JP2009296148A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】工程全体のスケジューリングが遅延してしまうことを抑えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】CPU9、10を備える撮像装置において、CPU9に開始タイミングや所要時間が一定の所定を割り当て、CPU10に開始タイミングや所要時間が不定の処理を割り当てる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ等の電子的な撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の電子的な撮像装置では、割り込み処理の種類が多く、それらの割り込み処理の発生頻度も高いため、割り込み処理に要するオーバーヘッドも大きい。そのため、多重の割り込み処理が発生し、リアルタイムで処理しなければいけない割り込み処理が待たされると、予定時間内で処理できない割り込み処理が発生するおそれがある。例えば、割り込み処理の発生頻度が高く多重の割り込み処理となるレンズ駆動処理や記録I/F処理は、レンズの駆動に時間がかかったり記録メディアへのデータの入出力に時間がかかるため、実施時刻が遅延する事が度々発生し、次の撮像処理の開始が直にできなくなるおそれがある。
図7は、従来の撮像装置全体の制御を行うCPUで発生する各処理のタイミングチャートを示す図である。なお、破線は、割り込み処理を、実線は非割り込み処理をそれぞれ示している。
割り込み処理としては、撮像された画像データをアナログからデジタルに変換するプリプロセス部の動作制御処理、画像データを補正する補正部の動作制御処理、画像データに対して画像処理を行う画像処理部の動作制御処理、画像データを圧縮又は伸張する画像圧縮伸張部の動作制御処理、画像データを表示部に表示させる表示I/Fの動作制御処理、画像データを記録部に記録させる記録I/Fの動作制御処理、ユーザ又は外部装置からの入力を取り込みCPUに通知する装置入力I/Fの動作制御処理、及び撮像レンズを駆動させるレンズ駆動部の動作を制御する通信部の動作制御処理がある。
非割り込み処理としては、ホワイトバランス(White Balance)処理及び画像データのファイルフォーマットを整えるファイル処理がある。
画像データが大きく、DMA(Direct Memory Access)により画像データをやり取りする場合、画像データはフラグメントで割り込み処理が行われる。非割り込み処理が行われているときに、割り込み処理が発生すると、その割り込み処理が非割り込み処理よりも優先的に行われ、割り込み処理が終了すると、中断していた非割り込み処理が復帰し継続して行われる。
プリプロセス部の動作制御処理、補正部の動作制御処理、画像処理部の動作制御処理、又は表示I/Fの動作制御処理のように、開始タイミングや所要時間が一定の割り込み処理もあれば、画像圧縮伸張部の動作制御処理、記録I/Fの動作制御処理、又は通信部の動作制御処理のように、開始タイミングや所要時間が不定の割り込み処理もある。例えば、画像圧縮伸長部の動作制御処理の所要時間は、画像データのデータ量に依存する。記録I/Fの動作制御処理の所要時間は、記録メディアへの画像データの入出力回数に依存する。通信部の動作制御処理は、撮像レンズの駆動時間に依存する。装置入力I/Fの動作制御処理は、ユーザからの入力や外部装置からの入力等により不定期に発生する。
図7に示す例では、画像処理部の動作制御処理の後段において、表示I/Fの動作制御処理、画像圧縮伸張部の動作制御処理、ファイル処理、通信部の動作制御処理、及び記録I/Fの動作制御処理等が重なるので、それらの処理の所要時間が不安定になる。
また、ホワイトバランス処理は、処理の内容が複雑でハード化が難しい。例えば、ホワイトバランス処理として、撮像素子を介して得られた画像データを複数のブロックに分割し、分割したブロック毎の色信号をホワイトバランス判定空間座標の分布から光源を推定し、この光源に従ってホワイトバランス処理を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。このように、ホワイトバランス処理は複雑な処理になるのでソフトウエア処理になり多くの時間を要してしまう。そして、ホワイトバランス処理は画像処理の前に完了させておく必要がある。しかしながら、ホワイトバランス処理中に他の割り込み処理が頻繁に発生すると、ホワイトバランス処理の完了時刻が不定になってしまい、後工程全体のスケジューリングを遅延させることに繋がってしまう。
そこで、CPUを2以上備えるマルチCPU構成の撮像装置において、特定のCPUに割り込み処理が偏らないように負荷の分散を行い、工程全体のスケジューリングが遅延させないようにすることが考えられる(例えば、特許文献2参照)。
また、CPUを2つ以上備えるマルチCPU構成の撮像装置において、あるCPUが一定時間に一定数以上の割り込み処理の依頼を受け取ったときに、そのCPUに対する割り込み処理の依頼の受け取りを所定時間、割込制限回路が制限するものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開2007−306320号公報 特開平10−40228号公報 特開平4−246763号公報
しかしながら、上述した各CPUへの負荷の分散を行う撮像装置では、同一の処理が不特定のCPUで処理されることとなり、処理を実施するCPUが入れ替わる場合がある。この場合、CPUのキャッシュの有効利用ができなくなり、キャッシュのアクセス処理速度が遅くなってしまい、撮像工程全体のスケジューリングが遅延してしまう。
また、上述した割り込み処理の依頼の受け取りを制限する撮像装置では、割込制限回路により制限された処理が後回しになり、やはり工程全体のスケジューリングが遅延してしまうおそれがある。
そこで、本発明では、工程全体のスケジューリングが遅延してしまうことを抑えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、以下のような構成を採用した。
すなわち、本発明の撮像装置は、撮像レンズにより集光された被写体の像を光電変換することにより画像信号を生成する撮像素子と、表示手段と、記録手段と、前記画像信号から表示用画像データ及び記録用画像データを生成し、前記表示用画像データを前記表示手段に表示させると共に、前記記録用画像データを前記記録手段に記録させるための画像データ処理を行う画像データ処理手段と、前記画像データ処理手段の動作制御処理及び前記画像データ処理の一部の処理を行う第1及び第2のプロセッサと、前記動作制御処理及び前記一部の処理のうち開始タイミングや所要時間が一定の処理を前記第1のプロセッサに割り当て、前記動作制御処理及び前記一部の処理のうち開始タイミングや所要時間が不定の処理を前記第2のプロセッサに割り当てる割り当て制御手段とを備える。
また、前記開始タイミングや所要時間が一定の処理は、前記画像信号をアナログからデジタルに変更するプリプロセス手段の動作制御処理、前記プリプロセス手段によりデジタルに変換された画像データを補正する補正手段の動作制御処理、前記補正手段により補正された画像データに対して行うホワイトバランス処理、前記ホワイトバランス処理された画像データに対して画像処理を行う画像処理手段の動作制御処理、又は前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記表示手段に出力させる表示制御手段の動作制御とし、前記開始タイミングや所要時間が不定の処理は、前記画像処理手段により画像処理された画像データを圧縮すると共に前記記録手段に記録される画像データを伸張する画像圧縮伸張手段の動作制御処理、前記撮像レンズを駆動させるレンズ制御手段の動作を制御する通信手段の動作制御処理、前記画像圧縮伸張手段により圧縮された画像データに対して行うファイル処理、前記ファイル処理された画像データの前記記録手段への書き込み又は前記記録手段に記録される画像データの読み出しを行う記録制御手段の動作制御処理、及びユーザや外部装置からの入力制御を行う入力制御手段の動作制御処理としてもよい。
また、前記第1のプロセッサは、前記補正手段により補正された画像データを分割し、分割後の一方の画像データに対してホワイトバランス処理を行うと共に、分割後の他方の画像データに対するホワイトバランス処理を前記第2のプロセッサに依頼するように構成してもよい。
また、前記第1のプロセッサは、前記第2のプロセッサの非稼働率に基づいて前記補正手段により補正された画像データを分割するように構成してもよい。
本発明によれば、撮像装置における工程全体のスケジューリングが遅延してしまうことを抑えることができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の撮像装置を示す図である。
図1に示す撮像装置は、例えば、高速連写可能なデジタルカメラであって、撮像レンズ1と、撮像素子2と、プリプロセス部3と、補正部4と、画像処理部5と、画像圧縮伸張部6と、記憶部7と、駆動部8と、CPU(プロセッサ)9、10と、記録I/F11と、記録部12と、表示I/F13と、表示部14と、通信部15と、装置入力I/F16と、レンズ駆動部17と、割り当て制御部18とを備えて構成されている。
撮像レンズ1は、CCD(Charged Coupled Device)イメージセンサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等で構成され、被写体からの光線を撮像素子2の撮像平面上に集光する。
撮像素子2は、撮像レンズ1により集光された被写体の像を光電変換することにより画像信号を生成する。
プリプロセス部3は、撮像素子2により生成された画像信号の振幅を増幅するアンプ、そのアンプにより増幅された画像信号の振幅のピークを保持するサンプルホールド回路、そのサンプルホールド回路により保持されたピークを調整するAGC回路、及びそのAGC回路により調整されたピークをアナログデータからデジタルデータに変換するA/D変換回路を備えて構成され、撮像素子2により生成された画像信号をアナログからデジタルに変換し、デジタル変換後の画像データを記憶部7に記憶させる。
補正部4は、記憶部7に記憶されるデジタル変換後の画像データに対して、画素欠陥補正処理、感度補正処理、シェーディング補正処理等の補正処理を行い、補正後の画像データを記憶部7に記憶させる。
画像処理部5は、記憶部7に記憶される補正後の画像データに対して、フィルタ処理(ローパスフィルタ処理)、補間処理(ベイヤー補間処理)、YC生成処理等の画像処理を行い、画像処理後の画像データを記憶部7に記憶させる。
画像圧縮伸張部6は、記憶部7に記憶される画像処理後の画像データを圧縮し、圧縮後の画像データを記憶部7に記憶させると共に、記録部12に記録される圧縮後の画像データを伸張し、伸張後の画像データを記憶部7に記憶させる。
記録I/F11は、圧縮及びファイル処理後に記憶部7に記憶される画像データ(記録用画像データ)を記録部12に書き込むと共に、記録部12に記録される圧縮後の画像データを読み出す。
記録部12は、フラッシュメモリやハードディスク等の記録媒体で構成される。
表示I/F13は、記憶部7に記憶される画像処理後の画像データ又は伸張後の画像データ(表示用画像データ)を表示部14に表示させる。
表示部14は、EVF(Electronic View Finder)やモニタ等で構成される。
記憶部7は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous DRAM)、又はDDRSDRAM(Double Data Rate SDRAM)等で構成され、デジタル変換後の画像データ、補正後の画像データ、画像処理後の画像データ、圧縮後の画像データ、伸張後の画像データ、及びファイル処理後の画像データ以外に、CPU9、10のワークメモリとして使用される。
通信部15は、レンズ駆動部17に指示コマンドを与えレンズ駆動部17の動作を制御する。
レンズ駆動部17は、撮像レンズ1の動作(AF(Auto Focus))の制御を行う。
装置入力I/F16は、ユーザからの入力や外部装置(GPS(Global Positioning System)等)からの入力を取り込み、CPU9、10に通知する入力制御機能を備えている。
CPU9、10は、プリプロセス部3、補正部4、画像処理部5、画像圧縮伸張部6、駆動部8、記録I/F11、表示I/F13、通信部15、及び装置入力I/F16のそれぞれの動作制御処理等、撮像装置全体の動作制御処理を行う。
割り当て制御部18は、プリプロセス部3、補正部4、画像処理部5、画像圧縮伸張部6、記録I/F11、表示I/F13、通信部15、及び装置入力I/F16のそれぞれの動作制御処理をCPU9又はCPU10に割り当てる。
図2は、CPU9、10にそれぞれ割り当てられる処理を示す図である。なお、破線は、割り込み処理を、実線は非割り込み処理をそれぞれ示している。
図2に示すように、CPU9には、プリプロセス部3、補正部4、画像処理部5、及び表示I/F13のそれぞれの動作制御処理、並びに、ホワイトバランス処理が割り当てられている。これらの処理は、撮像開始を起点として開始タイミングや所要時間が(ほぼ)一定になっている。
撮像画像取り込みは、駆動部8の設定や画像データ転送時のDMA割り込み処理等である。
補正部4、画像処理部5、及び表示I/F13のそれぞれの動作制御処理は、各部のパラメータの設定、画像データ転送時のDMA割り込み処理、及び各部のステータスのCPU9への通知に伴うパラメータの再設定等である。なお、表示I/F13の動作制御処理は、後段の処理であるが、表示部14に画像データが一定周期で表示されるように周期的に行うものとする。
このように、CPU9は、開始タイミングや所要時間が一定の処理のみが割り当てられているため、開始タイミングや所定時間が不定の処理による影響を排して定められた周期で割り当てられた処理を行うことができる。これにより、開始タイミングや所要時間が不定の処理による影響を受けることなく、予め決められた時刻で次の撮影を開始することができるので、撮像装置における工程全体のスケジューリングが遅延してしまうことを抑えることができる。
また、ホワイトバランス処理は、上述したように、処理内容が複雑でハードウエア化が難しく、ソフトウエアで処理されるのが一般的である。また、ホワイトバランス処理は、その後に画像処理以降の処理が行われるため、予め決められた時刻に完了させることが必要である。本実施形態の撮像装置では、ホワイトバランス処理がCPU9に割り当てられているため、開始タイミングや所要時間が不定の処理による影響を受けずにホワイトバランス処理を予め決められた時刻に完了させることができる。
一方、CPU10には、画像圧縮伸張部6、記録I/F11、通信部15、及び装置入力I/F16のそれぞれの動作制御処理、並びに、ファイル処理が割り当てられている。これらの処理は、開始タイミングや所要時間が一定でなく予測ができない。
画像圧縮伸張部6の動作制御処理は、画像データのデータ量に応じて所要時間が変化する。
記録I/F11の動作制御処理は、記録部12の状態に所要時間が依存する。例えば、画像データの記録状態にフラグメントが発生していると、記録部12へのアクセス回数が大きく変わり、その結果、記録I/F11の動作制御処理の所要時間も変化する。
通信部15の動作制御処理は、撮像レンズ1をモータ制御により駆動させるため、駆動距離や位置によって所要時間が変化する。
装置入力I/F16の動作制御処理は、ユーザや外部装置からの入力発生時期が予測できないため、開始タイミングが変化する。
ファイル処理は、ファイルヘッダーを生成しファイルフォーマットを整える処理であり、ファイルヘッダー生成時に記録部12にデータを読み書きする場合があるため、所要時間が不定になる。
このように、CPU10は、開始タイミングや所要時間が不定の処理のみが割り当てられているため、空き時間も発生するが、処理が集中することもある。従って、最終処理である記録I/F11の動作制御処理の完了時刻が長引くこともあれば、早く終わることもある。記録I/F11の動作制御処理は、必ずしも撮像の1サイクル内に完了させる必要が無い処理であり、完了していなくても次の撮像を開始させることができる。例えば、図2に示す例においても、記録I/F11の動作制御処理が完了する前に、次の撮像におけるプリプロセス部3の動作制御処理が開始されている。
なお、CPU9、10は、非割り込み処理であるタスクを一意的に認識するためのID(IDentification)番号であるタスクIDに基づいて、ホワイトバランス処理やファイル処理を行うものとする。通常、タスクIDは、タスクを制御するためのTCB(Transmission Control Block)に格納されている。
また、CPU9、10は、割込みベクター(Interrupts Vector)番号に基づいて、プリプロセス部3、補正部4、画像処理部5、画像圧縮伸張部6、記録I/F11、通信部15、又は装置入力I/F16の動作制御処理を行うものとする。すなわち、プリプロセス部3、補正部4、画像処理部5、画像圧縮伸張部6、記録I/F11、通信部15、又は装置入力I/F16のデバイスからCPU9、10に割り込み要求(Interrupts Request)が送られ、その割り込み要求に対する回答(Interrupts Acknowledge)が割り込み要求を送ったデバイスに送られ、割り込み要求を送ったデバイスからCPU9、10に割込みベクター番号が送られると、CPU9、10は、割込みベクター番号に対応する処理を行う。
なお、記録部12に記録すべき画像データを書き込みポインター及び読み出しポインターを用いて記憶部7にバッファリングしてもよい。例えば、図3に示す書き込みポインター19は圧縮後の画像データを記憶部7に書き込むためのポインターであり、読み出しポインター20は圧縮後の画像データを記憶部7から読み出すためのポインターである。このように、書き込みポインター19及び読み出しポインター20を用いることにより、オーバーフローがなければ、記録I/F11の一時的な動作制御処理の遅延を吸収することができる。
また、通信部15の動作制御処理は、優先的に行われるものとし、図2に示す例では、次の撮影開始までに完了している。
また、空き状態や集中状態を含めた負荷としてCPU10が行う処理は、CPU10の処理能力を超えないものとする。
また、上記実施形態では、ホワイトバランス処理がCPU9のみで行われる構成であるが、画像データを2つに分割して、分割後の一方の画像データをCPU9に他方の画像データをCPU10に割り当て、CPU9、10がそれぞれ割り当てられた画像データに対してホワイトバランス処理を行うように構成してもよい。
図4は、分割後のそれぞれの画像データに対してCPU9、10がホワイトバランス処理を行う際の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU9は、特定光源のホワイトバランス制御情報を算出する(ステップS1)。例えば、特開2007−306320号公報に記載されるように、特定光源の分光放射輝度特性データ、撮像レンズ1の分光透過率特性データ、及び撮像素子2の分光感度特性データを可視波長域で積算することにより、R、G、Bのそれぞれの分光感度を求め、R、G、Bのそれぞれの分光感度に基づいて特定光源のホワイトバランス制御情報を算出してもよい。
次に、CPU9は、補正後の画像データを、自身が処理する画像データAと、CPU10が処理する画像データBとに分割する(ステップS2)。例えば、図5に示すように、補正後の画像データを、CPU9が処理する画像データAと、CPU10が処理する画像データBとに分割する。
なお、CPU10は、上述したように、突発的な割り込み処理が発生するため、割り当てられた画像データに対するホワイトバランス処理が中断される場合があるため、例えば、CPU9、10のそれぞれの非稼働率に応じて、補正後の画像データを分割してもよい。これにより、非稼働率が高いCPUに対して広い面積の画像データを割り当てることができホワイトバランス処理の効率を向上させることができる。CPU10は開始タイミングや所要時間が不定の処理を行っているため、次のように非稼働率を求める。なお、工場出荷時までには、図6に示すようなCPU10における非稼働率とその比率との関係がわかっているものとし、図6の例は、平均非稼働率を70%とした場合の分布図である。図6の例では、非稼働率70%の比率が高く、非稼働率60%や非稼働率70%の比率が低く、非稼働率50%以下や非稼働率90%以上の比率がかなり低い。この場合、ワーストケースを想定して、CPU10の非稼働率を50%とし、非稼働率50%分の面積の画像データBをCPU10に割り当てる。なお、CPU9は開始タイミングや所要時間が一定の処理を行っているため、CPU9の非稼働率はわかっているものとする。
次に、CPU9は、画像データBに対するホワイトバランス処理をCPU10に依頼する(ステップS3)。例えば、CPU9は、画像データBを含むホワイトバランス処理の依頼指示をCPU10に送る。
次に、CPU9は、画像データA内の色空間座標をホワイトバランス判定空間座標に変換する(ステップS4)。同様に、CPU10は、画像データB内の色空間座標をホワイトバランス判定空間座標に変換する(ステップS9)。画像データA、Bは、それぞれ、複数のブロックに分割されており、ブロック毎に色空間座標がホワイトバランス判定空間座標に変換される。この座標変換方法としては、例えば、ブロック毎のGに対するR、Bの比(つまり、ブロック毎のホワイトバランス)とする。
次に、CPU10は、ステップS9の結果をCPU9に通知する(ステップS10)。
次に、CPU9は、ステップS4の結果とCPU10から通知された結果とを統合し、その統合したものに基づいて光源を推定する(ステップS5)。例えば、CPU9は、各光源毎の推定領域を設定し、ホワイトバランス判定空間座標の平均位置を求め、この平均座標の位置がどの光源の推定領域かにより判定する。
次に、CPU9は、推定した光源に対する高彩度色の影響度合いを算出する(ステップS6)。同様に、CPU10も、推定した光源に対する高彩度色の影響度合いを算出する(ステップS11)。例えば、CPU9、10は、それぞれ、色相毎の高彩度領域1〜3(R、G、B)を設定し、この領域内に存在するホワイトバランス判定空間座標のブロック数をカウントすることにより影響度合いを算出する。
次に、CPU10は、ステップS11の結果をCPU9に通知する(ステップS12)。
次に、CPU9は、ステップS6の結果とCPU10から通知された結果とを統合し、その統合したものを補正する(ステップS7)。例えば、CPU9は、高彩度色の中で青系色の高彩度色が多い場合、実際の光源が推定した光源よりも低い色温度の光源(赤みのある光源)となるように補正する。
そして、CPU9は、ステップS7の結果に基づいてホワイトバランス制御情報を算出する(ステップS8)。例えば、CPU9は、ステップS7で算出した光源のホワイトバランス判定空間座標の逆数をホワイトバランス制御情報として算出する。
このように、画像データを2つに分割して、分割後の一方の画像データをCPU9に他方の画像データをCPU10に割り当て、CPU9、10がそれぞれ割り当てられた画像データに対してホワイトバランス処理を行うように構成することにより、ホワイトバランス処理の処理時間を短縮することができる。
本発明の実施形態の撮像装置を示す図である。 2つのCPUにそれぞれ割り当てられる処理を示す図である。 書き込みポインター及び読み込みポインターを示す図である。 分割後のそれぞれの画像データに対して2つのCPUがホワイトバランス処理を行う際の動作を説明するためのフローチャートである。 分割後のそれぞれの画像データを示す図である。 CPUにおける非稼働率とその比率との関係を示す分布図である。 従来の撮像装置におけるCPUが行う処理を示す図である。
符号の説明
1 撮像レンズ
2 撮像素子
3 プリプロセス部
4 補正部
5 画像処理部
6 画像圧縮伸張部
7 記憶部
8 駆動部
9 CPU
10 CPU
11 記録I/F
12 記録部
13 表示I/F
14 表示部
15 通信部
16 装置入力I/F
17 レンズ駆動部
18 割り当て制御部
19 書き込みポインター
20 読み出しポインター

Claims (4)

  1. 撮像レンズにより集光された被写体の像を光電変換することにより画像信号を生成する撮像素子と、
    表示手段と、
    記録手段と、
    前記画像信号から表示用画像データ及び記録用画像データを生成し、前記表示用画像データを前記表示手段に表示させると共に、前記記録用画像データを前記記録手段に記録させるための画像データ処理を行う画像データ処理手段と、
    前記画像データ処理手段の動作制御処理及び前記画像データ処理の一部の処理を行う第1及び第2のプロセッサと、
    前記動作制御処理及び前記一部の処理のうち開始タイミングや所要時間が一定の処理を前記第1のプロセッサに割り当て、前記動作制御処理及び前記一部の処理のうち開始タイミングや所要時間が不定の処理を前記第2のプロセッサに割り当てる割り当て制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記開始タイミングや所要時間が一定の処理は、前記画像信号をアナログからデジタルに変更するプリプロセス手段の動作制御処理、前記プリプロセス手段によりデジタルに変換された画像データを補正する補正手段の動作制御処理、前記補正手段により補正された画像データに対して行うホワイトバランス処理、前記ホワイトバランス処理された画像データに対して画像処理を行う画像処理手段の動作制御処理、又は前記画像処理手段により画像処理された画像データを前記表示手段に出力させる表示制御手段の動作制御であり、
    前記開始タイミングや所要時間が不定の処理は、前記画像処理手段により画像処理された画像データを圧縮すると共に前記記録手段に記録される画像データを伸張する画像圧縮伸張手段の動作制御処理、前記撮像レンズを駆動させるレンズ制御手段の動作を制御する通信手段の動作制御処理、前記画像圧縮伸張手段により圧縮された画像データに対して行うファイル処理、前記ファイル処理された画像データの前記記録手段への書き込み又は前記記録手段に記録される画像データの読み出しを行う記録制御手段の動作制御処理、及びユーザや外部装置からの入力制御を行う入力制御手段の動作制御処理である
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置であって、
    前記第1のプロセッサは、前記補正手段により補正された画像データを分割し、分割後の一方の画像データに対してホワイトバランス処理を行うと共に、分割後の他方の画像データに対するホワイトバランス処理を前記第2のプロセッサに依頼する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置であって、
    前記第1のプロセッサは、前記第2のプロセッサの非稼働率に基づいて前記補正手段により補正された画像データを分割する
    ことを特徴とする撮像装置。
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