図5におけるVII−VII線断面図である。 同じく、ランプハウジングの当接部に位置決め部材の弾性当接部を弾性当接させる状態を示す一部断面図である。 同じく、当接部と弾性当接部との弾性当接の代わりに、ボス部にスクリューをねじ込んでランプハウジングの側面壁に位置決め部材を固定する状態を示す一部拡大断面図である。
符号の説明
1 ランプユニット
2 一方のランプ
3 他方のランプ
4 一方の灯室
5 他方の灯室
6 ランプハウジング
7 一方のランプレンズ
8 他方のランプレンズ
9 仕切壁
10 一方の光源
11 他方の光源
12 一方のソケット
13 他方のソケット
14 位置決め部材
15 当接部(固定部材)
16 スクリュー(固定部材)
17 弾性当接部(固定部材)
18 側面壁
19 取付部
20 車体
21 取付部材
22 バックドアもしくはその他の車両用灯具
23 ボス部
24 透孔
25 嵌合部
26 弾性連結部
27 位置決め部
28 位置決め孔
29 グロメット
30 湾曲形状の頂角
31 矢印
32 側面壁とボス部との間の距離
33 回り込み部の深さ

Claims (2)

  1. 正面から側面にかけて回り込み部を有し、車体に位置決めされた後に取り付けられる車両用灯具において、
    少なくともランプハウジングおよびランプレンズおよび光源から構成されているランプユニットと、
    前記ランプユニットと別体の部材からなり、前記ランプユニットを車体に取り付ける際に、前記ランプユニットの車体に対する位置を決める位置決め部材と、
    前記位置決め部材を前記ランプハウジングに固定する固定部材と、
    を備え、
    前記固定部材は、
    前記位置決め部材を前記ランプハウジングの側面壁から離れた箇所に固定するスクリューと、
    前記ランプハウジングの側面壁に設けられている当接部と、
    前記位置決め部材に設けられていて、前記当接部に弾性当接する弾性当接部と、
    から構成されている、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記ランプハウジングの側面壁から離れた箇所には、前記スクリューがねじ込まれる2個のボス部がそれぞれ一体に設けられていて、
    前記位置決め部材のうち前記2個のボス部に対応する箇所には、前記スクリューが通る2個の透孔がそれぞれ設けられていて、
    前記位置決め部材の前記2個の透孔の縁部には、前記2個のボス部を外側から嵌合する嵌合部がそれぞれ一体に設けられていて、
    前記弾性当接部は、前記位置決め部材に、前記2個の透孔の軸心方向と同方向の弾性作用を有する弾性連結部を介して設けられていて、前記スクリューのねじ込み方向と反対方向に前記当接部に弾性当接する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
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