JP2017220880A - 投影装置及び投影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影装置が投影した投影画像に対して汎用的なポインタから照射されたポインタ光の視認性を向上させる技術を提供する。【解決手段】投影装置100は、入力信号に応じた投影用画像を投影面に投影する投影部40と、ユーザによって登録されたポインタ光を含む投影面が撮像された画像を取得する画像取得部60と、投影面においてポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画する領域描画部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、投影装置及び投影方法に関する。
会議やプレゼンテーションを開催するときに、発表者やプレゼンターは、コンピュータやメディアプレーヤー等からの画像をプロジェクタ等の投影装置を用いてスクリーン上に投影することがある。このとき、発表者やプレゼンターは、レーザポインタを用いて投影画像における要点を明示しながら説明することが多い。
発表者やプレゼンターがレーザポインタをスクリーン上に照射する場合、投影画像の明るさや背景色によってはポインタ光が視聴者に見づらいことも起こりうる。このため、プロジェクタ等により投影する光学的な波長と、投影画面に対しての指し位置を示すための光学的なポインタの波長とで異なった波長を用いることにより、投影画面上の光ポインタが示している位置を認識し、認識した位置に対し識別しやすい色彩、マーク等を再投影する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−118807号公報
上記のような技術では、レーザポインタの波長を特殊な波長とし、かつ特殊な透過帯域を有するフィルタを介して撮像することが必要となる。結果としてレーザポインタや撮像手段に対して特殊な制約が要求されるため、装置の大型化、高コスト化を招来しかねない。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、投影装置が投影した投影画像に対し、汎用的なポインタから照射されたポインタ光の視認性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のある態様の投影装置は、入力信号に応じた投影用画像を投影面に投影する投影手段と、ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画する領域描画手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の態様は、投影方法である。この方法は、入力信号に応じた投影用画像を投影面に投影するステップと、ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得するステップと、前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画するステップと、をプロセッサが実行することを特徴とする。
本発明のさらに別の態様は、電子機器である。この電子機器は、投影装置が投影面に投影するための投影用画像を入力信号に応じて生成する投影用画像生成手段と、ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得する画像取得手段と、前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画する領域描画手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、投影装置が投影した投影画像に対し、汎用的なポインタから照射されたポインタ光の視認性を向上させる技術を提供することができる。
第1の実施の形態に係る投影装置の全体構成を模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係る投影装置の機能構成を模式的に示す図である。 投影装置とその投影面とを横から見た場合の外観を示す図である。 第1の実施の形態に係る投影装置が実行するポインタ光登録処理を説明するための図である。 撮像部が撮像したポインタ光の色の強度の一例を模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係る画像処理装置の機能構成を模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係る移動方向予測部が実行するポインタ光の移動位置の予測処理を説明するための図である。 第1の実施の形態に係る領域描画部が描画する領域の配色の一例を示す図である。 第1の実施の形態に係る投影装置が実行する投影処理の流れを説明するためのフローチャートである。 第2の実施の形態に係る投影装置が描画する領域を説明するための図である。 第3の実施の形態に係る投影システムの構成を模式的に示す図である。
<第1の実施の形態の概要>
図1を参照しながら、本発明の実施の形態の概要を述べる。
図1は、第1の実施の形態に係る投影装置100の全体構成を模式的に示す図である。投影装置100は入力信号に応じた投影用画像を生成する。投影装置100は投影用画像に基づいて画像表示光を生成し、投影面に投影画像400を投影する。
投影装置100は投影画像400を被写体に含む動画像を取得するように構成されている。投影装置100はまた、予めユーザによって登録されたポインタ500が照射するポインタ光520の特徴を記憶している。これにより、投影装置100は予め登録されたポインタ光520の特徴に基づいて、取得した動画像に写っているポインタ光520の位置を特定したり、ポインタ光520を追跡したりすることができる。ユーザによって予め登録されたポインタ光520の特徴を用いることにより、投影装置100はポインタ500が照射するポインタ光の波長や形状等に限定されず、一般に市販されているレーザポインタを含む種々のポインタ500のポインタ光を検出することができる。
投影装置100は、投影画像400においてポインタ光520の位置を含む所定の領域540がポインタ光520の色又は輝度とは異なる画像となるように画像表示光を生成する。ここで「所定の領域540」とは、投影用画像上においてポインタ光520の位置を明示するとともに、ポインタ光520を目立たせるために投影装置100が描画する領域である。これにより、投影画像400におけるポインタ光520とその背景との色や明るさのコントラストが大きくなるので、投影画像400を観察する視聴者のポインタ光520の視認性が向上する。
投影装置100はまた、取得した画像に写っているポインタ光520を追跡することにより、投影画像400においてポインタ光520が移動したポインタ軌跡530を描画することもできる。ポインタ光520は軌跡の端部に存在するため、投影画像400を観察する視聴者はポインタ光520を見つけることが容易となる。結果として、ポインタ光520の視認性をさらに向上することができる。またポインタ500のユーザは、ポインタ光を用いて投影面上に文字や記号等を表示させることもできる。
以下、第1の実施の形態に係る投影装置100についてより詳細に説明する。
<投影装置100の機能構成>
図2は、第1の実施の形態に係る投影装置100の機能構成を模式的に示す図である。第1の実施の形態に係る投影装置100は、信号入力部10、光源部20、光学部30、投影部40、撮像部50、画像取得部60、設定受付部70、ポインタ光登録部80、及び画像処理部200を含む。
信号入力部10は、コンピュータやメディアプレーヤー等からの画像信号が接続される入力インタフェースである。画像信号としては、デジタルインタフェース規格であるHDMI(High-Definition Multimedia Interface;登録商標)やDisplayPort(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)やHDBaseT(登録商標)、Ethernet(登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)等、及びアナログインタフェース規格であるVGA(Video Graphics Array)やD端子、S端子等、種々の規格に対応できるようにしてもよい。また投影装置100は、Wi−Fi(登録商標)等の無線LAN(Local Area Network)等、様々な通信規格に対応できるようにしてもよい。投影装置100は、RS232C等、低速なインタフェース信号にも対応できるようにしてもよい。
画像処理部200は、様々な画像処理を行う演算部である。画像処理部200は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の計算リソースによって実現され、投影装置100の各部を制御する制御部としても機能する。なお、画像処理部200の詳細は後述する。光源部20は、ランプやLED(Light Emitting Diode)、又はレーザ等による発光部である。光学部30は、光源部20が発する光と画像処理部200が出力した信号とにより、カラー画像を生成する。光学部30は、例えば、透過型液晶パネルや反射型液晶パネル、又はDMD(Digital Mirror Device)と呼ばれる反射型ミラーパネル等によって実現される。
光学部30を実現するための各パネルは光学変調素子とも呼ばれる。光学部30は、光源部20からの光を光の3原色に分離し、各原色光に対し画像処理部200からの信号により強度的な変調をかけ、この変調された3原色光を再合成する。投影部40は、光学部30が再合成した画像表示光を拡大して投影面に投影する。これにより、投影装置100は、コンピュータやメディアプレーヤー等からの画像をスクリーン上に投影することができる。
撮像部50は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)イメージセンサ等による撮像デバイスである。撮像部50はカラー撮像デバイスであり、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色に対応した画素が縦と横に並べられる。撮像部50は数十万〜数百万の画素を備え、各画素の大きさは例えば数マイクロメートル〜数十マイクロメートルである。
一例として、投影画像400が、アスペクト比が4:3の100型程度の大きさの画像である場合を考える。この場合、投影画像400の大きさは縦1.5メートル、横2.0メートル程度となる。撮像部50を1088×2048の画素で構成した場合、縦は1画素あたり1.38ミリメートル、横は0.977ミリメートル程度となる。
ここで、ポインタ500のポインタ光520が直径5ミリメートルの円形状と仮定すると、撮像部50がポインタ光520を撮像した場合、複数の画素がポインタ光520を構成することになる。撮像部50が撮像したポインタ光520を含む画像を信号処理することにより、画像処理部200は投影画像400におけるポインタ光520の位置を検出することができる。
なお、撮像部50は、画像処理部200から出力されたタイミング信号により投影画像400を撮像してもよいし、撮像部50の内部のクロック信号に基づいて投影画像400を撮像してもよい。ここで、撮像部50の撮像レートは、例えば30フレーム/秒程度であってもよいし、それよりも低い数フレーム/秒等としてもよいし、それよりも速い数十フレーム/秒又は百フレーム/秒以上としてもよい。
画像取得部60は、撮像部50が撮像した画像を取得する。ポインタ光登録部80は、投影装置100のユーザがポインタ500を用いて投影面に照射したポインタ光520を、図示しない記憶部に登録して記憶する。より具体的には、ポインタ光登録部80は、撮像部50によって撮像されたポインタ光520を含む投影面の画像を画像取得部60から取得し、その画像に含まれるポインタ光520の特徴を記憶する。詳細は後述するが、ポインタ光登録部80は、投影面に照射されたポインタ光520の特徴として、色又は形の少なくともいずれか一方を記憶する。
設定受付部70は、図1に示したポインタ軌跡530の色及び線種、領域540の色、輝度又は形状、及びそれらの表示の有無等の設定のうち、少なくともいずれか一つの設定をユーザから受け付ける。これにより、ユーザはポインタ光520を目立たせるためのポインタ軌跡530や領域540を自由に調整することができる。なお設定受付部70は、ポインタ軌跡530の色や領域540の色及び形状に関する標準の設定を記憶している。ポインタ軌跡530の色や領域540の色及び形状に関する設定をユーザから受け付ける前は、設定受付部70は標準の設定を採用する。
図3は、投影装置100とその投影面とを横から見た場合の外観を示す図である。図3に示す例では、投影部40が投影した投影画像400を撮像するための撮像部50は、投影装置100に装備されている。
ここで、撮像部50は、投影画像400を撮像することができれば、どのように設置されてもよい。例えば撮像部50は、投影装置100の内部に設けられてもよいし、投影装置100の外部に取り付けられてもよい。あるいは、撮像部50は投影装置100とは異なる外部の装置として、投影装置100とは離れた場所に設置されてもよい。
図3に示す例では、撮像部50は、投影装置100の投影部40の下方に設置されている。しかしながら、撮像部50の配置位置は図3に示す例に限られず、先に述べたように投影画像400を撮像することができればどの位置に設置されてもよい。
<ポインタ光520の登録>
続いて、図4及び図5を参照して、ポインタ光520の登録処理について説明する。
図4は、第1の実施の形態に係る投影装置100が実行するポインタ光520登録処理を説明するための図である。図4に示すように、ユーザにポインタ光520を登録させる際に、投影装置100の画像処理部200は、光源部20、光学部30、及び投影部40を制御して、投影画像の一部にポインタ登録領域510を投影する。投影装置100の画像処理部200は、撮像部50を制御して、ユーザがポインタ500を用いてポインタ登録領域510中に照射したポインタ光520を撮像させる。ポインタ光登録部80は、画像処理部200の制御の下、撮像部50に撮像させた画像に含まれるポインタ登録領域510を解析することにより、ポインタ光520の情報を抽出する。
図5は、撮像部50が撮像したポインタ光520の色の強度の一例を模式的に示す図であり、より具体的にはポインタ光520が赤色である場合の強度を示す図である。ポインタ光520を検出した撮像部50のイメージセンサのR、G、Bに対する強度は、図5に示すように、Rが大きく、GとBとは小さくなる。ポインタ光登録部80は、ポインタ登録領域510を解析することにより、このようなポインタ光520の特徴を抽出し登録する。
図示はしないが、ポインタ光520が緑色である場合は、Gの強度が大きくなり、青色の場合はBの強度が大きくなる。このような場合、ポインタ光登録部80はこれらのポインタ光520の特徴を登録する。ポインタ光520のR、G、Bのレベルが拮抗し、ポインタ光520の彩度が低い場合には、ポインタ光登録部80はポインタ光520の輝度レベルをポインタ光520の特徴として登録してもよい。
ポインタ光520の形状に特徴がある場合、ポインタ光登録部80は、その形状を登録してもよい。例えば、円形、三角形、四角形、又は星形等、特徴ある形状を登録してもよい。この場合、ポインタ光登録部80は、ポインタ光520の形状を、例えばテンプレートマッチング等の既知の画像認識技術を用いて認識する。
なお、図4に示す例では、ポインタ登録領域510は白色の背景色となっている。しかしながら、ポインタ登録領域510の色は白色に限定されず何色でもよく、設定受付部70を介してユーザが自由に設定することができる。ポインタ光登録部80は、ポインタ500を照射する前のポインタ登録領域510の画像と、ポインタ500を照射したときのポインタ登録領域510の画像との差を取ることにより、ポインタ登録領域510の色の影響を低減する。これにより、ポインタ光登録部80は、ポインタ登録領域510によらずポインタ光520の情報を抽出することができる。
<画像処理部200の機能構成>
続いて、第1の実施の形態に係る投影装置100が備える画像処理部200について、より詳細に説明する。画像処理部200は、主に以下の3つの処理を実行する。
第1の処理は、信号入力部10から取得した入力信号に応じた投影用画像を生成する投影用画像生成処理である。第2の処理は、投影面に投影された投影用画像におけるポインタ光520の位置を含む所定の領域540を描画する領域描画処理である。第3の処理は、投影面において移動したポインタ光520の移動の軌跡を描画する軌跡描画処理である。
図6は、第1の実施の形態に係る画像処理部200の機能構成を模式的に示す図である。画像処理部200は、画像合成部210、画像バッファ220、レイヤ統合部225、駆動部230、ポインタ位置検出部250、ポインタ軌跡演算部270、移動方向検出部300、移動方向予測部310、及び領域演算部320を備える。画像合成部210は、投影用画像生成部212、軌跡描画部214、及び領域描画部216を備える。
投影用画像生成部212は上述した第1の処理を実行する。より具体的には、投影用画像生成部212は、信号入力部10が取得した入力信号に応じた投影用画像を生成し、画像バッファ220に格納する。
図示はしないが、画像バッファ220は投影用画像用のバッファ、軌跡描画用のバッファ、及び領域540描画用のバッファをそれぞれ備える。この場合、投影用画像、ポインタ光520の移動の軌跡、及び所定の領域540とは、それぞれ別のレイヤに描画されることになる。そこでレイヤ統合部225は、各バッファに対応する複数のレイヤを統合して合成し、投影用画像を生成する。
駆動部230は、レイヤ統合部225が生成した投影用画像に基づいて光学部30の光学変調素子を駆動する。光学部30の光学変調素子は強度的な変調を印加した3原色光を再合成し、投影部40は、再合成された画像を拡大して投影面に投影する。これにより、投影面に投影された画像上に、ポインタ光520の位置を含む所定の領域540と投影用画像にポインタ光520の移動の軌跡とが描画されて表示される。
なお、画像バッファ220は投影用画像用のバッファ、軌跡描画用のバッファ、及び領域540描画用のバッファそれぞれを個別に備える代わりに、共通する一つのバッファを備えていてもよい。この場合、軌跡描画部214及び領域描画部216は、それぞれポインタ光520の移動の軌跡とポインタ光520の位置を含む所定の領域540とを、画像バッファ220に格納された投影用画像に上書きすることになる。
投影用画像、ポインタ光520の移動の軌跡、及び所定の領域540が、それぞれ別のレイヤに描画される場合と、ポインタ光520の移動の軌跡とポインタ光520の位置を含む所定の領域540とが投影用画像に上書きされる場合とのいずれの場合であっても、投影部40が投影面に投影すれば、投影面を観察する視聴者は投影用画像上にポインタ光520の移動の軌跡、及び所定の領域540が重畳して描画されているように観察される。したがって以下本明細書においては、両者を特に区別する場合を除き、投影用画像上にポインタ光520の移動の軌跡、及び所定の領域540を「描画する」又はそれと類似する表現を用いる。
ポインタ位置検出部250は、ポインタ光登録部80が登録したポインタ光520の色や線種等の情報に基づいて、画像取得部60が取得したポインタ光520を含む投影面が撮像された画像におけるポインタ光520の位置を検出する。より具体的には、ポインタ位置検出部250は、ポインタ光登録部80が登録したポインタ光520の色や線種等の情報に基づいて、ポインタ光520の色と強度、又は形状に関する情報と、ポインタ光520を含む投影面が撮像された画像とを比較し、ポインタ光520を検出する。
第1の実施の形態に係る撮像部50はユーザによって登録されたポインタ光520を含む投影面を動画で撮像する。このため、画像取得部60も、ユーザによって登録されたポインタ光520を含む投影面が撮像された動画像を取得する。ポインタ位置検出部250は、画像取得部60が取得した動画像の各フレームにおけるポインタ光520の位置を検出する。
移動方向検出部300は、ポインタ位置検出部250が動画像の各フレームにおいて検出したポインタ光520の位置に基づいて、ポインタ光520の移動方向を検出する。移動方向予測部310は、移動方向検出部300が算出した移動方向に基づいて、ポインタ光520の移動位置を予測する。
図7(a)−(b)は、第1の実施の形態に係る移動方向予測部310が実行するポインタ光520の移動位置の予測処理を説明するための図である。
図7(a)は、撮像部50が撮像した画像の一例を示し、より具体的には、撮像部50が時刻n−2、時刻n−1、及び時刻nで撮像した画像を例示している。図7(a)において、白丸Pn−2は時刻n−2において撮像部50が撮像したポインタ光520を示している。また斜線を付した丸Pn−1は、時刻n−1において撮像部50が撮像したポインタ光520を示している。同様に、黒丸Pは時刻nにおいて撮像部50が撮像したポインタ光520を示している。
図7(b)は、各時刻におけるポインタ光520の位置を表現するための座標系を示す図である。図7(b)に示す例では、撮像部50が撮像した画像領域を示す矩形の一辺をX軸、他の辺をY軸、矩形の一つの頂点を原点とする直交座標系が示されている。この直交座標系を用いると、各時刻におけるポインタ光520の位置座標は、それぞれPn−2(Xn−2,Yn−2)、Pn−1(Xn−1,Yn−1)、及びP(X,Y)で表される。
移動方向検出部300は、撮像部50が異なるタイミングで撮像した画像に含まれる複数のポインタ光520の位置座標を比較し、ポインタ光520の移動方向を算出する。一例としては、(X−Xn−1,Y−Yn−1)がポインタ光520の移動ベクトルとなる。なお、各画像が撮像された時刻間の時間間隔は、撮像部50の撮像レートに依存する。移動方向予測部310は、撮像部50による各画像の撮像時刻の時間間隔とポインタ光520の移動ベクトルとにより、ポインタ光520のX方向及びY方向の移動速度を求める。
移動方向予測部310は、移動方向検出部300が算出した移動ベクトルに基づいて、撮像部50による次の撮像タイミングにおけるポインタ光520の位置座標を予測する。図7(b)では、X印で示されたP(X,Y)が、移動方向予測部310の予測した光源部20の位置座標である。
なお、移動方向予測部310は、撮像部50が撮像した3以上の画像に含まれるポインタ光520の位置座標に基づいて、撮像部50による次の撮像タイミングにおけるポインタ光520の位置座標を予測してもよい。これは例えば移動方向予測部310が、3以上の画像に含まれるポインタ光520のX座標及びY座標のそれぞれについて、既知の線形予測法等を用いて予測することにより実現できる。ポインタ光520の過去の動きをより多く予測に反映することができるので、予測の精度を高めることができる。
領域演算部320は、設定受付部70から領域540の色及び形状等の設定を取得する。領域演算部320は、移動方向予測部310が予測したポインタ光520の位置座標と領域540の色及び形状等の設定とに基づいて、ポインタ光520の位置に対応する位置を含む領域540を決定する。領域描画部216は、投影用画像における領域540の位置に、ポインタ光520の色又は輝度と異なる画像を描画する。これにより、投影面におけるポインタ光520の視認性を向上することができる。
ここで、領域演算部320は、投影面におけるポインタ光520の移動方向に基づいて、領域540に重畳する画像の形状を変更してもよい。例えば領域演算部320は、移動方向検出部300が算出した移動ベクトルと平行な長辺を持つ矩形領域を、領域540としてもよい。これにより、視聴者は領域540の形状からポインタ光520の移動方向を予測することができるので、ポインタ光520を見失うことを軽減することができる。
また領域演算部320は、投影面における一定の領域にポインタ光520が所定の時間が経過するまで留まることを契機として、領域540の描画を領域描画部216に開始させる。ここで「所定の時間」とは、領域演算部320が領域540を描画するか否かを決定するために参照する「領域描画基準時間」である。この時間は、例えば撮像部50のフレームレートに基づいて定められる。具体的には、領域描画基準時間は、撮像部50のフレームレートの整数倍(例えば30倍)として定められる。これにより、投影装置100のユーザは領域540の描画開始を投影装置100に明示的に指示することができるようになる。
図8は、第1の実施の形態に係る領域描画部216が描画する領域540の配色の一例を示す図である。図1に示す例では、領域540は、ポインタ光520を中心に含む円形状の領域である。ポインタ光520の色が図5に示す色である場合、領域描画部216は、図8に示すようにR(赤)の強度が小さく、G(緑)、またはB(青)、又はGとB(青緑)の強度が大きくなる領域540を描画してもよい。
なお設定受付部70は、領域540の色に関する設定をユーザから受け付ける前は、ポインタ光520に対してコントラストが大きくなるような色を領域540の標準の色として設定してもよい。設定受付部70は、ポインタ光520に対してコントラストが大きくなるような色として、例えばポインタ光520の補色を採用してもよい。あるいは、設定受付部70は、色相環におけるポインタ光520に対して所定の角度(例えば150度〜210度)ずらした色を領域540の標準の色としてもよい。このようにすることにより、ポインタ光520の周辺はポインタ光520とは異なる色の領域540で包括されるため、入力信号による画像から分離され、視聴者はポインタ光520の位置を見つけやすくなる。
ポインタ軌跡演算部270は、ポインタ光登録部80が記憶しているポインタ光520の色や線種等の情報を取得する。ポインタ軌跡演算部270は、ポインタ位置検出部250が検出した投影面におけるポインタ光520の位置に基づいて、ポインタ光520の軌跡を決定する。
ここでポインタ軌跡演算部270は、ポインタ位置検出部250において、所定時間続けてポインタ光520が検出されたかどうかを判定する。ポインタ軌跡演算部270は、ポインタ位置検出部250において、所定時間続けてポインタ光520が検出されることを契機として、ポインタ光520の軌跡を描画する。これにより、ユーザはポインタ光520の軌跡の描画開始を投影装置100に明示的に指示することができる。例えばユーザがポインタ500を動かすときにポインタ光520が短い時間だけたまたま投影面に照射される場合等には、ポインタ軌跡演算部270はポインタ光520の軌跡を描画しない。したがって、投影面に必要以上にポインタ光520の軌跡が描画されることを抑制できる。
なお、ポインタ軌跡演算部270は、ポインタ位置検出部250において所定時間続けてポインタ光520が検出された場合、その位置をポインタ光520の軌跡の描画開始位置とする。
ポインタ軌跡演算部270は、ポインタ位置検出部250からの信号に替えて、移動方向検出部300から取得した情報を軌跡の決定に利用してもよい。この場合、ポインタ光520が所定時間移動しない静止状態であれば、移動方向検出部300からの出力信号、すなわちポインタ光520の移動速度は概ねゼロとなる。そのため、ポインタ軌跡演算部270は、例えば、1秒間、移動方向検出部300からの出力信号が概ねゼロである場合に、投影用画像に重畳すべきポインタ光520の軌跡として決定してもよい。
軌跡描画部214は、ポインタ軌跡演算部270が決定したポインタ光520の軌跡を投影用画像に重畳する。これにより、投影面におけるポインタ光520の視認性をさらに向上することができる。また、投影装置100のユーザはポインタ500のポインタ光520により投影面に文字や記号、又は任意の形状の図を描くことにより、それらを投影面におけるポインタ軌跡として視聴者に示すことができる。
なお、画像合成部210中の投影用画像生成部212は、所定の間隔ごとに信号入力部10が生成した投影用画像の差分画像を計算する。投影用画像生成部212は、例えば計算した差分画像の画素値の総和が所定の閾値以上となる場合、投影用画像がユーザによって切り替えられたと判定する。軌跡描画部214は、投影用画像生成部によって投影面に投影された投影用画像がユーザによって切り替えられたと判定されるまで、ポインタ光520の軌跡を投影用画像に継続して描画する。一方、領域描画部216は、投影用画像に重畳する領域540をポインタ光520の移動にしたがって更新し、現在のポインタ光520付近の領域540のみが描画されるようにしてもよい。
領域540はポインタ光520の軌跡よりも投影用画像に重畳される面積が広い。このため、ひとたび投影用画像上に描画された領域540が残存すると、領域540によって投影用画像の多くの部分が覆われることが起こりうる。そこで領域描画部216は、ポインタ位置検出部250が新たなポインタ光520を検出することを契機として、その時点で描画している領域540を画像バッファ220から削除する。領域描画部216はまた、ポインタ位置検出部250が新たに検出したポインタ光520を含む新たな領域540を描画する。このように、領域描画部216が現在のポインタ光520付近の領域540のみが描画されるようにすることにより、過去に重畳した領域540によって投影用画像が遮蔽されることを抑制できる。
<投影装置100の各部が実行する投影処理の処理フロー>
図9は、第1の実施の形態に係る投影装置100が実行する投影処理の流れを説明するためのフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、投影装置100の制御部としても機能するCPUである画像処理部200が、投影装置100の各部を制御することによって実現され、例えば投影装置100が起動したときに開始する。
ステップS2では、画像処理部200のCPUが設定受付部70を制御し、軌跡描画部214が描画するポインタ光520の軌跡の色、輝度、又は線種のうち少なくともいずれか一つの設定をユーザから取得させる。画像処理部200のCPUはまた、設定受付部70を制御し、領域描画部216が描画する領域540の色又は輝度の少なくともいずれか一方の設定をユーザから取得させる。画像処理部200のCPUは、設定受付部70が取得した設定に基づいて、投影装置100により投影されるポインタ光520の軌跡と領域540のパラメータを設定する。パラメータの設定をした後、画像処理部200のCPUはステップS4の処理に進む。
ステップS4では、画像処理部200のCPUは、信号入力部10を制御し、PC(Personal Computer)等の外部機器から投影面に投影すべき映像信号を入力させる。映像信号を入力させると、画像処理部200のCPUはステップS6の処理に進む。
ステップS6では、画像処理部200のCPUは、信号入力部10に入力された映像信号を処理して投影面に投影するための投影用画像を生成する投影用画像生成部212として機能する。投影用画像の生成が終わると、画像処理部200のCPUはステップS8の処理に進む。
ステップS8では、画像処理部200のCPUは、ポインタ光登録部80を制御し、ユーザがポインタ500を用いて投影面に照射したポインタ光520の特徴を示す情報を登録して記憶させる。ポインタ光520の特徴を示す情報を記憶させると、画像処理部200のCPUはステップS10の処理に進む。
ステップS10では、画像処理部200のCPUは、ポインタ位置検出部250を制御して、登録されたポインタ光520の情報に基づいて、撮像部50が撮像した画像からポインタ光520の位置を検出させる。ポインタ光520の位置を検出させると、画像処理部200のCPUはステップS12の処理に進む。
ステップS12では、画像処理部200のCPUは、ポインタ光520を描画中であるかどうかを判定する。ポインタ光520が描画中でない場合(S12のNo)、画像処理部のCPUはステップS14の処理に進む。ステップS14では、画像処理部200のCPUは、所定時間続けてポインタ光520を検出したかどうかに基づいて、ポインタ光520の軌跡の描画開始位置を決定する。ポインタ光520の軌跡の描画開始位置を決定すると、画像処理部200のCPUはステップS16の処理に進む。ステップS16において、画像処理部200のCPUが所定時間続けてポインタ光520を検出するまでの間(S16のNo)、画像処理部200のCPUはステップS10の処理に戻って上記処理を繰り返す。
画像処理部200のCPUの制御下で動作するポインタ位置検出部250が所定時間続けてポインタ光520を検出するか(S16のYes)、又はポインタ光520が描画中の場合(S12のYes)、画像処理部200のCPUはステップS18の処理に進む。ステップS18では、画像処理部200のCPUは移動方向検出部300を制御して、ポインタ光520の動きを算出させる。ポインタ光520の動きの算出が終わると、画像処理部200のCPUはステップS20の処理に進む。ステップS20では、画像処理部200のCPUは移動方向予測部310を制御して、移動方向検出部300に算出させたポインタ光520の動きに基づいて、ポインタ光520の移動位置を予測させる。ポインタ光520の移動位置を予測が終わると、画像処理部200のCPUはステップS22の処理に進む。
ステップS22では、画像処理部200のCPUは、領域演算部320に決定させた領域540に基づいて、投影面においてポインタ光520の位置を含む位置に領域540を描画する領域描画部216として機能する。領域540の描画が終わると、画像処理部200のCPUはステップS24の処理に進む。
ステップS24では、画像処理部200のCPUは、投影部40を制御して、画像バッファ220の画像を投影面に投影させる。以上の処理を繰り返すことで、投影装置100は、PC等の外部機器から取得した映像を投影面に投影しつつ、ポインタ光520に追従してポインタ光520を含む領域540を映像上に重畳する。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る投影装置100によれば、投影装置100が投影した投影画像に対して汎用的なポインタ500から照射されたポインタ光520の視認性を向上させる技術を提供することができる。
特に、第1の実施の形態に係る投影装置100によれば、投影装置100及びポインタ500に対して特殊な条件や制約を必要とせず、汎用的なポインタ500により指示された位置の軌跡及びポインタ500を強調する画像を投影することができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態に係る投影装置100と第1の実施の形態に係る投影装置100との相違点は、投影装置100が描画する領域540の色である。第1の実施の形態に係る投影装置100では、領域540の色は、ポインタ光520の発光色の強度が小さく、それ以外の色の強度が強くなる場合について主に説明した。一方、第2の実施の形態に係る投影装置100では、ユーザが設定によって領域540の発光色をポインタ光520の発光色に近づけた場合が主に想定されている。このため、第2の実施の形態に係る投影装置100においては、領域540の色は、ポインタ光520の発光色の強度は小さくない。
例えば、ポインタ光520の発光色が赤である場合、ポインタ光520を検出した撮像部50のR、G、Bに対する強度は、図5に示すように、Rが非常に大きく、GとBは非常に小さくなる。
図10(a)−(b)は、第2の実施の形態に係る投影装置100が描画する領域540を説明するための図である。変形例に係る投影装置100においては、領域540の色は例えば白色であり、図10(a)に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色は、同程度の比率で構成される。この領域540をポインタ光520に重畳した状態で撮像部50が撮像すると、図10(b)に示すように、領域540のRGB各色の強度(白色)にポインタ光520の各色強度(斜線)が加算されて撮像されることになる。このため、撮像部50が撮像した画像においては、領域540とポインタ光520とのコントラストが小さく、ポインタ位置検出部250によるポインタ光520の位置検出の精度が低くなることも生じかねない。
これに対処するため、第2の実施の形態に係る投影装置100におけるポインタ位置検出部250は、撮像部50からの撮像データのみならず、設定受付部70からの領域540に関する設定情報と、ポインタ光登録部80からのポインタ光520に関する情報とを取得する。図10(b)に示すように、ポインタ位置検出部250は、領域540のRGB各色の強度(図10(b)では白色で示す)とポインタ光520の各色強度(斜線)とを予め情報として取得することになる。この情報を用いることにより、ポインタ位置検出部250は、ポインタ光520の位置を検出する際に撮像部50が撮像した画像から領域540の色に相当するR(赤)、G(緑)、B(青)の強度を差し引くことができる。結果として、ポインタ位置検出部250は、撮像部50が撮像した画像から領域540の影響を軽減したポイント光のR(赤)、G(緑)、B(青)の強度(斜線)を得ることができる。
またポインタ位置検出部250は、領域540のR(赤)、G(緑)、B(青)の強度を考慮して、撮像部50が撮像した画像からポインタ光520を検出する際に参照する比較判定の閾値を設定してもよい。これにより、ポインタ位置検出部250は、領域540の色にポインタ光520の発光色が含まれている場合であっても、撮像部50が撮像した画像からポインタ光520を分離することができる。この結果、撮像部50が撮像した画像の色の影響を低減し、ポインタ光520の検出精度を向上することができる。
したがって、第2の実施の形態に係る投影装置100においても、投影した投影画像に対して汎用的なポインタ500から照射されたポインタ光520の視認性を向上させる技術を提供することができる。
<第3の実施の形態>
上記では、投影装置100がポインタ光520の位置検出等の各種画像処理を実行する場合について説明した。第3の実施の形態においては、上述した投影装置100における信号入力部10、画像取得部60、設定受付部70、ポインタ光登録部80、及び画像処理部200の機能が独立した一つの電子機器として実現される。電子機器はCPUやメモリ等の計算リソースを持つ機器であればどのような機器でもよいが、例えばPCである。
図11は、第3の実施の形態に係る投影システム101の構成を模式的に示す図である。第3の実施の形態に係る投影システム101は、撮像装置52、電子機器150、及び投影装置102を備える。
撮像装置52は、第1の実施の形態における撮像部50の機能を有する独立した装置である。撮像装置52は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等を備えるカメラである。投影装置102は、電子機器150等の外部の機器から取得した画像を画像表示光に変換し、投影面に投影画像400を投影する。投影装置102は、既知の液晶プロジェクタ等である。
電子機器150は、少なくとも、投影用画像生成部と画像取得部と領域描画とを備える。ここで投影用画像生成部は、投影装置102が投影面に投影するための投影用画像を、入力信号に応じて生成する。電子機器150の投影用画像生成部は、第1の実施の形態における投影用画像生成部212と同様の機能を有する。
画像取得部は、ユーザによって登録されたポインタ光を含む投影面が撮像装置52によって撮像された画像を取得する。電子機器150の画像取得部は、第1の実施の形態における画像取得部60と同様の機能を有する。
領域描画部は、投影面においてポインタ光520の位置を含む所定の領域540に重畳するように、ポインタ光520の色又は輝度とは異なる画像を描画する。電子機器150の画像取得部は、第1の実施の形態における領域描画部216と同様の機能を有する。
第3の実施の形態に係る電子機器150は、既存の一般的な撮像装置52と投影装置102とを用いて、第1の実施の形態と同様に汎用的なポインタ500から照射されたポインタ光520の視認性を向上させる技術を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態、及びいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。また本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
40・・・投影部
60・・・画像取得部
100・・・投影装置
216・・・領域描画部

Claims (10)

  1. 入力信号に応じた投影用画像を投影面に投影する投影手段と、
    ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画する領域描画手段と、
    を備えることを特徴とする投影装置。
  2. 前記投影面において移動した前記ポインタ光の移動の軌跡を描画する軌跡描画手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記領域描画手段は、前記投影面における前記ポインタ光の移動方向に基づいて、前記所定の領域に描画する画像の形状を変更することを特徴とする請求項1又は2に記載の投影装置。
  4. 前記領域描画手段は、前記投影面における一定の領域に前記ポインタ光が所定の時間が経過するまで留まることを契機として、前記所定の領域に重畳する画像を描画することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の投影装置。
  5. 前記領域描画手段が描画する画像の色又は輝度の少なくともいずれか一方の設定をユーザから取得する設定受付手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の投影装置。
  6. 前記ユーザがポインタ光照射手段を用いて前記投影面に照射したポインタ光の特徴を登録して記憶するポインタ光登録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  7. 前記ポインタ光登録手段は、前記投影面に照射されたポインタ光の色又は形の少なくともいずれか一方を記憶することを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
  8. 前記画像取得手段が取得した複数の画像それぞれにおけるポインタの位置を検出するポインタ位置検出手段と、
    前記ポインタ位置検出手段が検出したポインタ光の位置に基づいて、ポインタ光の移動方向を検出する移動方向検出手段と、
    前記移動方向検出手段が検出した前記ポインタ光の移動方向に基づいて、ポインタ光の移動位置を予測する移動方向予測手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の投影装置。
  9. 入力信号に応じた投影用画像を投影面に投影するステップと、
    ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得するステップと、
    前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画するステップと、
    をプロセッサが実行することを特徴とする投影方法。
  10. 投影装置が投影面に投影するための投影用画像を入力信号に応じて生成する投影用画像生成手段と、
    ユーザによって登録されたポインタ光を含む前記投影面が撮像された画像を取得する画像取得手段と、
    前記投影面において前記ポインタ光の位置を含む所定の領域に重畳するように、前記ポインタ光の色又は輝度とは異なる画像を描画する領域描画手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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