JP2009280171A - 減衰力発生装置およびサスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ビスカスカップリングを利用した減衰力発生装置を提供する。
【解決手段】減衰力発生装置10において、ビスカスカップリング100の出力軸62に、モータ回路200が連結される。モータ回路200は、シャフト20とケース体12の相対回転を受けて減衰力を発生するDCモータ210を有する。可変抵抗器214は、DCモータ210の端子に接続される。制御回路300は、DCモータ210の回転数に応じて、可変抵抗器214の抵抗値を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】減衰力発生装置10において、ビスカスカップリング100の出力軸62に、モータ回路200が連結される。モータ回路200は、シャフト20とケース体12の相対回転を受けて減衰力を発生するDCモータ210を有する。可変抵抗器214は、DCモータ210の端子に接続される。制御回路300は、DCモータ210の回転数に応じて、可変抵抗器214の抵抗値を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ビスカスカップリングを用いた減衰力発生装置、および減衰力発生装置を搭載した車両のサスペンション装置に関する。
従来、ロアアームに左右一対のロッドの外端部が連結され、一対のロッドの内端部間に減衰手段であるロールダンパが設けられたサスペンション装置を開示するものがある(特許文献1参照)。このロールダンパは、中空ケーシングと側板とにより空間を構成し、この空間内において、中空ケーシングの内周面に固着されたアウタープレートと、ロッドの外周面に固着されたインナープレートとが交互に重合され、空間内にシリコンオイルを封入することで、ビスカスカップリングを構成している。このビスカスカップリングにより、左右一対のロッドの相対回転を抑制して、ロールに起因した振動が減衰されるようになっている。ロッドとロールダンパとの間には、ロッドの回転速度を増大させてロールダンパに伝達する遊星歯車機構が設けられている。
特許2803870号公報
ビスカスカップリングを車両に搭載する場合、小型で大きな減衰力を発生できることが好ましい。ビスカスカップリングは、プレート間隔を狭くすることで大きな減衰力を発生させることができるが、ビスカスカップリングの構造上、プレート間隔を狭めるにも限界があるため、簡易な構造で減衰力を大きくできることが望まれる。また、ビスカスカップリングを構成する部品のガタや慣性などにより減衰力に変動が生じるのは、乗り心地に影響を与えるため、滑らかな減衰力特性を実現することが好ましい。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、減衰力を効果的に発生することのできる減衰力発生装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の減衰力発生装置は、複数の第1プレートが係合された第1伝達部材と、複数の第2プレートが係合された第2伝達部材とが相対回転することにより減衰力を発生するビスカスカップリングと、第1伝達部材と第2伝達部材の相対回転を受けて減衰力を発生するモータを有するモータ回路とを備える。
この態様によると、ビスカスカップリングの相対回転を受けて回転するモータを設けたことで、ビスカスカップリングが発生する減衰力に加えて、モータが減衰力を発生する減衰力発生装置を実現できる。
モータ回路は、モータの端子に接続される可変抵抗器を有してもよく、またモータ回路は、モータの回転数に応じて、可変抵抗器の抵抗値を制御する制御回路をさらに有してもよい。モータで発生する減衰力を可変抵抗器の抵抗値で調整することで、モータが発生する減衰力特性を変化させることができる。
制御回路は、モータの回転数が所定値を超えると、可変抵抗器の抵抗値を大きくしてもよい。これにより、減衰力発生装置における減衰力特性を好適に調整することが可能となる。
制御回路は、モータの回転により生じる電圧または電流をもとに、モータの回転数を検出してもよい。これにより、モータの回転数を簡易に測定することができる。
モータ回路は、モータの端子に電力を供給する電源と、電源からモータに供給する電力を制御する電源制御部とを有してもよい。電源制御部は、第1伝達部材と第2伝達部材の相対回転を受けてモータが回転する方向と同じ方向の回転力を与えるように、電源からモータに電力を供給させてもよい。これにより、減衰力発生装置で発生する減衰力の特性を調整することが可能となる。
電源制御部は、第1伝達部材と第2伝達部材の相対回転が始まるタイミングで、電源からモータに電力を供給させてもよい。また電源制御部は、第1伝達部材と第2伝達部材の相対回転の方向が反転するタイミングで、電源からモータに電力を供給させてもよい。相対回転の開始タイミングや、相対回転方向の反転タイミングでは、所望の減衰力特性が得られないことがあるため、このようなタイミングでモータに電力を供給することで、減衰力特性を改善することが可能となる。
減衰力発生装置は遊星歯車機構をさらに備えてもよい。モータ回路は、遊星歯車機構を介して第1伝達部材に連結されてもよい。また、減衰力発生装置は車両のサスペンション装置に搭載されてもよい。
本発明によれば、減衰力を効果的に発生する減衰力発生装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係るサスペンション装置1の取付構造を示す。サスペンション装置1は、車輪3を回転可能に支持する支持部材6と、支持部材6を上下に揺動可能に支持するロアアーム4およびアッパアーム5を備える。車両本体2、ロアアーム4、アッパアーム5および支持部材6はリンク機構7を構成し、ロアアーム4およびアッパアーム5は、車両本体2に回転可能に取り付けられる。
実施の形態において、サスペンション装置1は、リンク機構7のジョイント部に減衰力発生装置10を備えて構成される。実施の形態におけるリンク機構7は、4節リンク機構を構成しており、減衰力発生装置10は、車両本体2とロアアーム4のジョイント部8a、車両本体2とアッパアーム5のジョイント部8b、アッパアーム5と支持部材6のジョイント部8c、ロアアーム4と支持部材6のジョイント部8dのいずれに設けられてもよい。図示の例では、減衰力発生装置10が、車両本体2とロアアーム4のジョイント部8aを構成している。以下、ジョイント部8a〜8dを総称する場合には、「ジョイント部8」と呼ぶ。
減衰力発生装置10は、ケース体と、ケース体から突設されるシャフトを有するビスカスカップリングを含んで構成される。ケース体が1つのリンクに取り付けられ、またシャフトが当該リンクに隣接するリンクに取り付けられることで、隣り合う2つのリンクを相対回転可能に連結するジョイント部8が構成される。図1に示す例では、ケース体が車両本体2に固定され、またシャフトがロアアーム4に連結されることで、ロアアーム4の上下動に応じてシャフトとケース体とが相対回転し、減衰力を発生する。シャフトおよびケース体は、それぞれ連結される部材の動きを伝達する伝達部材として機能する。
なお以下の実施の形態において、リンク機構7の構造は例示であり、サスペンション装置1が他のマルチリンク機構を有してもよい。さらに、図1に示す例では減衰力発生装置10がジョイント部8aを構成しているが、他のジョイント部8b、8c、8dを構成してもよく、また複数の減衰力発生装置10が複数のジョイント部8を構成してもよい。
図2は、実施の形態に係る減衰力発生装置10の構成を示す。減衰力発生装置10は、ジョイント部8を構成するビスカスカップリング100と、ビスカスカップリング100の出力軸62に連結されるモータ回路200とを備える。ビスカスカップリング100は、ロアアーム4に連結されてロアアーム4の上下動に応じて回転するシャフト20と、環状張出部14において車両本体2に連結される円筒状のケース体12を備える。ビスカスカップリング100は、複数のインナープレート30が係合された第1伝達部材と、複数のアウタープレート40が係合された第2伝達部材とを有し、第1伝達部材および第2伝達部材が相対回転することにより減衰力を発生させる。図2に示す減衰力発生装置10では、プレート支持体58にインナープレート30が係合され、ケース体12にアウタープレート40が係合される。なお、以下で説明するように、プレート支持体58はシャフト20とともに回転し、したがってプレート支持体58およびシャフト20を第1伝達部材と呼んでもよい。
なおシャフト20が車両本体2に連結され、ケース体12がロアアーム4に連結されてもよく、またシャフト20およびケース体12が、リンク機構7における他の隣り合うリンクに連結されてもよい。シャフト20は、図示しない軸受により、ケース体12に対して相対回転可能に支持される。
ケース体12の内部には作動室16が形成されて、シリコンオイルなどの粘性流体が充填され、作動室16は、オイルシール22a、22bにより封止される。作動室16には、シャフト20に連結された遊星歯車機構110が設けられる。図3は、図2に示す減衰力発生装置10のA−A断面を示す。以下、図2および図3を参照して、遊星歯車機構110の構造を説明する。
遊星歯車機構110は、キャリア50、連結軸52、内歯車54、遊星歯車56および太陽歯車60を有して構成される。この遊星歯車機構110は、プラネタリ型の機構であり、内歯車54がケース体12の内周面に対して固定される。内歯車54の内側には太陽歯車60が設けられ、複数の遊星歯車56が、内歯車54と太陽歯車60のそれぞれと噛合して、両者の間に設けられる。キャリア50は連結軸52を有し、複数の遊星歯車56を、軸受を介して円周方向等間隔に回転自在に支持する。これにより遊星歯車56は、連結軸52を中心に自転しながら、太陽歯車60の周囲を公転する。キャリア50は中心位置においてシャフト20に連結されて、シャフト20とともに回転する。キャリア50に設けられた連結軸52は、遊星歯車56の軸受を経由して、プレート支持体58に固着される。これによりプレート支持体58は、シャフト20と同一速度で回転可能となる。太陽歯車60の中心には、モータ回路200に連結される出力軸62が設けられる。シャフト20および出力軸62は同軸上に形成される。
図4は、プレート支持体58を示す。プレート支持体58は、貫通口を有する円筒部材64および円板部材66を有して形成される。貫通口には、出力軸62が挿通される。円板部材66の裏面にはキャリア50から延びる連結軸52が固着される。また円筒部材64の外周面に、複数枚のインナープレート30が連結される。
ビスカスカップリング100において、ケース体12の内周面には、複数枚のアウタープレート40が連結されている。複数枚のインナープレート30と複数枚のアウタープレート40は交互に所定の間隔をあけて配置される。
車輪3の挙動によりロアアーム4が上下動すると、シャフト20が回転して、シャフト20とケース体12とが相対回転する。これにより、シャフト20とともに回転するプレート支持体58に連結されている複数枚のインナープレート30と、ケース体12に連結されている複数枚のアウタープレート40とが差動回転し、その回転差に応じて粘性流体にせん断力が発生して、トルクが発生する。この発生トルクは、サスペンション装置1における減衰力の一部を構成する。
図5は、ビスカスカップリング100による差動回転数と発生トルクとの関係を示す。図1に示すようにビスカスカップリング100を備えた減衰力発生装置10をサスペンション装置に組み込むと、差動回転数はサスペンションストローク速度、発生トルクは減衰力に対応する。
Sn:プレート間隔(ピッチ)
N:流体粘度
e:密度
ra:プレート重なり領域の大径
ri:プレート重なり領域の小径
Δn:差動回転(相対回転)数
式1から示されるように、ビスカスカップリング100では、インナープレート30とアウタープレート40の差動回転数に比例の関係でトルクが発生する。
N:流体粘度
e:密度
ra:プレート重なり領域の大径
ri:プレート重なり領域の小径
Δn:差動回転(相対回転)数
式1から示されるように、ビスカスカップリング100では、インナープレート30とアウタープレート40の差動回転数に比例の関係でトルクが発生する。
図2にもどって、モータ回路200は、出力軸62に連結されたDCモータ210、DCモータ210の端子間に接続される可変抵抗器214、端子間電圧を測定する電圧計216および可変抵抗器214に流れる電流を測定する電流計218を備える。電圧計216と電流計218は、両方が備えられてもよいが、一方のみが設けられていてもよい。またモータ回路200は、可変抵抗器214の抵抗値を調整する制御回路300を備える。
DCモータ210のシャフトは、太陽歯車60の中心から延出される出力軸62に連結される。シャフト20の回転が遊星歯車機構110を介して出力軸62から出力されると、その回転出力はDCモータ210のシャフトに伝達される。これにより、DCモータ210はトルクを発生する。減衰力発生装置10において、この発生トルクは、減衰力に対応する。
図6は、モータ回路200によるシャフト回転数と発生トルクとの関係を示す。逆起電圧によるDCモータ210の発生トルクは、回転数、モータに接続する抵抗の影響を受ける。以下、DCモータ210における発生トルクの計算式を示す。
Rm:モータ内部抵抗(Ω)
Rr:外部抵抗(Ω)
K:トルク定数(mNm/A)
N:回転数(rpm)
式2に示すように、外部抵抗である可変抵抗器214の抵抗値(Rr)を設定することで、図6に示す発生トルク特性における傾きを制御することが可能となる。すなわち、抵抗値を小さくすることで、モータシャフト回転数に対する発生トルクの上昇度を大きくでき、一方で、抵抗値を大きくすることで、モータシャフト回転数に対する発生トルクの上昇度を小さくできる。
Rr:外部抵抗(Ω)
K:トルク定数(mNm/A)
N:回転数(rpm)
式2に示すように、外部抵抗である可変抵抗器214の抵抗値(Rr)を設定することで、図6に示す発生トルク特性における傾きを制御することが可能となる。すなわち、抵抗値を小さくすることで、モータシャフト回転数に対する発生トルクの上昇度を大きくでき、一方で、抵抗値を大きくすることで、モータシャフト回転数に対する発生トルクの上昇度を小さくできる。
図7は、サスペンションストローク速度と、減衰力発生装置10の全体の発生減衰力との関係を示す。ライン70で示される全体の減衰力は、ビスカスカップリング100により発生される減衰力と、モータ回路200により発生される減衰力とを含む。図7においては、範囲aで示される減衰力がビスカスカップリング100により発生され、範囲bで示される減衰力がモータ回路200により発生されている。このように減衰力発生装置10は、ビスカスカップリング100およびモータ回路200を備えることで、ビスカスカップリング100による減衰力に加えて、モータ回路200による減衰力を発生することができる。
一般に、車載部品に限らず、あらゆる部品に小型化の要請がある。部品の小型化を実現することで、部品を搭載する空間を有効利用することができ、また狭い空間に搭載することが可能となる。ビスカスカップリング100においては、インナープレート30とアウタープレート40のプレート間隔を狭めることで、減衰力を大きくできるとともに小型化を実現することができるが、一方で、プレート間隔を狭くするには限界がある。そこで、ビスカスカップリング100による減衰力に加えて、モータ回路200も減衰力を生成することで、減衰力発生装置10の全体としての減衰力を大きくすることが可能となる。
また通常、サスペンション性能には、ストローク速度に対して減衰力が比例の関係で発生することが要求される。しかしながら、大きいストローク速度に対しても比例の関係で減衰力が発生すると乗り心地が悪化する傾向にあり、またサスペンション装置に過大な負荷がかかることになる。そのため、減衰力発生装置10は、ストローク速度が高くなったときに、発生トルクの上昇度を低下させることが好ましい。
図8は、サスペンションストローク速度と全体の発生減衰力との関係において、モータ回路200が発生する減衰力特性に変化をもたせた例を示す。図8では、サスペンションストローク速度が所定値Rより小さい場合を低域側、R以上の場合を高域側として示している。図示のように、サスペンションストローク速度の低域側では図7に示す比例の関係を維持しながら、高域側では、可変抵抗器214の抵抗値を調整することで、ライン72に示すようにその傾きを小さくするように設定されることが好ましい。サスペンションストローク速度が大きくなったときに、乗員が感じる減衰力の上昇度を小さくすることで、乗り心地の悪化を解消できる。また、図8に示す減衰力特性を実現すると、サスペンション装置に過度の負荷をかけなくてよいので、サスペンション装置の小型化にも貢献する。
なお減衰力発生装置10の仕様として、サスペンションストローク速度に対して必要な要求減衰力の下限と上限が定められている。本実施例の減衰力発生装置10によると、モータ回路200が可変抵抗器214の抵抗値を調整することで、減衰力を可変に生成できる。そこで、減衰力発生装置10の仕様を守るべく、ビスカスカップリング100による発生減衰力は、要求減衰力の下限を超えないように設計し、以下で説明する制御回路300が、要求減衰力の下限と上限の範囲内で、全体として所望の減衰力となるように可変抵抗器214の抵抗値を調整する。
以下、リニアな減衰力特性に変化点をもたせる制御について説明する。
図9は、制御回路300の構成を示す。制御回路300は、電圧監視部302、電流監視部304、回転数検出部306および抵抗器制御部308を備える。電圧監視部302は、電圧計216で測定される逆起電圧値を監視する。電流監視部304は、電流計218で測定される電流値を監視する。回転数検出部306は、DCモータ210の回転数を検出する。検出した回転数は、抵抗器制御部308に供給される。
図9は、制御回路300の構成を示す。制御回路300は、電圧監視部302、電流監視部304、回転数検出部306および抵抗器制御部308を備える。電圧監視部302は、電圧計216で測定される逆起電圧値を監視する。電流監視部304は、電流計218で測定される電流値を監視する。回転数検出部306は、DCモータ210の回転数を検出する。検出した回転数は、抵抗器制御部308に供給される。
回転数検出部306は、電圧監視部302で監視している電圧値をもとに、DCモータ210の回転数を検出してもよい。DCモータ210で発生する電圧は、回転数に比例する。この比例関係を利用することで、回転数検出部306は、DCモータ210の回転数を演算により導出することができる。
また回転数検出部306は、電流監視部304で監視している電流値をもとに、DCモータ210の回転数を検出してもよい。DCモータ210で発生する電流は、回転数に応じた交流波形をもつ。そのため、発生電流の変動周期を検出することで、回転数検出部306は、DCモータ210の回転数を導出することができる。
このように回転数検出部306は、モータ回転数を検出することで、サスペンションストローク速度を算出することができる。また回転数検出部306は、電圧監視部302および/または電流監視部304の監視結果をもとにモータ回転数を検出することで、サスペンションストロークを検出するセンサなどの機器を不要にできる。これにより、車両システム全体のコストを低減できる。
抵抗器制御部308は、回転数検出部306で導出された回転数をもとに、可変抵抗器214の抵抗値を制御する。図8のライン72で示す減衰力特性を実現する場合、サスペンションストローク速度がRを超えると、抵抗器制御部308は、可変抵抗器214の抵抗値をr1から、より大きな値r2に変化させる。なお、DCモータ210の回転数とサスペンションストローク速度の相対的な関係は、遊星歯車機構110を構成する歯車の歯数に依存する。
以下、遊星歯車機構110による回転数およびトルクの伝達について説明する。内歯車54の歯数をZr、太陽歯車60の歯数をZsとする。なおシャフト20と出力軸62の回転方向は同じである。
まず回転数について検討する。内歯車54に対するキャリア50の回転数を1とすると、内歯車54に対する太陽歯車60の回転数は、(1+Zr/Zs)となる。したがって、キャリア50と太陽歯車60の回転数比は(1+Zr/Zs)となり、太陽歯車60の出力軸62に連結されているDCモータ210は、キャリア50に連結されているシャフト20よりも高回転となる。
次にトルクについて検討する。内歯車54に対するキャリア50のトルクを1とすると、内歯車54に対する太陽歯車60のトルクは、(1/(1+Zr/Zs))となる。したがって、キャリア50と太陽歯車60のトルク比は(1/(1+Zr/Zs))となる。
減衰力発生装置10が遊星歯車機構110を備えることで、シャフト20よりも高回転で駆動される出力軸62により、DCモータ210は大きなトルクを発生することができる。また、DCモータ210で発生したトルクは、ギア比分倍力されてシャフト20に伝達される。このように、遊星歯車機構110を設けたことで、DCモータ210は、小型のものであっても大きなトルク(減衰力)をシャフト20に伝達することが可能となり、モータ回路200を安価に構成できるだけでなく、減衰力発生装置全体の小型化も実現可能となる。また、ビスカスカップリング100およびDCモータ210を同軸に配置することができるため、減衰力発生装置10の動作時には横力の発生がなく、スムーズな動作を実現することができる。
抵抗器制御部308は、遊星歯車機構110におけるキャリア50と太陽歯車60の回転数比(1+Zr/Zs)を用いて、回転数検出部306で導出された回転数からサスペンションストローク速度を算出する。この算出したサスペンションストローク速度が図8に示すRを超えると、抵抗器制御部308は、可変抵抗器214の抵抗値r1を、より大きな抵抗値r2に変化させる。逆に、サスペンションストローク速度が下がり、Rを下回ると、抵抗器制御部308は、可変抵抗器214の抵抗値をr2からr1に戻す。なお、抵抗値の制御は、複数の基準となるサスペンションストローク速度に基づいて行われてもよい。たとえば、判定基準となるサスペンションストローク速度R1、R2、R3(R1<R2<R3)を予め設定し、また抵抗値をr1、r2、r3、r4(r1<r2<r3<r4)として用意する。
図10は、サスペンションストローク速度の範囲と抵抗値との関係を記述した対応テーブルを示す。抵抗器制御部308は、この対応テーブルを保持する。抵抗器制御部308は、算出したサスペンションストローク速度をもとに、対応テーブルを参照して、設定するべき抵抗値を取得する。このように、可変抵抗器214の抵抗値を細かく制御することで、減衰力発生装置10の所望の減衰力特性を実現することが可能となる。
以上は、可変抵抗器214の抵抗値がサスペンションストローク速度との関係で制御される場合であるが、抵抗値は、DCモータ210の回転数との関係で直接制御されてもよい。その場合は、抵抗器制御部308が、モータ回転数の範囲と抵抗値との関係を記述した対応テーブルを保持し、その対応テーブルを参照して所望の抵抗値を取得する。
抵抗器制御部308は、対応テーブルから取得した抵抗値となるように可変抵抗器214を制御する。具体的に抵抗器制御部308は、可変抵抗器214の可動端子を移動させることで、抵抗値を設定する。これによりモータ回路200は、サスペンションストローク速度に対する減衰力の上昇度を変化させることができ、乗員に心地のよいストローク動作を提供することが可能となる。
図11は、実施の形態に係る減衰力発生装置の構成の変形例を示す。減衰力発生装置10aは、ビスカスカップリング100と、ビスカスカップリング100の出力軸62に連結されるモータ回路200aとを備える。モータ回路200aは、図2に示すモータ回路200と同様に、出力軸62に連結されたDCモータ210、DCモータ210の端子間に接続される可変抵抗器214、端子間電圧を測定する電圧計216および可変抵抗器214に流れる電流を測定する電流計218を備える。またモータ回路200aは、これらの構成に加えて、直流電源として構成される電源220と、制御回路300aとを備える。電源220は、制御回路300aにより制御されて、DCモータ210に対して直流電圧を供給する。電源220は、DCモータ210を正方向および逆方向に駆動するための直流電圧を供給するように構成されてよい。なお電源220は、図示されるようにDCモータ210および可変抵抗器214の間に直列に配置されてもよいが、並列に配置されてもよく、いずれにしてもDCモータ210に電力を供給できる位置に配置されていればよい。
図12は、サスペンション装置1の動き始めに減衰力発生装置10aが発生するトルクの推移を説明するための図である。縦軸は、減衰力発生装置10aによる発生トルクを示し、横軸は、サスペンションストローク速度を示す。ライン74は、サスペンション装置1が静止状態から動き始めるときの理想的なトルク特性を示す。理想的なトルク特性では、サスペンションストローク速度の上昇にともなって、リニアにトルクが上昇する。一方、ライン76は、サスペンション装置1が静止状態から動き始めるときの実際のトルク特性を示す。実際のトルク特性では、サスペンション装置1が動き始めるときに、サスペンションストローク速度に比して、トルクがリニアな関係にならず、過剰に上昇する。
この過剰上昇の要因としては、たとえば減衰力発生装置10の摩擦部位における静摩擦、オイルシール22bによる出力軸62の締め付け力、遊星歯車機構110における歯車のバックラッシュなどがあげられる。これらが回転に対する抵抗となり、サスペンション装置1が始動して、シャフト20の回転が始まっても、シャフト20は回転しにくい状態にある。そのため回転数はあがらないが、発生トルクが過剰に大きくなるという現象が発生する。減衰力発生装置10における各部材が動き出した後は、過剰なトルクは解消されるが、このときのトルク変動が急激なために、乗り心地が悪化することがある。なお、静止状態から動き出した後は、動摩擦などの影響により、サスペンションストローク速度に対して、理想のトルク特性よりも若干大きなトルクが発生する。
図13は、サスペンション装置1のサスペンションストロークの動作方向が反転するときに発生するトルクの推移を説明するための図である。図13は、一例として、サスペンションストロークが縮んだ状態から伸びる方向に変化するときのトルクの推移を示す。ここでは図中の右上からストローク速度が徐々に減少して、最も収縮した状態でストローク速度が0となり、それから図中左下の方向(伸びる方向)にストローク速度が徐々に増加している様子が示されている。
ライン78は、サスペンション装置1が収縮して、伸びるときの理想的なトルク特性を示す。サスペンションストロークが最も収縮した状態に近づくにつれて、サスペンションストローク速度は0に近づき、最も収縮した状態から伸びていくにつれて、縮み側とは反対方向のサスペンションストローク速度が大きくなっていく。理想的なトルク特性では、サスペンションストローク速度の変化にともなって、リニアにトルクが変化する。一方、ライン80は、サスペンション装置1が収縮して伸びるときの実際のトルク特性を示す。実際のトルク特性では、サスペンション装置1のストロークが反転するときに、急激なトルク変動が発生する。
この要因としては、図12に関連して説明したように、減衰力発生装置10の摩擦部位における摩擦や、歯車のバックラッシュ、また各部の慣性力などがあげられる。そのため、サスペンションストロークの反転時には、ライン80に示すように、発生トルクが急激に変化するようになる。
図12、図13に示すようなトルク特性を改善するべく、減衰力発生装置10aは、電源220からDCモータ210に供給する電力を制御することで、滑らかなトルク変化を実現する。
図14は、制御回路300aの構成を示す。制御回路300aは、電圧監視部302、電流監視部304、回転数検出部306、状態判定部310および電源制御部312を備える。電圧監視部302は、電圧計216で測定される逆起電圧値を監視する。電流監視部304は、電流計218で測定される電流値を監視する。回転数検出部306は、DCモータ210の回転数を検出する。検出した回転数は、状態判定部310に供給される。
状態判定部310は、回転数検出部306で導出された回転数を監視して、サスペンションストロークの状態を判定する。具体的に状態判定部310は、サスペンション装置1が動き始めの状態にあるか、またはサスペンション装置1の動きが反転する状態にあるかを判定する。
状態判定部310は、回転数が0を維持していた状態から所定の閾値を超えたときに、サスペンション装置1が動き始めたことを判定する。回転数が0を維持していた状態は、たとえば回転数が0の状態が数分などの所定時間続いたことにより判定されてもよい。また状態判定部310は、サスペンション装置1の動作中に、回転数が徐々に減少して0に近づいている場合に、サスペンションストロークの動作が反転する状態にあることを判定する。
サスペンション装置1が動き始めの状態にあることが判定されると、電源制御部312は、図12のライン76に示すトルク特性が滑らかになるように、電源220からDCモータ210に電力を供給させる。すなわち図12のライン76に示すトルク特性では、動き始めに静摩擦などの抵抗により回転数があがらず、大きなトルク変動が発生するが、このトルクの向きと逆方向のトルクを与えることで、急激なトルク変動を抑制することが可能となる。
図15は、サスペンション装置1の動き始め時に発生するトルク特性を改善した例を示す。ライン82は、動き始め時においてDCモータ210に電力を供給することで、ライン76で示される過大なトルクが相殺された滑らかなトルク特性を示す。動き始め時においては、減衰力発生装置10における各部材の静摩擦などにより、DCモータ210が回転しにくい状態にある。そこで、電源制御部312は、シャフト20とケース体12の相対回転を受けてDCモータ210が回転する方向と同じ方向の回転力を与えるように、電源220からDCモータ210に電力を供給させて、DCモータ210の回転をアシストする。これにより、ライン82に示すような滑らかなトルク特性を実現できる。
電源制御部312は、状態判定部310で判定されたサスペンションストロークの状態によって、DCモータ210に供給する電力を決定する。電源制御部312は、サスペンションストロークの状態と、それに応じてDCモータ210に供給する電力との関係を規定するテーブルを保持する。電力印加テーブルでは、サスペンションストロークの状態ごとに、印加する電力が時間との関係で定められる。
図15に示すように、サスペンションストロークの動き始めにおいては、ライン76に示す特性でトルクが変動することが予め知られている。ライン76で示すトルク変動を滑らかにして、ライン82で示すトルク特性とするためには、動き始めた瞬間からサスペンションストローク速度がR2となるまでの間に、電源制御部312が、出力軸62とともに回転するDCモータ210の回転方向と同じ方向の回転力を発生する電力を電源220からDCモータ210に供給すればよい。電源制御部312は、たとえばPWM制御により、電源220からDCモータ210に供給する電力を設定してもよい。
具体的に電力印加テーブルでは、サスペンションストローク速度がR1となるまでの印加電力を次第に大きくし、それからサスペンションストローク速度がR2となるまでの印加電力を徐々に下げていくように、印加電力を設定する。電力印加テーブルでは、印加する電力が印加開始時刻からの時間との関係で予め定められており、電源制御部312は、サスペンションストロークが動き始めの状態にある場合には、電力印加テーブルで特定される印加特性にしたがって、フィードフォワード形式で電源220を制御して、DCモータ210に電力を供給する。これにより電源制御部312は、減衰力発生装置10aで過剰に発生するトルクを相殺するトルクをDCモータ210で創出することができ、動き始め時の過大なトルク変動を抑制することが可能となる。なお、電力印加テーブルでは、印加する電力が、サスペンションストローク速度に対して定められていてもよく、この場合、電源制御部312は、DCモータ210の回転数からサスペンションストローク速度を算出して、そのサスペンションストローク速度に応じた電力をフィードバック形式で電源220からDCモータ210に供給するように制御してもよい。
図16は、サスペンション装置1のサスペンションストロークが縮んだ状態から伸びる方向に変化するときに発生するトルク特性を改善した例を示す。ライン84は、サスペンションストロークの動きが反転するときに、DCモータ210に電力を供給することで、ライン80で示される急激なトルク変動を滑らかにしたトルク特性を示す。
図16に示すように、サスペンションストロークの動きの反転時においては、ライン80に示す特性でトルクが変動することが予め知られている。ライン80で示すトルク変動を滑らかにして、ライン84で示すトルク特性とするためには、サスペンションストロークが収縮して、サスペンションストローク速度が徐々に小さくなってR3となり、ストロークが反転して逆方向のサスペンションストローク速度がR4となるまでの間に、電源制御部312が、出力軸62とともに回転するDCモータ210の回転方向とは同じ方向の回転力を発生する電力を電源220からDCモータ210に供給すればよい。
具体的に電力印加テーブルでは、収縮時のサスペンションストローク速度がR3になってから、DCモータ210の回転方向と同じ方向の回転力を発生させる電力を印加し、サスペンションストロークが最も収縮したときに、電力の向きを反転して、それから逆方向のサスペンションストローク速度がR4となるまで、またDCモータ210の回転方向と同じ方向の回転力を発生させる電力を印加するように、印加電力を設定する。電力印加テーブルでは、印加する電力が印加開始時刻からの時間との関係で予め定められており、電源制御部312は、サスペンションストローク速度がR3となったときに、電力印加テーブルで特定される印加特性にしたがって、フィードフォワード形式で電源220を制御して、DCモータ210に電力を供給する。これにより電源制御部312は、ストロークの反転時に生じる急激なトルク変動を相殺するトルクをDCモータ210で創出することができ、ストローク反転時の急激なトルク変動を抑制することが可能となる。
なお、サスペンションストロークの伸縮の周波数は、路面などの状態によって定められる。そこで電力印加テーブルでは、印加する電力が、サスペンションストローク速度に対して定められていてもよく、この場合、電源制御部312は、DCモータ210の回転数からサスペンションストローク速度を算出して、そのサスペンションストローク速度に応じた電力をフィードバック形式で電源220からDCモータ210に供給するように制御してもよい。これにより、サスペンション装置1の動作状態に応じてDCモータ210の回転をアシストでき、快適な乗り心地を提供することが可能となる。
以上は、サスペンションストロークが収縮してから伸びるときの電力制御であるが、サスペンションストロークが伸びきってから収縮するときの電力制御についても同様である。電力印加テーブルは、それぞれの場合における電力印加特性を予め保持しておくことが好ましい。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施の形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を実施の形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうる。
1・・・サスペンション装置、7・・・リンク機構、8・・・ジョイント部、10、10a・・・減衰力発生装置、12・・・ケース体、16・・・作動室、20・・・シャフト、22・・・オイルシール、30・・・インナープレート、40・・・アウタープレート、50・・・キャリア、52・・・連結軸、54・・・内歯車、56・・・遊星歯車、58・・・プレート支持体、60・・・太陽歯車、62・・・出力軸、64・・・円筒部材、66・・・円板部材、100・・・ビスカスカップリング、110・・・遊星歯車機構、200、200a・・・モータ回路、210・・・DCモータ、214・・・可変抵抗器、216・・・電圧計、218・・・電流計、220・・・電源、300、300a・・・制御回路、302・・・電圧監視部、304・・・電流監視部、306・・・回転数検出部、308・・・抵抗器制御部、310・・・状態判定部、312・・・電源制御部。
Claims (10)
- 複数の第1プレートが係合された第1伝達部材と、複数の第2プレートが係合された第2伝達部材とが相対回転することにより減衰力を発生するビスカスカップリングと、
前記第1伝達部材と前記第2伝達部材の相対回転を受けて減衰力を発生するモータを有するモータ回路と、
を備えることを特徴とする減衰力発生装置。 - 前記モータ回路は、
前記モータの端子に接続される可変抵抗器を有することを特徴とする請求項1に記載の減衰力発生装置。 - 前記モータ回路は、
モータの回転数に応じて、前記可変抵抗器の抵抗値を制御する制御回路をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の減衰力発生装置。 - 前記制御回路は、モータの回転数が所定値を超えると、前記可変抵抗器の抵抗値を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の減衰力発生装置。
- 前記制御回路は、モータの回転により生じる電圧または電流をもとに、モータの回転数を検出することを特徴とする請求項3または4に記載の減衰力発生装置。
- 前記モータ回路は、
前記モータの端子に電力を供給する電源と、
前記電源から前記モータに供給する電力を制御する電源制御部とを有し、
前記電源制御部は、前記第1伝達部材と前記第2伝達部材の相対回転を受けて前記モータが回転する方向と同じ方向の回転力を与えるように、前記電源から前記モータに電力を供給させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の減衰力発生装置。 - 前記電源制御部は、前記第1伝達部材と前記第2伝達部材の相対回転が始まるタイミングで、前記電源から前記モータに電力を供給させることを特徴とする請求項6に記載の減衰力発生装置。
- 前記電源制御部は、前記第1伝達部材と前記第2伝達部材の相対回転の方向が反転するタイミングで、前記電源から前記モータに電力を供給させることを特徴とする請求項6に記載の減衰力発生装置。
- 遊星歯車機構をさらに備え、
前記モータ回路は、遊星歯車機構を介して前記第1伝達部材に連結されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の減衰力発生装置。 - 請求項1から9のいずれかに記載の減衰力発生装置を搭載した車両のサスペンション装置。
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JP2008137042A JP2009280171A (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | 減衰力発生装置およびサスペンション装置 |
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Cited By (1)
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WO2012117654A1 (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-07 | 株式会社ニフコ | 回転ダンパ装置及びその製造方法 |
-
2008
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WO2012117654A1 (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-07 | 株式会社ニフコ | 回転ダンパ装置及びその製造方法 |
JP2012180917A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Nifco Inc | 回転ダンパ装置及びその製造方法 |
US9080628B2 (en) | 2011-03-02 | 2015-07-14 | Nifco Inc. | Rotary damper device and method for producing same |
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