JP2009280541A - アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料 - Google Patents

アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2009280541A
JP2009280541A JP2008136160A JP2008136160A JP2009280541A JP 2009280541 A JP2009280541 A JP 2009280541A JP 2008136160 A JP2008136160 A JP 2008136160A JP 2008136160 A JP2008136160 A JP 2008136160A JP 2009280541 A JP2009280541 A JP 2009280541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
allophane
sugar chain
aluminum silicate
whitening cosmetic
melanin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008136160A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamamoto
英夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2008136160A priority Critical patent/JP2009280541A/ja
Publication of JP2009280541A publication Critical patent/JP2009280541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】アロフェン並びに糖鎖構成単糖類を主成分とする、糖鎖栄養素を含む美白化粧
料を提供することを目的とする。
【解決手段】アロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アルミ
ニウムに、糖鎖構成単糖類(グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシ
ロース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルノイ
ラミン)に桑白皮エキス含むことを特徴とする美白化粧料による。
殊にアロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アルミニウム
によるメラニン前駆物質およびメラニン色素吸着によることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

この発明は、アロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アル
ミニウムに糖鎖構成単糖類を配合してなる美白化粧料に関するものであり、更に桑白皮
エキスを添加したものである。
近年、美容に関する研究、開発は目を見張るものがあり、取り分け自然界由来のもの
と人工製造のものの混合物など幅広く考え出されている。この背景には、人体に好影響
を与えるものとしては、人体内で自然に生成するものには限界があり、同様に自然界由
来のものや、また一方同様に人工製造のものにも限界があることによる。
この発明の成分を構成する糖鎖栄養素にも、人体内で自然に生成するもの以外に、意
図的にその取り入れを目指さないと、取得できないものがある。本発明はこれらの背景
を考慮し、メラニン吸着能があるアロフェンに近時注目を浴びている糖鎖栄養素を化粧
料成分とした、美白化粧料を提供することを目的とするものである。
アロフェンが関与する粘土鉱物には結晶性のものと非結晶性のものがある。前者はカ
オリナイト、セリサイトなどで、後者は非晶質と呼ばれ、アロフェンが代表例である。
アロフェンは火山灰中に多く含まれており、栃木県の鹿沼地方、鹿児島県の桜島などに
多い。アロフェンは多くの吸着剤がプラスイオンの物質を吸着するのに対して、マイナ
スイオンの物質をよく吸着し、例えばPO4 -2を吸着する。このことから水質汚染の原
因の一つリン酸イオン除去剤として検討されている。
本発明者は、シミ、ソバカスの原因になっているメラニン色素がマイナスイオンに帯
電していることから、このアロフェンを吸着剤として検討した結果、目的に叶うことを
知見し、本発明を完成させたのである。アロフェンは化学的にはケイ酸アルミニウムに
属す。
しかしながら通常のケイ酸アルミニウムでは天然物および合成品ともマイナスイオン
の吸着作用はない。僅かに下記特許文献1に記載されている合成ケイ酸アルミニウム(
以下、合成ケイ酸アルミニウムAと云う)のみがその吸着作用がある。
糖鎖とは、たんぱく質、脂質(脂肪)などの本体に1個乃至それ以上結合し、人体の
生理作用を左右する多糖類で、これらの本体(細胞)に産毛のような形でついている物
質である。この糖鎖は、一つの細胞に千〜数万本程付いているものであり、単糖が鎖状
に連なったところから名前の由来があるものである。この糖鎖は、細胞間のコミュニケ
ーションに重要な役割を担っているものである。このため、疾病や細菌・ウイルスなど
から身体を守り、ホメオスタシス(免疫系・自律神経系・内分泌系)を司るものとされ
ている。ヒトの身体には約60兆個もの細胞があるが、この糖鎖は細胞間のより良い情
報伝達を円滑にする、言わば細胞のアンテナとも言える。糖鎖は、主に8種類の糖類を
パーツとして1つ若しくはそれ以上から構成されている。例えば免疫システムでは、自然免
疫系・獲得免疫系の活動に重要な役割を担っている。自己免疫疾患の原因である免疫反
応の終了停止にも重要である。また糖尿病では、ブドウ糖のインスリンによる細胞内取
り込みにも関係している。
また、糖鎖の主成分としては、グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、
キシロース、N・アセチルグルコサミン、N・アセチルガラクトサミン、N・アセチル
ノイラミン酸があり、これらの8種類の糖類は、ヒトの生命機能に欠かせないものであ
り、この単糖類が糖鎖のパーツとして重要な役割を果たしている。この内、グルコース
及びガラクトースは食事などからの補給が可能であるが、これら以外のその他の糖鎖成
分は食事などからの補給が困難とされている。
近時、老化や美容と糖鎖の変化についても研究が続けられている。老化により糖鎖の
先にある単糖類の変化が見られ、この老化マーカーとしての糖鎖を以前の糖類に戻すこ
とができれば、老化防止や美容へのいわゆるサクセスフルエージングにつながることと
なるといわれている。
本発明においては、糖鎖本来が有するヒトへの機能・有用性を化粧料、特に美白化粧
料に利用するものである。
糖鎖健康食品についての詳細は、本出願人の出願に係る特願2005−254265
(特開2007−61058号公報)を参照されたい。
本出願人の特許出願に係る上記明細書に記載があるように、糖鎖構成単糖類は、主にグル
コース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシロース、N−アセチルグルコサミ
ン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルノイラミン酸から成り立っている。生
体内にあってこれら単糖類は各種トランスフェラーゼによって各種糖鎖に組み立てられ
る。これら単糖類の供給源ならびに生理作用は次の表にまとめた。
単糖類 供給源 生理作用
グルコース 殆どの植物 主にエネルギー源・免疫賦活作用
ガラクトース 乳製品 免疫系に重要、ガンの成長・転移阻害
マンノース アロエ・サボテン・燕窩 免疫系に重要、マクロファー活性化
多くの植物 細菌感染阻害、糖尿病治療、抗炎症作用
フコース 海藻類・亜麻・茸・燕窩 免疫系に重要、ガンの成長・転移阻害
気道感染症治療
キシロース 穀物の皮・植物 殺菌作用、病原体・アレルゲンの結合阻害Nアセチル 海藻・酵母・甲殻類 変形性関節炎治療、ガンの抑制(グルコサミグルコサミン として評価)、グルコサミノグルカン形成
N−アセチル 牛乳 ガンの増殖・転移に関与
ガラクトサミン
N−アセチル 燕窩・母乳(初乳) 脳の発育に必要、免疫系に関与、粘膜
ノイラミン酸 卵・牛乳 の粘度調節(細菌感染防止)

このような糖鎖の異常が様々な病気と深く関連していることが説き明かされてきてお
り、糖鎖を正常に保つことが病原菌・癌細胞・アレルゲンなどに対する防御となること
が知られてきた。
なおまた、桑白皮エキスは糖質の消化吸収に係わりがあるように、α―アミラーゼ
、α―グルコシターゼなどの酵素の働きを阻害する作用が見出され、「糖質の吸収を抑
制するハーブ」と云われている。さらに、薬理作用に加えて美白作用があることも知ら
れ多くの美白化粧品に添加されている。
特許文献1のものには、直径100Å以下のアロフェンを0.5〜80重量%含むメ
ーキャップ化粧料が開示されている。
しかしながら、この特許文献1はメーキャップに限定しているものであり、本願発明
のように、美白化粧料に関するものではない。
特許文献2のものは、アルミニウムイオンを含む水溶液を強酸性下に保ちつつ、この
溶液に対しシリカのゲルもしくはゾル溶液あるいは水ガラスを加え、次いで塩基性物質
でpH=5〜6に調節することを特徴とする、ケイ酸アルミニウム系の吸着剤が開示さ
れている。
特許文献3のものには、チロシナーゼ阻害剤としてβ―ツヤブリシン、ハイドロキノ
ン、ピロン化合物の一種もしくはそれ以上と、メラニン色素吸着剤、望むらくは還元物
質担持水化ケイ酸アルミニウム吸着剤とを配合することを特徴とする抗肝斑、美白を目
的とする軟膏又はクリームが開示されている。
特許文献4のものには、燕窩の含水溶剤抽出物をスキンケア成分として含有すること
を特徴とする化粧料が開示されている。
特許文献5のものには、燕窩の酵素分解物を有効成分として含有させる、美肌促進剤
が開示されている。
上記特許文献2〜5に係る先行技術は、それぞれ部分的は本願発明と関係する開示が
見られるものの、本件発明の特徴である、メラニン吸着能があるアロフェンに糖鎖栄養
素、桑白皮エキスなどを配合した特徴は見られない。
特許代3573890号公報 特公昭58−54087号公報 特開昭59−157009号公報 特許第3449624号公報 特開2003−95961号公報
本発明は、これまでの美白化粧料よりも更により良い作用・効果を得るために、アロ
フェンおよび/またはマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アルミニウムに、糖鎖
構成単糖類、桑白皮エキスの組み合わせによる、相乗作用的な働きに着目した全く新し
い発明であり、新規な美白化粧料を提供することを目的とする。
殊に、糖鎖構成単糖類は従来の特許並びに特許出願に記載されているように、糖鎖に
組み立てるのに極めて重要であり、糖鎖は免疫維持(病原菌、癌細胞、花粉など異物に
対する防御)、老化予防(老化すると糖鎖の組成が変わる)、即ちサクセスフルエージ
ングの面で重要である。
また、桑白皮エキスは美白効果が望まれ、アロフェンおよびマイナスイオン吸着能を
有する合成ケイ酸アルミニウムはメラニン前駆物質およびメラニン色素吸着作用があり
、配合成分として適切である。
上記の目的・課題は本発明によれば、アロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能
を有する合成ケイ酸アルミニウムに糖鎖構成単糖類(グルコース、ガラクトース、マン
ノース、フコース、キシロース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサ
ミン、N−アセチルノイラミン酸)を配合してなる美白化粧料により達成される。
この発明においては、アロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケ
イ酸アルミニウムに糖鎖構成単糖類を配合したので、両成分の有する作用が相俟つて美
白作用効果の高い、若さ溢れる肌を与える美白化粧料が得られる。
上記の目的・課題はさらに本発明によれば、前記糖鎖構成単糖類に桑白皮エキス並び
にアロフェンおよび/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アルミニウムを配
合してなる美白化粧料により達成される。
この発明においては、8種類の糖鎖構成単糖類に桑白皮エキス並びにアロフェンおよ
び/又はマイナスイオン吸着能を有する合成ケイ酸アルミニウムを配合したので、各成
分の相乗作用により美白作用効果の高い、美白化粧料が得られる。
また、上記の目的・課題はさらに本発明によれば、前記アロフェンは、美白効果を妨
げるマイナスイオン帯電のメラニン前駆物質およびメラニンをよく吸着し、このアロフ
ェンを配合することを特徴とする美白化粧料により達成される。
また、上記の目的・課題はさらに本発明によれば、前記糖鎖構成単糖類の内、N−ア
セチルノイラミン酸は、牛乳、卵黄、燕窩など天然物由来成分によることを特徴とする
、美白化粧料により達成される。
この発明においては、N−アセチルノイラミン酸類は特定の天然物由来成分によるの
で、その含有率が高くまた安全な成分であり、使用上安全な美白化粧料が得られる。
また、上記の目的・課題はさらに本発明によれば、前記美白化粧料は、前記の1種以
上の糖鎖構成単糖類にアロフェンおよび/ またはマイナスイオン吸着能を有する合成ケ
イ酸アルミニウム、精製水、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ヒアルロン酸
、マンニトール、桑白皮エキス、サリチル酸ナトリウム、白金、ヒノキチオール、グリチ
ルリチン酸2K(2カリウム)、ポリソルベート80、エタノール、カルボマー、水酸化カリウム、フェノキシエタノールの内1種以上の成分を配合してなることを特徴とする、美白化粧料により達成される。
この発明においては、糖鎖構成単糖類に加え、配合成分を具体的に特定し、各成分の
相乗効果でより美白作用効果の高い、美白化粧料が得られる。
上述のように、本発明はアロフェンおよび/ またはマイナスイオン吸着能を有する合
成ケイ酸アルミニウム並びに糖鎖構成単糖類成分を主とし、更には桑白皮エキスを配合
したので美白効果の高い化粧料得ることができる。つまり、アロフェン並びに合成ケイ酸
アルミニウムAによるマイナスイオンに帯電したメラニン色素吸着作用、桑白皮エキスによるメラニン生成抑制効果さらには糖鎖構成単糖類による免疫維持、老化予防効果が組み合わされた化粧料が得られるのである。
以下、この発明の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、以下に述べる実施形態は
、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これ
らの態様に限定されるものではない。
上述の糖鎖に異常があると人体に悪影響を与えるが、正常な働きを行っている場合に
は、外部のストレスから体を防御する神経系・ホルモン系の自己制御機能、自己と異物
たる非自己とを見分ける免疫系の自己認識能力の促進、傷口をきれいに修復する自己再
生・自己修復機能の促進およびこれらの総合的な能力の促進などが期待されている。
本発明においては、上記のように糖鎖の有する人体に有効な成分を、化粧料成分、特
に美白化粧料に活かそうとするものである。
本発明に使用するアロフェンは粘土鉱物の精製法に準じて製造したものである。すな
わち、鹿沼土の水懸濁液を良く攪拌し、一定日数放置して石、砂分、鉱物片など比重の
重い部分を底に沈殿させ水槽上部の泥水のみを別の容器に移す水簸操作を反復して製造
した。この場合最終製品が着色著しい場合は過酸化水素で漂白した。アロフェンを含む
泥水は時間をかけて沈降させ上澄みを除去後、風乾させて本発明に供した。
以下に、本発明においてアロフェンの色素吸着・メラニンの吸着・分解について触れる。
メラニンはシミやソバカスの原因とされており、化粧品業界ではその生成解決のため
多くの化粧品が上市されている。その代表例としてはビタミンCおよびその誘導体、ア
ルブチンなどなどである。メラニンは生体内にあるアミノ酸のL−チロシンが酵素チロ
シナーゼの作用を受けて生成する。つまり、L−チロシンからL−ジハイドロキシフェ
ニルアラニン(L−ドーパ)を経てドーパキノン次にドーパクロームを生成し、さらに
このドーパクロームが数工程を経てメラニンに至ることが知られている。
このようなことから本発明者はL−チロシンを出発原料としてマッシュルーム由来の
チロシナーゼを作用させて、明所下にメラニン前駆物質(ドーパクロームと目される)
を調製して研究を行った。その結果、本発明に使用されるアロフェンがそのメラニン前駆物質を見事吸着する事が分かりここに本発明を完成させたのである。次表を参照され
たい。
[表1]
(実験条件)
下記により、実験用のメラニン前駆物質を調製した。
L−チロシン・・・・・・・・・・・・・・10.0ml
マッキルバイン緩衝液(pH6.84)・・10.0ml
0.02%マッシュルームチロシナーゼ・・1.0ml
37℃、48時間、明所下、振とう(振とう回数 150回/分: 振幅20cm)
次いで、以下に本発明において使用されるアロフェンの調整法を記す。
鹿沼土1kgを水槽に入れこれに水5Lを加え、よく攪拌後1昼夜放置した。砂分や
比重の重い鉱物類などは沈降するので、水槽上部の泥水のみを傾斜して、別の水槽に移
す。この操作を3回繰り返すとアロフェンに富む区分が得られる。最後の泥水区分は1
0日間放置するとアロフェンは沈降してくるので、今度は上層の水分を除去する。泥状
のアロフェン部はこのまま放置すれば(風乾)本発明に使用するアロフェンに富む区分
が得られる。
以下にアロフェン、合成ケイ酸アルミニウムAによりPO4 -2、メラニン前駆物質、
ニューコクシンのアニオン性物質の吸着試験結果を示す。
(実験条件)
本発明で使用するアロフェン・・・20.0mg
局方ケイ酸アルミニウム・・・・・20.0mg
合成ケイ酸アルミニウムA・・・・20.0mg
各検体を20mg加え、30℃にて3時間振とうした。その後、各物質の吸着試験を
行った。
メラニン:475nmの吸光度測定、ニューコクシン:508nmの吸光度測定、リ
ン酸イオン:JISK0102(1971)36頁(工業廃水試験法)によって測定を
行い、その結果を下記表2に除去率にて示した。表に見られるごとく本発明に係るアロフェンおよび合成ケイ酸アルミニウムAはマイナスイオンのこれらの物質をよく吸着したのである。
[表2]
検体 PO 4 -2 メラニン前駆物質 ニューコクシン1.実施例の吸着剤(*) 63.0 99.4 58.1
2.合成ケイ酸アルミニウムA 60.0 97.2 55.3
3.局方ケイ酸 15.4 17.7 12.5
アルミニウム
(*)本発明で使用するアロフェン
なお、糖鎖構成単糖類の供給源・生理作用については[0006]に述べた表を参照されたい。
以下に、実施例に記載する美白化粧料成分の作用を簡単に述べる。
・精製水 ー 溶剤
・1,3−ブチレングリコール ー 保湿剤
・グリセリン ー 保湿剤
・ヒアルロン酸 ー 保湿剤
・マンニトール ー 保湿剤
・桑白皮エキス ー チロシナーゼ活性抑制剤
・サリチル酸ナトリウム ー 殺菌作用
・合成または天然ケイ酸アルミニウム(アロフェン) ー メラニンおよびその前駆物質吸着剤
・白金 ー 活性酸素阻害
・ヒノキチオール ー 天然殺菌剤
・グリチルリチン酸2K ー 抗炎症剤
・ポリソルベート80 ー 乳化剤、可溶化剤
・エタノール ー 殺菌剤
・カルボマー ー 増粘剤
・水酸化カリウム ー 中和剤
・フェノキシエタノール ー 防腐剤
[実施例1]
成分名 配合量(%)
1 精製水 適量
2 1,3−ブチレングリコール 2.50
3 グリセリン 3.00
4 ヒアルロン酸 3.00
5 マンニトール 2.50
6 桑白皮エキス 5.00
7 サリチル酸ナトリウム 0.50
8 合成ケイ酸アルミニウムA 5.00
またはアロフェン
9 白金 0.01
10 ヒノキチオール 2.00
11 グリチルリチン酸2K 2.50
12 ポリソルベート80 3.50
13 エタノール 適量
14 カルボマー 3.00
15 水酸化カリウム 1.50
16 フェノキシエタノール 1.00
17 糖鎖栄養素コンプレックス(*) 5.00
(*)上記の8種類の糖鎖構成単糖類の混合体
[試験例1]
前記の実施例1により得られた美白化粧料を、下記の被試者に3ケ月間継続して塗布
した、シミ・ソバカス・肝斑などの改善結果を示す(CAMクリニック; 山口医院・
大阪、梅田)。
本発明品 特公昭58-54087号開示品
著効 12例 10例
有効 10 7
やや有効 8 7
効果なし 0 1

Claims (5)

  1. アロフェン(天然ケイ酸アルミニウム、以下同じ)および/又はマイナスイオン吸着
    能を有する合成ケイ酸アルミニウムに糖鎖構成単糖類(グルコース、ガラクトース、マ
    ンノース、フコース、キシロース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクト
    サミン、N−アセチルノイラミン酸)を配合してなることを特徴とする美白化粧料。
  2. 前記糖鎖構成単糖類に桑白皮エキス並びにアロフェンおよび/又はマイナスイオン吸
    着能を有する合成ケイ酸アルミニウムを配合してなることを特徴とする請求項1に記載
    の美白化粧料。
  3. 前記アロフェンは、マイナスイオン帯電のメラニン前駆物質およびメラニン吸着のも
    のであることを特徴とする請求項1又は2に記載の美白化粧料。
  4. 前記糖鎖構成単糖類の内、N−アセチルノイラミン酸は、牛乳、卵黄、アナツバメの
    巣エキス(以下、燕窩と云う)など天然物由来成分によることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の美白化粧料。
  5. 前記美白化粧料は、前記の1種以上の糖鎖構成単糖類に精製水、1,3−ブチレング
    リコール、グリセリン、ヒアルロン酸、マンニトール、桑白皮エキス、サリチル酸ナト
    リウム、アロフェン、マイナスイオン吸着の合成ケイ酸アルミニウム、白金、ヒノキチ
    オール、グリチルリチン酸2K(2カリウム)、ポリソルベート80、エタノール、カルボマー、水酸化カリウム、フェノキシエタノールの内1種以上の成分を配合してなることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の美白化粧料。
JP2008136160A 2008-05-26 2008-05-26 アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料 Pending JP2009280541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136160A JP2009280541A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008136160A JP2009280541A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009280541A true JP2009280541A (ja) 2009-12-03

Family

ID=41451399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008136160A Pending JP2009280541A (ja) 2008-05-26 2008-05-26 アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009280541A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210748A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 オリザ油化株式会社 タイトジャンクション形成促進剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014210748A (ja) * 2013-04-19 2014-11-13 オリザ油化株式会社 タイトジャンクション形成促進剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zeng et al. Activity of quercetin and kaemferol against Streptococcus mutans biofilm
Koo et al. Influence of cranberry proanthocyanidins on formation of biofilms by Streptococcus mutans on saliva-coated apatitic surface and on dental caries development in vivo
JP7462868B2 (ja) 乳酸菌生産物質含有組成物、エクオール生成方法および乳酸菌生産物質含有組成物の製造方法
US20160302452A1 (en) Nutritional composition
TWI516280B (zh) 紅藜萃取物用於製備促進膠原蛋白生成及抗皮膚老化之組合物之用途
WO2012120290A2 (en) Cosmetic formulations
GB2472379A (en) Topical cosmetic formulation comprising MSM, a vitamin and a carbohydrate
JP2010159240A (ja) 哺乳動物のための組織・細胞障害修復能及び体内浄化能を有する組成物。
KR20160127137A (ko) 갈산 및 갈산 유도체의 미용학적 및 약제학적 용도
JP2008120761A (ja) フカヒレ抽出物、卵黄レシチン及び発酵熟成コラーゲン(lcp)から成る美容・健康食品及びその製造方法。
Ngwuluka et al. Functions of bioactive and intelligent natural polymers in the optimization of drug delivery
Kim Marine medicinal foods: implications and applications: animals and microbes
Abedi et al. Antioxidant materials in oral and maxillofacial tissue regeneration: a narrative review of the literature
CN110368347A (zh) 一种抗衰修复双层双色精华素及其制备方法
KR100796904B1 (ko) 안정화된 비타민 c 또는 비타민 c 유도체의 복합체를함유하는 발모제 조성물
JP2011246465A (ja) 虫歯予防剤
JP2009280541A (ja) アロフェンに糖鎖栄養素を配合してなる美白化粧料
KR102448963B1 (ko) 하이퍼미네랄 이온수의 제조방법, 이에 의해 제조된 하이퍼미네랄 이온수 및 이를 포함하는 피부 세포 관련 화장료 조성물
ITCR20100025A1 (it) Composto medicinale naturale
KR101853299B1 (ko) 세포모방복합물을 유효성분으로 함유하는 화장료 조성물
CN102099049A (zh) 3-脱氧葡糖醛酮的天然产物抑制剂
EP1926467A1 (fr) Utilisation du fer sous forme d'un extrait de pierre comme stimulant de la synthese du collagene par les fibroblastes cutanes
RU2548505C1 (ru) Способ лечения хронических апикальных периодонтитов
KR102448962B1 (ko) 하이퍼미네랄 이온수의 제조방법, 이에 의해 제조된 하이퍼미네랄 이온수 및 이를 포함하는 피부 각질용 화장료 조성물
JP2020138958A (ja) 水溶性ケイ素を含有する美容健康用組成物の製造方法および水溶性イオン化ケイ素の調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110525

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110525

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20121030