JP2009296905A - Dnaを定量又は検出する方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(1)検体中に含まれるDNAから、目的とする領域の塩基配列を含むDNAを取得する第一工程、(2)第一工程で得られた前記DNAをメチル化酵素で処理し、メチル化DNAを取得する第二工程、(3)第二工程で得られた前記メチル化DNAから、一本鎖メチル化DNAをを取得する第三工程、(4)第三工程で選択された前記一本鎖メチル化DNAと、固定化メチル化DNA抗体と、を結合させて、該メチル化された目的とするDNA領域を含む一本鎖メチル化DNAと、該固定化メチル化DNA抗体と、の複合体を形成させて、該複合体を取得する第四工程等を含む検体中に含まれるDNA中の目的とする領域のメチル化されたDNAの含量を定量または検出する方法等を提供する。
【選択図】図1
Description
Chiquet C., Lina G., Benito Y., Cornut P.L., Etienne J., Romanet J.P., Denis P., Vandenesch F.,Polymerase chain reaction identification in aqueous humor of patients with postoperative endophthalmitis.,J. Cataract. Refract. Surg.,2007;33(4):635-641.
このように、検体中に含まれるDNA中の目的とする領域のDNAの含量を測定するための一連の操作には、多大な手間が存在していた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、簡便にDNAを定量又は検出する方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明は、
[発明1]
検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAを定量又は検出する方法であって、
(1)目的とするDNA領域を有するDNAを検体中から取得する第一工程、
(2)第一工程で取得した目的とするDNA領域を有するDNAをDNAメチル化酵素で処理する第二工程、
(3)第二工程で取得したDNAメチル化酵素で処理された目的とするDNA領域を有するDNAから、目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを取得する第三工程、
(4)第三工程で取得された目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと、固定化メチル化DNA抗体と、を結合させて、該目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと該固定化メチル化DNA抗体との複合体を形成させる第四工程、
(5)第四工程で形成された複合体に含まれる目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを、固定化メチル化DNA抗体から分離して一本鎖DNA(正鎖)にする第五工程と、
(6)第五工程で得られた一本鎖DNA(正鎖)を、該一本鎖DNA(正鎖)が有する塩基配列の部分塩基配列(正鎖)であって、且つ、前記目的とするDNA領域の塩基配列(正鎖)の3’末端より更に3’末端側に位置する部分塩基配列(正鎖)に対して相補性のある塩基配列(負鎖)を有するプライマー(フォーワード用プライマー)を伸長プライマーとして、該伸長プライマーを1回伸長させることにより、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)を二本鎖DNAに伸長形成させる第六工程と、
(7)第六工程で伸長形成された二本鎖DNAを、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)と、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)に分離する第七工程と、
(8)第七工程で得られた目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)を鋳型として、前記フォワード用プライマーを伸長プライマーとして、該伸長プライマーを一回伸長させることにより、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNAを二本鎖DNAとして伸長形成させる第八工程と、
(9)第七工程で得られた目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)を鋳型として、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)が有する塩基配列の部分塩基配列(負鎖)であって、且つ、前記目的とするDNA領域の塩基配列(正鎖)に対して相補性のある塩基配列(負鎖)の3’末端より更に3’末端側に位置する部分塩基配列(負鎖)に対して相補性のある塩基配列(正鎖)を有するプライマー(リバース用プライマー)を伸長プライマーとして、該伸長プライマーを1回伸長させることにより、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNAを二本鎖DNAとして伸長形成させる第九工程と、
(10)第八工程又は第九工程で得られた伸長形成された二本鎖DNAを一本鎖状態に分離した後、繰り返すことにより、前記目的とするDNA領域におけるメチル化されたDNAを検出可能な量になるまで増幅する第十工程と、
(11)第十工程で増幅されたDNAの量を定量又は検出する第十一工程と、
を有することを特徴とする方法。
[発明2]
DNAメチル化酵素がシトシンメチル化酵素又はSss Iメチラーゼである発明1に記載の方法。
[発明3]
第四工程において検体中に含まれる目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを固定化メチル化DNA抗体と結合させることにより固定相へ吸着させる発明1に記載の方法を用いたDNAの濃縮方法。
[発明4]
固定化メチル化DNA抗体がメチルシトシン抗体である発明1〜3のいずれか一に記載の方法。
[発明5]
検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAが、RNAから逆転写酵素により生成されたDNAである発明1〜4のいずれか一に記載の方法。
[発明6]
検体が、下記のいずれかの検体である発明1〜5のいずれか一に記載の方法。
(a)哺乳動物由来の血液、体液、糞尿、体分泌物、細胞溶解液又は組織溶解液
(b)哺乳動物由来の血液、体液、糞尿、体分泌物、細胞溶解液及び組織溶解液からなる群より選ばれる一から抽出されたDNA
(c)哺乳動物由来の組織、細胞、組織溶解液及び細胞溶解液からなる群より選ばれる一から抽出されたRNAを鋳型として作製されたcDNA
(e)細菌、真菌又はウイルスから抽出されたDNA
(f)細菌、真菌又はウイルスから抽出されたRNAを鋳型として作製されたDNA
[発明7]
検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAが、目的とするDNA領域を認識切断部位としない制限酵素で予め消化処理されてなるDNA、合成オリゴヌクレオチド、又は予め精製されてなるDNAである発明1〜6のいずれか一に記載の方法。
[発明8]
第二工程で目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを取得する際に、カウンターオリゴヌクレオチドを添加する発明1〜7のいずれか一に記載の方法;
等を提供するものである。
本発明は、検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAを定量又は検出する方法(以下、本発明方法と記すこともある)に関するものである。
第一工程は、目的とするDNA領域を有するDNAを検体中から取得する工程である。
尚、特に食品においては食中毒菌の有無の検査と原因菌の特定が重要であり、通常は微生物表面の抗原を利用した免疫法が使用される。しかし、免疫法は、抗原を作るために多大の労力を必要とし、更に病原菌の特定が必要となる。即ち、微生物検査における免疫法は、微生物種の特異性を利用しているため、一回の検査で複数菌種をまとめて、その有無を検査することが難しいだけでなく、免疫法を確立できない微生物に対しては、PCR法等を用いる等、検査には多大の労力が必要となる。本発明方法は、まず、免疫法による検査が難しい場合でも、遺伝子から検査方法を確立でき、次に、複数の微生物を同時に検出することが可能な検査方法を提供できる。即ち、本発明方法は、非生物由来検体中に存在する真菌類、微生物類、ウイルス等の検査に利用できる。
また、本発明方法を用いることにより、例えば食品中の混入微生物やウイルスを検出することが可能となり、感染症の検査や食品汚染検査等で利用が期待できる。
また、哺乳動物由来の検体がヒトの血液、体液又は体分泌物等である場合には、ヒトの定期健康診断における臨床検査等で採取したものを利用することができる。血液を検体として用いる場合には、血液から通常の方法に準じて血漿又は血清を調製し、調製された血漿又は血清を検体として、その中に含まれる遊離DNA(胃癌細胞等の癌細胞由来のDNAが含まれる)を分析すると、血球由来のDNAを避けて胃癌細胞等の癌細胞由来のDNAを解析することができ、胃癌細胞等の癌細胞、それを含む組織等を検出する感度を向上させることができる。
例えば具体的には、10cmプレートでコンフルエントになるまで細胞を培養した後、培養液を捨てて、0.6mLのRIPAバッファー(1x TBS, 1% nonidet P-40, 0.5% sodium deoxysholate, 0.1% SDS, 0.004% sodium azide)を10cmプレートに加える。4℃で15分間プレートをゆっくり揺り動かしてから、10cmプレート上の接着細胞を、スクレーパー等を用いて剥がし、プレート上の溶解液をマイクロチューブに移す。溶解液の1/10容量の10mg/mL PMSFを添加してから、氷上で30-60分間放置する。4℃で10分間、10,000xgで遠心し、上清を細胞溶解液として取得する。
より具体的には、動物から取得した組織の重量を測定した後、カミソリ等を用いて組織を小片に裁断する。凍結組織をスライスする場合は、更に小さい小片にする必要がある。裁断後、氷冷RIPAバッファー(プロテアーゼインヒビター、フォスファターゼインヒビター等を添加してもよく、例えば、RIPAバッファーの1/10容量の10mg/mL PMSFを添加しても良い)を組織1gあたり3mLの比率で添加し、4℃でホモジナイズする。ホモジナイズには、ソニケーターや加圧型細胞破砕装置を用いる。ホモジナイズの作業では、溶液を常に4℃に維持し、発熱を抑えるようにする。ホモジナイズ液を、マイクロチューブに移して、4℃で10分間、10,000xgで遠心し、上清を組織溶解液として取得する。
「目的とするDNA領域」とは、例えばゲノムDNA上の検出対象となる所定の塩基配列を意味する。また、検体中に含まれるRNAを検出する場合、「目的とするDNA領域」とは、抽出されたRNAを鋳型として逆転写酵素により合成されたDNA上の塩基配列であって、RNA上の検出対象となる所定の塩基配列の相補的塩基配列を意味する。
また、検体が真菌等の微生物である場合、Methods in Yeast Genetics(Cold Spring Harbor Laboratory Press)に記載されているような、一般的な酵母ゲノムの調製法等を用いればよく、検体が大腸菌のような原核生物である場合、Molecular Cloning -A Laboratory Manual-(Cold Spring Harbor Laboratory Press)に記載されているような一般的な微生物ゲノム調製法等を用いればよい。
また、検体が食品である場合、食品から微生物等を分離してからDNAを取得してもよく、食品に含まれる微生物以外のゲノムDNAと微生物由来のゲノムを同時に取得してもよい。また、検体が哺乳動物由来の組織であり、目的とするDNA領域がウイルス由来のDNAである場合は、組織中から市販のRNA抽出用キット(ISOGEN(311-02501)(NIPPON GENE社製)、或いは、FastRNA Pro Green Kit (フナコシ社製)、FastRNA Pro Blue Kit (フナコシ社製)、FastRNA Pro Red Kit (フナコシ社製)、等)等を用いてRNAを抽出し、逆転写酵素によってDNAを取得してもよい。また、検体が哺乳動物由来の検体である場合、ウイルス粒子を抽出してからウイルスのDNAを抽出してもよく、或いはウイルス粒子を抽出してから市販のキット(QuickGene RNA tissue kit S II、富士フィルム社製)等を用いてウイルスRNAを抽出し、逆転写酵素によりウイルス由来のDNAを取得しても良い。ウイルスが感染した組織からRNAを抽出し逆転写酵素によりウイルス由来のDNAを取得しても良いし、ウイルスが感染した組織からDNAを取得して、ウイルス由来のDNAを取得しても良い。
また、本発明方法における「一本鎖メチル化DNA」とは、一本鎖DNAの塩基配列中の5’−CG−3’で示される塩基配列中のシトシンの5位がメチル化された一本鎖DNAを意味する。
第二工程において、「目的とするDNA領域を有するDNAをDNAメチル化酵素で処理する」とは、第一工程で得られたDNAをメチル化酵素で処理し、メチル化DNAを取得することを意味する。
また、DNAメチル化酵素の触媒するDNAのメチル化反応は、制限修飾系と呼ばれる原始的な免疫系から、多数見出されている。制限修飾系とは、細菌で機能するゲノム全体を定期的なメチル化することにより、特定の配列を認識する制限酵素(制限エンドヌクレアーゼ)によって消化されないようにした上で、外来DNA(特に、バクテリオファージ)を制限酵素によって消化する機能で、バクテリオファージ感染から微生物ゲノムを防御するシステムのことである。ゲノムのメチル化に機能している酵素は、シトシン或いはアデニンをメチル化し、多くは、プリン残基の6位の窒素(N6)、或いは、5位の炭素(C5)をメチル化することが知られている。このような酵素のうち、シトシンのC5をメチル化するシトシンメチル化酵素としては、SssI(M.SssI)メチラーゼ、AluIメチラーゼ、HhaIメチラーゼ、HpaIIメチラーゼ、MspIメチラーゼ、HaeIIIメチラーゼ等が知られている。また、これらシトシンのC5位をメチル化する酵素は、認識する塩基配列が異なっており、CpGを認識するシトシンメチル化酵素は、SssIのみである。
また、ヒトゲノム中のDNAのメチル化反応としては、エピジェネティクス(遺伝子配列によらない遺伝子発現の多様性を生みだす仕組み)として、CpGのシトシンの5位(C5)のメチル化が知られており、このようなシトシンメチル化酵素として、DNAメチルトランスフェラーゼが知られている。DNAメチルトランスフェラーゼとしては、DnmtIメチルトランスフェラーゼが知られている。
従って、ヒト細胞中ではCpG配列のシトシンのC5位がメチル化されているため、人為的にゲノムをメチル化する場合には、SssIを用いることで、ヒト細胞内でのメチル化と同じ配列(CpG)の、同じシトシンの、同じ位置をメチル化することが可能となる。
シトシンメチル化酵素によりメチル化されたDNAにするためには、具体的には例えば、以下のように実施すればよい。DNA試料に、最適な10×緩衝液(NEBuffer2 (NEB社製))を5μL、S-adenosyl methionine (3.2 mM, NEB社製)を0.5μl、シトシンメチル化酵素SssI(NEB社製)を夫々0.5μL加え、次いで当該混合物に滅菌超純水を加えて液量を50μLとし、37℃で30分間インキュベーションすればよい。 第二工程におけるメチル化は、目的とするDNA領域を、メチル化DNA抗体に結合させることにより、支持体へ結合するために実施するため、抽出したDNA試料の目的とする領域がメチル化されていれば、必ずしも、第二工程を実施する必要は無い。
第三工程における「目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを取得する」とは、「第二工程でDNAメチル化酵素によりメチル化された二本鎖DNAをメチル化された一本鎖DNAに分離する」ことを意味し、メチル化された一本鎖DNAに分離するためには、二本鎖DNAを一本鎖DNAにするための一般的は操作を行えばよい。具体的には、生物由来検体中に含まれるゲノムDNA由来のDNA試料を適当量の超純水に溶解し、95℃で10分間加熱し、氷中で急冷すればよい。
本発明方法における「カウンターオリゴヌクレオチド」とは、目的とするDNA領域と同じ塩基配列を短いオリゴヌクレオチドに分割したものである。通常10〜100塩基、より好ましくは、20〜50塩基の長さに設計したものであればよい。尚、カウンターオリゴヌクレオチドは、フォーワード用プライマーあるいはリバース用プライマーが目的とするDNA領域と相補的に結合する塩基配列上には設計しない。カウンターオリゴヌクレオチドは、ゲノムDNAに比し、大過剰で添加され、目的とするDNA領域を一本鎖(正鎖)にした後、固定化メチル化DNA抗体と結合させる際に、目的とするDNA領域の相補鎖(負鎖)と目的とするDNA領域を一本鎖(正鎖)が相補性により再結合することを妨げるために添加する。目的とするDNA領域にメチル化DNA抗体を結合させて、DNAのメチル化頻度又はそれに相関関係のある指標値を測定する際に、目的領域が一本鎖である方がメチル化DNA抗体に結合しやすいからである。尚、カンウターオリゴヌクレオチドは、目的とするDNA領域に比べて、少なくとも10倍、通常は100倍以上の量が添加されることが望ましい。
第四工程における「目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと、固定化メチル化DNA抗体と、を結合させて、該目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと該固定化メチル化DNA抗体との複合体を形成させる」とは、第三工程で得られた目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを固定化メチル化DNA抗体と結合させて支持体に固定化することを意味する。
「メチル化DNA抗体」としては、より望ましくは、一本鎖DNA中の5位がメチル化されたシトシンを認識して結合する性質を有している抗体であればよく、より具体的には、メチルシトシン抗体でも良い。また、市販されているメチル化DNA抗体であっても、本明細書記載のメチル化状態のDNAを特異的に認識して、特異的に結合できる抗体であればよい。
(1)一本鎖DNA(正鎖)とメチル化DNA抗体との結合前に、メチル化DNA抗体との結合により固定化されるものであってもよく、また
(2)一本鎖DNA(正鎖)とメチル化DNA抗体との結合後に、該メチル化DNA抗体が支持体に結合することにより固定化されてもよい。
動物に抗原を接触させて得られる抗体としては、動物から精製した抗原を免疫した後、IgG画分の抗体(ポリクローナル抗体)を利用する方法と、単一のクローンを生産する抗体(モノクローナル抗体)を利用する方法がある。本発明においてはメチル化DNA、或いはメチルシトシンを特異的に認識できる抗体であることが望ましいため、モノクローナル抗体を利用することが望ましい。
第十一工程おいて、第十工程までにPCRで得られたDNA増幅産物を検出する。例えば、予め標識されたプライマーを使用した場合には、蛍光標識体の量の測定によりPCR反応での増幅量を評価することができる。また、標識されていない通常のプライマーを用いたPCRを実施した場合は、金コロイド粒子、蛍光等で標識したプローブ等をアニーリングさせ、目的領域に結合した当該プローブの量を測定することにより検出することができる。また、増幅産物の量をより精度よく求めるには、例えば、リアルタイムPCR法を用いればよい。リアルタイムPCR法とは、PCRをリアルタイムでモニターし、得られたモニター結果をカイネティックス分析する方法であり、例えば、遺伝子量に関して2倍程度の僅かな差異をも検出できる高精度の定量PCR法として知られる方法である。当該リアルタイムPCR法には、例えば、鋳型依存性核酸ポリメラーゼプローブ等のプローブを用いる方法、サイバーグリーン等のインターカレーターを用いる方法等を挙げることができる。リアルタイムPCR法のための装置及びキットは市販されるものを利用してもよい。以上の如く、検出については特に限定されることはなく、これまでに周知のあらゆる方法による検出が可能である。これら方法では、反応容器を移し換えることなく検出までの操作が可能となる。また、DNAをエチジウムブロマイドやサイバーグリーン等によりDNAを染色して検出しても良い。
検体中に含まれる目的とするDNA領域のメチル化されたDNAをシトシンメチル化酵素によりメチル化せずに該目的とするDNA領域のメチル化されたDNA(元来メチル化されていたDNAの総量)を第十工程で検出可能な量になるまで増幅して定量されたDNAの量と、前記検体中に含まれる目的とするDNA領域のメチル化されたDNAをシトシンメチル化酵素によりメチル化して該目的とするDNA領域のメチル化されたDNA(元来メチル化されていたDNA及び元来メチルされていなかったDNAの総量)を第十工程で検出可能な量になるまで増幅して定量されたDNAの量と、の差異を指標として前記目的とする領域のメチル化されたDNAの割合を算出する工程。
各種疾患(例えば、癌)においてDNAのメチル化異常が起こることが知られており、このDNAメチル化異常を検出することにより、各種疾患の程度(度合い)を測定することが可能と考えられている。例えば、疾患由来の生物由来検体中に含まれるゲノムDNAにおいて100%メチル化されていないDNA領域があり、そのDNA領域について本発明方法及び本メチル化割合算出方法を実施すれば、新たにメチル化されるDNAの量は増加する。一方、疾患由来の生物由来検体中に含まれるゲノムDNAにおいて100%メチル化されているDNA領域があり、そのDNA領域について、本発明方法及び本メチル化割合算出方法を実施すれば、新たにメチル化されるDNAの量はほぼ0に近い値となる。また、例えば、健常者の生物由来検体中に含まれるゲノムDNAにおいてメチル化割合が低く且つ疾患患者の生物由来検体中に含まれるゲノムDNAにおいてメチル化割合が高いDNA領域があり、そのDNA領域について、本発明方法及び本メチル化割合算出方法を実施すれば、健常者の場合には、メチル化されたDNAの量は0に近い値を示し、一方、疾患患者の場合には、健常者の場合における値よりも有意に高い値を示す。このため、この値の差異に基づき、「疾患の度合い」を判定することができる。ここでの「疾患の度合い」とは、一般に当該分野において使用される意味と同様であって、具体的には例えば、生物由来検体が細胞である場合には当該細胞の悪性度を意味し、また例えば、生物由来検体が組織である場合には当該組織における疾患細胞の存在量等を意味している。従って、本発明方法及び本メチル化割合算出方法は、メチル化異常を調べることにより、各種疾患を診断することを可能にする。このように各種疾患の診断を目的としたメチル化割合を調べる際に、目的とするDNA領域をシトシンメチル化酵素によりメチル化するためには、CpGメチラーゼであるSssIメチラーゼを用いることが好ましい。
また、検体からRNAを抽出し、逆転写酵素によりDNAを合成し、PCRを行う場合には、RNAから合成した極微量のDNAを取り扱うことになる。極微量のDNAを扱う場合、操作上の試料の喪失を少なくするために、作業工程数を少なくする必要があるが、本濃縮方法では、このような極微量のDNAをPCRへ供するための前操作としてのDNAの濃縮や洗浄の工程を少なくすることが可能である。
通常、生検サンプルや食品中に含まれる病原性微生物の有無を検査する場合、各々微生物抗原に対して免疫法による検査により、該病原性微生物の有無を調べたり、該病原性微生物を特定する。しかし、この免疫法に用いる抗体の作製は容易ではなく、更に複数の病原性微生物を検出するためには、各々の病原性微生物の抗原に対する抗体を作製する必要がある。そこで、本発明方法を用いることにより、これら煩雑な抗体作製を行うことなく病原性微生物に対する簡易な検査が可能となる。また、本発明方法では、異なる病原性微生物の塩基配列を同時に検査できることから、一つの検体中に含まれる数種類の病原性微生物を、同時に検出できるようになる。
通常、生検サンプル中、或いは食品等の一般製品中に含まれる病原性微生物等の有無を検査する場合、各々病原性微生物等の抗原に対して免疫法による検査により、該病原性微生物の有無を調べたり、該病原性微生物を特定する。しかし、免疫法に用いる抗体の作製は容易ではなく、更に複数の病原性微生物を検出するためには、各々病原性微生物等の抗原に対する抗体を作製する必要がある。そこで、本発明方法を用いることにより、これら煩雑な抗体を作製を行うことなく病原性微生物に対する簡易な検査が可能となる。また、本発明方法では、異なる病原性微生物の塩基配列を同時に検査できることから、一つの検体中に含まれる数種類の病原性微生物を、同時に検出できるようになる。具体的には食中毒菌として、Listeria monocytogenes、Salmonella enterica、Campylobacter jejuni subsp. Jejuni、Staphylococcus aureus、Vibrio parahaemolyticus、Bacillusu cereus、Clostridium botulinum、Yersinia enterocolitica、Yersinia pseudotuberuculosis、Clostridium perfringens等が知られている。また、本発明方法は環境中の微生物等のゲノムを検出することにより、産業上の有用な微生物等の同定や土壌、河川又は湖沼の底質等の微生物群の簡易調査等にも用いることができる。環境中の微生物のうち、例えば、Methanococcus jannaschii、Methanobacterium thermoautotrophicum deltaH、Aquifex aeolicus、Pyrococcus horikoshii OT3、Archaeoglobus fulgidus、Thermotoga maritima MSB8、Aeropyrum pernix K1、Haloferax mediterraneiを生息を確認することが可能となる。また、Geobacter sulfurreducensのように工業に利用できうる細菌、Streptococcus thermophilusのような醗酵に用いられる微生物の検出及び同定も可能となる。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’-AGTCTGTCCTACGTATCTGACA -3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’(配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認し、Wizard SV Gel/PCR Kit(PROMEGA社)により、DNAフラグメントSを精製した。
溶液A: 100pg/20μL TE溶液
溶液B: 10pg/20μL TE溶液
溶液C: 1 pg/20μL TE溶液
溶液D: TE溶液(ネガティブコントロール液)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを表す)
S2:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACT -3’ (配列番号20)
S2:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACT -3’ (配列番号20)
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’- AGTCTGTCCTACGTATCTGACA -3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’- AGTCTGTCCTACGTATCTGACA -3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’(配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認し、Wizard SV Gel/PCR Kit(PROMEGA社)により、DNAフラグメントSを精製した。
溶液A:100pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液B:10pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液C:1pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液D:TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを表す)
S2:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACT -3’ (配列番号20)
S2:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACT -3’ (配列番号20)
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’- AGTCTGTCCTACGTATCTGACA-3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
溶液A: 100ng/20μL TE溶液
溶液B: 10ng/20μL TE溶液
溶液C: 1ng/20μL TE溶液
溶液D: TE溶液(ネガティブコントロール液)
S3:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCCGTTTTACAGTGACACCGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTACGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号21)
S3:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCCGTTTTACAGTGACACCGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTACGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号21)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを表す)
S4:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCNGTTTTACAGTGACACNGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTANGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号37)
S4:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCNGTTTTACAGTGACACNGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTANGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号37)
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’- AGTCTGTCCTACGTATCTGACA -3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
溶液A:100ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液B:10ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液C:1ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
溶液D:TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL含有)
S3:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCCGTTTTACAGTGACACCGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTACGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号21)
S3:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCCGTTTTACAGTGACACCGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTACGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号21)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを表す)
S4:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCNGTTTTACAGTGACACNGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTANGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号37)
S4:5’- TAGGTTTTGCTTTGATCNGTTTTACAGTGACACNGAACATAAGGGGAAGCTATTGACATGGTATNGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATANGTAGGACAGACTCTTTCCTGTGTAAATATTTGTGACAGCTANGTCTATTTTCTAC -3’ (配列番号37)
PF1:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCG -3’ (配列番号17)
PR1:5’- AGTCTGTCCTACGTATCTGACA -3’ (配列番号18)
S:5’- GGAAGCTATTGACATGGTATCGAAAGGTTGTCCACATTGGGAAGTAACTTGGTTCTATGAATCTTCATGTCAGATACGTAGGACAGACT -3’ (配列番号19)
PCRを行った後、2%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認し、Wizard SV Gel/PCR Kit(PROMEGA社)により、DNAフラグメントTを精製した。
溶液A: 100pg/20μL TE溶液
溶液B: 10pg/20μL TE溶液
溶液C: 1 pg/20μL TE溶液
溶液D: TE溶液(ネガティブコントロール液)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを示す)
T2:5’- AGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号25)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
C1:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号26)
C2:5’- GCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCA -3’ (配列番号27)
C3:5’- CTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGAC -3’ (配列番号28)
C4:5’- ACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGT -3’ (配列番号29)
C5:5’- GGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGT -3’ (配列番号30)
C6:5’- TTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTC -3’ (配列番号31)
C7:5’- ACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTT -3’ (配列番号32)
C8:5’- TGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAG -3’ (配列番号33)
C9:5’- ACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATG -3’ (配列番号34)
C10:5’- CTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTC -3’ (配列番号35)
T2:5’- AGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号25)
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認し、Wizard SV Gel/PCR Kit(PROMEGA社)により、DNAフラグメントTを精製した。
溶液A:100pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液B:10pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液C:1pg/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液D:TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを示す)
T2:5’- AGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号25)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’(配列番号24)
C1:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号26)
C2:5’- GCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCA -3’ (配列番号27)
C3:5’- CTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGAC -3’ (配列番号28)
C4:5’- ACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGT -3’ (配列番号29)
C5:5’- GGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGT -3’ (配列番号30)
C6:5’- TTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTC -3’ (配列番号31)
C7:5’- ACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTT -3’ (配列番号32)
C8:5’- TGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAG -3’ (配列番号33)
C9:5’- ACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATG -3’ (配列番号34)
C10:5’- CTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTC -3’ (配列番号35)
T2:5’- AGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号25)
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
溶液A: 10ng/20μL TE溶液
溶液B: 1ng/20μL TE溶液
溶液C: 0.1ng/20μL TE溶液
溶液D: TE溶液(ネガティブコントロール液)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを示す)
T4:5’- TAGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’ (配列番号38)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
C1:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号26)
C2:5’- GCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCA -3’ (配列番号27)
C3:5’- CTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGAC -3’ (配列番号28)
C4:5’- ACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGT -3’ (配列番号29)
C5:5’- GGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGT -3’ (配列番号30)
C6:5’- TTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTC -3’ (配列番号31)
C7:5’- ACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTT -3’ (配列番号32)
C8:5’- TGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAG -3’ (配列番号33)
C9:5’- ACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATG -3’ (配列番号34)
C10:5’- CTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTC -3’ (配列番号35)
T4:5’- TAGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’ (配列番号38)
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
市販のメチルシトシン抗体(Aviva Systems Biology社製)を、市販ビオチン化キット(Biotin Labeling Kit-NH2、同仁化学研究所製)を用いて、カタログに記載された方法に準じて、ビオチン標識した。得られたビオチン標識メチルシトシン抗体を溶液[抗体約0.25 μg/μL 0.1% BSA含有リン酸バッファー(1mM KH2PO4、3mM Na2HPO 7H2O、154mM NaCl pH7.4)溶液]として冷蔵保存した。
調製した酵母細胞を、バッファーA(1M ソルビトール、 0.1M EDTA、pH 7.4)に懸濁し、0.1% 2-メルカプトエタノール(終濃度14mM)及び100U zymolase(10 mg/ml)を添加して、溶液が透明になるまで 30°C で1時間、撹拌しながらインキュベートした。550gで10分間遠心してプロトプラストを回収後、バッファーB(50 mM Tris-HCl、pH 7.4、 20 mM EDTA)に懸濁してから、ドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、65℃で30分間インキュベートした。続いて、体積比2/5量の5M CH3COOKを添加して混和してから30分間氷冷後、15,000gで30分間遠心して上清を回収した。回収した上清に体積比1/10量の3M CH3COONaと等量のイソプロパノ−ルを加えてよく混和し、15,000g 4℃で30分間遠心して得られた沈澱を70%エタノールでリンスして回収した。沈澱を乾燥させてから、1ml のTEバッファー(10 mM Tris-HCl、pH 8.0、1 mM EDTA)に溶解し、40μg/mlになるようにRNase A(Sigma社製)を加えて37℃で1時間インキュベートし、続いて、混合液にproteinase K(Sigma社製)を500μg/ml及びドデシル硫酸ナトリウムを1%(w/v)になるように加えた後、これを55℃で約16時間振とうした。振とう終了後、当該混合物をフェノール[1M Tris-HCl(pH 8.0)にて飽和]・クロロホルム抽出処理した。水層を回収し、これにNaClを0.5Nとなるよう加えた後、これをエタノール沈澱処理して生じた沈澱を回収した。回収された沈澱を70%エタノールでリンスすることにより、ゲノムDNAを得た。
溶液A:10ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液B:1ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液C:0.1ng/20μL TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
溶液D:TE溶液(100ngヒト血液ゲノム/20μL)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
<メチル化されたDNAフラグメント>(Nは5-メチルシトシンを示す)
T4:5’- TAGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’ (配列番号38)
T3:5’- TAGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’(配列番号36)
C1:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号26)
C2:5’- GCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCA -3’ (配列番号27)
C3:5’- CTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGAC -3’ (配列番号28)
C4:5’- ACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGT -3’ (配列番号29)
C5:5’- GGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGT -3’ (配列番号30)
C6:5’- TTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTC -3’ (配列番号31)
C7:5’- ACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTT -3’ (配列番号32)
C8:5’- TGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAG -3’ (配列番号33)
C9:5’- ACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATG -3’ (配列番号34)
C10:5’- CTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTC -3’ (配列番号35)
T4:5’- TAGGTGAGCTANGTGTGTTTGGGNGTNGTGCACTGGCTCACTTGTANGNGCAGAAATGGCAGCTTGTANGATTGGTGACCNGCCTTTTNGACACTGGACNGCTATGGANGTGGNGGNGGTGTGGNGGNGGCTCAATGACCTGTGGNGCCNGTTTGTGGNGTGNGATAGTNGAGCNGCCTGTCANGTGNGNGGCNGCCCTGCTCNGTTTGANGNGATGCATAGCATGNGACCACCCAGTAATCATACTGCTGANGCTATTGGTCANGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGNGGTGGNGTCCNGTTTCCACACNGTANGTGAGCACATGTCTGGATTGC -3’ (配列番号38)
PF2:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGG -3’ (配列番号22)
PR2:5’- AGACATGTGCTCACGTACGGT -3’ (配列番号23)
T:5’- AGGTGAGCTACGTGTGTTTGGGCGTCGTGCACTGGCTCACTTGTACGCGCAGAAATGGCAGCTTGTACGATTGGTGACCCGCCTTTTCGACACTGGACCGCTATGGACGTGGCGGCGGTGTGGCGGCGGCTCAATGACCTGTGGCGCCCGTTTGTGGCGTGCGATAGTCGAGCCGCCTGTCACGTGCGCGGCCGCCCTGCTCCGTTTGACGCGATGCATAGCATGCGACCACCCAGTAATCATACTGCTGACGCTATTGGTCACGTGGTTATGGCAGCTGCTGTTGACTGCGGTGGCGTCCCGTTTCCACACCGTACGTGAGCACATGTCT -3’ (配列番号24)
PCRを行った後、1.5%アガロースゲル電気泳動により増幅を確認した。その結果は、以下の通りであった。
配列番号17
実験のために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号18
実験のために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号19
実験のために設計されたDNAフラグメント
配列番号20
実験のために設計されたメチル化されたDNAフラグメント
配列番号21
実験のために設計されたDNAフラグメント
配列番号22
実験のために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号23
実験のために設計されたオリゴヌクレオチドプライマー
配列番号24
実験のために設計されたDNAフラグメント
配列番号25
実験のために設計されたメチル化されたDNAフラグメント
配列番号26
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号27
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号28
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号29
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号30
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号31
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号32
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号33
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号34
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号35
実験のために設計されたカウンターオリゴヌクレオチド
配列番号36
実験のために設計されたDNAフラグメント
配列番号37
実験のために設計されたメチル化されたDNAフラグメント
配列番号38
実験のために設計されたメチル化されたDNAフラグメント
Claims (8)
- 検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAを定量又は検出する方法であって、
(1)目的とするDNA領域を有するDNAを検体中から取得する第一工程、
(2)第一工程で取得した目的とするDNA領域を有するDNAをDNAメチル化酵素で処理する第二工程、
(3)第二工程で取得したDNAメチル化酵素で処理された目的とするDNA領域を有するDNAから、目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを取得する第三工程、
(4)第三工程で取得された目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと、固定化メチル化DNA抗体と、を結合させて、該目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAと該固定化メチル化DNA抗体との複合体を形成させる第四工程、
(5)第四工程で形成された複合体に含まれる目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを、固定化メチル化DNA抗体から分離して一本鎖DNA(正鎖)にする第五工程と、
(6)第五工程で得られた一本鎖DNA(正鎖)を、該一本鎖DNA(正鎖)が有する塩基配列の部分塩基配列(正鎖)であって、且つ、前記目的とするDNA領域の塩基配列(正鎖)の3’末端より更に3’末端側に位置する部分塩基配列(正鎖)に対して相補性のある塩基配列(負鎖)を有するプライマー(フォーワード用プライマー)を伸長プライマーとして、該伸長プライマーを1回伸長させることにより、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)を二本鎖DNAに伸長形成させる第六工程と、
(7)第六工程で伸長形成された二本鎖DNAを、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)と、目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)に分離する第七工程と、
(8)第七工程で得られた目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(正鎖)を鋳型として、前記フォワード用プライマーを伸長プライマーとして、該伸長プライマーを一回伸長させることにより、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNAを二本鎖DNAとして伸長形成させる第八工程と、
(9)第七工程で得られた目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)を鋳型として、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNA(負鎖)が有する塩基配列の部分塩基配列(負鎖)であって、且つ、前記目的とするDNA領域の塩基配列(正鎖)に対して相補性のある塩基配列(負鎖)の3’末端より更に3’末端側に位置する部分塩基配列(負鎖)に対して相補性のある塩基配列(正鎖)を有するプライマー(リバース用プライマー)を伸長プライマーとして、該伸長プライマーを1回伸長させることにより、前記目的とするDNA領域を含む一本鎖DNAを二本鎖DNAとして伸長形成させる第九工程と、
(10)第八工程又は第九工程で得られた伸長形成された二本鎖DNAを一本鎖状態に分離した後、繰り返すことにより、前記目的とするDNA領域におけるメチル化されたDNAを検出可能な量になるまで増幅する第十工程と、
(11)第十工程で増幅されたDNAの量を定量又は検出する第十一工程と、
を有することを特徴とする方法。 - DNAメチル化酵素がシトシンメチル化酵素又はSss Iメチラーゼである請求項1に記載の方法。
- 第四工程において検体中に含まれる目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを固定化メチル化DNA抗体と結合させることにより固定相へ吸着させる請求項1に記載の方法を用いたDNAの濃縮方法。
- 固定化メチル化DNA抗体がメチルシトシン抗体である請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAが、RNAから逆転写酵素により生成されたDNAである請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 検体が、下記のいずれかの検体である請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(a)哺乳動物由来の血液、体液、糞尿、体分泌物、細胞溶解液又は組織溶解液
(b)哺乳動物由来の血液、体液、糞尿、体分泌物、細胞溶解液及び組織溶解液からなる群より選ばれる一から抽出されたDNA
(c)哺乳動物由来の組織、細胞、組織溶解液及び細胞溶解液からなる群より選ばれる一から抽出されたRNAを鋳型として作製されたcDNA
(e)細菌、真菌又はウイルスから抽出されたDNA
(f)細菌、真菌又はウイルスから抽出されたRNAを鋳型として作製されたDNA - 検体中に含まれる目的とするDNA領域を有するDNAが、目的とするDNA領域を認識切断部位としない制限酵素で予め消化処理されてなるDNA、合成オリゴヌクレオチド、又は予め精製されてなるDNAである請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 第二工程で目的とするDNA領域を有する一本鎖メチル化DNAを取得する際に、カウンターオリゴヌクレオチドを添加する請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
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