JP2009288154A - 位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、指示体以外から投射された光であるノイズ光の有無を検出することが可能な位置検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による位置検出装置は、同期信号投射手段5、6によって投射された非可視光を表示スクリーン11の前面11a側から受光することにより、非有効期間を認識する間、表示スクリーン11の前面11a側に光を投射して指示することが可能な指示体2と、指示体2から投射された光と指示体2以外から投射された光とを表示スクリーン11の背面11b側から撮影して電気信号に変換する撮像手段3と、撮像手段3にて変換された指示体2以外から投射された光の電気信号を解析し、表示スクリーン11上における指示体2以外から投射された光の有無を検出する画像処理手段4Bとを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示画面上に指示された指示体の位置を検出する位置検出装置に関し、特に、外部からのノイズ光を検出することが可能な位置検出装置に関する。
光学的に画面上の指示位置を検出する装置では、位置検出装置である赤外線カメラと入力装置である赤外線LED(Light Emitting Diode)が内蔵された指示体との組み合わせによって、赤外線カメラの出力画像から指示体の座標を求める方式がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−240407号公報
特許文献1では、外部から指示体と略同一の波長を有する光源、特にレーザー光のように直進性が優れた光線が照射されると、これら外乱光と指示体との区別ができないため指示体の位置を正確に検出することができず、ノイズの有無についても区別できないという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、指示体以外から投射された光であるノイズ光の有無を検出することが可能な位置検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明による位置検出装置は、投影装置から表示スクリーンの背面側に投射される映像の非有効期間を検出し、非有効期間に非可視光を表示スクリーンの背面側に投射する同期信号投射手段と、同期信号投射手段によって投射された非可視光を表示スクリーンの前面側から受光することにより、非有効期間を認識する間、表示スクリーンの前面側に光を投射して指示することが可能な指示体と、指示体から投射された光と指示体以外から投射された光とを表示スクリーンの背面側から撮影して電気信号に変換する撮像手段と、撮像手段にて変換された指示体から投射された光の電気信号を解析し、表示スクリーン上における指示体の指示位置を算出する第1の画像処理手段と、撮像手段にて変換された指示体以外から投射された光の電気信号を解析し、表示スクリーン上における指示体以外から投射された光の有無を検出する第2の画像処理手段とを備えることを特徴とする。
本発明によると、同期信号投射手段は投影装置から表示スクリーンの背面側に投射される映像の非有効期間を検出し、非有効期間に非可視光を表示スクリーンの背面側に投射し、指示体は同期信号投射手段によって投射された非可視光を表示スクリーンの前面側から受光することにより、非有効期間を認識する間、表示スクリーンの前面側に光を投射して指示することが可能であり、撮像手段は指示体から投射された光と指示体以外から投射された光とを表示スクリーンの背面側から撮影して電気信号に変換し、第2の画像処理手段は撮像手段にて変換された指示体以外から投射された光の電気信号を解析し、表示スクリーン上における指示体以外から投射された光の有無を検出するので、指示体以外から投射された光であるノイズ光の有無を検出することが可能である。ノイズ光を検出した場合は、表示スクリーン上に警告等を表示することにより使用者がノイズ源となる光源を除去または、ノイズ源から当該位置検出装置を隔離することにより安定して動作させることが可能となる。
本発明の実施形態について、図面を用いて以下に説明する。
図1は、本発明の実施形態による位置検出装置の構成図である。図1に示すように、本実施形態による位置検出装置は、DLP(Digital Light Processing)(登録商標)あるいは液晶プロジェクタである投影装置12から出力される映像信号の同期信号を検出して映像ブランキング期間(非有効期間)を示す同期信号を生成する同期信号生成手段6(同期信号投射手段)と、同期信号生成手段6にて生成された同期信号に基づいて非可視光を表示スクリーン11に投射する非可視光投射手段5(同期信号投射手段)と、非可視光投射手段5から出力される非可視光を受光して同期信号を解析し、映像信号のブランキング期間のみ所定の波長の光を表示面11a側から表示スクリーン11に投射する指示体2Aおよび2B(以下、指示体を総称して指示体2とする)と、同期信号生成手段6にて生成された同期信号に基づいて映像信号のブランキング期間に指示体2から投射された光を表示スクリーン11の背面11b側から撮影して電気信号に変換する撮像手段3と、撮像手段3にて変換された指示体2から投射された光の電気信号を解析し、表示スクリーン11上における指示体2の指示位置を算出する画像処理手段4A(第1の画像処理手段)と、撮像手段3にて変換された指示体2以外から投射された光(以下、ノイズ光とする)の電気信号を解析し、表示スクリーン11上におけるノイズ光の有無を検出する画像処理手段4B(第2の画像処理手段)とを備えている。なお、非可視光投射手段5から投射される非可視光は、例えば赤外線であってもよい。
指示体2は、表示スクリーン11の表示面11aに先端部を当てて、所定の波長の光を表示スクリーン11に投射する。図2は、本発明の実施形態による指示体2の構成図である。図2に示すように、指示体2は、非可視光投射手段5から投射された光を受光して電気信号に変換する受光部26と、受光部26から出力された信号を同期信号に変換する同期処理部27と、波長が各々異なる複数のダイオード(21a、21b、21c)を備える発光部21と、指示体2から投射させる光の波長、すなわち発光ダイオード21a、21b、21cのいずれか1つを選択するためのスイッチ22と、同期処理部27から出力される同期信号に従って選択された発光部21を駆動させるドライバ23と、発光部21から出力される光を効率よく投射するために指示体2の先端部に設けられたレンズ24と、指示体2を駆動させるための電源であるバッテリー25とからなり、それらは筐体28に収められている。
発光部21は、波長の異なる3種類の発光ダイオード21a、21b、21cを備えており、発光ダイオード21aは赤(660nm)、発光ダイオード21bは青緑(550nm)、発光ダイオード21cは青(440nm)の光をそれぞれ発光する。スイッチ22の操作で発光ダイオード(21a、21b、21c)を切り替えることによって、指示体2から投射される光の波長を変更することができる。
本発明の実施形態では、指示体2Aおよび指示体2Bを使用し、指示体2Aはスイッチ22の操作によって発光ダイオード21aを選択して赤色の光を投射するように設定し、指示体2Bはスイッチ22の操作によって発光ダイオード21bを選択して青緑の光を投射するように設定する。このとき、指示体2Aおよび指示体2Bが投射する光の波長が重ならない(同一とならない)ようにする。なお、本実施形態では、2つの指示体2Aおよび指示体2Bを使用したが、1つまたは3つ以上の指示体2であってもよい。また、4つ以上の指示体2を使用する場合は複数の発光ダイオードを同時に使用すればよく、例えば、赤色(発光ダイオード21a)と青色(発光ダイオード21c)とを同時に使用すればマゼンタ色となって認識可能となる。
撮像手段3は、図1に示すように、投影装置12に近接するように筐体(図示せず)内に収納され配置されている。すなわち、投影装置12の前面と撮像手段3の前面とが表示スクリーン11と略平行な平面内に並ぶように設置されている。こうすることによって、撮像手段3の撮像範囲は投影装置12が表示スクリーン11上に映像を投影する範囲を含む。また、撮影装置12が表示スクリーン11上に映像を投影する光路を撮像手段3が遮断することもない。撮像手段3には、波長によって光を区別するための光学フィルタ(図示せず)が設けられており、指示体2から投射された光を波長ごとに区別して電気信号に変換した後、画像処理手段4の画像処理手段4Aに出力される。
画像処理手段4Aでは、波長ごとに区別した電気信号を撮像手段3から入力し、入力された電気信号に基づいて指示体2Aおよび指示体2Bの位置を判別して、表示スクリーン11上の2次元座標として処理により算出する。算出された指示体2Aおよび指示体2Bの2次元の位置情報は、LAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)などの外部インターフェース30を経由してコンピュータ31に入力される。
一方、画像処理手段4Bでは、撮像手段3にて変換されたノイズ光の電気信号を解析し、表示スクリーン11上におけるノイズ光の有無を検出し、検出した情報は外部インターフェース30を経由してコンピュータ31に入力される。コンピュータ31では、ノイズ光の存在が検出されたときに、その存在を表示スクリーン11に表示させて知らせるための映像情報を生成し、投影装置12によって映像情報を表示させる。なお、画像処理手段4Aと画像処理手段4Bとは共有されていてもよい。
同期信号生成手段6は、投影装置12から投射される映像の垂直同期信号と有効映像とが出力されない期間(ブランキング期間)を検出して同期信号として非可視光投射手段5および画像処理手段4に出力する。非可視光投射手段5では、同期信号生成手段6から入力される同期信号の有効期間のみ、例えば赤外線などの非可視光のパルスを表示スクリーン11上に投射する。一方、画像処理手段4では、同期信号生成手段6から入力された同期信号に基づいて撮像タイミング信号を生成して撮像手段3に出力する。撮像手段3による撮像タイミングは、図3(f)に示すように、指示体2の発光期間であるブランキング期間と指示体2が発光しないブランキング期間以外の期間とにおいて、それぞれ撮像タイミング信号が画像処理手段4から撮像手段3に出力される。撮像手段3は、画像処理手段4からの撮像タイミング信号に従って、ブランキング期間で指示体2の光を、それ以外の期間でノイズ光を検出するために撮像する。なお、ノイズ光を検出するための撮像タイミングは、発光ダイオード21の発光期間以外であればどの期間であってもよい。
コンピュータ31は、内部に映像情報を保有しており、映像情報を映像信号として投影装置12に出力する。このとき、外部インターフェース30を経由して画像処理手段4から指示体2Aおよび指示体2Bの位置情報が入力されると、コンピュータ31の内部にインストールされたアプリケーションソフトによって、入力された位置情報に基づいて映像情報を制御し、制御した映像情報を映像信号として投影装置12に出力する。
コンピュータ31から映像信号が入力された投影装置12は、表示スクリーン11の背面11b側に映像を投影し、投影された映像が表示スクリーン11の表示面11aで結像することによって、表示スクリーン11の表示面11a側から映像を見ることが可能となる。
次に、位置検出装置の動作について説明する。
図3は、本発明の実施形態による同期信号生成手段6の電気信号を示す図である。例えば、投影装置12に対して図3(a)および(b)に示すようなタイミングで映像の垂直同期信号および画像信号が入力されると、投影装置12は表示スクリーン11に対して図3(c)および(d)に示すようなタイミングで垂直同期信号および画像信号を出力する。投影装置12からは表示スクリーン11上に映像を投影する際、有効映像を出力する期間と、有効映像を出力しないブランキング期間とが存在する。このとき、同期信号生成手段6では、図3(e)に示すような投影装置12が出力する垂直同期信号から有効映像が生じるまでのブランキング期間を検出し、同期信号として非可視光投射手段5に出力する。非可視光投射手段5では、図3(e)の”L”期間のみ、同期信号生成手段6から入力される同期信号の有効期間として非可視光のパルスを表示スクリーン11上に投射する。
指示体2では、非可視光投射手段5から投射された非可視光のパルスを受光部26によって受光する。受光部26にて受光した非可視光のパルスを、同期処理部27にて図3(e)に示す同期信号に復元してドライバ23に出力する。ドライバ23では、同期処理部27から入力された同期信号の有効期間のみ、発光部21が駆動するように制御を行う。すなわち、投影装置12から表示スクリーン11上に投影される映像のうち、有効映像を出力しないブランキング期間のみ指示体2の発光ダイオード21a〜21cのいずれかが駆動するように制御を行う。
図4は、本発明の実施形態による撮像手段3によって検出された指示体2Aおよび指示体2Bの位置を示す図である。図4に示すように、指示体2Aおよび指示体2Bで発光した光を同時に表示スクリーン11の表示面11aに投射すると、指示体2A(波長660nm)の光20Aと、指示体2B(波長550nm)の光20Bが表示スクリーン11の背面11b側に映し出される。撮像手段3では、内部に備える光学フィルターによって指示体2Aおよび指示体2Bの光を区別し、図4に示すように光20Aおよび光20Bのみが像として検出される。そして、撮像手段3は、図3(f)に示す画像処理手段4から入力された撮像タイミング信号に従って光20A、光20B、およびノイズ光を撮像する。すなわち、撮像手段3は、投影装置12から表示スクリーン11上に投射された映像信号のブランキング期間に同期して出力される指示体2から投射される光とブランキング期間に同期していないほぼ連続光であるノイズ光とを撮像するように画像処理手段4によって制御される。
撮像手段3によって指示体2から投射される光を検出する際に、投影装置12から有効映像が出力されていると、表示スクリーン11の背面11b側では指示体2から投射された光と投影装置12から投射された映像とが干渉し合ってしまうが、撮像手段3による撮像を投影装置12から有効映像が投射されていない期間(ブランキング期間)に同期して行うため、撮像手段3が指示体2の位置を誤検出することはない。一般的なノイズ光は連続光であるため、指示体2の発光期間以外の光を検出することによって、周期的に発光する指示体2との区別を容易にすることができる。
画像処理手段4Aでは、指示体2から投射された光を撮像手段3より入力した信号から光20Aの電気信号SRと光20Bの電気信号SBとに分離し、表示スクリーン11上に指示された指示体2Aおよび指示体2Bの指示位置をそれぞれ独立して演算することによって求める。図5は、本発明の実施形態による画像処理手段4Aにおける座標演算の一例を示す図である。図5(a)〜(c)は、図4に示すx座標方向における指示体2Aおよび指示体2Bの位置を検出している。図5に示すように、(a)は水平同期信号、(b)は指示体2Aから投射された赤色の光20Aを検出する信号、(c)は指示体2Bから投射された青緑色の光20Bの位置を検出する信号を示している。(a)では、水平同期信号の起点SH0が表示スクリーン11上の水平方向の左端部(x=0)に対応し、終点SHeが表示スクリーン11上の水平方向の右端部(x=X)に対応する。SH0から(b)に示す指示体2Aの光20Aを検出するSRHまでの時間tRHによって、表示スクリーン11上の光20Aの水平方向の位置(Rx)を算出することができる。同様に、SH0から(c)に示す指示体2Bの光20Bを検出するSBHまでの時間tBHによって、表示スクリーン11上の光20Bの水平方向の位置(Bx)を算出することができる。
図5(d)〜(f)は、図4に示すy座標方向における指示体2Aおよび指示体2Bの位置を検出している。(d)は垂直同期信号、(e)は指示体2Aから投射された赤色の光20Aを検出する信号、(f)は指示体2Bから投射された青緑色の光20Bの位置を検出する信号を示している。(d)では、垂直同期信号の起点SV0が表示スクリーン11上の下端部(y=0)に対応し、終点SVeが表示スクリーン11上の上端部(y=Y)に対応する。SV0から(e)に示す指示体2Aの光20Aを検出するSRyまでの時間tRHによって、表示スクリーン11上の光20Aの垂直方向の位置(Ry)を算出することができる。同様に、SV0から(f)に示す指示体2Bの光20Bを検出するSByまでの時間tByによって、表示スクリーン11上の光20Bの垂直方向の位置(By)を算出することができる。
画像処理手段4Aによって演算された指示体2Aおよび指示体2Bの2次元の位置情報は、外部インターフェース30を経由してコンピュータ31に入力される。コンピュータ31では、入力された位置情報に基づいて保有する映像情報を制御する。そして、コンピュータ31にて制御された映像は、リアルタイムで表示スクリーン11に投射することによって表示される。
なお、本実施形態では、指示体2Aおよび指示体2Bの指示位置を表示スクリーン11上の2次元座標の位置として検出するようにしたが、X軸またはY軸のみの1次元座標として位置を検出するようにしてもよい。
また、画像処理手段4Bでは、撮像手段3にて指示体2が発光しないブランキング期間以外の期間で撮像して変換された電気信号の解析を行い、表示スクリーン11上におけるノイズ光の有無を検出する。検出結果の情報は、外部インターフェース30を経由してコンピュータ31に入力される。ノイズ光の存在が検出された場合には、ノイズ光が存在する旨の映像情報をコンピュータ31にて生成し、投影装置12によってスクリーン11に表示させる。
以上のことから、指示体2から表示スクリーン11の表示面11a側に投射した光を、表示スクリーン11の背面11b側から撮像手段3によって撮像して指示体2の指示位置を検出するので、表示スクリーン11上に障害物が存在する場合であっても、表示スクリーン11上に指示された単数または複数の指示体2の指示位置を正確に検出することが可能である。また、表示スクリーン11上に投影装置12から映像が映し出されていない期間、すなわち非有効期間のみ、指示体2から光が投射され、かつ指示体2から光が投射されるタイミングに同期して撮像手段3によって撮像するように制御されるので、表示スクリーン11上に表示された指示体2の指示位置が誤検出されることがない。さらに、スクリーン11上において、指示体2以外から投射された光であるノイズ光の有無を検出することが可能である。ノイズ光を検出した場合は、表示スクリーン11上に警告等を表示することにより使用者がノイズ源となる光源を除去または、ノイズ源から当該位置検出装置を隔離することにより安定して動作をさせることが可能となる。
また、撮像手段3に備えられているカメラの前面と撮影装置12の前面とが表示スクリーン11に対して略平行の同一平面内に並ぶように設置したので、投影装置12から表示スクリーン11に投射された光の光路を撮像手段3が遮断することなく、表示スクリーン11に映し出される映像の質を低下させることもない。
撮像手段3は、指示体2から投射された所定の波長の光を区別して電気信号に変換するように構成したので、表示スクリーン11上に単数または複数の指示体2から投射された光をそれぞれ区別し、指示体2以外の外光などを誤認識することなく正確に指示体2の指示位置を検出することができる。複数の指示体2を使用することには、それぞれの指示体2から投射される光の波長を適宜変更可能であるため、複数の指示体2を同時に使用しても表示スクリーン11上に示されたそれぞれの指示位置を独立して検出することができる。本実施形態では、指示体2に3種類の異なる波長の光を選択して投射することができるようにしたので、3つの指示体2A〜2Cを同時に使用しても、各指示体2A〜2Cから投射される光の波長が重ならないようにスイッチ22によって調整すれば、各指示体2A〜2Cの指示位置を同時に独立して算出することが可能である。このときの指示体2から投射される光の波長は、投影装置12の光源の線スペクトルとは異なる波長である。なお、撮像手段3が区別可能な波長の種類、およびそれに対応する指示体2から投射される光の波長の種類を増加させれば、同時に使用できる指示体2の数を増加させることが可能である。
指示体2は、バッテリー25によって発光部21の発光ダイオード21a〜21cを駆動しているが、投影装置12から投射される映像のブランキング期間のみ発光ダイオード21a〜21cを駆動しているため、消費電力を軽減することができ、バッテリー25の寿命を延ばすことができる。また、指示体2にレーザー光のように集光性を有する光源を搭載して、離れた位置から表示スクリーン11にスポット的に照射できるようにすれば、指示体2を表示スクリーン11に押し当てることなく位置を指示することが可能である。
また、指示体2が光を投射する期間を、図3(e)に示すように出力映像の垂直同期信号の直後とする必要はなく、投影装置12から出力される映像信号のブランキング期間に同期させて制御すればよい。さらに、指示体2は図3(e)に示す同期信号の立ち下がりエッジを検出してから一定期間光を投射するように制御してもよい。投影装置12から出力される映像信号のブランキング期間が複数回ある場合は、1フレーム内のいずれか一回のブランキング期間に同期して指示体2から投射される光の発光制御および撮像の制御を行ってもよい。
図6は、本発明の実施形態による同期信号生成手段6の電気信号を示す図である。例えば、投影装置12に備えられる単一光源から出力された光をR、G、Bの3板式カラーホイールを使用して時分割処理する場合、投影装置12から出力される映像の有効領域はカラーホイールR、G、B単位でまとめて出力される。ここで、カラーホイールを映像信号の3倍速で回転させた場合は、図6(d)に示すように投影装置12から出力される映像の有効領域は1フレームを9分割されて出力されるため、ブランキング期間も9回存在する。この場合、指示体2において9回あるブランキング期間から任意のブランキング期間に同期して制御を行ってもよい。例えば、投影装置12から出力される映像信号の2番目のブランキング期間に同期して指示体2と撮像手段3とを制御する場合において、同期信号生成手段6は図6(e)に示すような同期信号を非可視光投射手段5および画像処理手段4に出力し、図6(f)に示すような撮像タイミングによって撮像手段3の制御を行う。
なお、本実施形態では非可視光投射手段5から赤外線などの非可視光を投射したが、電波などを用いて指示体2に対して投影装置12から投影される映像のブランキング期間を伝達しても同様の効果を奏する。
以上のことから、表示スクリーン11上に指示された指示体2の位置検出ができるとともに、指示体2以外から投射された光であるノイズ光の有無を検出することが可能となる。
本発明の実施形態による位置検出装置の構成図である。 本発明の実施形態による指示体の構成図である。 本発明の実施形態による同期信号生成手段の電気信号を示す図である。 本発明の実施形態による撮像手段によって検出された指示体の位置を示す図である。 本発明の実施形態による画像処理手段における座標演算の一例を示す図である。 本発明の実施形態による同期信号生成手段の電気信号を示す図である。
符号の説明
1 指示体、3 撮像手段、4A 画像処理手段、4B 画像処理手段、5 非可視光投射手段、6 同期信号生成手段、11 表示スクリーン、11a 表示面、11b 背面、12 投影装置、21 発光部、22 スイッチ、23 ドライバ、24 レンズ、25 バッテリー、26 受光部、27 同期処理部、28 筐体、30 外部インターフェース、31 コンピュータ。

Claims (7)

  1. 投影装置から表示スクリーンの背面側に投射される映像の非有効期間を検出し、前記非有効期間に非可視光を前記表示スクリーンの背面側に投射する同期信号投射手段と、
    前記同期信号投射手段によって投射された前記非可視光を前記表示スクリーンの前面側から受光することにより、前記非有効期間を認識する間、前記表示スクリーンの前面側に光を投射して指示することが可能な指示体と、
    前記指示体から投射された光と前記指示体以外から投射された光とを前記表示スクリーンの前記背面側から撮影して電気信号に変換する撮像手段と、
    前記撮像手段にて変換された前記指示体から投射された光の前記電気信号を解析し、前記表示スクリーン上における前記指示体の指示位置を算出する第1の画像処理手段と、
    前記撮像手段にて変換された前記指示体以外から投射された光の前記電気信号を解析し、前記表示スクリーン上における前記指示体以外から投射された光の有無を検出する第2の画像処理手段と、
    を備える、位置検出装置。
  2. 前記第2の画像処理手段にて前記指示体以外から投射された光の存在が検出されたとき、前記存在を前記表示スクリーンに表示させて知らせることを特徴とする、請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記第1の画像処理手段と前記第2の画像処理手段とは共用されることを特徴とする、請求項1に記載の位置検出装置。
  4. 前記撮像手段の前面と前記投影装置の前面とが前記表示スクリーンに対して略平行の同一平面内に並ぶように設置されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の位置検出装置。
  5. 前記同期信号投射手段から投射される前記非可視光は赤外線であることを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の位置検出装置。
  6. 前記撮像手段は、前記指示体から投射された所定の波長の光を区別して電気信号に変換することを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の位置検出装置。
  7. 前記撮像手段は、複数の前記指示体から投射された各々異なる所定の波長の光を区別して電気信号に変換することを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の位置検出装置。
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