JP2009286238A - 車輪用軸受装置 - Google Patents

車輪用軸受装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009286238A
JP2009286238A JP2008140257A JP2008140257A JP2009286238A JP 2009286238 A JP2009286238 A JP 2009286238A JP 2008140257 A JP2008140257 A JP 2008140257A JP 2008140257 A JP2008140257 A JP 2008140257A JP 2009286238 A JP2009286238 A JP 2009286238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
mounting flange
wheel mounting
bearing device
hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008140257A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Seki
誠 関
Hiroto Suma
洋斗 須間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2008140257A priority Critical patent/JP2009286238A/ja
Publication of JP2009286238A publication Critical patent/JP2009286238A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/14Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
    • F16C19/18Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
    • F16C19/181Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
    • F16C19/183Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
    • F16C19/184Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
    • F16C19/186Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors

Abstract

【課題】ハブボルトの固定力を確保すると共に、マテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】ハブ輪4の一端部に車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6の周方向等配に形成された車輪取付孔12に車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、車輪取付フランジ6のインナー側の側面6bに鍛造加工により島状の肉盛部11が形成され、この肉盛部11の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔12が形成されているので、ハブ輪4のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができると共に、車輪取付フランジ6を厚くすることなく、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置に関するもので、例えば、車輪取付フランジ、または車体取付フランジの取付孔がねじ孔とされた車輪用軸受装置において、マテリアルロスを削減して低コスト化と軽量化を図った車輪用軸受装置に関する。
自動車等の車輪を支持する車輪用軸受装置においては、低コスト化は言うに及ばず、燃費向上のために軽量化を追求すること、すなわち、鍛造形状を改善して余肉を排除すると共に、部品を加工する際に、その途中の切削加工等の加工工程で除去される重量(マテリアルロス)を減らすことにより、投入される材料重量を使い切ってコスト削減を図ることがなされている。一方、操縦安定性のために車輪用軸受装置を剛性アップさせることがなされている。こうした、言わば両者相反する要求を満足しつつ、各部品の強度・耐久性を向上させるための対策が種々講じられている。
こうした車輪用軸受装置において、ハブ輪の車輪取付フランジにタップ孔であるねじ孔を設け、このねじ孔にねじ込むハブボルトで車輪やブレーキロータを取り付けるようにしたものがある。また、外方部材の車体取付フランジに設けられる車体取付孔をねじ孔とし、車体のナックルにねじ孔に螺着した車体取付ボルトで取り付けるものがある。このような車輪取付フランジや車体取付フランジにねじ孔を設けたものでは、その雌ねじが車両の繰り返し疲労に耐え、また縁石等の側面衝突時等の大荷重に耐える必要がある。そのため、車輪取付フランジや車体取付フランジのねじ孔の強化を図ったものとして図11に示すような車輪用軸受装置が知られている。
この車輪用軸受装置は駆動輪側の第3世代と称され、ハブ輪51と内輪52とからなる内方部材53と、この内方部材53に複列のボール54、54を介して外挿された外方部材55とを備えている。
ハブ輪51は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ56を一体に有し、外周に、一方の内側転走面51aと、この内側転走面51aから軸方向に延びる円筒状の小径段部51bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション51cが形成されている。ハブ輪51の小径段部51bには、外周に他方の内側転走面52aが形成された内輪52が圧入固定されている。
外方部材55は、外周にナックル(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ55bを一体に有し、内周に複列の外側転走面55a、55aが一体に形成されている。そして、この外方部材55の外側転走面55a、55aと、これらに対向する複列の内側転走面51a、52a間に複列のボール54、54がそれぞれ収容され、保持器57、57によって転動自在に保持されている。また、外方部材55の両端部にはシール58、59が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ここで、車輪取付フランジ56の円周等配にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔60が形成されている。そして、各車輪取付孔60にハブボルト(図示せず)がねじ込まれ、車輪取付フランジ56の外側の側面に重ねられた車輪(図示せず)がこれらハブボルトによって固定されている。
一方、車体取付フランジ55bは円周方向に不連続に形成され、その突出する3〜4個の部位にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとな車体取付孔61が形成されている。そして、各車体取付孔61に車体取付ボルト(図示せず)がねじ込まれ、ナックルに車体取付フランジ55bがこれら車体取付ボルトによって固定されている。
内方部材53を構成する部品であるハブ輪51、内輪52、および外方部材55は、いずれも鋼材の熱間鍛造品である。このうち、ハブ輪51の車輪取付フランジ56の車輪取付孔60の内面が非標準組織の部分62とされている。また、外方部材55の車体取付フランジ55bにおける車体取付孔61の内面が非標準組織の部分62とされている。ハブ輪51の母材部分は標準組織である。これら非標準組織の部分62は、ハブ輪51または外方部材55に局部的に設けられたものであり、各フランジ56、55bにおける車輪取付孔60または車体取付孔61の配列の内径側付近から先端までの範囲が、非標準組織の部分59とされている。
非標準組織部分62の非標準組織は、熱間鍛造工程の途中または最後に、冷媒を浴びせることで、ハブ輪51または外方部材55を局部的に冷却することなどで得た組織であり、例えば、微細フェライト・パーライト組織、上部ベイナイト組織、下部ベイナイト組織、焼戻マルテンサイト組織のうちのいずれか、もしくは少なくともこれらの組織のうち2種類以上の混合組織とされる。
このような組織微細化や硬度アップにより、ねじ孔である車輪取付孔60や車体取付孔61における強度、疲れ強さが向上し、自動車の旋回時等の高応力が繰り返し発生するときに、車輪取付孔60や車体取付孔61に亀裂が発生することが抑えられ、耐久性低下・ボルトの抜けが抑えられると共に、大荷重時の車輪取付孔60や車体取付孔61の損傷が抑えられて、より高荷重まで耐えることができる。さらに車輪取付孔60や車体取付孔61の雌ねじの摩耗が減少でき、ハブボルトや車体取付ボルトの軸力の低下・緩みが抑制できる。このように、高強度化され、長寿命化できるため、通常の標準組織の車輪用軸受装置に比べて、小型化、および軽量化が図れると共に、車輪用軸受装置の製品製作の投入重量が削減されて、コストの削減を図ることが可能となる。
特開2007−50857号公報
然しながら、このような従来の車輪用軸受装置では、非標準組織部分62の非標準組織が、組織微細化や硬度アップにより強度、疲れ強さが向上する一方、車輪取付フランジ56や車体取付フランジ55bにおける車輪取付孔60や車体取付孔61の雌ねじのねじ山数を充分に確保することができず、ハブボルトや車体取付ボルトが緩み易い問題がある。
車輪取付孔60や車体取付孔61の雌ねじのねじ山数を充分に確保するためには、車輪取付フランジ56や車体取付フランジ55bを厚くすることが考えられるが、省資源あるいは公害等の面から燃費向上に対する要求は厳しく、この種の車輪用軸受装置において、燃費向上に応える要因として軽量・コンパクト化が求められ、さらに、この燃費向上に加えて、ばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上等の面からも、さらなる軽量化が求められている状況において、車輪取付フランジ56や車体取付フランジ55bを厚くすることは難しい。
また、車輪取付フランジにハブボルトが圧入固定される一般的な車輪用軸受装置においても、ハブボルトの固定力に必要な肉厚を確保するため、車輪取付フランジの肉厚を厚くせざるを得なかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ハブボルトの固定力を確保すると共に、マテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を図った車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、この外方部材に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記外方部材または内方部材のうち回転側となる部材に車輪を取り付けるための車輪取付フランジが一体に形成され、この車輪取付フランジの周方向等配に形成された車輪取付孔に前記車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジのインナー側の側面に肉盛部が形成され、この肉盛部の位置に前記車輪取付孔が形成されている。
このように回転側の部材に車輪取付フランジが一体に形成され、この車輪取付フランジの周方向等配に形成された車輪取付孔に車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、車輪取付フランジのインナー側の側面に肉盛部が形成され、この肉盛部の位置に車輪取付孔が形成されているので、回転側の部材のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジを厚くすることなく、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記肉盛部が鍛造加工により形成されていれば、加工工数を削減すると共に、マテリアルロスを削減して低コスト化を図ることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記回転側の部材が熱間鍛造により形成され、切削加工により前記車輪取付フランジのフランジ基部から当該車輪取付フランジに沿って環状の凹所が形成されると共に、前記車輪取付フランジのインナー側の側面に環状の肉盛部が形成されていれば、回転側の部材の鍛造形状が簡素化され、標準化による低コスト化が図れると共に、軽量・コンパクト化を達成することができる。
また、請求項4に記載の発明のように、前記車輪取付孔の部位に、厚肉部となる花弁状のリブが形成され、このリブに島状の肉盛部が形成されていれば、回転側部材の軽量・コンパクト化をさらに達成することができ、燃費向上と乗り心地の向上および走行安定性の向上を図ることができると共に、ハブボルトの固定力を充分に確保しつつ、大きなモーメント荷重がこの車輪取付フランジに負荷されても強度・剛性を確保することができ、所望の耐久性を発揮することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記肉盛部の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔が形成されていれば、車輪取付フランジを厚くすることなく、車輪取付孔の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項6に記載の発明のように、前記肉盛部の位置にハブボルトが圧入される車輪取付孔が形成されていれば、回転側の部材のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジの肉厚を厚くすることなく、車輪取付孔におけるハブボルトの圧入幅を充分に確保し、長期間に亘って固定力を高めることができる。
また、請求項7に記載の発明のように、前記内方部材が、一端部に前記車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなっていれば、外方部材を肉盛部の厚さ分だけハブ輪に接近させたレイアウトが可能となり、車輪用軸受装置の全長を短くして、装置の軽量・コンパクト化を図ることができる。
また、請求項8に記載の発明のように、前記外方部材が、外周に車体を取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、この車体取付フランジのアウター側の側面に鍛造加工によって島状の肉盛部が形成されると共に、この肉盛部の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔が形成されていれば、外方部材のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車体取付フランジを厚くすることなく、車体取付孔の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘って車体取付ボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、この外方部材に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記外方部材または内方部材のうち回転側となる部材に車輪を取り付けるための車輪取付フランジが一体に形成され、この車輪取付フランジの周方向等配に形成された車輪取付孔に前記車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジのインナー側の側面に肉盛部が形成され、この肉盛部の位置に前記車輪取付孔が形成されているので、回転側の部材のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジを厚くすることなく、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。
外周に車体に取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記車輪取付フランジの周方向等配に形成される車輪取付孔に前記車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、前記車輪取付フランジのインナー側の側面に鍛造加工により島状の肉盛部が形成され、この肉盛部の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる前記車輪取付孔が形成されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の正面図、図3は、図1のハブ輪の変形例を示すハブ輪単体図、図4は、図3の正面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この車輪用軸受装置は、内方部材1と外方部材2と複列の転動体(ボール)3、3とを備え、駆動輪側の第3世代と称される構成をなしている。内方部材1はハブ輪4と別体の内輪5とからなる。ハブ輪4は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる円筒状の小径段部4bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)4cが形成されている。
一方、内輪5は、外周に他方(インナー側)の内側転走面5aが形成され、ハブ輪4の小径段部4bに所定のシメシロを介して圧入されている。そして、この小径段部4bの端部を径方向外方に塑性変形(揺動加締)させて形成した加締部7によって軸方向に固定されている。
外方部材2は、外周に車体(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ2bを一体に有し、内周に前記内方部材1の内側転走面4a、5aに対向する複列の外側転走面2a、2aが一体に形成されている。車体取付フランジ2bは円周方向に不連続に形成され、その突出する複数個(ここでは4個)の部位にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車体取付孔2cが形成されている。そして、これら両転走面2a、4aおよび2a、5a間には保持器8、8で円周等配された複列の転動体3、3がそれぞれ転動自在に収されている。なお、内方部材1と外方部材2と間に形成される環状空間の開口部にはシール9、10が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。
ハブ輪4はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面4aをはじめ、アウター側のシール9が摺接するフランジ基部6aから小径段部4bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。なお、加締部7は鍛造後の生のままとされている。こうした高周波焼入れによりハブ輪4の強度が向上し、内輪5の嵌合面におけるフレッティング摩耗が防止されて耐久性が向上すると共に、塑性変形が容易にでき、揺動加締時にクラックが発生するのを防止することができる。
一方、内輪5および転動体3はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。また、外方部材2は、ハブ輪4と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面2a、2aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、ここでは、転動体3にボールを用いた複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず、転動体3に円錐ころを用いた複列円錐ころ軸受であっても良い。
本実施形態では、ハブ輪4が熱間鍛造により形成され、旋盤等の切削加工により所定の形状・寸法に形成された後、所定の部位が高周波焼入れにより熱処理され、その後研削加工されている。ここで、図2に示すように、車輪取付フランジ6のインナー側の側面6bに島状の肉盛部11が鍛造加工によって形成されている。さらに、この肉盛部11の位置にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔12が形成されている。そして、車輪取付フランジ6のアウター側の側面6cに、図示しないブレーキロータを介して車輪が重ねられ、各車輪取付孔12にアウター側からハブボルト(図示せず)が螺着されて車輪が固定される。なお、車輪取付孔12の下孔はドリル加工に限らず、鍛造加工後に打ち抜きによって形成しても良い。
本実施形態では、車輪取付フランジ6のインナー側の側面6bに肉盛部11が鍛造加工によって形成され、この肉盛部11の位置に内面が雌ねじとなる車輪取付孔12が形成されているので、ハブ輪4のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジ6を厚くすることなく、車輪取付孔12の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。さらに、外方部材2をこの肉盛部11の厚さ分だけハブ輪4に接近させたレイアウトが可能となり、車輪用軸受装置の全長を短くして、装置の軽量・コンパクト化を図ることができる。
図3に前述したハブ輪4の変形例を示す。このハブ輪24は、アウター側の端部に車輪取付フランジ25を一体に有し、外周に一方の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる円筒状の小径段部4bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション4cが形成されている。
本実施形態では、ハブ輪24が熱間鍛造により形成され、旋盤等の切削加工によりフランジ基部から車輪取付フランジ25に沿って環状の凹所26が形成されている。その結果、図4に示すように、車輪取付フランジ25のインナー側の側面25aに環状の肉盛部27が形成される。これにより、ハブ輪24の鍛造形状が簡素化され、標準化による低コスト化が図れると共に、前述した実施形態と同様、軽量・コンパクト化を達成することができ、車輪取付孔12の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘ってハブボルトが緩むのを防止することができる。
図5は、本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図、図6は、図5の正面図である。なお、この実施形態は、前述した実施形態(図1)と基本的にはハブ輪の構成が異なるだけで、その他前述した実施形態と同一部品、同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は、内方部材13と外方部材2と複列の転動体3、3とを備え、駆動輪側の第3世代と称される構成をなしている。内方部材13はハブ輪14と別体の内輪5とからなる。ハブ輪14は、アウター側の端部に車輪取付フランジ15を一体に有し、外周に一方の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる円筒状の小径段部4bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション4cが形成されている。
ハブ輪14はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面4aをはじめ、アウター側のシール9が摺接するフランジ基部6aから小径段部4bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
本実施形態では、ハブ輪14の車輪取付フランジ15が薄肉に形成されると共に、図6に示すように、車輪取付フランジ15のインナー側の側面15aには、鍛造工程において、ハブボルト(図示せず)が螺着される車輪取付孔12の部位に、厚肉部となる花弁状のリブ16が形成されている。そして、このリブ16に島状の肉盛部11が鍛造加工によって形成されている。これにより、ハブ輪14の軽量・コンパクト化をさらに達成することができ、燃費向上と乗り心地の向上および走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジ15を厚くすることなく、車輪取付孔12の雌ねじのねじ山数を充分に確保しつつ、大きなモーメント荷重がこの車輪取付フランジ15に負荷されても強度・剛性を確保することができ、所望の耐久性を発揮することができる。
図7は、本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図、図8は、図7の正面図である。なお、前述した実施形態と同一部品、同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は、内方部材17と外方部材18と複列の転動体3、3とを備え、従動輪側の第3世代と称される構成をなしている。内方部材18はハブ輪19と別体の内輪5とからなる。ハブ輪19は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ20を一体に有し、外周に一方(アウター側)の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる小径段部4bが形成されている。
外方部材18は、外周に車体(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ21を一体に有し、内周に前記内方部材17の内側転走面4a、5aに対向する複列の外側転走面2a、2aが一体に形成されている。そして、これら両転走面2a、4aおよび2a、5a間には保持器8、8で円周等配された複列の転動体3、3がそれぞれ転動自在に収されている。
ハブ輪19はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面4aをはじめ、アウター側のシール9が摺接するフランジ基部6aから小径段部4bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
外方部材18は、ハブ輪19と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面2a、2aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
本実施形態では、ハブ輪19の車輪取付フランジ20が薄肉に形成されると共に、車輪取付フランジ20のインナー側の側面15aには、鍛造工程において、ハブボルト(図示せず)が螺着される車輪取付孔12の部位に、厚肉部となる花弁状のリブ16が形成されている。これにより、ハブ輪19の軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上と乗り心地の向上および走行安定性の向上を図ることができると共に、大きなモーメント荷重がこの車輪取付フランジ20に負荷されても強度・剛性を確保することができ、所望の耐久性を発揮することができる。
ここで、外方部材18が熱間鍛造により形成され、旋盤等の切削加工により所定の形状・寸法に形成された後、所定の部位が高周波焼入れにより熱処理され、その後研削加工されている。図8に示すように、車体取付フランジ21の外径は矩形状に形成され、その角部のアウター側の側面21aに島状の肉盛部22が鍛造加工によって形成されている。さらに、この肉盛部22の位置にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車体取付孔23が形成されている。そして、車体取付フランジ21のインナー側の側面21bにナックル(図示せず)が嵌合され、各車体取付孔23に車体取付ボルト(図示せず)が螺着されて外方部材18が固定される。
本実施形態では、車体取付フランジ21のアウター側の側面21aに肉盛部22が鍛造加工によって形成され、この肉盛部22の位置に内面が雌ねじとなる車体取付孔23が形成されているので、外方部材18のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車体取付フランジ21を厚くすることなく、車体取付孔23の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘って車体取付ボルトが緩むのを防止して固定力を高めた車輪用軸受装置を提供することができる。
図9は、本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図、図10は、図9の正面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態(図1)と基本的にはハブ輪と外方部材の構成が異なるだけで、その他前述した実施形態と同一部品、同一部位あるいは同一機能を有する部品や部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
この車輪用軸受装置は、内方部材28と外方部材29と複列の転動体3、3とを備え、駆動輪側の第3世代と称される構成をなしている。内方部材28はハブ輪30と別体の内輪5とからなる。ハブ輪30は、アウター側の端部に車輪取付フランジ31を一体に有し、外周に一方の内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる円筒状の小径段部4bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション4cが形成されている。
ハブ輪30はS53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、内側転走面4aをはじめ、アウター側のシール9が摺接するフランジ基部6aから小径段部4bに亙り高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。
外方部材29は、外周に車体(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ32を一体に有し、内周に前記内方部材28の内側転走面4a、5aに対向する複列の外側転走面2a、2aが一体に形成されている。この外方部材29は、ハブ輪30と同様、S53C等の炭素0.40〜0.80重量%を含む中高炭素鋼で形成され、複列の外側転走面2a、2aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
ここで、本実施形態では、ハブ輪30および外方部材29が熱間鍛造により形成され、図10に示すように、車輪取付フランジ31におけるインナー側の側面6bの円周等配位置に島状の肉盛部11が形成されている。さらに、この肉盛部11の位置にドリル加工によって車輪取付孔33が形成され、この車輪取付孔33にハブボルト31aが圧入固定されている。そして、車輪取付フランジ31のアウター側の側面6cに、図示しないブレーキロータを介して車輪が重ねられ、ハブボルト31aに固定ナット(図示せず)が螺着されて車輪が固定される。
また、車体取付フランジ32は円周方向に不連続に形成され、その突出する複数個(ここでは4個)の部位のアウター側の側面32aに島状の肉盛部22が鍛造加工によって形成されている。さらに、この肉盛部22の位置にドリル加工によって下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車体取付孔23が形成されている。そして、車体取付フランジ32のインナー側の側面32bにナックル(図示せず)が嵌合され、各車体取付孔23に車体取付ボルト(図示せず)が螺着されて外方部材29が固定される。
本実施形態では、車輪取付フランジ31のインナー側の側面6bに肉盛部11が鍛造加工によって形成されると共に、車体取付フランジ32のアウター側の側面32aに肉盛部22が鍛造加工によって形成され、これらの肉盛部11、22の位置にハブボルト31aが圧入される車輪取付孔33と、内面が雌ねじとなる車体取付孔23がそれぞれ形成されているので、ハブ輪30および外方部材29のマテリアルロスを削減して軽量・コンパクト化を達成することができ、燃費向上とばね下重量の軽量化による乗り心地の向上や、タイヤの接地性向上による走行安定性の向上を図ることができると共に、車輪取付フランジ31および車体取付フランジ32の肉厚を厚くすることなく、車輪取付孔33におけるハブボルト31aの圧入幅および車体取付孔23の雌ねじのねじ山数を充分に確保し、長期間に亘って固定力を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことである。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、一端部にブレーキロータを介して車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、この車輪取付フランジにハブボルトが固定される第2世代乃至第4世代のあらゆる構造において適用が可能である。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 図1の正面図である。 図1のハブ輪の変形例を示すハブ輪単体図である。 図3の正面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 図5の正面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第3の実施形態を示す縦断面図である。 図7の正面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第4の実施形態を示す縦断面図である。 図9の正面図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1、13、17、28・・・・・内方部材
2、18、29・・・・・・・・外方部材
2a・・・・・・・・・・・・・外側転走面
2b、21、32・・・・・・・車体取付フランジ
2c、23・・・・・・・・・・車体取付孔
3・・・・・・・・・・・・・・転動体
4、14、19、24、30・・ハブ輪
4a、5a・・・・・・・・・・内側転走面
4b・・・・・・・・・・・・・小径段部
4c・・・・・・・・・・・・・セレーション
5・・・・・・・・・・・・・・内輪
6、15、20、25、31・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・フランジ基部
6b、15a、25a・・・・・車輪取付フランジのインナー側の側面
6c・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジのアウター側の側面
7・・・・・・・・・・・・・・加締部
8・・・・・・・・・・・・・・保持器
9・・・・・・・・・・・・・・アウター側のシール
10・・・・・・・・・・・・・インナー側のシール
11、22、27・・・・・・・肉盛部
12、33・・・・・・・・・・車輪取付孔
16・・・・・・・・・・・・・リブ
21a、32a・・・・・・・・車体取付フランジのアウター側の側面
21b、32b・・・・・・・・車体取付フランジのインナー側の側面
26・・・・・・・・・・・・・凹所
31a・・・・・・・・・・・・ハブボルト
51・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
51a、52a・・・・・・・・内側転走面
51b・・・・・・・・・・・・小径段部
51c・・・・・・・・・・・・セレーション
52・・・・・・・・・・・・・内輪
53・・・・・・・・・・・・・内方部材
54・・・・・・・・・・・・・ボール
55・・・・・・・・・・・・・外方部材
55a・・・・・・・・・・・・外側転走面
55b・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
56・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
57・・・・・・・・・・・・・保持器
58、59・・・・・・・・・・シール
60・・・・・・・・・・・・・車輪取付孔
61・・・・・・・・・・・・・車体取付孔
62・・・・・・・・・・・・・非標準組織の部分

Claims (8)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    この外方部材に内嵌され、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、
    前記外方部材または内方部材のうち回転側となる部材に車輪を取り付けるための車輪取付フランジが一体に形成され、この車輪取付フランジの周方向等配に形成された車輪取付孔に前記車輪を締結するハブボルトが固定される車輪用軸受装置において、
    前記車輪取付フランジのインナー側の側面に肉盛部が形成され、この肉盛部の位置に前記車輪取付孔が形成されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記肉盛部が鍛造加工により形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記回転側の部材が熱間鍛造により形成され、切削加工により前記車輪取付フランジのフランジ基部から当該車輪取付フランジに沿って環状の凹所が形成されると共に、前記車輪取付フランジのインナー側の側面に環状の肉盛部が形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記車輪取付孔の部位に、厚肉部となる花弁状のリブが形成され、このリブに島状の肉盛部が形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記肉盛部の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔が形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記肉盛部の位置にハブボルトが圧入される車輪取付孔が形成されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記内方部材が、一端部に前記車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなる請求項1乃至6いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  8. 前記外方部材が、外周に車体を取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、この車体取付フランジのアウター側の側面に鍛造加工によって島状の肉盛部が形成されると共に、この肉盛部の位置に下孔が形成され、この下孔にタップ加工で内面が雌ねじとなる車輪取付孔が形成されている請求項1乃至7いずれかに記載の車輪用軸受装置。
JP2008140257A 2008-05-29 2008-05-29 車輪用軸受装置 Pending JP2009286238A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008140257A JP2009286238A (ja) 2008-05-29 2008-05-29 車輪用軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008140257A JP2009286238A (ja) 2008-05-29 2008-05-29 車輪用軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009286238A true JP2009286238A (ja) 2009-12-10

Family

ID=41455883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008140257A Pending JP2009286238A (ja) 2008-05-29 2008-05-29 車輪用軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009286238A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017200338A1 (de) 2017-01-11 2017-04-27 Audi Ag Radlager für ein Kraftfahrzeug
IT201900013584A1 (it) * 2019-08-01 2021-02-01 Skf Ab Anello interno flangiato per cuscinetti mozzo ruota

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017200338A1 (de) 2017-01-11 2017-04-27 Audi Ag Radlager für ein Kraftfahrzeug
CN108297615A (zh) * 2017-01-11 2018-07-20 奥迪股份公司 用于机动车的车轮支承装置
EP3351403A1 (de) * 2017-01-11 2018-07-25 Audi Ag Radlager für ein kraftfahrzeug
US10267355B2 (en) 2017-01-11 2019-04-23 Audi Ag Wheel bearing for a motor vehicle
CN108297615B (zh) * 2017-01-11 2021-03-16 奥迪股份公司 用于机动车的车轮支承装置
IT201900013584A1 (it) * 2019-08-01 2021-02-01 Skf Ab Anello interno flangiato per cuscinetti mozzo ruota
US11137029B2 (en) 2019-08-01 2021-10-05 Aktiebolaget Skf Flanged inner ring for wheel hub bearings

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5242957B2 (ja) 車輪用軸受装置
US20050141798A1 (en) Bearing apparatus for a wheel of vehicle
JP6587851B2 (ja) 車輪用軸受装置
US10752049B2 (en) Wheel bearing device
JP2009113635A (ja) 車輪用軸受装置
JP2008100632A (ja) 車輪用軸受装置
JP2013053707A (ja) 車輪用軸受装置
JP4844967B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2008173995A (ja) 車輪用軸受装置
JP2006036112A (ja) 車輪用軸受装置
JP2009286238A (ja) 車輪用軸受装置
JP5852388B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP5252834B2 (ja) 車輪用軸受装置の製造方法
JP5147100B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP5099875B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2008296621A (ja) 車輪用軸受装置
JP2005297925A (ja) 車輪用軸受装置
WO2013035756A1 (ja) 車輪用軸受装置
JP4994717B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP6054124B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP4969899B2 (ja) 車輪用軸受装置
JP2007315508A (ja) 車輪用軸受装置
JP2008162356A (ja) 車輪用軸受装置
JP2017065296A (ja) 車輪用軸受装置
JP4986277B2 (ja) 車輪用軸受装置