JP2009281321A - ドライバ内蔵圧電ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】万一液漏れ事故が生じても、搭載機器(例えばパソコン)への波及を防ぐことができるドライバ内蔵圧電ポンプを得る。
【解決手段】圧電振動子を収納する円形凹部と、該圧電振動子に対する給電制御用電気部品を搭載した制御基板を収納する基板収納空間とを有するハウジング;及び円形凹部内に収納した圧電振動子の表裏の少なくとも一面に接触し、該圧電振動子と円形凹部との間に液体ポンプ室を形成する環状シール部材;を有し、圧電振動子を振動させることにより液体ポンプ室内に液体を給排してポンプ作用を行わせるドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、ハウジングに、環状シール部材の外側の空間を、基板収納空間に連通させる液漏れ経路を形成したドライバ内蔵圧電ポンプ。
【選択図】図3

Description

本発明は、同一のハウジング内に圧電ポンプとその制御基板を内蔵する圧電ポンプに関する。
圧電ポンプは、平板状の圧電振動子とハウジングの間に可変容積室(液体ポンプ室)を形成し、圧電振動子を振動させることにより、可変容積室の容積を変化させてポンプ作用を得ている。より具体的には、可変容積室に連なる一対の流路に、流れ方向の異なる一対の逆止弁(可変容積室への流体流を許す逆止弁と可変容積室からの流体流を許す逆止弁)を設けており、圧電振動子の振動により可変容積室の容積が変化すると、それに伴い一対の逆止弁の一方が閉じ他方が開く動作を繰り返すことから、ポンプ作用が得られる。
本出願人は、薄型にできるという圧電ポンプの特徴を生かして、水冷ノートパソコンの冷却水循環ポンプとして用いる圧電ポンプを開発中である。
特開2002-106470号公報 特開2004-060640号公報 特開2005-307858号公報 特開2007-132252号公報 特開2008-25519号公報
パソコンに水冷システムを用いた場合、最大の懸念は、液漏れ(水漏れ)である。液漏れは、ポンプ自体の故障に留まらず、パソコン自体の故障、情報の消失に繋がる。
本発明は従って、万一液漏れ事故が生じても、搭載機器(例えばパソコン)への波及を防ぐことができるドライバ内蔵圧電ポンプを得ることを目的とする。
本発明は、圧電ポンプを小型化するためには、圧電振動子と、この圧電振動子に駆動電圧を与える駆動基板(ドライバ)とを同一のハウジング内に収納することが必須であること、液漏れは、ハウジングと圧電振動子との間に液体ポンプ室を形成する環状シール部材回りに生じる可能性が一番高いこと、を考慮し、液漏れした液体によって駆動基板の短絡を検知すれば、不可構造(要素)を最小にして液漏れ検知ができるという着眼に基づいてなされたものである。
本発明は、圧電振動子を収納する円形凹部と、該圧電振動子に対する給電制御用電気部品を搭載した制御基板を収納する基板収納空間とを有するハウジング;及び円形凹部内に収納した圧電振動子の表裏の少なくとも一面に接触し、該圧電振動子と円形凹部との間に液体ポンプ室を形成する環状シール部材;を有し、圧電振動子を振動させることにより液体ポンプ室内に液体を給排してポンプ作用を行わせるドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、ハウジングに、環状シール部材の外側の空間を、基板収納空間に連通させる液漏れ経路を形成したことを特徴としている。
液漏れ経路は、制御基板から圧電振動子に給電する給電ラインの通過経路を用いると、特別な液漏れ径路を形成する必要がない。
ハウジングは、具体的には、円形凹部と基板収納空間を有するメインハウジングと、このメインハウジングの円形凹部及び基板収納空間の開放部を閉塞するカバーハウジングとで構成することができる。そして、このメインハウジングに、円形凹部の周囲に位置する環状突当面を形成し、この環状突当面の一部を切り欠いて液漏れ経路(給電ライン径路)を形成することができる。
メインハウジングとカバーハウジングは、この環状突当面において(つまり、液漏れ径路を除いて)、レーザ溶接することが望ましい。
制御基板には、液漏れ経路を介して基板収納空間に入った液体により生じた短絡を検知する短絡検知回路を設ける。また、短絡検知回路が短絡を検知したとき、該圧電ポンプの運転を停止する緊急停止回路を備えるのがよい。
本発明のドライバ内蔵圧電ポンプは、ハウジングに、圧電振動子とともに液体ポンプ室を形成する環状シール部材の外側の空間を、基板収納空間に連通させる液漏れ経路を形成したので、万一環状シール部材回りの欠陥で液漏れが生じても、基板収納空間内の制御基板の短絡を検知して容易に液漏れを検知でき、圧電ポンプ搭載機器への波及を未然に防ぐことができる。
図示実施形態は、圧電振動子と駆動基板とを同一のハウジング内に収納するとき、良好に駆動基板の温度上昇を抑制する放熱構造を備えたドライバ内蔵圧電ポンプに本発明を適用した実施形態である。駆動基板の熱対策は、駆動基板をハウジング内に設置して圧電ポンプの小型化を達成した上で、UL規格を満たすために必須である。
図1ないし図9は、本発明によるドライバ内蔵圧電ポンプの一実施形態を示している。この圧電ポンプ20は、合成樹脂材料(例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂、PPS(ポリフェニレンスルフィド)樹脂)の成形品からなるメインハウジング(ロアハウジング)21とカバーハウジング(アッパハウジング)22を有している。
メインハウジング21とカバーハウジング22の間には、Oリング(環状シール部材)27と環状挟着部材(ガイド)28を介して圧電振動子10が液密に狭着支持されていて、該圧電振動子10とメインハウジング21に形成した円形凹部26との間に液体ポンプ室Pを構成している。メインハウジング21の円形凹部26の周囲には、環状突当面26Pが形成されている。この環状突当面26Pは、平面状のカバーハウジング22に当接する一平面上に位置している。圧電振動子10とカバーハウジング22との間には、大気室Aが形成される。大気室Aは、開放しても密閉してもよい。
メインハウジング21には、冷却水(液体)の吸入ポート24と吐出ポート25が開口しており、この吸入ポート24と吐出ポート25は、液体ポンプ室P側に開口する吸入流路30と吐出流路31に連通している。メインハウジング21には、この吸入流路30と吐出流路31に跨らせて逆止弁ユニット23が固定されている。逆止弁ユニット23には、吸入ポート24から液体ポンプ室Pへの流体流を許してその逆の流体流を許さない吸入側逆止弁(アンブレラ)32と、液体ポンプ室Pから吐出ポート25への流体流を許してその逆の流体流を許さない吐出側逆止弁(アンブレラ)33が設けられている。図示実施形態の逆止弁32、33は、同一の形態であり、弾性材料からなるアンブレラ32a、33aにより、常時は流路穴32b、33bを閉じている。
以上の圧電ポンプ20は、圧電振動子10が正逆に弾性変形(振動)すると、液体ポンプ室Pの容積が拡大する行程では、吸入側逆止弁32が開いて吐出側逆止弁33が閉じるため、吸入ポート24から液体ポンプ室P内に液体が流入する。一方、液体ポンプ室Pの容積が減少する行程では、吐出側逆止弁33が開いて吸入側逆止弁32が閉じるため、液体ポンプ室Pから吐出ポート25に液体が流出する。したがって、圧電振動子10を正逆に連続させて弾性変形(振動)させることで、ポンプ作用が得られる。
メインハウジング21には、圧電振動子10を駆動制御する制御基板(駆動制御基板)40を収納し、かつその放熱を図るために、吸入ポート24と吐出ポート25が開口する端面とは反対側の端面を基板挿入開口21bとした基板収納空間21aが形成されている。この基板収納空間21aは、上面開放部21cによって上面一部が開放されており、また、円形凹部26(圧電振動子10)の下方に、該円形凹部26の一部と平面位置が一致する基板収納溝21dを有している。つまり、この基板収納溝21dは、基板挿入開口21b側から挿入した制御基板40を受け入れる底壁21eと上壁21f(図2ないし図5)を有していて、基板挿入開口21bから圧電振動子10の中心に向かって延びている。上壁21fは、その上部一部に、ポンプ室Pの凹部26が存在する内壁であるのに対し、底壁21eは、ハウジング21の外面壁である。
この基板収納溝21dの底壁21eには、制御基板40の図の底面が接触する凸部21e2と、空気流通空間21e1が形成されている。また基板収納溝21dの上壁21fには、制御基板40の挿入方向に延びる2条の押圧フィン21gがメインハウジング21と一体に形成されており、押圧フィン21gの間が放熱空間21hを構成する。押圧フィン21gの基板挿入開口21b側の端部には、基板収納溝21dの高さ(制御基板40の厚さ方向の長さ)を奥部に向けて狭めるガイドテーパ部21j(図4)が形成されている。
制御基板40上には、図1、図2に示すように、圧電振動子10に対する給電制御を行う電気部品(電子回路部品)41と、これら電気部品41間を接続するプリント配線が形成されている。給電制御用電気部品41中には、基板上に突出する発熱要素としてのIC41a(図1参照)、インダクター41b(同)及びFET回路41c(同)が含まれており、また、外部電源と接続するためのコネクタ端子41dが備えられている。プリント配線中には、圧電振動子10への給電端子42と43が含まれており、制御基板40上には、この給電端子42と43の短絡を検知する短絡検知回路47と、圧電振動子10の駆動回路49を停止させる緊急停止回路48(図9)が設けられている。
制御基板40上の突出電気部品41は、メインハウジング21の押圧フィン21gとの対応位置には配置されておらず、放熱空間21hとの対応位置に配置されている。制御基板40上には、図1に示すように、制御基板40の挿入方向に向けて、2条の押圧フィン21g(図3)に対応する2条の直線状の突起物非存在エリア(押圧フィン接触エリア)44が形成されている。
また、制御基板40には、その略中央部に、メインハウジング21の中央の放熱空間21hの位置に対応させて、押圧ブロック装着穴45が穿設されている。この押圧ブロック装着穴45には、金属または合成樹脂材料からなる押圧ブロック46が着脱される。押圧ブロック46には、制御基板40を基板収納溝21d内に挿入するとき、上壁21fに当接して該押圧ブロック46を基板収納溝21d内に案内するガイドテーパ部46aが形成されている。この押圧ブロック46は、押圧フィン21gに加えて、制御基板40をハウジング21の底壁21eに押し付けるための補助的な作用をする。
圧電振動子10は、平面円形のシム11と、シム11の表裏面の一方に形成した円形の圧電体(圧電体層)12とを有するユニモルフ型である。圧電体12は、液体ポンプ室P側に位置している。
シム11は、厚さ30〜300μm程度のステンレスや42アロイ等のばね性金属材料(導電性金属薄板)からなり、圧電体12を支持するための剛性を有している。このシム11は、その円形部分から外方に延びる接触脚部110を一体に有している。接触脚部110は、圧電振動子10の中心から離れる方向に延びる外方延長部分111と、この外方延長部分111に直交して液体ポンプ室Pの側部に延びる直交部分112と、この直交部分112から液体ポンプ室の平面中心に向かって延びる内方延長部分113とを有して、断面略コ字状をなしている。内方延長部分113には、下方に凸の導通突起114が形成されている。この接触脚部110(と圧電振動子10)は、側面(断面)視で液体ポンプ室Pをコ字状に囲んでいる
圧電体12は、例えば厚さ50〜300μm程度のPZT(Pb(Zr、Ti)O3)等の圧電材料から構成されるもので、その表裏方向に分極処理が施されている。このような圧電振動子は周知である。圧電体12の表裏に交番電界が与えられると、圧電体12の表裏の一方が伸びて他方が縮むサイクルが繰り返され、シム11(圧電振動子10)が中央部の振幅が最も大きくなるように振動する。
圧電体12の周縁には、Oリング27が弾接してポンプ室Pの液密が保持されている。本実施形態では、圧電体12のシム11とは反対側の面に対して給電するため、該圧電体12とOリング27との間に、環状電極(端子)29が介在している。この環状電極29は、厚さ10〜30μm程度のステンレス、42アロイ、燐青銅等のばね性金属材料からなるもので、シム11と同様に、その環状部分から外方に延びる接触脚部290を一体に有している。接触脚部290は、シム11の接触脚部110と同様に、圧電振動子10の中心から離れる方向に延びる外方延長部分291と、この外方延長部分291に直交して液体ポンプ室Pの側部に延びる直交部分292と、この直交部分292から液体ポンプ室の平面中心に向かって延びる内方延長部分293とを有して、断面略コ字状をなしている。内方延長部分293には、下方に凸の導通突起294が形成されている。
圧電振動子10の接触脚部110と環状電極29の接触脚部290は、メインハウジング21の環状突当面26Pに形成した給電ライン通過溝(給電ライン通過径路)26G1、26G2を通り、メインハウジング21の上面開放部21cを介して基板収納空間21a内に導かれる。この結果、接触脚部290(と環状電極29)は、側面(断面)視で液体ポンプ室Pをコ字状に囲んでいる。カバーハウジング22には、基板収納空間21aの基板挿入開口21bを閉塞する蓋部22aが形成されており、この蓋部22aに、制御基板40の41dを露出させる外部端子挿入穴22b(図1)が形成されている。
制御基板40上の給電端子42と43は、制御基板40を基板挿入開口21bから基板収納空間21a内の正規位置に挿入したとき、接触脚部110の導通突起114と接触脚部290の導通突起294にそれぞれ導通するように位置設定されている。接触脚部110の内方延長部分113と接触脚部290の内方延長部分293には、導通突起114と294をそれぞれ、給電端子42と43に弾接させる弾性が付与されている。
メインハウジング21とカバーハウジング22の間には、圧電振動子10、Oリング27、環状接触部材28及び環状電極29が挟着され、圧電振動子10の接触脚部110と環状電極29の接触脚部290は、メインハウジング21の環状突当面26Pの給電ライン通過溝26G1、26G2に嵌められ、基板収納空間21aの上面開放部21cを介して基板収納空間21a内に導かれる。そして、メインハウジング21の基板収納空間21aの基板挿入開口21bから基板収納溝21dに制御基板40が挿入される。すると、制御基板40の表面の突起物非存在エリア44がメインハウジング21の押圧フィン21gに接触し、押圧ブロック46が上壁21fに接触する。この挿入の際には、ガイドテーパ部21jとガイドテーパ部46aが制御基板40を基板収納溝21d内に案内する作用をする。
同時に、圧電振動子10の接触脚部110の導通突起114と接触脚部290の導通突起294がそれぞれ、制御基板40の給電端子42と43に弾性接触して電気的に導通する。制御基板40の挿入方向は、内方延長部分113と内方延長部分293の延長方向と平行な方向なので、制御基板40を単に挿入するだけで、制御基板40と圧電振動子10との電気的接続が完了する。
このように、メインハウジング21、カバーハウジング22及び制御基板40を組み立てた状態で、メインハウジング21とカバーハウジング22を、環状突当面26P上及び基板収納空間21aの両側に設定したレーザ溶接ライン26L(図7)に沿ってレーザ溶接して結合する。このとき、環状突当面26Pに形成されている給電ライン通過溝26G1、26G2部分では、図7に示すようにレーザ溶接はなされず、図8に模式的に示すように、Oリング27の外側の環状空間27Xと、基板収納空間21aとは、給電ライン通過溝26G1、26G2を介して連通することとなる。図8では、給電ライン通過溝26G1、26G2に嵌まる接触脚部110と290を描いていない。
そして、制御基板40上の電気部品41及び給電端子42と43を介してシム11と圧電体12(圧電体12の表裏)に交番電界を与えるポンプ作用中において万一、Oリング27部分で液漏れが生じ、該Oリング27の外側の環状空間27Xに液体(水)が漏れ出たときには、その液体が、給電ライン通過溝26G1と26G2を通って、基板収納空間21a内に流入する。この液体は、制御基板40の給電端子42と43を導通させ、制御基板40に設けられている短絡検知回路47がこの短絡を検知し、緊急停止回路48が直ちに駆動回路40を停止し本圧電ポンプの運転を停止する(圧電振動子10への通電を停止する)。従って、仮に液漏れが生じても、短絡検知回路47がその液漏れを検知して以降の運転は行われず、本圧電ポンプ搭載機器(例えばノートパソコン)への影響を回避することができる。この運転停止(液漏れ)は、搭載機器の外部に設けた表示器(警報器)によって表示するのが実際的である。
また、発熱する電気部品41の熱が制御基板40にその熱が伝わると、制御基板40は押圧フィン21g及び押圧ブロック46によってハウジング21の底壁21eに押し付けられているため、制御基板40の熱を確実に該底壁(外面壁)21eに伝え、該底壁21eの外面を介して放熱することができる。図示実施形態では、基板収納溝21dの底壁21eが凸部21e2と空気流通空間21e1からなっていて、制御基板40の下面に空気流通空間21e1による空間が形成されているため、空気流を促進し、発熱を抑制することができる。また、制御基板40は、その表面がメインハウジング21の押圧フィン21gに接触していて、押圧フィン21gの間が放熱空間21hを構成しているため、押圧フィン21g及び放熱空間21hを介して制御基板40の熱を逃がすことができる。
以上の実施形態は、シム11の表裏の一面に圧電体12を有するユニモルフタイプの圧電振動子を用い、該圧電体12を液体ポンプ室P側に向けて配置したが、圧電振動子10の表裏を逆転させても、あるいはバイモルフタイプの圧電振動子を用いても全く同様の給電構造を実現できる。また、以上の実施形態は、圧電振動子10の表裏の一方に液体ポンプ室Pを形成した2バルブタイプの実施形態であるが、表裏の双方に液体ポンプ室を形成した4バルブタイプにも勿論本発明は適用可能である。
以上の実施形態では、制御基板40を基板挿入開口21bから基板収納空間21a内に挿入するだけで、給電端子42と43を、接触脚部110と接触脚部290(290a、290b)に導通させることができるという利点があるが、この給電構造は好ましい一例であり、本発明は給電構造を限定するものではない。また、環状シール部材(Oリング27)の外側空間27Xを、基板収納空間21aに連通させる液漏れ経路は、給電ライン通過溝26G1と26G2とは別に設けてもよい。
本発明のドライバ内蔵圧電ポンプの一実施形態を示す分解斜視図である。 図1の圧電ポンプの組立状態におけるII-II線に沿う断面図である。 同III-III線に沿う断面図である。 図3のIV-IV線に沿う断面図である。 図3のV-V線に沿う断面図である。 図1の圧電ポンプの組立状態におけるVI-VI線に沿う断面図である。 本発明のドライバ内蔵圧電ポンプのレーザ溶接箇所を示す平面図である。 本発明のドライバ内蔵圧電ポンプの環状シール部材の外側空間、液漏れ径路及び制御基板収納空間の関係を示す模式図である。 本発明のドライバ内蔵圧電ポンプの短絡検知回路の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10 圧電振動子
11 シム(給電部材)
12 圧電体(圧電体層)
20 圧電ポンプ
21 メインハウジング
21a 基板収納空間
21b 基板挿入開口
21c 上面開放部
21d 基板収納溝
21e 底壁
21f 上壁
21g 押圧フィン
21h 放熱空間
21j ガイドテーパ部
22 カバーハウジング
22a 蓋部
22b 大気流通穴
23 逆止弁ユニット
24 吸入ポート
25 吐出ポート
26 円形凹部
26P 環状突当面
26G1 26G2 給電ライン通過溝(通過径路、液漏れ径路)
26L レーザ溶接ライン
27 Oリング(環状シール部材)
27X 外側空間
28 環状狭着部材
29 環状電極(給電部材)
30 吸入流路
31 吐出流路
32 33 逆止弁
40 制御基板(駆動制御基板)
41 電気部品(駆動制御部品)
42 43 給電端子
44 突起物非存在エリア
45 押圧ブロック装着穴
46 押圧ブロック
47 短絡検知回路
48 緊急停止回路
A 大気室
P 液体ポンプ室

Claims (6)

  1. 圧電振動子を収納する円形凹部と、該圧電振動子に対する給電制御用電気部品を搭載した制御基板を収納する基板収納空間とを有するハウジング;及び
    上記円形凹部内に収納した圧電振動子の表裏の少なくとも一面に接触し、該圧電振動子と円形凹部との間に液体ポンプ室を形成する環状シール部材;
    を有し、
    上記圧電振動子を振動させることにより液体ポンプ室内に液体を給排してポンプ作用を行わせるドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、
    上記ハウジングに、上記環状シール部材の外側の空間を、上記基板収納空間に連通させる液漏れ経路を形成したことを特徴とするドライバ内蔵圧電ポンプ。
  2. 請求項1記載のドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、上記液漏れ経路は、上記制御基板から圧電振動子に給電する給電ラインの通過経路であるドライバ内蔵圧電ポンプ。
  3. 請求項1または2記載のドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、上記ハウジングは、上記円形凹部と基板収納空間を有するメインハウジングと、このメインハウジングの円形凹部及び基板収納空間の開放部を閉塞するカバーハウジングとを有しており、このメインハウジングに、上記円形凹部の周囲に位置する環状突当面が形成されていて、この環状突当面の一部を切り欠いて上記液漏れ経路が形成されているドライバ内蔵圧電ポンプ。
  4. 請求項3記載のドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、上記メインハウジングとカバーハウジングは、上記環状突当面において、レーザ溶接されているドライバ内蔵圧電ポンプ。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項記載のドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、上記制御基板には、液漏れ経路を介して基板収納空間に入った液体により生じた短絡を検知する短絡検知回路が備えられているドライバ内蔵圧電ポンプ。
  6. 請求項5記載のドライバ内蔵圧電ポンプにおいて、上記短絡検知回路が短絡を検知したとき、該圧電ポンプの運転を停止する緊急停止回路が備えられているドライバ内蔵圧電ポンプ。
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