JP2009280237A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さ制約を有する比較的に低い突起を用いて、取出口の閉鎖膜を容易、かつ確実に破断して、大穴を開けることができるキャップを備えた、内容物を効率よく取り出すことができる使用性に優れた容器を提供する。
【解決手段】突起部9は、台座11と、この台座11上に有する、閉塞部7を破断する破断リブ13aと、閉塞部7の破断部分を拡張する拡張リブ13bと、を備え、破断リブ13aおよび/または拡張リブ13bは、台座11より大径とする。そして、突起部9は、中心部から平面視放射状に、破断リブ13aおよび拡張リブ13bを交互に60°の間隔で等間隔で設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、一端に、内容物の取出口を予め塞いだ状態とした閉塞部を有するアルミからなる絞り体を取付けてなる、閉鎖型のラミネートチューブと、取出口を着脱自在に閉蓋するキャップと、を備え、キャップは、一端の内側に取出口を覆うようにして取出口を閉蓋する螺合部を設けるとともに、他端の内側には、閉塞部を破断して取出口を開封する突起部を設けてなる容器に関し、より詳細には、突起部は、台座と、この台座上に有する、閉塞部を破断する破断リブと、閉塞部の破断部分を拡張する拡張リブと、を備え、破断リブおよび/または拡張リブは、台座より大径であることに関する。
従来、飲食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、化成品、工業製品、その他の内容物を本体に充填包装するチュ−ブ容器には、一端に、予め内容物の取出口を閉鎖膜で塞いで成形された、バリア性を有するアルミからなる絞り体をインサート成形して取付けた、閉鎖型ラミネートチューブなどがあり、該閉鎖型ラミネートチューブは、取出口を覆うようにして、螺合により着脱自在としたキャップを備えている。そして、このキャップは、取出口に嵌合可能とする螺糸部の反対側に設けた凹部内には、取出口を開封する、尖頭状かつ錘状体の突起が設けられ、この閉鎖型ラミネートチューブから内容物を初めて取り出す際、閉鎖型ラミネートチューブから取り外したキャップを反対側にして、取出口の閉鎖膜を、この突起で突き刺すことにより閉鎖膜を破断し、次いで台座によって閉鎖膜に穴を開けることで、取出口を開封して、内容物の取出しを可能とする(例えば、特許文献1)ものがある。
特開2006−123918号公報
上述したように、閉鎖型ラミネートチューブの取出口を開封して、内容物を効率よく取出すためには、台座を、取出口の口内径と略等しくして、閉鎖膜に大穴を開ければよいことが考えられるが、この場合、台座の径が大きすぎることにより、閉鎖膜を押し広げる抵抗が強くなり、逆に閉鎖膜を開けにくくしてしまう。そのため、このような従来の閉鎖型ラミネートチューブの容器では、台座の径を取出口の口内径よりも0.1mm〜0.3mm程度小さくしているため、閉鎖膜に大穴を開けることができず、従って、容器内の内容物を取出口から効率よく取り出すことができないという問題があった。
また、絞り体の高さに応じてキャップの突起も、キャップの天面からのはみ出しを防ぐために、高く設けることができず、このような短い突起では、突き刺しのストロークを大きくすることができないことから、閉鎖膜を容易に破断することができないという問題もあった。
従って、この発明の目的は、高さ制約を有する比較的に低い突起を用いて、取出口の閉鎖膜を容易、かつ確実に破断して、大穴を開けることができるキャップを備えた、内容物を効率よく取り出すことができる使用性に優れた容器を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、一端に、内容物の取出口を予め塞いだ状態とした閉塞部を有するアルミからなる絞り体を取付けてなる、閉鎖型のラミネートチューブと、前記取出口を着脱自在に閉蓋するキャップと、を備え、前記キャップは、一端の内側に前記取出口を覆うようにして前記取出口を閉蓋する螺合部を設けるとともに、他端の内側には、前記閉塞部を破断して前記取出口を開封する突起部を設けてなる容器において、前記突起部は、台座と、該台座上に有する、前記閉塞部を破断する破断リブと、前記閉塞部の破断部分を拡張する拡張リブと、を備え、前記破断リブおよび/または前記拡張リブは、前記台座より大径であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記台座は、前記取出口の口内径よりも、0.1mm〜0.3mm程度小さな径を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記破断リブおよび/または前記拡張リブは、前記取出口の口内径に略等しい径を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記突起部は、中心部から平面視放射状に、前記破断リブおよび前記拡張リブを交互に等間隔で設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記破断リブと、前記拡張リブとは、60°の間隔で設置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記破断リブは、該破断リブの頂点が、前記突起部の中心部に位置する突出部となることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記拡張リブは、該拡張リブの頂点が、前記突出部の中途部の高さに位置することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の容器において、前記キャップの他端内側の凹部であって、該凹部の外周位置と、前記絞り体の外周位置とに、係合部を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一端に、内容物の取出口を予め塞いだ状態とした閉塞部を有するアルミからなる絞り体を取付けてなる、閉鎖型のラミネートチューブと、取出口を着脱自在に閉蓋するキャップと、を備え、キャップは、一端の内側に取出口を覆うようにして取出口を閉蓋する螺合部を設けるとともに、他端の内側には、閉塞部を破断して取出口を開封する突起部を設けてなる容器において、突起部は、台座と、この台座上に有する、閉塞部を破断する破断リブと、閉塞部の破断部分を拡張する拡張リブと、を備え、破断リブおよび/または拡張リブは、台座より大径であるので、取出口の閉塞部を開封する際は、キャップの突起部を閉塞部に突き刺して少しの力で破断させることができ、キャップの閉塞部への突き刺し抵抗が少なく、楽に閉塞部を破断できるとともに、破断面積および拡張面積を大きくできるため、閉塞部に大きな穴を開け、取出口を十分に開封することができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、台座は、取出口の口内径よりも、0.1mm〜0.3mm程度小さな径を有するので、台座が閉鎖膜に接触する面積を小さくでき、キャップの閉塞部への突き刺し抵抗を少なくすることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、破断リブおよび/または拡張リブは、取出口の口内径に略等しい径を有するので、破断面積および拡張面積を大きくでき、閉塞部に大きな穴を開け、取出口を十分に開封することができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、突起部は、中心部から平面視放射状に、前記破断リブおよび前記拡張リブを交互に等間隔で設けたので、破断リブで破断させた閉塞部の破断部分を、破断リブの隣に設けられた拡張リブによって拡張でき、閉塞部に大きな穴を開け、取出口を十分に開封することができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、破断リブと、拡張リブとは、60°の間隔で設置するので、必要最小限の枚数に設けた各リブによって、効率的に閉塞部を破断拡張させ、取出口を完全に開封することができる。従って、使用性に優れる容器を提供することができる。
請求項6に記載の発明によれば、破断リブは、この破断リブの頂点が、突起部の中心部に位置する突出部となるので、突出部の頂点および3枚の破断リブのエッジ部分に力点を集中させて閉塞部を破断するため、閉塞部への突き刺し抵抗を小さくすることができる。従って、閉塞部を楽に破断できる、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項7に記載の発明によれば、拡張リブは、この拡張リブの頂点が、突出部の中途部の高さに位置するので、最初に、突出部と、破断リブとで楽に破断した閉塞部の破断部間を、引き続き破断リブで裂きながら拡張リブで拡張して、閉塞部に大きな穴を開けることができる。従って、閉塞部を鋭い切り口で大きく開口できる、使用性に優れた容器を提供することができる。
請求項8に記載の発明によれば、キャップの他端内側の凹部であって、この凹部の外周位置と、絞り体の外周位置とに係合部を設けたので、キャップの突起部を取出口の閉塞部に突き刺した際、キャップおよび絞り体双方の突起が係合することで、絞り体へのキャップの突起部の突き刺しが完了したことを感じさせるクリック感をユーザに与えることができる。従って、使用性に優れた容器を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す、上方から見た容器の全体図、図2は、キャップを上方から見た斜視図、図3は、キャップを下方から見た斜視図である。
本発明の閉鎖型ラミネートチューブ式の容器1は、図1に示すように、内容物を充填する本体2と、キャップ3とから構成される。まず、本体2は、例えば、複数のポリエチレン系樹脂層の間にアルミ箔を積層した柔軟なフィルムなどからなる材質で、円筒または楕円状の筒などの形状を有し、内容物を一端部から充填し、この一端部を接着や溶着などにより閉鎖する。
また、本体2の他端部には、バリア性を有するアルミなどからなり、ロンデルと呼ばれる絞り体5が、インサート成形などにより取付けられる。そして、この絞り体5は、先端部に有する、内容物の取出口6が、予め、アルミ箔とプラスチックなどを貼り合わせた積層材からなる膜などの閉塞部7で塞がれた状態で成形される。さらに、口部4の外周面には、キャップ3を取付けるためのネジ山15が刻設される。
次いで、キャップ3は、図2〜3に示すように、内側の一側(取出口6側)に形成された筒状の螺合部8と、他側に形成された突起部9とを備えるとともに、キャップ3の内径は、本体2の内径内であることが好ましい。また、キャップ3の外周部には、滑り止めのための凹凸などの加工を施してもよい。そして、このキャップ3は、例えば、ポリエチレンや、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)系などの樹脂を用いてもよく、限定しないそれら材質のものを射出成形することによって得ることができる。なお、閉鎖型ラミネートチューブ式の容器1における本体2や絞り体5、キャップ3などの材質は、例えば、上述した特開2006−123918号公報などに記載の周知技術であるため、その詳細な説明は省略する。
また、螺合部8の内径および高さは、口部4の外径および高さに略等しくするとともに、螺合部8の内面には、口部4の外周面に設けたネジ山15に螺合するネジ溝14が刻設される。
以上のような構成により、キャップ3の螺合部8を本体2の口部4に螺嵌させて、口部4を着脱自在に閉蓋可能としたキャップ3は、本体2内に有する内容物の漏出を防ぐとともに、口部4を保護することができる。なお、口部4へのキャップ3の着脱は、上述したネジ山15とネジ溝14との螺合に限定されず、凹凸部などを有する嵌合式など、その着脱機構は限定されない。
次に、本願発明の特徴である、キャップ3の突起部9について、その具体的構成を説明する。図4は、キャップの平面図、図5は、図4におけるキャップのB矢視断面側面図、図6は、図4におけるキャップのC矢視断面側面図、図7は、突起部により開口させたシール材の平面図である。
図2に示すように、突起部9は、上述したキャップ3の他側に形成した凹部10内の底部であって、キャップ3の中心部に形成した、取出口6の内径よりも0.1mm〜0.3mm程度小さな径を有する、円柱などの形状の台座11と、この台座11上に設けられた、台座11の径よりも大きく、取出口6の口内径に略等しい径を有するリブ13とから構成される。なお、取出口6の形状は、円形に限定されず、三角形や四角形など適宜形状にすることができ、その場合、台座11や、螺合部8などの形状も取出口6の形状に合わせた形状とされる。
そして、リブ13の頂点の位置は、キャップ3の他側端部の高さ位置を越えない位置とされる。このようにすることで、突出部12による怪我を防止できるとともに、キャップ3の他側を底にして容器1を立てて置く際にも障害とならない。
また、リブ13は、キャップ3の中心に位置する頂点が突出部12となっており、この突出部12を中心として放射状に等間隔で設けられる。そして、このリブ13は、図4に示すように、閉塞部7を破断する破断リブ13aおよび閉塞部7の破断部分を拡張する拡張リブ13bから構成され、破断リブ13aは、突出部12を中心として120°間隔で3枚設置される。また、拡張リブ13bは、破断リブ13a間に位置するようにして、突出部12を中心に120°間隔で3枚設置される。従って、突出部12を中心として放射状に破断リブ13aと拡張リブ13bとが、交互に配設されるとともに、破断リブ13aと拡張リブ13bとの間は、60°の間隔を有する構成とされる。
そして、図2および図5に示すように、この3枚の破断リブ13aは、突出部12をこれら破断リブ13aの頂点としており、この破断リブ13aの頂点から台座11の外周部の外側まで延設された辺が曲線を有し、側面視幅広であるとともに、拡張リブ13bの面積よりも大きい面積を有する。
一方、図2および図6に示すように、それぞれの拡張リブ13bは、これら拡張リブ13bの頂点が、突出部12の中途部の高さに位置するとともに、この拡張リブ13bの頂点から台座11の外周部の外側まで延設された辺が曲線を有し、側面が、破断リブ13aの面積よりも小さな面積を有する。従って、拡張リブ13bの辺の高さは、破断リブ13aの辺の高さよりも低い。なお、上述のように、破断リブ13aおよび拡張リブ13bの双方を台座11より大きな径とするほか、破断リブ13aのみ、または拡張リブ13bのみのいずれか一方を台座11より大きな径としてもよい。さらには、上述のように、破断リブ13aおよび拡張リブ13bの双方を、取出口6の口内径に略等しい径とするほか、破断リブ13aのみ、または拡張リブ13bのみのいずれか一方を取出口6の口内径に略等しい径としてもよい。
なお、これら突出部12や破断リブ13a、拡張リブ13bなど突起部9の成形は、キャップ3の成形において同時に行われるものである。
ここで、内容物が本体2の底部(一端部)から充填され、この底部が熱シールや超音波シールなどで溶着することにより、取出口4は、予め閉塞部7により塞がれているため、本体2内に内容物が密封された容器1(未使用の製品)を、初めて使用する際には、まず、キャップ3を回転させることで、本体2の取出口4に螺合するキャップ3の筒部8を、その螺嵌から解除して、本体2からキャップ3を脱着し、キャップ3の突起部9が取出口4の方向になるように、キャップ3の方向を転換する。
次いで、突起部9の突出部12を、閉塞部7の中心部近傍を目指して閉塞部7に突き刺す。このとき、凹部10を、取出口6に嵌合させることで、上記した突出部12が、閉塞部7の中心部近傍に位置する。
そして、閉塞部7は、中心部近傍が、突出部12により楽に破れた後、キャップ3を本体1側に押圧することにより、破断リブ13aが閉塞部7の表面に接触する。このとき、突出部12に有した力点は、3枚の破断リブ13aの3辺に分散されるものの、この3辺に集中するため、破断リブ13aに位置する閉塞部7の表面が、破断リブ13aの略形状(シール材の材質、力の入れ方などにより破断の形状は異なる)になるように楽に破断される。
次いで、さらにキャップ3を本体2側に押圧することにより、拡張リブ13bが閉塞部7の表面に接触する。このとき、各拡張リブ13bは、上述のように破断リブ13aにより破断した部分の間の閉塞部7上に位置するため、これら拡張リブ13bの押圧により、拡張リブ13bが、この破断リブ13aにより破断した部分の間の閉塞部7を本体2側に押入する。従って、これら拡張リブ13bが、確実に閉塞部7の破断部分を拡張することができる。
その結果、図7に示すように、確実に閉塞部7の開口面積aを広くすることができ、取出口6を完全に開口できる。従って、以上の構成により、取出口6の閉塞部7を開封する際は、キャップ3の突起部9を閉塞部7に突き刺して少しの力で破断させることができ、キャップ3の閉塞部7への突き刺し抵抗が少なく、楽に閉塞部7を破断できるとともに、破断面積および拡張面積を大きくできるため、閉塞部7に大きな穴を開け、取出口6を十分に開封することができる。このため、使用者は、容器1を押圧することにより、内容物を取出口6から十分に取り出すことができるため、容器1の使用性が向上する。
さらには、突出部12を中心として放射状に、破断リブ13aを120°の間隔および拡張リブ13bを120°の間隔で、破断リブ13aと拡張リブ13bとを交互に設けるとともに、破断リブ13aと拡張リブ13bとを60°の間隔で設けることにより、必要最小限に設けたリブによって、効率的に閉塞部7を破断拡張させ、取出口6を完全に開封できるため、キャップ3の成形コストを抑えることができる。
また、破断リブ13aは、この破断リブ13aの頂点が、突起部9の中心部に位置する突出部12となるので、突出部12の頂点および3枚の破断リブの辺(エッジ部分)に力点を集中させて閉塞部7を破断するため、閉塞部7への突き刺し抵抗を小さくすることができるとともに、拡張リブ13bは、この拡張リブ13bの頂点が、突出部12の中途部の高さに位置するので、最初に、突出部12と、破断リブ13aとで楽に破断した閉塞部7の破断部間を、引き続き破断リブ13aで裂きながら拡張リブ13bで拡張して、閉塞部7に確実、かつ楽に大きな穴を開けることができる。
なお、本願発明の容器には、上述したキャップ3の突起部9を取出口6に突き刺した際、突き刺しを完了したことが分かるように、ユーザの手にクリック感が得られる手段を設けることができる。図8は、キャップの突起部を絞り体の取出口に突き刺したときの内部構造の一例を示す、絞り体およびキャップの側面模式図である。この場合、この図8に示すように、例えば、キャップ3の凹部10の外周の底部近傍に設けた突起16と、絞り体5の外周の上端部(取出口6)近傍に設けた突起17とからなる、係合部18が構成される。
そして、閉塞部7を開口するためにキャップ3の突起部9を取出口6に突き刺した際、キャップ3の凹部10の突起16が、絞り体5の突起17を乗り越えて両者が係合することにより、ユーザは、その手にクリック感を得ることができ、突起部9が閉塞部7に確実に突き刺されたことを確認することができる。
なお、係合部18の設置は、上述した位置に限定されず、図示しないが、例えば、突起16を、キャップ3における凹部10の外周の上端部近傍および、突起17を、絞り体5における外周の下端部近傍に設けてもよく、この場合も上述同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、液体状や、ペースト状、泡状などの、食品や化粧品他を充填する容器に有用である。
本発明の一実施例を示す、上方から見た容器の全体図である。 キャップを上方から見た斜視図である。 キャップを下方から見た斜視図である。 キャップの平面図である。 図4におけるキャップのA矢視断面側面図である。 図4におけるキャップのB矢視断面側面図である。 突起部により開口させた閉塞部の平面図である。 キャップの突起部を絞り体の取出口に突き刺したときの内部構造の一例を示す、絞り体およびキャップの側面模式図である。
符号の説明
3 キャップ
5 絞り体
6 取出口
7 閉塞部
9 突起部
10 凹部
11 台座
12 突出部
13 リブ
13a 破断リブ
13b 拡張リブ
16,17 突起
18 係合部
a 開口面積

Claims (8)

  1. 一端に、内容物の取出口を予め塞いだ状態とした閉塞部を有するアルミからなる絞り体を取付けてなる、閉鎖型のラミネートチューブと、
    前記取出口を着脱自在に閉蓋するキャップと、を備え、
    前記キャップは、一端の内側に前記取出口を覆うようにして前記取出口を閉蓋する螺合部を設けるとともに、他端の内側には、前記閉塞部を破断して前記取出口を開封する突起部を設けてなる容器において、
    前記突起部は、台座と、該台座上に有する、前記閉塞部を破断する破断リブと、前記閉塞部の破断部分を拡張する拡張リブと、を備え、前記破断リブおよび/または前記拡張リブは、前記台座より大径であることを特徴とする容器。
  2. 前記台座は、前記取出口の口内径よりも、0.1mm〜0.3mm程度小さな径を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  3. 前記破断リブおよび/または前記拡張リブは、前記取出口の口内径に略等しい径を有することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  4. 前記突起部は、中心部から平面視放射状に、前記破断リブおよび前記拡張リブを交互に等間隔で設けたことを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  5. 前記破断リブと、前記拡張リブとは、60°の間隔で設置することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  6. 前記破断リブは、該破断リブの頂点が、前記突起部の中心部に位置する突出部となることを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  7. 前記拡張リブは、該拡張リブの頂点が、前記突出部の中途部の高さに位置することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  8. 前記キャップの他端内側の凹部であって、該凹部の外周位置と、前記絞り体の外周位置とに、係合部を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の容器。
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