JP2009284083A - Sound signal processing circuit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、音声信号処理回路に関する。 The present invention relates to an audio signal processing circuit.
近年、音量調整回路や、トーンコントロール回路等の音質調整回路を含む音声信号処理回路を備えたオーディオ機器が知られている。 2. Description of the Related Art In recent years, audio devices including an audio signal processing circuit including a sound quality adjustment circuit such as a volume adjustment circuit and a tone control circuit are known.
音量調整回路とは、音声信号の出力レベルを電子的に切り替えて出力する回路である。音量調整回路は、例えば、複数の抵抗と複数のスイッチ素子とを組み合わせて構成される。そして、マイクロコンピュータの制御に応じてスイッチ素子のオンオフを切り替えることによって、抵抗の分圧比を変化させ、音声信号の減衰量を多段階に変化させる(特許文献1を参照)。 The volume adjustment circuit is a circuit that electronically switches and outputs the output level of the audio signal. The volume adjustment circuit is configured by combining a plurality of resistors and a plurality of switch elements, for example. Then, by switching on / off of the switch element according to the control of the microcomputer, the voltage dividing ratio of the resistance is changed, and the attenuation amount of the audio signal is changed in multiple stages (see Patent Document 1).
また、音質調整回路とは、音声信号の高音域及び低音域をそれぞれ増強又は減衰させて出力する回路である。音質調整回路は、例えば、複数のフィルタ回路と複数のスイッチ素子とを組み合わせて構成される。そして、マイクロコンピュータの制御に応じてスイッチ素子のオンオフを切り替えることによって、フィルタ回路の動作・非動作を切り替え、音声信号の周波数特性を変化させる(特許文献2を参照)。
しかしながら、前述の構成からなる、音量調整回路、音質調整回路を含む音声信号処理回路においては、音声信号に対する各種の処理がマイクロコンピュータからの制御データに基づいて行われる。よって、前述の音声信号処理回路を制御するためにはマイクロコンピュータが不可欠となる。しかし、前述の音声信号処理回路を制御するためのマイクロコンピュータをオーディオ機器に備えることは、オーディオ機器の低コスト化を妨げる要因となる。 However, in the audio signal processing circuit including the volume adjustment circuit and the sound quality adjustment circuit having the above-described configuration, various processes for the audio signal are performed based on control data from the microcomputer. Therefore, a microcomputer is indispensable for controlling the above-described audio signal processing circuit. However, providing an audio device with a microcomputer for controlling the above-described audio signal processing circuit is a factor that hinders cost reduction of the audio device.
前述した課題を解決する主たる発明は、音声信号処理回路であって、スイッチが操作されている期間、所定周波数のクロックを通過させるゲート回路と、前記ゲート回路を通過した前記クロックをカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント値に応じて、音声信号の音量レベルを調整する音量調整回路と、を備える。 A main invention for solving the above-described problem is an audio signal processing circuit, a gate circuit that allows a clock having a predetermined frequency to pass during a period in which the switch is operated, and a counter that counts the clock that has passed through the gate circuit; And a volume adjustment circuit that adjusts the volume level of the audio signal in accordance with the count value of the counter.
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。 Other features of the present invention will become apparent from the accompanying drawings and the description of this specification.
本発明によれば、音声信号の音量や音質をマイクロコンピュータの制御を必要とせずに調整することができる。 According to the present invention, the volume and sound quality of an audio signal can be adjusted without requiring control of a microcomputer.
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。 At least the following matters will become apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
===第1実施形態===
<<音量制御回路の構成>>
本実施形態に係る音声信号処理回路300を含む音量制御回路100の構成について、図1を参照して説明する。
図1における音量制御回路100は、端子210〜240と、スイッチ200、201と、集積回路として構成される音声信号処理回路300と、を含んで構成される。端子210は、音声信号処理回路300に音声信号を入力するための端子である。端子220、230は、各々、音声信号処理回路300にスイッチ200、201の操作に応じた電圧を印加するための端子である。端子240は、音声信号処理回路300から音声信号を出力するための端子である。スイッチ200は、一端が接地され、他端が端子220に接続され、音声信号の音量を上げる場合にユーザ等によって操作される。スイッチ201は、一端が接地され、他端が端子230に接続され、音声信号の音量を下げる場合にユーザ等によって操作される。尚、スイッチ200、201は、例えば自己復帰型の押しボタンスイッチ等から構成される。また、スイッチ200、201のオンとは、それぞれ、スイッチ200、201の両端が閉じた状態をいう。スイッチ200、201のオフとは、それぞれ、スイッチ200、201の両端が開いた状態をいう。よって、スイッチ200、201がオンされると、それぞれ、端子220、230の電位は接地のレベルとなる。一方、スイッチ200、201がオフされると、それぞれ、端子220、230の電位は不定となる。音声信号処理回路300は、音声信号の音量を、スイッチ200、201の操作に応じて調整して出力する。
=== First Embodiment ===
<< Configuration of Volume Control Circuit >>
The configuration of the
The
<<音声信号処理回路の構成>>
以下、本実施形態に係る音声信号処理回路300の構成について詳述する。
音声信号処理回路300は、ヒステリシスアンプ301、302と、プルアップ抵抗303、304と、インバータ回路305、306と、AND回路307、308(ゲート回路)と、クロック発生回路320と、ラッチ回路309、310と、アップカウンタ311と、ダウンカウンタ312と、増幅回路313と、音量調整回路330と、を含んで構成される。
<< Configuration of Audio Signal Processing Circuit >>
Hereinafter, the configuration of the audio
The audio
クロック発生回路320は、発振回路321、分周回路322を含んで構成される。発振回路321は、所定周波数の発振クロックを出力する。分周回路322は、発振クロックを所定分周した分周クロックを出力する。
The
ヒステリシスアンプ301、302は、各々、ヒステリシス特性を有し、スイッチ200、201の操作によって発生するチャタリングの影響を防止する。また、ヒステリシスアンプ301、302の出力電位は、各々、スイッチ200、201がオンするときに接地のレベルとなる。尚、ヒステリシスアンプ301、302の出力と接地の間には、各々、例えば、不図示のオープンドレイン型のトランジスタTra、Trbが介在する。よって、スイッチ200、201が、各々、オンし、ヒステリシスアンプ301、302の入力電位が接地のレベルとなることに基づいて、トランジスタTra、Trbがオンし、ヒステリシスアンプ301、302の出力電位は接地のレベルとなる。また、スイッチ200がオフするとき、ヒステリシスアンプ301、302の入力電位が、各々、不定となることに基づいて、トランジスタTra、Trbがオフし、ヒステリシスアンプ301、302の出力電位は、一端に電圧Vddが印加されるプルアップ抵抗303、304によって略電圧Vddとなる。
The
インバータ回路305は、ヒステリシスアンプ301の出力電位を反転及び二値化し、第1信号S1を出力する。インバータ回路306は、ヒステリシスアンプ302の出力電位を反転及び二値化し、第2信号S2を出力する。尚、インバータ回路305、306は、各々、スイッチ200、201がオンされ、ヒステリシスアンプ301、302の出力電位が接地のレベルとなるとき、ハイレベルの第1信号S1、第2信号S2を出力する。一方、インバータ回路305、306は、各々、スイッチ200、201がオフされ、ヒステリシスアンプ301、302の出力電位が略電圧Vddとなるとき、ローレベルとなる第1信号S1、第2信号S2を出力する。
The
AND回路307(第1ゲート回路)は、第1信号S1と分周クロックとの論理積である第3信号S3を出力する。よって、第3信号S3は、スイッチ200がオンされ、第1信号S1がハイレベルとなるとき、分周クロックと等しい周波数のクロックとなる。また、第3信号S3は、スイッチ200がオフされ、第1信号S1がローレベルとなるとき、ローレベルとなる。AND回路308(第2ゲート回路)は、第2信号S2と分周クロックの論理積である、第4信号S4を出力する。よって、第4信号S4は、スイッチ201がオンされ、第2信号S2がハイレベルとなるとき、分周クロックと等しい周波数のクロックとなる。また、第4信号S4は、スイッチ201がオフされ、第2信号S2がローレベルとなるとき、ローレベルとなる。
The AND circuit 307 (first gate circuit) outputs a third signal S3 that is a logical product of the first signal S1 and the divided clock. Therefore, the third signal S3 becomes a clock having the same frequency as the divided clock when the
ラッチ回路309は、第1信号S1の立下りが入力されることを契機に、アップカウンタ311のカウント値を保持してダウンカウンタ312に供給する。ラッチ回路310は、第2信号S2の立下りが入力されることを契機にダウンカウンタ312のカウント値を保持してアップカウンタ311に供給する。
The
アップカウンタ311は、第3信号S3のクロックが入力されるごとに、ラッチ回路309から供給されるカウント値をインクリメントする。ダウンカウンタ312は、第4信号S4のクロックが入力されるごとに、ラッチ回路310から供給されるカウント値をデクリメントする。
増幅回路313は、端子210から入力された音声信号を増幅する。
The up
The
音量調整回路330は、制御回路331、アッテネート回路332を含んで構成される。制御回路331は、アップカウンタ311又はダウンカウンタ312のカウント値に応じた音量制御信号Svを出力する。アッテネート回路332は、音声信号の音量を音量制御信号Svに応じて減衰させて出力する。ここで、アッテネート回路332の構成について、図2を参照して説明する。
The
図2において、アッテネート回路332は、ラダー抵抗333と、スイッチ部335を含んで構成される。ラダー抵抗333は、増幅回路313の出力ライン314と、接地の間に直列に接続される複数の抵抗1乃至nからなる。スイッチ部335は、複数のスイッチSW1乃至SWnからなる。スイッチSW1は、例えば、出力ライン314に接続される抵抗1の接続点と、アッテネート回路332の出力ライン315との間に設けられる。また、スイッチSW2乃至SWnは、例えば、直列に接続された複数の抵抗1乃至nの各抵抗間の接続点と、出力ライン315との間にそれぞれ設けられる。また、スイッチSW1乃至SWnは音量制御信号Svに応じてオン又はオフがそれぞれ切り替えられる。音量制御信号Svに応じたスイッチSW1乃至SWnのオン又はオフによって、ラダー抵抗333の分圧比が定められる。よって、アッテネート回路332は、音量制御信号Svに応じて定められた分圧比によって音声信号を減衰して出力する。
In FIG. 2, the
<<音声信号処理回路の動作>>
以下、本実施形態に係る音声信号処理回路300の動作について説明する。尚、説明の便宜上、初期状態における音量制御回路100のスイッチ200、201はオフされており、第1信号S1、第2信号S2、第3信号S3、第4信号S4はそれぞれローレベルであることとする。また、例えば、音声信号処理回路300の電源投入時にアップカウンタ311及びダウンカウンタ312のカウント値は、初期値(例えば、「0」)にリセットされる。よって、初期値に応じた音量制御信号Sv(以下、音量制御信号Sv0と称する)が制御回路331から出力される。そして、アッテネート回路332の中のスイッチSW1乃至SWnの何れかが、音量制御信号Sv0に応じてオン又はオフする。
<< Operation of Audio Signal Processing Circuit >>
Hereinafter, the operation of the audio
端子210を介して入力される音声信号は、増幅回路313によって増幅され、アッテネート回路332へ入力される。アッテネート回路332に入力された音声信号は、音量制御信号Sv0に応じた音量まで減衰された後、端子240から出力される。
The audio signal input through the terminal 210 is amplified by the
次に、スイッチ200がオンされる場合、スイッチ200がオンとなる期間、第1信号S1はハイレベルとなる。第1信号S1がハイレベルとなることによって、第3信号S3は、分周クロックに等しい周波数のクロックとなる。第3信号S3のクロックごとに、アップカウンタ311のカウント値は初期値からインクリメントされる。アップカウンタ311によるカウント値のインクリメントに応じて制御回路331から出力される音量制御信号Svが変化する。音量制御信号Svの変化に応じてアッテネート回路332のスイッチSW1乃至SWnのオン又はオフがそれぞれ切り替えられる。尚、例えば、アッテネート回路332は、アップカウンタ311のカウント値がインクリメントされるごとに、音量制御信号Svによって、抵抗1乃至nからなる直列抵抗の抵抗値が増大するようにスイッチSW1乃至SWnを選択的にオン又はオフしていく。よって、スイッチ200がオンされている期間は、アップカウンタ311のカウント値はインクリメントされて、音声信号の減衰量は減少するため、端子240から出力される音声信号(以下、出力音声信号と称する)の音量は増大していく。
Next, when the
スイッチ200がオフされると、第1信号S1はローレベルとなる。第1信号S1がローレベルとなると、第3信号S3もローレベルとなり、アップカウンタ311によるカウント値のインクリメントが停止する。よって、音量制御信号Svの変化が停止し、アッテネート回路332のスイッチSW1乃至SWnのオン又はオフの切り替えも停止する。よって、出力音声信号はスイッチ200がオフされたときのアップカウンタ311のカウント値(以下、第1カウント値と称する)に応じた音量となる。また、第1信号S1の立下りによってラッチ回路309は、アップカウンタ311の第1カウント値を保持し、ダウンカウンタ312に供給する。
When the
次に、スイッチ201がオンされる場合、スイッチ201がオンとなる期間、第2信号S2はハイレベルとなる。第2信号S2がハイレベルとなることによって、第4信号S4は、分周クロックに等しい周波数のクロックとなる。第4信号S4のクロックごとに、ダウンカウンタ312のカウント値は第1カウント値からデクリメントされる。カウント値のデクリメントに応じて制御回路331から出力される音量制御信号Svが変化する。尚、例えば、アッテネート回路332は、ダウンカウンタ312のカウント値がデクリメントされるごとに、音量制御信号Svによって、抵抗1乃至nからなる直列抵抗の抵抗値が減少するようにスイッチSW1乃至SWnを選択的にオン又はオフしていく。よって、スイッチ201がオンされている期間は、ダウンカウンタ312のカウント値がデクリメントされ、音声信号の減衰量は増加するため、出力音声信号の音量は減少していく。
Next, when the
スイッチ201がオフされると、第2信号S2はローレベルとなる。第2信号S2がローレベルとなると、第4信号S4もローレベルとなり、ダウンカウンタ312によるカウント値のデクリメントが停止する。よって、出力音声信号はスイッチ201がオフとなったときのダウンカウンタ312のカウント値(以下、第2カウント値と称する)に応じた音量となる。また、第2信号S2の立下りによって、ラッチ回路310はダウンカウンタ312の第2カウント値を保持し、アップカウンタ311に供給する。よって、アップカウンタ311又はダウンカウンタ312は、スイッチ200又は201がオフされてから、次にスイッチ200又は201がオンされると、スイッチ200又は201がオフされたときのカウント値からインクリメント又はデクリメントを開始する。
以降、出力音声信号の音量は、スイッチ200及び201のオン又はオフに応じて調整される。
When the
Thereafter, the volume of the output audio signal is adjusted according to whether the
以上より、本実施形態に係る音声信号処理回路300は、スイッチ200又は201がオンされている期間のみ、出力音声信号の音量を増大又は減少させる。よって、本実施形態に係る音声信号処理回路300は、マイクロコンピュータの制御によらず、スイッチ200及び201の操作に応じて音声信号の音量を調整することができる。
As described above, the audio
===第2実施形態===
<<音質切替回路の構成>>
本実施形態に係る音声信号処理回路600を含む音質切替回路400の構成について、図3を参照して説明する。
=== Second Embodiment ===
<< Configuration of sound quality switching circuit >>
The configuration of the sound
図3における音質切替回路400は、カップリングコンデンサ501、端子502〜504と、スイッチ500と、集積回路として構成される音声信号処理回路600と、を含んで構成される。カップリングコンデンサ501は、音声信号の直流成分をカットする。端子502は、音声信号処理回路600に音声信号を入力するための端子である。端子503は、音声信号処理回路600にスイッチ500の操作に応じた電圧を印加するための端子である。端子504は、音声信号処理回路600から音声信号を出力するための端子である。スイッチ500は、一端が接地され、他端が端子503に接続され、音声信号の音質を切り替える場合にユーザ等によって操作される、例えば、自己復帰型の押しボタンスイッチ等から構成される。尚、スイッチ500のオンとは、スイッチ500の両端が閉じた状態を言う。また、スイッチ500のオフとは、スイッチ500の両端が開いた状態をいう。よって、スイッチ500がオンされるとき、端子503の電位は接地のレベルとなる。一方、スイッチ500がオフされるとき、端子503の電位は不定となる。音声信号処理回路600は、音声信号の音質を、スイッチ500の操作に応じて調整して出力する。
A sound
<<音声信号処理回路の構成>>
以下、本実施形態に係る音声信号処理回路600の構成について詳述する。
音声信号処理回路600は、ヒステリシスアンプ601と、プルアップ抵抗602と、インバータ回路603と、パルス発生回路604(第1検出回路)と、増幅回路605と、抵抗606、607と、コンパレータ608(第2検出回路)と、選択回路609と、選択制御回路610と、第1音質調整回路611と、第2音質調整回路612と、を含んで構成される。
<< Configuration of Audio Signal Processing Circuit >>
Hereinafter, the configuration of the audio
The audio
ヒステリシスアンプ601は、ヒステリシス特性を有し、スイッチ500の操作によって発生するチャタリングの影響を防止する。また、ヒステリシスアンプ601の出力電位は、スイッチ500がオンするときに接地のレベルとなる。尚、ヒステリシスアンプ601の出力と接地の間には、例えば、不図示のオープンドレイン型のトランジスタTrcが介在する。よって、スイッチ200がオンし、ヒステリシスアンプ601の入力電位が接地のレベルとなることに基づいて、トランジスタTrcがオンし、ヒステリシスアンプ601の出力電位は接地のレベルとなる。また、スイッチ500がオフするとき、ヒステリシスアンプ601の入力電位が不定となることに基づいて、トランジスタTrcがオフし、ヒステリシスアンプ601の出力電位は、一端に電圧Vddが印加されるプルアップ抵抗602によって略電圧Vddとなる。
The
インバータ回路603は、ヒステリシスアンプ601の出力電位を反転及び二値化し、第5信号S5を出力する。尚、インバータ回路603は、スイッチ500がオンされ、ヒステリシスアンプ601の出力電位が接地のレベルとなるとき、ハイレベルの第5信号S5を出力する。一方、インバータ回路603は、スイッチ500がオフされ、ヒステリシスアンプ601の出力電位が略電圧Vddとなるとき、ローレベルとなる第5信号S5を出力する。
The
パルス発生回路604は、第5信号S5の立上りごとにパルスを発生する。つまり、パルス発生回路604は、スイッチ500がオフからオンへと操作されるごとにパルスを発生する。尚、パルス発生回路604は、例えば、インバータ回路からなる遅延回路とAND回路を用いることにより構成できる。そして、第5信号S5と、遅延回路によって遅延させた第5信号S5との論理積をパルスとして出力する。また、パルス発生回路604として、例えば、第5信号S5の立上りをトリガとしてパルスを発生するワンショットマルチバイブレータを用いてもよい。
The
増幅回路605は、カップリングコンデンサ501を介して端子502から入力された音声信号を増幅する。
The
抵抗606は、所定の抵抗値を有し、増幅回路605の出力ラインと接地の間に接続される。よって、増幅回路605から出力された音声信号は、抵抗606の抵抗値に応じた基準電圧Vref(直流レベル)を中心として、正側又は負側に変化する信号(以下、音声信号Aと称する)となる。
The
抵抗607は、抵抗606と同様の抵抗値を有し、コンパレータ608の−端子と、接地の間に接続される。よって、コンパレータ608の−端子には、基準電圧Vefが発生する。
The
コンパレータ608は、−端子に入力される基準電圧Vrefと、+端子に入力される音声信号Aと、を比較し、音声信号Aが基準電圧Vrefと交差する点(以下、ゼロクロス点と称する)ごとに、論理が変化するゼロクロス検出クロックを出力する。
The
選択回路609は、スイッチ630、631を含んで構成される。スイッチ630、631は、各々、選択回路609に対する音声信号Aの入力ラインと、第1音質調整回路611、第2音質調整回路612に対する音声信号Aの入力ラインとの間に接続される。また、スイッチ630、631は、選択制御回路610による制御の下で、選択的且つ相補的にオン又はオフする。尚、音声信号Aは、スイッチ630がオン、スイッチ631がオフすると第1音質調整回路611へ入力され、スイッチ630がオフ、スイッチ631がオンすると第2音質調整回路612へ入力される。
The
第1音質調整回路611、第2音質調整回路612は、それぞれ、所定の周波数成分をカットするためのフィルタ回路(不図示)を備え、音声信号Aの周波数分布を調整することにより音声信号Aの音質を調整して端子504へ出力する。尚、第1音質調整回路611と、第2音質調整回路612は、互いに異なる音質に音声信号Aを調整する。以下、第1音質調整回路611、第2音質調整回路612に調整された音声信号Aを、各々、音声信号a、bと称する。
Each of the first sound
選択制御回路610は、D型フリップフロップ(DFF)620、621と、遅延回路627と、リセットパルス発生回路624と、OR回路625と、制御回路626と、を含んで構成される。DFF620は、データ(D)端子に電圧Vdd(ハイレベル)が入力され、クロック(C)端子にパルス発生回路604が発生するパルスが入力される。また、DFF620は、リセット(R)端子に遅延回路627のハイレベルの出力が入力されるとリセットされる。DFF621は、D端子にDFF620の出力(Q)端子の出力が入力され、C端子にゼロクロス検出クロックが入力される。また、DFF621は、R端子にOR回路625のハイレベルの出力が入力されるとリセットされる。遅延回路627は、インバータ回路622、623から構成され、DFF621のQ端子の出力を遅延させて、DFF620のR端子及びOR回路625に入力する。リセットパルス発生回路624は、音声信号処理回路600の電源投入時にDFF621をリセットするためのリセットパルスを発生する。尚、リセットパルス発生回路624は、例えば、インバータ回路からなる遅延回路とAND回路を用いることにより構成できる。そして、電源電圧を所定の分圧比で分圧した第6信号S6(不図示)と、遅延回路によって遅延させた第6信号S6との論理積をリセットパルスとして出力する。また、リセットパルス発生回路624として、例えば、第6信号S6が所定のレベルとなることをトリガとしてリセットパルスを発生するワンショットマルチバイブレータを用いてもよい。OR回路625は、遅延回路627の出力と、リセットパルスとの論理和を出力する。制御回路626は、DFF621のQ端子の出力がハイレベルとなるごとに、選択回路609のスイッチ630及び631のオン又はオフを切り替える。
The
<<音声信号処理回路の動作>>
以下、本実施形態に係る音声信号処理回路600の動作について説明する。尚、説明の便宜上、音声信号処理回路600の電源投入時(初期時)において、スイッチ500はオフされており、スイッチ630、631は、各々、オン、オフされていることとする。よって、初期時において、第5信号S5はローレベルであり、端子504から出力される音声信号(以下、出力音声信号と称する)は音声信号aとなる。
<< Operation of Audio Signal Processing Circuit >>
Hereinafter, the operation of the audio
初期時にリセットパルス発生回路624はリセットパルスを発生する。リセットパルスによってOR回路625の出力はハイレベルとなるため、DFF621はリセットされる。
At the initial stage, the reset
次に、ユーザ等によってスイッチ500がオンされる場合、第5信号S5はハイレベルとなる。第5信号S5の立上りによって、パルス発生回路604はパルスを発生し、DFF620のQ端子の出力はハイレベルに保持される。DFF621のD端子にハイレベルが供給され、ゼロクロス検出クロックの立上りによって、DFF621のQ端子の出力はハイレベルに保持される。DFF621のQ端子出力がハイレベルとなることによって、制御回路626は選択回路609のスイッチ630、631のオン又はオフを切り替える。尚、DFF621のQ端子の出力がハイレベルとなるタイミングは、音声信号Aのゼロクロス点である。よって、音声信号Aのゼロクロス点において、出力音声信号は、音声信号aから音声信号bに切り替えられる。
Next, when the
DFF621のQ端子から出力されるハイレベルが、遅延回路627によって遅延された後、OR回路625を介してDFF621のR端子に入力されると、DFF621のQ端子はローレベルに保持される。また、DFF621のQ端子から出力されるハイレベルが、遅延回路627によって遅延された後、DFF620のR端子に入力されると、DFF620のQ端子はローレベルに保持される。スイッチ500がオフされると、第5信号S5がローレベルとなる。よって、選択制御回路610は、次に、スイッチ500がオンされ、パルス発生回路からパルスが出力された場合に、前述と同様に選択回路609のスイッチ630、631のオン又はオフを切り替えるための待機状態となる。
When the high level output from the Q terminal of the
以上より、スイッチ500がオフからオンされるごとに、選択回路609のスイッチ630、631のオン又はオフが切り替えられ、出力音声信号の音質が切り替えられる。よって、本実施形態に係る音声信号処理回路600は、マイクロコンピュータの制御によらず、スイッチ500の操作によって音声信号の音質を調整することが出来る。
As described above, every time the
また、本実施形態に係る音声信号処理回路600は、音声信号Aのゼロクロス点で出力音声信号の音質を切り替えるため、音質の切り替え前後で出力音声信号の電圧レベルが急激に変化することを防ぎ、音質の切り替えに伴うノイズを抑えることが出来る。
In addition, since the audio
以上、本実施の形態について説明したが、前述した実施例は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。 Although the present embodiment has been described above, the above-described examples are for facilitating the understanding of the present invention, and are not intended to limit the present invention. The present invention can be changed / improved without departing from the spirit thereof, and the present invention includes equivalents thereof.
第2実施形態に係る音声信号処理回路600は、2つの音質調整回路(第1音質調整回路611、第2音質調整回路612)と、2つの音質調整回路に対応する2つのスイッチ(スイッチ630、631)と、を備える構成として説明したが、これに限定されない。例えば、第2実施形態に係る音声信号処理回路600は、3つ以上の音質調整回路と、各々の音質調整回路に対応する3つ以上のスイッチを備えてもよい。この場合、選択制御回路610の制御において、3つ以上のスイッチのうち何れか1つをオンさせることにより、出力音声信号の音質を3以上の複数の音質の間で切り替えることが出来る。
The audio
また、第2実施形態に係る音声信号処理回路600を集積化する場合、抵抗606、607を集積回路の外部に設けることとしても良い。抵抗606、607を集積回路の外部に設けることにより、基準電圧Vrefのレベルを任意に可変することが可能となる。
When integrating the audio
また、第2実施形態に係る、遅延回路627は、2つのインバータ回路622、623を備える構成に限定されるものではなく、偶数個のインバータ回路によって構成されればよい。遅延回路627を構成するインバータ回路の個数によって、任意の遅延時間を設定することが出来る。
The delay circuit 627 according to the second embodiment is not limited to the configuration including the two
307、308 AND回路
311 アップカウンタ
312 ダウンカウンタ
330 音量調整回路
611 第1音質調整回路
612 第2音質調整回路
609 選択回路
604 パルス発生回路
608 コンパレータ
610 選択制御回路
307, 308 AND
Claims (5)
前記ゲート回路を通過した前記クロックをカウントするカウンタと、
前記カウンタのカウント値に応じて、音声信号の音量レベルを調整する音量調整回路と、
を備えることを特徴とする音声信号処理回路。 A gate circuit that allows a clock of a predetermined frequency to pass while the switch is being operated;
A counter that counts the clock that has passed through the gate circuit;
A volume adjustment circuit for adjusting the volume level of the audio signal in accordance with the count value of the counter;
An audio signal processing circuit comprising:
第2スイッチが操作されている期間、所定周波数の第2クロックを通過させる第2ゲート回路と、
前記第1ゲート回路を通過した前記第1クロックをカウントアップするアップカウンタと、
前記第2ゲート回路を通過した前記第2クロックをカウントダウンするダウンカウンタと、
前記アップカウンタのカウント値又は前記ダウンカウンタのカウント値に応じて、音声信号の音量レベルを調整する音量調整回路と、
を備えることを特徴とする音声信号処理回路。 A first gate circuit for passing a first clock having a predetermined frequency during a period in which the first switch is operated;
A second gate circuit for passing a second clock of a predetermined frequency during a period in which the second switch is operated;
An up counter for counting up the first clock that has passed through the first gate circuit;
A down counter that counts down the second clock that has passed through the second gate circuit;
A volume adjustment circuit that adjusts the volume level of the audio signal according to the count value of the up counter or the count value of the down counter;
An audio signal processing circuit comprising:
前記音声信号の音質を前記第1音質調整回路とは異なる音質に調整する第2音質調整回路と、
前記第1及び第2音質調整回路に選択的に前記音声信号を入力する選択回路と、
スイッチが操作された状態を検出する第1検出回路と、
前記音声信号が所定の直流レベルとなるタイミングを検出する第2検出回路と、
前記第1検出回路が前記状態を検出する都度、前記選択回路が前記第1及び第2音質調整回路に対する選択を前記タイミングで行うように制御する選択制御回路と、
を備えることを特徴とする音声信号処理回路。 A first sound quality adjustment circuit for adjusting the sound quality of the audio signal;
A second sound quality adjustment circuit for adjusting the sound quality of the audio signal to a sound quality different from that of the first sound quality adjustment circuit;
A selection circuit for selectively inputting the audio signal to the first and second sound quality adjustment circuits;
A first detection circuit for detecting a state in which the switch is operated;
A second detection circuit for detecting timing at which the audio signal becomes a predetermined DC level;
A selection control circuit for controlling the selection circuit to perform selection for the first and second sound quality adjustment circuits at the timing each time the first detection circuit detects the state;
An audio signal processing circuit comprising:
前記選択制御回路は、前記パルスに基づいて、前記選択回路が前記第1及び第2音質調整回路に対する選択を前記タイミングで行うように制御する、
ことを特徴とする請求項3に記載の音声信号処理回路。 The first detection circuit is a pulse generation circuit that generates a pulse each time the switch is operated,
The selection control circuit controls the selection circuit to perform selection for the first and second sound quality adjustment circuits at the timing based on the pulse.
The audio signal processing circuit according to claim 3.
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の音声信号処理回路。 The second detection circuit is a comparator that compares the audio signal with a predetermined DC level and detects the timing when the audio signal is at a predetermined DC level.
The audio signal processing circuit according to claim 3 or 4,
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JP2008132200A JP2009284083A (en) | 2008-05-20 | 2008-05-20 | Sound signal processing circuit |
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