JP2009277253A - 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理装置制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、および情報処理装置制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 デバイスドライバをコンピュータにインストールする際に、再起動が必要か必要でないかを判定し、該判定結果に基づいてインストール先のシステムを制御し、必要な再起動を行いつつ不要な再起動を減らす。
【解決手段】 インストール処理において、ホストコンピュータ3000内の制御プログラムの再起動の要否を判定し、前記判定工程において再起動が必要であると判断された場合には、例えば再起動を促す表示画面を表示する等のコンピュータの制御を行う。
【選択図】 図3

Description

周辺装置、該周辺装置と接続可能な情報処理装置、該情報処理装置を制御する制御プログラムに関するものである。
近年、コンピュータの演算能力は飛躍的に向上し、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を採用したオペレーティングシステム(OS)を稼動させることが可能になり、周辺デバイスを制御するためのドライバプログラムのインストールも、キャラクタユーザインターフェース(CUI)と比較すると格段に簡単なものとなってきている。
一般的なOSが搭載された環境において、標準的なインストーラ開発環境が提供されている。デバイスドライバのインストーラを作成する際には、上記開発環境が提供する操作フローに従いながら、デバイスドライバのインストールに必要な機能を実装することで、インストーラの作成を容易に開発することが考えられている。そして、該開発環境で開発されたインストーラが配布され使用されている。
デバイスドライバのインストール処理を行った場合、デバイスドライバを正常に動作させるためにOSの再起動を行ない、OSにシステムの初期化処理を行わせるのが一般的かつ安全な手段である。この際、インストーラの最終処理画面(図6)において、即座に再起動をするか、あるいは後で再起動をするかをユーザに選択させる選択指示画面をコンピュータの画面に表示することが考えられる。
再起動を避けたい場合には、ユーザは、必要な処理が終わってから再起動するよう該コンピュータに前述の選択指示画面を介して選択指示することで、インストール処理終了後の再起動を行わせないようにしている。例えば、終日稼動中のコンピュータに対してデバイスドライバをインストールする場合など、インストール処理終了の際に、極力再起動を避けたいといった場合である。一方で、デバイスドライバのインストールにおいて、条件によっては、再起動を行わなくてもシステムの動作を保証しているようなケースも存在する。
しかしながら、デバイスドライバがインストールされるシステムは、再起動の要否を判断することなく、固定的な再起動指示入力画面を一律に表示している。従って、ユーザはシステムの再起動の要否をすべて自分の判断で行う必要があるという問題がある。また、システムの再起動が必要か不要かを判断するためには、OS、デバイスドライバ、システムが提供するサービスなどの専門的な知識が必要となり、一般ユーザが独自に判断するのは困難であるという問題があった。
さらに、ユーザが再起動の要否を適切に判断できずにコンピュータの操作を行うと、再起動が必要である場合であるにも関わらず、再起動を行わなかった結果、システムが適切に動作しなくなるという問題があった。また、逆に再起動が不要な場合であっても、ユーザがこれを判断できず、システムの不必要な再起動を行ってしまうという問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、デバイスドライバをコンピュータにインストールする際に、再起動が必要か必要でないかを判定し、該判定結果に基づいてインストール先のシステムを制御し、必要な再起動を行いつつ不要な再起動を減らし、ソフトウェアモジュールの適切なインストール処理を行う仕組みを提供することを目的とする。
また、デバイスドライバをコンピュータにインストールする際に、再起動が必要か必要でないかを判定し、該判定結果に基づいて再起動に関する画面を構成して表示して、ユーザを煩雑な再起動の要否の判断から解放すると共に、適切なインストール処理を行わせることをさらに別の目的とする。
前述の目的の少なくとも一つを解決すべく、本願の実施形態においては、例えば以下の手段を提供する。
第一の発明は、デバイスドライバを搭載可能な情報処理装置の制御方法であって、デバイスドライバをインストールするインストール工程と、前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内の制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程と、前記判定工程において再起動が必要であると判断された場合には、再起動を促す表示画面を表示する制御を行う表示制御工程を有することを特徴とする制御方法であることを特徴とする。
第二の発明は、デバイスドライバが搭載可能な情報処理装置の制御方法であって、デバイスドライバをインストールするインストール工程と、
前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内にある制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程と、前記判定工程において再起動が必要であると判定された場合には、自動的に再起動を行うことを特徴とする制御方法であることを特徴とする。
本願実施形態においては上述の方法を適用可能な装置、システム、制御プログラムなども開示される。
以上説明したように、本願記載の発明によれば、デバイスドライバをコンピュータにインストールする際に、再起動が必要か必要でないかを判定し、該判定結果に基づいてインストール先のシステムを制御するので、必要な再起動を行いつつ不要な再起動を減らし、ソフトウェアモジュールの適切なインストール処理を行うことができる。
さらに、デバイスドライバをコンピュータにインストールする際に、再起動が必要か必要でないかを判定し、該判定結果に基づいて再起動に関する画面を構成して表示するので、ユーザを煩雑な再起動の要否の判断から解放すると共に、適切なインストール処理を行わせることができる。
本発明の実施例を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。 本実施形態におけるプリンタドライバのインストールの一例を示す図である。 図2のS204から続くプリンタドライバインストール処理の一例を示す図である。 プリンタドライバのユーザインタフェースを示す図である。 構成情報モジュールをインストールするかどうかを選択指示可能な画面を示す図である。 インストーラの表示画面を示す図である。 インストーラの再起動指示入力画面を示す図である。 プリンタドライバの選択画面を示す図である。 プリンタ情報を指示入力する画面を示す図である。 共有プリンタ設定画面を示す図である。 ユーザが選択、入力した結果についての設定確認画面を示す図である。 インストーラを構成するファイルに含まれる設定ファイルの記述内容の一部を示す図である。 図3に示す処理の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に好適なプリントシステムを示す図である。 本発明の実施形態の変形例が適用される好適なケースを示す図である。 本発明の実施形態の変形例の処理の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本願の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態の一例を示すプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図である。なお、本発明の機能が実行されるのであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、LAN、WAN等のネットワークを介して接続がなされ処理が行われるシステムであっても本実施形態を実現できる。
図1において、本発明の情報処理装置の好適な一例であるホストコンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROMあるいは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイスをCPU1が総括的に制御する。また、このROM3のプログラム用ROMあるいは記憶手段である外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等を記憶し、ROM3のフォント用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理の際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMあるいは外部メモリ11には上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶する。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、表示手段の好適な一例であるCRTディスプレイ(CRT)10の表示を制御する。7はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、デバイスドライバの一例であるプリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インタフェイス(インタフェイス)21を介してプリンタ1500に接続されて、本発明の周辺装置の好適な一例であり、画像形成装置であるプリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1は、入力指示手段の好適な一例であるマウス23のからの指示入力に従って動作するマウスカーソルであって、CRT10上に表示されるマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
プリンタ1500は、CPU12により制御される。プリンタCPU12は、ROM13のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等を記憶する。ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶され、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU12は入力部18を介してホストコンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ内の情報等をホストコンピュータ3000に通知できる。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。前述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
また、前述した外部メモリ14は1個に限らず、複数個備えられ、内蔵フォントに加えてオプションカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。更に、図示しないNVRAMを有し、図示を省略する操作パネルなどからのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
次に、本発明の情報処理装置を制御する制御プログラムの好適な一例であるインストーラにおける処理について述べる。本実施形態に好適なOS環境として、Microsoft社のWindows(登録商標)を想定し、同社が提供する、異なる複数種類のOS環境を想定するが、もちろん同社のOSに限られるものではない。また、本実施形態では異なるOSに対応するプリンタドライバを単一のインストーラでインストール可能な構成としているが、OSごとにインストーラを構成しても本実施形態を適用可能である。
また、本実施形態におけるインストーラは、プリンタドライバのインストールだけでなく、プリンタドライバ、デバイスのステータス情報等の管理、ジョブ管理などの各種サービスと連携可能なソフトウェアである構成情報モジュールをインストール可能である。例えば、プリンタと連携可能なソフトウェアとして、構成情報モジュールが考えられる。本実施形態における構成情報モジュールとは、ホストコンピュータに接続されたプリンタ1500に対して、機器構成情報などを始めとする情報をプリンタ1500に問い合わせ、その結果をプリンタドライバに通知することが可能なモジュール群であり、ドライバモジュールの一部として提供される。
図4はプリンタドライバのユーザインタフェースを示す図である。プリンタドライバは構成情報モジュールを組み込んで図4に示すようなプリンタドライバのユーザインタフェースに反映して表示する。例えば、ホストコンピュータ3000のマウスを用いて、図4のデバイスステータス取得ボタンを押下すると、デバイスドライバは、構成情報モジュールと連携し、ネットワークに接続されたプリンタの情報を取得して表示できる。後に詳述するが、本実施形態におけるインストーラは、プリンタドライバのインストール結果だけでなく、プリンタデバイスの情報取得、ジョブ管理機能を提供するモジュールである構成情報モジュールをインストールするか否かに関する情報からも再起動が必要かどうかの判定も行う。
図14は、本発明の実施形態に好適なプリントシステムを示す図である。図1に示すホストコンピュータ3000、プリンタ1500に加えて、例えば、第2のホストコンピュータ3001、プリンタ1501、プリンタ1502など、複数のコンピュータがネットワーク1400を介して接続されている様子を示す図である。さらに、他のコンピュータやプリンタ(図示省略)がさらにネットワークに接続されていてもよい。なお、ネットワーク1400は、イーサネット(登録商標)などで実現される有線のLANであってもよいし、無線LAN、また電話回線等の公衆回線であってもよいことは言うまでもない。なお、本実施形態には、ホストコンピュータ3000、第2のコンピュータ3001には、それぞれ別の種類のOSが組み込まれているものとする。
図2は、本実施形態におけるプリンタドライバのインストールの一例を示す図である。図3は、図2のS204から続くプリンタドライバインストール処理の一例を示す図である。以下、図2および図3のフローチャートを用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。図2のフローチャートは、ホストコンピュータ内のインストーラが起動され、該インストーラにインストール開始命令が入力された場合に開始する。
まず、ステップS201において、インストーラは、初期化処理を行う。具体的には、インストーラは、プリンタドライバをリブートするかどうかのフラグをNO,すなわちインストール処理に際してリブートしないように設定して初期化を行う。同時に、構成情報モジュールをインストールするかどうかのフラグについてもNO、すなわちインストールを行わないよう設定して初期化を行う。
ステップS202において、ソフトウェアモジュールであるインストーラは、構成情報モジュールが既にインストールされているかどうか判定する。S202で、インストーラが、構成情報モジュールが既にインストールされていると判定した場合にはステップS205へ進み、インストーラは、構成情報モジュールインストールフラグをYESに変更する。構成情報インストールフラグがYESの場合、本実施形態のインストーラは、インストールしようとするデバイスドライバに関する構成情報モジュールのバージョンと同じかそれよりも古いバージョンであった場合、ユーザへの問い合わせなしに更新処理(上書きインストール)を行う。本実施形態における構成情報モジュールは、下位バージョンに対して互換性を保つことから、ユーザにインストールを行うかどうかの選択を問い合わせる手間を省く動作になっている。ここで、本実施形態では、インストールするドライバ、構成情報モジュールは、ホストコンピュータ内の既存のものより新しいものとする。一方、S202で、構成情報モジュールがインストールされていないと判定された場合には、ステップS203に進む。
図5は、構成情報モジュールをインストールするかどうかを選択指示可能な画面を示す図である。ステップS203は、S202の判定処理で構成情報モジュールがインストールされていない場合の処理である。S203で、インストーラは、図5に示す画面をOSに表示させる処理を制御し、ユーザの入力を待つ。501はプリンタドライバインストール指示部であり、502は構成情報インストール指示部である。ユーザは、プリンタドライバをインストールする場合はプリンタドライバインストール指示部501をチェックし、構成情報モジュールインストールを行いたい場合は、構成情報モジュールインストール指示部502をチェックして、「次へ」ボタンを押すと、インストーラは、プリンタドライバインストール指示部501又は構成情報モジュールインストール指示部502がチェックされている場合にはその旨をホストコンピュータ内の記憶手段の好適な一例である外部メモリ11に記憶する処理を制御し、S204に進む。
ステップS204において、インストーラが、先ほど外部メモリに記憶した情報を読み出す処理を制御することにより、インストールするか否かの情報判定を行なう。すなわち、インストーラが、該読み出した情報に基づいて、構成情報モジュールをインストールする、即ち、インストーラが、S203で構成情報インストール指示部がチェックされていたと判定したならばステップS205へすすみ、インストーラは、構成情報モジュールインストールフラグをYESに変更する処理を制御し、S206に進む。一方、S204で構成情報モジュールをインストールしないとインストーラが判定したならばそのままステップS206へ進む。
ステップS206においては、現在動作しているOSのチェックを行う。ステップS207において、インストーラは、現在動作しているOSがインストール後の再起動を必要とするOSであるかどうか判定し、インストール後の再起動が必要ならばステップS208において、プリンタドライバインストール後の再起動が必要であることを示すフラグをYESに変更する。例えば、再起動が必要であるOSには、ここではWINDOWS(登録商標)95を含む。その理由は、例えば、該OS用に構成されたランゲージモニタなどを含むモジュールの仕様上、印刷処理のサービスを提供するモジュールのロード、アンロードが適切に行われず、再起動を行わないと適切な動作を行わない場合があるからである。一方、本実施形態においては、例えば、いわゆるNT系のカーネルを用いたOSに対しては、該OS用に構成されたドライバモジュールの仕様上、再起動の必要はない。
このように、インストーラ(判定手段)は、インストール処理対象となるデバイスドライバが対応するOSの種別により、再起動の要否を判定する。また、複数種類のOSに対応したプリンタドライバが用意されている場合、あるOSに対応したドライバモジュールをインストールする場合には再起動が必要となり、あるOSに対応したドライバモジュールをインストールする場合には、再起動が必要でないことになる。従って、ドライバと、当該ドライバの再起動を行う必要があるOSの対応表やリストを構造体としてホストコンピュータ内に予め保持しておき、この表に基づいてインストール処理の判断を行うと好適である。
続いて、ステップS209において、プリンタドライバがインストールされるべきディレクトリ下にプリンタドライバを構成するモジュールのファイルが存在するかどうか、すべてのファイルについてチェックを行う。この際の処理としては、ホストコンピュータ3000に搭載されたOSだけでなく、第2のホストコンピュータ3001を含むシステムを構成する全てのOS用プリンタドライバについてファイルチェックを行う。これは、特定のOSにおいてサポートされているPoint&Print機能、例えば、ホストコンピュータ3000とは別の種類のOSを搭載する第2のホストコンピュータ3001からホストコンピュータ3000に対してインストール指示することにより、ホストコンピュータ3000から、当該第2のホストコンピュータ3001にドライバのインストールを行う機能に対応するために他のOS用のドライバを予めホストコンピュータ3000に導入しておく。つまり、第2のホストコンピュータ3001内のOSにて動作するプリンタドライバについて代替ドライバ(AlternativeDriver)を、ホストコンピュータ3000にインストールしておく仕様になっている。本機能は、後述するS213における図9において、代替ドライバインストールをするかどうかを選択するチェックボックス903を選択することにより実現可能である。
ステップS210において、これからインストールしようとするプリンタドライバを構成するファイルと同一名称のファイルがプリンタドライバのインストール先であるディレクトリ下に存在する場合、ステップS212へ進み、プリンタドライバインストール後の再起動が必要であることを示すプリンタドライバリブートフラグをYESに変更する。既にインストール対象となるプリンタドライバの同種のデバイスドライバが、ホストコンピュータ内にインストールされている場合には、該プリンタドライバが上書きされるため、後にOSを再起動してモジュールのロード・アンロードを適切に行わせるためである。
このように、インストーラ(ドライバ認識手段)は、インストール対象となるプリンタドライバがホストコンピュータ3000内に存在するか否かを認識し、インストーラ(判定手段)は、インストール対象となるプリンタドライバが前記情報処理装置内に存在すると認識された場合は、プリンタドライバリブートフラグをYESにする。そして、後述する図3のS306で該フラグを読み出したインストーラ(判定手段)は、OSの再起動が必要であると判定することになる。
ステップ210において、これからインストールしようとするプリンタドライバを構成するファイルと同一名称のファイルがプリンタドライバのインストール先であるディレクトリ下に存在しない場合、S211に進む。ステップS211において、前述した他OS用のプリンタドライバ構成ファイル、すなわち代替ドライバ用のファイルが存在するか判定し、存在する場合はステップS212へ進み、プリンタドライバインストール後の再起動が必要であることを示すフラグをYESに変更しS213へ進む。
ステップS213において、ユーザの選択に基づいて、インストーラは、接続されたプリンタ1500に対応したプリンタドライバを認識する。図8においては、プリンタAがドライバを追加インストールプリンタのリストの欄にユーザのプリンタ選択の結果表示され、これに対応してインストールされるドライバ名が記載されている。なお、図8においては、複数のプリンタドライバを1回の操作で選択可能である。
図9は、プリンタ情報を指示入力する画面を示す図である。図10は、共有プリンタ設定画面を示す図である。図9に示す設定画面においてはプリンタドライバのインストールに際し用いられるプリンタ情報を入力する。ポート名指示部901において、ポート名を指示入力し、フレンドリ名入力部902において、ユーザ環境で任意に命名可能なプリンタドライバ名称を入力する。ここで、図9における代替ドライバインストールをするかどうかを選択するチェックボックス903を選択した場合は、S213において図10に示す画面を表示するようにすると好適である。1001は、共有プリンタ名入力部であり、1002は、代替プリンタ対応OS指示部である。図10は、図14に示す図を用いて説明すると、第2のホストコンピュータ3001内のOSにて動作するプリンタドライバについて代替ドライバ(AlternativeDriver)をホストコンピュータ3000にインストールしておく仕組みのための情報の入力画面である。第2のホストコンピュータ3001等に搭載されているOS名、あるいはこれからネットワークに加入するコンピュータ(図示省略)に搭載されているOS種類を代替プリンタ対応OS指示部1002を用いて入力指示する。そして、当該第2のホストコンピュータ3001、該これからネットワークに加入するコンピュータから、現にインストール対象となっているプリンタにアクセスする際に用いる共有プリンタ名を、共有プリンタ名入力部1001に入力する。
ステップS214において、これまでユーザが選択、入力した結果についての設定確認を行う。図11は、ユーザが選択、入力した結果についての設定確認画面を示す図である。インストールプリンタ・ドライバ表示部1001には、プリンタA及びこれに対応するプリンタドライバAが追加され、既にインストールされているプリンタH、プリンタI、プリンタD及びこれらに対応するプリンタドライバH,プリンタドライバI,プリンタドライバDが表示されている。ここで、「次へ」ボタンを押すと、プリンタドライバAが追加インストールされ、プリンタドライバH,プリンタドライバI,プリンタドライバDが更新インストール(上書きインストール)されることになる。ちなみに、図11のシステムにおいては、プリンタドライバH,プリンタドライバI,プリンタドライバDが既にホストコンピュータ内に存在するので、S205で再起動が必要なプリンタドライバリブートフラグはYESに設定されることになる。
本実施形態のS210においては、元々インストーラが持っている複数のプリンタドライバインストーラをインストール対象のプリンタドライバとみなし、該インストール対象のドライバが、ホストコンピュータ内に既にインストールされているか否かを判断した。変形例としては、インストーラ(ドライバ認識手段)が、インストール対象となるデバイスドライバを、外部からの選択指示の入力情報に基づいて認識し、該認識されたデバイスドライバをインストール対象のドライバとみなして、該インストール対象のドライバがホストコンピュータ3000内に存在するか否かを認識することも考えうる。
また、別の変形例としては、本発明のインストーラが持っているプリンタドライバを構成するファイルの一部と、本発明のインストーラが持っていないプリンタドライバを構成するファイルが重複しているというような場合についても、再起動が必要となるドライバがインストールされていると判断することも考えうる。
以下、上記変形例についての詳細な説明を図15および図16を用いて行う。
図15は、この変形例が適用されるケースを説明するための図である。
図中の1501は、ホストコンピュータ3000にインストール済みのプリンタドライバ(以降説明のためにプリンタドライバ1501とする)を構成するファイル群とそれらのファイルバージョンを示している。一方、1502は本発明のインストーラがインストールしようとするプリンタドライバである(以降説明のためにプリンタドライバ1502とする)。プリンタドライバ1501は、本発明のインストーラが持っているものではないが、“COLORMOD.DLL”という同一名称をもつファイルを構成ファイルとしてもっている。ここでは、プリンタドライバ1501とプリンタドライバ1502は同じ開発元から提供された、異なる種類のPDLのプリンタドライバで、“COLORMOD.DLL”は、PDL共通に使用されるカラー機能モジュールであるとして話をすすめる。
図15のPSDRV.DLLは、PS言語対応、PCLDRV.DLLはPCL言語対応のモジュールである。括弧内の数字は、それぞれのモジュールのバージョンを表す。また、PSDRVUI.DLLは、PS言語(ポストスクリプト言語)対応のユーザインタフェースのためのモジュール、PCLDRVUI.DLLは、PCL言語対応のドライバのために提供されるユーザインタフェースモジュールである。
PSDRV.DLLと、PCLDRV.DLL等は、異なる種類のモジュールであるが、PDL共通に使用する機能モジュールとしてCOLORMOD.DLLを使用する。
別のドライバモジュールであるにも関わらず、モジュール名が同じであるために上書きされる例は、同じ開発元から別のインストールセットとして提供される、それぞれ同一名の共通モジュールを含む、異なるPDLに対応したプリンタドライバである場合に起こり得る。また、OSが提供している別の機能モジュールを同梱しているといったような場合にも起こり得る。図15の例では、プリンタドライバ1501に含まれる“COLORMOD.DLL”のバージョンは1.9.0であり、プリンタドライバ1502に含まれる“COLORMOD.DLL”のバージョンは1.9.4である。プリンタドライバ1502がインストールされる際は、OS、あるいはインストーラの処理によってプリンタドライバ1501の“COLORMOD.DLL”が上書きされる。このようなPDL共通に使用される機能モジュールは、下位互換性を保つようになっているのが通常であるので、上書きインストール後も両プリンタドライバが正常に動作することになる。
しかし、上書きされた“COLORMOD.DLL”は、上書き前にその他のDLLなどからロードされている可能性があり、正常に上書き動作を完了するためにはOSの再起動を行う方がより安全である。このように、インストールするプリンタドライバ以外の構成ファイルであっても、ファイル名称が一致するような場合は再起動フラグをONにするといった処理も考えられる。
一方、別名称のモジュールはそもそも上書きされることがないし、また、共通モジュールではない、独立性の高いモジュールは、上書きしたとしても、他のモジュールからロードして掴まれていることもないため、再起動しなくても問題ない場合もある。
再起動が真に必要なモジュールが上書きされた場合に、再起動の要否をモジュールが上書きされたか否かに基づき判断し、再起動を行うよう装置を制御することで、再起動回数が減少する。ひいては、サーバなどの可用性(Availability)を向上することができるのである。
図16は上記変形例の処理を示すフローチャートである。本処理はステップS210において実行されることになる。
ステップS1601において、インストールしようとするすべてのファイルについて、インストールしようとする指定フォルダにすでに存在しているかどうかの確認が終わったか判定し、終了していれば、ステップS211へ進み、そうでなければ、続くステップS1602に進む。
ステップS1602において、インストールしようとする1ファイルについて、同一名称のファイルが指定フォルダに格納済みかを確認し、ファイル名称が一致しているファイルがあればステップS1604に進む。一方、一致しているファイルがなければステップS1603へ進み、次のインストールファイルへチェック対象をうつし、ステップS1601へ戻る。
ステップS1604では、ファイル名が一致した場合、ファイルバージョンの確認を行い、すでに指定フォルダに格納されているファイルの方が新しいバージョンをもっているか、あるいは同一のバージョンであれば、上書き処理を行わないので、ステップS1603へ戻る。一方、すでに指定フォルダに格納されているファイルの方が古いバージョンである場合は、インストール時に上書き処理が発生するので、再起動が必要であると判断し、ステップS212へ進む。
本フローチャートでは、ファイル上書き判断にファイルバージョンを用いたが、ファイルのタイムスタンプ情報を使用して判断するような例であっても構わない。
以上の処理により、インストーラがインストールしようとしているプリンタドライバでなくても、インストールされる構成ファイルが重複するような場合を想定しながら、適切な再起動判定処理を行うことができる。
ステップS301において、インストーラは、構成情報モジュールインストールフラグがYESか否かを判断する。そして、インストーラは、S301で構成情報モジュールインストールフラグがYESと判断したならば、ステップS302へ進み、構成情報モジュールインストール処理を行う。S302のインストール処理では、本発明のインストール手段の好適な一例であるインストーラは、OSが提供するAPIを使用して、OSのサービス停止処理、ファイルのコピー処理、プログラムのレジストリなどへの登録処理、そしてサービスの再開処理を一連のインストール処理として行う。本インストール処理の結果、使用されるAPIからの戻り値にリブートが必要なエラーコードが返ってくる場合には、構成情報リブートフラグとして、インストーラはOSに対してYESの値を格納するよう制御する。本フラグは、構成情報モジュールインストールの際、そのインストール状態を示す値として、インストール情報として記憶される。具体的には、インストーラは、OSに、OS内に定義されたレジストリ内にYESという値を格納させる制御を行う。
S302に続いて、S303では、インストーラは、上述のインストール処理の結果、OSのAPIの戻り値として、再起動が必要なことを示す戻り値があったか否かを判断する。ここで、構成情報インストールフラグがYESとされるのは、OSのAPIがインストールの際に、再起動が必要との返却値を返した場合のほか、スプールモニタ、ジョブ管理、デバイス管理などのサービスを提供するプロセスが、他のプロセスによって独占状態になっている状態を解消するために、OSを含むホストコンピュータを再起動して初期化する必要がある場合がある。
S303で、インストーラが、再起動が必要な戻り値があり、OSの再起動が必要であると判断した場合は、S304で、インストーラは、構成情報リブートフラグをYESとするようOSに命令し、S305に進む。もちろん、各フラグの書き込みはインストーラが独自に行ってもよい。一方、S303で、インストーラが、OSから再起動が必要なOSのAPIからの戻り値が無かったとインストーラが判断した場合は、そのままS305に進む。
S305では、指定フォルダに格納されているプリンタドライバから、S213で選択されたプリンタのモジュールを選んでインストール処理を行ない、S306に進む。S305では、具体的には、ファイルのコピー処理、OSが提供するAPIを使用したシステムへの登録処理が行われる。
S306では、インストーラは、プリンタドライバリブートフラグ又は、構成情報モジュールリブートフラグの少なくとも一つがYESか否かを判断する。つまり、本発明の判定手段の好適な一例であるインストーラは、ホストコンピュータ3000内の制御プログラムの好適な一例であるOSの再起動の要否を判定する。また、構成情報インストールモジュールフラグがYESになっている時には、インストール時に用いたOSのAPIの返り値を元に、制御プログラムの好適な一例としての印刷装置の状態管理サービスを提供するプログラムの再起動の要否を判定することを考えることが出来る。
図6はインストーラの表示画面を示す図である。図7は、インストーラの再起動指示入力画面を示す図である。S306で、プリンタドライバリブートフラグ、又は、構成情報モジュールリブートフラグのいずれかがYESであった場合には、再起動を要する旨を反映した指示画面を表示する。具体的には、図6のような画面を表示するようOSを制御する。この際、プリンタドライバリブートフラグの内容がYESであれば、本発明の表示制御手段の好適な一例であるインストーラは、S307に進んで図6の表示画面における選択肢601において再起動を行う選択肢をデフォルト(初期値)として設定して表示するようOSを制御する。S308でプリンタドライバリブートフラグの内容がNOであれば、インストーラは、図6の601において再起動を行わない旨を初期値として設定して表示するようOSに命令し、(図7)、ユーザの入力を待つ。つまり、インストーラ(表示制御手段)は、再起動を促す表示画面として、再起動の要否を指示選択可能な表示画面を、再起動を行う旨をデフォルトとして前記表示画面に設定して表示するようOSを制御し、再起動実行の指示入力を待つことになる。
ステップS309において、ユーザからの再起動要否の入力値を判定し、再起動を行うと選択された場合、ステップS310へ進みOSの再起動を行い、処理をおえる。一方、S309で再起動を行わないと選択された場合、そのまま処理を終える。
また、本発明の表示制御手段の好適な一例であるインストーラは、インストーラ(判定手段)が再起動画必要と判定した場合には、再起動を指示可能な表示画面を表示する制御を行ない、インストーラ(判定手段)が再起動が必要でないと判断した場合には、再起動を指示可能な画面を表示しないよう制御してもよい。
以上述べたように、例えば、OSの種別に応じて再起動の要否を判断するので、煩雑な実装を行うことなく、例えば、テーブルを参照することにより、再起動の要否を判断できる。また、例えば、OSのAPIからの戻り値によって、再起動の要否を判断することで、既存のAPIを活用でき、開発工数を削減することも出来る。
(第2実施形態)
図13は、図3に示す処理の変形例を示す図である。図2のS214までの処理は共通する。以下、第1実施形態と異なる部分を示す。
S1301からS1306は、図2に示す処理と変わりはないが、S1307,S1308が異なる。以下に説明する。
ステップS1301において、インストーラは、構成情報モジュールインストールフラグがYESか否かを判断する。そして、インストーラは、S1301で構成情報モジュールインストールフラグがYESと判断したならば、ステップS1302へ進み、構成情報モジュールインストール処理を行う。S1302のインストール処理では、本発明のインストール手段の好適な一例であるインストーラは、OSが提供するAPIを使用して、OSのサービス停止処理、ファイルのコピー処理、プログラムのレジストリなどへの登録処理、そしてサービスの再開処理が行われる。本インストール処理の結果、使用されるAPIからの戻り値にリブートが必要なエラーコードが返ってくる場合には、構成情報リブートフラグとして、インストーラはOSに対してYESの値を格納するよう制御する。これにより、インストール構成モジュールをインストールしたインストーラ(判定手段)は、インストール構成モジュールのインストール結果を取得し、プログラムモジュールのインストールの結果に応じて再起動の要否を判定することができる。本フラグは、構成情報モジュールインストールの際、そのインストール状態を示す値として、インストール情報として記憶される。具体的には、インストーラは、OSに、OS内に定義されたレジストリ内にYESという値を格納させる制御を行う。一方、S1301で、インストーラが、構成情報モジュールフラグがYESでないと判断した場合は、S1305へ進む。
話をS1302に戻す。S1302に続いて、S1303では、インストーラは、上述のインストール処理の結果、OSのAPIの戻り値として、再起動が必要なことを示す戻り値があったか否かを判断する。ここで、構成情報インストールフラグがYESとされるのは、OSのAPIがインストールの際に、再起動が必要との返却値を返した場合のほか、スプールモニタ、ジョブ管理、デバイス管理などのサービスを提供するプロセスが、他のプロセスによって独占状態になっている状態を解消するために、OSを含むホストコンピュータを再起動して初期化する必要がある場合がある。
S1303で、インストーラ(判定手段)が、再起動が必要な戻り値があり、OSの再起動が必要であると判定した場合は、S1304で、構成情報リブートフラグをYESとOSに命令し、S1305に進む。もちろん、各フラグの書き込みはインストーラが直接行ってもよい。
S1303でOSから再起動が必要なOSのAPIからの戻り値が無かったとインストーラが判断した場合は、そのままS1305に進む。S1305では、指定フォルダに格納されているプリンタドライバから、S213で選択されたプリンタのモジュールを選んでインストール処理を行ない、S1306に進む。S1305では、具体的には、ファイルのコピー、OSが提供するAPIを使用した、システムへの登録処理が行われる。
S1306では、インストーラは、プリンタドライバリブートフラグ又は、構成情報モジュールリブートフラグの少なくとも一つがYESか否かを判断する。つまり、本発明の判定手段の好適な一例であるインストーラは、ホストコンピュータ3000内の制御プログラムの好適な一例であるOSの再起動の要否を判定する。他に、制御プログラムの好適な一例として、構成情報インストールモジュールフラグがYESになっている時には、インストール時に用いたOSのAPIの返り値を元に、印刷装置の状態管理サービスを提供するプログラムの再起動を要否を判定することが出来る。
そして、S1306で、インストーラ(判定手段)が、プリンタドライバリブートフラグ又は、構成情報モジュールリブートフラグの少なくとも一つがYESであり、再起動が必要と判定した場合は、S1307に進み、ユーザの入力を待つことなく、インストーラが自動的にOSを再起動するよう制御し、処理を終了する。また、インストーラ(判定手段)が、プリンタドライバリブートフラグ又は、構成情報モジュールリブートフラグの両方がYESではなくOSの再起動が不要であると判断した場合は、S1308で再起動指示入力画面を表示することなく、インストール処理が適切に終了した旨をホストコンピュータ3000のCRTに表示して処理を終了する。
また、インストーラは、デバイスドライバと連携してプリンタの状況を取得するサービスと接続するインストール構成モジュールをインストールし、ホストコンピュータ3000内のOSのアプリケーション・プログラミング・インタフェースを介して再起動が必要である旨の応答を受けた場合に、再起動が必要であると判定するのである。サービスには、プリンタのステータス取得、消耗部材の有無、プリンタのネットワーク接続の状態、印刷枚数のカウントなどに関する部門管理の情報などが含まれる。
また、本実施形態にいう再起動は、ホストコンピュータが使用する電源ユニットの一部又は全部の再起動を行わせること含むが、OSのみの再起動、サービスを提供する制御プログラムの再起動をも含む。
つまり、プリンタドライバリブートフラグがYESの場合、ホストコンピュータの電源を落とさずにOSを再起動できる場合は、OSの再起動のみでインストール完了が可能である場合もある。また、構成情報リブートフラグがYESの場合は、サービスを提供する制御プログラムのみを再起動するだけでよい場合もある。
以上述べたように、インストーラが再起動が必要と判断した場合には、再起動を自動的に行うので、ユーザが煩わしい判断から解放される。さらに、インストーラが再起動が不要と判断した場合には、再起動を促す画面を表示しないので、ユーザは他の必要な作業を中断することなく続けることができるという効果がある。
(第3実施形態)
前述の第1実施形態においては、再起動の要/不要の判定結果を表示する方法においては、ラジオボタン601を用いて表示の初期値を変更することによって行われたが、本実施形態のように、再起動が必要である場合、ラジオボタン601に代わり、再起動を行う旨を示すメッセージを表示し、自動的に再起動を行い、一方、再起動が不要である場合は、再起動結果表示を割愛してインストール処理を終了するといった実施方法でも構わない。
このように、インストール後のOS再起動の要/不要判定については、複数の表示方法が考えられるので、これらの表示方法を変更する方法について、以下に示す。
図12は、インストーラを構成するファイルに含まれる設定ファイルの記述内容の一部を示す図である。この設定ファイルは、インストーラ起動時に読み込まれ、その動作方法を決定する。図に示すように、例えば、テキスト形式でプリンタドライバリブートフラグを「ShowReboot=1」のように、記載しても良いし、インストーラが管理するファイル内に内部情報としてバイナリとして保持してもよい。構成情報リブートフラグもプリンタドライバリブートフラグと全く同様に管理可能である。
以上のように、本発明によれば、インストール処理後の再起動が必要か必要でないかを判定し、その結果を最終画面に反映することで、ユーザの所望するインストーラを提供可能となる。
(他の実施の形態)
本実施形態における図2、3、13に示す処理が、外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータ3000、第2のホストコンピュータ3001、プリントサイト109それぞれにより遂行されてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群をホストコンピュータに供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、又は、外部サーバ(図示省略)からダウンロードすることで、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、たとえば、フロッピィーディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、DVD、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

Claims (15)

  1. デバイスドライバを搭載可能な情報処理装置の制御方法であって、
    デバイスドライバをインストールするインストール工程と、
    前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内の制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程と、
    前記判定工程において再起動が必要であると判断された場合には、再起動を促す表示画面を表示する制御を行う表示制御工程を有することを特徴とする制御方法。
  2. 前記表示制御工程では、前記判定工程において再起動が必要であると判断された場合には、再起動を指示可能な表示画面を表示する制御を行ない、前記判定工程において再起動が必要でないと判断された場合には、再起動を指示可能な画面を表示しない制御を行うこと特徴とする請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記再起動を促す表示画面は、再起動の要否を指示選択可能な表示画面であって、再起動を行う旨がデフォルトとして前記表示画面に設定され、再起動実行の指示入力を待つ画面であることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御方法。
  4. デバイスドライバが搭載可能な情報処理装置の制御方法であって、
    デバイスドライバをインストールするインストール工程と、
    前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内にある制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程と、前記判定工程において再起動が必要であると判定された場合には、自動的に再起動を行うことを特徴とする制御方法。
  5. インストール対象となるデバイスドライバが前記情報処理装置内に存在するか否かを認識するドライバ認識工程をさらに有し、
    前記判定工程は、前記ドライバ認識工程でインストール対象となるデバイスドライバが前記情報処理装置内に存在すると認識された場合は、再起動が必要であると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の制御方法。
  6. 前記ドライバ認識工程では、インストール対象となるデバイスドライバを、外部からの選択指示の入力に基づいて認識し、該認識されたデバイスドライバが、前記情報処理装置内に存在するか否かを認識することを特徴とする請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記判定工程は、前記ドライバ認識工程でインストール対象となるデバイスドライバの構成モジュールが前記情報処理装置内に存在すると認識された場合は、その新旧を判定し、インストール対象となるデバイスドライバの構成モジュールをインストールする場合は再起動が必要であると判定することを特徴とする請求項1乃至4に記載の制御方法。
  8. 前記判定工程では、インストール処理対象となるデバイスドライバが対応するOSの種別により、再起動の要否を判定することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の制御方法。
  9. 前記インストール工程では、デバイスドライバと連携してサービスと接続を行うプログラムモジュールのインストールをさらに行ない、
    前記判定工程では、前記プログラムモジュールのインストールの結果に応じて再起動の要否を判定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の制御方法。
  10. 前記プログラムモジュールは、デバイスの状況を取得するサービスと接続するものであって、
    前記判定工程では、前記情報処理装置内のOSの前記アプリケーション・プログラミング・インタフェースを介して再起動が必要である旨の応答を受けた場合に、再起動が必要であると判定することを特徴とする請求項9に記載の制御方法。
  11. 前記再起動とは、前記情報処理装置が使用する電源ユニットの一部又は全部の再起動を行わせること含む請求項1乃至10のいずれかに記載の制御方法。
  12. デバイスドライバを搭載可能な情報処理装置において実行される制御プログラムであって、デバイスドライバをインストールするインストール工程と、
    前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内の制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程と、
    前記判定工程において再起動が必要であると判断された場合には、再起動を促す表示画面を表示する制御を行う表示制御工程と、
    を情報処理装置に実行させることを特徴とする制御プログラム。
  13. デバイスドライバが搭載可能な情報処理装置において実行される制御プログラムであって、デバイスドライバをインストールするインストール工程と、
    前記インストール工程においてデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内にある制御プログラムの再起動の要否を判定する判定工程とを情報処理装置に実行させ、
    前記判定工程において再起動が必要であると判定された場合には、自動的に再起動を行うよう情報処理装置を実行することを特徴とする制御プログラム。
  14. デバイスドライバを搭載可能な情報処理装置であって、
    デバイスドライバをインストールするインストール手段と、
    前記インストール手段がデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内の制御プログラムの再起動の要否を判定する判定手段と、
    前記判定手段が、再起動が必要であると判断した場合には、再起動を促す表示画面を表示する制御を行う表示制御手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  15. デバイスドライバが搭載可能な情報処理装置であって、
    デバイスドライバをインストールするインストール手段と、
    前記インストール手段がデバイスドライバをインストールするに際し前記情報処理装置内にある制御プログラムの再起動の要否を判定する判定手段と、
    前記判定手段が再起動が必要であると判定した場合には、自動的に再起動を行うことを特徴とする情報処理装置。
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