JP2009292755A - 植物由来ストレス軽減剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、細胞レベルでのストレス防止や抑制を目的に抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス軽減作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用などを有する植物由来の抽出物を含有する組成物を提供することにある。さらに、本発明の目的は、当該組成物を含む化粧品、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品、飲食品を提供することにある。
【解決手段】 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、各種細胞のストレス軽減作用を高める物質及びその利用に関するものである。
現在、ヒトや動物は様々なストレスの影響を受けている。このようなストレスは環境要因が大きく関わっており、環境因子としては気温(温度)、湿度(乾燥)、紫外線などの自然因子や栄養、生活環境やライフスタイルに関わる因子があると考えられている。ヒトや動物は常に自然因子によるストレスに曝されており、これに伴って発生する各種の疾患などは、細胞分裂速度の低下、細胞機能の低下と深く関わっている。例えば皮膚は、表皮細胞、繊維芽細胞、およびこれら細胞外の皮膚構造を支持するエラスチン、コラーゲン等の細胞外マトリックスによって構成されている。若い皮膚においては、これらの皮膚組織の相互作用が恒常性を保つことによって水分保持、柔軟性、弾力性が確保され、肌は外観的にも張りと艶があり、みずみずしい状態に維持される。ところが、温度(暑さ又は寒さ)ストレス、乾燥ストレス、紫外線ストレスなどによって特に細胞外マトリックスや繊維芽細胞の機能低下が引き起こされ、その結果、皮膚の柔軟性、保湿機能は低下し、肌は張りや艶を失い、荒れ、しわ、くすみなどの症状が発生する。
細胞レベルでのストレス防止や抑制を目的にストレス抑制剤、ストレス軽減剤、ストレス予防剤の探索が行われている。例えば絹蛋白質、ケラチン蛋白質、コラーゲン蛋白質などの蛋白質分解物(特許文献1)、漢方生薬の基源動・植物のエッセンス(特許文献2)、スイカズラ科の植物エッセンス(特許文献3)、ウリジル酸、ウリジン、ウラシルからなる核酸関連物質(特許文献4)、C〜C糖アルコールのジ糖アルコールリン酸エステル及び/又はこの化合物の誘導体(特許文献5)などが知られているが、作用効果が十分とは言えず、満足すべき作用効果を発揮する抗ストレス剤もしくはストレス軽減剤は得られていなかった。
特開2003−81868号公報 特開2001−187725号公報 特開2001−213795号公報 特開2005−330213号公報 特表2005−506676号公報
哺乳類、特にヒトに対して抗ストレス作用やストレス軽減作用を付与することは極めて重要な課題であり、動物由来、植物由来の抗ストレス剤やストレス軽減剤は幾つか見つかっているが、実際には産業上利用可能な程度に十分かつ安定した効果は得られておらず、新規な抗ストレス剤やストレス軽減剤が探索されているのが現状である。
本発明の目的は、上記問題点を改善した、細胞レベルでのストレス防止や抑制を目的に抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス軽減作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用などを有する植物由来の抽出物を含有する組成物を提供することにある。さらに、本発明の目的は、当該組成物を含む化粧品、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品、飲食品を提供することにある。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく鋭意努力した結果、特に大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラよりなる群から選ばれた少なくとも1種から得られた植物抽出物が皮膚における細胞(特に繊維芽細胞)の抗ストレス作用、ストレス軽減作用、ストレス抑制作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用に有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち、本発明は、以下の(1)〜(7)の発明を包含する。
(1)大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤。
(2)(1)記載のストレス軽減剤が温度ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(3)(2)記載の温度ストレス軽減剤が低温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(4)(2)記載の温度ストレス軽減剤が高温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品組成物。
(6)(1)〜(4)のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする食品組成物。
(7)大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚のストレス軽減化方法。
本発明により、細胞に優れたストレス軽減作用、抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用などが期待でき、大豆及び/又は小麦由来の植物抽出物を含有する組成物を提供することができる。当該組成物を含んだ化粧品、医薬部外品、医療用品、衛生用品、医薬品、飲食品を提供することができる。
本発明において「ストレス軽減作用」とは、動物の細胞が様々なストレスに遭遇することによって生じる細胞機能の低下を小さくすることである。具体的には、動物やヒトの細胞が様々なストレスに遭遇することによって生じる細胞分裂機能の低下、細胞活性化機能の低下、細胞賦活化機能の低下、細胞免疫機能の低下を小さくすることなどを指している。例えば、皮膚細胞における「抗ストレス作用、ストレス軽減作用」とは、ストレスによる基底膜の構造変化の蓄積に伴う皮膚細胞の機能低下を小さくすることで、皮膚のしわ、たるみ、硬化等を防止、改善して弾力のある若々しい健康な肌の状態を維持することなどを指している。また、例えば、毛乳頭細胞または毛母細胞においては、ストレスによる毛乳頭細胞または毛母細胞の機能低下を小さくすることで、ヘアサイクルを維持して脱毛を抑えることなどを指している。「ストレス軽減作用」は、抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用でもある。
本発明において「ストレス軽減剤」とは、ストレス軽減作用を有する剤を意味し、抗ストレス剤、ストレス抑制剤、ストレス予防剤、ストレス防止剤、ストレス保護剤でもある。
本発明において「ストレス」とは、高温(暑さ)、低温(寒さ)、紫外線、乾燥、強光、大気汚染、低pH、酸化、薬剤、アレルギー等によって受けるストレスである。
本発明において「植物抽出物」とは、植物及び/又は植物加工物を抽出して得られる物である。
本発明の植物抽出物を得る植物としては、特に限定されるものではないが、例えば双子葉植物、単子葉植物、草本性植物、木本性植物、ウリ科植物、ナス科植物、イネ科植物、アブラナ科植物、マメ科植物、アオイ科植物、キク科植物、アカザ科植物、該植物抽出物、該植物エキスなどが挙げられる。具体的には、サツマイモ、トマト、キュウリ、カボチャ、メロン、スイカ、タバコ、シロイヌナズナ、ピーマン、ナス、マメ、サトイモ、ホウレンソウ、ニンジン、イチゴ、ジャガイモ、イネ、トウモロコシ、アルファルファ、コムギ、オオムギ、ダイズ、ナタネ、ソルガム、ユーカリ、ポプラ、ケナフ、杜仲、サトウキビ、シュガービート、キャッサバ、サゴヤシ、アカザ、ユリ、ラン、カーネーション、バラ、キク、ペチュニア、トレニア、キンギョソウ、シクラメン、カスミソウ、ゼラニウム、ヒマワリ、シバ、ワタ、エノキダケ、ホンシメジ、マツタケ、シイタケ、キノコ類、チョウセンニンジン、アガリクス、ウコン、オタネニンジン、柑橘類、緑茶、紅茶、ウーロン茶、バナナ、キウイ、納豆、豆乳、ダイズエキス、コムギエキス、胚芽エキス、胚エキス、果汁、オカラ、コメ胚芽、コムギ胚芽、オオムギ胚芽、ダイズ胚芽、トウモロコシ胚芽、マイロ胚芽、ヒマワリ胚芽などが挙げられる。
好ましい植物としては、単子葉植物や双子葉植物がよく、さらに好ましくはイネ科植物やマメ科植物がよい。特に好ましい植物又はその加工品として、トウモロコシ、キノコ類、ダイズ、コムギ、納豆、豆乳、オカラ、コムギ胚芽、ダイズ胚芽、トウモロコシ胚芽、ダイズエキス、コムギエキス、胚芽エキス、胚エキスが挙げられる。さらに好ましくは大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳、オカラが挙げられる。
本発明の植物抽出物を得る植物組織としては、特に限定されない。好ましくは、種子形態、生育過程にあるものである。生育過程にある植物の場合、本発明の植物抽出物は植物全体、あるいは部分的な組織から得ることができる。得ることができる部位としては、特に限定されないが、全樹、花、蕾、子房、果実、葉、子葉、茎、芽、根、種子、乾燥種子、胚、胚芽などである。好ましくは、果実、葉、茎、芽、種子、乾燥種子、胚芽、胚であり、特に好ましくは、種子、乾燥種子、胚芽、胚などである。
本発明の植物抽出物を得る植物としては植物加工物であってもよい。その加工方法は、植物を水、有機溶媒、水と有機溶媒の混合物などを用いて、低温、室温、加温条件下での含浸法、蒸留法、圧搾法、超音波法、超臨界流体法、亜臨界流体法などで抽出物を回収する。さらに植物や植物から回収した抽出物を発酵させるなどの加工処理した加工物なども含まれる。例えば植物エキス、豆乳、オカラ、小麦粉、発酵エキス、納豆などが挙げられる。
本発明の植物抽出物を得る方法としては、植物及び/又は植物加工物に、酸性条件になるように酸溶液を添加して抽出する方法を挙げることができる。酸性条件は、pHが6以下の条件をいう。抽出時に、pHを酸性条件にすることにより、植物組織から効率的かつ安定的に本発明の植物抽出物を回収することができる。この効果は、pHが6以下であれば一様に得られるが、好ましくはpHが4以下であり、特に好ましくはpHが2以下などである。pHの下限については、使用する酸溶液の原液のpHに相当し、特に制限されないが、好ましくは、pH0〜2である。
酸性条件下(酸水溶液)で抽出した植物抽出物には、エタノールやメタノールのような有機溶媒で回収した植物抽出物と比べて酸性条件下のみで可溶化する有効成分や天然成分が含まれており、有機溶媒で回収した植物抽出物と比べて植物抽出物に含有する成分が限定される。また、酸性条件下で抽出することで、有効成分や天然成分の安定性も高まる。加えて、回収した植物抽出物は水溶液であるため有機溶媒に比べて安全性の面でも高いメリットが期待される。
酸性条件下になるように添加する酸溶液としては、塩酸、硫酸、リン酸などの鉱酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、蓚酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸などの有機酸および酸性水が挙げられるが、好ましくは0.01N〜6Nの塩酸、硫酸、硝酸、酢酸、リン酸、トリクロロ酢酸、スルホサリチル酸、ギ酸、クエン酸、乳酸や0.1〜10%の過塩素酸などの無機酸や有機酸などであり、特に好ましくは、0.0625〜1Nの塩酸、0.25〜5%の過塩素酸、0.1〜1Nの硫酸などである。
植物抽出物の抽出工程において、ポリフェノール吸着剤を添加してもよい。ポリフェノール吸着剤を添加することにより、有効成分以外の物質や有効成分を分解する物質、植物抽出物の安定化に影響を及ぼす物質を効果的に除去することができ、本発明の植物抽出物の回収を容易ならしめることができる。ポリフェノール吸着剤は、ポリフェノール類を吸着できる物質であれば、特に限定されないが、PVPP(ポリビニルポリピロリドン)、PVP(ポリビニルピロリドン)、PEG(ポリエチレングリコール)等が好ましく使用される。特に好ましくは、PVPP(ポリビニルポリピロリドン)である。これらのポリフェノール吸着剤は市販の物質を使用してもよい。たとえば、ポリクラール(登録商標)、POLYCLAR(登録商標)(アイエスピー社製)、Divergan(登録商標)(BASF社製)、Dowex(登録商標)−1、PVP−40等を使用しても良い。植物及び/又は植物加工物に酸溶液を添加した後にポリフェノール吸着剤を添加することで、本発明の植物抽出物の回収量、収率、純度が高まることが期待できる。また、ポリフェノール吸着剤を添加することで、細胞、皮膚細胞に対する賦活化、抗酸化、抗老化、コラーゲン産生、ヒアルロン酸産生効果に対してネガティブに作用するポリフェノール類等の植物抽出物中への混入を抑えることができる。ポリフェノール吸着剤の添加量は、好ましくは0.1〜30%(w/v)、より好ましくは0.5〜20%(w/v)、さらに好ましくは、1〜10%(w/v)である。
植物及び/又は植物加工物に、酸性条件になるように酸溶液を添加し、所望によりポリフェノール吸着剤を添加した後に破砕、粉砕、混合を行なうことで本発明の植物抽出物の回収量を高めることができる。特に植物組織の場合は細胞壁を有することから細胞壁に損傷を与えることが望ましい。植物加工物や植物エキスの場合には、細胞壁を含まないことから特に細胞壁に損傷を与えるような破砕や粉砕を行う必要はない。破砕や粉砕を行う方法としては、例えば、ミキサー、ブレンダー、ホモジナイザー、乳鉢、超音波破砕機などを利用することができる。
植物及び/又は植物加工物に含まれていたストレス軽減、抗ストレス、ストレス抑制、ストレス予防、ストレス防止及びストレス保護からなる群から選ばれた少なくとも1種の作用を有する有効成分を酸溶液中(液体画分)に十分に抽出した後に遠心分離や濾過分離によって液体画分を残査や沈殿と分離する。回収された液体画分にはストレス軽減、抗ストレス、ストレス抑制、ストレス予防、ストレス防止及びストレス保護からなる群から選ばれた少なくとも1種の作用を有する有効成分が多く含まれており、本発明の植物抽出物が得られる。
必要に応じて本発明の植物抽出物は、イオン交換法、膜分画法、ゲル濾過法、電気透析法で脱塩処理や精製処理を行っても良く、これらの方法を少なくとも1つ実施することで、本発明の植物抽出物に関してより高純度な植物抽出物を得ることができる。イオン交換法の場合、植物抽出液をイオン交換樹脂にて充填したカラムに通し、有効成分とアミノ酸、ペプチド、蛋白質、糖類等の夾雑物とを分離する。使用するイオン交換樹脂としては、イオン交換基がスルホン酸基、スルホプロピル基、リン酸基、カルボキシルメチル基、アミノエチル基、ジエチルアミノ基、4級アミノエチル基、4級アンモニウム基等であればよく、陽イオン交換樹脂でも陰イオン交換樹脂でもいずれも使用することができる。陽イオン交換樹脂を使用した場合には、有効成分は陽イオン交換樹脂に吸着されるので、非吸着物質を十分に分離した後、硫酸、塩酸等の酸性溶液や塩化ナトリウム等の塩溶液で有効成分を溶出する。陰イオン交換樹脂を使用した場合には、有効成分は陰イオン交換樹脂に吸着されないので、有効成分を含む非吸着画分を回収する。膜分画法の場合、セルロース系、酢酸セルロース系、ポリスルホン系、ポリアミド系、ポリアクリルニトリル系、ポリ四フッ化エチレン系、ポリエステル系、ポリプロピレン系等で分画分子量が1000〜100000の範囲の限外濾過(UF)膜を使用して植物抽出物のUFを行い、有効成分を含む透過液を回収する。また、食塩阻止率30〜80%のナノフィルトレーション(NF)膜を使用して有効成分溶液のNFを行い、脱塩する。ゲル濾過法の場合、植物抽出物を中和し、ゲル濾過担体を充填したカラムに通して分子量分画により有効成分を回収する。使用するゲル濾過担体は、デキストラン系、アクリルアミド系、アガロース系、セルロース系、ポリビニル系、ガラス系、ポリスチレン系などで分画分子量が100〜100000の範囲のものである。電気透析法の場合、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とによって仕切られた各膜間に植物抽出物と食塩水とを交互に供給して電気透析を行う。電気透析の条件は、初期電流密度が0.5〜15A/dm、電圧が0.1〜1.5V/槽などが挙げられる。
本発明の植物抽出物はそのままストレス軽減剤として利用しても良いが、化粧品・医薬部外品(皮膚外用剤、浴用剤、育毛剤等)、医療用品、衛生用品、医薬品または飲食品に配合して利用することが好ましい。本発明の植物抽出物を配合する濃度は、吸収程度、作用程度、製品形態、使用頻度などによって決められ、特に限定されるものではないが、通常は0.0001〜100重量%、好ましくは0.0005〜75重量%、より好ましくは0.001〜50重量%である。
本発明のストレス軽減作用、抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用及びストレス保護作用からなる群から選ばれた少なくとも1種の作用を有する植物抽出物は、天然植物由来であるために化学合成品に比べて安全性が極めて高い(化学合成に使用する基質、触媒、不要な反応物などの混入が一切ない)。植物の中でも国民1人・1年当たり供給純食料が多い食用植物由来の植物抽出物は安全性が高く、例えば平成15年度の国民1人・1年当たり供給純食料は、米が61.9kg、小麦が32.6kg、甘藷が4.6kg、馬鈴薯が15.2kg、大豆が6.7kg、みかんが5.5kg、りんごが8.2kgである。特に機能性食品において化学合成品は使用不可であり、化粧品においても天然物特に植物由来が望まれている。また、植物由来の抽出物中には種々の天然成分が含まれており、その成分が相乗的に作用することによってより高い効果が期待される。コスト面では植物由来の場合には、栽培または市販されている植物原料を用いれば良く、特に小麦や大豆の種子は植物原料の中でも安価に販売されており、大量に原料確保することもでき植物抽出物の生産コストは化学合成品に比べて安価である。したがって、本発明の植物抽出物を有効成分とするストレス軽減剤の有用性は非常に高い。
本発明のストレス軽減剤は、必要に応じて本発明の効果を損なわない範囲内で、化粧品類、医薬部外品類、飲食品類、医薬品類などに使用される成分や添加剤を併用して配合することができる。
例えば、油脂類としては、アボガド油、アルモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油,ミンク油、卵黄油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、硬化油、硬化ヒマシ油などが挙げられる。
ロウ類としては、ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウなどが挙げられる。
鉱物油としては、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス、ポリエチレン末、スクワレン、スクワラン、プリスタンなどが挙げられる。
脂肪酸類としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸が挙げられる。
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの天然アルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール、酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、バチルアルコール、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトール、ブドウ糖、ショ糖などの多価アルコール類などが挙げられる。
エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどが挙げられる。
金属セッケンとしては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などが挙げられる。
ガム質及び水溶性高分子化合物としては、アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシアルキルキチン、キトサン、ヒドロキシアルキルキチン、低分子キトサン、キトサン塩、硫酸化キチン、リン酸化キチン、アルギン酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどが挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤(カルボン酸塩,スルホン酸塩,硫酸エステル塩,リン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アミン塩,四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤(カルボン酸型両性界面活性剤,硫酸エステル型両性界面活性剤,スルホン酸型両性界面活性剤,リン酸エステル型両性界面活性剤)、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤,エーテルエステル型非イオン界面活性剤,エステル型非イオン界面活性剤,ブロックポリマー型非イオン界面活性剤,含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤,タンパク質加水分解物の誘導体,高分子界面活性剤,チタン・ケイ素を含む界面活性剤,フッ化炭素系界面活性剤などが挙げられる。
ビタミン類としては、ビタミンA群ではレチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群では、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群では、アスコルビン酸及びその誘導体、ビタミンD群では、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群では、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群では、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)などが挙げられる。
アミノ酸としては、バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、あるいはピロリドンカルボン酸の如きアミノ酸誘導体などが挙げられる。
美白剤としては、アスコルビン酸又はその誘導体、イオウ、胎盤加水分解物、エラグ酸又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、グルコサミン又はその誘導体、アルブチン又はその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸又はその誘導体、グルタチオン、アルニカエキス、オウゴンエキス、ソウハクヒエキス、サイコエキス、ボウフウエキス、マンネンタケ菌糸体培養物又はその抽出物、シナノキエキス、モモ葉エキス、エイジツエキス、クジンエキス、ジユエキス、トウキエキス、ヨクイニンエキス、カキ葉エキス、ダイオウエキス、ボタンピエキス、ハマメリスエキス、マロニエエキス、オトギリソウエキス、油溶性カンゾウエキスなどが挙げられる。
保湿剤としては、ヒアルロン酸、ポリグルタミン酸、セリン、グリシン、スレオニン、アラニン、コラーゲン、加水分解コラーゲン、ヒドロネクチン、フィブロネクチン、ケラチン、エラスチン、ローヤルゼリー、コンドロイチン硫酸ヘパリン、グリセロリン脂質、グリセロ糖脂質、スフィンゴリン脂質、スフィンゴ糖脂質、リノール酸又はそのエステル類、エイコサペンタエン酸又はそのエステル類、ペクチン、ビフィズス菌発酵物、乳酸発酵物、酵母抽出物、レイシ菌糸体培養物又はその抽出物、小麦胚芽油、アボガド油、米胚芽油、ホホバ油、ダイズリン脂質、γ−オリザノール、ビロウドアオイエキス、ヨクイニンエキス、ジオウエキス、タイソウエキス、カイソウエキス、キダチアロエエキス、ゴボウエキス、マンネンロウエキス、アルニカエキス、小麦フスマなどが挙げられる。
育毛剤としては、ペンタデカン酸グリセリド、コレウスエキス、ゲンチアナエキス、マツカサエキス、ローヤルゼリーエキス、クマザサエキス、t-フラバノン、6-ベンジルアミノプリン、センブリエキス、塩化カルプロニウム、ミノキシジル、フィナステリド、アデノシン、ニコチン酸アミド、桑の根エキス、ジオウエキス、5-アミノレブリン酸などが挙げられる。
動物或いは植物、生薬の抽出物やエキスとしては、アセンヤク(阿仙薬)、アシタバ、アセロラ、アルテア、アルニカ、アボカド、アマチャ(甘茶)、アロエ、アロエベラ、イラクサ、イチョウ(銀杏葉,銀杏)、ウイキョウ(茴香)、ウコン(鬱金)、ウスバサイシン(細辛)、ウメ(烏梅)、ウラジロガシ、ウワウルシ、ノイバラ(営実)、ヒキオコシ(延命草)、オウギ(黄耆)、コガネバナ(オウゴン)、ヤマザクラ(桜皮)、キハダ(黄柏)、オウレン(黄連)、オタネニンジン(人参)、オトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ、オランダガラシ、オレンジ、イトヒメハギ(遠志)、ウツボグサ(夏枯草)、ツルドクダミ(何首烏)、エンジュ(槐花)、ヨモギ(ガイ葉)、ガジュツ(莪朮)、クズ(葛根)、カノコソウ(吉草根)、カミツレ、キカラスウリ(瓜呂根)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンゾウ(甘草)、フキタンポポ(款冬花,款冬葉)、キイチゴ、キウイ果実、キキョウ(桔梗)、キク(菊花)、キササゲ(梓実)、ミカン属植物果実(枳実)、タチバナ(橘皮)、キュウリ、ウドまたはシシウド(羌活,独活)、アンズ(杏仁)、クコ(地骨皮,枸杞子,枸杞葉)、クララ(苦参)、クスノキ、クマザサ、グレープフルーツ果実、ニッケイ(桂皮)、ケイガイ(ケイガイ)、エビスグサ(決明子)、マルバアサガオ又はアサガオ(ケン牛子)、ベニバナ(紅花)、ゴバイシ(五倍子)、コンフリー、コパイバ、クチナシ(山梔子)、ゲンチアナ、ホオノキ(厚朴)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴボウ、チョウセンゴミシ(五味子)、米、米ぬか、コムギ、ミシマサイコ(柴胡)、サフラン、サボンソウ、サンザシ(山ザ子)、サンショウ(山椒)、サルビア、サンシチニンジン(三七人参)、シイタケ(椎茸)、ジオウ(地黄)、シクンシ(使君子)、ムラサキ(紫根)、シソ(紫蘇葉,紫蘇子)、カキ(柿蒂)、シャクヤク(芍薬)、オオバコ(車前子,車前草)、ショウガ(生姜)、ショウブ(菖蒲)、トウネズミモチ(女貞子)、シモツケソウ、シラカバ、スイカズラ(金銀花,忍冬)、セイヨウキヅタ、セイヨウノコギリソウ、セイヨウニワトコ、アズキ(赤小豆)、ニワトコ(接骨木)、ゼニアオイ、センキュウ(川キュウ)、センブリ(当薬)、クワ(桑白皮,桑葉)、ナツメ(大棗)、ダイズ、タラノキ、チクセツニンジン(竹節人参)、ハナスゲ(知母)、ワレモコウ(地楡)、ドクダミ(十薬)、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、トウガラシ、ホオズキ(登呂根)、タチジャコウソウ、リョクチャ(緑茶)、コウチャ(紅茶)、チョウジ(丁子)、ウンシュウミカン(陳皮)、ツバキ、ツボクサ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ、ダイダイ(橙皮)、ワレモコウ(地楡)、トウモロコシ(南蛮毛)、トチュウ(杜仲,杜仲葉)、トマト、ナンテン(南天実)、ニンニク(大サン)、オオムギ(麦芽)、ハクセン(白蘚皮)、ジャノヒゲ(麦門冬)、パセリ、バタタ、ハッカ(薄荷)、ハマメリス、バラ、ビワ葉(枇杷葉)、マツホド(茯リョウ)、ブドウまたはその葉、ヘチマ、ボダイジュ、ボタン(牡丹皮)、ホップ、マイカイ(マイ瑰花)、松葉、マロニエ、マンネンロウ、ムクロジ、メリッサ、メリロート、ボケ(木瓜)、モヤシ、モモ(桃仁,桃葉)、ヒオウギ(射干)、ビンロウジュ(檳ロウ子)、メハジキ(益母草)、ヤグルマギク、ユキノシタ(虎耳草)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤシャブシ(矢車)、ハトムギ(ヨクイニン)、モウコヨモギ、ヤマヨモギ、ラベンダー、リンゴ果実、マンネンタケ(霊芝)、レモン果実、レンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ハシリドコロ(ロート根)、鶏トサカ、牛・人の胎盤抽出物、豚・牛の胃、十二指腸、或いは腸の抽出物若しくはその分解物、水溶性コラーゲン、水溶性コラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、シルク蛋白、シルク蛋白分解物、牛血球蛋白分解物などが挙げられる。
微生物培養代謝物としては、酵母エキス、亜鉛含有酵母エキス、ゲルマニウム含有酵母エキス、セレン含有酵母エキス、マグネシウム含有酵母エキス、米醗酵エキス、ユーグレナ抽出物、脱脂粉乳の乳酸発酵物などが挙げられる。
α−ヒドロキシ酸としては、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などが挙げられる。
無機顔料としては、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミンなどが挙げられる。
紫外線吸収剤としては、p−アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、グアイアズレン、シコニン,バイカリン、バイカレイン、ベルベリンなどが挙げられる。
収斂剤としては、乳酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レソルシン、塩化第二鉄、タンニン酸などが挙げられる。
抗酸化剤としては、アスコルビン酸及びその塩、ステアリン酸エステル、トコフェロール及びそのエステル誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポールなどが挙げられる。
抗炎症剤としては、イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d又はdl−カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩などが挙げられる。
殺菌・消毒薬としては、アクリノール、イオウ、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、クレゾール、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物などが挙げられる。
頭髪用剤としては、二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸などが挙げられる。
香料としては、ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料などが挙げられる。
色素・着色剤としては、赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチンなどが挙げられる。
甘味料としては、砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリンなどが挙げられる。
栄養強化剤としては、貝殻焼成カルシウム、シアノコラバミン、酵母、小麦胚芽、大豆胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄などが挙げられる。
その他、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤・抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料、酵素などが挙げられる。
本発明の剤型は任意であり、アンプル状、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状、ムース状などの医薬部外品類、皮膚・頭髪用化粧品類及び浴用剤、飲食品類、医薬品類に配合して用いることができる。
具体的には化粧品類、医薬部外品類としては、例えば内用・外用薬用製剤、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ローション、オイル、パックなどの基礎化粧料、洗顔料や皮膚洗浄料、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、ヘアクリーム、ポマード、ヘアスプレー、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの頭髪化粧料、ファンデーション、白粉、おしろい、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラ、眉墨、まつ毛などのメークアップ化粧料、美爪料などの仕上げ用化粧料、香水類、浴用剤、その他、歯磨き類、口中清涼剤・含嗽剤、液臭・防臭防止剤、衛生用品、衛生綿類、ウエットティッシュなどが挙げられる。
飲食品類としては、例えば清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料等の飲料、アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷等の冷菓、そば、うどん、はるさめ、ぎょうざの皮、しゅうまいの皮、中華麺、即席麺等の麺類、飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パン等の菓子類、カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシ等の水産物、かまぼこ、ハム、ソーセージ等の水産・畜産加工食品、粉乳、加工乳、発酵乳等の乳製品、サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシング等の油脂及び油脂加工食品、ソース、たれ等の調味料、カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボール等のレトルトパウチ食品、種々の形態の健康・栄養補助食品、保健機能食品、錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、トローチなどが挙げられる。
本発明のストレス軽減剤はヒトに対して好適に適用されるものであるが、それぞれの作用効果が期待できる限り、ヒト以外の動物に対して適用することもできる。
以下の実施例により、本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、これらに何ら限定されるものではない。
(実施例1A:大豆胚芽(大豆胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
100gの大豆胚芽(フォーユー社製)に500mLの5%過塩素酸水溶液を加えて室温下で1時間放置した。その後、ポリフェノール吸着剤であるポリクラールVT(ISP社製)を16g添加し、ブレンダーミキサーで大豆胚芽を十分に破砕後、室温下で30分間放置して酸性条件下で抽出した。破砕物を2℃・22,000×gで20分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和して本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。さらに回収した植物抽出物を陽イオン交換樹脂(AG 50W−X4,200−400mesh,H+型,バイオラッド社製)で充填したカラムに通し、ストレス軽減成分を樹脂に吸着させた。0.7N NaCl/0.1Mリン酸ナトリウム溶液(pH8.0)、水、1N塩酸を順次流してカラムを洗浄した。不純物を除去した後に、6N塩酸でストレス軽減成分を溶出して30%の水酸化ナトリウムで中和して本液を精製植物抽出物(精製大豆胚芽抽出物;HGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)と精製植物抽出物(精製大豆胚芽抽出物;HGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
(実施例1B:大豆胚芽(大豆胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
各1kgの大豆胚芽(大豆胚芽・粉タイプ,フォーユー社製)に各6Lの0.1N、0.5N、1Nの塩酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃、12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃、12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの塩酸濃度でもストレス軽減成分を含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
(実施例1C:大豆胚芽(大豆胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
各1kgの大豆胚芽(大豆胚芽・粉タイプ,フォーユー社製)に各6Lの0.1N、0.5N、1Nの硫酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)とした。植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの硫酸濃度でもストレス軽減成分を有効成分として含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
(実施例2A:小麦胚芽(小麦胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
100gの小麦胚芽(培焼・ローストタイプ,日清ファルマ社製)に500mLの5%過塩素酸水溶液を加えて室温下で1時間放置した。その後、ポリフェノール吸着剤であるポリクラールVT(ISP社製)を16g添加し、ブレンダーミキサーで小麦胚芽を十分に破砕後、室温下で30分間放置して酸性条件下で抽出した。破砕物を2℃・22,000×gで20分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和して本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。さらに回収した植物抽出物を陽イオン交換樹脂(AG 50W−X4,200−400mesh,H+型,バイオラッド社製)で充填したカラムに通し、ストレス軽減成分を樹脂に吸着させた。0.7N NaCl/0.1Mリン酸ナトリウム溶液(pH8.0)、水、1N塩酸を順次流してカラムを洗浄した。不純物を除去した後に、6N塩酸でストレス軽減成分を溶出して30%の水酸化ナトリウムで中和して本液を精製植物抽出物(精製小麦胚芽抽出物;HGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)と精製植物抽出物(精製コムギ胚芽抽出物;HGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
(実施例2B:小麦胚芽(小麦胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
各1kgの小麦胚芽(特脱脂小麦胚芽・微粉末タイプ・20kg入り,日清ファルマ社製)に各4Lの0.1N、0.5N、1Nの塩酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの塩酸濃度でもストレス軽減成分を含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
(実施例2C:小麦胚芽(小麦胚)からの本発明の植物抽出物の調製)
各1kgの小麦胚芽(特脱脂小麦胚芽・微粉末タイプ・20kg入り,日清ファルマ社製)に各4Lの0.1N、0.5N、1Nの硫酸溶液を加えた。さらに、ポリフェノール吸着剤であるダイバガンF(BASF社製)を各80g添加し、スリーワンモーターで室温下にて2時間攪拌して酸性条件下で抽出した。攪拌物を4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、30%の水酸化ナトリウム溶液で中和した後に4℃・12,000×gで30分間遠心分離して液体画分を採取し、本液を植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)とした。植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)は電気透析装置(アシライザー,アストム社製)により脱塩を行い、凍結乾燥により濃縮して種々の評価に用いた。
以上の結果から、0.1N、0.5N、1Nの硫酸濃度でもストレス軽減成分を有効成分として含む植物抽出物が回収できることが確認でき、安全性や取り扱い上の面でも優れた調製方法が見出された。
(実施例3A:大豆胚芽由来の本発明の植物抽出物のストレス軽減(抗ストレス)作用の評価(低温ストレス))
大豆胚芽由来の植物抽出物は実施例1に記載されている植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、32℃(低温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図1に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
32℃の低温ストレス条件下の水(コントロール)を添加した細胞賦活化能は、37℃の非ストレス条件下(常温)に比べて75%低下(減少)した。図1より明らかなように、大豆胚芽抽出物を添加した培地では、いずれにおいても水を添加したコントロールに比べて有意(有意水準1%又は5%)に高い細胞賦活化能が認められ、優れたストレス軽減(抗ストレス)作用を持つことが示された。以上のことから、本発明の大豆胚芽抽出物を肌に適用することにより、低温ストレスに伴う繊維芽細胞の衰えが軽減(抑制)されることで皮膚の感触改善効果が期待できる。
(実施例3B:大豆胚芽由来の本発明の植物抽出物のストレス軽減(抗ストレス)作用の評価(高温ストレス))
大豆胚芽由来の植物抽出物は実施例1に記載されている植物抽出物(大豆胚芽抽出物;LGS)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、42℃(高温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図2に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
42℃の高温ストレス条件下の水(コントロール)を添加した細胞賦活化能は、37℃の非ストレス条件下(常温)に比べて70%低下(減少)した。図2より明らかなように、大豆胚芽抽出物を添加した培地では、いずれにおいても水を添加したコントロールに比べて有意(有意水準1%又は5%)に高い細胞賦活化能が認められ、優れたストレス軽減(抗ストレス)作用を持つことが示された。以上のことから、本発明の大豆胚芽抽出物を肌に適用することにより、高温ストレスに伴う繊維芽細胞の衰えが軽減(抑制)されることで皮膚の感触改善効果が期待できる。
(実施例4A:小麦胚芽由来の本発明の植物抽出物のストレス軽減(抗ストレス)作用の評価(低温ストレス))
小麦胚芽由来の植物抽出物は実施例2に記載されている植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、32℃(低温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図3に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
32℃の低温ストレス条件下の水(コントロール)を添加した細胞賦活化能は、37℃の非ストレス条件下(常温)に比べて75%低下(減少)した。図3より明らかなように、小麦胚芽抽出物を添加した培地では、いずれにおいても水を添加したコントロールに比べて有意(有意水準1%又は5%)に高い細胞賦活化能が認められ、優れたストレス軽減(抗ストレス)作用を持つことが示された。以上のことから、本発明の小麦胚芽抽出物を肌に適用することにより、低温ストレスに伴う繊維芽細胞の衰えが軽減(抑制)されることで皮膚の感触改善効果が期待できる。
(実施例4B:小麦胚芽由来の本発明の植物抽出物のストレス軽減(抗ストレス)作用の評価(高温ストレス))
小麦胚芽由来の植物抽出物は実施例2に記載されている植物抽出物(小麦胚芽抽出物;LGW)を用いた。評価は、以下の手順で行った。T-75フラスコで培養し、70〜80%コンフルエントになった繊維芽細胞(CAI社製:106-05)の培地をアスピレートし、PBS 10mlで2回洗浄した。トリプシン/PBS 500μlを添加して細胞を剥がし、10% FCS含有DMEM(GIBCO社製:11995-073)500μlを添加することで反応を停止させた。PBS 10mlを加え、細胞を50mlチューブに回収した。さらにPBSを10ml加え、細胞を回収した。1,000rpm 5minで細胞を回収し、上清をアスピレートした。1% FCS含有DMEM 3mlに溶解し、セルカウントをした。1% FCS含有DMEMで4×104個/ml(1×104個/250μl)に調製し、48穴プレートに250μlずつ播種した。37℃に設定したCO2インキュベーター内で一晩培養した後に、任意の濃度のサンプル2.5μlを各ウエルに添加し、37℃(非ストレス条件下)、42℃(高温ストレス条件)に設定したCO2インキュベーター内で3日間培養した。実験はN=4で実施した。培地をアスピレーターで取り除いた後、PBSで2回ウエルを洗浄した。5% FCS含有DMEM(GIBCO社製:21063-029)200μlを各ウエルに添加した後、生細胞数測定試薬SF(ナカライテスク社製:07553-54)20μl添加し、CO2インキュベーター内で5時間反応させた。Abs490/630を測定し、細胞賦活化率を下記式で算出した。
細胞賦活化率=(As−Ab)/(Ac−Ab)×100
ここで、AsはサンプルのAbs490/630、Acはコントロール(水)のAbs490/630、Abは細胞を播種せずに5% FCS含有DMEMおよび生細胞数測定試薬SFを加えたウエルのAbs490/630とした。評価結果を、コントロール(水添加)における細胞賦活化作用を100とした相対値にて図4に示す。なお、濃度は固形分含量の重量%で示した。
42℃の高温ストレス条件下の水(コントロール)を添加した細胞賦活化能は、37℃の非ストレス条件下(常温)に比べて70%低下(減少)した。図4より明らかなように、小麦胚芽抽出物を添加した培地では、いずれにおいても水を添加したコントロールに比べて有意(有意水準1%又は5%)に高い細胞賦活化能が認められ、優れたストレス軽減(抗ストレス)作用を持つことが示された。以上のことから、本発明の小麦胚芽抽出物を肌に適用することにより、高温ストレスに伴う繊維芽細胞の衰えが軽減(抑制)されることで皮膚の感触改善効果が期待できる。
(実施例5A:大豆胚芽抽出物含有美容液の製造)
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例5B:大豆胚芽抽出物含有乳液の製造)
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例5C:大豆胚芽抽出物含有クリームの製造)
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、大豆胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
大豆胚芽抽出物(LGS;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例6:大豆胚芽抽出物含有化粧品の官能評価(冬期:低温ストレス))
実施例5A〜5Cを用いて官能評価を行った。なお、大豆胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、低温ストレスに曝されやすい冬期(12月〜2月の3ヶ月間)にかさつき、乾燥、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(かさつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
Figure 2009292755
(実施例7:大豆胚芽抽出物含有化粧品の官能評価(夏期:高温ストレス))
実施例5A〜5Cを用いて官能評価を行った。なお、大豆胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、高温ストレスに曝されやすい夏期(7月〜9月の3ヶ月間)に張り、べたつき、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(べたつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
Figure 2009292755
(実施例8A:小麦胚芽抽出物含有美容液の製造)
以下に示す組成の美容液を常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まない美容液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
ソルビット 4.0
ジプロピレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
POE(20)オレイルアルコールエーテル 0.5
ショ糖脂肪酸エステル 0.2
メチルセルロース 0.2
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例8B:小麦胚芽抽出物含有乳液の製造)
以下に示す組成の乳液を常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まない乳液も常法により製造した。
(組成) (重量%)
グリセリルエーテル 1.5
ショ糖脂肪酸エステル 1.5
モノステアリン酸ソルビタン 1.0
スクワラン 7.5
ジプロピレングリコール 5.0
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例8C:小麦胚芽抽出物含有クリームの製造)
以下に示す組成のクリームを常法により製造した。コントロールとして、小麦胚芽抽出物を含まないクリームも常法により製造した。
(組成) (重量%)
プロピレングリコール 6.0
フタル酸ジブチル 19.0
ステアリン酸 5.0
モノステアリン酸グリセリン 5.0
モノステアリン酸ソルビタン 12.0
モノステアリン酸ポリエチレンソルビタン 38.0
エデト酸ナトリウム 0.03
小麦胚芽抽出物(LGW;固形分濃度160mg/ml) 0.5
精製水 全体で100となる量
(実施例9:小麦胚芽抽出物含有化粧品の官能評価(冬期:低温ストレス))
実施例8A〜8Cを用いて官能評価を行った。なお、小麦胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、低温ストレスに曝されやすい冬期(12月〜2月の3ヶ月間)にかさつき、乾燥、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(かさつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
Figure 2009292755
(実施例10:小麦胚芽抽出物含有化粧品の官能評価(夏期:高温ストレス))
実施例8A〜8Cを用いて官能評価を行った。なお、小麦胚芽抽出物を含まない比較例も同時に評価した。官能評価は、高温ストレスに曝されやすい夏期(7月〜9月の3ヶ月間)に張り、べたつき、つや等の皮膚症状が気になる40〜60歳のパネル20人を1群として実施例及び比較例をそれぞれ1日2回,3カ月間連続使用してもらい、3カ月後の皮膚感触状態(べたつき・つや・きめ・しっとり・つるつる・モチモチ)についてアンケート調査をして行った。
Figure 2009292755
本発明により、細胞に対して優れた抗ストレス作用、ストレス抑制作用、ストレス軽減作用、ストレス予防作用、ストレス防止作用、ストレス保護作用などが期待でき、植物由来のストレス軽減成分含有抽出物を含有する組成物を提供することができる。当該組成物を含んだ化粧品・医薬部外品(皮膚外用剤、浴用剤、ヘアケア剤、育毛剤)、医療用品、衛生用品、医薬品、飲食品を提供することができ、さらに、従来より、原料コストが安価であり、大量生産可能となり、長期にわたる使用に十分に耐え得ることからも、産業界に大きく寄与することが期待される。
正常ヒト皮膚繊維芽細胞に対する、実施例で調製した大豆抽出物の低温ストレス条件下での細胞賦活化作用を示す。 正常ヒト皮膚繊維芽細胞に対する、実施例で調製した大豆抽出物の高温ストレス条件下での細胞賦活化作用を示す。 正常ヒト皮膚繊維芽細胞に対する、実施例で調製した小麦抽出物の低温ストレス条件下での細胞賦活化作用を示す。 正常ヒト皮膚繊維芽細胞に対する、実施例で調製した小麦抽出物の高温ストレス条件下での細胞賦活化作用を示す。

Claims (7)

  1. 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を含有することを特徴とするストレス軽減剤。
  2. 請求項1記載のストレス軽減剤が温度ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
  3. 請求項2記載の温度ストレス軽減剤が低温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
  4. 請求項2記載の温度ストレス軽減剤が高温ストレス軽減剤であることを特徴とするストレス軽減剤。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする化粧品組成物。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のストレス軽減剤を有効成分として含有することを特徴とする食品組成物。
  7. 大豆種子、大豆胚芽、大豆胚、大豆芽、小麦種子、小麦胚芽、小麦胚、小麦芽、豆乳及びオカラからなる群から選ばれた少なくとも1種以上から得られた植物抽出物を動物の皮膚に接触させる工程を含むことを特徴とする皮膚のストレス軽減化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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