JP2009287446A - 燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】噴射する燃料の微粒化を促進する燃料噴射装置を提供する。
【解決手段】弁ボディ11は、円錐面118に弁座119を有し、弁座119に対し燃料流れの下流側に噴孔110が形成されている。噴孔プレート21は、噴孔110に対し燃料流れの下流側に設けられている。噴孔プレート21には、複数の噴孔210が形成されている。ノズルニードル30は、弁座119に着座することにより噴孔からの燃料の噴射を遮断し、弁座119から離座することにより噴孔からの燃料の噴射を許容する。噴孔210の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されている。そのため、噴孔110を通過した燃料の圧力は低下する。また、噴孔110は、入口110aから出口110bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、噴孔110の入口110aから流入した燃料の流れに剥離が生じる。
【選択図】図1
【解決手段】弁ボディ11は、円錐面118に弁座119を有し、弁座119に対し燃料流れの下流側に噴孔110が形成されている。噴孔プレート21は、噴孔110に対し燃料流れの下流側に設けられている。噴孔プレート21には、複数の噴孔210が形成されている。ノズルニードル30は、弁座119に着座することにより噴孔からの燃料の噴射を遮断し、弁座119から離座することにより噴孔からの燃料の噴射を許容する。噴孔210の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されている。そのため、噴孔110を通過した燃料の圧力は低下する。また、噴孔110は、入口110aから出口110bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、噴孔110の入口110aから流入した燃料の流れに剥離が生じる。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという。)に供給するための燃料を噴射する燃料噴射装置に関する。
従来、エンジンの燃焼室に直接的または間接的に燃料を噴射する燃料噴射装置が公知である。燃料噴射装置から噴射された燃料は、吸気管または燃焼室において空気と混合される。燃焼室へ吸入された混合気は、ピストンにより圧縮された後、点火プラグにより着火され燃焼する。
このようなエンジンの場合、燃料噴射装置から噴射された燃料と空気との混合性能はエンジンの性能に影響を及ぼす。特に、燃料噴射装置から噴射された燃料の微粒化は、エンジンの性能を左右する重要な要素となっている。そこで、噴孔部の上流側に第1噴孔群、下流側に第2噴孔群を設け、第1噴孔の開口面積の総和を第2噴孔の開口面積の総和よりも小さく設定することにより第1噴孔を通過した燃料にキャビテーション気泡を発生させ、噴射する燃料の微粒化の促進を図った燃料噴射装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示された燃料噴射装置では、第1噴孔が入口から出口まで概ね同径の円柱状に形成されているため、燃料が低圧の場合においてキャビテーション気泡が発生しにくいといった問題が生じる。また、特許文献1に開示された燃料噴射装置では、第1噴孔の噴孔軸線から大きく離れた位置に第2噴孔の入口が設けられている。そのため、第1噴孔を通過した燃料の大半は第2噴孔の入口外縁の壁面に衝突し、この衝突により第1噴孔で発生したキャビテーション気泡が消失するという問題が生じる。このように、キャビテーション気泡を十分に発生させること、または保持することができない場合、噴射する燃料のさらなる微粒化は困難となる。
特開2006−177174号公報
本発明の目的は、噴射する燃料の微粒化を促進する燃料噴射装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、内周面に弁座を有し弁座に対し燃料流れの下流側に少なくとも一つの第1噴孔が形成された弁ボディを備えている。噴孔プレートは、第1噴孔に対し燃料流れの下流側に設けられている。また、噴孔プレートには、少なくとも一つの第2噴孔が形成されている。弁部材は、弁座に着座することにより第1噴孔および第2噴孔を経由した燃料の噴射を遮断し、弁座から離座することにより第1噴孔および第2噴孔を経由した燃料の噴射を許容する。第2噴孔の最小開口面積の総和は、第1噴孔の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されている。そのため、第1噴孔を通過して第2噴孔へ流入する燃料は、第1噴孔を通過する前よりも圧力が低下する。これにより、燃料中に微細なキャビテーション気泡が多数発生する。また、第1噴孔は、入口から出口へ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、第1噴孔の入口から流入した燃料の流れに剥離が生じる。その結果、燃料中におけるキャビテーション気泡の発生が促進される。キャビテーション気泡を含んだ燃料が第2噴孔から噴射されると、気泡が破裂することによって燃料がより微粒化される。したがって、噴射する燃料の微粒化を促進することができる。
請求項2記載の発明では、弁ボディまたは噴孔プレートは、第1噴孔と第2噴孔との間に空間を有している。この空間には、第1噴孔を通過した燃料が流入する。空間に流入した燃料は、空間が形成された弁ボディまたは噴孔プレートの内壁に衝突し流れに乱れが生じる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
請求項3記載の発明では、弁ボディに第1噴孔が一つ形成され、噴孔プレートに第2噴孔が複数形成されている。複数の第2噴孔の各入口は、第1噴孔の入口の中心と出口の中心とを通る噴孔軸線上の1点を中心とする仮想円上に配置されている。そして、第1噴孔の出口および複数の第2噴孔の各入口は、第1噴孔の出口の内径をD1、複数の第2噴孔の各入口の内側配置径をD2とすると、D1>D2の関係を満たす位置に配置されている。すなわち、第1噴孔の出口および複数の第2噴孔の各入口は、第1噴孔の噴孔軸線方向から見たとき、第1噴孔の出口と第2噴孔の各入口の少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。そのため、第1噴孔を通過した燃料の一部は、噴孔プレートの壁面に衝突することなく第2噴孔に流入し第2噴孔から噴射される。これにより、第1噴孔を通過した燃料が噴孔プレートの壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
請求項4記載の発明では、弁ボディに第1噴孔が複数形成され、噴孔プレートに第2噴孔が複数形成されている。複数の第1噴孔の各入口中心は、所定の半径をもつ第1仮想円上に配置されている。複数の第2噴孔の各入口中心は、第1仮想円に垂直かつ第1仮想円の中心を通る直線上の1点を中心とし第1仮想円より半径が小さい第2仮想円上に配置されている。すなわち、第1噴孔の各入口中心は、第1噴孔の噴孔軸線方向から見たとき、第2噴孔の各入口中心よりも外側に位置している。これにより、第2噴孔を通過する燃料の流れに剥離が生じ、第2噴孔においてもキャビテーション気泡を発生させることができる。また、複数の第1噴孔の各出口および複数の第2噴孔の各入口は、複数の第1噴孔の各出口の内側配置径をD1、複数の第1噴孔の各出口の外側配置径をD2、複数の第2噴孔の各入口の内側配置径をD3、複数の第2噴孔の各入口の外側配置径をD4とすると、D2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されている。すなわち、複数の第1噴孔の各出口および複数の第2噴孔の各入口は、第1噴孔の噴孔軸線方向から見たとき、第1噴孔の各出口と第2噴孔の各入口の少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。そのため、第1噴孔を通過した燃料の一部は、噴孔プレートの壁面に衝突することなく第2噴孔に流入し第2噴孔から噴射される。これにより、第1噴孔を通過した燃料が噴孔プレートの壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
請求項5記載の発明では、第2噴孔は、中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されている。そのため、第2噴孔から噴射された燃料は、薄い膜状の燃料噴霧を形成する。その結果、噴射された燃料は、キャビテーション気泡が破裂することにより微粒化が促進されるとともに、膜状の噴霧が分裂することにより微粒化がさらに促進される。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置(以下、燃料噴射弁を「インジェクタ」という。)を図2に示す。第1実施形態では、図3に示すようにインジェクタ10がガソリンエンジン1の燃焼室2を形成するシリンダヘッド3に取り付けられている。すなわち、本実施形態のインジェクタ10は、燃焼室2に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジン1に適用される。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射装置(以下、燃料噴射弁を「インジェクタ」という。)を図2に示す。第1実施形態では、図3に示すようにインジェクタ10がガソリンエンジン1の燃焼室2を形成するシリンダヘッド3に取り付けられている。すなわち、本実施形態のインジェクタ10は、燃焼室2に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジン1に適用される。
図2に示すように、弁ボディ11は弁ハウジング80の燃料噴射側端部内壁に溶接により固定されている。弁ボディ11は燃料流れ方向の噴孔プレート21側に向けて内径が小さくなる内周面としての円錐面118を有している。円錐面118には弁部材としてのノズルニードル30が着座可能な弁座119が形成されている。図1に示すように、弁ボディ11には、弁座119に対して燃料流れ方向の下流側、すなわち噴孔プレート21側に、第1噴孔としての噴孔110が一つ形成されている。
噴孔プレート21は、有底筒状に形成されており、弁ハウジング80の底部内壁と弁ボディ11の底部外壁との間に挟持されている(図2参照)。噴孔プレート21には、第2噴孔としての噴孔210が6個、同一円上に形成されている。ノズルニードル30が弁座119に着座すると噴孔110および噴孔210を経由した燃料の噴射が遮断され、ノズルニードル30が弁座119から離座すると噴孔110および噴孔210を経由した燃料の噴射が許容され燃料が噴射される。
図2に示すように、筒部材40は弁ハウジング80の反弁座側内周壁に挿入され、溶接により弁ハウジング80に固定されている。筒部材40は、噴孔プレート21側から第1磁性筒部42、非磁性筒部44および第2磁性筒部46により構成されている。非磁性筒部44は第1磁性筒部42と第2磁性筒部46との磁気的短絡を防止する。
可動コア50は磁性材料で円筒状に形成されており、ノズルニードル30の反弁座側の端部34と溶接により固定されている。可動コア50はノズルニードル30とともに往復移動する。可動コア50の筒壁を貫通する流出孔52は、可動コア50の筒内外を連通する燃料通路を形成している。
固定コア54は磁性材料で円筒状に形成されている。固定コア54は筒部材40内に挿入されており、筒部材40と溶接により固定されている。固定コア54は可動コア50に対し反弁座側に設置され可動コア50と向き合っている。
固定コア54は磁性材料で円筒状に形成されている。固定コア54は筒部材40内に挿入されており、筒部材40と溶接により固定されている。固定コア54は可動コア50に対し反弁座側に設置され可動コア50と向き合っている。
アジャスティングパイプ56は固定コア54に圧入され、内部に燃料通路を形成している。スプリング58は一端部でアジャスティングパイプ56に係止され、他端部で可動コア50に係止されている。アジャスティングパイプ56の圧入量を調整することにより、可動コア50に加わるスプリング58の荷重を変更できる。スプリング58の付勢力により可動コア50およびノズルニードル30は弁座119に向けて付勢されている。
コイル60はスプール62に巻回されている。ターミナル65はコネクタ64にインサート成形されており、コイル60と電気的に接続している。コイル60に通電すると、可動コア50と固定コア54との間に磁気吸引力が働き、スプリング58の付勢力に抗し可動コア50は固定コア54側に吸引される。
フィルタ70は固定コア54の燃料上流側に設置されており、インジェクタ10に供給される燃料中の異物を除去する。固定コア54内にフィルタ70を通して流入した燃料は、アジャスティングパイプ56内の燃料通路、可動コア50内の燃料通路、流出孔52、弁ハウジング80の内周壁とノズルニードル30の外周壁との間を順次通過する。ノズルニードル30が弁座119から離座すると、ノズルニードル30と弁座119との間に形成される開口流路を燃料が通過し噴孔110および噴孔210に導かれる。
次に、噴孔110、噴孔210およびその近傍について詳細に説明する。
図1(A)に示すように、噴孔110は、弁ボディ11の弁座119の下流側に形成され、噴孔軸線L1がノズルニードル30の中心軸とほぼ重なる位置に形成されている。噴孔110は、弁ボディ11の内壁と外壁とを接続している。噴孔110は、入口110aから出口110bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。
図1(A)に示すように、噴孔110は、弁ボディ11の弁座119の下流側に形成され、噴孔軸線L1がノズルニードル30の中心軸とほぼ重なる位置に形成されている。噴孔110は、弁ボディ11の内壁と外壁とを接続している。噴孔110は、入口110aから出口110bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。
噴孔プレート21は、弁ボディ11の噴孔110との間に略円柱状の空間211を有している。噴孔110は、出口110bが空間211に対して開口している。噴孔プレート21には、空間211が形成された噴孔プレート21の内壁と噴孔プレート21の外壁とを接続する噴孔210が複数形成されている。すなわち、噴孔210は、入口210aが空間211に対して開口している。各噴孔210の噴孔径は、ほぼ等しい。噴孔210の噴孔軸は、噴孔110の噴孔軸線L1に対して傾斜している。
図1(B)に示すように、噴孔210は、噴孔プレート21に6個、仮想円上に形成されている。この仮想円は、噴孔110の噴孔軸線L1上の1点を中心とし噴孔軸線L1に対して垂直な仮想円である。周方向に隣接する噴孔210同士の間隔はほぼ等しい。噴孔210の噴孔軸は噴孔110の噴孔軸線L1に対して傾斜して形成されているため、噴孔210の入口210aの開口形状は略楕円となる。また、噴孔210の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。
噴孔110の出口110bおよび複数の噴孔210の各入口210aは、噴孔110の出口110bの径をD1、複数の噴孔210の各入口210aの内側配置径をD2とすると、D1>D2の関係を満たす位置に配置されている。ここで、噴孔210の各入口210aの内側配置径とは、各入口210aの全てに接する円のうち最も内側にある円の径のことである。上述したD1>D2の関係を満たすことにより、噴孔110の出口110bおよび噴孔210の各入口210aは、噴孔110の噴孔軸線L1方向から見たとき、噴孔110の出口110bと噴孔210の各入口210aの少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。
以上説明したように、第1実施形態では、噴孔210の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。そのため、噴孔110を通過して噴孔210へ流入する燃料は、噴孔110を通過する前よりも圧力が低下する。これにより、燃料中に微細なキャビテーション気泡が多数発生する。
また、噴孔110は、入口110aから出口110bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。これにより、図1(C)に示すように噴孔110の入口110aから流入した燃料の流れに剥離が生じる。その結果、燃料中におけるキャビテーション気泡の発生が促進される。キャビテーション気泡を含んだ燃料が噴孔210から噴射されると、気泡が破裂することによって燃料がより微粒化される。したがって、噴射する燃料の微粒化を促進することができる。
また、第1実施形態では、噴孔プレート21は、噴孔110と噴孔210との間に空間211を有している。空間211には、噴孔110を通過した燃料が流入する。空間211に流入した燃料は、空間211が形成された噴孔プレート21の内壁に衝突し流れに乱れが生じる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
さらに、第1実施形態では、噴孔110の出口110bおよび噴孔210の各入口210aは、上述したD1>D2の関係を満たす位置に配置されている。これにより、噴孔110を通過した燃料の一部は、噴孔プレート21の壁面に衝突することなく噴孔210に流入し噴孔210から噴射される。その結果、噴孔110を通過した燃料が噴孔プレート21の壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図4に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、図4(A)に示すように、噴孔プレート22の内壁と外壁とを接続する噴孔220が複数形成されている。噴孔220の入口220aは、噴孔110の出口110bに接している。すなわち、噴孔220と噴孔110とは接続している。各噴孔220の噴孔径はほぼ等しく、噴孔220の噴孔軸は噴孔110の噴孔軸線L1に対して傾斜している。
本発明の第2実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図4に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、図4(A)に示すように、噴孔プレート22の内壁と外壁とを接続する噴孔220が複数形成されている。噴孔220の入口220aは、噴孔110の出口110bに接している。すなわち、噴孔220と噴孔110とは接続している。各噴孔220の噴孔径はほぼ等しく、噴孔220の噴孔軸は噴孔110の噴孔軸線L1に対して傾斜している。
図4(B)に示すように、噴孔220は、噴孔プレート22に6個、仮想円上に形成されている。この仮想円は、噴孔110の噴孔軸線L1上の1点を中心とし噴孔軸線L1に対して垂直な仮想円である。周方向に隣接する噴孔220同士の間隔はほぼ等しい。噴孔220の噴孔軸は噴孔110の噴孔軸線L1に対して傾斜して形成されているため、噴孔220の入口220aの開口形状は略楕円となる。また、噴孔220の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。
噴孔110の出口110bおよび複数の噴孔220の各入口220aは、噴孔110の出口110bの径をD1、複数の噴孔220の各入口220aの内側配置径をD2とすると、D1>D2の関係を満たす位置に配置されている。D1>D2の関係を満たすことにより、噴孔110の出口110bおよび噴孔220の各入口220aは、噴孔110の噴孔軸線L1方向から見たとき、噴孔110の出口110bと噴孔220の各入口220aの少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。
以上説明したように、第2実施形態では、噴孔220の最小開口面積の総和は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。そのため、噴孔110を通過して噴孔220へ流入する燃料は、噴孔110を通過する前よりも圧力が低下する。これにより、第1実施形態と同様、燃料中に微細なキャビテーション気泡が多数発生する。
また、第2実施形態では、噴孔110の出口110bおよび噴孔220の各入口220aは、上述したD1>D2の関係を満たす位置に配置されている。これにより、噴孔110を通過した燃料の一部は、噴孔プレート21の壁面に衝突することなく噴孔220に流入し噴孔220から噴射される。その結果、噴孔110を通過した燃料が噴孔プレート22の壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。したがって、第1実施形態と同様、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図5に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、図5(A)に示すように、弁ボディ13は円錐面138を有し、円錐面118にはノズルニードル30が着座可能な弁座139が形成されている。弁ボディ13には、弁座139に対して燃料流れ方向の下流側、すなわち噴孔プレート23側に噴孔130が複数形成されている。噴孔130は、弁ボディ13の内壁と外壁とを接続している。噴孔130は、入口130aから出口130bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。
本発明の第3実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図5に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、図5(A)に示すように、弁ボディ13は円錐面138を有し、円錐面118にはノズルニードル30が着座可能な弁座139が形成されている。弁ボディ13には、弁座139に対して燃料流れ方向の下流側、すなわち噴孔プレート23側に噴孔130が複数形成されている。噴孔130は、弁ボディ13の内壁と外壁とを接続している。噴孔130は、入口130aから出口130bへ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成されている。
噴孔プレート23は、弁ボディ13の噴孔130との間に略円柱状の空間231を有している。噴孔130は、出口130bが空間231に対して開口している。噴孔プレート23には、空間231が形成された噴孔プレート23の内壁と噴孔プレート23の外壁とを接続する噴孔230が複数形成されている。すなわち、噴孔230は、入口230aが空間231に対して開口している。各噴孔230の噴孔径はほぼ等しく、噴孔230の噴孔軸は噴孔130の噴孔軸線L3に対して傾斜している。
図5(B)に示すように、噴孔130は弁ボディ13に6個形成され、噴孔130の入口130aの中心は所定の径を有する第1仮想円上に配置されている。この第1仮想円は、例えばニードル30の中心軸線Ln上の1点を中心とし中心軸線Lnに対して垂直な仮想円である。周方向に隣接する噴孔130同士の間隔はほぼ等しい。
噴孔230は噴孔プレート23に6個形成され、噴孔230の入口230aの中心は第2仮想円上に配置されている。この第2仮想円は、第1仮想円に垂直かつ第1仮想円の中心を通る直線上の1点を中心とし第1仮想円より径が小さい仮想円である。すなわち、噴孔130の各入口130aの中心は、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔230の各入口230aの中心よりも外側に位置している。
周方向に隣接する噴孔230同士の間隔はほぼ等しい。噴孔230の噴孔軸は噴孔130の噴孔軸線L3に対して傾斜して形成されているため、噴孔230の入口230aの開口形状は略楕円となる。また、噴孔230の最小開口面積の総和は、噴孔130の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されている。
複数の噴孔130の各出口130bおよび複数の噴孔230の各入口230aは、複数の噴孔130の各出口130bの内側配置径をD1、複数の噴孔130の各出口130bの外側配置径をD2、複数の噴孔230の各入口230aの内側配置径をD3、複数の噴孔230の各入口230aの外側配置径をD4とすると、D2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されている。ここで、内側配置径とは各入口または各出口の全てに接する円のうち最も内側にある円の径であり、外側配置径とは各入口または各出口の全てに接する円のうち最も外側にある円の径のことである。上述したD2>D3、D4>D1の関係を満たすことにより、噴孔130の各出口130bおよび噴孔230の各入口230aは、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔130の各出口130bと噴孔230の各入口230aの少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。
以上説明したように、第3実施形態では、第1実施形態と同様、第2噴孔の最小開口面積の総和が第1噴孔の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されているため、第1噴孔を通過した燃料の中に微細なキャビテーション気泡を多数発生させることができる。また、第1噴孔がテーパ状に形成されているため、第1実施形態と同様、燃料中におけるキャビテーション気泡の発生を促進することができる。また、噴孔プレート23は噴孔130との間に空間231を有しているため、空間231内の燃料の流れに乱れを生じさせることができ、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
また、第3実施形態では、噴孔130の各出口130bおよび噴孔230の各入口230aが、上述したD2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されている。これにより、噴孔130を通過した燃料が噴孔プレート23の壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。
さらに、第3実施形態では、噴孔130の各入口130aの中心は、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔230の各入口230aの中心よりも外側に位置している。そのため、図5(C)に示すように噴孔230を通過する燃料の流れに剥離が生じ、噴孔230においてもキャビテーション気泡を発生させることができる。
さらに、第3実施形態では、噴孔130の各入口130aの中心は、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔230の各入口230aの中心よりも外側に位置している。そのため、図5(C)に示すように噴孔230を通過する燃料の流れに剥離が生じ、噴孔230においてもキャビテーション気泡を発生させることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図6に示す。なお、第3実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態では、図6(A)に示すように、噴孔プレート24には、噴孔プレート24の内壁と外壁とを接続する噴孔240が複数形成されている。噴孔240の入口240aは、噴孔130の出口130bに接している。すなわち、噴孔240と噴孔130とは接続している。各噴孔240の噴孔径はほぼ等しく、噴孔240の噴孔軸は噴孔130の噴孔軸線L3に対して傾斜している。
本発明の第4実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図6に示す。なお、第3実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態では、図6(A)に示すように、噴孔プレート24には、噴孔プレート24の内壁と外壁とを接続する噴孔240が複数形成されている。噴孔240の入口240aは、噴孔130の出口130bに接している。すなわち、噴孔240と噴孔130とは接続している。各噴孔240の噴孔径はほぼ等しく、噴孔240の噴孔軸は噴孔130の噴孔軸線L3に対して傾斜している。
図6(B)に示すように、噴孔240は噴孔プレート24に6個形成され、噴孔240の入口240aの中心は第2仮想円上に配置されている。この第2仮想円は、入口130aの中心が配置された第1仮想円に垂直かつ第1仮想円の中心を通る直線上の1点を中心とし第1仮想円より径が小さい仮想円である。すなわち、噴孔130の各入口130aの中心は、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔240の各入口240aの中心よりも外側に位置している。
周方向に隣接する噴孔240同士の間隔はほぼ等しい。噴孔240の噴孔軸は噴孔130の噴孔軸線L3に対して傾斜して形成されているため、噴孔240の入口240aの開口形状は略楕円となる。また、噴孔240の最小開口面積の総和は、噴孔130の最小開口面積の総和よりも大きくなるように設定されている。
複数の噴孔130の各出口130bおよび複数の噴孔240の各入口240aは、複数の噴孔130の各出口130bの内側配置径をD1、複数の噴孔130の各出口130bの外側配置径をD2、複数の噴孔240の各入口240aの内側配置径をD3、複数の噴孔240の各入口240aの外側配置径をD4とすると、D2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されている。D2>D3、D4>D1の関係を満たすことにより、噴孔130の各出口130bおよび噴孔240の各入口240aは、噴孔130の噴孔軸線L3方向から見たとき、噴孔130の各出口130bと噴孔240の各入口240aの少なくとも一部とが重なって見える位置に配置されている。
以上説明したように、第4実施形態では、噴孔130の各出口130bおよび噴孔240の各入口240aが、上述したD2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されている。これにより、噴孔130を通過した燃料が噴孔プレート24の壁面に衝突することによるキャビテーション気泡の消失を低減できる。
さらに、第4実施形態では、図6(C)に示すように噴孔130へ流入した燃料の一部が噴孔プレート24の壁面に衝突することにより、噴孔130内に渦流が発生する。発生した渦流により燃料の圧力がさらに低下するため、噴孔130内でのキャビテーション気泡の発生をより促進することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図7に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態では、噴孔プレート25に第2噴孔としての噴孔250が形成されている。図7(B)および(C)に示すように、噴孔250の入口250aの開口形状および出口250bの開口形状は、長辺および短辺を有する長方形に形成されている。入口250aの開口の短辺と出口250bの短辺とは概ね同一の長さに設定されており、入口250aの開口の長辺は出口250bの長辺よりも短く設定されている。これにより、噴孔250は中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されている。
本発明の第5実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図7に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態では、噴孔プレート25に第2噴孔としての噴孔250が形成されている。図7(B)および(C)に示すように、噴孔250の入口250aの開口形状および出口250bの開口形状は、長辺および短辺を有する長方形に形成されている。入口250aの開口の短辺と出口250bの短辺とは概ね同一の長さに設定されており、入口250aの開口の長辺は出口250bの長辺よりも短く設定されている。これにより、噴孔250は中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されている。
図7(A)に示すように、噴孔250は、噴孔110の下流側に配置されている。噴孔250の入口250aは、噴孔110の出口110bに接している。すなわち、噴孔250と噴孔110とは接続している。また、噴孔250の最小開口面積は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。
以上説明したように、第5実施形態では、噴孔250はスリット状に形成されている。そのため、噴孔250から噴射された燃料は、薄い膜状の燃料噴霧を形成する。その結果、噴射された燃料は、キャビテーション気泡が破裂することによる微粒化に加えて、膜状の噴霧が分裂することによる微粒化が促進される。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図8に示す。なお、第5実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態では、噴孔プレート26は、噴孔110との間に、反噴孔110側へ窪む略半球状の空間261を有している。噴孔110は、出口110bが空間261に対して開口している。噴孔プレート26には、空間261が形成された噴孔プレート26の内壁と噴孔プレート26の外壁とを接続する噴孔260が形成されている。すなわち、噴孔260は、入口260aが空間261に対して開口している。噴孔260は、第5実施形態における第2噴孔と同様、中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されている。また、噴孔260の最小開口面積は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。
本発明の第6実施形態によるインジェクタの噴孔の近傍を図8に示す。なお、第5実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態では、噴孔プレート26は、噴孔110との間に、反噴孔110側へ窪む略半球状の空間261を有している。噴孔110は、出口110bが空間261に対して開口している。噴孔プレート26には、空間261が形成された噴孔プレート26の内壁と噴孔プレート26の外壁とを接続する噴孔260が形成されている。すなわち、噴孔260は、入口260aが空間261に対して開口している。噴孔260は、第5実施形態における第2噴孔と同様、中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されている。また、噴孔260の最小開口面積は、噴孔110の最小開口面積よりも大きくなるように設定されている。
以上説明したように、第6実施形態では、噴孔260がスリット状に形成されているため、噴孔260から噴射された燃料は薄い膜状の燃料噴霧を形成する。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
また、第6実施形態では、噴孔プレート26は、噴孔110と噴孔260との間に空間261を有している。そのため、空間261に流入した燃料は、空間261が形成された噴孔プレート26の内壁に衝突し流れに乱れが生じる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
また、第6実施形態では、噴孔プレート26は、噴孔110と噴孔260との間に空間261を有している。そのため、空間261に流入した燃料は、空間261が形成された噴孔プレート26の内壁に衝突し流れに乱れが生じる。したがって、噴射する燃料の微粒化をさらに促進することができる。
(その他の実施形態)
本発明のその他の実施形態では、第1噴孔と第2噴孔との間に形成される空間の形状は、円柱状または半球状に限らず任意の形状に形成されていてもよい。
上述の実施形態では、燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジンに対して本発明によるインジェクタを適用する例について示した。本発明のその他の実施形態では、インジェクタは、燃焼室に連通する吸気管を流れる吸気に燃料を噴射する予混合式のガソリンエンジンにも適用してもよい。
本発明のその他の実施形態では、第1噴孔と第2噴孔との間に形成される空間の形状は、円柱状または半球状に限らず任意の形状に形成されていてもよい。
上述の実施形態では、燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジンに対して本発明によるインジェクタを適用する例について示した。本発明のその他の実施形態では、インジェクタは、燃焼室に連通する吸気管を流れる吸気に燃料を噴射する予混合式のガソリンエンジンにも適用してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
10:インジェクタ(燃料噴射装置)、11、13:弁ボディ、21、22、23、24、25、26:噴孔プレート、30:ノズルニードル(弁部材)、110、130:噴孔(第1噴孔)、118、138:円錐面(内周面)、119、139:弁座、210、220、230、240、250、260:噴孔(第2噴孔)
Claims (5)
- 内燃機関に供給するための燃料を噴射する燃料噴射装置であって、
燃料通路を形成する内周面に弁座を有し、前記弁座に対し燃料流れの下流側に少なくとも一つの第1噴孔を有する弁ボディと、
前記第1噴孔に対し燃料流れの下流側に設けられ、少なくとも一つの第2噴孔を有する噴孔プレートと、
前記弁座に着座することにより前記第1噴孔および前記第2噴孔を経由した燃料の噴射を遮断し、前記弁座から離座することにより前記第1噴孔および前記第2噴孔を経由した燃料の噴射を許容する弁部材とを備え、
前記第1噴孔は、入口から出口へ向かうに従い内径が大きくなるテーパ状に形成され、
前記第2噴孔の最小開口面積の総和は、前記第1噴孔の最小開口面積の総和よりも大きいことを特徴とする燃料噴射装置。 - 前記弁ボディまたは前記噴孔プレートは、前記第1噴孔と前記第2噴孔との間に前記第1噴孔を通過した燃料が流入する空間を有していることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
- 前記弁ボディは、前記第1噴孔を一つ有し、
前記噴孔プレートは、前記第2噴孔を複数有し、
前記複数の第2噴孔の各入口は、前記第1噴孔の噴孔軸線上の1点を中心とする仮想円上に配置され、
前記第1噴孔の出口の内径をD1、
前記複数の第2噴孔の各入口の内側配置径をD2とすると、
前記第1噴孔の出口および前記複数の第2噴孔の各入口は、D1>D2の関係を満たす位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射装置。 - 前記弁ボディは、前記第1噴孔を複数有し、
前記噴孔プレートは、前記第2噴孔を複数有し、
前記複数の第1噴孔の各入口中心は、所定の半径をもつ第1仮想円上に配置され、
前記複数の第2噴孔の各入口中心は、前記第1仮想円に垂直かつ前記第1仮想円の中心を通る直線上の1点を中心とし前記第1仮想円より半径が小さい第2仮想円上に配置され、
前記複数の第1噴孔の各出口の内側配置径をD1、
前記複数の第1噴孔の各出口の外側配置径をD2、
前記複数の第2噴孔の各入口の内側配置径をD3、
前記複数の第2噴孔の各入口の外側配置径をD4とすると、
前記複数の第1噴孔の各出口および前記複数の第2噴孔の各入口は、D2>D3、D4>D1の関係を満たす位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射装置。 - 前記第2噴孔は、中心軸に垂直な断面の形状が長方形となるスリット状に形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008140106A JP2009287446A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008140106A JP2009287446A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009287446A true JP2009287446A (ja) | 2009-12-10 |
Family
ID=41456910
Family Applications (1)
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JP2008140106A Pending JP2009287446A (ja) | 2008-05-28 | 2008-05-28 | 燃料噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009287446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015523505A (ja) * | 2012-08-01 | 2015-08-13 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 少なくとも1つの多数の入口ポート、及び/又は多数の出口ポートを備える、燃料噴射ノズル |
-
2008
- 2008-05-28 JP JP2008140106A patent/JP2009287446A/ja active Pending
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