JP2009284683A - 車両用主電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両台車部や車体との関係でクーラーの大きさに制限があり,クーラーの冷却能力が不足することがあり,温度上昇を抑えることが出来ない場合がある。鉄心おさえに密着して取付けされた冷却フィンにより,放熱性を改善し,主電動機の温度上昇を抑え,常に良好な条件で運転ができる車両用主電動機を提供することである。
【解決手段】車両用の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,フレームの内径側に鉄心おさえと密着させたリング状の冷却フィンを備えることである。 放熱性を改善することで,主電動機の温度上昇を抑えることができる。
【選択図】図1
【解決手段】車両用の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,フレームの内径側に鉄心おさえと密着させたリング状の冷却フィンを備えることである。 放熱性を改善することで,主電動機の温度上昇を抑えることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は,車両用の台車内に据え付けられている,冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,放熱性を改善させることで主電動機全体の温度上昇を抑えることができる車両用主電動機に関するものである。
全閉方式の主電動機には機内を循環する空気を冷却するためのクーラーを備えている。この状態は図2に示される。
図2はその従来の一例を示す説明図であり,1はフレーム,2は固定子,3は回転子,4は回転子の風穴,5は主電動機軸,6はファン,7及び8は軸受,9はクーラー,10はクーラー入口,11はクーラー出口,12は鉄心押さえである。
図2において,電車の運転中,主電動機は常に回転している。
特開2004−194498公報
図2はその従来の一例を示す説明図であり,1はフレーム,2は固定子,3は回転子,4は回転子の風穴,5は主電動機軸,6はファン,7及び8は軸受,9はクーラー,10はクーラー入口,11はクーラー出口,12は鉄心押さえである。
図2において,電車の運転中,主電動機は常に回転している。
前記の通り,機内を循環する空気を冷却するためのクーラーを備えているが,車両台車部や車体との関係でクーラーの大きさに制限があり,クーラーの冷却能力が不足することがあり,温度上昇を抑えることが出来ない場合がある。
本発明は,上述した点に鑑みて創案されたもので,その目的とするところは,これらの課題を解消し,主電動機の温度上昇を抑えることができ,常に良好な条件で運転ができる車両用主電動機を提供することにある。
本発明は,上述した点に鑑みて創案されたもので,その目的とするところは,これらの課題を解消し,主電動機の温度上昇を抑えることができ,常に良好な条件で運転ができる車両用主電動機を提供することにある。
請求項1の発明によれば、 車両の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,鉄心押さえに密着して取付けされるリング状の冷却フィンを備えることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンの内径側には軸方向に複数の平行な溝が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンと対向するフレームの部分には,複数の窓が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンは固定子の両側または片側に設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンの外径側にはフレームの窓を貫通する突起を有することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンはリング状である一体のものである他,複数に分割することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンの内径側には軸方向に複数の平行な溝が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンと対向するフレームの部分には,複数の窓が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンは固定子の両側または片側に設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンの外径側にはフレームの窓を貫通する突起を有することを特徴とする。
請求項6の発明によれば、請求項1に記載の冷却フィンはリング状である一体のものである他,複数に分割することを特徴とする。
すなわち,車両用の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,フレームの内径側に鉄心押さえと密着させたリング状の冷却フィンを備えることで,主電動機全体の温度上昇を抑えることができることを特徴とする。
本発明によれば,鉄心押さえに密着して取付けされた冷却フィンにより,放熱性を改善することで,主電動機の温度上昇を抑えることができ,常に良好な条件で運転ができる車両用主電動機を提供することができる。
図1に示す本発明の一実施例による。以下,本発明の一実施例を図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の一実施例を示す説明図で,13は冷却フィン,14はフレーム窓である。
なお,図2と同符号のものは,同じ構成,機能を有する部分である。
なお,図2と同符号のものは,同じ構成,機能を有する部分である。
鉄心押さえ12に密着してリング状の冷却フィン13が取付けられており,冷却フィン13には軸方向に平行な複数の溝が設けられ,冷却フィン13と対向するフレーム1の部分には,複数のフレーム窓14が設けられている。
すなわち,車両の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,鉄心押さえ12に密着して取付けされるリング状の冷却フィン13を備えており,前記,冷却フィン13には軸方向に平行な複数の溝が設けられ,冷却フィン13と対向するフレーム1の部分には,複数のフレーム窓14が設けられている。
また,冷却フィン13は必要に応じて,固定子2の両側または片側に設けることができる。
この冷却フィン13の外径側にはフレーム1に設けられたフレーム窓14を貫通し外気と触れることができる突起物を設けてあり,外気により冷却フィン13を冷却することができる。
また,冷却フィン13は必要に応じて,固定子2の両側または片側に設けることができる。
この冷却フィン13の外径側にはフレーム1に設けられたフレーム窓14を貫通し外気と触れることができる突起物を設けてあり,外気により冷却フィン13を冷却することができる。
すなわち,図1において,主電動機の運転中は断面的では,ファン6により主電動機内部の空気が矢印の方向に循環されるが,回転子3の回転に合せてフレーム1の内径側に沿って回転する空気の流れが発生している。また,高速回転になる程,空気が鉄心押さえ12に集中していくことが測定の結果判っており,その部分に冷却フィン13を配置することは効果的である。
冷却フィン13の外径側にはフレーム1に設けられたフレーム窓14を貫通し外気と触れることができる突起物を設けてあり,外気により冷却フィン13を冷却することができ,主電動機から発生した熱を外気に伝達させることができる。
冷却フィン13の外径側にはフレーム1に設けられたフレーム窓14を貫通し外気と触れることができる突起物を設けてあり,外気により冷却フィン13を冷却することができ,主電動機から発生した熱を外気に伝達させることができる。
1 フレーム
2 固定子
3 回転子
4 回転子の風穴
5 主電動機軸
6 ファン
7,8 軸受
9 クーラー
10 クーラー入口
11 クーラー出口
12 鉄心押さえ
13 冷却フィン
14 フレーム窓
2 固定子
3 回転子
4 回転子の風穴
5 主電動機軸
6 ファン
7,8 軸受
9 クーラー
10 クーラー入口
11 クーラー出口
12 鉄心押さえ
13 冷却フィン
14 フレーム窓
Claims (6)
- 車両の台車内に据え付けられている冷却風として外気を取入れない全閉方式の主電動機において,鉄心押さえ(12)に密着して取付けされるリング状の冷却フィン(13)を備えることを特徴とする車両用主電動機。
- 請求項1に記載の冷却フィン(13)の内径側には軸方向に複数の平行な溝が設けられていることを特徴とする車両用主電動機。
- 請求項1に記載の冷却フィン(13)と対向するフレーム(1)の部分には,複数のフレーム窓(14)が設けられていることを特徴とする車両用主電動機。
- 請求項1に記載の冷却フィン(13)は固定子(2)の両側または片側に設けられていることを特徴とする車両用主電動機。
- 請求項1に記載の冷却フィン(13)の外径側にはフレーム窓(14)を貫通する突起を有することを特徴とする車両用主電動機。
- 請求項1に記載の冷却フィン(13)はリング状である一体のものである他,複数に分割することを特徴とする車両用主電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008134880A JP2009284683A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 車両用主電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008134880A JP2009284683A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 車両用主電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009284683A true JP2009284683A (ja) | 2009-12-03 |
Family
ID=41454525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008134880A Pending JP2009284683A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 車両用主電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009284683A (ja) |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008134880A patent/JP2009284683A/ja active Pending
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