JP2009285344A - 哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投入導管 - Google Patents
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Abstract
【課題】哺乳類に対する多剤併用を含めた薬剤投与を適切かつ安定して行うこと。
【解決手段】犬3に埋込み又は搭載されて、犬3に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置1であって、犬3に投与する複数種の薬剤を各々収納する複数の薬剤タンク10a〜10cと、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々から収納された薬剤を体内に導く、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々に対して各々設けられた複数の導管13a〜13cと、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々に収納された薬剤を、複数の導管13a〜13cの各々に向けて駆動するポンプ12a〜12cと、複数の薬剤の犬3への投与を制御する制御部Cと、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】犬3に埋込み又は搭載されて、犬3に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置1であって、犬3に投与する複数種の薬剤を各々収納する複数の薬剤タンク10a〜10cと、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々から収納された薬剤を体内に導く、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々に対して各々設けられた複数の導管13a〜13cと、複数の薬剤タンク10a〜10cの各々に収納された薬剤を、複数の導管13a〜13cの各々に向けて駆動するポンプ12a〜12cと、複数の薬剤の犬3への投与を制御する制御部Cと、を備える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、哺乳類に埋込みまたは搭載され哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投与用導管に関するものである。
従来、浸透圧ポンプ(非特許文献1参照)などの駆動機構を用いて、微量の薬液を、たとえば1週間程度の比較的長い所定時間をかけて連続的に投与することが行われていた。
Theewes F and Yum SI.Principles of the operation of genericosmotic pump for the delivery of semisolid or liquid drug formulations.Ann Biomed Eng 1976,4(4):343-353
しかしながら、哺乳類に微量の薬液などの薬剤を長時間かけて投与しようとする場合、哺乳類が犬などの動物であると、投与時における異常な症状を訴えたり、投与時の状況を伝えることが困難であり、薬剤投与時における適切な対応を行うことができない場合があるという問題点があった。たとえば、薬剤投与管理者は、喉の渇き、吐き気、眠気、あるいは薬物アレルギー等によるアナフィラキシーショックなどを知ることが困難であり、適切な対応策を施すことが困難な場合があった。なお、哺乳類が人間の場合も、薬剤投与時における症状を訴えたり、投与時の状況を伝えることができない場合がある。
一方、投与対象の哺乳類は、薬剤投与時に想定外の行動を行う場合があり、このような場合にも適切な薬剤投与を施すことができないという問題点があった。例えば、激しい運動をするなど管理想定外の行動を起こした場合には、薬液タンクの位置ずれや穿刺針の脱落などによって薬剤投与を安定して行うことができないという問題点があった。
更には、シスプラチン等の腎毒性の強い薬剤を投与する際には、腎障害が発生しないよう水分補給に十分留意する必要があるが、犬などを対象とする場合には排尿や飲水の量を確実に知ることができないため、適切な処置が出来ないという問題点があった。
なお、近年における薬剤投与は、複数の薬剤を用いた多剤併用療法が一般的であり、この多剤併用療法に対応できることが要望されている。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、哺乳類に対する多剤併用を含めた薬剤投与を適切かつ安定して行うことができる哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投入導管を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、前記哺乳類に投与する複数種の液体を各々収納する、複数の液体タンクと、前記複数の液体タンクの各々から収納された物質を体内に導く、前記複数の液体タンクの各々に対して各々設けられた複数の導管と、前記複数の液体タンクの各々に収納された液体を、前記複数の導管の各々に向けて駆動する駆動機構と、前記複数の液体の前記哺乳類への投与を制御する制御部と、を備え、前記複数の液体タンクの少なくとも1つには薬剤が収容されていることを特徴とする。したがって、複数の液体をそれぞれ制御して哺乳類に投与することができ、哺乳類に対する多剤併用を含めた薬剤投与を適切かつ安定して行うことができる。たとえば、複数の薬剤を所望の投入順や所望の分量比率で投与することができる。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記複数の導管を結合して1つの結合導管にする導管ジョイントと、前記複数の導管の各々に対して設けられ、前記複数の導管の各々から前記結合導管への液体の移動を許すとともに前記結合導管から前記複数の導管の各々への液体の流入を防ぐ複数の一方向弁と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記複数の液体タンクの少なくとも1つには麻酔薬又は鎮痛剤が収納され、前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与に先立ち、前記麻酔薬又は鎮痛剤を投与するように制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記複数の液体タンクの少なくとも1つには麻酔薬又は鎮痛剤が収納され、前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与の後に、前記麻酔薬又は鎮痛剤を投与するように制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記複数の液体タンクの少なくとも1つには薬理活性を有しない液体が収納され、前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与前、投与と同時、あるいは投与後の、少なくとも何れかに、前記薬理活性を有しない液体を投与するように制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサを備え、前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する薬剤投与装置であって、前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、前記薬剤の投与を制御する制御部と、前記哺乳類の活動状態を検出するセンサと、を備え、前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする。従って、活動状態を検出するセンサの出力に応じて、薬剤の投与を制御するようにしているので、哺乳類の活動に応じた薬剤を適切かつ安定して投与することができる。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記制御部は、少なくとも前記センサが検出した前記哺乳類の活動状態が所定の基準を上回る場合、前記薬剤が前記哺乳類に投与されないように制御することを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記センサは、加速度センサ、角速度センサ、脈拍センサ、血流センサ、体温センサのうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記センサは、当該哺乳類用薬剤投与装置本体、前記哺乳類に装着した服、前記哺乳類に装着した首輪のうち、少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、前記薬剤の投与を制御する制御部と、を有する薬剤投与装置本体と、前記薬剤投与装置本体が直接又は間接に取り付けられた前記哺乳類に装着する装着部材と、を備えたことを特徴とする。従って、装着部材を用いて哺乳類に薬剤投与装置本体を装着するようにしているので、哺乳類への装置装着を容易に行うことができる。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記装着部材は、衣服であることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記装着部材は、首輪又は胴輪又はハーネスであることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記装着部材には、前記哺乳類の活動を検出するセンサが装着されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類薬剤投与装置は、上記の発明において、前記薬剤投与装置本体の少なくとも一部は、前記衣服の内側に取り付けられており、前記衣服は、電磁シールド材で形成されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬剤投入導管は、哺乳類に埋め込まれ、先端が哺乳類体内の薬剤投入目標に位置づけられ、基端が哺乳類の体表に位置づけられる、薬剤投入用導管であって、先端と基端に開口を有し内部に通路が形成された導管部と、前記導管の基端部に設けられ、前記基端部の開口を開閉する第1開閉手段と、前記導管の基端部に設けられ、少なくとも上部が体表から露出するポート部材と、を備えたことを特徴とする。従って、導管の基端部の開口を開閉できるので、外部から導管内への物質の侵入を防止できるとともに導管内部の通路を清潔に保つことができる。
また、この発明にかかる薬剤投入導管は、上記の発明において、前記導管の先端部に設けられ、前記先端部の開口を開閉する第2開閉手段を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる薬剤投入導管は、上記の発明において、前記第1開閉手段は、弁であることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬剤投入導管は、上記の発明において、前記第1開閉手段は電磁弁であり、前記ポート部材に前記電磁弁を駆動するための電極が設けられていることを特徴とする。
また、この発明にかかる薬剤投入導管は、上記の発明において、前記導管部は、力を加えると曲げることができ、前記力が加わらなくなっても、曲げられた状態が保存される材質であることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類用薬剤投与装置は、哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、前記薬剤の投与を制御する制御部と、前記哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサと、を備え、前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする。従って、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサの出力に応じて、薬剤の投与を制御するようにしているので、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取などの状態に応じて適切に薬剤を投与することができるとともに、哺乳類の生活・生理サイクルの適切なタイミングで薬剤を投与することができる。
また、この発明にかかる哺乳類用薬剤投与装置は、上記の発明において、前記センサは、超音波を利用して検出するものであることを特徴とする。
また、この発明にかかる哺乳類用薬剤投与装置は、上記の発明において、前記センサは、哺乳類の電気伝導率の変化を利用して検出するものであることを特徴とする。
この発明によれば、複数の液体をそれぞれ制御して哺乳類に投与することができ、哺乳類に対する多剤併用を含めた薬剤投与を適切かつ安定して行うことができる。たとえば、複数の薬剤を所望の投入順や所望の分量比率で投与することができる。
また、この発明によれば、活動状態を検出するセンサの出力に応じて、薬剤の投与を制御するようにしているので、哺乳類の活動に応じた薬剤を適切かつ安定して投与することができる。
また、この発明によれば、装着部材を用いて哺乳類に薬剤投与装置本体を装着するようにしているので、哺乳類への装置装着を容易に行うことができる。
また、この発明によれば、導管の基端部の開口を開閉できるので、外部から導管内への物質の侵入を防止できるとともに導管内部の通路を清潔に保つことができる。
また、この発明によれば、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサの出力に応じて、薬剤の投与を制御するようにしているので、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取などの状態に応じて適切に薬剤を投与することができるとともに、哺乳類の生活・生理サイクルの適切なタイミングで薬剤を投与することができる。
以下、図面を参照して、この発明にかかる哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投入導管の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
図1は、この発明の実施の形態にかかる哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投入導管の構成を示す模式図である。また、図2は、哺乳類である犬に薬剤投入導管を埋め込み、哺乳類用薬剤投与装置を装着した状態を示す模式図である。さらに、図3は、図2のA−A線断面図である。図1に示すように、哺乳類用薬剤投与装置1は、薬剤投与装置本体としての薬剤導入ユニット10とこれに接続されるセンサである脈拍センサSE1,加速度センサSE2とを有する。
薬剤導入ユニット10は、投与すべき薬液、麻酔剤、鎮痛剤などが適宜収納される複数の薬剤タンク10a〜10cと、各薬剤タンク10a〜10cに対応して接続されてそれぞれの薬液タンク10a〜10cに収納されている薬剤を、制御部Cの制御のもとに微量かつ精度よく吐出する駆動機構としての複数のポンプ12a〜12cとを有する。各ポンプ12a〜12cは、それぞれ対応した導管13a〜13cに接続され、さらに導管ジョイント15に接続される。導管ジョイント15は、ポンプ12a〜12c側の複数の導管13a〜13cを1つの導管16に結合する。また、導管ジョイント15内の導管13aa〜13cには、それぞれ一方向弁14a〜14cが設けられる。導管16は、薬剤導入ユニット10外に延び、その先端部には、穿刺用の針17が接続され、薬剤投入導管2を介して犬3の体内の腫瘍などの処置対象部4に穿刺され、薬剤が投与される。なお、この導管16は、弾性材で形成される。導管ジョイント15は、複数の導管13a〜13cを1つの導管16に結合するとともに、一方向弁14a〜14cによって薬剤タンク10a〜10c側での薬剤の混合を防止し、さらに薬剤タンク10a〜10c側への逆流を防止する。
薬液導入ユニット10は、さらにバッテリBAと、信号端子18と、電力端子19と、各薬剤タンク10a〜10cに対応して各タンク内の泡の発生状態を検出する泡センサ11a〜11cと、制御部Cとを有する。制御部Cには、薬剤挿入ユニット10外に設けられ犬の活動状態を検出するセンサとして、脈拍を検出する脈拍センサSE1と、犬の活動状態を検出する加速度センサSE2とが接続される。さらに、制御部Cには、泡センサ11a〜11cが接続される。また、制御部Cには、電気浸透流ポンプなどによって実現されるポンプ12a〜12cが接続され、各ポンプの駆動制御を行う。さらに、制御部Cには、一方向弁14a〜14cが接続され、制御部Cは、一方向弁14a〜14cの開閉制御を行う。なお、一方向弁14a〜14cは、導管16側から薬剤タンク10a〜10c側への逆流を防止する逆止弁としても機能する。また、制御部Cは、信号端子18が接続され、薬液投入導管2側を制御することができる。また、バッテリBAは、電力端子19を介して薬剤投入導管2側に接続され、薬剤投入導管2側に電力を供給することができる。
一方、薬剤投入導管2は、先端と基端とに開口を有し、内部に通路が形成された導管部21と、導管部21の基端部に設けられ、少なくとも上部が体表Sから露出するポート20と、導管部21の基端部に設けられ、基端部の開口を開閉する第1開閉弁と、導管部21の先端部に設けられ、先端部の開口を開閉する第2開閉弁23とを有する。薬剤投入導管2は、ポート20の上部を除き、犬3の体内に埋め込まれ、先端部が処置対象部4近傍の薬剤投入目標位置に配置される。
ポート20には、信号端子18に対応する位置に信号端子28が設けられるとともに、電力端子19に対応する位置に電力端子29が設けられる。そして、信号端子18および電力端子29は、第1開閉弁22および第2開閉弁23に接続される。第1開閉弁22および第2開閉弁23は、たとえば電磁弁を用いて構成され、制御部Cの制御のもとに、それぞれ開閉制御される。
ここで、薬剤投入導管2は、上述したようにポート20の上部を除いて犬3の体内に埋め込まれる。導管部21は、力を加えると曲げることができ、力が加わらなくなっても、曲げられた状態が保存される材質で形成される。この場合、導管部21は、らせん状の密なバネで形成するとよい。薬剤投入導管2の先端部位置は、精度高く位置決めすることが望ましいが、上述したような材質で導管部21が形成されているため、先端部の位置決めが容易となる。とくに精度高く位置決めする場合には、先端部が操作者の操作に応じて屈曲する鉗子を導管部21の内部に入れて先端部を曲げて微調整することによって、先端位置を容易かつ精度高く位置決めすることができる。なお、薬剤投入導管2が配置される体表S部分の体毛Saは、剃っておくことが好ましい。
この薬剤投入導管2が配置された状態で、薬剤導入ユニット10の針17および導管16が薬剤投入導管2内に挿入され、薬剤挿入ユニット10が体表Sで固定される。さらに、脈拍センサSE1および加速度センサSE2が、体表Sに固定される。
この状態で、薬剤タンク10a〜10cに収納された薬剤の供給が制御部Cの制御のもとに開始される。制御部Cは、各ポンプ12a〜12cおよび一方向弁14a〜14cを制御し、各薬剤タンク10a〜10cに収納された薬剤、たとえば複数の薬液を個別に制御して投与する。この制御には、予め決定された各薬液投与量の時間プロファイルに従って投与される。また、制御部Cは、各薬液の投入順や所望の分量比率で投与する。このため、多剤併用療法が可能になる。
薬剤タンク10a〜10cには、薬液のみならず、少なくとも1つの薬剤タンクには麻酔薬あるいは鎮痛剤を収納しておき、少なくとも別の1つの薬剤タンクに薬剤を収容しておき、制御部Cは、薬液の投与に先立ち、麻酔薬あるいは鎮痛剤を投与することができる。これによって、犬3に対する投薬の苦痛が軽減される。また、犬の投薬時に比較的安静にすることができ、常に安定した薬理活性を得ることができる。
また、制御部Cは、薬液の投与後に、麻酔薬あるいは鎮痛剤を投与するようにしてもよい。この場合、犬3が痛みで暴れることが減少し、針17の抜去を安全かつ容易に行うことができる。
さらに、薬剤タンク10a〜10cの少なくとも1つの薬剤タンクに薬理活性を有しない液体を収納しておき、少なくとも別の1つの薬剤タンクに薬剤を収容しておき、制御部Cは、薬液の投与前、薬液の投与と同時、あるいは薬液の投与後のいずれかに、薬理活性を有しない液体を投与するようにしてもよい。この薬理活性を有しない液体とは、たとえば、ブドウ糖や生理食塩水などである。このような制御を行うと、たとえば、投薬後の排尿を促進することができる。具体的には、腎毒性の強い薬で排尿を促進するために有効である。特に、犬などの哺乳類が人間以外の動物の場合、飲水で排尿をカバーできないので、有効である。
なお、脈拍センサSE1、加速度センサSE2と同様に、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取などを検出するセンサを設け、このセンサを制御部Cに接続することによって、制御部Cは、上述した薬液などの投与を制御することが好ましい。これらセンサが検出した排尿、飲水、食物の摂取などの毒性に関する情報をもとに、一層適切な投与制御を行うことができる。また、排尿、飲水、食物の摂取などの状態に応じて薬剤を投与する制御も行うことができる。これによって、たとえば、犬3の生活スタイルや生理活性の適切なタイミングで薬剤を投与することができる。
また、制御部Cは、上述したように、脈拍センサSE1および加速度センサSE2によって犬3の活動状態を検出しているが、これらのセンサ出力に応じて、薬剤の投与制御を行うことができる。すなわち、犬3の活動状態に応じて薬剤の投与制御を行うことができる。たとえば、制御部Cは、脈拍センサSE1のセンサ出力をもとに、犬3が睡眠状態か覚醒状態かを判断し、睡眠状態と覚醒状態とに対する薬液投与量あるいは薬液の種類、さらには薬液の混合比率を変化させることができる。
さらに、制御部Cは、犬の活動状態が所定の基準を上回る場合に、薬剤を投与しないように制御するとよい。このような制御を行うと、犬3が活発に動いているときに投薬されず、静的な環境で安定して正確な投薬ができる。
なお、活動センサとしては、脈拍センサSE1、加速度センサSE2に限らず、角速度センサ、血流センサ、体温センサなどを適宜組み合わせて用いるようにしてもよい。
ここで、制御部Cは、薬剤投入導管2の第1開閉弁22および第2開閉弁23の開閉制御を行うことができる。制御部Cの制御のもとに、基端側の第1開閉弁22を閉じることができるので、外部からの物質の侵入を防止することができ、導管部21内部の通路を清潔に保つことができる。また、制御部Cは、先端側の第2開閉弁23を閉じることによって、犬3の体内からの物質の侵入を防止することができ、導管部21内部の通路を清潔に保つことができる。
また、制御部Cは、第1開閉弁22を開にし、第2開閉弁23を閉にした状態で、基端側から消毒液を導入し、さらにこの消毒液を吸引することによって、導管部21内の消毒を容易に行うことができる。
なお、制御部Cは、泡センサ10a〜10cの検出結果をもとに、薬剤の投与量を制御することが好ましい。犬などの哺乳類は、激しい動きをすることがあり、この結果、薬剤タンク10a〜10c内の薬液内に泡が含まれる。薬剤に泡が含まれると、投与される薬剤量が減少するので、制御部Cは、ポンプ12a〜12cを制御して、薬剤の吐出量を多くする調整を行うことによって、泡のない状態の投与量に等しくすることができる。
ここで、図2および図3を参照して、哺乳類用薬剤投与装置1の犬3への装着について説明する。上述したように、薬剤投入導管2は、予め犬3の体内に埋め込まれ、ポート20の開口が体表Sに露出した状態となっている。この状態で、犬3に、装着部材としての服30を着させ、この服30を介して薬剤導入ユニット10および脈拍センサSE1、加速度センサSE2を装着する。この場合、服30を介して薬剤導入ユニット10および脈拍センサSE1、加速度センサSE2が装着されるので、装着が容易になる。なお、固定ベルト31を用いて服30を固定するようにしてもよい。特に、薬剤導入ユニット10は、重いので、服30および薬剤導入ユニット10のずれを有効に防止することができる。
また、装着部材は、服30に限らず、首輪32、固定ベルト31などの胴輪やハーネスとしてもよい。また、脈拍センサSE1や加速度センサSE2などの各種センサの装着も、服30以外に、首輪32、固定ベルト31などの胴輪やハーネスに取り付けるようにしてもよい。もちろん、各種センサを薬剤導入ユニット10自体に装着してもよい。
なお、図3に示すように、服30のずれを防止するため、薬剤導入ユニット10の装着位置の反対側に、カウンタウェイト33を装着することが好ましい。また、服30の体表面側に電磁シールド材34を設け、体表面を覆うようにすることが好ましい。この電磁シールド材34を設けることによって、外部環境からの電磁波の悪環境を軽減することができ、センサ出力などの信号ノイズも軽減されるので、ノイズによる誤動作を防止できる。
なお、上述した実施の形態では、導管ジョイント15を薬剤導入ユニット10内に設けるようにしていたが、これに限らず、図4に示すように、導管ジョイント15に対応する導管ジョイント45を薬剤導入ユニット10外に設けるようにしてもよい。これによって、薬剤導入ユニット10の装着を安定した固定位置にすることができる。
また、上述した実施の形態では、1つの薬剤投入導管2を犬3の体内に埋め込むようにしていたが、これに限らず、図5に示すように複数の薬剤投入導管2を犬3の体内に埋め込むようにしてもよい。この場合、複数の哺乳類用薬剤投与装置1を用いてもよいし、薬剤導入ユニット10内あるいは薬剤導入ユニット10外に、複数の導管ジョイント15,45を設けるようにしてもよい。これによって、薬剤投与が空間的に広がり、処置対象部4に対する薬剤投与の効果を一層高めることができる。
さらに、上述した実施の形態では、複数の薬剤タンク10a〜10cを設けるようにしていたが、これに限らず、1つの薬剤タンクとしてもよい。また、薬剤は、液体に限らず、固形の薬剤としてもよい。この場合、微粉末とすることが好ましい。
また、哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取などを検出するセンサとして、哺乳類の電気伝導率の変化を検出するセンサを用いても良い。さらに、図6に示すように超音波を利用した超音波センサSE3を用いてもよい。この場合、水飲器50の側に犬3が近づいたことを超音波の送受信によって検出し、これによって飲水したものと検出することができる。また、犬3にRFIDなどを埋め込んでおき、たとえば水飲器50に近づいたときに、水飲器50の近傍に配置されたリーダによってRFIDの識別情報を読み取り、この結果を犬3側に送信し、犬3側がこの送信情報を受信することによって、飲水を検出するようにしてもよい。この場合、犬3側に受信手段を設ける必要がある。
また、水飲器に水量計や水飲み動作によって発生する水の振動を検出する振動計を設け、犬3が水を飲んだタイミングを検出し、制御部Cに送信する。制御部Cは、これらのセンサからの情報を元に、薬液の送液量やタイミングの制御を行うようにしてもよい。
1 哺乳類用薬剤投与装置
2 薬剤投入導管
3 犬
4 処置対象部
10 薬剤導入ユニット
10a〜10c 薬剤タンク
11a〜11c 泡センサ
12a〜12c ポンプ
13a〜13c,16 導管
14a〜14c 一方向弁
15,45 導管ジョイント
17 針
18,28 信号端子
19,29 電力端子
20 ポート
21 導管部
22 第1開閉弁
23 第2開閉弁
30 服
31 固定ベルト
32 首輪
33 カウンタウェイト
34 電磁シールド材
50 水飲器
BA バッテリ
C 制御部
SE1 脈拍センサ
SE2 加速度センサ
SE3 超音波センサ
S 体表
2 薬剤投入導管
3 犬
4 処置対象部
10 薬剤導入ユニット
10a〜10c 薬剤タンク
11a〜11c 泡センサ
12a〜12c ポンプ
13a〜13c,16 導管
14a〜14c 一方向弁
15,45 導管ジョイント
17 針
18,28 信号端子
19,29 電力端子
20 ポート
21 導管部
22 第1開閉弁
23 第2開閉弁
30 服
31 固定ベルト
32 首輪
33 カウンタウェイト
34 電磁シールド材
50 水飲器
BA バッテリ
C 制御部
SE1 脈拍センサ
SE2 加速度センサ
SE3 超音波センサ
S 体表
Claims (23)
- 哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、
前記哺乳類に投与する複数種の液体を各々収納する、複数の液体タンクと、
前記複数の液体タンクの各々から収納された物質を体内に導く、前記複数の液体タンクの各々に対して各々設けられた複数の導管と、
前記複数の液体タンクの各々に収納された液体を、前記複数の導管の各々に向けて駆動する駆動機構と、
前記複数の液体の前記哺乳類への投与を制御する制御部と、
を備え、
前記複数の液体タンクの少なくとも1つには薬剤が収容されていることを特徴とする哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記複数の導管を結合して1つの結合導管にする導管ジョイントと、
前記複数の導管の各々に対して設けられ、前記複数の導管の各々から前記結合導管への液体の移動を許すとともに前記結合導管から前記複数の導管の各々への液体の流入を防ぐ複数の一方向弁と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記複数の液体タンクの少なくとも1つには麻酔薬又は鎮痛剤が収納され、
前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、
前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与に先立ち、前記麻酔薬又は鎮痛剤を投与するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記複数の液体タンクの少なくとも1つには麻酔薬又は鎮痛剤が収納され、
前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、
前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与の後に、前記麻酔薬又は鎮痛剤を投与するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記複数の液体タンクの少なくとも1つには薬理活性を有しない液体が収納され、
前記複数の液体タンクの少なくとも別の1つには治療用の薬剤が収容され、
前記制御部は、前記治療用の薬剤の投与前、投与と同時、あるいは投与後の、少なくとも何れかに、前記薬理活性を有しない液体を投与するように制御することを特徴とする請求項1または2に記載の哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサを備え、
前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の哺乳類用薬剤投与装置。 - 哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する薬剤投与装置であって、
前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、
前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、
前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、
前記薬剤の投与を制御する制御部と、
前記哺乳類の活動状態を検出するセンサと、
を備え、
前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記制御部は、少なくとも前記センサが検出した前記哺乳類の活動状態が所定の基準を上回る場合、前記薬剤が前記哺乳類に投与されないように制御することを特徴とする請求項7に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記センサは、加速度センサ、角速度センサ、脈拍センサ、血流センサ、体温センサのうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7または8に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記センサは、当該哺乳類用薬剤投与装置本体、前記哺乳類に装着した服、前記哺乳類に装着した首輪のうち、少なくとも1つに搭載されていることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一つに記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、
前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、
前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、
前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、
前記薬剤の投与を制御する制御部と、
を有する薬剤投与装置本体と、
前記薬剤投与装置本体が直接又は間接に取り付けられた前記哺乳類に装着する装着部材と、
を備えたことを特徴とする哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記装着部材は、衣服であることを特徴とする請求項11に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記装着部材は、首輪又は胴輪又はハーネスであることを特徴とする請求項11に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記装着部材には、前記哺乳類の活動を検出するセンサが装着されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一つに記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記薬剤投与装置本体の少なくとも一部は、前記衣服の内側に取り付けられており、前記衣服は、電磁シールド材で形成されていることを特徴とする請求項12に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 哺乳類に埋め込まれ、先端が哺乳類体内の薬剤投入目標に位置づけられ、基端が哺乳類の体表に位置づけられる、薬剤投入用導管であって、
先端と基端に開口を有し内部に通路が形成された導管部と、
前記導管の基端部に設けられ、前記基端部の開口を開閉する第1開閉手段と、
前記導管の基端部に設けられ、少なくとも上部が体表から露出するポート部材と、
を備えたことを特徴とする薬剤投入用導管。 - 前記導管の先端部に設けられ、前記先端部の開口を開閉する第2開閉手段を備えたことを特徴とする請求項16に記載の薬剤投入用導管。
- 前記第1開閉手段は、弁であることを特徴とする請求項16または17に記載の薬剤投入導管。
- 前記第1開閉手段は電磁弁であり、
前記ポート部材に前記電磁弁を駆動するための電極が設けられていることを特徴とする請求項16または17に記載の薬剤投入用導管。 - 前記導管部は、力を加えると曲げることができ、前記力が加わらなくなっても、曲げられた状態が保存される材質であることを特徴とする請求項16〜19のいずれか一つに記載の薬剤投入用導管。
- 哺乳類に埋込み又は搭載されて、前記哺乳類に薬剤を投与する哺乳類用薬剤投与装置であって、
前記哺乳類に投与する薬剤を収納する、少なくとも1つの液体タンクと、
前記液体タンクから収納された液体を体内に導く導管と、
前記液体タンクに収納された液体を前記導管に向けて駆動する駆動機構と、
前記薬剤の投与を制御する制御部と、
前記哺乳類の排尿、飲水、食物の摂取のうち、少なくとも1つを検出するセンサと、
を備え、
前記制御部は、前記センサの出力に応じて、前記薬剤の投与を制御することを特徴とする哺乳類用薬剤投与装置。 - 前記センサは、超音波を利用して検出するものであることを特徴とする請求項21に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
- 前記センサは、哺乳類の電気伝導率の変化を利用して検出するものであることを特徴とする請求項21に記載の哺乳類用薬剤投与装置。
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JP2008143585A JP2009285344A (ja) | 2008-05-30 | 2008-05-30 | 哺乳類用薬剤投与装置および薬剤投入導管 |
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