JP2009298090A - 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュアプリントの際に複数のドキュメントの中からユーザが従来よりも簡単に印刷対象を指定できるようにする。
【解決手段】画像形成装置1に、印刷の対象であるドキュメントのドキュメント番号をユーザに入力させるためのテンキーと、そのユーザの認証を行うユーザ認証処理部101と、そのユーザの認証が成功した後、テンキーによって入力されたドキュメント番号に対応するドキュメントの印刷を行う印刷処理部103と、を設ける。
【選択図】図4
【解決手段】画像形成装置1に、印刷の対象であるドキュメントのドキュメント番号をユーザに入力させるためのテンキーと、そのユーザの認証を行うユーザ認証処理部101と、そのユーザの認証が成功した後、テンキーによって入力されたドキュメント番号に対応するドキュメントの印刷を行う印刷処理部103と、を設ける。
【選択図】図4
Description
本発明は、セキュアプリント機能を備えたMFPなどの印刷装置および印刷方法などに関する。
近年、印刷装置にNIC(Network Interface Card)が備えられるようになった。これにより、複数台のパーソナルコンピュータによって1台の印刷装置を共用することができるようになり、ハードウェア資源の効率的な使用およびコストの削減を図ることができるようになった。
1台のパーソナルコンピュータごとに1台の印刷装置を割り当て、両装置を1〜2m程度のケーブル(例えば、USBケーブル)で繋いで使用する場合であれば、ユーザは、そのパーソナルコンピュータを使用している間、その印刷装置を占有する。よって、自分がその印刷装置に印刷させたドキュメントの印刷物を、他のユーザに誤って持って行かれるおそれが少ない。しかし、複数台のパーソナルコンピュータで印刷装置を共用すると、印刷物を、他のユーザに誤って持って行かれるおそれが高くなる。
そこで、「セキュアプリント」または「機密プリント」などと呼ばれる機能が提案され実現されている。この機能によると、非特許文献1に記載されるように、印刷装置は、パーソナルコンピュータから印刷の指令を受けても、直ちには印刷を行わない。印刷の指令後、ユーザは、印刷装置に繋がれているカードリーダにICカードをタッチしまたは印刷装置の液晶パネルにパスワードを入力する。そして、印刷装置は、そのユーザが正規の者であることを確認できたら、印刷を開始する。
コニカミノルタ社カラープリンタ"bizhub C353P"製品カタログ第6頁,URL:http://konicaminolta.jp/business/products/copiers/bizhub_printer/bizhub_c353p/pdf/bizhub_c353p.pdf"
コニカミノルタ社カラープリンタ"bizhub C353P"製品カタログ第6頁,URL:http://konicaminolta.jp/business/products/copiers/bizhub_printer/bizhub_c353p/pdf/bizhub_c353p.pdf"
ところで、ユーザは、複数のドキュメントの印刷の指令を1台の印刷装置に対して同時期に与えるが、それらのドキュメントのうちの一部を選択して先ず印刷させたいことがある。
非特許文献1に記載される方法によると、1ジョブごとに印刷の開始を指定することができるが、もっと簡単に印刷対象を指定できることが望まれる。
本発明は、このような課題に鑑み、セキュアプリントの際に複数のドキュメントの中からユーザが従来よりも簡単に印刷対象を指定できるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る画像形成装置は、印刷の対象であるドキュメントを示す印刷対象情報をユーザに入力させるための入力手段と、前記ユーザの認証を行うユーザ認証手段と、前記ユーザ認証手段によって前記ユーザの認証が成功した後、前記入力手段によって入力された前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷を行う印刷手段と、を有する。
好ましくは、前記ユーザ認証手段は、前記入力手段によって前記印刷対象情報が入力された後、前記ユーザの認証を行う。
または、前記ドキュメントを印刷するための印刷データを他の装置から受信する受信手段、を有し、前記印刷手段は、前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷を、前記受信手段によって受信された当該ドキュメントの前記印刷データに基づいて行う。
または、前記受信手段は、前記ドキュメントの前記印刷データを、当該ドキュメントを識別するドキュメント識別情報とともに受信し、前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記ドキュメント識別情報が入力される。
または、前記受信手段は、前記ドキュメントの前記印刷データを、当該ドキュメントを識別するドキュメント識別情報および前記ユーザを識別するユーザ識別情報とともに受信し、前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記ドキュメント識別情報が入力され、前記印刷手段は、入力された前記ドキュメント識別情報および前記ユーザ識別情報とともに受信された前記印刷データに基づいて印刷を行う。
または、前記ドキュメントを印刷するための印刷データを、当該印刷データの保存する記憶領域を識別する記憶領域識別情報とともに他の装置から受信する受信手段、を有し、前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記記憶領域識別情報が入力され、前記印刷手段は、前記記憶領域識別情報に示される前記記憶領域に記憶されている前記印刷データに基づいて印刷を行う。
本発明によると、ユーザは、セキュアプリントの際に複数のドキュメントの中から印刷対象を従来よりも簡単に指定することができる。
図1は画像処理システム3の全体的な構成の例を示す図、図2は画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図、図3は操作パネル10fの例を示す図、図4は画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。
画像処理システム3は、図1に示すように、画像形成装置1、1台または複数台の端末装置2、および通信回線TCなどによって構成される。画像形成装置1と端末装置2とは、通信回線TCを介して互いに接続可能である。通信回線TCとして、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。
画像形成装置1は、コピー、スキャナ、ファックス、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバなどの様々な機能を集約した処理装置である。複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれることもある。
「ドキュメントサーバ」とは、ユーザごとに「個人ボックス」または「ボックス」などと呼ばれる、パーソナルコンピュータにおけるフォルダまたはディレクトリに相当する記憶領域を設け、管理する機能である。そして、ユーザは、自分のボックスに画像データなどをファイル単位で保存しておくことができる。この機能は「ボックス機能」などと呼ばれることもある。
本画像形成装置1では、ボックスごとに2桁以上の数字からなるユニークなボックス番号が1つずつ付されている。
また、ネットワークプリンティングの機能によると、ユーザは、画像を用紙に印刷する指令を、端末装置2を操作して画像形成装置1に与えることができる。これにより、端末装置2にインストールされているワープロソフト、表計算ソフト、またはWebブラウザなどのアプリケーションソフトで作成しまたは収集した文書、図表、またはイラストなどからなるドキュメント(書類)を画像形成装置1に印刷させることができる。この機能は「PCプリント機能」などと呼ばれることもある。
さらに、ユーザは、端末装置2から画像形成装置1に対して印刷の指令を与えてから直ちに印刷を実行させるのではなく、ユーザが画像形成装置1のところへ行きユーザIDなどを画像形成装置1に入力してから印刷を実行させることができる。これにより、印刷物を他人に誤って持って行かれることなく確実にユーザ本人が取得することができる。このようなネットワークプリンティングの方法は、一般に「セキュアプリント」などと呼ばれている。
端末装置2として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。また、端末装置2には、画像形成装置1に対応したアプリケーションプログラムおよび画像形成装置1を制御するドライバDS1がインストールされている。
画像形成装置1は、役所または企業などのオフィス、学校または図書館などの公共施設コンビニエンスストアなどの店舗、その他種々の場所に設置され、複数のユーザによって共用することができる。
画像形成装置1を使用するユーザには、1人ずつ1組のユーザIDおよびパスワードが与えられている。さらに、1人ずつ本人のユーザIDが記録されたIC(Integrated Circuit)カード50が与えられている。ユーザは、画像形成装置1を使用する際に、自分のユーザIDを用いて画像形成装置1にログインしなければならない。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、ハードディスク10d、制御用回路10e、操作パネル10f、スキャナ10g、印刷装置10h、用紙載置部10i、LANインタフェース10j、FAXモデム10k、RF(Radio Frequency)タグリーダ10m、および生体情報読取装置10nなどによって構成される。
制御用回路10eは、ハードディスク10d、操作パネル10f、スキャナ10g、印刷装置10h、用紙載置部10i、LANインタフェース10j、FAXモデム10k、RFタグリーダ10m、および生体情報読取装置10nなどを制御するための回路である。
スキャナ10gは、原稿に記されている文章、数式、記号、写真、図表、またはイラストなどの書類の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。
用紙載置部10iは、白紙の用紙をストックしており、用紙を印刷装置10hに供給する。印刷装置10hは、スキャナ10gによって得られた画像データまたは端末装置2などから送信されてきた画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。以下、説明の簡単のため、画像形成装置1で取り扱う用紙のサイズはすべて同一であるものとする。
LANインタフェース10jは、端末装置2などとTCP/IPによって通信を行うためのNIC(Network Interface Card)である。
FAXモデム10kは、FAX端末とファックスプロトコルによって通信を行うための装置である。
操作パネル10fは、図3に示すように、タッチパネル式の液晶ディスプレイ10f1およびキーボード10f2などによって構成される。
液晶ディスプレイ10f1には、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理条件またはユーザ自身のユーザIDなどを入力するための画面、およびCPU10aなどで実行された処理の結果を示す画面などが表示される。
キーボード10f2は、電源ボタン、テンキー、スタートボタン、およびストップボタンのほか、プリンタ、スキャナ、ファックス、コピー、およびヘルプなどの機能を呼び出すためのボタンによって構成される。
ユーザは、上記の画面を見ながら液晶ディスプレイ10f1またはキーボード10f2を操作することによって、画像形成装置1に対して、処理の実行開始または中断などの指令を与え、処理条件を指定し、ユーザIDなどを入力し、その他種々の事項を指定しまたは入力することができる。
RFタグリーダ10mは、RFタグに記憶されているデータを読み取る読取装置である。「ICカードリーダ」などと呼ばれることもある。特に、本実施形態では、RFタグリーダ10mは、ICカード50からユーザIDを読み取るために用いられる。
生体情報読取装置10nは、ユーザの体の特徴の情報を読み取るための装置である。以下、生体情報読取装置10nとして、指紋読取装置(指紋リーダ)が用いられる場合を例に説明する。
ROM10cまたはハードディスク10dには、図4に示すユーザ認証処理部101、印刷指令等受付処理部102、印刷処理部103、印刷条件受付処理部104、実行可能ジョブ判別部105、ユーザデータ記憶部121、および印刷ジョブデータ記憶部122などの機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。
これらのプログラムおよびデータは、主にセキュアプリントのために用いられる。これらのプログラムおよびデータは必要に応じてRAM10bに読み出され、CPU10aによってプログラムが実行される。図4に示す一部または全部がマイクロコンピュータまたはASIC(Application Specific Integrated Circuit)としてLSI化されて用いられることがある。
図5はユーザデータ6Aの例を示す図、図6はユーザ認証処理の流れの例を説明するフローチャート、図7はドキュメント番号入力画面HG1の例を示す図、図8はデータ受信処理の流れの例を説明するフローチャート、図9は操作パネル処理の流れの例を説明するフローチャート、図10はジョブ起動処理の流れの例を説明するフローチャート、図11は印刷処理の流れの例を説明するフローチャート、図12は読取処理の流れの例を説明するフローチャート、図13は送信処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、図4に示す画像形成装置1の各部および端末装置2によってセキュアプリントがどのように行われるかを詳細に説明する。
図4において、ユーザデータ記憶部121には、図5に示すように、ユーザごとのユーザデータ6Aが記憶されている。ユーザデータ6Aには、そのユーザのユーザIDおよびパスワードを示すデータが含まれている。さらに、そのユーザの指紋の画像を再現するための指紋画像データが含まれている。
ユーザデータ6Aは、次のようにして生成されユーザデータ記憶部121に記憶される。新たなユーザが増えると、画像形成装置1の管理者は、操作パネル10fを操作して、画像形成装置1を新規ユーザ登録モードに切り換える。さらに、そのユーザのユニークなユーザIDを決め、それを入力する。
そのユーザは、パスワードを決め、操作パネル10fを操作してそのパスワードを入力する。さらに、生体情報読取装置10nに自分の指紋を読み取らせる。
そして、ユーザデータ記憶部121は、入力されたユーザIDおよびパスワードを示すデータおよび読み取られた画像の指紋画像データを含むユーザデータ6Aを生成し記憶する。
ユーザ認証処理部101は、操作パネル10fを操作して画像形成装置1を使用するユーザの認証の処理を、RFタグリーダ10mまたは生体情報読取装置10nと連携して、図6に示すような手順で行う。
ユーザが自分の指を生体情報読取装置10nにセットすると、生体情報読取装置10nはその指を検知し(図6の#310でYes)、その指の指紋を読み取る(#311)。
ユーザ認証処理部101は、読み取られた指紋と、ユーザデータ記憶部121に記憶されている各ユーザデータ6Aの中の指紋画像データによって再現される指紋とを、照合する(#312)。そして、読み取られた指紋といずれかの指紋画像データによって再現される指紋との一致度が閾値以上である場合は(#313でYes)、ユーザ認証処理部101は、そのユーザがその指紋画像データに係るユーザIDを有するユーザであると特定し、そのユーザを認証する(#314)。
または、ユーザが自分のICカード50をRFタグリーダ10mにかざすと、RFタグリーダ10mは、そのICカード50を検知し(#320でYes)、そのICカード50に記憶されているユーザIDを読み取る(#321)。
ユーザ認証処理部101は、読み取られたユーザIDを、ユーザデータ記憶部121に記憶されているユーザデータ6Aの中から検索する(#322)。そして、そのユーザIDが見つかったら(#323でYes)、ユーザ認証処理部101は、そのユーザがそのユーザIDを有するユーザであると特定し、そのユーザを認証する(#324)。
そのほか、ユーザがユーザIDおよびパスワードをキーボード10f2に入力した場合は、ユーザ認証処理部101は、ユーザデータ記憶部121の中から、そのユーザIDおよびパスワードを示すユーザデータ6Aを検索する。そして、そのユーザデータ6Aが見つかったら、そのユーザがそのユーザIDを有するユーザであると特定し、そのユーザを認証する。
図4に戻って、印刷指令等受付処理部102は、ネットワークプリンティングによる印刷のジョブを端末装置2から受け付ける処理を、次のように行う。
ユーザは、自分のユーザIDを用いて端末装置2にログインする。端末装置2のキーボードまたはマウスを操作することによって、端末装置2に対して印刷の対象のドキュメントを指定するとともに印刷の指令を与える。この際に、ユーザは、セキュアプリントを所望する場合は、セキュアプリントのオプションボタンをオンにする。
すると、端末装置2はドライバDS1を起動し、ドライバDS1によって次の処理を行う。
セキュアプリントのオプションボタンがオフである場合は、端末装置2は、従来通り、指定されたドキュメントのデータを、画像形成装置1のページ記述言語の印刷データ7Aに変換し、画像形成装置1に対して、この印刷データ7Aを送信するとともに、通常の印刷(セキュアプリントでない、ノーマルな印刷。以下、「ノーマルプリント」と記載する。)の指令を与える。
一方、セキュアプリントのオプションボタンがオンである場合は、端末装置2は、図7のようなドキュメント番号入力画面HG1を端末装置2自身のディスプレイに表示する。ここで、ユーザは、今回の印刷対象のドキュメントのデータを一時的に保存しておくボックスのボックス番号およびこのドキュメントに対して与える1桁のドキュメント番号を入力する。ただし、ユーザは、自分自身が既に印刷の指令を行った他のドキュメントを画像形成装置1が未だ印刷していない場合は、当該他のドキュメントのドキュメント番号と重複しないようにしなければならない。
すると、端末装置2は、指定されたドキュメントのデータを印刷データ7Aに変換し、画像形成装置1に対して、この印刷データ7Aと入力されたボックス番号、ドキュメント番号、およびそのユーザのユーザIDを示す属性データ7Bとを送信するとともに、セキュアプリントの指令を与える。
画像形成装置1において、印刷指令等受付処理部102は、端末装置2から送信されてきた印刷データ7A、属性データ7B、および印刷の指令(ノーマルプリントの指令またはセキュアプリントの指令)を受け付ける。
そして、印刷指令等受付処理部102は、その指令の種類に応じて、受け付けた印刷データ7Aなどを、図8に示すような手順で仕分けする。
その指令の種類がノーマルプリントである場合は(図8の#701でNo)、受け付けた印刷データ7Aをジョブデータとして印刷ジョブデータ記憶部122に記憶させる(#702)。
一方、セキュアプリントである場合は(#701でYes)、受け付けた属性データ7Bを解析することによって、その属性データ7Bに示されるドキュメント番号、ユーザID、およびボックス番号を特定する(#703)。そして、その印刷データ7Aを、特定したドキュメント番号およびユーザIDと対応付け(#704)、特定したボックス番号のボックスに保存する(#705)。
そのほか、印刷指令等受付処理部102は、画像形成装置1の操作パネル10fから印刷などの指令を受け付ける処理をも行う。これについては、後に説明する。
図4に戻って、印刷処理部103は、印刷ジョブデータ記憶部122に記憶されている印刷データ7Aに基づいて印刷のジョブを実行する。つまり、印刷処理部103は、印刷データ7Aに基づいて、ドキュメントの画像をビットマップ展開する。そして、印刷装置10hへ用紙を送出する処理を用紙載置部10iに実行させ、そのドキュメントの画像をその用紙に印刷する処理を印刷装置10hに実行させる。
印刷処理部103は、原則として、先に印刷データ7Aが印刷ジョブデータ記憶部122に登録(記憶)されたジョブから順に実行する。ジョブの完了後、そのジョブの印刷データ7Aは印刷ジョブデータ記憶部122から削除される。
ボックスに保存された印刷データ7Aは、それに係るジョブを実行するようにユーザによって指令された後、印刷ジョブデータ記憶部122に移動する。そして、印刷処理部103によってそのジョブが実行される。また、ユーザは、セキュアプリントのジョブを実行させる際に、操作パネル10fを操作して印刷面およびNin1印刷(Nup印刷)に関する条件を指定することができる。この条件は、印刷条件受付処理部104によって受け付けられる。
ここで、セキュアプリントのジョブを実行する際の、ユーザ認証処理部101、印刷指令等受付処理部102、印刷処理部103、印刷条件受付処理部104、および実行可能ジョブ判別部105の処理の手順を、図9のフローチャートなどを参照しながら説明する。
なお、ユーザは、セキュアプリントのジョブのほか、スキャン(原稿の読取り)のジョブを実行させることもできる。そこで、スキャンのジョブの実行に関しても併せて説明する。
端末装置2で1つまたは複数のセキュアプリントの指令を行ったユーザは、画像形成装置1のところへ向かう。そして、次の法則(取決、ルール)に従って、その画像形成装置1のキーボード10f2を操作する。
「#」を1回押した後、所望するジョブの種類に対応する番号を押す。具体的には、ボックスに保存されている印刷データ7Aによるセキュアプリントを所望する場合は、「0」を押す。スキャンを所望する場合は、「1」を押す。なお、セキュアプリントを所望する場合は、この操作を省略することができる。
セキュアプリントを所望する場合は、続いて、印刷対象のドキュメントを、そのドキュメント番号を入力することによって指定する。または、特定のボックスに印刷データ7Aが保存されているドキュメントを纏めて指定したい場合は、そのボックスのボックス番号を入力する。
さらに、「*」を1回押した後、所望する印刷面の種類に対応する番号を押す。具体的には、片面印刷を所望する場合は「1」を押す。両面印刷を所望する場合は「2」を押す。片面印刷かつ2in1印刷を所望する場合は「3」を押す。両面印刷かつ2in1印刷を所望する場合は「4」を押す。週刊誌綴じ印刷を所望する場合は「5」を押す。なお、片面印刷を所望する場合は、この操作を省略することができる。
そして、「*」を2回押した後、所望する部数を入力する、なお、所望する部数が1部である場合は、この操作を省略することができる。
一方、スキャンを所望する場合は、続いて、スキャンされた原稿の画像のデータの保存先とするボックスのボックス番号を入力する。または、電子メール、FAX、またはFTP(File Transfer Protocol)などのプロトコルによって他の装置にこのデータを転送させることもできる。このときは、予め登録しておいたプログラム宛先の番号(プログラム番号)を入力すればよい。
プログラム宛先には、次のように、プログラム番号および転送用のプロトコルのほか、そのプロトコルによる転送のために必要な情報が示される。
(例_1)
プログラム番号:1
転送用のプロトコル:E−Mail
宛先:user_A001@aaa.bbb.xx
カラーモード:フルカラー
解像度:200dpi
ファイル形式:PDF
(例_2)
プログラム番号:2
転送用のプロトコル:FAX
宛先:0123−45−6789
解像度:200dpi
なお、プログラム番号は、1桁である。
(例_1)
プログラム番号:1
転送用のプロトコル:E−Mail
宛先:user_A001@aaa.bbb.xx
カラーモード:フルカラー
解像度:200dpi
ファイル形式:PDF
(例_2)
プログラム番号:2
転送用のプロトコル:FAX
宛先:0123−45−6789
解像度:200dpi
なお、プログラム番号は、1桁である。
例えば、ユーザは、ドキュメント番号が「1」であるドキュメントを2部だけ片面印刷したい場合は、「#01*1**2」と入力する。または、ジョブの種類および印刷面のボタンを省略して「1**2」と入力してもよい。
または、ボックス番号が「111」であるボックスに印刷データ7Aが保存されているドキュメントを4部ずつ片面印刷かつ2in1印刷したい場合は、「#0111*3**4」と入力する。または、ジョブの種類のボタンを省略して「111*3**4」と入力してもよい。
または、原稿の画像をスキャンしその画像のデータをボックス番号が「123」であるボックスに保存したい場合は、「#1123」と入力する。
または、原稿の画像をスキャンしその画像のデータをプログラム番号が「2」であるプログラム宛先に転送したい場合は、「#12」と入力する。
ユーザがキーボード10f2のテンキーを操作して何らかの情報を入力すると(図9の#210でYes)、そのユーザが画像形成装置1に未だ認証されておらず(つまりログインしておらず)かつその情報がユーザIDおよびパスワードでない場合は(#211でNo、#213でNo)、その情報が上記の法則に基づくものであると考えられるので、印刷指令等受付処理部102は、その情報を示すデータをキー入力データ8Bとして受け付けて一時的に記憶する(#216)。
このキー入力データ8Bは、後述するように、セキュアプリントまたはスキャンのジョブのために用いられる。
入力された情報がユーザIDおよびパスワードである場合は(#213でYes)、ユーザ認証処理部101はユーザ認証の処理を行う(#214)。そして、ログインに成功した場合は(#215でYes)、認証状態を「認証済」とし(#223)、印刷処理部103などは、ジョブ起動処理を行う(#224)。ジョブ起動処理の手順は、図10に示す通りである。
すなわち、印刷指令等受付処理部102は、キー入力データ8Bを記憶している場合は(#231でYes)、そのキー入力データ8Bに示されるジョブの種類および処理条件(印刷面または解像度など)などを設定したジョブデータを生成し印刷ジョブデータ記憶部122に記憶させる(#232、#233)。
この際に、そのジョブの種類がセキュアプリントである場合は、そのユーザのユーザIDおよびそのキー入力データ8Bに示されるドキュメント番号が対応付けられている印刷データ7Aを、ボックスから印刷ジョブデータ記憶部122に移動させ、そのジョブデータの一部として記憶させる。
または、そのユーザのユーザIDに対応付けられかつそのキー入力データ8Bに示されるボックス番号のボックスに保存されている印刷データ7Aを、そのボックスから印刷ジョブデータ記憶部122に移動させ、そのジョブデータの一部として記憶させる。印刷データ7Aが複数ある場合は、1つの印刷データ7Aを、1つのジョブのジョブデータの一部として記憶させる。
そして、印刷処理部103などは、そのジョブの順番が回ってきたら、そのジョブデータに基づいてジョブを実行する(#234(図15の#120〜#125参照))。
特に、セキュアプリントのジョブの場合は、印刷処理部103は、図11に示すような手順でそのジョブを実行する。そのジョブのスタートの順番が回ってくると(#501でYes)、そのジョブのジョブデータに基づいてモードの設定を行うとともに(#502)、印刷データ7Aに基づいてドキュメントのビットマップ展開などを行う(#503)。そして、そのドキュメントを用紙に印刷する(#504)。
または、スキャンのジョブの場合は、画像形成装置1のCPU10a、制御用回路10e、およびスキャナ10gなどは、図12に示すような手順でそのジョブを実行する。そのジョブのスタートの順番が回ってくると(#410でYes)、そのジョブのジョブデータに基づいてモードの設定を行い(#411)、原稿の読取りを行って画像データを生成する(#412)。そして、設定内容に応じて、その画像データをボックスに保存しまたは他の装置に送信する(#413〜#415)。なお、送信の処理は、LANインタフェース10jまたはFAXモデム10kによって、図13に示すような手順で行われる。すなわち、スタートの要求があれば(#601でYes)、モードの設定を行い(#602)、画像データを所定のフォーマットに変換する(#603)。そして、変換した画像データを宛先に送信する(#604)。
図10に戻って、そのジョブのジョブデータを印刷ジョブデータ記憶部122に記憶させた後またはジョブの終了後、そのユーザをログアウトさせ、未認証の状態に戻す(#235、#236)。
図14は画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャート、図15は全体制御処理の流れの例を説明するフローチャートである。次に、画像形成装置1の全体的な処理について説明する。
画像形成装置1は、電源スイッチがオンの間、図14に示す全体制御処理(#100)、操作パネル処理(#200)、認証処理(#300)、読取処理(#400)、印刷処理(#500)、送信処理(#600)、およびデータ受信処理(#700)などを、適宜、実行する。
画像形成装置1は、全体制御処理を、図15に示すような手順で実行する。ユーザが操作パネル10fを操作すると(#110でYes)、それに応じて印刷またはスキャンなどの処理を行う(#120〜#125)。印刷処理の手順は、前に図11で説明した通りである。いわゆるScan To Boxの処理の場合は、読取処理およびボックスへの保存の処理を行う。読取処理の手順は、前に図12で説明した通りである。いわゆるScan送信の処理の場合は、読取処理および送信処理を行う。送信処理の手順は、前に図13で説明した通りである。
または、ユーザがスタートボタン以外のキーまたはボタンを操作すると、画像形成装置1は、操作パネル処理を実行する(#200)。操作パネル処理の手順は、前に図9で説明した通りである。
または、ICカード50または指がセットされると、画像形成装置1は、ユーザ認証処理を実行する(#300)。ユーザ認証処理の手順は、前に図6で説明した通りである。
または、端末装置2からの印刷データ7Aまたは属性データ7Bなどを受信する処理を行う(#700)。この処理の手順は、前に図8で説明した通りである。
本実施形態によると、ユーザは、セキュアプリントの際に複数のドキュメントの中から印刷対象を従来よりも簡単に指定することができる。
本実施形態では、生体認証の情報として指の指紋の画像を用いたが、声紋、虹彩、または筆跡などの情報を用いてもよい。
その他、画像処理システム3、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(印刷装置)
101 ユーザ認証処理部(ユーザ認証手段)
102 印刷指令等受付処理部(受信手段)
103 印刷処理部(印刷手段)
10f 操作パネル(入力手段)
10h 印刷装置(印刷手段)
2 端末装置(他の装置)
101 ユーザ認証処理部(ユーザ認証手段)
102 印刷指令等受付処理部(受信手段)
103 印刷処理部(印刷手段)
10f 操作パネル(入力手段)
10h 印刷装置(印刷手段)
2 端末装置(他の装置)
Claims (8)
- 印刷の対象であるドキュメントを示す印刷対象情報をユーザに入力させるための入力手段と、
前記ユーザの認証を行うユーザ認証手段と、
前記ユーザ認証手段によって前記ユーザの認証が成功した後、前記入力手段によって入力された前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷を行う印刷手段と、
を有することを特徴とする印刷装置。 - 前記ユーザ認証手段は、前記入力手段によって前記印刷対象情報が入力された後、前記ユーザの認証を行う、
請求項1記載の印刷装置。 - 前記ドキュメントを印刷するための印刷データを他の装置から受信する受信手段、を有し、
前記印刷手段は、前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷を、前記受信手段によって受信された当該ドキュメントの前記印刷データに基づいて行う、
請求項1または請求項2記載の印刷装置。 - 前記受信手段は、前記ドキュメントの前記印刷データを、当該ドキュメントを識別するドキュメント識別情報とともに受信し、
前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記ドキュメント識別情報が入力される、
請求項3記載の印刷装置。 - 前記受信手段は、前記ドキュメントの前記印刷データを、当該ドキュメントを識別するドキュメント識別情報および前記ユーザを識別するユーザ識別情報とともに受信し、
前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記ドキュメント識別情報が入力され、
前記印刷手段は、入力された前記ドキュメント識別情報および前記ユーザ識別情報とともに受信された前記印刷データに基づいて印刷を行う、
請求項3記載の印刷装置。 - 前記ドキュメントを印刷するための印刷データを、当該印刷データの保存する記憶領域を識別する記憶領域識別情報とともに他の装置から受信する受信手段、を有し、
前記入力手段によって前記印刷対象情報として前記記憶領域識別情報が入力され、
前記印刷手段は、前記記憶領域識別情報に示される前記記憶領域に記憶されている前記印刷データに基づいて印刷を行う、
請求項2記載の印刷装置。 - 印刷の対象であるドキュメントを示す印刷対象情報を入力手段によってユーザに入力させ、
前記ユーザの認証を行い、
前記ユーザの認証が成功した後、前記入力手段によって入力された前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷を行う、
ことを特徴とする印刷方法。 - 印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
前記印刷装置に、
印刷の対象であるドキュメントを示す印刷対象情報をユーザに入力させるための処理を実行させ、
前記ユーザの認証の処理を実行させ、
前記ユーザの認証が成功した後、前記入力手段によって入力された前記印刷対象情報に示される前記ドキュメントの印刷の処理を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008157389A JP2009298090A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008157389A JP2009298090A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータプログラム |
Publications (1)
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JP2009298090A true JP2009298090A (ja) | 2009-12-24 |
Family
ID=41545478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008157389A Pending JP2009298090A (ja) | 2008-06-17 | 2008-06-17 | 印刷装置、印刷方法、およびコンピュータプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009298090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9952817B2 (en) | 2015-02-18 | 2018-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing system, mobile terminal, and control method |
-
2008
- 2008-06-17 JP JP2008157389A patent/JP2009298090A/ja active Pending
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US9952817B2 (en) | 2015-02-18 | 2018-04-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Printing system, mobile terminal, and control method |
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