JP2009289174A - 駐車場情報判断システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】インフラ整備あるいは警備員の配置によることなく、駐車場の混雑状況を判断可能な駐車場情報判断システムの提供。
【解決手段】自車両が駐車場に進入したことを判断し(S10)、エンジンOFF検出器を作動させてエンジンがOFFされたか否かの判断を行う(S20、S30)。そして、駐車場から退出したことを判断し(S40)、自車両が駐車場に進入してから退出するまでの間エンジンがOFFされなかった場合に当該駐車場が混雑していたと判定する(S50)。この判定結果を情報センタに送信する(S70)。このようにして、駐車場の満空情報を自車両で判断して情報センタを介して他の車両に通知する。
【選択図】図2

Description

本発明は、駐車場の混雑状況を判断する駐車場情報判断システムおよびプログラムに関する。
従来、大型駐車場などでは既にインフラ整備がなされ、駐車場の混雑状況を満空情報としてドライバーに通知する技術が知られている。例えば、車両の出入りを検出するセンサを駐車場の出入口に設置し、駐車場への車両の出入りをカウントすることにより駐車場全体の満空情報を判断し、ネットワークに接続された外部への送信により満空情報を車両へ通知するシステムを備えた駐車場が挙げられる(特許文献1参照)。
特開平8−124084号公報
しかしながら、小型の店舗などの駐車場では、上述したような満空情報を駐車場自体で判断可能なセンサを備えていないことが多い。このような駐車場の場合、ドライバーは実際に駐車場内に進入して駐車可能なスペースを探すまでは満車であるかどうかを知ることができない。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、その目的は、駐車場側に特別な設備を設置することなく、駐車場の混雑状況を判断可能な駐車場情報判断システムを提供することにある。
本発明に係る駐車場情報判断システムは、車両が駐車場へ進入したか否かを判断する進入判断手段、車両が駐車したか否かを判断する駐車判断手段、車両が駐車場から退出したか否かを判断する退出判断手段、および、進入判断手段にて車両の進入が判断されたのち、駐車判断手段にて車両が駐車したと判断されずに退出判断手段にて車両の退出が判断された場合は、駐車場が混雑していると判定する混雑判定手段を備えることを特徴とする。
つまり、駐車場に進入してから退出するまでの間に車両が駐車しなかった場合は、空きスペースが見つからず駐車できなかったものとみなして、駐車場側の情報に頼らず自車両の挙動から当該駐車場が混雑していたと判断するのである。このように判断すれば、満車状態の駐車場から「混雑していた」という判断結果が得られる。これにより、駐車場側に特別な設備を設置することなく、駐車場の混雑状況を判断することができる。
上記の駐車判断手段は、具体的には、車両の駆動源が停止されない場合に、当該車両が駐車していないと判断するという判断基準を有するように構成するのが好ましい。このようにすれば、駐車場に進入してから退出するまでの間に車両の駆動源を停止させなかった場合、例えば一度もエンジンをOFFにしなかった場合は、駐車場内で駐車できるスペースを見つけられなかったという蓋然性が高いことを利用して、その駐車場が混雑していたと判断できる。
また、上記の駐車判断手段は、車両のドアが開放されない場合に、当該車両が駐車していないと判断するという判断基準を有していてもよい。この場合、上述した混雑判断手段は、駐車場内で車両のドアが一度も開放されなかったという条件を満たす場合に当該駐車場を混雑していると判定する。つまり、ドライバーが駐車スペースに入庫してから、例えば、車両のエンジンをOFFにすることなく同乗者のみを降ろすといった場合もありうることを考慮して、ドアの解放があった場合は混雑していると判断すべきケースから除外するのである。このようにすれば、「混雑していた」という判断結果がより信頼性の高い情報として得られ、駐車場側に特別な設備を設置することなく、駐車場の混雑状況を判断することができる。
ところで、駐車場が混雑していると判定された場合、駐車場情報判断システムから判定結果を外部へ送信可能に構成することで、駐車場の混雑状況を周辺のドライバーに通知することができる。例えば、判定結果を情報センタへ送信すれば、センタから他の車両へ配信されることで、駐車場に進入する前のドライバーが混雑状況を把握できるようになる。もしくは、判定結果の受信手段を備えた車両に向けて判定結果を送信すれば、いわゆる「車車間通信」により、駐車場混雑情報を他の車両へ通知することが可能となる。
なお、以上は駐車場情報判断システムの発明として説明してきたが、本発明は駐車場の混雑状況を判断する機能に特徴を有するものであるため、プログラムの発明として実現してもよい。
すなわち、本発明に係るプログラムは、車両が駐車場へ進入したか否かを判断する進入判断処理、車両が駐車したか否かを判断する駐車判断処理、車両が駐車場から退出したか否かを判断する退出判断処理、および、進入判断処理にて車両の進入が判断されたのち、駐車判断処理にて車両が駐車したと判断されずに退出判断処理にて車両の退出が判断された場合は、駐車場が混雑していると判定する混雑判定処理を含むことを特徴とする。このプログラムによれば、上述の駐車場情報判断システムと同様の効果が奏される。
以下、本発明に係る駐車場情報判断システムを車載用ナビゲーション装置1として具現化した実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の車載用ナビゲーション装置1の全体構成を示すブロック図である。車載用ナビゲーション装置1は、制御部10を中心に構成されており、この制御部10に接続される位置検出器20、地図データ記憶部30、操作スイッチ群40、エンジンOFF検出器50、通信部60、描画部70、音声出力部71、および、情報記憶部80を備えている。なお、制御部10は通常のコンピュータとして構成されており、内部には、CPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスラインなどが備えられている。また、描画部70には、ディスプレイ70aが電気的に接続されており、音声出力部71には、スピーカ71aが電気的に接続されている。
位置検出器20は、いずれも周知の地磁気センサ21、ジャイロスコープ22、距離センサ23、及び衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System )受信機24を有している。これらのセンサ等21〜24は、各々が性質の異なる誤差を持っているため、相互に補完しながら使用される。
地図データ記憶部30は、位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ及び地図データを記憶している。この地図データは、ノードを示すノードデータおよび道路(リンク)を示すリンクデータに加え、駐車場などの施設を特定可能な施設データを含んで構成される。当該施設データのうち駐車場データについて具体的に説明すると、駐車場データには、駐車場の敷地内および外枠の各地点を示す座標情報、および各駐車場を特定可能な駐車場番号が含まれている。また、駐車場データ内においては、その座標情報と駐車場番号とが予め対応付けられていることによって、地図データ内で座標と対応付けて各駐車場を特定することが可能となっている。本実施形態では、地図データ記憶部30をハードディスク装置(HDD)で構成している。なお、本実施形態ではHDDを用いたが、DVD−ROMやメモリカード等の他の媒体を用いても差し支えない。
操作スイッチ群40は、ディスプレイ70aと一体になったタッチスイッチもしくはメカニカルなスイッチやリモコン装置等で構成され、各種入力に使用される。
エンジンOFF検出器50は、本発明に係る駐車判断手段に相当する構成である。本実施形態では、イグニッションキーのON/OFFを検知してOFFの検知信号を出力する回路として構成されている。なお、車両のエンジンOFFを判断可能な構成であれば、他の方法でエンジンOFFを検出する構成としてもよい。もちろん、車両がエンジン以外の駆動源を有する場合は、エンジンOFF検出器50に代えて、車両の駆動源を停止したことを判断可能な他の構成としてもよい。
通信部60は、情報センタ90との間で情報を送受信する。本実施形態では、電話回線にて通信部60と情報センタ90との間で双方向通信が可能となっており、車載用ナビゲーション装置1は、各種情報を、情報センタ90から取得する。また、車載用ナビゲーション装置1から送信される情報が、プローブ情報として情報センタ90に蓄積される。
描画部70には、上述したようにディスプレイ70aが接続されている。ディスプレイ70aは、液晶やCRTを用いたカラーディスプレイである。このディスプレイ70aを介して情報表示が行われる。
音声出力部71にはスピーカ71aが接続されており、このスピーカ71aを介して音声による案内が行われる。また、情報記憶部80は、通信部60にて受信される駐車場毎の満空情報を記憶するためのものであり、地図データ記憶部30と同様のHDDで構成されている。もちろん、メモリカード等の他の媒体を用いても差し支えない。
次に、本車載用ナビゲーション装置1にて実行される駐車場情報判断処理を、図2に示すフローチャートに基づき説明する。この駐車場情報判断処理は、所定時間間隔で繰り返し実行される。
最初のステップS10(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す)において、駐車場への進入を判断する。この処理は、地図データ記憶部30に記憶された地図データおよび位置検出器20により検出された車両の現在位置を示す座標情報に基づき、対象とする駐車場に自車両が進入したことを判断するものである。このとき、制御部10は、地図データに含まれる施設データに基づいて車両の周辺(例えば、車両を中心とした半径1kmの円内)に存在する駐車場の外枠の座標情報を取得し、自車両に搭載された車載用ナビゲーション装置1の現在位置を示す座標と取得した駐車場の外枠の座標とを比較することにより、駐車場に進入したか否かを判断する。また、車両が駐車場に進入したと判断した場合、車両の現在位置を示す座標情報に対応する駐車場番号を検索し、どの駐車場に進入したかを当該駐車場番号に基づいて特定する。ここで、自車両が進入したと判断されると(S10:YES)、S20へ移行する。一方、自車両が駐車場に進入していないと判断された場合は(S10:NO)、以降の処理を実行せず、本駐車場情報判断処理を終了する。
S20では、エンジンOFF検出器を作動させる。この処理により作動開始したエンジンOFF検出器50は、S60またはS80にて停止するまでの間、その作動を継続することでエンジンのON/OFFを監視し続ける。
続くS30では、駐車場内でエンジンがOFFされたか否かを判断する。この処理は、エンジンOFF検出器50から制御部10へエンジンOFFの検知信号が出力されたときに車両のエンジンがOFFされたと判断するものである。ここでエンジンがOFFされたと判断された場合(S30:YES)、S80へ移行する。一方、エンジンがOFFされていないと判断された場合(S30:NO)、すなわちエンジンOFF検出器50からエンジンOFFの検知信号が出力されない場合は、S40へ移行する。なお、S80では、エンジンOFF検出器を停止させたのち、本駐車場情報判断処理を終了する。また、エンジンOFF検出器によりエンジンOFFがされていないと判断される場合(S30:NO)は、本発明における「駐車判断手段にて車両が駐車していないと判断される」場合に相当する。
S40では、駐車場から退出したか否かを判断する。この処理は、制御部10が地図データ記憶部30に記憶された地図データに含まれる施設データから車両の現在位置を示す座標に対応する駐車場番号に基づいて駐車場の外枠の座標情報を取得し、位置検出器20にて検出された車載用ナビゲーション装置1の現在位置を示す座標を当該駐車場の外枠の座標と比較することにより、自車両が駐車場の外部へ退出したか否かを判断するものである。ここで駐車場から退出したと判断された場合(S40:YES)、S50に移行する。一方、駐車場から退出したと判断されない場合は(S40:NO)、S30からの処理を繰り返す。
S50では、当該駐車場が混雑していることを判定する。この処理は、「車両が、駐車場からエンジンがOFFされずに退出した」ことを根拠に、制御部10において「駐車場が混雑していた」と判定して当該駐車場の混雑状況を「混雑」とみなすものである。制御部10は、上述したような位置検出器にて検出された現在位置の座標に基づき、地図データ記憶部30に記憶された地図データ内で駐車場の位置を特定可能な座標と比較し、このような座標と対応する駐車場番号に基づき、判定の対象とした駐車場を特定する駐車場特定情報(例えば、前述の座標および/または駐車場番号)と対応づけて当該判定の結果を示す判定結果情報を情報記憶部80に記憶させる。
続くS60では、エンジンOFF検出器を停止させる。そののち、S70では、情報センタへの送信を行う。この処理は、制御部10がS50にて取得した判定結果情報を駐車場特定情報とともに、通信部60を介して情報センタ90へ送信するものである。S70の処理終了後、本駐車場情報判断処理を終了する。
S70にて車載用ナビゲーション装置1から送信される判定結果情報を受信した情報センタ90は、当該判定結果情報および駐車場特定情報をプローブ情報として蓄積する。蓄積された両情報は、情報センタ90との通信手段を備えた各車両に向けて配信される。
ここで、情報センタ90から配信された駐車場の情報を、車載用ナビゲーション装置1と同一構成のナビゲーション装置を備えた車両が受信した場合について具体的に説明する。車載用ナビゲーション装置1による受信処理は、通信部60にて行われ、制御部10はここで受信した情報が駐車場の情報であることを判断し、当該情報を情報記憶部80に記憶させる。
制御部10は、情報記憶部80に記憶された駐車場の情報、すなわち判定結果情報および駐車場特定情報を用いて、駐車場を特定する。そののち、例えば、ディスプレイ70aでの地図表示を行う際には、地図中に表示される駐車場の駐車場番号に基づき情報記憶部80に記憶された駐車場の情報を検索して駐車場を特定し、特定した駐車場に対応する判定結果情報に基づき、当該駐車場の混雑情報を表示する。これにより、特定した駐車場に対応する混雑情報は、駐車場への到着に先立って地図画面上の駐車場を表すアイコンに反映されるなどしてドライバーに報知される。また、例えば、地図データ内で駐車場を検索する際には、情報記憶部80を検索して検索対象の駐車場の駐車場番号と比較することにより、判定結果情報として混雑を示す混雑情報が記憶された駐車場であれば出力時に当該駐車場が混雑している旨を報知する。
なお、以上の説明において、駐車場情報判断処理を行った車両は図4に示した車両Aであり、駐車場の情報を受信した車両は、例えば、図4に示す車両Bである。
これらの車両の動作について図3および4を用いて具体的に説明すると、図3に示すように、駐車場Pに空いている駐車スペースP1がある場合、進入した車両Aのドライバーは、駐車スペースP1に入庫し、駐車時に車両AのエンジンをOFFする。なお、ここでの駐車場Pは、駐車場外を走行中のドライバーから見ると駐車スペースP1が他の駐車車両に隠れているため、空いている駐車スペースの有無を見分けることができず、駐車場側に混雑状態を判断可能な特別な設備が設置されていない駐車場である。駐車場Pに進入する際、車両Aに搭載された車載用ナビゲーション装置1はS10〜S30の処理を実行し、駐車場P内を走行しているうちは(例えば、a1の位置)、S30およびS40の処理を繰り返し実行する。そして、駐車スペースP1に駐車しエンジンをOFFするとS80の処理を実行し、駐車場情報判断処理を終了する。車両Aが駐車場Pから退出するのは(例えば、a2の位置)、駐車場情報判断処理の終了後となる。
ここで、図4(a)に示すように、駐車場Pに駐車スペースがない場合、進入した車両Aは、駐車場P内を走行したのちエンジンをOFFすることなく退出することになる。進入の際、当該車両Aに搭載された車載用ナビゲーション装置1はS10〜S30の処理を実行し、駐車場P内を走行しているうちは(例えば、a1の位置)、S30およびS40の処理を繰り返し実行する。そして、退出する際(例えば、a2の位置)、車両Aの車載用ナビゲーション装置1がS40の処理に続いてS50〜S70の処理を実行することで、車両Aにて駐車場Pが混雑していると判定された結果が情報センタ90に送信される。この判定結果に基づき情報センタ90に蓄積された情報は、車両Bを含めた各車両に配信される。これにより、車両Bのドライバーは、駐車場Pに進入しようとする前に、駐車場Pが混雑状態であることを把握できる。
以上詳述したように、本実施形態では、駐車場の外部からは満車であるか空車であるかを判断できないような駐車場であっても、車両の進入から退出までの自車両の作動状態を基に駐車場の混雑状況を判定し、駐車場側に特別な設備を設置することなく他の車両へ混雑情報を通知することができる。
以下、本発明に含まれる技術思想に対する理解を容易にするため、上記実施形態とは異なるバリエーションを紹介する。
(1)上記実施形態は、本発明に係る駐車場情報判断システムを車載用ナビゲーション装置1として具現化したものであった。これに対し、本発明に係る駐車場情報判断システムは、車載用装置との間で通信処理を実行する情報センタとして具現化することもできる。
すなわち、情報センタ側で、図2に示した駐車場情報判断処理のうち、S10、S30、S40、およびS50の処理が実行されるようにしてもよい。この場合、情報センタは、外部の車両から現在位置情報および駆動源が停止されたという情報を受信して記憶し、当該情報に基づいてこれらの処理を実行するよう構成される。また、この構成では、情報センタが、「進入判断手段」、「駐車判断手段」、「退出判断手段」および「混雑判定手段」を有することになる。具体的には、情報センタは所定時間間隔で常に車両からプローブ情報を受信する。プローブ情報には、車両の現在位置情報(車両の現在位置を示す座標)、送信時刻、および、車両の駆動源が運転または停止された情報が含まれており、当該プローブ情報を管理する手段として、制御部および受信部を含んで構成されている。また、車載用ナビゲーション装置1の地図データ記憶部30に相当する記憶部を有し、上述のような地図データを記憶している。そして、地図データ内の駐車場の座標と車両から送信される現在位置の座標とを比較することにより車両の駐車場への進入および退出を判断し、駐車場に進入してから退出するまでの間に車両の駆動源が停止されたという情報を受信しなかった場合を「混雑していた」と判定し、駐車場を駐車場番号に基づき特定して情報配信を行う。
(2)なお、本発明に係る駐車場情報判断システムは、例えば、車両が駐車場内に進入したときにのみ駐車場情報判断処理を開始する情報センタとして具現化することもできる。例えば、車両に搭載された車載用ナビゲーション装置にて上記実施形態のS10の処理により駐車場に進入したことを判断すると、情報センタにプローブ情報として、進入した駐車場の駐車場番号、および車両の現在位置情報を送信する。情報センタは、受信した情報が前述の駐車場への進入に関する情報であると判断した場合、例えば、車両の駆動源の停止等の情報の受信を開始し、前述のような駐車場情報判断処理を行う。
このように、本発明に係る駐車場情報判断システムは、車載用装置と、当該車載用ナビゲーション装置との間で通信処理を実行する情報センタとを備えるシステムとして具現化し、「進入判断手段」、「駐車判断手段」、「退出判断手段」および「混雑判定手段」のいくつかを車載用ナビゲーション装置が備え、残りを情報センタが備えるよう構成してもよい。
(3)上記実施形態では、本発明に係る駐車場情報判断システムを備えた車載用ナビゲーション装置1が情報センタ90を介して他の車両へ判定結果情報および駐車場特定情報を通知するものとしたが、本発明は、複数の車載用装置間で通信処理を実行する車車間通信により駐車場周辺のドライバーに満空情報を通知する構成に適用してもよい。例えば、図4(b)に示すように、退出時の自車両Aの位置a2から所定範囲内(例えば、位置a2から半径200mの範囲C)にある他の車両Bに搭載された車載用装置へ判定結果情報および駐車場特定情報を送信すれば、この情報を受信する手段を備えた車両Bのドライバーは、現在地周辺にある駐車場Pが混雑していることを把握できる。
(4)なお、上記実施形態は車載用ナビゲーション装置に適用した例としたが、本発明を車載用装置に適用する場合、このような装置はナビゲーション装置に限らず、車両に搭載される他の装置としてもよい。
続いて、上記実施形態の駐車場情報判断処理に変更を加えたバリエーションを以下に紹介する。
(5)上記実施形態による駐車場情報判断処理において、図5に示すような出入口が2箇所にある駐車場P内を、駐車を目的とせずに単に通過した場合には、車両Aが出入口P2から進入しP3から退出するため、エンジンがOFFされず混雑状態であると判定されてしまうことを考慮した構成としてもよい。具体的には、地図データ内の駐車場のうち、本駐車場情報判断処理の判断対象とする駐車場から、出入口が複数ある駐車場を対象外とするように構成するのが望ましい。また、例えば、同一の出入口から進入して退出する場合にエンジンがOFFされなかった場合にのみ、混雑していたと判定する、というような構成にしてもよい。したがって、図5の駐車場Pのような出入口が複数ある駐車場への進入は判断しないものとして、あらかじめ駐車場情報に駐車場の出入り口が1箇所であるか複数箇所であるかを記憶しておくことが考えられる。
(6)さらに、本発明に係る駐車場情報判断システムを具現化した上記実施形態の構成には、駐車判断手段として車両のドアの開放を判断するドア開放判断手段を加え、エンジンがOFFされたか否かの判断に加え、車両のドアが開放されたか否かの判断を行い、駐車場に進入した車両の退出が判断されるまでにエンジンがOFFされず、かつ車両のドアも開放されなかったと判断された場合を駐車場が混雑していると判定するような判定基準を設けてもよい。
具体的には、上述したドア解放判断手段の一例として、車両のドア毎に、当該ドアの開閉を監視して開放を判断するセンサを設けることが挙げられる。このセンサがドア開放を検知したとき、例えば、車載用ナビゲーション装置1の制御部10に検知信号が出力され、制御部10がこの検知信号を基にドアの開放を判断するといった構成が考えられる。これにより、車両が駐車場に進入した後エンジンOFFがされない場合においても、例えば同乗者が降りるために停車しただけのケースでは、車両のドアが開放される蓋然性が高いことを利用して、エンジンがOFFされず、かつ車両のドアも開放されなかったと判断された場合に駐車場が混雑していたという判定を行うことにより、さらに精度よく駐車場の混雑状況を判断することができる。このように、本発明では、駐車場の混雑状況の判断をより効果的に行うために、駐車場情報判断システムの各処理に適宜改良を加えてもよい。
(7)なお、上記実施形態の駐車場情報判断システムのS60の処理によりエンジンOFF検出器を停止するタイミングは、S40の処理終了後であればS50の処理を実行する前であってもS70の処理以降であってもよい。また、本駐車場情報判断処理とは関係なく常にエンジンOFF検出器が作動していてもよく、このような場合は、S20、S60およびS80を省略できる。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
本発明に係る実施形態の車載用ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施形態における駐車場情報判断処理を示すフローチャートである。 エンジンOFFによる判断を示す説明図である。 (a)は情報センタを経由する通信を示す説明図であり、(b)は車車間通信を示す説明図である。 出入口が2箇所にある駐車場を示す説明図である。
符号の説明
1:車載用ナビゲーション装置、10:制御部(進入判断手段、退出判断手段、混雑判定手段)、20:位置検出器、21:地磁気センサ、22:ジャイロスコープ、23:距離センサ、24:GPS受信機、30:地図データ記憶部、40:操作スイッチ群、50:エンジンOFF検出器(駐車判断手段)、60:通信部(送信手段)、70:描画部、70a:ディスプレイ、71:音声出力部、71a:スピーカ、80:情報記憶部、90:情報センタ。

Claims (5)

  1. 車両が駐車場へ進入したか否かを判断する進入判断手段と、
    前記車両が駐車したか否かを判断する駐車判断手段と、
    前記車両が前記駐車場から退出したか否かを判断する退出判断手段と、
    前記進入判断手段にて前記車両の進入が判断されたのち、前記駐車判断手段にて前記車両が駐車したと判断されずに前記退出判断手段にて前記車両の退出が判断された場合は、前記駐車場が混雑していると判定する混雑判定手段と、
    を備えることを特徴とする駐車場情報判断システム。
  2. 請求項1記載の駐車場情報判断システムにおいて、
    前記駐車判断手段は、前記車両の駆動源が停止されない場合に前記車両が駐車していないと判断することを特徴とする駐車場情報判断システム。
  3. 請求項2記載の駐車場情報判断システムにおいて、
    前記駐車判断手段は、前記車両のドアが開放されない場合に前記車両が駐車していないと判断することを特徴とする駐車場情報判断システム。
  4. 請求項1から3記載の駐車場情報判断システムにおいて、
    前記混雑判定手段による判定結果を外部へ送信する送信手段を備えることを特徴とする駐車場情報判断システム。
  5. 車両が駐車場へ進入したか否かを判断する進入判断処理、
    前記車両が駐車したか否かを判断する駐車判断処理、
    前記車両が前記駐車場から退出したか否かを判断する退出判断処理、
    および、前記進入判断処理にて前記車両の進入が判断されたのち、前記駐車判断処理にて前記車両が駐車したと判断されずに前記退出判断処理にて前記車両の退出が判断された場合は、前記駐車場が混雑していると判定する混雑判定処理を含むことを特徴とする駐車場情報判断プログラム。
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