JP2009293009A - 植物由来の生分解性天然素材 - Google Patents

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Abstract

【課題】生分解性と機械的強度の両面の性質を備えた、天然の生分解性素材、該天然の生分解性素材から製造された生分解性フィルム又は容器、及び、該生分解性素材を製造するためのバインダー、及びそれらの製造方法を提供すること。
【解決手段】
コウリャンデンプンを培養原料とし、該原料にバチルス属に属する微生物を添加・培養し、高分子粘着性の物質を採取することにより、石油由来の高分子化合物には存在しない水酸基を有するセルロース様の性質を持ち、しかも、ポリプロピレン様の構造を有する天然高分子物質を得る。該天然高分子物質をバインダーとして、これにデンプン及び/又は貝殻粉末を混合することにより、セルロースに匹敵する生分解性を有し、しかもポリプロピレンの特性を備えた機械的強度の生分解性素材を得ることができる。この生分解性素材を用いて製造したフィルム又は容器は、優れた生分解性と機械的強度の両面の性質を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、植物由来であり、かつポリプロピレンの特徴を備えた天然高分子物質、該天然高分子物質を用いて製造されるセルロース様の生分解曲線とポリプロピレンの特徴を備え、生分解性と機械的強度の両面の性質を備えた生分解性フィルム又は容器製造用等の製造に用いられる生分解性天然素材、該天然高分子物質を主要成分とする生分解性素材製造用のバインダー、該生分解性天然素材から製造された生分解性のフィルム又は容器、及びそれらの製造方法からなる。
近年、食品や化粧品、或いは医薬品等の包装、容器、更には鉢等の園芸用品、或いは農業用資材において、プラスチック製品が使用されている。これらの使用済みプラスチック製品は、燃やすか或いはゴミとしてそのまま投棄される。しかし、これらの廃物を燃やすには、莫大な費用と、また、排ガスのような環境問題を発生する。一方、これらの廃物をそのまま投棄する場合には、これらの廃物は、自然の中で分解されにくいため、ゴミの山を築き、やはり、環境問題を発生する。そこで、昨今、自然の中での分解を容易とした、生分解性のプラスチック材料が研究され、開発されている。
生分解性のプラスチック材料としては、生分解性のある植物材料等を、生分解性のバインダーで結合したものや、合成生分解性プラスチックを用いたもの、又は、微生物或いは微生物の生産する生分解性の高分子材料を用いるもの等、種々のものが開示されている。生分解性のある植物材料等を用いるものとしては、例えば、下記の文献を挙げることができる。しかしながら、生分解性と機械的強度の両面の性質を備えた、実用上優れた特性を有する技術は、少ない。本出願の発明者は、先に、特願2006−324458号(特許第3651889号参照)を出願し、新規な植物由来の生分解性素材について提案している。
特表2003−519708号公報 特許第3651889号
本発明の課題は、生分解性と機械的強度の両面の性質を備えた、実用上優れた特性を有する天然の生分解性素材、及び、該天然の生分解性素材から製造された生分解性フィルム、容器等、及び、該生分解性素材を製造するためのバインダー、及びそれらの応用物品を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決すべく、天然物質からの生分解性素材の製造について鋭意探索する中で、
デンプンを培養原料とし、該原料にバチルス属に属する微生物を添加・培養し、採取することで得られ、粘着性を有する高分子物質に着目した。
上記デンプンの原料としては、トウモロコシ、馬鈴薯、甘藷、穀物デンプン(小麦、コウリャン、米等)、タピオカ、サゴ、キャッサバ、豆、葛、ワラビ、蓮、ヒシなどが利用できるが、特に原材料が安く大量に入手できる点から、トウモロコシやコウリャンが好まししく、また、これ等の組み合わせを用いてもよい。
また、改質澱粉としては、天然澱粉に種々の物理的変性を行ったもの、例えば、α−澱粉、分別アミロース、湿熱処理澱粉等や、天然澱粉に種々の酵素変性を行ったもの、例えば、加水分解デキストリン、酵素分解デキストリン、アミロース分解澱粉、アミロペクチン分解澱粉等、天然澱粉に種々の化学処理をしたもの、例えば、酸処理澱粉、次亜塩素酸酸化澱粉、酸化処理を行ったジカルボン酸澱粉、アシル化を行ったアセチル澱粉、その他の化学変性澱粉誘導体、例えば、エステル化処理を行ったエステル澱粉、エーテル化処理を行ったエーテル化澱粉、架橋剤で処理した架橋澱粉、2−ジメチルアミノエチルクロライドでアミノ化したようなカチオン化澱粉等がある。エステル化澱粉としては、酢酸エステル化澱粉、コハク酸エステル化澱粉、尿素リン酸エステル化澱粉、キサントゲン酸エステル化澱粉、アセト酢酸エステル化澱粉等、エーテル化澱粉としては、アリルエーテル化澱粉、メチルエーテル化澱粉、カルボキシメチルエーテル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉、ヒドロキシプロピルエーテル化澱粉等、カチオン化澱粉としては、澱粉と2−ジメチルアミノエチルクロライドや2−ジエチルアミノエチルクロライドの反応物、澱粉と2,3−エポキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドの反応物などがある。また、架橋澱粉としては、ホルムアルデヒド架橋澱粉、アルデヒド架橋澱粉、ジアルデヒド架橋澱粉、エピクロルヒドリン架橋澱粉、リン酸架橋澱粉、アクロレイン架橋澱粉などがある。
また、培養段階で珪酸又は珪酸マグネシウムが添加されていることが好ましい。
特に、貝殻粉末やサンゴの化石粉末が、入手の容易性、価格、機能の点から、特に好ましい。
そして、この結果得られる物質は、ポリプロピレンに近似した構造で、OH基をもち、粘着性を有する高分子物質であり、図1に示されるIRスペクトルを示す構造で、図2に示す生分解曲線を示し、基本的には、上記物質は透明な性状を有する。
また、従来のポロプロピレンを構成要件とするもの又は方法において、前記ポロプロピレンを、この発明の高分子物質で代替することができる。また、ポロプロピレンを原料とするものを構成要件とするもの又は方法において、前記ポロプロピレンを、この発明の高分子物質で代替することができる。
コウリャンデンプン等のデンプンを培養原料とし、該原料にバチルス属に属する微生物を添加・培養し、高分子粘着性の物質を採取することにより、石油由来の高分子化合物には存在しない水酸基を有するセルロース様の性質を持ち、しかも、ポリプロピレン様の構造を有する天然高分子物質を得ることができ、この天然高分子物質をバインダーとして、及び、この天然高分子物質に、デンプン及び/又は貝殻粉末を混合することにより、セルロースに匹敵する生分解性を有し、しかもポリプロピレンの特性を備えた機械的強度の生分解性素材を得ることができることを見出し、更に、その応用物品に関する発明を完成するに至った。
本発明の生分解性素材を用いてフィルムや容器を製造することにより、優れた生分解性と機械的強度、及びその他の実用上望ましい特性を有する生分解性フィルム、容器等を製造することができる。本発明において用いられるバチルス属に属する微生物としては、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus)、及びバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)が挙げられるが、これらの微生物から選択された少なくとも2種の混合微生物を用いることが好ましい。特に、好ましくは、バチルス・ズブチリス、バチルス・プミルス及びバチルス・チューリンゲンシスから選択された3種の混合微生物を用いるのが好ましい。
本発明においては、発酵工程において、菌の増殖を促進し、胞子の形成を促すことが望ましく、菌の増殖や胞子の形成を促進するために、珪酸又は珪酸マグネシウムを添加することが好ましい。本発明の製造方法によって製造される天然高分子物質は、赤外吸収スペクトル分析(IR)により、水酸基及びポリプロピレン基の吸収スペクトルを示し(図1)、該天然高分子物質の構造は、構成単位分子式が、(C1116)nで表され、式(1)で示される化合物と推定され、この点は、先の特願2006−324458号で示した通りである。
Figure 2009293009
(式中、nは、正の整数を示す。)
本発明は、本発明の製造方法によって製造された天然高分子物質を、植物由来の生分解性天然素材の製造用のバインダーとして用いる態様を包含する。そして、該バインダーと、デンプン及び/又は貝殻粉末を混合して、成形することにより天然生分解性フィルム又は容器製造用の生分解性天然素材を製造することができる。本発明においては、該植物由来の生分解性天然素材を用いて、成形することにより天然素材からなる生分解性フィルム又は容器を製造することができる。
本発明において、生分解性フィルムを製造する場合には、生分解性素材全重量に対して、デンプンを5〜10重量%、貝殻粉末を5〜10重量%、及び、本発明のバインダーを80〜90重量%の範囲で混合して、成形することが好ましい。また、生分解性容器を製造する場合には、生分解性素材全重量に対して、デンプンを50〜60重量%、貝殻粉末を10〜20重量%、及び、請求項7記載のバインダーを30〜40重量%の範囲の割合で混合して、成形するのが好ましい。
例えば、その用途として、この発明の高分子物質は、バインダーとして用いることができ、特に、このバインダーは、デンプン中で、微生物を添加・培養することで得られる、乳酸またはポリ乳酸を含まない植物由来の生分解性天然素材である。
したがって、上記いずれかのバインダーを用いて種々の生分解性天然素材が成形される。また、デンプンに、上記いずれかのバインダーを混合し、成形し生分解性天然素材が得られる。
例えば、上記植物由来の生分解性天然素材を、真空成型手段を用いてトレイ状物品を成形することができる。また、上記生分解性天然素材を、真空圧成型手段を用いてカップ状物品を成形することができる。
そして、上記植物由来の生分解性天然素材の成形方法には、植物由来の生分解性天然素材を、粉末状態において加熱及び加圧することが好ましい。また、更に、生分解性天然素材の成形方法において、植物由来の生分解性天然素材を、金型内で、粉末状態において加熱し、延ばしながら加圧することが好ましい。
また、上記高分子物質、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材を成形して、生鮮食品のトレイ、即席食品容器、ファーストフード容器、弁当箱等を含むいずれか1つの食品包装用フィルム又は容器を得ることができる。
また、上記高分子物質、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材を成形して、家具、家電品等の外装材を得ることができる。
インクカートリッジ容器、アルミ蒸着袋、ボトル、当該ボトルにおいて、そのボトル素材の表面、裏面、又は中間面のうちの少なくとも一部にガスバリア性素材を配置又は積層してなるボトル、そして、更に、当該ボトルにおいて、ガスバリア性素材が、生分解性天然素材からなるボトルを得ることができる。
上記ボトルの製造方法においては、植物由来の生分解性天然素材を、射出成形して中間物品を得、更に、該中間物品を延伸・ブロー成形して加工するCold Parison法を採用することが好ましい。
また、上記ボトルの製造方法は、上記生分解性天然素材を、射出成形し、続いて、延伸・ブロー成形する単一の成形機で加工するHot Parison法を採用してもよい。
また、上記高分子物質、バインダー、又は、生分解性天然素材を、車両用部品、車両内装材、玩具、農林水産用資材(マルチフィルム、移植用苗ポット、釣り糸、魚網、肥料等)、土木・建築資材(断熱材、山間・海中等回収困難な土木工事の型枠、土留め等荒地・砂漠の緑化用、工事等の保水シート、土嚢、植生ネット等)、野外レジャー用品(ゴルフのティー、疑似餌等)、電子機器枠体、食品包装資材(食品用包装フィルム、飲料用パックの内部コーティング等)、衛生用品(紙オムツ、生理用品等)、事務用品・衣料(ペンケース、芯ケース、髭剃り、歯ブラシ、コップ、ごみ袋、水切り、クッション材、衣服等)、被覆材(医薬品・農薬・肥料・種子等の被覆材等)、保水性・吸水性資材(砂漠・荒れ地等での植林用素材、コンポスト化の水分調整材等)、医療関連資材(手術用縫合糸、骨折固定材、医用フィルム、医用不織布等)、各種積層フィルム、の素材の一部とすることができる。また。バインダーは、包装・製本・製袋の際に用いる接着剤とすることもできる。
本発明の生分解性天然素材を用いることにより、セルロースに匹敵する生分解性を有し、しかもポリプロピレンの特性を備えた機械的強度の特性を備えた、天然素材からなる生分解性フィルム又は容器を提供することができる。これらの生分解性フィルム又は容器は、従来、難しかった、これらの成形品において実用上要求される生分解性と機械的強度の両面の特性を兼ね備えることができ、生分解性フィルム又は容器の実用化に向けて、大きく道を開くものである。また、本発明の生分解性天然素材は、その特性に基いて、上記のような特性とともに、通気性を持たせることができ、特に食品類のための容器或いは包装材として優れた特性を有する容器或いは包装材を提供することができる。
本発明は、基本的には、本出願人の発明に係る特願2006−324458号(特許査定済)の発明を前提の一つとしており、以下の説明において、重複はなるべく」避けることとする。
なお、以下の実施形態において、コウリャンデンプンを培養原料とし、該原料にバチルス属に属する微生物を添加・培養し、高分子粘着性の物質を採取することにより生分解性素材形成用に用いられる天然高分子物質を製造する方法よりなる。該天然高分子物質をバインダーとして、デンプン及び/又は貝殻粉末を混合して、成形することにより生分解性天然素材を調製し、該生分解性天然素材を、成形することにより、天然素材からなる生分解性フィルム又は容器を製造する。
(培養原料)
本発明において、培養原料としては、コウリャンデンプンを用いる。本発明においては、該コウリャンデンプンに、とうもろこしデンプン、いもデンプン等、他のデンプンを適宜配合することができる。
(用いる微生物)
本発明において、コウリャンデンプンを培養原料とて、天然高分子物質を製造するために用いる微生物としては、バチルス属に属する微生物を用いるが、該微生物としては、バチルス・ズブチリス、バチルス・プミルス、及びバチルス・チューリンゲンシスから選択された少なくとも2種以上の混合微生物を用いることが好ましい。特に、好ましくは、バチルス・ズブチリス、バチルス・プミルス及びバチルス・チューリンゲンシスから選択された3種の混合微生物(以下、「イヴリ菌」という。なお、「イヴリ」は、本出願人の登録商標)を用いるのが好ましい。これらの3種の混合微生物の混合割合を適宜調製することにより、製造される天然高分子物質の特性を調整することができる。これらのバチルス属に属する微生物は、従来、堆肥や、汚泥等における分解処理のための微生物として使用されている微生物であり(特開2003−190993号公報、特開2003−342092号公報、特開2004−65190号公報)、第三者が容易に入手することができるものである。
(天然高分子物質の製造)
本発明において、天然高分子物質を製造するには、コウリャンデンプンを培養原料とし、該原料にバチルス属に属する微生物を添加・培養し、高分子粘着性の物質を採取することにより行なわれる。該培養に用いられる条件は、基本的には、通常、バチルス属に属する微生物を培養する条件を採用することができる。
本発明は、バチルス属に属する微生物を培養することにより天然高分子物質を生産し、採取するものであるが、該バチルス属に属する微生物による天然高分子物質の生産は、該微生物の培養における胞子形成期に高生産されることから、胞子形成が促進される条件で培養するのが好ましい。その条件として、培養工程において、培養液に、珪酸又は珪酸マグネシウム(珊瑚の化石粉又は貝殻)を添加する。微生物の胞子形成には、珪酸が必要であり、マグネシウムは、微生物の増殖速度を促進する。したがって、これらの成分を添加することにより、胞子形成を促進することができる。
(天然高分子物質)
本発明の製造方法によって製造される天然高分子物質は、赤外吸収スペクトル分析(IR)による図1の吸収スペクトルを示す。該吸収スペクトルは、石油由来の合成高分子物質には含まれない、セルロース様の水酸基の存在による吸収が示される。また、ポリプロピレン基の存在を示す吸収が示される。これらの特徴により、本発明で製造される天然高分子物質は、セルロースに匹敵する生分解性を有天然高分子物質を用いて製造した生分解性天然素材は、セルロースに似た通気性を具備させることができる。本発明で取得される天然高分子物質は、該物質を主要成分とする生分解性天然素材の製造用のバインダーとして用いることができる。本発明の天然高分子物質の構造は、構成単位分子式が、(C1116)nで表され、式(1)で示される化合物と推定され、前記の通りである。
このバインダーは、着色しない限り、無色透明であり、乳酸またはポリ乳酸を含まない。
(生分解性天然素材)
本発明においては、本発明のバインダーに、デンプン及び/又は貝殻粉末を混合して、成形し、天然生分解性フィルム又は容器製造用の生分解性天然素材として、調製される。
該成形は、通常、ペレット状に成形されるが、粒状、或いは、粉状であっても差し支えない。該生分解性天然素材の調製に混合されるデンプンとしては、とうもろこしデンプンやジャガイモデンプン等適宜のデンプンを用いることができるが、該デンプンの分子構造を変化させ、ネット状分子構造を持つように加工(改質)した化工デンプンを用いるのが好ましい。
該加工デンプンとしては、酸化デンプン、エステル化デンプン、エーテル化デンプン、及び、架橋デンプン等を挙げることができる(なお、以下の説明において、単に「デンプン」と称する。)。
貝殻粉末の添加は、貝殻の主成分である炭酸カルシウムと珪酸カルシウムを添加することにより、成形品の強度と質感を向上させる効果を有する。
本発明において、生分解性天然素材の調製に際しての、デンプン、貝殻粉末及びバインダーの配合割合は、表1に示す配合割合となる。
Figure 2009293009
すなわち、生分解性フィルムを製造する場合には、生分解性素材全重量に対して、デンプンを5〜10重量%、貝殻粉末を5〜10%、及び、本発明のバインダーを80〜90重量%の範囲で混合して、成型する。また、生分解性容器を製造する場合には、生分解性素材全重量に対して、デンプンを50〜60重量%、貝殻粉末を10〜20%、及び、本発明のバインダーを30〜40重量%の範囲の割合で混合して、成型する。
(生分解性フィルム及び容器の製造)
本発明において、生分解性フィルム及び容器の製造は、本発明の生分解性素材を用いて、公知の成形手段により、フィルム或いは容器に成形し、実施することができる。本発明においては、特に、限定されないが、生分解性素材は、好ましくはペレットの状態で調製される。該生分解性素材のペレットや、生分解性フィルムの製造においては、生分解性素材の粉末を、加熱・加圧して成形するため、原料を伸ばして成形することが特徴であり、該成形方法を用いることにより、良好な物性の成形調製品を得ることができる。本発明で用いられる成形方法としては、フィルム類の成形においては、例えば、インフレーション成型による方法を、容器類の成型においては、例えば、真空成型(トレイ類の成型)、真空圧空成型(カップ類の成型)による方法を用いることができる。
(生分解性フィルム及び容器の特徴)
本発明において製造される生分解性フィルム及び容器は、セルロースに匹敵する生分解性を有し、しかもポリプロピレンの特性を備えた機械的強度の特性を備えた、天然素材からなる生分解性フィルム又は容器を提供する。また、本発明において製造される生分解性フィルム及び容器は、植物材料に由来するため、石油由来の合成プラスチックにはない通気性の製品を得ることができる。この通気性は、例えば、本発明のフィルム又は容器を、果物や野菜の包装や容器に用いた場合には、その通気性によって、内部のエチレンガス等を効率よく排出することができ、また、フィルムや容器が曇りにくいという効果も期待できる。したがって、このようなフィルムや容器を用いることにより、商品の流通現場で、商品の賞味期限を延ばすことができたり、或いはその通気性により防曇り加工を施す必要がない等の実用上の効果を得ることができる。
使用素材としては、特願2006−324458号の発明で得られる素材を用いる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
請求項9の発明に関連して、納豆容器の製造に採用することができる。例えば、培養原料として、トウモロコシから、コーンスターチ由来のデンプンを製造し、該デンプンと、この発明にかかる高分子物質、即ち、コウリャンデンプンをイヴリ菌によって処理(イヴリ菌による体内重合)して得られた粘着材(バインダー)と、を混練機により十分混練し、イヴリ原料を得る。そして、これを押出成形により、シート状にし、このシート状イヴリ原料を真空成形によって、納豆容器に成形し、完成する。また、上記イヴリ原料は、その成形方法において、金型内で、粘着材を粉末状態において加熱し、トウモロコシデンプンとともに、延ばしながら加圧することで、成形型が得られる。
更に、請求項9の発明に関連して、「食品用トレイ」を製造するに当たって、例えば、特開2007−160700号公報記載の「ポリプロピレン」を用いたトレイに代えて、その全体の素材を本発明の生分解性天然素材を用いることができる。
請求項10の発明に関連して、例えば、特開平8−195626号公報記載の「インクカートリッジ容器」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項11の発明に関連して、例えば、特開2001−138846号公報記載の「車両用内装材」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項12の発明に関連して、例えば、特開2004−229817号公報記載の「玩具」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項13の発明に関連して、例えば、特開2004−43701号公報記載の「農業用資材」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項14の発明に関連して、例えば、特開2002−266330号公報記載の「土嚢吸水帯」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項15の発明に関連して、例えば、特開2004−275181号公報記載の「疑似餌」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項16の発明に関連して、例えば、特開2006−077173 号公報記載の家電品等の外装材としての「ポリオレフィン系樹脂フィルム」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項17の発明に関連して、例えば、特開2003−135515号公報記載の「生理用品等」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項18の発明に関連して、例えば、特開2003−155669号公報記載の「清涼感を有する布」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項19の発明に関連して、例えば、特開2006−124594号公報記載の「電源コード及び機器電線等の被覆材料として有用な難燃性樹脂組成物」の製造に当たって、原料のポリブロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項20の発明に関連して、例えば、特開2003−339230号公報記載の「植物育成用フォーム培地」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項21の発明に関連して、例えば、特開2004−321484号公報記載の「医療用高分子ナノマイムロファイバー」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
また、請求項21の発明に関連して、例えば、特表2004−528951号公報記載の「乳房カップ」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項22の発明に関連して、例えば、特開2008−49485号公報記載の積層フィルムとしての「ポリプロピレン系樹脂フィルム」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
実施例16,17
請求項23,24の発明に関連して、例えば、特開2002−370323号公報記載の「多層ブロー成形容器」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項25の発明に関連して、例えば、特開平10−114327号公報記載の「トレイ状容器」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項26の発明に関連して、例えば、特開平7−266413号公報記載の「カップ状物品」の製造に当たって、シートの原料のポリプロピレンに代えて、本発明のシート状の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
請求項29の発明に関連して、例えば、特開平7−242865号公報記載の「製本用ほっとメルト接着剤」の製造に当たって、原料のポリプロピレンに代えて、本発明の生分解性天然素材を用いて成形することができる。
本発明によって製造された天然高分子物質の赤外線吸収スペクトル分析(IR分析)による吸収スペクトルを示す図である。 本発明によって製造された生分解性天然素材の、NSF International(米国)でのISO14855生分解性試験の結果を示す図である。

Claims (31)

  1. 図1に示されるIRスペクトルを示す構造で、図2に示す生分解曲線を示すことを特徴とする高分子物質。
  2. 請求項1記載の高分子物質で、透明な性状を有することを特徴とする高分子物質。
  3. 請求項1記載の高分子物質で、培養段階で珪酸又は珪酸マグネシウムが添加されていることを特徴とする高分子物質。
  4. 既存のポロプロピレンを構成要件とするもの又は方法において、前記ポロプロピレンの少なくとも1部を、請求項1,2又は3記載のいずれかの高分子物質で代替することを特徴とするもの又は方法。
  5. 原料の少なくとも1つがポロプロピレンであるもの又は方法において、前記ポロプロピレンの少なくとも1部を、請求項1,2又は3記載のいずれかの高分子物質で代替することを特徴とするもの又は方法。
  6. 請求項1,2又は3記載のいずれかの高分子物質の少なくとも1つを成分とすることを特徴とするバインダー。
  7. 請求項6記載のバインダーを用いて成形されていることを特徴とする植物由来の生分解性天然素材。
  8. デンプンに、請求項1,2又は3記載のいずれかの高分子物質を混合し、成形されていることを特徴とする植物由来の生分解性天然素材。
  9. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、生鮮食品のトレイ、即席食品容器、ファーストフード容器、弁当箱等を含むいずれか1つの食品包装用のフィルム又は容器、或いは、食品用包装フィルム、飲料用パックの内部コーティング等を含むいずれか1つの食品包装資材。
  10. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、インクカートリッジ容器、アルミ蒸着袋、又は、ボトル。
  11. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、車両用部品、又は、車両内装材。
  12. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、玩具。
  13. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、マルチフィルム、移植用苗ポット、釣り糸、魚網、肥料等を含むいずれか1つの農林水産用資材。
  14. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、断熱材、山間・海中等回収困難な土木工事の型枠、土留め等荒地・砂漠の緑化用、工事等の保水シート、土嚢、植生ネット等を含むいずれか1つの土木・建築資材。
  15. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、ゴルフのティー、疑似餌等等を含むいずれか1つの野外レジャー用品。
  16. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、電子機器枠体、又は、家具、家電品等の外装材。
  17. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、紙オムツ、生理用品等を含むいずれか1つの衛生用品。
  18. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、ペンケース、芯ケース、髭剃り、歯ブラシ、コップ、ごみ袋、水切り、クッション材、衣服等を含むいずれか1つの事務用品又は衣料。
  19. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、植物由来の生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、医薬品・農薬・肥料・種子等の被覆材等を含むいずれか1つの除放性を利用した被覆材。
  20. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、砂漠・荒れ地等での植林用素材、コンポスト化の水分調整材等を含むいずれか1つの保水性・吸水性資材。
  21. 請求項1−8記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、手術用縫合糸、骨折固定材、医用フィルム、医用不織布等を含むいずれか1つの医療関連資材。
  22. 請求項1−9記載の、高分子物質、もの、バインダー、又は、生分解性天然素材、の少なくともいずれか1つを成形して得られることを特徴とする、積層フィルム。
  23. 請求項10に係るボトルにおいて、そのボトル素材の表面、裏面、又は中間面のうちの少なくとも一部にガスバリア性素材を配置又は積層してなることを特徴とするボトル。
  24. 請求項10に係るボトルにおいて、ガスバリア性素材が、生分解性天然素材からなることを特徴とするボトル。
  25. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を、真空成型手段を用いて成形したことを特徴とするトレイ状物品。
  26. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を、真空圧成型手段を用いて成形したことを特徴とするカップ状物品。
  27. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を、射出成形して中間物品を得、更に、該中間物品を延伸・ブロー成形して加工するCold Parison法を用いることを特徴とするボトルの製造方法。
  28. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を、射出成形し、続いて、延伸・ブロー成形する単一の成形機で加工するHot Parison法を用いることを特徴とするボトルの製造方法。
  29. 請求項6記載のバインダーを、その素材の一部としてなることを特徴とする包装・製本・製袋の際に用いる接着剤。
  30. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を成形する方法において、その素材を粉末状態において加熱及び加圧することを特徴とする生分解性天然素材の成形方法。
  31. 請求項7又は請求項8記載のいずれかの生分解性天然素材を成形する方法において、その素材を、金型内で、粉末状態において加熱し、延ばしながら加圧することを特徴とする生分解性天然素材の成形方法。
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