JP2009292755A - 植物由来ストレス軽減剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤を提供する。
【選択図】 図1
Description
(1)大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤。
(2)(1)記載のストレス軽減剤が温度ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(3)(2)記載の温度ストレス軽減剤が低温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(4)(2)記載の温度ストレス軽減剤が高温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品組成物。
(6)(1)〜(4)のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする食品組成物。
(7)大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚のストレス軽減化方法。
100gの大豆胚芽(フォーユー社製)に500mLの5%過塩素酸水溶液を加えて室温下で1時間放置した。その後、ポリフェノール吸着剤であるポリクラールVT(ISP社製)を16g添加し、ブレンダーミキサーで大豆胚芽を十分に破砕後、室温下で30分間放置して酸性条件下で抽出した。破砕物を2℃・22,000×gで20分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和して本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。さらに回収した植物抽出物を陽イオン交換樹脂(AG 50W−X4,200−400mesh,H+型,バイオラッド社製)で充填したカラムに通し、ストレス軽減成分を樹脂に吸着させた。0.7N NaCl/0.1Mリン酸ナトリウム溶液(pH8.0)、水、1N塩酸を順次流してカラムを洗浄した。不純物を除去した後に、6N塩酸でストレス軽減成分を溶出して30%の水酸化ナトリウムで中和して本液を精製植物抽出物(精製大豆胚芽抽出物;HGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)と精製植物抽出物(精製大豆胚芽抽出物;HGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
各1kgの大豆胚芽(大豆胚芽・粉タイプ,フォーユー社製)に各6Lの0.1N、0.5N、1Nの塩酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃、12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃、12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの塩酸濃度でもストレス軽減成分を含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
各1kgの大豆胚芽(大豆胚芽・粉タイプ,フォーユー社製)に各6Lの0.1N、0.5N、1Nの硫酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの硫酸濃度でもストレス軽減成分を有効成分として含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
100gの小麦胚芽(培焼・ローストタイプ,日清ファルマ社製)に500mLの5%過塩素酸水溶液を加えて室温下で1時間放置した。その後、ポリフェノール吸着剤であるポリクラールVT(ISP社製)を16g添加し、ブレンダーミキサーで小麦胚芽を十分に破砕後、室温下で30分間放置して酸性条件下で抽出した。破砕物を2℃・22,000×gで20分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和して本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。さらに回収した植物抽出物を陽イオン交換樹脂(AG 50W−X4,200−400mesh,H+型,バイオラッド社製)で充填したカラムに通し、ストレス軽減成分を樹脂に吸着させた。0.7N NaCl/0.1Mリン酸ナトリウム溶液(pH8.0)、水、1N塩酸を順次流してカラムを洗浄した。不純物を除去した後に、6N塩酸でストレス軽減成分を溶出して30%の水酸化ナトリウムで中和して本液を精製植物抽出物(精製小麦胚芽抽出物;HGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)と精製植物抽出物(精製コムギ胚芽抽出物;HGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
各1kgの小麦胚芽(特脱脂小麦胚芽・微粉末タイプ・20kg入り,日清ファルマ社製)に各4Lの0.1N、0.5N、1Nの塩酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの塩酸濃度でもストレス軽減成分を含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
各1kgの小麦胚芽(特脱脂小麦胚芽・微粉末タイプ・20kg入り,日清ファルマ社製)に各4Lの0.1N、0.5N、1Nの硫酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの硫酸濃度でもストレス軽減成分を有効成分として含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
大豆胚芽由来の植物抽出物は実施例1に記載されている植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、32℃(低温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図1に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
大豆胚芽由来の植物抽出物は実施例1に記載されている植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、42℃(高温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図2に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
小麦胚芽由来の植物抽出物は実施例2に記載されている植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、32℃(低温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図3に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
小麦胚芽由来の植物抽出物は実施例2に記載されている植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、42℃(高温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図4に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
実施例5A〜5Cを用いて官能評価を行った。なお、大豆胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、低温ストレスに曝されやすい冬期(12月〜2月の3ヶ月間)にかさつき、乾燥、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(かさつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
実施例5A〜5Cを用いて官能評価を行った。なお、大豆胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、高温ストレスに曝されやすい夏期(7月〜9月の3ヶ月間)に張り、べたつき、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(べたつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
実施例8A〜8Cを用いて官能評価を行った。なお、小麦胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、低温ストレスに曝されやすい冬期(12月〜2月の3ヶ月間)にかさつき、乾燥、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(かさつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
実施例8A〜8Cを用いて官能評価を行った。なお、小麦胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、高温ストレスに曝されやすい夏期(7月〜9月の3ヶ月間)に張り、べたつき、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(べたつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
Claims (7)
- 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤。
- 請求項1記載のストレス軽減剤が温度ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
- 請求項2記載の温度ストレス軽減剤が低温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
- 請求項2記載の温度ストレス軽減剤が高温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする食品組成物。
- 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚のストレス軽減化方法。
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JP2005521649A (ja) * | 2002-01-15 | 2005-07-21 | コグニス・フランス・ソシエテ・アノニム | 植物成分および/または植物抽出物の発酵によって得られる、化粧製品および/または医薬製品において使用するための活性物質 |
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- 2008-06-04 JP JP2008146683A patent/JP2009292755A/ja active Pending
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JP2005521649A (ja) * | 2002-01-15 | 2005-07-21 | コグニス・フランス・ソシエテ・アノニム | 植物成分および/または植物抽出物の発酵によって得られる、化粧製品および/または医薬製品において使用するための活性物質 |
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