JP2009293591A - ウォータポンプ - Google Patents

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Shin Shigeuchi
晋 茂内
Akihiro Sakata
昭博 坂田
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Abstract

【課題】 ドレインポケットの下部に溜まった冷却水が毛細管現象で微小な隙間を伝って外部に漏れ出すのを防止し、水漏れが発生していると誤認される恐れを無くす。
【解決手段】 シール部から漏れ出した冷却水を溜めるドレインポケット15を備えたウォータポンプであって、ドレインポケット15は、ポンプ本体2に開口した横穴13と、横穴13の開口部に嵌合したプラグ31にて構成し、プラグ31には、ドレインポケット15に溜まった冷却水を外部に排出するオーバーフロー孔34と、少なくともオーバーフロー孔34の上部を覆う突起部33とを形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の補機としてのウォータポンプに関し、特にそのシール部から漏れ出した冷却水を溜めるドレインポケットを備えたウォータポンプに関するものである。
従来、内燃機関の冷却水を循環させるためにシリンダブロックに装着されるウォータポンプにおいて、インペラ側からメカニカルシールを通して漏れ出した水滴をドレイン通路を通してポンプ本体の下部に設けたドレインポケットに溜めるようにし、かつドレインポケットはポンプ本体に形成した横穴の開口をプラグで閉鎖して構成するとともに、横穴の開口の上端部に大気側と連通する溝を形成してオーバーフロー通路を構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種のウォータポンプの構成例を、図4、図5を参照して説明する。図4において、1はウォータポンプで、シリンダブロック(図示せず)に装着固定されるポンプ本体2のシリンダブロックとの接合面にポンプ室3が凹入形成されている。ポンプ本体2のシリンダブロックとは反対側には軸受ボス4が突出形成され、この軸受ボス4を貫通してポンプ室3に連通する軸穴5が形成されている。軸穴5における軸受ボス4の先端側部分に軸受6が圧入固定され、この軸受6にて回転自在に支持された回転軸7の一端側がポンプ室3内に延出され、その先端部にインペラ8が圧入固定されている。また、軸穴5のポンプ室3側の端部と回転軸7との間には、ポンプ室3内の冷却水が軸穴5を通して外部に漏れるのを防止するシール部としてのメカニカルシール9が配設されている。回転軸7の他端部は、軸受ボス4の先端より突出され、回転力を伝達する回転フランジ10が固定されている。回転フランジ10はクランクシャフト(図示せず)に連動連結されている。
軸穴5には軸受6とメカニカルシール9との間に空間11が設けられている。軸受ボス4の下部には下部突出部12が突設され、そのシリンダブロックとは反対側の端面から横穴13が形成されている。この横穴13の開口部には若干径大の嵌合部13aが形成され、この嵌合部13aにプラグ14を嵌合することでドレインポケット15が構成されている。空間11からドレインポケット15に連通するドレイン通路16が設けられている。また、横穴13の開口部に形成した嵌合部13aの上端部には、図5に示すように、嵌合部13aを軸方向に縦断するように、オーバーフロー通路17を構成する溝18が形成されている。このオーバーフロー通路17にてドレインポケット15に過剰に溜まった冷却水を外部に流出させ、軸受6側に逆流させないように構成されている。
また、軸受ボス4の上部には上部突出部19が突設され、そのシリンダブロックとは反対側の端面から大気開放穴20が形成され、空間11から大気開放穴20に連通する排気通路21が設けられている。
特開平11−336699号公報
ところで、特許文献1や図4、図5に示した構成では、横穴13の嵌合部13aの奥端段部とプラグ14の角部との間に微小な隙間22が嵌合部13aの全周にわたって環状に形成された状態となっており、そのため図5に示すように、ドレインポケット15に冷却水Wが流入して下部に溜まると、その冷却水Wが微小な隙間22による毛細管現象によって上方に伝って行き、嵌合部13aの上端まで達して上端のオーバーフロー通路17を通って微量づつ外部に流出するという現象が生じる。このため、メカニカルシール9からの許容範囲内の水漏れであっても、ウォータポンプ1から水漏れしていると認識され、ウォータポンプ1全体が不良品でないかと誤認される恐れがあるという問題があった。特に、冷却水は通常防腐剤や不凍液が混合されて着色しているので、水漏れすると目立つため問題になり易い。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、ドレインポケットの下部に溜まった冷却水が毛細管現象で微小な隙間を伝って外部に漏れ出すのを防止し、水漏れが発生していると誤認される恐れのないウォータポンプを提供することを目的とする。
本発明のウォータポンプは、シール部から漏れ出した冷却水を溜めるドレインポケットを備えたウォータポンプであって、ドレインポケットは、ポンプ本体に開口した横穴と、横穴の開口部に嵌合したプラグにて構成し、プラグに、横穴の開口部に嵌合する外周面より径方向内側位置にドレインポケットに溜まった冷却水を外部に排出するオーバーフロー孔を設けるとともに、少なくともオーバーフロー孔の上部を覆うように突起部を設けたものである。
この構成によると、たとえプラグの外周面の側縁と横穴の開口部内周面との間に微小な環状の隙間が生じてその微小な隙間による毛細管現象にてドレインポケットに溜まった冷却水が隙間に沿って上方に伝っていったとしても、オーバーフロー孔がプラグの外周面より径方向内側位置に設けられているので、冷却水がオーバーフロー孔を通って外部に漏れ出すことはなく、かつそのオーバーフロー孔の上部が突起部にて覆われているので、シール部からドレイン通路を通ってドレインポケット内に向けて流入してくる冷却水が直接オーバーフロー孔に入る恐れもなく、ドレインポケット内に正常に溜まった状態の冷却水が外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
本発明のウォータポンプによれば、ドレインポケットに溜まった冷却水が毛細管現象にてプラグ外周の微小な隙間に沿って上方に伝っていったとしても、外周面より径方向内側のオーバーフロー孔を通って外部に漏れ出すことはなく、かつオーバーフロー孔の上部が突起部にて覆われているので、ドレインポケット内に向けて流入してくる冷却水が直接オーバーフロー孔に入る恐れもなく、ドレインポケット内に正常に溜まった状態の冷却水が外部に漏れ出すのを確実に防止することができ、微量の冷却水の漏れ出しによってウォータポンプが不良品でないかと誤認される恐れを無くすことができる。
以下、本発明のウォータポンプの各実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明のウォータポンプの第1の実施形態について、図1、図2を参照して説明する。なお、本実施形態のウォータポンプの全体構成は、図4を参照して説明した従来例のウォータポンプ1と同じであるためその説明を援用し、同一の構成要素について同一参照符号を付して説明を省略し、主として本発明の要部であるドレインポケット15についてのみ説明する。
図1において、本実施形態のドレインポケット15は、下部突出部12に形成した横穴13の開口部の嵌合部13aにプラグ31を嵌合して構成されている。プラグ31は、図1、図2に示すように、嵌合部13aに嵌合する円板部32と、円板部32の外周面から径方向に内側に適当間隔あけた位置でドレインポケット15内に突出するように突出された環状突起部33と、環状突起部33の径方向内側に近接した位置で円板部32を貫通するように形成されたオーバーフロー孔34にて構成されている。そして、プラグ31を、オーバーフロー孔34が最も上方に位置するように回転位置を決めて嵌合部13aに圧入固定してドレインポケット15が構成されており、オーバーフロー孔34の上部は環状突起部33にて覆われている。
以上の構成のウォータポンプ1における作用を、図1、図2及び全体構成を示す図4を参照して説明する。ウォータポンプ1の動作中、微量の冷却水と水蒸気がシール部であるメカニカルシール9を通って空間11に流れ出し、水蒸気は排気通路21を通って大気開放穴20から大気中に放出され、冷却水はドレイン通路16を通ってドレインポケット15内に流入する。流入した冷却水は、ドレインポケット15の下部に溜められている。溜まった冷却水は、内燃機関のシリンダブロックからの熱伝達によって逐次蒸発し、その水蒸気はドレイン通路16、空間11、排気通路21、大気開放穴20を通って大気中に放出されるので、正常なメカニカルシール9から流れ出す冷却水量では、ドレインポケット15内の冷却水が過剰になってオーバーフロー孔34から流出することはなく、異常な場合にのみ流出することになる。
また、プラグ31の円板部32の外周面の側縁と横穴13の嵌合部13aとの間に、たとえ微小な環状の隙間が形成されてその微小な隙間による毛細管現象にてドレインポケット15に溜まった冷却水が隙間に沿って上方に伝っていったとしても、オーバーフロー孔34が円板部32の外周面より径方向内側位置に設けられているので、冷却水がオーバーフロー孔34を通って外部に漏れ出すことはない。また、オーバーフロー孔34の上部が環状突起部33にて覆われているため、上記のようにメカニカルシール9を通って流れ出した冷却水がドレイン通路16を通ってドレインポケット15内に流入する際に、その冷却水が直接オーバーフロー孔34に入る恐れもない。かくして、ドレインポケット15内の冷却水が外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明のウォータポンプの第2の実施形態について、図3(a)、(b)を参照して説明する。
本実施形態のプラグ41は、軽量の部材にて横穴13の嵌合部13aに対する嵌合面積を確保するため、円板部42aと周壁部42bからなる皿状部材42にて構成され、その周壁部42bより径方向内側位置に、円板部42aを貫通してオーバーフロー孔43が形成されている。また、円板部42aの周壁部42bとは反対側の側面に、オーバーフロー孔43の上部を覆うように円弧突起部44が突設されている。
本実施形態の構成においても、プラグ41を構成する皿状部材42の周壁部42bの外周面の側縁と横穴13の嵌合部13aとの間に、たとえ微小な環状の隙間が形成されてその微小な隙間による毛細管現象にてドレインポケット15に溜まった冷却水が隙間に沿って上方に伝っていったとしても、オーバーフロー孔43が周壁部42bの外周面より径方向内側位置に設けられているので、冷却水がオーバーフロー孔43を通って外部に漏れ出すことはない。また、オーバーフロー孔43の上部が円弧突起部44にて覆われているため、上記のようにメカニカルシール9を通って流れ出した冷却水がドレイン通路16を通ってドレインポケット15内に流入する際に、その冷却水が直接オーバーフロー孔43に入る恐れもない。かくして、ドレインポケット15内の冷却水が外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
本発明のウォータポンプは、ドレインポケットに溜まった冷却水が毛細管現象にて微小隙間を伝ってオーバーフロー孔に達し、オーバーフロー孔を通して外部に漏れ出すことはなく、かつドレインポケット内に向けて流入してくる冷却水が直接オーバーフロー孔に入る恐れもないので、ドレインポケット内の冷却水が外部に漏れ出すのを確実に防止することができ、微量の冷却水の漏れ出しによってウォータポンプが不良品でないかと誤認される恐れを無くすことができるので、内燃機関の補機としてのウォータポンプに好適に利用できる。
本発明の第1の実施形態のウォータポンプの要部の縦断正面図。 同実施形態のプラグのA矢視図。 本発明の第2の実施形態のウォータポンプの要部構成を示し、(a)は縦断面図、(b)は同プラグのB矢視図。 従来例のウォータポンプの縦断面図。 同従来例の要部拡大縦断面図。
符号の説明
1 ウォータポンプ
2 ポンプ本体
9 メカニカルシール(シール部)
13 横穴
15 ドレイポケット
31 プラグ
33 環状突起部
34 オーバーフロー孔
41 プラグ
43 オーバーフロー孔
44 円弧突起部

Claims (1)

  1. シール部から漏れ出した冷却水を溜めるドレインポケットを備えたウォータポンプであって、ドレインポケットは、ポンプ本体に開口した横穴と、横穴の開口部に嵌合したプラグにて構成し、プラグに、横穴の開口部に嵌合する外周面より径方向内側位置にドレインポケットに溜まった冷却水を外部に排出するオーバーフロー孔を設けるとともに、少なくともオーバーフロー孔の上部を覆うように突起部を設けたことを特徴とするウォータポンプ。
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WO2011148692A1 (ja) * 2010-05-27 2011-12-01 アイシン精機株式会社 ウォータポンプ

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